JP2905717B2 - 高周波解凍装置 - Google Patents

高周波解凍装置

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JP2905717B2
JP2905717B2 JP7152095A JP7152095A JP2905717B2 JP 2905717 B2 JP2905717 B2 JP 2905717B2 JP 7152095 A JP7152095 A JP 7152095A JP 7152095 A JP7152095 A JP 7152095A JP 2905717 B2 JP2905717 B2 JP 2905717B2
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康二 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波電力が供給され
る上下の対向電極間を搬送される被解凍物に対して誘電
加熱を行う解凍部を有する高周波解凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、二枚の対向電極を配置し、その間
に冷凍食品等を載置して高周波を印加する誘電加熱解凍
技術を利用し、急速解凍を可能にする高周波解凍装置が
提案されている(特公昭51−15100号公報、特公
昭55−46152号公報、特公昭60−09784号
公報、特開昭58−61592号公報、特公昭62−3
4386号公報、特公平04−70757号公報、特開
平04−325073号公報、特公平05−00840
号公報)。
【0003】この誘電加熱解凍技術を利用した高周波解
凍装置は、急速解凍でありながら表面から内部に亘つて
均一解凍ができるとともに、ドリップロスが少ない等の
利点を有することから実用化されている。すなわち、高
周波発生回路からの高周波信号を変成器で電力増幅し、
更に、同調をとった状態で上記対向電極間に高周波電界
を発生させ、介設される冷凍食品等を誘電加熱するもの
である。
【0004】また、解凍の作業効率を上げる点から、冷
凍食品をコンベアに載置して、連続的な解凍を可能にす
る高周波解凍装置も提案されている(特公昭51−15
100号公報、特公昭55−46152号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特公昭55−4615
2号公報記載のコンベア式の高周波解凍装置は、上部電
極板を昇降可能にする構成を備えているものの、この電
極板が何時、如何なる条件に基づいて昇降されるかに関
しては記載されていない。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
被解凍物の種類に応じて誘電加熱条件を自動設定し、種
々の被解凍物に対しても常に好適な条件下での解凍を可
能にする高周波解凍装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波電力が
供給される対向電極間を搬送される複数の被解凍物に対
して誘電加熱を行う解凍部を有する高周波解凍装置にお
いて、上記対向電極に向けて被解凍物を順次給送する給
送手段と、この給送手段の途中に配置され、各被解凍物
の種類を検出する種類検出手段と、被解凍物の種類と誘
電加熱条件とを対応して記憶する記憶手段と、上記解凍
部に対して誘電加熱条件を設定する条件設定手段と、上
記解凍部が上記種類検出手段で検出された被解凍物の種
類に対応する誘電加熱条件となるように上記条件設定手
段を作動させる制御手段とを備えたものである(請求項
1)。
【0008】また、本発明は、上記被解凍物の種類は被
解凍物の厚みであり、上記種類検出手段は被解凍物の厚
みを検出するセンサであり、上記条件設定手段は対向電
極の電極間距離を設定するものである(請求項2)。
【0009】また、本発明は、上記対向電極は被解凍物
の通過方向に少なくとも2個並設されてなるものであ
り、上記条件設定手段は上記各対向電極に対して電極間
距離を変更設定するものであり、上記制御手段は上記種
類検出手段が異なる厚みの被解凍物を検出したときは、
対向電極間を通過中の被解凍物が該対向電極間を通過し
終わる毎に上記条件設定手段を作動させて電極間距離を
変更設定させるようになされているものである(請求項
3)。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、対向電極には高
周波電力が供給されており、電極間に高周波電界が生成
されている。被解凍物はこの電極間をコンベア等によっ
て所要の速度で順次通過し、この通過中に高周波電界の
照射を受けて誘電加熱され、例えば−25℃程度の温度
から−2℃〜−5℃まで昇温(解凍)される。対向電極
の入口側には給送手段が設けられており、ここに被解凍
物が載置等された状態で対向電極に向けて給送される。
各被解凍物はこの給送途中で種類検出手段によってその
種類が検出される。種類の要素としては、対向電極が上
下(左右)に配設されているタイプでは、被解凍物の高
さ(幅)、いわゆる厚みである。厚み情報は誘電加熱の
条件に最も影響を与える要素である。また、種類の要素
として、被解凍物の容積、重量及び材料(例えば肉の種
類)等を考慮してもよい。誘電加熱条件は、種々の態様
があり、例えば電極間距離の他、電力レベルやコンベア
速度(電界照射時間)でもよく、あるいはこれらの適宜
な組み合わせでもよい。
【0011】そして、複数種類の被解凍物がそれぞれ各
種類毎にまとめられて給送され、解凍されるに際し、現
在解凍中(すなわち電極間を移動中)の被解凍物の種類
に対して、次に解凍予定の(給送手段上にある)被解凍
物が種類検出手段によって異なる種類の被解凍物である
ことが検出されると、現解凍中の解凍終了後から、次の
解凍予定の被解凍物が対向電極間に搬入されるまでの間
に誘電加熱条件が変更設定される。
【0012】請求項2記載の発明によれば、種類検出手
段が次の解凍予定の被解凍物の厚みが現在解凍中の被解
凍物の厚みと異なることを検出すると、対向電極の電極
間距離がそれに対応して変更設定される。
【0013】請求項3記載の発明によれば、種類検出手
段が異なる厚みの被解凍物を新たに検出したときは、現
在、対向電極間を通過中の被解凍物が該対向電極間を通
過し終わる毎に電極間距離が変更される。これによれ
ば、全ての対向電極を通過し終わるまで待機することな
く、最初の対向電極を通過し終わった後に、続いて次の
解凍予定の被解凍物の搬入が行えるので、解凍作業効率
がより向上する。
【0014】
【実施例】図2〜図4は、本発明に係る高周波解凍装置
の一例を示す構成図で、図2は一部破断正面図、図3は
平面図、図4は右側面図である。本高周波解凍装置は、
出入口を有する解凍室を有する解凍部30、解凍部内に
入口から出口に向けて配設されたコンベア部40及びコ
ンベア部40の移動方向に沿って入口側から順に配設さ
れた3台の高周波部5,6,7を備える。解凍部30
は、入口31と出口32を有し、その間は所定の上下左
右寸法であって、好ましくは直線状に形成された内空間
を有する解凍室33を備え、電磁シールド効果が確保し
得るようにしている。
【0015】コンベア部40は、テフロン材等からな
る、例えば無端ベルト41を有し、被解凍物の重量によ
っても下方撓みを生じない程度の強度を有する材料で形
成され、解凍室33の入口31と出口32間で定速周回
するように張設されている。無端ベルト41は、図2に
示すように、入口31と出口32とで方向反転し得るよ
うに反転ローラ42,43が配設され、その間の下半部
には、所要の張力を持たせて滑りを生ずることのない回
転を確保し得るように必要に応じた数のローラ44が無
端ベルト41の表裏面に対して交互に接し、テンション
を与えるように配設されている。また、無端ベルト41
は後述する被解凍物が充分載置可能な幅を有するととも
に、反転ローラ42,43で反転可能及びローラ44で
屈曲可能なように法線方向に対して屈曲変形自在な薄層
の絶縁性樹脂(図5参照)とか、円筒部材がその周面で
互いに公転可能に数珠状に連結されたもの、あるいは比
較的短い長さの平板や無端二重平板の前後端にて連結棒
で噛み合わせ状にして数珠状に連結するようにして形成
されたものである。
【0016】なお、無端ベルト41が図5に示すような
裏面溝構造を有するものでは、反転ローラ42,43ま
たローラ44はその周面に等ピッチで溝が周設されて効
果的な滑り止めを図っている。また、上記円筒部材や平
板から構成される無端ベルト41にあって、幅方向両側
にスプロケットを形成し、あるいはそのための端部材が
設けられたものでは、この部分で反転ローラ42,43
及びローラ44の周面両端のスプロケットギアと噛み合
うようにして同期を取るようにすればよい。また、無端
ベルト41が下半部を周回するときに、該無端ベルトの
表面を洗浄すべく、例えばジェット水流を噴射する如き
洗浄装置を配設してもよい。あるいは、また、無端ベル
ト41はメッシュ状に形成されたものでもよい。
【0017】45は無端ベルト41に周回回転力を与え
るためのモータ等のコンベア駆動源で、同期ベルト45
aにより、例えば反転ローラ43を同期回転させるよう
に結合されている。46は入口31側の下方位置に配置
され、洗浄等によって濡れた無端ベルト41を乾燥させ
る温風吹き付け乃至は送風吹き付けのための送風器であ
る。
【0018】高周波部5〜7は同一構成を有してなるも
のである。ここで、高周波部5について、その構造を説
明すると、図3に示すように解凍部30の後部に電源部
を収納する筐体50が配設され、かつ、図2に示すよう
に対向配設された平板状の上部電極55aと下部電極5
5bを有するとともに、上部電極55aを昇降可能にす
る昇降機構56を備えている。各電極55a,55bに
は上記筐体50内の電源部から電力が供給されるように
なっている。下部電極55bは、その下面に立設された
所要本数の絶縁性支持部材155bを介して解凍部30
の下フレーム35等に連結されて、解凍室33の下方適
所で水平に支持固定されている。また、支持部材155
bの内の中央の1本は、例えば筒状に形成されており、
その筒内に配線を施すことで、下部電極55bに高周波
が供給可能になされている。あるいは、単に、この支持
部材155bに沿うようにして配線してもよい。
【0019】なお、相隣合う対向電極55a,55bと
対向電極65a,65b及び対向電極65a,65bと
対向電極75a,75bとの離間距離は、それぞれの対
向電極への供給電力や間欠駆動時の位相が相違する場合
があることを考慮し、これにより生ずる電界分布の乱れ
に伴う不均一加熱を構造的に防止すべく、好ましくは各
対向電極の対向距離程度あるいはそれ以上に設定されて
いる。
【0020】上記無端ベルト41は、図5に示すように
下部電極55bの上面から僅かに離間した位置を対向す
るようにして出口32側に向けて移動するようになされ
ている。上部電極55aはその上面に立設された所要本
数の絶縁性支持部材155aを介して昇降機構56の支
持板56eに結合されている。
【0021】昇降機構56は、上フレーム34に取り付
けられており、昇降モータ56a、この昇降モータ56
aの出力軸56bの回転運動を直線運動に変換する左右
一対のウォームギア部56c,56c及びウォームギア
部56c,56cで出力軸56bと噛合され、下端が支
持板56eに連結された一対の昇降軸56d,56dを
備えている。昇降モータ56aが回転駆動されると、そ
の回転量、方向に応じて昇降軸56d,56dの上フレ
ーム34からの高さ位置が変更され、これにより上部電
極55aが一体的かつ安定水平姿勢を維持しつつ昇降さ
れるようになっている。
【0022】なお、解凍部30の正面であって、高周波
部5,6,7の各対向電極位置には解凍室33内が見え
るように、窓36がそれぞれ形成されており、解凍状態
の監視が行えるようになされている。
【0023】図5は、解凍食品等の被解凍物Fと対向電
極55a,55b及び無端ベルト41との位置関係を示
す図で、図(a)は斜視図、図(b)は図(a)のA−
A断面図ある。
【0024】無端ベルト41上に2列にして載置された
被解凍物Fは、無端ベルト41の移動とともに搬送さ
れ、対向電極55a,55b間に位置する期間だけ高周
波を照射されて加熱解凍される。対向電極55a,55
bは被解凍物Fの載置寸法に比して多少大きい幅及び長
さ寸法のものが採用され、被解凍物F内部に均一に電界
が分布するようにしている。また、無端ベルト41の幅
を対向電極55a,55bの幅寸法より少なくとも広く
設定すれば、無端ベルト41の両端に図略のガイドレー
ル等の配設が可能となり、これにより対向電極55a,
55b位置での無端ベルト41の僅かな下方撓みも防止
できて被解凍物Fと対向電極55a,55bとの平行と
等距離が保持可能になるとともに、無端ベルト41のス
ムーズな移動が可能となる。なお、下部電極55bの
(無端ベルト41の移動方向)前後で、かつ同じ高さ位
置に下方撓み防止の、例えばローラの如き低摩擦の支持
板を介設するようにしてもよい。
【0025】被解凍物Fの均一な加熱解凍を行うために
は、被解凍物Fの上面と下面とに等強度の電界が印加さ
れることが望ましい。本実施例では、図5(b)に示す
ように、下部電極55bと無端ベルト41の上面、すな
わち被解凍物Fの底面との距離d2は固定されている。
そこで、昇降モータ56aを駆動させて被解凍物Fの上
面と上部電極55aとの距離をd1に設定する。この距
離d1は絶縁物である無端ベルト41の存在を考慮する
とともに、被解凍物Fの円滑搬入を確保する(同種の被
解凍物間での厚み寸法のバラツキに対処)べく設定され
たものである。なお、上部電極55a側にコンベアと等
価な絶縁物を配設して、d1=d2に設定するようにす
ることもできる。また、対向電極55bにも昇降機構を
設けて、被解凍物Fの下面との距離を調整可能にしても
よい。
【0026】図6は、高周波解凍装置の搬入部の構成を
示す平面図、図7は同搬入部の正面図である。搬入部8
は被解凍物Fをコンベア部40に自動搬入させるための
もので、第1給送部81と第2給送部82とから構成さ
れている。第1給送部81はコンベア部40に対して直
交する方向に向けられており、第2給送部82はコンベ
ア部40と平行かつ連続するように配設されている。
【0027】第1給送部81は全体として被解凍物Fの
自重とローラの回転を利用して滑り落ちるように第2給
送部82側に向けて多少の下方への傾斜を有するととも
に該第2給送部82に近い部分がより傾斜されて加速用
として構成され、平行側板811,812間に多数配列
配置されたローラ813からなるコンベアである。ロー
ラ813を水平に配置し、駆動手段により積極的に回転
駆動させるとともに、第2給送部82に近い部分のロー
ラ回転速度(ローラ周速度)を上昇するよう(加速用)
にしてもよい。そして、この第1給送部81の端から順
次配列載置された被解凍物Fが順次第2給送部82に好
適に供給されるようになっている。この第1給送部81
の給送方向の途中、好ましくはほぼ中間位置には被解凍
物Fの種類を検出する種類検出センサ9が設けられてい
る。種類検出センサ9は、被解凍物Fの厚み(高さや
幅、すなわち電極55a,55bの対向方向に対応する
寸法)を検出するもの、容積を検出するもの、あるいは
重量を検出するものでもよい。
【0028】厚みを検出するセンサは、給送される被解
凍物Fの上方位置に、給送方向に平行な垂直面内で揺動
可能な作動片と、その基端側に作動片の揺動角を検出す
るポテンショメータとを有してなり、この揺動片が給送
される被解凍物Fの上面に当接して回動する際の回動量
をポテンショメータで電圧に換算して得るようにしたも
のである。幅を検出する場合には、上記構成のセンサを
横向けにすればよい。あるいは、斜め下向に光を発光す
る発光素子と、被解凍物Fの上面で反射して斜め上方に
帰来する光を受光する、発光光と反射光とが形成する面
と同一面内でライン状に配列された受光素子とを有して
なり、反射する高さ位置に応じてどの受光センサが反射
光を受光したかにより該被解凍物Fの厚みを求めるよう
にしてもよい。
【0029】容積は上記センサを高さ方向及び幅方向の
双方に設けることで(長さ方向の寸法はセンサの検出持
続時間(給送速度は既知))求まる。
【0030】重量は、ローラ813の連続する複数本に
対して下方から、円滑給送に支障がない程度に圧縮され
るスプリング等で付勢状態にしておき、被解凍物Fがこ
の上を通過する際にスプリングの圧縮寸法を検出するこ
とで、いわゆる体重計と同様な原理で求めることができ
る。あるいは解凍対象物が基本的に肉であって比重にほ
とんど差異がない場合には、容積に比重を乗算して求め
てもよい。逆に、体積から容積を換算することも可能で
ある。
【0031】また、種類検出センサ9は上記の情報に加
えて材料自体の検出を行うものでもよい。この材料自体
の検出は、例えば、被解凍物を梱包する梱包材表面に予
め表記された材料マーク、例えばコードを自動的に読み
取る磁気的、光学的センサが利用可能である。また、か
かる材料マーク方式を被解凍物Fの厚み、容積、重量情
報の表記にも適用することで、上述の如きセンサに代え
て、マーク読み取りセンサが利用可能であり、読み取っ
た情報から被解凍物Fの厚み、容積、重量等の種類を知
ることができる。
【0032】ストッパ814は第1給送部81の直ぐ下
流側に設けられ、ローラ813間であってその下方から
図略の駆動手段によって昇降可能にされた板状部材で、
給送途中の被解凍物Fの給送を一時的に停止させるもの
である。このストッパ814は、種類検出センサ9が異
なる種類の被解凍物Fの検出をしたとき、先に給送され
ている異種の被解凍物Fが解凍処理され、高周波部5に
よる誘電加熱条件が変更設定されるまでに次の種類の被
解凍物Fが高周波部5に搬入されないようにするための
ものである。より確実のためには、前の異種の被解凍物
Fの最終のものが高周波部5を通過し終わり、かつ誘電
加熱条件の変更設定の時点でストッパ814を解除する
ようにすればよい。
【0033】このようにして、第2給送部82に給送さ
れた解凍予定の被解凍物Fは所定個数ずつ給送される毎
にコンベア部40側に向けて給送される。すなわち、第
2給送部82は第1給送部と面一の載置テーブル821
を有し、その面上の後端に棒状のプッシャー822を有
する。このプッシャー822は図6の左側をホームポジ
ションとするとともに、例えば正逆転可能なモータ等の
駆動手段823及びこの駆動手段823で周回駆動され
る張架された2連のチェーン824の一部に連結されて
往復動可能にされている。そして、1個あるいは並列給
送されてきた2個乃至は複数個の被解凍物Fをコンベア
部40側に押し出すようにしている。なお、2連のチェ
ーン824間の隙間及びその両側に搬入ローラ825が
設けられており、プッシャー822は被解凍物Fを少な
くともこの搬入ローラ825(搬入ローラ825が回転
駆動されるタイプのとき)まで押し出すようにしてい
る。搬入ローラ825が回転駆動されないタイプであれ
ば、コンベア部40まで押し出せる押出しストロークが
設定されている。この場合には、搬入ローラ825は姿
勢揃えや位置揃えとして作用する。
【0034】図1は、本発明に係る高周波解凍装置の回
路図である。1は本高周波解凍装置の動作を統括的に制
御する制御回路で、操作部2を介して操作者により入力
された操作データを取り込み、あるいは後述するように
テーブルメモリ10からの読み出しデータに基づいて各
部の駆動及び高周波部5〜7への電力供給を制御する。
操作部2は装置の起動及び停止ボタン2a,2b、昇降
モータ56aを正逆回転させるアップ、ダウンボタン2
c、コンベア駆動源45の速度設定用ボタン2d、高周
波部5〜7へのそれぞれの供給電力指示ボタン乃至は調
整ダイヤルである電力設定用部材2eが設けられてい
る。データ入力部3は、例えばキーボード等を備え、制
御回路1内のテーブルメモリ10に所要のデータを書き
込ませるものである。制御部1のテーブルメモリ10に
は、被解凍物の種類と各種類に応じた誘電加熱条件との
関係が記憶されている。テーブルメモリ10の内容は予
め書き込むようにしてもよく、必ずしもデータ入力部3
でデータ入力が行われる必要はない。また、このテーブ
ルメモリ10には、各誘電加熱条件に対応する目安的な
同調点を書き込ませておいてもよい。これらの点につい
ては後述する。
【0035】高周波部5〜7は、前述したように、対向
電極に高周波を供給するものである。高周波部5の構成
について説明すると、51は電源を供給する電源回路
で、例えば220V商用電源を所要レベルの直流電源に
変換するものである。52は所要レベルの高周波エネル
ギーを発生する自励式の高周波発生回路で、これらによ
り高周波電源部が構成されている。53は高周波発生回
路52と負荷側との整合をとる整合回路で、出力側の回
路との結合を図るための変成器54の他、不図示の整合
用コンデンサ等を有している。変成器54の入力側コイ
ルL1は一端で接地され、一方、負荷側コイルL2の一
端は上部電極55aに、他端は下部電極55bに接続さ
れ、負荷側回路として平衡形回路が採用されている。な
お、高周波部6,7も同様な構成を備えている。
【0036】制御回路1のテーブルメモリ10には、被
解凍物の種類(厚み(高さか幅)、容積、重量、材料等
の要素)毎に誘電加熱条件(電極間距離、コンベア速
度、供給電力レベル)が対応して書き込まれている。対
応する誘電加熱条件は、被解凍物の各種類毎に予め解凍
実験等を行って決定されているものである。なお、誘電
加熱は対向電極間に介在される被解凍物の大きさの内、
特に電極間方向の寸法により大きく左右される。従っ
て、被解凍物の種類の要素として厚みを採用し、誘電加
熱の条件として電極間距離を採用するようにしたもので
も充分に対応し得る。この場合、種類検出センサ9で被
解凍物の厚みが検出されると、制御回路1はテーブルメ
モリ10から、今回検出した厚みに対応して記憶されて
いる電極間距離データを読み出し、現距離と新たに設定
すべき距離とから昇降方向及び昇降量を求めて、あるい
は一旦最上(基準)位置に戻してから電極間距離に対応
する下降量だけ昇降モータ56a(66a,76aも同
様)に駆動信号を出力するようにしている。
【0037】また、要素として容積が採用されるとき
は、被解凍物の形状の点から厚みと同様に考えられるこ
とから電極間距離の変更設定を行わせればよい。要素と
して重量が採用されるときは、解凍に適した単位当たり
の電力が予め知られていることから、そのデータを利用
して設定された、重量に応じた供給電力に変更設定し、
あるいはコンベア駆動源45を用いてコンベア速度を変
更設定してもよい。要素として材料が採用されるとき
は、解凍に適した単位当たりの電力が予め分かっている
ので、電極間距離、供給電力あるいはコンベア速度を変
更設定すればよい。
【0038】電力の供給は連続あるいは間欠駆動によっ
て、それぞれ供給電力の設定が可能である。例えば間欠
的に高周波を供給する場合、駆動時間を長短し、あるい
は休止時間を短長し、あるいは双方を調整することで、
平均電力レベルの設定が可能となる。また、間欠駆動で
は、駆動期間に与えられた熱が、休止期間に拡散するこ
ととなるので、その分、温度分布の均一化、すなわち均
一加熱が行われるという利点がある。
【0039】次に、各誘電加熱条件に対する同調点の制
御について、図8に示す各誘電加熱条件に対応する同調
波形を用いて説明する。電極間に介在される被解凍物F
の種類により電極間距離を変更する場合、電極部分が持
つ容量成分がそれに応じて変化することとなるため、被
解凍物の種類毎に再同調を行うために整合回路53で自
動同調(オートマッチング)が行われる。
【0040】図8において、共振点fc1やfc2の付近
は感度が敏感過ぎるため、同調制御としてはリニア性を
備えた傾斜部分が利用される。そして、各誘電加熱条件
下での負荷電流Ipは図略の電力計等によりこのときの
電力が電流値等に基づいて計測され、制御回路1で監視
されている。被解凍物の種類に応じて電極間距離が変更
され、これに基づいて同調点を変更制御する場合、一旦
同調が完全にずれた初期点(例えば図8における各曲線
の左端)から同調点fpに近づける自動同調制御を行う
と同調するまでに長時間を要し、次の異種の被解凍物の
高周波部5への搬入がその分だけ余計に待機させられる
(遅れる)こととなって解凍作業の効率上で好ましくな
い。
【0041】そこで、被解凍物の種類毎に、予め実験的
に求めた好ましい同調点を目安周波数として、各誘電加
熱条件毎に例えばfp1,fp2,……のようにテーブル
メモリ10に書き込ませておき、電極間距離の変更設定
が指示される毎に、整合回路53はその変更された電極
間距離に対応した同調点をテーブルメモリ10から読み
出して、この同調点の周波数で整合回路53を立ち上げ
させれば、設定された目安周波数から実際の同調周波数
に自動同調されるまでの時間を著しく短縮することが可
能となり、これにより次の被解凍物の搬入を迅速化する
ことができる。
【0042】続いて、解凍中における誘電加熱条件の変
更設定動作について説明する。なお、説明の便宜上、被
解凍物の種類の要素を厚みとし、誘電加熱条件は電極間
距離とする。先ず、起動ボタン2aが操作され、第1給
送部81に載置された所要個数(一群)の被解凍物Fの
厚みが、その給送中に種類検出センサ9で検出される
と、その厚みに応じた電極間距離が昇降モータ56a,
66a,76aで設定される。続いて、被解凍物Fが第
2給送部82を経て高周波部5〜7へ向けて、設定され
たコンベア速度で搬入される。
【0043】なお、上記において、被解凍物はそれぞれ
所要の大きさ毎にパック等されており(煮え汁の滴り防
止)、通常、同種の被解凍物は同一の大きさに形成され
ている。従って、これら各被解凍物の複数種類を用い
て、例えばハンバーグを解凍準備する場合、ハンバーグ
の生産量に応じた量ずつ(パック個数ずつ)それぞれの
種類の被解凍物を解凍する必要がある。この場合、解凍
処理は各被解凍物の必要パック数ずつまとめて行われ、
同種類の解凍物が一群として処理される。
【0044】被解凍物Fが高周波部5の対向電極55
a,55bまで進んでくると、その先端側から順次加熱
され、更に全体が加熱されていく。この後、被解凍物F
が対向電極55a,55bを通過するまで加熱が継続さ
れる。被解凍物Fは続いて、2段目の高周波部6の対向
電極65a,65bで加熱され、更に、3段目の高周波
部7の対向電極75a,75bで加熱された後、出口3
2から搬出される。このようにして最初の一群の被解凍
物Fに対する解凍処理が進行している間に、第1給送部
に、次に解凍予定の一群の被解凍物Fが載置され、同様
に種類検出センサ9でその種類の検出が行われる。
【0045】検出の結果、現解凍中の被解凍物Fの種類
と今回の種類との異同を判別し、一致するときは誘電加
熱条件は同じなので設定変更は行われない。一方、異な
るときは新たな種類に応じた誘電加熱条件がテーブルメ
モリ10から読み出される。この場合、先の種類の被解
凍物の最終のものが高周波部5を通過し終わった時点
で、昇降モータ56aによって電極間距離の変更設定が
開始される。ストッパ814は次の種類の被解凍物Fを
前の種類の被解凍物Fと分離して、次の種類の被解凍物
が、誘電加熱条件(例えば電極間距離の変更)の変更設
定が完了する前に、高周波部5に搬入されないように待
機処理を行わせるためのものである。従って、ストッパ
814の解除は、先の種類の被解凍物の最終のものが高
周波部5を通過し終わった時点より前、すなわち最終の
ものの通過予定時点と誘電加熱条件の変更設定に要する
時間とから逆算して得られたより早い時点で行わせても
よい。
【0046】高周波部5の電極間距離の変更が終了する
と、続いて高周波部6に対する電極間距離の変更設定
が、被解凍物Fが高周波部6を通過し終わった時点で行
われ、更にこの後、高周波部7に対して同様に被解凍物
Fが高周波部7を通過し終わった時点で変更設定が行わ
れる。被解凍物Fの各高周波部の通過時点の監視はコン
ベア速度と時間とで行われる。すなわちプッシャー82
2の押出し時点乃至は高周波部5の入口付近適所に設け
られた機械的あるいは光学的な通過センサが被解凍物F
の通過を検出した時点等の基準時点からの経過時間で行
えばよい。あるいは高周波部5〜7のそれぞれの出口に
通過センサを配設して直接的に検出すればタイマが不要
になるとともに、より確実な監視が行える。電力レベル
の変更設定も同様に被解凍物Fがそれぞれの高周波部を
通過する毎に行うことができる。
【0047】なお、本実施例では3台の高周波部を用い
て説明したが、高周波部の台数は1台でもよいし、2台
以上の所要台数でもよい。
【0048】また、本実施例では、種類検出センサ9を
用いて順次搬入される被解凍物の種類を検出するように
したが、例えば前述のハンバーグの場合のように、解凍
準備する食品のための各被解凍物に対し予め決定した順
番で搬入するようにしておけば、種類検出センサ9は前
の被解凍物と今回検出の被解凍物とが異種かどうかの判
別を行うだけで済み、異種であれば、予め設定されてい
る順番に沿って誘電加熱条件を変更設定するようにすれ
ばよい。従って、それぞれの種類を特定する必要がない
分、センサの簡易化が期待できる。
【0049】更に、解凍準備する食品の種類と量に必要
な種類の被解凍物の量と解凍順番とを予め対応付けてテ
ーブル化しておけば、食品名(例えばハンバーグ)及び
その量を入力設定すれだけで、各被解凍物の搬入に沿っ
て誘電加熱条件を変更設定させるようにすることもでき
る。この場合には、種類検出センサ9として、単に搬入
される各被解凍物の既知のパック個数を確認的にカウン
トするものを用いてもよく、センサの簡易化が同様に期
待できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
対向電極に向けて被解凍物を順次給送する給送手段と、
この給送手段の途中に配置され、各被解凍物の種類を検
出する種類検出手段と、被解凍物の種類と誘電加熱条件
とを対応して記憶する記憶手段と、解凍部に対して誘電
加熱条件を設定する条件設定手段と、上記解凍部が上記
種類検出手段で検出された被解凍物の種類に対応する誘
電加熱条件となるように上記条件設定手段を作動させる
制御手段とを備えたので、被解凍物の種類に応じて誘電
加熱条件が自動的に設定され、これによって種々の被解
凍物に対しても常に好適な条件下で順次解凍を可能にす
ることができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、被解凍物の
種類は被解凍物の厚みとし、種類検出手段は被解凍物の
厚みを検出するセンサで、誘電加熱条件も電極間距離の
変更のみで済むので条件変更設定のために構成の簡素化
を図ることができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、少なくとも
2個並設された対向電極間を通過中の被解凍物が該対向
電極間を通過し終わる毎に上記条件設定手段を作動させ
て電極間距離を変更設定させるように構成したので、解
凍作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波解凍装置の回路図である。
【図2】本発明に係る高周波解凍装置の一例を示す一部
破断正面図である。
【図3】本発明に係る高周波解凍装置の一例を示す平面
図である。
【図4】本発明に係る高周波解凍装置の一例を示す右側
面図である。
【図5】被解凍物と対向電極及び無端ベルトとの位置関
係を示す図で、図(a)は斜視図、図(b)は図(a)
のA−A断面図ある。
【図6】高周波解凍装置の搬入部の構成を示す平面図で
ある。
【図7】高周波解凍装置の搬入部の構成を示す正面図で
ある。
【図8】各誘電加熱条件に対応する同調波形を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 制御回路(制御手段) 5,6,7 高周波部 8 給送部 81 第1給送部(給送手段) 82 第2給送部(給送手段) 9 種類検出センサ(種類検出手段) 10 テーブルメモリ(記憶手段) 30 解凍部 40 コンベア部 45 コンベア駆動源(条件設定手段) 51,61,71 電源回路(条件設定手段) 52,62,72 高周波発振回路 53,63,73 整合回路 54,64,74 変成器 55a,65a,75a 上部電極 55b,65b,75b 下部電極 56,66,76 昇降機構(条件設定手段) F 被解凍物
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 3/36 - 3/54 A23B 4/00 - 5/22 A23B 7/00 - 9/34 A47J 27/00 - 27/13 A47J 27/20 - 29/06 A47J 33/00 - 36/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電力が供給される対向電極間を搬
    送される複数の被解凍物に対して誘電加熱を行う解凍部
    を有する高周波解凍装置において、上記対向電極に向け
    て被解凍物を順次給送する給送手段と、この給送手段の
    途中に配置され、被解凍物の種類を検出する種類検出
    手段と、被解凍物の種類と誘電加熱条件とを対応して記
    憶する記憶手段と、上記解凍部に対して誘電加熱条件を
    設定する条件設定手段と、上記解凍部が上記種類検出手
    段で検出された被解凍物の種類に対応する誘電加熱条件
    となるように上記条件設定手段を作動させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする高周波解凍装置。
  2. 【請求項2】 上記被解凍物の種類は被解凍物の厚みで
    あり、上記種類検出手段は被解凍物の厚みを検出するセ
    ンサであり、上記条件設定手段は対向電極の電極間距離
    を設定するものであることを特徴とする請求項1記載の
    高周波解凍装置。
  3. 【請求項3】 上記対向電極は被解凍物の通過方向に少
    なくとも2個並設されてなるものであり、上記条件設定
    手段は上記各対向電極に対して電極間距離を変更設定す
    るものであり、上記制御手段は上記種類検出手段が異な
    る厚みの被解凍物を検出したときは、対向電極間を通過
    中の被解凍物が該対向電極間を通過し終わる毎に上記条
    件設定手段を作動させて電極間距離を変更設定させるよ
    うになされているものであることを特徴とする請求項2
    記載の高周波解凍装置。
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