JP2002212487A - ガスバリヤー性コーティング剤、フィルムおよびその製造法 - Google Patents

ガスバリヤー性コーティング剤、フィルムおよびその製造法

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一成 南條
Atsuhiro Ishikawa
敦浩 石川
Kiyotaka Nakanishi
清隆 中西
Tsunetoshi Matsuda
常俊 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリヤー性の低下を引き起こさずに、基材フ
ィルムと被膜との密着強度を有するコーティング剤を提
供する。 【解決手段】 エチレンを3〜50モル%含むエチレン
−ビニルアルコール共重合体(A)と、オレフィン−無
水マレイン酸共重合体(B)とを含有し、質量比(A/
B)が99/1〜40/60であるコーティング剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れたガスバリヤ
ー性を持ち、更に形成された被膜と基材フィルムとの密
着性に優れたコーティング剤、およびガスバリヤー性フ
ィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬品、雑貨の包装には、各種の
プラスチックフィルムを用いた包材が多く使用されてお
り、二軸延伸されたプラスチックフィルムとヒートシー
ル可能な無配向プラスチックを2層あるいは3層以上ラ
ミネートした包材が広く使用されている。なかでも、食
品の酸化防止によりシェルフライフの延長を図るといっ
たガスバリヤー性が要求される用途には、ポリ塩化ビニ
リデン(PVDC)をコートしたプラスチックフィルム
を使用した包材が広く使用されてきたが、PVDCは焼
却時に酸性ガス等の有機物質を発生するため、近年、環
境への関心の高まりとともに他材料への移行が強く望ま
れている。
【0003】PVDCに変わる材料として、ケイ素やア
ルミニウムの酸化物があるが、コスト高であるととも
に、クラックの発生によりバリヤー性が低下するという
問題がある。また、ポリビニルアルコール(PVA)は
有毒ガスの発生もなく、低湿度雰囲気下でのガスバリヤ
ー性も高いが、湿度が高くなるにつれて急激にガスバリ
ヤー性が低下し、水分を含む食品等の包装には用いるこ
とができない場合が多い。
【0004】PVAの高湿度下でのガスバリヤー性の低
下を改善したものとして、エチレン−ビニルアルコール
共重合体(EVOH)が知られている。しかしながら、
PVAやEVOHは基材フィルムとの密着性が悪く、包
装袋として使用したときに破袋しやすいという問題があ
る。密着性を改善する方法として、特開2000−79
664号公報には、アンカーコートを施した基材フィル
ムに、EVOHと架橋剤とからなるコーティング剤の積
層皮膜を形成する方法が開示されている。しかし、アン
カーコートが必要となりコスト高になるという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決し、バリヤー性の低下を引き起こさずに、基材フィ
ルムと被膜との密着強度を有するコーティング剤、およ
びガスバリヤー性フィルムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、基材フィ
ルムとの密着性に優れたエチレン−ビニルアルコール共
重合体(EVOH)コーティングフィルムを開発すべ
く、鋭意研究を重ねていたところ、EVOHにオレフィ
ン−無水マレイン酸共重合体を混合したコーティング剤
を基材フィルムにコートすることにより、上記問題を解
決しうることを見出し本発明を完成するに至った。すな
わち、本発明の要旨は、エチレンを3〜50モル%含む
エチレン−ビニルアルコール共重合体(A)と、オレフ
ィン−無水マレイン酸共重合体(B)とを含有し、質量
比(A/B)が99/1〜40/60であるコーティン
グ剤、およびその被膜が、基材フィルムの少なくとも片
面に形成されたガスバリヤー性フィルムである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において用いられる基材フィルムとして
は、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46等のポリ
アミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブ
チレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリプロピ
レン、ポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂またはそ
れらの混合物よりなるフィルム、またはそれらのフィル
ムの積層体が挙げられる。その中でも密着性の点で、ポ
リアミド樹脂が好ましく、特にナイロン6が好ましい。
【0008】本発明で用いるエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体(A)のエチレン含有量は3〜50モル%、
好ましくは10〜35モル%であることが必要である。
エチレン−ビニルアルコール共重合体のエチレン含有量
が3モル%未満の場合、高湿度下でのガスバリヤー性が
悪くなる。50モル%を超えると本来の目的であるガス
バリヤー性が低下する。
【0009】次に、本発明において使用されるオレフィ
ン−マレイン酸共重合体(B)は、無水マレイン酸とオ
レフィンモノマーを溶液ラジカル重合などの公知の方法
で重合することにより得られる。共重合可能なオレフィ
ンモノマーとしては、メチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテルなどの炭素数3〜30のアルキルビニルエ
ーテル類、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル等の(メタ)ア
クリル酸エステル類、ギ酸ビニル、酢酸ビニルなどのビ
ニルエステル類、スチレン、p−スチレンスルホン酸、
エチレン、プロピレン、イソブチレン等の炭素数2〜3
0のオレフィンなどが挙げられ、これらの混合物を用い
ることもできる。このうち、アルキルビニルエーテル
類、低級オレフィン類などがガスバリヤー性の向上の点
で好ましく、メチルビニルエーテル、イソブチレンがさ
らに好ましい。
【0010】本発明における、オレフィン−マレイン酸
共重合体(B)中のマレイン酸単位は、10モル%以上
含有することが好ましい。マレイン酸単位が10モル%
より少ないと、エチレン−ビニルアルコール共重合体
(A)中のビニルアルコール単位との反応による架橋構
造の形成が不十分となり、ガスバリヤー性が低下する。
なお、マレイン酸は部分的にエステル化もしくはアミド
化されていてもよい。本発明における、オレフィン−マ
レイン酸共重合体(B)中のマレイン酸単位は、乾燥状
態では隣接カルボキシル基が脱水環化した無水マレイン
酸構造となりやすく、湿潤時や水溶液中では開環してマ
レイン酸構造となる。
【0011】本発明のガスバリヤー性フィルムは、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体(A)とオレフィン−
無水マレイン酸共重合体(B)とを含有するコーティン
グ剤を基材フィルムにコートすることによって製造する
ことができるが、コーティング剤を調製する際には、オ
レフィン−無水マレイン酸共重合体(B)中のカルボキ
シル基に対して0.1〜80当量%のアルカリ化合物を
加えることが好ましい。アルカリ化合物としては、オレ
フィン−無水マレイン酸共重合体(B)中のカルボキシ
ル基を中和できるものであればよく、アルカリ金属やア
ルカリ土類金属の水酸化物、水酸化アンモニウム、有機
水酸化アンモニウム化合物等が挙げられる。
【0012】本発明において、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体(A)とオレフィン−無水マレイン酸共重
合体との質量比(A/B)は、99/1〜40/60、
好ましくは95/5〜60/40、さらに好ましくは9
0/10〜70/30であることが必要である。エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体(A)の比率が99を超
えると被膜と基材フィルムとの密着性が悪くなり、40
未満ではガスバリヤー性が悪くなる。
【0013】本発明のコーティング剤に、バーミキュラ
イトやモンモリロナイト、ヘクトライトなどの水膨潤性
の層状無機化合物を少量添加することによって、得られ
るフィルムのガスバリヤー性をさらに向上させることが
できる。
【0014】また、本発明のフィルムのガスバリヤー性
を高めるためには、エチレン−ビニルアルコール共重合
体(A)とオレフィン−無水マレイン酸共重合体(B)
間にエステル結合による架橋反応が起こることが必要で
あるが、架橋反応を促進させるために、酸などの触媒を
添加することもできる。
【0015】本発明のコーティング剤を基材フィルムに
コートする方法は特に限定されないが、グラビアロール
コーティング、リバースロールコーティング、ワイヤー
バーコーティング等の通常の方法を用いることができ
る。またコーティングは、フィルムの延伸前に行っても
よく、また、延伸後のフィルムに行ってもよい。
【0016】本発明におけるエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体(A)とオレフィン−無水マレイン酸共重合
体(B)からなる被膜の厚みは、フィルムのガスバリヤ
ー性を十分高めるためには少なくとも0.1μmより厚
くすることが望ましい。
【0017】本発明においては、フィルムの片面あるい
は両面に形成された、エチレン−ビニルアルコール共重
合体(A)とオレフィン−無水マレイン酸共重合体
(B)を架橋反応させるために、温度150℃以上、好
ましくは180℃以上の雰囲気で熱処理することが好ま
しい。熱処理温度が低いと架橋反応を充分に進行させる
ことができず、充分なガスバリヤー性を有するフィルム
が得ることが困難になる。
【0018】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。 〔酸素透過度の測定〕酸素透過度は、得られたガスバリ
ヤー性フィルムを20℃で相対湿度が85%の雰囲気中
に放置した後、OX−TRAN2/20(MODERN
CONTROL社製)を用い、20℃で相対湿度が8
5%の雰囲気で測定した。また、酸素透過度の単位は、
〔ml/(m2・d・MPa)〕であり、dは「日」を
示す。
【0019】〔密着性の評価〕ガスバリヤー性フィルム
の被膜面にポリウレタン系接着剤(大日本インキ化学工
業社製:ディックドライLX75A、KW40、2液
型)を均一に塗布し(塗布量3g/m2)、乾燥した
後、温度80℃の熱ロール上で、60μmの直鎖状低密
度ポリエチレンフィルム(東セロ社製:TUX−FCS
・#60)とドライラミネートし、積層フィルムを得
た。幅15mmの積層フィルムを、20℃、65%RH
環境下にて、引張速度300mm/分で常態T型剥離法
により、剥離強力を測定した。剥離強力が2.0N/c
m以上の場合を○、1.0N/cm以上、2.0N/c
m未満の場合を△、1.0N/cm未満の場合を×とし
た。
【0020】実施例1 〔コーティング剤の調製〕エチレン含有量15モル%の
エチレン−ビニルアルコール共重合体20質量部を純水
80質量部に溶解し、20質量%水溶液を調製した。イ
ソブチレン−無水マレイン酸共重合体(クラレ社製:イ
ソバン−04)20質量部、28質量%アンモニア水
9.5質量部、純水70.5質量部に溶解し、20質量
%水溶液を調製した。エチレン−ビニルアルコール共重
合体水溶液90質量部とイソブチレン−無水マレイン酸
共重合体水溶液10質量部を混合し、コーティング剤を
調製した。 〔ガスバリヤー性フィルムの製造〕コロナ放電処理を施
した2軸延伸ナイロンフィルム(ユニチカ社製:エンブ
レムON−15、厚さ15μm)に、上記コーティング
剤をメイヤーロッドを用いて、乾燥後のコート厚みが
1.2μmとなるようにコートした。その後、熱風循環
乾燥機中に導入し、200℃で60秒間熱風乾燥した。
以上のようにして、ガスバリヤー性フィルムを得た。こ
のガスバリヤー性フィルムは、透明なガスバリヤー層を
持つものであった。このガスバリヤー性フィルムの酸素
透過度および密着性を評価し、結果を表1に示した。
【0021】実施例2 メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体(In
ternational Specialty Pro
ducts社製:GANTREZ AN119)20質
量部を、純水79.5質量部に溶解し、水酸化ナトリウ
ム0.5質量部を加えて中和し、20質量%メチルビニ
ルエーテル−無水マレイン酸共重合体水溶液を調製し
た。イソブチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液の替
わりにメチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体
水溶液を使用した以外は実施例1と同様にしてガスバリ
ヤー性フィルムを得、酸素透過度、密着性の評価を行っ
た。結果を表1に示した。
【0022】実施例3 エチレン−ビニルアルコール共重合体水溶液70質量
部、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液30
質量部に変更した以外は実施例1と同様にした。結果を
表1に示した。
【0023】実施例4 ナイロン6樹脂をTダイを備えた押出機(75mm径、
L/Dが45の緩圧縮タイプ単軸スクリュー)を用い
て、シリンダー温度260℃、Tダイ温度270℃でシ
ート状に押出し、表面温度10℃に調節された冷却ロー
ル上に密着させて急冷し、厚み150μmの未延伸フィ
ルムを作成した。続いて、未延伸フィルムをグラビアロ
ール式コーターに導き、実施例1と同様にして調製した
コーティング剤を、乾燥後のコート厚みが12μmとな
るようにコートし、80℃の熱風ドライヤー中で30秒
間乾燥した。次に、フィルムをテンター式同時2軸延伸
機に供給し、温度100℃で2秒間予熱した後、170
℃で縦方向に3.0倍、横方向に3.5倍の倍率で延伸
した。次に、横方向の弛緩率5%で、200℃で8秒間
の熱処理を行い、ガスバリヤー性フィルムを作成し、酸
素透過度および密着性の評価を行った。結果を表1に示
した。
【0024】実施例5 基材フィルムを、コロナ放電処理を施した2軸延伸ポリ
エステルフィルム(ユニチカ社製:エンブレットPET
−12、厚さ12μm)に変更した以外は実施例1と同
様にした。結果を表1に示した。
【0025】実施例6 エチレン含有量32モル%のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体10質量部を、純水25質量部とメチルアル
コール65質量部の混合溶媒に溶解し、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体の10質量%溶液を調製した。こ
のエチレン−ビニルアルコール共重合体溶液90質量部
と、実施例1で調製したイソブチレン−無水マレイン酸
共重合体水溶液5質量部とを混合し、コーティング剤を
得た。そして、実施例1と同様にしてガスバリヤー性フ
ィルムを得、酸素透過度、密着性の評価を行った。結果
を表1に示した。
【0026】比較例1 イソブチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液を用いな
かった以外は実施例1と同様にした。結果を表1に示し
た。
【0027】比較例2 エチレン−ビニルアルコール共重合体水溶液10質量
部、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体水溶液90
質量部に変更した以外は実施例1と同様にした。結果を
表1に示した。
【0028】比較例3 エチレン含有量55モル%のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体10質量部を、純水5質量部とn−プロピル
アルコール85質量部の混合溶媒に溶解し、エチレン−
ビニルアルコール共重合体の10質量%溶液を調製し
た。このエチレン−ビニルアルコール共重合体溶液90
質量部と、実施例1で調製したイソブチレン−無水マレ
イン酸共重合体水溶液5質量部とを混合し、コーティン
グ剤を得た。そして、実施例1と同様にしてガスバリヤ
ー性フィルムを得、酸素透過度、密着性の評価を行っ
た。結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】表1に示した結果から、エチレン−ビニル
アルコール共重合体(A)に適量のオレフィン−無水マ
レイン酸共重合体(B)を混合したコーティング剤を使
用すると、ガスバリヤー性が高く、しかも基材フィルム
との密着性が高いフィルムが得られることがわかる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、優れたガスバリヤー性
を持ち、更に形成された被膜と基材フィルムとの密着性
に優れたガスバリヤー性フィルムを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 129/10 C09D 129/10 135/00 135/00 // C08L 77:02 C08L 77:02 (72)発明者 松田 常俊 京都府宇治市宇治樋ノ尻31−3 ユニチカ 株式会社宇治プラスチック工場内 Fターム(参考) 4F006 AA38 AB13 AB20 AB24 BA05 CA07 EA05 4F100 AK48B AK69A AK69C AK70A AK70C AK70K AL05A AL05C AT00B BA02 BA03 BA06 BA10A BA10B BA10C BA15 EH462 EJ422 EJ862 GB16 GB23 GB66 JD02 JK06 YY00A YY00C 4J038 CB071 CB072 CB131 CB132 CE031 CE032 CE051 CE052 CG081 CG082 NA08 NA12 PB03 PB04 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンを3〜50モル%含むエチレン
    −ビニルアルコール共重合体(A)と、オレフィン−無
    水マレイン酸共重合体(B)とを含有し、質量比(A/
    B)が99/1〜40/60であることを特徴とするコ
    ーティング剤。
  2. 【請求項2】 エチレンを3〜50モル%含むエチレン
    −ビニルアルコール共重合体(A)と、オレフィン−無
    水マレイン酸共重合体(B)とからなり、質量比(A/
    B)が99/1〜40/60である被膜が、基材フィル
    ムの少なくとも片面に形成されたガスバリヤー性フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 基材フィルムがナイロン6を主成分とす
    るフィルムであることを特徴とする請求項2記載のガス
    バリヤー性フィルム。
  4. 【請求項4】 オレフィン−無水マレイン酸共重合体
    (B)がイソブチレン−無水マレイン酸共重合体または
    メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体である
    ことを特徴とする請求項2または3記載のガスバリヤー
    性フィルム。
  5. 【請求項5】 エチレンを3〜50モル%含むエチレン
    −ビニルアルコール共重合体(A)と、オレフィン−無
    水マレイン酸共重合体(B)とを含有し、質量比(A/
    B)が99/1〜40/60であるコーティング剤を基
    材フィルムにコートし、150℃以上で熱処理を行うこ
    とを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のガ
    スバリヤー性フィルムの製造法。
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