JP2002215052A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JP2002215052A
JP2002215052A JP2001014682A JP2001014682A JP2002215052A JP 2002215052 A JP2002215052 A JP 2002215052A JP 2001014682 A JP2001014682 A JP 2001014682A JP 2001014682 A JP2001014682 A JP 2001014682A JP 2002215052 A JP2002215052 A JP 2002215052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
display device
electrode
drive circuit
electrodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001014682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4786037B2 (ja
Inventor
Koji Fusayasu
浩嗣 房安
Miyoko Okuya
美代子 奥谷
Hiroto Inoue
裕人 井ノ上
Yasumasa Sato
安正 佐藤
Masaaki Ogoshi
正昭 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001014682A priority Critical patent/JP4786037B2/ja
Publication of JP2002215052A publication Critical patent/JP2002215052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4786037B2 publication Critical patent/JP4786037B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁妨害波の発生をあらかじめ抑制し、電磁
シールドを不要にでき、廉価に製造することができ、高
画質を実現できる表示装置を提供する。 【解決手段】 表示装置は、表示面側から背面側にかけ
て、平面状の表示面と、前記表示面に平行な平面内で2
次元マトリクスを構成している複数の画素に電界を印加
する複数の電極14a、14b、14cと、前記電極に
近接して配置されている前記電極のグランド面である平
面状の電極グランド16と、前記電極グランドと近接し
て配置されている平面状のフレームグランド11とを積
層してなるマトリクス駆動型の平面ディスプレイパネル
10と、前記フレームグランドの背面に配置されている
前記複数の電極を駆動して前記画素を発光させるドライ
バ駆動回路13a、13bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス駆動型
の平面ディスプレイパネルを有するテレビ、モニター等
の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の陰極線管からなる表示装置の代わ
りに、マトリクス状の画素が形成され、この画素を直接
電気的に駆動するマトリクス駆動型の平面ディスプレイ
パネルを有する表示装置が近年普及してきている。この
マトリクス駆動型の平面ディスプレイパネルでは、縦横
に延びる複数の電極ラインの交点に設けられたセルによ
って構成される画素をマトリックスとして有している。
この種の表示装置は、マトリクス状の各セルを直接駆動
して画像表示させているためマトリクス駆動型と呼ばれ
る。また、陰極線管を用いたディスプレイと異なり、電
子銃等を要しないので容易に薄型の平面ディスプレイを
構成することができる。
【0003】次に、このマトリクス駆動型の平面ディス
プレイパネルを有する表示装置の中で、プラズマディス
プレイパネル(以下、PDP)表示装置について説明す
る。この表示装置のPDPパネル10では、シャーシを
フレームグランド(FG)としてのみならず、駆動回路
帰還グランド及び電極グランドとしても機能させてい
る。以下、従来のPDP表示装置について図7〜図9を
参照しながら説明する。このPDP表示装置は、平面デ
ィスプレイパネルとしてのPDPパネル50と、ドライ
バ駆動回路53a、53bと、このPDPパネルの電極
54とドライバ駆動回路を接続するケーブルとを備えて
いる。具体的には、PDPパネル50には、図8の斜視
図に示すように、表示面側から背面側にかけて、前面ガ
ラス基板60と誘電体層61との間に維持電極54a、
走査電極54bが設けられている。また、誘電体層61
の下には放電ガスが封入された放電空間が画成され、こ
の放電空間を挟んで書き込み電極54cが設けられてい
る。各書き込み電極54cは、プラズマ放電が隣の電極
に影響を及ぼさないように隔壁62で分離されている。
また、各書き込み電極54cの上には、赤63a、青6
3b、緑63cの蛍光体が塗り分けられている。ドライ
バ駆動回路53a、53bにより選択されたセルがプラ
ズマ放電し、赤63a、青63b、緑63cのそれぞれ
の蛍光体を発光させることで、カラー画像を形成する。
さらに、書き込み電極54cの下に背面ガラス基板6
4、そしてこのPDPパネル50を保持するシャーシ5
1が設けられている。またさらに、このシャーシ51の
背面側には、図7の(a)の斜視図と(b)のF−F’
線断面図に示すように、ドライバ駆動回路53a、53
bが配置されている。このドライバ駆動回路53aは側
方からケーブル55を介して維持電極54a、走査電極
54bと接続されており、ドライバ駆動回路53bは、
上下方向からケーブル55を介して書き込み電極54c
と接続されている。また、これらのドライバ駆動回路5
3a、53bはシャーシ51にそれぞれB、B’、C、
C’の各点で接地されている。
【0004】この従来のPDP表示装置50において、
フレームグランド(FG)、駆動回路帰還グランド及び
電極グランド等のそれぞれのグランドとして機能してい
る部材について説明する。まず、このPDP表示装置に
おけるPDPパネル50では、最も大きな導電体として
大面積の導電性金属板のアルミニウム板からなる平板状
のシャーシ51が設けられており、電気回路的にはこの
シャーシ51がPDP表示装置全体の基準となるグラン
ド面であるフレームグランド(FG)として機能する。
また、このシャーシ51は電極54a、54b、54c
に対してPDPパネル50の背面ガラス基板64を介し
て配設されているため、電極54a、54b、54cの
グランド面である電極グランドとしても機能している。
さらに、駆動回路帰還グランドとして機能している部材
について検討する。まず、ドライバ駆動回路53a、5
3bは、シャーシ51の背面側に配置されており、ドラ
イバ駆動回路53a、53bから発生した信号は、フレ
キシブルケーブル55によって電極54a、54b、5
4cに伝えられる。一方、走査電極54a、維持電極5
4bのドライバ駆動回路53aのシグナルグランド(S
G)はB、B’点でシャーシ51に接地されている。ま
た、書き込み電極54cのドライバ駆動回路53bのシ
グナルグランド(SG)はC、C’点でフレームグラン
ド(FG)であるシャーシ51に接地されている。この
ため、フレームグランドであると共に電極グランドであ
るシャーシ51は、ドライバ駆動回路53a、53bの
帰還電流が流れるグランド面である駆動回路帰還グラン
ドとしても機能している。
【0005】しかし、上記のPDP表示装置におけるP
DPパネル50では、維持電極54a、走査電極54b
に100Vp−pから200Vp−pのパルス電圧の信
号が印加され、書き込み電極54cには30Vp−pか
ら100Vp−pのパルス電圧の信号が印加されてい
る。そのため、VCCI(情報処理装置等電波障害自主
規制協議会)の基準に基づく電波の不要輻射の項目につ
いて検討すると、上記信号の基本波と、これらの高調波
等による電磁妨害波を空中に放射するため、不要輻射ノ
イズレベルが大きく、他の電子機器に電磁的な悪影響を
及ぼすという問題があった。
【0006】上記で発生する電磁妨害波による外部機器
への影響を抑制する解決策として、図9に示すように、
アルミからなる導電性金属筐体70と前面ガラス71の
表面に形成した銀蒸着による導電性膜又は導電性金属メ
ッシュとで電磁シールドを構成し、発生した電磁妨害波
を遮断する電磁シールド構造が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のPDP表示装置における電磁シールド構造では、
前面ガラス71の表面に形成した銀蒸着による導電性膜
又は導電性金属メッシュはPDPパネル50の表示面側
に形成されている。このため、放電により各セルから発
光される可視光線が遮断され輝度が低下するという課題
があった。また、透明の導電膜では電気抵抗が大きいた
めに、発生する電磁妨害波を十分に遮断することができ
なかった。
【0008】そこで、本発明の目的は、電磁妨害波の発
生をあらかじめ抑えることができ、発生する電磁妨害波
を遮断する電磁シールドを要しない平面ディスプレイパ
ネルを備えた表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表示装置
は、表示面側から背面側にかけて、平面状の表示面と、
前記表示面に平行な平面内で2次元マトリクスを構成し
ている複数の画素に電界を印加する複数の電極と、前記
電極に近接して配置されている前記電極のグランド面で
ある平面状の電極グランドと、前記電極グランドと近接
して配置されている平面状のフレームグランドとを積層
してなるマトリクス駆動型の平面ディスプレイパネル
と、前記フレームグランドの背面に配置されている前記
複数の電極を駆動して前記画素を発光させるドライバ駆
動回路とを備えることを特徴とする。
【0010】ここで、電極グランドとしては、銅テープ
を用いることができる。また、これに限られることな
く、例えば、アルミなどの他の導電性材料、導電性を有
すると共に熱伝導性を有するシート、導電性金属板、導
電性金属シート、ガラス基板と一体成型された導電体、
ガラス基板に蒸着法、スパッタリング法により直接成膜
された薄膜等を用いてもよい。また、エッチング法等に
より露出させた面を電極グランドとして用いてもよい。
【0011】さらに、フレームグランドとは、この表示
装置全体の基準となるグランド面であって、最も大きな
導電体である。この表示装置では、例えば、平面ディス
プレイパネルのガラス基板を支持する平面状のシャーシ
がフレームグランドとして機能する。このシャーシとし
ては、アルミニウム等の板状体を用いることができる。
この場合に、電極グランドは、フレームグランドである
シャーシと絶縁体、例えば接着剤等を介して配置され
る。これによって電極グランドをフレームグランドとは
別のグランド面として設けることができる。
【0012】また、本発明に係る表示装置は、前記表示
装置であって、前記ドライバ駆動回路の帰還電流が流れ
るグランド面である駆動回路帰還グランドは、前記表示
装置全体に対するグランド面である前記フレームグラン
ドと同一のグランド面を有することを特徴とする。
【0013】この場合、ドライバ駆動回路の帰還電流に
よるグランド面である駆動回路帰還グランドはフレーム
グランドと同一である。これによって、電極グランドは
ドライバ駆動回路の帰還電流によるグランド面の電圧変
動等の影響を受けなくなり、電極と電極グランドで形成
される電気回路から空中に放射される駆動信号の基本波
と、これらの高調波等による電磁妨害波の発生を抑制で
きる。これにより、あらかじめ電磁妨害波の発生を抑制
しているので、電磁妨害波を遮断するための導電性金属
筐体と導電性前面ガラス等の電磁シールドを不要とする
ことができる。また、平面ディスプレイパネルを有する
表示装置を廉価に製造することができると共に、電磁シ
ールドとして導電性前面ガラスを設けた場合の輝度低下
を避けることができ、格段に高画質を実現できる。
【0014】さらに、本発明に係る表示装置は、前記表
示装置であって、前記ドライバ駆動回路の帰還電流が流
れるグランド面である前記駆動回路帰還グランドは、前
記表示装置全体に対するグランド面である前記フレーム
グランドと絶縁体を介して配置されてなることを特徴と
する。
【0015】ここで、駆動回路帰還グランドとしては銅
板を用いることができる。また、これに限られず、例え
ばアルミなどの他の導電性材料を用いてもよい。
【0016】このように、駆動回路帰還グランドをフレ
ームグランドと絶縁体を介して配置することで、駆動回
路帰還グランドをフレームグランドとは別のグランド面
として設けることができる。これによってフレームグラ
ンドはドライバ駆動回路の帰還電流によるグランド面の
電圧変動等の影響を受けなくなり、安定したグランドと
なるため電磁妨害波の発生を抑制できる。
【0017】またさらに、本発明に係る表示装置は、前
記表示装置であって、前記電極グランドは、前記フレー
ムグランドと絶縁体を介して配置されてなることを特徴
とする
【0018】また、本発明に係る表示装置は、前記表示
装置であって、前記電極グランドは、前記フレームグラ
ンドに少なくとも1点で電気的に接続されていることを
特徴とする。
【0019】このように、電極グランドをフレームグラ
ンドに少なくとも1点で電気的に接続することで、電極
グランドは安定したグランドとなるため、ドライバ駆動
回路の帰還電流によるグランド面の電圧変動等の影響を
受けなくなり、電極、電極グランド等で形成される電気
回路から空中に放射される駆動信号による電磁妨害波の
発生が抑制できる。
【0020】さらに、本発明に係る表示装置は、前記表
示装置であって、前記電極と前記ドライバ駆動回路と
は、ケーブルで電気的に接続されていると共に、前記ケ
ーブルのグランド面であるケーブルグランドが設けられ
ており、前記ケーブルグランドは、前記駆動回路帰還グ
ランドと絶縁体を介して配置されてなることを特徴とす
る。
【0021】ここで、ケーブルグランドとして、銅テー
プを用いることができる。また、これに限られずアルミ
などの他の導電性材料、グランド層を有する多層基板、
ケーブルに蒸着法、スパッタリング法等により直接成膜
された薄膜等を用いてもよい。また、エッチング法によ
り露出させた面をケーブルグランドとして用いてもよ
い。なお、このケーブルとしては、フレキシブルケーブ
ルを用いることができる。
【0022】このように、電極とドライバ駆動回路とを
電気的に接続するケーブルのグランド面であるケーブル
グランドを、駆動回路帰還グランドと絶縁体を介して配
置することで、ケーブルグランドはドライバ駆動回路の
帰還電流によるグランド面の電圧変動等の影響を受けな
くなる。これによって、ケーブルとケーブルグランドで
形成される電気回路から空中に放射される駆動信号によ
る電磁妨害波の発生が抑制できる。
【0023】またさらに、本発明に係る表示装置は、前
記表示装置であって、前記ケーブルと前記ケーブルグラ
ンドとは多層基板で形成されていることを特徴とする。
【0024】ここで、多層基板としては、ケーブルとケ
ーブルグランドとを絶縁体を介して保持している基板を
用いることができる。なお、ケーブル、絶縁体及びケー
ブルグランドの3層構造を有していればよく、平面積層
体に限られず、ケーブルを軸として周囲を絶縁体で覆
い、外面にケーブルグランドを設けてもよい。
【0025】また、本発明に係る表示装置は、前記表示
装置であって、前記電極グランドと前記ケーブルグラン
ドは、電気的に接続されていることを特徴とする。
【0026】このように、電極グランドとケーブルグラ
ンドを電気的に接続することで、グランド面を大きくで
き、安定したグランドとなるため、ドライバ駆動回路の
帰還電流によるグランド面の電圧変動等の影響を受けな
くなり、電極、ケーブル、電極グランド及びケーブルグ
ランドで形成される電気回路から空中に放射される駆動
信号による電磁妨害波の発生が抑制できる。
【0027】さらに、本発明に係る表示装置は、前記表
示装置であって、前記駆動回路帰還グランドは、前記駆
動回路帰還グランドとは電気的な接触を有しない導電性
部材からなる駆動回路帰還シールドで覆われてなること
を特徴とする。
【0028】このように、駆動回路帰還グランドを導電
性部材からなる駆動回路帰還シールドで覆うことで、駆
動回路帰還グランドから発生する電磁妨害波の外部への
漏出を抑制できる。なお、この駆動回路帰還シールド
は、駆動回路帰還グランドとは電気的な接触を有しな
い。
【0029】またさらに、本発明に係る表示装置は、前
記表示装置であって、前記駆動回路帰還シールドは、前
記フレームグランドに、少なくとも1点で電気的に接続
されていることを特徴とする。
【0030】このように、駆動回路帰還シールドをフレ
ームグランドに接地することで、駆動回路帰還シールド
は電気的に安定し、駆動回路帰還グランドからの電磁妨
害波の発生を抑制できる。
【0031】また、本発明に係る表示装置は、前記表示
装置であって、前記電極グランドは、導電性テープから
なることを特徴とする。
【0032】このように、電極グランドを導電性テープ
で構成することで、平面ディスプレイパネルのガラス基
板に容易に貼り付けることが可能となり、簡易な取り付
けを実現すると共に、安定した電極のグランド面を確保
できる。これによって、ドライバ駆動回路の帰還電流に
よるグランド面の電圧変動等の影響を受けなくなり、電
極、電極グランド等で形成される電気回路から空中に放
射される駆動信号の基本波とその高調波等による電磁妨
害波の発生を抑制できる。
【0033】さらに、本発明に係る表示装置は、前記表
示装置であって、前記電極グランドは、前記平面ディス
プレイパネル表面に形成された導電性膜又は導電性金属
メッシュで構成されてなることを特徴とする。
【0034】このように、電極グランドを平面ディスプ
レイパネル表面に形成された導電性膜または導電性金属
メッシュで構成することで、電極グランドを作成する作
業性が向上すると共に、安定した電極のグランド面を確
保できる。これによって、ドライバ駆動回路の帰還電流
によるグランド面の電圧変動等の影響を受けなくなり、
電極と電極グランド等で形成される電気回路から空中に
放射される駆動信号の基本波とその高調波等による電磁
妨害波の発生が抑制できる。
【0035】またさらに、本発明に係る表示装置は、前
記表示装置であって、前記電極グランドは、前記平面デ
ィスプレイパネル表面に、気相成膜法により成膜されて
なることを特徴とする。
【0036】また、本発明に係る表示装置は、前記表示
装置であって、前記気相成膜法は、蒸着法またはスパッ
タリング法のうちの一つであることを特徴とする。
【0037】このように電極グランドを平面ディスプレ
イパネル表面に、蒸着法やスパッタリング法等の気相成
膜法により成膜して構成することによって作業性を改善
し、容易に電極グランドを形成することができる。
【0038】さらに、本発明に係る表示装置は、前記表
示装置であって、前記電極グランドは導電性の熱伝導シ
ートからなることを特徴とする。
【0039】このように、電極グランドを導電性の熱伝
導シートで構成することで、平面ディスプレイパネルの
発熱に対して熱伝導効果による冷却を実現すると共に安
定した電極のグランド面が確保できる。これによって、
ドライバ駆動回路の帰還電流によるグランド面の電圧変
動等の影響を受けなくなり、電極、電極グランド等で形
成される電気回路から空中に放射される駆動信号の基本
波とその高調波等による電磁妨害波の発生が抑制でき
る。
【0040】またさらに、本発明に係る表示装置は、前
記表示装置であって、前記電極グランドは、導電性金属
板または導電性金属シートからなることを特徴とする。
【0041】また、本発明に係る表示装置は、前記表示
装置であって、前記ドライバ駆動回路で前記複数の電極
を駆動して、前記マトリクスを構成している前記画素を
放電発光させて画面表示させることを特徴とする。
【0042】このように縦横に延在する複数の電極の交
点である画素がマトリクスを構成しており、各画素を放
電発光させて画面表示させているので、容易に薄型の平
面ディスプレイを構成することができる。この表示装置
としては、例えば、PDP表示装置である。
【0043】さらに、本発明に係る表示装置は、前記表
示装置であって、前記平面ディスプレイパネルは、背面
側から表示面側にかけて、前記表示装置全体のグランド
面である平面状のフレームグランドと、前記フレームグ
ランドと平面状の絶縁体を介して配置されている平面状
の電極グランドと、前記平面状の電極グランドと平面状
の絶縁体基板を介して配置されている複数の第1電極
と、前記複数の第1電極と、放電ガスが封入された放電
空間を挟んで対向している複数の第2電極と、表示面で
ある平面状の表示パネルとを順に積層して構成され、前
記画素は、前記第1電極と前記第2電極の交点に対応し
て構成されることを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る表示装
置について、以下に添付図面を用いて説明する。各図で
は、実施の形態としての表示装置において電磁妨害波の
不要輻射に深く関連する構造物のみを示している。実施
の形態に係る表示装置は、複数の電極を有するマトリク
ス駆動型の平面ディスプレイパネルと、電極を駆動する
ドライバ駆動回路とを備えている。また、この表示装置
は、電極のグランド面として電極グランドが電極と絶縁
体を介して近接して設けられている。この電極グランド
は、ドライバ駆動回路の帰還電流が流れるグランド面で
ある駆動回路帰還グランドと絶縁他を介して配置されて
いる。このように電極グランドが駆動回路帰還グランド
と絶縁体を介して配置されているので、ドライバ駆動回
路の帰還電流によるグランド面の電圧変動等の影響を受
けなくなって安定したグランドとなり、電極と電極グラ
ンドで形成される電気回路から空中に放射される駆動信
号の基本波とその高調波による電磁妨害波の発生を抑制
できる。
【0045】(実施の形態1)本発明の第1実施の形態
に係る表示装置では、電極のグランド面として電極グラ
ンドが電極と絶縁体を介して近接して配置されている。
この電極グランドは、ドライバ駆動回路の帰還電流が流
れるグランド面である駆動回路帰還グランドと絶縁体を
介して配置されている。これによって、電極グランド
は、ドライバ駆動回路の帰還電流によるグランド面の電
圧変動等の影響を受けなくなって安定したグランドとな
り、電極と電極グランドで形成される電気回路から空中
に放射される駆動信号の基本波とその高調波による電磁
妨害波の発生を抑制できる。そのため平面ディスプレイ
パネルから発生する電磁妨害波を遮断するための導電性
金属筐体と導電性前面ガラス等の電磁シールドを要しな
い。そこで、従来のPDP表示装置に比べて、平面ディ
スプレイパネルを有する表示装置を廉価に製造すること
ができ、電磁シールドとして導電性前面ガラスを用いた
場合の輝度低下を抑制でき、格段に高画質を実現でき
る。
【0046】この表示装置では、図1の(a)の斜視図
と、(b)に示す(a)のA−A’線断面図と、図2の
拡大斜視図に示すように、絶縁体である背面ガラス基板
24とシャーシ11との間に設けられた銅テープ16を
電極14の電極グランドとして機能させている。この電
極グランドは、ドライバ駆動回路13a、13bの帰還
電流が流れるグランド面である駆動回路帰還グランドと
絶縁体である接着剤25を介して配置されている。な
お、この表示装置としては、例えば、PDPパネル10
を有するカラーテレビである。具体的には、この表示装
置は、平面ディスプレイパネルとしてのPDPパネル1
0と、ドライバ駆動回路13a、13bと、このPDP
パネル10の電極14と、ドライバ駆動回路13a、1
3bを接続するケーブル15a、15bとを備えてい
る。
【0047】さらに具体的には、このPDPパネル10
は、図2の拡大斜視図に示すように、背面側から表示面
側にかけて、その構成を説明する。まず、背面側には、
PDPパネル10全体を支持する平面状のシャーシ11
が設けられている。このシャーシ10は、表示装置全体
の基準となるグランド面としてのフレームグランドとし
て機能する。次に、このシャーシ11上に絶縁体である
接着剤25を介して平面状の銅テープ16が貼り付けら
れている。またこの銅テープ16は、PDPパネルの側
面でシャーシ11の側面に接地されている。さらにこの
銅テープ16の上に背面ガラス基板24を介して書き込
み電極14cが配置されている。各書き込み電極14c
は、プラズマ放電が隣の電極に影響を及ぼさないように
隔壁22で分離されており、各書き込み電極14cの上
には、赤23a、青23b、緑23cの蛍光体が塗り分
けられている。この書き込み電極14cに対して、放電
ガスが封入された放電空間と平面状の誘電体層を挟んで
対向する維持電極14a及び走査電極14bが設けられ
ている。また、この維持電極14aと走査電極14b上
に表示面となる前面ガラス基板が配置されている。
【0048】さらに、このシャーシの背面側には、図1
の(a)の斜視図と(b)のA−A’線断面図に示すよ
うに、ドライバ駆動回路13a、13bが配置されてい
る。このドライバ駆動回路13aはPDPパネル10の
側方からケーブル15aを介して維持電極14a、走査
電極14bと接続されており、ドライバ駆動回路13b
は、上下方向からケーブル15bを介して書き込み電極
14cと接続されている。また、これらのドライバ駆動
回路13a、13bはシャーシ11にそれぞれB、
B’、C、C’の各点で接地されている。このドライバ
駆動回路13a、13bから発生した信号は、ケーブル
15a、15bによってPDPパネル10の各電極14
a、14b、14cに伝えられる。
【0049】次に、このPDPパネルの画面表示につい
て説明する。まず、ドライバ駆動回路13a、13bに
より選択されたセル(画素)の放電空間に封入されてい
る放電ガスをプラズマ放電させ、書き込み電極上の赤2
3a、青23b、緑23cのそれぞれの蛍光体を発光さ
せることで、カラー画像を形成している。
【0050】さらに、この表示装置において、電極グラ
ンド、フレームグランド及び駆動回路帰還グランドのそ
れぞれのグランドとして機能している部材について説明
する。まず、このPDPパネル10のシャーシ11上に
接着剤25を介して設けられた銅テープ16は、絶縁体
である背面ガラス基板24を挟んで電極14と対向して
おり、高周波電流に対しては電極14のグランド面であ
る電極グランドとして機能している。次に、この表示装
置では、最も大面積の導電体として導電性金属板のアル
ミニウム板からなるシャーシ11が設けられており、電
気回路的にはこのシャーシ11がフレームグランド(F
G)として機能する。さらに、駆動回路帰還グランドと
して機能している部材について検討する。まず、ドライ
バ駆動回路13a、13bは、シャーシ11の背面側に
配置されており、ドライバ駆動回路13a、13bから
発生した信号は、フレキシブルケーブル15によって電
極14a、14b、14cに伝えられる。一方、走査電
極14a、維持電極14bのドライバ駆動回路13aの
シグナルグランド(SG)はB、B’点でシャーシ11
に接地されている。また、書き込み電極14cのドライ
バ駆動回路13bのシグナルグランド(SG)はC、
C’点でフレームグランド(FG)であるシャーシ11
に接地されている。このため、シャーシ11は、フレー
ムグランドであるとともに、ドライバ駆動回路13a、
13bの帰還電流が流れるグランド面である駆動回路帰
還グランドとしても機能している。なお、シャーシ11
としては、アルミニウム板に限られず、例えば銅板等の
別の導電体を用いてもよい。
【0051】なお、電極グランドとしては、銅テープ1
6に限られず、その他の導電性材料からなる薄膜や導電
性シートを用いてもよい。また、銅テープ16とシャー
シ11との間には接着剤に限られず、その他の絶縁体を
介在させてもよい。例えば、熱伝導性のシートを介して
銅テープ16等からなる電極グランドを配設してもよ
い。
【0052】(実施の形態2)本発明の第2実施の形態
に係る表示装置では、電極とドライバ駆動回路とを接続
しているケーブルのグランド面であるケーブルグランド
が設けられている。また、このケーブルグランドは、駆
動回路帰還グランドと絶縁体を介して配置されており、
電極グランドと電気的に接続されている。さらに、フレ
ームグランドに電気的に接続した電極グランドは、フレ
ームグランドと絶縁体を介して配置されている。これに
よって、電極グランドと、ケーブルグランドとは、それ
ぞれドライバ駆動回路の帰還電流によるグランド面の電
圧変動等の影響を受けなくなって安定したグランドとな
り、電極と電極グランド、それにケーブルとケーブルグ
ランドでそれぞれ形成される電気回路から空中に放射さ
れる駆動信号の基本波とその高調波による電磁妨害波の
発生を抑制できる。そこで、あらかじめ電磁妨害波の発
生を抑制でき、平面ディスプレイパネルから発生する電
磁妨害波を遮断する導電性金属筐体と導電性前面ガラス
等の電磁シールドを不要とすることができる。また、従
来のPDP表示装置に比べて、平面ディスプレイパネル
を備えた表示装置を廉価に製造することができ、電磁シ
ールドとして導電性前面ガラスを用いた場合の輝度低下
を抑制でき、格段に高画質を実現できる。
【0053】この表示装置では、図3の(b)のD−
D’線断面図に示すように、電極14とドライバ駆動回
路13a、13bとを接続しているケーブル15a、1
5bに設けられた銅テープ16は、ケーブル15のグラ
ンド面であるケーブルグランドとして機能している。こ
のケーブルグランドは、ドライバ駆動回路13a、13
bの帰還電流が流れるグランド面である駆動回路帰還グ
ランドと絶縁体を介して配置されている。なお、この表
示装置としては、例えば、PDPパネル10を有するカ
ラーテレビである。
【0054】具体的には、この表示装置は、実施の形態
1に係る表示装置と比較すると、図3の(b)のD−
D’線断面図に示すように、ケーブル15には、例えば
銅テープ17が配設されており、ケーブル15のグラン
ド面であるケーブルグランドとして機能している点で相
違する。また、このケーブルグランドである銅テープ1
7は、電極グランドである銅テープ16に接続されてい
る。なお、このケーブルグランドである銅テープ17
は、絶縁体を介してケーブル15に取り付けられてい
る。
【0055】次に、この表示装置と図7に示した従来の
PDP表示装置との放射ノイズ測定結果の比較を図4に
示す。この図4の(a)は水平方向成分のノイズレベル
を示すグラフであり、(b)は垂直方向のノイズレベル
を示すグラフである。また、図4中、線aはこの表示装
置の測定値による線であり、線bは図7に示す従来のP
DP表示装置の測定値による線である。この図4の
(a)、(b)から、この表示装置では、水平方向及び
垂直方向のいずれにおいてもおよそ100MHz付近で
のノイズレベルが従来のPDP装置に比べて改善されて
いることがわかる。
【0056】なお、この放射ノイズの測定方法は、以下
の通りである。まず、PDP表示装置を電波暗室のなか
の回転テーブルに設置し、PDP表示装置を載せたまま
回転テーブルを360°回転させて3m離れた地点での
電界強度を各周波数ごとに測定する。このとき、各周波
数ごとに360°回転させて電界強度が最大となる値を
それぞれ観測し、各周波数についてプロットして図4の
放射ノイズ測定結果を得る。なお、各周波数ごとに電界
強度が最大となる方向が異なる場合には、各周波数ごと
に電界強度が最大となる方向における電界強度を測定値
として用いる。
【0057】(実施の形態3)本発明の第3実施の形態
に係る表示装置は、ドライバ駆動回路をフレームグラン
ドであるシャーシに接地することなく銅板に接地してい
る。この銅板は、駆動回路の帰還電流が流れる駆動回路
帰還グランドとして機能し、フレームグランドとしての
シャーシとは別のグランド面を構成している。これによ
って、フレームグランドはドライバ駆動回路の帰還電流
によるグランド面の電圧変動等の影響を受けなくなって
安定したグランドとなり、電極と電極グランド等で形成
される電気回路から空中に放射される駆動信号とその高
調波による電磁妨害波の発生が抑制できる。これによっ
て、発生する電磁妨害波を遮断するための導電性金属筐
体や導電性前面ガラス等の電磁シールドを不要とするこ
とができる。そこで従来の方法に比べて、平面ディスプ
レイパネルを有する表示装置を廉価に製造することがで
き、導電性前面ガラスによる輝度低下が抑制でき、格段
に高画質を実現できる。
【0058】この表示装置では、図5の(a)の斜視図
と、(b)のE−E’線断面図に示すように、実施の形
態2に係る表示装置と比較すると、ドライバ駆動回路1
3a、13bをシャーシ11に接地することなく、銅板
18に接地している点で相違する。具体的には、ドライ
バ駆動回路13aのシグナルグランドと電気的に接続す
る銅板18aと、ドライバ駆動回路13bを電気的に接
続する銅板18bとを設けている。この銅板18aはド
ライバ駆動回路13aの帰還電流が流れるグランド面で
ある駆動回路帰還グランドとして機能し、銅板18bは
ドライバ駆動回路13bの帰還電流が流れるグランド面
である駆動回路帰還グランドとして機能している。
【0059】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
係る表示装置では、駆動回路帰還グランドは導電性部材
からなる駆動回路帰還シールドで覆われている。これに
よって、ドライバ駆動回路と駆動回路帰還グランドで形
成される電気回路から空中に放射される駆動信号とその
高調波による電磁妨害波をシールドできる。
【0060】この表示装置では、図6に示すように、実
施の形態3に係る表示装置と比較すると、駆動回路帰還
グランドである銅板18を覆う銅板19が設けられてい
る。この銅板19は、図6に示すように、F点とF’点
とでシャーシ11に電気的に接続されており、駆動回路
帰還グランドから放射される電磁妨害波をシールドする
駆動回路帰還シールドとして機能する。
【0061】以上、本発明の実施の形態に関する説明に
おいて、表示装置としては、PDP表示装置について述
べたが、本発明はこれに限られるものではなく、液晶等
の複数の電極を有するマトリクス駆動型の平面ディスプ
レイパネルを備えた表示装置等にも適用できる。この場
合にも、同様の効果を奏する。
【0062】なお、上記の実施の形態では、表示装置と
して42型のPDPカラーテレビを例として述べたが、
その他のサイズの表示装置にも適用できる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る表示装
置によれば、表示面側から背面側にかけて、電極と、こ
の電極に近接して平面状の電極グランドが配置されてい
る。また、この電極グランドに近接して平面状のフレー
ムグランドが配置されている。一方、ドライバ駆動回路
の帰還電流が流れる駆動回路帰還グランドは、フレーム
グランドと同一のグランド面で構成される場合がある。
これによって、電極グランドは駆動回路帰還グランドと
別のグランド面として設けることができる。そのため、
電極グランドは、ドライバ駆動回路の帰還電流によるグ
ランド面の電圧変動等の影響を受けなくなって安定した
グランドとなり、電極と電極グランドで形成される電気
回路から空中に放射される駆動信号による電磁妨害波の
発生を抑制できる。そこで、平面ディスプレイパネルか
ら発生する電磁妨害波を遮断するための導電性金属筐体
と導電性前面ガラスによる電磁シールドを不要とするこ
とができる。そのため、従来の方法に比べて、平面ディ
スプレイパネルを有する表示装置を廉価に製造すること
ができ、電磁シールドとして導電性前面ガラスを用いた
場合の輝度低下を避けることができ、格段に高画質を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、実施の形態1に係る表示装置にお
けるPDPパネルの構成を示す斜視図であり、(b)
は、(a)のA−A’線断面図である。
【図2】 実施の形態1に係る表示装置におけるPDP
パネルの電極構造を示す拡大斜視図である。
【図3】 (a)は、実施の形態2に係る表示装置とし
てのPDPパネルの構成を示す斜視図であり、(b)
は、(a)のD−D’線断面図である。
【図4】 (a)は実施の形態2に係る表示装置aと従
来の表示装置bの水平方向成分のノイズレベルを示すグ
ラフであり、(b)は垂直方向のノイズレベルを示すグ
ラフである。
【図5】 (a)は、実施の形態3に係る表示装置にお
けるPDPパネルの構成を示す斜視図であり、(b)
は、(a)のE−E’線断面図である。
【図6】 実施の形態4に係る表示装置におけるPDP
パネルの駆動回路帰還グランドと駆動回路帰還シールド
の斜視図である。
【図7】 (a)は、従来の表示装置におけるPDPパ
ネルの構成を示す斜視図であり、(b)は、(a)のF
−F’線断面図である。
【図8】 従来の表示装置におけるPDPパネルの電極
構造を説明するための拡大斜視図である。
【図9】 従来の表示装置におけるPDPパネルの電磁
シールド構造を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
10 PDPパネル 11 シャー
シ 12 スタンド 13a ドライバ駆動回路(走査、維持電極用) 13b ドライバ駆動回路(書き込み電極用) 14 電極 14a 維持
電極 14b 走査電極 14c 書き
込み電極 15a、15b フレキシブルケーブル 16 銅テー
プ(電極グランド) 17 銅テープ(ケーブルグランド) 18 銅板
(駆動回路帰還グランド) 19 駆動回路帰還シールド 20 前面ガ
ラス基板 21 誘電体層 22 隔壁 23a 赤色蛍光体 23b 青色
蛍光体 23c 緑色蛍光体 24 背面ガ
ラス基板 25 絶縁体 50 PDP
表示パネル 51 シャーシ 52 スタン
ド 53a ドライバ駆動回路(走査、維持電極用) 53b ドライバ駆動回路(書き込み電極用) 54 電極 54a 維持
電極 54b 走査電極 54c 書き
込み電極 55a、55b フレキシブルケーブル 60 前面ガ
ラス基板 61 誘電体層 62 隔壁 63a 赤色蛍光体 63b 青色
蛍光体 63c 緑色蛍光体 64 背面ガ
ラス基板 70 導電性金属筐体 71 導電性
前面ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井ノ上 裕人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐藤 安正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大越 正昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 GK05 MA08 5G435 AA16 AA17 BB06 CC09 GG33

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面側から背面側にかけて、平面状の
    表示面と、前記表示面に平行な平面内で2次元マトリク
    スを構成している複数の画素に電界を印加する複数の電
    極と、前記電極に近接して配置されている前記電極のグ
    ランド面である平面状の電極グランドと、前記電極グラ
    ンドと近接して配置されている平面状のフレームグラン
    ドとを積層してなるマトリクス駆動型の平面ディスプレ
    イパネルと、 前記フレームグランドの背面に配置されている前記複数
    の電極を駆動して前記画素を発光させるドライバ駆動回
    路とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記ドライバ駆動回路の帰還電流が流れ
    るグランド面である駆動回路帰還グランドは、前記表示
    装置全体に対するグランド面である前記フレームグラン
    ドと同一のグランド面を有することを特徴とする請求項
    1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ドライバ駆動回路の帰還電流が流れ
    るグランド面である前記駆動回路帰還グランドは、前記
    表示装置全体に対するグランド面である前記フレームグ
    ランドと絶縁体を介して配置されてなることを特徴とす
    る請求項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記電極グランドは、前記フレームグラ
    ンドと絶縁体を介して配置されてなることを特徴とする
    請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記電極グランドは、前記フレームグラ
    ンドに少なくとも1点で電気的に接続されていることを
    特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記電極と前記ドライバ駆動回路とは、
    ケーブルで電気的に接続されていると共に、前記ケーブ
    ルのグランド面であるケーブルグランドが設けられてお
    り、 前記ケーブルグランドは、前記駆動回路帰還グランドと
    絶縁体を介して配置されてなることを特徴とする請求項
    1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記ケーブルと前記ケーブルグランドと
    は、多層基板で形成されていることを特徴とする請求項
    6に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記電極グランドと前記ケーブルグラン
    ドは、電気的に接続されていることを特徴とする請求項
    6又は7に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動回路帰還グランドは、前記駆動
    回路帰還グランドとは電気的な接触を有しない導電性部
    材からなる駆動回路帰還シールドで覆われてなることを
    特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記駆動回路帰還シールドは、前記フ
    レームグランドに少なくとも1点で電気的に接続されて
    いることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記電極グランドは、前記平面ディス
    プレイパネル表面に形成された導電性膜又は導電性金属
    メッシュで構成されてなることを特徴とする請求項1か
    ら10のいずれか一項に記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 前記電極グランドは、前記平面ディス
    プレイパネル表面に気相成膜法により成膜されてなるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 前記気相成膜法は、蒸着法又はスパッ
    タリング法のうちの一つであることを特徴とする請求項
    12に記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 前記電極グランドは、導電性テープか
    らなることを特徴とする請求項1から10のいずれか一
    項に記載の表示装置。
  15. 【請求項15】 前記電極グランドは、導電性の熱伝導
    シートからなることを特徴とする請求項1から10のい
    ずれかに記載の表示装置。
  16. 【請求項16】 前記電極グランドは、導電性金属板ま
    たは導電性金属シートからなることを特徴とする請求項
    1から10のいずれかに記載の表示装置。
  17. 【請求項17】 前記ドライバ駆動回路で前記複数の電
    極を駆動して、前記マトリクスを構成している前記画素
    を放電発光させて画面表示させることを特徴とする請求
    項1から16のいずれか一項に記載の表示装置。
  18. 【請求項18】 前記平面ディスプレイパネルは、背面
    側から表示面側にかけて、 前記表示装置全体のグランド面である平面状のフレーム
    グランドと、 前記フレームグランドと平面状の絶縁体を介して配置さ
    れている平面状の電極グランドと、 前記平面状の電極グランドと平面状の絶縁体基板を介し
    て配置されている複数の第1電極と、 前記複数の第1電極と、放電ガスが封入された放電空間
    を挟んで対向している複数の第2電極と、 平面状の表示面とを順に積層して構成され、 前記画素は、前記第1電極と前記第2電極の交点に対応
    して構成されることを特徴とする請求項1から16のい
    ずれか一項に記載の表示装置。
JP2001014682A 2001-01-23 2001-01-23 表示装置 Expired - Fee Related JP4786037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001014682A JP4786037B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001014682A JP4786037B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011096180A Division JP5197793B2 (ja) 2011-04-22 2011-04-22 表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002215052A true JP2002215052A (ja) 2002-07-31
JP4786037B2 JP4786037B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=18881338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001014682A Expired - Fee Related JP4786037B2 (ja) 2001-01-23 2001-01-23 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4786037B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100728205B1 (ko) * 2004-11-01 2007-06-13 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 장치
WO2012176421A1 (ja) * 2011-06-22 2012-12-27 パナソニック株式会社 プラズマディスプレイ装置
WO2014196173A1 (ja) * 2013-06-07 2014-12-11 株式会社デンソー 表示装置
WO2014208439A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 日本精機株式会社 回路基板の接続構造

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03114873U (ja) * 1990-03-09 1991-11-26
JPH06214510A (ja) * 1993-01-18 1994-08-05 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
JPH10282896A (ja) * 1997-04-07 1998-10-23 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
JPH11242442A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2000010492A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Fujitsu General Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2001013883A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Fujitsu Ltd ドライバic実装モジュール及びそれを使用した平板型表示装置
JP2001265242A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Fujitsu General Ltd プラズマディスプレイパネルユニット

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03114873U (ja) * 1990-03-09 1991-11-26
JPH06214510A (ja) * 1993-01-18 1994-08-05 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
JPH10282896A (ja) * 1997-04-07 1998-10-23 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
JPH11242442A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Fujitsu Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2000010492A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Fujitsu General Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2001013883A (ja) * 1999-06-30 2001-01-19 Fujitsu Ltd ドライバic実装モジュール及びそれを使用した平板型表示装置
JP2001265242A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Fujitsu General Ltd プラズマディスプレイパネルユニット

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100728205B1 (ko) * 2004-11-01 2007-06-13 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 장치
WO2012176421A1 (ja) * 2011-06-22 2012-12-27 パナソニック株式会社 プラズマディスプレイ装置
WO2014196173A1 (ja) * 2013-06-07 2014-12-11 株式会社デンソー 表示装置
JP2014239148A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 株式会社デンソー 表示装置
US9961810B2 (en) 2013-06-07 2018-05-01 Denso Corporation Display device
WO2014208439A1 (ja) * 2013-06-25 2014-12-31 日本精機株式会社 回路基板の接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4786037B2 (ja) 2011-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6359390B1 (en) Display device
KR20050050450A (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
JP2009229787A (ja) プラズマディスプレイ装置
US20080298003A1 (en) Plasma display apparatus
US7659667B2 (en) Plasma display device with chassis base formed of plastic and conductive material
US20060091773A1 (en) Plasma display device
JP2007212882A (ja) プラズマディスプレイ装置
JP5197793B2 (ja) 表示装置
US20090251390A1 (en) Plasma display device
US7235923B2 (en) Plasma display apparatus
JP4786037B2 (ja) 表示装置
JP3953362B2 (ja) ケーブルを備えた電気機器
JP3733325B2 (ja) 支持装置及びそれを用いた表示装置
JP2004069888A (ja) プラズマディスプレイ装置
US7928643B2 (en) Plasma display apparatus incorporating combined heatproof and vibration damping sheet attached to driving circuit substrate
US8391023B2 (en) Display apparatus, base chassis, and manufacturing method thereof
KR20020046823A (ko) 플라즈마 표시 패널 조립체
KR20060084538A (ko) 멀티스크린용 플라즈마 디스플레이 패널
US20060049769A1 (en) Plasma display apparatus
KR100837164B1 (ko) 영상 표시 장치
KR100670265B1 (ko) 보조발광수단을 구비한 플라즈마 디스플레이 모듈 및 이를구비한 플라즈마 디스플레이 장치
EP2312607B1 (en) Plasma display apparatus to reduce EMI emission
KR100684725B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널을 구비한 모듈
JP2009223003A (ja) プラズマディスプレイ装置
WO2012120907A1 (ja) プラズマディスプレイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080123

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees