JP2002209670A - 椅子におけるテーブル装置 - Google Patents

椅子におけるテーブル装置

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JP2002209670A
JP2002209670A JP2001005802A JP2001005802A JP2002209670A JP 2002209670 A JP2002209670 A JP 2002209670A JP 2001005802 A JP2001005802 A JP 2001005802A JP 2001005802 A JP2001005802 A JP 2001005802A JP 2002209670 A JP2002209670 A JP 2002209670A
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JP
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chair
chair body
table plate
posture
rotating arm
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JP2001005802A
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English (en)
Inventor
Toshio Takeuchi
稔雄 竹内
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IYOBE KOGEISHA KK
YEC Co Ltd
Original Assignee
IYOBE KOGEISHA KK
YEC Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/62Accessories for chairs
    • A47C7/68Arm-rest tables ; or back-rest tables
    • A47C7/70Arm-rest tables ; or back-rest tables of foldable type

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 椅子本体に支持されたテーブル板についての
使用の自由度を、より向上させるようにし、かつ、上記
テーブル板を所望位置に移動させて使用可能にさせるた
めの操作が容易にできるようにする。 【解決手段】 着座者が着座可能な椅子本体3と、この
椅子本体3の近傍に配設されるテーブル板4と、このテ
ーブル板4が上記椅子本体3の外側方域から、この椅子
本体3の前方域に向って往、復移動A,B自在となるよ
う上記テーブル板4を上記椅子本体3に支持させる支持
具5とを備える。上記テーブル板4が、上記椅子本体3
の外側方域で水平方向に延びる「使用可能姿勢」と、上
記椅子本体3の外側面に沿うよう縦向きに延びる「収納
姿勢」とのうち、いずれか一方の姿勢から他方の姿勢に
変換可能となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、椅子本体に着座し
た着座者にとって、簡便に使用できるテーブル板を備え
た椅子におけるテーブル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記椅子におけるテーブル装置には、従
来より、次のように構成されたものがある。
【0003】即ち、上記椅子が、着座者が着座可能な椅
子本体と、この椅子本体の近傍に配設されるテーブル板
と、このテーブル板が上記椅子本体の外側方域から、こ
の椅子本体の前方域に向って往、復移動自在となるよう
上記テーブル板を上記椅子本体に支持させる支持具とを
備えている。
【0004】上記テーブル板は、上記椅子本体の前方域
で水平方向に延びる「使用可能姿勢」と、上記椅子本体
の外側面に沿うよう縦向きに延びる「収納姿勢」のう
ち、いずれか一方の姿勢から他方の姿勢に変換可能とさ
れている。
【0005】そして、上記椅子本体に着座した着座者が
上記テーブル板上にコップなど小物を載置するなど、こ
のテーブル板を使用しようとするときには、このテーブ
ル板を上記椅子本体の前方域で「使用可能姿勢」にさせ
ることとなる。
【0006】一方、テーブル板が不用であるときには、
これを椅子本体の外側方域で「収納姿勢」にさせる。す
ると、この椅子本体への着座や離脱の動作が上記テーブ
ル板に邪魔されずに円滑にできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、椅子本体へ
の着座者にとっては、この椅子本体の外側方域で、テー
ブル板上にコップなどの小物を載置したいことがある
が、上記従来の技術の椅子では、これができないという
問題がある。
【0008】また、椅子本体の前方域で、「使用可能姿
勢」としたテーブル板上に小物を載置した状態から、上
記椅子本体への着座者がこの椅子本体から一時的に離脱
しようとするときには、上記テーブル板が邪魔になるた
め、このテーブル板を一旦椅子本体の前方域から離れさ
せる必要がある。しかし、このようにテーブル板を椅子
本体の前方域から離れさせる場合には、上記テーブル板
を一旦「収納姿勢」にさせることが必要とされ、よっ
て、椅子本体への着座者が椅子本体から離脱することが
一時的であるとしても、テーブル板上に小物を載置した
状態のままにしておくということはできないという問題
がある。
【0009】つまり、上記テーブル板の使用には種々の
制約が課せられていて煩雑である。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、椅子本体に支持されたテーブル板につい
ての使用の自由度を、より向上させるようにし、かつ、
上記テーブル板を所望位置に移動させて使用可能にさせ
るための操作が容易にできるようにすることを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の椅子におけるテーブル装置は、次の如くであ
る。
【0012】請求項1の発明は、着座者が着座可能な椅
子本体3と、この椅子本体3の近傍に配設されるテーブ
ル板4と、このテーブル板4が上記椅子本体3の外側方
域から、この椅子本体3の前方域に向って往、復移動
A,B自在となるよう上記テーブル板4を上記椅子本体
3に支持させる支持具5とを備えた椅子において、
【0013】上記テーブル板4が、上記椅子本体3の外
側方域で水平方向に延びる「使用可能姿勢」と、上記椅
子本体3の外側面に沿うよう縦向きに延びる「収納姿
勢」とのうち、いずれか一方の姿勢から他方の姿勢に変
換可能となるようにしたものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記テーブル板4を、上記「使用可能姿勢」のまま
で、上記往、復移動A,B自在となるようにしたもので
ある。
【0015】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記支持具5が、上記椅子本体3に支
持され軸心14が鉛直方向に延びる枢支軸15と、この
枢支軸15側から水平方向に突出して上記軸心14回り
に回動自在とされる回動アーム16とを備え、上記テー
ブル板4を上記「使用可能姿勢」のままで上記回動アー
ム16にその長手方向に向って移動自在Cとなるよう支
承させたものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、上記回動アーム16の長手方向で上記テーブル板4
が「所定位置」(図2,3中一点鎖線)を越えて移動し
ようとすることを弾性的に阻止するストッパ24を設
け、このストッパ24の弾性力に抗し上記テーブル板4
を上記「所定位置」を越えて移動させたとき(図4,5
中実線)、上記テーブル板4の上記「使用可能姿勢」と
「収納姿勢」のうち、いずれか一方の姿勢から他方の姿
勢への変換が許容される(図5中各矢印)ようにしたも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0018】(第1の実施の形態)
【0019】図1〜5は、第1の実施の形態を示してい
る。
【0020】図中符号1は椅子で、矢印Frはこの椅子
1の前方を示している。
【0021】上記椅子1は、床面2上に設置され着座者
が前方に向う姿勢で着座可能とされる椅子本体3と、こ
の椅子本体3の近傍に配設され上記着座者によって使用
可能とされるテーブル板4と、このテーブル板4が上記
椅子本体3の外側方域から、この椅子本体3の前方域に
向って往、復移動A,B自在となるよう上記テーブル板
4を上記椅子本体3に支持させる支持具5とを備えてい
る。
【0022】上記椅子本体3は、床面2上に設置され着
座者が前方に向う姿勢で腰掛け可能とされる腰掛け部8
と、この腰掛け部8に腰掛けた着座者が背もたれ可能と
される背もたれ部9と、上記椅子本体3の左右側部を構
成して上記腰掛け部8に腰掛けた着座者が肘掛け可能と
される左右一対の肘掛け部10,10とを備えている。
【0023】上記支持具5は、上記椅子本体3の前側部
である両肘掛け部10,10のうちの一方の肘掛け部1
0における前端部の外面部に、締結具12により着脱自
在に締結されるブラケット13と、このブラケット13
に支持され軸心14が鉛直方向に延びる枢支軸15と、
この枢支軸15側から水平方向に直線的に突出して上記
軸心14回りに上記往、復移動A,Bするよう回動自在
とされる回動アーム16とを備え、上記枢支軸15に回
動アーム16の基部が固着され、これら15,16は、
上記軸心14回りで一体的に回動することとされてい
る。
【0024】また、上記支持具5は、上記テーブル板4
を上記回動アーム16のうち水平方向に延びた部分に、
その長手方向に向って移動自在(矢印C)となるよう支
承させる支承具18を備えている。
【0025】図2〜5において、上記回動アーム16は
その長手方向の一部分16aにつき、その各部断面が多
角形(正四角形)とされ、上記支承具18には上記回動
アーム16の一部分16aにその長手方向にのみ摺動自
在となるよう嵌合する多角形(正四角形)の嵌合孔19
が形成され、上記支承具18に上記テーブル板4が締結
具20による締結で支持されている。そして、上記回動
アーム16の一部分16aに対する支承具18の嵌合孔
19の嵌合により、上記回動アーム16の軸心21回り
に上記支承具18がテーブル板4と共に自由に回動する
ということが阻止されている。
【0026】各図中実線で示すように、上記テーブル板
4はその上面が水平方向に平坦に延びる「使用可能姿
勢」とされ、上記したように回動アーム16の一部分1
6aに支承具18の嵌合孔19が嵌合して、上記回動ア
ーム16の軸心21回りでのテーブル板4の自由な回動
が阻止されることにより、上記テーブル板4の「使用可
能姿勢」が維持されている。
【0027】上記回動アーム16と共にテーブル板4
を、上記枢支軸15の軸心14回りに回動させれば、上
記テーブル板4は、これの「使用可能姿勢」のままで、
往移動Aと復移動Bとができ、この復移動Bにより、上
記テーブル板4を「使用可能姿勢」のままで、上記椅子
本体3の外側方域に配設させることができる(各図中実
線)。一方、上記往移動Aさせれば、上記テーブル板4
を「使用可能姿勢」のままで、上記椅子本体3の前方域
に配設させることができる(図1中二点鎖線)。勿論、
上記テーブル板4は、「使用可能姿勢」のままで、椅子
本体3の外側方域と前方域の中途部に配設させることも
できる。
【0028】上記回動アーム16の長手方向で、その一
端部(突出端部)側に向って上記支承具18と共にテー
ブル板4を「所定位置」にまで移動させたとき(図2,
3中一点鎖線)、上記テーブル板4が上記「所定位置」
を越えて移動しようとすることを弾性的に阻止するコイ
ルばね式の弾性ストッパ24が設けられている。
【0029】上記テーブル板4に操作力を与えて、上記
ストッパ24の弾性力に抗し上記テーブル板4を上記支
承具18と共に上記「所定位置」を越えて、図4,5で
示す「他の所定位置」にまで移動させたとき、上記テー
ブル板4は各図中実線図示の上記「使用可能姿勢」と、
図1,5中一点鎖線図示の縦向きに延びる「収納姿勢」
とのうち、いずれか一方の姿勢から他方の姿勢への変換
が許容されるようになっている。この変換は、椅子本体
3の外側方域や前方域を問わずに可能である。
【0030】より具体的には、上記回動アーム16は、
その長手方向の一部分16aの断面が前記したように多
角形とされ、他部分16bの断面が上記軸心21上に位
置する円形とされている。
【0031】そして、上記したように、テーブル板4を
支承具18と共に上記「所定位置」を越えて「他の所定
位置」にまで移動させたとき、上記支承具18において
断面が多角形の嵌合孔19が上記他部分16bに合致す
ることとされ、もって、上記テーブル板4が支承具18
と共に、上記軸心21回りで回動自在とされ、この回動
によって、上記したように、テーブル板4が「使用可能
姿勢」と「収納姿勢」とのうち、いずれか一方の姿勢か
ら他方の姿勢に変換可能とされている。
【0032】上記変換後に、上記テーブル板4への操作
力を解除すれば、上記回動アーム16の上記一部分16
aに上記支承具18の嵌合孔19が嵌合して、上記テー
ブル板4はその時の姿勢のままに維持される。
【0033】上記構成によれば、テーブル板4が、上記
椅子本体3の外側方域で水平方向に延びる「使用可能姿
勢」と、上記椅子本体3の外側面に沿うよう縦向きに延
びる「収納姿勢」とのうち、いずれか一方の姿勢から他
方の姿勢に変換可能となるようにしてある。
【0034】このため、上記椅子本体3の外側方域で、
上記テーブル板4を「使用可能姿勢」にさせることがで
きる。
【0035】よって、従来の技術では、上記椅子本体3
の外側方域で、上記テーブル板4上に小物28を載置す
ることはできなかったが、これが可能となって、上記テ
ーブル板4についての使用の自由度が向上する。
【0036】また、前記したように、テーブル板4を、
上記「使用可能姿勢」のままで、上記往、復移動A,B
自在となるようにしてある。
【0037】このため、上記椅子本体3の前方域で、
「使用可能姿勢」としたテーブル板4上に小物28を載
置した状態から、上記椅子本体3への着座者がこの椅子
本体3から一時的に離脱しようとするときには、上記テ
ーブル板4上に小物28を載置したまま、このテーブル
板4を一旦椅子本体3の前方域から離れさせることがで
きる。
【0038】よって、椅子本体3への着座や離脱毎に、
上記テーブル板4を一旦「収納姿勢」にさせるというこ
とは不要であって、その分、上記椅子本体3についての
使用の自由度が向上する。
【0039】また、前記したように、支持具5が、上記
椅子本体3の前側部に支持され軸心14が鉛直方向に延
びる枢支軸15と、この枢支軸15側から水平方向に突
出して上記軸心14回りに回動自在とされる回動アーム
16とを備え、上記テーブル板4を上記「使用可能姿
勢」のままで上記回動アーム16にその長手方向に向っ
て移動自在Cとなるよう支承させてある。
【0040】このため、上記テーブル板4は、前記した
ようにその「使用可能姿勢」のままで上記枢支軸15の
軸心14回りの任意位置に配設できることに加えて、上
記回動アーム16の長手方向の任意位置にも配設でき
る。
【0041】よって、上記テーブル板4の使用位置がよ
り広く選択できる分、このテーブル板4の使用の自由度
が更に向上する。
【0042】上記の場合、回動アーム16に対し支承具
18を介しテーブル板4を弾性体などにより摩擦接合さ
せてある。
【0043】このため、上記回動アーム16に対しテー
ブル板4ががたついたり、自由に移動したりすることは
阻止される。
【0044】また、前記したように、回動アーム16の
長手方向で上記テーブル板4が「所定位置」(図2,3
中一点鎖線)を越えて移動しようとすることを弾性的に
阻止するストッパ24を設け、このストッパ24の弾性
力に抗し上記テーブル板4を上記「所定位置」を越えて
移動させたとき(図4,5中実線)、上記テーブル板4
の上記「使用可能姿勢」と「収納姿勢」のうち、いずれ
か一方の姿勢から他方の姿勢への変換が許容される(図
5中各矢印)ようにしてある。
【0045】このため、上記回動アーム16の長手方向
に沿って上記テーブル板4を移動させたとき、このテー
ブル板4がその「使用可能姿勢」と「収納姿勢」のう
ち、いずれか一方の姿勢から他方の姿勢に、無意図的に
不意に変換させられるということは上記ストッパ24に
よって防止される。
【0046】よって、上記回動アーム16の長手方向に
沿ってテーブル板4を移動させるとき、上記した無意図
的な変換に留意しないで済み、その分、テーブル板4を
所望位置に移動させて使用可能にさせるための操作が容
易にできる。
【0047】なお、以上は図示の例によるが、椅子1は
車両など乗物用としてもよい。また、上記回動アーム1
6の一部分16aの断面は、八角などの多角形やスプラ
イン形状であってもよい。
【0048】また、枢支軸15は椅子本体3の前側部で
ある肘掛け部10における前端部の外面部の他、前面
部、内面部、上面部のうちのいずれであってもよい。ま
た、上記回動アーム16は、その基部側は曲っていても
よく、要するに、上記テーブル板4を支承する部分が水
平方向に延びていればよい。
【0049】以下の各図は第2の実施の形態を示してい
る。この第2の実施の形態は、前記第1の実施の形態と
構成、作用効果において多くの点で共通している。そこ
で、これら共通するものについては、図面に共通の符号
を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主
に説明する。また、これら各実施の形態における各部分
の構成を、本発明の課題、作用効果に照らして種々組み
合せてもよい。
【0050】(第2の実施の形態)
【0051】図6〜10は、第2の実施の形態を示して
いる。
【0052】上記支持具5は、上記椅子本体3の前側部
である両肘掛け部10,10のうちの一方の肘掛け部1
0における前端部の内部に、その上方から嵌脱自在に嵌
入され軸心14が鉛直方向に延びる円筒形状のブラケッ
ト13と、このブラケット13の上端部を上記肘掛け部
10の上面部に着脱自在に締結させる締結具12と、上
記ブラケット13にその上方から嵌脱自在に嵌入されて
上記軸心14回りに回動自在となるよう上記ブラケット
13に支承される枢支軸15と、この枢支軸15の上端
部から水平方向に突出して上記軸心14回りに上記往、
復移動A,Bするよう回動自在とされる回動アーム16
とを備え、上記枢支軸15に回動アーム16の基部が固
着され、これら15,16は、上記軸心14回りで一体
的に回動することとされている。
【0053】また、上記ブラケット13に対し枢支軸1
5を嵌脱自在に嵌入させるとき、上記ブラケット13に
上記枢支軸15を係脱自在に係止させて上記ブラケット
13から枢支軸15が無意図的に抜け出ることを弾性的
に規制する弾性で樹脂製の抜け止め具31が設けられて
いる。
【0054】上記椅子1において、テーブル板4や支持
具5が不要であるときには、上記ブラケット13から抜
け止め具31の弾性力に抗しながら上記枢支軸15を抜
き出せばよく、この後、上記ブラケット13の上端開口
を不図示のキャップ等で開閉自在に閉じればよい。
【0055】上記ストッパ24は、上記回動アーム16
の突出端部を構成する他部分16bの一部分に外嵌し、
この他部分16bに対し上記軸心21に沿った方向で摺
動自在とされるキャップ形状のストッパ本体24aと、
上記回動アーム16の突出端部内に収容され上記ストッ
パ本体24aを上記回動アーム16の基部側に向って弾
性的に付勢するばね24bとを備えている。
【0056】上記テーブル板4に操作力を与えて、上記
ストッパ24のばね24bの弾性力に抗しながら上記ス
トッパ本体24aを押動し、上記テーブル板4を上記支
承具18と共に上記「所定位置」を越えて、図9中一点
鎖線と図10とで示す「他の所定位置」にまで移動させ
たとき、上記テーブル板4は各図中実線図示の上記「使
用可能姿勢」と、図6,10中一点鎖線図示の縦向きに
延びる「収納姿勢」とのうち、いずれか一方の姿勢から
他方の姿勢への変換が許容されるようになっている。こ
の変換は、椅子本体3の外側方域や前方域を問わずに可
能である。
【0057】上記構成によれば、支持具5が、上記椅子
本体3の前側部である一方の肘掛け部10の前端部に嵌
脱自在に嵌入されて軸心14が鉛直方向に延びるブラケ
ット13と、このブラケット13にその上方から嵌脱自
在に嵌入されて上記軸心14回りに回動自在となるよう
上記ブラケット13を介し上記肘掛け部10に支承され
る枢支軸15と、この枢支軸15の上端部から水平方向
に突出して上記軸心14回りに上記枢支軸15と共に回
動自在とされる回動アーム16とを備え、上記テーブル
板4を上記「使用可能姿勢」のままで上記回動アーム1
6のうち水平方向に延びた部分にその長手方向に向って
移動自在(矢印C)となるよう支承させてある。
【0058】このため、前記第1の実施の形態にて説明
したテーブル板4の使用の自由度の向上という効果に加
えて、上記ブラケット13と枢支軸15が椅子本体3の
前側部に嵌入される分、上記ブラケット13と枢支軸1
5bが外観上見えることが抑制され、よって、上記椅子
1の見栄えが向上する。
【0059】また、上記椅子1において、テーブル板4
の不使用時には、上記肘掛け部10に嵌入させてあるブ
ラケット13から枢支軸15を単に抜き出せばよく、よ
って、上記椅子1の使用の自由度がより向上する。
【0060】また、上記ブラケット13の上端面は上記
肘掛け部10の上端面とほぼ面一とされており、また、
上記ブラケット13の上端部は、椅子1の外観上見え得
るものではあるが平面視の面積が小さいものであるた
め、上記テーブル板4の不使用時、椅子本体3の見栄え
は良好に保たれ、かつ、上記ブラケット13が着座者に
とって邪魔になることは防止される。
【0061】また、前記したように、ストッパ24が備
えるばね24bは、回動アーム16の突出端部内に収容
されている。
【0062】このため、上記ばね24bが外観上見える
ことが抑制され、よって、この点でも、椅子1の見栄え
が向上する。
【0063】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0064】請求項1の発明は、着座者が着座可能な椅
子本体と、この椅子本体の近傍に配設されるテーブル板
と、このテーブル板が上記椅子本体の外側方域から、こ
の椅子本体の前方域に向って往、復移動自在となるよう
上記テーブル板を上記椅子本体に支持させる支持具とを
備えた椅子において、
【0065】上記テーブル板が、上記椅子本体の外側方
域で水平方向に延びる「使用可能姿勢」と、上記椅子本
体の外側面に沿うよう縦向きに延びる「収納姿勢」との
うち、いずれか一方の姿勢から他方の姿勢に変換可能と
なるようにしてある。
【0066】このため、上記椅子本体の外側方域で、上
記テーブル板を「使用可能姿勢」にさせることができ
る。
【0067】よって、従来の技術では、上記椅子本体の
外側方域で、上記テーブル板上に小物を載置することは
できなかったが、これが可能となって、上記テーブル板
についての使用の自由度が向上する。
【0068】請求項2の発明は、上記テーブル板を、上
記「使用可能姿勢」のままで、上記往、復移動自在とな
るようにしてある。
【0069】このため、上記椅子本体の前方域で、「使
用可能姿勢」としたテーブル板上に小物を載置した状態
から、上記椅子本体への着座者がこの椅子本体から一時
的に離脱しようとするときには、上記テーブル板上に小
物を載置したまま、このテーブル板を一旦椅子本体の前
方域から離れさせることができる。
【0070】よって、椅子本体への着座や離脱毎に、上
記テーブル板を一旦「収納姿勢」にさせるということは
不要であって、その分、上記椅子本体についての使用の
自由度が向上する。
【0071】請求項3の発明は、上記支持具が、上記椅
子本体に支持され軸心が鉛直方向に延びる枢支軸と、こ
の枢支軸側から水平方向に突出して上記軸心回りに回動
自在とされる回動アームとを備え、上記テーブル板を上
記「使用可能姿勢」のままで上記回動アームにその長手
方向に向って移動自在となるよう支承させてある。
【0072】このため、上記テーブル板は、その「使用
可能姿勢」のままで上記枢支軸の軸心回りの任意位置に
配設できることに加えて、上記回動アームの長手方向の
任意位置にも配設できる。
【0073】よって、上記テーブル板の使用位置がより
広く選択できる分、このテーブル板の使用の自由度が更
に向上する。
【0074】請求項4の発明は、上記回動アームの長手
方向で上記テーブル板が「所定位置」を越えて移動しよ
うとすることを弾性的に阻止するストッパを設け、この
ストッパの弾性力に抗し上記テーブル板を上記「所定位
置」を越えて移動させたとき、上記テーブル板の上記
「使用可能姿勢」と「収納姿勢」のうち、いずれか一方
の姿勢から他方の姿勢への変換が許容されるようにして
ある。
【0075】このため、上記回動アームの長手方向に沿
って上記テーブル板を移動させたとき、このテーブル板
がその「使用可能姿勢」と「収納姿勢」のうち、いずれ
か一方の姿勢から他方の姿勢に、無意図的に不意に変換
させられるということは上記ストッパによって防止され
る。
【0076】よって、上記回動アームの長手方向に沿っ
てテーブル板を移動させるとき、上記した無意図的な変
換に留意しないで済み、その分、テーブル板を所望位置
に移動させて使用可能にさせるための操作が容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、椅子の斜視図である。
【図2】第1の実施の形態で、図1で示したものの部分
側面図である。
【図3】第1の実施の形態で、図2で示したものの平面
図である。
【図4】第1の実施の形態で、図2の部分断面に相当す
る作用説明図である。
【図5】第1の実施の形態で、図4の5‐5線矢視断面
図である。
【図6】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図7】第2の実施の形態で、図2に相当する図であ
る。
【図8】第2の実施の形態で、図3に相当する図であ
る。
【図9】第2の実施の形態で、図4に相当する図であ
る。
【図10】第2の実施の形態で、図5に相当する図であ
って、図9の10‐10線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 椅子 3 椅子本体 4 テーブル板 5 支持具 14 軸心 15 枢支軸 16 回動アーム 24 ストッパ 28 小物 A 往移動 B 復移動

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座者が着座可能な椅子本体と、この椅
    子本体の近傍に配設されるテーブル板と、このテーブル
    板が上記椅子本体の外側方域から、この椅子本体の前方
    域に向って往、復移動自在となるよう上記テーブル板を
    上記椅子本体に支持させる支持具とを備えた椅子におい
    て、 上記テーブル板が、上記椅子本体の外側方域で水平方向
    に延びる「使用可能姿勢」と、上記椅子本体の外側面に
    沿うよう縦向きに延びる「収納姿勢」とのうち、いずれ
    か一方の姿勢から他方の姿勢に変換可能となるようにし
    た椅子におけるテーブル装置。
  2. 【請求項2】 上記テーブル板を、上記「使用可能姿
    勢」のままで、上記往、復移動自在となるようにした請
    求項1に記載の椅子におけるテーブル装置。
  3. 【請求項3】 上記支持具が、上記椅子本体に支持され
    軸心が鉛直方向に延びる枢支軸と、この枢支軸側から水
    平方向に突出して上記軸心回りに回動自在とされる回動
    アームとを備え、上記テーブル板を上記「使用可能姿
    勢」のままで上記回動アームにその長手方向に向って移
    動自在となるよう支承させた請求項1、もしくは2に記
    載の椅子におけるテーブル装置。
  4. 【請求項4】 上記回動アームの長手方向で上記テーブ
    ル板が「所定位置」を越えて移動しようとすることを弾
    性的に阻止するストッパを設け、このストッパの弾性力
    に抗し上記テーブル板を上記「所定位置」を越えて移動
    させたとき、上記テーブル板の上記「使用可能姿勢」と
    「収納姿勢」のうち、いずれか一方の姿勢から他方の姿
    勢への変換が許容されるようにした請求項3に記載の椅
    子におけるテーブル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013526444A (ja) * 2010-05-12 2013-06-24 シクマ エアロ シート 制御され且つ最適化された経路を有する座席テーブルおよびそれを備えた座席構造物

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