JP2002220140A - ロール記録紙およびロール記録紙ホルダ - Google Patents

ロール記録紙およびロール記録紙ホルダ

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JP2002220140A
JP2002220140A JP2001016754A JP2001016754A JP2002220140A JP 2002220140 A JP2002220140 A JP 2002220140A JP 2001016754 A JP2001016754 A JP 2001016754A JP 2001016754 A JP2001016754 A JP 2001016754A JP 2002220140 A JP2002220140 A JP 2002220140A
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roll recording
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inner end
core
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JP2001016754A
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English (en)
Inventor
Shoji Kawase
昌二 川瀬
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き芯の使用を止めることによって巻き芯の
廃棄処理をなくし、製品コストを低減可能にする。 【解決手段】 ロール状に巻かれたロール記録紙11の
内端に肉厚部12を設けて、その肉厚部12を、ロール
記録紙ホルダ15の筒状コア16に設けられた係止溝孔
19に係止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻き芯を持たない
ロール記録紙およびこのロール記録紙を装着して記録部
位へ送り出すために用いられるロール記録紙ホルダに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のロール記録紙は、紙やプラスチッ
クなどからなる巻き芯に巻かれてプリンタ装置にセット
され、サーマルヘッドなどの記録部位に連続的に搬送さ
れて文字などの記録が行われる。図14はこのような従
来のプリンタ装置の一例を示す概念図であり、巻き芯7
1に巻かれたロール記録紙72は、ピンチローラ73お
よびフィードローラ74間に挟まれて、サーマルヘッド
75およびプラテンローラ76間に導かれる。一方、一
対のインクリボン枠77、78間にはガイドローラ7
9、80を介してインクリボン81が走行可能に張設さ
れ、このインクリボン81は前記サーマルヘッド75お
よびプラテンローラ76間に案内されて、前記サーマル
ヘッド75による発熱抵抗体直下での加熱により、イン
クや染料を前記ロール記録紙72上に転写する。
【0003】そして、このような転写動作の際、ロール
記録紙72は、インクリボン81が有する色数や保護層
等の転写のために数回往復搬送される。また、転写終了
したロール記録紙72はピンチローラ82および送りロ
ーラ83間に挟まれて送り出される。ロール記録紙72
の前記往復搬送は、このロール記録紙72を挟むピンチ
ローラ73およびフィードローラ74を、図示しないモ
ータで回転駆動することにより行われる。巻き出された
ロール記録紙72のたるみを防止するために、巻き芯7
1には適当な回転トルクが与えられる。
【0004】また、前記ロール記録紙72は、所定の用
紙幅および用紙長さにカットされた記録紙の一端部(内
端部)を、貼着テープにて巻き芯71の外周に貼着固定
し、その巻き芯71の両端に設けた各フランジ(図示し
ない)をガイドとして、その巻き芯71の外周に巻き付
けることにより形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のプリンタ装置に用いられているロール記録紙72
自身が紙やプラスチックなどの巻き芯71に巻き付けら
れているため、ロール記録紙72の交換ごとに巻き芯7
1が廃棄物となって発生し、この廃棄物の処理に伴う自
然環境への悪影響および消耗品としてのロール記録紙の
コストアップを招くという問題があった。
【0006】本発明は前記のような課題を解決するもの
であり、巻き芯の使用を止めることによって、巻き芯の
廃棄処理をなくすることができるとともに、製品コスト
を低減できるロール記録紙およびロール記録紙ホルダを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
請求項1の発明にかかるロール記録紙は、ロール状に巻
かれた紙の内端に肉厚部を設けたものである。これによ
り、その肉厚部を、ロール記録紙ホルダの筒状コアに設
けられた係止溝孔に簡単に係止させることができる。
【0008】また、請求項2の発明にかかるロール記録
紙は、ロール状に巻かれた紙の内端にリング部を設けた
ものである。これにより、リング部を、ロール記録紙ホ
ルダの係止溝孔を通して駆動中心軸に挿通することで、
ロール記録紙の内端部をロール記録紙ホルダに確実に固
定できる。
【0009】また、請求項3の発明にかかるロール記録
紙ホルダは、筒状コアの両端に各一のフランジを設け、
前記筒状コアに、これの外周に装着されたロール記録紙
の内端部を挿入可能にする係止溝孔を設け、該挿入した
内端部に形成された肉厚部を抜け止めするように前記係
止溝孔に係止させるようにしたものである。これによ
り、ロール記録紙の内端部の筒状コアへの案内と係止
を、前記肉厚部を利用して簡単かつ確実に行わせること
ができる。
【0010】また、請求項4の発明にかかるロール記録
紙ホルダは、筒状コアの両端に各一のフランジと、これ
らの各フランジを連結する駆動中心軸とを設け、前記筒
状コアに、これの外周に装着されたロール記録紙の内端
部を挿入可能にする係止溝孔を設け、該挿入した内端部
に形成されたリング部を前記駆動中心軸に挿通保持させ
るようにしたものである。これにより、ロール記録紙の
内端部の筒状コアへの係止を、リング部を利用して確実
に行わせることができる。
【0011】また、請求項5の発明にかかるロール記録
紙ホルダは、板状のスプリング部材を筒状にして両端で
オーバラップさせた筒状コアと、該筒状コアの両端に着
脱自在に挿入されるテーパ部を一側に有する各一のフラ
ンジとを設け、前記スプリング部材のオーバラップ部分
に、前記筒状コア外周に装着されたロール記録紙の内端
部を挟持可能にしたものである。これにより、フランジ
のテーパ部を筒状コアの両端部に挿入した際にも、自動
的にロール記録紙の内端部を前記オーバラップ部分に
て、筒状コアに保持させることができる。
【0012】また、請求項6の発明にかかるロール記録
紙ホルダは、板状のスプリング部材を筒状にして両端に
間隙を設けた筒状コアと、該筒状コアの両端に着脱自在
に挿入されるテーパ部を一側に有する各一のフランジ
と、前記間隙を塞ぐように前記筒状コア外周に取り付け
られたフィルムとを備え、前記筒状コア外周に装着した
ロール記録紙のうち前記間隙に挿入した内端部を前記筒
状コアおよびフィルム間に挟持可能にしたものである。
これにより、フランジのテーパ部を筒状コアの両端部に
挿入した際に、自動的にロール記録紙の内端部をフィル
ム部分にて筒状コアに保持させることができる。
【0013】また、請求項7の発明にかかるロール記録
紙ホルダは、板状のスプリング部材を筒状にした筒状コ
アと、該筒状コアの両端に着脱自在に挿入されるテーパ
部を一側に有する各一のフランジとを備え、これらの各
フランジのテーパ部を前記筒状コアに挿入したとき、前
記筒状コア外周に装着されたロール記録紙内端の接着部
を、前記筒状コア外周に貼着保持可能にしたものであ
る。これにより、フランジのテーパ部を筒状コアの両端
部に挿入した際に、接着部の筒状コア外周への接着作用
により、自動的にロール記録紙の内端部を筒状コアに保
持させることができる。
【0014】また、請求項8の発明にかかるロール記録
紙ホルダは、複数の割れ目を形成するための複数本の突
起片を一側に有する一対のフランジからなり、ロール記
録紙の内端部を前記割れ目のいずれかに挟持させるよう
に、前記ロール記録紙の両端に前記突起を挿入可能にし
たものである。これにより、同一構成の一対のフランジ
を用いるだけで、ロール記録紙の保持とこのロール記録
紙の内端部の挟持とを容易に実現できる。
【0015】また、請求項9の発明にかかるロール記録
紙ホルダは、筒状コアの両端に着脱自在に装着される各
一のフランジと、前記筒状コア外周に装着されたロール
記録紙の内端部を挿入可能にする係止溝孔とを有し、該
係止溝孔内に一部が臨むように紙保持摩擦部材を設け
て、これにより前記挿入されたロール記録紙の内端部を
抜け止め状態に保持させるようにしたものである。これ
により、紙保持摩擦部材の摩擦力を利用して、前記係止
溝孔に挿入したロール記録紙の内端部が、その係止溝孔
から自由に抜け出るのを確実に防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のロール記録紙11
を示す側面図であり、このロール記録紙11は従来図の
図14に示すような巻き芯71が設けられていない。し
かし、このロール記録紙11の内端には肉厚部12が形
成されている。従って、このロール記録紙11を後述の
ロール記録紙ホルダの外周に装着して、その筒状コアに
設けられた係止溝孔に内端部を挿入することにより、前
記肉厚部12が係止溝に係止されて、ロール記録紙11
の内端部を筒状コアに脱抜不可能に保持させることがで
きる。
【0017】また、図2は本発明の別のロール記録紙1
3を示す側面図であり、このロール記録紙13にも巻き
芯が設けられていない。しかし、このロール記録紙13
の内端にはリング部14が形成されている。従って、こ
のロール記録紙13を前記ロール記録紙ホルダの外周に
装着し、その筒状コアに設けられた係止溝孔に通し、さ
らにロール記録紙ホルダの駆動中心軸に前記リング部1
4を挿し通すことにより、ロール記録紙の内端部を筒状
コアに脱抜不可能に保持させることができる。
【0018】図3および図4は、図1に示したロール記
録紙を装着保持するロール記録紙ホルダ15の斜視図お
よび縦断面図である。このロール記録紙ホルダ15は、
巻き芯の代わりとなる筒状コア16と、この筒状コア1
6の両端に着脱自在に取り付けられるフランジ17a、
17bと、前記筒状コア16を貫通するとともに、各フ
ランジ17a、17bを連結する駆動中心軸18とから
なる。ここで、筒状コア16の外周には、図1に示すよ
うなロール記録紙11が装着される。また、この筒状コ
ア16は例えば金属板を筒状にして、両端部にその筒状
コア16の長手方向に長い係止溝孔としての小間隙19
を設けたものからなる。
【0019】このようなロール記録紙ホルダ15にあっ
ては、駆動中心軸18からフランジ17a、17bの一
方、例えばフランジ17aを外し、筒状コア16の一端
を開放し、この一端からその筒状コア16の外周に、図
1に示すようなロール記録紙11を挿通するようにして
装着する。このとき、ロール記録紙11の内端部を前記
小間隙19に挿し通して、肉厚部12を筒状コア16内
に位置させる。これにより、肉厚部12は小間隙19に
係止されて筒状コア16外周方向への脱抜が規制され、
ロール記録紙11の内端部が筒状コア16に保持され
る。従って、このロール記録紙ホルダ15に巻き芯のな
いロール記録紙11を装着し、図14に示すピンチロー
ラ73およびフィードローラ74を回転駆動し、同図に
示すサーマルヘッド75およびプラテンローラ76間に
所定の張力を維持しながら往復させることで、従来同様
にインクリボンの色の転写がロール記録紙11上に連続
的に行われる。
【0020】図5は、図3に示すようなロール記録紙ホ
ルダ15に対して、図2に示すロール記録紙13を装着
した状態を示す。この例では、前記同様にロール記録紙
13の内端部を前記小間隙19に挿し通し、リング部1
4を筒状コア16内に位置させるとともに、そのリング
部14を駆動中心軸18に挿通させる。これにより、ロ
ール記録紙13の内端部は筒状コア16内に固定され、
筒状コア16から脱抜することはない。従って、この筒
状コア16に装着されたロール記録紙13は所定の張力
を維持したまま、前記サーマルヘッド75およびプラテ
ンローラ76間に送り出すことができる。
【0021】図6は本発明の他のロール記録紙ホルダ2
0を一部分解して示す正面図で、図7はそのロール記録
紙ホルダ20の縦断面図である。このロール記録紙ホル
ダ20は、肉厚が変化する板状のスプリング部材を筒状
して、両端部をオーバラップさせた筒状コア21と、こ
の筒状コア21の両端に挿入されるテーパ部22a、2
3aを一側に有する一対のフランジ22、23とからな
る。24はその係止溝孔を形成するオーバラップ部、2
1a、21bは筒状コア21の両側縁部に形成された位
置決め切欠、22b、23bは各フランジ22、23に
設けられて、前記位置決め切欠21a、21bに嵌合さ
れる位置決め突起である。また、筒状コア21の外径L
cはロール記録紙25の内径Lpより小さくしてある。
【0022】このようなロール記録紙ホルダ20では、
前記筒状コア21外周にロール記録紙25を装着し、こ
のロール記録紙25の内端を前記オーバラップ部24を
介して筒状コア21内に挿入し、続いて、この筒状コア
21の両端に前記フランジ22、23のテーパ部22
a、23aを圧入する。このため、筒状コア21はテー
パ部22a、23aによって外径方向に押し拡げられ、
オーバラップ部24に挿入されたロール記録紙25の内
端部がそのオーバラップ部24に強く挟まれて、脱抜不
可能に保持される。このとき、各位置決め突起22b、
23bが筒状コア21の位置決め切欠21a、21bに
嵌まり込み、さらに図示しないロック機構により、各フ
ランジ22、23が筒状コア21の両端に保持される。
【0023】図8は肉厚が等しい板状のスプリング部材
を筒状に形成したものからなる筒状コア26を示す。こ
の筒状コア26では、これの両端にできる係止溝孔とし
ての小間隙27を塞ぐように、筒状コア26の一端にフ
ィルム28が取り付けられている。この例でも、筒状コ
ア26の外周に装着されたロール記録紙29の内端部
を、フィルム28の内側にくぐらせて、小間隙27から
筒状コア26内にガイドさせ、続いて、図6に示すよう
なフランジ22、23の各フランジ部22a、23aを
筒状コア26の両端に圧入することで、ロール記録紙2
9の内端部を筒状コア26およびフィルム28間に挟圧
保持することができる。なお、図示しないロック機構に
より、各フランジ22、23を筒状コア26の両端に保
持させることは、前記同様に実現できる。
【0024】図9はさらに他のロール記録紙ホルダ30
を示す縦断面図であり、これが板状のスプリング部材を
筒状に形成した筒状コア30を有する。この筒状コア3
1は係止溝孔としての小間隙32を有し、外周面は粘着
テープなどの粘着材によるロール記録紙33の粘着およ
び剥離が容易な加工面とされている。この例では、粘着
テープなどの粘着部34を内端部に有するロール記録紙
33を筒状コア31に装着した状態にて、この筒状コア
31の両端に、フランジ22、23のテーパ部22a、
23aを圧入することで、筒状コア31が押し拡げられ
て、その外周面に粘着部34が圧接(密着)される。こ
れにより、ロール記録紙33の内端が筒状コア31に確
実に保持され、前記のように、サーマルヘッド75およ
びプラテンローラ76間に所定の張力を維持しながらロ
ール記録紙44を往復させることができる。なお、ロー
ル記録紙33の交換は、一定以上の外力を加えること
で、粘着部34を筒状コア31の外周から剥離すること
により、容易に行える。
【0025】図10は筒状コアを用いずに、フランジの
みでロール記録紙を保持するロール記録紙ホルダ40を
示す。これは、複数の割れ目41を形成するために、複
数本の高山形の突起片42を、フランジ43の一側にリ
ング状に配置したものを、一対用いるものである。この
ロール記録紙ホルダ40では、各フランジ43の突起片
42をロール記録紙44の両端の孔内に矢印方向に押し
込む際に、図11に示すロール記録紙44の内端部44
aを、いずれかの割れ目41に差し込む。こうすること
により、内端部44aは割れ目41に固く保持され、前
記のように、サーマルヘッド75およびプラテンローラ
76間に所定の張力を維持しながらロール記録紙44を
往復させることができる。この構成によれば、筒状コア
を用いないため製品コストを大幅に低減できる。
【0026】図12は他のロール記録紙ホルダ50を一
部分解して示す正面図であり、これが成形品などとして
得られる筒状コア51と、この筒状コア51の両端に着
脱自在に圧入されるテーパ部52a、53aを持った一
対のフランジ52、53とからなる。各フランジ52、
53は同一形状をなし、テーパ部52a、53aが設け
られる側の面には、先端に大径突起54を持った一対の
ガイド軸55が突設されている。一方、筒状コア51の
両端面には各ガイド軸55に対応する位置に、前記大径
突起54が挿入可能な大径孔56と、この大径孔56に
連続し、内部はこの大径孔56と同幅の溝となってお
り、かつ表面部は前記ガイド軸55が移動できる細幅の
溝となっている円弧溝57とが設けられている。
【0027】また、筒状コア51には、これの長手方向
に、内外に貫通する係止溝孔としての小間隙58が設け
られており、その小間隙58を形成する筒状コア51の
一端面には、その小間隙58の一部に先端が臨む紙保持
ゴム部材59が取り付けられている。なお、小間隙58
は筒状コア51の肉厚に対し、図示のように斜め方向に
設けられており、この部位では筒状コア51端がある大
きさの弾性を持っている。すなわち、必要な大きさの弾
性が得られるように筒状コア51の一部の肉厚に切欠6
0が形成されている。
【0028】この例においては、筒状コア51に、前記
同様に巻き芯のないロール記録紙を装着し、その内端部
を紙保持ゴム部材59が臨む小間隙58内に挿し込んだ
後、フランジ52、53のテーパ部52a、53aを筒
状コア51内に押し込む。このとき、前記大径突起54
を大径孔56内に挿入し、フランジ52、53を回動さ
せて、ガイド軸55を円弧溝57内に沿って所定量移動
させる。これにより、大径突起54は円弧溝57内にあ
って、筒状コア51の長手方向には脱抜されない。ま
た、各テーパ部52a、53aが、特に切欠60付近の
筒状コア51端部を押し拡げるため、紙保持摩擦部材と
しての紙保持ゴム部材59によって小間隙58に挿入さ
れたロール記録紙の内端部が高摩擦抵抗にて挟持され
る。従って、この内端部は、筒状コア51に強力に保持
される。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ロール
状に巻かれた紙の内端に肉厚部を設けたので、その肉厚
部を、ロール記録紙ホルダの筒状コアに設けられた係止
溝孔に脱抜不可能に簡単に係止させることができる。ま
た、ロール状に巻かれた紙の内端にリング部を設けたの
で、リング部を、ロール記録紙ホルダの係止溝孔を通し
て駆動中心軸に挿通することで、ロール記録紙の内端部
をロール記録紙ホルダに確実に固定できる。
【0030】また、本発明によれば、筒状コアの両端に
各一のフランジを設け、前記筒状コアに、これの外周に
装着されたロール記録紙の内端部を挿入可能にする係止
溝孔を設け、該挿入した内端部に形成された肉厚部を抜
け止めするように前記係止溝孔に係止させるようにした
ので、ロール記録紙の内端部の筒状コアへの案内と係止
を、肉厚部を利用して簡単かつ確実に行わせることがで
きる。さらに、前記筒状コアに、これの外周に装着され
たロール記録紙の内端部を挿入可能にする係止溝孔を設
け、該挿入した内端部に形成されたリング部を前記駆動
中心軸に挿通保持させるようにしたので、ロール記録紙
の内端部の筒状コアへの係止を、リング部を利用して確
実に行わせることができる。
【0031】また、本発明によれば、板状のスプリング
部材を筒状にして両端でオーバラップさせた筒状コア
と、該筒状コアの両端に着脱自在に挿入されるテーパ部
を一側に有する各一のフランジとを設け、前記スプリン
グ部材のオーバラップ部分に、前記筒状コア外周に装着
されたロール記録紙の内端部を挟持させるようにしたの
で、フランジのテーパ部を筒状コアの両端部に挿入した
とき、自動的にロール記録紙の内端部を前記オーバラッ
プ部分にて、筒状コアに確実に保持させることができ
る。さらに、板状のスプリング部材を筒状にして両端に
間隙を設けた筒状コアと、該筒状コアの両端に着脱自在
に挿入されるテーパ部を一側に有する各一のフランジ
と、前記間隙を塞ぐように前記筒状コア外周に取り付け
られたフィルムとを設けて、前記間隙部分において、筒
状コア外周に装着したロール記録紙の内端部を前記筒状
コアおよびフィルム間に挟持可能としたので、フランジ
のテーパ部を筒状コアの両端部に挿入した際に、自動的
にロール記録紙の内端部をフィルム部分にて筒状コアに
保持させることができる。
【0032】また、本発明によれば、板状のスプリング
部材を筒状にした筒状コアと、該筒状コアの両端に着脱
自在に挿入されるテーパ部を一側に有する各一のフラン
ジとを設けて、これらの各フランジのテーパ部を前記筒
状コアに挿入したとき、前記筒状コア外周に装着された
ロール記録紙内端の接着部を、前記筒状コア外周に貼着
可能としたので、接着部の筒状コア外周への接着作用に
より、自動的にロール記録紙の内端部を筒状コアに保持
させることができる。さらに、複数の割れ目を形成する
ための複数本の突起片を一側に有する一対のフランジか
らなり、ロール記録紙の内端部を前記割れ目のいずれか
に挟持させるように、前記ロール記録紙の両端に前記突
起を挿入可能にしたので、筒状コアを使用せず、同一構
成の一対のフランジを用いるだけで、ロール記録紙の保
持とこのロール記録紙の内端部の挟持とを容易かつロー
コストに実現できるという効果が得られる。
【0033】また、本発明によれば、前記のような係止
溝孔内に一部が臨むように紙保持摩擦部材を設けて、ロ
ール記録紙の内端部を抜け止め状態に保持させるように
したので、紙保持摩擦部材の摩擦力を利用して、前記係
止溝孔に挿入したロール記録紙の内端部が、その係止溝
孔から自由に抜け出るのを確実に防止できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるロール記録紙を概
念的に記す側面図である。
【図2】 本発明の一実施形態による他のロール記録紙
を概念的に記す側面図である。
【図3】 本発明の一実施形態によるロール記録紙ホル
ダを示す斜視図である。
【図4】 図3に示すロール記録紙ホルダに対するロー
ル記録紙の保持状態を示す縦断面図である。
【図5】 図3に示すロール記録紙ホルダに対するロー
ル記録紙の保持状態を示す縦断面図である。
【図6】 本発明の他の実施形態によるロール記録紙ホ
ルダを一部分解して示す正面図である。
【図7】 図6における筒状コアによるロール記録紙の
保持状態を示す縦断面図である。
【図8】 本発明による他の筒状コアによるロール記録
紙の保持状態を示す縦断面図である。
【図9】 本発明による他の筒状コアによるロール記録
紙の保持状態を示す縦断面図である。
【図10】 本発明における他のフランジによるロール
記録紙の保持状態を示す正面図である。
【図11】 図10におけるロール記録紙の保持方法を
示す要部の組付け説明図である。
【図12】 本発明の他の実施形態によるロール記録紙
ホルダを一部分解して示す正面図である。
【図13】 図12に示す筒状コアの端面図である。
【図14】 従来のプリンタを概念的に示す構成図であ
る。
【符号の説明】
11、13、25、29、33、44 ロール記録紙 12 肉厚部 14 リング部 15、20、40、50 ロール記録紙ホルダ 16、21、26、31、51 筒状コア 17a、17b、22、23、43、52、53 フラ
ンジ 18 駆動中心軸 19、27、32、58 小間隙(係止溝孔) 22a、23a、52a、53a テーパ部 24 オーバラップ部(係止溝孔) 28 フィルム 34 接着部 41 割れ目 42 突起片 59 紙保持ゴム部材(紙保持摩擦部材)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻かれた紙の内端に肉厚部を
    有することを特徴とするロール記録紙。
  2. 【請求項2】 ロール状に巻かれた紙の内端にリング部
    を有することを特徴とするロール記録紙。
  3. 【請求項3】 筒状コアの両端に設けられた各一のフラ
    ンジと、前記筒状コアに設けられて、該筒状コアの外周
    に装着されたロール記録紙の内端部を挿入可能にし、該
    挿入した内端部に形成された肉厚部を抜け止めするよう
    に係止する溝孔とを備えたことを特徴とするロール記録
    紙ホルダ。
  4. 【請求項4】 筒状コアの両端に設けられた各一のフラ
    ンジと、これらの各フランジを連結する駆動中心軸と、
    前記筒状コアに設けられて、該筒状コアの外周に装着さ
    れたロール記録紙の内端部を挿入可能にして、該挿入し
    た内端部に形成されたリング部を前記駆動中心軸に挿通
    保持させる係止溝孔とを備えたことを特徴とするロール
    記録紙ホルダ。
  5. 【請求項5】 板状のスプリング部材を筒状にして両端
    でオーバラップさせた筒状コアと、該筒状コアの両端に
    着脱自在に挿入されるテーパ部を一側に有する各一のフ
    ランジとを備え、前記スプリング部材のオーバラップ部
    分に、前記筒状コア外周に装着されたロール記録紙の内
    端部を挟持可能にしたことを特徴とするロール記録紙ホ
    ルダ。
  6. 【請求項6】 板状のスプリング部材を筒状にして両端
    に間隙を設けた筒状コアと、該筒状コアの両端に着脱自
    在に挿入されるテーパ部を一側に有する各一のフランジ
    と、前記間隙を塞ぐように前記筒状コア外周の一部に取
    り付けられたフィルムとを備え、前記筒状コア外周に装
    着したロール記録紙のうち前記間隙に挿入した内端部
    を、前記筒状コアおよびフィルム間に挟持可能にしたこ
    とを特徴とするロール記録紙ホルダ。
  7. 【請求項7】 板状のスプリング部材を筒状にして両端
    に間隙を設けた筒状コアと、該筒状コアの両端に着脱自
    在に挿入されるテーパ部を一側に有する各一のフランジ
    とを備え、これらの各フランジのテーパ部を前記筒状コ
    アに挿入したとき、前記筒状コア外周に装着されたロー
    ル記録紙内端の接着部を、前記筒状コア外周に貼着保持
    可能にしたことを特徴とするロール記録紙ホルダ。
  8. 【請求項8】 複数の割れ目を形成するための複数本の
    突起片を一側に有する一対のフランジからなり、ロール
    記録紙の内端部を前記割れ目のいずれかに挟持させるよ
    うに、前記ロール記録紙の両端に前記突起を挿入可能に
    したことを特徴とするロール記録紙ホルダ。
  9. 【請求項9】 筒状コアの両端に着脱自在に装着される
    各一のフランジと、前記筒状コア外周に装着されたロー
    ル記録紙の内端部を挿入可能にする係止溝孔と、該係止
    溝孔内に一部が臨み、前記挿入されたロール記録紙の内
    端部を抜け止め状態に保持する紙保持摩擦部材とを備え
    たことを特徴とするロール記録紙ホルダ。
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