JP2002215083A - 表示装置および表示輝度制御方法 - Google Patents

表示装置および表示輝度制御方法

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JP2002215083A
JP2002215083A JP2001006267A JP2001006267A JP2002215083A JP 2002215083 A JP2002215083 A JP 2002215083A JP 2001006267 A JP2001006267 A JP 2001006267A JP 2001006267 A JP2001006267 A JP 2001006267A JP 2002215083 A JP2002215083 A JP 2002215083A
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JP2001006267A
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Takahito Nakanishi
隆仁 中西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、輝度変化を強調しつつも、全画面
にわたる高輝度表示による眩しさを抑えることができる
表示装置および表示輝度制御方法を提案する。 【解決手段】 演算回路15は、赤色信号R,緑色信号
G,青色信号Bの積算値に基づいて乗算係数αを求め
る。乗算器12は、乗算係数αと赤色信号R,緑色信号
G,青色信号Bとを掛け合わせ、その結果である補正赤
色値R’,補正緑色値G’,補正青色値B’をフレーム
メモリ4に書き込む。フレームメモリ4は、所定のタイ
ミングで、補正赤色値R’,補正緑色値G’,補正青色
値B’を駆動回路2に出力する。駆動回路2は、フレー
ムメモリ4から受け取った補正赤色値R’,補正緑色値
G’,補正青色値B’を所定の駆動電圧波形に変換し
て、これとシーケンサ1からの制御タイミング信号Qを
もとに、表示パネル3を駆動する。そして、表示パネル
3は映像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマディス
プレイ装置などの表示装置および表示輝度制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、表示装置の一つとしてプラズ
マディスプレイ装置が知られている。プラズマディスプ
レイ装置において、入力映像信号は、画素毎のデジタル
データ(以後、「入力画素データ」と呼ぶ)として取り
扱われる。入力画素データは、赤色信号(R),緑色信
号(G)および青色信号(B)の色信号で構成されてい
る。そして、プラズマディスプレイ装置では、各色信号
に対応した放電セルが設けられている。ここで、放電セ
ルは放電単位であり、放電セルの放電によって各色が発
光する。
【0003】第1の従来技術のプラズマディスプレイ装
置では、放電セルでの放電回数を変更することによって
輝度変更を行い、階調表示を行っている。図9は、第1
の従来技術のプラズマディスプレイ装置における階調表
示方式を示す図である。1フィールドを、表示する階調
数に応じたサブフィールドに分割し、各サブフィールド
における放電,非放電を制御することによって、階調表
示を行っている。一般的に、入力映像信号の信号強度が
輝度を示すため、入力映像信号のデジタルデータである
入力画素データが5ビットで構成されていれば、1フィ
ールドを5つのサブフィールドに分割する。各サブフィ
ールドは、入力画素データの各ビットに対応し、2
4(MSB),23,22,21,20(LSB)のそれぞ
れの所定倍数が放電回数として設定されている。入力画
素データを構成するあるビットが‘1’を示すとき、そ
のビットに対応したサブフィールドの放電維持期間にお
いて、所定の放電回数の放電が行われ、ビットが‘0’
を示すときは放電は行われない。この結果、25=32
階調の映像を表現することができる。図10は、第1の
従来技術のプラズマディスプレイ装置における入力映像
信号の信号強度と表示輝度との関係を示す図である。上
述のように、各サブフィールドにおける放電,非放電を
制御することによって、図10のように信号強度に比例
した表示輝度を得ることができる。
【0004】一般的に、全画面にわたる高輝度表示は、
観測者にとって必要以上に眩しく感じられる。第1の従
来の技術のプラズマディスプレイ装置では、全画面にわ
たって高輝度に設定された映像信号が入力されたとき、
各サブフィールドに設定される放電回数は一定であるた
めに表示輝度を抑制することができず、入力映像信号を
もとに映像の表示を行うと、観測者にとって眩しく感じ
られることになる。このような問題を解決するために、
映像が表示される前に、各サブフィールドにおける放電
回数を制御して表示輝度を抑制し、眩しさを抑える方法
が提案されている(以後、「第2の従来技術」と呼
ぶ)。具体的には、表示輝度を示す信号強度の1フィー
ルド分の平均値(以後、「平均信号強度」と呼ぶ)をも
とめ、平均信号強度が所定値以上のとき、放電回数を減
少させることによって、所定値以上の信号強度を持つ入
力映像信号による映像の表示輝度を抑制している。ここ
でいう所定値とは、全画面にわたって高輝度に設定され
た映像信号が入力されたと判断するための値である。図
11は、第2の従来技術のプラズマディスプレイ装置に
おける入力映像信号の信号強度と表示輝度との関係を示
す図である。図11のように、平均信号強度が所定値a
未満のときは、信号強度に比例して表示輝度が増加す
る。そして、平均信号強度が所定値a以上のときは、信
号強度が所定値までは、信号強度と表示輝度とが比例
し、それ以上のときは、表示輝度が一定となるように制
御されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第2の従来技
術では、映像が表示される前にその映像の表示輝度を制
御しているため、高輝度に設定された入力映像信号によ
る映像の表示輝度は、常に抑制されることになり、急激
な輝度変化を映像効果として使用するビデオゲームなど
の用途において、輝度変化が強調されなくなり、映像の
迫力が損なわれてしまうという問題がある。
【0006】そこで、本発明は上述のような問題を解決
するためになされたものであり、輝度変化を強調しつつ
も、全画面にわたる高輝度表示による眩しさを抑えるこ
とができる表示装置および表示輝度制御方法を提案する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載の表示輝度制御方法は、(a)入力映像信号の信
号強度に基づいて制御量を求める工程と、(b)先行し
た前記入力映像信号に基づいて求められた前記制御量を
用いて、後続する前記入力映像信号による映像の表示輝
度を制御する工程とを備えるものである。
【0008】また、この発明のうち請求項2に記載の表
示輝度制御方法は、請求項1に記載の表示輝度制御方法
であって、前記工程(b)では、前記後続する前記入力
映像信号の信号強度を前記制御量によって制御するもの
である。
【0009】また、この発明のうち請求項3に記載の表
示輝度制御方法は、請求項1に記載の表示輝度制御方法
であって、前記工程(b)では、前記映像の表示輝度を
決定するパルス数を前記制御量によって制御するもので
ある。
【0010】また、この発明のうち請求項4に記載の表
示輝度制御方法は、請求項3に記載の表示輝度制御方法
であって、前記工程(b)では、前記後続する前記入力
映像信号の信号強度をも前記制御量によって制御するも
のである。
【0011】また、この発明のうち請求項5に記載の表
示輝度制御方法は、請求項1乃至請求項4のいずれか一
つに記載の表示輝度制御方法であって、前記工程(b)
では、前記先行した前記入力映像信号の信号強度が所定
値以上の場合、前記先行した前記入力映像信号の信号強
度が大きいほど、前記映像の表示輝度を大きな割合で低
減させるものである。
【0012】また、この発明のうち請求項6に記載の表
示輝度制御方法は、請求項1乃至請求項5のいずれか一
つに記載の表示輝度制御方法であって、前記工程(b)
では、前記入力映像信号の垂直同期期間を単位として前
記表示輝度を制御するものである。
【0013】また、この発明のうち請求項7に記載の表
示輝度制御方法は、請求項1乃至請求項6のいずれか一
つに記載の表示輝度制御方法であって、前記工程(a)
では、前記入力映像信号の垂直同期期間を単位として前
記制御量を求めるものである。
【0014】また、この発明のうち請求項8に記載の表
示輝度制御方法は、請求項6又は請求項7のいずれか一
つに記載の表示輝度制御方法であって、(c)前記工程
(b)によって、表示輝度が制御された前記映像を表示
する工程をさらに備え、前記映像の表示にかかる消費電
力は、前記先行した前記入力映像信号の信号強度が所定
値以上のとき、略一定であるものである。
【0015】また、この発明のうち請求項9に記載の表
示装置は、入力映像信号の信号強度に基づいて制御量を
求める第1の構成と、先行した前記入力映像信号に基づ
いて求められた前記制御量を用いて、後続する前記入力
映像信号による映像の表示輝度を制御する第2の構成と
を備えるものである。
【0016】また、この発明のうち請求項10に記載の
表示装置は、請求項9に記載の表示装置であって、前記
第2の構成は、前記後続する前記入力映像信号の信号強
度を前記制御量によって制御するものである。
【0017】また、この発明のうち請求項11に記載の
表示装置は、請求項9に記載の表示装置であって、前記
第2の構成は、前記映像の表示輝度を決定するパルス数
を前記制御量によって制御するものである。
【0018】また、この発明のうち請求項12に記載の
表示装置は、請求項11に記載の表示装置であって、前
記第2の構成は、前記後続する前記入力映像信号の信号
強度をも前記制御量によって制御するものである。
【0019】また、この発明のうち請求項13に記載の
表示装置は、請求項9乃至請求項12のいずれか一つに
記載の表示装置であって、前記第2の構成は、前記先行
した前記入力映像信号の信号強度が所定値以上の場合、
前記先行した前記入力映像信号の信号強度が大きいほ
ど、前記映像の表示輝度を大きな割合で低減させるもの
である。
【0020】また、この発明のうち請求項14に記載の
表示装置は、請求項9乃至請求項13のいずれか一つに
記載の表示装置であって、前記第2の構成は、前記入力
映像信号の垂直同期期間を単位として前記表示輝度を制
御するものである。
【0021】また、この発明のうち請求項15に記載の
表示装置は、請求項9乃至請求項14のいずれか一つに
記載の表示装置であって、前記第1の構成は、前記入力
映像信号の垂直同期期間を単位として前記制御量を求め
るものである。
【0022】また、この発明のうち請求項16に記載の
表示装置は、請求項14又は請求項15のいずれか一つ
に記載の表示装置であって、表示輝度が制御された前記
映像を表示する第3の構成をさらに備え、前記映像の表
示にかかる消費電力は、前記先行した前記入力映像信号
の信号強度が所定値以上のとき、略一定であるものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本実施の
形態1に係るプラズマディスプレイ装置の構成を示す図
である。入力映像信号は、赤色信号R,緑色信号G,青
色信号Bに分解され、それぞれは例えば8ビットの分解
能を持つ入力画素データとして、時系列に入力される。
赤色信号R,緑色信号G,青色信号Bの信号強度を検出
する手段である積分器11は、これらの値の積算を行
う。演算処理回路15は、積分器11から上記の積算値
を読み込み、それに基づいて表示輝度の制御量である乗
算係数αを求める。そして、演算処理回路15は、求め
た乗算係数αを乗算器12r,12g,12b(乗算器
12r,12g,12bをまとめて、「乗算器12」と
も呼ぶ)のそれぞれに設定する。乗算器12は、表示輝
度を制御するために、演算処理部15から受け取った乗
算係数αと赤色信号R,緑色信号G,青色信号Bの値と
を掛け合わせ、その結果である補正赤色値R’,補正緑
色値G’,補正青色値B’をフレームメモリ4に書き込
む。フレームメモリ4は、所定のタイミングで、蓄積し
ている補正赤色値R’,補正緑色値G’,補正青色値
B’を駆動回路2に出力する。シーケンサ1は、垂直同
期信号パルスVをトリガとして、駆動回路2へ制御タイ
ミング信号Qを出力する。制御タイミング信号Qは、駆
動回路2が表示パネル3に出力する走査パルスや維持放
電パルスのタイミングを指示する。また、図1には図示
していないが、シーケンサ1には、水平同期信号,ドッ
トクロック,データ有効期間信号などのタイミングを規
定する信号が入力されており、これらに基づいてフレー
ムメモリ4の書込み,読出しタイミングを制御する信号
Pをフレームメモリ4に与える。駆動回路2は、フレー
ムメモリ4から受け取った補正赤色値R’,補正緑色値
G’,補正青色値B’を所定の駆動電圧波形に変換し、
これとシーケンサ1からの制御タイミング信号Qをもと
に表示パネル3を駆動する。このようにして、表示パネ
ル3は映像を表示する。
【0024】図1における破線部は、上述の本実施の形
態1に係るプラズマディスプレイ装置を機能毎に3つに
分けており、第1の構成101,第2の構成102およ
び第3の構成103で構成されている。第1の構成10
1は、積分器11と演算回路15とから成り、入力映像
信号の信号強度に基づいて制御量を求めている。第2の
構成102は乗算器12から成り、入力映像信号に基づ
いて求められた制御量を用いて、入力映像信号による映
像の表示輝度を制御している。第3の構成103は、シ
ーケンサ1,駆動回路2,表示パネル3およびフレーム
メモリ4から成り、表示輝度が制御された映像を表示し
ている。
【0025】次に、上述のように構成された本実施の形
態1に係るプラズマディスプレイ装置の表示動作につい
て図2を用いて詳細に述べる。図2は、本実施の形態1
に係るプラズマディスプレイ装置の表示動作タイミング
チャートである。図2の時間軸tの1目盛りは、垂直同
期信号パルスVが入力される間隔であり、いわゆる垂直
同期期間である。つまり1フィールド分の入力画素デー
タが送られる時間間隔を示している。データD1からD
5のそれぞれは、1フィールド分の入力画素データを示
しており、説明の便宜上、データD1,D2,D3,D
4,D5の入力が開始する時間を、それぞれt=t1,
t2,t3,t4,t5とする。図2は、データD1に
関する動作のみを示しており、データD1の信号強度に
基づいて乗算係数を求め、その乗算係数を使用した表示
動作を示すタイミングチャートである。そのため、デー
タD2などのデータD1以外の入力画素データの信号強
度から乗算係数を求める動作などについては、図2では
記載していないが、データD1に関する動作と同様な動
作を行う。ただし、入力画素データ及び表示パネル3の
動作については、説明の便宜上、時間軸tで示す時間内
のすべての動作について記載している。また、図2のお
ける時間軸tに平行な両端矢印は、各構成要素の動作期
間を示しており、その両端矢印の上には、その動作内容
を記載している。そして、異なる行にわたっての白丸か
ら白丸への矢印は、情報の受け渡しを示しており、矢印
の左横には受け渡し情報の内容を括弧書きで記載してい
る。 (t=t1〜t2の動作)入力画素データ(赤色信号
R,緑色信号G,青色信号B)は、積分器11と乗算器
12とに入力される。積分器11は、垂直同期信号パル
スVで初期化された後、次の垂直同期信号パルスVが入
力されるまで、データD1を積算する。つまり、入力画
素データの1フィールド分の時間的な積算値S1を求
め、信号強度を得ている。 (t=t2〜t3の動作)図3は、演算処理回路15に
おいて乗算係数を求めるフローチャートである。演算処
理回路15は、垂直同期信号パルスVが検出されると、
積分器11から積算値S1を読み込み、所定の演算処理
によって乗算係数α、ここではデータD1についての値
α1を算出する。 (t=t3〜t4の動作)演算処理回路15は、次の垂
直同期信号パルスVの入力と同時に、乗算器12に乗算
係数α1を設定する。乗算器12は、演算処理回路15
から送られてきた乗算係数α1と、そのときに乗算器1
2に入力されているデータD3のそれぞれの赤色信号
R,緑色信号G,青色信号Bとを掛け合わせ、データD
3’を得る。データD3’は、図1における補正赤色値
R’,補正緑色値G’,補正青色値B’を示している。
そして、乗算器12は、1画素ごとにデータD3’をフ
レームメモリ4に出力し、フレームメモリ4はデータD
3’を蓄積する。ここでは、1画素ごとにデータD3’
をフレームメモリ4に出力したが、数画素ごとにデータ
D3’をフレームメモリ4に出力してもよい。 (t=t4〜t5の動作)フレームメモリ4は、シーケ
ンサ1からの制御信号により、データD3’を駆動回路
2へ出力する。駆動回路2は、フレームメモリ4が出力
するデータD3’を所定の駆動電圧波形に変換して、シ
ーケンサ1が出力する制御タイミング信号をもとに、表
示パネル3を駆動する。
【0026】図4は乗算係数と表示にかかる消費電力と
の関係を示した図である。図4(a)は、入力画素デー
タの積算値と乗算係数との関係を示しており、積算値が
所定値Jまでは、乗算係数は1.0の固定値であって、
所定値Jを越えると、信号強度を示す積算値と乗算係数
との積が一定である双曲線関数となっている。図4
(b)は、入力画素データの積算値と表示にかかる消費
電力との関係を示しており、積算値がJ以下の範囲で
は、積算値に比例して表示にかかる消費電力は増加す
る。これに対して、積算値がJ以上の範囲では、表示に
かかる消費電力は略一定である(図4(b)では、表示
の都合上、直線で示している)。
【0027】一般に隣り合うフィールドの入力画素デー
タは相関関係にあるため、それぞれの入力画素データの
積算値にもあまり大きな変化はない。そのため、積算値
によらずに乗算係数が一定である範囲では、表示にかか
る消費電力は積算値にほぼ比例する。そして、双曲線関
数を示す領域では、乗算係数を掛け合わせた入力画素デ
ータの積算値が略一定となる。その結果、双曲線関数を
示す積算値の範囲では、表示にかかる消費電力が略一定
となっている。
【0028】図5は、上述のような表示動作を行う本実
施の形態1のプラズマディスプレイ装置において、信号
強度,乗算係数および表示輝度の関係を示すタイミング
チャートである。横軸の時間軸tの目盛りは、垂直同期
信号パルスVの入力タイミングを示しているため、時間
軸tの1目盛りは、垂直同期期間を示している。図5
(a)は、入力映像信号における平均信号強度の時間的
変化を示している。平均信号強度は、1フィールドごと
の平均値であるため、一つの垂直同期期間中は同一の値
をとる。図5(b)は、乗算器12で使用される乗算係
数の時間的変化を示している。乗算係数は、垂直同期信
号パルスVが入力されるごとに、演算処理回路15から
送られてくるため、一つの垂直同期期間中は同一の値を
とる。また、図5(c)は、表示パネル3における映像
の平均表示輝度の時間的変化を示している。
【0029】例えば、t=t1〜t2の入力映像信号
は、積分器11で、t=t1〜t2の間積算される。そ
して、t=t2で、その積算値は演算処理回路15によ
って読み込まれる。演算処理回路15は、読み込んだ積
算値をもとに乗算係数を算出し、t=t3で、乗算器1
2に算出した乗算係数を設定する。図の(a)におい
て、t=t1〜t2の平均信号強度は、t=t0〜t1
の平均信号強度と比べて増加している。平均信号強度が
増加するということは、その入力画素データの積算値も
増加することになる。ここではt1〜t2の平均信号強
度に対応する入力画素データの積算値がJを超えている
場合を示しており、図5(b)において、t=t3で乗
算係数が減少している。
【0030】乗算器12は、t=t3で受け取った乗算
係数と、現在の入力映像信号の1フィールド分、つまり
t=t3〜t4の入力映像信号とを掛け合わせる。そし
て、t=t4〜t5にかけて、乗算係数を掛け合わせた
入力映像信号をもとに、表示部3で映像を表示する。
【0031】上述のようにして、図5(a)で示される
信号強度を持つ映像信号は、図5(c)のような表示輝
度で、表示される。
【0032】このように、本実施の形態1に係るプラズ
マディスプレイ装置によれば、表示輝度の制御量である
乗算係数を、乗算係数を求めた入力映像信号に後続する
入力映像信号に掛け合わせるため、低輝度表示から高輝
度表示へ変化する際に、高輝度表示は時間的に遅れて輝
度が抑制される。そのため、急激な輝度変化を映像効果
として使用するビデオゲームなどの用途においては、輝
度変化を強調することができるため、映像の迫力を損な
うことなく映像を表示することができる。
【0033】さらに、長時間連続した高輝度表示は行わ
れない。その結果、観測者が感じる眩しさを抑えること
ができる。
【0034】さらに、乗算係数を掛け合わせた入力画素
データの積算値が略一定の上限値をもつため、表示にか
かる消費電力も略一定の上限値を有する。その結果、高
輝度に設定された映像信号が入力されても、その入力映
像信号による映像の表示にかかる発熱を抑えることがで
きるため、装置の劣化を低減することができる。
【0035】なお、図1に示した、本実施の形態1に係
るプラズマディスプレイ装置の構成は1例であって、本
発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1に
示す構成では乗算器12を設けたが、演算処理部15で
赤色信号R,緑色信号G,青色信号Bと乗算係数との掛
け合わせを行っても良い。そのときには、乗算器12を
無くすことができる。また、シーケンサ1の機能を演算
処理回路15が担うことも可能である。
【0036】実施の形態2.図6は、本実施の形態2に
係るプラズマディスプレイ装置の構成を示す図である。
実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置では、入
力映像信号の信号強度に乗算係数を掛け合わせることに
よって、表示輝度を制御していたが、本実施の形態2に
係るプラズマディスプレイ装置は、表示輝度を決定する
維持放電パルス数に乗算係数を掛け合わせることによっ
て、表示輝度を制御するものである。本実施の形態2に
係るプラズマディスプレイ装置は、上述の第1の従来技
術のプラズマディスプレイ装置と同様に、1フィールド
を、表示する階調数に応じたサブフィールドに分割し、
各サブフィールドにおける放電,非放電を制御すること
によって、階調表示を行う。
【0037】メモリ13は、放電回数を示す維持放電パ
ルス数が記憶されている。実施の形態1に係るプラズマ
ディスプレイ装置と同様に、積分器11は、赤色信号
R,緑色信号G,青色信号Bの積算を行い、演算処理回
路15は、積分器11より、赤色信号R,緑色信号G,
青色信号Bの積算値を読み込み、それに基づいて表示輝
度の制御量である乗算係数を求める。シーケンサ1は、
演算処理回路15から送られてきた乗算係数と、メモリ
13から読出した維持放電パルス数とを掛け合わせた結
果を、新しい維持放電パルス数とし、その新しい維持放
電パルス数をもとに、シーケンサ1は、駆動回路2に制
御タイミング信号Qを出力する。フレームメモリ4は、
赤色信号R,緑色信号G,青色信号Bを蓄積し、所定の
タイミングで、駆動回路2に出力する。駆動回路2は、
フレームメモリ4から受け取った赤色信号R,緑色信号
G,青色信号Bを所定の駆動電圧波形に変換し、これと
シーケンサ1からの制御タイミング信号Qをもとに、表
示パネル3を駆動し、表示パネル3は映像を表示する。
【0038】図6における第1の構成101,第2の構
成102および第3の構成103は、図1における各構
成と同様の機能を備えているため、同一の符号で記載し
ている。第2の構成102は、その構成要素がシーケン
サ1とメモリ13であって、図1に示された構成要素と
異なるが、入力映像信号に基づいて求められた制御量を
用いて、入力映像信号による映像の表示輝度を制御する
という点で共通している。なお、シーケンサ1は、第2
の構成102と第3の構成103との両方の機能を担っ
ているため、第2の構成102と第3の構成103との
両方に含まれている。
【0039】次に、上述のように構成された本実施の形
態2に係るプラズマディスプレイ装置の表示動作につい
て図7を用いて詳細に述べる。図7は、本実施の形態2
に係るプラズマディスプレイ装置の表示動作タイミング
チャートである。図7の時間軸tの1目盛りは、垂直同
期期間を示している。データD1,D2,D3,D4,
D5及び時刻t1,t2,t3,t4,t5については
図2と同様である。図7は、データD1に関する動作の
みを示しており、データD2などのデータD1以外の入
力画素データの信号強度から乗算係数を求める動作など
については、データD1に関する動作と同様な動作を行
う。ただし、入力画素データ及び表示パネル3の動作に
ついては、図2と同様、時間軸tで示す時間内のすべて
の動作について記載している。また、図7における両端
矢印及び白丸から白丸への矢印は、図2と同様に用いて
いる。 (t=t1〜t3の動作)上述の図2における動作と同
様であるため、説明を省略する。 (t=t3〜t4の動作)演算処理回路15は、次の垂
直同期信号パルスVの入力と同時に、シーケンサ1に乗
算係数α1を出力する。そして、乗算係数α1とメモリ
13から読み込んだ維持放電パルス数p1とを掛け合わ
せて、新しい維持放電パルス数p1’を得る。フレーム
メモリ4は、入力されるデータD3を蓄積する。 (t=t4〜t5の動作)シーケンサ1は、新しい維持
放電パルス数p1’をもとに、制御タイミング信号Qを
駆動回路2へ出力する。また、フレームメモリ4は、シ
ーケンサ1からの制御信号により、データD3を駆動回
路2へ出力する。駆動回路2は、フレームメモリ4が出
力するデータD3を所定の駆動電圧波形に変換して、シ
ーケンサ1が出力する制御タイミング信号をもとに、表
示パネル3を駆動する。そして、表示パネル3は、映像
を表示する。
【0040】上述のような表示動作を行う本実施の形態
2のプラズマディスプレイ装置においても、図5のタイ
ミングチャートで示された動作が行われる。
【0041】ただし、シーケンサ1は、t=t3で受け
取った乗算係数αと、メモリ13から読み込んだ維持放
電パルス数p1とを掛け合わせて、新しい維持放電パル
ス数p1’を得る。そして、新しい維持放電パルス数p
1’をもとに、制御タイミング信号Qを駆動回路に出力
する。
【0042】このように、本実施の形態2に係るプラズ
マディスプレイ装置によれば、上述の実施の形態1に係
るプラズマディスプレイ装置とは異なった方法で、同様
の効果を得ることができる。
【0043】さらに、乗算器12が必要でなくなるた
め、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置より
回路規模を小さくすることができる。
【0044】さらに、維持放電パルス数を制御している
ため、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置で
生じる可能性がある、信号強度との乗算による入力画素
データの精度劣化、いわゆる「ビット落ち」を防止する
ことができる。例えば入力画素データが8ビットである
場合、28=256通りの数値表現が可能である。しか
し、実施の形態1に係るプラズマディスプレイ装置にお
いて1以下の乗算係数、例えば1/8を掛け合わせたと
き、乗算結果は、256/8=32となり、乗算後の入
力画素データは32通りの数値表現しかできない。つま
り、実質的に5ビットで入力画素データを表現している
ことになるため、8ビットの入力に対して入力画素デー
タの分解能が3ビット分落ちることになり、入力画素デ
ータの精度劣化が起こる。これが上記の「ビット落ち」
であり、これが発生すれば、映像を表示する際の階調数
が減少し、画質が劣化する。本実施の形態2に係るプラ
ズマディスプレイ装置は、入力画素データに乗算係数を
掛け合わせるのではなく、維持放電パルス数を制御して
いるため、上記の「ビット落ち」は発生しない。そのた
め、階調数が減少することによる画質の劣化を防ぐこと
ができる。
【0045】なお、本実施の形態2に係るプラズマディ
スプレイ装置では、維持放電パルス数と乗算係数との掛
け合わせは、シーケンサ1で行っていたが、演算処理回
路15で行い、その結果をシーケンサ1に書き込んでも
良い。このとき、メモリ13を演算処理回路15に接続
し、演算処理回路15が直接、メモリ13に記憶されて
いる維持放電パルス数を読み出すほうが処理速度が速く
なる。
【0046】実施の形態3.図8は、本実施の形態3に
係るプラズマディスプレイ装置の構成を示す図である。
本実施の形態3に係るプラズマディスプレイ装置は、実
施の形態1における表示輝度制御方法である、入力画素
データそのものに乗算係数を掛け合わせて表示輝度を制
御する方法と、実施の形態2における表示輝度制御方法
である、維持放電パルス数に乗算係数を掛け合わせて表
示輝度を制御する方法とを組み合わせ、映像の表示輝度
を制御するものである。
【0047】本実施の形態3では、実施の形態1及び2
と同様に、積分器11は赤色信号R,緑色信号G,青色
信号Bの積算を行い、演算処理回路15は、積分器11
より赤色信号R,緑色信号G,青色信号Bの積算値を読
み込み、それに基づいて表示輝度の制御量である乗算係
数xを求める。仮に、演算処理回路15で求めた乗算係
数x(<1)が0.35とすると、乗算結果が0.35
となる値、例えばx1=0.7,x2=0.5とし、乗
算係数x1を乗算器に、乗算係数x2をシーケンサ1に
送る。乗算器12は、乗算係数x1と入力画素データと
掛け合わし、シーケンサ1は、乗算係数x2と維持放電
パルス数とを掛け合わす。そして、それぞれの結果をも
とに、乗算係数xに相当する表示輝度を実現する。な
お、図8に示す各構成要素における詳細な動作について
は、実施の形態1及び2に係るプラズマディスプレイ装
置と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0048】また、図8における第1の構成101,第
2の構成102および第3の構成103は、図1及び図
6における各構成と同様の機能を備えているため、同一
の符号で記載している。第2の構成102は、その構成
要素が乗算器12,シーケンサ1及びメモリ13であっ
て、図1及び図6に示された構成要素と異なるが、入力
映像信号に基づいて求められた制御量を用いて、入力映
像信号による映像の表示輝度を制御するという点で共通
している。なお、図6と同様に、シーケンサ1は、第2
の構成102と第3の構成103との両方の機能を担っ
ているため、第2の構成102と第3の構成103との
両方に含まれている。
【0049】このように、本実施の形態3に係るプラズ
マディスプレイ装置によれば、階調数の減少を抑えつ
つ、所望の色あいが表現できるため、画質の劣化を低減
することができる。例えば、乗算係数が0.35、サブ
フィールド数が8、そして各サブフィールドの放電維持
パルス数が、2,4,8,16,32,64,128,
256と設定されている場合を考える。乗算係数と維持
放電パルス数との乗算結果は、0.7,1.4,2.
8,5.6,11.2,22.4,44.8,89.6
となる。実際の維持放電パルス数は、0以上の整数でし
か設定できないため、各値を四捨五入によって整数にす
ると、1,1,3,6,11,22,45,90とな
る。このように、維持放電パルス数が多いほど、サブフ
ィールドにおける演算精度は良くなる。そして、表示輝
度の線形性は、各サブフィールドにおける維持放電パル
ス数の比を、1:2:4:8:16:32:64:12
8に設定することによって実現されるため、上述のよう
に、演算精度が各サブフィールドで異なると、乗算結果
の比を、1:2:4:8:16:32:128に保つこ
とが困難となり、表示輝度の線形性が歪むことになる。
その結果、所望の色あいを表現できず画質の劣化を生じ
る。
【0050】各サブフィールドでの演算精度を向上する
ためには、維持放電パルス数と掛け合わせる乗算係数を
大きくすることが望ましい。上述のように、実施の形態
1および実施の形態2に係るプラズマディスプレイ装置
における表示輝度制御方法を組み合わせると、演算処理
回路15で求めた乗算係数xを、画像データに掛け合わ
せる乗算係数x1と、維持放電パルス数に掛け合わせる
乗算係数x2とに分けるため、x2をxよりも大きい値
にできる。そのため、維持放電パルス数のみに乗算係数
xを掛け合わせる方法よりも、各サブフィールドでの演
算精度を向上することができる。その結果、表示輝度の
線形性の歪みの劣化を低減することができる。また、階
調数の減少についても同様に、x1をxよりも大きい値
にでき、画像データのみに乗算係数xを掛け合わせる方
法よりも、階調数の減少を抑えることができる。
【0051】なお、実施の形態1から3に係る発明は、
プラズマディスプレイ装置に限定されることはなく、例
えばCRTディスプレイ,ELディスプレイ,液晶ディ
スプレイなどの表示装置にも適用が可能である。
【0052】
【発明の効果】この発明のうち請求項1又は請求項2に
係る表示輝度制御方法若しくは請求項9又は請求項10
に係る表示装置によれば、先行した入力映像信号の信号
強度に基づいて求められた制御量を用いて、後続する入
力映像信号による映像の表示輝度を制御するため、表示
輝度は時間的に遅れて制御される。その結果、輝度変化
を強調することができるため、映像の迫力を損なうこと
なく映像を表示することができる。
【0053】また、この発明のうち請求項3に係る表示
輝度制御方法若しくは請求項11に係る表示装置によれ
ば、映像の表示輝度を決定するパルス数を制御している
ため、請求項2に係る発明とは異なった方法で、輝度変
化を強調することができる。その結果、映像の迫力を損
なうことなく映像を表示することができる。
【0054】さらに、表示輝度を決定するパルス数を制
御しているため、入力映像信号の信号強度を制御する際
に生じる、階調数の減少による画質の劣化を防ぐことが
できる。
【0055】また、この発明のうち請求項4に係る表示
輝度制御方法若しくは請求項12に係る表示装置によれ
ば、入力映像信号の信号強度と、表示輝度を決定するパ
ルス数とを制御するため、階調数の減少を抑えつつ、所
望の色あいが表現できるため、画質の劣化を低減するこ
とができる。
【0056】また、この発明のうち請求項5に係る表示
輝度制御方法若しくは請求項13に係る表示装置によれ
ば、入力映像信号の信号強度が所定値以上の場合、入力
映像信号の信号強度が大きいほど、映像の表示輝度を大
きな割合で低減させるため、長時間連続した高輝度表示
は行われない。そのため、観測者が感じる眩しさを抑え
ることができる。
【0057】また、この発明のうち請求項6に係る表示
輝度制御方法によれば、請求項1乃至請求項5のいずれ
か一つにかかる発明の効果を生じる。
【0058】また、この発明のうち請求項7に係る表示
輝度制御方法によれば、請求項1乃至請求項6のいずれ
か一つにかかる発明の効果を生じる。
【0059】また、この発明のうち請求項8に係る表示
輝度制御方法若しくは請求項16に係る表示装置によれ
ば、映像の表示にかかる消費電力は略一定であるため、
高輝度に設定された映像信号が入力されても、その映像
信号による映像の表示にかかる発熱を抑えることができ
る。その結果、装置の劣化を低減することができる。
【0060】また、この発明のうち請求項14に係る表
示装置によれば、請求項9乃至請求項13のいずれか一
つにかかる発明の効果を生じる。
【0061】また、この発明のうち請求項15に係る表
示装置によれば、請求項9乃至請求項14のいずれか一
つにかかる発明の効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態1に係るプラズマディスプレイ
装置の構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態1に係るプラズマディスプレイ
装置の表示動作タイミングチャートである。
【図3】 本実施の形態1に係るプラズマディスプレイ
装置の演算処理回路15において、乗算係数を求めるフ
ローチャートである。
【図4】 本実施の形態1に係るプラズマディスプレイ
装置の乗算係数と表示にかかる消費電力との関係を示し
た図である。
【図5】 本実施の形態1に係るプラズマディスプレイ
装置の信号強度,乗算係数および表示輝度の関係を示す
タイミングチャートである。
【図6】 本実施の形態2に係るプラズマディスプレイ
装置の構成を示す図である。
【図7】 本実施の形態2に係るプラズマディスプレイ
装置の表示動作タイミングチャートである。
【図8】 本実施の形態3に係るプラズマディスプレイ
装置の構成を示す図である。
【図9】 第1の従来の技術のプラズマディスプレイ装
置における階調表示方式を示す図である。
【図10】 第1の従来の技術のプラズマディスプレイ
装置における入力映像信号の信号強度と表示輝度との関
係を示す図である。
【図11】 第2の従来技術のプラズマディスプレイ装
置における入力映像信号の信号強度と表示輝度との関係
を示す図である。
【符号の説明】 1 シーケンサ、2 駆動回路、3 表示パネル、4
フレームメモリ、11積分器、12,12r,12g,
12b 乗算器、13 メモリ、15 演算処理回路、
101 第1の構成、102 第2の構成、103 第
3の構成。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 101 H04N 9/12 B 9/12 G09G 3/28 K

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)入力映像信号の信号強度に基づい
    て制御量を求める工程と、 (b)先行した前記入力映像信号に基づいて求められた
    前記制御量を用いて、後続する前記入力映像信号による
    映像の表示輝度を制御する工程とを備える、表示輝度制
    御方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(b)では、前記後続する前記
    入力映像信号の信号強度を前記制御量によって制御す
    る、請求項1に記載の表示輝度制御方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(b)では、前記映像の表示輝
    度を決定するパルス数を前記制御量によって制御する、
    請求項1に記載の表示輝度制御方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(b)では、前記後続する前記
    入力映像信号の信号強度をも前記制御量によって制御す
    る、請求項3に記載の表示輝度制御方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(b)では、前記先行した前記
    入力映像信号の信号強度が所定値以上の場合、前記先行
    した前記入力映像信号の信号強度が大きいほど、前記映
    像の表示輝度を大きな割合で低減させる、請求項1乃至
    請求項4のいずれか一つに記載の表示輝度制御方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(b)では、前記入力映像信号
    の垂直同期期間を単位として前記表示輝度を制御する、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の表示輝度
    制御方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(a)では、前記入力映像信号
    の垂直同期期間を単位として前記制御量を求める、請求
    項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の表示輝度制御
    方法。
  8. 【請求項8】 (c)前記工程(b)によって、表示輝
    度が制御された前記映像を表示する工程をさらに備え、 前記映像の表示にかかる消費電力は、前記先行した前記
    入力映像信号の信号強度が所定値以上のとき、略一定で
    ある、請求項6又は請求項7のいずれか一つに記載の表
    示輝度制御方法。
  9. 【請求項9】 入力映像信号の信号強度に基づいて制御
    量を求める第1の構成と、 先行した前記入力映像信号に基づいて求められた前記制
    御量を用いて、後続する前記入力映像信号による映像の
    表示輝度を制御する第2の構成とを備える表示装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の構成は、前記後続する前記
    入力映像信号の信号強度を前記制御量によって制御す
    る、請求項9に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の構成は、前記映像の表示輝
    度を決定するパルス数を前記制御量によって制御する、
    請求項9に記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の構成は、前記後続する前記
    入力映像信号の信号強度をも前記制御量によって制御す
    る、請求項11に記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の構成は、前記先行した前記
    入力映像信号の信号強度が所定値以上の場合、前記先行
    した前記入力映像信号の信号強度が大きいほど、前記映
    像の表示輝度を大きな割合で低減させる、請求項9乃至
    請求項12のいずれか一つに記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の構成は、前記入力映像信号
    の垂直同期期間を単位として前記表示輝度を制御する、
    請求項9乃至請求項13のいずれか一つに記載の表示装
    置。
  15. 【請求項15】 前記第1の構成は、前記入力映像信号
    の垂直同期期間を単位として前記制御量を求める、請求
    項9乃至請求項14のいずれか一つに記載の表示装置。
  16. 【請求項16】 表示輝度が制御された前記映像を表示
    する第3の構成をさらに備え、 前記映像の表示にかかる消費電力は、前記先行した前記
    入力映像信号の信号強度が所定値以上のとき、略一定で
    ある、請求項14又は請求項15のいずれか一つに記載
    の表示装置。
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