JP2002215974A - 材料管理装置及び材料管理方法 - Google Patents

材料管理装置及び材料管理方法

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JP2002215974A
JP2002215974A JP2001257483A JP2001257483A JP2002215974A JP 2002215974 A JP2002215974 A JP 2002215974A JP 2001257483 A JP2001257483 A JP 2001257483A JP 2001257483 A JP2001257483 A JP 2001257483A JP 2002215974 A JP2002215974 A JP 2002215974A
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Junji Tateishi
準二 立石
Akiko Hisasue
暁子 久末
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体製造ラインにおいて使用される材料の
在庫・発注を効率的に適正量管理し得る材料管理装置及
び材料管理方法を得る。 【解決手段】 演算部11は、データ処理部10からデ
ータD3を入力するとともに、演算部12からデータD
6を入力する。データD3は、材料IDに関する情報
と、第1の単位期間におけるウェハの処理予定数に関す
る情報とを含むデータである。また、データD6は、演
算部12によって求められた、材料の耐久限界回数に関
するデータである。そして、演算部11は、ウェハの処
理予定数を材料の耐久限界回数で除算する演算を行うこ
とにより、第1の単位期間内に処理が予定されているウ
ェハの全てを処理するために必要な材料の個数(予測使
用数)を求め、データD7として出力する。データD7
は発注管理部4に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体製造ライ
ンにおいて使用される材料の在庫・発注を管理する、材
料管理装置及び材料管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造ラインにおいては、化学物質
や装置部品等、多種の材料が使用されている。半導体製
造ラインのスムーズな物流を確保するためには、これら
の材料の在庫・発注の適正量を効率的に管理することが
重要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体製造ラインにお
いて材料の在庫・発注管理を行う場合、以下のような問
題がある。
【0004】第1に、材料によって管理目的が異なるた
め、様々な材料を画一的に管理することが困難であると
いう問題がある。具体的に、品質保証期間がある材料
(多くの化学物質等)の管理においては、使用期限の管
理を行う必要がある。これに対して、例えば装置部品に
は品質保証期間がない場合が多いため、そのような装置
部品の管理においては、使用期限の管理を行う必要がな
い。逆に、例えば装置部品(特に小さなパーツ等)に関
しては、その保管場所が特定の場所に決められていない
ことが多いため、そのような装置部品の管理において
は、保管場所を特定するための管理を行う必要がある。
これに対して、化学物質に関しては、その保管場所が特
定の場所に決められていることが多いため、そのような
化学物質の管理においては、保管場所を特定するための
管理を行う必要がない。
【0005】第2に、材料の発注に関して、適正な時期
に、適正な量あるいは個数の材料を発注することが困難
であるという問題がある。半導体製造ラインにおいて
は、品種が随時変化するため、それに伴って、使用する
材料の種類も変化する。従って、在庫として確保してお
くべき材料の必要量あるいは必要個数を把握しにくく、
結果として、在庫切れを懸念して過剰発注になることが
多い。そのため、材料の使用期限が切れて廃却せざるを
得ない状況が多く発生し、無駄な経費(製造に関わらな
い経費)を多く発生してしまう。
【0006】本発明はこれらの問題を解決するために成
されたものであり、半導体製造ラインにおいて使用され
る材料の在庫・発注の適正量を効率的に管理し得る材料
管理装置及び材料管理方法を得ることを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載の材料管理装置は、稼働している製造ラインに関
するデータに基づいて、装置部品を含む材料の、単位期
間内における予測使用数を算出する予測使用数算出部
と、前記材料の在庫をデータ上で管理する在庫管理部
と、前記予測使用数算出部からの前記予測使用数のデー
タと、前記在庫管理部からの前記材料の現在在庫数のデ
ータとに基づいて、前記材料の発注数に関するデータを
出力する発注管理部とを備えるものである。
【0008】また、この発明のうち請求項2に記載の材
料管理装置は、請求項1に記載の材料管理装置であっ
て、前記予測使用数算出部は、単位期間内に処理された
ウェハの枚数に関するデータと、前記単位期間内に使用
された前記材料の個数に関するデータとに基づいて、前
記材料の耐久限界を算出する第1の演算部と、ウェハの
処理予定数に関するデータと、前記第1の演算部からの
前記耐久限界に関するデータとに基づいて、前記予測使
用数を算出する第2の演算部とを有することを特徴とす
るものである。
【0009】また、この発明のうち請求項3に記載の材
料管理装置は、請求項1に記載の材料管理装置であっ
て、前記材料に関する複数の所定項目のデータが格納さ
れた記憶部をさらに備え、前記在庫管理部は、前記記憶
部に格納された前記データを参照して前記材料の在庫管
理を行い、前記発注管理部は、前記記憶部に格納された
前記データを参照して前記材料の発注管理を行うことを
特徴とするものである。
【0010】また、この発明のうち請求項4に記載の材
料管理装置は、請求項3に記載の材料管理装置であっ
て、前記材料には化学物質も含まれ、前記記憶部には、
前記装置部品の管理に必要な項目、及び前記化学物質の
管理に必要な項目を含む複数の管理項目を有するマスタ
がさらに格納されており、前記在庫管理部は、管理対象
である前記材料ごとに、前記複数の管理項目の中から特
定の項目を選択して管理することを特徴とするものであ
る。
【0011】また、この発明のうち請求項5に記載の材
料管理装置は、請求項3又は4に記載の材料管理装置で
あって、前記複数の所定項目の中には、前記材料の保管
場所に関する項目が含まれることを特徴とするものであ
る。
【0012】また、この発明のうち請求項6に記載の材
料管理装置は、請求項3又は4に記載の材料管理装置で
あって、前記複数の所定項目の中には、前記材料の使用
期限に関する項目が含まれることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、この発明のうち請求項7に記載の材
料管理装置は、請求項3又は4に記載の材料管理装置で
あって、前記複数の所定項目の中には、処理装置内で使
用されている前記材料の使用期限に関する項目が含まれ
ることを特徴とするものである。
【0014】また、この発明のうち請求項8に記載の材
料管理装置は、請求項3又は4に記載の材料管理装置で
あって、前記複数の所定項目の中には、前記材料が現在
管理対象であるか否かを示す項目が含まれることを特徴
とするものである。
【0015】また、この発明のうち請求項9に記載の材
料管理装置は、請求項8に記載の材料管理装置であっ
て、現在管理対象である前記材料に関する在庫管理デー
タと、現在管理対象ではない前記材料に関する在庫管理
データとを区別して別画面に表示する表示部をさらに備
えることを特徴とするものである。
【0016】また、この発明のうち請求項10に記載の
材料管理装置は、請求項3又は4に記載の材料管理装置
であって、前記複数の所定項目の中には、前記材料が繰
り返し再生して使用可能な材料であるか否かを示す項目
が含まれることを特徴とするものである。
【0017】また、この発明のうち請求項11に記載の
材料管理装置は、請求項10に記載の材料管理装置であ
って、購入発注を行う前記材料に関する発注データと、
再生発注を行う前記材料に関する発注データとを区別し
て別画面に表示する表示部をさらに備えることを特徴と
するものである。
【0018】また、この発明のうち請求項12に記載の
材料管理装置は、請求項1に記載の材料管理装置であっ
て、前記発注管理部は、前記予測使用数のデータと、前
記現在在庫数のデータと、所定の式によって規定される
発注数の上限値とに基づいて、前記材料の前記発注数に
関するデータを出力することを特徴とするものである。
【0019】また、この発明のうち請求項13に記載の
材料管理装置は、請求項12に記載の材料管理装置であ
って、前記発注数の前記上限値は、前記材料の納期をパ
ラメータとする前記所定の式によって規定されることを
特徴とするものである。
【0020】また、この発明のうち請求項14に記載の
材料管理装置は、請求項12に記載の材料管理装置であ
って、前記材料が品質保証期間のある材料である場合、
前記発注数の前記上限値は、前記材料の納期と前記品質
保証期間とをパラメータとする前記所定の式によって規
定されることを特徴とするものである。
【0021】また、この発明のうち請求項15に記載の
材料管理装置は、請求項1に記載の材料管理装置であっ
て、前記発注管理部は、単位期間内に使用された前記材
料の実績使用数と、前記材料の納期と、前記材料の前記
現在在庫数とをパラメータとする所定の式に基づいて、
前記材料の発注時期を決定することを特徴とするもので
ある。
【0022】また、この発明のうち請求項16に記載の
材料管理装置は、請求項1に記載の材料管理装置であっ
て、前記発注管理部は、前記材料管理装置内で使用され
ている前記材料の単位を、前記材料を発注するメーカー
で使用されている前記材料の単位に変換して、前記材料
の発注数に関するデータを出力することを特徴とするも
のである。
【0023】また、この発明のうち請求項17に記載の
在庫管理装置は、在庫として保管されている材料の総個
数である現在在庫数に関するデータと、保管されている
前記材料のうちすでに使用期限が切れている材料の個数
に関するデータとに基づいて、使用期限が切れていない
材料の個数である第1の有効在庫数を求め、前記第1の
有効在庫数に関するデータと、前記材料の必要個数に関
するデータとに基づいて、前記材料の発注数を決定する
発注管理部を備えるものである。
【0024】また、この発明のうち請求項18に記載の
在庫管理装置は、請求項17に記載の材料管理装置であ
って、前記発注管理部は、さらに、前記材料が保管され
ている保管場所とは異なる保管場所に保管され、かつ使
用期限が切れていない材料の個数である第2の有効在庫
数に関するデータに基づいて、前記材料の発注数を決定
することを特徴とするものである。
【0025】また、この発明のうち請求項19に記載の
在庫管理装置は、請求項17又は18に記載の材料管理
装置であって、前記発注管理部は、さらに、メーカーか
らの納品待ちの材料の個数に関するデータに基づいて、
前記材料の発注数を決定することを特徴とするものであ
る。
【0026】また、この発明のうち請求項20に記載の
材料管理方法は、(a)稼働している製造ラインに関す
るデータに基づいて、装置部品を含む材料の、単位期間
内における予測使用数を算出する工程と、(b)前記材
料の現在在庫数を求める工程と、(c)前記予測使用数
のデータと前記現在在庫数のデータとに基づいて、前記
材料の発注数を決定する工程とを備えるものである。
【0027】また、この発明のうち請求項21に記載の
材料管理方法は、請求項20に記載の材料管理方法であ
って、前記工程(a)は、(a−1)単位期間内に処理
されたウェハの枚数に関するデータと、前記単位期間内
に使用された前記材料の個数に関するデータとに基づい
て、前記材料の耐久限界を算出する工程と、(a−2)
ウェハの処理予定数に関するデータと、前記耐久限界に
関するデータとに基づいて、前記予測使用数を算出する
工程とを有することを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】まず、本発明の前提技術として、
本願発明者らによって提出された日本国特許出願(特開
2000−147165号)に係る材料管理装置につい
て説明する。図1は、この材料管理装置の全体構成を概
略的に示すブロック図である。この材料管理装置は、品
質保証期間のある化学物質を管理対象としている。予測
使用数算出手段102は、第1の単位期間(例えば1ヶ
月)内に使用が予測される材料の予測使用数を算出し、
データS1として出力する。在庫数算出手段103は、
その材料の在庫数を算出し、データT1として出力す
る。データT1には、その材料の使用期限に関する情報
も含まれている。管理装置101は、予測使用数算出手
段102からデータS1を入力するとともに、在庫数算
出手段103からデータT1を入力する。そして、第1
の単位期間内における材料の予測使用数と、その単位期
間内に使用期限が切れない材料の在庫数とを比較し、そ
の材料の発注数に関するデータU1を出力する。
【0029】第1の単位期間の終了後、管理装置101
は、第1の単位期間内に実際に使用された材料の使用数
に関するデータT2を在庫数算出手段103から入力す
るとともに、第1の単位期間内に半導体製造ラインにお
いて実際に処理されたウェハの枚数を算出し、これらの
情報をデータVとして出力する。実績使用数算出手段1
04は、管理装置101からデータVを入力する。そし
て、ウェハ1枚あたりの材料の使用数(実績使用数)を
算出し、データWとして出力する。
【0030】予測使用数算出手段102は、管理装置1
01を介して、実績使用数算出手段104からデータW
を入力する。そして、第1の単位期間内における実績使
用数と、第1の単位期間に続く第2の単位期間内に処理
が予定されているウェハの枚数とに基づいて、第2の単
位期間内における材料の予測使用数を算出し、データS
2として出力する。管理装置101は、予測使用数算出
手段102からデータS2を入力するとともに、在庫数
算出手段103からデータT3を入力する。データT3
は、その材料の在庫数に関するデータであり、データT
1と同様に、その材料の使用期限に関する情報も含まれ
ている。そして、データS2とデータT3とに基づい
て、第2の単位期間内におけるその材料の発注数を算出
し、データU2として出力する。
【0031】このように上記材料管理装置によると、過
去の単位期間内における材料の使用実績を集計してお
き、ウェハ1枚あたりの実際の材料使用数を計算して、
次の予測にフィードフォワードする機能を有しているた
め、材料の種類や数の変化に対応した正確な予測を立て
ることができる。
【0032】本発明に係る材料管理装置は、上記材料管
理装置をさらに発展させて、化学物質のみならず、耐久
限界回数のある装置部品(即ち、消耗パーツ)等の材料
に関しても、適正な在庫の管理を実現するものである。
なお、本明細書における「材料」とは、半導体製造ライ
ンにおいて使用される半導体製造装置の装置部品や、半
導体製造ラインにおいて、半導体製造装置内でウェハを
処理するために使用される化学物質等の材料を意味す
る。
【0033】図2は、本発明に係る材料管理装置の全体
構成を概略的に示すブロック図である。本発明に係る材
料管理装置は、予測使用数算出部2、在庫管理部3、及
び発注管理部4を有するデータ処理装置1と、データ処
理装置1にそれぞれ接続された端末機器6及び記憶部5
と、端末機器6に接続された表示部7とを備えている。
以下、本発明に係る材料管理装置の具体的な実施の形態
について説明する。
【0034】実施の形態1.図3は、本発明の実施の形
態1に係る予測使用数算出部2の構成を具体的に示すブ
ロック図である。予測使用数算出部2は、データ処理部
10と、データ処理部10の出力に接続された演算部1
1と、データ処理部10及び演算部12の各出力に接続
された演算部11とを備えている。データ処理部10
は、システム外部のプロセスフロー管理システム8及び
レシピ管理システム9にともに接続されている。プロセ
スフロー管理システム8は、半導体製造ラインにおける
ロットの製造プロセスの流れを管理しているシステムで
ある。レシピ管理システム9は、各製造プロセスにおけ
る処理内容を記述しているレシピ(仕様書)の内容を管
理しているシステムである。演算部11は発注管理部4
に接続されており、演算部12は在庫管理部3に接続さ
れている。
【0035】図4は、本実施の形態1に係る予測使用数
算出部2の動作を説明するためのフローチャートであ
る。以下、管理対象が消耗パーツである場合を例にと
り、本実施の形態1に係る材料管理装置の動作について
説明する。図4を参照して、まず予測使用数算出部2
は、材料1個あたりのウェハの処理枚数を求める(ステ
ップSP11)。具体的には以下の通りである。図3を
参照して、まずデータ処理部10は、プロセスフロー管
理システム8からデータD1を入力するとともに、レシ
ピ管理システム9からデータD2を入力する。データD
1は、それぞれレシピの種類ごとの、第1の単位期間
(例えば1ヶ月)内に処理が予定されているウェハの枚
数(処理予定数)に関する情報と、過去の第2の単位期
間(例えば最近1ヶ月)内に処理されたウェハの枚数
(実績使用数)に関する情報とを含むデータである。ま
た、データD2は、管理対象である材料の名称(材料I
D)と、レシピの種類及びその内容に関する情報とを含
むデータである。そして、データ処理部10は、共通項
目であるレシピの種類に基づいて、プロセスフロー管理
システム8及びレシピ管理システム9からそれぞれ入力
した、材料とウェハの枚数とに関する情報をまとめる。
【0036】演算部12は、データ処理部10からデー
タD4を入力するとともに、在庫管理部3からデータD
5を入力する。データD4は、材料IDに関する情報
と、ウェハの実績使用数に関する情報とを含むデータで
ある。また、データD5は、第2の単位期間内において
減少した在庫数、即ち、第2の単位期間内に使用された
材料の個数(実績使用数)に関する情報を含むデータで
ある。そして、演算部12は、ウェハの実績使用数を材
料の実績使用数で除算する演算を行うことにより、第2
の単位期間内において、材料1個あたりで処理されたウ
ェハの枚数の平均値を求める。
【0037】図4を参照して、次に予測使用数算出部2
は、材料の予測使用数を求める(ステップSP12)。
具体的には以下の通りである。図3を参照して、演算部
11は、データ処理部10からデータD3を入力すると
ともに、演算部12からデータD6を入力する。データ
D3は、材料IDに関する情報と、第1の単位期間にお
けるウェハの処理予定数に関する情報とを含むデータで
ある。また、データD6は、演算部12によって求めら
れた、材料の耐久限界回数に関するデータである。そし
て、演算部11は、ウェハの処理予定数を材料の耐久限
界回数で除算する演算を行うことにより、第1の単位期
間内に処理が予定されているウェハの全てを処理するた
めに必要な材料の個数(予測使用数)を求め、データD
7として出力する。データD7は発注管理部4に入力さ
れ、材料の発注管理に利用される。
【0038】なお、以上の説明では、単位期間を1ヶ月
という時間単位で設定した場合の例について述べたが、
2週間、3ヶ月等の他の時間単位を単位期間として設定
してもよい。
【0039】また、消耗パーツの最新の交換時期と、材
料の耐久限界回数と、ウェハの処理枚数とに基づいて、
消耗パーツの次回の交換予定時期を半導体製造ラインに
おいて管理することもできる。これにより、作業者が、
現在使用されている消耗パーツの検査を行ったり、何ら
かのトラブルが生じた場合の原因の同定に利用したりす
ることができる。
【0040】このように本実施の形態1に係る材料管理
装置によると、化学物質のみならず装置の消耗パーツに
関しても、在庫・発注の効率的な適正量管理を実現する
ことができる。
【0041】実施の形態2.本実施の形態2では、化学
物質及び装置部品等を管理対象として、在庫管理部3に
おいて材料の効率的な適正量材料管理を実現する材料管
理装置及び材料管理方法を説明する。
【0042】図5は、本発明の実施の形態2に係る記憶
部5の記憶内容を示す図である。記憶部5には、材料マ
スタM11、装置マスタM12、単位マスタM13、作
業者マスタM14、保管場所マスタM15、交換理由マ
スタM16、購入発注先マスタM17、再生発注先マス
タM18、及び品質保証期間マスタM19等の様々な情
報が、マスタデータとして記憶されている。
【0043】図6は、材料マスタM11の一例を示す図
である。図6に示すように、材料マスタM11には、
「保管場所」「使用期限」「管理対象外」「再生使用」
「製造番号」及び「装置内期限管理」の複数の管理項目
が設けられており、材料IDで表される各材料ごとにど
の項目の管理を行うかが、各管理項目をオンに設定する
(○)か、オフに設定する(×)かによって記述されて
いる。例えば図6に示した例では、材料ID5001で
表される材料に関しては、保管場所の管理のみが行われ
ることになる。
【0044】「保管場所」の項目は、材料が装置部品で
ある場合等に管理項目に含まれる。保管場所の管理につ
いては、本実施の形態2において後述する。「使用期
限」の項目は、材料が品質保証期間のある化学物質であ
る場合等に管理項目に含まれる。保管場所内における使
用期限の管理については、後述の実施の形態3において
説明する。
【0045】「管理対象外」の項目は、材料が化学物質
であるか装置部品であるかに拘わらず管理項目に含まれ
る。「管理対象外」の項目は通常は「×」に設定されて
いるが、その材料が使用される装置が廃却されたり、開
発や実験が終了した等の理由により、その材料が今後使
用されなくなった場合、「管理対象外」の項目は「○」
に設定される。「管理対象外」の項目の管理について
は、後述の実施の形態5において具体的に説明する。
【0046】「再生使用」の項目は、その材料が、所定
回数内で繰り返し再生(洗浄を含む)して使用できる材
料である場合に管理項目に含まれる。再生使用される材
料としては、価格的に高価な、石英管等の装置部品があ
る。再生使用の管理については、後述の実施の形態6に
おいて説明する。「製造番号」の項目は、材料が化学物
質であるか装置部品であるかに拘わらず管理項目に含ま
れる。少なくとも「使用期限」及び「再生使用」のいず
れかの項目が「○」に設定されているとき、「製造番
号」の項目も「○」に設定される。
【0047】「装置内期限管理」の項目は、その材料が
品質保証期間のある材料であり、かつ、装置内でその材
料が定期的に使用される運営において、装置に使用中の
材料の使用期限の管理を行う場合に管理項目に含まれ
る。装置内における使用期限の管理については、後述の
実施の形態4において具体的に説明する。
【0048】図7は、装置マスタM12の一例を示す図
である。図7に示すように、装置マスタM12は、装置
IDと、装置名と、装置内期限管理を行う対象装置であ
るか否かとの対応関係を表すマスタデータである。図8
は、単位マスタM13の一例を示す図である。図8に示
すように、単位マスタM13は、単位IDと単位との対
応関係を表すマスタデータである。図9は、作業者マス
タM14の一例を示す図である。図9に示すように、作
業者マスタM14は、作業者IDと作業者名との対応関
係を表すマスタデータである。
【0049】図10は、保管場所マスタM15の一例を
示す図である。図10に示すように、保管場所マスタM
15は、保管場所IDと保管場所との対応関係を表すマ
スタデータである。図11は、交換理由マスタM16の
一例を示す図である。図11に示すように、交換理由マ
スタM16は、交換理由IDと、交換理由と、装置内期
限管理を行う対象装置であるか否かとの対応関係を表す
マスタデータである。図12は、購入発注先マスタM1
7の一例を示す図である。図12に示すように、購入発
注先マスタM17は、購入発注先IDと、材料の購入を
発注するメーカー名との対応関係を表すマスタデータで
ある。
【0050】図13は、再生発注先マスタM18の一例
を示す図である。図13に示すように、再生発注先マス
タM18は、再生発注先IDと、材料の再生(洗浄を含
む)を発注するメーカー名との対応関係を表すマスタデ
ータである。図14は、品質保証期間マスタM19の一
例を示す図である。図14に示すように、品質保証期間
マスタM19は、材料IDと、その材料の品質保証期間
との対応関係を表すマスタデータである。
【0051】以下、本実施の形態2に係る材料管理装置
における、材料の保管場所の管理について説明する。図
15は、本実施の形態2に係る材料管理装置の構成を示
すブロック図である。在庫管理部3は、材料の入出庫の
履歴を管理する入出庫履歴管理部31と、該入出庫履歴
管理部31及び端末機器6に接続されたデータ処理部3
0とを有している。図15における記憶部5には、材料
の保管場所の管理に最低限必要なマスタデータ、即ち、
材料マスタM11及び保管場所マスタM15のみを示し
ている。
【0052】図16は、本実施の形態2に係る材料管理
装置において、材料の保管場所の管理動作を説明するた
めのフローチャートである。図16を参照して、まず、
データ処理部30は、材料マスタM11の内容を参照し
て、「保管場所」の項目が「○」に設定されている材料
の材料IDを確認する(ステップSP21)。
【0053】次に、データ処理部30は、記憶部5に記
憶されている複数のマスタデータの中から、材料の保管
場所の管理に必要なマスタデータを抽出する(ステップ
SP22)。具体的には、図15を参照して、データ処
理部30は、材料マスタM11及び保管場所マスタM1
5の中から、上記ステップSP21で確認した材料ID
に対応する、材料名称、保管場所、及び保管場所IDを
それぞれ抽出して、それらのデータを入力する。次に、
データ処理部30は、入出庫履歴管理部31から、その
材料の現在在庫数に関するデータを入力する(ステップ
SP23)。
【0054】次に、データ処理部30は、材料マスタM
11、保管場所マスタM15、及び入出庫履歴管理部3
1からそれぞれ入力したデータに基づいて、材料の保管
場所に関するデータ32を作成する(ステップSP2
4)。図17は、材料の保管場所に関するデータ32の
一例を示す図である。データ32には、材料IDと、保
管場所IDと、現在在庫数との対応関係が、各材料ごと
に記述されている。但し、データ32には、作業者等
の、他のマスタデータによって表される情報を任意に組
み合わせて記述してもよい。後述する他のデータ34,
36等についても同様である。このデータ32は、デー
タ処理部30から端末機器6に入力される。
【0055】次に、端末機器6は、データ32に記述さ
れている材料ID及び保管場所IDを材料名称及び保管
場所にそれぞれ変換して、材料の保管場所に関する管理
一覧表33を作成し、その管理一覧表33を表示部7に
表示する(ステップSP25)。図18は、材料の保管
場所に関する管理一覧表33の一例を示す図である。管
理一覧表33には、材料名称と、保管場所と、現在在庫
数との対応関係が、各材料ごとに記述されている。
【0056】このように本実施の形態2に係る材料管理
装置によれば、各材料の管理目的に応じて材料マスタM
11の各項目を「○」又は「×」に予め設定しておくこ
とによって、各材料ごとに必要な項目のみを漏れなく管
理することができる。
【0057】例えば、保管場所の管理が必要な装置部品
等に関しては、材料マスタM11の「保管場所」の項目
を「○」に設定しておき、保管場所の管理が必要でない
化学物質等に関しては、材料マスタM11の「保管場
所」の項目を「×」に設定しておく。これにより、保管
場所の管理が必要な材料に関してのみ、その管理を行う
ことができる。
【0058】実施の形態3.本実施の形態3では、品質
保証期間のある化学物質等の材料に関して、在庫管理部
3において材料の使用期限の管理を実現し得る材料管理
装置及び材料管理方法を説明する。以下、本実施の形態
3に係る材料管理装置における、材料の使用期限の管理
について説明する。図19は、本実施の形態3に係る材
料管理装置の構成を示すブロック図である。在庫管理部
3は、端末機器6に接続されたデータ処理部30を有し
ている。図19における記憶部5には、材料の使用期限
の管理に最低限必要なマスタデータ、即ち、材料マスタ
M11及び品質保証期間マスタM19のみを示してい
る。
【0059】図20は、本実施の形態3に係る材料管理
装置において、材料の使用期限の管理動作を説明するた
めのフローチャートである。図20を参照して、まず、
データ処理部30は、材料マスタM11の内容を参照し
て、「使用期限」の項目が「○」に設定されている材料
の材料IDを確認する(ステップSP31)。
【0060】次に、データ処理部30は、記憶部5に記
憶されている複数のマスタデータの中から、材料の使用
期限の管理に必要なマスタデータを抽出する(ステップ
SP32)。具体的には、図19を参照して、データ処
理部30は、材料マスタM11及び品質保証期間マスタ
M19の中から、上記ステップSP31で確認した材料
IDに対応する、材料名称及び品質保証期間をそれぞれ
抽出して、それらのデータを入力する。次に、データ処
理部30は、上記ステップSP31で確認した材料ID
に対応する材料の製造番号を入力する(ステップSP3
3)。材料の製造番号は、その材料が入庫された時にオ
ペレータによって入力され、その材料の材料IDと対応
付けられて材料管理装置内に記憶されている。
【0061】次に、データ処理部30は、材料マスタM
11及び品質保証期間マスタM19からそれぞれ入力し
たデータと、材料の製造番号とに基づいて、材料の使用
期限に関するデータ34を作成する(ステップSP3
4)。図21は、材料の使用期限に関するデータ34の
一例を示す図である。データ34には、材料IDと、製
造番号と、使用期限年月日との対応関係が、各材料ごと
に記述されている。このデータ34は、データ処理部3
0から端末機器6に入力される。材料の製造番号にはそ
の材料の製造年月日に関する情報が含まれている。従っ
て、データ処理部30は、材料の製造年月日と、その材
料の品質保証期間とを加算する演算を実行することによ
り、その材料の製造番号ごとの使用期限年月日を求める
ことができる。材料の製造番号にその材料の製造年月日
に関する情報が含まれていない場合は、材料の製造番号
とは別に、その材料の製造年月日に関する情報をデータ
処理部30に入力すればよい。
【0062】次に、端末機器6は、データ34に記述さ
れている材料IDを材料名称に変換して、材料の使用期
限に関する管理一覧表35を作成し、その管理一覧表3
5を表示部7に表示する(ステップSP35)。図22
は、材料の使用期限に関する管理一覧表35a,35b
の一例を示す図である。管理一覧表35aには、材料の
使用期限が切れる年月日が、その材料の材料名称及び製
造番号に対応して一覧表示されている。管理一覧表35
bには、その月に使用期限の切れる材料の製造番号が、
材料名称に対応して一覧表示されている。図22に示す
ように、使用期限が過ぎている材料に関しては、他の欄
と異なる色によってその欄の背景を着色して表示しても
よい。これにより、使用期限がすでに過ぎている材料
を、速やかに認識することができる。
【0063】このように本実施の形態3に係る材料管理
装置によれば、各材料の管理目的に応じて材料マスタM
11の各項目を「○」又は「×」に予め設定しておくこ
とによって、各材料ごとに必要な項目のみを漏れなく管
理することができる。
【0064】例えば、品質保証期間のある化学物質等の
材料に関しては、材料マスタM11の「使用期限」の項
目を「○」に設定しておき、使用期限の管理が必要でな
い装置部品等に関しては、材料マスタM11の「使用期
限」の項目を「×」に設定しておく。これにより、使用
期限の管理が必要な材料に関してのみ、その管理を行う
ことができる。
【0065】実施の形態4.本実施の形態4では、在庫
としてストックされている材料のみならず、処理装置内
で現在使用中の材料に関しても、その使用期限を管理し
得る材料管理装置及び材料管理方法を説明する。以下、
本実施の形態4に係る材料管理装置における、材料の使
用期限の管理について説明する。図23は、本実施の形
態4に係る材料管理装置の構成を示すブロック図であ
る。在庫管理部3は、端末機器6に接続されたデータ処
理部30を有している。図23における記憶部5には、
装置内で使用中の材料に関する使用期限の管理に最低限
必要なマスタデータ、即ち、材料マスタM11、品質保
証期間マスタM19、装置マスタM12、及び交換理由
マスタM16のみを示している。
【0066】在庫管理部3は、材料の出庫履歴を管理し
ている。具体的には、出庫理由と出庫年月日との履歴
を、各材料ごとに管理している。出庫理由としては、例
えば「装置内で使用」や「トラブルで廃却」(それぞ
れ、図11に示した交換理由マスタM16の交換理由I
D1、交換理由ID2に対応する)等がある。また、装
置内期限管理を行う対象の材料については、その製造番
号も併せて管理されている。
【0067】図24は、本実施の形態4に係る材料管理
装置において、材料の使用期限の管理動作を説明するた
めのフローチャートである。図24を参照して、まず、
データ処理部30は、装置マスタM12及び材料マスタ
M11の内容をそれぞれ参照し、両マスタにおいて「装
置内期限管理」の項目を確認することにより、装置内期
限管理を行う対象の装置と、装置内期限管理を行う対象
の材料との組合せを求める(ステップSP41)。
【0068】次に、データ処理部30は、上記材料の出
庫履歴を参照することにより、現在装置内で使用中の材
料の製造番号を割り出す(ステップSP42)。具体的
には、装置マスタM12、材料マスタM11、及び交換
理由マスタM16の各「装置内期限管理」の項目を確認
することにより、装置内期限管理を行う対象の材料であ
り、かつ装置内期限管理を行う対象の装置内で使用する
ために、かつ、装置内で使用する目的で出庫された材料
の出庫履歴を求め、そのうちの、出庫年月日が最新のも
のの製造番号を、現在装置内で使用中の材料の製造番号
として割り出す。
【0069】次に、データ処理部30は、品質保証期間
マスタM19を参照することにより、上記ステップSP
42で割り出した製造番号に基づいて、その材料の使用
期限年月日を算出する(ステップSP43)。
【0070】次に、データ処理部30は、上記ステップ
SP41で求めた、装置内期限管理を行う対象の装置と
装置内期限管理を行う対象の材料との組合せと、上記ス
テップSP42で割り出された、現在装置内で使用中の
材料の製造番号と、上記ステップSP43で算出され
た、材料の使用期限年月日とに基づいて、材料の使用期
限に関するデータ36を作成する(ステップSP4
4)。図25は、材料の使用期限に関するデータ36の
一例を示す図である。データ36には、材料ID、製造
番号、及び使用期限年月日が、装置IDごとに記述され
ている。このデータ36は、データ処理部30から端末
機器6に入力される。
【0071】次に、端末機器6は、データ36に記述さ
れている装置ID及び材料IDを装置名及び材料名称に
それぞれ変換して、材料の使用期限に関する管理一覧表
37を作成し、その管理一覧表37を表示部7に表示す
る(ステップSP45)。図26は、材料の使用期限に
関する管理一覧表37の一例を示す図である。管理一覧
表37には、材料の材料名称と、材料の製造番号と、そ
の材料の使用期限年月日とが、その材料が使用されてい
る装置名ごとに一覧表示されている。また、図22に示
した管理一覧表35と同様に、使用期限が過ぎている材
料に関しては、他の欄と異なる色によってその欄の背景
を着色して表示してもよい。
【0072】このように本実施の形態4に係る材料管理
装置によれば、各材料の管理目的に応じて材料マスタM
11の各項目を「○」又は「×」に予め設定しておくこ
とによって、各材料ごとに必要な項目のみを漏れなく管
理することができる。
【0073】例えば、品質保証期間のある化学物質や、
消耗する装置部品等の材料に関しては、材料マスタM1
1の「装置内期限管理」の項目を「○」に設定しておく
とともに、装置マスタM12及び交換理由マスタM16
の各「装置内期限管理」の項目を「○」に設定してお
く。これにより、使用期限の管理が必要な材料と装置に
関してのみ、その管理を行うことができる。これによ
り、装置内で使用されている状態で材料の使用期限が切
れて製造プロセスに悪影響を及ぼすという事態を回避す
ることができる。
【0074】実施の形態5.上記実施の形態2では、材
料マスタM11に「管理対象外」の項目を設け、現在そ
の材料が管理対象であるか否かを管理することについて
説明した。ここで、管理対象外として設定された材料に
ついては、それ以降に発注をしても無駄になるだけであ
るが、一般の作業者にとっては、多種(例えば数千種
類)に及ぶ材料のそれぞれに対応する全てのデータを検
索して、発注しようとしている材料が管理対象外である
か否かを調査するのは煩雑である。そこで、本実施の形
態5においては、その材料が管理対象外であるか否かを
容易に区別し得る材料管理装置及び材料管理方法を説明
する。
【0075】以下、本実施の形態5に係る材料管理装置
における、材料の管理について説明する。図27は、本
実施の形態5に係る材料管理装置の構成を示すブロック
図である。在庫管理部3は、端末機器6に接続されたデ
ータ処理部30を有している。図27における記憶部5
には、図5に示した様々なマスタデータが記憶されてい
る。
【0076】図28は、本実施の形態5に係る材料管理
装置において、材料の管理動作を説明するためのフロー
チャートである。図28を参照して、まず、データ処理
部30は、材料マスタM11の内容を参照する(ステッ
プSP51)。そして、各材料に関して、「管理対象
外」の項目が「○」に設定されているか否かを確認する
(ステップSP52)。
【0077】上記実施の形態2〜4で述べたデータ3
2,34,36を作成するにあたり、データ処理部30
は、上記ステップSP52における判定結果ごとに材料
を区別して、データを別々に作成する。具体的には、上
記ステップSP52における判定結果が「NO」である
材料に関しては、ステップSP53において、管理対象
である材料用のデータを作成する。一方、上記ステップ
SP52における判定結果が「YES」の材料に関して
は、ステップSP55において、管理対象外である材料
用のデータを作成する。
【0078】ステップSP53において作成されたデー
タは端末機器6に入力され、そのデータに対応する管理
一覧表が表示部7の画面38に表示される。一方、ステ
ップSP55において作成されたデータは、それらの材
料が管理対象外である旨を示す識別符号とともに端末機
器6に入力される。そして、そのデータに対応する管理
一覧表は、表示部7において、画面38とは異なる画面
39に表示される。
【0079】また、材料が入庫される際に行われる入庫
処理において、材料が管理対象外である旨を示す上記識
別符号を参照することにより、管理対象外である材料の
入庫処理(画面39からのアクセスによる入庫処理)を
禁止する。さらに、上記識別符号を発注管理部4に入力
することにより、管理対象外の材料に関する発注処理
(画面39からのアクセスによる発注処理)を禁止す
る。
【0080】このように本実施の形態5に係る材料管理
装置によれば、現在管理対象である材料に関する管理一
覧表と、現在管理対象ではない材料に関する管理一覧表
とを、表示部7において別々の画面38,39に表示す
る構成とした。従って、作業者は、表示部7を参照する
ことにより、その材料が管理対象であるか管理対象外で
あるかを容易に区別することができる。
【0081】実施の形態6.上記実施の形態2では、材
料マスタM11に「再生使用」の項目を設けることにつ
いて説明した。ここで、再生が可能な材料に関して、購
入を行う場合と再生を行う場合では、発注メーカーや単
価等が異なるため、その時々の目的(購入又は再生)に
応じて、2つのデータを使い分ける必要がある。そこ
で、本実施の形態6においては、購入発注と再生発注と
を容易に区別し、目的に応じて各々に必要なデータを用
いて発注し得る材料管理装置及び材料管理方法を説明す
る。
【0082】図29は、本発明の実施の形態6に係る材
料管理装置の構成を示すブロック図である。発注管理部
4は、端末機器6に接続されたデータ処理部42を有し
ている。図29における記憶部5には、材料の購入発注
又は再生発注の管理に最低限必要なマスタデータ、即
ち、材料マスタM11、購入発注先マスタM17、及び
再生発注先マスタM18のみを示している。
【0083】図30は、本実施の形態6に係る材料管理
装置において、材料の購入発注又は再生発注の管理動作
を説明するためのフローチャートである。図30を参照
して、まず、データ処理部42は、材料の発注数を求め
る(ステップSP61)。具体的には、図29を参照し
て、データ処理部42は、単位期間内における材料の予
測使用数を予測使用数算出部2から入力するとともに、
その材料の現在在庫数を在庫管理部3から入力する。予
測不要の材料の場合は、必要在庫数データを保持する。
そして、予測使用数から現在在庫数を減算する演算を行
うことにより、材料の発注数を求める。
【0084】次に、図30を参照して、データ処理部4
2は材料マスタM11の内容を参照し(ステップSP6
2)、その材料の「再生使用」の項目が「○」に設定さ
れているか否かを確認する(ステップSP63)。ステ
ップSP63における判定の結果が「NO」である場合
は、ステップSP64に進み、その材料の購入発注のみ
を行う。具体的には、図29を参照して、データ処理部
42は、材料マスタM11及び購入発注先マスタM17
に基づいて、購入を発注する材料名称と、その材料の購
入発注先のメーカー名とを調べ、発注個数とともに、購
入発注用のデータを作成する。そして、作成したデータ
を端末機器6に入力する。
【0085】次に、図30を参照して、端末機器6は、
購入発注用のデータを、表示部7の画面40に表示する
(ステップSP65)。
【0086】一方、ステップSP63における判定の結
果が「YES」である場合は、ステップSP66に進
み、作業者によって、その材料の再生発注を行うのか購
入発注を行うのかが選択される。再生発注を行う場合
(即ち、ステップSP66における判定の結果が「YE
S」である場合)はステップSP67に進み、図29を
参照して、データ処理部42は、材料マスタM11及び
再生発注先マスタM18に基づいて、再生を発注する材
料名称と、その材料の再生発注先のメーカー名とを調
べ、発注個数とともに、再生発注用のデータを作成す
る。そして、作成したデータを端末機器6に入力する。
ここで、再生発注用のデータの中に材料の製造番号を含
めることにより、再生回数に限度がある材料に関して、
その材料を再生使用できる残り回数をも管理することが
できる。次に、図30を参照して、端末機器6は、再生
発注用のデータを、表示部7において、画面40とは異
なる画面41に表示する。再生発注が行われた場合、在
庫管理部3において、その材料の現在在庫数から発注個
数分を減算することによって、現在在庫数が自動的に更
新される。
【0087】一方、ステップSP66における判定の結
果が「NO」である場合は、ステップSP63の判定結
果が「NO」である場合と同様にステップSP64に進
み、購入発注を行う。図29を参照して、データ処理部
42は、材料マスタM11及び購入発注先マスタM17
に基づいて、購入を発注する材料名称と、その材料の購
入発注先のメーカー名とを調べ、発注個数とともに、購
入発注用のデータを作成する。そして、作成したデータ
を端末機器6に入力する。次に、図30を参照して、端
末機器6は、購入発注用のデータを、表示部7において
画面40に表示する(ステップSP65)。
【0088】このように本実施の形態6に係る材料管理
装置によれば、材料マスタM11に「再生使用」の項目
を設け、その項目を「○」又は「×」に設定しておくこ
とにより、その材料が再生可能な材料であるか否かを各
材料ごとに区別する。さらに、材料の再生発注は、購入
発注が行われる際に使用される画面40とは異なる画面
41からのアクセスによって行われるため、各々の発注
を行う際のパラメータ(発注先や単価)が1つの材料で
異なっていても、材料の購入発注と再生発注とを容易か
つ確実に区別することが可能となる。
【0089】実施の形態7.上記実施の形態1〜6に係
る発注管理部4は、予測使用数から現在在庫数を減算す
る演算を実行することによって、材料の発注数を求め
た。しかし、実際に発注を行う作業者が、在庫切れを懸
念して、発注管理部4が求めた発注数よりも多めに発注
を行うことも考えられる。このような場合に、作業者の
独断によって任意の発注数を決定できるとしたのでは、
過剰発注になって、使用期限切れで廃却せざるを得ない
在庫が発生することにもなる。そこで、本実施の形態7
においては、在庫切れを回避するために発注数にある程
度の余裕を持たせつつも、所定の規則に従って発注数に
上限値を設定して、過剰発注となることを回避し得る材
料管理装置及び材料管理方法を説明する。
【0090】図31は、本発明の実施の形態7に係る材
料管理装置の構成を示すブロック図である。発注管理部
4は、比較部44と、比較部44に接続された演算部4
3とを有している。図31における記憶部5には、品質
保証期間のある材料の購入発注数の管理に最低限必要な
マスタデータ、即ち、材料マスタM11a、購入発注先
マスタM17、及び品質保証期間マスタM19のみを示
している。
【0091】図32は、本実施の形態7における材料マ
スタM11aの一例を示す図である。図32に示すよう
に、材料マスタM11aには、図6に示した材料マスタ
M11に対して、各材料の納期(即ち、発注してから入
庫されるまでの予想期間)に関する項目が追加されてい
る。
【0092】図33は、本実施の形態7に係る材料管理
装置において、材料の購入発注数の管理動作を説明する
ためのフローチャートである。図33を参照して、ま
ず、発注管理部4は、購入しようとしている材料の上限
発注数を求める(ステップSP71)。具体的には、図
31を参照して、演算部43は、予測使用数算出部2か
ら材料の予測使用数又は必要在庫数を、在庫管理部3か
らその材料の現在在庫数をそれぞれ入力するとともに、
材料マスタM11a、購入発注先マスタM17、及び品
質保証期間マスタM19から、材料名称、納期(ここで
は月単位とする)、購入発注先ID、及び品質保証期間
に関するデータを入力する。そして、演算部43は、
「予測使用数×(納期+品質保証期間)/月−現在在庫
数」なる演算を実行することにより、その材料の発注上
限値を求める。このようにして求められた発注上限値に
関するデータは、比較部44に入力される。なお、品質
保証期間がない材料の場合は、演算部43は、「予測使
用数×納期/月−現在在庫数」なる演算を実行すること
により、その材料の発注上限値を求める。
【0093】次に、図33を参照して、発注管理部4
は、作業者が希望する希望発注数を入力する(ステップ
SP72)。図31を参照して、希望発注数は、比較部
44に入力される。
【0094】次に、図33を参照して、発注管理部4
は、ステップSP72で入力された希望発注数と、ステ
ップSP71で入力された上限発注数とを比較する(ス
テップSP73)。この比較動作は、比較部44におい
て行われる。そして、ステップSP73における比較の
結果、希望発注数が上限発注数以上である場合は、ステ
ップSP74に進み、購入発注数は上限発注数に制限さ
れて、材料の購入発注が行われる。一方、ステップSP
73における比較の結果、希望発注数が上限発注数より
も少ない場合は、ステップSP75に進み、希望発注数
をそのまま購入発注数として、材料の購入発注が行われ
る。
【0095】このように、本実施の形態7に係る材料管
理装置によれば、材料の納期や品質保証期間を考慮した
所定の関係式に基づいて材料の購入発注数の上限値を算
出し、その上限値を上限として、材料の購入発注数を決
定する構成とした。従って、材料が過剰発注となること
を回避することができる。
【0096】実施の形態8.材料の発注において、材料
の最適な発注時期を把握することは難しい。品質保証期
間が短い材料に関して、材料の発注が早過ぎた場合に
は、その材料が入庫されてから、その材料の使用期限が
切れるまでの期間が短くなるという状況が生じる。ま
た、納期が長い材料に関して、材料の発注が遅すぎた場
合には、その材料が必要な時にその材料がまだ入庫され
ていないという状況が生じる。そこで、本実施の形態8
においては、材料の発注時期を適切な時期に設定し得る
材料管理装置及び材料管理方法を説明する。
【0097】図34は、本発明の実施の形態8に係る材
料管理装置の構成を示すブロック図である。発注管理部
4は、演算部46と、演算部46に接続された演算部4
5とを有している。図34における記憶部5には、材料
の購入発注時期の管理に最低限必要なマスタデータ、即
ち、材料マスタM11a及び購入発注先マスタM17の
みを示している。
【0098】図35は、本実施の形態8に係る材料管理
装置において、材料の購入発注時期の管理動作を説明す
るためのフローチャートである。図35を参照して、ま
ず、発注管理部4は、材料の購入発注数を求める(ステ
ップSP81)。具体的には、図34を参照して、演算
部46は、予測使用数算出部2から材料の予測使用数又
は必要在庫数を、在庫管理部3からその材料の現在在庫
数をそれぞれ毎日入力する。そして、予測使用数から現
在在庫数を減算する演算を行うことにより、材料の購入
発注数を求める。
【0099】次に、発注管理部4は、所定の購入発注許
可条件を満足しているか否かを判断する(ステップSP
82)。具体的には以下の通りである。図34を参照し
て、演算部45は、単位期間あたりの材料の実績使用数
に関するデータと、その材料の現在在庫数に関するデー
タとを在庫管理部3から毎日入力するとともに、材料マ
スタM11a及び購入発注先マスタM17から、材料名
称、納期、及び購入発注先IDをそれぞれ入力する。こ
こで、単位期間あたりの材料の実績使用数に関して、例
えば半年に1個だけ必要な材料の場合は、その値は小数
で表される数字となる。
【0100】そして、演算部45は、「単位期間あたり
の材料の実績使用数×納期/月−(現在在庫数+1)」
なる演算を毎日実行し、上記演算の結果が0又は正の場
合は、購入発注許可条件を満足し、上記演算の結果が負
の場合は、購入発注許可条件を満足していないと判断す
る。なお、上記式の第2項において現在在庫数に1を加
算しているのは、材料の在庫数に余裕を持たせることに
より、トラブル等で一時的に材料の必要量が高まった場
合に、在庫が全くなくなるという事態を回避するためで
ある。
【0101】次に、図35を参照して、ステップSP8
2における判定の結果が「YES」である場合は、ステ
ップSP83に進み、材料の購入発注を行う。一方、ス
テップSP82における判定の結果が「NO」である場
合は、ステップSP84に進み、その日は材料の購入発
注を行わずに待機する。そして、翌日に、以上の処理を
改めて実行する。
【0102】このように、本実施の形態8に係る材料管
理装置によれば、単位期間あたり(ここでは1ヶ月あた
り)の材料の実績使用数、その材料の納期、及びその材
料の現在在庫数を考慮して、その材料についての発注時
期を決定する構成とした。従って、その材料の発注時期
を適切な時期に設定することができる。
【0103】実施の形態9.上記実施の形態1〜8に係
る材料管理装置の内部においては、その材料が化学物質
であるか装置部品であるかに拘わらず、全て「個」を単
位として材料を管理することによって、日々の入出庫入
力に容易に対応することができる。一方、材料の製造メ
ーカーや再生メーカーにおいては、各製造ラインにおけ
る事情により、セット単位や容量単位等、材料に使用す
る単位として個数単位以外の単位が採用されていること
が多い。従って、発注管理部4において個数単位で材料
を発注した場合、メーカーが使用している単位との不整
合が生じる。そこで、本実施の形態9においては、材料
の発注管理や入庫管理において、メーカーが採用してい
る単位に合わせて材料を発注できる材料管理装置及び材
料管理方法を説明する。
【0104】図36は、本発明の実施の形態9に係る材
料管理装置の構成を示すブロック図である。発注管理部
4は、データ処理部48と、データ処理部48に接続さ
れた演算部47とを有している。図36における記憶部
5には、材料の単位変換の管理に最低限必要なマスタデ
ータ、即ち、材料マスタM11b及び単位マスタM13
のみを示している。
【0105】図37は、本実施の形態9における材料マ
スタM11bの一例を示す図である。図37に示すよう
に、材料マスタM11bには、図6に示した材料マスタ
M11に対して、各材料の単位IDに関する項目と、単
位変換係数に関する項目とが追加されている。なお、本
材料管理装置の内部で使用されている単位と、製造メー
カーや再生メーカーで使用されている単位とが同一であ
る場合は、単位変換係数は「1」である。
【0106】図38は、本実施の形態9に係る材料管理
装置において、材料の単位変換の管理動作を説明するた
めのフローチャートである。図38を参照して、まず、
発注管理部4は、材料の購入発注数を求める(ステップ
SP91)。具体的には、図36を参照して、演算部4
7は、予測使用数算出部2から材料の予測使用数又は必
要在庫数を、在庫管理部3からその材料の現在在庫数を
それぞれ入力する。そして、予測使用数から現在在庫数
を減算する演算を行うことにより、材料の購入発注数を
求める。
【0107】次に、データ処理部48は、材料マスタM
11bの内容を参照し(ステップSP92)、その材料
の「単位」の項目が「個」に設定されているか否かを確
認する(ステップSP93)。ステップSP93におけ
る判定の結果が「YES」である場合は、ステップSP
96に進み、データ処理部48は、本材料管理装置の内
部で用いられている単位と同様に、個数単位で材料の購
入発注を行う。
【0108】一方、ステップSP93における判定の結
果が「NO」である場合は、ステップSP94に進み、
データ処理部48は、記憶部5に記憶されている複数の
マスタデータの中から、材料の単位変換の管理に必要な
マスタデータを抽出する(ステップSP94)。具体的
には、図36を参照して、データ処理部48は、材料マ
スタM11b及び単位マスタM13の中から、その材料
の材料ID、材料名称、単位、単位ID、及び単位変換
係数をそれぞれ抽出して、それらのデータを入力する。
【0109】次に、図38を参照して、データ処理部4
8は、材料の単位変換を行う(ステップSP95)。具
体的には、図36を参照して、データ処理部48は、演
算部47から入力された個数単位の購入発注数に単位変
換係数を乗算する演算を実行することにより、材料の単
位変換を行う。次に、図38を参照して、ステップSP
96に進み、データ処理部48は、単位変換が行われた
後の単位で、材料の購入発注を行う。
【0110】このように、本実施の形態9に係る材料管
理装置によれば、発注管理部4は、材料管理装置の内部
で使用されている材料の単位を、材料の製造メーカーや
再生メーカーで使用されている材料の単位に自動的に変
換して、変換後の単位で材料の発注を行う。そのため、
材料の製造メーカや再生メーカーは、自ら使用している
単位で材料の発注を受けることができる。
【0111】なお、以上の説明では、発注管理部4にお
いて単位の変換を行う場合について説明したが、在庫管
理部3において、上記とは逆の単位変換を行うこともで
きる。具体的には、図39を参照して、製造メーカーか
ら例えばセット単位で材料が入庫された場合に、データ
処理部50において、入庫されたセット数(入庫情報に
含まれる)に、上記の単位変換係数の逆数で表される係
数を乗算することにより、セット単位を個数単位に変換
することができる。単位変換係数が整数である場合も同
様である。
【0112】なお、以上の説明では材料の購入発注を行
う場合について説明したが、再生発注を行う場合も同様
である。
【0113】実施の形態10.図40は、本発明の実施
の形態10に係る材料管理装置の構成を示すブロック図
である。発注管理部4は、演算部60を備えている。演
算部60は、入力装置61及び出力装置62に接続され
ている。図40における記憶部5には、材料の発注管理
に最低限必要なマスタデータ、即ち、材料マスタM11
及び品質保証期間マスタM19のみを示している。保管
場所63には材料が保管されている。ここでは一例とし
て、「A」〜「G」の7個の材料が保管されているもの
とする。在庫管理部3は、保管場所63における材料の
在庫を管理している。
【0114】発注管理部4は、所定の発注管理プログラ
ムに基づいて動作する。発注管理プログラムは、定期的
に起動される。例えば、毎日5時や毎週月曜日の9時等
に、自動的に起動される。あるいは発注管理プログラム
は、オペレータからの命令によって起動される。例え
ば、材料の在庫数が減ったとオペレータが判断した場合
に、オペレータが入力装置61を操作することにより、
発注管理プログラムが起動される。発注管理プログラム
が起動することにより、発注管理部4は以下の動作を実
行する。
【0115】図41は、本実施の形態10に係る材料管
理装置に関して、材料の発注の管理動作を説明するため
のフローチャートである。また、図42は、材料の発注
数を決定する一事例を示す図である。図42では、20
01年6月20日(2001−06−20)が現在とし
て想定されている。まず、演算部60は、保管場所63
に保管されている材料の現在在庫数(この例では7個)
を、在庫管理部3から入力する(ステップSP10
1)。次に、演算部60は、材料マスタM11及び品質
保証期間マスタM19を参照することにより、保管場所
63に保管されている複数の材料の各使用期限をそれぞ
れ算出する(ステップSP102)。図42に示すよう
に、ここでは、材料A及び材料Gの2個の材料の使用期
限がすでに切れているものとする。
【0116】次に、演算部60は、現在在庫数(7個)
から、すでに使用期限が切れている材料の個数(2個)
を減算することにより、使用期限が切れていない材料の
個数(有効在庫数。この例では5個)を算出する(ステ
ップSP103)。あるいは図42に示すように、材料
Aから順番に材料Gまで、使用期限が切れていない材料
の個数を累積していくことにより、有効在庫数を求めて
もよい。この場合、材料Gに関する「在庫数累積」が有
効在庫数に相当する。
【0117】次に、演算部60は、予測使用数算出部2
から材料の予測使用数を入力する(ステップSP10
4)。例えば、予測使用数が6個であったものとする。
なお、予測使用数が入力されるのではなく、材料の種類
等に応じて予め設定された必要在庫数が入力されてもよ
い。次に、演算部60は、予測使用数(6個)から有効
在庫数(5個)を減算することにより、材料の発注数
(1個)を算出する(ステップSP105)。算出され
た発注数に関する情報は出力装置62に入力され、出力
装置62によって画面表示やプリントアウト等が行われ
る。
【0118】このように本実施の形態10に係る材料管
理装置によれば、単に予測使用数と現在在庫数とに基づ
いて材料の発注数が決定されるのではなく、予測使用数
と、材料の使用期限が考慮された有効在庫数とに基づい
て、材料の発注数が決定される。上記の例の場合、現在
在庫数が7個であり予測使用数が6個であるため、見か
け上は在庫数が足りていることになる。しかし、保管さ
れている7個の材料のうち2個の材料は使用期限が切れ
ているため、実際には在庫数が1個不足している。本実
施の形態10に係る材料管理装置によれば、有効在庫数
に基づいて材料の発注数が決定されるため、見かけ上は
在庫数が足りている場合であっても、使用期限切れに起
因する在庫数の不足を発見することができる。従って、
使用期限が切れていない材料が在庫切れになる前に、そ
の材料の発注を行うことが可能となる。
【0119】なお、本実施の形態10に係る材料管理装
置は、上記実施の形態1〜9に係る材料管理装置と適宜
に組み合わせて使用することができる。また、材料の発
注管理のみならず、製品の発注管理等にも適用すること
ができる。後述の第1及び第2の変形例についても同様
である。
【0120】図43は、本発明の実施の形態10の第1
の変形例に係る材料管理装置の構成を示すブロック図で
ある。在庫管理部3には、インターネット等のネットワ
ーク70を介して、他工場に関する在庫管理部71が接
続されている。在庫管理部71は、他工場の保管場所7
2における材料の在庫を管理している。ここでは一例と
して、「H」〜「L」の5個の材料が保管場所72に保
管されているものとする。
【0121】図44は、本実施の形態10の第1の変形
例に係る材料管理装置に関して、材料の発注の管理動作
を説明するためのフローチャートである。また、図45
は、材料の発注数を決定する一事例を示す図である。図
42と同様に、図45においても、2001年6月20
日が現在として想定されている。
【0122】ステップSP111からステップSP11
5までの動作は、図41のステップSP101からステ
ップSP105までの動作と同様である。まず、演算部
60は、自工場の保管場所63に関する現在在庫数(7
個)を入力する(ステップSP111)。次に、演算部
60は、保管場所63に保管されている複数の材料の各
使用期限をそれぞれ算出する(ステップSP112)。
次に、演算部60は、ステップSP111で入力した現
在在庫数(7個)から、すでに使用期限が切れている材
料の個数(2個)を減算することにより、自工場の保管
場所63に関する有効在庫数(5個)を算出する(ステ
ップSP113)。次に、演算部60は、材料の予測使
用数(6個)を入力する(ステップSP114)。次
に、演算部60は、ステップSP113で算出した有効
在庫数(5個)を予測使用数(6個)から減算すること
により、材料の仮の発注数(1個)を算出する(ステッ
プSP115)。
【0123】次に、演算部60は、在庫管理部71から
ネットワーク70及び在庫管理部3を介して、他工場の
保管場所72における材料の現在在庫数(5個)を入力
する(ステップSP116)。次に、演算部60は、材
料マスタM11及び品質保証期間マスタM19を参照す
ることにより、保管場所72に保管されている複数の材
料の各使用期限をそれぞれ算出する(ステップSP11
7)。図45に示すように、ここでは、材料Lの使用期
限がすでに切れているものとする。なお、材料マスタM
11及び品質保証期間マスタM19には、他工場の保管
場所72に保管されている材料に関する情報も記述され
ている。
【0124】次に、演算部60は、ステップSP116
で入力した現在在庫数(5個)から、すでに使用期限が
切れている材料の個数(1個)を減算することにより、
他工場の保管場所72に関する有効在庫数(4個)を算
出する(ステップSP118)。あるいは図45に示す
ように、材料Hから順番に材料Lまで、使用期限が切れ
ていない材料の個数を累積していくことにより、有効在
庫数を求めてもよい。この場合、材料Lに関する「在庫
数累積」が有効在庫数に相当する。
【0125】ここで、他工場においても材料を使用する
必要があることを考慮して、ステップSP118で算出
した有効在庫数から、他工場における必要在庫数を減算
したものを、他工場の保管場所72に関する有効在庫数
としてもよい。但し本例では、他工場における必要在庫
数をゼロと仮定している。
【0126】次に、演算部60は、ステップSP115
で算出した仮の発注数(1個)から、ステップSP11
8で算出した有効在庫数(4個)を減算することによ
り、正式な発注数を算出する(ステップSP119)。
具体的には、その減算結果が正の値である場合、演算部
60は、その値を正式な発注数として決定する。一方、
本例の場合のように、減算結果が負の値(1−4=−
3)となる場合、及び減算結果がゼロとなる場合は、演
算部60は材料の発注数をゼロと決定する。算出された
発注数に関する情報は出力装置62に入力され、出力装
置62によって画面表示やプリントアウト等が行われ
る。
【0127】なお、以上の説明では、他工場の保管場所
72に関する有効在庫数が、演算部4による演算によっ
て算出される場合について述べた。しかし、他工場の在
庫管理部71が保管場所72に関する有効在庫数を算出
し、演算部4は、在庫管理部71からネットワーク70
及び在庫管理部3を介して、その有効在庫数を入力する
構成としてもよい。
【0128】このように本実施の形態10の第1の変形
例に係る材料管理装置によれば、発注管理部4は、他工
場における材料の在庫状況を把握できるため、自工場の
保管場所63に保管されている個数よりも多くの材料が
緊急に必要となった場合に、他工場から材料を取り寄せ
て使用することができる。
【0129】また、演算部60は、他工場における在庫
をも考慮して材料の発注数を決定する。従って、材料の
発注数を抑えることができるとともに、他工場における
余剰の在庫を有効的に活用できるため、全体としてコス
トの低減を図ることができる。
【0130】図46は、本発明の実施の形態10の第2
の変形例に係る材料管理装置の構成を示すブロック図で
ある。発注管理部4には、インターネット等のネットワ
ーク80を介して、材料を発注するメーカーの在庫管理
部81が接続されている。在庫管理部81は、メーカー
における材料の受注状況、出庫履歴、工場への納品の完
了の有無を管理している。ここでは一例として、「M」
〜「N」の3個の材料は、納品のためにメーカーから工
場に向けてすでに出庫されたが、工場には未到着の材料
であるものとする。工場にとっては、これら3個の材料
は、メーカーからの納入待ちの材料である。
【0131】図47は、本実施の形態10の第2の変形
例に係る材料管理装置に関して、材料の発注の管理動作
を説明するためのフローチャートである。また、図48
は、材料の発注数を決定する一事例を示す図である。図
42と同様に、図48においても、2001年6月20
日が現在として想定されている。
【0132】ステップSP121からステップSP12
5までの動作は、図41のステップSP101からステ
ップSP105までの動作と同様である。まず、演算部
60は、保管場所63に関する現在在庫数(7個)を入
力する(ステップSP121)。次に、演算部60は、
保管場所63に保管されている複数の材料の各使用期限
をそれぞれ算出する(ステップSP122)。次に、演
算部60は、ステップSP121で入力した現在在庫数
(7個)から、すでに使用期限が切れている材料の個数
(2個)を減算することにより、保管場所63に関する
有効在庫数(5個)を算出する(ステップSP12
3)。次に、演算部60は、材料の予測使用数(6個)
を入力する(ステップSP124)。次に、演算部60
は、ステップSP123で算出した有効在庫数(5個)
を予測使用数(6個)から減算することにより、材料の
仮の発注数(1個)を算出する(ステップSP12
5)。
【0133】次に、演算部60は、在庫管理部81から
ネットワーク80を介して、メーカーからの納品待ちの
材料の個数(3個)を入力する(ステップSP12
6)。次に、演算部60は、ステップSP125で算出
した仮の発注数(1個)から、ステップSP126で入
力した納品待ち個数(3個)を減算することにより、正
式な発注数を算出する(ステップSP127)。具体的
には、その減算結果が正の値である場合、演算部60
は、その値を正式な発注数として決定する。一方、本例
の場合のように、減算結果が負の値(1−3=−2)と
なる場合、及び減算結果がゼロとなる場合は、演算部6
0は材料の発注数をゼロと決定する。算出された発注数
に関する情報は出力装置62に入力され、出力装置62
によって画面表示やプリントアウト等が行われる。
【0134】このように本実施の形態10の第2の変形
例に係る材料管理装置によれば、演算部4は、メーカー
からの納品待ちの材料の個数をも考慮して材料の発注数
を決定する。従って、材料の余剰の発注を抑えることが
できるため、コストの低減を図ることができる。
【0135】なお、本実施の形態10の第2の変形例に
係る材料管理装置は、上記第1の変形例に係る材料管理
装置と組み合わせて使用することもできる。
【0136】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、化学物質のみならず装置部品に関しても、在庫・
発注の効率的な適正量管理を実現することができる。
【0137】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、過去の単位期間内に処理されたウェハの枚数
に関するデータと、その単位期間内に使用された材料の
個数に関するデータとを利用することにより、材料の予
測使用数を正確に求めることができる。
【0138】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、材料の在庫管理や発注管理に必要な所定項目
のデータを記憶部に記憶しておくことにより、在庫管理
部による材料の在庫管理、及び発注管理部による材料の
発注管理の連携(効率化)が容易となる。
【0139】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、管理対象である材料の管理目的に応じて、必
要な項目のみを漏れなく管理することができる。
【0140】また、この発明のうち請求項5に係るもの
によれば、保管場所の特定が必要な材料に関して、材料
の保管場所を管理することができる。
【0141】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、品質保証期間のある材料に関して、材料の使
用期限を管理することができる。
【0142】また、この発明のうち請求項7に係るもの
によれば、特定の装置内で使用中の、品質保証期間のあ
る材料に関して、材料の使用期限を管理することができ
る。
【0143】また、この発明のうち請求項8に係るもの
によれば、材料が使用される装置が廃却されたり、開発
や実験が終了した等の理由により、その材料が今後使用
されなくなった場合に、管理データを参照することによ
り、以後のその材料の発注や入庫を中止して無駄(不
要)な在庫の増加を未然に防ぐことができる。
【0144】また、この発明のうち請求項9に係るもの
によれば、作業者が、膨大な量の管理データの中から、
現在管理対象ではない材料に関する管理データを検索す
るという煩雑さを回避することができる。
【0145】また、この発明のうち請求項10に係るも
のによれば、管理対象である材料が再生処理によって繰
り返し使用できる材料である場合に、目的(購入又は再
生)に応じて各々必要なパラメータを用いて、適切な発
注を行うことができる。
【0146】また、この発明のうち請求項11に係るも
のによれば、購入発注用の発注データと再生発注用の発
注データとを区別して別画面に表示することにより、購
入発注と再生発注との取り違えを回避することができ
る。
【0147】また、この発明のうち請求項12に係るも
のによれば、材料の発注数に上限値を設けることによ
り、材料が過剰発注となることを回避することができ
る。
【0148】また、この発明のうち請求項13に係るも
のによれば、材料の納期の長短に応じて、発注数の上限
値を適切な値に設定することができる。
【0149】また、この発明のうち請求項14に係るも
のによれば、材料の納期の長短と品質保証期間の長短と
に応じて、発注数の上限値を適切な値に設定することが
できる。
【0150】また、この発明のうち請求項15に係るも
のによれば、材料の発注が早過ぎた場合に、その材料が
入庫されてからその材料の使用期限が切れるまでの期間
が短くなるという状況や、材料の発注が遅すぎた場合
に、その材料が必要な時にその材料がまだ入庫されてい
ないという状況を回避することができる。
【0151】また、この発明のうち請求項16に係るも
のによれば、材料管理装置の内部で使用されている統一
単位で材料の発注を行いながらも、材料を発注するメー
カーに対しては、そのメーカが使用している単位を用い
て材料の発注を行うことができる。
【0152】また、この発明のうち請求項17に係るも
のによれば、材料の使用期限が考慮された第1の有効在
庫数に基づいて材料の発注数が決定されるため、見かけ
上は在庫数が足りている場合であっても、使用期限切れ
に起因する在庫数の不足を発見することができる。従っ
て、使用期限が切れていない材料が在庫切れになる前
に、その材料の発注を行うことが可能となる。
【0153】また、この発明のうち請求項18に係るも
のによれば、他の保管場所における第2の有効在庫数を
も考慮して材料の発注数が決定されるため、材料の発注
数を抑えることができる。また、他の保管場所における
余剰の在庫を有効的に活用できるため、全体としてコス
トの低減を図ることができる。
【0154】また、この発明のうち請求項19に係るも
のによれば、メーカーからの納品待ちの材料の個数をも
考慮して材料の発注数が決定されるため、材料の余剰の
発注を抑えることができ、コストの低減を図ることがで
きる。
【0155】また、この発明のうち請求項20に係るも
のによれば、化学物質のみならず装置部品に関しても、
在庫・発注の効率的な適正量管理を実現することができ
る。
【0156】また、この発明のうち請求項21に係るも
のによれば、過去の単位期間内に処理されたウェハの枚
数に関するデータと、その単位期間内に使用された材料
の個数に関するデータとを利用することにより、材料の
予測使用数を正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前提技術に係る材料管理装置の全体
構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る材料管理装置の全体構成を概略
的に示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る予測使用数算出
部の構成を具体的に示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る予測使用数算出
部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る記憶部の記憶内
容を示す図である。
【図6】 材料マスタの一例を示す図である。
【図7】 装置マスタの一例を示す図である。
【図8】 単位マスタの一例を示す図である。
【図9】 作業者マスタの一例を示す図である。
【図10】 保管場所マスタの一例を示す図である。
【図11】 交換理由マスタの一例を示す図である。
【図12】 購入発注先マスタの一例を示す図である。
【図13】 再生発注先マスタの一例を示す図である。
【図14】 品質保証期間マスタの一例を示す図であ
る。
【図15】 本発明の実施の形態2に係る材料管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図16】 本発明の実施の形態2に係る材料管理装置
において、材料の保管場所の管理動作を説明するための
フローチャートである。
【図17】 材料の保管場所に関するデータの一例を示
す図である。
【図18】 材料の保管場所に関する管理一覧表の一例
を示す図である。
【図19】 本発明の実施の形態3に係る材料管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図20】 本発明の実施の形態3に係る材料管理装置
において、材料の使用期限の管理動作を説明するための
フローチャートである。
【図21】 材料の使用期限に関するデータの一例を示
す図である。
【図22】 材料の使用期限に関する管理一覧表の一例
を示す図である。
【図23】 本発明の実施の形態4に係る材料管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図24】 本発明の実施の形態4に係る材料管理装置
において、材料の使用期限の管理動作を説明するための
フローチャートである。
【図25】 材料の使用期限に関するデータの一例を示
す図である。
【図26】 材料の使用期限に関する管理一覧表の一例
を示す図である。
【図27】 本発明の実施の形態5に係る材料管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図28】 本発明の実施の形態5に係る材料管理装置
において、材料の管理動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図29】 本発明の実施の形態6に係る材料管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図30】 本発明の実施の形態6に係る材料管理装置
において、材料の購入発注又は再生発注の管理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図31】 本発明の実施の形態7に係る材料管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図32】 本発明の実施の形態7における材料マスタ
の一例を示す図である。
【図33】 本発明の実施の形態7に係る材料管理装置
において、材料の購入発注数の管理動作を説明するため
のフローチャートである。
【図34】 本発明の実施の形態8に係る材料管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図35】 本発明の実施の形態8に係る材料管理装置
において、材料の購入発注時期の管理動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図36】 本発明の実施の形態9に係る材料管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図37】 本発明の実施の形態9における材料マスタ
の一例を示す図である。
【図38】 本発明の実施の形態9に係る材料管理装置
において、材料の単位変換の管理動作を説明するための
フローチャートである。
【図39】 本発明の実施の形態9に係る材料管理装置
の他の構成を示すブロック図である。
【図40】 本発明の実施の形態10に係る材料管理装
置の構成を示すブロック図である。
【図41】 本発明の実施の形態10に係る材料管理装
置に関して、材料の発注の管理動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図42】 本発明の実施の形態10に係る材料管理装
置に関して、材料の発注数を決定する一事例を示す図で
ある。
【図43】 本発明の実施の形態10の第1の変形例に
係る材料管理装置の構成を示すブロック図である。
【図44】 本発明の実施の形態10の第1の変形例に
係る材料管理装置に関して、材料の発注の管理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図45】 本発明の実施の形態10の第1の変形例に
係る材料管理装置に関して、材料の発注数を決定する一
事例を示す図である。
【図46】 本発明の実施の形態10の第2の変形例に
係る材料管理装置の構成を示すブロック図である。
【図47】 本発明の実施の形態10の第2の変形例に
係る材料管理装置に関して、材料の発注の管理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図48】 本発明の実施の形態10の第2の変形例に
係る材料管理装置に関して、材料の発注数を決定する一
事例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置、2 予測使用数算出部、3 在庫
管理部、4 発注管理部、5 記憶部、8 プロセスフ
ロー管理システム、9 レシピ管理システム、10,3
0,42,48,50 データ処理部、11,12,4
3,45〜47,60 演算部、31 入出庫履歴管理
部、38,39,40,41 画面、44 比較部。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稼働している製造ラインに関するデータ
    に基づいて、装置部品を含む材料の、単位期間内におけ
    る予測使用数を算出する予測使用数算出部と、 前記材料の在庫をデータ上で管理する在庫管理部と、 前記予測使用数算出部からの前記予測使用数のデータ
    と、前記在庫管理部からの前記材料の現在在庫数のデー
    タとに基づいて、前記材料の発注数に関するデータを出
    力する発注管理部とを備える材料管理装置。
  2. 【請求項2】 前記予測使用数算出部は、 単位期間内に処理されたウェハの枚数に関するデータ
    と、前記単位期間内に使用された前記材料の個数に関す
    るデータとに基づいて、前記材料の耐久限界を算出する
    第1の演算部と、 ウェハの処理予定数に関するデータと、前記第1の演算
    部からの前記耐久限界に関するデータとに基づいて、前
    記予測使用数を算出する第2の演算部とを有する、請求
    項1に記載の材料管理装置。
  3. 【請求項3】 前記材料に関する複数の所定項目のデー
    タが格納された記憶部をさらに備え、 前記在庫管理部は、前記記憶部に格納された前記データ
    を参照して前記材料の在庫管理を行い、 前記発注管理部は、前記記憶部に格納された前記データ
    を参照して前記材料の発注管理を行うことを特徴とす
    る、請求項1に記載の材料管理装置。
  4. 【請求項4】 前記材料には化学物質も含まれ、 前記記憶部には、前記装置部品の管理に必要な項目、及
    び前記化学物質の管理に必要な項目を含む複数の管理項
    目を有するマスタがさらに格納されており、 前記在庫管理部は、管理対象である前記材料ごとに、前
    記複数の管理項目の中から特定の項目を選択して管理す
    ることを特徴とする、請求項3に記載の材料管理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の所定項目の中には、前記材料
    の保管場所に関する項目が含まれることを特徴とする、
    請求項3又は4に記載の材料管理装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の所定項目の中には、前記材料
    の使用期限に関する項目が含まれることを特徴とする、
    請求項3又は4に記載の材料管理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の所定項目の中には、処理装置
    内で使用されている前記材料の使用期限に関する項目が
    含まれることを特徴とする、請求項3又は4に記載の材
    料管理装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の所定項目の中には、前記材料
    が現在管理対象であるか否かを示す項目が含まれること
    を特徴とする、請求項3又は4に記載の材料管理装置。
  9. 【請求項9】 現在管理対象である前記材料に関する在
    庫管理データと、現在管理対象ではない前記材料に関す
    る在庫管理データとを区別して別画面に表示する表示部
    をさらに備える、請求項8に記載の材料管理装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の所定項目の中には、前記材
    料が繰り返し再生して使用可能な材料であるか否かを示
    す項目が含まれることを特徴とする、請求項3又は4に
    記載の材料管理装置。
  11. 【請求項11】 購入発注を行う前記材料に関する発注
    データと、再生発注を行う前記材料に関する発注データ
    とを区別して別画面に表示する表示部をさらに備える、
    請求項10に記載の材料管理装置。
  12. 【請求項12】 前記発注管理部は、前記予測使用数の
    データと、前記現在在庫数のデータと、所定の式によっ
    て規定される発注数の上限値とに基づいて、前記材料の
    前記発注数に関するデータを出力することを特徴とす
    る、請求項1に記載の材料管理装置。
  13. 【請求項13】 前記発注数の前記上限値は、前記材料
    の納期をパラメータとする前記所定の式によって規定さ
    れることを特徴とする、請求項12に記載の材料管理装
    置。
  14. 【請求項14】 前記材料が品質保証期間のある材料で
    ある場合、前記発注数の前記上限値は、前記材料の納期
    と前記品質保証期間とをパラメータとする前記所定の式
    によって規定されることを特徴とする、請求項12に記
    載の材料管理装置。
  15. 【請求項15】 前記発注管理部は、単位期間内に使用
    された前記材料の実績使用数と、前記材料の納期と、前
    記材料の前記現在在庫数とをパラメータとする所定の式
    に基づいて、前記材料の発注時期を決定することを特徴
    とする、請求項1に記載の材料管理装置。
  16. 【請求項16】 前記発注管理部は、前記材料管理装置
    内で使用されている前記材料の単位を、前記材料を発注
    するメーカーで使用されている前記材料の単位に変換し
    て、前記材料の発注数に関するデータを出力することを
    特徴とする、請求項1に記載の材料管理装置。
  17. 【請求項17】 在庫として保管されている材料の総個
    数である現在在庫数に関するデータと、保管されている
    前記材料のうちすでに使用期限が切れている材料の個数
    に関するデータとに基づいて、使用期限が切れていない
    材料の個数である第1の有効在庫数を求め、前記第1の
    有効在庫数に関するデータと、前記材料の必要個数に関
    するデータとに基づいて、前記材料の発注数を決定する
    発注管理部を備える材料管理装置。
  18. 【請求項18】 前記発注管理部は、さらに、前記材料
    が保管されている保管場所とは異なる保管場所に保管さ
    れ、かつ使用期限が切れていない材料の個数である第2
    の有効在庫数に関するデータに基づいて、前記材料の発
    注数を決定する、請求項17に記載の材料管理装置。
  19. 【請求項19】 前記発注管理部は、さらに、メーカー
    からの納品待ちの材料の個数に関するデータに基づい
    て、前記材料の発注数を決定する、請求項17又は18
    に記載の材料管理装置。
  20. 【請求項20】 (a)稼働している製造ラインに関す
    るデータに基づいて、装置部品を含む材料の、単位期間
    内における予測使用数を算出する工程と、 (b)前記材料の現在在庫数を求める工程と、 (c)前記予測使用数のデータと前記現在在庫数のデー
    タとに基づいて、前記材料の発注数を決定する工程とを
    備える材料管理方法。
  21. 【請求項21】 前記工程(a)は、 (a−1)単位期間内に処理されたウェハの枚数に関す
    るデータと、前記単位期間内に使用された前記材料の個
    数に関するデータとに基づいて、前記材料の耐久限界を
    算出する工程と、 (a−2)ウェハの処理予定数に関するデータと、前記
    耐久限界に関するデータとに基づいて、前記予測使用数
    を算出する工程とを有する、請求項20に記載の材料管
    理方法。
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