JP2002215222A - ネットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用システムとそのシステムを用いた管理運用方法 - Google Patents

ネットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用システムとそのシステムを用いた管理運用方法

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JP2002215222A JP2001011766A JP2001011766A JP2002215222A JP 2002215222 A JP2002215222 A JP 2002215222A JP 2001011766 A JP2001011766 A JP 2001011766A JP 2001011766 A JP2001011766 A JP 2001011766A JP 2002215222 A JP2002215222 A JP 2002215222A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠隔地で一元的にインフラストラクチャ系構成
要素を監視または制御する。 【解決手段】この管理運用システムは、業務系機器10
(11〜13)を監視し監視結果を制御系データで出力
する計測機器20(21〜24)と、情報系ネットワー
ク50と、情報系ネットワーク50に接続され計測機器
20(21〜24)に制御系ネットワーク30を介して
接続され、情報系データと制御系データとを相互に使用
可能なデータに変換して通信するゲートウェイコントロ
ーラ40と、ゲートウェイコントローラ40と情報系ネ
ットワーク50を通じて接続されゲートウェイコントロ
ーラ40を制御するゲートウェイコントローラ管理サー
バ60とを備えている。ゲートウェイコントローラ管理
サーバ60のシステム管理手段61により送受信される
データを収集し、情報系ネットワーク50の監視および
制御系ネットワーク側構成要素20,30,40を監視
または制御するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク化さ
れたインフラストラクチャ系機器の管理運用システムと
そのシステムを用いた管理運用方法に関し、特に、情報
系ネットワークと制御系ネットワークを用いて構築した
インフラストラクチャ系機器の管理運用システムとその
システムを用いた管理運用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物やプラント内には、業務系
機器として照明機器や空調機器、あるいはモータ、ポン
プ、エレベータ等の動力設備、給湯設備、ガス供給設
備、受変電設備、蓄熱式空調システム、室外機などが設
けられ、外部から供給されるエネルギーを利用して人間
に快適な環境を作り出している。また、プラント設備内
では、製造ラインに連なる機器や設備が多数設けられ
る。
【0003】従来、このような建物内やプラント内の業
務系機器(設備も含む)は、各建物毎に建物管理室に設
けられた建物管理システム(Building Automation Syst
em、以下BASと称す)やプラント管理システムにより
一元的集中的に監視制御が行われるようになっている。
例えば、BASは、ビル管理サーバに業務系機器(照明
機器、空調機器、モータ、ポンプ、エレベータ等の動力
設備、給湯設備、ガス供給設備、受変電設備、蓄熱式空
調システム、室外機など)が接続される。ビル管理サー
バと業務系機器との間は、ビル管理サーバ側にインター
フェース装置が、また、業務系機器のアクチュエータ
(スイッチ、モータ、ポンプ等)側に制御ノードがそれ
ぞれ有線または無線で情報伝達可能に接続されて構成さ
れる。
【0004】ところで、これら業務系機器には、各種の
計測機器(計測設備を含む)が配置され、業務系機器の
動作や稼動状態を監視するようになっている。これら業
務系機器の動作や稼動状態を監視する機器や設備全般
を、以下、インフラストラクチャ系機器またはインフラ
ストラクチャ系構成要素と称する。BASでは、ビル管
理サーバに、インターフェース装置を介して計測機器が
接続される。BASは、各種の計測機器から送られてく
る情報に基づいて業務系機器の動作状況を監視し、ビル
管理サーバがこの状況を予め設定された運転管理マニュ
アルに基づいて判断し、判断結果に基づいて制御ノード
に指令信号を送るようになっている。センサや制御ノー
ドは、電灯線、無線、ツイストペア線から制御系データ
インターフェース装置を介してビル管理サーバに制御系
データを送受信可能に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の建物管理システ
ムやプラント管理システムは、上記のように行われてい
たので、各ビル毎に、あるいはプラント毎に業務系機器
を独立に管理しなければならず、上記業務系機器の追加
や更新の度にそのビルやプラントに設置されたビル管理
サーバのソフトウェアや各種制御管理情報を更新しなけ
ればならないという問題があった。このため、ビル管理
サーバの負荷が大きくなるという問題があった。さら
に、ビル管理システムやプラント管理システムがダウン
した場合を考慮して、システムの二重化を図る必要があ
り、コストアップを招くという問題がある。しかも、二
重化システムのうち一方がダウンした場合、当該ビルま
たはプラントに設置された場所まで出向いて管理サーバ
の復旧を図る必要があり、遠隔地の場合、復旧に手間取
ってしまうという問題がある。
【0006】また、上記従来の建物管理システムやプラ
ント管理システムでは、当該ビル以外の遠隔地で業務系
機器の稼動状態を監視する計測機器を監視・管理しよう
とするとプロトコルを共通化させなければならずシステ
ムが巨大化したり、複雑化してしまうので、使用する制
御データをイーサネット(登録商標)やISDN等の情
報系高速通信プロトコルと直接やりとりすることはあま
り考慮されていなかった。たとえ考えられたとしても、
これらのやり取りを行うためのシステムを構築する場合
には、データの送受信に複数回プロトコルを変換しなけ
ればならず、システムが複雑になったりシステムが大き
くなったりするという問題があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、簡素な構成で情報系データと制御系データ
とを送受信可能にし、しかも、どこからでも管理運用シ
ステムに属する計測機器の遠隔管理が可能で、かつ、業
務系機器の稼動状態を監視する計測機器の運転管理や制
御の方法を容易に更新したり、計測機器のデータを一元
的に収集することができるネットワーク化されたインフ
ラストラクチャ系機器の管理運用システムとそのシステ
ムを用いた管理運用方法を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るネットワー
ク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用シス
テムは、下位側の業務系機器と、上位側でこれら業務系
機器を監視するインフラストラクチャ系構成要素とを有
する管理運用システムであって、上記インフラストラク
チャ系の構成要素を、上記業務系機器に対してデータ計
測および監視を行いその結果を制御系データで外部に出
力する計測機器と、IPネットワークから構成される情
報系ネットワークと、この情報系ネットワークに接続さ
れるとともに上記計測機器に制御系ネットワークを介し
て接続され、情報系ネットワークからの情報系データと
上記制御系ネットワークの制御系データとを相互に使用
可能なデータに変換して通信するゲートウェイコントロ
ーラと、このゲートウェイコントローラと上記情報系ネ
ットワークを通じて接続されゲートウェイコントローラ
を制御するゲートウェイコントローラ管理サーバとを備
えて構成し、上記ゲートウェイコントローラ管理サーバ
には、ゲートウェイコントローラとの間で送受信される
データを収集し、上記情報系ネットワークを監視すると
ともに、インフラストラクチャ系構成要素のうち制御系
ネットワークに接続される制御系ネットワーク側構成要
素を監視または制御するシステム管理手段を設け、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバにより情報系ネットワ
ークを監視する場合、ゲートウェイコントローラとの間
で送受信される情報系データを監視し、ゲートウェイコ
ントローラ管理サーバにより上記制御系ネットワーク側
構成要素を監視する場合、ゲートウェイコントローラが
受信した当該制御系ネットワーク側構成要素の制御系デ
ータを、ゲートウェイコントローラにより上記情報系ネ
ットワークに適した情報系データに変換し、変換された
情報系データを上記情報系ネットワークを介してゲート
ウェイコントローラ管理サーバに送信し、送信された情
報系データを監視し、ゲートウェイコントローラ管理サ
ーバから上記制御系ネットワーク側構成要素を制御する
場合、ゲートウェイコントローラ管理サーバからゲート
ウェイコントローラに送信した制御のための情報系デー
タを、ゲートウェイコントローラにより当該制御系ネッ
トワーク側構成要素を制御可能な制御系データに変換し
て当該制御系ネットワーク側構成要素に送信し、送信さ
れた制御系データにより当該制御系ネットワーク側構成
要素を制御し、上記インフラストラクチャ系構成要素を
監視または制御するようにしたものである。
【0009】本発明に係るネットワーク化されたインフ
ラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記構
成としたことにより、インフラストラクチャ系構成要素
を遠隔地で一元的に監視したり制御したりすることがで
き、運転管理方針の変更も容易に行うことができる。ま
た、ゲートウェイコントローラを含む制御系ネットワー
ク側構成要素の動作状態もゲートウェイコントローラ管
理サーバにより遠隔地で監視することができる。
【0010】また、請求項2に係るネットワーク化され
たインフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、
ゲートウェイコントローラは、情報系データと制御系デ
ータとを格納するとともに情報系ネットワークを通じて
外部から配信される運転管理情報を更新可能に格納する
記憶手段と、上記情報系ネットワークとのデータの送受
信を制御する情報系データ通信制御手段と、計測機器と
のデータの送受信を制御する制御系データインターフェ
ース手段と、この制御系データインターフェース手段が
送受信するデータと上記情報系データ通信制御手段が送
受信するデータとを上記記憶手段へ読み書きし、上記送
受信データのプロトコルを送信先のプロトコルに適した
プロトコルに変換するプロトコル変換手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0011】請求項2に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記
構成としたことにより、計測機器からの情報は、ゲート
ウェイコントローラによりプロトコルの違いを吸収して
ゲートウェイコントローラ管理サーバに転送される。外
部から送られてきた計測機器の制御情報はゲートウェイ
コントローラによりプロトコルの違いを吸収して計測機
器に送信される。外部からゲートウェイコントローラの
記憶手段に監視または制御についての管理運用情報が書
き込まれると、ゲートウェイコントローラは、書き込ま
れた管理運用情報に基づいてデータの送受信を行う。管
理運用方針が変更された場合、変更された方針に基づく
管理運用情報がゲートウェイコントローラの記憶手段に
書き込まれ、この変更された管理運用情報に基づいてゲ
ートウェイコントローラはデータの送受信を行う。情報
系ネットワークを通じて外部からゲートウェイコントロ
ーラに運転管理情報を配信するようにしているので、ソ
フトウェアのダウンロードを遠隔地で行うことができ、
しかも、運転管理方針の変更も容易に行うことができ
る。
【0012】さらに、請求項3に係るネットワーク化さ
れたインフラストラクチャ系機器の管理運用システム
は、ゲートウェイコントローラ管理サーバは、ゲートウ
ェイコントローラの記憶手段に情報系ネットワークを通
じて運転管理情報を更新可能に配信し、この配信された
運転管理情報に基づいてゲートウェイコントローラを含
む制御系ネットワーク側構成要素の監視または制御を行
うようにしたものである。
【0013】請求項3に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記
構成としたことにより、ゲートウェイコントローラ管理
サーバからゲートウェイコントローラの記憶手段に監視
または制御についての管理運用情報を書き込むと、ゲー
トウェイコントローラは、書き込まれた管理運用情報に
基づいてデータを送受信することができる。さらに、管
理運用情報の方針が変更された場合、変更された方針に
基づく管理運用情報をゲートウェイコントローラの記憶
手段に書き直し、この変更された管理運用情報に基づい
てゲートウェイコントローラはデータを送受信すること
ができる。このように、ゲートウェイコントローラ管理
サーバから情報系ネットワークを通じてゲートウェイコ
ントローラに運転管理情報を配信するようにしているの
で、ソフトウェアのダウンロードを遠隔地で行うことが
でき、しかも、運転管理方針の変更も容易に行うことが
できる。
【0014】請求項4に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲート
ウェイコントローラ管理サーバは、ゲートウェイコント
ローラとの間で送受信されるデータから情報系ネットワ
ークおよびゲートウェイコントローラを含む制御系ネッ
トワーク側各構成要素の異常・正常を診断し、この診断
結果を記録するとともに、異常診断時、異常の診断結果
を当該異常個所を保守運用する監視運用端末に送信する
診断手段を備えるようにしたものである。
【0015】請求項4に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記
構成としたことにより、情報系ネットワークおよびゲー
トウェイコントローラを含む制御系ネットワーク側各構
成要素を正常と診断した際、この診断結果が記録され、
異常と診断した際、この診断結果が記録されるとともに
この診断結果が当該異常個所を保守運用する監視運用端
末に送信されるので、異常を速やかに知らせることがで
きる。
【0016】請求項5に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムは、記憶手
段には、予め業務系機器およびゲートウェイコントロー
ラを含む制御系ネットワーク側構成要素の管理保守作業
の情報が入力されて書き込まれ、診断手段は、記憶手段
に書き込まれたインフラストラクチャ系構成要素の管理
保守作業の情報に基づいて、情報系ネットワークおよび
ゲートウェイコントローラを含む制御系ネットワーク側
各構成要素の異常・正常を診断するようにしたものであ
る。
【0017】請求項5に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記
構成としたことにより、情報系ネットワークおよびゲー
トウェイコントローラを含む制御系ネットワーク側各構
成要素の異常診断時に、異常がインフラストラクチャ系
機器の管理保守作業によるものか否かを判別した上で診
断を下すようにしているので、異常を正確に診断するこ
とができる。
【0018】請求項6に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲート
ウェイコントローラ管理サーバには、ゲートウェイコン
トローラから受信したデータに基づいてゲートウェイコ
ントローラの異常の有無を判別し、異常判別時、ゲート
ウェイコントローラに制御信号を送出しゲートウェイコ
ントローラを再起動させて正常な状態に復帰させるゲー
トウェイコントローラ監視制御手段を設けたものであ
る。
【0019】請求項6に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記
構成としたことにより、ゲートウェイコントローラに情
報処理上のトラブルが発生しても、ゲートウェイコント
ローラ管理サーバは、異常を検知するとゲートウェイコ
ントローラを再起動させ、正常な状態に復帰させること
ができるので、ゲートウェイコントローラの適正な制御
を遠隔地で行うことができる。
【0020】請求項7に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムは、建物ま
たはプラント内部の業務系機器を一元的に監視または制
御する建物管理システムとゲートウェイコントローラと
の間に互いにデータ伝達可能に接続されたインターフェ
ース手段を設け、このインターフェース手段をゲートウ
ェイコントローラの構成要素に組み入れたものである。
【0021】請求項7に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記
構成としたことにより、ゲートウェイコントローラはイ
ンターフェース手段により建物またはプラント毎に構築
された制御系ネットワークのプロトコルの違いを吸収す
ることができるので、既設の建物やプラントのマルチベ
ンダー環境に対応させることができ、新たにシステムを
構築したり検知手段や制御手段を設ける必要がなく、低
コストで計測機器を監視したり制御したりすることがで
きる。また、ゲートウェイコントローラ管理サーバによ
り建物またはプラント毎に構築された制御系ネットワー
ク側構成要素を、建物管理システムを通じて統一的に管
理することができるので、多数の建物またはプラントを
遠隔地で一元的に管理運用することができる。
【0022】請求項8に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムは、建物ま
たはプラント内部の業務系機器を一元的に監視または制
御する建物管理システムとゲートウェイコントローラと
の間に互いにデータ伝達可能に接続されたインターフェ
ース装置を設け、このインターフェース装置を制御系ネ
ットワーク側構成要素の一部に組み入れたものである。
【0023】請求項8に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記
構成としたことにより、ゲートウェイコントローラはイ
ンターフェース装置により建物またはプラント毎に構築
された制御系ネットワークのプロトコルの違いを吸収す
ることができるので、既設の建物やプラントのマルチベ
ンダー環境に対応させることができ、新たにシステムを
構築したり検知手段や制御手段を設ける必要がなく、低
コストで計測機器を監視したり制御したりすることがで
きる。また、ゲートウェイコントローラ管理サーバによ
り建物またはプラント毎に構築された制御系ネットワー
ク側構成要素を、建物管理システムを通じて統一的に管
理することができるので、多数の建物またはプラントを
遠隔地で一元的に管理運用することができる。
【0024】請求項9に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲート
ウェイコントローラには、制御系ネットワーク側に電灯
線を介して制御系データを送受信する電灯線搬送装置が
接続されるようにしたものである。
【0025】請求項9に係るネットワーク化されたイン
フラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上記
構成としたことにより、既設の電灯線の設備を利用して
制御系ネットワークを構築することができるので、新た
な制御系ネットワークや配線を設ける必要がない。
【0026】請求項10に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラは、計測機器と無線送受信装置を
介して接続されるようにしたものである。
【0027】請求項10に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、制御系ネットワーク側を無線
で構築しているので、ケーブルを設ける必要がなく、建
物またはプラントのレイアウトに制約を受けることがな
いので、レイアウトの自由度を増大させることができ
る。また、業務系機器が分散したり遠隔地にある場合で
も、多岐にわたる配線や遠距離を有線で接続する必要が
ない。
【0028】請求項11に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラは、任意の個数で1つの管理系を
形成するようにしたものである。
【0029】請求項11に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、複数の建物やプラントを一元
的な管理系に置くことができるので、管理が効率化され
る。また、一管理系毎に決められた運転管理情報に基づ
いて監視または制御を行うことができ、しかも、同一の
運転管理情報を同時に配信することができるので、効率
化を図ることができる。また、異なる管理系毎に異なる
運転管理情報に基づいて監視または制御を行うことがで
きるので、きめ細かい管理運用を行うことができる。
【0030】請求項12に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバには、情報系ネットワ
ークを介して監視運用端末が接続されるようにしたもの
である。
【0031】請求項12に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、ゲートウェイコントローラ管
理サーバの設置された場所に制限されることなく、遠隔
地でゲートウェイコントローラの動作を監視することが
できる。
【0032】請求項13に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバには、計測機器の運転
管理情報を含む情報が蓄積されたデータベースと、この
データベースに蓄積されたデータとゲートウェイコント
ローラから送信されるデータとを比較分析して故障個所
を検知し、この検知結果を、情報系ネットワークに接続
され当該故障個所を保守運用する監視運用端末に送信す
る故障検知手段とを設けたものである。
【0033】請求項13に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、計測機器からの情報がゲート
ウェイコントローラを介してゲートウェイコントローラ
管理サーバに送られると、ゲートウェイコントローラ管
理サーバによりデータベースに蓄積されたデータと送ら
れてきたデータとを比較分析して故障の有無が検知され
る。このため、故障の検知精度が向上する。また、故障
検出時、監視運用端末には故障情報が自動的にかつ速や
かに送信される。
【0034】請求項14に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバには、予め業務系機器
の保守点検時の作業情報を登録し、これら登録されたデ
ータとゲートウェイコントローラから送信されるデータ
とを比較分析し、予め登録された保守点検時の作業か故
障かを判定し、故障と判定した場合、故障個所を検知
し、この検知結果を情報系ネットワークに接続され当該
故障個所を保守運用する監視運用端末に送信する故障判
定報知手段を設けたものである。
【0035】請求項14に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、故障情報が保守作業によるも
のかどうかを判断し、実際の故障の場合のみ監視運用端
末に故障情報を送るようにしているので、確実な故障情
報を入手することができる。
【0036】請求項15に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラの記憶手段は、ゲートウェイコン
トローラ管理サーバからゲートウェイコントローラに運
転管理情報を配信する際、ゲートウェイコントローラの
動作中に配信可能な配信用記憶装置を備えるようにした
ものである。
【0037】請求項15に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、ゲートウェイコントローラの
動作中に運転管理情報を配信することができる。
【0038】請求項16に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラは、CPUと、RAMとROMと
フラッシュROMとを備えた記憶装置と、これらCPU
と記憶装置とを接続するCPUバスと、このCPUバス
に接続されるとともに情報系ネットワークに接続され情
報系データの通信制御を入出力可能に行う情報系ネット
ワークインターフェースと、このCPUバスに接続され
るとともに制御系ネットワークに接続され制御系データ
の通信制御を入出力可能に行う制御系ネットワークイン
ターフェースと、制御系シリアル回線に接続されるシリ
アルインターフェースと、基準となる時間に合致させて
信号を同期させるリアルタイムクロック回路とを備えて
構成され、ゲートウェイコントローラ管理サーバにより
ゲートウェイコントローラを監視する際、RAM診断と
ROM診断とフラッシュROM診断とリアルタイムクロ
ック診断とシリアルインターフェース診断とソフトウェ
ア診断と診断周期のパラメータテーブル診断と建物管理
システムのインターフェース装置診断と計測機器診断と
制御系ネットワーク診断とのうち少なくともいずれか1
つを所定の診断周期で行うようにしたものである。
【0039】請求項16に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、たとえ、ゲートウェイコント
ローラ内に診断すべき構成要素が多数存在しても、同時
に診断することなく時間をずらせて所定の診断周期で診
断することが可能となるので、ゲートウェイコントロー
ラの負荷が軽減され、本来のアプリケーションの処理に
対する影響を抑えて診断を行うことができる。
【0040】請求項17に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバによりゲートウェイコ
ントローラを含む制御系ネットワーク側各構成要素を制
御する際、ゲートウェイコントローラの再起動と時刻同
期とゲートウェイコントローラに設定される計測機器の
運転管理情報更新とのうち少なくともいずれか1つを時
刻を指定して行うとともに、計測機器側制御系ノードの
リセットを任意に行うようにしたものである。
【0041】請求項17に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、ゲートウェイコントローラの
再起動を時刻を指定して行うようにしているので、本来
のアプリケーション処理に割かれる時間帯を回避するこ
とが可能になり、アプリケーション処理に対する影響が
抑えられ、ゲートウェイコントローラは絶えず良好な状
態に保持される。また、時刻同期を時刻を指定して行う
ようにしているので、基準となる時刻が絶えず正確に維
持される。さらに、ゲートウェイコントローラの運転管
理情報更新を時刻を指定して行うようにしているので、
制御系ネットワーク側構成要素の増設または取り外しの
工事があった場合でも、工事後、速やかに新たな環境に
応じた運転管理情報の更新が図られる。また、故障を起
こしにくい計測機器側制御系ノードのリセットについて
は任意に行うようにしているので、異常検出時に計測機
器側制御系ノードを手動でリセットすればよく、システ
ム全体の負荷の軽減が図られる。
【0042】請求項18に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバによりゲートウェイコ
ントローラにソフトウェアを配信しかつ管理する際、ソ
フトウェアのバージョン情報の取得とログ収集とゲート
ウェイコントローラ動作時のダウンロードとのうち少な
くともいずれか1つを時刻を指定して行うとともに、ゲ
ートウェイコントローラ起動時にダウンロードを自動的
に行うようにしたものである。
【0043】請求項18に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、ソフトウェアのバージョン情
報の取得やログ収集、また、ゲートウェイコントローラ
動作時のダウンロードを時刻を指定して行うようにして
いるので、本来のアプリケーション処理に割かれる時間
帯を回避することが可能になり、アプリケーション処理
に対する影響が抑えられる。また、ゲートウェイコント
ローラ起動時にダウンロードを自動的に行うようにして
いるので、起動後、ゲートウェイコントローラを必ず良
好な状態で動作させることができる。
【0044】請求項19に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムは、ゲー
トウェイコントローラは、電源投入時、ゲートウェイコ
ントローラ管理サーバからソフトウェアが配信されるべ
く設定されるようにしたものである。
【0045】請求項19に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムでは、上
記構成としたことにより、ゲートウェイコントローラを
新たに設置したり交換したりする場合、あるいは、ゲー
トウェイコントローラの保守作業終了後、電源投入時
に、ゲートウェイコントローラ管理サーバからソフトウ
ェアが速やかにかつ自動的に配信されるので、システム
の構築が容易になり、設置からシステム立ち上げまでの
時間が短縮される。
【0046】請求項20に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法は、下位側の業務系機器と、上位側でこれ
ら業務系機器を監視するインフラストラクチャ系構成要
素とを有する管理運用システムによる管理運用方法であ
って、上記インフラストラクチャ系の各構成要素を、業
務系機器に対してデータ計測および監視を行いその結果
を制御系データで外部に出力する計測機器と、IPネッ
トワークから構成される情報系ネットワークと、この情
報系ネットワークに接続されるとともに上記計測機器に
制御系ネットワークを介して接続され、情報系ネットワ
ークからの情報系データと上記制御系ネットワークの制
御系データとを相互に使用可能なデータに変換して通信
するゲートウェイコントローラと、このゲートウェイコ
ントローラと上記情報系ネットワークを通じて接続され
ゲートウェイコントローラを制御するゲートウェイコン
トローラ管理サーバとを備えて構成し、上記ゲートウェ
イコントローラ管理サーバには、ゲートウェイコントロ
ーラにより送受信されるデータを収集し、上記情報系ネ
ットワークを監視するとともに、インフラストラクチャ
系構成要素のうち制御系ネットワークに接続される制御
系ネットワーク側構成要素を監視または制御するシステ
ム管理手段を設け、ゲートウェイコントローラ管理サー
バにより情報系ネットワークを監視する場合、ゲートウ
ェイコントローラとの間で送受信される情報系データを
監視し、ゲートウェイコントローラ管理サーバにより上
記制御系ネットワーク側構成要素を監視する場合、ゲー
トウェイコントローラが受信した当該制御系ネットワー
ク側構成要素の制御系データを、ゲートウェイコントロ
ーラにより上記情報系ネットワークに適した情報系デー
タに変換した後、変換された情報系データを上記情報系
ネットワークを介してゲートウェイコントローラ管理サ
ーバに送信し、送信された情報系データを監視し、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバから上記制御系ネット
ワーク側構成要素を制御する場合、ゲートウェイコント
ローラ管理サーバからゲートウェイコントローラに送信
した制御のための情報系データを、ゲートウェイコント
ローラにより当該制御系ネットワーク側構成要素を制御
可能な制御系データに変換した後、当該制御系ネットワ
ーク側構成要素に送信し、送信された制御系データによ
り当該制御系ネットワーク側構成要素を制御し、上記イ
ンフラストラクチャ系構成要素を監視または制御するよ
うにしたものである。
【0047】請求項20に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、上記構成としたことにより、インフ
ラストラクチャ系構成要素を遠隔地で一元的に監視した
り制御したりすることができ、運転管理方針の変更も容
易に行うことができる。また、ゲートウェイコントロー
ラを含む制御系ネットワーク側構成要素の動作状態もゲ
ートウェイコントローラ管理サーバにより遠隔地で監視
することができる。
【0048】請求項21に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法は、ゲートウェイコントローラには、情報
系データと制御系データとを格納するとともに情報系ネ
ットワークを通じて外部から配信される運転管理情報を
更新可能に格納する記憶手段と、上記情報系ネットワー
クとのデータの送受信を制御する情報系データ通信制御
手段と、計測機器とのデータの送受信を制御する制御系
データインターフェース手段と、この制御系データイン
ターフェース手段が送受信するデータと上記情報系デー
タ通信制御手段が送受信するデータとを上記記憶手段へ
読み書きし、上記送受信データのプロトコルを送信先の
プロトコルに適したプロトコルに変換するプロトコル変
換手段とを設け、ゲートウェイコントローラ管理サーバ
から情報系データを情報系ネットワークを介して計測機
器に送信する際、上記プロトコル変換手段により上記情
報系データ通信制御手段が受信した上記情報系データを
上記記憶手段へ格納した後、この格納した情報系データ
を、上記計測機器を制御可能な制御系データへ形式変換
して上記記憶手段へ格納し、上記制御系データインター
フェース手段によりこの形式変換された上記記憶手段の
データを上記計測機器に送信するとともに、計測機器か
ら受信した制御系データを情報系ネットワークを介して
ゲートウェイコントローラ管理サーバに送信する際、上
記プロトコル変換手段により上記制御系データインター
フェース手段が受信した上記制御系データを上記記憶手
段へ格納した後、この格納した制御系データを上記情報
系ネットワークに適した形式に変換して上記記憶手段へ
格納し、上記情報系データ通信制御手段によりこの形式
変換された上記記憶手段のデータを上記情報系ネットワ
ークを介してゲートウェイコントローラ管理サーバに送
信するようにしたものである。
【0049】請求項21に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、上記構成としたことにより、計測機
器からの情報は、ゲートウェイコントローラによりプロ
トコルの違いを吸収してゲートウェイコントローラ管理
サーバに転送される。外部から送られてきた計測機器の
制御情報はゲートウェイコントローラによりプロトコル
の違いを吸収して計測機器に送信される。外部からゲー
トウェイコントローラの記憶手段に監視または制御につ
いての管理運用情報が書き込まれると、ゲートウェイコ
ントローラは、書き込まれた管理運用情報に基づいてデ
ータの送受信を行う。管理運用方針が変更された場合、
変更された方針に基づく管理運用情報がゲートウェイコ
ントローラの記憶手段に書き込まれ、この変更された管
理運用情報に基づいてゲートウェイコントローラはデー
タの送受信を行う。このように、情報系ネットワークを
通じて外部からゲートウェイコントローラに運転管理情
報を配信するようにしているので、ソフトウェアのダウ
ンロードを遠隔地で行うことができ、しかも、運転管理
方針の変更も容易に行うことができる。
【0050】請求項22に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法は、ゲートウェイコントローラに配信用記
憶装置を設け、ゲートウェイコントローラを含む制御系
ネットワーク側構成要素の運転管理情報を更新する際、
ゲートウェイコントローラの動作中に運転管理情報をゲ
ートウェイコントローラの配信用記憶装置に配信するよ
うにしたものである。
【0051】請求項22に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、上記構成としたことにより、運転管
理情報は、ゲートウェイコントローラの動作中に配信可
能となり、管理運用システムを停止させることなくソフ
トウェアがダウンロードされる。
【0052】請求項23に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法は、ゲートウェイコントローラに配信され
る運転管理情報を更新する際、予め配信時間を設定して
配信するようにしたものである。
【0053】請求項23に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、上記構成としたことにより、本来の
アプリケーション処理に割かれる時間帯を回避して運転
管理情報を配信することができるので、アプリケーショ
ン処理に対する影響が抑えられる。
【0054】請求項24に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法は、ゲートウェイコントローラ管理サーバ
にデータベースと故障検知手段とを設け、上記データベ
ースにより予め計測機器の運転管理情報を含む情報を蓄
積し、上記故障検知手段によりデータベースに蓄積され
たデータとゲートウェイコントローラから送信されるデ
ータとを比較分析して故障個所を検知し、故障検知時、
この検知結果を、情報系ネットワークに接続され当該故
障個所を保守運用する監視運用端末に送信するようにし
たものである。
【0055】請求項24に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、上記構成としたことにより、計測機
器からの情報がゲートウェイコントローラを介してゲー
トウェイコントローラ管理サーバに送られると、ゲート
ウェイコントローラ管理サーバによりデータベースに蓄
積されたデータと送られてきたデータとを比較分析して
故障の有無が検知される。故障の有無はデータベースに
蓄積されたデータに基づいて検出されるので、故障の検
知精度が向上する。また、故障検出時、監視運用端末に
は故障情報が自動的にかつ速やかに送信される。このた
め、保守管理の作業が効率化される。
【0056】請求項25に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法は、ゲートウェイコントローラ管理サーバ
に故障判定報知手段を設け、この故障判定報知手段によ
り、予め業務系機器の保守点検時の作業情報を登録し、
これら登録されたデータとゲートウェイコントローラか
ら送信されるデータとを比較分析し、予め登録された保
守点検時の作業か故障かを判定し、故障と判定した場
合、故障個所を検知し、この検知結果を、情報系ネット
ワークに接続され当該故障個所を保守運用する監視運用
端末に送信するようにしたものである。
【0057】請求項25に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、上記構成としたことにより、故障情
報が保守作業によるものかどうかを判断し、実際の故障
の場合のみ監視運用端末に故障情報を送るようにしてい
るので、確実な故障情報を入手することができる。
【0058】請求項26に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法は、故障を検知する際、インフラストラク
チャ系構成要素のうち所定の構成要素についてデータベ
ースに蓄積されたデータとゲートウェイコントローラか
ら送信されるデータとを比較分析し故障か否かを所定の
診断周期で診断して常時診断を行うステップと、インフ
ラストラクチャ系構成要素のうち上記所定の構成要素を
除く構成要素について手動操作により故障か否かを任意
に診断して個別診断を行うステップとを有するようにし
たものである。
【0059】請求項26に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、上記構成としたことにより、故障に
より影響度の大きい計測機器については常時診断によ
り、故障しても影響度の小さい計測機器については個別
診断によりそれぞれ診断するようにしているので、シス
テム全体の負荷の軽減が図られる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るネットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の
管理運用システムのシステム構成図であり、図2は該シ
ステムの一部を構成するインフラストラクチャ系機器を
構成する要素を示す構成図である。本実施の形態に係る
管理運用システムは、図1に示すように、ある建物また
はプラント内に設けられた蓄熱設備11、電気設備1
2、空調設備13および電力量計(ワットアワーメー
タ)14等の業務系機器10と、これら業務系機器10
(11〜14)を監視または制御するインフラストラク
チャ系機器20、30、40、50、60とを備えて構
成される。
【0061】インフラストラクチャ系機器20、30、
40、50、60、72は、これら各業務系機器10
(11〜14)にそれぞれ対応して設置されたセンサ
(計測機器)20(21、22、23、24)と、セン
サ20(21、22、23、24)とセンサの制御ノー
ド21A、22A、23Aを介して接続された制御系回
線30(23B、24A、31)と、この制御系回線3
0に制御系データを送受信可能に接続されたゲートウェ
イコントローラ40と、このゲートウェイコントローラ
40とIPネットワーク(情報系ネットワーク)50を
通じて接続されるゲートウェイコントローラ管理サーバ
60とを備えるとともに、ゲートウェイコントローラ4
0と制御系回線30を介して接続され、各業務系機器1
0(11〜14)に接続されて各業務系機器10(11
〜14)を運転制御する建物管理システム(以下、BA
Sと称す)70に接続されたインターフェース装置72
とを備えて構成される。なお、各図中、ゲートウェイコ
ントローラをGWCと、また、インターフェースをI/
Fとそれぞれ略して表記する。
【0062】センサ21、22はそれぞれLONノード
(制御系ノード)21A、22Aを介してツイストペア
線(制御系回線)31によりゲートウェイコントローラ
40に接続される。空調設備13のセンサ23、23
は、電灯線ノード(電灯線搬送装置)23A、ビル内電
灯線23Bおよび電灯線ルータ(電灯線搬送装置)23
Cを介してツイストペア線31に接続される。ツイスト
ペア線31はゲートウェイコントローラ40と接続され
るようになっている。センサ24は、指針値読取装置
で、電力量計(ワットアワーメータ)14の指針値を読
み取ると、無線中継装置(制御系回線)24Aを介して
ゲートウェイコントローラ40に送信するようになって
いる。
【0063】これらセンサ20(21、22、23、2
4)はいずれも、業務系機器10(11〜14)の動作
状況や稼動状況を検知してその情報を制御系回線30
(23B、24A、31)を介してゲートウェイコント
ローラ40に出力するとともに、ゲートウェイコントロ
ーラ40から送られてくる制御情報に基づいて、業務系
機器10(11〜14)の動作状況や稼動状況を検知す
る検知の仕方を変更できるようになっている。
【0064】この管理運用システムでは、制御系回線3
0は、シリアル回線、イーサネット(ローカル・エリア
・ネットワーク、以下LANと称す)、ツイストペア
線、ビル内電灯線、無線系(PHS(Personal Handy-p
hone System)、特定小電力無線等を含む)等の、制御
系データが送受信可能な回線を指し、本実施例では、制
御系回線30をLON(Local Operating Network、制
御対象の機器をニューロンチップで接続した簡単なネッ
トワークで、アメリカのECHELON社が開発した知的分散
制御ネットワーク技術)により構成している。すなわ
ち、この管理運用システムの制御系ネットワークは、制
御系回線30とこの制御系回線30に接続され制御系デ
ータの送受信が可能な構成要素20、40、72により
構成される。
【0065】本実施例では、情報系ネットワーク50
は、インターネット、LAN、無線系ネットワーク、イ
ントラネット等を指し、主にIPプロトコルが使用され
情報系データがやり取りされるネットワークをいう。
【0066】BAS70は、インターフェース装置72
を介して上記制御系回線30によりゲートウェイコント
ローラ40に接続される。
【0067】本実施例に係る制御系ネットワークは、ゲ
ートウェイコントローラ40を含み、このゲートウェイ
コントローラ40からセンサ20またはBAS用インタ
ーフェース装置72までの下位側の構成要素40、3
0、20、72からなっている。また、情報系ネットワ
ークは、ゲートウェイコントローラ40を含み、このゲ
ートウェイコントローラ40からゲートウェイコントロ
ーラ管理サーバ60までの上位側の構成要素40、5
0、60からなっている。
【0068】ゲートウェイコントローラ40は、図3に
示すように、LonTalk(制御対象の機器をニューロンチ
ップで接続したLONネットワークで使用される通信プ
ロトコル)のような専用的な通信プロトコルが採用され
る制御系ネットワークと、イーサネットのような標準的
なプロトコルが採用される情報系ネットワークとを接続
するためのゲートウェイに適用される電子回路である。
【0069】ゲートウェイコントローラ40は、図3に
示すように、CPU41と主記憶装置42とがCPUバ
ス43を介して接続される。このCPUバス43には、
図示しないバスコントローラを介してLANネットワー
ク(イーサネットワーク)等の標準的なプロトコルが採
用される情報系ネットワーク50に接続するためのLA
Nインターフェース44、45と、制御系ネットワーク
である、例えばLONネットワーク(LonTalkでデータ
送受信が行われるネットワーク)に接続するためのLO
Nインターフェース(LONネットワークに接続するた
めの通信インターフェース)46、シリアル回線に接続
するためのシリアルインターフェース47、48が接続
される。ゲートウェイコントローラ40は、このよう
に、CPU41と記憶装置42に接続されたCPUバス
43を介して、情報系ネットワークインターフェース4
4、45と、制御系I/Oインターフェース46、4
7、48とが接続された1ボード化された電子回路であ
る。
【0070】記憶装置42は、CPU41にて実行され
る通信処理プログラム情報の保管や通信データの保管を
行う。図示しないバスコントローラは、LANインター
フェース44、45のCPUバス43へのアクセスを制
御するようになっている。LANインターフェース4
4、45は、例えば、イーサネットに準拠したLAN等
の情報系ネットワーク50への接続を行う。
【0071】ゲートウェイコントローラ管理サーバ60
は、ゲートウェイコントローラ40と情報を送受信可能
に構成される。すなわち、ゲートウェイコントローラ4
0と情報系ネットワーク50を介して情報系データをや
りとりするようになっている。
【0072】ところで、ゲートウェイコントローラ管理
サーバ60には、図4に示すように、予め監視機能61
A、制御機能61Bおよびソフトウェア管理機能61C
を果たすシステム管理用ソフトウェア(システム管理手
段)61が格納される。ゲートウェイコントローラ管理
サーバ60は、システム管理用ソフトウェア61に基づ
いて、ゲートウェイコントローラ40との間で送受信さ
れるデータを収集し、情報系ネットワーク50を監視す
るとともに、インフラストラクチャ系構成要素20、3
0、40、50、60、72のうち制御系ネットワーク
に接続される制御系ネットワーク側構成要素20、3
0、40、72を監視または制御するようになってい
る。
【0073】すなわち、この管理運用システムでは、例
えばBAS70が業務系機器の監視または制御を行うよ
うになっているのに対し、ゲートウェイコントローラ管
理サーバ60によりインフラストラクチャ系機器20、
30、40、50、72の監視または制御を行うように
なっている。ゲートウェイコントローラ管理サーバ60
には、図4に示すように、GUI機能(Graphical User
Interface機能)および音声通知機能を果たすソフトウ
ェア62、63、通信回線上での通信量を制御するトラ
フィックコントローラの機能を果たすソフトウェア64
が格納される。
【0074】ゲートウェイコントローラ40には、記憶
装置42にLONデータ収集機能およびゲートウェイコ
ントローラ管理機能を果たすソフトウェアが格納される
ともに、機能的には指針値読取装置連携機能、建物管理
システム連携アプリケーション、技術評価用サーバ連携
アプリケーション、業務サーバ連携アプリケーション等
のソフトウェアが格納される。ゲートウェイコントロー
ラ管理機能を果たすソフトウェアは、ゲートウェイコン
トローラ・アプリケーション・プログラム・インターフ
ェース40Aを介してゲートウェイコントローラ管理サ
ーバ60と情報をやり取りするようになっている。ま
た、他にも、リアルタイムOS、組み込みJava、JavaA
P連携ミドルウェアが格納される。また、ゲートウェイ
コントローラ管理サーバ60は、異常発生時、保守運用
を担当する担当者の携帯端末80に異常を知らせるよう
になっている。さらに、ゲートウェイコントローラ管理
サーバ60には、情報系ネットワーク50を介して監視
運用端末90が接続可能となっている。監視運用端末9
0は、遠隔地でゲートウェイコントローラ管理サーバ6
0を通じてゲートウェイコントローラ40の動作状態を
監視するようになっている。
【0075】次に、上記実施の形態に係るネットワーク
化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用システ
ムの動作に基づいて、この管理運用システムを用いた管
理運用方法について説明する。
【0076】まず、ゲートウェイコントローラ管理サー
バ60により情報系ネットワーク50を監視する場合、
ゲートウェイコントローラ管理サーバ60に格納された
監視機能61Aを果たすシステム管理用ソフトウェア6
1(図4参照)に基づいて、ゲートウェイコントローラ
40との間で送受信される情報系データを監視するよう
になっている。情報系ネットワーク50の監視は、図8
に示すように、ゲートウェイコントローラ管理サーバ6
0から、定期診断指令信号をゲートウェイコントローラ
40に送出し(S101)、ゲートウェイコントローラ
40からの応答の有無を判定し(S102)、応答があ
れば情報系ネットワーク50の回線正常と判定してその
データを記憶装置に保存する(S103)。応答がない
場合、回線異常と判定し、そのデータを記憶装置に保存
するとともに(S104)、図2に示すように、情報系
ネットワーク50の保守運用を担当する携帯端末80に
異常を知らせるようになっている。このような情報系ネ
ットワーク50の診断は、図2の符号Aで示すように、
ゲートウェイコントローラ管理サーバ60によるゲート
ウェイコントローラ40へのポーリング時に行うように
なっている。ポーリングは予め設定された周期により行
われるようになっており、ポーリング周期は設定値を変
更することにより可変となっている。
【0077】ところで、ゲートウェイコントローラ管理
サーバ60により、インフラストラクチャ系機器20、
30、40、50、72のうち、制御系ネットワーク側
構成要素20、30、40、72の故障を診断する場
合、診断対象となる制御系ネットワーク側構成要素2
0、30、40、72が多数存在すると、すべての構成
要素20、30、40、72を同等に診断してしまう
と、処理に時間がかかり本来のアプリケーションの処理
に影響を与えることになる。そのため、本実施の形態に
係る管理運用システムでは、この問題に対処するため、
制御系ネットワーク側構成要素20、30、40、72
に対し、所定の診断周期(パラメータ・テーブル)で定
期的かつ自動的に特定の機器に診断を行う常時診断と、
手動により任意の機器に対して診断を行う個別診断とに
分けて診断を行うようになっている。
【0078】常時診断の対象となるのは、故障時の影響
度が高い機器であり、診断の方法は人力を介在させず自
動で診断を行う。診断周期は予め設定したパラメータ・
テーブルに基づいて決められる。パラメータの変更によ
り周期は可変となる。図9の(A)に示すように、運転
モードによりダイナミックに変化させることができるよ
うになっている。また、常時診断の対象を変更すること
もでき、安定している対象を常時診断から外したり、故
障率の高い対象を常時診断に組み入れることもできる。
診断対象の変更は、手動でもできるし、統計処理に基づ
いて自動的に行うこともできる。また、診断周期のパラ
メータ・テーブルを複数用意しておき、図9の(B)に
示すように、日中と夜間の時間帯による診断対象の変
更、図9の(C)に示すように、平日と休日とによる診
断対象の変更、図9の(D)に示すように、季節による
診断対象の変更、というように季節、日時等によりイン
フラストラクチャ系機器の利用度合いの変化に合わせた
きめ細かい故障診断を行うことができる。
【0079】次に、ゲートウェイコントローラ管理サー
バ60により制御系ネットワーク側構成要素20、3
0、40、72のうち、例えば、ゲートウェイコントロ
ーラ40の故障の有無を監視する場合について説明す
る。ゲートウェイコントローラ40の診断対象は、図5
に示すように、RAM診断、ブートROM診断、フラッ
シュROM診断、時計診断(リアルタイムクロック診
断、RTC診断)、シリアルインターフェース診断、ア
プリケーションソフトウェア診断、テーブル診断等が含
まれる。これらの診断を行う場合、ゲートウェイコント
ローラ管理サーバ60に格納されたシステム管理用ソフ
トウェア61の監視機能61A(図4参照)に基づい
て、図10に示すように、ゲートウェイコントローラ管
理サーバ60から、当該診断に応じた定期診断指令信号
をゲートウェイコントローラ40に送出し(S11
1)、ゲートウェイコントローラ40の記憶装置42に
格納された診断ソフトウェアに基づいてCPU41によ
り診断を行い(S112)、診断結果をゲートウェイコ
ントローラ管理サーバ60に送出するようになっている
(S113)。
【0080】ゲートウェイコントローラ管理サーバ60
は、ゲートウェイコントローラ40から送られてきた診
断結果をCRT画面に表示するとともに(S114)、
診断結果を記憶装置に保存する(S115)。ゲートウ
ェイコントローラ管理サーバ60は、診断結果からゲー
トウェイコントローラ40内部の各構成要素41〜48
の故障の有無や管理運用ソフトウェアの不具合の有無を
最終的に診断する(S116)。
【0081】ゲートウェイコントローラ40の診断対象
のうち、ブートROM診断およびRAM診断は、電源立
ち上げ時のみチェックを行うようになっている。フラッ
シュROM診断、時計診断およびアプリケーションソフ
トウェア診断は、一定の周期でゲートウェイコントロー
ラ管理サーバ60からの診断指示により診断を行うよう
になっている。シリアルインターフェース診断は、外部
に機器が接続されている時のみ常時診断の対象となる。
外部に機器が接続されていない場合は、マスクされてい
て診断処理は行わない。ゲートウェイコントローラ40
内部の異常は、図2の符号Bで示すように、検出と同時
にイベント(優先度の高い異常の検出時、ポーリングに
よらず検出時に直接通知すること。)でゲートウェイコ
ントローラ管理サーバ60へ通知するようになってい
る。
【0082】ゲートウェイコントローラ40内部の各構
成要素41〜48のうちいずれかに機械的故障の発生が
あれば、図2に示すように、このゲートウェイコントロ
ーラ40の保守運用を担当する携帯端末80に異常を知
らせるようになっている。しかしながら、ステップS1
14(図10参照)、またはS115における診断結果
がゲートウェイコントローラ40内部の各構成要素41
〜48の故障や管理運用ソフトウェアの不具合を示す場
合であっても、それが予め計画または予定された業務系
機器10の保守作業によるものである場合には、ゲート
ウェイコントローラ管理サーバ60は、診断結果を最終
的に正常と判断し、携帯端末80に異常を知らせること
はない。
【0083】最終的な診断により、ゲートウェイコント
ローラ40内部の各構成要素41〜48のうちいずれか
にソフトウェア上のトラブルが発生したり、管理運用ソ
フトウェア自体の不具合の発生があれば、ゲートウェイ
コントローラ管理サーバ60は、図2に示すように、当
該ゲートウェイコントローラ40の保守運用を担当する
携帯端末80に異常を知らせるとともに、外部からの指
示あるいは予め設定されたプログラムに基づいて、図6
および図13に示すように、ゲートウェイコントローラ
40にリブート信号(再起動信号)を送り(S21
1)、ゲートウェイコントローラ40内で終了処理を行
った後(S212)、リブート開始応答後(S21
3)、ゲートウェイコントローラ40を再起動させるよ
うになっている(S214)。このように、ゲートウェ
イコントローラ40の監視だけでなく、トラブルや不具
合の発生時には、手動または自動によりゲートウェイコ
ントローラ40を再起動させて制御することができるよ
うになっている。
【0084】次に、ゲートウェイコントローラ管理サー
バ60により制御系ネットワーク側構成要素20、3
0、40、72のうちセンサ20、制御系回線30また
はインターフェース装置72等の外部機器を監視する場
合について説明する。ゲートウェイコントローラ40に
接続された制御系ネットワーク側構成要素20、30、
72の診断は、上記パラメータ・テーブルにより、図2
の(i)、(ii)、(iii)、(iv)、(v)のルートで
示すように、ゲートウェイコントローラ40の記憶装置
42に格納された診断ソフトウェア40Aに基づいてC
PU41により診断を行い、診断結果をゲートウェイコ
ントローラ管理サーバ60に送出するようになってい
る。
【0085】常時診断の場合、ゲートウェイコントロー
ラ管理サーバ60から、図11に示すように、定期診断
指令信号をゲートウェイコントローラ40に送出し(S
121)、ゲートウェイコントローラ40の記憶装置4
2に格納された診断ソフトウェアに基づいてCPU41
により診断を行い(S122)、診断結果をゲートウェ
イコントローラ管理サーバ60に送出するようになって
いる(S123)。ゲートウェイコントローラ管理サー
バ60は、ゲートウェイコントローラ40から送られて
きた診断結果をCRT画面に表示するとともに(S12
4)、診断結果を記憶装置に保存する(S125)。ゲ
ートウェイコントローラ管理サーバ60は、診断結果か
ら制御系ネットワーク側構成要素20、30、72の故
障の有無や管理運用ソフトウェア40Aの不具合の有無
を最終的に判定する(S126)。
【0086】外部機器20、30、72のうちいずれか
に機械的故障の発生があれば、図2に示すように、制御
系ネットワーク側構成要素20、30、72の保守運用
を担当する携帯端末80に異常を知らせるようになって
いる。診断結果の通知は、通常(定期診断、通常診断)
の場合、図2の符号Aのルートで示すように、ゲートウ
ェイコントローラ管理サーバ60からゲートウェイコン
トローラ40に対してポーリングにより取得するように
なっている。ポーリングは予め設定された周期により行
われる。このポーリング周期は可変で、設定値を変更で
きるようになっている。また、診断結果の通知は、優先
度の高い異常を検出した場合(イベント時)、図2の符
号Bのルートで示すように、ポーリングによらずゲート
ウェイコントローラ40からゲートウェイコントローラ
管理サーバ60に対して直接伝達される。さらに、緊急
を要する異常は、ゲートウェイコントローラ管理サーバ
60から電子メールにより保守運用担当者の携帯端末8
0に送られるようになっている(図21参照)。ステッ
プS123(図11参照)における診断結果が異常とな
った場合でも、ゲートウェイコントローラ管理サーバ6
0は異常が予定された保守作業によるものか否かを判別
し、最終的な診断を下すようになっている。
【0087】個別診断の場合、ゲートウェイコントロー
ラ管理サーバ60から、図12に示すように、個別診断
指令信号をゲートウェイコントローラ40に送出し(S
131)、ゲートウェイコントローラ40の記憶装置4
2に格納された診断ソフトウェアに基づいてCPU41
により診断を行い(S132)、診断結果をゲートウェ
イコントローラ管理サーバ60に送出するとともに(S
133)、ゲートウェイコントローラ管理サーバ60
は、ゲートウェイコントローラ40から送られてきた診
断結果をCRT画面に表示するようになっている(S1
34)。
【0088】このように、ゲートウェイコントローラ管
理サーバ60は、ゲートウェイコントローラ40との間
で送受信されるデータから情報系ネットワーク50およ
びゲートウェイコントローラ40を含む制御系ネットワ
ーク側各構成要素20、30、72の異常・正常を診断
し、この診断結果に基づいて業務系機器10の異常・正
常を診断し、これら両診断結果を記録するとともに外部
に送信するようになっているが、制御系ネットワーク側
各構成要素の異常が、例えば温度センサ21Aの異常が
必ずしもその構成要素(温度センサ21A)の故障に繋
がるものではない。温度センサ21Aの場合、季節に応
じて検知する温度に差を設けるようにすることが考えら
れるが、そのセンサ21Aの設置されている場所や部屋
の一時的な状況により設定された許容範囲の温度から逸
脱することもある。この場合、温度センサ21Aが異常
データを検出しても、それが直ちに業務系機器10や温
度センサ21Aの故障に結びつくものではない。このよ
うに、異常と故障の判別をデータベースに基づいてソフ
トウェアで行うようになっている。
【0089】次に、ゲートウェイコントローラ管理サー
バ60により、インフラストラクチャ系機器20、3
0、40、50、72のうち、制御系ネットワーク側構
成要素20、30、40、72を制御する場合について
説明する。制御については、ゲートウェイコントローラ
40のリブートについて一部述べたが(図13のS21
1〜S214参照)、図6に示すように、自動設定によ
り時刻を指定してゲートウェイコントローラ40を時刻
同期制御(図14参照)したり、運転管理情報を更新制
御(図15参照)したり、また、手動によりLONノー
ドをリセット制御したりすることができるようになって
いる。
【0090】時刻同期制御は、予め設定される将来の保
守作業時間を正確に把握したり、常時診断(パラメータ
・テーブルの設定)や自動化、運転モードの設定などの
基準とするために行われる。ゲートウェイコントローラ
40の時刻同期をとる場合、図14に示すように、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバ60から時刻同期の指
令信号(T1)が送出されると(S221)、ゲートウ
ェイコントローラ40から時刻同期指示に対する応答信
号(T1、T2)がゲートウェイコントローラ管理サー
バ60に送られる(S222)。この応答信号(T1、
T2)に基づいてゲートウェイコントローラ管理サーバ
60は時刻同期データの指示信号(T1、T2、T3)
をゲートウェイコントローラ40に送出し(S22
3)、ゲートウェイコントローラ40のCPU41は、
この指示信号(T1、T2、T3)に基づいて時刻を求
めその値(T4)に合わせる(S224)とともに、こ
の時刻同期データ指示の応答信号(T4)をゲートウェ
イコントローラ管理サーバ60に送出する。このように
してゲートウェイコントローラ40の時刻同期制御が行
われる。
【0091】ゲートウェイコントローラ40の運転管理
情報の更新制御(環境更新制御)は、新たに制御系ネッ
トワークに機器が増設されたり、削減される場合に行わ
れる(図22参照)。図15に示すように、ゲートウェ
イコントローラ管理サーバ60から再構築要求の指令信
号がゲートウェイコントローラ40に送出されると(S
231)、ゲートウェイコントローラ40では、診断環
境の再構築が行われ(S232)、再構築完了後、再構
築応答信号がゲートウェイコントローラ管理サーバ60
に送られるようになっている(S233)。LONノー
ドをリセット制御する場合、図16に示すように、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバ60からノードリセッ
ト要求の指令信号がゲートウェイコントローラ40に送
出されると(S241)、ゲートウェイコントローラ4
0はリセット信号を送出し、当該LONノードに対して
リセットを行うようになっている。上記各制御は、手動
で行うようにしてもよいし、所定の時刻に自動で行うよ
うにしてもよい。
【0092】次に、ゲートウェイコントローラ管理サー
バ60によりゲートウェイコントローラ40にソフトウ
ェアをダウンロードしたり、管理する場合について説明
する。まず、ゲートウェイコントローラ40にソフトウ
ェアバージョン情報を取得させる場合、ゲートウェイコ
ントローラ管理サーバ60に格納されたシステム管理用
ソフトウェア61のソフトウェア管理機能61C(図4
参照)に基づいて、図17に示すように、ゲートウェイ
コントローラ管理サーバ60からゲートウェイコントロ
ーラ40にバージョン情報取得要求が行われると(S3
11)。ゲートウェイコントローラ40は、ソフトウェ
アのバージョン情報を取得し(S312)、バージョン
情報取得の応答信号をゲートウェイコントローラ管理サ
ーバ60に送出し(S313)、ゲートウェイコントロ
ーラ管理サーバ60は取得結果をCRT画面に表示する
(S314)ようになっている。
【0093】また、ゲートウェイコントローラ40のロ
グを収集して管理する場合、図18に示すように、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバ60からFTP(ファ
イル・トランスファ・プロトコル。TCP上で動くアプ
リケーション・ソフトウェアでホスト間のファイル転送
に適している。)でゲートウェイコントローラ40にロ
グインし(S321)、規定のファイルを収集すると
(S322)、ゲートウェイコントローラ管理サーバ6
0の規定のディレクトリに保存する(S323)ように
なっている。収集対象のログは、ゲートウェイコントロ
ーラ・エージェントログ、アプリケーションログ、OS
レベルログ等である。
【0094】ゲートウェイコントローラ40の運用時に
ソフトウェアをダウンロードする場合、図19に示すよ
うに、ゲートウェイコントローラ管理サーバ60からゲ
ートウェイコントローラ40にソフトウェアダウンロー
ド要求が行われると(S331)、ゲートウェイコント
ローラ40はRAM42Aにソフトウェアをダウンロー
ドし(S332)、RAM42AからFLASHROM
42Cに格納する(S333)ようになっている。この
ため、運用時であっても、運用と並行してソフトウェア
をダウンロードできる。また、図7に示すように、運用
時に各種パラメータ・テーブルもダウンロードすること
ができるようになっている。上記バージョン情報の取
得、表示やログ収集、運用時ダウンロードは時刻を指定
して行ってもよいし必要な際に手動で行ってもよい。
【0095】ゲートウェイコントローラ40の起動時
(ブート時)にソフトウェアをダウンロードする場合、
図20に示すように、まず、ゲートウェイコントローラ
40のスイッチをブートモードに設定し(S341)、
ゲートウェイコントローラ40の電源を入れる(S34
2)。電源が入ると、ゲートウェイコントローラ40は
起動をゲートウェイコントローラ管理サーバ60に通知
し(S343)、ゲートウェイコントローラ管理サーバ
60はその通知を受けると、ソフトウェアのダウンロー
ドを指示する(S344)。ゲートウェイコントローラ
40はゲートウェイコントローラ管理サーバ60から送
られてくるソフトウェアをRAM42Aにダウンロード
し(S345)、RAM42AからFLASHROM4
2Cに格納し(S346)、リセット待機する(S34
7)。このとき、ゲートウェイコントローラ40はLE
D表示されるようになっている。このように、ゲートウ
ェイコントローラ40の電源投入後ソフトウェアをダウ
ンロードできるので、ゲートウェイコントローラを簡単
に追加して設置することができる。ブート時ダウンロー
ドは自動で行われる。
【0096】なお、上記実施の形態では、ゲートウェイ
コントローラ40には、ゲートウェイコントローラ管理
サーバ60からソフトウェアをダウンロードするように
しているがこれに限られるものではなく、情報系ネット
ワークに接続された他のサーバから配信するようにして
もよい。また、情報系ネットワークに接続されたホスト
コンピュータを設け、このホストコンピュータにより複
数のゲートウェイコントローラ管理サーバ60・・・6
0nを管理運用するようにしてもよい。さらに、各種操
作、状態変化、異常検知時に音声での通知を行うように
してもよい(図4、音声通知機能63参照)。さらに、
上記実施の形態に係る指針値読取装置としてのセンサ2
4は、電力量計14の指針値を読み取るようにしている
が、これに限られるものではなく、ガスメータ、水道メ
ータ等の指針値を読み取るようにしてもよいし、各家庭
や施設に設置された医療用計測器の指針値を読み取るよ
うにしてもよい。また、上記実施の形態では、インフラ
ストラクチャ系構成要素を遠隔地で一元的に監視したり
制御したりすることができるだけでなく、情報系ネット
ワークの状態もゲートウェイコントローラ管理サーバに
より遠隔地で監視することができる。さらに、ゲートウ
ェイコントローラには、監視端末が接続可能なインター
フェースを設け、ゲートウェイコントローラの設置され
た現場で、情報系ネットワークに接続することなくゲー
トウェイコントローラの動作を監視するようにしてもよ
い。また、ゲートウェイコントローラ管理サーバ60を
通じてゲートウェイコントローラ40の動作状態を監視
するだけでなく、監視運用端末90により、ゲートウェ
イコントローラ管理サーバ60の設置場所に制限される
ことなく、ゲートウェイコントローラ40の動作状態を
遠隔地で監視するようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るネット
ワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用
システムでは、下位側の業務系機器と、上位側でこれら
業務系機器を監視するインフラストラクチャ系構成要素
とを有する管理運用システムであって、上記インフラス
トラクチャ系の構成要素を、上記業務系機器に対してデ
ータ計測および監視を行いその結果を制御系データで外
部に出力する計測機器と、IPネットワークから構成さ
れる情報系ネットワークと、この情報系ネットワークに
接続されるとともに上記計測機器に制御系ネットワーク
を介して接続され、情報系ネットワークからの情報系デ
ータと上記制御系ネットワークの制御系データとを相互
に使用可能なデータに変換して通信するゲートウェイコ
ントローラと、このゲートウェイコントローラと上記情
報系ネットワークを通じて接続されゲートウェイコント
ローラを制御するゲートウェイコントローラ管理サーバ
とを備えて構成し、上記ゲートウェイコントローラ管理
サーバには、ゲートウェイコントローラとの間で送受信
されるデータを収集し、上記情報系ネットワークを監視
するとともに、インフラストラクチャ系構成要素のうち
制御系ネットワークに接続される制御系ネットワーク側
構成要素を監視または制御するシステム管理手段を設
け、ゲートウェイコントローラ管理サーバにより情報系
ネットワークを監視する場合、ゲートウェイコントロー
ラとの間で送受信される情報系データを監視し、ゲート
ウェイコントローラ管理サーバにより上記制御系ネット
ワーク側構成要素を監視する場合、ゲートウェイコント
ローラが受信した当該制御系ネットワーク側構成要素の
制御系データを、ゲートウェイコントローラにより上記
情報系ネットワークに適した情報系データに変換し、変
換された情報系データを上記情報系ネットワークを介し
てゲートウェイコントローラ管理サーバに送信し、送信
された情報系データを監視し、ゲートウェイコントロー
ラ管理サーバから上記制御系ネットワーク側構成要素を
制御する場合、ゲートウェイコントローラ管理サーバか
らゲートウェイコントローラに送信した制御のための情
報系データを、ゲートウェイコントローラにより当該制
御系ネットワーク側構成要素を制御可能な制御系データ
に変換して当該制御系ネットワーク側構成要素に送信
し、送信された制御系データにより当該制御系ネットワ
ーク側構成要素を制御し、上記インフラストラクチャ系
構成要素を監視または制御するようにしたことにより、
情報系データの伝達媒体やインフラストラクチャ系構成
要素を、ゲートウェイコントローラ管理サーバによりゲ
ートウェイコントローラを通じて遠隔地で一元的に監視
したり制御したりすることができ、運転管理方針の変更
も容易に行うことができる。このため、インフラストラ
クチャ系構成要素を容易に追加したり削減することがで
き、保守管理の効率化を図ることができる。また、ゲー
トウェイコントローラ管理サーバによりインフラストラ
クチャ系構成要素を監視または制御するようにしている
ので、上位側のホストコンピュータの負荷が軽減され
る。
【0098】また、請求項2に係る本発明に係るネット
ワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用
システムでは、ゲートウェイコントローラは、情報系デ
ータと制御系データとを格納するとともに情報系ネット
ワークを通じて外部から配信される運転管理情報を更新
可能に格納する記憶手段と、上記情報系ネットワークと
のデータの送受信を制御する情報系データ通信制御手段
と、計測機器とのデータの送受信を制御する制御系デー
タインターフェース手段と、この制御系データインター
フェース手段が送受信するデータと上記情報系データ通
信制御手段が送受信するデータとを上記記憶手段へ読み
書きし、上記送受信データのプロトコルを送信先のプロ
トコルに適したプロトコルに変換するプロトコル変換手
段とを備えるようにしたことにより、情報系ネットワー
クを通じて外部からゲートウェイコントローラに運転管
理情報を配信するようにしているので、ソフトウェアの
ダウンロードを遠隔地で行うことができ、しかも、運転
管理方針の変更も容易に行うことができる。
【0099】さらに、請求項8に係る本発明に係るネッ
トワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運
用システムでは、建物またはプラント内部の業務系機器
を一元的に監視または制御する建物管理システムとゲー
トウェイコントローラとの間に互いにデータ伝達可能に
接続されたインターフェース装置を設け、このインター
フェース装置を制御系ネットワーク側構成要素の一部に
組み入れたことにより、インターフェース装置により建
物またはプラント毎に構築された制御系ネットワークの
プロトコルの違いを吸収することができるので、既設の
建物やプラントのマルチベンダー環境に対応させること
ができ、新たにシステムを構築したり検知手段や制御手
段を設ける必要がなく、低コストでシステムの構築を図
ることができる。
【0100】請求項13に係る本発明に係るネットワー
ク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用シス
テムでは、ゲートウェイコントローラ管理サーバには、
計測機器の運転管理情報を含む情報が蓄積されたデータ
ベースと、このデータベースに蓄積されたデータとゲー
トウェイコントローラから送信されるデータとを比較分
析して故障個所を検知し、この検知結果を、情報系ネッ
トワークに接続され当該故障個所を保守運用する監視運
用端末に送信する故障検知手段とを設けたことにより、
データベースに蓄積されたデータに基づいて故障の有無
が検知されるので検知精度を向上させることができる。
また、故障検出時には、保守運用端末に故障情報が自動
的にかつ速やかに送信されるので、保守管理作業を迅速
化することができる。
【0101】本発明に係るネットワーク化されたインフ
ラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた管理
運用方法では、下位側の業務系機器と、上位側でこれら
業務系機器を監視するインフラストラクチャ系構成要素
とを有する管理運用システムによる管理運用方法であっ
て、上記インフラストラクチャ系の各構成要素を、業務
系機器に対してデータ計測および監視を行いその結果を
制御系データで外部に出力する計測機器と、IPネット
ワークから構成される情報系ネットワークと、この情報
系ネットワークに接続されるとともに上記計測機器に制
御系ネットワークを介して接続され、情報系ネットワー
クからの情報系データと上記制御系ネットワークの制御
系データとを相互に使用可能なデータに変換して通信す
るゲートウェイコントローラと、このゲートウェイコン
トローラと上記情報系ネットワークを通じて接続されゲ
ートウェイコントローラを制御するゲートウェイコント
ローラ管理サーバとを備えて構成し、上記ゲートウェイ
コントローラ管理サーバには、ゲートウェイコントロー
ラにより送受信されるデータを収集し、上記情報系ネッ
トワークを監視するとともに、インフラストラクチャ系
構成要素のうち制御系ネットワークに接続される制御系
ネットワーク側構成要素を監視または制御するシステム
管理手段を設け、ゲートウェイコントローラ管理サーバ
により情報系ネットワークを監視する場合、ゲートウェ
イコントローラとの間で送受信される情報系データを監
視し、ゲートウェイコントローラ管理サーバにより上記
制御系ネットワーク側構成要素を監視する場合、ゲート
ウェイコントローラが受信した当該制御系ネットワーク
側構成要素の制御系データを、ゲートウェイコントロー
ラにより上記情報系ネットワークに適した情報系データ
に変換した後、変換された情報系データを上記情報系ネ
ットワークを介してゲートウェイコントローラ管理サー
バに送信し、送信された情報系データを監視し、ゲート
ウェイコントローラ管理サーバから上記制御系ネットワ
ーク側構成要素を制御する場合、ゲートウェイコントロ
ーラ管理サーバからゲートウェイコントローラに送信し
た制御のための情報系データを、ゲートウェイコントロ
ーラにより当該制御系ネットワーク側構成要素を制御可
能な制御系データに変換した後、当該制御系ネットワー
ク側構成要素に送信し、送信された制御系データにより
当該制御系ネットワーク側構成要素を制御し、上記イン
フラストラクチャ系構成要素を監視または制御するよう
にしたことにより、情報系データの伝達媒体やインフラ
ストラクチャ系構成要素を、ゲートウェイコントローラ
管理サーバによりゲートウェイコントローラを通じて遠
隔地で一元的に監視したり制御したりすることができ、
運転管理方針の変更も容易に行うことができるので、管
理、運用および保守作業が効率化される。
【0102】請求項21に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、ゲートウェイコントローラには、情
報系データと制御系データとを格納するとともに情報系
ネットワークを通じて外部から配信される運転管理情報
を更新可能に格納する記憶手段と、上記情報系ネットワ
ークとのデータの送受信を制御する情報系データ通信制
御手段と、計測機器とのデータの送受信を制御する制御
系データインターフェース手段と、この制御系データイ
ンターフェース手段が送受信するデータと上記情報系デ
ータ通信制御手段が送受信するデータとを上記記憶手段
へ読み書きし、上記送受信データのプロトコルを送信先
のプロトコルに適したプロトコルに変換するプロトコル
変換手段とを設け、ゲートウェイコントローラ管理サー
バから情報系データを情報系ネットワークを介して計測
機器に送信する際、上記プロトコル変換手段により上記
情報系データ通信制御手段が受信した上記情報系データ
を上記記憶手段へ格納した後、この格納した情報系デー
タを、上記計測機器を制御可能な制御系データへ形式変
換して上記記憶手段へ格納し、上記制御系データインタ
ーフェース手段によりこの形式変換された上記記憶手段
のデータを上記計測機器に送信するとともに、計測機器
から受信した制御系データを情報系ネットワークを介し
てゲートウェイコントローラ管理サーバに送信する際、
上記プロトコル変換手段により上記制御系データインタ
ーフェース手段が受信した上記制御系データを上記記憶
手段へ格納した後、この格納した制御系データを上記情
報系ネットワークに適した形式に変換して上記記憶手段
へ格納し、上記情報系データ通信制御手段によりこの形
式変換された上記記憶手段のデータを上記情報系ネット
ワークを介してゲートウェイコントローラ管理サーバに
送信するようにしたことにより、外部からゲートウェイ
コントローラの記憶手段に監視または制御についての管
理運用情報が書き込み可能になっているので、情報系ネ
ットワークを通じて外部からゲートウェイコントローラ
に運転管理情報を配信することができ、ソフトウェアの
ダウンロードを遠隔地で行うことができ、しかも、運転
管理方針の変更も容易に行うことができる。
【0103】請求項26に係るネットワーク化されたイ
ンフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた
管理運用方法では、故障を検知する際、インフラストラ
クチャ系構成要素のうち所定の構成要素についてデータ
ベースに蓄積されたデータとゲートウェイコントローラ
から送信されるデータとを比較分析し故障か否かを所定
の診断周期で診断して常時診断を行うステップと、イン
フラストラクチャ系構成要素のうち上記所定の構成要素
を除く構成要素について手動操作により故障か否かを任
意に診断して個別診断を行うステップとを有するように
したことにより、故障による影響度の差に応じて診断の
きめ細かさに差をつけることができるので、システム全
体の負荷を軽減して装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るネットワーク化さ
れたインフラストラクチャ系機器の管理運用システムの
システム構成図である。
【図2】図1の管理運用システムの一部を構成するイン
フラストラクチャ系構成要素を示す構成図である。
【図3】図1のゲートウェイコントローラの構成を示す
構成図である。
【図4】図1のゲートウェイコントローラ管理サーバと
ゲートウェイコントローラとのそれぞれのソフトウェア
の構成と機能とを示すブロック図である。
【図5】図4の監視機能の例を示すブロック図である。
【図6】図4の制御機能の例を示すブロック図である。
【図7】図4のソフトウェアとその管理の例を示すブロ
ック図である。
【図8】通信回線監視時のフローチャートである。
【図9】(A)は監視時の診断周期の一例を、(B)な
いし(D)はそれぞれパラメータテーブルのパターンを
それぞれ示す説明図である。
【図10】ゲートウェイコントローラ故障監視時のフロ
ーチャートである。
【図11】常時監視における外部計測機器故障監視時の
フローチャートである。
【図12】個別監視における外部計測機器故障監視時の
フローチャートである。
【図13】ゲートウェイコントローラリブート時のフロ
ーチャートである。
【図14】ゲートウェイコントローラの時刻同期時のフ
ローチャートである。
【図15】ゲートウェイコントローラの運転管理情報更
新時のフローチャートである。
【図16】計測機器側のノードリセット時のフローチャ
ートである。
【図17】ゲートウェイコントローラのソフトウェアバ
ージョン情報取得時のフローチャートである。
【図18】ゲートウェイコントローラ管理サーバのログ
収集時のフローチャートである。
【図19】ゲートウェイコントローラ運用時におけるソ
フトウェアダウンロード時のフローチャートである。
【図20】ゲートウェイコントローラ起動時におけるソ
フトウェアダウンロード時のフローチャートである。
【図21】計測機器に故障が発生した際のデータの流れ
を模式的に示す説明図である。
【図22】インフラストラクチャ系構成要素が追加して
設置された際、ゲートウェイコントローラ管理サーバか
らの運転管理情報の流れを模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
10(11〜13) 業務系機器 20(21〜24) 計測機器 30 制御系ネットワーク 40 ゲートウェイコントローラ 50 情報系ネットワーク 60 ゲートウェイコントローラ管理サーバ 61 システム管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301C 321 321E (72)発明者 松本 誠造 東京都品川区西五反田1丁目14番8号 西 五反田TFビル 日本フィールド・エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 野口 隆市 東京都品川区西五反田1丁目14番8号 西 五反田TFビル 日本フィールド・エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 金野 隆博 東京都品川区西五反田1丁目14番8号 西 五反田TFビル 日本フィールド・エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 新保 健 東京都品川区西五反田1丁目14番8号 西 五反田TFビル 日本フィールド・エンジ ニアリング株式会社内 (72)発明者 石田 晴彦 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆雄 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 宮崎 和裕 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 丸山 信 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 杉森 正章 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 (72)発明者 志村 嘉一 神奈川県横浜市港北区菊名7−3−16 大 井電気株式会社内 (72)発明者 工藤 宏和 神奈川県横浜市港北区菊名7−3−16 大 井電気株式会社内 (72)発明者 小原 利光 神奈川県横浜市港北区菊名7−3−16 大 井電気株式会社内 (72)発明者 小林 澄久 神奈川県横浜市港北区菊名7−3−16 大 井電気株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA31 GB02 JA35 JB15 JB19 KA11 KB04 KC47 KE01 KE02 KE03 KF05 KH01 MC03 MC11 ME13 5H223 AA20 DD07 DD09 EE30 5K033 AA02 AA06 BA02 BA04 DA05 EA07 5K048 BA21 BA34 BA51 DC03 GB05 5K101 KK13 LL01 LL05 VV03

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下位側の業務系機器と、上位側でこれら
    業務系機器を監視するインフラストラクチャ系構成要素
    とを有する管理運用システムであって、上記インフラス
    トラクチャ系の構成要素を、上記業務系機器に対してデ
    ータ計測および監視を行いその結果を制御系データで外
    部に出力する計測機器と、IPネットワークから構成さ
    れる情報系ネットワークと、この情報系ネットワークに
    接続されるとともに上記計測機器に制御系ネットワーク
    を介して接続され、情報系ネットワークからの情報系デ
    ータと上記制御系ネットワークの制御系データとを相互
    に使用可能なデータに変換して通信するゲートウェイコ
    ントローラと、このゲートウェイコントローラと上記情
    報系ネットワークを通じて接続されゲートウェイコント
    ローラを制御するゲートウェイコントローラ管理サーバ
    とを備えて構成し、 上記ゲートウェイコントローラ管理サーバには、ゲート
    ウェイコントローラとの間で送受信されるデータを収集
    し、上記情報系ネットワークを監視するとともに、イン
    フラストラクチャ系構成要素のうち制御系ネットワーク
    に接続される制御系ネットワーク側構成要素を監視また
    は制御するシステム管理手段を設け、 ゲートウェイコントローラ管理サーバにより情報系ネッ
    トワークを監視する場合、ゲートウェイコントローラと
    の間で送受信される情報系データを監視し、 ゲートウェイコントローラ管理サーバにより上記制御系
    ネットワーク側構成要素を監視する場合、ゲートウェイ
    コントローラが受信した当該制御系ネットワーク側構成
    要素の制御系データを、ゲートウェイコントローラによ
    り上記情報系ネットワークに適した情報系データに変換
    し、変換された情報系データを上記情報系ネットワーク
    を介してゲートウェイコントローラ管理サーバに送信
    し、送信された情報系データを監視し、 ゲートウェイコントローラ管理サーバから上記制御系ネ
    ットワーク側構成要素を制御する場合、ゲートウェイコ
    ントローラ管理サーバからゲートウェイコントローラに
    送信した制御のための情報系データを、ゲートウェイコ
    ントローラにより当該制御系ネットワーク側構成要素を
    制御可能な制御系データに変換して当該制御系ネットワ
    ーク側構成要素に送信し、送信された制御系データによ
    り当該制御系ネットワーク側構成要素を制御し、 上記インフラストラクチャ系構成要素を監視または制御
    することを特徴とするネットワーク化されたインフラス
    トラクチャ系機器の管理運用システム。
  2. 【請求項2】 ゲートウェイコントローラは、情報系デ
    ータと制御系データとを格納するとともに情報系ネット
    ワークを通じて外部から配信される運転管理情報を更新
    可能に格納する記憶手段と、上記情報系ネットワークと
    のデータの送受信を制御する情報系データ通信制御手段
    と、計測機器とのデータの送受信を制御する制御系デー
    タインターフェース手段と、この制御系データインター
    フェース手段が送受信するデータと上記情報系データ通
    信制御手段が送受信するデータとを上記記憶手段へ読み
    書きし、上記送受信データのプロトコルを送信先のプロ
    トコルに適したプロトコルに変換するプロトコル変換手
    段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のネ
    ットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理
    運用システム。
  3. 【請求項3】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    は、ゲートウェイコントローラの記憶手段に情報系ネッ
    トワークを通じて運転管理情報を更新可能に配信し、こ
    の配信された運転管理情報に基づいてゲートウェイコン
    トローラを含む制御系ネットワーク側構成要素の監視ま
    たは制御を行うことを特徴とする請求項2に記載のネッ
    トワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運
    用システム。
  4. 【請求項4】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    は、ゲートウェイコントローラとの間で送受信されるデ
    ータから情報系ネットワークおよびゲートウェイコント
    ローラを含む制御系ネットワーク側各構成要素の異常・
    正常を診断し、この診断結果を記録するとともに、異常
    診断時、異常の診断結果を当該異常個所を保守運用する
    監視運用端末に送信する診断手段を備えていることを特
    徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1に記載のネ
    ットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理
    運用システム。
  5. 【請求項5】 記憶手段には、予め業務系機器およびゲ
    ートウェイコントローラを含む制御系ネットワーク側構
    成要素の管理保守作業の情報が入力されて書き込まれ、
    診断手段は、記憶手段に書き込まれたインフラストラク
    チャ系構成要素の管理保守作業の情報に基づいて、情報
    系ネットワークおよびゲートウェイコントローラを含む
    制御系ネットワーク側各構成要素の異常・正常を診断す
    ることを特徴とする請求項4に記載のネットワーク化さ
    れたインフラストラクチャ系機器の管理運用システム。
  6. 【請求項6】 ゲートウェイコントローラ管理サーバに
    は、ゲートウェイコントローラから受信したデータに基
    づいてゲートウェイコントローラの異常の有無を判別
    し、異常判別時、ゲートウェイコントローラに制御信号
    を送出しゲートウェイコントローラを再起動させて正常
    な状態に復帰させるゲートウェイコントローラ監視制御
    手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし5のうち
    いずれか1に記載のネットワーク化されたインフラスト
    ラクチャ系機器の管理運用システム。
  7. 【請求項7】 建物またはプラント内部の業務系機器を
    一元的に監視または制御する建物管理システムとゲート
    ウェイコントローラとの間に互いにデータ伝達可能に接
    続されたインターフェース手段を設け、このインターフ
    ェース手段をゲートウェイコントローラの構成要素に組
    み入れたことを特徴とする請求項1ないし6のうちいず
    れか1に記載のネットワーク化されたインフラストラク
    チャ系機器の管理運用システム。
  8. 【請求項8】 建物またはプラント内部の業務系機器を
    一元的に監視または制御する建物管理システムとゲート
    ウェイコントローラとの間に互いにデータ伝達可能に接
    続されたインターフェース装置を設け、このインターフ
    ェース装置を制御系ネットワーク側構成要素の一部に組
    み入れたことを特徴とする請求項1ないし6のうちいず
    れか1に記載のネットワーク化されたインフラストラク
    チャ系機器の管理運用システム。
  9. 【請求項9】 ゲートウェイコントローラには、制御系
    ネットワーク側に電灯線を介して制御系データを送受信
    する電灯線搬送装置が接続されることを特徴とする請求
    項1ないし8のうちいずれか1に記載のネットワーク化
    されたインフラストラクチャ系機器の管理運用システ
    ム。
  10. 【請求項10】 ゲートウェイコントローラは、計測機
    器と無線送受信装置を介して接続されることを特徴とす
    る請求項1ないし6のうちいずれか1に記載のネットワ
    ーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 ゲートウェイコントローラは、任意の
    個数で1つの管理系を形成することを特徴とする請求項
    1ないし10のうちいずれか1に記載のネットワーク化
    されたインフラストラクチャ系機器の管理運用システ
    ム。
  12. 【請求項12】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    には、情報系ネットワークを介して監視運用端末が接続
    されることを特徴とする請求項1ないし11のうちいず
    れか1に記載のネットワーク化されたインフラストラク
    チャ系機器の管理運用システム。
  13. 【請求項13】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    には、計測機器の運転管理情報を含む情報が蓄積された
    データベースと、このデータベースに蓄積されたデータ
    とゲートウェイコントローラから送信されるデータとを
    比較分析して故障個所を検知し、この検知結果を、情報
    系ネットワークに接続され当該故障個所を保守運用する
    監視運用端末に送信する故障検知手段とを設けたことを
    特徴とする請求項1ないし12のうちいずれか1に記載
    のネットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の
    管理運用システム。
  14. 【請求項14】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    には、予め業務系機器の保守点検時の作業情報を登録
    し、これら登録されたデータとゲートウェイコントロー
    ラから送信されるデータとを比較分析し、予め登録され
    た保守点検時の作業か故障かを判定し、故障と判定した
    場合、故障個所を検知し、この検知結果を情報系ネット
    ワークに接続され当該故障個所を保守運用する監視運用
    端末に送信する故障判定報知手段を設けたことを特徴と
    する請求項12に記載のネットワーク化されたインフラ
    ストラクチャ系機器の管理運用システム。
  15. 【請求項15】 ゲートウェイコントローラの記憶手段
    は、ゲートウェイコントローラ管理サーバからゲートウ
    ェイコントローラに運転管理情報を配信する際、ゲート
    ウェイコントローラの動作中に配信可能な配信用記憶装
    置を備えていることを特徴とする請求項2または3に記
    載のネットワーク化されたインフラストラクチャ系機器
    の管理運用システム。
  16. 【請求項16】 ゲートウェイコントローラは、CPU
    と、RAMとROMとフラッシュROMとを備えた記憶
    装置と、これらCPUと記憶装置とを接続するCPUバ
    スと、このCPUバスに接続されるとともに情報系ネッ
    トワークに接続され情報系データの通信制御を入出力可
    能に行う情報系ネットワークインターフェースと、この
    CPUバスに接続されるとともに制御系ネットワークに
    接続され制御系データの通信制御を入出力可能に行う制
    御系ネットワークインターフェースと、制御系シリアル
    回線に接続されるシリアルインターフェースと、基準と
    なる時間に合致させて信号を同期させるリアルタイムク
    ロック回路とを備えて構成され、 ゲートウェイコントローラ管理サーバによりゲートウェ
    イコントローラを監視する際、RAM診断とROM診断
    とフラッシュROM診断とリアルタイムクロック診断と
    シリアルインターフェース診断とソフトウェア診断と診
    断周期のパラメータテーブル診断と建物管理システムの
    インターフェース装置診断と計測機器診断と制御系ネッ
    トワーク診断とのうち少なくともいずれか1つを所定の
    診断周期で行うことを特徴とする請求項7ないし15の
    うちいずれか1に記載のネットワーク化されたインフラ
    ストラクチャ系機器の管理運用システム。
  17. 【請求項17】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    によりゲートウェイコントローラを含む制御系ネットワ
    ーク側各構成要素を制御する際、ゲートウェイコントロ
    ーラの再起動と時刻同期とゲートウェイコントローラに
    設定される計測機器の運転管理情報更新とのうち少なく
    ともいずれか1つを時刻を指定して行うとともに、計測
    機器側制御系ノードのリセットを任意に行うことを特徴
    とする請求項16に記載のネットワーク化されたインフ
    ラストラクチャ系機器の管理運用システム。
  18. 【請求項18】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    によりゲートウェイコントローラにソフトウェアを配信
    しかつ管理する際、ソフトウェアのバージョン情報の取
    得とログ収集とゲートウェイコントローラ動作時のダウ
    ンロードとのうち少なくともいずれか1つを時刻を指定
    して行うとともに、ゲートウェイコントローラ起動時に
    ダウンロードを自動的に行うことを特徴とする請求項1
    6または17に記載のネットワーク化されたインフラス
    トラクチャ系機器の管理運用システム。
  19. 【請求項19】 ゲートウェイコントローラは、電源投
    入時、ゲートウェイコントローラ管理サーバからソフト
    ウェアが配信されるべく設定されることを特徴とする請
    求項16ないし18のうちいずれか1に記載のネットワ
    ーク化されたインフラストラクチャ系機器の管理運用シ
    ステム。
  20. 【請求項20】 下位側の業務系機器と、上位側でこれ
    ら業務系機器を監視するインフラストラクチャ系構成要
    素とを有する管理運用システムによる管理運用方法であ
    って、上記インフラストラクチャ系の各構成要素を、業
    務系機器に対してデータ計測および監視を行いその結果
    を制御系データで外部に出力する計測機器と、IPネッ
    トワークから構成される情報系ネットワークと、この情
    報系ネットワークに接続されるとともに上記計測機器に
    制御系ネットワークを介して接続され、情報系ネットワ
    ークからの情報系データと上記制御系ネットワークの制
    御系データとを相互に使用可能なデータに変換して通信
    するゲートウェイコントローラと、このゲートウェイコ
    ントローラと上記情報系ネットワークを通じて接続され
    ゲートウェイコントローラを制御するゲートウェイコン
    トローラ管理サーバとを備えて構成し、 上記ゲートウェイコントローラ管理サーバには、ゲート
    ウェイコントローラにより送受信されるデータを収集
    し、上記情報系ネットワークを監視するとともに、イン
    フラストラクチャ系構成要素のうち制御系ネットワーク
    に接続される制御系ネットワーク側構成要素を監視また
    は制御するシステム管理手段を設け、 ゲートウェイコントローラ管理サーバにより情報系ネッ
    トワークを監視する場合、ゲートウェイコントローラと
    の間で送受信される情報系データを監視し、 ゲートウェイコントローラ管理サーバにより上記制御系
    ネットワーク側構成要素を監視する場合、ゲートウェイ
    コントローラが受信した当該制御系ネットワーク側構成
    要素の制御系データを、ゲートウェイコントローラによ
    り上記情報系ネットワークに適した情報系データに変換
    した後、変換された情報系データを上記情報系ネットワ
    ークを介してゲートウェイコントローラ管理サーバに送
    信し、送信された情報系データを監視し、 ゲートウェイコントローラ管理サーバから上記制御系ネ
    ットワーク側構成要素を制御する場合、ゲートウェイコ
    ントローラ管理サーバからゲートウェイコントローラに
    送信した制御のための情報系データを、ゲートウェイコ
    ントローラにより当該制御系ネットワーク側構成要素を
    制御可能な制御系データに変換した後、当該制御系ネッ
    トワーク側構成要素に送信し、送信された制御系データ
    により当該制御系ネットワーク側構成要素を制御し、 上記インフラストラクチャ系構成要素を監視または制御
    することを特徴とするネットワーク化されたインフラス
    トラクチャ系機器の管理運用システムを用いた管理運用
    方法。
  21. 【請求項21】 ゲートウェイコントローラには、情報
    系データと制御系データとを格納するとともに情報系ネ
    ットワークを通じて外部から配信される運転管理情報を
    更新可能に格納する記憶手段と、上記情報系ネットワー
    クとのデータの送受信を制御する情報系データ通信制御
    手段と、計測機器とのデータの送受信を制御する制御系
    データインターフェース手段と、この制御系データイン
    ターフェース手段が送受信するデータと上記情報系デー
    タ通信制御手段が送受信するデータとを上記記憶手段へ
    読み書きし、上記送受信データのプロトコルを送信先の
    プロトコルに適したプロトコルに変換するプロトコル変
    換手段とを設け、 ゲートウェイコントローラ管理サーバから情報系データ
    を情報系ネットワークを介して計測機器に送信する際、
    上記プロトコル変換手段により上記情報系データ通信制
    御手段が受信した上記情報系データを上記記憶手段へ格
    納した後、この格納した情報系データを、上記計測機器
    を制御可能な制御系データへ形式変換して上記記憶手段
    へ格納し、上記制御系データインターフェース手段によ
    りこの形式変換された上記記憶手段のデータを上記計測
    機器に送信するとともに、 計測機器から受信した制御系データを情報系ネットワー
    クを介してゲートウェイコントローラ管理サーバに送信
    する際、上記プロトコル変換手段により上記制御系デー
    タインターフェース手段が受信した上記制御系データを
    上記記憶手段へ格納した後、この格納した制御系データ
    を上記情報系ネットワークに適した形式に変換して上記
    記憶手段へ格納し、上記情報系データ通信制御手段によ
    りこの形式変換された上記記憶手段のデータを上記情報
    系ネットワークを介してゲートウェイコントローラ管理
    サーバに送信することを特徴とする請求項20に記載の
    ネットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の管
    理運用システムを用いた管理運用方法。
  22. 【請求項22】 ゲートウェイコントローラに配信用記
    憶装置を設け、ゲートウェイコントローラを含む制御系
    ネットワーク側構成要素の運転管理情報を更新する際、
    ゲートウェイコントローラの動作中に運転管理情報をゲ
    ートウェイコントローラの配信用記憶装置に配信するこ
    とを特徴とする請求項21に記載のネットワーク化され
    たインフラストラクチャ系機器の管理運用システムを用
    いた管理運用方法。
  23. 【請求項23】 ゲートウェイコントローラに配信され
    る運転管理情報を更新する際、予め配信時間を設定して
    配信することを特徴とする請求項21または22に記載
    のネットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の
    管理運用システムを用いた管理運用方法。
  24. 【請求項24】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    にデータベースと故障検知手段とを設け、上記データベ
    ースにより予め計測機器の運転管理情報を含む情報を蓄
    積し、上記故障検知手段によりデータベースに蓄積され
    たデータとゲートウェイコントローラから送信されるデ
    ータとを比較分析して故障個所を検知し、故障検知時、
    この検知結果を、情報系ネットワークに接続され当該故
    障個所を保守運用する監視運用端末に送信することを特
    徴とする請求項20ないし23のうちいずれか1に記載
    のネットワーク化されたインフラストラクチャ系機器の
    管理運用システムを用いた管理運用方法。
  25. 【請求項25】 ゲートウェイコントローラ管理サーバ
    に故障判定報知手段を設け、この故障判定報知手段によ
    り、予め業務系機器の保守点検時の作業情報を登録し、
    これら登録されたデータとゲートウェイコントローラか
    ら送信されるデータとを比較分析し、予め登録された保
    守点検時の作業か故障かを判定し、故障と判定した場
    合、故障個所を検知し、この検知結果を、情報系ネット
    ワークに接続され当該故障個所を保守運用する監視運用
    端末に送信することを特徴とする請求項20ないし24
    のうちいずれか1に記載のネットワーク化されたインフ
    ラストラクチャ系機器の管理運用システムを用いた管理
    運用方法。
  26. 【請求項26】 故障を検知する際、インフラストラク
    チャ系構成要素のうち所定の構成要素についてデータベ
    ースに蓄積されたデータとゲートウェイコントローラか
    ら送信されるデータとを比較分析し故障か否かを所定の
    診断周期で診断して常時診断を行うステップと、インフ
    ラストラクチャ系構成要素のうち上記所定の構成要素を
    除く構成要素について手動操作により故障か否かを任意
    に診断して個別診断を行うステップとを有することを特
    徴とする請求項24または25に記載のネットワーク化
    されたインフラストラクチャ系機器の管理運用システム
    を用いた管理運用方法。
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