JP2002217090A - 電子ビーム露光装置及び電子ビーム偏向装置 - Google Patents

電子ビーム露光装置及び電子ビーム偏向装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の偏向器の間に生成される電界を遮蔽す
ることにより、複数の電子ビームを精度よくウェハに照
射することができる電子ビーム露光装置及び電子ビーム
偏向装置を提供する。 【解決手段】 複数の電子ビームにより、ウェハにパタ
ーンを露光する電子ビーム露光装置であって、複数の電
子ビームを発生する電子ビーム発生部と、複数の電子ビ
ームをそれぞれ偏向する複数の偏向器を有する偏向部
と、複数の偏向器の間に、電子ビームの照射方向に沿っ
て、偏向器の一端より電子ビーム発生部に近い位置か
ら、偏向器の一端よりウェハに近い位置まで設けられた
第1遮蔽電極を有する遮蔽部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビーム露光装
置及び電子ビーム偏向装置に関する。特に本発明は、複
数の電子ビームをそれぞれ偏向する複数の偏向器が間に
生成される電界を遮蔽する遮蔽部を備える電子ビーム露
光装置及び電子ビーム偏向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の電子ビーム露光装置にお
ける電子ビーム偏向装置400の構成を示す。電子ビー
ム偏向装置400は、基板500と、基板500に設け
られた開口部600、610、及び620と、開口部の
それぞれに設けられた偏向器510、520、及び53
0とを備える。電子ビーム偏向装置400において、偏
向器510、520、及び530が有する偏向電極に電
圧を印加するすることにより、開口部600、610、
及び620を通過する電子ビームを独立に偏向する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
偏向器510、520、及び530を備える電子ビーム
偏向装置400において、所定の偏向器によって生成さ
れた電界が、当該所定の偏向器を通過する電子ビーム以
外の電子ビームに影響を及ぼしてしまうという問題があ
る。具体的には、開口部600を通過する電子ビームを
偏向すべく偏向器510が有する偏向電極に負の電圧を
印加し、開口部620を通過する電子ビームを偏向すべ
く偏向器530が有する偏向電極に正の電圧を印加す
る。また、開口部610を通過する電子ビームを直進さ
せるべく、偏向器520が有する偏向電極には電圧を印
加しない。しかし、図1に示すように、偏向器510と
偏向器530との電位差により、偏向器520を通過す
る電子ビームの軌道上に電界が生成され、偏向器520
を通過する電子ビームは、正の電位が印加された偏向器
530の方向に偏向されてしまう。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる電子ビーム露光装置及び電子ビーム偏向装置
を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範
囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成
される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規
定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、複数の電子ビームにより、ウェハにパター
ンを露光する電子ビーム露光装置であって、複数の電子
ビームを発生する電子ビーム発生部と、複数の電子ビー
ムをそれぞれ偏向する複数の偏向器を有する偏向部と、
複数の偏向器の間に、電子ビームの照射方向に沿って、
偏向器の一端より電子ビーム発生部に近い位置から、偏
向器の一端よりウェハに近い位置まで設けられた第1遮
蔽電極を有する遮蔽部とを備える。
【0006】第1遮蔽電極は、複数の偏向器のそれぞれ
の間に格子状に設けられてもよい。第1遮蔽電極は、複
数の偏向器のそれぞれの周囲に設けられてもよい。
【0007】偏向部は、電子ビームの照射方向と略垂直
に設けられ、複数の偏向器が設けられた偏向器基板をさ
らに有し、第1遮蔽電極は、偏向器基板に保持されても
よい。
【0008】第1遮蔽電極は、偏向器より電子ビーム発
生部に近い位置から、偏向器よりウェハに近い位置まで
設けられてもよい。
【0009】偏向部は、電子ビームの照射方向と略垂直
に設けられ、複数の偏向器が設けられた偏向器基板をさ
らに有し、遮蔽部は、偏向器基板と略平行に設けられ、
第1遮蔽電極を保持する第1遮蔽基板をさらに有しても
よい。
【0010】遮蔽部は、偏向器基板を挟んで第1遮蔽電
極と対向する位置に、電子ビームの照射方向に沿って設
けられた第2遮蔽電極と、偏向器基板を挟んで第1遮蔽
基板と対向する位置に、偏向器基板と略平行に設けら
れ、第2遮蔽電極を保持する第2遮蔽基板とをさらに備
えてもよい。
【0011】第1遮蔽電極は、電子ビームの照射方向と
略垂直な方向に複数の開口部を有してもよい。第1遮蔽
電極は、網目状であってもよい。
【0012】複数の電子ビームが通過する複数の第1開
口部を含む第1磁性導体部と、第1磁性導体部と略平行
に設けられ、第1開口部のそれぞれを通過した複数の電
子ビームがそれぞれ通過する複数の第2開口部を含む第
2磁性導体部とを有し、複数の電子ビームを独立に集束
する電子レンズ部をさらに備え、偏向器は、第1開口部
の内側に設けられており、第1遮蔽電極は、第1磁性導
体部と第2磁性導体部との間に設けられてもよい。
【0013】複数の電子ビームが通過する複数の第1開
口部を含む第1磁性導体部と、第1磁性導体部と略平行
に設けられ、第1開口部のそれぞれを通過した複数の電
子ビームがそれぞれ通過する複数の第2開口部を含む第
2磁性導体部とを有し、複数の電子ビームを独立に集束
する電子レンズ部をさらに備え、偏向器は、第1開口部
の内側に設けられており、第1遮蔽電極は、第2磁性導
体部において複数の第2開口部の間に、第2磁性導体部
からウェハの方向に設けられており、遮蔽部は、第1磁
性導体部において複数の第1開口部の間に、第1磁性導
体部から電子ビーム発生部の方向に設けられた第2遮蔽
電極と、複数の第1開口部の間に、且つ第1磁性導体部
と第2磁性導体部との間に電子ビームの照射方向に沿っ
て設けられた第3遮蔽電極とをさらに有してもよい。
【0014】遮蔽部は、第2磁性導体部と略平行に設け
られ、第1遮蔽電極を保持する第1遮蔽基板と、第1磁
性導体部と略平行に設けられ、第2遮蔽電極を保持する
第2遮蔽基板とをさらに有してもよい。
【0015】本発明の第2の形態によると、複数の電子
ビームを独立に偏向する電子ビーム偏向装置であって、
基板と、基板に設けられた複数の開口部と、基板におい
て、複数の開口部のそれぞれに設けられた複数の偏向器
と、基板において、複数の開口部の間に設けられた第1
遮蔽電極とを備える。
【0016】偏向器は、基板から、基板と略垂直な方向
である第1の方向に沿って設けられており、第1遮蔽電
極は、基板から、第1の方向に沿って偏向器より長く設
けられてもよい。
【0017】基板を挟んで第1遮蔽電極と対向する位置
に、第1の方向に沿って設けられた第2遮蔽電極をさら
に備えてもよい。
【0018】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図2は、本発明の一実施形
態に係る電子ビーム露光装置100の構成を示す。電子
ビーム露光装置100は、電子ビームによりウェハに所
定の露光処理を施す露光部150と、露光部150に含
まれる各構成の動作を制御する制御系140を備える。
【0020】露光部150は、筐体8内部において複数
の電子ビームを発生し、電子ビームの断面形状を所望に
成形する電子ビーム成形手段110と、複数の電子ビー
ムをウェハ44に照射するか否かを、それぞれの電子ビ
ームに対して独立に切替える照射切替手段112と、ウ
ェハ44に転写されるパターンの像の向き及びサイズを
調整するウェハ用投影系114を含む電子光学系を備え
る。また、露光部150は、パターンを露光すべきウェ
ハ44を載置するウェハステージ46と、ウェハステー
ジ46を駆動するウェハステージ駆動部48とを含むス
テージ系を備える。さらに、露光部150は、ウェハ4
4又はウェハステージ46に設けられるマーク部50に
照射された電子ビームにより、マーク部から放射された
2次電子や反射電子等を検出する電子検出部40を備え
る。電子検出部40は、マーク部50から放射された電
子を検出して、検出した電子量に対応した検出信号を反
射電子処理部94に出力する。
【0021】電子ビーム成形手段110は、複数の電子
ビームを発生させる電子ビーム発生部10と、電子ビー
ムを通過させることにより、照射された電子ビームの断
面形状を成形する複数の開口部を有する第1成形部材1
4及び第2成形部材22と、複数の電子ビームをそれぞ
れ独立に集束し、複数の電子ビームの焦点を調整する第
1多軸電子レンズ16と、第1成形部材14を通過した
複数の電子ビームを独立に偏向する第1成形偏向部18
及び第2成形偏向部20と、第1成形偏向部18及び第
2成形偏向部20が有する複数の偏向器の間に設けられ
た遮蔽部300とを有する。
【0022】照射切替手段112は、複数の電子ビーム
を独立に集束し、複数の電子ビームの焦点を調整する第
2多軸電子レンズ24と、複数の電子ビームをそれぞれ
独立に偏向させることにより、それぞれの電子ビームを
ウェハ44に照射するか否かを、それぞれの電子ビーム
に対して独立に切替えるブランキング電極アレイ26
と、電子ビームを通過させる複数の開口部を含み、ブラ
ンキング電極アレイ26で偏向された電子ビームを遮蔽
する電子ビーム遮蔽部材28とを有する。他の例におい
てブランキング電極アレイ26は、ブランキング・アパ
ーチャ・アレイ・デバイスであってもよい。
【0023】ウェハ用投影系114は、複数の電子ビー
ムをそれぞれ独立に集束し、電子ビームの照射径を縮小
する第3多軸電子レンズ34と、複数の電子ビームをそ
れぞれ独立に集束し、複数の電子ビームの焦点を調整す
る第4多軸電子レンズ36と、複数の電子ビームをウェ
ハ44の所望の位置に、それぞれの電子ビームに対して
独立に偏向する偏向部38と、偏向部38が含む複数の
偏向器と間に設けられた遮蔽部と、ウェハ44に対する
対物レンズとして機能し、複数の電子ビームをそれぞれ
独立に集束する第5多軸電子レンズ52とを有する。
【0024】制御系140は、個別制御部120及び統
括制御部130を備える。個別制御部120は、電子ビ
ーム制御部80と、多軸電子レンズ制御部82と、成形
偏向制御部84と、ブランキング電極アレイ制御部86
と、偏向制御部92と、反射電子処理部94と、ウェハ
ステージ制御部96とを有する。統括制御部130は、
例えばワークステーションであって、個別制御部120
に含まれる各制御部を統括制御する。
【0025】電子ビーム制御部80は、電子ビーム発生
部10を制御する。多軸電子レンズ制御部82は、第1
多軸電子レンズ16、第2多軸電子レンズ24、第3多
軸電子レンズ34、第4多軸電子レンズ36、及び第5
多軸電子レンズ52に供給する電流を制御する。成形偏
向制御部84は、第1成形偏向部18及び第2成形偏向
部20を制御する。ブランキング電極アレイ制御部86
は、ブランキング電極アレイ26に含まれる偏向電極に
印加する電圧を制御する。偏向制御部92は、偏向部3
8に含まれる複数の偏向器が有する偏向電極に印加する
電圧を制御する。反射電子処理部94は、電子検出部4
0の電子検出部から出力された検出信号を統括制御部1
30に出力する。ウェハステージ制御部96は、ウェハ
ステージ駆動部48を制御し、ウェハステージ46を所
定の位置に移動させる。また、電子ビーム露光装置10
0は、筐体8に設けられた複数の排気口700と、排気
口700に接続され、筐体8内部を減圧する減圧手段を
さらに備える。当該減圧手段は、筐体8内部の圧力を大
気圧より低い圧力に保つ。
【0026】本実施形態に係る電子ビーム露光装置10
0の動作について説明する。まず、電子ビーム発生部1
0は、複数の電子ビームを生成する。第1成形部材14
は、電子ビーム発生部10により発生され、第1成形部
材14に照射された複数の電子ビームを、第1成形部材
14に設けられた複数の開口部を通過させることにより
成形する。他の例においては、電子ビーム発生部10に
おいて発生した電子ビームを複数の電子ビームに分割す
る手段を更に有することにより、複数の電子ビームを生
成してもよい。
【0027】第1多軸電子レンズ16は、矩形に成形さ
れた複数の電子ビームを独立に集束し、第2成形部材2
2に対する電子ビームの焦点を、電子ビーム毎に独立に
調整する。第1成形偏向部18は、第1成形部材14に
おいて矩形形状に成形された複数の電子ビームを、第2
成形部材における所望の位置に照射するように、それぞ
れ独立に偏向する。
【0028】第2成形偏向部20は、第1成形偏向部1
8で偏向された複数の電子ビームを、第2成形部材22
に対して略垂直な方向にそれぞれ偏向し、第2成形部材
22に照射する。そして矩形形状を有する複数の開口部
を含む第2成形部材22は、第2成形部材22に照射さ
れた矩形の断面形状を有する複数の電子ビームを、ウェ
ハ44に照射すべき所望の断面形状を有する電子ビーム
にさらに成形する。
【0029】第2多軸電子レンズ24は、複数の電子ビ
ームを独立に集束して、ブランキング電極アレイ26に
対する電子ビームの焦点を、それぞれ独立に調整する。
そして、第2多軸電子レンズ24により焦点がそれぞれ
調整された複数の電子ビームは、ブランキング電極アレ
イ26に含まれる複数のアパーチャを通過する。
【0030】ブランキング電極アレイ制御部86は、ブ
ランキング電極アレイ26における各アパーチャの近傍
に設けられた偏向電極に電圧を印加するか否かを制御す
る。ブランキング電極アレイ26は、偏向電極に印加さ
れる電圧に基づいて、電子ビームをウェハ44に照射さ
せるか否かを切替える。
【0031】ブランキング電極アレイに26により偏向
されない電子ビームは、第3多軸電子レンズ34を通過
する。そして第3多軸電子レンズ34は、第3多軸電子
レンズ34を通過する電子ビームの電子ビーム径を縮小
する。縮小された電子ビームは、電子ビーム遮蔽部材2
8に含まれる開口部を通過する。また、電子ビーム遮蔽
部材28は、ブランキング電極アレイ26により偏向さ
れた電子ビームを遮蔽する。電子ビーム遮蔽部材28を
通過した電子ビームは、第4多軸電子レンズ36に入射
される。そして第4多軸電子レンズ36は、入射された
電子ビームをそれぞれ独立に集束し、偏向部38に対す
る電子ビームの焦点をそれぞれ調整する。第4多軸電子
レンズ36により焦点が調整された電子ビームは、偏向
部38に入射される。
【0032】偏向制御部92は、偏向部38に含まれる
複数の偏向器を制御し、偏向部38に入射されたそれぞ
れの電子ビームを、ウェハ44に対して照射すべき位置
にそれぞれ独立に偏向する。第5多軸電子レンズ52
は、第5多軸電子レンズ52を通過するそれぞれの電子
ビームのウェハ44に対する焦点を調整する。そしてウ
ェハ44に照射すべき断面形状を有するそれぞれの電子
ビームは、ウェハ44に対して照射すべき所望の位置に
照射される。
【0033】露光処理中、ウェハステージ駆動部48
は、ウェハステージ制御部96からの指示に基づき、一
定方向にウェハステージ46を連続移動させるのが好ま
しい。そして、ウェハ44の移動に合わせて、電子ビー
ムの断面形状をウェハ44に照射すべき形状に成形し、
ウェハ44に照射すべき電子ビームを通過させるアパー
チャを定め、さらに偏向部38によりそれぞれの電子ビ
ームをウェハ44に対して照射すべき位置に偏向させる
ことにより、ウェハ44に所望の回路パターンを露光す
ることができる。
【0034】図3は、第1成形偏向部18及び遮蔽部3
00の構成を示す。図3(a)は、第1成形偏向部18
及び遮蔽部300の断面図である。図3(b)は、第1
成形偏向部18及び遮蔽部300の上面図である。以
下、第1成形偏向部18を用いて説明するが、第2成形
偏向部20及びブランキング電極アレイ26も、第1成
形偏向部18と同様の構成を有することが好ましい。
【0035】第1成形偏向部18は、電子ビームの照射
方向に略垂直に設けられた偏向器基板202と、偏向器
基板202に設けられた開口部206と、開口部206
のそれぞれに電子ビームの照射方向に沿って設けられた
偏向器204とを有する。また、遮蔽部300は、電子
ビームの照射方向に略垂直に設けられた第1遮蔽基板3
02と、第1遮蔽基板302に電子ビームの照射方向に
沿って設けられた第1遮蔽電極304と、偏向器基板2
02を挟んで第1遮蔽基板302と対向する位置に、電
子ビームの照射方向と略垂直に設けられた第2遮蔽基板
308と、第2遮蔽基板308に電子ビームの照射方向
に沿って設けられた第2遮蔽電極310とを有する。
【0036】第1遮蔽電極304は、複数の偏向器20
4の間に、電子ビームの照射方向に沿って、偏向器20
4の一端より電子ビーム発生部10(図2参照)に近い
位置から、偏向器204の一端よりウェハ44(図2参
照)に近い位置まで設けられることが好ましい。また、
第1遮蔽電極304は、接地されることが好ましい。第
2遮蔽電極310は、偏向器基板202を挟んで第1遮
蔽電極と対向する位置に、電子ビームの照射方向に沿っ
て設けられることが好ましい。また、第2遮蔽電極31
0は、接地されることが好ましい。また、図3(b)に
示すように、第1遮蔽電極304及び第2遮蔽電極31
0は、複数の偏向器204のそれぞれの間に格子状に設
けられることが好ましい。
【0037】図4は、第1遮蔽電極304及び第2遮蔽
電極310の構成を示す。第1遮蔽電極304及び第2
遮蔽電極310は、電子ビームの照射方向と略垂直な方
向に複数の開口部を有することが好ましい。また、図4
に示すように、第1遮蔽電極304及び第2遮蔽電極3
10は、網目状であることがさらに好ましい。筐体8内
部に設けられた第1遮蔽電極304及び第2遮蔽電極3
10に開口部を設けることにより、筐体8の真空排気の
コンダクタンスを下げることなく、複数の偏向器によっ
て生成される電界による電子ビームへの干渉を防ぎ、電
子ビームを精度よく照射させることができる。
【0038】図5は、第1成形偏向部18及び遮蔽部3
00の構成の他の例を示す。図5(a)及び(b)に示
すように、第1遮蔽電極306は、複数の偏向器204
のそれぞれの周囲に円筒形状に設けられてもよい。ま
た、遮蔽電極は、所定の第1成形偏向部18によって生
成された電界が、当該所定の第1成形偏向部18の開口
部206を通過する電子ビーム以外の電子ビームに影響
を及ぼさないように、所定の第1成形偏向部18と他の
第1成形偏向部18とにより生成される電界を遮蔽する
形状であればよい。
【0039】図6は、第1成形偏向部18の構成の他の
例を示す。図6(a)に示すように、本例による第1成
形偏向部18は、電子ビームの照射方向に略垂直に設け
られた偏向器基板202、偏向器基板202に設けられ
た開口部206と、開口部206のそれぞれに電子ビー
ムの照射方向に沿って設けられた偏向器204と、複数
の開口部206のそれぞれの間に設けられた第1遮蔽電
極208と、偏向器基板202を挟んで第1遮蔽電極2
08と対向する位置に、偏向器基板202と略垂直な方
向に沿って設けられた第2遮蔽電極210とを有する。
偏向器204は、偏向器基板202から、偏向器基板2
02と略垂直な方向である第1の方向に沿って設けられ
ており、第1遮蔽電極208は、偏向器基板202か
ら、当該第1の方向に沿って偏向器204より長く設け
られることが好ましい。第1遮蔽電極208及び第2遮
蔽電極210は、複数の開口部206のそれぞれの間に
格子状に設けられてもよい。また、第1遮蔽電極208
及び第2遮蔽電極210は、複数の開口部206のそれ
ぞれの周囲に設けられてもよい。さらに、第1遮蔽電極
208及び第2遮蔽電極210は、偏向器基板202と
略垂直な方向に複数の開口部を有してもよい。また、第
1遮蔽電極208及び第2遮蔽電極210は、網目状で
あることがさらに好ましい。また、第1遮蔽電極208
及び第2遮蔽電極210は、偏向器基板202の上面及
び下面のそれぞれに、複数の開口部のそれぞれの間に設
けられていればよい。
【0040】図7は、偏向部38、第5多軸電子レンズ
52、及び遮蔽部800の構成を示す。図7(a)に示
すように、偏向部38は、偏向器基板380と、第5多
軸電子レンズ52のレンズ開口部の内部に設けられた複
数の偏向器382とを有する。また、第5多軸電子レン
ズ52は、複数の電子ビームが通過する複数の第1開口
部を含む第1磁性導体部520と、第1磁性導体部52
0と略平行に設けられ、第1開口部のそれぞれを通過し
た複数の電子ビームのそれぞれが通過する複数の第2開
口部を含む第2磁性導体部522とを有する。また、遮
蔽部800は、第1磁性導体部520から電子ビーム発
生部10(図2参照)の方向に設けられた第1遮蔽電極
902と、第1磁性導体部520と略平行に設けられ、
第1遮蔽電極を保持する第1遮蔽基板904と、第2磁
性導体部522からウェハ44(図2参照)の方向に設
けられた第2遮蔽電極910と、第2磁性導体部522
と略平行に設けられ、第2遮蔽電極910を保持する第
2遮蔽基板908と、第1磁性導体部520と第2磁性
導体部522との間に設けられた第3遮蔽電極906と
を有する。
【0041】第1遮蔽電極902、第2遮蔽電極91
0、及び第3遮蔽電極906は、複数のレンズ開口部の
それぞれの間に格子状に設けられてもよい。また、第1
遮蔽電極902、第2遮蔽電極910、及び第3遮蔽電
極906は、複数のレンズ開口部のそれぞれの周囲に設
けられてもよい。さらに、第1遮蔽電極902、第2遮
蔽電極910、及び第3遮蔽電極906は、偏向器基板
380と略垂直な方向に複数の開口部を有してもよい。
また、第1遮蔽電極902、第2遮蔽電極910、及び
第3遮蔽電極906は、網目状であることがさらに好ま
しい。また、遮蔽部900は、第1遮蔽基板904を有
さず、第1遮蔽電極902は偏向器基板380に保持さ
れてもよい。また、遮蔽部900は、第2遮蔽基板90
8を有さず、第2遮蔽電極910は第2磁性導体部52
2に保持されてもよい。また、図7(b)に示すよう
に、偏向器382が第2磁性導体部522よりウェハ4
4(図2参照)の方向に突出しない場合には、第2遮蔽
電極910は設けられなくてもよい。
【0042】図8は、第1成形偏向部18において複数
の偏向器204により形成される電界の一例を示す。本
実施形態における電子ビーム露光装置100によれば、
所定の偏向器によって生成された電界が、当該所定の偏
向器を通過する電子ビーム以外の電子ビームに及ぼす影
響を大幅に低減することができる。具体的な例として、
開口部950を通過する電子ビームを偏向すべく偏向器
204aが有する偏向電極に負の電圧を印加し、また開
口部970を通過する電子ビームを偏向すべく偏向器2
04cが有する偏向電極に正の電圧を印加し、さらに開
口部960を通過する電子ビームを直進させるべく偏向
器204bが有する偏向電極には電圧を印加しないよう
な場合である。このとき、図8に示すように、第1遮蔽
電極208及び第2遮蔽電極210は、偏向器204a
及び偏向器204cによって生成される電界を遮蔽し
て、偏向器204a及び偏向器204cが偏向器204
bを通過する電子ビームへの影響を大幅に低減させるこ
とができ、複数の電子ビームを精度よくウェハに照射さ
せることができる。
【0043】図9は、第1成形偏向部18の構成の他の
例を示す。本例において、各電子ビームは隣接する他の
電子ビームに対して狭い間隔に設けられる。例えば、全
ての電子ビームが、ウェハ44に設けられるべき1つの
チップの領域に収まるような間隔であってよい。したが
って、本例における第1成形偏向部18は、非常に狭い
間隔で設けられた複数の偏向部を有してよい。また、本
例における第1成形偏向部18は、半導体プロセスによ
り製造されることが好ましい。
【0044】本例における第1成形偏向部18は、電子
ビームが通過する複数のアパーチャ166、及び通過す
る電子ビームを偏向する複数の偏向電極168を含む偏
向部180と、接地電極であって複数の偏向部の間に生
成される電界を遮蔽する遮蔽電極170と、成形偏向制
御部84(図2参照)と偏向部180とを電気的に接続
する複数の偏向電極パッド162と、接地された遮蔽電
極パッド164と、遮蔽電極170と遮蔽電極パッド1
64とを電気的に接続する第1配線層190aと、複数
の偏向電極168のそれぞれと複数の偏向電極パッド1
62のそれぞれとを電気的に接続する第2配線層190
b、第3配線層190c、第4配線層190d、第5配
線層190e、第6配線層190f、第7配線層190
g、第8配線層190h、及び第9配線層190iと、
配線層と配線層とを電気的に絶縁する複数の第1絶縁層
185a、第2絶縁層185b、第3絶縁層185c、
第4絶縁層185d、第5絶縁層185e、第6絶縁層
185f、第7絶縁層185g、第8絶縁層185h、
及び第9絶縁層185iとを有する。第2絶線層185
b、第4絶線層185d、及び第6絶線層185fは、
所定の厚さを有しており、第3絶線層185c、第5絶
線層185e、及び第7絶線層185gは、当該所定の
厚さより厚いことが好ましい。
【0045】複数の偏向電極168は、アパーチャ16
6毎に設けられる。また、偏向電極パッド162及び遮
蔽電極パッド164は、偏向電極168と略等しい長さ
を有することが好ましい。また、第1成形偏向部18
は、1つの偏向部180が有する偏向電極168の数と
等しい数の配線層を有することが好ましい。さらに、複
数の配線層及び絶縁層が設けられる領域200は、遮蔽
電極170が設けられる領域205に比べて十分に薄い
ことが好ましい。
【0046】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、上記実施形態はクレームにかかる発明を限定する
ものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴
の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは
限らない。また、本発明の技術的範囲は上記実施形態に
記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な
変更又は改良を加えることができる。そのような変更又
は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得る
ことが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0047】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明の
電子ビーム露光装置によれば、複数の偏向器の間に生成
される電界を遮蔽することにより、複数の電子ビームを
精度よくウェハに照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電子ビーム露光装置における電子ビーム
偏向装置400の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る電子ビーム露光装置
100の構成を示す図である。
【図3】第1成形偏向部18及び遮蔽部300の構成を
示す図である。
【図4】第1遮蔽電極304及び第2遮蔽電極310の
構成を示す図である。
【図5】第1成形偏向部18及び遮蔽部300の構成の
他の例を示す図である。
【図6】第1成形偏向部18の構成の他の例を示す図で
ある。
【図7】偏向部38、第5多軸電子レンズ52、及び遮
蔽部800の構成を示す図である。
【図8】第1成形偏向部18において複数の偏向器20
4により形成される電界の一例を示す図である。
【図9】第1成形偏向部18の構成の他の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
8・・筐体、10・・電子ビーム発生部、14・・第1
成形部材、16・・第1多軸電子レンズ、18・・第1
成形偏向部、20・・第2成形偏向部、22・・第2成
形部材、24・・第2多軸電子レンズ、26・・ブラン
キング電極アレイ、28・・電子ビーム遮蔽部材、34
・・第3多軸電子レンズ、36・・第4多軸電子レン
ズ、38・・偏向部、40・・電子検出部、44・・ウ
ェハ、46・・ウェハステージ、48・・ウェハステー
ジ駆動部、52・・第5多軸電子レンズ、80・・電子
ビーム制御部、82・・多軸電子レンズ制御部、84・
・成形偏向制御部、86・・ブランキング電極アレイ制
御部、92・・偏向制御部、94・・反射電子処理部、
96・・ウェハステージ制御部、100・・電子ビーム
露光装置、110・・電子ビーム成形手段、112・・
照射切替手段、114・・ウェハ用投影系、120・・
個別制御部、130・・統括制御部、140・・制御
系、150・・露光部、202・・偏向器基板、204
・・偏向器、206・・開口部、300・・遮蔽部、3
02・・第1遮蔽基板、304・・第1遮蔽電極、30
6・・第1遮蔽電極、308・・第2遮蔽基板、310
・・第2遮蔽電極、700・・排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 541W

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子ビームにより、ウェハにパタ
    ーンを露光する電子ビーム露光装置であって、 前記複数の電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、 前記複数の電子ビームをそれぞれ偏向する複数の偏向器
    を有する偏向部と、 前記複数の偏向器の間に、前記電子ビームの照射方向に
    沿って、前記偏向器の一端より前記電子ビーム発生部に
    近い位置から、前記偏向器の前記一端より前記ウェハに
    近い位置まで設けられた第1遮蔽電極を有する遮蔽部と
    を備えることを特徴とする電子ビーム露光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1遮蔽電極は、前記複数の偏向器
    のそれぞれの間に格子状に設けられることを特徴とする
    請求項1に記載の電子ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 前記第1遮蔽電極は、前記複数の偏向器
    のそれぞれの周囲に設けられることを特徴とする請求項
    1に記載の電子ビーム露光装置。
  4. 【請求項4】 前記偏向部は、前記電子ビームの照射方
    向と略垂直に設けられ、前記複数の偏向器が設けられた
    偏向器基板をさらに有し、 前記第1遮蔽電極は、前記偏向器基板に保持されること
    を特徴とする請求項1に記載の電子ビーム露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第1遮蔽電極は、前記偏向器より前
    記電子ビーム発生部に近い位置から、前記偏向器より前
    記ウェハに近い前記位置まで設けられることを特徴とす
    る請求項4に記載の電子ビーム露光装置。
  6. 【請求項6】 前記偏向部は、前記電子ビームの照射方
    向と略垂直に設けられ、前記複数の偏向器が設けられた
    偏向器基板をさらに有し、 前記遮蔽部は、前記偏向器基板と略平行に設けられ、前
    記第1遮蔽電極を保持する第1遮蔽基板をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子ビーム露光装
    置。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽部は、 前記偏向器基板を挟んで前記第1遮蔽電極と対向する位
    置に、前記電子ビームの照射方向に沿って設けられた第
    2遮蔽電極と、 前記偏向器基板を挟んで前記第1遮蔽基板と対向する位
    置に、前記偏向器基板と略平行に設けられ、前記第2遮
    蔽電極を保持する第2遮蔽基板とをさらに備えることを
    特徴とする請求項6に記載の電子ビーム露光装置。
  8. 【請求項8】 前記第1遮蔽電極は、前記電子ビームの
    照射方向と略垂直な方向に複数の開口部を有することを
    特徴とする請求項1に記載の電子ビーム露光装置。
  9. 【請求項9】 前記第1遮蔽電極は、網目状であること
    を特徴とする請求項8に記載の電子ビーム露光装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の電子ビームが通過する複数
    の第1開口部を含む第1磁性導体部と、 前記第1磁性導体部と略平行に設けられ、前記第1開口
    部のそれぞれを通過した前記複数の電子ビームがそれぞ
    れ通過する複数の第2開口部を含む第2磁性導体部とを
    有し、前記複数の電子ビームを独立に集束する電子レン
    ズ部をさらに備え、 前記偏向器は、前記第1開口部の内側に設けられてお
    り、 前記第1遮蔽電極は、前記第1磁性導体部と前記第2磁
    性導体部との間に設けられることを特徴とする請求項1
    に記載の電子ビーム露光装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の電子ビームが通過する複数
    の第1開口部を含む第1磁性導体部と、 前記第1磁性導体部と略平行に設けられ、前記第1開口
    部のそれぞれを通過した前記複数の電子ビームがそれぞ
    れ通過する複数の第2開口部を含む第2磁性導体部とを
    有し、前記複数の電子ビームを独立に集束する電子レン
    ズ部をさらに備え、 前記偏向器は、前記第1開口部の内側に設けられてお
    り、 前記第1遮蔽電極は、前記第2磁性導体部において前記
    複数の第2開口部の間に、前記第2磁性導体部から前記
    ウェハの方向に設けられており、 前記遮蔽部は、 前記第1磁性導体部において前記複数の第1開口部の間
    に、前記第1磁性導体部から前記電子ビーム発生部の方
    向に設けられた第2遮蔽電極と、 前記複数の第1開口部の間に、且つ前記第1磁性導体部
    と前記第2磁性導体部との間に前記電子ビームの照射方
    向に沿って設けられた第3遮蔽電極とをさらに有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子ビーム露光装置。
  12. 【請求項12】 前記遮蔽部は、 前記第2磁性導体部と略平行に設けられ、前記第1遮蔽
    電極を保持する第1遮蔽基板と、 前記第1磁性導体部と略平行に設けられ、前記第2遮蔽
    電極を保持する第2遮蔽基板とをさらに有することを特
    徴とする請求項11に記載の電子ビーム露光装置。
  13. 【請求項13】 複数の電子ビームを独立に偏向する電
    子ビーム偏向装置であって、 基板と、 前記基板に設けられた複数の開口部と、 前記基板において、前記複数の開口部のそれぞれに設け
    られた複数の偏向器と、 前記基板において、前記複数の開口部の間に設けられた
    第1遮蔽電極とを備えることを特徴とする電子ビーム偏
    向装置。
  14. 【請求項14】 前記偏向器は、前記基板から、前記基
    板と略垂直な方向である第1の方向に沿って設けられて
    おり、 前記第1遮蔽電極は、前記基板から、前記第1の方向に
    沿って前記偏向器より長く設けられることを特徴とする
    請求項13に記載の電子ビーム偏向装置。
  15. 【請求項15】 前記基板を挟んで前記第1遮蔽電極と
    対向する位置に、前記第1の方向に沿って設けられた第
    2遮蔽電極をさらに備えることを特徴とする請求項14
    に記載の電子ビーム偏向装置。
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