JP7352150B2 - ビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置 - Google Patents

ビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置 Download PDF

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Description

この発明は、反射鏡部(アンテナ部)が集束したビームを反射する第1ミラー及び第2ミラーが内部に配置されたビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置に関するものである。
従来、電波、マイクロ波、ミリ波、サブミリ波、光波(光)などの電磁波のビームを受信(受光)する反射鏡アンテナ装置(光学望遠鏡、電波望遠鏡を含む)には、方位方向に反射鏡部を回転させる回転軸であるアジマス軸(AZimuth軸:AZ軸)、仰角方向に反射鏡部を回転させる回転軸であるエレベーション軸(ELevation軸:EL軸)を有するもの(例えば、特許文献1参照)や、AZ軸、EL軸に加え、EL軸と交差する軸であるクロスエレベーション軸(Cross-ELevation軸:クロスEL軸)を回転軸として、反射鏡部を回転させるものがある(例えば、特許文献2参照)。一般的に、クロスEL軸は、Cross-EL軸、CrossEL軸、x-EL軸、xEL軸などとも表記される場合がある。
反射鏡アンテナ装置などの給電部には、複数の集束反射鏡(ミラー)によってビームを伝搬させる方式(集束ビーム方式)と、導波管(複数の導波管を接続したものを含む)を使ったビームを伝搬させる方式がある。一般的には、特許文献3に開示されているように、集束反射鏡を使うよりも導波管を使ってビームを伝搬させると損失が大きいといわれている。
特開平10-126148号公報 特開2002-217632号公報 特開2002-223117号公報
特許文献1に記載の従来技術は、複数の集束反射鏡(ミラー)によってビームを伝搬させる方式を採用している。しかし、反射鏡部(アンテナ部)が集束したビームを反射する第1ミラー及び第2ミラーと、回転軸(EL軸)との関係が複雑になってしまうという課題がある。一方、特許文献2に記載の従来技術は、集束ビーム方式との関係が明示されていない。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、反射鏡部が集束したビームを反射する第1ミラー及び第2ミラーと、第1ミラーを回転させる回転軸(EL軸)との関係が簡便なビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るビーム反射機構は、反射鏡部と対向する第1ミラーと、前記第1ミラーと対向する第2ミラーと、前記第1ミラー及び前記第2ミラーが内部に配置された管状部とを備え、前記管状部は、側面に前記反射鏡部が集束した受信ビーム又は前記第1ミラーが反射して前記反射鏡部へ向かう送信ビームが通過する第1通過口を有し、前記第1通過口と対向して前記第1ミラーが内部に配置され、前記第1ミラー及び前記第2ミラーの間の光軸を回転軸として、前記第1ミラーとともに回転する第1ハウジング部と、前記第2ミラーが内部に配置され、側面に前記第2ミラーが反射した前記受信ビーム又は前記第2ミラーに向かう前記送信ビームが通過する第2通過口を有する第2ハウジング部と、前記第1ハウジング部と前記第2ハウジング部とをつなぎ、前記第1ハウジング部を回転可能に支持する第1回転支持部とを有し、第1ハウジング部および第2ハウジングは、第1ミラー及び第2ミラーの間の光軸を含む平面で分割した構造を有し、第1ハウジング部の一方に第1ミラーが在り、第2ハウジングの一方に第2ミラーが在り、第1ハウジングの他方を一方に嵌合しており、第2ハウジングの他方を一方に嵌合していることを特徴とするものである。
以上のように、この発明によれば、管状部の内部に第1ミラー及び第2ミラーが配置され、第1ミラー及び第2ミラーの間の光軸を回転軸として、第1ミラーとともに管状部の一部が回転するので、簡便な構造のビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の斜視図(正面、平面及び右側面を表す図)である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の一部を透視した斜視図(正面、平面及び右側面を表す図)である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の正面図である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の右側面図である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の背面図である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の左側面図である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡駆動機構(ビーム反射機構)の斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡駆動機構(ビーム反射機構)の透視した斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の斜視断面図(正面、平面及び右側面を表す図の一部断面図)である。 この発明の実施の形態1に係る反射鏡駆動機構(ビーム反射機構)の斜視した断面図(正面、平面及び右側面を表す図の一部断面図)である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について図1から図10を用いて説明する。実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、実施の形態1に係る反射鏡駆動機構と反射鏡部40とを備えたものである。実施の形態1に係る反射鏡駆動機構は、実施の形態1に係るビーム反射機構と第1鏡面支持部41とを備えたものである。実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、光学望遠鏡や電波望遠鏡を含むものとする。また、実施の形態1に係るビーム反射機構、反射鏡駆動機構及び反射鏡アンテナ装置は、送信又は受信のいずれか一方の機能を有してもよいし、送信と受信の両方の機能を有してもよい。全体の理解を促進するため、反射鏡駆動機構(ビーム反射機構)を図示した図7、図8、図10以外は、ビーム反射機構及び反射鏡駆動機構を組み込んだ反射鏡アンテナ装置を図示した図面である。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示しそれらについての詳細な説明は省略する。図中、Z軸は、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置(反射鏡駆動機構)のAZ軸と平行な軸である。また、X軸、Y軸、Z軸は、それぞれ直交している。
実施の形態1.(ビーム反射機構)
まず、実施の形態1に係るビーム反射機構を説明する。図1から図10において、反射鏡部40(アンテナ部40)は、電波、マイクロ波、ミリ波、サブミリ波、光波(光)などの電磁波のビーム(以下、「ビーム」と称する)を集束するものである。なお、ビームには、受信用の受信ビームと送信用の送信ビームとがある。受信ビーム又は送信ビームのいずれであってもよい場合は、前述のように「ビーム」と称する。実施の形態1に係るビーム反射機構の構成は、第1ミラー1(第1集束反射鏡1)及び第2ミラー2(第2集束反射鏡2)に加え、次の通り、管状の部材で、内部がビームの光路となっている管状部10である。例えば、管状部10は円筒状や、円柱状の管が考えられる。
図1から図10において、管状部10は、少なくとも、第1ミラー1及び第2ミラー2が管の内部に配置されている。第1ミラー1は、反射鏡部40が集束した受信ビームを反射するものである。第2ミラー2は、第1ミラー1が反射して到達した受信ビームを別の方向に反射するものである。また、第2ミラー2は、到達した送信ビームを第1ミラー1の方向に反射するものである。第1ミラー1は、第2ミラー2が反射して到達した送信ビームを反射鏡部40の方向に反射するものである。つまり、実施の形態1に係るビーム反射機構は、反射鏡部40が集束したビーム(受信ビーム)を反射する第1ミラー1と、第1ミラー1が反射して到達したビーム(受信ビーム)を別の方向に反射する第2ミラー2と、第1ミラー1及び第2ミラー2が内部に配置された管状部10とを備えているといえる。同じく、実施の形態1に係るビーム反射機構は、到達したビーム(送信ビーム)を反射する第2ミラー2と、第2ミラー2が反射して到達したビーム(送信ビーム)を反射鏡部40へ反射する第1ミラー1と、第2ミラー2及び第1ミラー1が内部に配置された管状部10とを備えているといえる。
詳しくは、反射鏡部40と対向する第1ミラー1と、第1ミラー1と対向する第2ミラー2とが内部に配置された管状部10は、管状の部材である、第1ハウジング部11、第2ハウジング部12、第1回転支持部21を少なくとも有している。第1ハウジング部11は、管の側面に反射鏡部40が集束した受信ビーム又は第1ミラー1が反射して40反射鏡部へ向かう送信ビームが通過する第1通過口を有している。この第1通過口と対向して第1ミラー1が第1ハウジング部11の内部に配置されている。そして、が第1ハウジング部11は、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸を回転軸として、第1ミラーとともに回転するものである。第1通過口は、図示するように、第1ハウジング部11の円柱低面(後述する駆動軸支持部5側の底面)寄りの第1ハウジング部11の円柱側面に、反射鏡部40に向かって開いた開口である部分を意味している。これによって、第1ハウジング部11と反射鏡部40とは、光学的に連続している。なお、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸は、前述のX軸と平行な軸である。
第2ハウジング部12は、第2ミラー2が内部に配置され、管の側面に第2ミラー2が反射した受信ビーム又は第2ミラー2に向かう送信ビームが通過する第2通過口を有するものである。第2通過口は、図示するように、第2ハウジング部12の円柱低面(後述する駆動軸支持部5とは反対側の底面)寄りの第2ハウジング部12の円柱側面に、第3ハウジング部13の円柱底面(第4ハウジング部14とは反対側の底面)が接続されたような部分を意味している。これによって、第2ハウジング部12と第3ハウジング部13は、連通している。第1回転支持部21は、第1ハウジング部11と第2ハウジング部12とをつなぎ、第1ハウジング部11を、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸を回転軸として回転可能に支持するものである。第1回転支持部21は、例えば、第1回転継手部21が好適である。第1回転継手部21は、ベアリングを使った転がり軸受や、滑り軸受などが考えられる。
好ましくは、実施の形態1に係るビーム反射機構の構成は、さらに、第3ミラー3(第3集束反射鏡3)及び第4ミラー4(第4集束反射鏡4)をさらに備えていてもよい。図1から図10において、第3ミラー3は、第2ミラー2が反射して到達した受信ビームを別の方向に反射し、第4ミラー4は、第3ミラー3が反射して到達した受信ビームを別の方向に反射するものである。同じく、第3ミラー3は、第4ミラー4が反射して到達した送信ビームを第2ミラー2の方向に反射し、第2ミラー2は、第3ミラー3が反射して到達した送信ビームを第1ミラー1の方向に反射するものである。ここで、管状部10は、第3ミラー3及び第4ミラー4を管の内部に配置するために、第3ハウジング部13及び第4ハウジング部14をさらに備えている。
図1から図10において、第4ハウジング部14は、第4ハウジング部14の一端側で第3ミラー3が内部に配置され、管の側面に第2ミラー2が反射した受信ビーム又は第3ミラー3が反射して第2ミラー2に向かう送信ビームが通過する第3通過口を有している。第3通過口は、図示するように、第4ハウジング部14の円柱低面(後述する駆動軸支持部5とは反対側の底面)寄りの第4ハウジング部14の円柱側面に、第2ハウジング部12と反対側の第3ハウジング部13の円柱底面が接続されたような部分を意味している。これによって、第3ハウジング部13と第4ハウジング部14は、連通している。また、第4ハウジング部14は、第4ハウジング部14の他端側で第4ミラー4が内部に配置され、管の側面に第4ミラー4が反射した受信ビーム又は第4ミラー4に向かう送信ビームが通過する第4通過口を有している。第4通過口は、図示するように、第4ハウジング部14の円柱低面(後述する駆動軸支持部5側の底面)寄りの第4ハウジング部14の円柱側面に、後述するハウジング支持部16(円筒状、又は、円柱状の管)の円柱底面が接続されたような部分を意味している。これによって、第4ハウジング部14とハウジング支持部16とは、連通している。第3ハウジング部13は、第2ハウジング部12の第2通過口と第4ハウジング部14の第3通過口と接続するものである。第2通過口と第3通過口とは、第3ハウジング部13側の構成としてもよい。
第3ハウジング部13は、第2ハウジング部12又は第4ハウジング部14の少なくとも一方と一体でもよい。なお、第3ハウジング部13が二つの管状の部材を連結した構成としてもよく、この場合、第2ハウジング部12側の部分の第3ハウジング部13は、第2ハウジング部12と一体でもよい。同じく、第4ハウジング部14側の部分の第3ハウジング部13は、第4ハウジング部14と一体でもよい。つまり、第2通過口は、第2ハウジング部12と第3ハウジング部13との領域の境界を示すものといえ、第2通過口は、管状部10が組み立てられた後は、実際に外部に空いた開口ではなくなる。同じく、第3通過口は、第3ハウジング部13と第4ハウジング部14との領域の境界を示すものといえ、第3通過口は、管状部10が組み立てられた後は、実際に外部に空いた開口ではなくなる。
よって、管状部10において、第2ハウジング部12及び第3ハウジング部13が一体構成の場合、又は、組み立てられて一体となった後の場合、第2通過口は、管状部10の内部の光路の折り返し地点付近(第2ミラー2付近)を示すものとなる。同じく、管状部10において、第3ハウジング部13及び第4ハウジング部14が一体構成の場合、又は、組み立てられて一体となった後の場合、第3通過口は、管状部10の内部の光路の折り返し地点付近(第3ミラー3付近)を示すものとなる。すなわち、管状部10において、第2ハウジング部12、第3ハウジング部13、第4ハウジング部14が一体構成の場合、又は、組み立てられて一体となった後の場合、第2通過口、第3通過口は、管状部10の内部の光路の折り返し地点付近(第2ミラー2、第3ミラー3付近)を示すものとなる。
第2ハウジング部12及び第4ハウジング部14は、第2ミラー2及び第3ミラー3の間の光軸が、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と平行になる位置に、それぞれ第2通過口及び第3通過口を配置することが好ましい。また、第4ハウジング部14は、第3ミラー3及び第4ミラー4の間の光軸が、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸と平行になる位置に、第3ミラー3及び第4ミラー4を配置することが好ましい。第4ハウジング部14は、第4ミラー4が反射した受信ビーム又は第4ミラー4へ向かう送信ビームの光軸が、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と平行になる位置に、又は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と一致する位置に、第4ミラー4を配置することが好ましい。
さらに、好ましくは、実施の形態1に係るビーム反射機構は、管状部10の姿勢や形状の維持のために、駆動軸支持部5をさらに備えていてもよい。なお、反射鏡部40(アンテナ部40)を支持する場合は、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸が、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置(反射鏡駆動機構)のEL軸に相当するため、駆動軸支持部5はEL軸支持部5といえる。
図1から図10において、駆動軸支持部5は、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸の方向における第2ハウジング部12とは反対側で、第1ハウジング部11を回転可能に支持するものである。例えば、第1ハウジング部11から第2ハウジング部12とは反対に突起した軸部材(EL軸の部材)を回転可能に支持するものでよい。もちろん、回転可能に支持する構成が、第1回転支持部21と同じような構成でもよい。
さらに、駆動軸支持部5は、駆動軸支持部5の一端側で第1ハウジング部11を回転可能に支持し、駆動軸支持部5の他端側が第4ハウジング部14に固定されている。詳しくは、駆動軸支持部5は、第4ハウジング部14の他端側で第4ハウジング部14に固定されている。なお、第4ハウジング部14の他端とは、第4ハウジング部14に第3ハウジング部13が接続された部分(第4ハウジング部14の一端)とは反対側の端部である。駆動軸支持部5は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と平行に配置された板状の部材である。反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸は、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置(反射鏡駆動機構)のAZ軸に相当する。
図9及び図10の断面図に示すように、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)と、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)とが通る仮想平面に第1ハウジング部11及び第2ハウジング部12(管状部10)が延在している。この場合、第1ハウジング部11及び第2ハウジング部12(管状部10)は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)と、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)とが通る仮想平面で分割した分割構造として、第1ミラー1及び第2ミラー2を分割した、管状部10の一方に設置してから、管状部10の他方を一方に嵌合させて、第1ミラー1及び第2ミラー2を管状部10に固定してもよい。
図1から図10に示すように、第3ハウジング部13又は第4ハウジング部14(管状部10)も、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)と、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)とが通る仮想平面に延在している場合は、第3ハウジング部13又は第4ハウジング部14も分割構造とできる。すなわち、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)と、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)とが通る仮想平面で分割した分割構造として、第3ミラー3及び第4ミラー4を分割した、管状部10の一方に設置してから、管状部10の他方を一方に嵌合させて、第3ミラー3及び第4ミラー4を管状部10に固定してもよい。もちろん、最終的に、管状部10が延在する仮想平面がどのようなものであっても、前述のような管状部10を分割構造としてもよい。特に、第1ハウジング部11、第2ハウジング部12、第3ハウジング部13、第4ハウジング部14がそれぞれ別体である場合は、個別に、分割構造にすることで、第1ミラー1、第2ミラー2、第3ミラー3、第4ミラー4が固定しやすい。
図1から図4、図7、図8に示すように、管状部10は、第1駆動部31をさらに備えていてもよい。図3は、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の正面図であり、X軸とZ軸とが交差する平面を正面から見た図である。図4は、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の右側面図であり、Y軸とZ軸とが交差する平面を右側から見た図である。なお、図5は、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の背面図であり、X軸とZ軸とが交差する平面を背面から見た図である。図6は、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の左側面図であり、Y軸とZ軸とが交差する平面を左側から見た図である。図7及び図8は、ぞれぞれ、図1及び図2に示す実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置における反射鏡駆動機構(ビーム反射機構)に相当する部分を拡大して示したものである。
図1から図4、図7、図8に示すように、第1駆動部31は、一部が第2ハウジング部12に固定されている。第1駆動部31は、第1ハウジング部11を回転させるものである。なお、実施の形態1に係るビーム反射機構が反射鏡部40(アンテナ部40)を支持する場合は、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸が、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置(反射鏡駆動機構)のEL軸に相当するため、第1駆動部31はEL軸駆動部31といえる。第1駆動部31(EL軸駆動部31)は、例えば、モータとピニオンギアを有し、第1ハウジング部11又は第1回転支持部21に形成されたセクタギアに嵌め合わせたピニオンギアをモータが回転させることで、セクタギアの回転により第1ハウジング部11を、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)を回転軸として回転させる。
図9及び図10に、簡略的に示すように、実施の形態1に係るビーム反射機構(反射鏡駆動機構、反射鏡アンテナ装置)は、給電部6をさらに備えていてもよい。図9及び図10において、給電部6は簡略的に示しており、断面を図示しているものではない。給電部6は、第4ミラー4が反射した受信ビームを受けるもの、又は、第4ミラーへ送信ビームを送るものである。例えば、給電部6は、ホーンアンテナと受信部とを有する構成が考えられる。第4ミラー4は、反射した受信ビームの光軸、又は、給電部6から第4ミラーに向かう送信ビームの光軸が、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と平行になる位置に、又は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と一致する位置に、第4ミラー4を配置するように第4ハウジング部14を形成することを前述した。よって、給電部6は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と平行になる軸上、又は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸上に配置されることになる。
図1から図10に示すように、実施の形態1に係るビーム反射機構は、管状支持台15をさらに備えていてもよい。管状支持台15は、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸と直交する、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)を回転軸として、管状部10(第4ハウジング部14)を回転させるものである。管状支持台15は、給電部6を反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸上に配置する場合は、次のような構成が好ましい。
すなわち、管状支持台15は、第4ハウジング部14を支持し、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)と直交する、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)を回転軸として、第4ハウジング部14とともに回転するハウジング支持部16と、管状部10(ビーム反射機構)の基部となり、内部に給電部6が収納された給電部収納部17と、ハウジング支持部16と給電部収納部17とをつなぎ、ハウジング支持部16を回転可能に支持する第2回転支持部22とを有する。前述のように、ハウジング支持部16は、管状部10と同様に、円筒状や、円柱状の管が考えられる。もちろん、実施の形態1に係るビーム反射機構は、管状支持台15(給電部収納部17)の外部に、給電部6を配置してもよい。
この場合は、給電部収納部17は、例えば管状のハウジング支持基部17となる。この場合においても、給電部6と第4ミラーの間に、ミラー(集束反射鏡)などの光路を曲げる光学部材が無い場合、給電部6の配置は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と平行になる軸上、又は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸上であればよい。
管状支持台15がハウジング支持基部17を有する場合、管状支持台15は、第4ハウジング部14を支持し、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)と直交する、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)を回転軸として、第4ハウジング部14とともに回転するハウジング支持部16と、管状部10(ビーム反射機構)の基部であるハウジング支持基部17をと、ハウジング支持部16とハウジング支持基部17とをつなぎ、ハウジング支持部16を回転可能に支持する第2回転支持部22とを有する。第2回転支持部22は、例えば、第2回転継手部22が好適である。第2回転継手部22は、ベアリングを使った転がり軸受や、滑り軸受などが考えられる。
また、第4通過口は、ハウジング支持部16側の構成としてもよい。さらに、ハウジング支持部16と第4ハウジング部14とが一体でもよい。なお、ハウジング支持部16が二つの管状の部材を連結した構成としてもよく、この場合、第4ハウジング部14側の部分のハウジング支持部16は、第4ハウジング部14と一体でもよい。つまり、第4通過口は、第4ハウジング部14とハウジング支持部16(管状支持台15)との領域の境界を示すものといえ、第4通過口は、管状部10、又は、ハウジング支持部16(管状支持台15)が組み立てられた後は、実際に外部に空いた開口ではなくなる。
よって、管状部10において、第4ハウジング部14及びハウジング支持部16が一体構成の場合、又は、組み立てられて一体となった後の場合、第4通過口は、管状部10の内部の光路の折り返し地点付近(第4ミラー4付近)を示すものとなる。すなわち、管状部10において、第2ハウジング部12、第3ハウジング部13、第4ハウジング部14、ハウジング支持部16が一体構成の場合、又は、組み立てられて一体となった後の場合、第2通過口、第3通過口、第4通過口は、管状部10の内部の光路の折り返し地点付近(第2ミラー2、第3ミラー3、第4ミラー4付近)を示すものとなる。
このような、ハウジング支持部16、給電部収納部17(ハウジング支持基部17)、第2回転支持部22を有する管状支持台15は、第2駆動部32をさらに備えていてもよい。第2駆動部32は、ハウジング支持部16を介して第4ハウジング部14(管状部10)を回転させるものである。なお、実施の形態1に係るビーム反射機構が反射鏡部40(アンテナ部40)を支持する場合は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸が、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置(反射鏡駆動機構)のAZ軸に相当するため、第2駆動部32はAZ軸駆動部32といえる。
第2駆動部32(AZ軸駆動部32)は、例えば、モータとピニオンギアを有し、ハウジング支持部16又は第2回転支持部22に形成されたセクタギアに嵌め合わせたピニオンギアをモータが回転させることで、セクタギアの回転によりハウジング支持部16を、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)を回転軸として回転させる。なお、第4ミラー4が反射した受信ビーム、又は、給電部6から第4ミラーに向かう送信ビームの進行方向(光路)が、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸と一致しない場合、つまり、第4ミラー4が反射した受信ビーム、又は、給電部6から第4ミラーに向かう送信ビームが通過する第4通過口と、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸とがずれている場合は、第2駆動部32(AZ軸駆動部32)は次の通りである。
第2駆動部32(AZ軸駆動部32)は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)を回転軸として、管状部10を回転させるものであるため、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)を通る部分で管状支持台15が管状部10を支持する必要がある。例えば、第3ハウジング部13側の第4ハウジング部14の端部(一端)と、第3ハウジング部13に対して反対側の第4ハウジング部14の端部(他端)との間に、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)を通る場合は、その部分で、管状支持台15(ハウジング支持部16)が第4ハウジング部14を支持すればよい。
一方、第3ハウジング部13に対して反対側の第4ハウジング部14の端部(他端)に対して、第3ハウジング部13側の第4ハウジング部14の端部(一端)と反対側を、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)を通る場合は、第4ハウジング部14が存在しない。この場合は、第4ハウジング部14から延長した延長部を管状部10に形成して、管状支持台15(ハウジング支持部16)が延長部を支持すればよい。この延長部に関しては、第3ハウジング部13又は第4ハウジング部14(管状部10)が、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸(AZ軸)と、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)とが通る仮想平面に延在していない場合でも実現できる。
図示するように、実施の形態1に係るビーム反射機構(管状部10)において、第1ミラー1は、反射鏡部40及び第1ミラー1の間の光軸、又は、AZ軸に対して、45°傾斜していることが好ましい。第1ミラー1は、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸、又は、EL軸に対して、45°傾斜していることが好ましい。第2ミラー2は、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸、又は、EL軸に対して、45°傾斜していることが好ましい。第2ミラー2は、第2ミラー2及び第3ミラー3の間の光軸、又は、AZ軸に対して、45°傾斜していることが好ましい。第3ミラー3は、第2ミラー2及び第3ミラー3の間の光軸、又は、AZ軸に対して、45°傾斜していることが好ましい。第3ミラー3は、第3ミラー3及び第4ミラー4の間の光軸、又は、EL軸に対して、45°傾斜していることが好ましい。第4ミラー4は、第3ミラー3及び第4ミラー4の間の光軸、又は、EL軸に対して、45°傾斜していることが好ましい。第4ミラー4は、第4ミラー4及び給電部6の間の光軸、又は、AZ軸に対して、45°傾斜していることが好ましい。
実施の形態1.(反射鏡支持構造)
次に、実施の形態1に係る反射鏡支持構造を説明する。前述の通り、実施の形態1に係る反射鏡駆動機構は、実施の形態1に係るビーム反射機構と第1鏡面支持部41とを備えたものである。第1鏡面支持部41は、第1ハウジング部11に接続され、反射鏡部40を支持するものである。
好ましくは、第1鏡面支持部41は、反射鏡部40を支持し、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)と交差する軸(クロスEL軸)を回転軸として、反射鏡部40とともに回転する鏡面支持部42と、第1ハウジング部11に接続されたハウジング接続部43と、鏡面支持部42とハウジング接続部43とをつなぎ、鏡面支持部42を回転可能に支持する第3回転支持部23とを有している。
ハウジング接続部43は、第1通過口と光学的に連通する開口部44と、第1ハウジング部11の側へ延伸した複数の脚部45とを有し、脚部45が第1ハウジング部11に接続されている。二つの脚部45と開口部44とが第1通過口を覆うように、第1ハウジング部11を二つの脚部45と開口部44とが跨いだような配置になっている。
第1鏡面支持部41は、第3駆動部33をさらに備えていてもよい。第3駆動部33は、鏡面支持部42(反射鏡40)を回転させるものである。第3駆動部33は、鏡面支持部42を介して反射鏡部40を回転させるものである。例えば、第3回転支持部23及び第3駆動部33は、ジャッキが考えられる。ジャッキの場合は、第3回転支持部23がジャッキの伸縮するシャフト部に相当し、第3駆動部33がシャフトを駆動する駆動部に相当するといえる。
前述の通り、実施の形態1に係る反射鏡支持構造が反射鏡部40(アンテナ部40)を支持する場合は、第1ミラー及び第2ミラーの間の光軸と交差する軸が、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置(反射鏡駆動機構)のクロスEL軸に相当するため、第3駆動部33はクロスEL軸駆動部33といえる。鏡面支持部42が、反射鏡部40を支持しているため、ジャッキによって、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)と交差する軸(クロスEL軸)を回転軸として、反射鏡部40が回転する。
第3回転支持部23及び第3駆動部33がジャッキの場合を例示したが、第3回転支持部23及び第3駆動部33は、前述の第2回転支持部22及び第2駆動部32と同じような構成でもよい。この場合、第3回転支持部23は、例えば、第3回転継手部23が好適である。第3回転継手部23は、ベアリングを使った転がり軸受や、滑り軸受などが考えられる。
よって、第3駆動部32(クロスEL軸駆動部33)は、例えば、モータとピニオンギアを有し、鏡面支持部42に形成されたセクタギアに嵌め合わせたピニオンギアをモータが回転させることで、セクタギアの回転により鏡面支持部42を、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)と交差する軸(クロスEL軸)を回転軸として回転させる。鏡面支持部42が、反射鏡部40を支持しているため、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸(EL軸)と交差する軸(クロスEL軸)を回転軸として、反射鏡部40が回転する。
実施の形態1.(反射鏡アンテナ装置)
次に、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置を説明する。前述の通り、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、実施の形態1に係る反射鏡駆動機構と反射鏡部40とを備えたものである。実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、光学望遠鏡や電波望遠鏡を含むものとする。
反射鏡部40は、第1鏡面支持部41(鏡面支持部42)に支持された主鏡46と、主鏡46が集束したビームを反射して第1ミラー1へ到達させる、又は、第1ミラー1が反射した送信ビームを反射して主鏡46へ到達させる副鏡47と、主鏡46と副鏡47との間に介在し、副鏡47を支持する第2鏡面支持部48とを備えている。第2鏡面支持部48は、主鏡46と副鏡47との間に介在するステー48(支持ビーム48)が考えられる。図中では、三つのステーの一端が主鏡46に固定され、三つのステーは副鏡46に近づくにつれ互いの距離が縮まっていき、三つのステーの他端で副鏡47を支持している。
第2鏡面支持部48の主鏡46側(第2鏡面支持部48の一端側)については、主鏡46の鏡面の一部を貫通し、主鏡46の鏡面を支持している第1鏡面支持部41(鏡面支持部42)に、又は主鏡46の鏡面の反対面である背面に接続することが好ましい。もちろん、主鏡46の鏡面の外周に、第2鏡面支持部48(ステー48)を配置して、外周経由で、主鏡46の鏡面を支持している第1鏡面支持部41(鏡面支持部42)に、又は主鏡46の鏡面の反対面である背面に接続してもよい。
第2鏡面支持部48の副鏡47側(第2鏡面支持部48の他端側)については、副鏡47の鏡面の反対面である背面を、例えば図示するような三角形の鏡支持体49で支持し、鏡支持体49の三つの頂点に、三つのステーの他端をそれぞれ接続することが好ましい。さらに、副鏡47の背面と鏡支持体49との間には、副鏡47の背面にパッドなどを介して固定された鏡固定部50が形成されている。鏡固定部50は、鏡支持体49の一部としてよい。鏡固定部50の数は三の倍数が好ましい。第2鏡面支持部48(ステー48)は、鏡支持体49、又は、鏡支持体49及び鏡固定部50を含むものとしてもよい。主鏡46と副鏡47とは、互いの鏡面を対向させて配置されている。主鏡46の中心部には、副鏡47が反射した受信ビーム又は第1ミラー1が反射した送信ビームが通過する鏡面開口51が開いている。そのため、主鏡46の鏡面開口51と副鏡47とが対向しているともいえる。
これまで、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、EL軸、AZ軸、クロスEL軸の三軸が駆動するものを例として説明した。このような三軸駆動のアンテナ装置(反射鏡アンテナ装置)は、衛星などを追尾するためのアンテナ装置として使用する場合、追尾対象が天頂付近を通過する場合でも追尾が容易に可能となる。一方、EL軸-AZ軸マウントやX-Y軸マウントなどの二軸駆動のアンテナ装置(反射鏡アンテナ装置)は、追尾対象が天頂付近を通過する場合に理論的に追尾が不可能な領域が生じてしまう。
もちろん、実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置は、クロスEL軸を除く、EL軸、AZ軸の二軸が駆動するものでも実施が可能である。この場合、好ましくは、第1鏡面支持部41は、反射鏡部40を支持する鏡面支持部42と、第1ハウジング部11に接続されたハウジング接続部43と、鏡面支持部42とハウジング接続部43とをつなぐ支持部23とを有しておればよい。鏡面支持部42と支持部23とは一体でもよい。さらに、鏡面支持部42及び支持部23に加えて、ハウジング接続部43も一体でよい。
よって、第1鏡面支持部41は、第1通過口と光学的に連通する開口部44と、第1ハウジング部11の側へ延伸した複数の脚部45とを有し、脚部45が第1ハウジング部11に接続されているといえる。同じく、二つの脚部45と開口部44とが第1通過口を覆うように、第1ハウジング部11を二つの脚部45と開口部44とが跨いだような配置になっているといえる。
実施の形態1に係る反射鏡アンテナ装置の駆動軸が二軸であれ三軸であれ、実施の形態1に係るビーム反射機構及び反射鏡支持機構は、次のような特徴がある。実施の形態1に係るビーム反射機構は、管状部10の内部に第1ミラー1及び第2ミラー2が配置され、第1ミラー1及び第2ミラー2の間の光軸を回転軸として、第1ミラー1とともに管状部10の一部が回転するので、簡便な構造である。実施の形態1に係る反射鏡支持機構は、支持している反射鏡部40からの受信ビームを、第1ミラー1、第2ミラー2、第3ミラー3、第4ミラー4、給電部6の順の光路を伝搬させる集束ビーム給電方式である。又は、給電部6から送信された送信ビームを、第4ミラー4、第3ミラー3、第2ミラー2、第1ミラー1、反射鏡部40の順の光路を伝搬させる集束ビーム給電方式である。これらのような集束ビーム給電方式のため、実施の形態1に係る反射鏡支持機構は、導波管を使って、ビーム(受信ビーム、送信ビーム)を導波管と給電部6との間で伝搬させる場合よりもビームの損失が少ない。つまり、給電損失が少ない。
また、実施の形態1に係るビーム反射機構及び反射鏡支持機構は、集束ビーム給電方式のための構成であり、かつ、これまで説明した構成のため、管状支持台15の内部や管状支持台15の付近に給電部6を容易に配置することを実現できる。よって、スペースが限られている反射鏡部40(主鏡46)付近や第1駆動部31(EL軸駆動部31)付近に、給電部6を配置する必要がない。
1 第1ミラー(第1集束反射鏡)、2 第2ミラー(第2集束反射鏡)、
3 第3ミラー(第3集束反射鏡)、4 第4ミラー(第4集束反射鏡)、
5 駆動軸支持部(EL軸支持部)、6 給電部、
10 管状部、11 第1ハウジング部、12 第2ハウジング部、
13 第3ハウジング部、14 第4ハウジング部、15 管状支持台、
16 ハウジング支持部、17 給電部収納部(ハウジング支持基部)、
21 第1回転支持部(第1回転継手部)、22 第2回転支持部(第2回転継手部)、
23 第3回転支持部(第3回転継手部、支持部23)、
31 第1駆動部(EL軸駆動部)、32 第2駆動部(AZ軸駆動部)、
33 第3駆動部(クロスEL軸駆動部)、
40 反射鏡部(アンテナ部)、41 第1鏡面支持部、42 鏡面支持部、
43 ハウジング接続部、44 開口部、45 脚部、46 主鏡、47 副鏡、
48 第2鏡面支持部(ステー、支持ビーム)、49 鏡支持体、50 鏡固定部、
51 鏡面開口。

Claims (21)

  1. 反射鏡部と対向する第1ミラーと、前記第1ミラーと対向する第2ミラーと、前記第1ミラー及び前記第2ミラーが内部に配置された管状部とを備え、
    前記管状部は、側面に前記反射鏡部が集束した受信ビーム又は前記第1ミラーが反射して前記反射鏡部へ向かう送信ビームが通過する第1通過口を有し、前記第1通過口と対向して前記第1ミラーが内部に配置され、前記第1ミラー及び前記第2ミラーの間の光軸を回転軸として、前記第1ミラーとともに回転する第1ハウジング部と、前記第2ミラーが内部に配置され、側面に前記第2ミラーが反射した前記受信ビーム又は前記第2ミラーに向かう前記送信ビームが通過する第2通過口を有する第2ハウジング部と、前記第1ハウジング部と前記第2ハウジング部とをつなぎ、前記第1ハウジング部を回転可能に支持する第1回転支持部とを有し、
    前記第1ハウジング部および前記第2ハウジングは、前記第1ミラー及び前記第2ミラーの間の光軸を含む平面で分割した構造を有し、
    前記第1ハウジング部の一方に前記第1ミラーが在り、前記第2ハウジングの一方に前記第2ミラーが在り、前記第1ハウジングの他方を前記一方に嵌合しており、前記第2ハウジングの他方を前記一方に嵌合していることを特徴とするビーム反射機構。
  2. 前記管状部は、第1駆動部をさらに備え、前記第1駆動部は、前記第1ハウジング部を回転させるものであることを特徴とする請求項1に記載のビーム反射機構。
  3. 前記第1駆動部は、一部が前記第2ハウジング部に固定されたことを特徴とする請求項2に記載のビーム反射機構。
  4. 第3ミラー、第4ミラーをさらに備え、
    前記第3ミラーは、前記第2ミラーが反射して到達した前記受信ビームを別の方向に反射し、前記第4ミラーは、前記第3ミラーが反射して到達した前記受信ビームを別の方向に反射し、又は、前記第3ミラーは、前記第4ミラーが反射して到達した前記送信ビームを前記第2ミラーの方向に反射し、前記第2ミラーは、前記第3ミラーが反射して到達した前記送信ビームを前記第1ミラーの方向に反射し、
    前記管状部は、第3ハウジング部及び第4ハウジング部をさらに備え、前記第4ハウジング部は、一端側で前記第3ミラーが内部に配置され、側面に前記第2ミラーが反射した前記受信ビーム又は前記第3ミラーが反射して前記第2ミラーに向かう前記送信ビームが通過する第3通過口を有し、他端側で前記第4ミラーが内部に配置され、側面に前記第4ミラーが反射した前記受信ビーム又は前記第4ミラーに向かう前記送信ビームが通過する第4通過口を有し、前記第3ハウジング部は、前記第2通過口と前記第3通過口と接続し、
    前記第4ハウジング部は、前記第3ミラー及び前記第4ミラーの間の光軸を含む平面で分割した構造を有し、
    前記第4ハウジング部の一方に前記第3ミラーおよび前記第4ミラーが在り、前記第4ハウジングの他方を前記一方に嵌合していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のビーム反射機構。
  5. 駆動軸支持部をさらに備え、前記駆動軸支持部は、前記第1ミラー及び前記第2ミラーの間の光軸の方向における前記第2ハウジング部とは反対側で、前記第1ハウジング部を回転可能に支持することを特徴とする請求項4に記載のビーム反射機構。
  6. 前記駆動軸支持部は、一端側で前記第1ハウジング部を回転可能に支持し、他端側が前記第4ハウジング部に固定されたことを特徴とする請求項5に記載のビーム反射機構。
  7. 前記駆動軸支持部は、前記第4ハウジング部の他端側で前記第4ハウジング部に固定されたことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のビーム反射機構。
  8. 前記駆動軸支持部は、前記反射鏡部及び前記第1ミラーの間の光軸と平行に配置された板状の部材であることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のビーム
    反射機構。
  9. 前記第2ハウジング部及び前記第4ハウジング部は、前記第2ミラー及び前記第3ミラーの間の光軸が、前記反射鏡部及び前記第1ミラーの間の光軸と平行になる位置に、それぞれ前記第2通過口及び前記第3通過口が配置されたことを特徴とする請求項4から請求項8のいずれか1項に記載のビーム反射機構。
  10. 前記第4ハウジング部は、前記第3ミラー及び前記第4ミラーの間の光軸が、前記第1ミラー及び前記第2ミラーの間の光軸と平行になる位置に、前記第3ミラー及び前記第4ミラーを配置したことを特徴とする請求項4から請求項9のいずれか1項に記載のビーム
    反射機構。
  11. 前記第4ハウジング部は、前記第4ミラーが反射した前記受信ビーム又は前記第4ミラーへ向かう前記送信ビームの光軸が、前記反射鏡部及び前記第1ミラーの間の光軸と平行になる位置に、又は、前記反射鏡部及び前記第1ミラーの間の光軸と一致する位置に、前記第4ミラーを配置したことを特徴とする請求項4から請求項10のいずれか1項に記載のビーム反射機構。
  12. 給電部をさらに備え、前記給電部は、前記第4ミラーが反射した前記受信ビームを受けること、又は、前記第4ミラーへ前記送信ビームを送ることを特徴とする請求項4から請求項11のいずれか1項に記載のビーム反射機構。
  13. 管状支持台をさらに備え、前記管状支持台は、前記第4ハウジング部を支持し、前記第1ミラー及び前記第2ミラーの間の光軸と直交する、前記反射鏡部及び前記第1ミラーの間の光軸を回転軸として、前記第4ハウジング部とともに回転するハウジング支持部と、内部に前記給電部が収納された給電部収納部と、前記ハウジング支持部と前記給電部収納部とをつなぎ、前記ハウジング支持部を回転可能に支持する第2回転支持部とを有することを特徴とする請求項12に記載のビーム反射機構。
  14. 前記管状支持台は、第2駆動部をさらに備え、前記第2駆動部は、前記第4ハウジング部を回転させるものであることを特徴とする請求項13に記載のビーム反射機構。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のビーム反射機構と、前記第1ハウジング部に接続され、前記反射鏡部を支持する第1鏡面支持部とを備えた反射鏡駆動機構。
  16. 前記第1鏡面支持部は、前記反射鏡部を支持し、前記第1ミラー及び前記第2ミラーの間の光軸と交差する軸を回転軸として、前記反射鏡部とともに回転する鏡面支持部と、前記第1ハウジング部に接続されたハウジング接続部と、前記鏡面支持部と前記ハウジング接続部とをつなぎ、前記鏡面支持部を回転可能に支持する第3回転支持部とを有することを特徴とする請求項15に記載の反射鏡駆動機構。
  17. 前記第1鏡面支持部は、第3駆動部をさらに備え、前記第3駆動部は、前記鏡面支持部を回転させるものであることを特徴とする請求項16に記載の反射鏡駆動機構。
  18. 前記第3回転支持部及び前記第3駆動部は、ジャッキであることを特徴とする請求項17に記載の反射鏡駆動機構。
  19. 前記ハウジング接続部は、前記第1通過口と光学的に連通する開口部と、前記第1ハウジング部の側へ延伸した複数の脚部とを有し、前記脚部が前記第1ハウジング部に接続されたことを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載の反射鏡駆動機構。
  20. 請求項15から請求項19のいずれか1項に記載の反射鏡駆動機構と、前記反射鏡部とを備えた反射鏡アンテナ装置。
  21. 前記反射鏡部は、前記第1鏡面支持部に支持された主鏡と、前記主鏡が集束した前記受信ビームを反射して前記第1ミラーへ到達させる、又は、前記第1ミラーが反射した前記送信ビームを反射して前記主鏡へ到達させる副鏡と、前記主鏡と前記副鏡との間に介在し、前記副鏡を支持する第2鏡面支持部とを備えたことを特徴とする請求項20に記載の反射鏡アンテナ装置。
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