JP2002210428A - 管内洗浄ボール及び通管検査・洗浄用ピグ - Google Patents

管内洗浄ボール及び通管検査・洗浄用ピグ

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JP2002210428A
JP2002210428A JP2001011421A JP2001011421A JP2002210428A JP 2002210428 A JP2002210428 A JP 2002210428A JP 2001011421 A JP2001011421 A JP 2001011421A JP 2001011421 A JP2001011421 A JP 2001011421A JP 2002210428 A JP2002210428 A JP 2002210428A
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JP2001011421A
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Yuji Sugita
雄二 杉田
Nobuo Shinohara
伸夫 篠原
Hiroyuki Ito
博之 伊藤
Minoru Miyagawa
稔 宮川
Toru Yoshikawa
徹 吉川
Toshikazu Nakamura
寿和 中村
Masashi Nakahira
政志 中平
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NAKAKI SHOKUHIN KK
UNIE KEMII KK
Chubu Electric Power Co Inc
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NAKAKI SHOKUHIN KK
UNIE KEMII KK
Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 海洋に流失しても海洋汚染の一因とならな
い、生分解性の管内洗浄ボ−ル及び通管検査・洗浄用ピ
グを提供すること。 【構成】 高弾性体で形成され、管内を流体圧によって
移動させて使用する生分解性の管内洗浄ボ−ル及び通管
検査・洗浄用ピグ。高弾性体が、生分解性高分子とゲル
化剤とで形成された、網目構造体を骨格とするヒドロゲ
ルであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性素材によ
る高弾性体で形成され、管内へ流体圧によって圧入移動
させ、管内の付着物を除去する管内洗浄ボ−ルおよび円
筒状の洗浄用ピグ、管内残留異物を調べる円筒状の通管
検査用ピグに関する。より詳しくは、熱交換器(特に蒸
気タ−ビン用復水器の細管)その他管内洗浄、通管検査
等のために使用される管内洗浄ボ−ルおよび通管検査・
洗浄用ピグに関する。
【0002】なお、本明細書で濃度を示す「%」は、
「質量百分率」を意味する。
【0003】
【従来の技術】ここでは、図1に示すような蒸気タービ
ン用復水器(タービンを回した蒸気を海水と熱交換さ
せ、水に戻す設備)の海水流水側の管内洗浄を例に採り
説明するが、これに限られるものではない。
【0004】復水器(熱交換器)11は、多数の細管1
2が配された熱交換胴部13と、熱交換胴部13の両側
に形成される第一仕切り室15と第二仕切り室17とを
備えた構成である。第一仕切り室15は海水導入パイプ
19と接続され、第二仕切り室17は海水放出パイプ2
1と接続されている。(図例ではボイラ−との接続配管
は省略してある。)そして細管12にスケール、スライ
ム等が付着すると、管壁の熱貫流率(伝熱係数)が低下
して復水器11の熱交換効率が低下するため、洗浄をす
る必要がある。その洗浄方法は、例えば、図例の如く、
ポンプ23を備えボ−ル回収器25の、ボ−ル吐出側を
海水導入パイプ19と、ボ−ル吸入側(ポンプ配設側)
を海水放出パイプ21とそれぞれ接続して、多数の洗浄
ボ−ル27を循環して行う。
【0005】スポンジゴム製の当該洗浄ボ−ル27は、
通常、熱交換器(細管12)を通過後、スクリーンブロ
ック29等の網状体にて捕獲して回収する。しかし、摩
耗等により小径化した洗浄ボ−ルの一部が、網状体を潜
り抜けて海等へ流出することがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、当該スポンジ
ゴム製の洗浄ボ−ルは、生分解せず、海洋汚染の一因と
なる。また、通管検査・洗浄用ピグについても同様の問
題がある。
【0007】当該通管検査・洗浄用ピグは使用後、産業
廃棄物となっている。
【0008】本発明は、海洋に流出しても海洋汚染の一
因とならない生分解性の管内洗浄ボ−ルおよび通管検査
・洗浄用ピグを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、洗浄ボールを生分解ポリマーからな
るヒドロゲル体で形成すればよいことを見出した。
【0010】高弾性体材料で形成されてなる洗浄ボ−ル
および通管検査・洗浄用ピグにおいて、高弾性体材料
が、生分解性高分子とゲル化剤とで形成された網目構造
体を骨格とするヒドロゲルであることを特徴とする。
【0011】特に多糖類であるこんにゃく粉(グルコマ
ンナン)の混入率の増大およびこのこんにゃく粉に対す
るアルカリ性のゲル化剤である水酸化カルシウムの混合
比により、最適な高弾性体が得られる条件を見いだし、
本発明の効果を奏しやすくした。
【0012】さらに、管内洗浄ボ−ルおよび通管検査・
洗浄用ピグの洗浄能力を高めるため、高弾性体に研削性
付与粒子を付与させることが望ましい。前記生分解性高
分子との親和性を有する研削性付与粒子として、炭酸カ
ルシウム系、セルロ−ス系、セラミック系を、特に炭酸
カルシウム系を選定し、それらの付与濃度として、弾性
力を損なわず適正な研削力が得られる条件を見いだし
た。
【0013】具体的には、下記組成のヒドロゲルを用い
て本発明の管内洗浄ボ−ルおよび通管検査・洗浄用ピグ
を形成する。
【0014】こんにゃく粉(多糖類):3〜12% 水酸化カルシウム(ゲル化剤):0.1〜1.2% 炭酸カルシウム系の研削性付与粒子:33%以下 水:残部 そして、本発明の管内洗浄ボ−ルは、通常、下記工程を
経て製造する。
【0015】(1) 研削性付与粒子に5〜100℃の範囲
で温度調節した水を加えて混合分散させる分散液調製工
程、(2) 該分散液に、こんにゃく粉と水酸化カルシウム
とを添加した後、攪拌してゲル液を調製するゲル液調製
工程、(3) 該ゲル液を、型枠内に充填後、該型枠内で膨
潤ゲル化させて成形するゲル化成形工程、さらに、必然
的ではないが、(4) ゲル化成形工程と同時に、又は、該
ゲル化成形工程で得たゲル化成形物を、60〜100℃
で加熱処理を行う加熱処理工程。
【0016】他方、本発明の通管検査・洗浄用ピグは、
下記工程を経て製造することが望ましい。
【0017】(1) 前記研削性付与粒子に、5〜100℃
の範囲で温度調節した水を加えて混合分散させる分散液
調製工程、(2) 該分散液に、こんにゃく粉と水酸化カル
シウムを添加後、攪拌してゲル液を調製するゲル液調製
工程、(3) 該ゲル液を、多孔管板に一端が連結された管
群の端部に同時充填後、該管群内で膨潤ゲル化させて成
形するゲル化成形工程。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の管内洗浄ボ−ルお
よび通管検査・洗浄用ピグについて、詳細に説明する。
【0019】管内洗浄ボ−ルおよび洗浄用ピグは、流体
圧によって流体とともに圧送移動させることにより、管
内の洗浄に使用されるものである。ここで、洗浄とは、
たとえば上述のごとき、海水、河川水等を冷却水とする
冷却器管内の付着物の除去や、配管内のヘドロ除去等を
目的とするものである。
【0020】また、通管検査用ピグは、管の内部のつま
りをチェックすることを目的とし、そのピグは流体圧に
よって管内を移動させる。
【0021】本発明を適用する管としては、直状管、曲
状管のいずれでもよい。従来より、主として細管に使用
することを目的としているが、管内洗浄・通管検査等の
目的が達成可能な範囲であれば、適用する管は細管に限
定されない。
【0022】本発明の、管内洗浄ボ−ルおよび通管検査
・洗浄用ピグは、高弾性体が、生分解性高分子とゲル化
剤とで形成された網目構造体を骨格とするヒドロゲルで
あることを特徴的構成要件とする。
【0023】本発明による管内洗浄ボ−ルの形状として
は、球形状のものに限られず、回転だ円体、回転放物体
等の曲面体のもの、さらには、角錐体、円錐体、正多面
体、等の多面体もの、も含まれる。また、通管検査・洗
浄用ピグの形状としては、円柱、多角柱、砲弾状等任意
である。
【0024】一般に洗浄用ボールとしては球形状が、通
管検査用ピグとしては、管の内側と柱体の側面形状が略
一致する柱体状(通常、円柱状)が、それぞれ効果を奏
しやすく望ましい。大きさは、管の内径に合わせ決定す
る。
【0025】洗浄ボ−ルの場合、内径約2.5cmの円筒
管に適用するとき、直径約2.5cmの球形状とし、通管
検査・洗浄用ピグの場合、内径約2cmの円筒管に使用す
るとき、直径約2cm×高さ3〜5cmの円柱形状とする。
【0026】ここで、生分解性高分子としては、天然物
系の多糖類、セルロ−ス、タンパク質(ポリペプチド)
等、合成系の生分解性ポリエステル等、管内洗浄・通管
検査に使用可能な強度、高弾性を確保可能なものなら特
に限定されない。
【0027】管内洗浄ボ−ルや通管検査・洗浄用ピグと
しての機能を発揮するためには、ある程度の破損しにく
さを備えている必要があり、特に多糖類、中でもこんに
ゃく粉(グルコマンナン)を好適に使用することができ
る。
【0028】上記生分解性高分子で網目構造を形成する
ためには、通常、ゲル化剤と称されるものが必要であ
る。例えば、生分解性高分子としてこんにゃく粉を使用
する場合、ゲル化剤としては、通常、水酸化カルシウム
(Ca(OH)2 )、水酸化マグネシウム、水酸化バリウム等
のアルカリ土類水酸化物等のアルカリ性化合物を選択す
る。特に、後述の研削性付与粒子として炭酸カルシウム
系を使用する場合、Ca(OH)2 を使用することが親和性の
見地から望ましい。
【0029】そして、上記弾性体には、研削性付与粒子
を含有させることにより洗浄効果がより向上する。研削
性付与粒子の粒径は、約0.3〜3mm、望ましくは約
0.5〜1mmとする。粒径が大きすぎると、弾性体との
親和力が低下し脆くなり、粒径が小さすぎると研削性が
劣る。
【0030】研削性付与粒子の材料としては、生分解性
高分子との親和性、特にこんにゃく粉との親和性を有す
る炭酸カルシウム系、セルロ−ス系、セラミック系材料
を単独または2種以上使用する。本発明の目的(環境汚
染の防止)から、生分解性(天然系)または鉱物系研削
性付与粒子を使用することが望ましく、特に、貝殻粉砕
物に代表される炭酸カルシウム系のものが入手のし易
さ、上記ゲル化剤である水酸化カルシウムとの親和性の
見地から望ましい。
【0031】すなわち、炭酸カルシウム系研削性付与粒
子は、高弾性体に含有される水酸化カルシウム(ゲル化
剤)との親和性が良好である。具体例としては、かき、
ホタテ、ムラサキイガイ、アサリ等の貝殻粉砕物があげ
られる。かき殻は、脆性を有するので粉末にしやすく、
入手しやすい貝殻である。また、ホタテ貝殻は、硬い貝
殻の代表であり有用である。ムラサキイガイは、後述の
実施例で示す如く、理由は不明であるが、洗浄効果(研
削性)に優れている。なお、貝殻粉砕物は、後述の如
く、親和性の見地から、アルカリ洗浄等により表面異物
を除去しておくことが望ましい。
【0032】セルロ−ス系研削性付与粒子は、高弾性体
に多糖類を使用する場合、親和性が良好である。具体例
としては、クルミ殻等があげられる。クルミ殻は木質の
セルロ−ス系で、工業用の柔らかい研削性付与粒子とし
て汎用されている。
【0033】なお、上述のごとく本発明の管内洗浄ボ−
ルおよび通管検査・洗浄用ピグは、海・河川等に排出さ
れた際に、環境に対して、汚染等の発生の防止を目的と
しているが、同一の効果を得るために、研削性付与粒子
として魚類の餌となるものを使用することができる。該
研削性付与粒子は、通常、粗タンパク質、粗灰分、栄養
分、粘結剤等からなり、各メ−カ−から市販されてい
る。
【0034】なお、上記研削性付与粒子の表面は、タン
パク質、脂質等が付着していると、生分解性高分子との
親和性に劣る。そのため、上記材料の表面をアルカリ洗
浄により処理し、当該親和性を高めると、研削性付与粒
子含有の洗浄能力のさらなる向上を図ることができる。
例えば、0.1%NaOH等を使用して混合攪拌することに
より表面処理を行う。
【0035】そして具体的には、下記組成のヒドロゲル
を使用して管内洗浄ボ−ルおよび通管検査・洗浄用ピグ
を得ることができる。
【0036】こんにゃく粉(多糖類):3〜12%(望
ましくは5〜10%) 水酸化カルシウム(ゲル化剤):0.1〜1.2%(望
ましくは0.25〜0.4%) 炭酸カルシウム系の研削性付与粒子:33%以下(望ま
しくは、10〜28%) 水:残部 こんにゃく粉および水酸化カルシウム(ゲル化剤)の混
入量が少なすぎると、本発明で必要な強度・弾性力が得
られない。通常の食品用こんにゃく(こんにゃく粉1%
から3%未満、ゲル化剤0.1%から0.25%未満)
よりも高濃度混入とすることにより管内移動作業(管内
洗浄ないし通管検査)に適用可能な強度を得ることがで
きる。
【0037】こんにゃく粉の濃度が本発明の上記範囲内
にある場合、通常の食用こんにゃく製造方法ではうまく
製造できない。通常の食用こんにゃくは、こんにゃく粉
を水に膨潤させて、通常2〜3h放置した後、ゲル化剤
懸濁液を混入するものである。
【0038】しかし、本発明のように、こんにゃく粉の
濃度が高い場合、水とこんにゃく粉を混合させた時点
で、強いコロイドとなり、後のゲル化剤懸濁液を混入の
際、気泡が混入したり、成形が困難であったりと問題が
生じる。
【0039】このため、本発明の管内洗浄ボ−ルは、通
常、下記工程を経て製造する。
【0040】(1) 前記研削性付与粒子に5〜100℃、
通常、常温(15〜25℃)から60℃の範囲で温度調
節した水を加えて混合分散させる分散液調製工程。
【0041】使用する水の温度を変えることにより下記
のゲル液調製速度(増粘速度)を調節することが可能と
なる。水温が高すぎると、増粘速度が早過ぎて、充填に
ゲル液の流動性を有する粘度のゲル液を得難くなる。
【0042】(2) 該分散液に、こんにゃく粉と水酸化カ
ルシウムとを添加後、攪拌してゲル液を調製するゲル液
調製工程。
【0043】ここで「ゲル液」とは、膨潤ゲル化が略進
行して流動性のない弾性体(高弾性体)になる前の半流
動状態(糊液)、すなわち、型枠や管端部に充填可能な
流動性を有する状態を意味する。
【0044】このゲル液調製工程では、こんにゃく粉
(多糖類)と水酸化カルシウム(ゲゲル化剤)とを直接
混合することにより、こんにゃく粉末含量が高い場合で
も成形が可能となり、通管性力の高い管内洗浄ボ−ルお
よび通管検査・洗浄用ピグを得ることができる。
【0045】このゲル液調製のための攪拌時間は、上記
分散液の水温にもよるが、例えば、常温(20℃)の場
合、3〜7分、望ましくは、5分前後とする。攪拌時間
が短すぎると、後工程であるゲル化成形に最適な粘度の
ゲル液(糊液)が得られず、逆に長すぎると、流動性が
なくなり、後工程におけるゲル液充填作業が困難とな
る。
【0046】(3) 該ゲル液を型枠(通常、球状金型)内
に充填後、該型枠内で膨潤ゲル化させて成形するゲル化
成形工程。
【0047】ここで、「膨潤ゲル化」とは、網目構造体
(架橋体)が、水を吸って膨潤化して、水に不溶のゲル
体(高弾性体)になることをいう。
【0048】このゲル化成形時間は、金型温度(外気温
に影響を受ける)にもよるが、通常、加熱しない場合、
10〜30min 、望ましくは、15〜25min とする。
成形時間が短いと、十分な高弾力の洗浄ボールが得難
く、逆に、時間が長すぎると、生産性に劣る。
【0049】(4) ゲル化成形工程と同時に、又は、ゲル
化成形工程で得られたゲル化成形物を、60〜100℃
(望ましくは70〜90℃)で加熱処理を行う加熱処理
工程。
【0050】この加熱処理は型枠に入れた状態で別工程
で行なう方が、ゲル化成形が奇麗にでき望ましい。加熱
処理を型枠に入れてゲル化成形と同時に行なうと、ゲル
化速度が早過ぎて奇麗な附形(成形)ができ難くなる。
なお、ゲル化成形物を型枠から取り出した後、行なって
もよい。
【0051】この加熱処理時間は、型枠に入れた状態で
別工程で行なう場合において、加熱温度にもよるが、8
0℃前後で20〜60min 、望ましくは25〜40min
とする。加熱処理時間が長すぎると、ゲル化強度は増大
するが、省エネルギーの見地から望ましくなく、加熱処
理時間が短いと十分なゲル強度(弾性率)の増大(高弾
性化)を期待し難い。
【0052】他方、本発明の通管検査・洗浄用ピグは、
下記工程を経て製造することが望ましい。
【0053】(1) 研削性付与粒子に5〜100℃の範囲
で、通常、常温から60℃の範囲で温度調節した水を加
えて混合分散させる分散液調製工程。
【0054】この工程は、洗浄用ボールの場合と同様で
ある。
【0055】(2) 該分散液に、こんにゃく粉と水酸化カ
ルシウムとを添加後、攪拌してゲル液を調製するゲル液
調製工程。
【0056】この工程も、洗浄用ボールの場合と同様で
ある。
【0057】(3) 該ゲル液を、多孔管板に一端が連結さ
れた管群の端部に同時充填後、該管内で膨潤ゲル化させ
て成形するゲル化成形工程。
【0058】ゲル液を多数本の管群の端部に同時充填
後、該管群内部で膨潤ゲル化させることにより、多数の
ピグ体を同時に成形することができ、生産性に優れる。
なお、通管検査・洗浄用ピグの場合、熱鋼管器を完全に
止めて行なうため、製造工程上、洗浄ボールの如く、加
熱処理工程を付加することは困難である。
【0059】図2に熱交換器を模擬した多孔管板のモデ
ルを示し、これを用いて通管検査・洗浄用ピグを多数同
時に成形する例を説明する。
【0060】まず、熱交換器が稼働していない状態で、
ゲル液(半流動・高粘性流体状態)44を押し込み板4
3bを使用して、多数の管入り口部47から多数の細管
12内に、数cm程度一気に押し込む。多孔管板42に
は、複数の細管12が連結されており、保持筒体46を
利用すれば容易に全ての細管内にゲル液を充填させる
(詰め込む)ことができ、その後、各細管(管群)1
2、12…の内で膨潤ゲル化させることにより、均質な
ピグ45を同時成形できる。
【0061】そして、水、空気等を使用して流体圧等に
より細管12内面を柱体状ピグ45を移動させて通管検
査・洗浄を行う。
【0062】なお、熱交換器以外に多数の細管を同時に
貫通させる目的で、本発明の生分解性通管検査・洗浄用
ピグを使用する場合にも、上記方法に準じて同時成形す
ることも可能である。
【0063】本発明者等は、本発明の管内洗浄ボ−ルお
よび通管検査・洗浄用ピグは良好に管内の洗浄、通管検
査等を行うことができること、および良好な生分解性を
有することを後述のごとく実験により確認している。
【0064】
【発明の効果】本発明の管内洗浄ボ−ルおよび通管検査
・洗浄用ピグは、上記構成を有することにより、従来使
用していたボ−ルおよびピグに近い、管内洗浄および管
内通管検査の効果が得られた。また、生分解性であるた
め、環境に優しく有用である。
【0065】さらに、本発明の管内洗浄ボ−ルおよび通
管検査・洗浄用ピグの製造方法を使用することにより、
生分解性高分子の含有量が多く、高弾性のものを良好に
生産することが可能となる。
【0066】
【実験例】以下、本発明の効果を確認するために行った
試験例について詳細に説明を行う。
【0067】<実施例1>水:500g(71.23
%)と、かき殻粉砕物:150g(21.37%)とを
室温(25℃)にて混合攪拌し、かき殻粉砕物を水に分
散させて分散液を調製した。該分散液に、こんにゃく
粉:50g(7.12%)、およびCa(OH)2 :2
g(0.28%)を添加後、約5分間攪拌してゲル液
(半流動状態)を調製した。攪拌後、型枠(球形状)に
該ゲル液を充填後、20min 放置し、こんにゃく粉を膨
潤ゲル化させて成形した。そして、該ゲル化成形物を、
80℃の温度に30分間維持して熱処理を行なった後、
冷却工程を経て洗浄ボ−ルを製造した。
【0068】なお、かき殻粉砕物としては表面未洗浄
で、粒径210μm 以下のものを使用した。
【0069】<実施例2>実施例1における配合・製法
と同様の方法で洗浄ボ−ルを製造した。ただし、かき殻
粉砕物は、0.1%NaOHを使用して表面洗浄を行ったも
のを使用した。
【0070】<管内洗浄試験>実施例1・2で製造した
洗浄ボ−ルを用いて管内洗浄を行った。
【0071】洗浄対象とした細管は、実機復水器から引
き抜いた細管(アルミニウム黄銅(aluminum brass)
製:長さ1.3m×外径25.4mm×肉厚1.245m
m)とした。
【0072】そして、各々、ボ−ル2個を用いて1個の
ボ−ルにつき50回、合計100回、約2m/sの速度
で上記細管内に各実施例のボールを貫通させた。
【0073】各細管の熱貫流率をボ−ルによる洗浄前後
に測定して清浄度の回復率を評価した。結果を図3に示
す。参考までに、スポンジボール(従来例)についても
測定をした。
【0074】現行のスポンジボ−ルと比較すると、実施
例1・2のボ−ルは外観上表面削れが見てとれたが、5
0回の通管に充分に耐え得る強度が得られた。また、清
浄度の回復率も、現行スポンジボ−ルに近い値が得られ
ている。また、表面をアルカリ洗浄したかき殻を使用す
ることにより、未洗浄のかき殻を使用した場合と比較し
て清浄度が改善されている。
【0075】<実施例3>表1に示す各貝殻粉砕物をこ
んにゃくに含有させて、球状(φ25mm)の洗浄用ボ−
ル、円柱状(φ25mm×長さ約30mm)の通管検査・洗
浄用ピグを作成した。それぞれの貝殻は1mm以下に粉
砕した後、0.2 NaOHを用い、2h、70℃の条件で
アルカリ洗浄したものを使用した。組成は水:67.7
%、貝殻:25.0%、こんにゃく粉:7.0%、Ca
(OH)2 :0.28%とし、実施例1で用いた製法に
準じて製造した。
【0076】製造した各ボ−ルについて、上記と同じ細
管を用いて同様にして貫通試験を行なった。また、各ピ
グについては、1個のピグを使用し、2回細管内を通過
させた(通管速度は2m/s)。
【0077】実施例3で、各洗浄ボ−ルを貫通させた後
の、ボ−ルおよび管内壁面を目視にて観察した。洗浄ボ
−ルの場合、50回管を貫通させた時点で、スポンジボ
−ル(比較例として試験した)は外観上変化がみられな
かったのに対し、貝類を含浸させたこんにゃくボ−ルで
は、どれも削られ形がいびつになっていた。その際、管
内壁は、アサリ、ホタテ、かきの各貝殻粉砕物を含有さ
せた洗浄ボ−ルでは、洗浄前後においてほとんど差異が
感じられなかったのに対し、ムラサキイガイの貝殻粉砕
物を含有させた洗浄ボ−ルおよびスポンジボ−ルでは、
表層のスライムならびに黒褐色皮膜の剥離がみられ、洗
浄効果が確認された。
【0078】一方、洗浄用ピグにおいては、試験前後に
おけるピグの変化は見られなかった。管内面は、ホタテ
貝ではほとんど差が見られなかったが、ムラサキイガイ
ではスライムが除去され、下層の黒褐色皮膜の露出が見
られた。
【0079】次に、実施例3における管内面の汚れ係
数、熱貫流率低下率、付着物量を測定した結果を表1に
示す。なお、試験前・後の熱貫流率低下率は、新品のも
のを100%としたときの低下率である。
【0080】
【表1】
【0081】表1より、汚れ係数の値の差は、先の目視
観察の結果を反映していることがわかる。
【0082】熱貫流率低下率の値は、洗浄ボ−ルの場合
は、ムラサキイガイ、ホタテ貝、牡蠣(かき)、アサリ
の順で回復率が良かった。すなわち、上記順序で、清掃
効率が良いことがわかる。なお、ピグの場合、差(△)
だけ見ると、ホタテ貝の方が回復率が高いようである
が、これは、洗浄対象の細管として、ムラサキイガイの
方がホタテ貝より汚れが大きい、すなわち熱貫流率低下
率が大きいもの(前者:29.4%、後者:37.8
%)を使用したためと推定される。
【0083】また、回復率で良い結果を得た、ムラサキ
イガイの貝殻粉砕物含有の洗浄ボ−ルによる、洗浄後の
管内面の付着物量は、現行ボ−ルの場合と同程度に少な
かった。
【0084】次に、実施例3のムラサキイガイを用いて
調製した、洗浄ボ−ルおよび通管検査・洗浄用ピグを、
細管内に貫通させた後の、耐食性を判断するために管内
面の自然電位及び分極抵抗値を測定した。なお、測定法
は、JIS H 0530(大分極法)に準じた。
【0085】結果を表2に示す。
【0086】
【表2】
【0087】表2に示す結果から、いずれにおいても自
然電位に異常は見られず、分極抵抗値も、 耐食性の基
準である上記JIS規格(JIS H 0530)20000Ω・
cm2以上を満足することが分かる。
【0088】最後に、各実施例で作成した洗浄ボ−ルを
ビ−カ−内にて海水中、および淡水中に浸せきし、生分
解性試験を試みた。いずれも一週間放置時には分解が始
まり、淡水中では約2週間で完全に分解された。海水中
においては、2週間で略半分程度分解が進んだ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管内洗浄ボ−ルを適用する蒸気タ−ビ
ン用復水器の一例を示す概略図。
【図2】本発明の通管検査・洗浄用ピグを多数個作成す
る方法の一例を示す概略図。
【図3】実施例1・2における管内洗浄ボ−ルを用いて
供試復水器細管を清掃した際の清浄度の回復率を示すグ
ラフ図。
【符号の説明】
11・・・復水器 12・・・細管 27・・・洗浄ボ−ル 42・・・多孔管板 43・・・押し込み板 44・・・ゲル化物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 雄二 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 篠原 伸夫 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 伊藤 博之 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 宮川 稔 愛知県名古屋市熱田区伝馬一丁目11番1号 株式会社ユニケミー内 (72)発明者 吉川 徹 愛知県名古屋市熱田区伝馬一丁目11番1号 株式会社ユニケミー内 (72)発明者 中村 寿和 愛知県名古屋市東区東桜二丁目9番16号 ナカキ食品株式会社内 (72)発明者 中平 政志 愛知県名古屋市東区東桜二丁目9番16号 ナカキ食品株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA13 AB53 BA08 BA25 BB82 BB87

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高弾性体材料で形成され、管内に流体圧
    によって圧入させて使用する管内洗浄ボ−ルであって、 前記高弾性体材料が、生分解性高分子とゲル化剤とで形
    成された網目構造体を骨格とするヒドロゲルであること
    を特徴とする管内洗浄ボ−ル。
  2. 【請求項2】 前記生分解性高分子が多糖類であり、前
    記ゲル化剤がアルカリ性化合物であることを特徴とする
    請求項1記載の管内洗浄ボ−ル。
  3. 【請求項3】 前記高弾性体材料に前記生分解性高分子
    と親和性を有する研削性付与粒子を含有するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の管内洗浄ボ−
    ル。
  4. 【請求項4】 下記組成のヒドロゲルからなることを特
    徴とする請求項3記載の管内洗浄ボ−ル。 こんにゃく粉(多糖類):3〜12% 水酸化カルシウム(ゲル化剤):0.1〜1.2% 炭酸カルシウム系の研削性付与粒子:33%以下 水:残部
  5. 【請求項5】 請求項4記載の管内洗浄ボ−ルを製造す
    る方法であって、 (1) 前記研削性付与粒子に5〜100℃の範囲で温度調
    節した水を加えて混合分散させる分散液調製工程、 (2) 該分散液に、こんにゃく粉と水酸化カルシウムとを
    添加後、攪拌してゲル液を調製するゲル液調製工程、 (3) 該ゲル液を型枠内に充填後、該型枠内で膨潤ゲル化
    させて成形するゲル化成形工程、 の各工程を経ることを特徴とする管内洗浄ボ−ルの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記ゲル化成形工程と同時に、
    又は該ゲル化成形工程後のゲル化成形物を60〜100
    ℃で加熱処理を行なう加熱処理工程を経ることを特徴と
    する請求項5記載の管内洗浄ボールの製造方法。
  7. 【請求項7】 高弾性体材料で形成され、管内に流体圧
    によって圧入させて使用する通管検査・洗浄用ピグであ
    って、 前記高弾性体材料が、生分解性高分子とゲル化剤とで形
    成された網目構造体を骨格とするヒドロゲルであること
    を特徴とする通管検査・洗浄用ピグ。
  8. 【請求項8】 前記生分解性高分子が多糖類であり、前
    記ゲル化剤がアルカリ性化合物であることを特徴とする
    請求項7記載の通管検査・洗浄用ピグ。
  9. 【請求項9】 前記高弾性体材料に前記生分解性高分子
    と親和性を有する研削性付与粒子を含有するものである
    ことを特徴とする請求項7又は8記載の通管検査・洗浄
    用ピグ。
  10. 【請求項10】 下記組成のヒドロゲルからなることを
    特徴とする請求項9記載の通管検査・洗浄用ピグ。 こんにゃく粉(多糖類):3〜12% 水酸化カルシウム(ゲル化剤):0.1〜1.2% 炭酸カルシウム系の研削性付与粒子:33%以下 水:残部
  11. 【請求項11】 請求項10記載の通管検査・洗浄用ピ
    グを製造する方法であって、 (1) 前記研削性付与粒子に、5〜100℃の範囲で温度
    調節した水を加えて混合分散させる分散液調製工程、 (2) 該分散液にこんにゃく粉と水酸化カルシウムを添加
    後、攪拌してゲル液を調製するゲル液調製工程、 (3) 該ゲル液を、多孔管板に一端が連結された管群の端
    部に同時充填後、該管群内で膨潤ゲル化させて成形する
    ゲル化成形工程、 の各工程を経ることを特徴とする通管検査・洗浄用ピグ
    の製造方法。
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