JP2002211743A - 環状物品の搬送装置 - Google Patents
環状物品の搬送装置Info
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- JP2002211743A JP2002211743A JP2001007953A JP2001007953A JP2002211743A JP 2002211743 A JP2002211743 A JP 2002211743A JP 2001007953 A JP2001007953 A JP 2001007953A JP 2001007953 A JP2001007953 A JP 2001007953A JP 2002211743 A JP2002211743 A JP 2002211743A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイヤ等の環状物品について、そのサイズが
変わっても、治具等の交換を行うことなく、かつ、下方
の固定用治具等に対して干渉することなく、その上に供
給することのできる搬送装置を提供する。 【解決手段】上下動機構15a,15b,16,17に
より上下動するリフタフレーム12に互いに平行な2本
の水平ガイド13a,13bを設け、その水平ガイド1
3a,13b上に2つのコンベア14a,14bを水平
方向に移動自在に支持する。各コンベア14a,14b
には、上下方向への運動を水平方向に変換するためのリ
ンク機構19a,191a,19b,191bを設け、
リフタフレーム12の上昇時にコンベア14a,14b
が接近し、下降時には離隔するように構成する。タイヤ
T等の物品を2つのコンベア14a,14bに跨がるよ
うに載せた状態でリフタフレーム12を下降させること
により、コンベア14a,14bが互いに離隔してその
間からタイヤT等を落下させて下方の固定用治具41に
対して供給することを可能とし、タイヤサイズ等に係わ
らず治具等を交換することなく搬送できるようにする。
変わっても、治具等の交換を行うことなく、かつ、下方
の固定用治具等に対して干渉することなく、その上に供
給することのできる搬送装置を提供する。 【解決手段】上下動機構15a,15b,16,17に
より上下動するリフタフレーム12に互いに平行な2本
の水平ガイド13a,13bを設け、その水平ガイド1
3a,13b上に2つのコンベア14a,14bを水平
方向に移動自在に支持する。各コンベア14a,14b
には、上下方向への運動を水平方向に変換するためのリ
ンク機構19a,191a,19b,191bを設け、
リフタフレーム12の上昇時にコンベア14a,14b
が接近し、下降時には離隔するように構成する。タイヤ
T等の物品を2つのコンベア14a,14bに跨がるよ
うに載せた状態でリフタフレーム12を下降させること
により、コンベア14a,14bが互いに離隔してその
間からタイヤT等を落下させて下方の固定用治具41に
対して供給することを可能とし、タイヤサイズ等に係わ
らず治具等を交換することなく搬送できるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタイヤ等の
環状物品を搬送して所定位置の治具上に載せるための搬
送装置に関する。
環状物品を搬送して所定位置の治具上に載せるための搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】釣合い試験機においては、一般に、供試
体を回転主軸に固定して回転を与えることにより発生す
る振動等の不釣合い信号を計測して、その供試体に存在
する不釣合いの大きさと方向を求める。このような釣合
い試験機のうち、回転主軸が鉛直軸に沿うように配置さ
れたいわゆる縦型の釣合い試験機においては、供試体は
回転主軸の上端部に固定されて回転が与えられる。ま
た、回転主軸に対して供試体を固定するに当たっては、
その供試体の種類やサイズに応じた適宜の治具が回転主
軸に装着される。
体を回転主軸に固定して回転を与えることにより発生す
る振動等の不釣合い信号を計測して、その供試体に存在
する不釣合いの大きさと方向を求める。このような釣合
い試験機のうち、回転主軸が鉛直軸に沿うように配置さ
れたいわゆる縦型の釣合い試験機においては、供試体は
回転主軸の上端部に固定されて回転が与えられる。ま
た、回転主軸に対して供試体を固定するに当たっては、
その供試体の種類やサイズに応じた適宜の治具が回転主
軸に装着される。
【0003】ところで、縦型の釣合い試験機により、例
えばタイヤなどの各種のサイズを備えた環状物品の釣合
い試験を行う場合、一般にはその環状物品の内周面に嵌
まり込む治具を回転主軸に装着してその物品を固定す
る。従って、異なるサイズのタイヤの釣合い試験を行う
ごとに治具を交換する必要があり、段取り替えに手間が
掛かるという問題があった。
えばタイヤなどの各種のサイズを備えた環状物品の釣合
い試験を行う場合、一般にはその環状物品の内周面に嵌
まり込む治具を回転主軸に装着してその物品を固定す
る。従って、異なるサイズのタイヤの釣合い試験を行う
ごとに治具を交換する必要があり、段取り替えに手間が
掛かるという問題があった。
【0004】このような問題を解決するために、本発明
者らは、例えば図4に示すように、各種サイズのタイヤ
に対応した外径寸法を有する嵌合部41a,41b,4
1c・・・・を同心に階段状に形成した固定用治具(下リ
ム)41を回転主軸Sに装着するとともに、その上方か
ら同様な固定用治具(上リム)42を昇降シリンダ(図
示せず)によって上下動可能に、かつ、回動自在に配置
する。そして、釣合い試験に際しては、上方の固定用治
具(上リム)42を下降させて、その上方の固定用治具
(上リム)42と下方の固定用治具(下リム)41の双
方に、釣合い試験を行うべきタイヤの内周をその内径寸
法に応じた嵌合部に対して嵌合させ、上下の固定用治具
41,42の間にタイヤを挟み付けた状態で回転主軸S
を回転駆動することにより、タイヤに回転を与える。こ
のような固定用治具41,42を用いることによって、
固定用治具41,42を交換することなく異なるサイズ
のタイヤを回転主軸に固定することを可能とし、段取り
替えに要する作業の短縮化を達成した。
者らは、例えば図4に示すように、各種サイズのタイヤ
に対応した外径寸法を有する嵌合部41a,41b,4
1c・・・・を同心に階段状に形成した固定用治具(下リ
ム)41を回転主軸Sに装着するとともに、その上方か
ら同様な固定用治具(上リム)42を昇降シリンダ(図
示せず)によって上下動可能に、かつ、回動自在に配置
する。そして、釣合い試験に際しては、上方の固定用治
具(上リム)42を下降させて、その上方の固定用治具
(上リム)42と下方の固定用治具(下リム)41の双
方に、釣合い試験を行うべきタイヤの内周をその内径寸
法に応じた嵌合部に対して嵌合させ、上下の固定用治具
41,42の間にタイヤを挟み付けた状態で回転主軸S
を回転駆動することにより、タイヤに回転を与える。こ
のような固定用治具41,42を用いることによって、
固定用治具41,42を交換することなく異なるサイズ
のタイヤを回転主軸に固定することを可能とし、段取り
替えに要する作業の短縮化を達成した。
【0005】ここで、以上の固定用治具41の上に釣合
い試験を行うべきタイヤを供給する搬送装置としては、
従来、図5に模式的に示すようなものを用いている。す
なわち、回転主軸Sの上端部に装着された固定用治具4
1の上方に、リフタ(本体は図示せず)により上下動す
る上下搬送用治具43を配置するとともに、タイヤTを
その上下搬送用治具43の上にまで水平方向に搬送する
コンベア等を用いた搬送手段を用いている。上下搬送用
治具43には、釣合い試験を行うべきタイヤTの外径寸
法よりも小さく、かつ、そのタイヤTの内径寸法よりも
大きな孔43aを形成しておき、図5のようにタイヤT
をその孔43aと同心上に搭載した状態で、同図に二点
鎖線で示すように上下搬送用治具43を下降させること
によって、タイヤTを下方の固定用治具41の上に供給
するように構成している。
い試験を行うべきタイヤを供給する搬送装置としては、
従来、図5に模式的に示すようなものを用いている。す
なわち、回転主軸Sの上端部に装着された固定用治具4
1の上方に、リフタ(本体は図示せず)により上下動す
る上下搬送用治具43を配置するとともに、タイヤTを
その上下搬送用治具43の上にまで水平方向に搬送する
コンベア等を用いた搬送手段を用いている。上下搬送用
治具43には、釣合い試験を行うべきタイヤTの外径寸
法よりも小さく、かつ、そのタイヤTの内径寸法よりも
大きな孔43aを形成しておき、図5のようにタイヤT
をその孔43aと同心上に搭載した状態で、同図に二点
鎖線で示すように上下搬送用治具43を下降させること
によって、タイヤTを下方の固定用治具41の上に供給
するように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
ように搬送手段を用いた場合、大サイズのタイヤ用の上
下搬送用治具43を用いるとき、下方の固定用治具41
において小径の上側部分に上下搬送用治具43が干渉す
ることを避けるために、孔43aは必要以上に小さくす
ることができない。従って、大サイズのタイヤ用の上下
搬送用治具43の孔43aの大きさが小サイズのタイヤ
の外径寸法よりも大きくなってしまい、小サイズのタイ
ヤが孔43aから落下してしまう。そのため、上下搬送
用治具43は、タイヤサイズごとに用意する必要はない
ものの、小〜中径用と中径〜大径用など、複数種類のサ
イズのものを用意し、必要に応じて交換する必要があ
り、その分の段取り替え作業が必要であるという問題が
ある。
ように搬送手段を用いた場合、大サイズのタイヤ用の上
下搬送用治具43を用いるとき、下方の固定用治具41
において小径の上側部分に上下搬送用治具43が干渉す
ることを避けるために、孔43aは必要以上に小さくす
ることができない。従って、大サイズのタイヤ用の上下
搬送用治具43の孔43aの大きさが小サイズのタイヤ
の外径寸法よりも大きくなってしまい、小サイズのタイ
ヤが孔43aから落下してしまう。そのため、上下搬送
用治具43は、タイヤサイズごとに用意する必要はない
ものの、小〜中径用と中径〜大径用など、複数種類のサ
イズのものを用意し、必要に応じて交換する必要があ
り、その分の段取り替え作業が必要であるという問題が
ある。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、タイヤ等の環状物品について、そのサイズが変
わっても上下搬送用治具の交換を行うことなく、下方の
固定用治具41等に対して干渉することなく、その上に
供給することのできる環状物品の搬送装置の提供を目的
としている。
もので、タイヤ等の環状物品について、そのサイズが変
わっても上下搬送用治具の交換を行うことなく、下方の
固定用治具41等に対して干渉することなく、その上に
供給することのできる環状物品の搬送装置の提供を目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の環状物品の搬送装置は、タイヤをはじめと
して、互いに内径および外径寸法の相違する複数種の環
状物品を、所定位置に配置された治具に対してその上方
から搬送して当該治具の上に供給するための搬送装置で
あって、上記治具の上方に配置され、上下動機構の駆動
により上下動するリフタフレームと、そのリフタフレー
ムに設けられた互いに平行な2本の水平ガイドに沿って
互いに接近/離隔自在に支承された2つのコンベアと、
その各コンベアの上下方向への変位を水平方向への運動
に変換して当該各コンベアを上記水平ガイドに沿って移
動させるリンク機構を備え、上記上下動機構の駆動によ
るリフタフレームの上昇時に上記各コンベアが互いに接
近し、かつ、リフタフレームの下降時には各コンベアが
互いに離隔して、当該2つのコンベアの上に載っている
物品が上記リフタフレームの2本の水平ガイド間の開口
から上記治具上に落下するように構成されていることに
よって特徴づけられる。
め、本発明の環状物品の搬送装置は、タイヤをはじめと
して、互いに内径および外径寸法の相違する複数種の環
状物品を、所定位置に配置された治具に対してその上方
から搬送して当該治具の上に供給するための搬送装置で
あって、上記治具の上方に配置され、上下動機構の駆動
により上下動するリフタフレームと、そのリフタフレー
ムに設けられた互いに平行な2本の水平ガイドに沿って
互いに接近/離隔自在に支承された2つのコンベアと、
その各コンベアの上下方向への変位を水平方向への運動
に変換して当該各コンベアを上記水平ガイドに沿って移
動させるリンク機構を備え、上記上下動機構の駆動によ
るリフタフレームの上昇時に上記各コンベアが互いに接
近し、かつ、リフタフレームの下降時には各コンベアが
互いに離隔して、当該2つのコンベアの上に載っている
物品が上記リフタフレームの2本の水平ガイド間の開口
から上記治具上に落下するように構成されていることに
よって特徴づけられる。
【0009】本発明は、水平方向に搬送されてくるタイ
ヤ等の環状物品を、図4に示したような下方の固定用治
具41等の上に供給するに当たり、図5に示した上下搬
送用治具43のように一定寸法の孔43aを設けて固定
用治具41等との干渉を避けるのではなく、物品を載せ
て上下動する部材を、その上下動に併せて開閉させるこ
とによって所期の目的を達成しようとするものである。
ヤ等の環状物品を、図4に示したような下方の固定用治
具41等の上に供給するに当たり、図5に示した上下搬
送用治具43のように一定寸法の孔43aを設けて固定
用治具41等との干渉を避けるのではなく、物品を載せ
て上下動する部材を、その上下動に併せて開閉させるこ
とによって所期の目的を達成しようとするものである。
【0010】すなわち、タイヤ等の環状物品を供給すべ
き治具の上方に、上下動機構により上下動するリフタフ
レームを設け、このリフタフレームには互いに平行な水
平ガイドを配置して一対のコンベアを接近/離隔自在に
支持する。そして、各コンベアには、リフタフレームの
上下運動を水平運動に変換するリンク機構を設けて、リ
フタフレームの上昇時には各コンベアを接近させ、下降
時には離隔させる。これにより、リフタフレームの上昇
状態において2つのコンベアに跨がるように環状物品を
水平方向に搬送させ、その状態でリフタフレームを下降
させることにより、その環状物品を搭載している2つの
コンベアが離隔し、その間から環状物品が下方に落下す
る。従って、環状物品のサイズに係わらず、搬送用の治
具等の交換を行うことなく、その物品を所定位置の治具
上に供給することが可能となる。
き治具の上方に、上下動機構により上下動するリフタフ
レームを設け、このリフタフレームには互いに平行な水
平ガイドを配置して一対のコンベアを接近/離隔自在に
支持する。そして、各コンベアには、リフタフレームの
上下運動を水平運動に変換するリンク機構を設けて、リ
フタフレームの上昇時には各コンベアを接近させ、下降
時には離隔させる。これにより、リフタフレームの上昇
状態において2つのコンベアに跨がるように環状物品を
水平方向に搬送させ、その状態でリフタフレームを下降
させることにより、その環状物品を搭載している2つの
コンベアが離隔し、その間から環状物品が下方に落下す
る。従って、環状物品のサイズに係わらず、搬送用の治
具等の交換を行うことなく、その物品を所定位置の治具
上に供給することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1および図2は、本発
明をタイヤを供試体とする縦型の釣合い試験機に適用し
た例を示す斜視図であり、図1はリフタフレーム12の
上昇状態を、図2は同じくリフタフレーム12の下降状
態を示している。また、図3には、リンク19a,19
bの作用を説明するための機構図を示す。
実施の形態について説明する。図1および図2は、本発
明をタイヤを供試体とする縦型の釣合い試験機に適用し
た例を示す斜視図であり、図1はリフタフレーム12の
上昇状態を、図2は同じくリフタフレーム12の下降状
態を示している。また、図3には、リンク19a,19
bの作用を説明するための機構図を示す。
【0012】釣合い試験機の回転主軸Sの上端部には、
前記した図4に示したものと同等の、互いに異なるサイ
ズの複数の嵌合部を階段状に有してなる固定用治具41
(下リム、図2参照)が固定されているとともに、その
上方には同じく上方の固定用治具(上リム、図示せず)
が設けられており、これらの各固定用治具の間に試験を
行うべきタイヤTを挟み込んだ状態で回転主軸Sを回転
させることにより、釣合い試験を行うようになってい
る。
前記した図4に示したものと同等の、互いに異なるサイ
ズの複数の嵌合部を階段状に有してなる固定用治具41
(下リム、図2参照)が固定されているとともに、その
上方には同じく上方の固定用治具(上リム、図示せず)
が設けられており、これらの各固定用治具の間に試験を
行うべきタイヤTを挟み込んだ状態で回転主軸Sを回転
させることにより、釣合い試験を行うようになってい
る。
【0013】本発明に係る搬送装置1は、回転主軸Sを
囲むように設けられた架台11と、その上方に配置され
たリフタフレーム12と、そのリフタフレーム12上に
設けられた水平で互いに平行な2本のリニアモーション
ガイド13a,13bと、その各リニアモーションガイ
ド13a,13b上に移動自在に支持された2つのコン
ベア14a,14b、および、架台11に固定された一
対の上下動シリンダ15a,15bを主体として構成さ
れている。
囲むように設けられた架台11と、その上方に配置され
たリフタフレーム12と、そのリフタフレーム12上に
設けられた水平で互いに平行な2本のリニアモーション
ガイド13a,13bと、その各リニアモーションガイ
ド13a,13b上に移動自在に支持された2つのコン
ベア14a,14b、および、架台11に固定された一
対の上下動シリンダ15a,15bを主体として構成さ
れている。
【0014】リフタフレーム12にはその両端部の下面
部にガイドバー16(一端側のみ図示)が固定されてお
り、その各ガイドバー16が架台11に固定されたガイ
ドブッシュ17によって鉛直方向に摺動自在に支持され
ている。これにより、このリフタフレーム12は架台1
1に対して鉛直方向に変位自在に支持されている。ま
た、このリフタフレーム12の上に設けられている2本
のリニアモーションガイド13a,13bの間は開口し
ている。
部にガイドバー16(一端側のみ図示)が固定されてお
り、その各ガイドバー16が架台11に固定されたガイ
ドブッシュ17によって鉛直方向に摺動自在に支持され
ている。これにより、このリフタフレーム12は架台1
1に対して鉛直方向に変位自在に支持されている。ま
た、このリフタフレーム12の上に設けられている2本
のリニアモーションガイド13a,13bの間は開口し
ている。
【0015】各ガイドバー16の下端部は、中心部が架
台11に対して回動自在に支持されたレバー18の一端
にピン接合されており、そのレバー18の他端は上下動
シリンダ15a,15bのピストンロッドの先端部に対
して同じくピン接合されている。従って、上下動シリン
ダ15a,15bを同時に駆動することによって、リフ
タフレーム12は両端部のガイドバー16を介して上下
動するように構成されている。
台11に対して回動自在に支持されたレバー18の一端
にピン接合されており、そのレバー18の他端は上下動
シリンダ15a,15bのピストンロッドの先端部に対
して同じくピン接合されている。従って、上下動シリン
ダ15a,15bを同時に駆動することによって、リフ
タフレーム12は両端部のガイドバー16を介して上下
動するように構成されている。
【0016】各コンベア14a,14bには、それぞれ
駆動用モータ141a,141bが設けられており、そ
れぞれに単独で駆動可能となっている。そして、これら
の各コンベア14a,14bの下面には、リンク19
a,19b(19bについては図3参照)の一端がピン
接合されており、この各リンク19a,19bの他端は
架台11に固定された支点191a,191b(同じく
191bについては図3参照)により、リニアモーショ
ンガイド13a,13bの伸びる方向に直交する水平軸
の回りに回動自在に支持されている。
駆動用モータ141a,141bが設けられており、そ
れぞれに単独で駆動可能となっている。そして、これら
の各コンベア14a,14bの下面には、リンク19
a,19b(19bについては図3参照)の一端がピン
接合されており、この各リンク19a,19bの他端は
架台11に固定された支点191a,191b(同じく
191bについては図3参照)により、リニアモーショ
ンガイド13a,13bの伸びる方向に直交する水平軸
の回りに回動自在に支持されている。
【0017】以上のリンク19a,19bを用いた機構
により、図3に示すように、リフタフレーム12が上昇
している状態においては、同図に実線で示すように一対
のコンベア14a,14bが互いに接近してその先端ど
うしがほぼ接触した状態となる。この状態においては、
2つのコンベア14a,14bの先端が下方の固定用治
具41の中心の直上に位置している。この状態からリフ
タフレーム12を下降させると、同図に二点鎖線で示す
ように、リンク19a,19bが架台11に固定された
支点191a,191bを中心として回動し、これによ
って各コンベア14a,14bが互いに離隔する向きに
等量ずつ移動する。なお、リフタフレーム12には、必
要に応じて、搬送すべきタイヤTの中心が常に2つのコ
ンベア14a,14bに対して等量ずつ載った状態を維
持するためのセンタリング用のローラ20が装着され
る。
により、図3に示すように、リフタフレーム12が上昇
している状態においては、同図に実線で示すように一対
のコンベア14a,14bが互いに接近してその先端ど
うしがほぼ接触した状態となる。この状態においては、
2つのコンベア14a,14bの先端が下方の固定用治
具41の中心の直上に位置している。この状態からリフ
タフレーム12を下降させると、同図に二点鎖線で示す
ように、リンク19a,19bが架台11に固定された
支点191a,191bを中心として回動し、これによ
って各コンベア14a,14bが互いに離隔する向きに
等量ずつ移動する。なお、リフタフレーム12には、必
要に応じて、搬送すべきタイヤTの中心が常に2つのコ
ンベア14a,14bに対して等量ずつ載った状態を維
持するためのセンタリング用のローラ20が装着され
る。
【0018】以上の本発明の実施の形態の動作を述べる
と、リフタフレーム12を上昇させている状態で、図1
に示すように、釣合い試験を行うべきタイヤTをコンベ
ア14a,14bの駆動によって固定用治具41の直上
にまで水平方向に搬送した後、上下動シリンダ15a,
15bを駆動して、図2に示すようにリフタフレーム1
2を下降させる。これにより、コンベア14a,14b
が離隔して両者の間に空隙が生じ、タイヤTは2本のリ
ニアモーションガイド13a,13bの間から下方に落
下し、固定用治具41の上に供給されることになる。こ
のとき、各コンベア14a,14b間の間隔は、リフタ
フレーム12が下降するほど広くなるため、下側ほど大
径の嵌合部を有する固定用治具41に対して各コンベア
14a,14bが干渉することがない。
と、リフタフレーム12を上昇させている状態で、図1
に示すように、釣合い試験を行うべきタイヤTをコンベ
ア14a,14bの駆動によって固定用治具41の直上
にまで水平方向に搬送した後、上下動シリンダ15a,
15bを駆動して、図2に示すようにリフタフレーム1
2を下降させる。これにより、コンベア14a,14b
が離隔して両者の間に空隙が生じ、タイヤTは2本のリ
ニアモーションガイド13a,13bの間から下方に落
下し、固定用治具41の上に供給されることになる。こ
のとき、各コンベア14a,14b間の間隔は、リフタ
フレーム12が下降するほど広くなるため、下側ほど大
径の嵌合部を有する固定用治具41に対して各コンベア
14a,14bが干渉することがない。
【0019】以上の本発明の実施の形態において特に注
目すべき点は、釣合い試験を行うべきタイヤのサイズが
相違しても、搬送のための治具は一切交換する必要がな
い点であり、複数のタイヤサイズに適応可能なように互
いに異なるサイズのタイヤ嵌合部を階段状に設けた固定
用治具41を用いることと併せて、小径から大径のタイ
ヤを全く段取り替えを行うことなく釣合い試験を行うこ
とが可能となる。
目すべき点は、釣合い試験を行うべきタイヤのサイズが
相違しても、搬送のための治具は一切交換する必要がな
い点であり、複数のタイヤサイズに適応可能なように互
いに異なるサイズのタイヤ嵌合部を階段状に設けた固定
用治具41を用いることと併せて、小径から大径のタイ
ヤを全く段取り替えを行うことなく釣合い試験を行うこ
とが可能となる。
【0020】なお、以上の実施の形態は、タイヤの釣合
い試験を行う釣合い試験機用の搬送装置に本発明を適用
した例を示したが、本発明は、タイヤ以外の環状物品で
も同様に取り扱うことができ、更には釣合い試験機以外
の搬送装置としても、所定の位置に置かれた治具等に対
してその上方から任意サイズ環状物品を供給するととも
に、その際、物品のサイズにより搬送装置が治具に干渉
するような場合に、上記した例と同様の作用効果を奏す
ることができる。
い試験を行う釣合い試験機用の搬送装置に本発明を適用
した例を示したが、本発明は、タイヤ以外の環状物品で
も同様に取り扱うことができ、更には釣合い試験機以外
の搬送装置としても、所定の位置に置かれた治具等に対
してその上方から任意サイズ環状物品を供給するととも
に、その際、物品のサイズにより搬送装置が治具に干渉
するような場合に、上記した例と同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シリン
ダ等の上下動機構により上下動するリフタフレーム上
に、互いに平行な2本の水平ガイドを設け、その上に2
つのコンベアを移動自在に配置するとともに、この各コ
ンベアには、リフタフレームの上下動による当該各コン
ベアの上下方向への運動を水平方向の運動に変換するリ
ンク機構を設けて、リフタフレームの上昇時には各コン
ベアが互いに接近し、同じく下降時には互いに離隔する
ように構成しているので、例えば各種サイズのタイヤ等
を嵌合可能なように径の異なる嵌合部を階段状に設けた
固定用治具に対して、その上方からタイヤ等を供給する
際、従来のこの種の搬送装置のように、タイヤ等のサイ
ズに応じた治具等を用意して必要に応じてその治具を交
換することなく、各種のサイズのタイヤ等を固定用治具
に供給することができ、タイヤサイズの変更に伴う段取
り替えの作業を不要とすることができる。
ダ等の上下動機構により上下動するリフタフレーム上
に、互いに平行な2本の水平ガイドを設け、その上に2
つのコンベアを移動自在に配置するとともに、この各コ
ンベアには、リフタフレームの上下動による当該各コン
ベアの上下方向への運動を水平方向の運動に変換するリ
ンク機構を設けて、リフタフレームの上昇時には各コン
ベアが互いに接近し、同じく下降時には互いに離隔する
ように構成しているので、例えば各種サイズのタイヤ等
を嵌合可能なように径の異なる嵌合部を階段状に設けた
固定用治具に対して、その上方からタイヤ等を供給する
際、従来のこの種の搬送装置のように、タイヤ等のサイ
ズに応じた治具等を用意して必要に応じてその治具を交
換することなく、各種のサイズのタイヤ等を固定用治具
に供給することができ、タイヤサイズの変更に伴う段取
り替えの作業を不要とすることができる。
【図1】本発明の実施の形態の斜視図で、リフタフレー
ム12の上昇状態を示す図である。
ム12の上昇状態を示す図である。
【図2】同じく本発明の実施の形態の斜視図であり、リ
フタフレーム12の下降状態を示す図である。
フタフレーム12の下降状態を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるリンク18a,1
8bの作用を説明するための機構図である。
8bの作用を説明するための機構図である。
【図4】各種サイズのタイヤを回転主軸に対して固定で
きるようにした釣合い試験機の固定用治具を説明するた
めの模式図である。
きるようにした釣合い試験機の固定用治具を説明するた
めの模式図である。
【図5】図4の固定用治具41に対してタイヤを供給す
るための従来の搬送装置の構成例の説明図である。
るための従来の搬送装置の構成例の説明図である。
1 搬送装置 11 架台 12 リフタフレーム 13a,13b リニアモーションガイド 14a,14b コンベア 15a,15b 上下動シリンダ 16 ガイドバー 17 ガイドブッシュ 18 レバー 19a,19b リンク 191a,191b 支点 T タイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに内径および外径寸法の相違する複
数種の環状物品を、所定位置に配置された治具に対して
その上方から搬送して当該治具の上に供給するための搬
送装置であって、 上記治具の上方に配置され、上下動機構の駆動により上
下動するリフタフレームと、そのリフタフレームに設け
られた互いに平行な2本の水平ガイドに沿って互いに接
近/離隔自在に支承された2つのコンベアと、その各コ
ンベアの上下方向への変位を水平方向への運動に変換し
て当該各コンベアを上記水平ガイドに沿って移動させる
リンク機構を備え、上記上下動機構の駆動によるリフタ
フレームの上昇時に上記各コンベアが互いに接近し、か
つ、リフタフレームの下降時には各コンベアが互いに離
隔して、当該2つのコンベアの上に載っている物品が上
記リフタフレームの2本の水平ガイド間の開口から上記
治具上に落下するように構成されていることを特徴とす
る環状物品の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007953A JP2002211743A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 環状物品の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007953A JP2002211743A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 環状物品の搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002211743A true JP2002211743A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18875624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001007953A Pending JP2002211743A (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 環状物品の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002211743A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009126435A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Banzai Ltd | チューブレスタイヤのエアー充填装置 |
JP2009276892A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ回転式バーコード読取装置、タイヤ選別装置およびタイヤ回転式バーコード読取方法 |
CN109368227A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-02-22 | 上海克来盛罗自动化设备有限公司 | 一种提升转运装置及生产线 |
-
2001
- 2001-01-16 JP JP2001007953A patent/JP2002211743A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009126435A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Banzai Ltd | チューブレスタイヤのエアー充填装置 |
JP4547417B2 (ja) * | 2007-11-27 | 2010-09-22 | 株式会社バンザイ | チューブレスタイヤのエアー充填装置 |
JP2009276892A (ja) * | 2008-05-13 | 2009-11-26 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ回転式バーコード読取装置、タイヤ選別装置およびタイヤ回転式バーコード読取方法 |
CN109368227A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-02-22 | 上海克来盛罗自动化设备有限公司 | 一种提升转运装置及生产线 |
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