JP2002216731A - バッテリのガス排出構造 - Google Patents

バッテリのガス排出構造

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JP2002216731A
JP2002216731A JP2001014267A JP2001014267A JP2002216731A JP 2002216731 A JP2002216731 A JP 2002216731A JP 2001014267 A JP2001014267 A JP 2001014267A JP 2001014267 A JP2001014267 A JP 2001014267A JP 2002216731 A JP2002216731 A JP 2002216731A
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battery
gas discharge
gas
batteries
discharge member
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JP2001014267A
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Gouhan Tsuchiya
豪範 土屋
Takaki Morioka
貴樹 森岡
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Toyota Motor Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
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Toyota Motor Corp
Uchihama Kasei Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品数が少なくて済み、作業効率のよい車両
用バッテリのガス排出構造を提供する。 【解決手段】 バッテリ14の上面に、一端に嵌め入れ
型連結部32、他端に受け型連結部34が形成されたガ
ス排出部材22を設け、ガス排出部材22の嵌め入れ型
連結部32を隣接するバッテリ14に設けられたガス排
出部材22の受け型連結部34に直接連結してガス排出
通路を形成する。このようにガス排出部材22の嵌め入
れ型連結部32と受け型連結部34とを直接連結してガ
ス排出通路を形成すれば、ガス排出部材22間を連結す
る連結管が不要となるので、部品数が減少する。また、
バッテリ14の積層と同時に、隣り合うバッテリ14に
備えられたガス排出部材22の嵌め入れ型連結部32と
受け型連結部34とが互いに連結される。従って、バッ
テリ列を組み立てる際の作業性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車或いは
ハイブリッド自動車に駆動源として搭載される車両用バ
ッテリに関し、特に、そのバッテリから発生するガスを
排出するガス排出構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車、ハイブリッド車などモータ
で車両を駆動させる形式の車両には、その駆動源として
ニッケル水素二次電池などの二次電池すなわちバッテリ
が搭載される。モータの駆動源としてバッテリを用いる
場合には、複数のバッテリを直列に接続して高電圧を得
る。従って、それら複数のバッテリが積層されてバッテ
リ列が構成されることが多い。
【0003】上記バッテリ列を構成する複数のバッテリ
からは、充放電時に水素などのガスが発生することがあ
る。そのため、その発生したガスを安全に排出するガス
排出構造が必要となる。
【0004】例えば、特開平7−245089号公報に
記載されたガス排出装置がそれである。上記公報に記載
されたガス排出装置は、積層状態で配列させられた各バ
ッテリの上面にT継手から成る排気口が突設されてお
り、その排気口間が排気管(ホース)により連結される
ことによりガス排出通路が形成されている。そして、バ
ッテリから発生したガスがそのガス排出通路を通って排
気されるようになっている。
【0005】上記公報に記載された従来のガス排出装置
は、一つおきの排気口が排気管により連結されており、
1列のバッテリについて2本のガス排出通路が形成され
ている。そのように、一つおきの排気口を接続するの
は、隣接する排気口間を排気管によって接続すること
は、その間隔が狭すぎて困難なためである。また、排気
口と排気口とを直接接続せず、排気口間に排気管を介在
させるのは、バッテリが積層方向に膨張した場合に、そ
の膨張分を排気管が撓むことにより吸収させて、排気口
に負荷を与えないようにするためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガス排出装
置は、1列のバッテリにつき、排気口間を排気管によっ
て連結して構成するガス排出通路を2本設けているた
め、部品数が多くなり、取り付け作業の工数も増加し、
作業効率が低下するという問題がある。
【0007】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、部品数が少なくて済
み、作業効率のよいバッテリのガス排出構造を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、バッテリ列を構成す
るために積層された複数のバッテリにそれぞれ備えられ
たガス排出口と、そのガス排出口と連通するガス排出通
路とを備えたガス排出構造であって、前記ガス排出口に
連通するとともに両端に連結部を有するガス排出部材が
前記バッテリにそれぞれ設けられ、そのガス排出部材の
連結部と隣接するバッテリに備えられたガス排出部材の
連結部とが互いに連結されることにより、前記ガス排出
通路が構成されることにある。
【0009】
【発明の効果】このようにすれば、隣り合うバッテリに
備えられたガス排出部材の連結部が互いに連結されるこ
とによりガス排出通路が構成されることから、ガス排出
部材間を連結する連結管が不要となるので、部品数が減
少する。また、ガス排出部材間を連結管で連結する作業
が不要となるので、バッテリ列を組み立てる際の作業性
も向上する。
【0010】
【発明の他の態様】ここで、好ましくは、前記バッテリ
に備えられた各ガス排出部材は、一方の前記連結部が他
方の前記連結部に嵌め入れられる形状である。このよう
にすれば、それら連結部を有するガス排出部材が同じ向
きになるようにバッテリを積層することにより、一つの
バッテリに設けられたガス排出部材と、そのバッテリに
隣接するバッテリに設けられたガス排出部材とが確実に
連通させられる。
【0011】また、好ましくは、前記ガス排出部材に前
記バッテリの移動を許容する手段が設けられている。た
とえば、前記連結部が、隣接するバッテリに備えられた
ガス排出部材の連結部と連結された状態で機密性を維持
したまま、その隣接するバッテリから離隔する方向に所
定距離だけ摺動可能に勘合されている。このようにすれ
ば、バッテリが膨張して、互いに隣接するバッテリの中
心間距離が長くなった場合にも、ガス排出部材がバッテ
リから外れてガスが漏れることが防止される。
【0012】また、好ましくは、前記ガス排出部材は、
前記バッテリの積層方向の両側に備えられる連結部が共
に嵌め入れ型連結部である第1ガス排出部材と、前記バ
ッテリの積層方向の両側に備えられる連結部が共に前記
嵌め入れ型連結部が嵌め入れられる受け型連結部である
第2ガス排出部材との2種類があり、それら第1ガス排
出部材または第2ガス排出部材の設置面において前記バ
ッテリの積層方向に対して垂直な方向におけるそのバッ
テリの中点からその垂直方向に所定距離移動した位置
に、その第1ガス排出部材とその第2ガス排出部材とが
前記バッテリの積層方向に交互に配列するように設けら
れる。このようにすれば、誤って、第1ガス排出部材が
設けられたバッテリ同志または第2ガス排出部材が設け
られたバッテリ同志を積層することがない。また、誤っ
て、バッテリを逆向きに積層することもない。従って、
間違いなくバッテリ列を組み立てることができる。
【0013】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の好適な実施
の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1
は、本発明が適用されたガス排出構造を備えたバッテリ
列12の平面図である。
【0014】図1に示すように、バッテリ列12は、第
1バッテリ14aと第2バッテリ14b(以下、特に区
別しないときは単にバッテリ14という)とが交互に複
数(たとえば38個)積層されて構成されている。上記
第1バッテリ14aおよび第2バッテリ14bは、とも
にニッケル水素二次電池などの二次電池であり、長手方
向(すなわち積層方向に垂直な方向)の両端にそれぞれ
プラス端子16、マイナス端子18が突設されている。
そして、これらプラス端子16とマイナス端子18との
間が導電性の接続板20により電気的に接続されること
により、バッテリ14は直列に接続されている。
【0015】また、各バッテリ14の上面にはガス排出
部材22が設けられており、前記第1バッテリ14aと
第2バッテリ14bとでは、プラス端子16およびマイ
ナス端子18に対するガス排出部材22の位置が異なっ
ている。上記ガス排出部材22の固設位置は、第1バッ
テリ14aでは、その上面であって第1バッテリ14a
の長手方向における中点Mからその長手方向のプラス端
子側16に所定距離d(たとえばバッテリ14の長手方
向長さLの1/4程度)だけ移動した位置であり、第2
バッテリ14bでは、その上面であって第2バッテリ1
4bの長手方向における中点Mからその長手方向のマイ
ナス端子側18に上記所定距離dだけ移動した位置であ
る。すなわち、バッテリ14の積層状態において、第1
バッテリ14aに設けられたガス排出部材22と第2バ
ッテリ14bに設けられたガス排出部材22とが一直線
上に位置するように、そのガス排出部材22の位置が設
定されている。
【0016】上記ガス排出部材22は、隣り合うバッテ
リ14に設けられたものが互いに直接連結されることに
より、1本のガス排出管24が形成されている。このガ
ス排出管24は、その内部がガス排出通路として機能す
る。なお、ガス排出管24の一方の端には、図示しない
ガス排出ホースがさらに接続されて、バッテリ14から
ガス排出管24内に排出されたガスを車外へ導くように
なっている。
【0017】図2は、バッテリ14の斜視図である。図
2に示すように、バッテリ14は平板状である。なお、
このバッテリ14は、外部を樹脂ケースにより覆われて
いる。また、ガス排出部材22も樹脂製であり、バッテ
リ14の外部を覆う樹脂ケースと一体的に成形される。
そのため、ガス排出部材22を形成することによる成形
コストの増加は僅かである。
【0018】上記ガス排出部材22は、バッテリ14内
で発生したガスを排出するためのものであり、バッテリ
14の上面に形成されたガス排出口23から垂直方向上
側へ突出しそのガス排出口23と連通させられる突管部
26と、バッテリ14の積層方向と平行かつ中央部にお
いて上記突管部26と連通させられる連通管部28とか
ら成る略T字状部材である。バッテリ14内には、ガス
排出口23の下方に図示しない安全弁が設けられてお
り、ガスの発生によりバッテリ14内の圧力が上記安全
弁の設定圧力以上になると、その安全弁が開放させられ
てガス排出口23からガス排出部材22の突管部26へ
ガスが放出される。
【0019】連通管部28は、円筒部30の一方の端に
嵌め入れ型連結部32が形成され、他方の端に受け型連
結部34が形成された形状であり、円筒部30の長手方
向略中央において上記突管部26と連通させられてい
る。また、連通管部28の長さはバッテリ14の幅方向
長さよりも長くされている。上記嵌め入れ型連結部32
は、開口側(先端側)ほど外径が小さくなるテーパ形状
を有し、開口とは反対側の端は円筒部30よりも外径が
大きくされることにより、垂直面36が形成されてい
る。上記受け型連結部34は、嵌め入れ型連結部32が
内部に嵌め入れられるようなテーパ形状である。また、
その受け型連結部34の開口端にはパッキン38が固設
されており、受け型連結部34に嵌め入れ型連結部32
が嵌め入れられた場合の気密性が保持される。
【0020】互いに隣接する第1バッテリ14aおよび
第2バッテリ14bのプラス端子16とマイナス端子1
8とが隣り合うように積層するために、第1バッテリ1
4aと第2バッテリ14bをガス排出部材22が同じ向
きになるように交互に積層すると、ガス排出部材22は
バッテリ14の積層状態において一直線上に位置するよ
うに設けられ且つガス排出部材22の連通管部28はバ
ッテリ14の積層方向と平行であることから、バッテリ
14の積層と同時に、上記嵌め入れ型連結部32が隣接
するバッテリ14の受け型連結部34に嵌め入れられ、
ガス排出管24が形成される。従って、バッテリ列12
を構成するために第1バッテリ14aと第2バッテリ1
4bを交互に積層すると同時にガス排出管24が形成さ
れる。
【0021】図3は、図1のA−A線縦断面図である。
図3に示すように、バッテリ14同志が密接して積層さ
れた正常状態では、嵌め入れ型連結部32の垂直面36
と受け型連結部34のパッキン38との間にクリアラン
ス(すなわち隙間)Cが存在する。一つのバッテリ14
がその内圧が上昇することによって積層方向に膨張した
場合には、その膨張したバッテリ14から突き出すガス
排出部材22の突管部26と、隣接するバッテリ14か
ら突き出すガス排出部材22の突管部26との間の距離
が長くなる。ここで、上記クリアランスCが設けられて
いない場合には、突管部26間の距離が長くなると、突
管部26に負荷がかかり突管部26とバッテリ14との
接合部分が損傷し、そこからガスが漏れる恐れがある。
しかし、本実施例のガス排出部材22の場合、突管部2
6間の距離が長くなると、嵌め入れ型連結部32と受け
型連結部34とが連結したまま、クリアランスCが短く
なる方向(すなわちバッテリ14の積層方向において隣
接するバッテリ14が互いに離隔する方向)に、嵌め入
れ型連結部32が受け型連結部34に対して相対的に摺
動する。従って、隣り合うバッテリ14の突管部26間
が長くなっても突管部26に負荷がかかることはないの
で、突管部26とバッテリ14との接合部分が損傷する
ことはない。なお、上記クリアランスCは、各バッテリ
14の積層方向の両側に存在することから、嵌め入れ型
連結部32と受け型連結部34は、前記正常状態におい
て上記クリアランスCがバッテリ14の膨張限界の1/
2となるように構成される。
【0022】上述のように、本実施例によれば、隣り合
うバッテリ14に備えられたガス排出部材22の嵌め入
れ型連結部32と受け型連結部34とが互いに連結され
ることによりガス排出通路が構成されることから、ガス
排出部材22間を連結する連結管が不要となるので、部
品数が減少する。また、ガス排出部材22間を連結管で
連結する作業が不要となるので、バッテリ列12を組み
立てる際の作業性も向上する。
【0023】また、本実施例によれば、バッテリ14に
備えられたガス排出部材22の嵌め入れ型連結部32
は、そのガス排出部材22の受け型連結部34に嵌め入
れられる形状であることから、それら嵌め入れ型連結部
32と受け型連結部34を有するガス排出部材22が同
じ向きになるようにバッテリ14を積層することによ
り、一つのバッテリ14に設けられたガス排出部材22
と、そのバッテリ14に隣接するバッテリ14に設けら
れたガス排出部材22とが確実に連通させられる。
【0024】また、本実施例によれば、嵌め入れ型連結
部32(または受け型連結部34)は、隣接するバッテ
リ14に備えられたガス排出部材22の受け型連結部3
4(または嵌め入れ型連結部32)と連結されたまま、
その隣接するバッテリ14から離隔する方向にクリアラ
ンスCだけ摺動可能とされていることから、バッテリ1
4が膨張して、互いに隣接するバッテリ14の中心間距
離が長くなった場合にも、ガス排出部材22がバッテリ
14から外れてガスが漏れることが防止される。
【0025】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において、前述の実施例と同様の構成を
有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】図4は、第1バッテリ50および第2バッ
テリ52の斜視図である。上記第1バッテリ50および
第2バッテリ52は平板状であって、それらの上面には
第1ガス排出部材54または第2ガス排出部材56が設
けられている。
【0027】上記第1ガス排出部材54は、前述の実施
例のガス排出部材22の受け型連結部34に代えて嵌め
入れ型連結部32が設けられていることが前述の実施例
のガス排出部材22と異なるのみである。すなわち、第
1ガス排出部材54は、連通管部28の両端に嵌め入れ
型連結部32が形成されていることが前述の実施例のガ
ス排出部材22と異なる。また、第2ガス排出部材56
は、前述の実施例のガス排出部材22の嵌め入れ型連結
部32に代えて受け型連結部34が設けられていること
が前述の実施例のガス排出部材22と異なるのみであ
る。すなわち、第2ガス排出部材56は、連通管部28
の両端に受け型連結部34が形成されていることが前述
の実施例のガス排出部材22と異なる。
【0028】上記第1ガス排出部材54の第1バッテリ
50の上面における位置、および第2ガス排出部材56
の第2バッテリ52の上面における位置は、前述の実施
例のバッテリ14と同じである。すなわち、第1ガス排
出部材54は、第1バッテリ50の上面において第1バ
ッテリ50の長手方向の中点Mから所定距離dだけプラ
ス端子16側へ移動した位置に設けられ、第2ガス排出
部材56は、第2バッテリ52の上面において第2バッ
テリ52の長手方向の中点Mから所定距離dだけマイナ
ス端子18側へ移動した位置に設けられている。
【0029】そして、第1ガス排出部材54および第2
ガス排出部材56が交互に且つ一直線上に位置するよう
に第1バッテリ50と第2バッテリ52を積層すると、
嵌め入れ型連結部32が受け型連結部34に嵌め入れら
れ、ガス排出管が形成される。従って、バッテリ列を構
成するために第1バッテリ50と第2バッテリ52を交
互に積層すると同時に上記ガス排出管が形成される。そ
のガス排出管は内部がガス排出通路として機能する。
【0030】上述のように、本実施例によれば、隣り合
うバッテリ50、52(すなわち第1バッテリ50およ
び第2バッテリ52)に備えられた嵌め入れ型連結部3
2と受け型連結部34とが互いに連結されることにより
ガス排出通路が構成されることから、第1ガス排出部材
54と第2ガス排出部材56との間を連結する連結管が
不要となるので、部品数が減少する。また、ガス排出部
材54,56間を連結管で連結する作業が不要となるの
で、バッテリ列を組み立てる際の作業性も向上する。
【0031】また、本実施例によれば、第1ガス排出部
材54は両端に嵌め入れ型連結部32が形成されてお
り、第2ガス排出部材56は両端に受け型連結部34が
形成されている。第1ガス排出部材54同志または第2
ガス排出部材56同志は連結できないので、誤って第1
ガス排出部材54が設けられた第1バッテリ50同志ま
たは第2ガス排出部材56が設けられた第2バッテリ5
2同志を積層することがない。また、ガス排出部材5
4、56がバッテリ50、52の長手方向の中央に設け
られていると、第1バッテリ50と第2バッテリ52と
を交互に積層しても、バッテリ50、52の向きが逆向
き(すなわち、互いに隣接するバッテリ50、52のプ
ラス端子16同志およびマイナス端子18同志が同じ側
に位置する向き)となることがあるが、第1ガス排出部
材54および第2ガス排出部材56は、バッテリ50、
52の上面においてその長手方向における中点Mからそ
の長手方向に所定距離dだけ移動した位置に設けられて
いるので、誤って、バッテリ50、52を逆向きに積層
することもない。従って、間違いなくバッテリ列を組み
立てることができる。
【0032】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明は他の態様においても適用される。
【0033】たとえば、前述の実施例では、ガス排出部
材22は、バッテリ14と一体的に成形されるものであ
ったが、その一部または全部がバッテリ14とは別に成
形されてもよい。図5はその一例であって、図5に示す
ように、バッテリ60の上面には略I字状の円筒部62
が設けられ、その円筒部62とその円筒部62に嵌め入
れられるT字状部材64によりガス排出部材が構成され
てもよい。
【0034】また、前述の実施例では、嵌め入れ型連結
部32の垂直面36と受け型連結部34のパッキン38
との間にクリアランスCが設けられることにより、嵌め
入れ型連結部32と受け型連結部34とが連結したま
ま、それら連結部32、34が相対的に摺動可能とされ
ていたが、図6に示すようにして、嵌め入れ型連結部6
6と受け型連結部68とが連結されたまま、嵌め入れ型
連結部66が受け型連結部68に対して相対的に摺動可
能とされてもよい。なお、図6は、前述の実施例とは別
の実施例であって、前述の図3に相当する図である。
【0035】また、前述の実施例では、ガス排出部材2
2は、バッテリ14内と連通させられる突管部26とそ
の突管部26と連通させられる連通管部28とにより略
T字状を有していたが、突管部26が設けられず連通管
部28が直接バッテリ14の上面に固設され、その連通
管部28がバッテリ14と直接連通させられるように構
成されてもよい。
【0036】また、前述の実施例では、ガス排出部材2
2は、一本の連通管部28の両端に連結部32、34が
形成されていたが、バッテリ14の積層方向に垂直なバ
ッテリ14の両側面からそれぞれ連通管部が上記積層方
向と平行に突設され、それら二本の連通管部の先端にそ
れぞれ連結部が形成されていてもよい。
【0037】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたガス排出構造を備えたバッ
テリ列の平面図である。
【図2】図1のバッテリの斜視図である。
【図3】図1のA−A線縦断面図である。
【図4】図1の実施例とは別の実施例であって、第1バ
ッテリおよび第2バッテリの斜視図である。
【図5】図1および図4のガス排出部材とは別のガス排
出部材を示す斜視図である。
【図6】図1、4、5とは別の実施例であって、図3に
相当する図である。
【符号の説明】
12:バッテリ列 14:バッテリ 22:ガス排出部材 28:連通管部 32:嵌め入れ型連結部 34:受け型連結部 54:第1ガス排出部材 56:第2ガス排出部材
フロントページの続き (72)発明者 森岡 貴樹 愛知県豊田市四郷町宮下河原1番地 内浜 化成株式会社内 Fターム(参考) 5H012 AA07 BB02 CC08 CC10 JJ01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ列を構成するために積層された
    複数のバッテリにそれぞれ備えられたガス排出口と、該
    ガス排出口と連通するガス排出通路とを備えたガス排出
    構造であって、 前記ガス排出口に連通するとともに両端に連結部を有す
    るガス排出部材が前記バッテリにそれぞれ設けられ、 該ガス排出部材の連結部と隣接するバッテリに備えられ
    たガス排出部材の連結部とが互いに連結されることによ
    り、前記ガス排出通路が構成されることを特徴とするバ
    ッテリのガス排出構造。
  2. 【請求項2】 前記バッテリに備えられた各ガス排出部
    材は、一方の前記連結部が他方の前記連結部に嵌め入れ
    られる形状であることを特徴とする請求項1記載のガス
    排出構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のバッテリのガス
    排出構造において、前記ガス排出部材に前記バッテリの
    移動を許容する手段が設けられていることを特徴とする
    バッテリのガス排出構造。
  4. 【請求項4】 前記連結部が、隣接するバッテリに備え
    られたガス排出部材の連結部と連結されたまま、該隣接
    するバッテリから離隔する方向に所定距離だけ摺動可能
    とされていることを特徴とする請求項1または2記載の
    ガス排出構造。
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