JP2002218896A - 害悪動物捕獲方法及びその装置 - Google Patents

害悪動物捕獲方法及びその装置

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JP2002218896A
JP2002218896A JP2001055880A JP2001055880A JP2002218896A JP 2002218896 A JP2002218896 A JP 2002218896A JP 2001055880 A JP2001055880 A JP 2001055880A JP 2001055880 A JP2001055880 A JP 2001055880A JP 2002218896 A JP2002218896 A JP 2002218896A
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harmful
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Mitsuhiro Fujiwara
充弘 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 害悪動物をより簡単かつ確実に捕獲すること
で被害を少なく抑えることのできる害悪動物捕獲方法及
びその装置を提供すること。 【解決手段】 捕獲用拘束手段内にイノシシやイノブタ
等の害悪動物の好物を入れておくことで前記害悪動物を
誘引して捕獲する方法であって、前記好物の臭いを送風
により撒き散らすことにより誘引するようにする。ま
た、捕獲用拘束手段内にイノシシやイノブタ等の害悪動
物の好物を入れておくことで前記害悪動物を誘引して捕
獲する方法であって、前記好物を前記捕獲用拘束手段の
外部にも誘引目的をもって配備しておくようにする。こ
れらの場合、好物は、ミミズ、干しミミズ、山芋、雑穀
類、葛根のうち少なくとも1種類とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イノシシやイノ
ブタ等の害悪動物を捕獲する方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、イノシシやイノブタなどの害悪動
物が田畑に出没し、作物を食い荒らすなど、害悪動物に
よる被害は多大になっている。そのことにより、田畑等
へこれらの害悪動物が出没しないように、例えば、トタ
ンや電柵などの防護手段を張り巡らせて対処している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したよう
な防護手段は、比較的簡単に壊されて有効に対処するこ
とができず、被害をより少なくする対策が望まれてい
た。
【0004】この発明は前記課題を解決するためになさ
れたもので、害悪動物をより簡単かつ確実に捕獲するこ
とで被害を少なく抑えることのできる害悪動物捕獲方法
及びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、捕獲用拘束手段内にイノシ
シやイノブタ等の害悪動物の好物を入れておくことで前
記害悪動物を誘引して捕獲する方法であって、前記好物
の臭いを送風により撒き散らすことにより誘引するよう
にする。
【0006】請求項2記載の発明は、捕獲用拘束手段内
にイノシシやイノブタ等の害悪動物の好物を入れておく
ことで前記害悪動物を誘引して捕獲する方法であって、
前記好物を前記捕獲用拘束手段の外部にも誘引目的をも
って配備しておくようにする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の害悪動物捕獲方法において、好物は、ミミズ、干し
ミミズ、山芋、雑穀類、葛根のうち少なくとも1種類と
する。
【0008】請求項4記載の発明は、捕獲用拘束手段内
にイノシシやイノブタ等の害悪動物の好物を入れておく
ことで前記害悪動物を誘引して捕獲する方法であって、
前記好物をブタとして誘引させるようにする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の害
悪動物捕獲方法において、捕獲用拘束手段を、外周囲が
取り囲まれ天部に落とし込み手段を備えて山等の斜面あ
るいは斜面下の窪みに設置して、斜面からの害悪動物を
落とし込み手段の下動により内部に落とし込むようにす
る。
【0010】請求項6記載の発明は、枠構成部材の複数
の組み合わせにより外周囲が取り囲まれる捕獲用拘束手
段が構成されるようにした害悪動物捕獲装置であって、
前記枠構成部材は、仮設足場材、工事現場仕切フェンス
などの機材を用いている。
【0011】請求項7記載の発明は、枠構成部材同士の
連結にクランプを使用して4面の立面を構成できるよう
にするとともに、枠構成部材の相互連結用にクランプを
用い、同クランプが運搬時に緩められて捕獲用拘束手段
が折り畳み状態となし、現場にて同捕獲用拘束手段を所
定の捕獲形態にしてクランプを締め付けることで捕獲準
備が可能になるようにした。
【0012】請求項8記載の発明は、捕獲用拘束手段内
にマムシ等の害悪動物を誘引して捕獲する方法であっ
て、前記害悪動物は、湿気、水分、水、水の音、マムシ
の悲鳴を録音したもの、しきび、あるいはかずらを割る
音のうちの少なくとも1つを誘引手段として誘引するよ
うにする害悪動物捕獲方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施形態を参照し
てこの発明を詳細に説明する。図1、図2はその好適な
一実施形態を示し、図1は害悪動物捕獲装置の斜視図、
図2はその固定方法を示す縦断面図である。
【0014】これらの図において、1は害悪動物捕獲装
置全体を示し、同装置1は、主に複数本の単管(枠構成
部材)2…とこれらの間を連結する直交クランプ3…と
の組み合わせ使用により4面枠体を構成したものであ
る。4面のうち1面は出入口4になっており、この出入
口4には、単管2に備えたガイド5に案内されて上下す
るように開閉戸6が設けられている。
【0015】この開閉戸6は、内部にイノブタ等が当た
ることでストッパ7,7から外れるゴムバーなどの横架
材8と、同横架材8と開閉戸6との間を繋ぐ引きロープ
9とで開閉自在になっている。すなわち、横架材8は通
常はストッパ7に引っ掛かってロープ9を介して開閉戸
6を図示の開放状態に保っているが、イノブタ等がこの
横架材8に当たると、同横架材8が外れることにより中
継ボール10を通じて緩む引きロープ9が開閉戸6を落
とすようにするのである。
【0016】単管2及びクランプ3は、仮設足場機材と
して既に使用済の中古のもので出来るだけ安価なものを
使用するが、新規なものでもよい。同装置1の上下は開
放状になっているが、天面、底面の双方あるいは一方を
閉止状にしてもよい。特に、底面にあっては、イノシシ
等は底面を掘り返して逃げ得るので、当底面は、逃げる
と想定される側部のみあるいは前面を閉止状にすること
がある。装置1の側面が地中に埋まるように枠を下げて
もよい。これは以下の実施形態でも同様に適用され得
る。また、同装置1は水平な単管2のみでなるが、垂直
あるいは斜めの単管を組み合わせてもよいことは当然で
ある。この縦向きの単管は装置1の下半のみに限定して
もよい。逆に装置1の側面は単管を垂直に向けたものの
みで構成してもよい。垂直な単管を連結する上下の単管
は必要である。これも以下の実施形態で同様に適用され
得る。
【0017】そして、装置1の内部には、害悪動物の好
物11…が置かれ(皿が図示されているが自然に放置状
にした方が好ましい)、同好物11…の臭いは、装置1
に備えた(カモフラージュで隠してもよい)送風機12
により出入口4の方向にまき散らかせるようになってい
る。これは以下の実施形態でも同様に適用される。ここ
に、好物11は、例えば、ミミズ、その干しもの、山
芋、雑穀類、葛根など(その地方での言い伝えによるそ
の他のものを含む)を入れておくとともに、装置1内に
害悪動物を誘引するため、出入口4に到る好ましい経路
(イノシシやイノブタの習性に基づく)上に好物11…
を撒いておくようにする。これは以下の実施形態でも同
様に適用される。13は樹枝などのカモフラージュであ
り、図示よりも充分多くを付すのがよい。
【0018】尚、前記送風機(ソーラー発電による場合
もある。また、間欠駆動することもある。)12による
臭いまき散らし方式と出入口4迄の誘導方式とは、その
いずれか一方のみを採用することがある。誘導方式にお
いては、イノシシなどが警戒して何時も立ち止まる場所
近くから前記出入口4までわたって好物11…を撒くこ
ともある。さらに、イノシシなどは警戒心が強いので、
その警戒心を和らげる意味で適所から定期的に音を発す
るようにしてもよい。また、捕獲後の害悪動物はそのま
までは取り出せないので、別途図1に仮想線で示すよう
な後処置枠14を出入口4に接続可能にしてもよい。さ
らに、装置1内にイノシシ等が入らないことも想定され
ることから、同装置1の回りに1個あるいは複数個の落
とし穴15や捕獲用落下網(通過を検知して飛来するよ
うなもの)などを設けておいてもよい。
【0019】図1の装置1は支柱16…と横枠材17…
とよりなっているが、例えば、支柱16は、図2に示す
ように、仮設機材としての連結ピン(仮設枠を上下に連
結するためのもの)を打ち杭18として使用してもよ
い。この場合、杭18として機能させるため仮想線のよ
うに切除19して鋭利にしてもよい。勿論、これまでに
使われてきた専用の杭を使用してこれに支柱を嵌め込ん
だり結び合わせてもよいし、支柱16を直接打ち込んだ
り埋め込んだりしてもよい。
【0020】尚、同装置1の運搬方法として、クランプ
3…を緩めて装置全体を畳んで多数の装置を重ね運搬す
るようにすることができる。現場ではクランプ3…を締
め付けて図1の状態にする。
【0021】図3は他の実施形態を示す。装置1の形状
を上からみて三角形にしたものである。21は支柱(単
管)、22は横架材(単管)であり、図示しないクラン
プあるいはワイヤーなどにより互いを連結する。矢印は
出入口のある側であり、この側には、後処置枠23を仮
想線のように接離可能にする。正三角形以外の三角形に
してもよい。上からみて菱形にしたり、その他の幾何学
形状を採用することもできる。
【0022】図4、図5も他の実施形態を示す。図4
は、仮設枠材25…を立面状に複数枚立設し、適宜に単
管26…を結合してなるもので、四隅の杭27…で支持
されるとともに単管26…の結合で全体が固定化され
る。28は出入口であり、図示しない開閉戸が装備され
る。
【0023】図5の実施形態は、前後1対の仮設枠材2
9を杭30により先ず立設し(直接仮設枠材29を打ち
込んでもよい)、これに単管31…をクランプにより横
架して全体を構成する。32は出入口である。尚、図
4、図5においても図6に示すように折り畳み運搬が可
能である。
【0024】図7の実施形態は、全体が正面からみて三
角屋根形をした害悪動物捕獲装置1を示す。34は杭
で、斜めに打ち込まれ、これら4隅の杭34…により1
対の単管35が三角形に交差するように複数対の単管3
5…が紙面に直交する方向に配列される。後側の単管3
5同士間には上下に複数段をなすように単管35が閉止
のため設けられている。前側は出入口36として開放さ
れ、そこに開閉戸が装備される。
【0025】図8は、紙面に直交する方向に1対の単管
でなる支柱38が立設されて斜材(単管)39によりそ
れぞれが安定保持されるとともに、支柱38間に単管で
なる横架材40…を上下複数段に固定(クランプ)して
ある。最も上端の横架材40を介してレ形あるいはL形
をした落下枠41が回転自在に取り付けられている実施
形態を示す。この落下枠41は、通常は実線のように切
り換え支持機構42により支持される一方、イノシシな
どがこの機構42に接触すると矢印のように落下運動を
してイノシシ等を横架材40…側に押さえ込むのであ
る。イノシシ等は力が強いので、落下枠41の方を重く
しておくようにする。別途ロック機構を備えてもよい。
尚、落下枠41を持ち上げるとイノシシ等は再び逃走す
る。そこで、その逃走方向に捕獲網などの捕獲手段を待
機させておくようにする。
【0026】図9は、支柱43…に仮設機材の1つであ
るブレース44…を複数枚組み合わせて枠体を構成した
ものである。図ではその一側面のみを示す。このものに
よれば、複数のブレース44…を連結して矢印で示すよ
うに折り畳み自在にし、運搬時の嵩を少なくするように
してもよい。
【0027】図10は、三角屋根形で開閉自在な本体4
6でその下端(一方の端部でもよい)にローラー47…
を備えた装置を示す。通常は実線のように立ち上がった
状態で待機しているが、イノシシなどが中に入ると図8
のような切り換え支持機構に当たることによりローラー
47により屋根が潰れるようになっている。これによ
り、イノシシなどは中で重さに耐え切れず動くことがで
きずに捕獲されるのである。
【0028】図11は、正面からみて門形をした本体4
9が倒潰するようにしたものである。楕円表示がイノシ
シなどでウエイト50をも付加して全く動けないように
することがある。
【0029】図12は、山の斜面52下に小崖(窪み)
53がある場合(あるいは崖を造ることもある)、その
崖下54上に3面を囲うように本体55を固定し、同本
体55の斜面52側のみの一部開口に水平状態から下降
動作する落とし枠56を装備したものである。57は好
物、58は固定上枠である。尚、この本体55内には、
イノシシが好きなブタを入れておけば効果があがる。送
風機を装備してもよい。斜面52からブタや好物57を
狙って下りてくるイノシシなどは、落とし枠56にさし
かかるとその重さにより落とし枠56を開くようにな
り、本体55の中に落ち込む。落とし枠56は上面全体
にあると、斜面になってイノシシなどが上がって逃げる
が同枠56が斜面側のに一部であるので一旦落ちたあと
は逃げることはできない。
【0030】図13は、杭60…に裸電線61…を張っ
た電柵装置についての付加的な例を示している。裸電線
61は+側で地盤が−側になって感電するようになって
いるが、例えば、雑草62…が伸びてきた場合に雨が降
ったりすると通電現象が発生することになる。そのこと
から、本装置の地盤上に沿って農用シートやトタンなど
の下敷63を敷設して本装置近くでは草が伸びないよう
にし、仮に伸びてもセンサーで感知・報知できるように
してしてもよい。尚、図1、図3、図4、図5、図7、
図8、図10、図11、図12に示す実施形態において
は、門形枠内の下半に薄板面が張られ上半に網状面が張
られた工事用囲いフェンスや、常設用の囲いフェンスな
どの機材を多用することがある。また、図8、図10、
図11の実施形態における下動する部材には、内面に凹
凸を付しておいて捕獲を確実にするようにしてもよい。
【0031】図14は、マムシを捕獲の対象とした捕獲
装置の一例を示している。同装置は、塩ビパイプ等を利
用して直管でなる本体65にエルボ66を接続し縦向き
に直管である水タンク67を接続してパイプ全体を構成
してある。本体65内には好物68…を入れておき、こ
れに送風装置69により風を送り出入口70から外部に
臭いが放散するようになっている。
【0032】送風装置69は、本体65に貫通した送風
孔71a付突っ張りパイプ71と、同パイプ71に接続
した連通パイプ72とを送風パイプとし、連通パイプ7
2に、送風源73を備えるとともに送風源73に好物入
れ74を連通して備えて吸気に伴って好物の臭いが本体
65内を通じて外部に放散されるようになっている。
尚、突っ張りパイプ71の端部は打ち込みにより装置を
固定をするためにも機能するとともに、装置はエルボ6
6背後のステー75でも支えられている。
【0033】出入口70には、軽くロック可能な開閉蓋
77が設けられるとともに、本体65の出入口70外周
には後処置袋78が装着されるようにもなっている。水
タンク67は、底板79により形成されるとともに、同
タンク67には第1水パイプ80を介してバルブ81が
連通して備えられている。同バルブ81は、ソレノイド
82で間欠駆動されるとともに、水は第2水パイプ83
を通じて本体65内の受皿84内に滴下されるようにな
っている。85はバッテリー、86はバルブ制御用のコ
ントローラで、本体65回りに装備されて前記ソレノイ
ド82を駆動制御可能にしてある。仮想線のソーラーパ
ネル87等を含む太陽発電装置で駆動するようにしても
よい。前記送風源73もバッテリー85により駆動され
るが、コントローラ86で間欠(連続でもよい)駆動さ
れるとともに、駆動時間帯も同コントローラ86で設定
可能になっている。
【0034】水タンク67内の水は、間欠駆動されるソ
レノイド82に連動するバルブ81により第1及び第2
水パイプ80,83を通じて受皿84に滴下され、その
水の音が内部で反響して外部まで響くだけでなく受皿8
4から零れた水が出入口70から外部に漏れ出す。ま
た、その水が送風により湿気となって外部まで放散され
一帯が湿気を帯びた状態となる。さらに、送風源73の
駆動により好物の臭いが外部にまで放散される。こうし
た状況であることから、マムシは、外部に放散してくる
好物の臭いや湿気、水の音などに自然に誘われて近づき
蓋77の開いた出入口70から本体65内に誘引されて
くる。
【0035】こうしたところに見回りがくると、本体6
5の一部(あるいは全部をアクリル樹脂等の透明体にし
てもよい)が透明部分65aになっているので、内部の
捕獲状況が外部から通覧でき、捕獲されている場合に
は、蓋77を即座に閉めて仮ロックした状態にする。そ
して、そのままであるいは本体65を持ち上げて仮想線
の後処置袋78を出入口70回りに被せてバンド締め
し、そののち、蓋77を開けて中のマムシを落とし出す
ようにすればマムシを処理可能になる。尚、水は水タン
ク67の上端開口を通じて補給する。
【0036】図15は他の実施形態を示す。本体90は
全体が透明なアクリルなどが使用されている。同本体9
0は他の管体、例えば、ドラム缶などを使用することも
できる。このことは他の実施形態でも同様に適用でき
る。この本体90は、直交する方向に伸びた張出板91
で安定になっているとともに、出入口92には一旦入り
込むと出られない逆止機構93が設けられている。透明
体であるため、出入口92近くの外周にはゴザなどの覆
い94を備えてもよい。本体90の奥側には、好物の臭
いを放散させる送風機95が設けられているとともに、
録音したマムシの悲鳴を発生する(水音を発生したり前
記マムシ悲鳴音を交互に発生させたりしてもよい)音発
生装置96を備えている。送風機95とともに水滴下装
置を構成してもよい。尚、本体90の奥端は開放状でこ
こに後処置袋97が脱着自在に装着されている。
【0037】図16も他の実施形態を示し、本体100
の出入口101にソレノイドやシリンダなどの駆動部1
02により自動的に開閉される蓋103が設けられてい
る。
【0038】図17も他の実施形態を示す。同実施形態
は、マムシが竹内に入る性質をもっていることから、自
然の竹を本体105としたものである。本体105の節
の部分に小孔106を開けて逆止針弁107を拡げて入
るようにするとともに、他端の節の部分にも孔108を
明けてレコーダ109からマムシ悲鳴音やかずら割り音
などを適宜に発して内部に反響するようにしてある。ま
た、本体105の上面は開口110とされ、ここにゴム
環などにより開閉自在な透明質の蓋111を蓋設してあ
る。また、本体105内には、マムシが好んで近寄るし
きび112が入れられている。そして、蓋111を開け
ることで適宜量(溜まるようにしたり振り掛けてもよ
い)の水が入れられるようになっている。
【0039】本体105内にマムシが入っていると、蓋
111を通じてその確認ができる。そして、本体105
の全体を袋で包み込むとともに蓋111を明けて中のマ
ムシを袋の中に落とし込むようにして処理する。蓋11
1がソーラーパネルであったり網状材でもよい。また、
同本体105の他の列にマムシが入れない竹を配列して
おいて誘い効果が上がるようにしてもよい。尚、逆止針
弁107に代えてウエイト式バルブ113を備えてもよ
い。
【0040】図18は、本体114がL形をしたパイプ
で、一端に蓋115を備え、他端にレコーダ116を備
えたマムシ捕獲装置で、全体が透明体であったり一部が
透明部分であったりする。本体114の下部は縦孔11
7内に挿入され上部が地盤上にくるようにセットされ
る。レコーダ116からの前記したような音が発生し反
響して外部である地表に放散されるようになっている。
同本体114は抜き差し自在であり、蓋115をして抜
くとマムシが入っているか否が確認できる。また、取り
出し蓋118を開けるとマムシを取り出すことができ
る。119はソーラーパネルで、本体114内部の制御
部でレコーダ116を駆動できる。仮想線のように逆向
きにも開口してもよい。
【0041】図19は、マムシ誘引装置で、マムシが水
を好むとともにしきび121を好むことに着目した装置
になっている。この装置は、人工循環水樋122を備
え、同樋122内の水は、ソーラー123により駆動さ
れるポンプ124により循環可能であるとともに、その
水の流れにしきび121…がセットされるようになって
いる。誘引されたマムシは別途捕獲する必要があるが、
例えば、外周を囲むように網を備えておき捕獲可能に構
成してもよい。
【0042】図20はマムシ捕獲装置で、パイプ状の本
体でなく角形の本体ケース126と開閉し透視可能な蓋
125とを備える。本体ケース126は、出入口127
に常時はゴム板128などで開き勝手にされ磁石12
9,129で閉止状態を保持する閉止扉126aを備え
るとともに、内部には仕切板130…が設けられてその
奥が捕獲空間131になっている。捕獲空間131に
は、レコーダ132が設置されるとともにマムシの通過
を検知するセンサー133も備える。センサー133に
より駆動源134が回転駆動され、紐135により扉1
29が閉められるようになる。一旦扉129が閉まると
それを維持する。レコーダ132からの音は反響してケ
ース126の通孔136…を通じて外部に漏れ出るよう
になっている。尚、ケース126には後処置袋137が
被せられ、仮想線のようにケース一部が開くことで捕獲
したマムシをこれに入れて処理することができるように
なっている。
【0043】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、害悪動物をより簡単かつ確実に捕獲することで被
害を少なく抑えることのできる害悪動物捕獲方法及びそ
の装置を提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1の害悪動物捕獲装置の固定方法を示す断面
図。
【図3】害悪動物捕獲装置の他の実施形態を示す平面
図。
【図4】他の実施形態を示す害悪動物捕獲装置の斜視
図。
【図5】他の実施形態を示す害悪動物捕獲装置の斜視
図。
【図6】害悪動物捕獲装置の折り畳み状態を示す正面
図。
【図7】他の実施形態を示す害悪動物捕獲装置の正面
図。
【図8】他の実施形態を示す害悪動物捕獲装置の正面
図。
【図9】他の実施形態を示す害悪動物捕獲装置の側面
図。
【図10】害悪動物捕獲装置の他の実施形態を示す斜視
図。
【図11】他の実施形態を示す害悪動物捕獲装置の正面
図。
【図12】他の実施形態を示す害悪動物捕獲装置の側面
図。
【図13】付加的な例を示す斜視図。
【図14】マムシ捕獲装置についての実施形態を示す斜
視図。
【図15】他のマムシ捕獲装置の実施形態を示す側面
図。
【図16】他のマムシ捕獲装置の実施形態を示す側面
図。
【図17】竹を用いたマムシ捕獲装置の例を示す断面
図。
【図18】他のマムシ捕獲装置についての例を示す断面
図。
【図19】マムシ誘引装置についての実施形態を示す斜
視図。
【図20】筐形マムシ捕獲装置についての実施形態を示
す斜視図。
【符号の説明】
1…害悪動物捕獲装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捕獲用拘束手段内にイノシシやイノブタ
    等の害悪動物の好物を入れておくことで前記害悪動物を
    誘引して捕獲する方法であって、前記好物の臭いを送風
    により撒き散らすことにより誘引するようにする害悪動
    物捕獲方法。
  2. 【請求項2】 捕獲用拘束手段内にイノシシやイノブタ
    等の害悪動物の好物を入れておくことで前記害悪動物を
    誘引して捕獲する方法であって、前記好物を前記捕獲用
    拘束手段の外部にも誘引目的をもって配備しておくよう
    にする害悪動物捕獲方法。
  3. 【請求項3】 好物は、ミミズ、干しミミズ、山芋、雑
    穀類、葛根のうち少なくとも1種類とする請求項1又は
    2記載の害悪動物捕獲方法。
  4. 【請求項4】 捕獲用拘束手段内にイノシシやイノブタ
    等の害悪動物の好物を入れておくことで前記害悪動物を
    誘引して捕獲する方法であって、前記好物をブタとして
    誘引させるようにする害悪動物捕獲方法。
  5. 【請求項5】 捕獲用拘束手段を、外周囲が取り囲まれ
    天部に落とし込み手段を備えて山等の斜面あるいは斜面
    下の窪みに設置して、斜面からの害悪動物を落とし込み
    手段の下動により内部に落とし込むようにする請求項4
    記載の害悪動物捕獲方法。
  6. 【請求項6】 枠構成部材の複数の組み合わせにより外
    周囲が取り囲まれる捕獲用拘束手段が構成されるように
    した害悪動物捕獲装置であって、前記枠構成部材は、仮
    設足場材、工事現場仕切フェンスなどの機材を用いてい
    る害悪動物捕獲装置。
  7. 【請求項7】 枠構成部材同士の連結にクランプを使用
    して4面の立面を構成できるようにするとともに、枠構
    成部材の相互連結用にクランプを用い、同クランプが運
    搬時に緩められて捕獲用拘束手段が折り畳み状態とな
    し、現場にて同捕獲用拘束手段を所定の捕獲形態にして
    クランプを締め付けることで捕獲準備が可能になるよう
    にした害悪動物捕獲方法。
  8. 【請求項8】 捕獲用拘束手段内にマムシ等の害悪動物
    を誘引して捕獲する方法であって、前記害悪動物は、湿
    気、水分、水、水の音、マムシの悲鳴を録音したもの、
    しきび、あるいはかずらを割る音のうちの少なくとも1
    つを誘引手段として誘引するようにする害悪動物捕獲方
    法。
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