JP2002219973A - 車両用回転シートの支持機構 - Google Patents
車両用回転シートの支持機構Info
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- JP2002219973A JP2002219973A JP2001019672A JP2001019672A JP2002219973A JP 2002219973 A JP2002219973 A JP 2002219973A JP 2001019672 A JP2001019672 A JP 2001019672A JP 2001019672 A JP2001019672 A JP 2001019672A JP 2002219973 A JP2002219973 A JP 2002219973A
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の滑り支持部と同等のスペースに組込み
可能で、かつ、回転シートの回転抵抗を軽減することの
できる車両用回転シートの支持機構を提供する。 【解決手段】 フロア1側の固定部3とシート2側の回
転部4との間に、複数のころ5を介在させる。複数のこ
ろ5は、シート2の回転軸心Oを中心とする円周上に、
ころ5の中心軸Qが上記回転軸心Oに対して垂直となる
ように配置される。ころが前記円周上を転がるように案
内する転動案内手段として、例えば保持器15を設け
る。
可能で、かつ、回転シートの回転抵抗を軽減することの
できる車両用回転シートの支持機構を提供する。 【解決手段】 フロア1側の固定部3とシート2側の回
転部4との間に、複数のころ5を介在させる。複数のこ
ろ5は、シート2の回転軸心Oを中心とする円周上に、
ころ5の中心軸Qが上記回転軸心Oに対して垂直となる
ように配置される。ころが前記円周上を転がるように案
内する転動案内手段として、例えば保持器15を設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のフロア
上でシートを回転自在に支持する車両用回転シートの支
持機構に関する
上でシートを回転自在に支持する車両用回転シートの支
持機構に関する
【0002】
【従来の技術】自動車における運転席,助手席、あるい
は後部座席において、そのシートを横向きや後ろ向きに
方向転換可能としたものがある。このようなシートを回
転自在に支持する車両用回転シートの支持機構として、
従来は滑り案内によるものが使用されている。図11〜
図12は、その一例を示す。同図の支持機構は、リング
状の固定部51に対してリング状の回転部52を、樹脂
製の滑り部材53を介して載せ、セットプレート54で
回転自在に取付けたものである。固定部材51はフロア
上に設置され、回転部52上にシートが設置される。こ
のような滑り部材53による支持機構は、単純な構造
で、安価であるという利点を有している。そのため、い
わゆるレクレーショナルビークル(RV車)等に広く採
用されている。
は後部座席において、そのシートを横向きや後ろ向きに
方向転換可能としたものがある。このようなシートを回
転自在に支持する車両用回転シートの支持機構として、
従来は滑り案内によるものが使用されている。図11〜
図12は、その一例を示す。同図の支持機構は、リング
状の固定部51に対してリング状の回転部52を、樹脂
製の滑り部材53を介して載せ、セットプレート54で
回転自在に取付けたものである。固定部材51はフロア
上に設置され、回転部52上にシートが設置される。こ
のような滑り部材53による支持機構は、単純な構造
で、安価であるという利点を有している。そのため、い
わゆるレクレーショナルビークル(RV車)等に広く採
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、滑り支持は、
シートの回転抵抗が大きく、シートを滑らかに回転でき
ないという問題を有する。このため、シートを回転させ
るのに、大きな力を必要とし、非力な女性や子供がシー
トを回転させることは容易でない。また、この滑り支持
機構を、老人や身体障害者の自動車への乗降を容易にす
る福祉車両等に適用した場合には次のような問題があ
る。福祉車両では、シートに人が座った状態でシートを
回転させる場合が多く、滑り支持面に働く荷重が大き
い。その結果、シートの回転抵抗はさらに大きいものと
なり、老人等を補助する補助者の負担はさらに大きいも
のとなる。
シートの回転抵抗が大きく、シートを滑らかに回転でき
ないという問題を有する。このため、シートを回転させ
るのに、大きな力を必要とし、非力な女性や子供がシー
トを回転させることは容易でない。また、この滑り支持
機構を、老人や身体障害者の自動車への乗降を容易にす
る福祉車両等に適用した場合には次のような問題があ
る。福祉車両では、シートに人が座った状態でシートを
回転させる場合が多く、滑り支持面に働く荷重が大き
い。その結果、シートの回転抵抗はさらに大きいものと
なり、老人等を補助する補助者の負担はさらに大きいも
のとなる。
【0004】ところで、回転シートの回転抵抗を軽減す
る支持機構として、フロア側の固定部51とシート側の
回転部52の間に複数のボール(図示せず)を介在さ
せ、転がり支持とすることも考えられる。しかし、ボー
ルを介在させようとすると、その支持機構は、ほぼボー
ルの直径分の高さ寸法を必要とし、荷重を支持するのに
十分なボール直径を選択すると、ポールを介在させた支
持機構は、滑り支持機構に比べて高さ方向の寸法が大き
くなる。
る支持機構として、フロア側の固定部51とシート側の
回転部52の間に複数のボール(図示せず)を介在さ
せ、転がり支持とすることも考えられる。しかし、ボー
ルを介在させようとすると、その支持機構は、ほぼボー
ルの直径分の高さ寸法を必要とし、荷重を支持するのに
十分なボール直径を選択すると、ポールを介在させた支
持機構は、滑り支持機構に比べて高さ方向の寸法が大き
くなる。
【0005】そこで、この発明は、従来の滑り支持部と
同等のスペースに組込み可能で、かつ、回転シートの回
転抵抗を軽減することのできる車両用回転シートの支持
機構を提供することを課題とする。
同等のスペースに組込み可能で、かつ、回転シートの回
転抵抗を軽減することのできる車両用回転シートの支持
機構を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の
発明は、上記課題を解決するために、自動車のフロア上
でシートを回転自在に支持する車両用回転シートの支持
機構において、フロア側の固定部とシート側の回転部と
の間に3つ以上のころが介在し、前記各ころは、シート
の回転軸心を中心とする円周上に、ころの中心軸がシー
トの回転軸心に対して垂直となるように配置されてお
り、ころが前記円周上を転がるように案内する転動案内
手段を設けたものである。この発明では、転動体として
ころを用いるため、前述のボール支持の場合に点接触で
支持することになるのに対し、線接触で支持することに
なり、同一の荷重を支持する場合に、転動体直径を小さ
くできる。その結果、支持機構の高さ寸法を小さく抑え
ることが可能であり、従来の滑り形式の支持機構と同等
の寸法に収めることができる。また、ころは、シートの
回転軸心を中心とする円周上に、ころの中心軸がシート
の回転軸に対して垂直となるように配置されており、シ
ートの回転に伴い、ころが転がることで、シートの回転
抵抗を小さくしている。さらに、ころがシートの回転軸
心を中心とする円周上を転がるように案内する転動案内
手段を設けたため、ころが前記円周上の接線方向に転動
するのを規制し、前記円周上を転動し続けることを可能
としている。
発明は、上記課題を解決するために、自動車のフロア上
でシートを回転自在に支持する車両用回転シートの支持
機構において、フロア側の固定部とシート側の回転部と
の間に3つ以上のころが介在し、前記各ころは、シート
の回転軸心を中心とする円周上に、ころの中心軸がシー
トの回転軸心に対して垂直となるように配置されてお
り、ころが前記円周上を転がるように案内する転動案内
手段を設けたものである。この発明では、転動体として
ころを用いるため、前述のボール支持の場合に点接触で
支持することになるのに対し、線接触で支持することに
なり、同一の荷重を支持する場合に、転動体直径を小さ
くできる。その結果、支持機構の高さ寸法を小さく抑え
ることが可能であり、従来の滑り形式の支持機構と同等
の寸法に収めることができる。また、ころは、シートの
回転軸心を中心とする円周上に、ころの中心軸がシート
の回転軸に対して垂直となるように配置されており、シ
ートの回転に伴い、ころが転がることで、シートの回転
抵抗を小さくしている。さらに、ころがシートの回転軸
心を中心とする円周上を転がるように案内する転動案内
手段を設けたため、ころが前記円周上の接線方向に転動
するのを規制し、前記円周上を転動し続けることを可能
としている。
【0007】この発明における第2の発明は、自動車の
フロア上でシートを回転自在に支持する車両用回転シー
トの支持機構において、フロア側の固定部とシート側の
回転部との間にころが介在し、前記各ころはシートの回
転軸心を中心とする円周上に、ころの中心軸がシートの
回転軸心に対して垂直となるように配置されている3つ
以上のころからなる第1のころ群と、ころの中心軸がシ
ートの回転軸と平行となるように配置されている3つ以
上のころからなる第2のころ群とからなり、ころが前記
円周上を転がるように案内する転動案内手段を設けたも
のである。この構成の場合は、第1の発明に加えて、こ
ろの中心軸がシートの回転軸心と平行となる第2のころ
群を設けたため、回転部材は半径方向にころで支持され
る。そのため、半径方向のがたを小さくでき、また半径
方向についても転がり案内され、滑らかな回転が可能と
なっている。
フロア上でシートを回転自在に支持する車両用回転シー
トの支持機構において、フロア側の固定部とシート側の
回転部との間にころが介在し、前記各ころはシートの回
転軸心を中心とする円周上に、ころの中心軸がシートの
回転軸心に対して垂直となるように配置されている3つ
以上のころからなる第1のころ群と、ころの中心軸がシ
ートの回転軸と平行となるように配置されている3つ以
上のころからなる第2のころ群とからなり、ころが前記
円周上を転がるように案内する転動案内手段を設けたも
のである。この構成の場合は、第1の発明に加えて、こ
ろの中心軸がシートの回転軸心と平行となる第2のころ
群を設けたため、回転部材は半径方向にころで支持され
る。そのため、半径方向のがたを小さくでき、また半径
方向についても転がり案内され、滑らかな回転が可能と
なっている。
【0008】この発明において、前記転動案内手段は保
持器であっても良い。この構成の場合、保持器により、
ころはシートの回転軸心を中心とする円周上を転動し続
けることが可能とされる。また、この保持器により、隣
り合うころ同士の滑り接触が生じないため、さらに滑ら
かにシートを回転できる。
持器であっても良い。この構成の場合、保持器により、
ころはシートの回転軸心を中心とする円周上を転動し続
けることが可能とされる。また、この保持器により、隣
り合うころ同士の滑り接触が生じないため、さらに滑ら
かにシートを回転できる。
【0009】このように保持器を設ける場合に、保持器
が円弧形状であって、この円弧状の保持器をフロア側の
固定部とシート側の回転部の間に複数個有するものとし
ても良い。保持器を円弧状とすることにより、リング状
とする場合に比べて支持機構の軽量化を図ることが可能
になると共に、ころおよび保持器の材料使用量を低減す
ることで、製造コストを抑えることができる。
が円弧形状であって、この円弧状の保持器をフロア側の
固定部とシート側の回転部の間に複数個有するものとし
ても良い。保持器を円弧状とすることにより、リング状
とする場合に比べて支持機構の軽量化を図ることが可能
になると共に、ころおよび保持器の材料使用量を低減す
ることで、製造コストを抑えることができる。
【0010】保持器を円弧状として複数設ける場合に、
前記ころの転走面上に、保持器の移動を制限するストッ
パを設けても良い。このストッパは、前記円弧形状保持
器がストッパ間のみを移動できるようにすることで、保
持器がシートの回転軸心を中心とする円周上でほぼ均等
に配置されることとなり、回転部を安定して支持するこ
とができる。
前記ころの転走面上に、保持器の移動を制限するストッ
パを設けても良い。このストッパは、前記円弧形状保持
器がストッパ間のみを移動できるようにすることで、保
持器がシートの回転軸心を中心とする円周上でほぼ均等
に配置されることとなり、回転部を安定して支持するこ
とができる。
【0011】この発明において、保持器を用いる場合
に、前記保持器は樹脂で成形されていても良い。樹脂製
の保持器とすると、軽量で安価に製作でき、また樹脂の
持つ自己潤滑性により、ころの回転や、保持器の固定部
や回転部に対する摺接が滑らかとなる。
に、前記保持器は樹脂で成形されていても良い。樹脂製
の保持器とすると、軽量で安価に製作でき、また樹脂の
持つ自己潤滑性により、ころの回転や、保持器の固定部
や回転部に対する摺接が滑らかとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態を図1
ないし図3と共に説明する。この車両用回転シートの支
持機構は、自動車のフロア1上でシート2を回転自在に
支持する支持機構である。この支持機構は、フロア1側
の固定部3とシート2側の回転部4との間に複数のころ
5を介在させたものである。これら複数のころ5は、シ
ート2の回転軸心Oを中心とする円周上に、ころ5の中
心軸Qがシート2の回転軸心Oに対して垂直となるよう
に配置されている。固定部3には、ころ5がシート2の
回転軸心Oを中心とする円周C上を転がるように案内す
る転動案内手段6(図3)が設けてある。
ないし図3と共に説明する。この車両用回転シートの支
持機構は、自動車のフロア1上でシート2を回転自在に
支持する支持機構である。この支持機構は、フロア1側
の固定部3とシート2側の回転部4との間に複数のころ
5を介在させたものである。これら複数のころ5は、シ
ート2の回転軸心Oを中心とする円周上に、ころ5の中
心軸Qがシート2の回転軸心Oに対して垂直となるよう
に配置されている。固定部3には、ころ5がシート2の
回転軸心Oを中心とする円周C上を転がるように案内す
る転動案内手段6(図3)が設けてある。
【0013】図1において、固定部3はフロア1上に支
持台11を介して設置されている。支持台11は、位置
固定のものであっても、シート2の前後位置調整のため
に固定部3をスライド自在に支持するものであっても良
い。回転部4には、シート2を設置するブラケット12
が、ボルト等の取付具13により取付けられる。
持台11を介して設置されている。支持台11は、位置
固定のものであっても、シート2の前後位置調整のため
に固定部3をスライド自在に支持するものであっても良
い。回転部4には、シート2を設置するブラケット12
が、ボルト等の取付具13により取付けられる。
【0014】固定部3は、リング状の部材からなり、上
向き溝形の横断面形状に形成され、内外周の周壁の上縁
から溝外側へ張り出すフランジ3a,3bを有してい
る。回転部4は、リング状の部材からなり、下部が固定
部3の溝内部に遊嵌する。回転部4は、一体のリング状
部材であっても良いが、この例では、図1に示すように
円周方向に並ぶ複数(例えば2個)の分割リング4A,
4Bに分割されている。回転部4は、下向き溝形の横断
面形状に形成され、内外周の周壁の下縁から溝内側へ張
り出すフランジ4a,4bを有している。回転部4は、
固定部3に対して回転自在なように、結合部材7で取付
けられている。この回転部4の取付は、固定部3と回転
部4の間に、ころ5が、がたつき無く挟まれる程度の軸
方向隙間が生じるように行われる。結合部材7は、回転
部4のフランジ4a,4bを抑えるセットプレート8
を、固定部3の底面から突出した取付ボルト9にナット
10で止め付けるものとされている。セットプレート8
は円弧状のプレートであり、固定部3の円周方向の複数
箇所に配置され、それぞれ複数本の取付ボルト9により
取付けられる。取付ボルト9は、固定部3の底面に固定
されたスタッドホルトであっても、固定部3の底面に設
けられた孔を貫通して固定部3を他の部材に取付ける手
段を兼用するものであっても良い。
向き溝形の横断面形状に形成され、内外周の周壁の上縁
から溝外側へ張り出すフランジ3a,3bを有してい
る。回転部4は、リング状の部材からなり、下部が固定
部3の溝内部に遊嵌する。回転部4は、一体のリング状
部材であっても良いが、この例では、図1に示すように
円周方向に並ぶ複数(例えば2個)の分割リング4A,
4Bに分割されている。回転部4は、下向き溝形の横断
面形状に形成され、内外周の周壁の下縁から溝内側へ張
り出すフランジ4a,4bを有している。回転部4は、
固定部3に対して回転自在なように、結合部材7で取付
けられている。この回転部4の取付は、固定部3と回転
部4の間に、ころ5が、がたつき無く挟まれる程度の軸
方向隙間が生じるように行われる。結合部材7は、回転
部4のフランジ4a,4bを抑えるセットプレート8
を、固定部3の底面から突出した取付ボルト9にナット
10で止め付けるものとされている。セットプレート8
は円弧状のプレートであり、固定部3の円周方向の複数
箇所に配置され、それぞれ複数本の取付ボルト9により
取付けられる。取付ボルト9は、固定部3の底面に固定
されたスタッドホルトであっても、固定部3の底面に設
けられた孔を貫通して固定部3を他の部材に取付ける手
段を兼用するものであっても良い。
【0015】ころ5は、回転部4のフランジ4bの下面
と、固定部3の溝底面の間に配置され、これらフランジ
4bの下面と固定部3の溝底面とがころ5の転走面とな
る。ころ5は、固定部3の円周方向に少なくとも3個並
べて設けられる。ころ5は、円周方向に等配しても良
く、また複数本のころ5の並びを、円周方向の複数箇所
に分けて配置しても良い。
と、固定部3の溝底面の間に配置され、これらフランジ
4bの下面と固定部3の溝底面とがころ5の転走面とな
る。ころ5は、固定部3の円周方向に少なくとも3個並
べて設けられる。ころ5は、円周方向に等配しても良
く、また複数本のころ5の並びを、円周方向の複数箇所
に分けて配置しても良い。
【0016】転動案内手段6(図3)は、固定部3の溝
底面の外周縁に沿って設けたリング状の部材からなる。
このリング状の転動案内手段6は、樹脂等の滑りの良い
材質のものが好ましい。転動案内手段6は、必ずしも固
定部3と別体に設けなくても良く、例えば固定部3に一
体にプレス成形等で設けても良い。
底面の外周縁に沿って設けたリング状の部材からなる。
このリング状の転動案内手段6は、樹脂等の滑りの良い
材質のものが好ましい。転動案内手段6は、必ずしも固
定部3と別体に設けなくても良く、例えば固定部3に一
体にプレス成形等で設けても良い。
【0017】この実施形態の支持機構によると、固定部
3と回転部4の間に、ころ5を配置していることから、
前述のボールで荷重を支持する場合よりも、転動体の直
径を小さくすることができる。そのため、支持部の高さ
寸法を小さく抑えることが可能であり、従来の滑り案内
部材と同等の寸法に収めることができる。また、ころ5
はシート2の回転軸心Oを中心とする円周C上に、ころ
5の中心軸Qがシート2の回転軸心Oに対して垂直とな
るように配置されているため、シート2の回転に伴い、
ころ5が転がることでシート2の回転抵抗が小さくな
る。さらに、ころ5がシート2の回転軸心Oを中心とす
る円周C上を転がるように、ころ5の端部を案内する転
動案内手段6を設けたため、ころ5が前記円周C上の接
線方向に転動するのを規制し、円周C上を転動し続ける
ことが可能になる。
3と回転部4の間に、ころ5を配置していることから、
前述のボールで荷重を支持する場合よりも、転動体の直
径を小さくすることができる。そのため、支持部の高さ
寸法を小さく抑えることが可能であり、従来の滑り案内
部材と同等の寸法に収めることができる。また、ころ5
はシート2の回転軸心Oを中心とする円周C上に、ころ
5の中心軸Qがシート2の回転軸心Oに対して垂直とな
るように配置されているため、シート2の回転に伴い、
ころ5が転がることでシート2の回転抵抗が小さくな
る。さらに、ころ5がシート2の回転軸心Oを中心とす
る円周C上を転がるように、ころ5の端部を案内する転
動案内手段6を設けたため、ころ5が前記円周C上の接
線方向に転動するのを規制し、円周C上を転動し続ける
ことが可能になる。
【0018】つぎに、この発明の第2の実施形態を図4
と共に説明する。この実施形態は、図1〜図3に示す第
1の実施形態に加えて、ラジアル負荷支持用の第2のこ
ろ群5Bを設けたものである。すなわち、固定部3と回
転部4の間に介在させる複数のころ5として、シート2
の回転軸心Oを中心とする円周上に、ころ5の中心軸Q
がシート2の回転軸心Oに対して垂直となるように配置
されている第1のころ群5Aと、ころ5の中心軸Qがシ
ート2の回転軸心Oと平行となるように配置されている
第2のころ群5Bとを設ける。転動案内手段6は、各こ
ろ群5A,5Bのころ5が前記円周C(図1)上を転が
るように案内するものとする。転動案内手段6は、各こ
ろ群5A,5Bの別に設けても良いが、この実施形態で
は、固定部3の溝底の外周縁に設けた一つのリング状の
部材で兼用され、その内周面で第1のころ群5Aのころ
5を、上面で第2のころ群5Bのころ5をそれぞれ案内
する。
と共に説明する。この実施形態は、図1〜図3に示す第
1の実施形態に加えて、ラジアル負荷支持用の第2のこ
ろ群5Bを設けたものである。すなわち、固定部3と回
転部4の間に介在させる複数のころ5として、シート2
の回転軸心Oを中心とする円周上に、ころ5の中心軸Q
がシート2の回転軸心Oに対して垂直となるように配置
されている第1のころ群5Aと、ころ5の中心軸Qがシ
ート2の回転軸心Oと平行となるように配置されている
第2のころ群5Bとを設ける。転動案内手段6は、各こ
ろ群5A,5Bのころ5が前記円周C(図1)上を転が
るように案内するものとする。転動案内手段6は、各こ
ろ群5A,5Bの別に設けても良いが、この実施形態で
は、固定部3の溝底の外周縁に設けた一つのリング状の
部材で兼用され、その内周面で第1のころ群5Aのころ
5を、上面で第2のころ群5Bのころ5をそれぞれ案内
する。
【0019】この構成の場合、固定部3と回転部4との
間に、シート2の回転軸心Oと平行にころ5を配置した
第2のころ群5Bを設けたため、回転シート2は半径方
向にころ5で支持され、半径方向のがたを小さくでき、
さらに滑らかな回転が可能となっている。この実施形態
におけるその他の構成,効果は、第1の実施形態と同じ
である。
間に、シート2の回転軸心Oと平行にころ5を配置した
第2のころ群5Bを設けたため、回転シート2は半径方
向にころ5で支持され、半径方向のがたを小さくでき、
さらに滑らかな回転が可能となっている。この実施形態
におけるその他の構成,効果は、第1の実施形態と同じ
である。
【0020】この発明の第3の実施形態を図5,図6に
示す。この実施形態は、ころ5の転動を案内する転動案
内手段として保持器15を用いている。保持器15は、
リング状で板状の部材からなり、円周方向に並んで、こ
ろ5を転動自在に保持する複数のポケット14が形成さ
れている。この実施形態におけるその他の構成は、図1
〜図3に示す第1の実施形態と同じである。
示す。この実施形態は、ころ5の転動を案内する転動案
内手段として保持器15を用いている。保持器15は、
リング状で板状の部材からなり、円周方向に並んで、こ
ろ5を転動自在に保持する複数のポケット14が形成さ
れている。この実施形態におけるその他の構成は、図1
〜図3に示す第1の実施形態と同じである。
【0021】この構成の場合、この保持器15で保持さ
れることにより、ころ5はシート2の回転軸心Oを中心
とする円周上を転動し続けることが可能となっている。
また保持器15により、隣り合うころ5同士の滑り接触
が生じないため、さらに滑らかにシート2を回転でき
る。また、保持器15を用いると、使用する間にころ5
の配列ピッチが次第にずれて来ることが防止される。
れることにより、ころ5はシート2の回転軸心Oを中心
とする円周上を転動し続けることが可能となっている。
また保持器15により、隣り合うころ5同士の滑り接触
が生じないため、さらに滑らかにシート2を回転でき
る。また、保持器15を用いると、使用する間にころ5
の配列ピッチが次第にずれて来ることが防止される。
【0022】この発明の第4の実施形態を図7〜図9に
示す。この実施形態は、図3の実施形態(図5,図6の
実施形態)において、保持器15をリング状とする代わ
りに、円弧形状の保持器15Aを複数設けたものであ
る。図示の例では、保持器15Aは、固定部3の円周方
向に3個を等配している。また、固定部3におけるころ
5の転走面上に、ストッパ16を設けている。このスト
ッパ16は、円弧状の保持器15Aに係合するように、
各保持器15Aに対して設けられ、保持器15Aが隣合
うストッパ16間でのみ移動できるようにする。また、
固定部3には円周方向の1か所にシートストッパ17を
設け、このシートストッパ17に係合して回転部4の回
転角度を規制するストッパ係合部18を回転部4の円周
方向の2か所に設けている。この実施形態におけるその
他の構成は、図5,図6に示す第3の実施形態と同じで
ある。
示す。この実施形態は、図3の実施形態(図5,図6の
実施形態)において、保持器15をリング状とする代わ
りに、円弧形状の保持器15Aを複数設けたものであ
る。図示の例では、保持器15Aは、固定部3の円周方
向に3個を等配している。また、固定部3におけるころ
5の転走面上に、ストッパ16を設けている。このスト
ッパ16は、円弧状の保持器15Aに係合するように、
各保持器15Aに対して設けられ、保持器15Aが隣合
うストッパ16間でのみ移動できるようにする。また、
固定部3には円周方向の1か所にシートストッパ17を
設け、このシートストッパ17に係合して回転部4の回
転角度を規制するストッパ係合部18を回転部4の円周
方向の2か所に設けている。この実施形態におけるその
他の構成は、図5,図6に示す第3の実施形態と同じで
ある。
【0023】この実施形態の場合、保持器15Aを円弧
形状として円周方向に部分的な配置としたため、第3の
実施形態のように保持器15をリング状とした場合に比
べ、支持機構の軽量化を図ることができる。また、ころ
5および保持器15Aの材料重量を低減することができ
て、製造コストを抑えることができる。また、ころ5の
転走面上にストッパ16を設け、円弧形状の保持器15
Aがストッパ16間のみを移動できるようにしたため、
保持器15Aがシート2の回転軸心Oを中心とする円周
上でほぼ均等に配置されることとなり、回転部4を安定
して支持することができる。
形状として円周方向に部分的な配置としたため、第3の
実施形態のように保持器15をリング状とした場合に比
べ、支持機構の軽量化を図ることができる。また、ころ
5および保持器15Aの材料重量を低減することができ
て、製造コストを抑えることができる。また、ころ5の
転走面上にストッパ16を設け、円弧形状の保持器15
Aがストッパ16間のみを移動できるようにしたため、
保持器15Aがシート2の回転軸心Oを中心とする円周
上でほぼ均等に配置されることとなり、回転部4を安定
して支持することができる。
【0024】シート2の回転前後の状態を図9に示す。
同図(A)はシート回転前の状態、つまりシート2が自
動車の正面を向く状態であり、回転部4に設けられたス
トッパ係合部18が固定部3のシートストッパ17に係
合して、一方向の回転を規制している。同図(B)は、
シート2が90°回転した横向きの状態である。同図
(C)は、シート2が180°回転した後ろ向きの状態
であり、回転部4に設けられたストッパ係合部18が固
定部3のシートストッパ17に係合して、それ以上の回
転を規制している。
同図(A)はシート回転前の状態、つまりシート2が自
動車の正面を向く状態であり、回転部4に設けられたス
トッパ係合部18が固定部3のシートストッパ17に係
合して、一方向の回転を規制している。同図(B)は、
シート2が90°回転した横向きの状態である。同図
(C)は、シート2が180°回転した後ろ向きの状態
であり、回転部4に設けられたストッパ係合部18が固
定部3のシートストッパ17に係合して、それ以上の回
転を規制している。
【0025】この発明の第5の実施形態を図10に示
す。この実施形態は、第3の実施形態(図5,図6の実
施形態)において、さらにラジアル負荷支持使用の第2
のころ群5Bを設けたものである。すなわち、固定部3
と回転部4の間に介在させる複数のころ5として、シー
ト2の回転軸心Oを中心とする円周上に、ころ5の中心
軸Qがシート2の回転軸心Oに対して垂直となるように
配置されている第1のころ群5Aと、ころ5の中心軸Q
がシート2の回転軸心Oと平行となるように配置されて
いる第2のころ群5Bとを設ける。第1のころ群5Aの
各ころ5は、図5,図6の例と同様に、リング状の保持
器15で保持する。第2のころ群5Bの各ころ5は、円
筒状に形成された別の保持器15Bで保持する。なお、
第1のころ群5Aの保持器15は、図7,図8の実施形
態と同様に、円弧形状の複数の保持器としても良く、ま
た第2のころ群5Bの保持器15Bも、円弧形状の複数
の保持器としても良い。この実施形態の場合は、第2の
実施形態と同様に、回転シート2が半径方向にころ5で
支持され、半径方向のがたを小さくでき、さらに滑らか
な回転が可能となる。
す。この実施形態は、第3の実施形態(図5,図6の実
施形態)において、さらにラジアル負荷支持使用の第2
のころ群5Bを設けたものである。すなわち、固定部3
と回転部4の間に介在させる複数のころ5として、シー
ト2の回転軸心Oを中心とする円周上に、ころ5の中心
軸Qがシート2の回転軸心Oに対して垂直となるように
配置されている第1のころ群5Aと、ころ5の中心軸Q
がシート2の回転軸心Oと平行となるように配置されて
いる第2のころ群5Bとを設ける。第1のころ群5Aの
各ころ5は、図5,図6の例と同様に、リング状の保持
器15で保持する。第2のころ群5Bの各ころ5は、円
筒状に形成された別の保持器15Bで保持する。なお、
第1のころ群5Aの保持器15は、図7,図8の実施形
態と同様に、円弧形状の複数の保持器としても良く、ま
た第2のころ群5Bの保持器15Bも、円弧形状の複数
の保持器としても良い。この実施形態の場合は、第2の
実施形態と同様に、回転シート2が半径方向にころ5で
支持され、半径方向のがたを小さくでき、さらに滑らか
な回転が可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従来
の滑り支持部と同等のスペースに組込み可能で、かつ、
回転シートの回転抵抗を軽減する車両用回転シートの支
持機構を提供できる。
の滑り支持部と同等のスペースに組込み可能で、かつ、
回転シートの回転抵抗を軽減する車両用回転シートの支
持機構を提供できる。
【図1】この発明の一実施形態にかかる車両用回転シー
トの支持機構の部分省略分解斜視図である。
トの支持機構の部分省略分解斜視図である。
【図2】その固定部ところの関係を示す平面図である。
【図3】図2のIII-III 線断面に対応する支持機構の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図5】この発明の第3の実施形態の部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図6】その保持器の縮小平面図である。
【図7】この発明の第4の実施形態における固定部とこ
ろの関係を示す平面図である。
ろの関係を示す平面図である。
【図8】図7のVIII-VIII 線断面に対応する支持機構の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図9】同支持機構の動作説明図である。
【図10】この発明の第5の実施形態の部分拡大断面図
である。
である。
【図11】従来例における固定部の平面図である。
【図12】図11のXII-XII 線断面に対応する支持機構
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
1…フロア 2…シート 3…固定部 4…回転部 5…ころ 5A…第1のころ群 5B…第2のころ群 6…転動案内手段 8…セットプレート 15,15A,15B…保持器 O…シートの回転軸心 Q…ころの中心軸
Claims (6)
- 【請求項1】 自動車のフロア上でシートを回転自在に
支持する車両用回転シートの支持機構において、フロア
側の固定部とシート側の回転部との間に3つ以上のころ
が介在し、前記各ころは、シートの回転軸心を中心とす
る円周上に、ころの中心軸がシートの回転軸心に対して
垂直となるように配置されており、ころが前記円周上を
転がるように案内する転動案内手段を設けたことを特徴
とする車両用回転シートの支持機構。 - 【請求項2】 自動車のフロア上でシートを回転自在に
支持する車両用回転シートの支持機構において、フロア
側の固定部とシート側の回転部との間にころが介在し、
前記各ころはシートの回転軸心を中心とする円周上に、
ころの中心軸がシートの回転軸心に対して垂直となるよ
うに配置されている3つ以上のころからなる第1のころ
群と、ころの中心軸がシートの回転軸と平行となるよう
に配置されている3つ以上のころからなる第2のころ群
とからなり、ころが前記円周上を転がるように案内する
転動案内手段を設けたことを特徴とする車両用回転シー
トの支持機構。 - 【請求項3】 前記転動案内手段が保持器である請求項
1または請求項2に記載の車両用回転シートの支持機
構。 - 【請求項4】 前記保持器が円弧形状であり、この円弧
状保持器をフロア側の固定部とシート側の回転部の間に
複数個有する請求項3に記載の支持機構。 - 【請求項5】 前記ころの転走面上に保持器の移動を制
限するストッパを有している請求項4に記載の車両用回
転シートの支持機構。 - 【請求項6】 前記保持器が樹脂で成形されている請求
項3ないし請求項5のいずれかに記載の車両用回転シー
トの支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001019672A JP2002219973A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 車両用回転シートの支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001019672A JP2002219973A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 車両用回転シートの支持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002219973A true JP2002219973A (ja) | 2002-08-06 |
Family
ID=18885513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001019672A Pending JP2002219973A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 車両用回転シートの支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002219973A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013052140A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両の回転スライドシート用の回転機構 |
CN109398168A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-03-01 | 湖北航嘉麦格纳座椅系统有限公司 | 一种汽车及其座椅的旋转机构 |
-
2001
- 2001-01-29 JP JP2001019672A patent/JP2002219973A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013052140A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両の回転スライドシート用の回転機構 |
CN109398168A (zh) * | 2018-12-07 | 2019-03-01 | 湖北航嘉麦格纳座椅系统有限公司 | 一种汽车及其座椅的旋转机构 |
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