JP2002220357A - イソロンギホラノールの製造方法 - Google Patents

イソロンギホラノールの製造方法

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JP2002220357A
JP2002220357A JP2001380219A JP2001380219A JP2002220357A JP 2002220357 A JP2002220357 A JP 2002220357A JP 2001380219 A JP2001380219 A JP 2001380219A JP 2001380219 A JP2001380219 A JP 2001380219A JP 2002220357 A JP2002220357 A JP 2002220357A
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oil
methyl
isolongifolenol
acetate
isolongifolene
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Ingo Woehrle
インゴ・ベールレ
Jurgen Nienhaus
ユルゲン・ニエンハウス
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Haarmann and Reimer GmbH
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Haarmann and Reimer GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト効果のある出発物質から工業的規模で
実現することができる効率の良い信頼性のあるイソロン
ギホラノールの製造方法を提供する。 【解決手段】 a)イソロンギホレンをエポキシド化し
てイソロンギホレンオキシドを得、b)塩基の存在下に
イソロンギホレンオキシドを転位させてイソロンギホレ
ノールを得、そして c)イソロンギホレノールを還元
してイソロンギホラノールを得ることを含んでなるイソ
ロンギホラノールの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化合物イソロンギホ
ラノール(isolongifolanol)(IUP
AC名称:2,2,7,7,−テトラメチルトリシクロ
[6.2.1.0 1.6]ウンデカン−6−オール)及び
イソロンギホレノール(isolongifoleno
l)(1,3,4,5,6,8a−ヘキサヒドロ−1,
1,5,5,−テトラメチル−2,4a−メタノナフタ
レン−8a(2H)−オール;IUPAC名称:2,
2,7,7,−テトラメチルトリシクロ[6.2.1.
1.6]ウンデク−4−エン−6−オール)の製造及び
機能的香粧品(functional perfume
ry)及びファイン香粧品(fine perfume
ry)におけるフレグランス(fragrances)
又は芳香物質(aroma substances)と
してのそれらの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】興味ある香りのノート(scent n
otes)を有する新規なフレグランス、特に追加の効
用を有するフレグランスに対する恒常的な要求がある。
この要求は、変化するトレンド及びファッションに適合
するべき必要及び天然のフレグランスの現存の多彩性
(pallete)を補充するための関連した必要から
生じる。更に、一般に、有利にかつ均一な品質で製造す
ることができる合成フレグランスに対する恒常的要求が
ある。これらの物質はできるかぎり快い且つ自然な匂い
プロフィルを有するべきである。
【0003】天然のパッチュリ油(patchouli
oils)の極めて変動性の価格及び品質の故に、コ
スト効果のある出発物質からの効率のよい合成において
製造することができ、そして更に調香師(perfum
er)の独創的な香り特性を有する調香師の組成物の可
能性を広げることができるパッチュリ性(patcho
uli character)及びウッディ−土様ノー
ト(woody−earthy notes)を有する
合成化合物に対する切迫した要求がある。
【0004】イソロンギホラノール(4)は特公昭58
/022450号及び特公昭60/010007号から
知られている。しかしながら、この化合物はそれらに記
載の方法では、多成分混合物中のイソロンギホレンオキ
シド(2)の水素化により5%の含有率でのみ得られ
る。
【0005】J.Agric.Food.Chem.1
994,42,138−142は、水素化アルミニウム
リチウムとイソロンギホレンオキシド(2)の反応を記
載している。この方法では、76%の収率で少量の(<
100mg)イソロンギホラノール(4)が得られた。
この方法の欠点は還元剤の価格及び水素化アルミニウム
リチウムの取り扱いに関連した安全の問題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、コストのある出発物質から工業的規模で実現するこ
とができる効率の良い信頼性のある合成において化合物
(4)を製造することであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、下記
のプロセス段階: a)イソロンギホレン(1)をエポキシド化してイソロ
ンギホレンオキシド(2)を得、 b)塩基の存在下にイソロンギホレンオキシド(2)を
転位させてイソロンギホレノール(3)を得、そして c)イソロンギホレノール(3)を還元してイソロンギ
ホラノール(4)を得る、 ことを特徴とするイソロンギホラノール(4)の製造方
法を提供する。
【0008】
【発明の詳しい記述】下記式は本発明を説明することが
できる:
【0009】
【化5】
【0010】第1段階において、イソロンギホレン
(1)を既知の方法で、例えば過酢酸と反応させてイソ
ロンギホレンオキシド(2)を得ることができる(Te
trahedron Lett.1964,8,41
7;J.Org.Chem.1970,35,117
2)。
【0011】第2段階において、エポキシド(2)を熱
的及び化学的に不活性な溶媒中で強塩基の存在下に転位
させてイソロンギホレノール(3)を得ることができ
る。
【0012】転位を有利に行うことができる条件は、例
えば、Helv.Chim.Acta 1967,5
0,153;Synthesis 1972,194及
びTetrahedron 1983,39,2323
に示されている。概説は、Larock,Compre
hensive Organic Transform
ations,VCH,1989,117−118に示
されている。
【0013】強塩基は、典型的には、アルカリ金属アル
コキシド、アルカリ土類金属アルコキシド及び軽金属ア
ルコキシド、又はアルカリ金属アミド、アルカリ土類金
属アミド及び軽金属アミドである。
【0014】本発明の目的には、軽金属は特にアルミニ
ウム、チタン及びベリリウムである。
【0015】メトキシド及びエトキシドのような分岐し
ていない金属アルコキシドによる転位が非常に高い選択
性でイソロンギホレノールを生成させることは特に驚く
べきことである。これらの塩基を使用して、エポキシド
は典型的には対応するビシナル(vicinal)ヒド
ロキシアルキルエーテルを生成する(Chem.Re
v.1959,737)。
【0016】挙げることができる塩基の例は、リチウム
ジエチルアミド、リチウムn−ジプロピルアミド、リチ
ウムジイソプロピルアミド、リチウムn−ジブチルアミ
ド、リチウムエチレンジアミド、リン酸三リチウム、水
素化ナトリウム、水素化カリウム、ジエチルアルミニウ
ム2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、カリウム
tert−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシ
ド、リチウムtert−ブトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウムエトキシド、リチウムエトキシド、ナト
リウムメトキシド、カリウムメトキシド、リチウムメト
キシド、ナトリウムイソプロポキシド、カリウムイソプ
ロポキシド、リチウムイソプロポキシド、マグネシウム
エトキシド、マグネシウムメトキシド、カルシウムエト
キシド及びカルシウムメトキシドである。
【0017】好ましい塩基は1〜6個の炭素原子を有す
るリチウム、ナトリウム及びカリウムのアルコキシドで
ある。
【0018】ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、ナトリウムイソプロポキシド、ナトリウムter
t−ブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキ
シド、カリウムイソプロポキシド、カリウムtert−
ブトキシド、リチウムメトキシド、リチウムエトキシ
ド、リチウムイソプロポキシド及びリチウムtert−
ブトキシドが更に好ましい。
【0019】0.3〜2.5モル当量の塩基、好ましく
は0.6〜1.8当量、更に好ましくは0.8〜1.4
当量が使用される。当量はここではエポキシド2の含有
率を基準としている。
【0020】反応は多数の溶媒中で行うことができる。
一般に、非極性又は非プロトン性極性溶媒が適当であ
る。
【0021】挙げることができる溶媒は、開鎖(open-ch
ain)又は環状ジアルキル又はアルキルアリールエーテ
ル、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
アニソール、6〜10個の炭素原子を有する脂肪族又は
芳香族炭化水素、例えば、シクロヘキサン、n−ヘプタ
ン、イソオクタン、トルエン、エチルベンゼン、キシレ
ン、開鎖又は環状N,N−ジ−低級アルキルカルボキサ
ミド、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリジノ
ン、又はスルホキシド、例えばジメチルスルホキシド及
びジエチルスルホキシドである。
【0022】好ましい溶媒は7〜9個の炭素原子を有す
る芳香族炭化水素、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロ
リジノン、N−エチルピロリジノン、N−メチルバレロ
ラクタム、N−メチルカプロラクタム、ジメチルスルホ
キシド、キシレン及びアニソールである。
【0023】更に好ましい溶媒はN,N−ジメチルホル
ムアミド、N−メチル−2−ピロリジノン、ジメチルス
ルホキシド、キシレン及びアニソールである。
【0024】転位は0〜250℃の温度範囲内、好まし
くは50〜220℃の範囲内、更に好ましくは80〜1
90℃の範囲内で行うことができる。
【0025】反応は0〜200バールで行うことがで
き、好ましい圧力は1〜50バールの範囲内にある。
【0026】第3段階における3の4への還元は有利に
は水素雰囲気中で水素化触媒の上で行われる。適当な水
素化触媒は、例えば、元素の周期律表の遷移族(tra
nsition group)8の元素である。元素の
ニッケル、パラジウム、白金、ロジウム、イリジウム、
ルテニウム及びその混合物、化合物及び合金がここでは
特に有利である。これらの触媒は、例えば、微細に分割
された形態で、担体に適用されて又は他の金属もしくは
その化合物と一緒に使用することができる。
【0027】挙げることができる有利な担体材料は活性
炭、酸化アルミニウム、金属酸化物、シリカゲル、ゼオ
ライト、クレー、クレー顆粒(clay granul
es)、無定形ケイ酸アルミニウム、又は他の無機もし
くはポリマー担体である。
【0028】水素化反応中の水素圧は1〜200バール
の範囲内、好ましくは1〜100バールの範囲内、更に
好ましくは5〜50バールの範囲内にある。
【0029】イソロンギホラノール(4)は慣用の方
法、例えば蒸留又は結晶化により精製することができ
る。
【0030】本発明に従う方法により製造される化合物
4はフレグランスでありそして複雑な匂い特性を有す
る。パッチュリノート及びウッドノートの外に、それは
樟脳性(camphoraceous)ノート、アンバ
ーグリス(ambergris)ノート及びグリーン
(green)ノートを有する。ウッディ及びスパイシ
ー(spicy)組成物への導入は有利でありそして天
然パッチュリ油の優れたリクリエーション(recreation)
も4により可能である。
【0031】本発明の更なる部分は構造式:
【0032】
【化6】
【0033】のイソロンギホレノールに関する。
【0034】本発明に従う化合物、イソロンギホレノー
ル(3)は顕著な(notable)且つ複雑な(co
mplex)匂い特性を有する。特に必要なパッチュリ
ノート及びウッドノートの外に、それは強力な土様−樟
脳性の(earthy−camphoraceous)
及びコケのような−強く鼻を刺す(mossy−acr
id)特徴(aspects)も有する。この物質は創
造性及び自然の性質により及び良好な持久力(stay
ing power)と組み合わさった非常に高い強度
により区別される。
【0035】驚くべきことに、イソロンギホレノール
(3)は、その非常により多い土様の匂い(very
much earthier odor)及びより強い
パッチュリの典型的な性質によってイソロンギホラノー
ル(4)とは匂いの点で有意に異なる。
【0036】本発明に従うイソロンギホレノール(3)
は慣用の方法、例えば蒸留又は結晶化により精製するこ
とができる。
【0037】本発明に従うイソロンギホレノール(3)
を使用することにより、一般に、低い濃度ですら、得ら
れるフレグランス組成物(fragrance com
positions)においてファインなウッディ−土
様パッチュリノート(fine,woody−eart
hy patchouli notes)を達成するこ
とが可能であり、その際全体の匂いの印象は顕著に調和
される。ウッディ、シプレ(chypre)、オリエン
タル及びスパイシー組成物への導入は特に有効である。
より高い濃度では、天然のパッチュリ油の優れたリクリ
エーションが可能である。
【0038】本発明に従うイソロンギホレノール(3)
は多数の製品中の個々の物質としてここで使用すること
ができ;それは新しいタイプのフレグランス組成物を得
るために他のフレグランスと特に有利に組み合わること
ができる。
【0039】本発明に従うイソロンギホレノール(3)
及びそれから製造することができるイソロンギホラノー
ル(4)と有利に組み合わせることができるフレグラン
スの例は、例えば、S.Arctander,Perf
ume and Flavor Materials,
Vol.I and II,Montclair,N.
J.,1969,published private
ly or K.Bauer,D.Garbe and
H.Surburg,Common Fragran
ce and Flavor Materials,3
rd ED.,Wiley−VCH,Weinheim
1997に示される。
【0040】挙げることができる個々の例は:天然の原
料からの抽出物、例えば精油、コンクリート(conc
retes)、アブソリュート(absolute
s)、樹脂、レジノイド、バルサム、チンキ(tict
ures)、例えば、アンバーグリスチンキ(ambe
rgristincture)、アミリス油(amyr
is oil)、アンゲリカ種子油(angelica
seed oil)、アンゲリカ根油(angeli
ca root oil)、アニス油(aniseed
oil)、吉草油(varelian oil)、バ
ジル油(basil oil)、ウッドモスアブソリュ
ート(wood moss absolutes)、ベ
イ油(bay oil)、ヨモギ油(mugwort
oil)、ベンゾイン樹脂(benzoinresi
n)、ベルガモット油(bergamot oil)、
ミツロウアブソリュート(beeswax absol
ute)、カンバタール油(birch tar oi
l)、ビターアーモンド油(bitter almon
d oil)、セイボリー油(savory oi
l)、ブッコ葉油(bucco leaf oil)、
カブリューバ油(cabreuva oil)、トショ
ウ油(cade oil)、カルムス油(calmus
oil)、ショウノウ油(camphor oi
l)、カナンガ油(cananga oil)、カルダ
モン油(cardamon oil)、カスカリラ油
(cascarilla oil)、カッシャ油(ca
ssia oil)、カッシャアブソリュート(cas
sia absolute)、カストリュームアブソリ
ュート(castoreum absolute)、シ
ダーリーフ油(cedar leaf oil)、シダ
ーウッド油(cedarwood oil)、ゴジアオ
イ油(cistus oil)、シトロネラ油(cit
ronella oil)、レモン油(lemon o
il)、コパイババルサム(copaiva bals
am)、コパイババルサム油(copaiva bal
sam oil)、コエンドロ油(coriander
oil)、コスタスルート(costus root
oil)、クミン油(cumin oil)、シプレス
油(cypress oil)、ダバナ油(davan
a oil)、イノンドハーブ油(dill herb
oil)、イノンド種子油(dill seed o
il)、オードブルアブソリュート(eau de b
routs absolute)、オークモスアブソリ
ュート(oakmoss absolute)、エレミ
油(elemi oil)、エストラゴン油(estr
agon oil)、ユーカリプトスシトリオドラ油
(eucalyptus citriodora oi
l)、ユーカリ油(eucalyptus oil)、
ウイキョウ油(fenneloil)、トウヒ葉油(s
pruce needle oil)、ガルバナム油
(galbanum oil)、ガルバナム樹脂(ga
lbanum resin)、ゼラニウム油(gera
nium oil)、グレープフルーツ油(grape
fruit oil)、グアヤックウッド油(guai
ac woodoil)、ガージャンバルサム(gur
jun balsam)、ガージャンバルサム油(gu
rjun balsam oil)、ムギワラギクアブ
ソリュート(helichrysum absolut
e)、ムギワラギク油(helichrysum oi
l)、ショウガ油(ginger oil)、イリス根
アブソリュート(iris root absolut
e)、イリス根油(iris root oil)、ジ
ャスミンアブソリュート(jasmine absol
ute)、ショウブ油(calamus oil)、ブ
ルーカモミル油(blue camomile oi
l)、ローマカモミル油(Roman camomil
e oil)、ニンジン種子油(carrot see
d oil)、カスカリラ油(cascarilla
oil)、松葉油(pine needle oi
l)、スペアミント油(spearmint oi
l)、キャラウェー油(caraway oil)、ラ
ブダナム油(labdanum oil)、ラブダナム
アブソリュート(labdanum absolut
e)、ラブダナム樹脂(labdanum resi
n)、ラバンジンアブソリュート(lavandin
absolute)、ラバンジン油(lavandin
oil)、ラベンダーアブソリュート(lavend
er absolute)、ラベンダー油(laven
der oil)、レモングラス油(lemongra
ss oil)、ロベージ油(lovage oi
l)、蒸留ライム油(distilled lime
oil)、圧搾ライム油(pressed limeo
il)、リナロエ油(linaloe oil)、リト
セアキュベバ油(litsea cubeba oi
l)、ベイリーフ油(bayleaf oil)、メー
ス油(mace oil)、マヨラナ油(marjor
am oil)、マンダリン油(mandarin o
il)、マッソイバーク油(massoibark o
il)、ミモザアブソリュート(mimosa abs
olute)、ジャコウ種子油(musk seed
oil)、ジャコウチンキ(musk tinctur
e)、サルビア油(clary sage oil)、
ナツメグ油(nutmeg oil)、ミルラアブソリ
ュート(myrrh absolute)、ミルラ油
(myrrh oil)、ミルテ油(myrtleoi
l)、丁子葉油(clove leaf oil)、丁
子花油(cloveflower oil)、ネロリ油
(neroli oil)、乳香アブソリュート(ol
ibanum absolute)、乳香油(olib
anumoil)、ビャクシコウ油(opopanax
oil)、オレンジフラワーアブソリュート(ora
nge−flower absolute)、オレンジ
油(orange oil)、オリガナム油(orig
anum oil)、パルマローザ油(palmaro
sa oil)、パッチュリ油(patchouli
oil)、エゴマ油(perilla oil)、ペル
ーバルサム油(Peruvian balsam oi
l)、パセリ葉油(parsley leaf oi
l)、パセリ種子油(parsley seed oi
l)、プチグレイン油(petitgrain oi
l)、ハッカ油(peppermintoil)、胡椒
油(pepper oil)、ピメント油(pimen
to oil)、パイン油(pine oil)、ペニ
ローヤル油(pennyroyal oil)、ローズ
アブソリュート(rose absolute)、ボア
ドローズ油(rosewood oil)、バラ油(r
ose oil)、ローズマリー油(rosemary
oil)、ダルマチアサルビア油(Dalmatio
n sage oil)、スペインサルビア油(Spa
nish sageoil)、白檀油(sandalw
ood oil)、セロリ種子油(celery se
ed oil)、スパイクラベンダー油(spike
lavender oil)、日本アニス油(Japa
nese anise oil)、エゴ油(styra
x oil)、センジュギク油(tagetes oi
l)、モミ葉油(fir needle oil)、テ
ィ−ツリー油(tea−tree oil)、テレビン
油(turpentine oil)、タイム油(th
yme oil)、トルーバルサム(Tolu bal
sam)、トンカアブソリュート(tonka abs
olute)、チュベローズアブソリュート(tube
rose absolute)、バニラ抽出物(van
illa extract)、バイオレットリーフアブ
ソリュート(violet leafabsolut
e)、ベルベナ油(verbena oil)、ベチバ
油(vetiver oil)、杜松油(junipe
r oil)、ぶどう酒粕油(wine lees o
il)、アブサン油(absinthe oil)、ウ
インターグリーン油(wintergreen oi
l)、イランイラン油(ylang oil)、ヒソッ
プ油(hissop oil)、シベットアブソリュー
ト(civet absolute)、肉桂葉油(ci
nnamon leaf oil)、桂皮油(cinn
amon bark oil)、及びそれらのフラクシ
ョン、又はそれらから単離された成分;下記の群、即
ち、炭化水素、例えば、3−カレン、α−ピネン、β−
ピネン、α−テルピネン、γ−テルピネン、p−シメ
ン、ビサボレン、カンフェン、カリオフィレン、セドレ
ン、ファルネセン、リモネン、ロンギホレン、ミルセ
ン、オシメン、バレンセン(valencene)、
(E,Z)−1,3,5−ウンデカトリエン;脂肪族ア
ルコール、例えば、ヘキサノール、オクタノール、3−
オクタノール、2,6−ジメチルヘプタノール、2−メ
チルヘプタノール、2−メチルオクタノール、(E)−
2−ヘキセノール、(E)−及び(Z)−3−ヘキセノ
ール、1−オクテン−3−オール、3,4,5,6,6
−ペンタメチル−3/4−ヘプテン−2−オール及び
3,5,6,6−テトラメチル−4−メチレンヘプタン
−2−オールの混合物、(E,Z)−2,6−ノナジエ
ノール、3,7−ジメチル−7−メトキシオクタン−2
−オール、9−デセノール、10−ウンデセノール、4
−メチル−3−デセン−5−オール;脂肪族アルデヒド
及びその1,4−ジオキサシクロアルケン−2−オン、
例えば、ヘキサナール、ヘプタナール、オクタナール、
ノナナール、デカナール、ウンデカナール、ドデカナー
ル、トリデカナール、2−メチルオクタナール、2−メ
チルノナナール、(E)−2−ヘキセナール、(Z)−
4−ヘプテナール、2,6−ジメチル−5−ヘプテナー
ル、10−ウンデセナール、(E)−4−デセナール、
2−ドデセナール、2,6,10−トリメチル−5,9
−ウンデカジエナール、ヘプタナールジエチルアセター
ル、1,1−ジメトキシ−2,2,5−トリメチル−4
−ヘキセン、シトロネリルオキシアセトアルデヒド;脂
肪族ケトン及びそのオキシム、例えば、2−ヘプタノ
ン、2−オクタノン、3−オクタノン、2−ノナノン、
5−メチル−3−ヘプタノン、5−メチル−3−ヘプタ
ノンオキシム、2,4,4,7−テトラメチル−6−オ
クテン−3−オン;脂肪族硫黄含有化合物、例えば、3
−メチルチオヘキサノール、3−メチルチオヘキシルア
セテート、3−メルカプトヘキサノール、3−メルカプ
トヘキシルアセテート、3−メルカプトヘキシルブチレ
ート、3−アセチルチオヘキシルアセテート、1−メン
テン−8−チオール;脂肪族ニトリル、例えば、2−ノ
ネンニトリル、2−トリデセンニトリル、2,12−ト
リデカジエンニトリル、3,7−ジメチル−2,6−オ
クタジエンニトリル、3,7−ジメチル−6−オクテン
ニトリル;脂肪族カルボン酸及びそのエステル、例え
ば、(E)−及び(Z)−3−ヘキセニルホルメート、
エチルアセトアセテート、イソアミルアセテート、ヘキ
シルアセテート、3,5,5−トリメチルヘキシルアセ
テート、3−メチル−2−ブテニルアセテート、(E)
−2−ヘキセニルアセテート、(E)−及び(Z)−3
−ヘキセニルアセテート、オクチルアセテート、3−オ
クチルアセテート、1−オクテン−3−イルアセテー
ト、エチルブチレート、ブチルブチレート、イソアミル
ブチレート、ヘキシルブチレート、(E)−及び(Z)
−3−ヘキセニルイソブチレート、ヘキシルクロトネー
ト、エチルイソバレレート、エチル2−メチルペンタノ
エート、エチルヘキサノエート、アリルヘキサノエー
ト、エチルヘプタノエート、アリルヘプタノエート、エ
チルオクタノエート、エチル(E,Z)−2,4−デカ
ジエノエート、メチル−2−オクチノエート、メチル−
2−ノニノエート、アリル−2−イソアミルオキシアセ
テート、メチル3,7−ジメチル−2,6−オクタジエ
ノエート;非環状テルペンアルコール、例えば、シトロ
ネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、ラバ
ンズロール、ネロリドール、ファルネソール、テトラヒ
ドロリナロール、テトラヒドロゲラニオール、2,6−
ジメチル−7−オクテン−2−オール、2,6−ジメチ
ルオクタン−2−オール、2−メチル−6−メチレン−
7−オクテン−2−オール、2,6−ジメチル−5,7
−オクタジエン−2−オール、2,6−ジメチル−3,
5−オクタジエン−2−オール、3,7−ジメチル−
4,6−オクタジエン−3−オール、3,7−ジメチル
−1,5,7−オクタトリエン−3−オール、2,6−
ジメチル−2,5,7−オクタトリエン−1−オール、
及びそれらのホルメート、アセテート、プロピオネー
ト、イソブチレート、ブチレート、イソバレレート、ペ
ンタノエート、ヘキサノエート、クロトネート、チグリ
ネート、3−メチル−2−ブテノエート;非環状テルペ
ンアルデヒド及びケトン、例えば、ゲラニアール、ネラ
ール、シトロネラール、7−ヒドロキシ−3,7−ジメ
チルオクタナール、7−メトキシ−3,7−ジメチルオ
クタナール、2,6,10−トリメチル−9−ウンデセ
ナール、ゲラニルアセトン、並びにゲラニアール、ネラ
ール、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナール
のジメチル及びジエチルアセタール;環状テルペンアル
コール、例えば、メントール、イソプレゴール、α−テ
ルピネオール、テルピネオール−4、メンタン−8−オ
ール、メンタン−1−オール、メンタン−7−オール、
ボルネオール、イソボルネオール、リナロールオキシ
ド、ノポール、セドロール、アンブリノール、ベチベロ
ール、グアイオール(guaiol)、及びそれらのホ
ルメート、アセテート、プロピオネート、イソブチレー
ト、ブチレート、イソバレレート、ペンタノエート、ヘ
キサノエート、クロトネート、チグリネート、3−メチ
ル−2−ブテノエート;環状テルペンアルデヒド及びケ
トン、例えば、メントン、イソメントン、8−メルカプ
トメンタン−3−オン、カルボン、樟脳、フェンチョ
ン、α−ヨノン、β−ヨノン、α−n−メチルヨノン、
β−n−メチルヨノン、α−イソメチルヨノン、β−イ
ソメチルヨノン、α−イロン、α−ダマスコーン(al
pha−damascone)、β−ダマスコーン、β
−ダマセノン(beta−damascenone)、
δ−ダマスコーン、γ−ダマスコーン、1−(2,4,
4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−2
−ブテン−1−オン、1,3,4,6,7,8a−ヘキ
サヒドロ−1,1,5,5−テトラメチル−2H−2,
4a−メタノナフタレン−8(5H)−オン、ノートカ
トン(nootkatone)、ジヒドロノートカト
ン、α−シネンサール(alpha−sinensa
l)、β−シネンサール、アセチル化シダーウッド油
(メチルセドリルケトン);環状アルコール、例えば、
4−tert−ブチルシクロヘキサノール、3,3,5
−トリメチルシクロヘキサノール、3−イソカンフィル
シクロヘキサノール、2,6,9−トリメチル−Z2、
Z5、E9−シクロドデカトリエン−1−オール、2−
イソブチル−4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−
4−オール;環状脂肪族アルコール、例えば、α−3,
3−トリメチルシクロヘキシルメタノール、2−メチル
−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペント−
1−イル)ブタノール、2−メチル−4−(2,2,3
−トリメチル−3−シクロペント−1−イル)−2−ブ
テン−1−オール、2−エチル−4−(2,2,3−ト
リメチル−3−シクロペント−1−イル)−2−ブテン
−1−オール、3−メチル−5−(2,2,3−トリメ
チル−3−シクロペント−1−イル)ペンタン2−オー
ル、3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−
シクロペント−1−イル)−4−ペンテン−2−オー
ル、3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル
−3−シクロペント−1−イル)−4−ペンテン−2−
オール、1−(2,2,6−トリメチルシクロヘキシ
ル)ペンタン−3−オール、1−(2,2,6−トリメ
チルシクロヘキシル)ヘキサン−3−オール;環状及び
環状脂肪族エーテル,例えば、シネオール、セドリルメ
チルエーテル、シクロドデシルメチルエーテル、(エト
キシメトキシ)シクロドデカン、α−セドレンエポキシ
ド、3a,6,6,9a−テトラメチルドデカヒドロナ
フト[2,1−b]フラン、3a−エチル−6,6,9
a−トリメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラ
ン、1,5,9−トリメチル−13−オキサビシクロ
[10.1.0]トリデカ−4,8−ジエン、ローズオ
キシト(rose oxide)、2−(2,4−ジメ
チル−3−シクロヘキセン−1−イル)−5−メチル−
5−(1−メチルプロピル)−1,3−ジオキサン;環
状ケトン、例えば、4−tert−ブチルシクロヘキサ
ノン、2,2,5−トリメチル−5−ペンチルシクロペ
ンタノン、2−ヘプチルシクロペンタノン、2−ペンチ
ルシクロペンタノン、2−ヒドロキシ−3−メチル−2
−シクロペンテン−1−オン、3−メチル−シス−2−
ペンテン−1−イル−2−シクロペンテン−1−オン、
3−メチル−2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−
オン、3−メチル−4−シクロペンタデセノン、3−メ
チル−5−シクロペンタデセノン、3−メチルシクロペ
ンタデカノン、4−(1−エトキシビニル)−3,3,
5,5−テトラメチルシクロヘキサノン、4−tert
−ペンチルシクロヘキサノン、5−シクロヘキサデセン
−1−オン、6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−
ペンタメチル−4(5H)−インダノン、5−シクロヘ
キサデセン−1−オン、8−シクロヘキサデセン−1−
オン、9−シクロヘプタデセン−1−オン、シクロペン
タデカノン;環状脂肪族アルデヒド、例えば、2,4−
ジメチル−3−シクロヘキセンカルブアルデヒド、2−
メチル−4−(2,2,6−トリメチル−シクロヘキセ
ン−1−イル)−2−ブテナール、4−(4−ヒドロキ
シ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセンカルブ
アルデヒド、4−(4−メチル−3−ペンテン−1−イ
ル)−3−シクロヘキセンカルブアルデヒド;環状脂肪
族ケトン、例えば、1−(3,3−ジメチルシクロヘキ
シル)−4−ペンテン−1−オン、1−(5,5−ジメ
チル−1−シクロヘキセン−1−イル)−4−ペンテン
−1−オン、2,3,8,8−テトラメチル−1,2,
3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−2−ナフタレ
ニルメチルケトン、メチル−2,6,10−トリメチル
−2,5,9−シクロドテカトリエニルケトン、ter
t−ブチル2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1
−イルケトン;環状アルコールのエステル、例えば、2
−tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、4−t
ert−ブチルシクロヘキシルアセテート、2−ter
t−ペンチルシクロヘキシルアセテート、4−tert
−ペンチルシクロヘキシルアセテート、デカヒドロ−2
−ナフチルアセテート、3−ペンチルテトラヒドロ−2
H−ピラン−4−イルアセテート、デカヒドロ−2,
5,5,8a−テトラメチル−2−ナフチルアセテー
ト、4,7−メタノ−3a,4,5,6,7,7a−ヘ
キサヒドロ−5もしくは6−インデニルアセテート、
4,7−メタノ−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサ
ヒドロ−5もしくは6−インデニルプロピオネート、
4,7−メタノ−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサ
ヒドロ−5もしくは6−インデニルイソブチレート、
4,7−メタノオクタヒドロ−5もしくは6−インデニ
ルアセテート、環状脂肪族カルボン酸のエステル、例え
ば、アリル−3−シクロヘキシルプロピオネート、アリ
ルシクロヘキシルオキシアセテート、メチルジヒドロジ
ャスモネート、メチルジャスモネート、メチル−2−ヘ
キシル−3−オキソシクロペンタンカルボキシレート、
エチル2−エチル−6,6−ジメチル−2−シクロヘキ
センカルボキシレート、エチル2,3,6,6−テトラ
メチル−2−シクロヘキセンカルボキシレート、エチル
2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−アセテート;
芳香族炭化水素、例えば、スチレン及びジフェニルメタ
ン;芳香脂肪族(araliphatic)アルコー
ル、例えば、ベンジルアルコール、1−フェニルエチル
アルコール、2−フェニルエチルアルコール、3−フェ
ニルプロパノール、2−フェニルプロパノール、2−フ
ェノキシエタノール、2,2−ジメチル−3−フェニル
プロパノール、2,2−ジメチル−3−(3−メチルフ
ェニル)プロパノール、1,1−ジメチル−2−フェニ
ルエチルアルコール、1,1−ジメチル−3−フェニル
プロパノール、1−エチル−1−メチル−3−フェニル
プロパノール、2−メチル−5−フェニルペンタノー
ル、3−メチル−5−フェニルペンタノール、3−フェ
ニル−2−プロペン−1−オール、4−メトキシベンジ
ルアルコール、1−(4−イソプロピルフェニル)エタ
ノール;芳香脂肪族アルコールと脂肪族カルボン酸との
エステル、例えば、ベンジルアセテート、ベンジルプロ
ピオネート、ベンジルイソブチレート、ベンジルイソバ
レレート、2−フェニルエチルアセテート、2−フェニ
ルエチルプロピオネート、2−フェニルエチルイソブチ
レート、2−フェニルエチルイソバレレート、1−フェ
ニルエチルアセテート、α−トリクロロメチルベンジル
アセテート、α,α−ジメチルフェニルエチルアセテー
ト、α,α−ジメチルフェニルエチルブチレート、シン
ナミルアセテート、2−フェノキシエチルイソブチレー
ト、4−メトキシベンジルアセテート;芳香脂肪族エー
テル、例えば、2−フェニルエチルメチルエーテル、2
−フェニルエチルイソアミルエーテル、2−フェニルエ
チル1−エトキシエチルエーテル、フェニルアセトアル
デヒドジメチルアセタール、フェニルアセトアルデヒド
ジエチルアセタール、ヒドロアトロパアルデヒド(hy
dratropaldehyde)ジメチルアセター
ル、フェニルアセトアルデヒドグリセロールアセター
ル、2,4,6−トリメチル−4−フェニル−1,3−
ジオキサン、4,4a,5,9b−テトラヒドロインデ
ノ[1,2−d]−m−ジオキシン、4,4a,5,9
b−テトラヒドロ−2,4−ジメチルインデノ[1,2
−d]−m−ジオキシン;芳香族及び芳香脂肪族アルデ
ヒド、例えば、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアル
デヒド、3−フェニルプロパナール、ヒドロアトロパア
ルデヒド、4−メチルベンズアルデヒド、4−メチルフ
ェニルアセトアルデヒド、3−(4−エチルフェニル)
−2,2−ジメチルプロパナール、2−メチル−3−
(4−イソプロピルフェニル)プロパナール、2−メチ
ル−3−(4−tert−ブチルフェニル)プロパナー
ル、3−(4−tert−ブチルフェニル)プロパナー
ル、シンナムアルデヒド、α−ブチルシンナムアルデヒ
ド、α−アミルシンナムアルデヒド、α−ヘキシルシン
ナムアルデヒド、3−メチル−5−フェニルペンタナー
ル、4−メトキシベンズアルデヒド、4−ヒドロキシ−
3−メトキシベンズアルデヒド、4−ヒドロキシ−3−
エトキシベンズアルデヒド、3,4−メチレンジオキシ
ベンズアルデヒド、3,4−ジメトキシベンズアルデヒ
ド、2−メチル−3−(4−メトキシフェニル)プロパ
ナール、2−メチル−3−(4−メチレンジオキシフェ
ニル)プロパナール;芳香族及び芳香脂肪族ケトン、例
えば、アセトフェノン、4−メチルアセトフェノン、4
−メトキシアセトフェノン、4−tert−ブチル−
2,6−ジメチルアセトフェノン、4−フェニル−2−
ブタノン、4−(4−ヒドロキシフェニル)2−ブタノ
ン、1−(2−ナフタレニル)エタノン、ベンゾフェノ
ン、1,1,2,3,3,6−ヘキサメチル−5−イン
ダニルメチルケトン、6−tert−ブチル−1,1−
ジメチル−4−インダニルメチルケトン、1−[2,3
−ジヒドロ−1,1,2,6−テトラメチル−3(1−
メチルエチル)−1H−5−インデニル]エタノン、
5,6,7,8−テトラヒドロ−3,5,5,6,8,
8−ヘキサメチル−2−アセトナフトン;芳香族及び芳
香脂肪族カルボン酸及びそのエステル、例えば、安息香
酸、フェニル酢酸、メチルベンゾエート、エチルベンゾ
エート、ヘキシルベンゾエート、ベンジルベンゾエー
ト、メチルフェニルアセテート、エチルフェニルアセテ
ート、ゲラニルフェニルアセテート、フェニルエチルフ
ェニルアセテート、メチルシンナメート、エチルシンナ
メート、ベンジルシンナメート、フェニルエチルシンナ
メート、シンナミルシンナメート、アリルフェノキシア
セテート、メチルサリチレート、イソアミルサリチレー
ト、ヘキシルサリチレート、シクロヘキシルサリチレー
ト、シス−3−ヘキセニルサリチレート、ベンジルサリ
チレート、フェニルエチルサリチレート、メチル−2,
4−ジヒドロキシ−3,6−ジメチルベンゾエート、エ
チル3−フェニルグリシデート、エチル3−メチル−3
−フェニルグリシデート;窒素含有芳香族化合物、例え
ば、2,4,6−トリニトロ−1,3−ジメチル−5−
tert−ブチルベンゼン、3,5−ジニトロ−2,6
−ジメチル−4−tert−ブチルアセトフェノン、シ
ンナモニトリル、5−フェニル−3−メチル−2−ペン
テンニトリル、5−フェニル−3−メチルペンタンニト
リル、メチルアントラニレート、メチルN−メチルアン
トラニレート、メチルアントラニレートと7−ヒドロキ
シ−3,7−ジメチルオクタナール、2−メチル−3−
(4−tert−ブチルフェニル)プロパナールもしく
は2,4−ジメチル−3−シクロヘキセンカルブアルデ
ヒドとのシッフ塩基、6−イソプロピルキノリン、6−
イソブチルキノリン、6−sec−ブチルキノリン、イ
ンドール、スカトール、2−メトキシ−3−イソプロピ
ルピラジン、2−イソブチル−3−メトキシピラジン;
フェノール、フェニルエーテル及びフェニルエステル、
例えば、エストラゴール、アネトール、オイゲノール、
オイゲニルメチルエーテル、イソオイゲノール、イソオ
イゲニルメチルエーテル、チモール、カルバクロール、
ジフェニルエーテル、β−ナフチルメチルエーテル、β
−ナフチルエチルエーテル、β−ナフチルイソブチルエ
ーテル、1,4−ジメトキシベンゼン、オイゲニルアセ
テート、2−メトキシ−4−メチルフェノール、2−エ
トキシ−5−(1−プロペニル)フェノール、p−クレ
ジルフェニルアセテート;複素環式化合物、例えば、
2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−2H−フラン−3
−オン、2−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−2
H−フラン−3−オン、3−ヒドロキシ−2−メチル−
4H−ピラン−4−オン、2−エチル−3−ヒドロキシ
−4H−ピラン−4−オン;ラクトン、例えば、1,4
−オクタノリド、3−メチル−1,4−オクタノリド、
1,4−ノナノリド、1,4−デカノリド、8−デセン
−1,4−オリド、1,4−ウンデカノリド、1,4−
ドデカノリド、1,5−デカノリド、1,5−ドデカノ
リド、1,15−ペンタデカノリド、シス−及びトラン
ス−11−ペンタデセン−1,15−オリド、シス−及
びトランス−12−ペンタデセン−1,15−オリド、
1,16−ヘキサデカノリド、9−ヘキサデセン−1,
16−オリド、10−オキサ−1,16−ヘキサデカノ
リド、11−オキサ−1,16−ヘキサデカノリド、1
2−オキサ−1,16−ヘキサデカノリド、エチレン
1,12−ドデカンジオエート、エチレン1,13−ト
リデカンジオエート、クマリン、2,3−ジヒドロクマ
リン、オクタヒドロクマリン;の群からの個々のフレグ
ランスである。
【0041】本発明に従うイソロンギホレノールを含ん
でなる香油(perfume oils)は、賦香(perfumin
g)のために混ぜ物なしで(neat)又は溶媒で希釈
して液体形態で使用することができる。この目的で適当
な溶媒は、例えば、エタノール、イソプロパノール、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、グリセロー
ル、プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ジエチルフタレート、ト
リエチルサイトレート、イソプロピルミリステート等で
ある。
【0042】更に、本発明に従うイソロンギホレノール
(3)を含んでなる香油は、フレグランスを製品内に精
細に(finely)分布させそして使用中制御された
方式でそれらを放出する両方の働きをする担体上に吸着
させることができる。このような担体は多孔性無機材
料、例えば、軽質硫酸塩(light sulphat
e)、シリカゲル、ゼオライト、石膏、クレー、クレー
顆粒、多孔質コンクリート(gas concrete
s)等又は有機材料、例えば木材及びセルロースをベー
スとする物質であることができる。
【0043】本発明に従うイソロンギホレノールを含ん
でなる香油を、マイクロカプセル化させ、噴霧乾燥さ
せ、包蔵複合体(inclusion complex
es)の形態にし又は押出製品の形態にすることもで
き、そしてこの形態で賦香されるべき製品に加えること
もできる。
【0044】このようにしてモディファイされた(mo
dified)香油の性質は、場合により、より目標に
合致したフレグランス放出(more targeted fragrance r
elease)を考慮して適当な物質で「コーティングするこ
と」により更に最適化することができ、この目的には、
例えばポリビニルアルコールのようなワックス様ポリマ
ーを使用するのが好ましい。
【0045】香油のマイクロカプセル化は、例として
は、例えば、ポリウレタン様物質又は軟質ゼラチンから
製造されたカプセル材料を使用する「コアセルベーショ
ン法」により行うことができる。噴霧乾燥された香油
は、例えば、香油を含んでなる乳濁液又は分散液を噴霧
乾燥することにより製造することができ、その際使用さ
れる担体は、変性されたデンプン、タンパク質、デキス
トリン及び植物ゴムであることができる。包蔵複合体
は、例えば、香油及びシクロデキストリン又は尿素誘導
体のディスパージョンを適当な溶媒、例えば水に導入す
ることにより製造することができる。押出製品は、香油
を適当なワックス様物質と溶融させ、そして押出して
後、場合により適当な溶媒例えばイソプロパノールにお
いて、凝固させること(solidificatio
n)により得ることができる。
【0046】本発明に従うフレグランス組成物において
は、使用される本発明に従うイソロンギホレノール
(3)の量は、全香油を基準として0.05〜80重量
%、好ましくは0.5〜50重量%である。
【0047】本発明に従うイソロンギホレノールを含ん
でなる香油は、例えば、香料抽出物(perfume
extracts)、香水(eaux de parf
um)、化粧水(eaux de toilette
s)、アフターシェーブ、コロン水(eaux de
colognes)、プレシェーブ製品(pre−sh
ave products)、スプラッシュコロン(s
plash colognes)及び賦香されたフレッ
シュニングワイプ(perfumed freshen
ing wipes)の製造のため、並びに、酸性、ア
ルカリ性及び中性クリーナ、例えばフロアクリーナ、ウ
インドクリーナ、皿洗い洗剤、浴及び衛生クリーナ(b
ath and sanitary cleaner
s)、スカーリングミルク(scouring mil
k)、固体及び液体WCクリーナ、粉末及び泡カーペッ
トクリーナ(pulverulent and foa
m carpet cleaners)、液体洗濯洗
剤、粉末洗濯洗剤、洗濯予備処理剤、例えば、漂白剤、
ソーキング剤(soaking agents)、及び
汚れ除去剤(stain removers)、織物柔
軟剤(fabric softeners)、洗浄セッ
ケン(washing soaps)、洗浄タブレット
(washing tablets)、消毒剤、表面消
毒剤の賦香(perfuming)、並びに液体もしく
はゲル形態の又は固体担体上に付着させたエアフレッシ
ュナー(air freshners)、エアゾルスプ
レー、ワックス及び磨き剤(polishes)、例え
ば家具磨き剤、床ワックス、靴クリーム、及びボディケ
ア(bodycare)組成物、例えば、固体及び液体
セッケン、シャワーゲル(shower gels)、
シャンプー、シェービングセッケン、シェービングフォ
ーム(shaving foams)、バスオイル、水
中油、油中水及び水中油中水(water−in−oi
l−in−water)型の化粧品乳液、例えば、スキ
ンクリーム及びローション、フェースクリーム及びロー
ション、日焼け防止(sunscreen)クリーム及
びローション、アフターサン(aftersun)クリ
ーム及びローション、ハンドクリーム及びローション、
フットクリーム及びローション、脱毛クリーム及びロー
ション、アフターシェーブクリーム及びローション、日
焼け(tanning)クリーム及びローション、ヘア
ケア製品、例えば、ヘアスプレー、ヘアゲル、ヘアセッ
ティングローション、ヘアリンス、恒久的及び半恒久的
髪着色剤(permanent and semipe
rmanent hair colorants)、ヘ
アシェーピング(hair shaping)組成物、
例えば、コールドウエーブ及びヘアスムーシング(ha
ir−smoothing)組成物、ヘアトニック、ヘ
アクリーム及びローション、脱臭剤(deodoran
ts)及び発汗防止剤(antiperspirant
s)、例えば、腋の下スプレー、ロールオン塗布式化粧
品(roll−ons)、脱臭スティック(deodo
rantsticks)、脱臭クリーム、装飾化粧品
(decorative cosmetics)におけ
る製品、例えば、アイシャドー、マニキュア液(nai
lvanishes)、ファウンデーション、リップス
ティック、マスカラの賦香、並びにキャンドル、ランプ
オイル(lamp oils)、線香(joss−st
icks)、殺虫剤、忌避剤、プロペラント(prop
ellants)の賦香のために、濃縮された形態で、
溶液において又は上記したモディファイされた形態で使
用することができる。
【0048】本発明に従うイソロンギホレノールのシャ
ンプー及びシャワーゲルのための香油への導入は特に好
結果をもたらすことが証明された。本発明に従うイソロ
ンギホレノール他の主要な用途は、アルカリ性の範囲内
でのその安定性のため、セッケン及び洗剤の賦香にあ
る。洗剤の賦香で使用する場合には、本発明に従うイソ
ロンギホレノールは、その天然性及び高い残香性(su
bstantivity)、即ち、洗浄された繊維への
その良好な付着により区別される。これはイソロンギホ
ラノールにも当てはまる。
【0049】媒体中の(酸性、塩基性及び酸化性媒体中
の)その安定性の外に、本発明に従う化合物イソロンギ
ホレノールは他の化合物の匂いの印象(odor im
pression)を強める性質を有する、即ち、それ
は「エンハンサー(enhancer)」又は「ブース
ター(booster)」である。
【0050】言及されるべき更に注目すべきイソロンギ
ホレノールの性質は、特にボディケア及びヘアケア製品
の分野における興味ある効果である、この化合物により
達成することができる匂い隠し(odor−maski
ng)又は匂い隠蔽(odor−concealin
g)効果である。同様な効果がイソロンギホラノールに
よって達成されうる。
【0051】
【実施例】下記の実施例は本発明を説明する。
【0052】実施例で与えられた百分率は重量百分率を
表す。イソロンギホレン(GC純度:約78%)から出
発して、過酢酸酸化を使用して文献(上記参照)の詳細
に従って約75%のGC純度でイソロンギホレンエポキ
シド(2)を得た。このエポキシドを下記の実施例で使
用する。
【0053】実施例1 保護ガス雰囲気において、イソロンギホレンエポキシド
333g(エポキシドのGC含有率に基づいて1.1モ
ル)をジメチルスルホキシド500gに溶解した。カリ
ウムtert−ブトキシド123g(1.1モル)をこ
れに加え、そして混合物を95℃で12時間加熱した。
反応が終了したとき(完全な転化)、反応混合物を水4
00mlに加え、相を分離し、そして水性相をn−ヘプ
タンで4回抽出した。一緒にした有機相を水で洗浄しそ
して硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除去した後に残
った油を更なる精製のために使用した。
【0054】残留物を鋼ヘリックス(steel he
lices)又はガラスリングを充填されたカラム上で
分別して、>93%のGC純度を有する100〜105
℃/1ミリバールでのイソロンギホレノール242gを
得た。
【0055】この物質はn−ヘキサン又はエタノールか
らの再結晶により更に精製することができる。融点:3
7〜38℃(n−ヘキサン)。1 H−NMR(400MHz,CDCl3):δ(pp
m)=0.92(q,J=0.5Hz,3H)、0.95
(m,6H)、0.98(m,3H)、1.16(s,1
H)、1.25(dd,J=1.8,10.0Hz,1
H)、1.39(m,2H)、1.57(ddt,J=
1.9,2.8,10.0Hz,1H)、1.64(m,1
H)、1.74(ddd,J=0.9,6.0,17.6H
z,1H)、1.81(m,2H)、2.01(dsept,
J=0.9,17.6Hz,1H)、5.58(ddd,
J=1.9,6.0,10.3Hz,1H)、5.67(d
dt,J=0.9,2.8,10.3,1H)。13 C−NMR(100MHz,CDCl3):δ(pp
m)=20.61、21.73、24.37、25.29、
26.80、27.53、32.10、35.90、39.
02、44.08、47.77、58.24、77.82、
124.43、130.88。
【0056】実施例2 保護ガス雰囲気において、イソロンギホレンエポキシド
320g(エポキシドのGC含有率に基づいて1.06
モル)をN−メチル−2−ピロリジノン300gに溶解
した。ナトリウムエトキシド88.5g(1.3モル)
をそれに加え、そして混合物を160℃で10時間加熱
した。反応が終了したとき(転化率:95%)、溶媒を
減圧下に大部分留去し、そして残留物を水300ml及
びトルエン150gに分散させた。水性相を分離させた
後、それをトルエンでもう2回抽出し、そして一緒にし
た有機相を水で洗浄した。生成物相を硫酸ナトリウムで
乾燥しそして蒸発により濃縮した。粗生成物の更なる精
製を実施例1におけると同じく行うことができる。蒸留
によりイソロンギホレノール(GC純度:92%)21
5gを得た。
【0057】実施例3 保護ガス雰囲気において、イソロンギホレンエポキシド
333g(エポキシドのGC含有率に基づいて1.1モ
ル)をN,N−ジメチルホルムアミド500gに溶解し
た。ナトリウムメトキシド97g(1.8モル)をそれ
に加え、そして混合物を180℃で18時間加熱した。
反応が終了したとき(転化率:93%)、実施例2に記
載の如くして処理を行った。蒸留によりイソロンギホレ
ノール(GC純度:>94%)213gを得た。
【0058】実施例4 保護ガス雰囲気において、イソロンギホレンエポキシド
333g(エポキシドのGC含有率に基づいて1.1モ
ル)をアニソール500gに溶解した。カリウムter
t−ブトキシド141g(1.25モル)をそれに加
え、そして混合物を140℃で16時間加熱した。反応
が終了したとき(転化率:92%)、反応混合物を水2
50mlに加え、相を分離させそして水性相をトルエン
で2回抽出した。一緒にした有機相を水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥しそして蒸発により濃縮した。残留物
を蒸留して、イソロンギホレノール(GC純度:94
%)220gを得た。
【0059】実施例5 保護ガス雰囲気において、ジエチルアミン73.2g
(1モル)をジエチルエーテル300ml中に導入しそ
して氷浴を使用して0℃に冷却した。30分間にわたっ
て、ヘキサン中のn−ブチルリチウムの2.5M溶液4
2mlをそれに滴下により加えた。10分後、ジエチル
エーテル300ml中のイソロンギホレンエポキシド2
72g(エポキシドのGC含有率に基づいて0.9モ
ル)を1時間にわたって滴下により加えた。添加が完了
した後、冷却浴を除去しそして反応混合物を16時間還
流した。冷却した反応混合物を氷500g上に注いだ。
相分離の後、水性相をジエチルエーテルで3回抽出し
た。一緒にした有機相を引き続いて1N塩酸、炭酸水素
塩溶液及び水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥した
後、溶媒を除去した。残留物を蒸留して、イソロンギホ
レノール(GC純度:94%)155gを得た。
【0060】実施例6 保護ガス雰囲気において、イソロンギホレンエポキシド
333g(エポキシドのGC含有率に基づいて1.1モ
ル)及びリン酸三リチウム11.6g(0.1モル)を
一緒にした。混合物を160℃で4時間加熱した。冷却
した反応混合物(転化率:84%)を水100ml及び
ジエチルエーテル150mlに加え、相を分離させそし
て水性相をジエチルエーテルで2回抽出した。一緒にし
た有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥しそして
溶媒を除去した。残留物の蒸留精製によりイソロンギホ
レノール(GC純度:95%)138gを得た。
【0061】実施例7 保護ガス雰囲気において、リチウム7gを無水エチレン
ジアミン300mlに溶解した。次いで、110℃で、
イソロンギホレンエポキシド151g(エポキシドのG
C含有率に基づいて0.5モル)をゆっくりと滴下によ
り加え、そして混合物をこの温度で更に3時間撹拌し
た。水200mlを冷却した反応混合物に注意深く加
え、相を分離させそして水性相をジエチルエーテルで2
回抽出した。一緒にした有機相を水で洗浄し、硫酸ナト
リウムで乾燥しそして蒸発により濃縮した。残留物の蒸
留精製によりイソロンギホレノール78g(GC純度:
>92%)78gを得た。
【0062】実施例8 保護ガス雰囲気において、イソロンギホレンエポキシド
333g(エポキシドのGC含有率に基づいて1.1モ
ル)をp−キシレン500gに溶解した。カリウムte
rt−ブトキシド132g(1.18モル)をそれに加
え、そして混合物を還流温度で24時間加熱した。反応
が完了したとき(転化率:92%)、反応混合物を水2
00mlに加え、相を分離させそして水性相をトルエン
で2回抽出した。一緒にした有機相を水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥しそして蒸発により濃縮した。残留物
の蒸留によりイソロンギホレノール(GC純度:94
%)216gを得た。
【0063】実施例9 本実施例を使用して、天然のパッチュリ性を有する香油
のリクリエーションを説明することができる。
【0064】
【表1】
【0065】実施例10 水素化装置において、イソロンギホレノール200gを
エタノール200g中に導入し、水素化触媒(例えば、
活性炭上の5%パラジウム)1%を加え、そして10バ
ールの水素圧で、更なる水素吸収が記録されえなくなる
まで、混合物を水素化する。触媒及び溶媒を除去した
後、反応生成物をガスクロマトグラフィーにより分析し
た。3の転化率は>98%であった。粗水素化生成物1
97gを単離した。イソロンギホラノール4を精製する
ために、粗水素化生成物をエタノール又はヘキサン又は
石油エーテルから再結晶させた。
【0066】得られるイソロンギホラノールは>99%
の純度を有しそして67℃の融点(n−ヘキサン)を有
する。
【0067】本発明を説明の目的で前記において詳細に
説明してきたが、このような詳細は単に説明するためで
あり、そして特許請求の範囲により限定される場合を除
く本発明の精神及び範囲からの逸脱なしに当業者により
その変更がなされうることは理解されるべきである。本
発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
【0068】1.下記の段階: a)イソロンギホレン(1)をエポキシド化してイソロ
ンギホレンオキシド(2)を得、 b)塩基の存在下にイソロンギホレンオキシド(2)を
転位させてイソロンギホレノール(3)を得、そして c)イソロンギホレノール(3)を還元してイソロンギ
ホラノール(4)を得る、
【0069】
【化7】
【0070】ことを含んでなるイソロンギホラノール
(4)の製造方法。
【0071】2.該塩基が、アルカリ金属アルコキシ
ド、アルカリ土類金属アルコキシドもしくは軽金属アル
コキシド、又はアルカリ金属アミド、アルカリ土類金属
アミドもしくは軽金属アミドである上記1に記載の方
法。
【0072】3.該塩基が、ナトリウムメトキシド、ナ
トリウムエトキシド、ナトリウムイソプロポキシド、ナ
トリウムtert−ブトキキシド、カリウムメトキシ
ド、カリウムエトキシド、カリウムイソプロポキシド、
カリウムtert−ブトキシド、リチウムメトキシド、
リチウムエトキシド、リチウムイソプロポキシド又はリ
チウムtert−ブトキシドである上記2に記載の方
法。
【0073】4.プロセス段階b)を0〜250℃の温
度範囲内で行う上記1に記載の方法。
【0074】5.式
【0075】
【化8】
【0076】のイソロンギホレノール。
【0077】6.式
【0078】
【化9】
【0079】のイソロンギホレノールを含んでなるフレ
グランス組成物。
【0080】7.式
【0081】
【化10】
【0082】のイソロンギホレノールを含んでなる芳香
物質。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ユルゲン・ニエンハウス ドイツ37603ホルツミンデン・エツケンブ レヒヤーシユトラーセ20 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AA03 AB14 AC10 AC11 AC41 BA21 BA23 BA24 BA25 BA26 BD70 BE15 BE20 4H039 CA40 CB10 4H059 BA14 BB13 BB17 BB18 BB19 BB44 BB45 DA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の段階: a)イソロンギホレン(1)をエポキシド化してイソロ
    ンギホレンオキシド(2)を得、 b)塩基の存在下にイソロンギホレンオキシド(2)を
    転位させてイソロンギホレノール(3)を得、そして c)イソロンギホレノール(3)を還元してイソロンギ
    ホラノール(4)を得る、 【化1】 ことを特徴とするイソロンギホラノール(4)の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 のイソロンギホレノール。
  3. 【請求項3】 式 【化3】 のイソロンギホレノールを含んでなるフレグランス組成
    物。
  4. 【請求項4】 式 【化4】 のイソロンギホレノールを含んでなる芳香物質。
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