JP2002217632A - アンテナ反射鏡マウント - Google Patents
アンテナ反射鏡マウントInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡素化された構造を有するアンテナ反射鏡マ
ウントを提供することを課題とする。 【解決手段】 円筒状を呈するAZ回転構造部本体11
は、このAZ回転構造部本体11の中心がAZ軸と略一
致する位置に設置され、EL回転構造部2はAZ回転構
造部本体11の横側に配置されたEL回転構造部本体2
1を有し、EL回転構造部本体21の下端にアンテナ反
射鏡4の重量に対するカウンターウェイト27が固定さ
れる。アンテナ反射鏡4による電波の送信および/また
は受信を行なう電波送受信室6は、EL回転構造部本体
21の横側に設けられる。
ウントを提供することを課題とする。 【解決手段】 円筒状を呈するAZ回転構造部本体11
は、このAZ回転構造部本体11の中心がAZ軸と略一
致する位置に設置され、EL回転構造部2はAZ回転構
造部本体11の横側に配置されたEL回転構造部本体2
1を有し、EL回転構造部本体21の下端にアンテナ反
射鏡4の重量に対するカウンターウェイト27が固定さ
れる。アンテナ反射鏡4による電波の送信および/また
は受信を行なう電波送受信室6は、EL回転構造部本体
21の横側に設けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ反射鏡マ
ウントに関し、詳しくは構造が簡素化されたアンテナ反
射鏡マウントに関するものである。
ウントに関し、詳しくは構造が簡素化されたアンテナ反
射鏡マウントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンテナ反射鏡をAZ軸、EL軸の回り
に回転させる他、天頂付近を通過する衛星の高速追跡を
一層容易にするために、EL軸に直交するクロスEL軸
の回りにも回転させる三軸回転型のアンテナ反射鏡マウ
ントが例えば実開昭64−51309号公報により公知
である。図5は、かかる三回転軸型アンテナ反射鏡マウ
ントの従来の概略正面図であり、図6は図5側面図であ
る。
に回転させる他、天頂付近を通過する衛星の高速追跡を
一層容易にするために、EL軸に直交するクロスEL軸
の回りにも回転させる三軸回転型のアンテナ反射鏡マウ
ントが例えば実開昭64−51309号公報により公知
である。図5は、かかる三回転軸型アンテナ反射鏡マウ
ントの従来の概略正面図であり、図6は図5側面図であ
る。
【0003】図5〜図6において、1はAZ回転構造
部、2はEL回転構造部、3はクロスEL回転構造部、
4はアンテナ反射鏡、5は架台であり、またA、B、C
は、それぞれAZ軸、EL軸、クロスEL軸である。A
Z回転構造部1は、AZ回転構造部本体11、モータ1
2、小歯車13、および大歯車14から構成されてい
る。EL回転構造部2は、EL回転構造部本体21、モ
ータ22、小歯車23、大歯車24、シャフト25、E
L軸受26、およびカウンターウェイト27から構成さ
れている。クロスEL回転構造部3は、ジャッキ31、
シャフト32、およびクロスEL軸受33から構成され
ている。シャフト25およびシャフト32の各中心は、
それぞれEL軸BおよびクロスEL軸Cとなっている。
部、2はEL回転構造部、3はクロスEL回転構造部、
4はアンテナ反射鏡、5は架台であり、またA、B、C
は、それぞれAZ軸、EL軸、クロスEL軸である。A
Z回転構造部1は、AZ回転構造部本体11、モータ1
2、小歯車13、および大歯車14から構成されてい
る。EL回転構造部2は、EL回転構造部本体21、モ
ータ22、小歯車23、大歯車24、シャフト25、E
L軸受26、およびカウンターウェイト27から構成さ
れている。クロスEL回転構造部3は、ジャッキ31、
シャフト32、およびクロスEL軸受33から構成され
ている。シャフト25およびシャフト32の各中心は、
それぞれEL軸BおよびクロスEL軸Cとなっている。
【0004】後記の実施の形態1において詳述する通
り、アンテナ反射鏡4は、AZ回転構造部1によりAZ
軸Aの回りに、EL回転構造部2によりEL軸Bの回り
に、さらにクロスEL回転構造部3によりクロスEL軸
Cの回りに、それぞれ回転させられる。
り、アンテナ反射鏡4は、AZ回転構造部1によりAZ
軸Aの回りに、EL回転構造部2によりEL軸Bの回り
に、さらにクロスEL回転構造部3によりクロスEL軸
Cの回りに、それぞれ回転させられる。
【0005】シャフト25の一方の側にはアンテナ反射
鏡4とクロスEL回転構造部3とが存在し、その他方の
側にはEL回転構造部2の大部分が存在する。したがっ
てアンテナ反射鏡4がEL軸Bの回りに回転する際に
は、シャフト25とEL軸受26に上記双方の重量がか
かる。このために、アンテナ反射鏡4のEL軸Bの回り
の回転を円滑にすることを目的として上記双方の重量が
略等しくなるようにEL回転構造部本体21の下端にカ
ウンターウェイト27が設けられる。
鏡4とクロスEL回転構造部3とが存在し、その他方の
側にはEL回転構造部2の大部分が存在する。したがっ
てアンテナ反射鏡4がEL軸Bの回りに回転する際に
は、シャフト25とEL軸受26に上記双方の重量がか
かる。このために、アンテナ反射鏡4のEL軸Bの回り
の回転を円滑にすることを目的として上記双方の重量が
略等しくなるようにEL回転構造部本体21の下端にカ
ウンターウェイト27が設けられる。
【0006】ところで従来のEL回転構造部本体21
は、通常、アンテナ反射鏡4による電波の送信および/
または受信を行なう電波送受信室を内蔵しており、ある
いはEL回転構造部本体21の大部分は実質的に上記の
電波送受信室自体となっている。また上記電波送受信室
は、種々の電気電子機器を収容すると共に高重量のカウ
ンターウェイト27が固定された状態でEL軸Bの回り
に回転させられるので、収容した電気電子機器の重量に
加えてカウンターウェイト27を保持するために十分な
機械的強度が要求され、結果的に電波送受信室あるいは
EL回転構造部構造部本体21は、高重量で且つかなり
大きな構造物となっている。
は、通常、アンテナ反射鏡4による電波の送信および/
または受信を行なう電波送受信室を内蔵しており、ある
いはEL回転構造部本体21の大部分は実質的に上記の
電波送受信室自体となっている。また上記電波送受信室
は、種々の電気電子機器を収容すると共に高重量のカウ
ンターウェイト27が固定された状態でEL軸Bの回り
に回転させられるので、収容した電気電子機器の重量に
加えてカウンターウェイト27を保持するために十分な
機械的強度が要求され、結果的に電波送受信室あるいは
EL回転構造部構造部本体21は、高重量で且つかなり
大きな構造物となっている。
【0007】AZ回転構造部1も、上記した高重量の大
きなEL回転構造部本体21を支持するために、そのA
Z回転構造部本体11は、U字構造を呈していてEL回
転構造部本体21を両側から支持する構造に加えて、A
Z回転構造部本体11のU字を形成する両縦壁のサイズ
も大きいので、従来のアンテナ反射鏡マウントは、嵩高
で且つ複雑な構造を呈する問題があった。
きなEL回転構造部本体21を支持するために、そのA
Z回転構造部本体11は、U字構造を呈していてEL回
転構造部本体21を両側から支持する構造に加えて、A
Z回転構造部本体11のU字を形成する両縦壁のサイズ
も大きいので、従来のアンテナ反射鏡マウントは、嵩高
で且つ複雑な構造を呈する問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術における問題に鑑みて、簡素化された構造を有す
るアンテナ反射鏡マウントを提供することを課題とする
ものである。
来技術における問題に鑑みて、簡素化された構造を有す
るアンテナ反射鏡マウントを提供することを課題とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ反射鏡
マウントは、(1)アンテナ反射鏡をEL軸の周りに回
転させるEL回転構造部、および上記EL軸が貫通する
AZ回転構造部本体を有すると共に上記アンテナ反射鏡
と上記EL回転構造部とをAZ軸の周りに回転させるA
Z回転構造部から構成されたアンテナ反射鏡マウントに
おいて、上記AZ回転構造部本体は筒状であってこのA
Z回転構造部本体の中心が上記AZ軸と略一致する位置
に設置され、上記EL回転構造部は上記AZ回転構造部
本体の横側に配置されたEL回転構造部本体を有するも
のである。 (2)上記(1)において、EL回転構造部は、アンテ
ナ反射鏡の重量に対するカウンターウェイトを有するも
のである。 (3)上記(1)または(2)において、アンテナ反射
鏡をEL軸と直交するクロスEL軸の周りに回転させる
クロスEL回転構造部を上記アンテナ反射鏡とEL回転
構造部本体との間に有し、カウンターウェイトは、上記
アンテナ反射鏡と上記クロスEL回転構造部との合計重
量に対するものである。 (4)上記(2)または(3)において、カウンターウ
ェイトは、EL回転構造部本体の下端に設けられたもの
である。 (5)上記(2)〜(4)のいずれか一項において、E
L回転構造部本体は、AZ回転構造部本体の両横側に設
けられ、且つカウンターウェイトは、EL回転構造部本
体の片端または両端に設けられたものである。 (6)上記(1)〜(5)のいずれか一項において、ア
ンテナ反射鏡による電波の送信および/または受信を行
なう電波送受信室をEL回転構造部本体の横側に設けた
ものである。
マウントは、(1)アンテナ反射鏡をEL軸の周りに回
転させるEL回転構造部、および上記EL軸が貫通する
AZ回転構造部本体を有すると共に上記アンテナ反射鏡
と上記EL回転構造部とをAZ軸の周りに回転させるA
Z回転構造部から構成されたアンテナ反射鏡マウントに
おいて、上記AZ回転構造部本体は筒状であってこのA
Z回転構造部本体の中心が上記AZ軸と略一致する位置
に設置され、上記EL回転構造部は上記AZ回転構造部
本体の横側に配置されたEL回転構造部本体を有するも
のである。 (2)上記(1)において、EL回転構造部は、アンテ
ナ反射鏡の重量に対するカウンターウェイトを有するも
のである。 (3)上記(1)または(2)において、アンテナ反射
鏡をEL軸と直交するクロスEL軸の周りに回転させる
クロスEL回転構造部を上記アンテナ反射鏡とEL回転
構造部本体との間に有し、カウンターウェイトは、上記
アンテナ反射鏡と上記クロスEL回転構造部との合計重
量に対するものである。 (4)上記(2)または(3)において、カウンターウ
ェイトは、EL回転構造部本体の下端に設けられたもの
である。 (5)上記(2)〜(4)のいずれか一項において、E
L回転構造部本体は、AZ回転構造部本体の両横側に設
けられ、且つカウンターウェイトは、EL回転構造部本
体の片端または両端に設けられたものである。 (6)上記(1)〜(5)のいずれか一項において、ア
ンテナ反射鏡による電波の送信および/または受信を行
なう電波送受信室をEL回転構造部本体の横側に設けた
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図2は、本
発明におけるアンテナ反射鏡マウントの実施の形態1を
説明するものであって、図1はアンテナ反射鏡マウント
の概略正面図であり、図2は図1の側面図である。図1
〜図2において、1はAZ回転構造部、2はEL回転構
造部、3はクロスEL回転構造部、4はアンテナ反射
鏡、5は架台、6は電波送受信室であり、またA、B、
Cは、それぞれAZ軸、EL軸、およびクロスEL軸で
ある。
発明におけるアンテナ反射鏡マウントの実施の形態1を
説明するものであって、図1はアンテナ反射鏡マウント
の概略正面図であり、図2は図1の側面図である。図1
〜図2において、1はAZ回転構造部、2はEL回転構
造部、3はクロスEL回転構造部、4はアンテナ反射
鏡、5は架台、6は電波送受信室であり、またA、B、
Cは、それぞれAZ軸、EL軸、およびクロスEL軸で
ある。
【0011】AZ回転構造部1は、AZ回転構造部本体
11、モータ12、小歯車13、大歯車14、および大
歯車14とAZ回転構造部本体11との間に配置された
支持板15から構成されている。大歯車14とAZ回転
構造部本体11とは、架台5のテーブル51上にAZ軸
Aの回りに回転自在に取付けられている。大歯車14
は、旋回軸受としても機能する。AZ回転構造部本体1
1は、円筒状を呈し且つAZ軸Aと一致する位置に設置
されている。モータ12は、支持板15上に固定されて
おり、その回転シャフトは支持板15を貫通して小歯車
13に接続され、小歯車13は大歯車14と噛み合わさ
れている。しかしてモータ12の駆動力は、小歯車13
から大歯車14に、さらにAZ回転構造部本体11に伝
達されて、AZ回転構造部本体11をAZ軸Aの回りに
回転させる。
11、モータ12、小歯車13、大歯車14、および大
歯車14とAZ回転構造部本体11との間に配置された
支持板15から構成されている。大歯車14とAZ回転
構造部本体11とは、架台5のテーブル51上にAZ軸
Aの回りに回転自在に取付けられている。大歯車14
は、旋回軸受としても機能する。AZ回転構造部本体1
1は、円筒状を呈し且つAZ軸Aと一致する位置に設置
されている。モータ12は、支持板15上に固定されて
おり、その回転シャフトは支持板15を貫通して小歯車
13に接続され、小歯車13は大歯車14と噛み合わさ
れている。しかしてモータ12の駆動力は、小歯車13
から大歯車14に、さらにAZ回転構造部本体11に伝
達されて、AZ回転構造部本体11をAZ軸Aの回りに
回転させる。
【0012】EL回転構造部2は、EL回転構造部本体
21、モータ22、小歯車23、大歯車24、シャフト
25、軸受26、およびカウンターウェイト27から構
成されている。EL回転構造部本体21は、厚肉の板状
を呈し、AZ回転構造部本体11の両横側に図示する通
りに配置されると共にそれらの両下端にカウンターウェ
イト27が固定されている。シャフト25は、AZ回転
構造部本体11内を貫通してその両端は両側のEL回転
構造部本体21に結合されている。またシャフト25
は、AZ回転構造部本体11に対しては、EL回転構造
部本体21内に設けられた軸受26を介して回転自在と
なっている。モータ22は、前記AZ回転構造部本体1
1内に設けられており、その回転シャフトはAZ回転構
造部本体11の外壁を貫通して小歯車23に接続されて
おり、小歯車23はEL回転構造部本体21の一方の内
壁に固定された大歯車24と噛み合わされており、しか
してモータ22の駆動力は、小歯車23から大歯車24
およびEL回転構造部本体21に伝達され、EL回転構
造部本体21は、EL軸Bの回りに回転させられる。
21、モータ22、小歯車23、大歯車24、シャフト
25、軸受26、およびカウンターウェイト27から構
成されている。EL回転構造部本体21は、厚肉の板状
を呈し、AZ回転構造部本体11の両横側に図示する通
りに配置されると共にそれらの両下端にカウンターウェ
イト27が固定されている。シャフト25は、AZ回転
構造部本体11内を貫通してその両端は両側のEL回転
構造部本体21に結合されている。またシャフト25
は、AZ回転構造部本体11に対しては、EL回転構造
部本体21内に設けられた軸受26を介して回転自在と
なっている。モータ22は、前記AZ回転構造部本体1
1内に設けられており、その回転シャフトはAZ回転構
造部本体11の外壁を貫通して小歯車23に接続されて
おり、小歯車23はEL回転構造部本体21の一方の内
壁に固定された大歯車24と噛み合わされており、しか
してモータ22の駆動力は、小歯車23から大歯車24
およびEL回転構造部本体21に伝達され、EL回転構
造部本体21は、EL軸Bの回りに回転させられる。
【0013】クロスEL回転構造部3は、ジャッキ3
1、シャフト32、および軸受33から構成されてい
る。シャフト32の中心がクロスEL軸Cであって、シ
ャフト32は、アンテナ反射鏡4のセンタリング部41
に固定された軸受部材331とEL回転構造部本体21
の一方の上面に固定された軸受部材332とからなる軸
受33に支持されている。ジャッキ31は、クロスEL
用モータやウォームホィール(いずれも図示せず)を含
むと共に、その一端はEL回転構造部本体21の他方の
上面に固定され、またその他端は上記軸受部材332に
固定されており、上記クロスEL用モータの駆動により
矢印Dの方向に上下動する。
1、シャフト32、および軸受33から構成されてい
る。シャフト32の中心がクロスEL軸Cであって、シ
ャフト32は、アンテナ反射鏡4のセンタリング部41
に固定された軸受部材331とEL回転構造部本体21
の一方の上面に固定された軸受部材332とからなる軸
受33に支持されている。ジャッキ31は、クロスEL
用モータやウォームホィール(いずれも図示せず)を含
むと共に、その一端はEL回転構造部本体21の他方の
上面に固定され、またその他端は上記軸受部材332に
固定されており、上記クロスEL用モータの駆動により
矢印Dの方向に上下動する。
【0014】電波送受信室6は、EL回転構造部本体2
1の一方の横面に取付けられており、EL回転構造部本
体21と共にEL軸Bの回りに回転する。電波送受信室
6は、EL回転構造部本体21の横面に取付けられてい
るので、従来技術におけるようにアンテナ反射鏡4とカ
ウンターウェイト27の両重量を支持する必要がなくな
り、このために軽量で且つ小型化することができる。な
お本発明においては、電波送受信室6は、EL回転構造
部本体21の横面以外の箇所に取り付けることができ
て、しかも上記と同様に軽量、小型化することができ
る。
1の一方の横面に取付けられており、EL回転構造部本
体21と共にEL軸Bの回りに回転する。電波送受信室
6は、EL回転構造部本体21の横面に取付けられてい
るので、従来技術におけるようにアンテナ反射鏡4とカ
ウンターウェイト27の両重量を支持する必要がなくな
り、このために軽量で且つ小型化することができる。な
お本発明においては、電波送受信室6は、EL回転構造
部本体21の横面以外の箇所に取り付けることができ
て、しかも上記と同様に軽量、小型化することができ
る。
【0015】次に実施の形態1の動作について説明す
る。いまモータ12を駆動させると、前記したようにA
Z回転構造部本体11がAZ軸Aの回りに回転させられ
る。一方、シャフト25は、AZ回転構造部本体11に
貫通する状態で設置され、またクロスEL回転構造部3
とアンテナ反射鏡4とはEL回転構造部2の上部に取付
けられているので、AZ回転構造部本体11の上記回転
によりEL回転構造部2、クロスEL回転構造部3、お
よびアンテナ反射鏡4が同時にAZ軸Aの回りに回転さ
せられる。この状態でモータ22を駆動させると、EL
回転構造部2、クロスEL回転構造部3、アンテナ反射
鏡4および電波送受信室6が同時にEL軸Bの回りに回
転させられ、さらにこの状態で前記したクロスEL用モ
ータを駆動させると、ジャッキ31が矢印Dの方向に上
下動することによりクロスEL回転構造部3およびアン
テナ反射鏡4がクロスEL軸Cの回りに回転させられ
る。
る。いまモータ12を駆動させると、前記したようにA
Z回転構造部本体11がAZ軸Aの回りに回転させられ
る。一方、シャフト25は、AZ回転構造部本体11に
貫通する状態で設置され、またクロスEL回転構造部3
とアンテナ反射鏡4とはEL回転構造部2の上部に取付
けられているので、AZ回転構造部本体11の上記回転
によりEL回転構造部2、クロスEL回転構造部3、お
よびアンテナ反射鏡4が同時にAZ軸Aの回りに回転さ
せられる。この状態でモータ22を駆動させると、EL
回転構造部2、クロスEL回転構造部3、アンテナ反射
鏡4および電波送受信室6が同時にEL軸Bの回りに回
転させられ、さらにこの状態で前記したクロスEL用モ
ータを駆動させると、ジャッキ31が矢印Dの方向に上
下動することによりクロスEL回転構造部3およびアン
テナ反射鏡4がクロスEL軸Cの回りに回転させられ
る。
【0016】実施の形態2.図3〜図4は、本発明にお
けるアンテナ反射鏡マウントの実施の形態2を説明する
ものであって、図3はアンテナ反射鏡マウントの概略正
面図であり、図4は図3の側面図である。なお前記実施
の形態1における図2は、電波送受信室6が設けられた
側から見た側面図であるのに対して、図4は電波送受信
室6が設けらていない側から見た側面図である。
けるアンテナ反射鏡マウントの実施の形態2を説明する
ものであって、図3はアンテナ反射鏡マウントの概略正
面図であり、図4は図3の側面図である。なお前記実施
の形態1における図2は、電波送受信室6が設けられた
側から見た側面図であるのに対して、図4は電波送受信
室6が設けらていない側から見た側面図である。
【0017】実施の形態2は、前記実施の形態1とは、
EL回転構造部本体21の一方(図3では向かって左
側)の長さを短くすると共にカウンターウェイト27の
取付けを省略し、その代わりに他方の(図3では向かっ
て右側)の下端のみに必要な重量のカウンターウェイト
27を固定した点において異なり、その他の構成並びに
動作は同じである。カウンターウェイト27をEL回転
構造部本体21の片下端のみに設けることによりアンテ
ナ反射鏡マウントの構造を一層簡素化することができ
る。
EL回転構造部本体21の一方(図3では向かって左
側)の長さを短くすると共にカウンターウェイト27の
取付けを省略し、その代わりに他方の(図3では向かっ
て右側)の下端のみに必要な重量のカウンターウェイト
27を固定した点において異なり、その他の構成並びに
動作は同じである。カウンターウェイト27をEL回転
構造部本体21の片下端のみに設けることによりアンテ
ナ反射鏡マウントの構造を一層簡素化することができ
る。
【0018】本発明において、カウンターウェイトの重
量(実施の形態1のように両EL回転構造部本体21の
両下端に設けられる場合には、両方の合計重量)につい
ては、要はアンテナ反射鏡のEL軸回りの回転が円滑と
なるように、EL軸を中心としてその両側の重量の差を
必要な程度に少なくし得る大きさであればよい。なお本
発明において、クロスEL回転構造部は必須ではない
が、それを設ける場合にはその重量を考慮してカウンタ
ーウェイトの重量を適切な大きさとすればよい。
量(実施の形態1のように両EL回転構造部本体21の
両下端に設けられる場合には、両方の合計重量)につい
ては、要はアンテナ反射鏡のEL軸回りの回転が円滑と
なるように、EL軸を中心としてその両側の重量の差を
必要な程度に少なくし得る大きさであればよい。なお本
発明において、クロスEL回転構造部は必須ではない
が、それを設ける場合にはその重量を考慮してカウンタ
ーウェイトの重量を適切な大きさとすればよい。
【0019】
【発明の効果】本発明のアンテナ反射鏡マウントは、以
上説明した通り、(1)アンテナ反射鏡をEL軸の周り
に回転させるEL回転構造部、および上記EL軸が貫通
するAZ回転構造部本体を有すると共に上記アンテナ反
射鏡と上記EL回転構造部とをAZ軸の周りに回転させ
るAZ回転構造部から構成されたアンテナ反射鏡マウン
トにおいて、上記AZ回転構造部本体は筒状であってこ
のAZ回転構造部本体の中心が上記AZ軸と略一致する
位置に設置され、上記EL回転構造部は上記AZ回転構
造部本体の横側に配置されたEL回転構造部本体を有す
るものである。上記AZ回転構造部本体が上記の位置に
設置されることにより、EL回転構造部本体を上記AZ
回転構造部本体の横側に配置することができて、しかし
てEL回転構造部本体内に電波送受信室を内蔵させる必
要がなく、必要に応じて電波送受信室を任意の場所に取
り付けることができ、且つ電波送受信室に従来技術にお
けるようにアンテナ反射鏡とカウンターウェイトの両重
量を支持させる必要がなくなり、このために電波送受信
室を軽量で且つ小型化することができ、かくしてアンテ
ナ反射鏡マウントの構造を簡素化することができる。
上説明した通り、(1)アンテナ反射鏡をEL軸の周り
に回転させるEL回転構造部、および上記EL軸が貫通
するAZ回転構造部本体を有すると共に上記アンテナ反
射鏡と上記EL回転構造部とをAZ軸の周りに回転させ
るAZ回転構造部から構成されたアンテナ反射鏡マウン
トにおいて、上記AZ回転構造部本体は筒状であってこ
のAZ回転構造部本体の中心が上記AZ軸と略一致する
位置に設置され、上記EL回転構造部は上記AZ回転構
造部本体の横側に配置されたEL回転構造部本体を有す
るものである。上記AZ回転構造部本体が上記の位置に
設置されることにより、EL回転構造部本体を上記AZ
回転構造部本体の横側に配置することができて、しかし
てEL回転構造部本体内に電波送受信室を内蔵させる必
要がなく、必要に応じて電波送受信室を任意の場所に取
り付けることができ、且つ電波送受信室に従来技術にお
けるようにアンテナ反射鏡とカウンターウェイトの両重
量を支持させる必要がなくなり、このために電波送受信
室を軽量で且つ小型化することができ、かくしてアンテ
ナ反射鏡マウントの構造を簡素化することができる。
【0020】また(2)上記(1)において、EL回転
構造部は、アンテナ反射鏡の重量に対するカウンターウ
ェイトを有するものであり、(3)上記(1)または
(2)において、アンテナ反射鏡をEL軸と直交するク
ロスEL軸の周りに回転させるクロスEL回転構造部を
上記アンテナ反射鏡とEL回転構造部本体との間に有
し、カウンターウェイトは、上記アンテナ反射鏡と上記
クロスEL回転構造部との合計重量に対するものであ
り、また(4)上記(2)または(3)において、カウ
ンターウェイトは、EL回転構造部本体の下端に設けら
れたものであり、さらにまた(5)上記(2)〜(4)
のいずれか一項において、EL回転構造部本体は、AZ
回転構造部本体の両横側に設けられ、且つカウンターウ
ェイトは、EL回転構造部本体の片端または両端に設け
られたものであると、アンテナ反射鏡とEL回転構造部
との重量バランスを効果的に取り易くなり、本発明のア
ンテナ反射鏡マウントの構造を一層簡素化することがで
きる。特にカウンターウェイトをEL回転構造部本体の
片側だけに設けた場合にはアンテナ反射鏡マウントの構
造がさらに簡素化される。
構造部は、アンテナ反射鏡の重量に対するカウンターウ
ェイトを有するものであり、(3)上記(1)または
(2)において、アンテナ反射鏡をEL軸と直交するク
ロスEL軸の周りに回転させるクロスEL回転構造部を
上記アンテナ反射鏡とEL回転構造部本体との間に有
し、カウンターウェイトは、上記アンテナ反射鏡と上記
クロスEL回転構造部との合計重量に対するものであ
り、また(4)上記(2)または(3)において、カウ
ンターウェイトは、EL回転構造部本体の下端に設けら
れたものであり、さらにまた(5)上記(2)〜(4)
のいずれか一項において、EL回転構造部本体は、AZ
回転構造部本体の両横側に設けられ、且つカウンターウ
ェイトは、EL回転構造部本体の片端または両端に設け
られたものであると、アンテナ反射鏡とEL回転構造部
との重量バランスを効果的に取り易くなり、本発明のア
ンテナ反射鏡マウントの構造を一層簡素化することがで
きる。特にカウンターウェイトをEL回転構造部本体の
片側だけに設けた場合にはアンテナ反射鏡マウントの構
造がさらに簡素化される。
【0021】またさらに(6)上記(1)〜(5)のい
ずれか一項において、アンテナ反射鏡による電波の送信
および/または受信を行なう電波送受信室をEL回転構
造部本体の横側に設けたものであると、電波送受信室
は、従来技術におけるようにアンテナ反射鏡とカウンタ
ーウェイトの両重量を支持する必要がなくなり、このた
めに軽量で且つ小型化することができる効果がある。
ずれか一項において、アンテナ反射鏡による電波の送信
および/または受信を行なう電波送受信室をEL回転構
造部本体の横側に設けたものであると、電波送受信室
は、従来技術におけるようにアンテナ反射鏡とカウンタ
ーウェイトの両重量を支持する必要がなくなり、このた
めに軽量で且つ小型化することができる効果がある。
【図1】 本発明のアンテナ反射鏡マウントについての
実施の形態1の概略正面図。
実施の形態1の概略正面図。
【図2】 図1の側面図。
【図3】 本発明のアンテナ反射鏡マウントについての
実施の形態2の概略正面図。
実施の形態2の概略正面図。
【図4】 図3の側面図。
【図5】 従来のアンテナ反射鏡マウントについて概略
正面図。
正面図。
【図6】 図5の側面図。
1 AZ回転構造部、11 AZ回転構造部本体、2
EL回転構造部、21 EL回転構造部本体、27 カ
ウンターウェイト、3 クロスEL回転構造部、31
ジャッキ、4 アンテナ反射鏡、5 架台、6 電波送
受信室、A AZ軸、B EL軸、C クロスEL軸。
EL回転構造部、21 EL回転構造部本体、27 カ
ウンターウェイト、3 クロスEL回転構造部、31
ジャッキ、4 アンテナ反射鏡、5 架台、6 電波送
受信室、A AZ軸、B EL軸、C クロスEL軸。
Claims (6)
- 【請求項1】 アンテナ反射鏡をEL軸の周りに回転さ
せるEL回転構造部、および上記EL軸が貫通するAZ
回転構造部本体を有すると共に上記アンテナ反射鏡と上
記EL回転構造部とをAZ軸の周りに回転させるAZ回
転構造部から構成されたアンテナ反射鏡マウントにおい
て、上記AZ回転構造部本体は筒状であってこのAZ回
転構造部本体の中心が上記AZ軸と略一致する位置に設
置され、上記EL回転構造部は上記AZ回転構造部本体
の横側に配置されたEL回転構造部本体を有することを
特徴とするアンテナ反射鏡マウント。 - 【請求項2】 EL回転構造部は、アンテナ反射鏡の重
量に対するカウンターウェイトを有することを特徴とす
る請求項1記載のアンテナ反射鏡マウント。 - 【請求項3】 アンテナ反射鏡をEL軸と直交するクロ
スEL軸の周りに回転させるクロスEL回転構造部を上
記アンテナ反射鏡とEL回転構造部本体との間に有し、
カウンターウェイトは、上記アンテナ反射鏡と上記クロ
スEL回転構造部との合計重量に対するものであること
を特徴とする請求項1または請求項2記載のアンテナ反
射鏡マウント。 - 【請求項4】 カウンターウェイトは、EL回転構造部
本体の下端に設けられたことを特徴とする請求項2また
は請求項3記載のアンテナ反射鏡マウント。 - 【請求項5】 EL回転構造部本体は、AZ回転構造部
本体の両横側に設けられ、且つカウンターウェイトは、
EL回転構造部本体の片端または両端に設けられたこと
を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項記載の
アンテナ反射鏡マウント。 - 【請求項6】 アンテナ反射鏡による電波の送信および
/または受信を行なう電波送受信室をEL回転構造部本
体の横側に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5
のいずれか一項記載のアンテナ反射鏡マウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001013354A JP2002217632A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | アンテナ反射鏡マウント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001013354A JP2002217632A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | アンテナ反射鏡マウント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002217632A true JP2002217632A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18880221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001013354A Pending JP2002217632A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | アンテナ反射鏡マウント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002217632A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109494443A (zh) * | 2018-07-13 | 2019-03-19 | 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 | 一种雷达罩电性能测试天线配重平衡调节结构 |
JP2021034938A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 三菱電機株式会社 | ビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置 |
-
2001
- 2001-01-22 JP JP2001013354A patent/JP2002217632A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109494443A (zh) * | 2018-07-13 | 2019-03-19 | 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 | 一种雷达罩电性能测试天线配重平衡调节结构 |
JP2021034938A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 三菱電機株式会社 | ビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置 |
JP7352150B2 (ja) | 2019-08-27 | 2023-09-28 | 三菱電機株式会社 | ビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050120 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050125 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050524 |