JP2002217949A - 遠隔監視ネットワーク管理システム - Google Patents

遠隔監視ネットワーク管理システム

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JP2002217949A
JP2002217949A JP2001007005A JP2001007005A JP2002217949A JP 2002217949 A JP2002217949 A JP 2002217949A JP 2001007005 A JP2001007005 A JP 2001007005A JP 2001007005 A JP2001007005 A JP 2001007005A JP 2002217949 A JP2002217949 A JP 2002217949A
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Yoshiaki Sonoda
義明 苑田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基本的に通信品質、回線容量の保証のない不安
定なインターネットを通信路として利用する際、通信経
路の明示指定により、出来る限り品質を向上させ送信速
度がより速く信頼性の高い遠隔監視ネットワーク管理シ
ステムを提供すること。 【解決手段】複数の機器から情報を取得する代理エージ
ェント部と、インターネットを通じて前記代理エージェ
ント部から取得する前記情報に基づいて前記機器を管理
する管理マネージャ部とを具備する遠隔監視ネットワー
ク管理システムであって、前記情報の送受信において、
送信側101が、ファイルを予め設定した大きさのセル
に分割し、前記セルを予め設定したルール基づいて複数
のセッション107に再構成し、前記複数のセッション
を並列に、かつ、インターネット上の中継点108を指
定してインターネット118で送信し、受信側119
が、前記セッションを受信し、前記ルールに基づいて前
記ファイルを復元する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遠隔地の発電プラントやプロセス
プラント等の遠隔地ネットワークは、遠隔監視管理シス
テム側が、プラント等のある現地(遠隔地)側の各種機
器の状態を一手に詳細に監視する手段を持たない。それ
は、現地側の大容量のデータを管理システム側にネット
ワークで効率的に送信することが困難だからである。従
って、送信時のデータ容量が小さくて済むように、各機
器からそれぞれ別個に情報を取得するか、大容量のデー
タを小さく分割するか、あるいは、データを選択して減
少させるか等の、送信速度やデータの詳しさを犠牲にし
て送信している場合がある。
【0003】図4に現状のインターネットを利用したフ
ァイル転送システムの仕組みを示す。現地側のftpク
ライアント401、インターネット411、遠隔監視管
理システム側ftpサーバ410からなる。ftpクラ
イアント401には、データ収集部402で収集された
データである大容量の送信ファイル403があり、イン
ターネット411を経由して、ftpサーバ410へ送
信することを考える。インターネット経由の送信で最も
問題となるのは、大容量のデータファイルを送信する場
合である。現地のftpクライアント401から大容量
のままのファイル403を送信(一括送信405)す
ると、しばしば送信に失敗する。クライアント側は成功
したように送信処理を終了するが、実際に管理サーバに
はサイズ0のファイルが出来ているだけで、ファイルが
きちんと送信されていないことがある。そこで、現状は
大きなファイルはクライアント側で小容量に分割したフ
ァイル404として送信(分割送信406)する処理
を行っている。ftpサーバに送信された小容量のファ
イル407は、組み立てられ一つのファイル408(4
08=403)となる。そして必要に応じて、表示部4
09に表示される。
【0004】また、ネットワークにおいては、常に通信
が正常な状態にあるとは限らない。それにもかかわら
ず、トラフィックの変化などに基づき、ネットワーク障
害の予兆を診断する機構がなく、また、診断が出来て
も、診断された結果に基づいてネットワーク経路の変更
・通信データの品質制御をする仕組みがない。そのた
め、ネットワーク障害は、ネットワークが切れるまで分
からず、障害が発生して初めて分かる。従って、現地に
て改めてネットワーク障害の調査をしなければ詳細は分
からないため、復旧作業のための調査を行わなければ、
補修部品に何が必要かなどが分からない。よって,障害
が致命的な状態になっていることが多く,復旧のための
時間と予算が大きくなる事や、復旧後、詳細に原因究明
をするための情報が残っていないという事態が起きる可
能性がある。
【0005】運転現場と管理事務所間のデータ送信にイ
ンタネットを利用する従来技術として、特開平10−2
28311号公報が提案されている。これは、電話回線
を利用し、運転現場で機器故障が発生した場合に、その
機器の故障に関するデータを管理事務所側へ電子メール
で送信するというものである。しかし、この技術を複雑
・大規模なプラントや機器類の建設・運転に適用した場
合、大容量のデータ送信を想定していないので、異常や
故障に迅速に対応できるか不明である。また、現地側に
集中的な情報収集機能がないため、万一通信が遮断され
た場合、その間の監視(データ収集等)をどの様に行う
かは、特に記されていない。また、通信回線の異常や障
害の発生に備える動作は特に考慮されていない。
【0006】また、他の従来技術として、特開平10−
283024号公報が提案されている。これは、採取周
期の異なるデータを運転現場側で保持し、公衆電話回線
を利用し、データの一部について送信を行うものであ
る。そして、運転現場から機器のデータを送信する場
合、大量のデータを送信する時間を低減するために、大
容量のデータの中から必要と考えられる分を取捨選択
し、そのデータ容量を小容量にして送信するというもの
である。従って、大容量のデータを大容量のまま送信す
ること自体には特に言及していない。また、通信回線の
異常や障害の発生に備える動作は特に記されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、基本的に通信品質、回線容量の保証のない不安定な
インターネットを通信路として利用する際、通信経路の
明示指定により、出来る限り品質を向上させ送信速度が
より速く信頼性の高い遠隔監視ネットワーク管理システ
ムを提供することにある。
【0008】又、本発明の別の目的は、高い情報隠蔽性
および改竄防止性を持った、データ送信を行うことが可
能な遠隔監視ネットワーク管理システムを提供すること
にある。
【0009】又、本発明の別の目的は、多重化・セル冗
長化・障害復旧処理により高い信頼性を持った、データ
送信を行うことが可能な遠隔監視ネットワーク管理シス
テムを提供することにある。
【0010】更に、本発明の他の目的は、処理の完全自
動化・スケーラビリティの確保によりメンテナンス性向
上・客先の増加に柔軟に対応することが可能な遠隔監視
ネットワーク管理システムを提供することにある。
【0011】更に、本発明の他の目的は、現地側の代理
エージェントが通常各機器の情報収集を行い、ネットワ
ーク障害の発生に対応して、代理エージェントが引き続
き各機器の情報収集を行い、障害発生の根本的な要因を
究明することができる遠隔監視ネットワーク管理システ
ムを提供することにある。
【0012】更に、本発明の他の目的は、ネットワーク
トラフィック、接続機器の稼動状況を調べることによ
り、ネットワーク障害を予測し、それに対応して通信サ
ービスの内容を変化させることが可能な遠隔監視ネット
ワーク管理システムを提供することにある。
【0013】更に、本発明の他の目的は、ネットワーク
障害の発生に対応して、直接専用線で接続を受け付ける
と共に、障害の状況を携帯電話一体型情報通信機器(例
えばiモード、ezWebなど)に直接連絡することが
可能な遠隔監視ネットワーク管理システムを提供するこ
とにある。
【0014】更に、本発明の他の目的は、インターネッ
トを利用することにより、新たに回線を設けることな
く、低廉で信頼性の高い通信を行う事が出きる遠隔監視
ネットワーク管理システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本課題を解決するための
手段の項における、図番号、符号は、特許請求の範囲と
発明の実施の形態との対応を示すために記したものであ
り、特許請求の範囲の解釈に用いてはならない。
【0016】上記課題を解決するために、本発明のネッ
トワーク通信システムは、インターネット上の複数の中
継点(図3(b)、301〜307)の情報に基づい
て、前記複数の中継点(図3(b)、301〜307)
の少なくとも一つを指定してインターネットでファイル
を送信する送信情報端末(図3(b)、311)と、前
記ファイルを受信する受信情報端末(図3(b)、31
2)とを具備する。
【0017】また、本発明のネットワーク通信システム
は、ファイルを予め設定した大きさのセルに分割し、前
記セルを予め設定したルールに基づいて複数のセッショ
ンに再構成し、前記複数のセッションを並列に送信する
送信情報端末(図1、101)と、前記セッションを受
信し、前記ルールに基づいて前記ファイルを復元する受
信情報端末(図1、119)とを具備する。
【0018】更に、本発明のネットワーク通信システム
は、前記セッションを再構成する前記ルールが、前記セ
ルをランダムに各セッションに割り当てる、又は、全て
のセッションが無くても全セルを復元できるようにセル
を冗長化して各セッションに割り当てる、ようにセッシ
ョンを構築する。
【0019】更に、本発明の遠隔監視ネットワーク管理
システムは、ネットワーク(図2、212)に接続さ
れ、前記ネットワーク(図2、212)に接続されてい
る複数の機器(図2、215)から情報を取得する代理
エージェント部(図2、213)と、インターネット
(図2、216)を通じて前記代理エージェント部(図
2、213)から取得する前記情報に基づいて前記機器
(図2、215)を管理する管理マネージャ部(図2、
201)とを具備する。
【0020】更に、本発明の遠隔監視ネットワーク管理
システムは、前記代理エージェント部(図2、213)
が、通信回線(図2、212、210など)の監視に基
づいて障害の発生の予兆の検出を行い、前記検出の結果
に基づいて、前記障害の発生の影響を抑える対応を行
い、障害が発生した場合には、管理マネージャ部(図
2、201)及び携帯電話一体型情報端末(図2、20
3)に連絡し、前記障害の影響を抑える対応を行う。
【0021】更に、本発明の遠隔監視ネットワーク管理
システムは、前記代理エージェント部(図2、213)
と前記管理マネージャ部(図2、201)との情報の送
受信において、送信側(図3(b)、311)が、イン
ターネット上の複数の中継点(図3(b)、301〜3
07)の情報に基づいて、前記複数の中継点(図3
(b)、301〜307)の少なくとも一つを指定して
インターネットでファイルを送信し、受信側(図3
(b)、312)が、前記ファイルを受信する。
【0022】更に、本発明の遠隔監視ネットワーク管理
システムは、前記代理エージェント部(図2、213)
と前記管理マネージャ部(図2、201)との情報の送
受信において、送信側(図3(b)、311)が、ファ
イルを予め設定した大きさのセルに分割し、前記セルを
予め設定したルールに基づいて複数のセッションに再構
成し、前記複数のセッションを並列に送信し、受信側
(図3(b)、312)が、前記セッションを受信し、
前記ルールに基づいて前記ファイルを復元する。
【0023】更に、本発明の遠隔監視ネットワーク管理
システムは、前記セッションを再構成する前記ルール
が、前記セルをランダムに各セッションに割り当てる、
又は、全てのセッションが無くても全セルを復元できる
ようにセルを冗長化して各セッションに割り当てる、よ
うにセッションを構築する。
【0024】上記課題を解決するために、本発明のネッ
トワーク通信方法は、ファイルを予め設定した大きさの
セルに分割するステップと、前記セルをセッション構築
ルールに基づいて複数のセッションに再構成するステッ
プと、インターネット上の中継点を指定するステップ
と、前記複数のセッションをインターネットで前記中継
点を指定して目的地へ向けて並列に送信するステップ
と、前記セッションを受信し、前記セッション構築ルー
ルに基づいて前記ファイルを復元するステップとを具備
し、前記セッション構築ルールは、前記セルをランダム
に各セッションに割り当てる、又は、全てのセッション
が無くても全セルを復元できるようにセルを冗長化して
各セッションに割り当てる、ようにセッションを構築す
る。
【0025】また、本発明の上記遠隔監視ネットワーク
管理方法は、ネットワークに接続している複数の機器か
ら情報を取得するステップと、インターネットを通じて
前記情報を取得するステップとを具備する。
【0026】更に、本発明の上記遠隔監視ネットワーク
管理方法は、通信回線の監視に基づいて障害の発生の予
兆の検出を行うステップと、前記予測に基づいて、前記
障害の発生の影響を抑える対応を行うステップと、障害
が発生した場合には、関係者に連絡し、前記障害の影響
を抑える対応を行ステップとを具備する。
【0027】更に、本発明の上記遠隔監視ネットワーク
管理方法、及び、ネットワーク通信方法を実行するため
のプログラムである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明である遠隔監視ネッ
トワーク管理システムの実施の形態に関して、添付図面
を参照して説明する。
【0029】(実施例1)本発明である遠隔監視ネット
ワーク管理システムの第一の実施の形態を説明する。本
実施例においては、クライアント−サーバ間において、
ftp(filetransfer protoco
l)を用いて、大容量のファイルを送信する通信システ
ムについて説明する。
【0030】図1は、本発明である遠隔監視ネットワー
ク管理システムにおける通信システムの第一の実施の形
態を示す構成図である。並列伝送ftpクライアント1
01と、復元サーバ119とが、インターネット118
を介してファイルの送信を行う際に用いられる。
【0031】本通信システムでは、並列伝送ftpクラ
イアント101は、上位アプリケーション部102、転
送フォルダ部103、ファイル分割部104を具備す
る。送信する大容量のファイルを、指定したルールに基
づいて、分割して複数のセルに分け、セルをいくつか組
み合わせたセッションとし、そのセッションを並列に送
信する処理を行う。インターネット118では、分割さ
れたセルを指定された複数のftpプロキシー経由でf
tpサーバ109へ送り届け、その後復元サーバ119
がファイルの復元をする。ファイルの送信はftpクラ
イアント101からftpサーバ109に対して行わ
れ、受信されたファイルを復元サーバ119が復元す
る。復元サーバ119は、ftpサーバ109、受信フ
ォルダ部110、送信フォルダ部111、復元部11
2、復元フォルダ部113を具備する。受け取ったファ
イルを前述のルールに基づいて復元し、再生ファイルを
得る。本通信システムでセルの分割・組換えを独自のル
ールで行い、ファイルを送受信することにより、通信シ
ステムの情報隠蔽性、改竄防止、信頼性、メンテナンス
性、・柔軟性等を向上させることが出来る。
【0032】次に、本発明である遠隔監視ネットワーク
管理システムの通信システムについて、各部を詳細に説
明する。まず、並列伝送ftpクライアント101を説
明する。上位アプリケーション部102は、各種アプリ
ケーションによりデータ収集や処理、各種御等を行って
いる。また、ファイルの送信命令に応答して、送信する
ファイル114を取り出し(あるいは作成し)、転送フ
ォルダ部103へ出力する。
【0033】転送フォルダ部103は、送信するファイ
ル114を保持する。ファイルは、複数保持することが
可能であり、送信する順番にファイル分割部104が読
み込む。
【0034】ファイル分割部104は、送信するファイ
ル114を、予め設定したファイル分割方法で、指定さ
れた分割単位であるセルに自動分割する。そして指定さ
れた再構成ルールに従い、セルはいくつかのセッション
107(図では、10個のセッション107−1〜1
0)に再構成される。そして、各セッション107毎
に、インターネット118上へ出力される。インターネ
ット118への接続は、主にダイヤルアップ接続で行
う。また、復元サーバ119から、ファイル再送要求が
送信されてきた場合には、それに対応して、分割された
セッションを送信する。
【0035】スレッド105(−1〜10)は、並列伝
送を行うときに起動されるプログラムの一種であり、一
つのセッション107につき一つのスレッド105が起
動される。また、受信スレッド106は、復元サーバ1
19から送信されるコントロールファイル117を受信
するために常時稼動しているプログラムの一種である。
【0036】次に、インターネット118について説明
する。セッション107(−1〜10)は、並列伝送ク
ライアント101から出力され、インターネットプロバ
イダのAP(Access Point、図示せず)経
由で、インターネット上を一つ又は複数のftpプロキ
シー108(−1〜10)を通過しながら移動する。そ
して、セッション107は、復元サーバ119へ送り届
けられる。
【0037】次に、復元サーバ119について説明す
る。ftpサーバ109は、届けられたセッション10
7を格納する。格納しているセッションには、他の並列
伝送ftpクライアントから送信されてきた他のファイ
ルのセッションも含まれる。これらのセッションは、並
列伝送ftpクライアント毎に用意された受信フォルダ
部110へ出力される。
【0038】受信フォルダ部110は、担当する並列伝
送ftpクライアントから送信されてきたセッション1
16−1〜nを受け取り、復元部112へ出力する。な
お、ある並列伝送ftpクライアントからのファイル用
に受信フォルダ部110が用意されていない場合には、
そのための受信フォルダ110が復元サーバ119によ
り自動生成される。
【0039】復元部112では、得られたセッションの
集まりを指定のルールに基づいて、復元処理を行う。ま
た、復元処理の状況に応じて、コントロールファイル1
17を作成し、送信フォルダ部111へ出力する。コン
トロールファイル117は、復元サーバ119が並列伝
送ftpクライアント101の送信要求により送り出す
ファイルの送信状況に関するメッセージである。復元さ
れたファイル115は、それぞれの並列伝送ftpクラ
イアント101毎に用意された復元フォルダ部113へ
出力される。
【0040】復元フォルダ部113は、復元ファイル1
15を受け取り、保持しておく。そして、復元サーバ1
19あるいは他の制御機器やサーバ等の要求により出力
される。なお、ある並列伝送ftpクライアントからの
ファイル用に復元フォルダ部113が用意されていない
場合には、そのための復元フォルダ部113が復元サー
バ119により自動生成される。
【0041】送信フォルダ部117では、復元部112
から出力されたコントロールファイル117を、並列伝
送ftpクライアント101へ送信する。
【0042】次に、本発明である遠隔監視ネットワーク
管理システムでの通信システムの動作について、図1を
参照して説明する。まず、ファイルの分割について、説
明する。転送フォルダ部103中のファイル114は、
ファイル分割部104において指定されたルールに基づ
き、分割され、送信される。
【0043】ファイル114の送信には、ベースとする
転送プロトコルとしてftpを利用する。そして、信頼
性を向上させる改善を加えて送信を行う。手順を以下に
示す。 (1)ファイルの自動分割:ファイル114を、不安定
なインターネット118を通り抜けられる任意長の小さ
なサイズ(セル)に分割する。通常ファイルの先頭から
順に分割されるが、その時のセルのサイズは、20kB
以下の任意の値とする。値は、デフォルト値が予め設定
されているが、ファイル送信時に独自に設定することも
可能である。 (2)並列化:分割されたファイル(セル)を並列に送
信する為に、並列セッション数を設定する。セッション
数は、ファイル送信時に任意の値を設定することが出来
る。通常は、セルサイズの上限が決まっていることか
ら、ファイル容量の大きさに合わせて、容量も増減させ
る。また、各セッションに含まれるセルの数は、元のフ
ァイルのサイズ、セルのサイズ、及び、セッション数か
ら決定することが可能である。セッション数を設定せず
に、セッションに含まれるセルの数を設定することで、
セッション数を決めても良い。 (3)ファイルの冗長化:セルをセッション構築ルール
に従い、各セッション毎に割り振る。その際に使用する
冗長化レベル別のセッション構築ルールについて、図5
の表に示す(後述)。冗長化レベルは、障害の発生のし
やすさ等の回線の状況、送信する情報の機密性等に応じ
て、ファイル送信時に任意に指定できる。また、各セッ
ションが経由するインターネット118上の中継点であ
るftpプロキシー108を、ファイル送信時に指定す
ることも可能である。 (4)ftpスレッドの起動:セッションの数に応じて
スレッド105(−1〜10)が起動され、それぞれの
スレッドは、上流のセッション構築関数からのセッショ
ンを受け取り、ネットワークに対し各セルを送り出す。
この様にして、ファイル114は分割され、復元サーバ
119に向けて送信される。なお、どの冗長化レベルを
用い、どのような方法でセッションを構築したかの情報
を、各セッションの先頭部分に記録しておき、復元サー
バ119での復元作業に利用する。
【0044】ここで、セッション構築ルールについて、
図5に示す表を参照して説明する。図5の表では、3つ
の冗長化レベルを設定し、各レベルについて、その内
容、セッション構築ルール、伝送障害発生時の送信状況
について記している。冗長化レベル1では、パリティチ
ェックもセルの冗長化も行なわない。セッション構築時
には、セルは、分割された順に、セッションに割り当て
られる。一つのセッションが満たされた場合、次のセッ
ションへセルが割り当てられて行く。ただし、割当順序
や、セッション内の順番は、適当なルールに基づいて決
定しても良い。それにより、秘匿性を高めることが出来
る。この場合には、並列伝送なので、送信速度は速く、
送信容量も大きくなっている。また、基本的に、セッシ
ョン毎に送信経路を変えて送信するので、1経路のデー
タを盗まれても内容を理解されることがなく、通常のフ
ァイル送信に比較して、情報隠蔽性が高い。しかし、セ
ル冗長化がなく、伝送障害発生時にセルの復旧は不可能
であることから、信頼性は通常の送信と変わらない。
【0045】冗長レベル2では、冗長化は行わないが、
各セッション毎に、各セッションに含まれる全セルのパ
リティ情報を、最初に送信する。そして、セッション構
築は、完全ランダムに各セルをセッションに割り付け
る。この場合には、並列伝送による送信速度及び送信容
量の向上、ファイル分割による情報の隠蔽性の向上の他
に、伝送障害が発生した場合あるいは情報の改竄が行わ
れた場合に、パリティにより、問題が発生したセルの検
出が可能となり、セルの復旧はセル再送要求により可能
となる。すなわち、冗長化レベル1に比較して、信頼性
が向上し、また、パリティ情報により、データの改竄を
検出可能であり、改竄防止性がある。加えて、セルがラ
ンダムにセッションに割り付けられているため、情報の
隠蔽性が向上している。
【0046】冗長レベル3では、冗長化レベル2に加え
て、セルの冗長化として、セルの重複化を行う。例え
ば、ファイルFをセル分割し、F={a,b,c,d,
e,f,......}となるとき、各セッションを次
の様に構成する。 F1={a,c,e,...} F2={b,d,f,...} F3={(a[X]b),(c[X]d),(e[X]
f),......} ただし、a、b、c、d、e、fはセル、[X]はXO
R演算子を示す。この3つのセッションを送信した場
合、このうちの2つが正常に受信されれば、ファイルを
再生することが可能となる。冗長レベル3では、このよ
うなセルの重複化を行うこととする。そして、(1)セ
ル冗長化ルールは、x×m×n/s<f/2 (m/s
<2)、ただし、ファイルサイズ:f、ファイル分割
数:n(=f/x)、セルサイズ:x(≦20kB)、
セル重複数:m(≦3)、セッション数:s(≦10)
とする。すなわち、各セッション長をオリジナルのファ
イル長の半分以下とする。また、(2)セッション構築
は、同一のセッション中のセル重複を許さない、一セッ
ション中のセル並びは乱数になる、というルールを用い
る。この場合には、並列伝送による送信速度及び送信容
量の向上、ファイル分割やセルのランダム割付による情
報隠蔽性の向上、パリティによる改竄防止性の向上の他
に、セルの重複化により、より信頼性を向上させてい
る。すなわち、冗長化レベル2に比較して、冗長化手法
により、一つの経路で障害が発生しても、ファイル再生
が可能となる。すなわち、前述の例では並列伝送中に一
つの経路のデータが送信されなくても、残り二つの経路
のデータでファイル再生が可能となるので、信頼性が更
に向上していることがわかる。
【0047】これらのファイル分割による並列伝送で
は、全セッションの先頭に、セッションを解読するため
のルールを記したセルを入れてある。そのセルは、特に
暗号化してあり、セッションが盗まれても解読できない
様にしてある。暗号化方法は、例えば、共有鍵方式であ
り、復号鍵は、別経路で送付しておく。その他の暗号化
方法を使用することも可能である。復元サーバ119で
セッションを復元し、ファイルに戻す時は、復元サーバ
119に最初にきたセッションの解読用セルを用いて、
以降に到着したセッションの復元が行われる。
【0048】次に、データ通信の速度、安定性等の向上
に関して、図3を用いて説明する。ファイルの送信時に
各セッションが経由するインターネット上の中継点であ
るftpプロキシーを設定した場合には、各セッション
は各セッション毎に予め設定されたftpプロキシー
(ユーザー定義変数)を向いており上流側からのセッシ
ョンを受け取ると“put”命令により、設定されたプ
ロキシー経由でサーバーに送信を行う。
【0049】図3において、(a)は、ftpプロキシ
ーを指定しない通常の通信を示し、(b)はftpプロ
キシーを指定する本発明の通信を示す。ここで、クライ
アント311は並列伝送ftpクライアント101(図
1)を、サーバ312は復元サーバ119(図1)を示
している。また、両者の間に配置された301〜307
はインターネット上のftpプロキシーであり、それぞ
れ太線又は細線でつながっている。ここで、太線は容量
の大きな回線(又は空いている回線、以下同じ)、細線
は容量の小さな回線(又は混雑している回線、以下同
じ)、点線は実際に通信に使用される回線を示す。通常
の通信(a)は、ftpプロキシーを指定しないため、
容量の大きい回線を利用するかどうかは不確かである。
図では、例えば、クライアント311から出力されたフ
ァイルは、306−305−303−301を経由して
サーバ312へ到着しているが、その経路はすべて細線
の容量が小さい回線である。その場合、大容量のファイ
ルを送信すると早く到達出来ず、また、輻輳などの影響
でファイルが届かない場合も起こり得る。しかし、予め
容量の大きな回線に接続しているftpプロキシーを経
由する様に指定(b)して、データを送信すると、必然
的に容量の大きな回線を通過することになり、大容量の
データを高速に送信することが可能となる。図では、例
えば、ftpプロキシーとして(304,306)ある
いは(303、307)を指定しておくと、クライアン
ト311−306−304−302−サーバ312(経
路1)や、クライアント311−307−303−サー
バ312(経路2)を通過することなり、大容量の回線
である306−304−302や307−303−31
2を通過させることが可能となる。本発明では、この
(b)の方式を採用しており、ftpプロキシーを指定
することで、大容量のデータを高速かつ安定的に送信す
ることが可能となっている。
【0050】なお、図3(b)の例において、予め容量
の小さな回線に接続しているftpプロキシーを経由し
ない様に指定して、データを送信すると、必然的に容量
の小さな回線を避けて通信することになる。例えば図3
で、305を通過しないように指定すれば、経路1又は
2を通過しやすくなる。すなわち、この場合にも、大容
量のデータを高速かつ安定的に送信することが可能とな
る。また、並列伝送でない場合でも、図3(b)のft
pプロキシーを指定する方法を用いれば、指定しない場
合に比較して、大容量のデータを高速かつ安定的に送信
することが可能となる。
【0051】ftpプロキシーの指定方法としては、フ
ァイル送信時に、希望のftpプロキシーのURL(U
niform Resource Locator)を
指定することで行う。その際、例えば、予め調査により
推奨URLを決定しておき、その情報をファイル送信時
に参照できるようにしておく。情報は、ファイル送信を
行う時間帯や時期、ファイル送信する場所に応じて、複
数の推奨URLを表示し、そこから選択し、入力できる
ようにしておく。
【0052】以上のような、並列伝送ftpクライアン
トでのセル冗長化、セッション構築、経路を明示的に指
定されたセッション107は、インターネット(ftp
プロキシー)を経由して、復元サーバ119内のftp
サーバ109へ到達する。ftpサーバ109は、受信
後直ちに、受信した(複数の並列伝送ftpクライアン
トから送信された)複数のセッション116を、送信元
の各並列伝送ftpクライアント毎に準備された受信フ
ォルダ部110へ振り分けて出力する。各受信フォルダ
部110は、直ちに、セッション116(−1〜n)
を、同一のファイルから生成されたセッション毎に振り
分けて復元部112へ出力する。
【0053】復元部112は、セッションの先頭にある
セッション解読方法に関する情報を利用して、直ちに、
元のファイルを復元する。その時点で、セルが不足して
いる場合やノイズ等の外乱の影響を受けている等の場合
は、セルの再送要求(“get”命令)を示すコントロ
ールファイル117を作成し、送信フォルダ部111に
出力する。また、ファイルが問題なく再生された場合に
は、ファイル送信無事終了のメッセージを示すコントロ
ールファイル117を作成し、送信フォルダ部111に
出力する。また、冗長化の為に、並列伝送ftpクライ
アント101からの送信が続いているにもかかわらず、
すでに到着したセッションで元のファイルの復元が完成
する場合がある。その時は、ファイル送信強制終了のメ
ッセージを示すコントロールファイル117を作成し、
送信フォルダ部111に出力する。
【0054】送信フォルダ部111は、コントロールフ
ァイル117を並列伝送ftpクライアント101に向
けて送信する。コントロールファイル117を受け取っ
た並列伝送ftpクライアント101は、受信スレッド
106を起動し、内容に応じて、ファイル再送信の実
行、送信終了確認の表示、ファイル送信強制終了の処理
をファイル分割部104へ伝達する。
【0055】復元部112は、必要に応じてセッション
107の再送信を受けて、最終的復元ファイル115を
完成し、復元フォルダ部113へ格納する。復元された
ファイル115は、復元サーバ119、あるいは、その
他のサーバや制御装置により、各種制御、計算、命令等
に用いられる。
【0056】以上のような、並列伝送ftpによるセル
の送信においては、動作は完全に自動化することが可能
となり、必要な設定及びその変更は、ソフトウエア上で
容易に行うことが可能となる。従って、メインテナンス
性が向上すると共に、ユーザーの要求に対して柔軟に対
応することが可能となる。そして、セル冗長化、セッシ
ョン構築、経路明示指定により、ファイルの送信におい
て、情報隠蔽性、改竄防止性、高信頼性等を確保するこ
とが可能となる。
【0057】また、ftpにより自ホストから相手ホス
トにファイルを送信する方法として上記述べた方法は、
通常のftpクライアントが一度にひとつのファイルの
送受信しか行えないのに対して、複数のftpセッショ
ンが並列に走ることとなる。従って、大容量の情報を高
速に送信することが出来る。そして、クライアント側の
都合でファイルの送信が可能であり、常時接続でなく、
ダイヤルアップでもファイル送信が可能等の利点があ
る。
【0058】本実施例において、データの送信の秘匿性
を高めるために、ファイル分割部104において、ファ
イル全体を暗号化し、それを復元部112でそれを復号
化することも可能である。その場合、共通鍵方式や公開
鍵方式があるが、復号用の共通鍵あるいは秘密鍵は、事
前に復元サーバ119へ郵送や別経路で送信しておくこ
とが可能であり、直前に別経路で送付しておくことも可
能である。別経路としては、専用線等がある。
【0059】また、本実施例において、ファイルの送信
に際し、予めファイルを圧縮する、あるいは、分割後に
圧縮する等により、送信するデータの容量を小さくする
ことも可能である。それにより、送信時間をより短縮で
きるので、信頼性を更に向上させることが可能である。
【0060】また、本実施例のファイル送信は、HTT
P(Hyper Text Transfer Pro
tocol)を使用しても、同様に実施することが可能
である。
【0061】(実施例2)本発明である遠隔監視ネット
ワーク管理システムの第二の実施の形態を、図を参照し
て説明する。なお、本実施例では発電プラント(現地
側)と遠隔監視側とによる遠隔監視ネットワーク管理シ
ステムを想定しているが、その他の遠隔監視が必要な全
ての製品や設備において適用が可能である。
【0062】図2は、本発明である遠隔監視ネットワー
ク管理システムの第二の実施の形態を示す構成図であ
る。遠隔監視部217、遠隔監視側プロバイダのAP2
07−1〜m、インターネット216、回線接続業者サ
ーバ205、現地側プロバイダのAP209−1〜nお
よび現地部218からなる。遠隔監視部217は、管理
マネージャ部201、遠隔監視センターネットワーク2
02、携帯電話一体型情報端末203、遠隔監視側接続
部204−1〜mを具備する。そして、遠隔監視側回線
206−1〜mあるいは無線によりインターネット21
6と接続されている。現地部218(発電プラント)と
インターネットとは、現地側回線210−1〜nにより
接続されている。現地部218は、現地側接続部211
−1〜n、現地ネットワーク212、代理エージェント
部213、代理エージェント記憶部214、機器215
−1〜kを具備する。また、専用線208により、遠隔
監視部217と接続されている。
【0063】図2を参照して、遠隔地にある発電プラン
ト等各種プラント・施設などに対応する現地部218に
おいて、代理エージェント部213は、定期的に各機器
215−1〜kの稼動状況に関連する情報等を収集し、
それらの情報を代理エージェント記憶部214に記憶し
ている。遠隔監視部217の管理マネージャ部201
は、代理エージェント記憶部214に記憶された情報
を、インターネット216経由で代理エージェント部2
13から受信し、現地部218の各機器215−1〜k
に関わる異常や障害の予兆及びその発生の有無をチェッ
クする。異常や障害発生等を出来るだけ早く把握し、早
期に対応できるようにするためである。また、現地部2
18で前記の異常事態が発生した場合には、代理エージ
ェント部213は、必要な情報を遠隔監視部217の管
理マネージャ部201あるいは携帯電話一体型情報端末
203へ向けて送信する。迅速な対応により、被害を最
小限に食い止めることを可能にするためである。情報の
送受信に関しては、通常インターネット216を使用す
る。また、インターネット216、遠隔監視側回線20
6−1〜mあるいは現地側回線210−1〜nでの通信
状態に対応して、代理エージェント部213が回線を流
れる情報の品質を制御し、また、必要に応じて他の回線
や専用線208を使用して通信の信頼性を維持する。代
理エージェント213のこの回線監視機能とデータ収集
及び保持機能とにより、遠隔監視に必須である通信にお
いて、異常や障害が発生しても適切な対応を取ることが
可能となり、遠隔監視ネットワークの信頼性を大きく向
上させることが可能となる。
【0064】次に、図2を詳細に説明する。まず、遠隔
監視部217について説明する。遠隔監視部217は、
各地にある発電プラント、プロセスプラント等の設備を
遠隔監視する施設であり、対象設備は複数の場合も可能
である。管理マネージャ部201は、遠隔地にある発電
プラント等の現地部218の現地ネットワーク212に
接続された代理エージェント部213に対して、各機器
215−1〜kの稼動状況に関連する情報を要求する。
要求は、定期的に行われるが、状況に応じて、臨時に情
報を要求することも可能である。そして、取得した情報
に基づき、異常や障害等の発生の有無、あるいは、その
予兆(機器の各種パラメータの正常値からの変動、通信
での回線品質の低下等)の有無をチェックする。そし
て、もし、それらが確認されれば、その異常や障害等の
種類に応じて然るべき処理を実行する。現地部218か
ら異常や障害等の発生による緊急の通報が入った場合
も、同様に対応する。
【0065】遠隔監視センターネットワーク202は、
他の管理マネージャ部(図示せず)や他の情報管理機器
(図示せず)、他のネットワーク等が、接続されてい
る。それらのお互いの通信や、インターネットを通して
他の現地部(図示せず)や他の機器等に接続するために
用いられる。
【0066】携帯電話一体型情報端末203は、無線通
信が可能な情報端末であり、i−モードやezWebタ
イプのインターネット通信が可能な携帯電話や、PHS
等である。現地部218において異常や障害等が発生し
た場合に、現地部218からの連絡を担当者ができるだ
け早い段階で受け取ることが出来、早期対応が可能とな
る。
【0067】遠隔監視側接続部204−1〜mは、遠隔
監視部217とインターネットとを接続するための接続
装置である。なお、遠隔監視側接続部204−m+1
は、インターネットではなく、現地部218に直接つな
がる専用線208への接続部である。
【0068】遠隔監視側回線206−1〜mは、遠隔監
視部217とインターネットとを接続する回線である。
【0069】次にインターネットによる通信に関連する
構成部ついて説明する。回線接続業者サーバ205は、
現地部218からの連絡を担当者が携帯電話一体型情報
端末203により受信する場合に経由するサーバであ
る。i−モードやezWebなどに用いられている、メ
ールサーバ、i−モードサーバ、HDML(Handh
eld Device Markup Languag
e)サーバ等である。
【0070】遠隔監視側プロバイダのAP207−1〜
mは、遠隔監視側接続部204−1〜mのアクセスポイ
ントである。遠隔監視部217は、そこを経由してイン
ターネットでの情報の授受を行う。
【0071】インターネット216は、インターネット
であり、インターネット上の回線を通じて各地と情報の
授受を行うことが出来る。情報は、様々な回線、ポイン
トを経由して、目的地まで送付される。一般的には経由
するポイントは指定しないため、回線は情報の送受信の
度に変わる。そして、場合によっては非常に通信速度の
遅い回線を経由することもある。
【0072】現地側プロバイダのAP209−1〜n
は、現地側接続部211−1〜nのアクセスポイントで
ある。現地部218は、そこを経由してインターネット
での情報の授受を行う。
【0073】現地側回線210−1〜nは、インターネ
ットと現地部218とを接続する回線である。
【0074】次に、現地部218について説明する。現
地側接続部211−1〜nは、現地部218とインター
ネットを接続するための接続装置である。なお、現地側
接続部211−n+1は、インターネットではなく、遠
隔監視センター部217に直接つながる専用線208へ
の接続部である。
【0075】現地ネットワーク212は、現地部218
内で、代理エージェント部213や各機器215−1〜
kを結ぶネットワークであり、情報の送受信が行われ
る。その他に、他の情報機器端末(図示せず)や他のネ
ットワーク(図示せず)等が、接続されている場合もあ
る。それらのお互いの通信や、インターネットを通して
他の現地部(図示せず)や他の機器等に接続するために
用いられる。
【0076】代理エージェント部213は、現地部21
8において、各機器215−1〜kの稼動状況に関する
情報を定期的、あるいは、臨時的に収集する。そして、
それらの情報のチェックや各機器215−1〜kからの
通報により、異常や障害の発生の有無をチェックする。
また、それらの情報を代理エージェント記憶部214に
保存しておき、遠隔監視部217からの要求により、そ
れらを送信する。もし、各機器215−1〜kにおい
て、異常や障害等の発生が確認されれば、その旨、遠隔
監視部217へ送信する。そして、遠隔監視部217の
指示により、異常や障害に対する処置を行う。また、代
理エージェント部213は、遠隔監視部217とのイン
ターネット216を介した通信における回線(現地ネッ
トワーク212、現地側回線210−1〜n、インター
ネット216、遠隔監視側回線206−1〜m等)の状
況に関する情報を取得する。そして、状況に応じて回線
品質を制御する他、回線の変更、専用線208への切替
え等を行う。
【0077】代理エージェント記憶部214は、代理エ
ージェント部213が収集した、各機器215−1〜k
の稼動状況に関する情報や現地部218と遠隔監視部2
17とを結ぶインターネット216およびその周辺の回
線の状況に関する情報を保持している。
【0078】各機器215−1〜kは、例えば、発電プ
ラントにおいては、燃料関連施設における各種設備、ボ
イラ関連施設における各種設備、タービン関連施設にお
ける各種設備、発電機関連施設における各種設備、送電
に関わる各種設備、各種ユーティリティ設備、各種プロ
セス制御設備、等の各種設備本体、制御機器、周辺機器
等である。そして、代理エージェント部213、あるい
は、遠隔監視部217からの要求に応答して、機器内の
情報を出力する。
【0079】次に、本発明である遠隔監視ネットワーク
管理システムの動作について、図2を参照して説明す
る。まず、通常の遠隔監視動作について、説明する。現
地部218においては、代理エージェント部213は、
定期的に各機器215−1〜kに稼動状況に関連する情
報を問合せる。各機器215−1〜kは、それに応答し
て、予め設定された情報項目に関して、代理エージェン
ト部213へ出力する。各機器215−1〜kが、定期
的に自発的に情報を代理エージェント部213へ出力す
ることも可能である。問合せる内容は、予め設定された
機器215−1〜k自身の動作関連の情報、機器が管理
するプロセスの情報等である。また、機器215の状況
に応じて代理エージェント部213が判断した場合や、
管理マネージャ部201の要求により、適宜必要な情報
の取得を行うことも可能である。
【0080】代理エージェント部213は、取得した情
報を、代理エージェント記憶部214に蓄積する。蓄積
された情報は、代理エージェント部213あるいは管理
マネージャ201の要求により、何時でも引き出せるよ
うになっている。また、情報として、その他に、遠隔監
視部217と現地部218との通信を行うインターネッ
ト216及びその周辺の回線の状況についても、代理エ
ージェント部213が、定期的に、調査し、異常や障害
の発生、あるいはその予兆の有無をチェックしている。
チェック項目は、必要に応じて、追加あるいは削除可能
である。
【0081】管理マネージャ部201は、定期的に代理
エージェント部213に、インターネット部218を介
して情報の問い合わせを行う。問い合わせ内容は、各機
器215−1〜kの状況、現地ネットワーク212の状
況等である。必要に応じて、遠隔監視部217と現地部
218との通信を行うインターネット216及びその周
辺の回線の状況などの他の情報の要求を行う。また、情
報が必要な状況が発生した場合には、適宜要求を出す。
【0082】代理エージェント部213は、管理マネー
ジャ部201からの要求に応答して、必要な情報を代理
エージェント記憶部214から取り出し、あるいは、各
機器215−1〜kから再度情報を取り出す。そして、
管理マネージャ部201へ、要求された情報を送信す
る。
【0083】情報の通信に関しては、代理エージェント
部213は、事前の遠隔監視部217と現地部218と
の通信を行うインターネット216及びその周辺の回線
チェックの結果に基づき、最適経路を選択する。そし
て、回線の混雑具合や回線の障害の予兆の有無等を判断
し、状況に応じて回線の切替や回線を流れる情報の品質
の縮小等の処置を行う。すなわち、各機器215−1〜
k、現地ネットワーク212、現地側接続部211−1
〜n、現地側回線210−1〜n、現地側プロバイダA
P209−1〜n、インターネット216、センター側
プロバイダAP207−1〜m、遠隔監視側回線206
−1〜m、遠隔監視側接続部204−1〜mを適切に制
御、選択する。例えば、通信回線の容量が大きく(ある
いは空いていて)、情報を大量に送受信できる場合に
は、大容量の情報を通信する。逆に、回線容量が小さく
(あるいは混雑していて)、情報を大量に送受信できな
い場合には、情報を間引く、あるいは、プライオリティ
の高い順に情報を送受信する、等である。なお、情報の
間引き、プライオリティ付けは、代理エージェント部2
13が行う。また、状況により、通信回線の変更や専用
線208への切替え等の処理を行う。
【0084】管理マネージャ部201は、情報の問い合
わせの回答を受け取り、プロセス、各機器の稼動状況の
チェック、異常や障害に関するチェックなど内容を検討
し、検討結果に基づき必要な処理を行う。そして、回答
に対して情報を返信する。返信する情報の内容は、代理
エージェント213との通信における受信状態の報告、
あるいは、通信速度の変更、送信情報の減縮、回線の変
更、通信停止等の命令や各種連絡事項、各種機器215
−1〜kへの情報要求や通信停止等の各種命令や連絡事
項等である。
【0085】以上の動作により、現地部218において
常に各種機器215−1〜kの稼動状況および遠隔監視
部217とのインターネット216を介した通信におけ
る回線の状況を把握しているので、通信障害の発生の予
兆を早期に把握でき、それに応じて事前に対策(回線切
替、通信品質の縮小等)が行えるため、完全にサービス
が停止してしまう致命的障害を減らすことが出来る。従
って、常に最適な通信を行うことができ、遠隔監視部2
17は現地部218の監視を常時良好な状態で行うこと
が可能である。
【0086】次に、異常や障害が発生した場合につい
て、説明する。代理エージェント部213が、ある機器
215に異常や障害の発生の予兆を発見した場合、管理
マネージャ部1および携帯電話一体型情報端末203
(iモード、ezWebのようなインターネットを利用
した端末を利用)へ連絡し、情報の送信により状況を伝
達する。それと共に状況に応じて、情報取得周期を短く
して情報を詳細に取得し、代理マネージャ記憶部214
に記憶し、機器215の状態の異常や障害の発生の状況
を的確に把握出来るようにする。また、発生した状況に
より、代理エージェント部213が異常や障害の進行を
抑える、あるいは発生を抑えるため然るべき処理を実行
するように、予め設定することも可能である。
【0087】携帯電話一体型情報端末203により、異
常や障害発生の連絡を受けた担当者は、受信した情報に
基づいて、状況を判断する。そして、携帯電話一体型情
報端末203を用いて、然るべき処置をとる。例えば、
状況の悪化を抑制するための応急処置の命令内容が予め
設定された複数の種類のコマンドが用意されており、そ
の中から適切なコマンドを選択し、代理エージェント部
213へ発信する。あるいは、他の必要な情報の要求を
代理エージェント部213に行うことや、管理マネージ
ャ部201に対して、必要な対応を指示することなどで
ある。また、まず管理マネージャ部201へ連絡し、そ
こから必要な指示を出す様にすることも可能である。携
帯電話一体型情報端末3による連絡を1人あるいは複数
の関係者へ連絡できるようにする。それにより、24時
間いつでも異常や障害の発生に対応することが出来、早
期の対応で被害を最小限に収めることが出来る。
【0088】また、管理マネージャ部201では、異常
や障害発生の連絡を受けて、情報収集による状況確認
や、応急処置、可能ならば恒久的処置等について決定
し、代理エージェント部213へ送信する。送信は、通
常インターネット216を利用するが、緊急性に応じ
て、信頼性が高く回線の速度の速い専用線208を使用
することも可能である。その際、携帯電話一体型情報端
末203の担当者と連携を取りながら行う。それと共
に、現地部218へ向かう必要性や、予想される故障の
状態、必要と考えられる補修部品等について準備等を行
う。
【0089】代理エージェント部213は、管理マネー
ジャ部1および携帯電話一体型情報端末203の指示に
従って、異常や障害の発生に対処する。その間にも、機
器の記録を取得し、代理エージェント記憶部214へ記
憶しつづける。また、必要に応じて、管理マネージャ部
201との通信について、専用線208への変更を行
う。それにより、もし、障害により完全に回線が遮断し
た、あるいは、しそうな場合にも、接続を維持すること
が出来る。
【0090】以上の働きで、回線の品質を一定水準以上
に確保し、通信の安定性、信頼性を保つことにより、管
理マネージャ部201との正確な情報交換が可能とな
る。従って、遠隔監視ネットワークを有効に管理するこ
とが可能となる。また、万が一障害が発生しても、迅速
な対応及び情報収集がなされているので、その対策や補
修部品などを正確に準備でき、現地での復旧作業を短縮
することが可能である。そして、iモード、ezWeb
等の携帯電話一体型情報端末203を利用することによ
り、特殊な通信機器やコンピューター端末などの設備を
設けることなく、現地の状況を的確に知ることが出来、
早期対応により、被害を最小限に抑えることが可能であ
る。更に、障害時を含む前後の情報が代理エージェント
記憶部214に記憶されており、その情報により根本原
因を究明することが可能である。従って、再発防止の役
立てることが出来る。
【0091】(実施例3)本発明の遠隔監視ネットワー
ク管理システムにおける第三の実施の形態は、実施例2
における遠隔監視ネットワーク管理システムにおける現
地部218と遠隔監視部217との情報の伝達を、実施
例1の通信システムを用いて実行するというものであ
る。本発明は、遠隔監視が必要な全ての製品や設備にお
いて適用が可能である。
【0092】本実施例の実施の形態における各部の構成
は、図1および図2に示す通りである。図1における並
列伝送ftpクライアント101及び復元サーバ119
は、図2における代理エージェント部213及び管理マ
ネージャ部201それぞれに属するクライアント及びサ
ーバである。
【0093】実施例3での図1及び図2における、それ
以外の各構成の名称及び機能は、実施例1及び実施例2
と同様なので、説明を省略する。
【0094】次に、本発明である遠隔監視ネットワーク
管理システムの動作について、図2を参照して説明す
る。まず、通常の遠隔監視動作について、説明する。現
地部218においては、代理エージェント部213は、
定期的に各機器215−1〜kに設備稼動状況に関連す
る情報を問合せ、収集した情報を代理エージェント記憶
部214に蓄積する。各機器215−1〜kが、定期的
に自発的に情報を代理エージェント部213へ出力する
ことも可能である。また、必要に応じて、適宜必要な情
報の取得を行うことも可能である。
【0095】管理マネージャ部201は、定期的に、あ
るいは、必要に応じて、代理エージェント部213に、
インターネット部218を介して情報の問い合わせを行
い、代理エージェント部213は、それに応答して、必
要な情報を代理エージェント記憶部214、あるいは、
各機器215−1〜kから取り出し、管理マネージャ部
201へ送信する。
【0096】情報の通信に関しては、代理エージェント
部213は、実施例1の通信システムを用い、代理エー
ジェント部213内の並列伝送ftpクライアント10
1−遠隔監視部217の復元サーバ119間の通信を行
う。通信方法は、実施例1と同様なので、説明は省略す
る。なお、通信に際して、代理エージェント部213
は、インターネット216及びその周辺の回線の品質を
事前にチェックすることが可能である。それにより、回
線品質を把握でき、どの接続部、どの回線を経由するの
が望ましいかを判断できるので、実施例1の通信方法を
実施する際のftpプロキシーを指定する場合に利用す
ることが可能である。また、回線の混雑が激しい等によ
り、回線容量が大きく取れず、情報を大量に送受信でき
ない場合には、情報を間引く、あるいは、プライオリテ
ィの高い順に情報を送受信する、等である。なお、情報
の間引き、プライオリティ付けは、代理エージェント部
213が行う。また、状況により、通信回線の変更、専
用線208等への切替え等の処理を行う。
【0097】以上の動作により、現地部218において
常に最適な通信を行うことができ、遠隔監視部217は
現地部218の監視を常に良好な状態で行うことが可能
である。加えて、通信障害の発生の予兆を早期に把握で
き、それに応じて事前に対策(回線切替、通信品質の縮
小等)が行えるため、完全にサービスが停止してしまう
致命的障害を減らすことが出来る。
【0098】次に、異常や障害が発生した場合につい
て、説明する。代理エージェント部213が、ある機器
やネットワークの回線等に異常や障害の発生の予兆を発
見した場合、管理マネージャ部1および携帯電話一体型
情報端末203へ連絡し、情報の送信により状況を伝達
する。実施例1の通信システムを用いるので、異常に関
連するデータを含む大容量のファイルが正確かつ高速に
送信できる。代理エージェント部213は、それと共に
状況に応じて、情報取得周期を短くして情報を詳細に取
得し、代理エージェント記憶部214に記憶し、機器状
態の異常や障害の発生の状況を的確に把握出来るように
する。これらの大容量のデータを含むファイルを、実施
例1の通信システムで高速かつ高い信頼性で、管理マネ
ージャ部201へ送信する事が出来る。また、代理エー
ジェント部213が異常や障害の進行を抑えるため然る
べき処理を実行しするように設定することも可能であ
る。
【0099】携帯電話一体型情報端末203により、異
常や障害発生の連絡を受けた担当者は、受信した情報に
基づいて、状況を判断する。そして、携帯電話一体型情
報端末203を用いて、然るべき処置をとる。携帯電話
一体型情報端末3による連絡を受けることにより、24
時間いつでも異常や障害の発生に対応することが出来、
早期の対応で被害を最小限に収めることが出来る。
【0100】また、管理マネージャ部201では、異常
や障害発生の連絡を受けて、情報収集による状況確認
や、応急処置、可能ならば恒久的処置等について、決定
し代理エージェント部213へ送信する。送信は、通常
インターネット216を利用するが、緊急性に応じて、
信頼性が高く回線の速度の速い専用線208を使用する
ことも可能である。それと共に、現地部218へ向かう
必要性や、予想される故障の状態、必要と考えられる補
修部品等について準備等を行う。
【0101】代理エージェント部213は、管理マネー
ジャ部1および携帯電話一体型情報端末203の指示に
従って、異常や障害の発生に対処する。その間にも、機
器の記録を取得し、代理エージェント記憶部214へ記
憶しつづける。
【0102】以上の働きで、回線の品質を一定水準以上
に確保し、管理マネージャ部201との正確な情報交換
が可能となる。また、万が一障害が発生しても、迅速な
対応により、現地での復旧作業を短縮することが可能で
ある。そして、携帯電話一体型情報端末203により、
現地の状況を的確に知ることが出来、早期対応により、
被害を最小限に抑えることが可能である。更に、障害時
を含む前後の情報が代理エージェント記憶部214に記
憶されており、その情報により根本原因を究明すること
が可能である。従って、再発防止の役立てることが出来
る。
【0103】
【発明の効果】本発明の遠隔監視ネットワーク管理シス
テムにより、送信速度が速く、高い情報隠蔽性、改竄防
止性、信頼性、メインテナンス性を持った通信を行うこ
とが可能である。
【0104】また、本発明の遠隔監視ネットワーク管理
システムにより、現地側の代理エージェントが通常、各
機器の情報収集を行い、障害の発生に対応して、代理エ
ージェントが引き続き各機器の情報収集を行い、迅速な
対応と、障害発生の根本的な要因を究明することができ
る。
【0105】また、本発明の遠隔監視ネットワーク管理
システムにより、現地側の代理エージェントが通常、ネ
ットワークトラフィック、接続機器の稼動状況を調べる
ことにより、ネットワーク障害を予測し、それに対応し
て通信サービスの内容を変化させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である遠隔監視ネットワーク管理システ
ムで用いられる通信システムの実施の一形態を示す構成
図である。
【図2】本発明である遠隔監視ネットワーク管理システ
ムの実施の一形態を示す構成図である。
【図3】(a)ftpプロキシーを指定しない場合のイ
ンターネットでの送信経路を示す図である。(b)ft
pプロキシーを指定する場合のインターネットでの送信
経路を示す図である。
【図4】従来の通信システムにおけるファイルの送信形
態を示す図である。
【図5】本発明である遠隔監視ネットワーク管理システ
ムで用いられる通信システムの冗長化レベル別のセッシ
ョン構築ルールを記した表である。
【符号の説明】
101 並列伝送ftpクライアント 102 上位アプリケーション部 103 転送フォルダ部 104 ファイル分割部 105−1〜10 ftpスレッド1〜10 106 受信スレッド 107−1〜10 セッション1〜10 108−1〜10 ftpプロキシー1〜10 109 Ftpサーバ 110 受信フォルダ部 111 送信フォルダ部 112 復元部 113 復元フォルダ部 114 (送信)ファイル 115 (復元)ファイル 116−1〜n 全セッション 117 コントロールファイル 118 インターネット 119 復元サーバ 201 管理マネージャ部 202 遠隔監視センターネットワーク 203 携帯電話一体型情報端末 204−1〜m+1 遠隔監視側接続部 205 回線接続業者サーバ 206−1〜m 遠隔監視側回線 207−1〜m 遠隔監視側プロバイダのAP
(Access Point) 208 専用線 209−1〜n 遠隔監視側プロバイダのAP 210−1〜n 現地側回線 211−1〜n+1 現地側接続部 212 現地側ネットワーク 213 代理エージェント部 214 代理エージェント記憶部 215−1〜k 機器 216 インターネット 217 遠隔監視部 218 現地部 301 ftpプロキシー 302 ftpプロキシー 303 ftpプロキシー 304 ftpプロキシー 305 ftpプロキシー 306 ftpプロキシー 307 ftpプロキシー 311 クライアント 312 サーバ 401 ftpクライアント 402 データ収集部 403 (送信)ファイル 404 (分割)ファイル 405 一括送信 406 分割送信 407 (分割送信)ファイル 408 (復元)ファイル 409 表示部 410 ftpサーバ 411 インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/00 301 H04L 13/00 313 Fターム(参考) 5B089 GA21 GB08 HA10 JA32 JA35 KA05 KA12 KC48 KG03 KG04 KG05 KG08 ME01 5K030 GA12 HB06 JA10 LB06 MA01 MB01 MC09 5K035 AA01 AA03 BB02 CC05 CC08 CC10 DD01 EE01 FF01 GG13 JJ01 LL17 MM03 MM07 5K101 KK13 LL01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネット上の複数の中継点の情報に
    基づいて、前記複数の中継点の少なくとも一つを指定し
    てインターネットでファイルを送信する送信情報端末
    と、 前記ファイルを受信する受信情報端末と、 を具備する、 通信システム。
  2. 【請求項2】ファイルを予め設定した大きさのセルに分
    割し、前記セルを予め設定したルールに基づいて複数の
    セッションに再構成し、前記複数のセッションを並列に
    送信する送信情報端末と、 前記セッションを受信し、前記ルールに基づいて前記フ
    ァイルを復元する受信情報端末と、 を具備する、 通信システム。
  3. 【請求項3】前記セッションを再構成する前記ルール
    は、前記セルをランダムに各セッションに割り当てる、
    又は、全てのセッションが無くても全セルを復元できる
    ようにセルを冗長化して各セッションに割り当てるよう
    にセッションを構築する、請求項2に記載の通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】ネットワークに接続され、前記ネットワー
    クに接続されている複数の機器から情報を取得する代理
    エージェント部と、 インターネットを通じて前記代理エージェント部から取
    得する前記情報に基づいて前記機器を管理する管理マネ
    ージャ部と、 を具備する、 遠隔監視ネットワーク管理システム。
  5. 【請求項5】前記代理エージェント部は、通信回線の監
    視に基づいて障害の発生の予兆の検出を行い、前記検出
    の結果に基づいて、前記障害の発生の影響を抑える対応
    を行い、障害が発生した場合には、前記管理マネージャ
    部及び携帯電話一体型情報端末に連絡し、前記障害の影
    響を抑える対応を行う、 請求項4に記載の遠隔監視ネットワーク管理システム。
  6. 【請求項6】前記代理エージェント部と前記管理マネー
    ジャ部との情報の送受信において、 送信側が、インターネット上の複数の中継点の情報に基
    づいて、前記複数の中継点の少なくとも一つを指定して
    インターネットでファイルを送信し、 受信側が、前記ファイルを受信する、 請求項4又は5に記載の遠隔監視ネットワーク管理シス
    テム。
  7. 【請求項7】前記代理エージェント部と前記管理マネー
    ジャ部との情報の送受信において、 送信側が、ファイルを予め設定した大きさのセルに分割
    し、前記セルを予め設定したルール基づいて複数のセッ
    ションに再構成し、前記複数のセッションを並列に送信
    し、 受信側が、前記セッションを受信し、前記ルールに基づ
    いて前記ファイルを復元する、 請求項4又は5に記載の遠隔監視ネットワーク管理シス
    テム。
  8. 【請求項8】前記セッションを再構成する前記ルール
    は、前記セルをランダムに各セッションに割り当てる、
    又は、全てのセッションが無くても全セルを復元できる
    ようにセルを冗長化して各セッションに割り当てるよう
    にセッションを構築する、 請求項7に記載の遠隔監視ネットワーク管理システム。
  9. 【請求項9】ファイルを予め設定した大きさのセルに分
    割するステップと、 前記セルをセッション構築ルールに基づいて複数のセッ
    ションに再構成するステップと、 インターネット上の中継点を指定するステップと、 前記複数のセッションをインターネットで前記中継点を
    指定して目的地へ向けて並列に送信するステップと、 前記セッションを受信し、前記セッション構築ルールに
    基づいて前記ファイルを復元するステップと、 を具備し、 前記セッション構築ルールは、前記セルをランダムに各
    セッションに割り当てる、又は、全てのセッションが無
    くても全セルを復元できるようにセルを冗長化して各セ
    ッションに割り当てるようにセッションを構築する、 通信方法。
  10. 【請求項10】ネットワークに接続している複数の機器
    から情報を取得するステップと、 インターネットを通じて前記情報を取得するステップ
    と、 を具備する、 遠隔監視ネットワーク管理方法。
  11. 【請求項11】通信回線の監視に基づいて障害の発生の
    予兆の検出を行うステップと、 前記検出の結果に基づいて、前記障害の発生の影響を抑
    える対応を行うステップと、 障害が発生した場合には、関係者に連絡し、前記障害の
    影響を抑える対応を行ステップと、 を具備する、請求項10に記載の遠隔監視ネットワーク
    管理方法。
  12. 【請求項12】請求項9乃至11のいずれか一項に記載
    の方法を実行するためのプログラム。
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