JP2002209255A - データ通信用無線装置 - Google Patents

データ通信用無線装置

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JP2002209255A
JP2002209255A JP2001000491A JP2001000491A JP2002209255A JP 2002209255 A JP2002209255 A JP 2002209255A JP 2001000491 A JP2001000491 A JP 2001000491A JP 2001000491 A JP2001000491 A JP 2001000491A JP 2002209255 A JP2002209255 A JP 2002209255A
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JP2001000491A
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English (en)
Inventor
Masanobu Suzuki
正延 鈴木
Issei Tanaka
逸清 田中
Yoshinari Nemoto
能成 根本
Keiji Okamoto
圭史 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信ベースの固定無線アクセスシステ
ムにおいて、音声信号とモデム信号の両方に良好に適応
することを目的とする。 【解決手段】 加入者交換機または加入者インタフェー
ス回路からの信号を符号器・復号器を経由しないで透過
伝送する手段と、透過伝送した符号を複数のスロットに
分配して加入者局装置または制御局装置に伝送する手段
と、加入者局装置または基地局装置から複数のスロット
に分配されて伝送されたデータを結合する手段と、遠隔
のオペレーション装置からの伝送方法に関する設定情報
を受信する手段と、該設定情報に従って透過伝送または
符号器・復号器を経由する符号化伝送のいずれかを選択
する手段とを有する無線制御局装置および/または無線
加入者局装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信ベース
の固定無線アクセス(FWA)に関する技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来FWAにおける無線区間の通信で
は、周波数の有効利用の観点から、加入者交換機から伝
送される符号に対して、前記無線方式の交換機で使用さ
れているビットレートより低い符号化により情報の圧縮
を行い、伝送される事が一般的であった。また、装置コ
スト低減の観点からも、FWAにおける無線区間の通信
では、移動体通信に用いられている方式を流用している
場合が多く、移動体方式で用いられている低ビットレー
トな符号化を行い伝送されるのが一般的であった。また
パーソナルハンディホンシステム(PHS)でのPIA
FS通信のようにディジタル信号をそのまま送る伝送方
式では、双方にPIAFSプロトコルに対応した伝送装
置が新規に必要であり、ユーザーが従来使用していたモ
デムをそのまま使用することが出来なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】FWAでは、有線設備
と同等の品質維持を必要とするため、音声伝送だけでな
くデータ通信の品質も考慮する必要がある。従来の方式
では、無線区間の伝送を行う際に、加入者交換機から伝
送された符号をさらに低ビットレートな符号に圧縮する
ため、モデム信号を通す場合には、一定以上のビットレ
ートでモデム通信を行うことは困難であった。そこで、
送受信用に用いるスロットを増やすことにより、加入者
交換機からの信号を透過伝送し、モデム信号を符号圧縮
する事により生じる波形歪みをなくさなければならな
い。
【0004】本発明は音声信号とモデム信号の両方に良
好に適応するFWAを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、加入者
局と基地局間で64kbps未満の音声符号化方式を用
いた移動体通信の無線インタフェースを使用して無線通
信を行う、固定無線アクセスシステムである移動体通信
ベースのFWAシステムにおいて、加入者交換機から伝
送された信号を符号器・復号器を経由しないで透過伝送
する手段と、透過伝送した符号を、複数のスロットに分
配して基地局装置経由で加入者局装置に伝送する手段
と、加入者局装置から複数のスロットに分配されて伝送
されたデータを結合する手段と、遠隔地に設置されてい
るオペレーション装置から、伝送方法に関する設定情報
を基地局経由で加入者局装置に転送する手段と、上記設
定情報に従い、透過伝送または符号器・復号器を経由す
る符号化伝送のいずれかを選択する手段を具備する無線
制御局装置にある。
【0006】本発明の別の特徴は、移動体通信ベースの
FWAシステムにおいて、加入者インタフェース回路か
ら伝送された信号を符号器・復号器を経由しないで透過
伝送する手段と、透過伝送した符号を、複数のスロット
に分配して基地局装置経由で制御局装置に伝送する手段
と、基地局装置から複数のスロットに分配されて伝送さ
れたデータを結合する手段と、遠隔地に設置されている
オペレーション装置から、伝送方法に関する設定情報を
受信する手段と、上記設定情報に従い、透過伝送および
符号器・復号器を経由する符号化伝送のいずれかを選択
する手段を具備する無線加入者局装置にある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した一例と
して、無線区間にPHSと同等なインタフェースを適用
した固定無線アクセスシステムであるPHS−FWAを
示す図であり、101は無線加入者局装置を、102は
無線基地局装置を、103は無線制御局装置を、104
はオペレーションシステムを示す。まず、加入者のデー
タ通信の実施の可否をオペレーションシステム104へ
加入者データとしてあらかじめ入力しておく。オペレー
ションシステム104から入力された情報は無線制御局
装置103および無線基地局装置102を経由して無線
加入者局装置101に転送される。その後、オペレーシ
ョンシステム104からの遠隔制御により、無線加入者
局装置101のリセットを行い、前記設定を有効にす
る。
【0008】次に、無線制御局装置および無線加入者局
装置の実際の動作について説明する。図2は、無線制御
局−無線加入者局間の信号の流れを示したものである。
201は無線加入者局装置を、202は加入者インタフ
ェース回路を、203はADPCMトランスコーデック
(加入者局側)を、204はTDMA−TDD部を、2
05は変復調部を、206は送受信部を、207は無線
基地局装置を、208は無線制御局装置を、209は基
地局インタフェース変換回路を、210はTDDスイッ
チを、211はADPCMトランスコーデック(制御局
側)を、212はエコーキャンセラを、213はノード
インタフェース変換回路を示している。203および2
11のADPCMトランスコーデックが符号器・復号器
に相当する。
【0009】図3はADPCMトランスコーデック内の
構成を示したものであり、301は符号化部を、302
は符号器側セレクタを、303は復号器側セレクタを、
304は復号化部を示している。
【0010】上り信号を例に説明すると、データ通信用
の設定がされている場合、加入者インタフェース回路2
02から出力された信号(64kbps μ−law
PCM符号)は、ADPCMトランスコーデック203
に入力されるが、図3の符号化部をバイパスし、圧縮さ
れないで64kbpsのμ−law PCM符号のまま
TDMA−TDD部204に入力される。TDMA−T
DD部への入力信号は8ビット符号単位に、上位4ビッ
トと下位4ビットに分割され、それぞれ2つの別のタイ
ムスロットに格納された後、変復調部205で変調後、
送受信部206から2タイムスロットで伝送される。
【0011】送信されたデータは無線基地局装置207
を経由して、無線制御局208へ伝送される。基地局イ
ンタフェース変換装置209では32kbps×16タ
イムスロットの信号をそれぞれ別のADPCMトランス
コーデックヘ入力できるよう分割するが、データ通信用
加入者局装置201から異なる2タイムスロットで伝送
されている信号については、TDDスイッチ210で、
連続した2タイムスロソトに並べ替えられた後、制御局
側ADPCMコーデック211とエコーキャンセラ21
2はバイパスされ、ノードインタフェース変換装置21
3を経由して上位ノードに伝送される。
【0012】以上の伝送を行うことにより、従来の音声
伝送のように、無線区間で32kbpsに変換されるこ
とによる劣化要因をなくし、モデム通信においても通常
の有線網と同一の品質で提供が可能である。
【0013】
【発明の効果】これまでは、無線区間に誤りがない場合
でも、別の音声符号化方式に圧縮することによる劣化が
モデム通信の上限速度を落としていたが、本発明のよう
に、有線と同等の符号を伝送することにより、無線区間
で誤りが生じなければ、有線設備を用いてデータ通信を
行う場合と同等の品質が確保可能であり、モデム通信の
上限速度を向上する効果がある。
【0014】また、本発明は、同一装置内で設定変更を
行うことにより、1タイムスロットでの通常の通信と複
数のタイムスロットを使用したデータ通信が選択可能な
ため、装置の取り替えが発生せず、またオペレーション
システムからの遠隔操作により設定変更が可能であるた
め、現地派遣なども発生せずユーザの要求に即対応する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】PHS−FWAのシステム構成を示した図であ
る。
【図2】無線制御局装置から無線加入者局装置までの信
号の流れを示した図である。
【図3】ADPCMトランスコーデック内の構成を示し
た図ある。
【符号の説明】
101 無線加入者局装置 102 無線基地局装置 103 無線制御局装置 104 オペレーションシステム 201 無線加入者局装置 202 加入者インタフェース回路 203 ADPCMトランスコーデック 204 TDMA−TDD部 205 変復調部 206 無線部 207 無線基地局装置 208 無線制御局装置 209 基地局インタフェース変換回路 210 TDDスイッチ 211 ADPCMトランスコーデック 212 エコーキャンセラ 213 ノードインタフェース変換回路 301 符号化部 302 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 逸清 東京都千代田区大手町二丁目3番1号日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 根本 能成 東京都千代田区大手町二丁目3番1号日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 岡本 圭史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA21 BB02 CC04 DD11 DD51 EE02 EE10 EE16 HH17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者局と基地局間で64kbps未満
    の音声符号化方式を用いた移動体通信の無線インタフェ
    ースを使用して無線通信を行う、固定無線アクセスシス
    テムである移動体通信ベースのFWAシステムにおい
    て、 加入者交換機から伝送された信号を符号器・復号器を経
    由しないで透過伝送する手段と、 透過伝送した符号を、複数のスロットに分配して基地局
    装置経由で加入者局装置に伝送する手段と、 加入者局装置から複数のスロットに分配されて伝送され
    たデータを結合する手段と、 遠隔地に設置されているオペレーション装置から、伝送
    方法に関する設定情報を基地局経由で加入者局装置に転
    送する手段、および上記設定情報に従い、透過伝送また
    は符号器・復号器を経由する符号化伝送のいずれかを選
    択する手段を具備することを特徴とする無線制御局装
    置。
  2. 【請求項2】 移動体通信ベースのFWAシステムにお
    いて、 加入者インタフェース回路から伝送された信号を符号器
    ・復号器を経由しないで透過伝送する手段と、 透過伝送した符号を、複数のスロットに分配して基地局
    装置径由で制御局装置に伝送する手段と、 基地局装置から複数のスロットに分配されて伝送された
    データを結合する手段と、 遠隔地に設置されているオペレーション装置から、伝送
    方法に関する設定情報を受信する手段と、 上記設定情報に従い、透過伝送および符号器・復号器を
    経由する符号化伝送のいずれかを選択する手段を具備す
    ることを特徴とする無線加入者局装置。
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Effective date: 20040203