JP2002209293A - スピーカユニット - Google Patents

スピーカユニット

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JP2002209293A
JP2002209293A JP2001004733A JP2001004733A JP2002209293A JP 2002209293 A JP2002209293 A JP 2002209293A JP 2001004733 A JP2001004733 A JP 2001004733A JP 2001004733 A JP2001004733 A JP 2001004733A JP 2002209293 A JP2002209293 A JP 2002209293A
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Mitsuhiro Hiramoto
光浩 平本
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スピーカから放音される音を予め所望する方向
に誘導可能なマルチウエイのスピーカユニットを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】メインスピーカユニットのセンターポール
にツイータユニットが固定されたコアキシャルタイプの
スピーカユニットにおいて、ツイータユニットの前方に
傾斜して設けられツイータユニットから放音される音を
所望する方向に反射させる反射板がメインスピーカユニ
ットの振動板の内周部近傍に固定されていることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアキシャルタイ
プのスピーカユニットに係り、詳細にはスピーカから放
音される音を、予め所望する方向に誘導可能なスピーカ
ユニットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の2ウエイのスピーカユニットを図
7および図8を用いて説明する。
【0003】図7は従来のスピーカユニットの概略構成
を示す正面断面図である。図8は従来例の別のスピーカ
ユニットの概略構成を示す正面断面図である。
【0004】100は電子機器の音声機器に用いられる
2ウエイのスピーカユニットで、スピーカフレーム11
0、振動部120、ツイータユニット40(本発明の第
1の実施の形態に係るツイータユニットと同じなので図
2を参照)および磁気回路部140などにより構成され
ている。
【0005】スピーカフレーム110は振動部120お
よび磁気回路部140などを保持する部材で、略円錐台
形状に近い形状をしており、振動板125の振動により
発生する背圧を調整するための孔などが必要箇所に設け
られている。スピーカフレーム110の内側の前面開口
部には振動板125の開口部(図示上方)に接着された
エッジ135の固定面111と、ボイスコイルボビン1
31の外周に接着されたダンパ137の外周部が接着さ
れる固定面112が形成されており、スピーカフレーム
110の後端部113には磁気回路部140が固定され
る。スピーカフレーム110の材料にはめっき鋼板や樹
脂部材などが用いられ、めっき鋼板の場合にはプレス加
工、樹脂部材の場合には樹脂成形加工などにより形成さ
れる。
【0006】振動部120は、振動板125、ボイスコ
イル130、エッジ135およびダンパ137などによ
り構成されている。
【0007】振動板125は、ボイスコイル130に入
力された電気入力信号から機械振動に変換された振動を
入力信号に応じた音声として放射するもので、略円錐台
形状をしている。振動板125の材料にはパルプや樹脂
などが用いられる。振動板125は中央部がボイスコイ
ルボビン131の円筒の上端部に接着固定されており、
外周部にはエッジ135の内周部が接着固定されてい
る。また、エッジ135の外周部はスピーカフレーム1
10の開口部の固定面111に接着固定されている。振
動板125が固定されたボイスコイルボビン131の外
周がダンパ137の内周部に接着固定されており、ダン
パ137の外周部はスピーカフレーム110の固定面1
12に接着固定されている。従って、振動板125はエ
ッジ135とダンパ137により懸吊状態でスピーカフ
レーム110に保持されている。
【0008】ダンパ137は振動板125がボイスコイ
ルボビンの振動に追従して動くように振動板125を支
える支持部材で、円環形状をしており断面が波状に形成
されている。ダンパ137の材料には樹脂や混紡などが
用いられる。
【0009】エッジ135は振動板125の支持部材
で、薄い円環形状をしており、エッジ135の材料には
ウレタン材などが用いられ成形加工により形成される。
【0010】磁気回路部140は、ヨーク141、マグ
ネット143、およびプレート144などにより構成さ
れている。
【0011】次に、スピーカユニットの組立の一例につ
いて説明する。
【0012】先ず、振動板120の中央部をボイスコイ
ルボビン131の上端部に接着固定し、振動板120の
前面開口部の外周縁部にエッジ135の内周部を接着固
定する。また、ボイスコイルボビン131の中程にダン
パ137の内周部を接着固定する。そして、ダンパ13
7の外周縁部をスピーカフレーム110の固定面112
に、エッジ135の外周部をスピーカフレーム110の
固定面111にそれぞれ接着固定する。次に、予め組み
立てられた磁気回路部140のヨーク141のセンター
ポール142の先端面に非磁性体(例えば樹脂、アルミ
ニュウム、ステンレス材など)で形成されたセンターサ
ポート150をねじまたは接着剤により固定する。次
に、ボイスコイルボビン131をセンターポール142
(センターサポート150)に挿通し、ボイスコイル1
30とプレート144の内径との隙間を調整してスピー
カフレーム110の後端面113と磁気回路部140の
プレート144の上端面を合致させ接着剤により固定す
る。次に、予め組み立てられたツイータユニット40を
センターサポート150の先端面に接着剤またはねじに
より固定する。この状態で振動板120はエッジ135
とダンパ137により懸吊状態で保持される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の図7で
示す2ウエイのスピーカユニット100では、例えば、
車両のドアやリヤトレイなどに取り付けて用いる場合に
は、スピーカユニット100の正面から偏った位置で音
を聞くことが多くなる。このような場合には特に指向性
の強い中高音の音が聴取者に届きにくく音が籠もったり
するという問題がある。これらの問題の改善策として例
えば図8で示すようにセンターサポート155の先端面
に所定の傾斜を設け、高音対応のツイータユニット40
を予め所定の方向へ傾けて音の放出方向を変える方法が
用いられたスピーカユニット105がある。しかし、ツ
イータユニット40を傾ける角度には寸法的な制約など
があり最適な対策とはならない場合がある。
【0014】本発明は上述の問題を解決するもので、ス
ピーカから放出される音を予め所望する方向に誘導可能
なマルチウエイのスピーカユニットを提供することを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するもので、メインスピーカユニットのセンターポー
ルにツイータユニットが固定されたコアキシャルタイプ
のスピーカユニットにおいて、前記ツイータユニットの
前方に傾斜して設けられ、該ツイータユニットから放音
される音を所望する方向に反射させる反射板が前記メイ
ンスピーカユニットの振動板の内周部近傍に固定されて
いることを特徴とするものである。
【0016】また、センターポールにツイータユニット
が固定されたコアキシャルタイプのスピーカユニットに
おいて、前記センターポールに固定され、前記ツイータ
ユニットを固定する保持部と、前記保持部より前記ツイ
ータユニットの前方に傾斜して延在し、該ツイータユニ
ットから放音される音を所望する方向に反射させる反射
板とが形成されていることを特徴とするものである。
【0017】また、センターポールにツイータユニット
が固定されたコアキシャルタイプのスピーカユニットに
おいて、前記ツイータユニットのフレームの前面開口部
より該ツイータユニットの前方に傾斜して延在し、該ツ
イータユニットから放音される音を所望する方向に反射
させる反射板が形成されていることを特徴とするもので
ある。
【0018】また、センターポールにツイータユニット
が固定されたコアキシャルタイプのスピーカユニットに
おいて、前記スピーカユニットの前面には前面グリルが
設けられ、前記前面グリルには前記ツイータユニットの
方へ傾斜して延在し、該ツイータユニットから放音され
る音を所望する方向に反射させる反射板が形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
および図2を用いて説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態に係るス
ピーカユニットの概略構成を示す正面断面図である。図
2は本発明の実施の形態に係るツイータユニットの概略
構成を示す正面断面拡大図である。
【0021】10は電子機器の音声機器に用いられる2
ウエイのスピーカユニットで、スピーカフレーム20、
振動部25、反射板40、磁気回路部33およびツイー
タユニット40などにより構成されている。
【0022】スピーカフレーム20は振動部25および
磁気回路部33などを保持する部材で、略円錐台形状に
近い形状をしており、振動板26の振動により発生する
背圧を調整するための孔などが必要箇所に設けられてい
る。スピーカフレーム20の前面開口部には、振動板2
6の前面開口部(図示上方)に接着されたエッジ29の
固定面21と、ボイスコイルボビン28の外周に接着さ
れたダンパ30の外周部の固定面22などが形成されて
いる。スピーカフレーム20の前面開口部には外側方向
に延在して相手側部材に取り付けるための取付部(図示
省略)が複数箇所あり取付部には取付孔が形成されてい
る。また、スピーカフレーム20の後端部23には磁気
回路部33が固定される。スピーカフレーム20の材料
にはめっき鋼板や樹脂部材およびアルミダイカスト部材
などが用いられ、めっき鋼板の場合にはプレス加工、樹
脂部材の場合には樹脂成形加工およびアルミダイカスト
加工などにより形成される。
【0023】振動部25は、振動板26、ボイスコイル
27、エッジ29およびダンパ30などにより構成され
ている。
【0024】振動板26は、ボイスコイル27に入力さ
れた電気入力信号から機械振動に変換された振動を入力
信号に応じた音声として放射するもので、略円錐台形状
をしており、材料にはパルプや樹脂などが用いられる。
振動板26は中央部がボイスコイルボビン28の円筒の
上端部に接着固定されており、振動板26の前面開口部
にはエッジ29の内周部が接着固定されており、エッジ
29の外周部はスピーカフレーム20の前面開口部の固
定面21に接着固定されている。また、振動板26が固
定されたボイスコイルボビン28の外周がダンパ30の
内周部に接着固定されており、ダンパ30の外周部はス
ピーカフレーム20の固定面22に接着固定されてい
る。従って、振動板26はエッジ29とダンパ30によ
り懸吊状態でスピーカフレーム20に保持されている。
【0025】エッジ29は円環形状をしており、振動板
26の前面開口縁部に接着して振動板26を支持する支
持部材で、エッジ29の材料には薄いウレタン材などが
用いられ成形加工により形成される。
【0026】ダンパ30は、ボイスコイルボビン28に
接着固定された振動板26がボイスコイルボビン28の
振動に追従して動くように振動板26を支える支持部材
で、円環形状をしており断面が波状に形成されている。
ダンパ30の材料には樹脂や混紡などが用いられる。
【0027】反射板31は、ツイータユニット40から
出力される音を所望する方向へ反射させて誘導する板
で、ツイータユニット40の前方に傾斜する反射部32
が形成されており、振動板26の中央部近傍(ボイスコ
イルボビン28の外周)に接着固定されている。反射板
31の材料には樹脂板などが用いられる。
【0028】磁気回路部33は、ヨーク34、マグネッ
ト36およびプレート37などにより構成されている。
【0029】ツイータユニット40は高音域用のスピー
カで、図2で示すようにスピーカフレーム41、振動部
44、磁気回路部50および前面板50などにより構成
されている。
【0030】スピーカフレーム41は振動部および磁気
回路部50などを保持する部材で、略円錐台形状に近い
形状をしており、スピーカフレーム41の前面開口部に
は振動板45の前面開口部(図示上方)に接着されたエ
ッジ47の固定面42と、ボイスコイルボビンの外周に
接着されたダンパ48の外周部が接着固定される固定面
43が形成されており、スピーカフレーム41の後端部
には磁気回路部50が接着固定される。
【0031】振動部44は、振動板45、ボイスコイル
46、エッジ47およびダンパ48などにより構成され
ている。
【0032】振動板45は、ボイスコイル46に入力さ
れた電気入力信号から機械振動に変換された振動を入力
信号に応じた音声として放射するもので、略円錐台形状
をしている。振動板45の材料にはパルプや樹脂などが
用いられる。振動板45は中央部がボイスコイルボビン
の円筒の上端部に接着固定されており、前面開口部には
エッジ47の内周部が接着固定され、エッジ47の外周
部はスピーカフレーム41の開口部の固定面42に接着
固定されている。また、振動板45が固定されたボイス
コイルボビンの外周がダンパ48の内周部に接着固定さ
れており、ダンパ48の外周部はスピーカフレーム41
の固定面43に接着固定されている。従って、振動板4
5はエッジ47とダンパ48により懸吊状態でスピーカ
フレーム41に保持されている。
【0033】磁気回路部50は、ヨーク51、マグネッ
ト52およびプレート53などにより構成されている。
【0034】前面板54は円盤状をしており音を放出す
る孔などが形成されており、前面板54の材料には樹脂
部材が用いられ成形加工により形成される。前面板54
は振動板45に接着されてたエッジ47の外周縁部の接
着部の上に接着固定されている。
【0035】次に、スピーカユニットの組立の一例につ
いて説明する。
【0036】先ず、振動板26の中央部をボイスコイル
ボビン28の上端部に接着固定し、振動板26の前面開
口部の外周縁部にエッジ29の内周部を接着固定する。
また、ボイスコイルボビン28の中程にダンパ30の内
周部を接着固定する。そして、ダンパ30の外周縁部を
スピーカフレーム20の固定面22に、エッジ29の外
周部をスピーカフレーム20の前面開口部の固定面21
にそれぞれ接着固定する。次に、予め組み立てられた磁
気回路部33のヨーク34のセンターポール35の先端
面に非磁性体(例えば樹脂、アルミニュウム、ステンレ
ス材など)で形成されたセンターサポート49をねじま
たは接着剤により固定する。次に、ボイスコイルボビン
28をセンターポール35(センターサポート49)に
挿通し、ボイスコイル27とプレート37の内径との隙
間を調整してスピーカフレーム20の後端面23と磁気
回路部33のプレート37の上端面とを合致させ接着剤
により固定する。次に、予め組み立てられたツイータユ
ニット40をセンターサポート49の先端面にねじまた
は接着剤により固定する。次に、反射板31の反射部3
2を所定の方向に傾けて(ツイータユニット40の前方
に傾斜するように設ける)振動板26の中央部近傍(ボ
イスコイルボビン28の外周)に接着固定する。この状
態で、振動板26はエッジ29とダンパ30により懸吊
状態で保持される。
【0037】以上説明したように本発明の第1の実施の
形態に係るスピーカユニット10によれば、ツイータユ
ニット40の前方に反射板31を傾けて設けることによ
り、特に中高音域の音がスピーカユニット10の正面か
ら偏った位置においても所定の音響効果を得ることがで
きる。例えば、車室などにスピーカユニット10を設置
する場合に設置位置が制約されてもスピーカユニット1
0からの音を最もよい状態で聞くことができる。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態を図3を
用いて説明する。
【0039】図3は本発明の第2の実施の形態に係るス
ピーカユニットの概略構成を示す正面断面図である。
尚、第2の実施の形態は第1の実施の形態の一部を変更
したもので、その他については第1の実施の形態と略同
じであるので、同じ構成については同じ符号を付し説明
を省略し変更部分を主に説明する。
【0040】11は電子機器の音声機器に用いられる2
ウエイのスピーカユニットで、スピーカフレーム20、
振動部25、磁気回路部33、ツイータユニット40お
よびツイータユニット取付部品55などにより構成され
ている。
【0041】ツイータユニット取付部品55は、ツイー
タユニット40を磁気回路部33のセンターポール35
の先端面前方に配設するための部品で、ツイータユニッ
ト40の保持部57、保持部57の先端部よりツイータ
ユニット40の前方に傾斜して延在し、ツイータユニッ
ト40から出力される音を所望する方向へ反射させて誘
導する反射部56およびセンターポール35への取付孔
などが形成されている。ツイータユニット取付部品55
の材料には樹脂材などが用いられ成形加工などにより形
成される。尚、ツイータユニット取付部品55はセンタ
ーポール35の先端にねじ止めまたは接着剤などにより
固定された後に、保持部57にツイータユニット40が
接着剤などにより固定される。
【0042】以上説明したように本発明の第2の実施の
形態に係るスピーカユニット11においては、ツイータ
ユニット40を保持する保持部57より延在して第1の
実施の形態と同じように、ツイータユニット40の前方
に傾斜して反射部56が設けられており、特に中高音域
の音がスピーカユニット11の正面から偏った位置にお
いても所定の音響効果を得ることができるので、スピー
カユニット11からの音を最もよい状態で聞くことがで
きる。その他に、反射部56がツイータユニット取付部
品55と一体に形成されているので、傾斜角度が安定し
ており安定した音響効果を得ることができる。また、ス
ピーカユニット11の組立が容易となる。
【0043】次に、本発明の第3の実施の形態を図4お
よび図5を用いて説明する。
【0044】図4は本発明の第3の実施の形態に係るス
ピーカユニットの概略構成を示す正面断面図である。図
5は本発明の第3の実施の形態に係るツイータユニット
の概略構成を示す正面断面拡大図である。尚、第3の実
施の形態は第1の実施の形態の一部を変更したもので、
その他については第1の実施の形態と略同じであるの
で、同じ構成については同じ符号を付し説明を省略し変
更部分を主に説明する。
【0045】12は電子機器の音声機器に用いられる2
ウエイのスピーカユニットで、スピーカフレーム20、
振動部25、磁気回路部33およびツイータユニット6
0などにより構成されている。
【0046】ツイータユニット60は高音域用のスピー
カで、図5で示すようにスピーカフレーム61、振動部
44および磁気回路部50などにより構成されている。
【0047】スピーカフレーム61は振動部および磁気
回路部50などを保持する部材で、略円錐台形状に近い
形状をしており、スピーカフレーム61の前面開口部に
は振動板45の前面開口部(図示上方)に接着されたエ
ッジ47の固定面62と、ボイスコイルボビンの外周に
接着されたダンパ48の外周部が接着される固定面63
と、スピーカフレーム61の前面開口部よりツイータユ
ニット60の前方に傾斜して延在し、ツイータユニット
60から出力される音を所望する方向へ反射させて誘導
する反射部64が形成されている。スピーカフレーム6
1の後端部には磁気回路部50が接着固定される。尚、
ツイータユニット40はセンターポール35の先端面に
固定されたセンターサポート49の先端面に接着剤また
はねじにより固定される。
【0048】以上説明したように本発明の第3の実施の
形態に係るスピーカユニット12においては、ツイータ
ユニット60のスピーカフレーム61の前面開口部より
延在して第1の実施の形態と同じように、ツイータユニ
ット40の前方に傾斜して反射部56が設けられての
で、特に中高音域の音がスピーカユニット12の正面か
ら偏った位置においてもスピーカユニット12からの音
を最もよい状態で聞くことができる。その他に、反射部
56がスピーカフレーム61と一体に形成されているの
で、傾斜角度が安定しており安定した音響効果を得るこ
とができる。また、スピーカユニット12の組立が容易
となる。
【0049】次に、本発明の第4の実施の形態を図6を
用いて説明する。
【0050】図6は本発明の第4の実施の形態に係るス
ピーカユニットの概略構成を示す正面断面図である。
尚、第4の実施の形態は第1の実施の形態の一部を変更
したもので、その他については第1の実施の形態と略同
じであるので、同じ構成については同じ符号を付し説明
を省略し変更部分を主に説明する。
【0051】13は電子機器の音声機器に用いられる2
ウエイのスピーカユニットで、スピーカフレーム20、
振動部25、磁気回路部33、ツイータユニット40お
よび前面グリル70などにより構成されている。
【0052】前面グリル70は、スピーカユニット13
の前面に用いられるもので、円盤状をしており音を放出
する孔と、前面グリル70の略中央部(ツイータユニッ
ト40の前方)よりツイータユニット40の前方へ傾斜
して延在し、ツイータユニット40から出力される音を
所望する方向へ反射させて誘導する反射部71,72が
形成されており、外周縁部(図示下面)には円環状の溝
73が形成されている。前面グリル70の材料には樹脂
部材が用いられ成形加工により形成される。尚、前面グ
リル70はスピーカフレーム20の前面開口部の円筒部
に溝73を挿入し、振動板26に接着されてたエッジ2
9の外周縁部の接着部の上に接着固定する。
【0053】以上説明したように本発明の第4の実施の
形態に係るスピーカユニット13においては、前面グリ
ル70の略中央部より延在してツイータユニット40の
前方に傾斜して反射部71,72が設けられており、特
に中高音域の音がスピーカユニット12の正面から偏っ
た位置においてもスピーカユニット13からの音を最も
よい状態で聞くことができる。その他に、反射部71,
72が前面グリル70と一体に形成されているので、反
射部71,72の傾斜角度が安定しており安定した音響
効果を得ることができる。また、スピーカユニット13
の組立が容易となる。尚、本実施の形態では反射部(7
1,72)を2箇所設けたが必要により設置箇所および
数量を増減してもよい。また、本実施の形態では2ウエ
イスピーカシステムの例をあげているが、3ウエイスピ
ーカシステムなど、マルチウエイスピーカシステムでも
適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ピーカから放出される音を予め所望する方向に誘導可能
なマルチウエイのスピーカユニットを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスピーカユニ
ットの概略構成を示す正面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るツイータユニットの
概略構成を示す正面断面拡大図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るスピーカユニ
ットの概略構成を示す正面断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るスピーカユニ
ットの概略構成を示す正面断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るツイータユニ
ットの概略構成を示す正面断面拡大図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るスピーカユニ
ットの概略構成を示す正面断面図である。
【図7】従来のスピーカユニットの概略構成を示す正面
断面図である。
【図8】従来例の別のスピーカユニットの概略構成を示
す正面断面図である。
【符号の説明】
10,11,12,13・・スピーカユニット 20,41,61・・スピーカフレーム 21,22,42,43,62,63・・固定面 23・・後端面 25,44・・振動部 26,45・・振動板 27,46・・ボイスコイル 28・・ボイスコイルボビン 29,47・・エッジ 30,48・・ダンパ 31・・反射板 32,56,64,71,72・・反射部 33,50・・磁気回路部 34,51・・ヨーク 35・・センターポール 36,52・・マグネット 37,53・・プレート 40・・ツイータユニット 49・・センターサポート 54・・前面板 55・・ツイータユニット取付部品 57・・保持部 70・・前面グリル 73・・溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインスピーカユニットのセンターポー
    ルにツイータユニットが固定されたコアキシャルタイプ
    のスピーカユニットにおいて、 前記ツイータユニットの前方に傾斜して設けられ、該ツ
    イータユニットから放音される音を所望する方向に反射
    させる反射板が前記メインスピーカユニットの振動板の
    内周部近傍に固定されていることを特徴とするスピーカ
    ユニット。
  2. 【請求項2】 センターポールにツイータユニットが固
    定されたコアキシャルタイプのスピーカユニットにおい
    て、 前記センターポールに固定され、前記ツイータユニット
    を固定する保持部と、 前記保持部より前記ツイータユニットの前方に傾斜して
    延在し、該ツイータユニットから放音される音を所望す
    る方向に反射させる反射板とが形成されていることを特
    徴とするスピーカユニット。
  3. 【請求項3】 センターポールにツイータユニットが固
    定されたコアキシャルタイプのスピーカユニットにおい
    て、 前記ツイータユニットのフレームの前面開口部より該ツ
    イータユニットの前方に傾斜して延在し、該ツイータユ
    ニットから放音される音を所望する方向に反射させる反
    射板が形成されていることを特徴とするスピーカユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 センターポールにツイータユニットが固
    定されたコアキシャルタイプのスピーカユニットにおい
    て、 前記スピーカユニットの前面には前面グリルが設けら
    れ、 前記前面グリルには前記ツイータユニットの方へ傾斜し
    て延在し、該ツイータユニットから放音される音を所望
    する方向に反射させる反射板が形成されていることを特
    徴とするスピーカユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7970160B2 (en) 2003-06-09 2011-06-28 Fujitsu Ten Limited Speaker apparatus
WO2015083020A3 (en) * 2013-12-03 2015-11-12 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) A sound diffusion system for directional sound enhancement
JPWO2021260806A1 (ja) * 2020-06-23 2021-12-30

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