JP2002215875A - 製造可能指数表示方法 - Google Patents
製造可能指数表示方法Info
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Abstract
品化希望状況だけでなく、メーカー側の製品化可能性も
考慮した総合的な製品化への実現可能性を容易に把握で
きる技術を提供する。 【解決手段】 サーバに提示された提案製品に対してユ
ーザーの購入希望を受け付けて、この購入希望数を、前
記提案製品毎に設定された最小ロット数で除算してユー
ザー指数として算出し、次に、提案製品を製造すると仮
定した場合の製造工程を細分化し、工程の難易度に応じ
た重み付けを総工程数で除算してメーカー指数を算出
し、さらに、ユーサ゛ー指数とメーカー指数とを2次元座標化し
て、製造可能指数として表示することにより、ユーサ゛ーに対
して製造可能性がどの程度なのかを明確に表示するよう
にした。このように、当該製品を製造すると仮定した場
合のメーカー側の難易度も考慮したメーカー指数も加味して製造
可能指数として算出することによって購入希望者側の都
合だけでなくメーカーの都合も考慮した製造可能性を算出す
ることができるため、ユーサ゛ーに対してより確実な製造の可
能性を示唆することができる。
Description
用いた提案型の新製品依頼システムにおいて、製造可能
性を把握容易に表示する技術に関する。
インタラクティブにコンシュマーが希望する製品の開発
・販売をメーカー側に伝えるためのインフラが整ってき
た。
ト運営者あるいはそこにアクセスするユーザーが希望す
る仕様・デザインの新製品を提案し、その提案に対して
他の賛同者を募り、これが一定数に達するとメーカー側
に打診するようなシステムが運営されている。
はユーザー、すなわち購入希望者は、前記サイトを訪れ
て当該サイトのホームページに掲載されている提案製品
が実際に製造されたら購入したいとの意思表明を、画面
インターフェースとして用意された「購入希望」を示す
クリックボタン等を操作し、自身の氏名やメールアドレ
ス等をサーバの購入希望データベースに登録する。
スより購入希望者数を算出し、この購入希望者数をメー
カーに電子メール等で通知して、メーカーの企画・製造
への着手を促すというような手順が一般的であった。
では、アクセスしてきたユーザーに対して、そのアクセ
ス時点での前記購入希望者数を数値あるいはグラフで表
示して、当該製品の実現に向けた盛り上がりを演出して
いるものが多い。
は、単に市場が当該製品を欲していることを示している
だけで、製品化が実現する可能性があるか否かの判断は
ユーザーにとっては難しかった。
現サイトでは、単にユーザー側の希望状況を表示するの
みで、メーカー側の可能性を全く表示しておらず、その
ために本当にその製品が実現するのかという的確な製品
化可能性を把握することができない問題点があった。
ものであり、単にユーザー側の製品化希望状況だけでな
く、メーカー側の製品化可能性も考慮した総合的な製品
化への実現可能性を容易に把握できる技術を提供するこ
とを技術的課題とする。
された提案製品に対してユーザーの購入希望を受け付け
て、この購入希望数を、前記提案製品毎に設定された最
小ロット数で除算してユーザー指数として算出し、次
に、提案製品を製造すると仮定した場合の製造工程を細
分化し、工程の難易度に応じた重み付けを総工程数で除
算してメーカー指数を算出し、さらに、ユーザー指数と
メーカー指数とを2次元座標化して、製造可能指数とし
て表示することにより、ユーザーに対して製造可能性が
どの程度なのかを明確に表示することを特徴としたシス
テムである。
た場合のメーカー側の難易度も考慮したメーカー指数も
加味して製造可能指数として算出することによって購入
希望者側の都合だけでなくメーカーの都合も考慮した製
造可能性を算出することができるため、ユーザーに対し
てより確実な製造の可能性を示唆することができる。
ている。
衆ネットワーク(NW)を中心に、これに提案サーバ、
ユーザー端末(USER1〜n)およびメーカーサーバ
が接続されている。
成されており、中央処理装置(CPU)、メインメモリ
(MM)、入力手段としてのキーボード(KBD)およ
び出力手段としての表示装置(CRT)が接続されてい
る。また、このバス(BUS)にはデータベース(D
B)を構成するハードディスク装置が接続されており、
このハードディスク装置内には、中央処理装置(CP
U)により実行されて提案サーバを機能させるプログラ
ム、各指数および各データが格納されるようになってい
る。
ース内のプログラムを中央処理装置(CPU)が一旦メ
インメモリに読み込んで順次実行することにより実現さ
れる。また、ハードディスク装置にはOS(オペレーテ
ィングシステム)が組み込まれており、このOS上で前
記プログラムが実行されるようになっている。
は、汎用のパーソナルコンピュータであり、場合によっ
ては携帯電話等の簡易端末、通信機能を備えたPDA
(Personal Data Assitant)等であってもよい。
ト)として機能しており、提案製品の画像情報とこの提
案製品に対する入力受付インターフェースをHTMLフ
ァイルによって各ユーザー端末(USER1〜n)に対
して表示するようになっている。この提案製品と投票の
受付画面を示したものが図12である。この図ではMD
(Mini Disc)プレイヤを収納するためのケースを提案
製品として表示している。同図に示す画像はユーザーが
ユーザー端末(たとえばUSER1)をネットワーク
(NW)に接続し、所定の提案サーバのアドレス(UR
L:Uniform Resource Locator)を指定することにより
ユーザー端末のCRT等の表示装置に表示されるように
なっている。
(CG画像でも可)の他にその時点で製品実現価格(こ
こでは10000円)および製造可能となるまでの人数
(ここでは94人)を表示するようになっている。
製品に対して「投票する」という画像ボタン上にマウス
カーソル(図示せず)を配置し、マウス(補助入力デバ
イス)の入力指示ボタン(クリックボタン)を押すと、
製品購入希望情報が入力されたものとして、提案サーバ
のデータベースに該情報が蓄積される。
化された際のユーザーの手許に届くまでのステップを図
式化して表示されている。
れる各種テーブルの構成について説明した図である。
り、データベースに登録されるテーブル名が登録されて
いる。本実施例では、商品価格履歴テーブル、商品投票
テーブル、製品化基本ステップテーブル、製品化詳細ス
テップテーブル、商品製品化ステップテーブル、cuusoo
システム設定値テーブル(提案サーバ設定値テーブル)
が設けられている。
(たとえば製品化基本テーブル(図8)、製品化詳細テ
ーブル(図9)、商品製品化テーブル(図10)等につ
いてはメーカーサーバからネットワーク(NW)を介し
て入力を受け付けるようにしてもよい。
ロダクト指数)の算出方法の概略を示したブロック図で
ある。
報(製品購入希望情報)が入力されると、これがデータ
ベースに蓄積され、このユーザーの入力情報に基づいて
ユーザー指数が算出される。このユーザー指数について
は後で詳しく説明する。
いるメーカーサーバよりこの製品を製造すると仮定した
場合のメーカー側の都合情報が入力されこれも前記デー
タベースに蓄積される。このメーカー側の都合情報に基
づいてメーカー指数が算出される。このメーカー指数に
ついても後で詳しく説明する。
指数とによって製造可能指数(プロダクト指数)が算出
され、表示される。この製造可能指数の表示形式につい
ても後で詳しく説明する。
(CPU)の処理手順を説明する。
品に対して仮定的な現在価格を算出する。この現在価格
はメーカーサーバに対して製造見積を依頼する前に、提
案サーバ内で単独で想定した価格で構わない。
点での製造可能までに必要とされるユーザーの人数を投
票数から算出する。この算出は以下の式によって処理可
能である。 製造可能までの人数=(最小ロット数)−(投票数) ここで最小ロット数についても提案サーバ内で算出した
数値を用いる。
仮定し、当該製品がユーザーの手許に届くまでの工程を
基本工程として以下の6つの工程に分類し、これに細分
類化した詳細工程を設定しデータベース内に格納してお
く。
「提案受付工程」、「デザイン・CG作成工程」、「メ
ーカー関連工程」、「販売会社・契約関連工程」、「発
注生産工程」、「配送工程」である。
程」について、「製品化候補選定工程」等が考えられ
る。
の前記メーカー関連工程の詳細工程を設定し、これらの
詳細工程毎の実現難易度を設定し、これらの難易度に応
じた重み付け(ステップウェイト)を行う。そして全工
程と現時点までのステップウェイトの合計からメーカー
指数を算出する。具体的にはメーカー指数は以下の計算
式により算出される。 メーカー指数 Σ=(ステップウェイト×総ステップ/100)/総ス
テップ×100 ここで、最終計算値の小数点以下第1桁目は四捨五入す
る。また、総ステップは提案製品毎に可変としてもよ
い。このメーカー指数算出に必要な項目はデータベース
の各テーブルより取得する。すなわち「総ステップ」は
製品化詳細テーブル(図9)のエンティティに存在する
該当商品の全てのインスタンス値より取得でき、「ステ
ップウェイト」は商品製品化テーブル(図10)のエン
ティティに存在する該当商品の最新のステップ開始日イ
ンスタンスより求めることができる。次に中央処理装置
(CPU)は、以下の式によりユーザー指数を算出す
る。 ユーザー指数=(投票数/最小ロット数)×100 これはいわば、提案製品が実際に製品化されるまでに必
要なユーザーの欲求度合いを最小ロット数と投票数とに
よって指数化したものである。
ブル(図6)の最小ロット数より取得する。この最小ロ
ット数は提案サーバが提案製品毎に独自に設定した値で
ある。
投票実施回数より取得する。これは前述のユーザーがユ
ーザー端末(USER)より「投票」した数値である。
得られたメーカー指数とユーザー指数とをXY座標軸の
それぞれに配置し、当該ポイントを表示する。
軸のそれぞれについて1〜50,51〜100に区分さ
れ、したがって図1に示すように4つの領域に分割され
ている。分割領域を同図に示すようにそれぞれZ1(メ
ーカー指数=0〜50,ユーザー指数=0〜50)、Z
2(メーカー指数=51〜100,ユーザー指数=0〜
50)、Z3(メーカー指数=0〜50,ユーザー指数
=51〜100)、Z4(メーカー指数=51〜10
0,ユーザー指数=51〜100)とする。
になる。
不十分であり、メーカーも製造を希望していない状態を
意味している(夢の空想商品)。
だが、商品化を希望するユーザーが不十分な状態を意味
している(欲しい人集まれ)。
は十分にいるがメーカーが製造を希望しない、あるいは
製造できない状態を意味している(メーカー募集中)。
が十分におり、かつ製造を希望するメーカーもある場合
を意味している(めざせ商品化)。
の時点においてどの領域に所属しているかを表示する。
この表示形態としては、所属している領域のみを他の領
域と色を変更して表示する場合や、所属している領域に
キャラクタ等を配置する場合等が考えられる。
仮定した場合のメーカー側の難易度も考慮したメーカー
指数も加味した製造可能指数を提示することにより、製
品提案型のサーバにおいて、本来の意味の製造可能性を
示唆することが可能となる。
領域図
図
クス
を示す説明図
Claims (6)
- 【請求項1】 サーバに提示された提案製品に対して、 ユーザー端末から入力された購入希望を受け付けるステ
ップと、 前記購入希望数を、前記提案製品毎に設定された最小ロ
ット数で除算してユーザー指数を算出するステップと、 提案製品を製造すると仮定した場合の製造工程を細分化
し、工程の難易度に応じた重み付けを総工程数で除算し
てメーカー指数を算出するステップと、 前記ユーザー指数とメーカー指数とを2次元座標化し
て、製造可能指数として表示するステップとからなる製
造可能指数表示方法。 - 【請求項2】 前記ユーザー指数とメーカー指数とをマ
トリックスに区画された領域で表示し、前記製造可能指
数が所属する領域の表示を他の領域と異なる形態で表示
する請求項1記載の製造可能指数表示方法。 - 【請求項3】 前記領域は、少なくともメーカーもユー
ザーも製品化を希望しないことを意味する領域と、 メーカーは製造可能であるがユーザーが製造を希望して
いないことを意味する領域と、 製造化を希望するユーザーはいてもメーカーが製造を希
望していないことを意味する領域と、 製品化を希望するユーザーが十分にいてかつ製造を希望
するメーカーもいることを意味する領域とからなる請求
項2記載の製造可能指数表示方法。 - 【請求項4】 サーバに提示された提案製品に対して、 ユーザー端末から入力された購入希望を受け付けるステ
ップと、 前記購入希望数を、前記提案製品毎に設定された最小ロ
ット数で除算してユーザー指数を算出するステップと、 提案製品を製造すると仮定した場合の製造工程を細分化
し、工程の難易度に応じた重み付けを総工程数で除算し
てメーカー指数を算出するステップと、 前記ユーザー指数とメーカー指数とを2次元座標化し
て、製造可能指数として表示するステップとからなるプ
ログラム。 - 【請求項5】サーバに提示された提案製品に対して、 ユーザー端末から入力された購入希望を受け付けるステ
ップと、 前記購入希望数を、前記提案製品毎に設定された最小ロ
ット数で除算してユーザー指数を算出するステップと、 提案製品を製造すると仮定した場合の製造工程を細分化
し、工程の難易度に応じた重み付けを総工程数で除算し
てメーカー指数を算出するステップと、 前記ユーザー指数とメーカー指数とを2次元座標化し
て、製造可能指数として表示するステップとからなるプ
ログラムを記録したコンピュータ実行可能な記録媒体。 - 【請求項6】 サーバにおいて提案製品を提示する手段
と、 ユーザー端末から入力された購入希望を受け付ける入力
手段と、 前記購入希望数を、前記提案製品毎に設定された最小ロ
ット数で除算してユーザー指数を算出する手段と、 提案製品を製造すると仮定した場合の製造工程を細分化
し、工程の難易度に応じた重み付けを総工程数で除算し
てメーカー指数を算出する手段と、 前記ユーザー指数とメーカー指数とを2次元座標化し
て、製造可能指数として表示する手段とからなる製造可
能指数表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001013568A JP4704578B2 (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 製造可能指数表示方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002215875A true JP2002215875A (ja) | 2002-08-02 |
JP4704578B2 JP4704578B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=18880401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001013568A Expired - Lifetime JP4704578B2 (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 製造可能指数表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4704578B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015040944A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-26 | ソニー株式会社 | 情報処理装置 |
-
2001
- 2001-01-22 JP JP2001013568A patent/JP4704578B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
CSNB200100990001, 飯塚 悦功, 生産管理の事典 初版, 19991101, 第1版, 第299−302頁, 株式会社朝倉書店 朝倉 邦造 * |
CSND199900613004, 安保 秀雄, "News Letter", 日経CG 第149号 NIKKEI COMPUTER GRAPHICS, 19990208, 第149号, 第52頁, JP, 日経BP社 Nikkei Business Publications,Inc. * |
JPN6010024357, 安保 秀雄, "News Letter", 日経CG 第149号 NIKKEI COMPUTER GRAPHICS, 19990208, 第149号, 第52頁, JP, 日経BP社 Nikkei Business Publications,Inc. * |
JPN6010024358, 飯塚 悦功, 生産管理の事典 初版, 19991101, 第1版, 第299−302頁, 株式会社朝倉書店 朝倉 邦造 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015040944A1 (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-26 | ソニー株式会社 | 情報処理装置 |
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JP4704578B2 (ja) | 2011-06-15 |
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