JP2002218308A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

撮像装置および撮像方法

Info

Publication number
JP2002218308A
JP2002218308A JP2001007922A JP2001007922A JP2002218308A JP 2002218308 A JP2002218308 A JP 2002218308A JP 2001007922 A JP2001007922 A JP 2001007922A JP 2001007922 A JP2001007922 A JP 2001007922A JP 2002218308 A JP2002218308 A JP 2002218308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shake
determination
output
detecting
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001007922A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Yamazaki
龍弥 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001007922A priority Critical patent/JP2002218308A/ja
Publication of JP2002218308A publication Critical patent/JP2002218308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動対策に万全を期し、つねに適正画像が得
られる撮像装置および撮像方法を提供する。 【解決手段】 機器の振れを検出する振れ検出手段10
1と、機器の振れを補正する振れ補正手段120と、振
れ検出手段101の出力に基づいて、振れ補正手段12
0を制御する制御手段130と、振れ検出手段101の
出力から機器が静止しているか否かを判定する判定手段
114と、判定手段114の結果に基づいて、振れ補正
手段120の停止と実行を切り替える切替え手段106
と、を有する。振動を発生する1つあるいは複数の制御
対象131〜133の動作状態を示す情報に基づき、判
定手段の特性を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振れ補正機能を搭
載した撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ、ビデオカメラ等の撮像装置に搭
載される手振れ補正機能には、振動検出センサにより機
器の振動を検出し、その情報に基づいて手振れ補正を行
う方式がある。図5は、ビデオカメラに搭載されている
振れ補正機能の一例を示した図であり、振動検出センサ
として振動ジャイロ等の角速度センサを、画像補正装置
として可変頂角プリズム(以下、VAP)を用いた例で
ある。
【0003】以下、図5に従って光学的な振れ補正装置
について説明する。一般に振れ補正装置においては、水
平(Yaw)方向と垂直(Pitch)方向の2方向に
関する振れを検出する。この場合、Yaw、Pitch
共に同じ処理を行うため、図5においては片側だけを示
している。図において、101は振動ジャイロであり、
ビデオカメラ等の撮影機器に取り付けられている。そし
て、振れが発生すると、その振れに応じた角速度信号を
出力する。
【0004】102は振動ジャイロ101から出力され
た信号を増幅するアンプである。増幅された信号は防振
制御マイコン502に入力され、防振制御マイコン50
2においてA/Dコンバータ103、ハイパスフィルタ
(HPF)104、位相補償回路105、カットオフ周
波数が変更可能なハイパスフィルタ106および積分器
107を通り、VAP120を駆動するための目標値が
算出される。
【0005】一方、VAP120の動きは位置センサ1
11で検出され、アンプ112で増幅される。そして比
較回路108において、前述の目標信号と比較され、実
際のVAP120の駆動量が算出される。算出された駆
動量は、アンプ109により増幅され、ドライバ110
を介してVAP120を駆動する。以上の動作によりV
AP制御がなされ、手振れ補正が行われる。
【0006】さて、このような振れ補正機能を搭載して
いるビデオカメラを三脚に固定して撮影を行う場合、角
速度センサからのノイズ成分により、本来止まっていな
ければならない映像がゆらゆらと揺れてしまうことがあ
る。そのため、三脚等に固定されたかどうか(カメラが
静止しているかどうか)の判定手段を有し、その判定手
段により、カメラが固定されたと判定された場合は防振
制御マイコン502内のフィルタ特性を変更し、ノイズ
による映像の揺れを除去する方法がある。
【0007】図5における501が前述の静止判定を行
う部分、すなわち静止判定回路であり、機器に与えられ
ている周波数を検出する周波数検出回路113からの出
力および駆動の目標値を算出する積分器107からの出
力により、静止判定を行っている。そして、静止判定が
なされた場合はカットオフ周波数が変更可能なHPF1
06のカットオフ周波数を変更することにより、振動ジ
ャイロ101によるノイズ成分を除去する。これにより
三脚等に固定された場合において、画が揺れるのを防い
でいる。
【0008】図6は防振制御マイコン502内のフロー
チャートであり、図7はそのうちで静止判定部分のフロ
ーチャートを示している。以下に図6および図7に従
い、静止判定方法について説明する。
【0009】図6において、ステップS601〜607
がメイン処理、ステップS621〜627が割込み処理
を示している。割込み処理はたとえば1kHzのタイマ
により行われる。割込み処理において、ステップS62
1は振動ジャイロの出力信号を取り込む部分であり、図
5のA/Dコンバータ103に相当する。ステップS6
22はHPF演算(図5のHPF104)、ステップS
623は位相補償演算(図5の位相補償回路105)、
ステップS624はカットオフ周波数が変更可能なHP
F演算(図5のHPF106)、ステップS625は積
分演算(図5の積分器107)を行う部分である。
【0010】そして、ステップS626で目標値をたと
えばPWM(パルス幅変調)出力等で出力する。そし
て、ステップS627において割込み回数をカウントし
ている。割込みが設定した回数行われたときにメイン処
理が行われる。
【0011】メイン処理において、まずステップS60
1にて割込みが設定回数になったかどうかを判定し、設
定回数になったときに所定の処理を行う。ステップS6
02において割込みカウンタをクリアし、ステップS6
03において静止状態の判定を行う。ここでの処理が、
図5のステップS501での処理となる。この静止判定
に関しては、図7に基づき以下で詳細に説明する。つぎ
に、ステップS604では静止モードであるかどうかの
判定を行う。ステップS603での静止状態判定により
静止状態が検出された場合は、RAMのビットセット等
により静止モードとする。静止モードでない場合、ステ
ップS605においてパンニング判定処理を行うが、詳
細については省略する。
【0012】ステップS606では現在のHPF106
のカットオフ周波数と、カットオフ周波数目標値の比較
を行っている。カットオフ周波数の目標値は、静止状態
判定あるいはパンニング判定により再設定される。カッ
トオフ周波数が、目標値と違う場合、ステップS607
においてカットオフ周波数を目標値に一段階だけ近づけ
る。ここでの「一段階」というのは、カットオフ周波数
を一度に大きく変更すると、その動きが画像に現れてし
まうため、徐々に変更する必要があるためである。
【0013】つぎに、静止判定について図7に基づき説
明する。ステップS401は、図5で示した周波数検出
回路部113により機器の振動周波数を検出するステッ
プである。ステップS402では現在の制御状態が通常
モードにあるか、静止モードにあるかを調べ、通常モー
ドである場合はステップS403へと進む。ステップS
403以降は、静止モードへの移行判定となっている。
ステップS403において、検出した周波数が所定値1
以下かどうかを判定している。一般に、振動ジャイロ等
から出力される揺らぎ成分は、周波数としては低くなる
ためである。
【0014】さらにステップS404において、積分器
出力が所定値A以下かどうかの判定を行う。ステップS
403およびステップS404の条件を両方とも満たし
た場合は、ステップS405に進み、カウンタをインク
リメントする。そして、ステップS406においてカウ
ンタ値が所定値Tを超えていたら、ステップS407で
静止モードにする。ステップS408で、カットオフ周
波数が変更可能なHPF106のカットオフ周波数目標
値を通常時と比べて高く設定する。この動作により、不
用意な動きの原因となるジャイロの揺らぎ成分である、
DC成分に近い低域の周波数成分を除去するようになっ
ている。
【0015】ここで設定されたカットオフ周波数の目標
値が、図6のステップS607により実際のHPFのカ
ットオフ周波数となり、静止状態検出時のカットオフ周
波数が設定される。これにより三脚等にカメラが固定さ
れた状態においても画像の揺れることのない振れ補正装
置を提供できる。
【0016】ステップS403およびステップS404
の判定において、周波数が静止判定の条件を満たさない
場合は、カメラは固定されていないと判断される。そし
て、ステップS409においてカウンタの値をクリア
し、静止状態判定ルーチンを抜けることになる。
【0017】また、静止モード中はステップS402か
らステップS410へと進む。ステップS410におい
て、検出された周波数が所定値2以上かどうかを判定す
る。ここでの所定値2は、たとえば3Hz以上の値が設
定されており、所定値2に満たない場合はそのまま静止
モード状態を継続する。たとえば撮影者が机上にあるカ
メラを持ち上げたとき、手振れが発生することにより検
出周波数が所定値2以上となる。このときステップS4
11において、カットオフ周波数が変更可能なHPF1
06のカットオフ周波数の目標値を通常時に戻す。そし
て、ステップS412において通常モードの設定を行
う。この動作の結果、メイン処理において実際のカット
オフ周波数が通常動作時のカットオフ周波数になり、通
常の防振制御が行なわれることになる。
【0018】以上のように静止状態判定手段によって三
脚等に固定された状態を検出することにより、手持ち撮
影の場合は振れ補正機能が働く。また、カメラを固定し
て撮影する場合は振れ補正機能を働かないようにするこ
とができ、撮影者にとって最適な振れ補正制御が可能と
なる。
【0019】なお、この従来例においては静止状態から
通常状態への変更判定を、周波数検出から行っている
が、ジャイロ出力の振幅等の動きを検出するすべての情
報から行う方法もある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、機器が
小型化に推移している現在、振れ検出装置に影響を与え
るような機器の振動を無視し得なくなってきている。た
とえば、ローディング中にローディングモータの振動
が、振動ジャイロに影響を与え、ローディング中は画像
が勝手に動くという現象が生じる。
【0021】また、手持ちの場合ローディング中はカメ
ラをホールディングすることができない等の状況もある
ため、ほとんど気にならない。ところが、三脚等に据え
つけた状態でカメラが静止モード状態にあるときには、
ローディングしながら画角を合わせようとした場合な
ど、振動ジャイロ出力が静止判定手段のスレッシュを超
えてしまうことがある。そして、静止モードから抜けて
しまい、画像が振動し始め、品位を悪化させるという問
題があった。
【0022】本発明はかかる実情に鑑み、振動対策に万
全を期し、つねに適正画像が得られる撮像装置および撮
像方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、機
器の振れを検出する振れ検出手段と、機器の振れを補正
する振れ補正手段と、前記振れ検出手段の出力に基づい
て、前記振れ補正手段を制御する制御手段と、前記振れ
検出手段の出力から機器が静止しているか否かを判定す
る判定手段と、前記判定手段の結果に基づいて、前記振
れ補正手段の停止と実行を切り替える切替え手段と、を
有し、振動を発生する1つあるいは複数の制御対象の動
作状態を示す情報に基づき、前記制御対象の動作時には
前記判定手段の特性を変更することを特徴とする。
【0024】また、本発明の撮像装置において、前記判
定手段の特性の変更は、前記判定手段内に設定されてい
るスレッシュレベルを変更することにより行われること
を特徴とする。
【0025】また、本発明の撮像装置において、前記判
定手段内のスレッシュレベルは、検出された周波数ある
いは検出された振幅のどちらか、または両方に対して設
定されていることを特徴とする。
【0026】また、本発明の撮像装置は、機器の振れを
検出する振れ検出手段と、機器の振れを補正する振れ補
正手段と、前記振れ検出手段の出力に基づいて、前記振
れ補正手段を制御する制御手段と、前記振れ検出手段の
出力から機器が静止しているか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段の結果に基づいて、前記振れ補正手段
の停止と実行を切り替える切替え手段と、を有し、振動
を発生する1つあるいは複数の制御対象の動作状態を示
す情報に基づき、前記制御対象の動作時には前記判定手
段による判定を中断することを特徴とする。
【0027】また、本発明の撮像方法は、機器の振れを
検出する振れ検出工程と、機器の振れを補正する振れ補
正工程と、前記振れ検出工程の出力に基づいて、前記振
れ補正工程を制御する制御工程と、前記振れ検出工程の
出力から機器が静止しているか否かを判定する判定工程
と、前記判定工程の結果に基づいて、前記振れ補正工程
の停止と実行を切り替える切替え工程と、を有し、振動
を発生する1つあるいは複数の制御対象の動作状態を示
す情報に基づき、前記制御対象の動作時には前記判定工
程の特性を変更することを特徴とする。
【0028】また、本発明の撮像方法において、前記判
定工程の特性の変更は、前記判定工程で設定されている
スレッシュレベルを変更することにより行われることを
特徴とする。
【0029】また、本発明の撮像方法において、前記判
定工程のスレッシュレベルは、検出された周波数あるい
は検出された振幅のどちらか、または両方に対して設定
されていることを特徴とする。
【0030】また、本発明の撮像方法は、機器の振れを
検出する振れ検出工程と、機器の振れを補正する振れ補
正工程と、前記振れ検出工程の出力に基づいて、前記振
れ補正工程を制御する制御工程と、前記振れ検出工程の
出力から機器が静止しているか否かを判定する判定工程
と、前記判定工程の結果に基づいて、前記振れ補正工程
の停止と実行を切り替える切替え工程と、を有し、振動
を発生する1つあるいは複数の制御対象の動作状態を示
す情報に基づき、前記制御対象の動作時には前記判定工
程による判定を中断することを特徴とする。
【0031】本発明においてはカメラが静止し、静止モ
ード状態にあるときは、別の振動が発生する要因がある
場合に、静止判定のスレッシュレベルを変更できるよう
にしている。これにより静止モードから抜け難くするよ
うに、あるいは抜けないようにした。この結果、たとえ
ば三脚に据えつけた状態で、ローディングを行っている
際に画角を合わせようとしたとき、かかる制御を行うこ
とにより、画像が振動することを防止することができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、従来例と実
質的に同一または対応する部材には同一符号を用いて、
本発明による好適な実施の形態を説明する。図1は、本
発明の実施形態の構成図である。図1において、図5と
同じ機能を持つものには同一符号を付して、その説明を
省略するものとする。図1において、131〜133は
振動ジャイロ101に対して振動を与え得る制御対象
(振動要因)であり、130は制御対象131〜133
の制御あるいは動作状態を監視するメインマイコンであ
る。115は本発明が適用された防振制御用マイコンで
あり、メインマイコン130との通信により、制御対象
131〜133の動作状態を検出できるようになってい
る。114は基本的に図5の静止判定回路501と実質
的に同じ静止判定回路であるが、外部要因(制御対象の
動作状態)により静止判定基準を変更できるようになっ
ている。
【0033】本発明の第1の実施形態として、制御対象
がローディングモータである場合について図面を用いて
詳細に説明する。図2は、第1の実施形態における構成
図である。図1から分かるように、振動ジャイロ101
に対して振動を与え得る制御対象が、ローディングモー
タを含むレコーダ機構(メカ)701となっている。7
02はレコーダメカ701に挿入することにより、画像
を記録するカセットテープである。カセットテープ70
2を挿入することにより、レコーダメカ701はローデ
ィングを開始する。ビデオカメラ等の小型化のため、レ
コーダメカ701と振動ジャイロ101がメカ的に近い
位置に配置される。その結果、ローディングによる振動
成分が、振動ジャイロ101への振動要因となる。
【0034】図3は、本発明の第1の実施形態に関する
防振制御マイコン115内のフローチャートの一部であ
り、静止判定回路114の動作を示したものである。図
3において、ステップS201ではメインマイコン13
0と通信を行っている。ここでの通信によりメインマイ
コン130から、制御対象となるローディングモータの
動作状態に関する情報を得る。つぎにステップS202
において、現在ローディング中かどうかを確認する。
【0035】ローディング中でない場合はステップS2
03へと進み、従来と同様の処理を行う。すなわち、ス
テップS203において、周波数が静止モードから通常
モードへの移行判定スレッシュとなる所定値2以上かど
うかを調べる。所定値2以上でなければそのままにす
る。所定値2以上であれば、ステップS204において
HPF106のカットオフ周波数を通常状態に変更し、
ステップS205で通常モードの設定を行い、ステップ
S206においてカウンタをクリアする。
【0036】ローディング中は、ステップS207へと
進む。ここで、検出された周波数が所定値3以上かどう
かを判定している。周波数が所定値3以上である場合は
通常制御へ移行し、違う場合は静止モードのままとす
る。ここでの所定値3は、所定値2よりも高めに設定さ
れている。ローディングモータによる振動成分が発生し
てジャイロに影響を与えたとしても、静止モードから抜
けに難くなるため、ローディング中の画像のブレを防ぐ
ことが可能となる。
【0037】また、この実施形態においては、静止モー
ドから通常制御への変更に対して、ローディング中は周
波数のスレッシュを変更する。ジャイロ出力レベルによ
り判定を行っている場合は、ジャイロ出力レベルのスレ
ッシュを、また周波数とジャイロ出力レベルの両方に判
定を行っている場合は、それぞれのスレッシュを変更す
ることにより、同様の動作を行わせることが可能とな
る。
【0038】ここでは、振れ補正部はVAPとして説明
したが、振動ジャイロ等の角速度センサを使用した防振
機能を搭載したカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置すべ
てに対して有効である。また、制御対象としてローディ
ングモータとしたが、たとえば電動雲台などの外部機器
であっても、カメラ自体がその情報を得られる場合はそ
の他の振動を与え得る対象すべてに対して適応すること
ができる。
【0039】つぎに、本発明の第2の実施形態を説明す
る。図4は、本発明の第2の実施形態を示す防振制御マ
イコン115内のフローチャートの一部であり、静止状
態から通常状態への移行判定を示している。本実施形態
においては、振動を発生する制御対象が動作中の場合
は、静止モードから通常モードへの移行を行わないよう
にしている。なお、ここでの制御対象は、第1の実施形
態と同じくローディングモータとしている。
【0040】図4において、ステップS301はメイン
マイコン130と通信を行う部分である。ここでの通信
により、ローディングモータの制御状態に関する情報が
防振制御マイコン115に渡される。つぎにステップS
302において、通信内容により、現在ローディング中
かどうかの判定を行う。
【0041】ローディング中でなければ、ステップS3
03〜306において従来と同様の処理を行う。ステッ
プS303において、機器に与えられている振動周波数
が所定値2以上かどうかを判定し、所定値2以上でなけ
ればそのまま静止モードとする。所定値2以上である場
合は、ステップS304にて、HPF106のカットオ
フ周波数目標値を通常状態の値とし、ステップS305
で通常モード状態を示すフラグを立て、ステップS30
6でカウンタをクリアし、このルーチンを抜ける。
【0042】ステップS302において、ローディング
中であった場合は、ジャイロ出力データは信用のできな
いデータであるとみなす。そして、通常モードへの移行
判定は何も行わないようにする。この処理により、ロー
ディング中は必ず静止モード状態が維持されることにな
る。たとえば三脚上での画角合わせ時に、振動のない画
像を得ることができる。
【0043】ここで、上記様々な実施形態に示した各機
能ブロックおよび処理手順は、ハードウェアにより構成
しても良いし、CPUあるいはMPU、ROMおよびR
AM等からなるマイクロコンピュータシステムによって
構成し、その動作をROMやRAMに格納された作業プ
ログラムに従って実現するようにしても良い。また、上
記各機能ブロックの機能を実現するように当該機能を実
現するためのソフトウェアのプログラムをRAMに供給
し、そのプログラムに従って上記各機能ブロックを動作
させることによって実施したものも、本発明の範疇に含
まれる。
【0044】この場合、上記ソフトウェアのプログラム
自体が上述した各実施形態の機能を実現することにな
り、そのプログラム自体、及びそのプログラムをコンピ
ュータに供給するための手段、例えばかかるプログラム
を格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログ
ラムを記憶する記憶媒体としては、上記ROMやRAM
の他に例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−I、CD−R、CD−RW、DVD、zi
p、磁気テープ、あるいは不揮発性のメモリカード等を
用いることができる。
【0045】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現
されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにお
いて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あ
るいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の
実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラム
は本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
【0046】さらに、供給されたプログラムがコンピュ
ータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能
拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプロ
グラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張
ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が
実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでも
ない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種の撮像装置において振れ補正機能が静止状態の制御
を行っている状態で機器に振動要因が発生した場合に、
静止状態判定部のスレッシュレベルを変更、または静止
状態から通常状態への移行を禁止する。これにより、た
とえば三脚等に付けられた状態でローディングを行いな
がらカメラの画角を合わせる場合に、予期しない振動に
より静止モードから抜けることがなくなり、画像のブレ
を防ぐことが可能となり、つねに高品位な画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した防振制御部を示した構成図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施形態における構成図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態を示したフローチャー
トである。
【図4】本発明の第2の実施形態を示したフローチャー
トである。
【図5】従来の防振制御部を示した構成図である。
【図6】マイコン内の防振制御全般を示したフローチャ
ートである。
【図7】従来の防振制御マイコン内の静止判定制御を示
したフローチャートである。
【符号の説明】
101 振動ジャイロ 114 静止判定回路 115 防振制御マイコン 108〜112 VAP駆動回路 120 VAPユニット 130 メインマイコン 131〜133 制御対象

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の振れを検出する振れ検出手段と、
    機器の振れを補正する振れ補正手段と、 前記振れ検出手段の出力に基づいて、前記振れ補正手段
    を制御する制御手段と、 前記振れ検出手段の出力から機器が静止しているか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定手段の結果に基づいて、前記振れ補正手段の停
    止と実行を切り替える切替え手段と、を有し、 振動を発生する1つあるいは複数の制御対象の動作状態
    を示す情報に基づき、前記制御対象の動作時には前記判
    定手段の特性を変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段の特性の変更は、前記判定
    手段内に設定されているスレッシュレベルを変更するこ
    とにより行われることを特徴とする請求項1に記載の撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段内のスレッシュレベルは、
    検出された周波数あるいは検出された振幅のどちらか、
    または両方に対して設定されていることを特徴とする請
    求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 機器の振れを検出する振れ検出手段と、
    機器の振れを補正する振れ補正手段と、 前記振れ検出手段の出力に基づいて、前記振れ補正手段
    を制御する制御手段と、 前記振れ検出手段の出力から機器が静止しているか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定手段の結果に基づいて、前記振れ補正手段の停
    止と実行を切り替える切替え手段と、を有し、 振動を発生する1つあるいは複数の制御対象の動作状態
    を示す情報に基づき、前記制御対象の動作時には前記判
    定手段による判定を中断することを特徴とする撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 機器の振れを検出する振れ検出工程と、
    機器の振れを補正する振れ補正工程と、 前記振れ検出工程の出力に基づいて、前記振れ補正工程
    を制御する制御工程と、 前記振れ検出工程の出力から機器が静止しているか否か
    を判定する判定工程と、 前記判定工程の結果に基づいて、前記振れ補正工程の停
    止と実行を切り替える切替え工程と、を有し、 振動を発生する1つあるいは複数の制御対象の動作状態
    を示す情報に基づき、前記制御対象の動作時には前記判
    定工程の特性を変更することを特徴とする撮像方法。
  6. 【請求項6】 前記判定工程の特性の変更は、前記判定
    工程で設定されているスレッシュレベルを変更すること
    により行われることを特徴とする請求項5に記載の撮像
    方法。
  7. 【請求項7】 前記判定工程のスレッシュレベルは、検
    出された周波数あるいは検出された振幅のどちらか、ま
    たは両方に対して設定されていることを特徴とする請求
    項5に記載の撮像方法。
  8. 【請求項8】 機器の振れを検出する振れ検出工程と、
    機器の振れを補正する振れ補正工程と、 前記振れ検出工程の出力に基づいて、前記振れ補正工程
    を制御する制御工程と、 前記振れ検出工程の出力から機器が静止しているか否か
    を判定する判定工程と、 前記判定工程の結果に基づいて、前記振れ補正工程の停
    止と実行を切り替える切替え工程と、を有し、 振動を発生する1つあるいは複数の制御対象の動作状態
    を示す情報に基づき、前記制御対象の動作時には前記判
    定工程による判定を中断することを特徴とする撮像方
    法。
JP2001007922A 2001-01-16 2001-01-16 撮像装置および撮像方法 Pending JP2002218308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001007922A JP2002218308A (ja) 2001-01-16 2001-01-16 撮像装置および撮像方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001007922A JP2002218308A (ja) 2001-01-16 2001-01-16 撮像装置および撮像方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002218308A true JP2002218308A (ja) 2002-08-02

Family

ID=18875604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001007922A Pending JP2002218308A (ja) 2001-01-16 2001-01-16 撮像装置および撮像方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002218308A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294995A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Nikon Corp ブレ補正装置
JP2006293218A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Canon Inc 撮影システム
JP2007221704A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Canon Inc 撮像装置
JP2016075727A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 リコーイメージング株式会社 像振れ補正装置及び該像振れ補正装置における像振れ補正方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294995A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Nikon Corp ブレ補正装置
JP2006293218A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Canon Inc 撮影システム
JP4689328B2 (ja) * 2005-04-14 2011-05-25 キヤノン株式会社 撮影システム
JP2007221704A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Canon Inc 撮像装置
JP4612900B2 (ja) * 2006-02-20 2011-01-12 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2016075727A (ja) * 2014-10-03 2016-05-12 リコーイメージング株式会社 像振れ補正装置及び該像振れ補正装置における像振れ補正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1647859B1 (en) Image stabilizer automatically de-activating during intentional camera movements
EP1684502B1 (en) Image pickup apparatus and image pickup method therefor as well as image pickup program implementing the method and storage medium storing the program
WO2009131054A1 (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
JP4753065B2 (ja) 像振れ補正装置
JP2006285040A (ja) 像振れ補正装置
US20070166021A1 (en) Image stabilization apparatus and optical apparatus
JP4328403B2 (ja) カメラ及び交換レンズ
JP2000180911A (ja) 像振れ補正装置
JP3473105B2 (ja) カメラのパンチルト判別装置及びカメラ装置
JP4683268B2 (ja) 像振れ補正装置
JP2006293218A (ja) 撮影システム
JP2001188272A (ja) 撮像装置、防振装置及び防振方法
JP2002218308A (ja) 撮像装置および撮像方法
JPH05323436A (ja) 像振れ防止装置
JP3740398B2 (ja) 振れ補正装置、振れ補正装置に適用される制御装置、振れ補正装置に適用される制御方法、振れ補正装置に適用される制御プログラム、撮像装置
JP2002229089A (ja) 防振装置
JP2013178505A (ja) 撮像装置
JP2007110516A (ja) 撮像装置、撮像方法及びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体
JP4579797B2 (ja) 振れ補正装置、その制御方法、撮像装置、及び制御プログラム、並びに記録媒体
JP3791144B2 (ja) 撮像装置及び手ぶれ補正方法
JP4305723B2 (ja) 像振れ補正装置
JP2002207232A (ja) 撮像装置の像ぶれ補正方法および装置
JP2004184887A (ja) 像振れ補正装置
JP4016725B2 (ja) 撮影装置、信号処理方法、記録媒体、並びにプログラム
JPH07288734A (ja) カメラ装置