JP2002210402A - 接着剤塗布器 - Google Patents

接着剤塗布器

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JP2002210402A
JP2002210402A JP2001009457A JP2001009457A JP2002210402A JP 2002210402 A JP2002210402 A JP 2002210402A JP 2001009457 A JP2001009457 A JP 2001009457A JP 2001009457 A JP2001009457 A JP 2001009457A JP 2002210402 A JP2002210402 A JP 2002210402A
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adhesive
piston
piston rod
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nozzle
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JP2001009457A
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Kazumi Onuki
一美 大貫
Hiromi Nakajima
博美 中島
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Taiyo Steel Co Ltd
Takasago Industry Co Ltd
Taiyo Ltd
Original Assignee
Taiyo Steel Co Ltd
Takasago Industry Co Ltd
Taiyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て性及び作業性の改善と、部品コスト
及び全体コストの低減を図れる接着剤塗布器を提供す
る。 【解決手段】 本体1を、下部本体1aと上部本体1b
とに分割して、前者の上端面1cと後者の下端面1dと
を合わせて接合したこと、下部本体にノズル19及び接
着剤充填孔4を設け、上部本体には、空気圧シリンダを
構成するようにピストン6及びピストンロッド10を内
蔵するとともに、給排気用ポート23・24及び接着剤
供給ポート25を設けたこと、ピストンロッドを貫通さ
せるブッシュ8を下部本体の上端面に形成された凹部7
に嵌めて固定し、このブッシュにピストンロッドとの間
をシールするロッドパッキン11を保持したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤、例えばタ
イル用熱硬化性接着剤を空気圧シリンダのピストンロッ
ドで押し出して定量塗布する接着剤塗布器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の塗布器として、図1、図2及び
図3に示すような構造のものが提供されている。この接
着剤塗布器は、空気圧シリンダ本体を兼ねる角形断面の
全一体な本体50の内部に、ピストン51のためのピス
トン室52とこれに連続する孔を、本体50の中心線上
に設け、この孔にガイドパイプ53を挿着し、このガイ
ドパイプ53にてピストンロッド54を案内するととも
に、このガイドパイプ53中を接着剤充填孔55として
いる。
【0003】また、ピストン室51の奥端に、ピストン
ロッド54を貫通させてそれとの間をシールする硬質の
円筒形ロッドパッキン56を嵌合させ、このロッドパッ
キン56をストップリング57にて固定し、ピストン室
52の上端開口は、本体50の上端に固定したカバー5
8にて閉じ、このカバー58に、ピストン室52への給
排気を行う2つの給排気用ポート59と、接着剤を供給
する1つの接着剤供給ポート60とを設けている。
【0004】一方、本体50の下端面には、逆止弁61
を内蔵したノズル62を、図1及び図3に示すように本
体50の中心線よりずれた位置に植設して、その一部を
本体50の下端面から突出させ、また本体50の中心線
上に設けたネジ穴に短いストローク調整ネジ63を螺合
させ、このストローク調整ネジ63の内端にピストンロ
ッド54の先端が衝突することで、ピストンロッド54
及びピストン51のストロークを調整できるようになっ
ている。
【0005】更に、ピストンロッド54の先端部の内部
に、ガイドパイプ54による接着剤充填孔55と連通す
る接着剤通路64を設け、またガイドパイプ54には、
接着剤供給ポート60からの接着剤通路65と連通する
孔66と、ノズル62に至る接着剤通路67と連通する
孔68とを設けている。
【0006】図1はピストン51が後退し、接着剤供給
ポート60と接着剤充填孔55との間が接着剤通路65
とガイドパイプ54の孔66とを介して連通し、接着剤
供給ポート60からの接着剤が接着剤充填孔55に充填
されている状態である。この状態からピストン51が下
降すると、図2に示すように、ピストンロッド54が接
着剤充填孔55中へ推進するため、接着剤充填孔55中
の接着剤が、ピストンロッド54の接着剤通路64を通
じて押し出され、ガイドパイプ54の孔68から接着剤
通路67を通ってノズル62から吐出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の接
着剤塗布器によると次のような問題点があった。 本体1が全一体に作られ、組み立てに当たっては、
円筒形ロッドパッキン56をピストン室52の奥端まで
押し込み、更にストップリング57で止めなければなら
ず、組み立てが非常に面倒である。 ロッドパッキン5は硬質の特殊な円筒形パッキンで
あるため、その単価が高い。ピストン51も特殊なパッ
キン構造であるため、製造コストが高い。 ピストンロッド54の先端部に接着剤通路64を設
け、また孔66・68を有するガイドパイプ54を用い
て接着剤の逆流を防止しているため、構造が複雑で加工
が難しい。 ノズル62が本体50の中心線からずれているた
め、装置の組み付け時に方向性があり、塗布する作業性
も悪い。 ピストンロッド54及びピストン51のストローク
調整(塗布量調整)は、ノズル62側において長さが異
なるストローク調整ネジ63を交換することによって行
うため、作業性が悪い。また、長さが異なるストローク
調整ネジ63を用意する必要がある。 接着剤は概して固形化しやすいため、一部の接着剤
が固形化した固形物を含んでいることが少なくないが、
このような固形物が混入していると、これがノズル62
の逆止弁61の弁体と弁座の間に挟まり、逆止弁61が
閉じなくて漏れを生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を一掃し、組み立て性及び作業性の改善と、部
品コスト及び全体コストの低減を図ることを目的とす
る。また、ノズルの逆止弁における漏れを防止すること
も目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体に空気圧
シリンダのピストン及びピストンロッドを内蔵するとと
もに、本体内部に、ピストンロッドを突入させる接着剤
充填孔を設け、また本体の下端にノズル、本体の上端に
空気圧シリンダへの給排気を行う給排気用ポートと接着
剤を供給する接着剤供給ポートとを設け、接着剤供給ポ
ートから接着剤充填孔に充填された接着剤をピストンロ
ッドにて押し出してノズルから吐出させる接着剤塗布器
において、本体を、下部本体と上部本体とに分割して、
前者の上端面と後者の下端面とを合わせて接合したこ
と、本体にノズル及び接着剤充填孔を設け、上部本体に
は、空気圧シリンダを構成するようにピストン及びピス
トンロッドを内蔵するとともに、給排気用ポート及び接
着剤供給ポートを設けたこと、ピストンロッドを貫通さ
せるブッシュを下部本体の上端面に形成された凹部に嵌
めて固定し、このブッシュにピストンロッドとの間をシ
ールするロッドパッキンを保持したこと、を特徴とす
る。
【0010】これを基本構成として次のような好ましい
形態を加えることができる。下部本体に設けられたピス
トン室の下端部に補助ブッシュを嵌めて固定することに
より、下部本体の上端面の凹部に嵌めたブッシュをこの
補助ブッシュにて押さえ、この補助ブッシュにも、ピス
トンロッドとの間をシールするロッドパッキンを保持す
る。
【0011】接着剤供給ポートから接着剤充填孔に至る
接着剤通路に逆止弁を設ける。ピストンのストローク調
整を行うストローク調整ネジを、上部本体の上端面に設
けられたネジ孔に螺合させ、ストローク調整ネジの先端
がピストンに対するストロークエンドとなるように、ス
トローク調整ネジの一部をピストン室中に突入させる。
下部本体の下端面の中央からノズルを突出させる。
【0012】また、ノズルの逆止弁における漏れを防止
するため、該逆止弁については、その弁座部材に、ノズ
ルへ通ずる接着剤通路となるスリットを設ける。この場
合、弁座部材中に、そのスリットと連通する小孔を有す
るスリーブを嵌合し、このスリーブ中に、弁体としてス
プールポペットを摺動自在に嵌装する構造が良い。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図4において、本体1は、断面正方形の角
形ブロックである下部本体1aと上部本体1bとに分割
され、前者の上端面1cと後者の下端面1dとを合わ
せ、タイロッド2(図6及び図8参照)にて両者を緊締
接合して構成されている。
【0015】空気圧シリンダ本体となる上部本体1bに
はピストン室3、下部本体1aには接着剤充填孔4が中
心線上に設けられ、ピストン室3には、ゴム又は弾性を
有するプラスチック製のピストンパッキン5を保持した
ピストン6が摺動自在に嵌装されている。
【0016】下部本体1aの上端面1cには、接着剤充
填孔4を中心とする円形の凹部7が形成され、この凹部
7にブッシュ8が嵌合されている。上部本体1bのピス
トン室3には、このブッシュ8を押さえるように補助ブ
ッシュ9が嵌合されている。この補助ブッシュ9は、そ
の鍔部を下部本体1aの上端面1cと上部本体1bの下
端面1dとで挟んで、これらの間に固定され、これを固
定することでブッシュ8も固定されている。
【0017】ピストン6と一体摺動するピストンロッド
10は、補助ブッシュ9及びブッシュ8を摺動自在に貫
通して接着剤充填孔4中に突入する。図7は図4におけ
るX−X線位置の断面図である。ブッシュ8には、ピス
トンロッド10との間をシールするゴム又は弾性を有す
るプラスチック製のロッドパッキン11、及び凹部7と
の間をシールするOリング12が保持されている。ロッ
ドパッキン11は、ピストンロッド10に付着する接着
剤を掻き取るスクレーパの機能も備えている。
【0018】補助ブッシュ9にも、ピストンロッド10
との間をシールするゴム又は弾性を有するプラスチック
製のピストンパッキン13、及びピストン室3との間を
シールするOリング14が保持されている。また、ブッ
シュ8の中間部には、下部本体1aに設けられた空気抜
き孔15に連通する孔16が設けられ、ピストンロッド
10との間で空気漏れが生じた場合、この孔16を通じ
て大気中に逃がすことができるようになっている。
【0019】接着剤充填孔4の先端部はネジ孔4aにな
っており、このネジ孔4aに、スプールポペット17を
弁体とした逆止弁18とノズル19が順次螺合され、ノ
ズル19の一部は、下部本体1aの下端面1eの中心よ
り突出している。また、図4及び図5に示すように、接
着剤充填孔4の先端部のネジ孔よりずれた位置のネジ孔
には、ボール20を用いた別の逆止弁21が螺合されて
いる。
【0020】一方、上部本体1bの上端面1fには、コ
ネクタをそれぞれ螺合させた2つの給排気用ポート23
・24と1つの接着剤供給ポート25とが、図6に示す
ような配置で設けられている。2つの給排気用ポート2
3・24は、上部本体1bに設けられた空気通路26を
通じてピストン室3の下端と上端にそれぞれ連通してい
る。また、接着剤供給ポート25は、上部本体1bに設
けられた接着剤通路27及び下部本体1bに設けられた
接着剤通路28を通じて逆止弁21と連通し、更にこの
逆止弁21から、下部本体1bに設けられた接着剤通路
29を通じて接着剤充填孔4へと連通するようになって
いる。
【0021】また、図9に示すように、上部本体1bの
上端面1fに設けられたネジ孔には、ピストン6のスト
ローク調整を行うストローク調整ネジ30が螺合されて
いる。このストローク調整ネジ30は、その先端がピス
トン6に対する後側のストロークエンドとなるように、
一部がピストン室3中に突入している。
【0022】次に、ノズル19のための逆止弁18の構
造について詳述する。図10及び図11に示すように、
逆止弁18は、弁体であるスプールポペット17と、キ
ャップ状の弁座部材31と、この弁座部材31に嵌入す
る外径のスリーブ32と、スプールポペット17を付勢
するスプリング33と、このスプリング33の伸縮を案
内するとともに、スプールポペット17の摺動を制限す
るストッパとなるスピンドル34とからなる。
【0023】弁座部材31は、接着剤充填孔4の先端部
のネジ孔4aに螺合させる雄ネジ31aを外周面に形成
しているとともに、頭部中央に弁口31bを設けて、平
らな頭部内面を弁座面31cとし、また頭部を除く周壁
に下端に達する2本のスリット31dを平行に設けてい
る。
【0024】スリーブ32は円筒形で、その周壁の途中
に2個の小孔32aを対向させて設けている。スプール
ポペット17は中実の短い円柱小片で、スプリング33
の上端を受ける段部17aを形成している。スピンドル
34は、下部が太くなっていて、その下部にノズル19
の吐出口19aに通ずる縦穴34aを形成しているとと
もに、この縦穴34aに通ずる2個の横穴34bを形成
している。
【0025】逆止弁18は、このような部品をネジ孔4
a内で次のように組み立てて構成されている。弁座部材
31は、その雄ネジ31aをネジ孔4aに螺合させてこ
のネジ孔4a内に配置されている。スリーブ32は、弁
座部材31に嵌入させてこの弁座部材31内に固定され
ている。スプールポペット17は、スリーブ32内に摺
動自在に嵌装されている。スピンドル34は、ノズル1
9中に配置してこれに固定され、その内周面との間に接
着剤通路となる間隙35を形成している。スプリング3
3は、スプールポペット17の段部17aとスピンドル
34の肩部との間に配置され、スプールポペット17が
弁座部材31の内側から弁口31bを閉じるように、ス
プールポペット17を弁座部材31の弁座面31cに押
し付ける。
【0026】この接着剤塗布器は以上のような構造にな
っており、図12に示すようにピストン6が上側のスト
ロークエンドまで上昇した状態において、接着剤供給ポ
ート25から接着剤が供給されると、接着剤は接着剤通
路28・29中を流れて逆止弁21のボール20を押し
開き、接着剤充填孔4に充填される。
【0027】充填終了後、空気圧にてピストン6を下降
させると、ピストンロッド10が接着剤充填孔4に突入
するので、接着剤充填孔4中の接着剤が、図13に示す
ように逆止弁18のスプールポペット17をスプリング
33に抗して押し下げる。これにより、スプールポペッ
ト17は弁座面31cから離れて弁口31bを開くの
で、接着剤充填孔4中の接着剤が開いた弁口31bから
スリーブ32内、スリーブ32の小孔32a、弁座部材
31のスリット31d、スピンドル34とノズル19と
の間隙35、スピンドル34の横穴34b及び縦穴34
aを通ってノズル19の吐出口19aから吐出される。
図14は、ピストン6が下側のストロークエンドに達し
て、ピストンロッド10の下端が弁座部材31の上面に
当接し、ピストンロッド10による接着剤充填孔4の一
工程の押し出しが終了した状態である。これにより接着
剤を自動的に定量塗布できる。その量は、ストローク調
整ネジ30にてピストン6のストロークを調整すること
により加減できる。
【0028】上記のようにピストンロッド10の下端が
弁座部材31の上面に当接して、ピストンロッド10に
よる接着剤充填孔4の一工程の押し出しが終了した後、
図15に示すように、弁口31bからノズル19の吐出
口19aに至る間に残留した接着剤は、自重により吐出
口19aから垂れて滴下しようとする。
【0029】ところが、図16に示すように、ピストン
ロッド10がピストン6と共に上昇し始めても、スプー
ルポペット17は直ぐに上方へ摺動して弁座面31に当
接せず、ピストンロッド10よりも遅れて上昇するた
め、弁口31bからノズル19の吐出口19aに至る間
がピストンロッド10の上昇により負圧となり、吐出口
19aから垂れようとしていた接着剤が引き戻されるの
で、一工程の押し出し終了後の接着剤の滴下を防止でき
る。
【0030】また、スプールポペット17は、スリーブ
32内を摺動しながら上昇復帰し、しかもこのスリーブ
32には小孔32a、その外周の弁座部材31にはスリ
ット31dが形成されているので、接着剤の固形物は、
スプールポペット17の上昇により切断されるような状
態で細かく砕かれ、スプールポペット17と弁座面31
との間に固形物が挟まって、スプールポペット17によ
る弁口31bの閉塞を阻害するようなことはない。
【0031】ノズル19の逆止弁18を上記のような構
造にすると、接着剤中に固形物が多くても弁の閉塞不良
を来さず、また一工程の押し出し終了後の接着剤の滴下
も防止できるが、図10の構造に対し、図17に示すよ
うにスプールポペット17に代えてボール(鋼球)36
を用い、スリーブ32を省略しても、固形物による弁の
閉塞不良を防止できる。
【0032】また、接着剤中の固形物が少ない場合に
は、図18に示すように接着剤通路となるようなスリッ
トが無い弁座部材31’を用い、これとボール36にて
図19のような構造にしてもよく、更にスピンドル34
を省略した図20のような簡略構造であっても構わな
い。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の接着剤塗布器によれば従来の問題点を一掃できる次の
ような効果がある。 本体を下部本体と上部本体とに分割し、ロッドパッ
キンを保持したブッシュを下部本体の上端面に形成され
た凹部に嵌めて固定し、このブッシュにピストンロッド
を貫通させて接着剤充填孔中へ突入させるので、組み立
てが容易になる。 ロッドパッキンとして、従来のような硬質の特殊な
円筒形パッキンではなく、一般的なパッキンを使用でき
るので、そのコストが安くなる。 ロッドパッキンを保持した補助ブッシュにて、ピス
トンロッドとの間を二重にシールできるとともに、ピス
トン室のシールも行える。 接着剤供給ポートから接着剤充填孔に至る接着剤通
路に逆止弁を設けたので、従来のようなピストンロッド
の先端部の加工、ガイドパイプの加工が不要であるとと
もに、構造も単純になる。 ストローク調整をノズルとは反対側で容易に行え
る。 ノズルを下部本体の下端面の中央から突出させたの
で、装置の組み付けの方向性がなく、塗布する作業性も
良くなる。 ノズルの逆止弁の弁座部材に接着剤通路となるスリ
ットを設ければ、接着剤中に固形物が有っても弁の閉塞
不良を来さない。 ノズルの逆止弁の構造として、弁座部材中に、その
スリットと連通する小孔を有するスリーブを嵌合し、こ
のスリーブ中に、弁体としてスプールポペットを摺動自
在に嵌装すれば、一工程の押し出し終了後の接着剤の滴
下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の接着剤充填時の断面図である。
【図2】同じく接着剤吐出時の断面図である。
【図3】従来例の正面図である。
【図4】本発明による接着剤塗布器の全体断面図であ
る。
【図5】その正面図である。
【図6】その後面図である。
【図7】図4におけるX−X線位置の断面図である。
【図8】同じくY−Y線位置の断面図である。
【図9】図6におけるZ−Z線位置の断面図である。
【図10】ノズルの逆止弁の拡大断面図である。
【図11】その分解斜視図である。
【図12】接着剤を押し出す前の状態を示す断面図であ
る。
【図13】押し出し途中の状態を示す部分拡大断面図で
ある。
【図14】押し出し終了後の状態を示す断面図である。
【図15】一工程の押し出し終了後に、残留した接着剤
がノズルから垂れて滴下しようとする状態を示す断面図
である。
【図16】その滴下が防止される状態を示す断面図であ
る。
【図17】ノズルの逆止弁の変形例を示す断面図であ
る。
【図18】ノズルの逆止弁の弁座部材の変形例を示す斜
視図である。
【図19】その弁座部材を用いた逆止弁の断面図であ
る。
【図20】同上の変形例の断面図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 下部本体 1b 上部本体 1c 下部本体の上端面 1d 上部本体の下端面 1e 下部本体の下端面 1f 上部本体の上端面 2 タイロッド 3 ピストン室 4 接着剤充填孔 4a ネジ孔 5 ピストンパッキン 6 ピストン 7 凹部 8 ブッシュ 9 補助ブッシュ 10 ピストンロッド 11 ロッドパッキン 12 Oリング 13 ピストンパッキン 14 Oリング 15 空気抜き孔 16 孔 17 スプールポペット 17a 段部 18 逆止弁 19 ノズル 19a 吐出口 20 ボール 21 逆止弁 22 スプリング 23・24 給排気用ポート 25 接着剤供給ポート 26 空気通路 28・29 接着剤通路 30 ストローク調整ネジ 31・31’ 弁座部材 31a 雄ネジ 31b 弁口 31c 弁座面 31d スリット 32 スリーブ 32a 小孔 33 スプリング 34 スピンドル 34a 縦穴 34b 横穴 35 間隙 36 ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 博美 大阪府大阪市東淀川区北江口1丁目1番1 号 太陽鉄工株式会社内 Fターム(参考) 4F033 AA01 BA06 DA01 EA01 GA02 GA11 LA10 MA00 NA01 4F041 AA17 AB01 BA05 BA36 CA02 CA17 4F042 AA17 AA30 CB03 CB11 CB13 FA22 FA37 4J040 PB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体に空気圧シリンダのピストン及びピス
    トンロッドを内蔵するとともに、本体内部に、ピストン
    ロッドを突入させる接着剤充填孔を設け、また本体の下
    端に、逆止弁を有するノズル、本体の上端に空気圧シリ
    ンダへの給排気を行う給排気用ポートと接着剤を供給す
    る接着剤供給ポートとを設け、接着剤供給ポートから接
    着剤充填孔に充填された接着剤をピストンロッドにて押
    し出して前記ノズルから吐出させる接着剤塗布器におい
    て、 前記本体を、下部本体と上部本体とに分割して、前者の
    上端面と後者の下端面とを合わせて接合したこと、 下部本体に前記ノズル及び接着剤充填孔を設け、上部本
    体には、空気圧シリンダを構成するように前記ピストン
    及びピストンロッドを内蔵するとともに、前記給排気用
    ポート及び接着剤供給ポートを設けたこと、 前記ピストンロッドを貫通させるブッシュを下部本体の
    上端面に形成された凹部に嵌めて固定し、このブッシュ
    にピストンロッドとの間をシールするロッドパッキンを
    保持したこと、を特徴とする接着剤塗布器。
  2. 【請求項2】下部本体に設けられたピストン室の下端部
    に補助ブッシュを嵌めて固定することにより、下部本体
    の上端面の凹部に嵌めたブッシュをこの補助ブッシュに
    て押さえ、この補助ブッシュにも、ピストンロッドとの
    間をシールするロッドパッキンを保持したことを特徴と
    する請求項1に記載の接着剤塗布器。
  3. 【請求項3】接着剤供給ポートから接着剤充填孔に至る
    接着剤通路に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の接着剤塗布器。
  4. 【請求項4】ピストンのストローク調整を行うストロー
    ク調整ネジを、上部本体の上端面に設けられたネジ孔に
    螺合させ、ストローク調整ネジの先端がピストンに対す
    るストロークエンドとなるように、ストローク調整ネジ
    の一部をピストン室中に突入させたことを特徴とする請
    求項1、2又は3に記載の接着剤塗布器。
  5. 【請求項5】下部本体の下端面の中央からノズルを突出
    させたことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載
    の接着剤塗布器。
  6. 【請求項6】ノズルの逆止弁の弁座部材が、弁体を内包
    するとともに、ノズルへ通ずる接着剤通路となるスリッ
    トを設けていることを特徴とする請求項1、2、3、4
    又は5に記載の接着剤塗布器。
  7. 【請求項7】ノズルの逆止弁の弁座部材中に、そのスリ
    ットと連通する小孔を有するスリーブが嵌合され、この
    スリーブ中に、スプールポペットが弁体として摺動自在
    に嵌装されていることを特徴とする請求項6に記載の接
    着剤塗布器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103170435A (zh) * 2011-12-20 2013-06-26 鸿富锦精密工业(武汉)有限公司 散热膏涂抹装置
CN111921786A (zh) * 2020-08-04 2020-11-13 深圳市汇泽嘉科技有限公司 活塞注胶头

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