JP2002219613A - 棒材切断装置 - Google Patents

棒材切断装置

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JP2002219613A
JP2002219613A JP2001014781A JP2001014781A JP2002219613A JP 2002219613 A JP2002219613 A JP 2002219613A JP 2001014781 A JP2001014781 A JP 2001014781A JP 2001014781 A JP2001014781 A JP 2001014781A JP 2002219613 A JP2002219613 A JP 2002219613A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面或いは床面から突き出す棒材をその近傍
において切断でき、しかもランニングコストが安価とな
り且つ大径の棒材も容易に切断できる棒材切断装置を提
供する。 【解決手段】 チップソー(円板状回転切断工具)14
の取付穴58に係合する環状突起70を有する取付部材
64が回転駆動軸16の先端部に締着されると、チップ
ソー14自体が僅かに円錐状に変形させられることか
ら、そのチップソー14の外周刃56が回転駆動軸16
とは反対側すなわち面50側へ移動させられた状態で棒
材52が切削されるので、棒材52の切断状態において
は、チップソー14の外周刃56が面50側に一層接近
させられるのでその面50から突き出す棒材52をその
面50の近傍において切断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば建築材料
に埋設されてその建築材料の壁面或いは床面から一部が
突き出す鉄筋等の金属製棒材や塩化ビニル樹脂等から成
る樹脂製棒材等を切断するための棒材切断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄筋コンクリートを施工するに
際して所定の形状に配設される鉄筋や、水道管等に用い
られる塩化ビニル樹脂等の樹脂パイプ等は、製造上或い
は運搬上の取扱が容易な一定の長さとされており、施工
現場においてその鉄筋コンクリートに埋設されるが、一
部がその鉄筋コンクリートの壁面或いは床面から突き出
されるので、そのような棒材をその壁面或いは床面に可
及的に近い位置でたとえば壁面或いは床面に面一となる
ように切断することが望まれる場合がある。
【0003】通常、外周刃と中央部に設けられた取付穴
とを有する金属製の円板状回転切断工具が回転駆動軸の
先端部に取り付けられた形式の棒材切断装置が用いら
れ、円板状回転切断工具を壁面或いは床面に平行な状態
としつつその壁面或いは床面に可及的に接近させた状態
で棒材側へ移動させることによりその棒材が切断されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の棒材切断装置では、円板状回転切断工具は回転
駆動軸の先端部に対してナット或いはボルトを用いて締
着されることが一般的であることから、円板状回転切断
工具の壁面或いは床面側にはそのナットやボルトの頭が
突き出すので、床面或いは壁面から突き出す棒材の残部
をそのナットやボルトの頭の厚み分よりも小さくするこ
とが出来なかった。また、上記円板状回転切断工具の一
面にそれよりも小径且つ厚肉の円板状の取付フランジを
かしめ着けなどにより予め固定し、この取付フランジを
介して回転駆動軸に取り付けることが考えられるが、こ
のような場合には、消耗品である円板状回転切断工具を
交換する場合に円板状回転切断工具とともに取付フラン
ジも廃棄しなければならず、資源の無駄が発生してラン
ニングコストが高くなるという問題があった。また、比
較的大径の取付フランジが切断中において棒材と干渉し
易くなり、大径の棒材の切断が制限される場合もあっ
た。
【0005】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、壁面或いは床面から突き
出す棒材をその近傍において切断でき、しかもランニン
グコストが安価となり且つ大径の棒材も容易に切断でき
る棒材切断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、外周刃と中央部に設
けられた取付穴とを有する円板状回転切断工具が回転駆
動軸の先端部に取り付けられる形式の棒材切断装置であ
って、(a) 前記回転駆動軸の先端部の端面に形成されて
前記円板状回転切断工具の取付穴よりも外周側位置に当
接させられる環状当接面と、(b) 前記円板状回転切断工
具の取付穴に係合するために該取付穴よりも所定値だけ
大径となるように外周側へ突き出された環状突起を有
し、該取付穴を前記環状当接面側へ付勢するように前記
回転駆動軸の先端部に締着される取付部材とを、含むこ
とにある。
【0007】
【発明の効果】このようにすれば、円板状回転切断工具
の取付穴に係合する環状突起を有する取付部材が回転駆
動軸の先端部に締着されると、その円板状回転切断工具
は、回転駆動軸の先端部の端面に形成された環状当接面
に当接させられ且つその環状当接面よりも内周側に位置
する取付穴がその環状当接面側へ付勢された状態となる
ことから、円板状回転切断工具自体が僅かに円錐状に変
形させられるので、その円板状回転切断工具の外周刃が
回転駆動軸とは反対側へ移動させられた状態で棒材が切
削される。したがって、棒材の切断状態においては、円
板状回転切断工具の外周刃が壁面或いは床面側に一層接
近させられるので壁面或いは床面から突き出す棒材をそ
の近傍において切断でき、しかも、予め取付フランジを
円板状回転切断工具に固定しなくてもよいのでランニン
グコストが安価となるとともに大径の棒材も容易に切断
できる。
【0008】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記環状当接面
は、前記回転駆動軸の軸心と同心であって、外周側に向
かうほどその円板状回転切断工具側へ向かう環状の円錐
面である。このようにすれば、円錐状の環状当接面と円
板状回転切断工具とが面接触となるので、回転駆動軸へ
装着したときの円板状回転切断工具およびその形状が安
定する利点がある。
【0009】また、好適には、上記環状の円錐面は、そ
の母線が前記回転駆動軸の軸心に直角な面に対して0.
2乃至1.0度の範囲で傾斜させられた形状である。こ
のようにすれば、回転駆動軸へ装着された円板状回転切
断工具もその母線が回転駆動軸の軸心に直角な面に対し
て0.2乃至1.0度の範囲で傾斜させられた円錐状と
なり、円板状回転切断工具の変形による支障がでない範
囲で、壁面或いは床面から突き出す棒材を可及的にその
壁面或いは床面の近傍において切断できる。
【0010】また、好適には、前記回転駆動軸の先端面
の前記環状当接面の内周側に位置する部分には嵌合穴が
形成され、前記取付部材はその嵌合穴において軸心方向
の移動自在に嵌め入れられ、前記環状突起はその取付部
材の外周面のうちその嵌合穴から露出する側の端部に形
成されたものである。このようにすれば、円板状回転切
断工具は、その壁面或いは床面側から取付部材の端部の
環状突起が突き出す状態で回転駆動軸に固定されること
から、ナットやボルトにより円板状回転切断工具が回転
駆動軸に固定される場合に比較してナットやボルトの頭
の突き出し量よりも大幅に小さな突き出し量となるの
で、壁面或いは床面から突き出す棒材を可及的にその壁
面或いは床面の近傍において切断できる。
【0011】また、好適には、前記環状突起には前記円
板状回転切断工具の取付穴内周縁と係合するための円錐
状係合面が形成されたものである。このようにすれば、
円板状回転切断工具の取付穴に嵌め通した取付部材の端
部に形成された環状突起がその取付穴に係合させられる
ことにより、円板状回転切断工具が回転駆動軸へ装着さ
れると同時に自動的に芯出しされる利点がある。
【0012】また、好適には、前記円錐状係合面は、そ
の母線が回転軸心に直角な面に対して45乃至75°の
範囲で傾斜させられたものである。このようにすれば、
回転駆動軸の嵌合穴に嵌め入れた取付部材をその軸芯方
向へ締めつけることにより、その環状突起に係合した円
板状回転切断工具が自動的に芯出しされる利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して説明する。
【0014】図1および図2は本発明の一実施例である
携帯型の棒材切断装置10の全体の正面および側面を示
す図である。棒材切断装置10は、電動モータ12と、
円板状回転切断工具として機能する円板状のチップソー
(丸鋸)14が取り付けられる回転駆動軸16を回転可
能に支持し、電動モータ12の出力軸18の回転力を減
速してその回転駆動軸16に伝達する減速機20と、減
速機20に固定されて上記チップソー14を覆う浅い円
形容器状の保護カバー22とを一体的に備えている。
【0015】図3は、上記減速機20の断面構造を示す
ための展開図である。減速機20は、アルイミダイキャ
ストなどにより構成されたハウジング24内に、出力軸
18のピニオン25と噛み合う第1ギヤ26およびそれ
よりも小径の第2ギヤ28を有する第1軸30と、第2
ギヤ28と噛み合う第3ギヤ32およびそれよりも小径
の第4ギヤ34を有する第2軸36と、第4ギヤ34と
噛み合う第5ギヤ38を有する第3軸40とを回転軸心
が出力軸18の回転軸心平行となるように回転可能に備
えている。また、この減速機20では、前記回転駆動軸
16をそれら3軸の回転軸心に対して直角な回転軸心ま
わりに回転可能に支持されるとともに、上記第3軸40
の一端に固定された傘歯車42とその回転駆動軸16の
基端部に固定された傘歯車44とが相互に噛み合わされ
ており、出力軸18の回転が減速されて上記回転駆動軸
16に伝達されるようになっている。
【0016】上記回転駆動軸16の先端部は前記保護カ
バー22内に突き出されており、その先端部には、チッ
プソー14が固定されている。その保護カバー22に
は、その減速機20とは反対側に開口を覆う比較的薄い
鋼板製の保護プレート46がねじ48によって固定さ
れ、チップソー14を収容する略密閉した空間が形成さ
れている。保護カバー22および保護プレート46に
は、壁面或いは床面などの面50から突き出す鉄筋或い
は金属製或いは樹脂製の配管などの棒材52を入れるた
めのU字状の切欠54が外周側に開くように形成されて
おり、その切欠54内で棒材52が切断されるようにな
っている。
【0017】棒材切断装置10は、上記面50から突き
出す棒材52を可及的にその面50の近傍で切断するた
めにすなわち切断後の棒材52の高さHを可及的に短く
するために、チップソー14の外周刃56が面50に接
近した位置とするための構成を以下に説明するように備
えている。なお、チップソー14は、たとえば円形鋼板
の外周部に超硬合金製のチップ状の外周刃56がロー着
けされて構成されたものであり、その中央部には取付穴
58が嵌通した状態で設けられている。
【0018】回転駆動軸16の先端面の中央には嵌合穴
60が形成されており、その嵌合穴60の外周側には環
状当接面62が形成されている。この環状当接面62
は、それに当接させて回転駆動軸16に固定したチップ
ソー14が傘型或いは円錐形状となって外周刃56が面
50に接近するように、その外周側に対して内周側が僅
かに凹んだ環状の円錐面とされている。この環状の円錐
面は、その母線が回転駆動軸16の回転軸心に対してた
とえば、0.2度乃至1 度の範囲、さらに好適には、
0.4度乃至、0.8度の範囲内となるように設定され
ている。チップソー14が上記環状当接面62に密着さ
せられたとき、0.2度を下まわる場合には外周刃56
が面50に接近させる効果が得られ難くなり、1度を越
えるとチップソー14の変形が大きくなって外周刃56
の位置が不安定となって耐久性が損なわれるおそれがあ
る。
【0019】この嵌合穴60内には、短円柱状の取付部
材64が軸心方向の移動自在に嵌め入れられるようにな
っている。この取付部材64は、その軸心に形成された
貫通穴66を通るボルト68によって回転駆動軸16の
嵌合穴60内において締着されるようになっている。こ
の取付部材64の一端部には、チップソー14の取付穴
58に係合するようにその取付穴58の内径よりも所定
値たとえば数mm程度だけ大径とされた環状突起70が形
成されている。この環状突起70のチップソー14側に
形成されている、環状突起70のうちのチップソー14
の取付穴58の内周縁と係合する係合面72は円錐状係
合面とされている。この円錐状係合面は、その母線が回
転軸心に直角な面に対して45度乃至75度の範囲、さ
らに好ましくは55度乃至65度の範囲で傾斜させられ
たものである。
【0020】これにより、チップソー14の取付穴58
を通し且つ嵌合穴60に嵌め入れられた状態で取付部材
64がねじ68によって回転駆動軸16の一端に締め着
けられると、取付部材64の環状突起70がチップソー
14の取付穴58に係合させられてそれを軸心方向の面
50から離隔する側へ付勢(変形)させられるので、チ
ップソー14のうちの取付穴58の外周側に位置する部
分が回転駆動軸16の先端面である環状当接面62に密
着させられた状態でチップソー14が回転駆動軸16の
一端に固定される。この状態のチップソー14は、環状
当接面62の外周縁を支点としてその外周縁よりも内周
側が面50から離れる方向へ、その外周縁よりも外周側
が面50に接近する方向へ弾性変形させられて、外周刃
56が面50に接近させられた変形状態が維持されるよ
うになっている。また、取付部材64の一端部に形成さ
れた環状突起70は、チップソー14の取付穴58に係
合するようにその取付穴58の内径よりも所定値たとえ
ば数mm程度だけ大径とされ且つその取付穴58に係合す
る面が円錐状係合面とされているので、取付部材64の
うちでチップソー14の取付穴58を通して面50側へ
突き出す部分の寸法が極めて小さくされている。
【0021】また、保護プレート46の取付穴74は面
50側ほど大径となるテーパ面とされているとともに、
その取付穴74と同様のテーパ面形状を有するフランジ
76を備えたナット78がそのフランジ76が取付穴7
4のテーパ面と係合する状態で取付穴74内に嵌め入れ
られ、保護カバー22を貫通させられたねじ48に螺合
されている。このように、保護プレート46の板厚内に
おいてナット78のフランジ76と保護プレート46と
の係合が行われ、保護カバー22の厚み内においてナッ
ト78とねじ48との螺合が行われていることから、チ
ップソー14の外周刃56の位置が可及的に面50に接
近させられている。
【0022】そして、チップソー14が装着された状態
では、チップソー14の内周部に貫通して設けられた位
置決め穴80には、環状当接面62から突設された位置
決めピン82が嵌め入れられ、チップソー14の回転駆
動軸16に対する相対回転が防止されるようになってい
る。また、回転駆動軸16に固定された傘歯車44の外
周面には回止穴84が形成されるとともに、ハウジング
24には、その回止穴84に嵌め入れられる押しピン8
6がその傘歯車44の外周面に対して接近離隔可能に設
けられるとともにスプリング88によりその押しピン8
6が傘歯車44の外周面離隔する方向へ付勢されてお
り、その押しピン86が押し込み操作されて回止穴84
内に嵌め入れられることにより、回転駆動軸16の相対
回転が阻止された状態で、チップソー14が容易に着脱
されるようになっている。
【0023】上述のように、本実施例の棒材切断装置1
0によれば、チップソー(円板状回転切断工具)14の
取付穴58に係合する環状突起70を有する取付部材6
4が回転駆動軸16の先端部に締着されると、チップソ
ー14は、回転駆動軸16の先端面に形成された環状当
接面62に当接させられ且つその環状当接面62よりも
内周側に位置する取付穴58がその環状当接面62側へ
付勢された状態となることから、チップソー14自体が
僅かに傘状すなわち円錐状に変形させられるので、その
チップソー14の外周刃56が回転駆動軸16とは反対
側すなわち面50側へ移動させられた状態で棒材52が
切削される。したがって、棒材52の切断状態において
は、チップソー14の外周刃56が面50側に一層接近
させられるのでその面50から突き出す棒材52をその
面50の近傍において切断できる。しかも、予め取付フ
ランジを円板状回転切断工具に固定しなくてもよいの
で、ランニングコストが安価となるとともに大径の棒材
も容易に切断できる。
【0024】また、本実施例によれば、環状当接面62
は、回転駆動軸16の軸心と同心であって、外周側に向
かうほどそのチップソー14側すなわち面50側へ向か
う環状の円錐面であることから、その円錐状の環状当接
面62とチップソー14とが面接触となるチップソー1
4の回転駆動軸16への固定状態では、回転駆動軸16
へ装着したときのチップソー14およびその形状が安定
する利点がある。
【0025】また、本実施例によれば、上記環状当接面
62すなわち環状の円錐面は、その母線が回転駆動軸1
6の軸心に直角な面に対して0.2乃至1.0度の範囲
で傾斜させられた形状であることから、チップソー14
の変形による支障がでない範囲で、面50から突き出す
棒材52を可及的にその面50の近傍において切断でき
る。
【0026】また、本実施例によれば、回転駆動軸16
の先端面である環状当接面62の内周側に位置する部分
には嵌合穴60が形成され、取付部材64はその嵌合穴
60において軸心方向の移動自在に嵌め入れられ、取付
部材64の面50側の一端に形成された環状突起70は
その取付部材64の外周面のうちその嵌合穴60から露
出するように形成されたものである。このため、チップ
ソー14は、面50側から取付部材64の端部の環状突
起70が僅かに突き出た状態で回転駆動軸16に固定さ
れることから、ナットやボルトにより円板状回転切断工
具が回転駆動軸に固定される場合に比較してナットやボ
ルトの頭の突き出し量よりも大幅に小さな突き出し量と
なるので、面50から突き出す棒材52を可及的にその
面50において切断できる。
【0027】また、本実施例によれば、環状突起70に
は、チップソー14の取付穴58内周縁と係合するため
の円錐状係合面が形成されているので、チップソー14
の取付穴58に嵌め通した取付部材64の端部に形成さ
れた環状突起70がその取付穴58に係合させられるこ
とにより、円板状回転切断工具が回転駆動軸16へ装着
されると同時に自動的に芯出しされる利点がある。
【0028】また、本実施例によれば、環状突起70の
うちのチップソー14の取付穴58の内周縁と係合する
係合面72は円錐状係合面とされているので、回転駆動
軸16の嵌合穴60に嵌め入れた取付部材64をその軸
芯方向へ締めつけることにより、その環状突起70に係
合したチップソー14が自動的に芯出しされる利点があ
る。
【0029】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明はその他の態様でも実施され
る。
【0030】たとえば、前述の実施例の環状当接面62
および環状突起70は、周方向に連続したものであった
が、必ずしも連続したものでなくてもよく、周方向にお
いて所定間隔に形成されたものであってもよい。
【0031】また、実施例の環状当接面62は、その母
線が回転駆動軸16の回転軸心に直角な面に対して僅か
な角度で傾斜させられた円錐面であったが、取付部材6
4の端部の環状突起70に対して径方向において隙間が
あれば、必ずしも円錐面でなくてもよい。
【0032】また、前述の実施例の取付穴58は、環状
突起70の係合面72と同様の円錐面とされてもよい。
このようにすれば、線接触から面接触となるので、係合
面72の摩耗が少なくなって取付部材64の耐久寿命が
長くなる。
【0033】また、前述の実施例の棒材切断装置10
は、棒材52を把持するクランプ装置と、そのクランプ
装置に対して直線的な相対移動或いは相対回動可能に連
結するスライド装置或いはスイング装置とを備えたもの
であってもよい。
【0034】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の棒材切断装置を示す正面図
である。
【図2】図1の棒材切断装置の側面図である。
【図3】図1の棒材切断装置の変速機および保護カバー
内の断面構造を説明する展開図、すなわち出力軸、第1
軸、第2軸、第3軸の回転軸心と通る切断線により切断
した断面図である。
【符号の説明】
10:棒材切断装置 14:チップソー(円板状回転切断工具) 16:回転駆動軸 50:面(壁面、床面) 52:棒材 56:外周刃 58:取付穴 62:環状当接面 64:取付部材 70:環状突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周刃と中央部に設けられた取付穴とを
    有する円板状回転切断工具が回転駆動軸の先端部に取り
    付けられる形式の棒材切断装置であって、 前記回転駆動軸の先端部の端面に形成されて前記円板状
    回転切断工具の取付穴よりも外周側位置に当接させられ
    る環状当接面と、 前記円板状回転切断工具の取付穴に係合するために該取
    付穴よりも大径となるように外周側へ突き出された環状
    突起を有し、該取付穴を前記環状当接面側へ付勢するよ
    うに前記回転駆動軸の先端部に締着される取付部材と
    を、含むことを特徴とする棒材切断装置。
  2. 【請求項2】 前記環状当接面は、前記回転駆動軸の軸
    心と同心であって、外周側に向かうほど前記円板状回転
    切断工具側へ向かう環状の円錐面である請求項1の棒材
    切断装置。
  3. 【請求項3】 前記環状の円錐面は、その母線が前記回
    転駆動軸の軸心に直角な面に対して0.2乃至1.0度
    の範囲で傾斜させられた形状である請求項2の棒材切断
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動軸の先端面の前記環状当接
    面の内周側に位置する部分には嵌合穴が形成され、前記
    取付部材は該嵌合穴において軸心方向の移動自在に嵌め
    入れられ、前記環状突起は該取付部材の外周面のうち該
    嵌合穴から露出する側の端部に形成されたものである請
    求項1乃至3のいずれかの棒材切断装置。
  5. 【請求項5】 前記環状突起には前記円板状回転切断工
    具の取付穴内周縁と係合するための円錐状係合面が形成
    されたものである請求項1乃至4のいずれかの棒材切断
    装置。
  6. 【請求項6】 前記円錐状係合面は、その母線が回転軸
    心に直角な面に対して45乃至75°の範囲で傾斜させ
    られたものである請求項5のいずれかの棒材切断装置。
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