JP2002218959A - マイクロ波解凍装置及び解凍方法 - Google Patents

マイクロ波解凍装置及び解凍方法

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JP2002218959A
JP2002218959A JP2001018393A JP2001018393A JP2002218959A JP 2002218959 A JP2002218959 A JP 2002218959A JP 2001018393 A JP2001018393 A JP 2001018393A JP 2001018393 A JP2001018393 A JP 2001018393A JP 2002218959 A JP2002218959 A JP 2002218959A
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frozen food
thawing
magnetron
waveguide
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Masahiko Shimada
政彦 島田
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NIPPON HAIKOMU KK
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    • H05B6/64Heating using microwaves
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    • HELECTRICITY
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    • H05B6/782Arrangements for continuous movement of material wherein the material moved is food

Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一解凍を実現するマグネトロンを用いたマ
イクロ波解凍装置及び解凍方法を提供する。 【構成】 マグネトロン2の発生するマイクロ波を冷凍
食品Wに照射して解凍するマイクロ波解凍装置20であ
って、前記冷凍食品Wを直線往復動させるDCモータ又
はACサーボモータ4にて駆動される移動床3で構成さ
れる搬送手段と、前記搬送手段で搬送される前記冷凍食
品Wの直下に開口部1aを導出して前記マグネトロン2
の発生するマイクロ波を照射するように配設された複数
の導波管1と、前記搬送手段の直線往復動のDCモータ
又はACサーボモータ4の駆動制御とマグネトロン2の
出力タイミング制御を制御用マイクロコンピュータによ
って行う制御装置5と、前記搬送手段とマグネトロン2
と導波管1と制御装置5を収納するとともにマイクロ波
を外部と遮蔽する筺体9と、からなることを特徴とし、
コンパクトであり、効率的な均一解凍を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波を利用
した冷凍食品の解凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍食品(冷凍食材その他の冷凍原料一
般を含む。)の解凍には低温空気中での自然解凍がドリ
ップが少なく品質低下が少ないので良好とされている
が、この方法は長時間を要するので極めて効率が悪い。
【0003】一方、水、熱湯や高温蒸気による強制的な
外部からの加熱による食品解凍方法では、表面側のみが
解凍して内部が凍ったままである場合が多く、食品中の
プロテインの流出による品質の劣化、排水の処理等でも
問題がある。
【0004】その他の解凍方法として、公知の技術であ
るが、業務用乃至一般家庭用の電子レンジにて冷凍食品
を素早く解凍するマイクロ波による解凍方法がある。
【0005】大半の電子レンジは庫内にゆっくりと回転
するターンテーブルが設置されており、ラップに包んだ
冷凍食品、例えば肉や魚、ご飯等をターンテーブルに載
せて、重量に応じて十秒から数十分間、出力400W〜
1000Wのマグネトロンにて発生させたマイクロ波を
照射する。前記ターンテーブルは冷凍食品の導波管の開
口部からの距離、相対的位置を時々刻々変えて均一にマ
イクロ波を照射しようとする加熱ムラ防止の一手段であ
るが、満足のいく均一解凍は得られていないのが現状で
ある。
【0006】というのは、理想的には冷凍食品にマイク
ロ波を一様に吸収させればよいのであるが、一旦、冷凍
食品の一部分が解凍して水となると、氷に対して遥かに
損失係数が高い水の部分に発熱が集中する(損失係数=
ε(比誘電率)×tanδ(誘電体損失角)であり、マ
イクロ波が熱に変換される目安となる。)。即ち、一度
水に溶解した部分ができると、その部分のみが熱くなっ
て他の箇所は未だ凍ったままであるという状況に陥るの
である。
【0007】尤も、このマイクロ波による解凍自身は解
凍対象の食品自身及び食品内部に存在する細菌に含まれ
る主として水分子が直接にマイクロ波エネルギーを吸収
して分子運動を生じて内部発熱するので(誘電加熱とい
う)、熱湯や高温蒸気による外部からの食品解凍方法と
比較すると、高周波電界自身の殺菌効果と相俟って短時
間に解凍され、且つ熱湯等の熱媒体を必要としないので
取り扱いが容易となる等の利点を有する。したがってマ
イクロ波による均一解凍(−5℃程度の低温のままの半
解凍状態に止めておく解凍として理想的なテンパーリン
グを含む。)の実現が切に望まれるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マイクロ波に
よる解凍では、前述のように一般にマイクロ波の電界集
中によって食品全体に対する均一な加熱が困難であると
いうデメリットを伴う。そのため、従来はこの加熱ムラ
の対策として、(イ)金属板等によって対象食品の高温
となりやすい部分を遮蔽してマイクロ波を反射させる反
射方式や、(ロ)含水率の小さい食品に対して水、アル
コール等のマイクロ波エネルギー吸収体を加えて食品の
吸収効率を部分的に適宜変える吸収(減衰)方式、さら
には、(ハ)異なる波長のマイクロ波(浸透深さが変わ
る)を照射するといった方式が提案されている。
【0009】ところが、上記(イ)、(ロ)の方式によ
る加熱ムラ対策は、一方でマイクロ波エネルギーの吸収
効率の低下を招き、短時間で解凍するという所期の目的
が達成されないという問題点があった。
【0010】また、電子レンジに使用されるマイクロ波
の周波数は現行の電波法では2450MHzが割当周波
数とされており、これ以外の周波数を使うのは事実上困
難である。元々、上記電子レンジの割当周波数2450
MHzのマイクロ波は水分子の固有振動数と相性がよ
く、且つ食品に対する浸透深さが表面から5〜7cm程
度なので電子レンジで加熱する程度の大きさの食品の誘
電加熱には丁度良い周波数なのである。マイクロ波の発
振周波数がこれより高いと浸透深さが浅くなり過ぎ、低
いと深く浸透するものの殆ど熱に交換されず素通りして
しまうことから、上記マイクロ波の周波数を変えるとい
う(ハ)の方式は採用できない。
【0011】一方、マイクロ波を発振するマグネトロン
は家庭用電子レンジに使用される2450MHzのもの
(出力400W〜1000W程度)が安価に入手し易い
ことは勿論であるから、マイクロ波食品解凍装置におい
ても汎用されている電子レンジ用のマグネトロンを利用
することがコスト面で望ましい。
【0012】また、工業的には大量の冷凍食品を効率的
に短時間で解凍処理可能なことが必須である。
【0013】しかしながら、現在のマイクロ波による解
凍装置を俯瞰すると、未だに上記要請を満たす装置及び
方法は実現されていない。例えば、業務用の魚のすり身
等は数kg〜十数kg単位で冷凍してあるので、このよ
うな比較的大きな容積の冷凍食品に対しては特に均一な
解凍が要請されるものの、現段階では、短時間で均一な
解凍処理を可能とするマイクロ波による解凍装置及び解
凍方法は未だ実現されていない。
【0014】尤も、業務用として、マイクロ波によって
食品を100℃近く高温に誘電加熱して殺菌する殺菌装
置が幾つか既に考案されているが、これらは何れも多数
のマグネトロンと導波管とベルトコンベア等の搬送装置
が組み合わされた大掛かりなシステムとなっていて、消
費電力、設置スペース、処理効率等に問題があり、その
ままでは解凍装置に転用することは難しい。冷凍食品の
均一解凍と食品の殺菌とでは前提条件、照射条件を異に
し、マイクロ波照射の意味合い、制御方法も異なるので
ある。
【0015】本発明は、上記従来のマイクロ波による冷
凍食品の均一解凍の問題点に鑑みてなされたものであ
り、上記要請を十分に満足するコンパクトな解凍装置と
解凍方法を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の電
子レンジ等のマイクロ波解凍装置及びその解凍方法の問
題点を解決するために、 (1)マグネトロンの発生するマイクロ波を冷凍食品に
照射して解凍するマイクロ波解凍装置において、前記冷
凍食品を直線往復動させる搬送手段と、前記搬送手段で
搬送される前記冷凍食品の直上または/及び直下に開口
部を導出して前記マグネトロンの発生するマイクロ波を
照射するように配設された導波管と、前記搬送手段の直
線往復動の駆動制御とマグネトロンの出力タイミング制
御を制御用マイクロコンピュータによって行う制御装置
と、前記搬送手段とマグネトロンと導波管と制御装置を
収納するとともにマイクロ波を外部と遮蔽する筺体と、
からなることを特徴とするマイクロ波解凍装置を提供す
る。 (2)特に、上記(1)に記載のマイクロ波解凍装置に
おいて、前記導波管の開口部の開口断面積が49cm2
以上100cm2以下であるとともに複数の開口部が当
該冷凍食品の進行方向及びそれに直角の幅方向に所定間
隔を空けて千鳥格子状に配列されていることを特徴とす
るマイクロ波解凍装置を提供する。 (3)また、上記(2)に記載のマイクロ波解凍装置の
搬送手段によって冷凍食品をマイクロ波照射室内で複数
回直線往復動するとともに、複数の導波管から照射され
るマイクロ波を位置センサーにて検出した冷凍食品の所
定位置に対応させて異なる照射タイミングに制御するこ
とを特徴とする解凍方法を提供する。 (4)さらに、マグネトロンの発生するマイクロ波を冷
凍食品に照射して解凍するマイクロ波解凍装置におい
て、前記冷凍食品を矩形軌道でボックス移動させる搬送
手段と、前記矩形軌道の略中心部の直上または/及び直
下に開口部中心が導出されて前記搬送手段で搬送される
前記冷凍食品に前記マグネトロンの発生するマイクロ波
を照射するように配設された導波管と、前記搬送手段の
駆動制御とマグネトロンの出力制御を制御用マイクロコ
ンピュータによって行う制御装置と、前記搬送手段とマ
グネトロンと導波管と制御装置を収納するとともにマイ
クロ波を外部と遮蔽する筺体と、からなることを特徴と
するマイクロ波解凍装置を提供する。
【0017】なお、本発明に言う複数回の直線往復動と
は、片道の直線動を1パスとして該パスが複数回行われ
ることを意味する。また、ボックス移動とは向きを変え
ずに前右後左という具合に四角形に移動すること、比喩
的に言えばソシアルダンスのボックスのステップと同様
の移動である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のマイクロ波解凍装置と解
凍方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】先ず、本発明者の行ったマイクロ波による
解凍の実験を基に本発明の有効性を説明する。
【0020】図1は導波管の断面寸法と対象物の幅方向
の加熱温度分布の実験結果を示すグラフであり、図2は
幅の広い対象物に対する幅方向の温度分布であり、図3
は幅方向の対象物の立体温度分布を示す。図4は進行方
向正面から見た間隔を空けた3つの導波管の場合の幅方
向の冷凍食品の温度分布である。図5は2つの導波管を
近接した場合の幅方向の温度分布である。図6は千鳥格
子状に配置した場合の幅方向の温度分布である。図7は
鱈のすり身の冷凍ブロックの解凍時の幅方向の温度分布
である。
【0021】図1のグラフの実験では、2450MHz
のマグネトロンを用いた同一ユニットにおいて、導波管
のみを開口断面積が70mm×70mm、86mm×8
6mm、109mm×109mmと変更して、該3種類
についての照射対象のコンニャク(初期温度14℃)の
所定時間照射後の表面より10mmの深さの温度分布を
比較した。なお、導波管の開口部はコンニャクの中央部
の直上25mmに中心を配置して行った。図1から導波
管の開口部は86mm×86mmのものが最も加熱効率
が良いという結果が得られ、敷延すれば導波管の開口部
の開口断面積が49cm2以上100cm2以下が好まし
いという結論が導出される。
【0022】次に、図2のグラフの実験は、冷凍食品の
解凍において特に問題となる幅方向の温度分布、換言す
れば冷凍食品の端部分と中央部分との加熱ムラを実証す
るものであり、解凍対象材Wの直上に配置された導波管
1の開口部1aからマイクロ波が照射された場合の幅方
向の温度上昇分布を示している。予想通りに中央部が高
く、端部分になるほど温度は下がっている。また、裾野
が広く導波管の開口部直下の周辺も加熱されていること
が判る(短時間の照射においては熱伝導による熱の拡散
の割合は小さいと考えられる。)。図3の3次元グラフ
からも解凍対象材Wを直下で移動させた場合に、その中
央部分が高く、周辺部は低い温度であって加熱ムラが発
生していることが判る。
【0023】そこで、図4のグラフの実験では、複数の
導波管を横並びに等間隔に配置して照射した場合の解凍
対象材Wの温度分布を検証したのであるが、図面のよう
に導波管の開口部の間隔を開き過ぎると上記と同様に幅
方向の温度分布にムラが生じる。
【0024】一方、図5に示されるように、隣り合う導
波管の開口部を接するほどに近づけると、マイクロ波が
干渉し合って却って境目辺りに温度が上がらない領域が
生じて幅方向の温度分布にムラが発生することが判っ
た。
【0025】以上の実験結果から、本発明者は図6に示
されるように、複数の導波管A、B、Cの開口部が当該
解凍対象材Wの進行方向及びそれに直角の幅方向に所定
間隔を空けて千鳥格子状に配列すれば、幅方向の温度分
布を均一化できるのではないかとこの適正配置を創出
し、実際に解凍対象材Wとして鱈のすり身の冷凍ブロッ
ク(サイズ600mm×350mm×55mm)につい
て上下4つの導波管を千鳥格子状に配列して加熱実験を
行ったところ、図7のような温度分布が得られ、概ね良
好な均一解凍が達成されることが判った。
【0026】次に、本発明の実施の形態例のマイクロ波
解凍装置の構成を図8の側面図、図9の平面図にて概説
する。なお、図8、図9においては電源部その他のメカ
部分は省略している。
【0027】マイクロ波解凍装置20は、全体の寸法が
高さ1m、長さ1.7m、幅0.9m程度と従来のマイ
クロ波殺菌装置に比してコンパクトなサイズであり、そ
の筺体9はマイクロ波を通さないステンレス等の金属製
である。またマグネトロン2は筺体内部に複数配設固定
されており、それより導出される導波管1が各々解凍対
象材の冷凍食品Wの直下に千鳥格子状に配置されている
(図9参照)。
【0028】冷凍食品Wの搬送手段は、DCモータ又は
ACサーボモータ4の駆動にて直進移動するマイクロ波
透過性を有するベルトコンベア状の移動床3によって搬
送される。このベルトとしては金属以外のシート、例え
ば撥水性のある合成樹脂シートや防水処理を施した布地
が考えられる。
【0029】マイクロ波が照射される照射空間(マイク
ロ波照射室7)は筺体の一部である金属壁6で遮蔽され
ており、冷凍食品Wの投入口には自動開閉式のシャッタ
ー8が付設されている。
【0030】また、前記DCモータ又はACサーボモー
タ4は制御用マイクロコンピュータ内蔵の制御装置5に
よって回転速度、回転の正逆が制御されるとともに前記
制御装置5は前記マグネトロン2の出力タイミング制御
を行う。例えば冷凍食品Wを投入口手前の移動床3に載
置し(W1で示す。)、搬送手段をスタートさせると、
冷凍食品Wは金属壁6で囲まれたマイクロ波照射室内で
複数回直線往復動するように、適宜配置された複数の位
置センサーS1、S2、S3、S4・・による検出信号
を受けて制御用マイクロコンピュータによってDCモー
タ4が駆動制御される。位置センサーS1でシャッター
8が開き、S2で導波管A、B、Cからマイクロ波が照
射オンしてS3でオフ、S4で導波管D、E、Fからマ
イクロ波が照射オンし、S5でオフしてDCモータ8が
反転するといった具合である。この点、マイクロ波照射
室7内の長さLにおける導波管A、B、C、D、E、F
が配設された中央領域の左右の導波管の直上に位置しな
い状態の冷凍食品W2、W3が完全にマイクロ波照射室
内に収納されているようにマイクロ波照射室7内の長さ
Lは対象とする冷凍食品Wについて設計されることが肝
要である。
【0031】こうして冷凍食品Wはマイクロ波照射室7
内で複数回直線往復動するとともに、複数の導波管A、
B、C、D、E、Fから照射されるマイクロ波を、位置
センサーS1・・にて検出した冷凍食品Wの所定位置に
対応させて前述のように異なる照射タイミングに制御す
る。付言すれば、別途非接触温度センサーTSを付設し
て、パス終了毎又は常時に冷凍食品Wの温度測定を行
い、制御装置5が最適の解凍最終温度にて解凍を終了さ
せるようにパス回数を制御することが望ましい。
【0032】次に、前述のマイクロ波の照射タイミング
について付言すると、理想に近い均一解凍を実現する照
射タイミングの好ましい例として2つのケースが実験的
に選ばれた。1パス工程を示す図10、図11の第1の
ケースは、千鳥格子状に長さ方向に間隔200mmで配
置された導波管A、B、C、Dに対して、(a)冷凍食
品Wが手前にあってマイクロ波がオフの状態、(b)冷
凍食品Wが導波管A、Bの直上に完全に入った状態で導
波管A、Bからマイクロ波を照射開始し、(c)冷凍食
品Wが導波管C、Dの直上に完全に入った状態で導波管
C、Dからマイクロ波を照射開始し、(d)冷凍食品W
が導波管A、Bの直上から外れた状態になって導波管
A、Bからのマイクロ波照射を停止し、(e)冷凍食品
Wが導波管C、Dの直上から外れた状態になって導波管
C、Dからのマイクロ波照射を停止する。なお、図面上
の斜線は冷凍食品Wのマイクロ波照射の履歴を示す。こ
のようにして冷凍食品Wの略全領域を照射でき、その温
度分布は(f)のようになる。ここに多少両端部は温度
が下がっているが、これは冷凍食品Wの両端部は照射時
間の重なり合いが無く、実質的に照射時間が短いことに
よる。
【0033】そこで、図12、図13の第2のケースで
は、(b)冷凍食品Wの前端が導波管A、Bの中心に差
しかかった時に、換言すれば導波管の直上の半分の領域
を占めた時に、導波管A、Bからマイクロ波照射を開始
し、(c)同じく冷凍食品Wの前端が導波管C、Dの中
心に差しかかった時に、導波管C、Dからマイクロ波照
射を開始し、(d)冷凍食品Wの後端が導波管A、Bの
中心に差しかかった時に、導波管A、Bからマイクロ波
照射を停止し、(e)同じく冷凍食品Wの後端が導波管
A、Bの中心に差しかかった時に、導波管C、Dからの
マイクロ波照射を停止する。このケースの温度分布は図
13の(f)のようになり、僅かに両端部の温度が上が
っているが、概ね均一な温度分布が得られた。
【0034】このようにマイクロ波の照射タイミングを
解凍対象の冷凍食品Wについて調整すれば所望の均一解
凍が実現できることが判る。
【0035】図14は冷凍された前述の鱈のすり身の冷
凍ブロック(サイズ600mm×350mm×55m
m)の解凍処理の一例を示す図であり、自動運転で以下
の条件の場合のサイクルタイム及び処理能力の算出を行
った。
【0036】前提条件(イ)鱈すり身冷凍ブロック60
0×350×55(mm3)/枚、(ロ)重量10kg
/枚、(ハ)解凍開始温度−30℃〜−35℃、(ニ)
解凍後温度−5℃±5℃、(ホ)処理速度4.94mm
/秒、(ヘ)パス(片道)数;4パス。この前提条件の
場合、サイクルタイムは6.31秒/枚、処理能力は
9.5枚/時間=95kg/時間となる。
【0037】このように、本発明のマイクロ波解凍装置
20によれば、自然解凍で2日程かかっていた解凍が数
分程度の解凍時間で解凍として理想的なテンパーリング
をも実現することが判る。
【0038】次に、図15の平面図及び図16の側面図
に示されるマイクロ波解凍装置30は、マグネトロン2
の発生するマイクロ波を冷凍食品W2に概ね直接に照射
して解凍する解凍装置であって、前記冷凍食品W2を矩
形軌道でボックス移動させる搬送手段Mと、前記矩形軌
道の略中心部の直下(または直上または直下直上の両
方)に開口部中心が導出されて前記搬送手段Mで搬送さ
れる前記冷凍食品W2に前記マグネトロン2の発生する
マイクロ波を概ね直接に照射するように配設された導波
管1と、前記搬送手段Mのモータ4の駆動制御とマグネ
トロン2の出力制御を制御用マイクロコンピュータによ
って行う制御装置(図示略)と、前記搬送手段Mとマグ
ネトロン2と導波管1と制御装置を収納するとともにマ
イクロ波を外部と遮蔽する筺体9と、からなる構造であ
る。
【0039】上記冷凍食品W2を矩形軌道でボックス移
動させる搬送手段Mとしては、例えば図17の搬送手段
Mの機構を説明する平面図に示されるような機構がシン
プルで好ましい。
【0040】即ち、図17において、先ず、矩形の枠体
21(枠体内の横寸法X、縦寸法Yとする。)を水平に
配置し、その枠体21の下に所定間隔離して図示しない
モータとベルト23によってリンクして水平にゆっくり
と回転する常に平行な2本のアーム24、25を配置
し、その2本のアーム24、25の先端で底面側の2点
A、Bが軸着された前記枠体21の縦横寸法と同程度の
大きさのマイクロ波透過性のプレート26を水平に配設
する。このプレート26は全体の向きを変えずにアーム
24、25の回転半径rで全体が水平状態でスライド回
転する(四隅の位置が矢印fのように同じ状態で回転し
てプレート26の四辺は平行移動する)。
【0041】次に、上記枠体21内でのプレート26の
上に冷凍食品W2を入れるマイクロ波透過性の箱型の容
器27を載置する(プレート26には固定されない)。
この容器27はその横縦寸法(x,y)が枠体内寸法
(X,Y)よりも勿論小さく、両者の寸法差は前記プレ
ート26のスライド回転半径rと、(X−x)/r=
(Y−y)/r=√2の関係を概ね満たすように設計さ
れている。但し、(X−x)/r=(Y−y)/r≦√
2を条件とする。
【0042】上記構成によってプレート26に載置され
た容器27はプレート26のスライド回転によって同じ
ようにスライド回転しようとするが、枠体21の内側面
に容器側面が当接して枠体21に規制されるので、結果
的に枠体21に沿って矩形にボックス移動することにな
る。勿論、容器27はプレート26の上を滑ることにな
るので、プレート26と容器27は相互の摩擦力が小さ
くなるような材質を選択するのが望ましい。
【0043】また、導波管開口部1a(一点鎖線で示す
四角形)は枠体21の中央に位置し、容器27内の冷凍
食品W2がボックス移動することによってその上面また
は下面の全部が必ず導波管開口部1aのマイクロ波の直
接照射領域内に入るように設計することが望ましい。こ
うして容器27に入った冷凍食品W2の中心Gの部分は
常に導波管開口部1a内の周辺付近に沿って点線でしめ
す矢印のようにボックス移動することになり、冷凍食品
W2の周辺部分は導波管開口部の中心付近を通過する時
間帯や導波管開口部1aの直接照射領域から外れた所を
移動する時間帯も生じるが、1サイクルで平均すれば冷
凍食品W2に満遍に照射されることになって冷凍食品の
全域でほぼ均一な加熱温度上昇が得られることになる。
勿論、非接触温度センサーTSを複数配置(例えば枠体
内の四隅近傍)して冷凍食品W2の各部の温度をリアル
タイムに測って各部の照射時間を制御することで、より
緻密な加熱温度の均一化が図れることは前実施の形態と
同様である。
【0044】上記マイクロ波解凍装置30では、中心部
に導波管を一つ乃至2つ配設するだけであり、冷凍食品
もボックス移動するので装置全体の寸法が前の実施の形
態にも増してコンパクトにできるというメリットがあ
る。しかもマイクロ波照射時は常時照射させられるので
マイクロ波出力制御が容易である。
【0045】なお、上記マイクロ波解凍装置20、30
及びこの装置を用いた上記解凍方法は鱈のすり身の冷凍
に限らず、青汁の冷凍や他の種々の飲食物、食品原料等
の冷凍品にも適用できることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】本発明のマイクロ波解凍装置及び解凍方
法は、以下の効果を有する。 (1)冷凍食品全体に対して加熱ムラの小さいマイクロ
波による均一解凍が実現できる。 (2)直接照射によって短時間の解凍が可能で、処理能
力が高く生産性に優れるという優れた効果がある。 (3)直線往復動若しくはボックス移動の搬送手段によ
って装置の小型化が実現する。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】導波管の断面寸法と対象物の幅方向の加熱温度
分布の実験結果を示すグラフである。
【図2】幅の広い対象物に対する幅方向の温度分布であ
る。
【図3】上記幅方向の対象物の立体温度分布を示す。
【図4】進行方向正面から見た間隔を空けた3つの導波
管の場合の幅方向の冷凍食品の温度分布である。
【図5】2つの導波管を近接した場合の幅方向の温度分
布である。
【図6】千鳥格子状に配置した場合の幅方向の温度分布
である。
【図7】鱈のすり身の冷凍ブロックの解凍時の幅方向の
温度分布である。
【図8】本発明の実施の形態例のマイクロ波解凍装置の
構成を示す側面図である。
【図9】上記マイクロ波解凍装置の平面図である。
【図10】照射タイミングの第1のケースの1パス工程
を説明する図である。
【図11】上記照射タイミングの第1のケースの1パス
工程及びその温度分布である。
【図12】照射タイミングの第2のケースの1パス工程
を説明する図である。
【図13】上記照射タイミングの第2のケースの1パス
工程及びその温度分布である。
【図14】冷凍された鱈のすり身の冷凍ブロックの解凍
処理の一例を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態例のマイクロ波解
凍装置の構成を示す平面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態例のマイクロ波解
凍装置の構成を示す側面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態例のマイクロ波解
凍装置の搬送手段の機構を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 導波管 1a 開口部 2 マグネトロン 3 移動床 4 DCモータ又はACサーボモータ 5 制御装置 6 金属壁 7 マイクロ波照射室 8 シャッター 9 筺体 20、30 マイクロ波食品解凍装置 21 矩形の枠体 24、25 アーム 26 プレート 27 容器 X 枠体内の横寸法 Y 枠体内の縦寸法 r 回転半径 x 容器の横寸法 y 容器の縦寸法 W、W1、W2・・ 冷凍食品(解凍対象材) TS 非接触温度センサー S1、S2、・・ 位置センサー A、B、C、D、・・ 導波管 M 搬送手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネトロンの発生するマイクロ波を冷
    凍食品に照射して解凍するマイクロ波解凍装置におい
    て、前記冷凍食品を直線往復動させる搬送手段と、前記
    搬送手段で搬送される前記冷凍食品の直上または/及び
    直下に開口部を導出して前記マグネトロンの発生するマ
    イクロ波を照射するように配設された導波管と、前記搬
    送手段の直線往復動の駆動制御とマグネトロンの出力タ
    イミング制御を制御用マイクロコンピュータによって行
    う制御装置と、前記搬送手段とマグネトロンと導波管と
    制御装置を収納するとともにマイクロ波を外部と遮蔽す
    る筺体と、からなることを特徴とするマイクロ波解凍装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマイクロ波解凍装置に
    おいて、前記導波管の開口部の開口断面積が49cm2
    以上100cm2以下であるとともに複数の開口部が当
    該冷凍食品の進行方向及びそれに直角の幅方向に所定間
    隔を空けて千鳥格子状に配列されていることを特徴とす
    るマイクロ波解凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマイクロ波解凍装置の
    搬送手段によって冷凍食品をマイクロ波照射室内で複数
    回直線往復動するとともに、複数の導波管から照射され
    るマイクロ波を位置センサーにて検出した冷凍食品の所
    定位置に対応させて異なる照射タイミングに制御するこ
    とを特徴とする解凍方法。
  4. 【請求項4】 マグネトロンの発生するマイクロ波を冷
    凍食品に照射して解凍するマイクロ波解凍装置におい
    て、前記冷凍食品を矩形軌道でボックス移動させる搬送
    手段と、前記矩形軌道の略中心部の直上または/及び直
    下に開口部中心が導出されて前記搬送手段で搬送される
    前記冷凍食品に前記マグネトロンの発生するマイクロ波
    を照射するように配設された導波管と、前記搬送手段の
    駆動制御とマグネトロンの出力制御を制御用マイクロコ
    ンピュータによって行う制御装置と、前記搬送手段とマ
    グネトロンと導波管と制御装置を収納するとともにマイ
    クロ波を外部と遮蔽する筺体と、からなることを特徴と
    するマイクロ波解凍装置。
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