JP2002215616A - ルビ付加機能つき画像処理装置,方法,及びそのプログラム - Google Patents

ルビ付加機能つき画像処理装置,方法,及びそのプログラム

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JP2002215616A
JP2002215616A JP2001009715A JP2001009715A JP2002215616A JP 2002215616 A JP2002215616 A JP 2002215616A JP 2001009715 A JP2001009715 A JP 2001009715A JP 2001009715 A JP2001009715 A JP 2001009715A JP 2002215616 A JP2002215616 A JP 2002215616A
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JP2001009715A
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Tomoya Ishikura
知弥 石倉
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Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像処理装置は,ある文字に対してル
ビを付加することが可能であるが,ルビを付加するため
のスペースや,ルビの大きさ等を考慮して付加するもの
ではなかった。そのため,例えば,漢字を含む文章にお
いて,漢字の振り仮名を該漢字の上部近傍に付加する場
合に,付加する振り仮名の大きさを上記文章の行間のサ
イズに合わせて適切に付加することはできなかった。 【解決手段】 画像中の文字近傍に該文字に対応するル
ビを付加する画像処理装置において,原稿の画像を文字
を含む文字領域と,該文字領域以外の非文字領域とに分
離する領域分離手段と,画像中の上記非文字領域の大き
さを計測し,その非文字領域の大きさに合わせて付加す
るルビの大きさを決定する判断手段と,上記判断手段で
決定した大きさのルビを上記非文字領域に付加する合成
手段とを具備することを特徴とするルビ付加機能つき画
像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,画像中の文字にル
ビを付加する場合に,該ルビを適切な大きさにして上記
画像に付加する画像処理装置,方法,及びそのプログラ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として,例えば,特開平5−
274397号,特開平7−78155号,特開平5−
204914号公報等記載の発明は,画像処理装置,或
いは文字認識装置が,文字を認識し,その認識した文字
をコード化してデータベースで検索することで,その文
字に対して訳,振り仮名等のルビを付加するというもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように,ある文
字に対応するルビを付加する従来の画像処理装置,或い
は文字認識装置は,その文字に対して単にルビを付加す
ることは可能であるが,ルビを付加するためのスペース
や,ルビの大きさ等を考慮して付加するものではなかっ
た。そのため,例えば,漢字を含む文章において,漢字
の振り仮名を該漢字の上部近傍に付加する場合に,付加
する振り仮名の大きさを上記文章の行間のサイズに合わ
せて適切に付加することはできなかった。また,上記行
間が上記振り仮名を付加できないほど狭く詰まっている
場合などは,上記振り仮名を付加することができなかっ
た。そこで,本発明は上記事情を鑑みてなされたもので
あり,その目的とするところは,画像中の文字に対応す
るルビをデータベースより検索し,該検索されたルビを
文字領域の近傍に付加する場合に,ルビを付加する上記
文字領域以外の非文字領域の大きさを計測し,その大き
さに合わせてルビを付加することを可能にするルビ付加
機能つき画像処理装置,方法,及びそのプログラムを提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,画像中の文字を含む文字領域の近傍に,上
記文字に対応するルビを,データベースより検索し,付
加して出力するルビ付加機能つき画像処理装置におい
て,上記画像を上記文字領域と,上記文字領域以外の非
文字領域とに分離する領域分離手段と,上記文字領域の
近傍の上記非文字領域の大きさを計測して,付加するル
ビの大きさを決定する判断手段と,上記判断手段で決定
した大きさのルビを上記非文字領域に付加する合成手段
とを具備することを特徴とするルビ付加機能つき画像処
理装置として構成されている。このように構成されてい
るので,画像中の文字にルビを付加する場合に,ルビを
付加する非文字領域のスペースに合わせてルビの大きさ
を決定して付加するので,元の画像を崩すことなく画像
中の文字にルビを付加することが可能となる。
【0005】また,前記判断手段が,前記文字領域の文
字の色に基づいて,付加するルビの色を決定してなるよ
うに構成されても良い。この場合,例えば,付加するル
ビの色を,上記文字領域の文字の色と同色にすること
で,文字領域の文字とルビとの関係が見やすくなる。ま
た逆に,付加するルビの色を,上記文字領域の文字の色
と異なる色にすることで,読み手にルビの存在を喚起す
ることもできる。
【0006】更に本発明は,前記非文字領域にルビを付
加するスペースが確保できない場合に,前記文字領域の
大きさを変化することによって,上記スペースを確保す
るように構成されても良い。このように構成されること
で,例えば,画像中の文字領域と文字領域との間隔が狭
く,ルビを付加するスペースが確保できないような場合
でも,文字領域の大きさを小さくしてルビを付加するス
ペースを確保することで,ルビを付加することが可能と
なる。
【0007】また,前記文字領域の文字に対応するルビ
が上記データベースに存在しない場合に,上記データベ
ースに該ルビを追加するための追加手段を具備するよう
に構成されることが望ましい。このように構成すること
で,前記文字領域の文字に対応するルビが上記データベ
ースに存在しない場合でも,例えば,ユーザが調査する
ことによって,上記文字に対応するルビが特定し,上記
文字と該特定したルビとを対応付けて上記データベース
に追加することで,次回,上記文字と同じ文字にルビを
付加する際に自動的にルビを付加することができる。つ
まり,データベースにおける検索性能が向上する。
【0008】前記データベースが,地名,住所,氏名等
の難読漢字と,該難読漢字の振り仮名とが対応したもの
を含んでなるように構成しても良い。このように構成す
ることで,特に前記文字領域の文字が地名,住所,氏名
等の難読漢字であっても,上記データベースより上記難
読漢字に対応する振り仮名を検索することができるの
で,画像中の難読漢字に振り仮名を付加することができ
る。
【0009】前記データベースに複数の画像処理装置が
接続されるように構成されることができる。このように
構成されることで,上記データベースの内容を常に最新
に保つようにメンテナンスすることで,上記データベー
スに接続される画像処理装置は,最新のデータベースの
内容に基づいて,画像中の文字に対応する文字にルビを
付加することができる。
【0010】また,本発明にかかる画像処理方法は,画
像中の文字を含む文字領域の近傍に,上記文字に対応す
るルビを,データベースより検索し,付加して出力する
画像処理方法において,上記画像を上記文字領域と,上
記文字領域以外の非文字領域とに分離する第1工程と,
上記文字領域の近傍の上記非文字領域の大きさを計測し
て,付加するルビの大きさを決定する第2工程と,上記
判断手段で決定した大きさのルビを上記非文字領域に付
加する第3工程とを備えることを特徴とする画像処理方
法として構成することが可能である。このように構成さ
れることで,画像中の文字にルビを付加する場合に,ル
ビを付加するスペースに合わせてルビの大きさを決定し
て付加するので,元の画像を崩すことなく画像中の文字
にルビを付加することができる。
【0011】更に,本発明にかかる画像処理プログラム
は,画像中の文字を含む文字領域の近傍に,上記文字に
対応するルビを,データベースより検索し,付加して出
力する画像処理プログラムであって,コンピュータに,
上記画像を上記文字領域と,上記文字領域以外の非文字
領域とに分離する領域分離工程,上記文字領域の近傍の
上記非文字領域の大きさを計測して,付加するルビの大
きさを決定する判断工程,及び,上記判断工程で決定し
た大きさのルビを上記非文字領域に付加する合成工程を
実行させるための画像処理プログラムとして構成するこ
とができる。このように構成されることで,コンピュー
タを用いて,画像中の文字にルビを付加する場合に,ル
ビを付加するスペースに合わせてルビの大きさを決定し
て付加するので,元の画像を崩すことなく画像中の文字
にルビを付加することを実行することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら,本
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
実施の形態に係るルビ付加機能つき画像処理装置の概略
構成図,図2は本発明に係るルビ付加機能つき画像処理
装置が行う処理手順を示すフローチャート,図3はルビ
付加機能つき画像処理装置が振り仮名を検索する処理手
順を示すフローチャート,図4は振り仮名を付加する画
像の一例図,図5はルビ付加機能つき画像処理装置が付
加する振り仮名の諸元を決定する処理手順を示したフロ
ーチャート,図6は図5の変形例のフローチャート,図
7は領域分離の説明図,図8は振り仮名を付加できない
場合の一例図,図9は図1の変形例図である。
【0013】本発明の実施の形態に係るルビ付加機能つ
き画像処理装置(以下,単に画像処理装置100と称す
る。)について図1を用いて説明する。本発明の一実施
形態としての画像処理装置100は,書類,写真等の原
稿,或いはハードディスク等に記憶された画像等を読み
取る画像読取部110と,画像の輪郭,色合い等の補
正,文字認識等の処理を行い,更に領域分離手段,判断
手段,合成手段の3つの手段を併せ持って画像処理を行
いながら下記各部の制御も行う制御部140と,制御部
140で処理された画像を紙,或いは電子情報として出
力する画像出力部130と,画像読取部110で読み取
った画像や画像処理装置100の動作プログラム等を記
憶している記憶部160と,地名,住所,氏名等の難読
漢字を含む漢字,英単語,略語等の文字と該文字に対応
する振り仮名,訳,読み等のルビとを関連付けて記憶す
るデータベース150と,ユーザが画像処理装置100
を操作する際の操作手段である操作部170とを具備し
て概略構成されいる。
【0014】ここで,領域分離工程,判断工程,合成工
程について説明する。領域分離工程とは,原稿の画像を
文字を含む文字領域と,該文字領域以外の非文字領域と
に分離することを実施するコンピュータによる手順のこ
とである。判断工程とは,画像中の上記非文字領域の大
きさを計測し,その非文字領域の大きさに合わせて付加
するルビの大きさを決定するコンピュータによる手順の
ことである。合成工程とは,上記判断手段で決定した大
きさのルビを上記非文字領域に付加するコンピュータに
よる手順のことである。
【0015】上記のように概略構成された画像処理装置
100の具体的な動作手順の一例について図1,図2を
用いて説明する。処理は,図2のステップS10から開
始する。画像読取部110が,書類,写真等の原稿の画
像をスキャンし,記憶部160に保持する(S10)。
このステップS10で読み取った原稿画像の具体例とし
ては,図4,図7に示すものである。したがって,以下
の説明では,上記画像中において横書きの漢字である
「櫟本町」の文字の上部近傍にルビ(以下,振り仮名と
する。)を付加する場合について説明する。ステップS
10でスキャンした原稿画像図7(A)を,制御部14
0は,図7(B)に示すように文字を含む文字領域と,
斜線部分の非文字領域とに分離する(S20)。上記の
ように,原稿画像を文字領域と非文字領域とに分離する
領域分離工程を実行する手段が領域分離手段であり,具
体的には,制御部140に上記領域分離工程を実行させ
るプログラムにより達成される。次に,文字領域と非文
字領域それぞれに行われる処理を説明する。まず,文字
領域について行われる処理を説明する。
【0016】制御部140が,文字領域の文字を認識す
る(S110)。この認識処理は,文字認識を行う方法
であれば如何なる方法でも良く,本実施形態では,例え
ば,原稿画像中の文字を予めデータベース等に登録され
ている標準文字と照合させて認識するパターンマッチン
グ法でも良い。次に,ステップS110で認識した文字
の方向,即ち文字が縦書きか,横書きかを判断する(S
120)。この判断方法としては,例えば,ステップS
20で領域分離した文字領域が,図4に示すように,X
軸方向に長い長方形であれば横書きと判断するというよ
うにしても良い。
【0017】次に,制御部140は,図4に示すように
X,Y軸方向の座標に基づいて,文字領域「櫟本町」の
大きさを計測する(S130)。更に,ステップS11
0で認識した「櫟本町」の振り仮名をデータベース15
0で検索する(S140) このデータベース150で振り仮名を検索する方法を,
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0018】まず,「櫟本町」がデータベース150に
存在するかを判断する(S141)。ここで「櫟本町」
がデータベース150に存在すれば,その「櫟本町」に
対応する振り仮名「いちのもとちょう」を採用し,処理
は図2のステップS310へ移行する(S144)。一
方,ステップS141で,「櫟本町」がデータベース1
50に存在しなければ,例えば,ユーザによって「櫟本
町」の振り仮名を,別途入力する手順に移行し,操作部
170より入力される(S142)。そして,画像処理
装置100は,「櫟本町」とステップS142で入力さ
れた振り仮名とを関連付けてデータベース150に追加
登録して,振り仮名を決定する(S143→S14
4)。以上が,文字領域に行われる処理である。次に,
非文字領域に行われる処理について説明する。
【0019】図2のステップS210で,制御部140
は,「櫟本町」の上部近傍の非文字領域の大きさを計測
する(S210)。この計測方法の具体的一例として
は,例えば,画像をX軸方向にスキャンすることで,非
文字領域のY方向の大きさが計測する。つまり,図4に
示したように,点線矢印aの位置でX軸方向に画像をス
キャンした場合は,文字領域(美濃庄町)の文字色を多
数検出するが,点線矢印b〜gの位置では同一色のみ検
出する。したがって,点線矢印b〜gの間を非文字領域
と判断し,点線矢印bとgの位置をY軸方向の座標に基
づいて算出することで,非文字領域のY方向の大きさd
が計測される。また,ステップS20で非文字領域と判
断したのは図7(B)の斜線部分であるが,上記ステッ
プS210では,「櫟本町」の上部近傍の非文字領域を
選択的に計測する。これは,以下のようなことを前提と
している。例えば,予め画像処理装置100は「漢字で
横書きの文字に振り仮名を付加する場合は,その文字の
上部近傍の非文字領域を計測する」というようなルール
を記憶している。したがって,画像処理装置100は,
上記ステップS110,S120で「櫟本町」の文字が
漢字で横書きであると判断された場合に,上記ルールに
基づいて,非文字領域を選択的に計測する。もちろん,
画像処理装置100は,上記ルールのみならず,様々な
ケースを想定したルールを記憶することで,それらのル
ール応じて動作して良い。また,上記のように,振り仮
名を付加しようとする非文字領域を選択的に計測するこ
とで,無駄な計測をすることなく処理が迅速に行われ
る。以上が,非文字領域に行われる処理である。処理が
ステップS310に移行して,上記文字領域,非文字領
域に行われた処理に基づいて,2つの画像が合成される
(S310)。
【0020】ステップS310で行う処理を図2,図
4,図5を用いて説明する。図4において,斜線部は,
振り仮名「いちのもとちょう」が占める範囲,即ち割付
け範囲を示している。この割付け範囲を,仮にX軸方向
にu,Y軸方向にvとする。また,ステップS130で
計測された文字領域「櫟本町」のX軸方向の長さをΔ
x,更にステップS210で計測された「美濃庄町」と
「櫟本町」との間の非文字領域の行間幅をdとする。ま
ず,振り仮名「いちのもとちょう」の割付け範囲のY軸
方向の長さvが,行間幅dより小さくなるような,上記
振り仮名のフォントサイズを特定する。そこで,制御部
140は,上記フォントサイズを,順次大きなものから
小さなものへ変化させることによって,d>vとなった
ときのフォントサイズを特定する(S410→S41
5)。次に,上記特定されたフォントサイズで,振り仮
名「いちのもとちょう」のX方向の全長である上記u
が,上記Δxより小さいか,即ちΔx>uか否かを判断
する(S420)。ここで,Δx>uと判断されたな
ら,振り仮名のフォントサイズはステップS410で特
定されたものとなり,処理がステップS430へ移行す
る。一方,ステップS420で,Δx>uでないと判断
されたなら,ステップS410で特定されたフォントサ
イズからΔx>uとなるまで,フォントサイズを順次小
さくする。そして,Δx>uとなった時のフォントサイ
ズを,付加する振り仮名のフォントサイズと決定する
(S420→S425)。このようにして,振り仮名の
フォントサイズを決定し,処理がステップS430へ移
行する。また,上記のように文字領域近傍の非文字領域
の大きさを計測して,付加するルビの大きさを決定する
判断工程を実行する手段が判断手段であり,具体的に
は,制御部140に上記判断工程を実行させるプログラ
ムによって達成される。
【0021】次に,文字領域「櫟本町」の文字色が何か
を判断する(S430)。ここで,文字領域「櫟本町」
の文字色が黒色と判断されたとする。ステップS430
で判断された「櫟本町」の文字色に基づいて,振り仮名
「いちのもとちょう」の文字色を決定する(S44
0)。この振り仮名の文字色は,文字領域「櫟本町」と
同じ黒色,或いは他の異なる色としても良い。上記振り
仮名の色を,文字領域の文字の色と同色にするか異なる
色にするかは,ユーザによって予め設定されても良い。
以下の説明において,上記振り仮名は文字領域と同じ黒
色にするものとする。以上,フォントサイズ,色が決定
した振り仮名を元の原稿画像に割付ける(S450)こ
の割付けは,「美濃庄町」と「櫟本町」との行間の非文
字領域のどの部分に振り仮名「いちのもとちょう」を付
加するかということであり,本実施形態では,「美濃庄
町」と「櫟本町」との行間の中間部分に振り仮名を割付
ける。また,上記割付けの位置は,ユーザによって予め
設定されても良い。上記のように,大きさの決定したル
ビを非文字領域に付加する合成工程を実行する手段が合
成手段であり,具体的には,制御部140に上記合成工
程を実行させるプログラムによって達成される。以上の
ように,図2のステップS310の画像合成の処理が行
われる。
【0022】次に,ステップS310で処理された合成
画像に輪郭,色合い等の補正が行われる(S320)。
そして,ステップS320で補正処理が行われた合成画
像を画像出力部130より,紙に印刷して出力する。も
ちろん,紙に出力する場合に限らず,上記合成画像を電
子情報としてコンピュータが読取可能な記録媒体やハー
ドディスク等に出力しても良い。(S330)。
【0023】
【実施例】(実施例1)次に,例えば,図8において
「美濃庄町」と「櫟本町」との行間が振り仮名を付加で
きなくらい狭い場合にでも,振り仮名を付加する実施例
について説明する。ここで,上記行間が振り仮名が付加
できないくらい狭いとは,上記行間幅dがVmin(図
8参照)より小さな場合を言う。このVminは,予め
画像処理装置100に設定されている振り仮名を付加で
きる最小行間幅のことであり,d<Vminでは上述の
方法では振り仮名を付加できない。そこで,本実施例で
は,図2のステップS310の画像合成の処理を行う場
合に,文字領域の大きさを縮小して,行間幅を大きく
し,即ちd>Vminとなるようにして振り仮名を付加
する場合について説明する。以下,図6を用いてステッ
プS310の画像合成について説明する。まず,上記d
>Vminとなるまで,文字領域「櫟本町」のY軸方向
の長さΔyを小さくする(S401→S402)。これ
で,d>Vminとなり,振り仮名を付加することがで
きるので,以降の処理は,既に述べた実施形態の手順と
同様に処理して振り仮名を付加する。この実施例では,
文字領域のY軸方向のみを縮小したが,一方向のみを縮
小したのでは文字領域の文字が歪んでしまい読めなくな
る可能性もあるので,X,Y方向を等倍率で縮小するよ
うにしても良い。また,文字領域の大きさを縮小するこ
とによって,元の画像に変化が生じるが,例えば,上記
非文字領域がある同一色で構成されている画像であれ
ば,その変化が生じた部分に上記色をコピーして貼り付
けることで,見た目の変化を目立たなくしても良い。
【0024】(実施例2)また,図9に示すように,例
えば,複数のデータベースを持たない画像処理装置10
0a,100b,100cが,画像処理装置100のデ
ータベース150にネットワークNを介して接続される
ようにしても良い。このようにすることで,画像処理装
置100a,100b,100cはデータベースを持た
ないが,データベース150の内容を最新に保つだけ
で,それぞれの画像処理装置は,最新のデータベースの
内容によって処理することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように,本発明は,画像中
の文字を含む文字領域の近傍に,上記文字に対応するル
ビを,データベースより検索し,付加して出力するルビ
付加機能つき画像処理装置において,上記画像を上記文
字領域と,上記文字領域以外の非文字領域とに分離する
領域分離手段と,上記文字領域の近傍の上記非文字領域
の大きさを計測して,付加するルビの大きさを決定する
判断手段と,上記判断手段で決定した大きさのルビを上
記非文字領域に付加する合成手段とを具備することを特
徴とするルビ付加機能つき画像処理装置として構成され
ているので,画像中の文字にルビを付加する場合に,ル
ビを付加する非文字領域のスペースに合わせてルビの大
きさを決定して付加するので,元の画像を崩すことなく
画像中の文字にルビを付加することが可能となる。
【0026】また,前記判断手段が,前記文字領域の文
字の色に基づいて,付加するルビの色を決定してなるよ
うに構成されても良く,この場合,例えば,付加するル
ビの色を,上記文字領域の文字の色と同色にすること
で,文字領域の文字とルビとの関係が見やすくなる。ま
た逆に,付加するルビの色を,上記文字領域の文字の色
と異なる色にすることで,読み手にルビの存在を喚起す
ることもできる。
【0027】更に本発明は,前記非文字領域にルビを付
加するスペースが確保できない場合に,前記文字領域の
大きさを変化することによって,上記スペースを確保す
るように構成されても良い。このように構成されること
で,例えば,画像中の文字領域と文字領域との間隔が狭
く,ルビを付加するスペースが確保できないような場合
でも,文字領域の大きさを小さくしてルビを付加するス
ペースを確保することで,ルビを付加することが可能と
なる。
【0028】また,前記文字領域の文字に対応するルビ
が上記データベースに存在しない場合に,上記データベ
ースに該ルビを追加するための追加手段を具備するよう
に構成されることが望ましく,この場合,前記文字領域
の文字に対応するルビが上記データベースに存在しない
場合でも,例えば,ユーザが調査することによって,上
記文字に対応するルビが特定し,上記文字と該特定した
ルビとを対応付けて上記データベースに追加すること
で,次回,上記文字と同じ文字にルビを付加する際に自
動的にルビを付加することができる。つまり,データベ
ースにおける検索性能が向上する。
【0029】前記データベースが,地名,住所,氏名等
の難読漢字と,該難読漢字の振り仮名とが対応したもの
を含んでなるように構成しても良い。このように構成す
ることで,特に前記文字領域の文字が地名,住所,氏名
等の難読漢字であっても,上記データベースより上記難
読漢字に対応する振り仮名を検索することができるの
で,画像中の難読漢字に振り仮名を付加することができ
る。
【0030】前記データベースに複数の画像処理装置が
接続されるように構成されることができる。このように
構成されることで,上記データベースの内容を常に最新
に保つようにメンテナンスすることで,上記データベー
スに接続される画像処理装置は,最新のデータベースの
内容に基づいて,画像中の文字に対応する文字にルビを
付加することができる。
【0031】また,本発明にかかる画像処理方法は,画
像中の文字を含む文字領域の近傍に,上記文字に対応す
るルビを,データベースより検索し,付加して出力する
画像処理方法において,上記画像を上記文字領域と,上
記文字領域以外の非文字領域とに分離する第1工程と,
上記文字領域の近傍の上記非文字領域の大きさを計測し
て,付加するルビの大きさを決定する第2工程と,上記
判断手段で決定した大きさのルビを上記非文字領域に付
加する第3工程とを備えることを特徴とする画像処理方
法として構成することが可能である。このように構成さ
れることで,画像中の文字にルビを付加する場合に,ル
ビを付加するスペースに合わせてルビの大きさを決定し
て付加するので,元の画像を崩すことなく画像中の文字
にルビを付加することができる。
【0032】更に,本発明にかかる画像処理プログラム
は,画像中の文字を含む文字領域の近傍に,上記文字に
対応するルビを,データベースより検索し,付加して出
力する画像処理プログラムであって,コンピュータに,
上記画像を上記文字領域と,上記文字領域以外の非文字
領域とに分離する領域分離工程,上記文字領域の近傍の
上記非文字領域の大きさを計測して,付加するルビの大
きさを決定する判断工程,及び,上記判断工程で決定し
た大きさのルビを上記非文字領域に付加する合成工程を
実行させるための画像処理プログラムとして構成するこ
とができる。このように構成されることで,コンピュー
タを用いて,画像中の文字にルビを付加する場合に,ル
ビを付加するスペースに合わせてルビの大きさを決定し
て付加するので,元の画像を崩すことなく画像中の文字
にルビを付加することを実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るルビ付加機能つき画
像処理装置の概略構成図。
【図2】本発明に係るルビ付加機能つき画像処理装置が
行う処理手順を示すフローチャート。
【図3】ルビ付加機能つき画像処理装置が振り仮名を検
索する処理手順を示すフローチャート。
【図4】振り仮名を付加する画像の一例図。
【図5】ルビ付加機能つき画像処理装置が付加する振り
仮名の諸元を決定する処理手順を示したフローチャー
ト。
【図6】図5の変形例のフローチャート。
【図7】領域分離の説明図。
【図8】振り仮名を付加できない場合の一例図。
【図9】図1の変形例図。
【符号の説明】
100・・・・・・・・・画像処理装置(ルビ付加機能つき) 110・・・・・・・・・画像読取手段 130・・・・・・・・・出力部 140・・・・・・・・・制御部 150・・・・・・・・・データベース 160・・・・・・・・・記憶部 170・・・・・・・・・操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 3/00 300 G06T 3/00 300 5C076 11/60 100 11/60 100A 11/80 11/80 A H04N 1/387 H04N 1/387 Fターム(参考) 2C087 AA15 BA03 BA05 BA07 BB10 BD07 CA02 5B009 LA01 ME21 ME23 MF03 MJ04 NB11 NC05 NG02 RA18 RB02 VA02 VA09 5B050 BA06 BA16 BA20 DA02 DA04 EA06 EA12 FA19 GA08 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CD05 CE08 CE16 CF04 CH07 CH11 5B075 ND03 ND20 ND22 ND23 ND34 NK10 NK13 NK22 NK24 PP04 PP10 PP12 PP30 PQ05 UU05 5C076 AA16 AA21 AA22 BA04 BA06 CB02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像中の文字を含む文字領域の近傍に,
    上記文字に対応するルビを,データベースより検索し,
    付加して出力するルビ付加機能つき画像処理装置におい
    て,上記画像を上記文字領域と,上記文字領域以外の非
    文字領域とに分離する領域分離手段と,上記文字領域の
    近傍の上記非文字領域の大きさを計測して,付加するル
    ビの大きさを決定する判断手段と,上記判断手段で決定
    した大きさのルビを上記非文字領域に付加する合成手段
    とを具備することを特徴とするルビ付加機能つき画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段が,前記文字領域の文字の
    色に基づいて,付加するルビの色を決定してなる請求項
    1記載のルビ付加機能つき画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記非文字領域にルビを付加するスペー
    スが確保できない場合に,前記文字領域の大きさを変化
    することによって,上記スペースを確保してなる請求項
    1,又は請求項2のいずれかに記載のルビ付加機能つき
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記文字領域の文字に対応するルビが上
    記データベースに存在しない場合に,上記データベース
    に該ルビを追加するための追加手段を具備してなる請求
    項1から請求項3のいずれかに記載のルビ付加機能つき
    画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記データベースが,地名,住所,氏名
    等の難読漢字と,該難読漢字の振り仮名とが対応したも
    のを含んでなる請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のルビ付加機能つき画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記データベースに複数の画像処理装置
    が接続されてなる請求項1から請求項5のいずれかに記
    載のルビ付加機能つき画像処理装置。
  7. 【請求項7】 画像中の文字を含む文字領域の近傍に,
    上記文字に対応するルビを,データベースより検索し,
    付加して出力する画像処理方法において,上記画像を上
    記文字領域と,上記文字領域以外の非文字領域とに分離
    する第1工程と,上記文字領域の近傍の上記非文字領域
    の大きさを計測して,付加するルビの大きさを決定する
    第2工程と,上記判断手段で決定した大きさのルビを上
    記非文字領域に付加する第3工程とを備えることを特徴
    とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 画像中の文字を含む文字領域の近傍に,
    上記文字に対応するルビを,データベースより検索し,
    付加して出力する画像処理プログラムであって,コンピ
    ュータに,上記画像を上記文字領域と,上記文字領域以
    外の非文字領域とに分離する領域分離工程,上記文字領
    域の近傍の上記非文字領域の大きさを計測して,付加す
    るルビの大きさを決定する判断工程,及び,上記判断工
    程で決定した大きさのルビを上記非文字領域に付加する
    合成工程を実行させるための画像処理プログラム。
JP2001009715A 2001-01-18 2001-01-18 ルビ付加機能つき画像処理装置,方法,及びそのプログラム Pending JP2002215616A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011077669A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Sharp Corp プレビュー機能付き原稿読取装置
JP2014203339A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラム

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