JP2002217414A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2002217414A
JP2002217414A JP2001012585A JP2001012585A JP2002217414A JP 2002217414 A JP2002217414 A JP 2002217414A JP 2001012585 A JP2001012585 A JP 2001012585A JP 2001012585 A JP2001012585 A JP 2001012585A JP 2002217414 A JP2002217414 A JP 2002217414A
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oxide film
film
manufacturing
silicon oxide
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JP2001012585A
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English (en)
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Tetsuya Matsutani
哲也 松谷
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3nm以下の極薄ゲート酸化膜を有するゲー
ト電極構造を高精度に加工し、サリサイド形成を可能に
する半導体装置ならびにその製造方法を提供すること。 【解決手段】 poly−Siゲート電極13のドライ
エッチングをBあるいはPを含んだシリコン酸化膜14
をマスクとしてエッチングを行い、その後BあるいはP
を含んだシリコン酸化膜14を選択的に除去する。po
ly−Si膜のゲート電極ドライエッチングにおいて3
nm以下の極薄ゲート酸化膜12を突き破ることがな
く、かつサリサイド形成が実現でき、トランジスタの高
電流駆動能力、低抵抗化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関するものであり、特に多結晶シリコン
ゲート電極の形成方法に関し、主として、ゲート幅0.
18μmルール以下の高性能デバイスにおける半導体製
造工程において用いることができるように、改良を図っ
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、トランジスタの高性能化のために
さらなるプロセルルールの微細化が進められている。ゲ
ート幅0.18μmルール以下の微細半導体デバイスの
ゲート電極は、トランジスタの高速化のために、従来の
+同極ゲートからデュアルゲート電極構造、即ち、P
チャンネルトランジスタはP+電極を、Nチャンネルト
ランジスタはN+電極を、それぞれ用いたデュアルゲー
ト電極構造への移行が進んでいる。
【0003】また、ゲート電極、ソース、ドレインの寄
生抵抗が無視できなくなり、これらの低抵抗化のため
に、ゲート電極、ソース、ドレイン上にTi、Coなど
の金属シリサイドを形成する構造が必要となってきてい
る。
【0004】以下、図2(a)〜図2(g)を用いて従
来のデュアルゲート電極構造の形成方法について説明を
行う。まず、半導体(シリコン)基板上10に素子分離
領域11を形成した後、熱酸化法によりゲート酸化膜1
2(例えば3nm)を形成し、次いで化学的気相成長法
(CVD法)により多結晶シリコン(poly−Si)
膜13(例えば200nm)、の堆積を行う(図2
(a)参照)。その際、素子分離領域11はシャロート
レンチアイソレーション法(STI法)により作製さ
れ、CVD法により形成されたノンドープのシリコン酸
化膜で構成されている。
【0005】次いで、リソグラフィー技術とイオン注入
技術を用いて、Nチャンネルトランジスタが形成される
領域には例えば燐のドープ13aを、Pチャンネルトラ
ンジスタが形成される領域には例えばホウ素のドープ1
3bを、それぞれ行う(図2(b)参照)。次いでpo
ly−Si膜13上に化学増幅型のレジストを成膜し、
KrFエキシマレーザによるリソグラフィー技術を用い
て化学増幅型のレジストパターン16を形成する(図2
(c)参照)。
【0006】ここでレジストパターン16は、下地膜厚
のばらつき、あるいは下地段差による下地反射率のばら
つきを制御しレジストパターン16の寸法精度を得る目
的で有機材料の塗布による反射防止膜(Anti Re
flective Coating:以下、ARCと称
す)15上に形成されるのが一般的である。その後、こ
のレジストパターン16をマスクとして、ARC15、
poly−Si膜13の異方性エッチングを順次行い、
その後レジストパターン16を選択的に除去する(図2
(d)参照)。
【0007】次にゲート電極、ソース領域,ドレイン領
域上に金属シリサイドの形成を行うが、これには自己整
合的な形成を行うサリサイド(salicide;self-aligned
silicide)プロセスが一般的に用いられる。まず、サリ
サイドプロセスを行う前に、酸化膜、シリコン窒化膜な
どを全面に成膜し、異方性エッチングを行うことでサイ
ドウォールスペーサー17を形成し(図2(e)参
照)、ソース、ドレイン領域(図示せず)を形成した
後、例えばCoをスパッタ技術により全面に形成を行
う。その後熱処理(例えば450℃)を行えば、ゲート
電極、ソース領域、ドレイン領域上のCoはシリサイド
化されるが、一方サイドウォールスペーサー17や素子
分離領域11上はシリサイド化されずにCoのままであ
る(図2(f)参照)。
【0008】次いで、例えばアンモニアと過酸化水素と
の混合液でエッチングを行えば、Coのみが除去され、
ゲート電極、ソース、ドレイン上にCoシリサイドが自
己整合的に形成される(図2(g)参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の多結晶シリコン
ゲート電極の形成は、以上のような工程により実施され
ており、デュアルゲート構造で、ゲート電極、ソース、
ドレイン上にCoシリサイドが選択的にかつ自己整合的
に形成された半導体装置を得ることができる。
【0010】しかしながら、この従来技術をゲート寸法
が0.18μm以下のデバイスに適用した場合、以下の
ような問題が生じることが確認されている。
【0011】即ち、図2(c)のpoly−Si膜13
のエッチングにおいて、レジストをマスクとしてエッチ
ングを行った場合、ゲート酸化膜に対する選択性を得る
ことが困難となる。ゲート酸化膜はプロセスが微細化す
るにつれて一層の薄膜化が進行しており、エッチングに
よってゲート酸化膜が突き破れてしまい、トランジスタ
の形成が不可能となる。
【0012】その理由は、以下の通りである。即ち、p
oly−Si膜13のエッチングでは、ゲート酸化膜に
対する高い選択性を得るためにエッチングガスとしてH
BrガスにO2ガスを添加した系が一般に用いられる。
これはBr自体が酸化膜をエッチングしにくい特性を持
つことと、Oプラズマによりシリコンが酸化され易いこ
とと、SiBr系の反応生成物が酸化されデポジション
を起こしやすくなるためと考えられている。
【0013】ところが、レジストをマスクとしてエッチ
ングを行う際に、エッチングガスとしてHBrガスにO
2ガスを添加した系を使用すると、ゲート酸化膜に対す
る選択性が著しく低下する。これは、レジスト中に含ま
れるCがプラズマ解離しpoly−Si膜13のエッチ
ングにおけるオーバーエッチング時にゲート酸化膜を照
射し、これにより、ゲート酸化膜のSi、O間の結合エ
ネルギーが弱まり、Oの引き抜きが起こり、さらにSi
とBrの反応によりSiBr4が生成され、ゲート酸化
膜がエッチングされることが原因である。
【0014】以上の現象を化学式で示すと、次のように
なる。 2Si−O + C → 2Si + CO2 …(1) Si + 4Br* → SiBr4↑ …(2)
【0015】ここで、各ボンドの結合エネルギーは以下
のとおりである。 C−O=256.7kcal/mol Si−O=192kcal/mol Si−Br=70kcal/mol
【0016】この現象はゲート酸化膜厚が5nm程度
(0.25μmデバイス相当)では必要な対ゲート酸化
膜選択比(poly−Siのエッチレート/ゲート酸化
膜のエッチレート)が50以下のため問題とはならない
が、3.5nm程度以下(0.18μmデバイス以降、
必要な対ゲート酸化膜選択比が100以上)では大きな
問題となる。
【0017】このゲート酸化膜の選択性の向上に関して
は、図2(d)におけるエッチング時のマスクをレジス
ト16の替わりに、いわゆるハードマスクを用いれば解
決を図ることができる。即ち、ハードマスクは、シリコ
ン酸化膜、シリコン窒化膜などの無機絶縁膜からなり、
マスク中にCを含まないため、上記(1)、(2)式で
示した反応が起こらず、ゲート酸化膜に対し高い選択性
を得ることができる。
【0018】ところが、図2(e)以降のサリサイドプ
ロセスを行う場合、poly−Siのエッチング時のマ
スクを選択的に除去する必要があるが、シリコン酸化膜
あるいはシリコン窒化膜をマスクとした場合、有効な除
去手段が存在しない。従って、単にCoシリサイドを電
極上に形成するだけではなく、その後にサリサイドプロ
セスを実施する場合には、上述のようなマスク材料の変
更で対応できないという問題が生じる。
【0019】また、上述のように、マスクとしてレジス
トを使用した場合、Cが基板中、特にソース,ドレイン
を形成する領域に照射されてしまい、コンタクトを取る
べき領域であるにもかかわらず、抵抗値が高くなってし
まうという問題がある。
【0020】また、ハードマスクを形成した後のイオン
注入によるハードマスクの膜減りを抑えることができる
ものとして、例えば特開2000−100965号公報
に示された半導体装置の製造方法がある。この公報に開
示された技術は、ポリサイドからなるゲート電極のエッ
チング用のハードマスク上に、ポリシリコンの補償膜を
予め形成しておき、ゲート電極のエッチング中に補償膜
もエッチングされることにより、ハードマスクの膜減り
を抑え、その後のイオン注入の際に、イオンがハードマ
スクを突き抜けるのを防止できるものである。
【0021】しかしながら、この従来技術によれば、ゲ
ート電極のエッチングの際にオーバーエッチが起こりや
すいという問題があり、また、トランジスタを形成した
後、サリサイド法を実施するためにハードマスクを選択
的に除去する技術は開示されていない。
【0022】本発明は上記のような従来のものの問題点
を解決するためになされたもので、ハードマスクを用い
てゲート酸化膜の選択性を向上させながらサリサイドプ
ロセスを実行でき、しかもこれを、基板の抵抗を上昇さ
せたり、オーバーエッチを生じさせたりすることなく、
実現できる半導体装置およびその製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】そこで、上記問題点を解
決するために、本願の請求項1の発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板上に、ゲート絶縁膜、多結晶
シリコン膜、及びホウ素あるいは燐の少なくとも一方が
ドープされたシリコン酸化膜を順次積層し、前記ドープ
されたシリコン酸化膜のパターンを形成する工程と、前
記ドープされたシリコン酸化膜のパターンをマスクとし
て、前記多結晶シリコン膜をエッチングする工程と、前
記ドープされたシリコン酸化膜を選択的に除去する工程
とを含む、ことを特徴とするものである。
【0024】本発明の請求項1の発明に係る半導体装置
の製造方法によれば、上記の構成によりpoly−Si
ゲート電極の高精度ドライエッチングを実現する。すな
わち、C成分を含まないシリコン酸化膜をpoly−S
iゲート電極のドライエッチング時にマスクとして使用
することでゲート酸化膜に対する高い選択性が得られ
る。さらにこのシリコン酸化膜をホウ素あるいは燐を含
んだシリコン酸化膜とすることで、これらを含まないシ
リコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン、poly−
Siに対し選択的な除去が可能となり、その後のサリサ
イド形成が可能となる。
【0025】また、本願の請求項2の発明に係る半導体
装置の製造方法は、請求項1記載の半導体装置の製造方
法において、前記多結晶シリコン膜をエッチングする工
程は、HBrガスを含んだエッチングガスにより行う、
ことを特徴とするものである。本発明の請求項2の発明
に係る半導体装置の製造方法によれば、HBrガスを含
んだエッチングガスによりpoly−Siゲート電極を
ドライエッチングする際にC成分を含まないシリコン酸
化膜をマスクとして使用することで、ゲート酸化膜のエ
ッチングが抑えられ、ゲート酸化膜に対する高い選択性
が得られる。
【0026】また、本願の請求項3の発明に係る半導体
装置の製造方法は、請求項1記載の半導体装置の製造方
法において、前記ドープされたシリコン酸化膜を選択的
に除去する工程は、フッ化水素ガスを含んだ気相エッチ
ングにより行う、ことを特徴とするものである。本発明
の請求項3の発明に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、フッ化水素ガスを含んだ気相エッチングにより、ホ
ウ素あるいは燐を含んだシリコン酸化膜の選択的な除去
ができる。これは、ホウ素あるいは燐を含んだシリコン
酸化膜の吸湿性によりエッチング速度が上昇するためで
ある。
【0027】また、本願の請求項4の発明に係る半導体
装置の製造方法は、請求項1記載の半導体装置の製造方
法において、前記ドープされたシリコン酸化膜を選択的
に除去する工程は、フッ酸を含む混合液により行う、こ
とを特徴とするものである。本発明の請求項4の発明に
係る半導体装置の製造方法によれば、フッ酸を含む混合
液により、ホウ素あるいは燐を含まないシリコン酸化膜
のエッチング速度が低下するため、シリコン酸化膜の選
択的な除去が可能となる。
【0028】また、本願の請求項5の発明に係る半導体
装置の製造方法は、請求項4記載の半導体装置の製造方
法において、前記混合液は、前記フッ酸に加え塩酸を含
む、ことを特徴とするものである。本発明の請求項5の
発明に係る半導体装置の製造方法によれば、フッ酸と塩
酸を含む混合液により、ホウ素あるいは燐を含まないシ
リコン酸化膜のエッチング速度が低下するため、シリコ
ン酸化膜の選択的な除去が可能となる。
【0029】また、本願の請求項6の発明に係る半導体
装置の製造方法は、請求項4記載の半導体装置の製造方
法において、前記混合液は、前記フッ酸に加え有機溶媒
を含む、ことを特徴とするものである。本発明の請求項
6の発明に係る半導体装置の製造方法によれば、フッ酸
と有機溶媒を含む混合液により、ホウ素あるいは燐を含
まないシリコン酸化膜のエッチング速度が低下するた
め、シリコン酸化膜の選択的な除去が可能となる。
【0030】また、本願の請求項7の発明に係る半導体
装置の製造方法は、請求項6記載の半導体装置の製造方
法において、前記有機溶媒は、メタノール,エタノー
ル,イソプロピルアルコール,または酢酸のいずれかを
含む、ことを特徴とするものである。本発明の請求項7
の発明に係る半導体装置の製造方法によれば、フッ酸
と、メタノール,エタノール,イソプロピルアルコー
ル,または酢酸のいずれかを含む混合液により、ホウ素
あるいは燐を含まないシリコン酸化膜のエッチング速度
が低下するため、シリコン酸化膜の選択的な除去が可能
となる。
【0031】また、本願の請求項8の発明に係る半導体
装置の製造方法は、請求項1記載の半導体装置の製造方
法において、前記ドープされたシリコン酸化膜中の前記
ホウ素濃度は、1重量%以上6重量%以下である、こと
を特徴とするものである。本発明の請求項8の発明に係
る半導体装置の製造方法によれば、前記ドープされたシ
リコン酸化膜をホウ素を1重量%以上6重量%以下含ん
だシリコン酸化膜とすることで、これらを含まないシリ
コン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン、poly−S
iに対して選択的な除去が可能となる。
【0032】また、本願の請求項9の発明に係る半導体
装置の製造方法は、請求項1記載の半導体装置の製造方
法において、前記ドープされたシリコン酸化膜中の前記
燐濃度は、1重量%以上8重量%以下である、ことを特
徴とするものである。本発明の請求項9の発明に係る半
導体装置の製造方法によれば、前記ドープされたシリコ
ン酸化膜を燐を1重量%以上8重量%以下含んだシリコ
ン酸化膜とすることで、これらを含まないシリコン酸化
膜、シリコン窒化膜、シリコン、poly−Siに対し
て選択的な除去が可能となる。
【0033】また、本願の請求項10の発明に係る半導
体装置の製造方法は、請求項1記載の半導体装置の製造
方法において、前記ドープされたシリコン酸化膜を選択
的に除去する工程の後に、サリサイド法により金属シリ
サイド膜を自己整合的に形成する工程をさらに含む、こ
とを特徴とするものである。本発明の請求項10の発明
に係る半導体装置の製造方法によれば、前記poly−
Siゲート電極のドライエッチング時にマスクとして使
用するシリコン酸化膜をホウ素あるいは燐を含んだシリ
コン酸化膜とすることで、これらを含まないシリコン酸
化膜、シリコン窒化膜、シリコン、poly−Siに対
し選択的な除去が可能となり、その後にサリサイド形成
が可能となる。
【0034】また、本願の請求項11の発明に係る半導
体装置の製造方法は、請求項1ないし4または10のい
ずれかに記載の半導体装置の製造方法において、前記各
工程は、ゲート幅0.18μmルール以下のプロセスル
ールを適用したものである、ことを特徴とするものであ
る。本発明の請求項11の発明に係る半導体装置の製造
方法によれば、ホウ素あるいは燐を含んだシリコン酸化
膜を使用するため、請求項1ないし4または10記載の
各工程をゲート幅0.18μmルール以下のプロセスル
ールで実行しても、ゲート酸化膜に対し高い選択性が得
られ、ゲート酸化膜の突き破れが発生しない。また、マ
スクを選択的に除去できるため、その後のサリサイド形
成が可能となる。
【0035】また、本願の請求項12の発明に係る半導
体装置は、半導体基板上に、ゲート絶縁膜、及び多結晶
シリコン膜を順次積層してなるゲート電極構造を有する
半導体装置において、前記多結晶シリコン膜上および前
記半導体基板の主面上の一部分に、これらと直接接する
領域のみに金属シリサイド膜を有する、ことを特徴とす
るものである。本発明の請求項12の発明に係る半導体
装置によれば、多結晶シリコン膜上および前記半導体基
板の主面上の一部分には、これらと直接接する領域のみ
に金属シリサイド膜を有するようにしたので、装置の低
抵抗化を実現した半導体装置が得られる。
【0036】また、本願の請求項13の発明に係る半導
体装置は、請求項12記載の半導体装置において、前記
主面上の一部分は、ソース,ドレインが形成される領域
である、ことを特徴とするものである。本発明の請求項
13の発明に係る半導体装置によれば、多結晶シリコン
膜上および前記半導体基板の主面上のソース,ドレイン
が形成される領域には、これらと直接接する領域のみに
金属シリサイド膜を有するようにしたので、低抵抗化を
実現した半導体装置が得られる。
【0037】また、本願の請求項14の発明に係る半導
体装置は、請求項12記載の半導体装置において、前記
金属シリサイド膜は、前記多結晶シリコン膜上にホウ素
あるいは燐の少なくとも一方がドープされたシリコン酸
化膜をマスクとして形成し、該マスクを除去した後に、
自己整合的に形成されたものである、ことを特徴とする
ものである。本発明の請求項14の発明に係る半導体装
置によれば、前記金属シリサイド膜が前記多結晶シリコ
ン膜上にホウ素あるいは燐の少なくとも一方がドープさ
れたシリコン酸化膜がマスクとして形成され、前記マス
クが除去された後に、自己整合的に形成されるため、サ
リサイド法により金属シリサイド膜を形成でき、低抵抗
化を実現した半導体装置が得られる。
【0038】また、本願の請求項15の発明に係る半導
体装置は、請求項13記載の半導体装置において、前記
ソース,ドレインが形成される領域中には、炭素を含ま
ない、ことを特徴とするものである。本発明の請求項1
5の発明に係る半導体装置によれば、マスクとしてレジ
ストを使用しないため、ソース,ドレインが形成される
領域中には、炭素を含まれず、炭素が含まれる場合に比
べ低い抵抗値を維持することが可能となる。
【0039】また、本願の請求項16の発明に係る半導
体装置は、請求項13記載の半導体装置において、前記
ソース,ドレインが形成される領域は、その上面の高さ
が前記半導体基板の主面と一致する、ことを特徴とする
ものである。本発明の請求項16の発明に係る半導体装
置によれば、マスクとしてレジストを使用しないため、
基板の削れを生じることなく低抵抗化を実現した半導体
装置が得られる。
【0040】また、本願の請求項17の発明に係る半導
体装置は、請求項14記載の半導体装置において、前記
ドープされたシリコン酸化膜中の前記ホウ素濃度は、1
重量%以上6重量%以下である、ことを特徴とするもの
である。本発明の請求項17の発明に係る半導体装置に
よれば、ドライエッチング時にマスクとして、1重量%
以上6重量%以下のホウ素を含んだシリコン酸化膜とす
ることで、これを含まないシリコン酸化膜、シリコン窒
化膜、シリコン、poly−Siに対して選択的な除去
が可能となり、その後にサリサイド法を実施すること
で、金属シリサイド膜を形成でき、低抵抗化を実現した
半導体装置が得られる。
【0041】また、本願の請求項18の発明に係る半導
体装置は、請求項14記載の半導体装置において、前記
ドープされたシリコン酸化膜中の前記燐濃度は、1重量
%以上8重量%以下である、ことを特徴とするものであ
る。本発明の請求項18の発明に係る半導体装置によれ
ば、ドライエッチング時にマスクとして、1重量%以上
8重量%以下の燐を含んだシリコン酸化膜とすること
で、これを含まないシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、
シリコン、poly−Siに対して選択的な除去が可能
となり、その後にサリサイド法を実施することで、金属
シリサイド膜を形成でき、低抵抗化を実現した半導体装
置が得られる。
【0042】また、本願の請求項19の発明に係る半導
体装置は、請求項12ないし14のいずれかに記載の半
導体装置であって、ゲート幅0.18μmルール以下の
プロセスルールを適用して製造したものである、ことを
特徴とするものである。本発明の請求項19の発明に係
る半導体装置によれば、ホウ素あるいは燐を含んだ酸化
膜を使用するため、ゲート幅0.18μmルール以下の
プロセスルールを実行しても、ゲート酸化膜に対し高い
選択性が得られ、ゲート酸化膜の突き破れが発生しな
い。また、マスクを選択的に除去できるため、その後の
サリサイド形成が可能となる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半導体装置と
その製造方法の実施の形態について説明する。 (実施の形態1)この実施の形態1は、ハードマスクと
してBPSG膜を用いることにより、本来相容れない,
ハードマスクによるエッチングとサリサイドプロセスと
を両立できるようにしたものである。
【0044】図1(a)〜図1(h)を用いて本発明に
よるゲート電極構造の形成方法について説明を行う。ま
ず、半導体(シリコン)基板10上に素子分離領域11
を形成した後、熱酸化法によりゲート酸化膜12(例え
ば3nm)を形成し、化学的気相成長法(CVD法)に
より多結晶シリコン(poly−Si)膜13(例えば
200nm)、の堆積を行う(図1(a)参照)。その
際、素子分離領域11はシャロートレンチアイソレーシ
ョン法(STI法)により作製され、CVD法により形
成されたノンドープのシリコン酸化膜で構成されてい
る。
【0045】次いで、リソグラフィー技術とイオン注入
技術を用いて、poly−Si膜13中のNチャンネル
トランジスタが形成される領域には例えば燐のドープ1
3aを、Pチャンネルトランジスタが形成される領域に
は例えばホウ素のドープ13bを、それぞれ行う(図1
(b)参照)。
【0046】次に、poly−Si膜13上にホウ素あ
るいは燐の少なくとも一方を含んだシリコン酸化膜とし
てボロンリンガラス膜(BPSG膜)14をCVD法で
150nm堆積する。この実施の形態1の例では、BP
SG膜中のホウ素の濃度を4wt.%、燐の濃度を5w
t.%とした。
【0047】次いでKrFエキシマレーザによるリソグ
ラフィー技術を用いて化学増幅型のレジストパターン1
6を形成する(図1(c)参照)。ここでレジストパタ
ーン16は、有機材料の塗布によるARC15上に形成
する。
【0048】その後、このレジストパターン16をマス
クとして、ARC15、BPSG膜14のドライエッチ
ングを順次行い、O2プラズマによるアッシングによ
り、レジストパターン16、ARC15を除去する(図
1(d)参照)。その後、レジストパターン16のパタ
ーンが転写されたBPSG膜14をマスクとして、po
ly−Si膜13のドライエッチングを行う。
【0049】図3は、このpoly−Si膜13のドラ
イエッチングの際に使用する誘導結合型プラズマ発生装
置の構造を示す模式図である。図3において、31は接
地され内壁がセラミック、アルミナまたは石英等の絶縁
物で覆われたチャンバー、32は高周波電力が印加され
る上部電極である。上部電極32はコイル状の形状をし
ており、高周波電源34によりここに高周波電力が印加
されることにより、誘導結合プラズマがチャンバー内に
発生する。下部電極33は高周波電力が印加される試料
台であり、高周波電源35によりここに印加される高周
波電力によりイオンエネルギーの制御を行う。また、下
部電極33の内部は、冷媒などにより電極温度を制御す
る機構(図示せず)を有しており、電極温度を−30℃
から100℃程度まで制御できる。チャンバー31には
エッチングガスがマスフローコントローラ(図示せず)
を介して導入口(図示せず)から導かれ、チャンバー内
圧力はターボポンプ(図示せず)により0.1Paから
10Pa程度に制御できる。
【0050】そのエッチング条件として、HBrガス流
量=80ml/min、O2ガス流量=3ml/mi
n、圧力=0.4Pa、上部電極印加電力=300W、
下部電極印加電力=50W、下部電極温度=50℃でエ
ッチングを行った。
【0051】本実施の形態1の場合、BPSG膜をエッ
チングマスクとしているためマスク中にCが含まれな
い。これによりゲート酸化膜に対し高い選択性が得られ
る。上記エッチング条件下でBPSG膜をマスクとした
場合の対ゲート酸化膜選択比は約200、レジストをマ
スクとした場合のそれは45であった。
【0052】このため、エッチング形状はほぼ垂直形状
が得られ、ゲート酸化膜の突き破れ、エッチング残さの
発生はなく、良好なエッチング特性が得られた(図1
(e)参照)。
【0053】次にBPSG膜14の除去を行う。この除
去はフッ化水素ガスを含んだ気相エッチングにより行っ
た。図4は、この気相エッチングの際に使用する気相エ
ッチング装置の構造を示す模式図である。図4におい
て、41は内壁がフッ素樹脂等の耐酸性物質で覆われた
チャンバー、42は試料台で、その内部は、冷媒などに
より電極温度を制御する機構(図示せず)ならびにウェ
ハー面内のエッチング均一性向上を目的とした回転機構
(図示せず)を有しており、電極温度を−30℃から1
00℃程度まで制御できる。チャンバー41にはエッチ
ングガスがマスフローコントローラ43を介して導入口
44から導かれ、チャンバー内圧はポンプ(図示せず)
により0.1Paから0.1MPa程度に制御できる。
【0054】エッチング条件としてHFガス流量=50
0ml/min、N2ガス流量=50ml/min、試
料台温度=50℃、試料台回転数100rpmでエッチ
ングを行った。上記エッチング条件下でBPSG膜のエ
ッチレートは約800nm/min、対熱酸化膜選択比
は1000以上、シリコン、poly−Si、シリコン
窒化膜はほとんどエッチングされず、これらの膜に対す
る選択比は無限大である。
【0055】このエッチングにより、その吸湿性によっ
てBPSG膜14だけが除去され、poly−Si電極
の形状変化、STIのシリコン酸化膜の減少、シリコン
基板の削れ、基板の抵抗の増大、などの発生はなく、良
好なエッチング特性が得られた(図1(f)参照)。
【0056】なお、このシリコン基板の削れは、レジス
トをマスクとした場合のレジストに含まれるCがシリコ
ン基板へ照射されることによるもので、主にトランジス
タ形成面、即ち、ソース,ドレインが形成される領域の
上面が、シリコン基板の主面の高さよりも低くなるもの
である。また、基板の抵抗の増大もレジストをマスクと
した場合のCの照射によるもので、Cがシリコン基板中
に進入することで起こり得るが、本実施の形態1ではこ
れらの現象は生じなかった。
【0057】その後、イオン注入技術などによりLDD
(ライトドープトドレイン)領域(図示せず)を形成
し、次いでCVD法によりシリコン酸化膜を例えば18
0nmに成膜し、ドライエッチング技術により全面をエ
ッチバックし、サイドウォールスペーサー17を形成
し、ソース、ドレイン領域(図示せず)を形成した後
(図1(g)参照)、サリサイド技術によりゲート電
極、ソース、ドレイン領域に金属シリサイドの形成を行
う。
【0058】本実施の形態1ではまずCo18をスパッ
タ技術により例えば15nmの厚さで全面に形成を行
う。その後熱処理(例えば450℃)を行い、ゲート電
極、ソース、ドレイン上のCoをシリサイド19化させ
る(図1(h)参照)。次いで、例えばアンモニアと過
酸化水素との混合液でエッチングを行えばCoだけが選
択的に除去され、ゲート電極、ソース、ドレイン上にC
oシリサイドが自己整合的に形成される(図1(i)参
照)。
【0059】このように、本実施の形態1では、BPS
G膜をpoly−Siゲートのエッチング時のハードマ
スクとして用いるため、ゲート幅0.18μmルール以
下のプロセスルールに基づいて製造を行っても高いゲー
ト酸化膜選択性が得られ、poly−Si膜のゲート電
極ドライエッチングにおいて3nm以下の極薄ゲート酸
化膜を突き破ることがなく、トランジスタの形成が可能
となる。さらに、このBPSG膜はエッチング後、選択
除去が可能であるため、サリサイドプロセスが適用で
き、トランジスタの高電流駆動能力、低抵抗化が実現で
きる。
【0060】(実施の形態2)本発明の実施の形態2と
して、図1(f)におけるBPSG膜14の選択的なエ
ッチングをフッ酸、塩酸の混合液で行った例を示す。p
oly−Si膜13のドライエッチングまでの各工程は
図1(a)〜図1(e)までの工程と同様である。po
ly−Si膜13のドライエッチング後のBPSG膜1
4の除去は一般的なバス式洗浄装置(図示せず)で、フ
ッ酸、塩酸、水の体積混合比として1:10:100
0、液温度=20℃(室温付近)でエッチングを行っ
た。
【0061】上記エッチング条件下でBPSG膜のエッ
チレートは約8nm/分、熱酸化膜のエッチレートは約
0.2nm/分、BPSG膜の対熱酸化膜選択比は約4
0、シリコン、poly−Si、シリコン窒化膜はほと
んどエッチングされず、これらの膜に対する選択比は無
限大である。
【0062】これは、上記混合液中で、F-濃度がHF2
-濃度より高くなり、熱酸化膜などのB、Pを含まない
シリコン酸化膜のエッチレートが低下するためと考えら
れる。
【0063】このエッチングにより、BPSG膜14だ
けが除去され、poly−Si電極の形状変化、STI
のシリコン酸化膜の減少、シリコン基板の削れなどの発
生はなく、良好なエッチング特性が得られた。この後、
図1(g)〜図1(i)で示した実施の形態1と同様の
工程でゲート電極、ソース、ドレイン上にCoシリサイ
ドが自己整合的に形成される。
【0064】このように、本実施の形態2では、BPS
G膜をpoly−Siゲートのエッチング時のハードマ
スクとして用いるため、ゲート幅0.18μmルール以
下のプロセスルールに基づいて製造を行っても高いゲー
ト酸化膜選択性が得られ、poly−Si膜のゲート電
極ドライエッチングにおいて3nm以下の極薄ゲート酸
化膜を突き破ることがなく、トランジスタの形成が可能
となる。さらに、このBPSG膜はエッチング後、フッ
酸と塩酸との混合液により選択除去が可能であるため、
サリサイドプロセスが適用でき、トランジスタの高電流
駆動能力、低抵抗化が実現できる。
【0065】(実施の形態3)本発明の実施の形態3と
して、図1(f)におけるBPSG膜14の選択的なエ
ッチングをフッ酸と有機溶媒との混合液で行った例を示
す。poly−Si膜13のドライエッチングまでは図
1(a)〜図1(e)までと同様である。
【0066】poly−Si膜13のドライエッチング
後のBPSG膜14の除去は一般的なバス式洗浄装置
(図示せず)で、フッ酸、メタノール、水の体積混合比
として1:80:1、液温度=20℃(室温付近)でエ
ッチングを行った。
【0067】上記エッチング条件下でBPSG膜のエッ
チレートは約8nm/分、熱酸化膜のエッチレートは約
0.1nm/分、BPSG膜の対熱酸化膜選択比は約8
0、シリコン、poly−Si、シリコン窒化膜はほと
んどエッチングされず、これらの膜に対する選択比は無
限大である。これは有機溶媒中で、HF2 -濃度が低くな
り、熱酸化膜などのB、Pを含まない酸化膜のエッチレ
ートが低下するためと考えられる。
【0068】エッチングは、BPSG膜14だけが除去
され、poly−Si電極の形状変化、STIのシリコ
ン酸化膜の減少、シリコン基板の削れなどの発生はな
く、良好なエッチング特性が得られた。この後、図1
(g)〜図1(i)で示した実施の形態1と同様の工程
でゲート電極、ソース、ドレイン上にCoシリサイドが
自己整合的に形成される。
【0069】このように、本実施の形態3では、BPS
G膜をpoly−Siゲートのエッチング時のハードマ
スクとして用いるため、ゲート幅0.18μmルール以
下のプロセスルールに基づいて製造を行っても高いゲー
ト酸化膜選択性が得られ、poly−Si膜のゲート電
極ドライエッチングにおいて3nm以下の極薄ゲート酸
化膜を突き破ることがなく、トランジスタの形成が可能
となる。さらに、このBPSG膜はエッチング後、フッ
酸と有機溶媒との混合液により選択除去が可能であるた
め、サリサイドプロセスが適用でき、トランジスタの高
電流駆動能力、低抵抗化が実現できる。
【0070】なお、本実施の形態3におけるBPSG膜
のエッチング条件は一例を示すものでこの限りではな
い。メタノールの替わりにエタノール、イソプロピルア
ルコール、酢酸などでも同様の結果が得られる。また、
これらを適宜混合したものをフッ酸に混合したものを用
いてもよい。
【0071】また、BPSG膜についてもホウ素濃度1
〜6重量%、燐濃度1〜8重量%まで同様の効果が得ら
れた。また、ボロンガラス(BSG)、リンガラス(P
SG)でも同様の効果が得られる。
【0072】なお、本実施の形態1ないし3では、po
ly−Si膜13のエッチングを、図3に示すような構
成の誘導結合型ドライエッチング装置を用いて行うよう
にしたが、それ以外の、例えばRIE(Reactiv
e Ion Etching)、ECR(Electr
on Cyclotron Resonance)方式
等のプラズマ源を搭載するドライエッチング装置を用い
ても同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0073】また、poly−Si膜のドライエッチ条
件なども一例を示すもので、この限りではない。また、
上記実施の形態1ないし3では、ゲート電極、ソース、
ドレイン上にCoシリサイドを形成するようにしたが、
Ti等、他の金属のシリサイドを形成するようにしても
よい。さらに、各種エッチャントや添加物等も、上記実
施の形態1ないし3と同じ物質に限るものではなく、類
似した性質を有する物質を用いてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1の発明に
係る半導体装置の製造方法によれば、半導体基板上に、
ゲート絶縁膜、多結晶シリコン膜、及びホウ素あるいは
燐の少なくとも一方がドープされたシリコン酸化膜を順
次積層し、前記ドープされたシリコン酸化膜のパターン
を形成する工程と、前記ドープされたシリコン酸化膜の
パターンをマスクとして、前記多結晶シリコン膜をエッ
チングする工程と、前記ドープされたシリコン酸化膜を
選択的に除去する工程とを含む、ようにしたので、C成
分を含まないドープされたシリコン酸化膜を多結晶シリ
コン膜のドライエッチング時にマスクとして使用するこ
とで、多結晶シリコン膜からなるゲート電極の高精度ド
ライエッチングを実現でき、ゲート絶縁膜に対する高い
選択性が得られる。さらにこのドープされたシリコン酸
化膜はホウ素あるいは燐を含まないゲート絶縁膜、半導
体基板、多結晶シリコン膜に対し選択的に除去すること
が可能となり、その後のサリサイド形成が可能となる。
以上のことから、本発明は、高性能デバイスにおける半
導体製造工程において、大変重要な製造方法を提供でき
る効果がある。
【0075】また、本願の請求項2の発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、請求項1記載の半導体装置の
製造方法において、前記多結晶シリコン膜をエッチング
する工程は、HBrガスを含んだエッチングガスにより
行う、ようにしたので、マスクにCが含まれないため、
HBrガスを含んだエッチングガスによりエッチングを
行ってもゲート絶縁膜のエッチングが抑えられ、ゲート
絶縁膜に対する高い選択性が得られる効果がある。
【0076】また、本願の請求項3の発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、請求項1記載の半導体装置の
製造方法において、前記ドープされたシリコン酸化膜を
選択的に除去する工程は、フッ化水素ガスを含んだ気相
エッチングにより行う、ようにしたので、フッ化水素ガ
スを含んだ気相エッチングにより、ホウ素あるいは燐を
含んだシリコン酸化膜の吸湿性によりエッチング速度が
上昇し、ホウ素あるいは燐を含んだシリコン酸化膜の選
択的な除去が可能となる効果がある。
【0077】また、本願の請求項4の発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、請求項1記載の半導体装置の
製造方法において、前記ドープされたシリコン酸化膜を
選択的に除去する工程は、フッ酸を含む混合液により行
う、ようにしたので、フッ酸を含む混合液により、ホウ
素あるいは燐を含まないシリコン酸化膜のエッチング速
度が低下するため選択的な除去が可能となる効果があ
る。
【0078】また、本願の請求項5の発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、請求項4記載の半導体装置の
製造方法において、前記混合液は、前記フッ酸に加え塩
酸を含む、ようにしたので、フッ酸と塩酸を含む混合液
により、ホウ素あるいは燐を含まないシリコン酸化膜の
エッチング速度が低下するためシリコン酸化膜の選択的
な除去が可能となる効果がある。
【0079】また、本願の請求項6の発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、請求項4記載の半導体装置の
製造方法において、前記混合液は、前記フッ酸に加え有
機溶媒を含む、ようにしたので、フッ酸と有機溶媒を含
む混合液により、ホウ素あるいは燐を含まないシリコン
酸化膜のエッチング速度が低下するためシリコン酸化膜
の選択的な除去が可能となる効果がある。
【0080】また、本願の請求項7の発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、請求項6記載の半導体装置の
製造方法において、前記有機溶媒は、メタノール,エタ
ノール,イソプロピルアルコール,または酢酸のいずれ
かを含む、ようにしたので、フッ酸と、メタノール,エ
タノール,イソプロピルアルコール,または酢酸のいず
れかを含む混合液により、ホウ素あるいは燐を含まない
シリコン酸化膜のエッチング速度が低下するため選択的
な除去が可能となる効果がある。
【0081】また、本願の請求項8の発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、請求項1記載の半導体装置の
製造方法において、前記ドープされたシリコン酸化膜中
の前記ホウ素濃度は、1重量%以上6重量%以下とした
ので、これを含まないゲート絶縁膜、半導体基板、多結
晶シリコン膜に対し選択的な除去が可能となる効果があ
る。
【0082】また、本願の請求項9の発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、請求項1記載の半導体装置の
製造方法において、前記ドープされたシリコン酸化膜中
の前記燐濃度は、1重量%以上8重量%以下としたの
で、これを含まないゲート絶縁膜、半導体基板、多結晶
シリコン膜に対し選択的な除去が可能となる効果があ
る。
【0083】また、本願の請求項10の発明に係る半導
体装置の製造方法によれば、請求項1記載の半導体装置
の製造方法において、前記ドープされたシリコン酸化膜
を選択的に除去する工程の後に、サリサイド法により金
属シリサイド膜を自己整合的に形成する工程をさらに含
む、ようにしたので、前記多結晶シリコン膜のドライエ
ッチング時にマスクとして使用するシリコン酸化膜をホ
ウ素あるいは燐を含んだシリコン酸化膜とすることで、
その選択的な除去が可能となり、その後にサリサイド形
成が可能となる効果がある。
【0084】また、本願の請求項11の発明に係る半導
体装置の製造方法によれば、請求項1ないし4または1
0のいずれかに記載の半導体装置の製造方法において、
前記各工程は、ゲート幅0.18μmルール以下のプロ
セスルールを適用するようにしたので、請求項1ないし
4または10のいずれかに記載の各工程をゲート幅0.
18μmルール以下のプロセスルールで実行しても、ホ
ウ素あるいは燐を含んだシリコン酸化膜をマスクとして
使用するため、ゲート絶縁膜に対し高い選択性が得ら
れ、ゲート絶縁膜の突き破れが発生しない。また、マス
クを選択的に除去できるため、その後のサリサイド形成
が可能となる効果がある。
【0085】また、本願の請求項12の発明に係る半導
体装置によれば、半導体基板上にゲート絶縁膜、及び多
結晶シリコン膜を順次積層してなるゲート電極構造を有
する半導体装置において、前記多結晶シリコン膜上およ
び前記半導体基板の主面上の一部分に、これらと直接接
する領域のみに金属シリサイド膜を有する、ようにした
ので、装置の低抵抗化を実現した半導体装置が得られる
効果がある。
【0086】また、本願の請求項13の発明に係る半導
体装置によれば、請求項12記載の半導体装置におい
て、前記主面上の一部分は、ソース,ドレインが形成さ
れる領域としたので、多結晶シリコン膜上および前記半
導体基板の主面上のソース,ドレインが形成される領域
には、これらと直接接する領域のみに金属シリサイド膜
を有する、低抵抗化を実現した半導体装置が得られる効
果がある。
【0087】また、本願の請求項14の発明に係る半導
体装置によれば、請求項12記載の半導体装置におい
て、前記金属シリサイド膜は、前記多結晶シリコン膜上
にホウ素あるいは燐の少なくとも一方がドープされたシ
リコン酸化膜をマスクとして形成し、該マスクを除去し
た後に、自己整合的に形成されたものとしたので、サリ
サイド法により金属シリサイド膜を形成でき、低抵抗化
を実現した半導体装置が得られる効果がある。
【0088】また、本願の請求項15の発明に係る半導
体装置によれば、請求項13記載の半導体装置におい
て、前記ソース,ドレインが形成される領域中には、炭
素を含まないものであり、これは、マスクとしてレジス
トを使用しないため、ソース,ドレインが形成される領
域中には炭素が含まれず、マスクとしてレジストを使用
したために炭素が含まれる場合に比べ、低い抵抗値を維
持することが可能となる効果がある。
【0089】また、本願の請求項16の発明に係る半導
体装置によれば、請求項13記載の半導体装置におい
て、前記ソース,ドレインが形成される領域は、その上
面の高さが前記半導体基板の主面と一致するものであ
る。これは、マスクとしてレジストを使用しないため、
レジストに含まれるCが照射されて基板の削れを生じる
ことがないためであり、低抵抗化を実現した半導体装置
が得られる効果がある。
【0090】また、本願の請求項17の発明に係る半導
体装置によれば、請求項14記載の半導体装置におい
て、前記ドープされたシリコン酸化膜中の前記ホウ素濃
度は、1重量%以上6重量%以下としたので、これを含
まないゲート絶縁膜、半導体基板、多結晶シリコン膜に
対し選択的な除去が可能となり、その後にサリサイド法
を実施することで、金属シリサイド膜を形成でき、低抵
抗化を実現した半導体装置が得られる効果がある。
【0091】また、本願の請求項18の発明に係る半導
体装置によれば、請求項14記載の半導体装置におい
て、前記ドープされたシリコン酸化膜中の前記燐濃度
は、1重量%以上8重量%以下としたので、これを含ま
ないゲート絶縁膜、半導体基板、多結晶シリコン膜に対
し選択的な除去が可能となり、その後にサリサイド法を
実施することで、金属シリサイド膜を形成でき、低抵抗
化を実現した半導体装置が得られる効果がある。
【0092】また、本願の請求項19の発明に係る半導
体装置によれば、請求項12ないし14のいずれかに記
載の半導体装置であって、ゲート幅0.18μmルール
以下のプロセスルールを適用して製造するようにしたの
で、ゲート幅0.18μmルール以下のプロセスルール
を実行しても、ゲート酸化膜に対し高い選択性が得ら
れ、ゲート酸化膜の突き破れが発生しない。また、マス
クを選択的に除去できるため、その後のサリサイド形成
が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1ないし3による半導体装
置およびその製造方法における、ゲート電極形成方法を
示したプロセスの工程断面図である。
【図2】従来のゲート電極形成方法を示したプロセスの
工程断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1ないし3で用いたpol
y−Si膜のドライエッチング装置系を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1で用いた気相エッチング
装置系を示す図である。
【符号の説明】
10 半導体(Si)基板 11 素子分離領域 12 ゲート酸化膜 13 poly−Si膜 13a 燐ドープ領域 13b ホウ素ドープ領域 14 BPSG膜 15 ARC膜 16 レジストパターン 17 サイドウォールスペーサー 18 Co 19 Coシリサイド 31 チャンバー 32 上部電極 33 下部電極(試料台) 41 チャンバー 42 試料台 43 マスフローコントローラー 44 ガス導入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8238 H01L 27/08 321D 27/092 Fターム(参考) 4M104 BB01 BB20 BB25 CC01 CC05 DD02 DD37 DD43 DD64 DD67 DD71 DD78 DD84 GG09 GG10 GG14 HH20 5F004 AA04 AA05 BA20 BB13 DA00 DA20 DA25 DA26 DA29 DB02 DB04 DB05 DB06 EA06 EA10 EA34 EB02 5F033 HH04 HH25 HH27 KK01 KK25 KK27 LL04 MM07 PP06 PP15 QQ08 QQ15 QQ20 QQ28 QQ35 QQ70 QQ73 VV06 WW01 WW04 XX31 5F040 DA00 DB03 DC01 EC01 EC04 EC07 EC13 EC28 EF02 EK05 FA05 FB02 FC00 FC19 FC21 5F048 AC03 BA01 BB06 BB07 BB08 BB12 BC06 BF06 BG01 BG13 DA25

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に、ゲート絶縁膜、多結晶
    シリコン膜、及びホウ素あるいは燐の少なくとも一方が
    ドープされたシリコン酸化膜を順次積層し、前記ドープ
    されたシリコン酸化膜のパターンを形成する工程と、 前記ドープされたシリコン酸化膜のパターンをマスクと
    して、前記多結晶シリコン膜をエッチングする工程と、 前記ドープされたシリコン酸化膜を選択的に除去する工
    程とを含む、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記多結晶シリコン膜をエッチングする工程は、HBr
    ガスを含んだエッチングガスにより行う、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ドープされたシリコン酸化膜を選択的に除去する工
    程は、フッ化水素ガスを含んだ気相エッチングにより行
    う、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ドープされたシリコン酸化膜を選択的に除去する工
    程は、フッ酸を含む混合液により行う、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記混合液は、前記フッ酸に加え塩酸を含む、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記混合液は、前記フッ酸に加え有機溶媒を含む、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記有機溶媒は、メタノール,エタノール,イソプロピ
    ルアルコール,または酢酸のいずれかを含む、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ドープされたシリコン酸化膜中の前記ホウ素濃度
    は、1重量%以上6重量%以下である、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ドープされたシリコン酸化膜中の前記燐濃度は、1
    重量%以上8重量%以下である、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記ドープされたシリコン酸化膜を選択的に除去する工
    程の後に、サリサイド法により金属シリサイド膜を自己
    整合的に形成する工程をさらに含む、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし4または10のいずれ
    かに記載の半導体装置の製造方法において、 前記各工程は、ゲート幅0.18μmルール以下のプロ
    セスルールを適用したものである、 ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体基板上に、ゲート絶縁膜、及び
    多結晶シリコン膜を順次積層してなるゲート電極構造を
    有する半導体装置において、 前記多結晶シリコン膜上および前記半導体基板の主面上
    の一部分に、これらと直接接する領域のみに金属シリサ
    イド膜を有する、 ことを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の半導体装置におい
    て、 前記主面上の一部分は、ソース,ドレインが形成される
    領域である、 ことを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の半導体装置におい
    て、 前記金属シリサイド膜は、前記多結晶シリコン膜上に、
    ホウ素あるいは燐の少なくとも一方がドープされたシリ
    コン酸化膜をマスクとして形成し、該マスクを除去した
    後に、自己整合的に形成されたものである、 ことを特徴とする半導体装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の半導体装置におい
    て、 前記ソース,ドレインが形成される領域中には、炭素を
    含まない、 ことを特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項13記載の半導体装置におい
    て、 前記ソース,ドレインが形成される領域は、その上面の
    高さが前記半導体基板の主面と一致する、 ことを特徴とする半導体装置。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の半導体装置におい
    て、 前記ドープされたシリコン酸化膜中の前記ホウ素濃度
    は、1重量%以上6重量%以下である、 ことを特徴とする半導体装置。
  18. 【請求項18】 請求項14記載の半導体装置におい
    て、 前記ドープされたシリコン酸化膜中の前記燐濃度は、1
    重量%以上8重量%以下である、 ことを特徴とする半導体装置。
  19. 【請求項19】 請求項12ないし14のいずれかに記
    載の半導体装置であって、 ゲート幅0.18μmルール以下のプロセスルールを適
    用して製造したものである、 ことを特徴とする半導体装置。
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