JP2002218217A - 画像合成装置及び方法 - Google Patents

画像合成装置及び方法

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JP2002218217A
JP2002218217A JP2001012416A JP2001012416A JP2002218217A JP 2002218217 A JP2002218217 A JP 2002218217A JP 2001012416 A JP2001012416 A JP 2001012416A JP 2001012416 A JP2001012416 A JP 2001012416A JP 2002218217 A JP2002218217 A JP 2002218217A
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image
template
synthesizing
photographic
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Application number
JP2001012416A
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English (en)
Inventor
Osamu Fukushima
修 福嶋
Shuji Kuhara
修治 久原
Kazushige Kaminaka
一滋 上仲
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成プリント作業を迅速に行う。 【解決手段】 テンプレートデータにより写真画像とこ
れを装飾するための飾り画像や文字列とを合成する。合
成情報ファイル76を用いて、テンプレートデータを構
成する。基本情報部76aにより、プリントサイズに対
応するテンプレートサイズを規定する。各情報部76
c,76eにより、写真画像及び文字列の各はめ込み枠
の位置及びサイズを指定するレイアウト情報を規定す
る。また、飾り画像情報部76dにより、飾り画像を合
成する位置を規定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テンプレートを使
用して画像を合成する画像合成装置及び画像合成方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムに撮影された画像情報を光
電的に読み取り、これをデジタルデータ化して種々の画
像処理を施した後に、感光材料をデジタル的に露光する
デジタルプリントシステムが実用化されている。
【0003】このデジタルプリントシステムを使用し
て、写真フイルムから読み取った写真画像と、これを装
飾するための付加画像とを合成し、年賀状やクリスマス
カードなどのポストカードやカレンダーなどを作成する
写真合成サービスが知られている。この付加画像として
は、イラストや写真からなる飾り画像の他、文字列の画
像が含まれる。
【0004】デジタルプリントシステムには、例えば、
画像合成ソフトをインストールすることで、画像合成モ
ードが付加される。この画像合成モードは、例えば、デ
ィスプレイに操作画面を表示し、この操作画面を通じて
オペレータから指定された合成条件に基づいて画像合成
をする。前記合成条件は、飾り画像,文字列,写真画像
の選択情報と、各種合成情報とからなる。この合成情報
は、合成画像のプリントサイズ情報と、合成画像内にお
ける飾り画像,文字列,写真画像のサイズやはめ込み位
置などのレイアウト情報とからなる。
【0005】操作画面には、プリントサイズに応じた台
紙枠を表示した合成作業領域が設けられており、この合
成作業領域上で、マウスやキーボードなどの操作部から
の操作により、写真画像,飾り画像,文字列がレイアウ
トされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
画像合成装置では、1つの合成画像を作成する度毎に、
飾り画像,文字列,写真画像のレイアウトをしなければ
ならないため、例えば、飾り画像や文字列のレイアウト
が同じで、写真画像だけが異なる複数の合成画像を作成
する場合にも、その写真画像については再度レイアウト
する必要があり、レイアウト作業が繁雑となり、合成プ
リント作業に時間がかかった。
【0007】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、合成プリント作業を迅速にできる画像合成装置及
び方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の画像合成装置は、写真画像と付加画像を合
成して、合成画像を作成する画像合成装置において、写
真画像と付加画像との合成パターン毎に予め作成された
複数のテンプレートを記憶する手段と、このテンプレー
トを用いて画像を合成する画像合成手段とを備え、前記
テンプレートを合成情報ファイルにより規定し、前記合
成情報ファイルを前記合成画像のプリントサイズ情報
と、前記写真画像及び付加画像のレイアウト情報とから
構成したことを特徴とする。
【0009】前記合成情報ファイルには、写真画像のは
め込み枠サイズ情報を含めることが好ましい。また、複
数の写真画像がはめ込み合成してもよい。
【0010】前記付加画像が任意の文字列画像である場
合には、前記合成情報ファイルに、前記文字列のはめ込
み枠のサイズと位置情報とを含めることが好ましい。
【0011】前記付加画像内に矩形以外の外形で写真画
像を合成する場合には、前記付加画像に、前記外形で写
真画像の一部を露呈するための露呈部を設け、前記テン
プレートには、この付加画像に加えて、前記写真画像の
うち前記露呈部から露呈される部分以外を覆うためのマ
スク画像を備えることが好ましい。
【0012】前記テンプレートには、そのテンプレート
のイメージをディスプレイに表示するための表示用テン
プレート画像を備えることが好ましい。
【0013】前記付加画像とレンチキュラーレンズが多
数配列されたレンチキュラーシートとを使用して疑似立
体画像を得る場合には、前記付加画像を、視差の異なる
複数の画像を主走査方向に沿った複数の線状像に変換処
理し、これらの線状像を前記レンチキュラーレンズの配
列ピッチで記録した視差画像とするとよい。
【0014】前記合成情報ファイルをテキストデータ形
式で作成することが好ましい。
【0015】また、本発明の画像合成方法は、写真画像
と付加画像とを合成して、合成画像を作成する画像合成
方法において、写真画像と付加画像との合成パターン毎
にテンプレートを作成し、前記テンプレートを合成情報
ファイルにより規定し、前記合成情報ファイルを、前記
合成画像のプリントサイズ情報と、前記写真画像及び付
加画像のレイアウト情報とから構成したことを特徴とす
る。また、前記合成情報ファイルをテキストデータ形式
で作成することが好ましい
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すデジタルプリントシス
テム2は、ラインCCDスキャナ3、画像処理装置4、
レーザプリンタ5、及びプロセサ6を含んで構成されて
いる。そして、ラインCCDスキャナ3及び画像処理装
置4は入力機7として一体化されており、レーザプリン
タ5及びプロセサ6は出力機8として一体化されてい
る。
【0017】デジタルプリントシステム2は、通常プリ
ントモードと、合成プリントモードとを備えている。通
常プリントモードでは、まず、ラインCCDスキャナ3
が、フイルムキャリアにセットされた写真フイルムから
各コマの写真画像を読み取る。この読み取り信号はA/
Dコンバータによりデジタルデータ化され、この写真画
像データが画像処理装置4に取り込まれる。画像処理装
置4は、その写真画像データに対して、画像補正など各
種の画像処理を施す。
【0018】スキャナ3は、ディスプレイ表示用の画像
データ(表示用画像データ)を得るためのプレスキャン
と、この表示用画像データよりも解像度が高いプリンタ
出力用の画像データ(記録用画像データ)を得るための
ファインスキャンとを行う。
【0019】レーザプリンタ5は、記録用画像データに
基づいてカラーペーパに対して主走査方向に走査露光を
し潜像を記録するレーザー露光ユニットと、カラーペー
パを副走査方向に搬送する搬送手段と,カラーペーパを
収納する給紙マガジンとからなる。
【0020】レーザー露光ユニットは、周知のように、
R,G,Bの各レーザー発光部,ポリゴンミラー,Fθ
レンズ,反射ミラーなどをユニット化したものである。
給紙マガジンは、複数個セットされている。それぞれの
給紙マガジンには、幅の異なるカラーペーパが収納され
ており、各給紙マガジンは選択的に切り替えられる。
【0021】プロセサ6は、潜像が記録されたカラーペ
ーパに対して現像処理を行う。これにより、写真フイル
ムに撮影された画像が再生された仕上がりプリントが得
られる。
【0022】レーザプリンタ5の出力解像度は、例え
ば、300dpiに設定されている。したがって、プリ
ントされる写真画像の総画素数はプリントサイズに応じ
て決まる。スキャナ3は読み取り画素数を調節する機能
を備えており、通常プリントモードにおいては、ファイ
ンスキャンする際にプリントサイズに応じて読み取り画
素数が調節される。このように、出力解像度に応じた読
み取りをするから、読み取った写真画像データから記録
用画像データを作成する際に、画素の間引き処理などに
よって画像サイズを調節する必要がない。これにより、
画像処理時間が短縮される。
【0023】合成プリントモードでは、スキャナ3で読
み取った写真画像に対して、通常プリントモードと同様
に各種の画像処理が施される。さらに、画像処理装置4
によって、この写真画像とこれを装飾するための飾り画
像や文字列とを合成する合成処理がなされる。作成され
た合成画像は、通常プリントモードと同様に、レーザプ
リンタ5及びプロセサ6でプリントされる。
【0024】この画像合成により、例えば、写真画像入
りのポストカードや、写真画像入りのカレンダーなどの
プリントが得られる。なお、合成された写真画像のサイ
ズは、合成画像のプリントサイズ以下になるので、合成
プリントモードにおいては、スキャナ3がファインスキ
ャンする際の読み取り画素数は、合成画像内の写真画像
のサイズに応じて調節される。
【0025】図2に示すように、画像処理装置4は、シ
ステムコントローラ21,画像補正部23,画像合成部
25,HDD(ハードディスクドライブ)27,ファイ
ル読み取り装置29,写真画像メモリ31,表示用メモ
リ33,操作部35及びディスプレイ37から構成され
ている。
【0026】システムコントローラ21は、CPU,R
OM,RAMなどから構成されており、システム各部を
制御するとともに画像補正や画像合成を行う画像処理プ
ログラムを実行する。
【0027】写真画像メモリ31は、スキャナ3から読
み取られた写真画像のデータを記憶するフレームメモリ
である。画像補正部22は、この写真画像に対して色補
正,濃度補正,ソフトフォーカス処理,モアレ除去処理
など各種の補正処理を施す。表示用メモリ33は、写真
画像や操作画面などの画像をディスプレイ37に表示す
るために使用される。
【0028】画像処理装置4は、GUI(Graphical Us
er Interface)を採用しており、システムコントローラ
21に対する各種コマンドは、操作画面を通じて操作部
35から入力される。操作部35は、キーボード41と
マウス43とからなる。この画像処理装置4はデジタル
プリントシステム2全体のコントローラとしても使用さ
れる。したがって、スキャナ3への画像読み取り指示
や,プリンタへのプリント指示も、この操作部35から
与えられる。
【0029】画像合成部25は、写真画像と、飾り画像
や文字列との画像合成をする。画像合成部25には、合
成用メモリ45が設けられており、この合成用メモリ4
5に写真画像や飾り画像などのデータが読み込まれて合
成処理がなされる。
【0030】図3に示すように、画像合成は、はめ込み
合成と呼ばれる方法で行われる。はめ込み合成とは、ま
ず、合成用メモリ45上に、合成画像のプリントサイズ
に応じた台紙領域56を設定し、この台紙領域56に、
文字列(TITLE)57,写真画像(PICTUR
E)58,飾り画像(IMAGE)59をはめ込んでい
く合成方法である。
【0031】図4に示すマスク画像(MASK)60
は、合成画像内の写真画像61の外形を矩形以外の形状
にするために使用される。飾り画像62には、写真画像
61を露呈するための楕円形の露呈部62aが設けられ
ている。写真画像61はスキャナ3によって主走査と副
走査によって読み取られるから、矩形以外の形状で取り
込むことはできない。この矩形状の写真画像61を、露
呈部62aの形状に合わせて合成するために、マスク画
像60が使用される。
【0032】マスク画像60は、写真画像の一部を覆う
マスク部60aと、前記露呈枠部62aの外形に対応し
た形状の枠60bとからなる。写真画像61とマスク画
像60とを重ねることで、写真画像61の一部はマスク
部60aによって覆われて、枠60bからのみ写真画像
が露呈される。これにより、写真画像61を、あたかも
枠60bの形状に沿って切り取ったかのような視覚効果
を得ることができる。
【0033】このはめ込み合成は、予め設定されたはめ
込み合成用のテンプレートを使用して行われる。このテ
ンプレートは、写真画像と飾り画像との合成パターン毎
に作成されている。各テンプレートには、合成画像のプ
リントサイズ情報と、写真画像及び飾り画像のレイアウ
ト情報とが設定されている。
【0034】このテンプレートを構成するデータには、
合成情報ファイルが含まれており、この合成情報ファイ
ルによって、テンプレートの内容が規定される。このテ
ンプレートで飾り画像やマスク画像を使用する場合に
は、テンプレートを構成するデータとして、前記飾り画
像59,62やマスク画像60のデータが含まれる。
【0035】合成情報ファイルは、台紙領域56のサイ
ズである合成画像のプリントサイズ情報と、写真画像及
び文字列をはめ込むための各はめ込み枠の数,それらの
位置やサイズなどのレイアウト情報とを合成情報として
ファイル化したものである。飾り画像を使用するテンプ
レートの場合には、その合成情報ファイルによって、使
用する飾り画像ファイルと、飾り画像59,62のはめ
込み位置とが指定される。
【0036】例えば、図5に示すように、プリントサイ
ズは、原点Oから、X方向及びY方向のそれぞれの長さ
L0x,L0yで規定される。そして、写真画像はめ込
み枠68のサイズは、X方向及びY方向の各画素数,N
psx,Npsyで指定される。
【0037】このNpsx,Npsyの画素数に応じ
て、スキャナ3は、写真画像の読み取り画素数を調節す
る。これにより、スキャナ3が写真画像を読み取った
後、その読み取り画像のサイズを、間引き処理や、補完
処理などによって、はめ込み枠のサイズに調整する必要
がないので、合成処理時間を短縮することができる。
【0038】写真画像はめ込み枠68のはめ込み位置
は、原点Oから、前記はめ込み枠68の左肩までの画素
数(Nppx,Nppy)で規定される。同様に、文字
列はめ込み枠69のサイズと位置とが画素数で指定され
る。また、飾り画像59については、その大きさを考慮
した上で選択されているので、合成情報ファイルでは、
サイズが規定されず、はめ込み位置のみが原点Oからの
画素数で規定される。合成情報ファイルで規定されたこ
れらのレイアウト情報に基づいて、飾り画像,文字列,
写真画像の合成処理が行われる。
【0039】テンプレートは、各種のものが用意されて
おり、例えば、飾り画像の種類に応じて、年賀状用テン
プレート,クリスマスカード用テンプレート,カレンダ
用テンプレート,3D画像用テンプレート,アルバム作
成用テンプレート,観光写真用テンプレートなどがあ
る。また、プリントサイズに応じて、ハガキサイズのテ
ンプレート,A4サイズのテンプレートなどがある。さ
らに、インデックスプリント用のテンプレートなどのよ
うに、飾り画像を使用せず、複数の写真画像を合成する
際に使用するものもある。
【0040】HDD27には、画像処理ソフトなどのア
プリケーションソフトやデバイスドライバソフトなどの
各種ソフトウエアと、各種のテンプレートのデータが記
憶される。ファイル読み取り装置29は、CD(Compac
t Disk) やFD(Floppy Disk)に記録されたファイルを
読み取る装置である。各種ソフトウエアや各種テンプレ
ートデータは、例えば、CD等の形式で提供されるが、
このファイル読み取り装置29は、これらのインストー
ルや登録をする際に使用される。
【0041】図6に示すように、HDD27のルートフ
ォルダ71の配下に、はめ込み合成用フォルダ72が作
成され、このフォルダ72内に各種のはめ込み用テンプ
レートデータが格納される。各種のテンプレートデータ
は、用途などに応じてグループ分けされる。このグルー
プ分けに応じて、フォルダ72の下には、例えば、観光
写真用フォルダ72a,アルバム用フォルダ72b,カ
レンダー用フォルダ72c,3D画像用フォルダ72
d,ポストカード用フォルダ72eなどの複数のフォル
ダが設けられている。また、共用フォルダ72xには、
複数のグループ内のテンプレートで共通的に使用される
共用ファイルが格納される。
【0042】各フォルダ72a〜72e内には、さら
に、複数のサブフォルダが設けられており、これら各サ
ブフォルダ内には、観光写真用フォルダ72a内のサブ
フォルダ(観光写真1)72a1に示すように、1つの
はめ込み用テンプレートのデータが格納される。
【0043】このはめ込み用テンプレートのデータは、
例えば、飾り画像ファイル,合成情報ファイル,サムネ
イル画像ファイル,マスク画像ファイルからなる。サム
ネイル画像は、テンプレートのイメージをディスプレイ
に表示するための画像ファイルである。これらテンプレ
ートを構成するデータのうち、必須のものは合成情報フ
ァイルであり、合成情報ファイルを除くものについて
は、テンプレートの内容に応じて取捨選択される。例え
ば、飾り画像を使用しないテンプレートのデータには、
飾り画像ファイルは含まれないし、マスク画像ファイル
を使用しないテンプレートもある。また、テンプレート
をディスプレイ上に表示させない場合には、サムネイル
画像ファイルも不要となる。
【0044】図7は、合成情報ファイル76のデータ構
造を示す概念図である。この合成情報ファイル76は、
写真画像,飾り画像,マスク画像,文字列がそれぞれ1
つずつ合成される例である。図8は、この合成情報ファ
イル76の記述内容を示した例である。
【0045】合成情報ファイル76は、基本情報部76
aと構成情報部76bとを備えている。基本情報部76
aには、テンプレート名及びテンプレート番号が記述さ
れる。この例では、テンプレート名が「観光写真」で、
テンプレート番号が「KK−001−L」である。この
テンプレート名やテンプレート番号は、操作画面に表示
され、テンプレートを選択する際の識別情報として使用
される。また、この基本情報部76aには、当該テンプ
レートが所属するグループ名も記述される。この例で
は、グループ名が「観光写真」と記述され、観光写真グ
ループに属していることを示している。
【0046】さらに、基本情報部76aにはテンプレー
トサイズが記述される。テンプレートサイズは、プリン
トサイズに対応している。この例のテンプレートサイズ
はLサイズであり、「1270,890」というよう
に、0.1mm単位で記述される。サムネイル画像ファ
イルとしては、ビットマップ(bmp)のファイル形式
が使用されるが、もちろん、JPEGやTIFFなどの
ファイル形式でもよい。
【0047】構成情報部76bには、はめ込み順序,写
真画像はめ込み枠の数,飾り画像の数,文字はめ込み枠
の数,背景色などの情報が記述される。はめ込み順序の
指定は、スキャナが写真フイルムの各コマを読み込む順
番に従って、各コマの写真画像をはめ込み枠の若い番号
から順にはめ込まれるようにする指定であり、デフォル
トでは、この指定がオン(「0」)となっている。この
指定をオフ(「1」)にすると、スキャナが読み込む順
番に関わらず、写真フイルムに記録されたコマ番号と、
はめ込み枠の番号とが対応するように各コマがはめ込ま
れる。例えば、インデックスプリントを作成する場合に
は、はめ込み順序の指定がオフされる。また、背景色
は、テンプレートの背景色を意味し、R,G,Bをそれ
ぞれ256階調で指定される。これにより、1670万
色のフルカラーが再現される。
【0048】この構成情報部76bの指定に応じて、写
真画像はめ込み枠情報部76c,飾り画像情報部76
d,文字列はめ込み枠情報部76eの有無や、それらの
数が決定する。この例では、写真画像はめ込み枠,飾り
画像,文字列はめ込み枠がそれぞれ1つずつ設定される
ので、各情報部76c〜76eは1つずつ設けられる。
【0049】写真画像はめ込み枠情報部76cには、上
述したとおり、写真画像はめ込み枠のサイズ及び位置が
画素数で記述される。また、マスク画像ファイル名など
マスク画像に関する情報は、この情報部76c内に記述
される。さらに、同一写真画像のコピー回数も、ここで
記述される。この同一写真画像のコピー回数とは、1つ
のテンプレート内に1つの写真画像が複数個はめ込まれ
る場合の個数をいう。例えば、1つのテンプレート内
に、はめ込み枠が2つ設定されており、この2つのはめ
込み枠にそれぞれ同じ写真画像をはめ込む場合には、こ
のコピー回数は2となる。
【0050】飾り画像情報部76dには、飾り画像のフ
ァイル名,はめ込み位置などが記述される。文字列はめ
込み枠情報部76eには、文字列はめ込み枠のサイズ,
位置,文字列のフォント情報,枠内の背景色などが記述
される。フォント情報としては、文字のサイズや、文字
の表示色などがある。これ以外にも、例えば、フォント
のスタイルや、フォントの外形処理(アンチエイリアス
処理)などが記述される。
【0051】合成情報ファイル76では、これら以外に
も種々の指定がなされる。また、この合成情報ファイル
は、テキストエディタやワープロソフトなどで簡単に編
集が可能なように、例えば、テキストファイル形式で作
成される。これにより、テンプレートのカスタマイズを
簡単に行うことができる。
【0052】ディスプレイ37の初期画面では、プリン
ト作業をするプリント作業モードと、装置の点検作業や
テンプレートの登録作業などをする管理作業モードとを
選択がなされる。
【0053】この初期画面でプリント作業モードを選択
すると、図9に示す6コマ検定画面91が表示される。
この6コマ検定画面91は、写真フイルムをプレスキャ
ンして得られた表示用画像を表示する画面であり、通常
プリントモードでは、この6コマ検定画面91で、画質
補正や濃度調整など各種検定作業が行われる。
【0054】この6コマ検定画面91には、表示用画像
を6コマ同時に表示する画像表示領域92が設けられて
いる。画像表示領域92は、6つの1コマ表示領域92
a〜92fに区画されている。プレスキャンにより、各
領域92a〜92fに表示画像を表示させ、各コマ毎
に、プリントサイズの指定,プリント枚数指定,C,
M,Yの色補正,濃度補正などがなされる。
【0055】この画像表示領域92の上には、操作メニ
ュー表示領域93が設けられている。この操作メニュー
表示領域93には、「作業終了」ボタン94と、「プリ
ント」,「入力機操作」,「画像補正」,「出力機操
作」の各操作メニューボタン95〜98が表示される。
マウス操作によりポインタ101を各操作メニューボタ
ン95〜98の位置に合わせてクリックすると、各操作
メニューボタン95〜98毎の操作ボタンがリスト表示
される。「作業終了」ボタン94をクリックすると、プ
リント作業モードが終了する。
【0056】図10に示すように、例えば、「プリン
ト」メニューのリスト95aには、インデックスプリン
ト,通常プリント,合成プリントの各プリントモード選
択ボタンが表示される。各選択ボタンの位置にポインタ
101を合わせてカーソル(図上ハッチングで示す)を
表示させ、その状態でクリックするとプリントモードの
選択が行われる。
【0057】同様に、「入力機操作」メニュー96をク
リックすると、スキャナ3の各種設定ボタンのリストが
表示される。「画像補正」メニュー97をクリックする
と、画像補正に関連する操作ボタンのリストが表示され
る。「出力機操作」メニュー98をクリックすると、レ
ーザプリンタ5等の各種設定ボタンのリストが表示され
る。このリストには、給紙マガジンを切り替える切り替
えボタン等が表示される。また、画像表示領域92の下
には、「画像回転」,「倍率」,「シャープネス」,
「階調補正」を指示する各ボタン99a〜99dが設け
られている。
【0058】通常プリントモードを選択した後、写真フ
イルムをスキャナ3にセットすると、自動的にプレスキ
ャンが開始される。プレスキャンが終了すると、図11
に示すように、各1コマ表示領域92a〜92fに、各
表示用画像105〜110が表示される。この状態で、
各1コマ表示領域92a〜92fのうち、例えば、前記
領域92aをクリックすると、その領域92aに、他の
領域と識別できるようにカーソルが表示される。
【0059】このカーソルが表示された領域には、指定
されたプリントサイズ,色補正値(C,M,Y),濃度
補正値(D),プリント枚数を表示する各表示部111
a〜111cが表示される。
【0060】また、各表示用画像105〜110内に
は、プリント範囲を示す範囲表示枠112が表示され
る。このプリント範囲は、プリントサイズの指定に応じ
て決まるので、表示部111aと範囲表示枠112とは
連動する。プリントサイズをデフォルトのC(L)サイ
ズ(89mm×127mm)から、Pサイズ(89mm
×254mm)やHサイズ(89mm×158mm)へ
変更すると、これに応じて、範囲表示枠112も変更さ
れる。例えば、各表示画像107,108は、それぞれ
Hサイズ,Pサイズの指定がなされており、これに応じ
て、各範囲表示枠112が変更される。この範囲表示枠
112により、プリントサイズに応じたプリント範囲を
視覚的に確認できるようにしている。
【0061】また、IX240型の写真フイルムの場合
には、フイルム上に、周知のIX情報を記録するエリア
が設けられている。このIX情報には、C(L)サイズ
(),Pサイズ,Hサイズの各プリントサイズを指定す
る情報が含まれている。デジタルプリントシステム2
は、プレスキャン時に、このプリントサイズ指定情報を
読み込み、それに基づいて自動的にプリントサイズを設
定する。この設定に応じて、表示部111aや範囲表示
枠112が自動的に変更される。
【0062】キーボード41のプリントキーを押すと、
まず、スキャナ3がファインスキャンをする。このファ
インスキャン時の読み取り画素数は、各プリントサイズ
(C,P,H)に応じて調節される。ファインスキャン
された写真画像データは、検定作業でなされた指定に基
づいて、各種画像処理が施される。この画像処理後にプ
リントがなされる。通常プリントモードでは、1度のプ
リント指示で、6コマ分のプリントがまとめて行われ
る。
【0063】最初の6コマのプリントが終了すると、次
の6コマの表示画像が6コマ検定画面91に表示され
る。これら6コマのプリントをする場合には、上記作業
を繰り返す。このように、通常プリントモードでは、プ
リント範囲及びプリント枚数の指定,色補正及び濃度補
正などの画像補正,プリント指示を6コマまとめて行う
ことができるので、迅速にプリント作業をすることがで
きる。
【0064】他方、合成プリントモードを選択した場合
には、まず、図12に示すプリントサイズ選択画面12
1が表示される。このプリントサイズ選択画面121に
は、C,P,Hなどの各プリントサイズを選択する選択
領域122が設けられており、この選択領域122の下
には、各ボタン123a〜123cが設けられている。
【0065】「1コマのみ」ボタン123aと「以降全
て」ボタン123bとは、選択領域122で1度選択し
たプリントサイズを、次回以降のコマに対して適用する
かしないかを指定するためのボタンである。「1コマの
み」ボタン123aを押すと、選択したプリントサイズ
は今回のコマだけに適用される。「以降全て」ボタン1
23bを押すと、次回以降のコマに対しても選択したプ
リントサイズが適用される。「キャンセル」ボタン12
3cを押すと、合成プリントモードが終了し、初期画面
に復帰する。
【0066】プリントサイズを指定すると、テンプレー
ト選択画面126が表示される。このテンプレート選択
画面126には、各種テンプレートを選択する選択領域
128と、選択したテンプレートのサムネイル画像を表
示するプレビュー領域129とが設けられている。テン
プレート選択領域128には、グループ選択ボックス1
31,テンプレート選択ボックス132,表示ボックス
133が設けられている。グループ選択ボックス131
の矢印ボタン131aを押すと、はめ込み合成用フォル
ダ72内の各グループフォルダが表示される。この中か
ら1つのグループを選択すると、そのグループ内の各テ
ンプレートがテンプレート選択ボックス132に番号表
示される。
【0067】このテンプレート選択ボックス132に
は、指定したプリントサイズに応じたサイズのテンプレ
ートだけが表示されるようにしている。こうすること
で、指定したプリントサイズと一致しないサイズのテン
プレートが選択されないようにしている。また、すべて
のテンプレートを表示し、そのうち、指定したプリント
サイズのテンプレートだけを、例えば、色を変えるなど
して他のテンプレートと識別できるように表示してもよ
い。
【0068】テンプレート選択ボックス132内の各テ
ンプレート番号の1つにはカーソルが表示されるように
なっており、所望のテンプレート番号にカーソルを合わ
せると、そのテンプレート名が表示ボックス133に表
示される。プレビュー領域129には、選択したテンプ
レートのサムネイル画像134が表示される。この状態
で、OKボタン136を押下すると、テンプレートの選
択が確定する。
【0069】OKボタン136の横には、キャンセルボ
タン137が設けられ、その上には、プリント枚数を指
定するためのプリント枚数指定ボックス138が設けら
れる。「キャンセル」ボタン137を押すと、プリント
サイズ選択画面121に復帰する。
【0070】文字列入力ボタン139は、テンプレート
に設定された文字列はめ込み枠内に文字列を入力するた
めのボタンである。このボタン139は、文字列はめ込
み枠が設定されているテンプレートが選択されたときに
だけ表示され、文字列はめ込み枠が設定されていないテ
ンプレートが選択されたときには、非表示となる。
【0071】このボタン139を押すと、図14に示す
ように、文字列入力画面141が表示される。この文字
列入力画面141には、文字列はめ込み枠の数に応じ
て、文字列入力領域142が表示される。この文字列入
力領域142内には、入力ボックス143と、設定領域
144とが設けられている。入力ボックス143に入力
された文字列(「山へ行って来ました。2000年8
月」)が、写真画像と合成される。
【0072】設定領域144では、フォントサイズや文
字種等の指定の他、例えば、「謹賀新年」,「メリーク
リスマス」,「謹賀新年」など、定型的な文字列や使用
頻度の高い文字列などの登録や、登録した文字列の呼び
出しが行われる。これらの文字列登録情報は、例えば、
共用フォルダ72xに格納される。また、フォントサイ
ズや文字種等は、合成情報ファイルでデフォルトの設定
がされているが、この設定領域144で設定すると、そ
の設定がデフォルトの設定に優先する。
【0073】OKボタンを押すと設定が確定し、図15
に示す1コマ検定画面151が表示される。この際に、
プレスキャンが行われる。この1コマ検定画面151に
は、画像表示領域152と、テンプレート情報表示領域
153とが設けられている。メニュー表示領域93と、
各ボタン99a〜99dは、6コマ検定画面91と同様
である。画像表示領域152にはプレスキャンされた最
初の表示用画像105が表示される。この画像表示領域
152は、色補正値及び濃度補正値を表示する各表示部
156a,156bが表示される。テンプレート情報表
示領域153には、選択したテンプレートに関する情
報,例えば、テンプレート番号,はめ込み枠の数等が表
示される。
【0074】この1コマ検定画面151で必要に応じて
画像補正がなされる。選択したテンプレートに複数の写
真画像はめ込み枠が設定されている場合には、キーボー
ドの矢印キーを押すと、次のコマの表示用画像に切り替
えられる。検定作業を終了したら、キーボードのENT
ERキーを押す。
【0075】すると、図16に示すプリントイメージプ
レビュー画面161が表示される。この画面161で
は、表示用画像105とサムネイル画像134とが合成
された表示用合成画像163が表示される。このプレビ
ュー画面161では、次回以降のコマについてプレビュ
ーをするかしないかの指定や、プリント枚数の指定がな
される。中断ボタン167を押すと、合成プリントモー
ドが終了する。戻るボタン168を押すと、1つ前の画
面に戻る。プリントをする場合には、プリントボタン1
66を押す。
【0076】プリントボタン166が押されると、ファ
インスキャンが行われ、選択したテンプレートの合成情
報ファイル76に従って、画像合成処理が開始される。
また、プリントボタン166が押されると、1コマ検定
画面151に切り替わり、次のコマの表示用画像が表示
される。同じテンプレートを使用して合成する場合に
は、ENTERキー,プリントキーを順次押下すれば、
上述のファインスキャン,合成処理,プリント処理が開
始される。
【0077】このように、同じテンプレートを使用する
場合には、1度テンプレートの選択をすれば、次回以降
はテンプレートの選択操作が不要となるので、簡単,迅
速に、合成プリントを得ることができる。また、テンプ
レートの内容は、合成情報ファイルで規定されており、
画像合成は、この合成情報ファイルに基づいて行われ
る。したがって、均一な品質の合成プリントが得られ
る。
【0078】また、異なるテンプレートを使用する場合
には、リスト95aから合成プリントモードを再度選択
する。プリントサイズ選択画面121で「以降全て」ボ
タン123bを押している場合には、プリントサイズ選
択画面121が省略されて、テンプレート選択画面12
6が表示される。
【0079】以下、図17及び18に示すフローチャー
トに従って、プリント作業手順を説明する。プリント作
業をする場合には、初期画面で、プリント作業モードを
選択する。管理作業をする場合には、管理作業モードを
選択する。
【0080】プリント作業モードを選択すると、6コマ
検定画面91が表示される。リスト95aを表示させ
て、プリントモードを選択する。通常プリントをする場
合には、通常プリントモードを選択する。写真フイルム
をスキャナ3にセットすると、プレスキャンが行われ、
6コマ検定画面91に最初の6コマの各表示用画像10
5〜110が表示される。検定作業をした後、プリント
キーを押すと、プリント処理が行われる。同時に、6コ
マ検定画面91に次の6コマの各表示用画像が表示され
る。このように、通常プリントモードでは、6コマずつ
まとめて、検定作業とプリント指示とを行うことができ
るので、迅速なプリント作業をすることができる。
【0081】画像合成をする場合には、リスト95aか
ら合成プリントモードを選択する。合成プリントが選択
されると、まず、プリントサイズ選択画面121が選択
される。プリントサイズを選択すると、テンプレート選
択画面126が表示される。ここで、テンプレートの選
択と設定をする。この選択と設定を確定すると、プレス
キャンが開始され、1コマ検定画面151に1コマの表
示用画像が表示される。この1コマ検定画面151で検
定作業をする。
【0082】ENTERキーを押すと、各種補正値が確
定する。プリントイメージを表示する指定をしている場
合には、同時に、プレビュー画面161が表示される。
プリントキーを押すと、ファインスキャン,合成処理,
プリント処理が順次行われる。
【0083】合成プリントモードにおけるファインスキ
ャンでは、合成情報ファイル76で規定された画素数
で、写真画像の読み取りが行われる。写真画像が読み取
られると、写真画像と、飾り画像及び文字列との画像合
成が行われる。この合成処理によって合成画像が作成さ
れ、その記録用画像データに基づいて合成画像がプリン
トされる。同時に次のコマの表示用画像が1コマ検定画
面151に表示される。同じテンプレートでプリントを
する場合には、プリントキーを押す。テンプレートを変
更する場合には、合成プリントモードを再選択する。
【0084】図19に示す合成画像171は、図20に
示す写真画像172を矩形以外の外形で合成した例であ
る。この合成画像171は、写真画像172と、図21
に示す飾り画像173と、図22に示すマスク画像17
4とを有するテンプレートを使用して合成される。飾り
画像173には、写真画像を露呈するための露呈部17
3aが設けられている。マスク画像174は、この露呈
部173aの外形に対応した形状を持つ枠174aと、
マスク部174bとからなる。
【0085】写真画像172のはめ込み枠のサイズは、
合成情報ファイルにおいて、マスク画像174のサイズ
と同じサイズとなるように指定される。合成処理の際に
は、このマスク画像174と矩形の写真画像172とが
重ねられる。この重なりにより写真画像172のうち、
マスク部174bと対応する部分が覆われる。そして、
このマスク部174bによって覆われた写真画像172
と、飾り画像173とが合成される。枠174aの形状
と、露呈部173aの外形は対応しているから、露呈部
173aの形に合った外形で写真画像174が合成され
る。また、枠174bにボカシ処理を施せば、露呈部1
73aから露呈される写真画像174の輪郭をボカスこ
ともできる。
【0086】図23に示す合成画像181は、写真画像
172を、カレンダー用のテンプレートを使用して合成
した例である。このテンプレートは、半年分のカレンダ
が記録される半年タイプのものであり、図24に示す飾
り画像182と、図25に示す合成情報ファイル183
とからなる。飾り画像182には、写真画像172を露
呈する露呈部182aの他に、年号を露呈する露呈部1
82b,月毎のカレンダを表示するための各カレンダ露
呈182c〜182hとが設けられている。
【0087】各露呈部182b〜182hの位置に合成
される年号や、月毎のカレンダの情報は、それぞれ年号
リソースファイル,カレンダリソースファイルが持って
いる。これら各リソースファイルは、共用フォルダ72
xに格納される。
【0088】合成情報ファイル183には、カレンダー
情報部183eが設けられる。このカレンダー情報部1
83eには、年号やカレンダの各リソースファイル名,
これらのファイルから読み出された年号やカレンダを各
露呈部182c〜182hの位置に合成するための位置
指定情報などが記述される。年号リソースファイルや、
カレンダーリソースファイルとしては、使用するフォン
ト,文字色などに応じて、各種のものが用意されてい
る。また、土曜日や日曜日を何色にするかなどの指定
も、カレンダーリソースファイルに記述される。
【0089】図26に示すように、テンプレート選択画
面126で、このテンプレートを選択すると、何月から
のカレンダを表示するかを指定する開始年月指定や,週
の先頭の曜日を日曜日にするか月曜日にするかを指定す
る開始曜日指定の各領域186,187が表示される。
また、領域188では、休日ファイルが指定される。こ
の休日ファイルとは、年ごとの休日や祝日の日付を予め
設定したリソースファイルである。また、この休日ファ
イルには、世界各国毎に異なる祝日を予め設定したファ
イルもあり、これらの休日ファイルを指定することによ
り、世界各国のカレンダを作成することができる。これ
らの休日ファイルも共用フォルダ72xに格納される。
【0090】このように、カレンダー用テンプレートで
は、年号や月別のカレンダなどのデータを、複数のテン
プレートで共用される各リソースファイルとして設けた
から、飾り画像に予め年号データや月別のカレンダデー
タを設ける必要がない。このため、年が変わっても同じ
飾り画像を繰り返し使用することができるので無駄がな
い。また、年毎に新たに飾り画像を登録する必要がなく
なるので、管理作業が簡略化される。
【0091】また、図27に示す合成画像189は、飾
り画像を使用せず、サイズの異なる複数のはめ込み枠に
1つの写真画像172をはめ込み合成した例である。こ
のテンプレートの合成情報ファイルには、写真画像はめ
込み枠情報部が3つ設けられ、各情報部でサイズ及び位
置のレイアウト情報が指定される。もちろん、同じサイ
ズの複数のはめ込み枠に合成してもよい。
【0092】また、図28に示す合成画像191は、3
D用のテンプレートを使用したプリント例である。この
テンプレートには、図29に示す飾り画像192とマス
ク画像(図示せず)とが含まれている。飾り画像192
は、図30に示すレンチキュラーシート193を使用す
ることで疑似立体画像が得られる視差画像である。レン
チキュラーシート193は、周知のように突条のレンチ
キュラーレンズ193aをピッチT2で多数配列したも
のである。
【0093】飾り画像192は、視差の異なる複数の画
像を、前記レンズ193aに沿った線状像192aに分
割し、これら各線状像192aをピッチT1で配列した
ものである。このピッチT1と前記ピッチT2とを対応
させることで、疑似立体画像が得られる。
【0094】図31に示すように、レーザー露光ユニッ
ト201は、搬送ローラ202で副走査方向に搬送され
るカラーペーパ203に対して、画像を主走査方向にラ
イン記録する。線状像は、その長手方向が主走査方向に
合うように記録される。したがって、各線状像192a
のピッチT1は、カラーペーパ203の搬送速度に応じ
て決まる。視差画像を作成する場合には、この記録ピッ
チT2が重要であるため、デジタルプリントシステム2
では、記録ピッチT2を調節する機能を備えている。こ
の調節は、カラーペーパ203の搬送速度を調節するこ
とにより行われる。
【0095】搬送手段202は駆動モータ204によっ
て駆動される。モータ制御部206は、駆動モータ20
4の回転速度を速度調節値に応じて制御する。この速度
調節値の調整は、例えば、管理作業モードにおいて行わ
れる。管理作業モードにおいて、ディスプレイ37に
は、例えば、図32に示すような搬送速度調節画面21
1が表示される。この搬送速度調節画面211には、速
度調節値を入力する入力ボックス211aが設けられ
る。この入力ボックス211aに、例えば、+0.2,
−0.2などの速度調節値を入力すると、この速度調節
値に基づいて駆動モータ204の回転速度が調節され
る。これによりピッチT2が調整される。
【0096】この速度調節値としてどの程度の値を入力
するかは、図33に示すチェックパターンシート216
を使用して判定する。このチェックパターンシート21
6は、複数のストライプを副走査方向に沿ってピッチT
3で配列したパターンを記録したものである。チェック
パターンシート216は、異なるピッチT3のパターン
を記録したものが複数用意されている。これらの各チェ
ックパターンシート216には、入力すべき速度調節値
が記録されている。
【0097】まず、レーザプリンタ5で、チェックパタ
ーンシート216と同じパターンをテストプリントす
る。このテストプリントと各チェックパターンシート2
16とを目視で比較して、テストプリントのパターンと
一致するチェックパターンシート216を探す。そし
て、このチェックパターンシート216に記録された速
度調節値を入力ボックス216aに入力する。これによ
り、記録ピッチT2の調節がなされる。
【0098】以上、図面に従って詳細に説明してきた
が、テンプレートは、上述したものに限られず、各種の
テンプレートを使用することができる。
【0099】なお、上記例のデジタルプリントシステム
では、入力機としてフイルムスキャナを使用し、写真フ
イルムから画像を読み取って画像データの取り込みをす
る例で説明したが、入力機としては、フイルムスキャナ
の他に、例えば、原稿から画像を読み取る反射原稿スキ
ャナやメモリーカードから画像データを読み取るカード
リーダなどを使用してもよい。
【0100】上記例のデジタルプリントシステムのプリ
ンタは、カラーペーパに画像をレーザー光で記録するレ
ーザプリンタを使用しているが、サーマルプリンタ,イ
ンクジェットプリンタ等を使用してもよい。
【0101】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
写真画像と付加画像との合成パターン毎に予め作成され
た複数のテンプレートを用意するとともに、このテンプ
レートを合成情報ファイルにより規定し、前記合成情報
ファイルを、合成画像のプリントサイズ情報と、前記写
真画像及び付加画像のレイアウト情報とから構成したか
ら、レイアウト作業が不要になり、簡単,迅速に合成プ
リント作業をすることができる。
【0102】また、合成情報ファイルにはレイアウト情
報が規定されているから、同一テンプレートに異なる写
真画像をはめ込む場合でも、合成位置にバラツキが生じ
ることはなく、均一な合成プリントが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルプリントシステムの構成図である。
【図2】画像処理装置の構成図である。
【図3】はめ込み合成の方法を示す概念図である。
【図4】マスク画像を使用するはめ込み合成の方法を示
す概念図である。
【図5】はめ込み枠のサイズと位置の指定方法の説明図
である。
【図6】テンプレートのデータが格納されるフォルダの
構造図である。
【図7】合成情報ファイルの構成図である。
【図8】合成情報ファイルの記述例を示す図である。
【図9】6コマ検定画面の説明図である。
【図10】プリントメニューのリストを示す説明図であ
る。
【図11】プレスキャン後の6コマ検定画面を示す説明
図である。
【図12】プリントサイズ選択画面の説明図である。
【図13】テンプレート選択画面の説明図である。
【図14】文字列入力画面の説明図である。
【図15】1コマ検定画面の説明図である。
【図16】プリントプレビュー画面の説明図である。
【図17】プリント作業の手順を示すフローチャートで
ある。
【図18】合成プリントの手順を示すフローチャートで
ある。
【図19】矩形以外の外形で写真画像を合成したプリン
ト例を示す図である。
【図20】図19の写真画像を示す図である。
【図21】図19の飾り画像を示す図である。
【図22】図19のマスク画像を示す図である。
【図23】カレンダ用テンプレートを使用した合成プリ
ントの例を示す図である。
【図24】図23の飾り画像を示す図である。
【図25】図23の合成情報ファイルの構成図である。
【図26】カレンダ用テンプレートが選択された時のテ
ンプレート選択画面の説明図である。
【図27】同一写真画像を複数合成したプリント例を示
す図である。
【図28】3D用テンプレートを使用した合成プリント
の例を示す図である。
【図29】図28の飾り画像を示す図である。
【図30】レンチキュラーシートの説明図である。
【図31】レーザプリンタの要部構成図である。
【図32】搬送速度調節画面の説明図である。
【図33】チェックパターンシートの説明図である。
【符号の説明】
2 デジタルプリントシステム 4 画像処理装置 25 画像合成部 45 合成用メモリ 76,183 合成情報ファイル 126 テンプレート選択画面 171,189,191,192 合成プリント 206 モータ制御部 211 搬送速度調節画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 E 5C061 5/91 13/02 5C076 13/02 5/91 H (72)発明者 上仲 一滋 東京都港区西麻布2−26−30 富士写真フ イルム株式会社内 Fターム(参考) 2H106 AA41 AB04 BA72 2H109 AA29 BA06 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE08 CH07 5C052 AA11 AB04 DD04 FB01 FD09 5C053 FA04 FA06 GB06 HA33 JA16 JA21 KA04 KA05 KA24 LA01 LA03 LA06 5C061 AA07 AA21 AB03 AB06 AB08 AB17 AB21 5C076 AA02 AA13 AA14 AA16 AA17 BA06 CA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真画像と付加画像を合成して、合成画
    像を作成する画像合成装置において、 写真画像と付加画像との合成パターン毎に予め作成され
    た複数のテンプレートを記憶する手段と、 このテンプレートを用いて画像を合成する画像合成手段
    とを備え、 前記テンプレートを合成情報ファイルにより規定し、前
    記合成情報ファイルを前記合成画像のプリントサイズ情
    報と、前記写真画像及び付加画像のレイアウト情報とか
    ら構成したことを特徴とする画像合成装置。
  2. 【請求項2】 前記合成情報ファイルは、写真画像のは
    め込み枠サイズ情報を含むことを特徴とする請求項1記
    載の画像合成装置。
  3. 【請求項3】 前記写真画像は複数であり、複数の写真
    画像がはめ込み合成されることを特徴とする請求項1又
    は2記載の画像合成装置。
  4. 【請求項4】 前記付加画像は任意の文字列画像であ
    り、前記合成情報ファイルは、前記文字列のはめ込み枠
    のサイズと位置情報とを含むことを特徴とする請求項1
    〜3いずれか記載の画像合成装置。
  5. 【請求項5】 前記付加画像内に矩形以外の外形で写真
    画像を合成するために、前記付加画像には、前記外形で
    写真画像の一部を露呈するための露呈部が設けられてお
    り、前記テンプレートは、この付加画像のデータに加え
    て、前記写真画像のうち前記露呈部から露呈される部分
    以外を覆うためのマスク画像を備えていることを特徴と
    する請求項1〜4いずれか記載の画像合成装置。
  6. 【請求項6】 前記テンプレートは、そのテンプレート
    のイメージをディスプレイに表示するための表示用テン
    プレート画像を備えていることを特徴とする請求項1〜
    5いずれか記載の画像合成装置。
  7. 【請求項7】 前記付加画像とレンチキュラーレンズが
    多数配列されたレンチキュラーシートとを使用して疑似
    立体画像を得るために、前記付加画像は、視差の異なる
    複数の画像を主走査方向に沿った複数の線状像に変換処
    理し、これらの線状像を前記レンチキュラーレンズの配
    列ピッチで記録した視差画像であることを特徴とする請
    求項1〜6いずれか記載の画像合成装置。
  8. 【請求項8】 前記合成情報ファイルをテキストデータ
    形式で作成することを特徴とする請求項1〜7いずれか
    記載の画像合成装置。
  9. 【請求項9】 写真画像と付加画像とを合成して、合成
    画像を作成する画像合成方法において、 写真画像と付加画像との合成パターン毎にテンプレート
    を作成し、 前記テンプレートを合成情報ファイルにより規定し、 前記合成情報ファイルを、前記合成画像のプリントサイ
    ズ情報と、前記写真画像及び付加画像のレイアウト情報
    とから構成したことを特徴とする画像合成方法。
  10. 【請求項10】 前記合成情報ファイルをテキストデー
    タ形式で作成することを特徴とする請求項9記載の画像
    合成方法。
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