JP2002219110A - 医療情報管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 心音再生手段からの心音を聞きながら心電波
形表示手段により表示される心電波形を同時に見ること
ができる医療情報管理システムを提供する。 【解決手段】 本発明の医療情報管理システムは、患者
のアナログの心音情報および心電波形情報をデジタル情
報に変換し合成してデシタルの医療情報として記録媒体
６に書き込む。同期制御装置３は、記録媒体６に書き込
まれた医療情報を再生する時に、心音情報処理装置８ま
たは心音再生装置９および心電波形情報処理装置１１ま
たは心電波形表示装置１２を制御して心音再生装置９か
らの心音の発生と心電波形表示装置１２からの心電波形
の表示とを同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、患者個人の医療情
報を記録媒体に書き込んで管理する医療情報管理システ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、医療情報管理システムとし
て、特開平６−３０９３３９号公報に記載されたものが
知られている。この特開平６−３０９３３９号公報に記
載された医療情報管理システムは、患者個人の医療情報
を光カードに記録して管理する医療情報管理システムに
おいて、前記医療情報として文字情報、画像情報および
音声情報の中から患者の病態に応じたものを前記光カー
ドに書き込む書き込み手段と、前記光カードの着脱部を
有しこの着脱部に装着された前記光カードに書き込まれ
ている前記医療情報を光学的に読み取る読み取り手段
と、この読み取り手段で読み取られた医療情報の中から
文字情報および画像情報を視覚的に表示する表示手段
と、前記読み取り手段で読み取られた医療情報の中から
音声情報を音響的に発音する再生手段とを備えたもので
ある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の医療情報管理システムにおいては、表示手段と再生
手段との情報の処理速度が製造誤差などにより異なる場
合には、表示手段による画像情報の視覚的な表示と、再
生手段による音声情報の音響的な発音が同期しないか
ら、再生手段からの心音を聞きながら表示手段により表
示される心電波形とを同時に見ることができないという
問題がある。

【０００４】本発明の目的は、心音再生手段からの心音
を聞きながら心電波形表示手段により表示される心電波
形を同時に見ることができる医療情報管理システムを提
供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項１に記載の発明は、患者の医療情報を記録媒
体に書き込んで管理する医療情報管理システムにおい
て、患者の心音を検出して電気信号に変換してアナログ
心音情報を生成する心音マイクロフォンと、前記心音マ
イクロフォンからの前記アナログ心音情報をデジタル信
号に変換してデジタル心音情報を生成する第１の心音情
報処理手段と、患者の心臓の動きを検出して電気信号に
変換してアナログ心電波形情報を生成する心電波形情報
生成手段と、前記心電波形情報生成手段からの前記アナ
ログ心電波形情報をデジタル信号に変換してデジタル心
電波形情報を生成する第１の心電波形情報処理手段と、
前記記録媒体を着脱するための着脱部を有し前記第１の
心音情報処理手段からの前記デジタル心音情報と前記第
１の心電波形情報処理手段からの前記デジタル心電波形
情報とを合成して合成情報を生成しこの合成情報を前記
医療情報として前記着脱部に装着された前記記録媒体に
書き込む書き込み手段と、前記着脱部に装着された前記
記録媒体に書き込まれている前記医療情報を読み取る読
み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた前
記医療情報の中の前記デジタル心音情報をアナログ信号
に変換してアナログ心音情報を生成する第２の心音情報
処理手段と、前記第２の心音情報処理手段からの前記ア
ナログ心音情報に応じた音を発生する心音再生手段と、
前記読み取り手段により読み取られた前記医療情報の中
の前記デジタル心電波形情報をアナログ信号に変換して
アナログ心電波形情報を生成する第２の心電波形情報処
理手段と、前記第２の心電波形情報処理手段からの前記
アナログ心電波形情報に応じた心電波形を視覚的に表示
する心電波形表示手段と、前記第２の心音情報処理手段
または前記心音再生手段および前記第２の心電波形情報
処理手段または前記心電波形表示手段を制御して前記心
音再生手段からの心音の発生と前記心電波形表示手段か
らの心電波形の表示とを同期させる同期制御手段を有す
ることを特徴とする。

【０００６】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の医療情報管理システムにおいて、前記記録媒体は、Ｃ
Ｄ−ＲまたはＣＤ−ＲＷで構成されていることを特徴と
する。

【０００７】請求項３に記載の発明は、患者の医療情報
を記録媒体に書き込んで管理する医療情報管理システム
において、患者の心音を検出して電気信号に変換してア
ナログ心音情報を生成する心音マイクロフォンと、前記
心音マイクロフォンからの前記アナログ心音情報をデジ
タル信号に変換してデジタル心音情報を生成する第１の
心音情報処理手段と、患者の心臓の動きを検出して電気
信号に変換してアナログ心電波形情報を生成する心電波
形情報生成手段と、前記心電波形情報生成手段からの前
記アナログ心電波形情報をデジタル信号に変換してデジ
タル心電波形情報を生成する第１の心電波形情報処理手
段と、前記記録媒体を着脱するための着脱部を有し前記
第１の心音情報処理手段からの前記デジタル心音情報と
前記第１の心電波形情報処理手段からの前記デジタル心
電波形情報とを合成して合成情報を生成しこの合成情報
を光情報に変換して前記医療情報として前記着脱部に装
着された前記記録媒体に書き込む書き込み手段と、前記
着脱部に装着された前記記録媒体に書き込まれている前
記医療情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手
段により読み取られた前記医療情報の中の前記デジタル
心音情報をアナログ信号に変換してアナログ心音情報を
生成する第２の心音情報処理手段と、前記第２の心音情
報処理手段からの前記アナログ心音情報に応じた音を発
生する心音再生手段と、前記読み取り手段により読み取
られた前記医療情報の中の前記デジタル心電波形情報を
アナログ信号に変換してアナログ心電波形情報を生成す
る第２の心電波形情報処理手段と、前記第２の心電波形
情報処理手段からの前記アナログ心電波形情報に応じた
心電波形を視覚的に表示する心電波形表示手段と、前記
第２の心音情報処理手段または前記心音再生手段および
前記第２の心電波形情報処理手段または前記心電波形表
示手段を制御して前記心音再生手段からの心音の発生と
前記心電波形表示手段からの心電波形の表示とを同期さ
せる同期制御手段を有することを特徴とする。

【０００８】請求項４に記載の発明は、請求項１乃至３
のいずれか１つの請求項に記載の医療情報管理システム
において、さらに前記記録媒体に書き込まれている前記
医療情報をアナログ医療情報に変換して記録紙に記録す
るプリンタとを有することを特徴とする。

【０００９】請求項５に記載の発明は、請求項４に記載
の医療情報管理システムにおいて、前記プリンタは、イ
ンクジェトプリンタまたはレーザプリンタで構成されて
いることを特徴とする。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は本発明の１つの実施
の形態としての医療情報管理システムを示すブロック図
である。図１に示すように、この医療情報管理システム
は、心音情報処理手段１と、心電波形情報処理手段２
と、同期制御装置（同期制御手段）３と、パーソナルコ
ンピュータ４と、書き込み読み出し装置５と、この書き
込み読み出し装置５の着脱部に着脱される記憶媒体６と
で構成されている。同期制御装置３は、心音情報処理手
段１および画像情報処理手段２に接続されている。パー
ソナルコンピュータ４は、心音情報処理手段１と画像情
報処理手段２および同期制御装置３に接続されている。
書き込み読み出し装置５は、パーソナルコンピュータ４
に接続されている。

【００１１】心音情報処理手段１は、心音マイクロフォ
ン７と、心音情報処理装置８と、心音再生装置（心音再
生手段）９とを備えている。心音情報処理装置８は、心
音マイクロフォン７および心音再生装置９に接続されて
いる。また、心音情報処理装置８は、パーソナルコンピ
ュータ４に接続されている。

【００１２】心音マイクロフォン７は、患者の心音を検
出して電気信号に変換してアナログ心音情報を生成して
心音情報処理装置８に与える。心音情報処理装置８は、
心音マイクロフォン７からのアナログ心音情報を受けた
時には、アナログ心音情報を所定周期でサンプリング処
理してデジタル心音情報に変換してこのデジタル心音情
報をパーソナルコンピュータ４に与える。

【００１３】また、心音情報処理装置８は、パーソナル
コンピュータ４からデジタル心音情報を受けた時にデジ
タル心音情報をアナログ心音情報に変換してこのアナロ
グ心音情報を心音再生装置９に与える。心音再生装置９
は、スピーカで構成されている。心音再生装置９は、心
音情報処理装置８からアナログ心音情報を受けた時にこ
のアナログ心音情報に対応した心音を発生する。請求項
における第１および第２の心音情報処理手段は、心音情
報処理装置８で構成されている。

【００１４】心電波形情報処理手段２は、心電波形情報
生成装置（心電波形情報生成手段）１０と、心電波形情
報処理装置１１と、心電波形表示装置（心電波形表示手
段）１２とを備えている。心電波形情報処理装置１１
は、心電波形情報生成装置１０および心電波形表示装置
１２に接続されている。また、心電波形情報処理装置１
１は、パーソナルコンピュータ４に接続されている。

【００１５】心電波形情報生成装置１０は、患者の心臓
の動きを検出して電気信号に変換してアナログ心電波形
情報を生成して心電波形情報処理装置１１に与える。こ
の心電波形情報処理装置１１は、心電波形情報生成装置
１０からのアナログ心電波形情報をデジタル信号に変換
してデジタル心電波形情報を生成してパーソナルコンピ
ュータ４に与える。

【００１６】また、心電波形情報処理装置１１は、パー
ソナルコンピュータ４からデジタル心電波形情報を受け
た時にデジタル心電波形情報をアナログ信号に変換して
アナログ心電波形情報を生成して心電波形表示装置１２
に与える。心電波形表示装置１２は、心電波形情報処理
装置１１からアナログ心電波形情報を受けた時にこのア
ナログ心電波形情報に応じた心電波形を視覚的に表示す
る。心電波形表示装置１２は、例えばＣＲＴ等のテレビ
モニタで構成されている。請求項における第１および第
２の心電波形情報処理手段は、心電波形情報処理装置１
１で構成されている。

【００１７】同期制御装置３は、心音情報処理装置８と
心音情報再生装置９と心電波形情報処理装置１１と心電
波形表示装置１２およびパーソナルコンピュータ４に接
続されている。パーソナルコンピュータ４は、デジタル
心音情報およびデジタル心電波形情報を再生する時に再
生指示信号を同期制御装置３に与え、かつ、デジタル心
音情報およびデジタル心電波形情報をそれぞれ心音情報
処理装置８および心電波形情報処理装置１１に与える。

【００１８】同期制御装置３は、再生指示信号を受けて
いる時に心音情報処理装置８または心音再生装置９およ
び心電波形情報処理装置１１または心電波形表示装置１
２を制御して心音再生装置９による心音の再生と心電波
形表示装置１２による心電波形の表示を同期させる。例
えば、同期制御装置３は、一定時間あたりに心音再生装
置９が受けるアナログ心音情報のパルス数を計測し、か
つ、一定時間あたりに心電波形表示装置１２が受けるア
ナログ心電波形情報のパルス数を計測して、アナログ心
音情報のパルス数の計測値とアナログ心電波形情報のパ
ルス数の計測値とが一致するように心音情報処理装置８
の心音情報の処理速度および心電波形情報処理装置１１
の心電波形情報の処理速度を制御する。

【００１９】パーソナルコンピュータ４は、本医療情報
管理システムの全体の動作を制御するものである。パー
ソナルコンピュータ４は、ＣＰＵ１３と、内部メモリ装
置（ＲＡＭ、ＲＯＭ）１４と、その他の周辺機器および
入出力用のインターフェースとから構成されている。こ
のパーソナルコンピュータ４は、周辺機器として、フロ
ッピィデスクドライブ装置（ＦＤＤ）１５と、キーボー
ド１６と、マウスキー１７と、プリンタ１８と、外部メ
モリ装置（ハードディスク）１９などを備えている。

【００２０】また、心音情報処理装置８および心電波形
情報処理装置１１は、パーソナルコンピュータ４の拡張
スロットに付属して設けられている。心音情報処理装置
８および心電波形情報処理装置１１よる心音情報処理お
よび心電波形情報処理を実行するために必要なプログラ
ムは、パーソナルコンピュータ４の内部メモリ装置１４
に格納されている。書き込み読み出し装置５は、パーソ
ナルコンピュータ４の周辺機器の１つであり、パーソナ
ルコンピュータ４に接続されている。

【００２１】パーソナルコンピュータ４は、心音情報処
理装置８からのデシタル心音情報と心電波形情報処理装
置１１からのデジタル心電波形情報とを受けてこれらの
デシタル心音情報とデジタル心電波形情報とを合成して
合成情報を生成しこの合成情報を医療情報として書き込
み指示信号と共に書き込み読み出し装置５に与える。書
き込み読み出し装置５は、パーソナルコンピュータ４か
ら書き込み指示信号および医療情報を受けている時にこ
の医療情報を着脱部に装着されている記録媒体６に書き
込む。書き込み読み出し装置５はＣＤドライブ装置で構
成され、かつ、記録媒体６はＣＤ−ＲまたはＣＤ−ＲＷ
で構成されている。請求項における書き込み手段は、パ
ーソナルコンピュータ４および書き込み読み出し装置５
で構成されている。

【００２２】また、パーソナルコンピュータ４は、記録
媒体６に書き込まれた医療情報を再生する時に読み出し
指示信号を書き込み読み出し装置５に与える。書き込み
読み出し装置５は、パーソナルコンピュータ４から読み
出し指示信号を受けた時に着脱部に装着されている記録
媒体６から医療情報を読み出してパーソナルコンピュー
タ４に与える。パーソナルコンピュータ４は、書き込み
読み出し装置５から医療情報を受けた時にこの医療情報
の中のデジタル心音情報とデジタル心電波形情報とを分
離してそれぞれ心音情報処理装置８および心電波形情報
処理装置１１に与える。これと同時に、パーソナルコン
ピュータ４は再生指示信号を同期制御装置３に与える。
この時に、前述のように、同期制御装置３は、再生指示
信号を受けている時に心音情報処理装置８または心音再
生装置９および心電波形情報処理装置１１または心電波
形表示装置１２を制御して心音再生装置９による心音の
再生と心電波形表示装置１２による心電波形の表示を同
期させる。請求項における読み取り手段は、パーソナル
コンピュータ４および書き込み読み出し装置５で構成さ
れている。

【００２３】図２は記録媒体６に書き込む医療情報の１
例を示す図である。１つの記録媒体６は、複数のメモリ
領域Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ｆ、Ｇに分割され、各メモリ
領域Ａ〜Ｇに対応する情報が書き込まれる。メモリ領域
Ａには、各メモリ領域Ａ〜Ｆのアドレスおよび記憶容量
を示す制御情報が書き込まれる。メモリ領域Ｂには、病
院名および医師名の情報が書き込まれる。メモリ領域Ｃ
には、患者名、住所および年齢等の情報が書き込まれ
る。メモリ領域Ｄには、問診の内容および医師の診断結
果等のカルテの内容が書き込まれる。メモリ領域Ｅに
は、デジタル心音情報とデジタル心電波形情報とを合成
した医療情報が書き込まれる。メモリ領域Ｆには、その
他の情報が書き込まれる。記録媒体６は、病院で保管さ
れる。

【００２４】次に、パーソナルコンピュータ４が医療情
報を記録媒体６に書き込む処理の１例を図３に基づいて
説明する。図３に示すように、パーソナルコンピュータ
４は、ステップＳ１において書き込み処理であるか否か
を判断し、書き込み処理である時にステップＳ２におい
て心音情報処理装置８および心電波形情報処理装置１１
からデシタル心音情報およびデシタル心電波形情報を取
得する。次に、パーソナルコンピュータ４は、ステップ
Ｓ３において取得したデシタル心音情報とデシタル心電
波形情報とを合成して医療情報を生成する。次に、パー
ソナルコンピュータ４は、ステップＳ４において医療情
報の様式を記録媒体６の記録様式に変更する。

【００２５】次に、パーソナルコンピュータ４は、ステ
ップＳ５において記録媒体６が着脱部にセット（装着）
されているか否かを判断し、記録媒体６が着脱部にセッ
トされていない時にステップＳ６において記録媒体６の
セットのメッセージを表示する。ステップＳ５において
記録媒体６が着脱部にセットされている時には、パーソ
ナルコンピュータ４は、書き込みモードを設定して制御
情報と医療情報を書き込み読み出し装置５に与える。

【００２６】次に、パーソナルコンピュータ４が医療情
報を記録媒体６から読み出す処理の１例を図４に基づい
て説明する。図４に示すように、パーソナルコンピュー
タ４は、ステップＳ１１において読み出し処理であるか
否かを判断し、読み出し処理である時にステップＳ１２
において記録媒体６が着脱部にセットされているか否か
を判断する。パーソナルコンピュータ４は、ステップＳ
１２において記録媒体６が着脱部にセットされていない
時にステップＳ１３において記録媒体６のセットのメッ
セージを表示する。

【００２７】パーソナルコンピュータ４は、ステップＳ
１２において記録媒体６が着脱部にセットされている時
にステップＳ１４において読み出しモードを設定して読
み出し指示信号を書き込み読み出し装置５に与える。次
に、パーソナルコンピュータ４は、ステップＳ１５にお
いて書き込み読み出し装置５からの医療情報に必要な処
理を行う。次に、パーソナルコンピュータ４は、ステッ
プＳ１６において処理された医療情報の中のデジタル心
音情報およびデジタル心電波形情報をそれぞれ心音情報
処理装置８および心電波形情報処理装置１１に与える。

【００２８】なお、本発明の実施の形態において、書き
込み読み出し装置５は、パーソナルコンピュータ４から
の医療情報を光情報に変換して記録媒体６に書き込み、
かつ、記録媒体６に書き込まれた医療情報を読み出すよ
うに構成してもよい。この場合には、記録媒体６は、光
情報を記録することができる光記録媒体で構成される。
このように構成すると、光記録媒体は記憶容量が大きい
から記憶容量の増大に適しており、また、光記録媒体は
磁気、静電気および放射線などの影響を受けないから、
情報の保存性に優れている。

【００２９】また、本発明の実施の形態において、パー
ソナルコンピュータ４は、記録媒体６に書き込まれてい
る医療情報を読み出してこの医療情報をプリンタ１８に
よりアナログ医療情報に変換して記録紙に記録させるよ
うに構成してもよい。プリンタ１８は、インクジェトプ
リンタまたはレーザプリンタで構成されることが望まし
い。

【００３０】

【発明の効果】以上のように、請求項１乃至３のいずれ
か１つの請求項に記載の発明によれば、心音再生手段お
よび心電波形表示手段を制御して前記心音再生手段から
の心音の発生と前記心電波形表示手段からの心電波形の
表示とを同期させる同期制御手段を有するから、前記心
音再生手段からの心音を聞きながら前記心電波形表示手
段により表示される心電波形を同時に見ることができ
る。

【００３１】また、請求項４または５に記載の発明によ
れば、請求項１乃至３のいずれか１つの請求項に記載の
発明の効果に加えて、記録媒体に書き込まれている前記
医療情報を記録紙に記録するプリンタとを有するから、
前記医療情報のうち必要な部分を記録紙に記録すること
ができるので、便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１つの実施の形態としての医療情報管
理システムを示すブロック図である。

【図２】図１の医療情報管理システムに用いる記録媒体
に書き込む医療情報を説明するための図である。

【図３】図１の医療情報管理システムのパーソナルコン
ピュータによる医療情報の書き込み処理を説明するため
のフローチャートである。

【図４】図１の医療情報管理システムのパーソナルコン
ピュータによる医療情報の読み出し処理を説明するため
のフローチャートである。

【符号の説明】

１ 心音情報処理手段、２ 心電波形情報処理手段、３
同期制御装置（同期制御手段）、４ パーソナルコン
ピュータ、５ 書き込み読み出し装置、６ 記憶媒体、
７ 心音マイクロフォン、８ 心音情報処理装置、９
心音再生装置（心音再生手段）、１０ 心電波形情報生
成装置（心電波形生成手段）、１１ 心電波形情報処理
装置、１２ 心電波形表示装置（心電波形表示手段）、
１３ ＣＰＵ、１４ 内部メモリ装置（ＲＡＭ、ＲＯ
Ｍ）、１５ フロッピィデスクドライブ装置（ＦＤ
Ｄ）、１６ キーボード、１７ マウスキー、１８ プ
リンタ、１９ 外部メモリ装置（ハードディスク）。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 患者の医療情報を記録媒体に書き込んで
   管理する医療情報管理システムにおいて、 患者の心音を検出して電気信号に変換してアナログ心音
   情報を生成する心音マイクロフォンと、 前記心音マイクロフォンからの前記アナログ心音情報を
   デジタル信号に変換してデジタル心音情報を生成する第
   １の心音情報処理手段と、 患者の心臓の動きを検出して電気信号に変換してアナロ
   グ心電波形情報を生成する心電波形情報生成手段と、 前記心電波形情報生成手段からの前記アナログ心電波形
   情報をデジタル信号に変換してデジタル心電波形情報を
   生成する第１の心電波形情報処理手段と、 前記記録媒体を着脱するための着脱部を有し前記第１の
   心音情報処理手段からの前記デジタル心音情報と前記第
   １の心電波形情報処理手段からの前記デジタル心電波形
   情報とを合成して合成情報を生成しこの合成情報を前記
   医療情報として前記着脱部に装着された前記記録媒体に
   書き込む書き込み手段と、 前記着脱部に装着された前記記録媒体に書き込まれてい
   る前記医療情報を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段により読み取られた前記医療情報の中
   の前記デジタル心音情報をアナログ信号に変換してアナ
   ログ心音情報を生成する第２の心音情報処理手段と、 前記第２の心音情報処理手段からの前記アナログ心音情
   報に応じた音を発生する心音再生手段と、 前記読み取り手段により読み取られた前記医療情報の中
   の前記デジタル心電波形情報をアナログ信号に変換して
   アナログ心電波形情報を生成する第２の心電波形情報処
   理手段と、 前記第２の心電波形情報処理手段からの前記アナログ心
   電波形情報に応じた心電波形を視覚的に表示する心電波
   形表示手段と、 前記第２の心音情報処理手段または前記心音再生手段お
   よび前記第２の心電波形情報処理手段または前記心電波
   形表示手段を制御して前記心音再生手段からの心音の発
   生と前記心電波形表示手段からの心電波形の表示とを同
   期させる同期制御手段を有することを特徴とする医療情
   報管理システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の医療情報管理システム
   において、前記記録媒体は、ＣＤ−ＲまたはＣＤ−ＲＷ
   で構成されていることを特徴とする医療情報管理システ
   ム。
3. 【請求項３】 患者の医療情報を記録媒体に書き込んで
   管理する医療情報管理システムにおいて、 患者の心音を検出して電気信号に変換してアナログ心音
   情報を生成する心音マイクロフォンと、 前記心音マイクロフォンからの前記アナログ心音情報を
   デジタル信号に変換してデジタル心音情報を生成する第
   １の心音情報処理手段と、 患者の心臓の動きを検出して電気信号に変換してアナロ
   グ心電波形情報を生成する心電波形情報生成手段と、 前記心電波形情報生成手段からの前記アナログ心電波形
   情報をデジタル信号に変換してデジタル心電波形情報を
   生成する第１の心電波形情報処理手段と、 前記記録媒体を着脱するための着脱部を有し前記第１の
   心音情報処理手段からの前記デジタル心音情報と前記第
   １の心電波形情報処理手段からの前記デジタル心電波形
   情報とを合成して合成情報を生成しこの合成情報を光情
   報に変換して前記医療情報として前記着脱部に装着され
   た前記記録媒体に書き込む書き込み手段と、 前記着脱部に装着された前記記録媒体に書き込まれてい
   る前記医療情報を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段により読み取られた前記医療情報の中
   の前記デジタル心音情報をアナログ信号に変換してアナ
   ログ心音情報を生成する第２の心音情報処理手段と、 前記第２の心音情報処理手段からの前記アナログ心音情
   報に応じた音を発生する心音再生手段と、 前記読み取り手段により読み取られた前記医療情報の中
   の前記デジタル心電波形情報をアナログ信号に変換して
   アナログ心電波形情報を生成する第２の心電波形情報処
   理手段と、 前記第２の心電波形情報処理手段からの前記アナログ心
   電波形情報に応じた心電波形を視覚的に表示する心電波
   形表示手段と、 前記第２の心音情報処理手段または前記心音再生手段お
   よび前記第２の心電波形情報処理手段または前記心電波
   形表示手段を制御して前記心音再生手段からの心音の発
   生と前記心電波形表示手段からの心電波形の表示とを同
   期させる同期制御手段を有することを特徴とする医療情
   報管理システム。
4. 【請求項４】 請求項１乃至３のいずれか１つの請求項
   に記載の医療情報管理システムにおいて、さらに前記記
   録媒体に書き込まれている前記医療情報をアナログ医療
   情報に変換して記録紙に記録するプリンタとを有するこ
   とを特徴とする医療情報管理システム。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の医療情報管理システム
   において、前記プリンタは、インクジェトプリンタまた
   はレーザプリンタで構成されていることを特徴とする医
   療情報管理システム。