JP2002210403A - 液体透過性シート状基材のためのコーティング装置 - Google Patents

液体透過性シート状基材のためのコーティング装置

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JP2002210403A JP2001011739A JP2001011739A JP2002210403A JP 2002210403 A JP2002210403 A JP 2002210403A JP 2001011739 A JP2001011739 A JP 2001011739A JP 2001011739 A JP2001011739 A JP 2001011739A JP 2002210403 A JP2002210403 A JP 2002210403A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透水性能をもつシート状基材に対して、液状
分散媒体中に分散された固体粒子を含むスラリーを塗布
する際に、スラリー成分がダマを生じることなく均一に
塗布することが可能な液体透過性シート状基材のための
コーティング装置を提供する。 【解決手段】 長尺の液体透過性シート状基材を搬送す
る液体透過性のコンベアー上にその搬送方向に沿って配
置された、プリコートゾーン、コーティングゾーン、お
よびサクションゾーンを形成した液体透過性シート状基
材のためのコーティング装置において、コーティングゾ
ーンに、コンベアーの表面または下面に沿って液体不透
過性材料からなるシート状遮蔽体を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体透過性シート
状基材のためのコーティング装置に関し、さらに詳しく
は、不織布のような液体透過性シート状基材に、高吸水
性樹脂のような粒子を液状媒体中に分散させたスラリー
を均一にコーティングするためのコーティング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】子供用オムツ、大人用オムツ、生理用ナ
プキン、血液吸収剤、母乳パッドなどのような吸収体製
品において、吸収の主体をなす吸収体は、高吸水性樹脂
(以下「SAP」という)とフラッフ状木材パルプをそ
の主成分としている。また近年、より薄く、しかも形態
安定性のある不織布状の組織、すなわち嵩高いウェブ
(以下「嵩高ウェブ」という)の中にSAP粒子を担持
させたシート状高吸水性複合体の開発が精力的に行われ
ている。
【0003】嵩高ウェブにSAP粒子を担持させる際
に、シート状基材としての好ましい構造を有する嵩高ウ
ェブを用意して、そのウェブにアクリル酸モノマーを含
浸させて重合させる方法、重合によりゲル化した未架橋
ポリマーをコーティングし、その後架橋処理を行う方法
及び、SAP粒子の溶媒分散スラリーをそのウェブにコ
ーティングする方法などが採用されている。
【0004】前記のような使用形態に適合するシート状
基材の基本的性能としては、SAPを支持するための支
持体本来の機能に加えて、SAP粒子の捕捉固定機能、
及び浸透拡散機能の3機能が挙げられる。SAP粒子を
嵩高ウェブの中に捕捉して固定するには、構成繊維間に
大きな間隙部が存在することが要求される。
【0005】このようなシート状基材にSAPを塗布す
る一つの方法として、SAPを含有するスラリー(SA
Pスラリー)をシート状基材の表面に塗布する方法が採
られる。このSAPスラリーは、流動性、展開性に乏し
いので、多くの液体の塗布では一般的なスプレーコーテ
ィングやカーテンスプレーを適用するのはきわめて困難
である。従って、このようなSAPスラリーの塗布作業
は通常、コンベアー上で連続的に搬送される長尺のシー
ト状基材の表面上に、液状媒体中にSAP粒子を分散さ
せたスラリーを供給し、このスラリーをバーないしナイ
フ形状の、一般に「接触コーター」と呼ばれているコー
ターにより展開させることにより行われている(例えば
特開2000-5647号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなコーティン
グ工程において、シート状基材の表面層に存在する大き
な間隙部の空気層により、SAP粒子がその間隙部に入
り込むのが妨げられ、シート状基材の表面上に載ったま
まの状態となることがある。この状態が生じると、スラ
リーの液状成分のみがシート状基材中に移行してスラリ
ーの濃度もしくは粘着性が急激に上昇し、コーターの出
口側でスラリー中の固形分が塊状に集合して付着する、
いわゆるダマの発生が起こり、シート状高吸水性複合体
の安定で連続的な処理が阻害されることがある。
【0007】この現象は、近年の需要の多様化に応じ
て、シート状基材に使用されるウェブの目付け範囲を広
げることにより多様な複合体を生産するという要求に対
処する際にも大きい障害となる。
【0008】本発明の目的は、前記した問題点を解決
し、広範囲にわたる特性をもつ液体透過性シート状基材
にスラリーを安定にコーティングすることができるコー
ティング装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、長尺の液体透
過性シート状基材を搬送する液体透過性のコンベアー
と、このコンベアー上にその搬送方向に沿って配置され
たプリコートゾーン、コーティングゾーン、およびサク
ションゾーンとを備え、前記プリコートゾーンは、前記
液体透過性シート状基材の表面にプリコート液を塗布し
てプリコート液膜を形成する区域であり、前記コーティ
ングゾーンは、前記液体透過性シート状基材の表面に対
して微少間隔で配置された接触コーターによりスラリー
を塗布して、前記液体透過性シート状基材表面に塗膜を
形成する区域であり、前記サクションゾーンは、前記液
体透過性シート状基材の表面上および内部に存在する液
体成分を吸引除去する区域であり、さらに前記コーティ
ングゾーンにおいて、前記コンベアーの表面または下面
に沿って配置された、液体不透過性材料からなるシート
状遮蔽体が設けられている、ことを特徴とするコーティ
ング装置を提供する。
【0010】シート状遮蔽体は、必要に応じて、コーテ
ィングゾーンからプリコートゾーンまで延びていてもよ
い。
【0011】シート状遮蔽体は、好ましくはポリテトラ
フルオロエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエチレン
系、ポリエステル系、エポキシ系、シリコン系からなる
シートで構成される。
【0012】さらに本発明によれば、長尺の液体透過性
シート状基材を搬送する、液体不透過性の第1のコンベ
アーと、前記第1のコンベアーの搬送方向に関して後方
の位置に配置された液体透過性の第2のコンベアーと、
前記第1のコンベアー上にその搬送方向に沿って配置さ
れたプリコートゾーンおよびコーティングゾーンと、前
記第2のコンベアーの位置に配置されたサクションゾー
ンとを備え、前記プリコートゾーンは、前記液体透過性
シート状基材の表面にプリコート液を塗布してプリコー
ト液膜を形成する区域であり、前記コーティングゾーン
は、前記液体透過性シート状基材の表面に対して微少間
隔で配置された接触コーターによりスラリーを塗布し
て、前記液体透過性シート状基材表面に塗膜を形成する
区域であり、前記サクションゾーンは、前記液体透過性
シート状基材の表面上および内部に存在する液体成分を
吸引除去する区域である、ことを特徴とするコーティン
グ装置が提供される。
【0013】ここで、「接触コーター」という用語は、
スプレーコーターやカーテンコーターとは異なり、被コ
ーティング材の表面上に供給されたスラリーを、この被
コーティング材の表面との間に微少間隙をもって対向
し、スラリーを所望の厚さに展開する形式のコーターを
総称するもので、これにはナイフコーターあるいはブレ
ードコーターと呼ばれている形式のコーターの全てを包
含する。
【0014】本発明の装置に適用されるシート状基材
は、繊維ウェブである。このシート状基材の表面に、プ
リコート液、例えば水、ミクロフィブリル状セルロース
の水分散液、エチルアルコールと水の混合、またはミク
ロフィブリル状セルロース、エチルアルコール及び水の
混合物がコートされ、ついでスラリーが塗布される。ス
ラリーとしては、高吸水性樹脂を水およびアルコールの
混合媒体中に分散させたものが適用できる。
【0015】高吸水性樹脂は、好ましくは表面架橋処理
されたものであり、かつ103kPaの荷重下での吸収
量が少なくとも15ml/gのものである。
【0016】またプリコートゾーンとして、液体透過性
シート状基材の走行方向に関して前方の位置に、前記液
体透過性シート状基材の表面にプリコート液を塗布する
第1、第2の2段階のプリコートゾーンを設けることが
好ましい場合もある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の液体透過性シート
状基材のためのコーティング装置の具体的な実施の形態
について説明する。本発明は、液体透過性を有するシー
ト状基材全般に適用可能であるが、ここでは、嵩高ウェ
ブについて説明する。 (1)嵩高ウェブの準備 嵩高ウェブのシート状基材として、不織布状ウェブを使
用する。そのウェブの空隙部にSAPを安定に閉じ込め
るためには、できるだけ空隙率の高い、嵩高なウェブが
好まれる。好ましいウェブは、そのウェブに102.0
kPa(7g/cm2)の荷重がかかった状態で、その
ウェブの厚さを測定して、見掛密度が0.1g/cm3
以下であって、できるだけ多くの起毛をシート状基材の
表面に有するものである。さらに好ましいウェブは、
0.01〜0.07g/cm3の範囲の見掛密度を有す
るウェブである。見掛密度が0.1g/cm3を超える
と、そのウェブはペーパー状になり、SAP粒子の閉じ
込め効果は不十分になる。
【0018】嵩高ウェブのシート状基材としては、ガー
ドウェブ又はその積層体、エアレイドウェブ又はその積
層体、スパンボンドウェブ又はその積層体、スパンボン
ドウェブとメルトブロンウェブの積層体、スパンボンド
ウェブとカードウェブとをニードルバンチ、高圧水流交
絡又はソニックボンドで部分的に接合したもの、スパン
ボンド/メルトブロン複合体とカードウェブとをニード
ルパンチ、高圧水流交絡又はソニックボンドで部分的に
接合したもの、並びに縦方向及び横方向に伸縮性を持つ
ポリウレタン系スパンボンドウェブを起毛加工したもの
などの中から選択することができる。
【0019】嵩高ウェブのシート状基材は、熱接着性繊
維と合成繊維から構成してもよい。このような嵩高ウェ
ブのシート状基材は、1.5d〜10dの疎水性合成繊
維を主成分とする第一繊維層と、0.5d〜3dの親水
性繊維を主成分とする第二繊維層からなる複合構造を持
つシート状基材であればより望ましい。その場合の第一
層には嵩高のため大デニールを使用し、第二層には拡散
層として用いるため細デニールの繊維を用いて相対的に
繊密な層とする。
【0020】また、前記嵩高ウェブのシート状基材は、
木材パルブ解織繊維と熱接着性繊維から構成してもよ
い。嵩高ウェブを得る方法として、いくつかの方法が挙
げられる。例えば、未結合カードウェブや未結合スパン
ボンド(SB)、開繊トウなどのように、そのもの自体
が嵩高い構造を有するものを使用することができる。し
かしながら一般には、マテリアルハンドリング上の問題
から、結合処理した不織布や織物を嵩高加工処理して使
用するのが好ましい。
【0021】嵩高加工処理としては、タオル状ループを
形成する方法、表面を擦化して機械的に起毛させる方
法、静電植毛、マイクロコルゲートやクレープ加工によ
る表面しわ加工、熱収縮によるしぼの発生加工、又は未
結合ウェブを垂直方向に折りたたみ熱接着するなどの方
法が採られる。特に好ましいのは表面粘着性を利用した
連続起毛方法、いわゆるA.F.L.(Adhesion Fiber
Lift)加工である。
【0022】好ましい嵩高ウェブは、不織布状ウェブを
連続的に表面加工処理して起毛状嵩高構造を形成するこ
と(起毛加工工程)により得られる。
【0023】A.F.L.加工の中で、 (a)加熱−冷却圧着法 (b)予備加熱−加熱圧着法、または (c)直接加熱圧着法 と、これにプリコート装置を組み込んだプロセスについ
て説明する。
【0024】(a)加熱−冷却圧着法とは、ウェブ表面
を十分に加熱して、次にこれを室温又は室温以下に冷却
した表面平滑ロールに導いて、ロール表面に圧着、接合
させ、その後引き剥がしゾーンでこれをロール表面から
引き剥がし、起毛を発生させる方法をいう。引き剥がし
た後では冷却ゾーンは不要である。この方法は表面に熱
溶融性繊維を有するウェブに適した方法である。
【0025】(b)予備加熱−加熱圧着法とは、ウェブ
表面の予備加熱と加熱ロールによる加熱を組み合わせた
ものであり、表面が予備加熱されたウェブを平滑な加熱
ロール面に加熱圧着して、ロール表面に接合させ、これ
をロール表面から引き剥がして起毛を発生させ、裏面か
ら冷却ロールを当てて安定化させる方法をいう。この方
法は表面に熱溶融性繊維を有するウェブに通した方法で
ある。
【0026】(c)直接加熱圧着法とは、加熱ロールの
みで表面加熱を行う方法であり、加熱ロールの温度は比
較的高く、加熱ロールの直径は相対的に大きくなる。こ
の方法は低温で加工するホットメルト接着剤を含有する
ウェブに通した方法である。前記起毛加工工程は、前記
不織布状ウェブの一部が熱溶融性成分を含む表層部分を
構成する前記不織布状ウェブの前記表層部分を前記熱溶
融性成分が粘着性を示す温度に加熱されたロールの平滑
面に接触させて粘着させ、次いで前記不織布状ウェブを
前記平滑面から引き剥がすことにより前記嵩高ウェブを
作製する工程である。前記熱溶融性成分はホットメルト
接着剤又は熱溶融性繊維が代表的な例である。ホットメ
ルト接着剤にはEVA系のものが好んで使用される。熱
溶融性繊維には、例えば、ポリエステル樹脂を芯とし、
ポリエチレンを鞘にした鞘芯型バイコンポーネント繊
維、即ちポリエチレン(PE)/ポリエステル(PE
T)繊維がある。
【0027】本発明において適用されるスラリーの一例
は、SAPスラリーである。SAPスラリーは、水相溶
性のある有機溶媒と水との混合溶媒からなる分散媒体中
にミクロフィブリルを分散させ、これに粒子状SAPを
添加したもので構成される。よって、SAPスラリーは
粒子状SAP、ミクロフィブリル、混合溶媒の3成分か
ら成り立っている。
【0028】ここで、粒子状SAPは、吸収機能を得る
ための基本成分である。SAPと略称される高分子吸収
体は、一般にはカルボキシメチルセルロース、ポリアク
リル酸およびその塩類、ポリエチレンオキサイド、ポリ
アクリルアミド等の水膨潤性ポリマーを部分架橋したも
の、あるいはイソブチレンとマレイン酸との共重合体等
である。また生分解性のあるポリアスパラギン酸のアミ
ノ酸架橋物、あるいはアルカリゲーネス ラタス(Alca
ligenes Latus)からの培養生成物である微生物起源高
吸収性ポリマー等も含まれる。SAP製品としは粒子
状、顆粒状、フィルム状、そして不織布状のさまざまな
形態を持ったものが開発されているが、これらは全て本
発明で使用可能であり、中でも本発明で望ましいもの
は、分散媒体中で分散可能な粒状、顆粒状、フレーク
状、針状、ペレット状のもので、ここでは、これらを総
称して粒子状SAPと称することにする。
【0029】またSAPスラリーに含有されるミクロフ
ィブリルとは、強い水和性を示す繊維状物を総称するも
のであり、一般的には平均直径が0.01μm〜2.0
μm、平均0.1μmもしくはそれ以下の極めて細い繊
維状物であるが、本発明では場合によっては平均直径が
2.0μmを超えるものも使用可能であり、また、いわ
ゆるフィブリルとミクロフィブリルとの混合体であって
もよい。
【0030】本発明で使用されるミクロフィブリルは、
平均繊維長が0.1mm以下、見掛けデニール0.01
d以下の極微細繊維であって、典型的な例としては、木
材パルプを高シェア下で解繊して得られる、いわゆるマ
イクロフィブリレイテッドセルロース(MFC)をさら
に解繊を進めることにより得られたスーパーマイクロフ
ィブリレイテッドセルロース(SMFC)、微生物起源
のバクテリアセルロース(BC)および、その希釈状態
での離解処理品が挙げられる。
【0031】これらの固形成分を分散させてスラリーを
構成するための分散媒体としては、水および水と相溶性
がある有機溶剤との混合溶剤が使用される。本発明に使
用される有機溶媒は、SAPをあまり膨潤させないもの
であれば、原則的には使用可能で、例えば、メチルアル
コール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジオキサ
ン、アセトン、テトラヒドロフラン、グリセリン、ネオ
ペンチルグリコール、ペンタエリスリトール、ジメチル
スルホキサイド等から任意の物質を選択することができ
る。
【0032】またSAPスラリーには、SAPの分散安
定剤として、沈殿防止とSAP粒子同士の凝集を防ぎ、
コーティングが終了して乾燥した後には、SAP粒子相
互およびSAPと基布とを結合するバインダーの役割を
果たす。
【0033】つぎに、本発明の第1の実施の形態におけ
る液体透過性基材のためのコーティング装置について図
面を参照して説明する。
【0034】図1において、ガイドロール1、2、3に
張架されたエンドレスベルト状のコンベアー7は、液体
透過性材料で構成されたもので、その搬送面上に加工す
べきシート状基材5を載せた状態で、図の矢印方向に適
当な速度で搬送する。
【0035】また、コンベアー7上を搬送されているシ
ート状基材5の搬送方向に関して上流側から下流側に向
かって、プリコートゾーンA、コーティングゾーンB及
びサクションゾーンCが形成されている。プリコートゾ
ーンA内には、搬送されているシート状基材5の上方の
位置にプリコート装置8が、またコーティングゾーンB
内にはコーティング装置9がそれぞれ設けられている。
【0036】さらに、コーティングゾーンB内には、シ
ート状基材5とコンベアー7との間に遮蔽板6が配置さ
れ、またサクションゾーンC内には、コンベアー7の下
方にサクション装置10が配置されている。
【0037】なお、作図の都合上、シート状基材5、遮
蔽板6およびコンベアー7の間がかなり離れているよう
に示したが、実際にはきわめて微少な間隔であり、場合
によっては互いに接触していることもある。
【0038】以下に、このように構成されたコーティン
グ装置を用いて、シート状基材5の表面に、SAPを主
体とする吸収層を形成する工程について説明する。
【0039】シート状基材5は、図示しないアンワイン
ダーから引き出され、コンベアー7上を図の矢印の方向
に適当な速度で連続的に搬送され、この搬送の過程で、
シート状基材5は、プリコートゾーンA、コーティング
ゾーンBおよびサクションゾーンCを順次に通過する。
【0040】まず、プリコートゾーンについて説明す
る。シート状基材5を構成する嵩高ウェブは、その表面
がラフであり、不均一である。このような表面に、SA
Pを含有するスラリーを塗布すると、スラリー中のSA
Pが凝集して均一なコーティングが妨げられる。このよ
うな問題を回避するために、コーティングに先立って、
プリコートゾーンAにおいてプリコート液を塗布し、プ
リコート液膜を形成する。
【0041】この操作に用いられる装置は、通常使用さ
れているプリコート装置でよいが、好ましくは、均一な
プリコート液膜を形成するために、プリコートスムーザ
ーを使用する。プリコートスムーザーとしては、ロー
ル、バー、プレートなどが挙げられる。プリコート液と
しては、水、ミクロフィブリル状セルロースと水の混合
物、エチルアルコールと水の混合物並びに、ミクロフィ
ブリル状セルロース、エチルアルコール及び水の混合物
を使用することができる。
【0042】次のコーティングゾーンでは、SAPスラ
リーがシート状基材表面に塗布される。そのウェブ中に
SAPを保持させる。塗布方法として、含浸させる方
法、圧入させる方法、スプレー法及び接触コート法など
がある。なかでも接触コート法が好まれ、具体的にはパ
ターンコーム(pattern comb)を用いてスラリーをプリ
コート液膜上に塗布してスラリー塗膜を形成する方法が
ある。本発明は、いずれのコーティング方法も適用可能
である。
【0043】本発明では、コーティングされたSAPス
ラリー中の液体成分がシート状基材5を透過してその下
方のコンベアー7に急速に浸透し、その結果としてSA
Pスラリーの濃度が急上昇して前述のようなダマが形成
されるという好ましくない現象を回避するために、少な
くともこのコーティングゾーンBにおいて遮蔽板6を設
けている。なお、同様の機能は、遮蔽板6がシート状基
材5とコンベアー7との間ではなく、コンベアー7の下
面に設けられている場合にも得られる。
【0044】遮蔽板6は、好ましくは湿摩擦抵抗が少な
く、かつ濡れ性の小さい材料から構成される。具体的に
は、遮蔽板はポリテトラフルオロエチレン系、ポリプロ
ピレン系、ポリエチレン系、ポリエステル系、エポキシ
系、シリコン系からなる単体あるいは共重合体の群から
選ばれる材料から構成される樹脂シート、あるいはこれ
らの樹脂を鋼材の表面にコーティングしたり、積層した
りすることによって鋼材と複合した複合材である。
【0045】サクションゾーンCには、シート状基材5
の内部及び表面上に残留する水や溶媒などの液体成分を
シート状基材から除去するために、シート状基材5を搬
送するコンベヤー7の下方に、サクション装置10が設
けられ、液体成分はコンベヤー7をその厚さ方向に貫通
して除去される。液体成分が除去されたシート状基材5
は、図示しない次工程において、必要に応じて熱風や加
熱ロールで乾燥され、次いで巻き取り機においてロール
状に巻き取られる。
【0046】次ぎに、本発明の第2の実施の形態を示す
図2について説明する。この第2の実施の形態では、コ
ンベアー7は液体透過性材料で構成され、遮蔽板6は、
シート状基材5とコンベアー7との間ではなく、コンベ
アー7の下方に設けられている。
【0047】図3に、本発明の第3の実施の形態による
コーティング装置を示す。この第3の実施の形態では、
図2に示した第2の実施の形態の遮蔽版6に代えて、コ
ンベアー7の下方にロール状の遮蔽ロール6aがコンベ
ヤー7に接触した状態で配置されている。
【0048】図4に、本発明の第4の実施の形態による
コーティング装置を示す。この第4の実施の形態では、
2基のコンベアー7aおよび7bが連続する搬送面を形
成するように配置されている。2基のコンベアーのう
ち、後段のコンベアー7bは、前述の図1から図3に示
したものと同様、透過性材料で構成されているが、前段
のコンベアー7aは、不透過性材料で構成されている。
そして第1のコンベアー7aの搬送領域内に、前記と同
様、プリコート装置8を備えたプリコートゾーンAおよ
びコーティング装置9を備えたコーティングゾーンBが
形成され、また第2のコンベアー7bの搬送領域内に、
サクション装置10を備えたサクションゾーンCが形成
されている。
【0049】第1のコンベヤー7aを構成する材料とし
ては、湿摩擦抵抗が少なく、かつ、濡れにくいものが適
しており、好ましくはポリテトラフルオロエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、シリコン
ゴム、エポキシ等の合成樹脂材料、及びキャンバス等の
織物状材料に上記材料を表面処理してなるシートから構
成される。
【0050】さらに本発明の第5の実施の形態によるコ
ーティング装置を図5に示す。この実施の形態は、図1
に示したコーティング装置において、シート状基材5の
搬送方向と平行な方向におけるコンベアー7の全長を延
長し、プリコートゾーンA(第2段)の前段に、前プリコ
ートゾーンA´(第1段)を設けた構成となっており、こ
の前プリコートゾーンA´内に、前プリコート装置11
およびサクション装置12が設けられている。
【0051】シート状基材5に、その第2段目のプリコ
ートの前に、第1段目のプリコートで液状成分、例えば
水や希薄なアルコール水溶液を塗布しておくことによ
り、第2段目のプリコートと合わせても、全体的なプリ
コート液の量を減らすことが可能になる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、処理すべきシート状基
材を搬送するコンベヤーの搬送面に沿って、プリコート
ゾーン、コーティングゾーンおよびサクションゾーンを
設けた液体透過性シート状基材のためのコーティング装
置において、少なくともコーティングゾーン内におい
て、シート状基材に供給されたスラリー中の液体成分が
急速にコンベアーに移行するという事態を防止すること
ができる。これにより、コーティングゾーンにおけるス
ラリーの急激な濃度上昇を回避して、スラリー中の固形
分が凝集してダマを形成することがなくなり、均一なコ
ーティングを円滑に行うことができ、長時間の連続生産
が可能になるという効果が得られる。
【0053】また本発明において、SAPスラリーのコ
ーティングの前のプリコートゾーンで、ウェブ表面にプ
リコート液を塗布し、プリコート液膜を形成しているの
で、ラフで不均一な嵩高ウェブの表面であっても、均一
なSAP塗工面を付与できる。
【0054】さらに、プリコートゾーンの前に、前プリ
コートゾーンを設け、ウェブ表面に前プリコート液を塗
布するように構成した場合には、上記の効果をさらに向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による液体透過性シ
ート状基材のためのコーティング装置を概略的に示す側
面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による液体透過性シ
ート状基材のためのコーティング装置を概略的に示す側
面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態による液体透過性シ
ート状基材のためのコーティング装置を概略的に示す側
面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態による液体透過性シ
ート状基材のためのコーティング装置を概略的に示す側
面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態による液体透過性シ
ート状基材のためのコーティング装置を概略的に示す側
面図である。
【符号の説明】 A プリコートゾーン A´ 前プリコートゾーン B コーティングゾーン C サクションゾーン 1 ガイドロール 2 ガイドロール 3 ガイドロール 5 シート状基材 6 遮蔽板 6a 遮蔽ロール 7 コンベヤー 7a 第1のコンベヤー 7b 第2のコンベヤー 8 プリコート装置 9 コーティング装置 10 サクション装置 11 前プリコート装置 12 サクション装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/00 (72)発明者 森谷 麗子 東京都中央区日本橋浜町2−26−5 株式 会社日本吸収体技術研究所内 (72)発明者 小野 裕一 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 佐藤 益弘 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 Fターム(参考) 3B029 BB06 4D075 AC22 AC72 AC76 AC84 AE12 CA37 CA47 DA04 DB20 DC30 EA06 EA10 EB07 EB20 EB37 EB51 4F042 AA22 CC03 CC09 DC00 DF17 DF21 ED02 ED05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の液体透過性シート状基材を搬送す
    る液体透過性のコンベアーと、このコンベアー上にその
    搬送方向に沿って配置されたプリコートゾーン、コーテ
    ィングゾーン、およびサクションゾーンとを備え、 前記プリコートゾーンは、前記液体透過性シート状基材
    の表面にプリコート液を塗布してプリコート液膜を形成
    する区域であり、 前記コーティングゾーンは、前記液体透過性シート状基
    材の表面に対して微少間隔で配置された接触コーターに
    よりスラリーを塗布して、前記液体透過性シート状基材
    表面に塗膜を形成する区域であり、 前記サクションゾーンは、前記液体透過性シート状基材
    の表面上および内部に存在する液体成分を吸引除去する
    区域であり、 さらに前記コーティングゾーンにおいて、前記コンベア
    ーの表面または下面に沿って配置された、液体不透過性
    材料からなるシート状遮蔽体が設けられている、ことを
    特徴とするコーティング装置。
  2. 【請求項2】 前記シート状遮蔽体が、前記コーティン
    グゾーンから前記プリコートゾーンまで延びている請求
    項1に記載のコーティング装置。
  3. 【請求項3】 前記シート状遮蔽体が、ポリテトラフル
    オロエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエチレン系、
    ポリエステル系、エポキシ系またはシリコン系の単体ま
    たは共重合体の樹脂シート、あるいはこれらの樹脂と鋼
    材との複合材である請求項1または2に記載のコーティ
    ング装置。
  4. 【請求項4】 長尺の液体透過性シート状基材を搬送す
    る、液体不透過性の第1のコンベアーと、 前記第1のコンベアーの搬送方向に関して後方の位置に
    配置された液体透過性の第2のコンベアーと、 前記第1のコンベアー上にその搬送方向に沿って配置さ
    れたプリコートゾーンおよびコーティングゾーンと、 前記第2のコンベアーの位置に配置されたサクションゾ
    ーンとを備え、 前記プリコートゾーンは、前記液体透過性シート状基材
    の表面にプリコート液を塗布してプリコート液膜を形成
    する区域であり、 前記コーティングゾーンは、前記液体透過性シート状基
    材の表面に対して微少間隔で配置された接触コーターに
    よりスラリーを塗布して、前記液体透過性シート状基材
    表面に塗膜を形成する区域であり、 前記サクションゾーンは、前記液体透過性シート状基材
    の表面上および内部に存在する液体成分を吸引除去する
    区域である、ことを特徴とするコーティング装置。
  5. 【請求項5】 前記液体透過性シート状基材が繊維ウェ
    ブである請求項1〜4のいずれか1項に記載のコーティ
    ング装置。
  6. 【請求項6】 前記プリコート液が、水、ミクロフィブ
    リル状セルロースの水分散液、エチルアルコールと水の
    混合液、またはミクロフィブリル状セルロース、エチル
    アルコール及び水の混合物である請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載のコーティング装置。
  7. 【請求項7】 前記スラリーが、高吸水性樹脂を水およ
    びアルコールの混合媒体中に分散させたものである請求
    項1〜6のいずれか1項に記載のコーティング装置。
  8. 【請求項8】 前記高吸水性樹脂が、表面架橋処理され
    たものであり、かつ103kPaの荷重下での吸収量が
    少なくとも15ml/gである請求項7に記載のコーテ
    ィング装置。
  9. 【請求項9】 前記プリコートゾーンとして、前記液体
    透過性シート状基材の走行方向に関して前方の位置に、
    前記液体透過性シート状基材の表面にプリコート液を塗
    布する第1、第2のプリコートゾーンが設けられている
    請求項1〜8のいずれか1項に記載のコーティング装
    置。
  10. 【請求項10】 第1のプリコートゾーンではプリコー
    ト液として水を用い、第2のプリコートゾーンではプリ
    コート液としてエチルアルコール含有液を用いる請求項
    9に記載のコーティング装置。
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