JP2002214094A - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JP2002214094A
JP2002214094A JP2001004380A JP2001004380A JP2002214094A JP 2002214094 A JP2002214094 A JP 2002214094A JP 2001004380 A JP2001004380 A JP 2001004380A JP 2001004380 A JP2001004380 A JP 2001004380A JP 2002214094 A JP2002214094 A JP 2002214094A
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置あわせを正確に行わなくとも、円滑な開
閉操作が行えるようにする。 【解決手段】 試験機は、支持体10と、一対の上,下
クランプアーム12,14と、ガイドロッド15と、各
クランプアーム12,14に設けられた挟持具16,1
8と、カムロッド20とを備えている。挟持具16,1
8は、一対のスペーサ16a,18aと、試験片Aを挟
持する一対の挟持部16b,18bと、挟持力補助用の
バネ16c,18cと、弾発力調整部16d,18dと
を有している。カムロッド20は、上,下クランプアー
ム12,14の挟持具16,18の各挟持部16b,1
8b間の間隔を開放させて、試験片Aの着脱を可能にす
る長径と、上,下クランプアーム12,14の挟持具1
6,18の各挟持部16b,18b間の間隔を閉塞させ
て、試験片Aの着脱を不能にする短径とを備えた楕円断
面(異径断面)になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、材料試験機に関
し、特に、金属やプラスチックスなどの薄い材料の伸び
量を計測する材料試験機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】材料の伸び量を計測する試験機として、
例えば、実用新案登録第3019347号には、支柱と
平行になるように立設支持されたガイド支柱と、このガ
イド支柱の長手軸に沿って、一端側が上下移動自在に支
持され、かつ、相互に対向するように配設されたバネ板
状の一対の上,下クランプアームと、この上,下クラン
プアームの他端側にそれぞれ設けられ、試験片を挟持す
る挟持具と、上,下クランプアームの開閉手段とを備え
た材料試験機が提案されている。
【0003】この実用新案登録ににかかる材料試験機で
は、一対の上,下クランプアームの挟持具に試験片を上
下方向に間隔を隔てて挟持させた状態で、クランプアー
ムをガイドロッドに沿って移動させることで、試験片の
伸び量を計測する。
【0004】このような構成の材料試験機では、試験片
を挟持具に挟持させる際には、開閉手段により上,下ク
ランプアーム開放させることになるが、この開閉手段
は、上記実用新案の場合には、軸方向に直交するように
突出する錐状突起が設けられた回転突起軸を、各クラン
プアームの中心を貫通するように設置し、回転突起軸を
回転させて、錐状突起をクランプアームの側面に貫通形
成されている長孔に係合させた時に、クランプアーム間
の間隔を拡げて開放させて、挟持具に試験片を着脱可能
にする。
【0005】一方、このような開放位置から、回転突起
軸を逆に回転させて元に戻すと、錐状突起がクランプア
ームの側面から離間して、クランプアーム間の間隔を狭
めて、挟持具に試験片が着脱不能に挟持される。
【0006】しかしながら、このような構成の材料試験
機においては、特に、クランプアームの開閉手段に以下
に説明する技術的な課題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述した材
料試験機では、回転突起軸に設けられた錐状突起と、ク
ランプアームに設けられた長孔との間の係合関係を、回
転突起軸の回転により変更することで、挟持具に試験片
を着脱可能、ないしは、挟持するようにしている。
【0008】ところが、このような構成では、錐状突起
と長孔との係合関係がズレると、開放,閉塞操作ができ
なくなるので、これらの間の位置あわせを正確にするた
めに、高精度の加工が必要になるという問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、位
置あわせを正確に行わなくとも、開閉操作が円滑に行え
る材料試験機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上下方向に所定の間隔を設けて対向配置
されたベースと棚状部とを有する支持体と、前記ベース
および棚状部との間に両端が支持され、前記ベース上に
垂設されたガイドロッドと、前記ガイドロッドの長手軸
に沿って、一端側が上下移動自在に支持され、かつ、相
互に対向するように配設された一対の上,下クランプア
ームと、前記上,下クランプアームの他端側にそれぞれ
配置され、試験片を挟持する挟持具と、前記上,下クラ
ンプアームの開閉手段とを有し、前記挟持具に前記試験
片を挟持させた状態で、前記クランプアームを前記ガイ
ドロッドに沿って移動させることで、前記試験片の伸び
量を計測する材料試験機において、前記開閉手段は、前
記ベースと棚状部とに両端が回転自在に支持され、前記
上,下クランプアームの中心を貫通するようにして、前
記ガイドロッドとほぼ平行に配置されたカムロッドを備
え、少なくとも前記カムロッドの前記上,下クランプア
ームの上下移動領域に対応する部分の断面形状を、前記
挟持具を開放させて、前記試験片の着脱を可能にする長
径と、前記挟持具を閉塞させて、前記試験片の着脱を不
能にする短径とを備えた異径断面とした。
【0011】このように構成した材料試験機によれば、
開閉手段は、ベースと棚状部とに両端が回転自在に支持
され、上,下クランプアームの中心を貫通するようにし
て、ガイドロッドとほぼ平行に配置されたカムロッドを
備え、カムロッドの上,下クランプアームの上下移動領
域に対応する部分の断面形状を、挟持具を開放させて、
試験片の着脱を可能にする長径と、挟持具を閉塞させ
て、試験片の着脱を不能にする短径とを備えた異径断面
としているので、カムロッドと上,下クランプアームの
相互位置関係の精度は、高精度にする必要がない。
【0012】前記開閉手段は、前記カムロッドを回転駆
動する駆動モータと、前記カムロッドの端部に配置さ
れ、前記挟持具の開放および閉塞位置を検出する近接セ
ンサとを備え、前記カムロッドの回転に伴って、前記挟
持具の各試験片挟持部を自動開閉することができる。
【0013】この構成によれば、試験片の連続計測が可
能になる。
【0014】前記挟持具は、前記試験片を挟持する挟持
部を相互に近接する方向に付勢する挟持力補助用のバネ
を有し、前記バネの両端側にその弾発力調整部を設ける
ことができる。
【0015】この構成によれば、挟持部で試験片を挟持
する際に、その挟持状態を見ながら、挟持力補助用のバ
ネの弾発力調整を容易に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図8は、本発明にかかる材料試験機の一実施例を示し
ている。同図に示した材料試験機は、図1にその全体構
成を示すように、支持体10と、一対の上,下クランプ
アーム12,14と、ガイドロッド15と、各クランプ
アーム12,14に設けられた挟持具16,18と、カ
ムロッド(開閉手段)20とを備えている。
【0017】支持体10は、ベース10aと、棚状部1
0bと、支柱部10cとを備えている。ベース10aと
棚状部10bとは、上下方向に対向するように配置さ
れ、その一端側に柱部10cが固設されていて、ベース
10aが支持面に設置される。
【0018】棚状部10bは、棚板100bとカバー1
01bとを備えていて、その内部に試験片Aの伸び量を
検出するための一対のエンコーダ22と、クランプアー
ム12,14の重力をキャンセルするためのバランス部
24とが設置されている。
【0019】また、棚状部10b内には、カムロッド
(開閉手段)20の自動開閉機構26も設置されてい
る。ガイドロッド15は、両端がベース10aと棚状部
10bとに支持され、支柱部10cの前面側にあって、
これと平行になるように垂設されている。
【0020】一対のクランプアーム12,14は、それ
ぞれが実質的に同一構成のものであって、図2にその上
面図を示すように、取付ベース12a,14aと、2枚
の板バネ12b,14bと、中空円筒状軸受けスリーブ
12c,14cと、間隔調整部12d,14dとを有し
ている。
【0021】取付ベース12a,14aは、段部を有す
る略L字形に形成され、段部の中央にスリーブ12c,
14cが固設されている。各スリーブ12c,14c
は、ガイドロッド15にそれぞれ挿通され、これにより
一対のクランプアーム12,14の一端側が、上下移動
自在に支持されている。
【0022】取付ベース12a,14aの側面には、2
枚の板バネ12b,14bの一端が固設されていて、こ
れらの板バネ12b,14bは、相互の平坦な面が対面
するようになっている。
【0023】間隔調整部12d,14dは、各板バネ1
2b,14bの長手軸方向の略中央部内面に配置され、
一対のスペーサブロック120d,140dをネジ12
1d,141dで、各板バネ12b,14bの側面に螺
着したものであって、ネジ121d,141dのねじ込
み量を調整することにより、対向するスペーサブロック
120d,140d間の間隔が調節される。
【0024】一方、挟持具16,18は、上,下クラン
プアーム12,14の支持部の反対側にそれぞれ配置さ
れ、本実施例の場合には、各クランプアーム12,14
に実質的に同一構成のものがそれぞれ配置されている。
【0025】挟持具16,18は、一対のスペーサ16
a,18aと、試験片Aを挟持する一対の挟持部16
b,18bと、挟持力補助用のバネ16c,18cと、
弾発力調整部16d,18dとを有している。
【0026】一対のスペーサ16a,18aは、本体1
60a,180aと、取付ネジ161a,181aとを
備え、上,下クランプアーム12,14の各板バネ12
b,14bの自由端(先端)側にあって、本体160
a,180aが相互に対向するように、取付ネジ161
a,181aで固設されている。
【0027】一対の本体160a,180aには、同一
軸上に位置する貫通孔162a,182aが設けられて
いる。試験片Aを挟持する一対の挟持部16b,18b
は、各クランプアーム12,14の板バネ12b,14
bに対して、実質的に同一構成のものがそれぞれ配置さ
れている。
【0028】本実施例場合には、挟持部16b,18b
は、試験片Aの側面に当接する一対の挟持片160b,
180bと、各挟持片160b,180bをスペーサ1
6a,18aの先端側に首振り自在に取付ける係止ピン
161b,181bとを備えている。
【0029】挟持力補助用のバネ16cは、その両端側
の一部を、スペーサ本体160a,180aに設けられ
た貫通孔162a,182aに挿入するようにして、弾
発力調整部16d,18dを介して取付られている。
【0030】本実施例の弾発力調整部16d,18d
は、バネ16cの端部を係止する、中央に細幅部が設け
られた蝶形のプレート160d,180dと、プレート
160d,180dの両端を本体160a,180aに
固定する調整ネジ161d,181dとを有し、各調整
ネジ161d,181dのねじ込み量を調節することに
より、バネ16cの弾発力が制御され、その結果、挟持
部16b,18bで挟持している試験片Aの挟持力が調
整される。
【0031】この場合、弾発力調整部16d,18d
は、挟持部16b,18bの近傍に位置しているので、
挟持部16b,18bで試験片Aを挟持する際に、その
挟持状態を見ながら、バネ16cの弾発力調整を容易に
行うことができる。
【0032】なお、図3および図4に符号17で示した
部材は、試験片Aが破断した際などに、クランプアーム
12,14が急激に移動して、衝突した場合に機能する
衝撃力吸収用の緩衝バネである。
【0033】バランス部24は、上下移動自在にガイド
ロッド15に支持された上,下クランプアーム12,1
4に作用する重力を消去するものであって、図2に示す
ように、棚状部10bに回転自在に支持された滑車24
aと、バランス分銅24bとワイヤ24cとを備えてい
る。
【0034】ワイヤ24cの一端は、上,下クランプア
ーム12,14の取付ベース12a,14aに係止さ
れ、滑車24aに捲回された他端側にバランス分銅24
bが係止されている。
【0035】バランス分銅24bは、上,下クランプア
ーム12,14の重量に対応した重さを備えており、ワ
イヤ24cの両端にバランス分銅24bと上,下クラン
プアーム12,14とを吊下する構成により、上,下ク
ランプアーム12,14が重力の影響を受けずに、非常
に小さい力で円滑に上下移動するようになっている。
【0036】伸び量検出用のエンコーダ22は、滑車2
4aと同軸上に取付けられていて、上,下クランプアー
ム12,14の上下移動に伴って試験片Aの伸び量を検
出する。
【0037】開閉手段は、支持体10のベース10aと
棚状部10bとにベアリング19を介して、両端が回転
自在に支持され、上,下クランプアーム12,14の中
心軸上、すなわち、対向配置された一対の板バネ12
b,14bの中心を貫通するようにして、ガイドロッド
15とほぼ平行に配置されたカムロッド20を有してい
る。
【0038】カムロッド20は、上,下クランプアーム
12,14の挟持具16,18の各挟持部16b,18
b間の間隔を拡げて、試験片Aの着脱を可能にする長径
R1と、上,下クランプアーム12,14の挟持具1
6,18の各挟持部16b,18b間の間隔を狭めて、
試験片Aの着脱を不能にして挟持する短径R2とを備え
た楕円断面(異径断面)になっている。
【0039】なお、このカムロッド20の異径断面領域
は、その全長に亘って異径にしても良いが、上,下クラ
ンプアーム12,14の上下移動領域に対応する部分だ
けを異径断面としても良い。
【0040】また、本実施例の場合には、カムロッド2
0に自動開閉機構26が付設されている。この自動開閉
機構26の詳細を図5〜図7に示している。
【0041】これらの図に示した自動開閉機構26は、
カムロッド20を回転駆動する駆動モータ26aと、カ
ムロッド20aの上端側に設けられ、挟持具16,18
の開放および閉塞位置を検出する近接センサ26bとを
備え、カムロッド20aの回転に伴って、挟持具16,
18の各挟持部16b,18bを自動開閉する。
【0042】駆動モータ26aは、図5に示すように、
ベアリング19を介装して、回転自在に支持されたカム
ロッド20に駆動軸が連結されていて、カムロッド20
を回転駆動するようになっている。
【0043】近接センサ26bは、カムロッド20の端
部に連結されたセンサ板260bと、このセンサ板26
0bに当接離間する近接スイッチ261bとを有してい
る。センサ板260bには、カムロッド20の長径R1
側が、板バネ12b,14bの長手方向と直交するよう
にして当接するときの、挟持部16b,18bの開放状
態(図7(A)に示す)、および、カムロッド20の短
径R2側が、板バネ12b,14bの長手方向と直交す
るようになるときの、挟持部16b,18bの閉塞状態
(図7(B)に示す)にそれぞれ対応するように、所定
角度間隔の溝部262bが設けられている。
【0044】本実施例の場合には、この溝部262bに
近接スイッチ261bが当接している間は、このスイッ
チ261bがOFFとなり、溝部262b以外の部分に
近接スイッチ261bが当接している間は、このスイッ
チ261bがONになる。
【0045】駆動モータ26aは、図6に示すように、
商用電源で駆動されるものであって、駆動源とモータ2
6aとの間に近接スイッチ261bが介装され、近接ス
イッチ261bには,これと並列状態で押しボタン型の
始動スイッチ26cが設けられている。
【0046】以上のように構成された引張り試験機によ
り試験片Aの伸び量を計測する際には、図8に示すよう
な形状で、厚みの薄い試験片Aの上下を挟持部16b,
18bに挟持させる。
【0047】この挟持に際しては、開放している挟持部
16b,18b間に、試験片Aの両端を位置決めし、始
動スイッチ26cをONにする。始動スイッチ26cの
ONにより、駆動モータ26aが作動して、これに伴っ
て、カムロッド20が回転して、カムロツド20の短径
R2が板バネ12b,14bに対して直交するようにな
ると、試験片Aの上下が挟持部16b,18bに挟持さ
れる。
【0048】この挟持状態は、カムロッド20がさらに
回転して、近接スイッチ261bが次のセンサ板261
bの凹溝262bに嵌合するしてOFFになるまで継続
されるので、その間に、試験機本体側のクロスヘッドを
スタートさせて試験を開始する。
【0049】試験を開始すると、上,下クランプアーム
12,14は、試験片Aを引張る方向に移動する。この
場合、上クランプアーム12は、引張り速度とほぼ同じ
速度で上方移動し、下クランプアーム14は、これより
もかなり遅い速度で同じ方向に移動する。
【0050】そして、さらに試験を継続すると、試験片
Aが破断して、クロスヘッドの移動が停止する。そのと
きの上,下クランプアーム12,14の移動量をエンコ
ーダー22で読み取り、この読み取った値から試験片A
の伸び量を求める。このような試験が終了して、近接ス
イッチ261bがOFFになると、カムロツド20の長
径R1が、板バネ12b,14bに対して直交するよう
になり、挟持部16b,18bが開放されて、計測が終
了した試験片Aの取出しが可能になるとともに、次の試
験の準備が完了する。
【0051】さて、以上のように構成した材料試験機に
よれば、開閉手段は、ベース10aと棚状部10bとに
両端が回転自在に支持され、上,下クランプアーム1
2,14の中心を貫通するようにして、ガイドロッド1
5とほぼ平行に配置されたカムロッド20を備え、カム
ロッド20の断面形状を、上,下クランプアーム12,
14の挟持具16,18を開放させて、試験片ちAの着
脱を可能にする長径と、挟持具16,18を閉塞させ
て、試験片Aの着脱を不能にする短径とを備えた異径断
面ととしているので、カムロッド20と上,下クランプ
アーム12,14の相互位置関係の精度は、高精度にす
る必要がない。
【0052】なお、上記実施例では、開閉手段としての
カムロッド20は、異径断面形状が楕円形のものを例示
したが、本発明の実施は、これに限定されることはな
く、例えば、長円断面や2つの円形断面を連ねたメガネ
状断面であってもよい。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる材料試験機によれば、位置あわせを正確に行わな
くとも、開閉操作が円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる材料試験機の一実施例を示す全
体斜視図である。
【図2】図1のクランプアームの上面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の正面図である。
【図5】図1に示した自動開閉機構の拡大図である。
【図6】図5に示した自動開閉機構の駆動モータの電気
回路図である。
【図7】図5に示した自動開閉機構の作動説明図であ
る。
【図8】図1に示した試験機で試験片を挟持した状態の
説明図である。
【符号の説明】
10 支持体 10a ベース 10b 棚状部 12 上クランプアーム 12b 板バネ 14 下クランプアーム 14b 板バネ 16 挟持具 16a スペーサ 16b 挟持部 18 挟持具 18a スペーサ 18b 挟持部 20 カムロッド(開閉手段) 22 エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G061 AA01 AB01 BA07 CA01 CA10 CB01 CC02 CC11 DA16 EA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に所定の間隔を設けて対向配置
    されたベースと棚状部とを有する支持体と、 前記ベースおよび棚状部との間に両端が支持され、前記
    ベース上に垂設されたガイドロッドと、 前記ガイドロッドの長手軸に沿って、一端側が上下移動
    自在に支持され、かつ、相互に対向するように配設され
    た一対の上,下クランプアームと、 前記上,下クランプアームの他端側にそれぞれ配置さ
    れ、試験片を挟持する挟持具と、 前記上,下クランプアームの開閉手段とを有し、 前記挟持具に前記試験片を挟持させた状態で、前記クラ
    ンプアームを前記ガイドロッドに沿って移動させること
    で、前記試験片の伸び量を計測する材料試験機におい
    て、 前記開閉手段は、前記ベースと棚状部とに両端が回転自
    在に支持され、前記上,下クランプアームの中心を貫通
    するようにして、前記ガイドロッドとほぼ平行に配置さ
    れたカムロッドを備え、 少なくとも前記カムロッドの前記上,下クランプアーム
    の上下移動領域に対応する部分の断面形状を、前記挟持
    具を開放させて、前記試験片の着脱を可能にする長径
    と、前記挟持具を閉塞させて、前記試験片の着脱を不能
    にする短径とを備えた異径断面とすることを特徴とする
    材料試験機。
  2. 【請求項2】 前記開閉手段は、前記カムロッドを回転
    駆動する駆動モータと、前記カムロッドの端部に配置さ
    れ、前記挟持具の開放および閉塞位置を検出する近接セ
    ンサとを備え、前記カムロッドの回転に伴って、前記挟
    持具の各試験片挟持部を自動開閉することを特徴とする
    請求項1記載の材料試験機。
  3. 【請求項3】 前記挟持具は、前記試験片を挟持する挟
    持部を相互に近接する方向に付勢する挟持力補助用のバ
    ネを有し、前記バネの両端側にその弾発力調整部を設け
    たことを特徴とする請求項1または2記載の材料試験
    機。
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