JP2002208752A - 光送信器 - Google Patents

光送信器

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JP2002208752A
JP2002208752A JP2001340529A JP2001340529A JP2002208752A JP 2002208752 A JP2002208752 A JP 2002208752A JP 2001340529 A JP2001340529 A JP 2001340529A JP 2001340529 A JP2001340529 A JP 2001340529A JP 2002208752 A JP2002208752 A JP 2002208752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消光信号が解除された直後であっても、レー
ザダイオードの温度を一定に保つことのできる光送信器
を提供する。 【解決手段】 レーザダイオードの出力光を検知してサ
ーミスタが出力する検知温度信号を入力とし、予め設定
されたサーミスタ検知温度信号の基準値との差異に応じ
て、前記ペルチェクーラを制御するペルチェクーラ制御
信号を出力するペルチェクーラ信号演算回路を備え、前
記ペルチェクーラ信号演算回路に別途前記レーザダイオ
ードを消光するため消光信号入力端子が設けられてお
り、該消光信号入力端子に消光信号が入力された場合
に、前記ペルチェクーラ信号演算回路は前記サーミスタ
検知温度信号の基準値と外部より設定された前記レーザ
ダイオードの発光しているときと消光しているときの温
度差情報との差異に応じて、前記ペルチェクーラを制御
する信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバを使
用する光通信用の光送信器に関し、より詳しくは、光出
力波長を一定に保つための制御回路を備えた光送信器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の光送信器の構成を示すブロ
ック図である。図3において、1aはデータ信号を外部
から入力するデータ正相入力端子、1bはデータ信号を
外部から入力するデータ負相入力端子、2は前記データ
正相入力端子1a及びデータ負相入力端子1bからのデ
ータ信号に応じてレーザダイオード4aを駆動する差動
増幅器、3は前記差動増幅器2に電流を供給する変調電
流生成トランジスタ、4aは前記差動増幅器2の出力信
号に応じた光信号を出力するレーザダイオード、4bは
前記レーザダイオード4aの出力する光量に応じた電流
を出力するモニタフォトダイオード、4cは前記レーザ
ダイオード4aの温度を検知するサーミスタ、4dは前
記レーザダイオード4aを冷却または加熱するペルチェ
クーラであり、4はこれら4a〜4dによって構成され
たレーザダイオードモジュールである。
【0003】また、5はレーザダイオードのバイアス電
流を制御するAPC(Automatic Power Control)ブロッ
クであって、5aは前記モニタフォトダイオード4bの
出力信号を平滑化する平滑化コンデンサ、5bは前記モ
ニタフォトダイオード4bの出力信号を電流電圧変換す
る電流電圧変換抵抗器、5c及び5dは前記電流電圧変
換抵抗器5bの出力信号の基準となる信号を生成するA
PC基準電圧生成抵抗器、5eは前記電流電圧変換抵抗
器5bの出力信号と前記APC基準電圧生成抵抗器5c
及び5dの出力信号の差分となる電圧を増幅するAPC
誤差増幅器、5fは前記APC誤差増幅器5eの出力信
号を電圧電流変換するバイアス電流生成トランジスタで
ある。
【0004】また、6はレーザダイオードの温度補償を
行う変調電流生成ブロックであって、6aは前記変調電
流生成トランジスタ3に目的の電流を生成させるための
信号を出力する変調電流生成抵抗器である。7は前記ペ
ルチェクーラ4dを電流制御するATC(Automatic Tem
perature Control)ブロックであって、7a及び7bは
前記サーミスタ4cの基準である信号を生成するATC
基準電圧生成抵抗器、7cは前記サーミスタ4cの出力
信号と前記ATC基準電圧生成抵抗器7a及び7bの出
力信号の差分となる電圧を増幅するATC誤差増幅器、
7dは前記ATC誤差増幅器7cの出力信号を入力とし
前記ペルチェクーラ4dに電流を供給するペルチェクー
ラ電流生成トランジスタである。13は消光信号を外部
から入力する消光信号入力端子である。なお、Iopはレ
ーザダイオードを動作する動作電流、Ibはレーザダイ
オードのバイアス電流、Imodは前記変調電流生成トラ
ンジスタ3により生成された変調電流、Imonは前記モ
ニタフォトダイオードにより出力されるモニタ電流であ
る。
【0005】次に動作について説明する。外部からの差
動データがデータ正相入力端子1a及びデータ負相入力
端子1bを介して、通常トランジスタの差動対で構成さ
れる差動増幅器2に入力される。差動増幅器2はレーザ
ダイオード4aをパルス駆動し、レーザダイオード4a
からパルス光を出力させる。
【0006】ここで、レーザダイオード4aは一般に図
4に示す光電変換効率特性を持つ。図4において、Ith
1は閾値電流、a1は微分効率特性(傾き)であり、図に
示す状態は、最適な動作電流を得るための光電変換効率
特性を表わしている。PoutPk・Pkは最大光出力、PoutA
veは平均光出力、Ib1は最適なバイアス電流、Imod1は
最適な変調電流、Iopは最適な動作電流を示す。また、
この閾値電流Ith1以下ではほとんどレーザダイオード
は発光せずに閾値電流Ith1以上から傾きa1をもった電
流−光変換を行っている。しかし、閾値電流Ith1及び
傾きa1は温度変動するため、光出力パワーを良好に保
つには常にその温度での閾値電流Ith1及び傾きa1に応
じたバイアス電流Ib及び変調電流Imodをレーザダイオ
ード4aに流さなければならない。そのためバイアス電
流Ibを最適に保つために、次に述べるAPC機能を持
たせる。
【0007】まず、モニタフォトダイオード4bはレー
ザダイオードモジュール4内にてレーザダイオード4a
の背面光を受光し、受光量に応じた電流Imonを出力す
る。次に、モニタフォトダイオード4bの出力電流は平
滑化コンデンサ5aにて平滑化される。ここで平滑化さ
れ電流電圧変換抵抗器5bにて電流電圧変換された電圧
信号が、APC基準電圧生成抵抗器5c及び5dにより
生成された電圧信号と同じになるように、APC誤差増
幅器5eから電圧信号が出力され、バイアス電流生成ト
ランジスタ5fにより電圧電流変換されたバイアス電流
Ibがレーザダイオード4aに出力される。以上の動作
によりレーザダイオード4aの光出力の平均値が一定と
なる様にバイアス電流Ibが最適に保たれる。
【0008】また、変調電流Imodについては、使用温
度範囲で光出力パルスの消光比を基準値に保つために、
レーザダイオード4aの温度に追随して出力が変動する
サーミスタ4cの出力を使用して、変調電流生成抵抗器
6aにより変調電流生成トランジスタ3の入力を変化さ
せることによって変調電流Imodの温度補償を行う。レ
ーザダイオード4aの光出力波長は、一般にその温度が
変動するのに伴って変動するが、光送信器の用途によっ
て光出力波長が周囲温度の変動に対して一定になること
が望ましい場合は、次に述べるATC機能を持たせる。
【0009】これはレーザダイオード4aの温度に追随
して出力が変動するサーミスタ4cの出力信号が、AT
C基準電圧生成抵抗器7a及び7bにより生成された電
圧信号と同じになるように、ATC誤差増幅器7cから
ペルチェクーラ電流Ipcが出力される。このペルチェク
ーラ電流Ipcにより前記ペルチェクーラが冷却または過
熱動作し、レーザダイオード4aの温度が一定に保た
れ、光出力波長が周囲温度の変動に対して一定となる。
また、消光信号入力端子13から入力される消光信号に
より、バイアス電流Ib及び変調電流Imodが遮断され、
レーザダイオード4aの光出力が停止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来技術
では、レーザダイオード4aの温度を一定に保つ温度制
御回路は一般に、目的の温度に安定するまでに時間を要
する。一方、レーザダイオード4aからの光出力を一定
に保つ光出力制御回路は一般に、目的の光出力に安定す
るまでそれほど時間を要しない。
【0011】次に、消光信号が入力された場合とされな
い場合により、バイアス電流Ib及び変調電流Imodが遮
断または通電され、レーザダイオード4aの発熱が変動
する。これらの回路特性から、例えばレーザダイオード
4aが目的の温度に保たれ、かつ消光信号が入力されて
いる状態から、消光信号が解除された直後の場合を考え
ると、レーザダイオード4aにバイアス電流Ib及び変
調電流Imodが流れることによりレーザダイオード4a
が発熱するが、応答の遅い温度制御回路(ATCブロッ
ク7)はその発熱に追従できず、結果的に消光信号が解
除された直後においてレーザダイオード4aは目的の温
度から外れてしまう。従来技術ではこのような事象によ
り、レーザダイオード4aが目的の温度から外れてしま
い、光出力波長が一定しないという問題があった。
【0012】また、従来の構造では、モジュールのケー
ス等、形状の違いによって熱容量が変わるために、各々
に対応した回路構成を組まなければならないという問題
があった。さらに、モニタフォトダイオードには電流値
にばらつきがあるため、光出力が安定しないという問題
もあった。
【0013】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、消光信号が解除された直後であってもレー
ザダイオードの温度を一定に保つことのできる光送信器
を実現することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光送信器
は、外部からの入力データ信号に応じて駆動する差動増
幅器と、前記差動増幅器の出力信号に応じて光信号を出
力するレーザダイオードと、前記レーザダイオードの出
力光量に応じた出力信号を出力するモニタフォトダイオ
ードと、前記レーザダイオードの検知温度信号を出力す
るサーミスタと、前記レーザダイオードを冷却または加
熱するペルチェクーラと、前記モニタフォトダイオード
により出力された出力信号と基準信号との差に基づいて
前記レーザダイオードのバイアス電流を制御する自動光
出力制御手段と、前記サーミスタの検知温度信号に基づ
き前記レーザダイオードの温度補償を行う変調電流生成
手段と、前記ペルチェクーラを制御するペルチェクーラ
制御手段と、前記サーミスタからの検知温度信号と、外
部から与えられるサーミスタ検知温度信号の基準値との
偏差に基づいて、前記ペルチェクーラ制御手段にペルチ
ェクーラ制御信号を出力するペルチェクーラ制御用演算
回路とを備え、前記ペルチェクーラ制御用演算回路は、
消光信号が入力された場合には、前記サーミスタ検知温
度信号の基準値に対し、外部から与えられる前記レーザ
ダイオードの発光しているときと消光しているときの温
度差情報を差し引いた値に応じた前記ペルチェクーラ制
御信号を出力することを特徴とするものである。
【0015】また、前記ペルチェクーラ制御用演算回路
は、上記偏差を比例・積分・微分処理するPID制御方
式により演算処理を行っており、比例項、積分項、及び
微分項の定数が外部から可変設定されることを特徴とす
るものである。
【0016】また、前記自動光出力制御手段は、前記レ
ーザダイオードのバイアス電流を制御するバイアス電流
制御手段と、前記モニタフォトダイオードの出力光信号
を外部から与えられるゲイン情報に基づき増幅した出力
光増幅信号を出力するモニタフォトダイオード用増幅器
と、前記の出力光増幅信号と外部から与えられる出力光
増幅信号の基準値との偏差に基づいて前記バイアス電流
制御手段にバイアス電流制御信号を出力するバイアス電
流制御用演算回路とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明に
係る実施の形態1の構成を示すブロック図である。図1
において、図3と同一符号は同一部分を示し、その説明
は省略する。新たな符号として、8はサーミスタ4cの
出力信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、
9は前記A/Dコンバータ8の基準値となる目的温度情
報を格納する目的温度設定用EEP−ROM、10は前
記目的温度設定用EEP−ROM9に書込むデータを入
力する目的温度書込み入力端子、14はレーザダイオー
ド4aが発光している時と消光しているときの温度差に
相当する温度差情報(レーザダイオード4aの自己発熱
温度)を格納する温度差設定用EEP−ROM、15は
前記温度差設定用EEP−ROM14に書込むデータを
入力する温度差書込み入力端子、11は前記A/Dコン
バータ8の出力信号と前記目的温度設定用EEP−RO
M9から読み取った目的温度情報信号とを同一とさせる
信号を出力するペルチェクーラ制御用演算回路、12は
前記ペルチェクーラ制御用演算回路11の出力信号をア
ナログ信号に変換するD/Aコンバータである。
【0018】前記ペルチェクーラ制御用演算回路11の
演算処理には、一般に入力データを比例・積分・微分処
理するPID制御演算という方式を用いる。具体的に
は、ペルチェクーラ制御用演算回路11に入力されるサ
ーミスタ4cの出力情報と目的温度書込み入力端子10
から入力され、EEP−ROM9に格納されていた基準
値となる目的温度情報との偏差、または、消光信号入力
端子13から消光信号が入力された場合は、目的温度設
定用EEP−ROM9に格納されていた基準値となる目
的温度情報と、温度差書込み入力端子15から入力さ
れ、EEP−ROM14に格納されていた温度差情報と
の偏差をeとしたときのペルチェクーラ制御電流演算回
路11の出力信号yは次式により算出される。 y=Kp[e+(1/Ti)∫edt+Td(de/d
t)] 上記演算式において、Kp,1/Ti,Tdはそれぞれ固
定された定数である。
【0019】次に動作について説明する。従来の技術で
は、図3に示すようにレーザダイオード4aの温度に追
随して出力が変動するサーミスタ4cの出力信号が、A
TC基準電圧生成抵抗器7a及び7bにより生成された
電圧信号と同じになるように、ATC誤差増幅器7cか
らペルチェクーラ電流Ipcが出力され、この動作により
レーザダイオード4aの温度が一定に保たれ、光出力波
長が周囲温度の変動に対して一定となっていた。
【0020】この発明に係る実施の形態1では、レーザ
ダイオード4aの温度に追随して出力が変動するサーミ
スタ4cの出力をA/Dコンバータ8によりデジタル化
したデジタルデータと、目的温度書込み入力端子10か
ら入力された目的温度設定用EEP−ROM9内の基準
値となる目的温度情報のデジタルデータとをペルチェク
ーラ制御用演算回路11により比較し、この偏差に応じ
たデジタルデータをD/Aコンバータ12に出力する。
そして、アナログ電圧に変換された信号はペルチェクー
ラ電流生成トランジスタ7dのベース電極に入力され、
トランジスタ7dが導通してペルチェクーラ4dのペル
チェクーラ電流Ipcが生成される。この一連の動作によ
り、レーザダイオード4aの温度が一定に保たれ、光出
力波長が周囲温度の変動にも対応することができる。
【0021】また、消光信号入力端子13から消光信号
がペルチェクーラ制御用演算回路11に入力された場合
に、ペルチェクーラ制御用演算回路11は、目的温度設
定用EEP−ROM9に格納された目的温度情報から、
温度差書込み入力端子15より入力された温度差設定用
EEP−ROM14内のレーザダイオード4aが発光し
ているときと消光しているときの温度差(自己発熱温
度)情報を差し引いた温度情報を得て、この温度情報に
基づいてPID制御演算を行う。この演算結果はD/A
コンバータ12を介してトランジスタ7dのベース電極
に入力され、これによりトランジスタ7dを導通させ
る。その後は、通常のレーザーダイオード4aの発光時
と同様にして、レーザダイオード4aの温度が一定に保
たれる。
【0022】したがって、レーザダイオード4aが発光
しているときと消光しているときの温度差情報をペルチ
ェクーラ制御用演算回路11に与えたことにより、従来
のようにレーザダイオード4aの発光時と消光時とでペ
ルチェクーラ4dによる冷却量を変化させる必要がなく
なり、冷却量を制御する温度制御回路(ATCブロック
7)における制御ループの遅れによりレーザダイオード
4aの温度が目標温度から外れるといった問題は生じな
い。
【0023】以上のように、本実施の形態1に係る光送
信器によれば、消光信号入力時にレーザダイオード4a
の温度を基準値から温度差情報を差し引いた値に保つこ
とができ、レーザダイオード4aが発光している間のみ
ならず、消光信号が解除された直後もレーザダイオード
4aの温度を一定に保つことができる。
【0024】実施の形態2.この発明に係る実施の形態
2は、前述の図1において、温度差設定用EEP−RO
M14を前記ペルチェクーラ制御用演算回路11でのP
ID制御処理に必要な比例定数を格納するPID制御処
理用EEP−ROMとし、温度差書込み入力端子15を
前記PID制御処理用EEP−ROMに書込むデータを
入力するPID書込み入力端子としたものである。上述
のごとく、この発明に係る実施の形態1の構成におい
て、ペルチェクーラ制御用演算回路11では、一般に入
力データを比例・積分・微分処理するPID制御演算を
用いるが、この発明に係る実施の形態2における自動光
出力制御手段7では、PID制御処理用EEP−ROM
14にPID制御処理に用いる定数K p,1/Ti,Td
を格納し、前記PID書込み入力端子15より自由に比
例定数を設定する方法を用いることにより、モジュール
のケース等、形状によって変わる熱容量に対しても回路
構成を変更することなく、ペルチェクーラ制御用演算回
路11のデータ処理が行え、レーザダイオード4aの温
度を一定に保つことができる。
【0025】実施の形態3.図2はこの発明に係る実施
の形態3の構成を示すブロック図である。図2におい
て、図3と同一符号は同一部分を示し、その説明は省略
する。新たな符号として16は図3に示す従来例におけ
る電流電圧変換抵抗器5bの出力信号を増幅するモニタ
フォトダイオード用増幅器、17は前記モニタフォトダ
イオード用増幅器16の目的となるゲイン情報を格納す
る増幅器設定用EEP−ROM、18は前記増幅器設定
用EEP−ROM17に書込むデータを入力する増幅器
書込み入力端子、19は前記モニタフォトダイオード用
増幅器の出力光増幅信号をデジタル信号に変換するA/
Dコンバータ、20は前記A/Dコンバータ19の基準
となる信号を格納する目的光出力設定用EEP−RO
M、21は前記目的光出力設定用EEP−ROM20に
書込むデータを入力する目的光出力書込み入力端子、2
2は前記A/Dコンバータ19の出力信号と前記目的光
出力設定用EEP−ROM20から読み取った信号とを
同一とさせる信号を出力するバイアス電流制御用演算回
路、23は前記バイアス電流制御用演算回路22の出力
信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータであ
る。
【0026】次に動作について説明する。従来の技術で
は、図3に示すようにAPC基準電圧生成抵抗器5c及
び5dによる基準電圧と電流電圧変換抵抗器5bの出力
電圧を、APC誤差増幅器5eによりアナログ電圧にて
比較していた。この発明に係る実施の形態3では、電流
電圧変換抵抗器5bの出力電圧をモニタフォトダイオー
ド用増幅器16で増幅し、その増幅した信号をA/Dコ
ンバータ19によりデジタル化したデジタルデータと、
データ書込み入力端子18から入力された目的光出力設
定用EEP−ROM17内の基準値となるデジタルデー
タとを演算器22により比較し、この差異に応じたデジ
タルデータをD/Aコンバータ23に出力する。そし
て、アナログ電圧に変換された信号はバイアス電流生成
トランジスタ5fに入力され、レーザダイオード4aの
バイアス電流が生成される。この一連の動作により、レ
ーザダイオード4aの背面光は一定値に保たれ、その結
果、レーザダイオード4aから出力される光出力パワー
を一定に保つことができる。
【0027】また、モニタフォトダイオード用増幅器1
6のゲイン情報はモニタフォトダイオード用増幅器設定
用EEP−ROM17により、増幅器書込み入力端子1
8を介して設定できる。これにより一般にばらつきの大
きいモニタフォトダイオード4bの出力電流に対して
も、回路構成を変更することなく対応することができ
る。
【0028】
【発明の効果】レーザダイオードが発光しているときと
消光しているときの温度差情報をペルチェクーラ制御用
演算回路に与えたことにより、消光信号入力時にレーザ
ダイオード4aの温度を基準値から温度差情報を差し引
いた値に保つことができ、レーザダイオード4aが発光
している間のみならず、消光信号が解除された直後もレ
ーザダイオード4aの温度を一定に保つことができる。
【0029】ペルチェクーラ制御用演算回路でのPID
制御処理に必要な比例項、積分項、及び微分項の定数を
可変設定可能としたことにより、モジュールのケース
等、形状によって変わる熱容量に対応できる。
【0030】自動光出力制御手段における、モニタフォ
トダイオード用増幅器のゲイン情報を外部より設定可能
としたことにより、モニタフォトダイオード電流値のば
らつきに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による光送信器の実施の形態1また
は2を示すブロック図である。
【図2】 この発明による光送信器の実施の形態3を示
すブロック図である。
【図3】 従来の光送信器を示すブロック図である。
【図4】 レーザダイオードの光電変換効率図である。
【符号の説明】
1a データ正相入力端子、1b データ負相入力端
子、2 差動増幅器、3変調電流生成トランジスタ、4
レーザダイオードモジュール、4a レーザダイオー
ド、4b モニタフォトダイオード、4c サーミス
タ、4d ペルチェクーラ、5 APCブロック、5a
平滑化コンデンサ、5b 電流電圧変換抵抗器、5c
APC基準電圧生成抵抗器、5d APC基準電圧生
成抵抗器、5e APC誤差増幅器、5f バイアス電
流生成トランジスタ、6 変調電流生成ブロック、6a
変調電流生成抵抗器、7 ATCブロック、7a A
TC基準電圧生成抵抗器、7b ATC基準電圧生成抵
抗器、7c ATC誤差増幅器、7d ペルチェクーラ
電流生成トランジスタ、8 A/Dコンバータ、9目的
温度設定用EEP−ROM、10 目的温度書込み入力
端子、11 ペルチェクーラ制御用演算回路、12、
D/Aコンバータ、13 消光信号入力端子、14 E
EP−ROM、15 書込み入力端子、16 モニタフ
ォトダイオード用増幅器、17 増幅器設定用EEP−
ROM、18 増幅器書込み入力端子、19 A/Dコ
ンバータ、20 目的光出力設定用EEP−ROM、2
1 目的光出力書込み入力端子、22 バイアス電流制
御用演算回路、23 D/Aコンバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/26 10/28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの入力データ信号に応じて駆動
    する差動増幅器と、 前記差動増幅器の出力信号に応じて光信号を出力するレ
    ーザダイオードと、 前記レーザダイオードの出力光量に応じた出力信号を出
    力するモニタフォトダイオードと、 前記レーザダイオードの検知温度信号を出力するサーミ
    スタと、 前記レーザダイオードを冷却または加熱するペルチェク
    ーラと、 前記モニタフォトダイオードにより出力された出力信号
    と基準信号との差に基づいて前記レーザダイオードのバ
    イアス電流を制御する自動光出力制御手段と、 前記サーミスタの検知温度信号に基づき前記レーザダイ
    オードの温度補償を行う変調電流生成手段と、 前記ペルチェクーラを制御するペルチェクーラ制御手段
    と、 前記サーミスタからの検知温度信号と、外部から与えら
    れるサーミスタ検知温度信号の基準値との偏差に基づい
    て、前記ペルチェクーラ制御手段にペルチェクーラ制御
    信号を出力するペルチェクーラ制御用演算回路とを備
    え、 前記ペルチェクーラ制御用演算回路は、消光信号が入力
    された場合には、前記サーミスタ検知温度信号の基準値
    に対し、外部から与えられる前記レーザダイオードの発
    光しているときと消光しているときの温度差情報を差し
    引いた値に応じた前記ペルチェクーラ制御信号を出力す
    ることを特徴とする光送信器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光送信器において、 前記ペルチェクーラ制御用演算回路は、上記偏差を比例
    ・積分・微分処理するPID制御方式により演算処理を
    行っており、 PID制御演算の比例項、積分項、及び微分項の定数が
    外部から可変設定されることを特徴とする光送信器。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の光送信器にお
    いて、 前記自動光出力制御手段は、 前記レーザダイオードのバイアス電流を制御するバイア
    ス電流制御手段と、 前記モニタフォトダイオードの出力光信号を外部から与
    えられるゲイン情報に基づき増幅した出力光増幅信号を
    出力するモニタフォトダイオード用増幅器と、 前記の出力光増幅信号と外部から与えられる出力光増幅
    信号の基準値との偏差に基づいて前記バイアス電流制御
    手段にバイアス電流制御信号を出力するバイアス電流制
    御用演算回路とを備えたことを特徴とする光送信器。
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