JP2002208317A - 軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線 - Google Patents

軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線

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JP2002208317A
JP2002208317A JP2001003873A JP2001003873A JP2002208317A JP 2002208317 A JP2002208317 A JP 2002208317A JP 2001003873 A JP2001003873 A JP 2001003873A JP 2001003873 A JP2001003873 A JP 2001003873A JP 2002208317 A JP2002208317 A JP 2002208317A
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JP
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aluminum conductor
wire
fluororesin
insulated wire
conductor
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JP2001003873A
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Masao Suzuki
雅雄 鈴木
Yuuki Yamamoto
勇揮 山本
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた耐熱性と柔軟性とがあり、それによって
優れた配線作業性を発揮することができる軟質アルミ導
体ふっ素樹脂絶縁電線を提供すること。 【解決手段】外径がφ2.0mm以下の単線アルミ導体上
にふっ素樹脂を被覆して成る軟質アルミ導体ふっ素樹脂
絶縁電線において、前記単線アルミ導体は引張強度が9
0〜150Mpa の軟質アルミ導体であることを特徴とす
る軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軟質アルミ導体ふっ
素樹脂絶縁電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁電線は絶縁材料、例えばゴ
ム系絶縁材料やプラスチック系絶縁材料等を導体上に押
し出し被覆することにより製造されている。
【0003】ここにおいて導体の形態としては単線導体
と撚線導体とに分けられる。これらのうち単線導体は導
体強度を重視する絶縁電線のときに用いられる。これに
対して撚線導体はしなやかさ、曲げ特性等を重視する絶
縁電線のときに用いられる。
【0004】また、導体金属としては高い導電率、強靱
な機械的特性、優れた耐熱性、良好な線引加工性等を有
する銅線が多用されている。これに対してアルミ線は導
電率、機械的特性、線引加工性がいずれも銅線より劣っ
ているが、その半面軽量性が格段に優れている。このた
めアルミ導体絶縁電線は特殊な用途に使用されている。
【0005】更に、導体の硬度区分としては線引き加工
したままの硬質導体と、線引き加工後に焼鈍して成る軟
質導体とに分けられている。
【0006】これらのうち硬質導体は機械的強度が高い
が、その半面しなやかさ、伸び特性、曲げ特性等が劣っ
ている。これに対して軟質導体は機械的強度が劣るが、
その半面柔軟性、しなやかさ、伸び特性、曲げ特性等が
優れている。
【0007】ところで硬質アルミ導体は機械的強度が優
れているとはいっても硬質銅線の機械的強度より遥かに
小さく、軟質銅線の機械的強度よりも劣っている。
【0008】このような訳で従来の絶縁電線用アルミ導
体は機械的強度が優れた硬質アルミ導体が専ら使用され
ていた。
【0009】また、硬質アルミ導体を用いた従来のプラ
スチックス絶縁電線としては塩化ビニル樹脂混和物を押
し出し被覆して成る硬質アルミ導体塩化ビニル樹脂絶縁
電線、ポリエチレンを押し出し被覆して成る硬質アルミ
導体ポリエチレン絶縁電線等が多用されてきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年ではアルミ
導体プラスチックス絶縁電線においても優れた耐熱性が
要求されるようになってきている。
【0011】耐熱性が優れたプラスチックス絶縁材料と
してはふっ素樹脂がある。特に耐熱性が優れたふっ素樹
脂はポリテトラフルオロエチレン樹脂である。このポリ
テトラフルオロエチレン樹脂は耐熱性が優れていると共
に硬度が非常に大きいという性質がある。
【0012】従って硬質アルミ導体上にポリテトラフル
オロエチレン樹脂を被覆して成る硬質アルミ導体ポリテ
トラフルオロエチレン樹脂絶縁電線は曲げ難く、そして
一旦曲げられてしまうとその曲がり癖を真っ直ぐに矯正
しずらいという難点がある。
【0013】このため硬質アルミ導体ポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂絶縁電線は耐熱性が優れているが、その
半面敷設性、配線作業性が著しく劣るという難点があっ
た。
【0014】他方、近年の電子機器は益々高性能化、高
密度化、小形化してきており、それに伴い電子機器配線
用絶縁電線も優れた敷設性、配線作業性が要求されるよ
うになってきている。特に、導体径2.0mm以下の電子
機器配線用絶縁電線は耐熱性と共に狭い電子機器の配線
スペース内に高密度に配線することになることから、優
れた敷設性、配線作業性が強く要求されるようになって
きている。
【0015】これに対して導体径2.0mm以下の硬質ア
ルミ導体ポリテトラフルオロエチレン樹脂絶縁電線は上
述の通り耐熱性が優れているが、その半面敷設性、配線
作業性が著しく劣るという難点があった。
【0016】本発明はかかる点に立って為されたもので
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、優れた耐熱性と柔軟性とがあり、それによ
って優れた配線作業性を発揮することができる軟質アル
ミ導体ふっ素樹脂絶縁電線を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、外径がφ2.0mm以下の単線アルミ導体上にふっ
素樹脂を被覆して成る軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電
線において、前記単線アルミ導体は引張強度が90〜1
50Mpa の軟質アルミ導体であることを特徴とする軟質
アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線にある。
【0018】本発明において外径がφ2.0mm以下の単
線アルミ導体の引張強度を90〜150Mpaと限定し
たのは、次の理由のためである。
【0019】まず、引張強度が90Mpa 以下の単線アル
ミ導体では引張強度が小さく、その結果その単線アルミ
導体上にふっ素樹脂を押し出し被覆するときに僅かの張
力を与えただけで大きく線伸びしたり、断線したりす
る。
【0020】逆に、引張強度が150Mpa 以上の単線ア
ルミ導体では引張強度が大きくなるが、その半面柔軟
性、しなやかさ、伸び特性、曲げ特性等が劣るためであ
る。
【0021】本発明においてふっ素樹脂としては工業的
に実用されているものならよく、例えばポリテトラフル
オロエチレン樹脂等がある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の軟質アルミ導体ふ
っ素樹脂絶縁電線の実施例を従来の比較例と共に説明す
る。 (比較例1)外径がφ1.4mmで、且つ引張強度が80
Mpa の単線軟質アルミ導体上にポリテトラフルオロエチ
レン樹脂を被覆することにより比較例1の軟質アルミ導
体ふっ素樹脂絶縁電線を製造した。 (比較例2)外径がφ1.4mmで、且つ引張強度が16
0Mpa の単線硬質アルミ導体上にポリテトラフルオロエ
チレン樹脂を被覆することにより比較例2の硬質アルミ
導体ふっ素樹脂絶縁電線を製造した。 (実施例1)外径がφ1.4mmで、且つ引張強度が90
Mpa の単線軟質アルミ導体上にポリテトラフルオロエチ
レン樹脂を被覆することにより実施例1の軟質アルミ導
体ふっ素樹脂絶縁電線を製造した。
【0023】図1はかくして得られた実施例1の軟質ア
ルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線の断面図を示したものであ
る。
【0024】図1において1は引張強度が90Mpa の単
線軟質アルミ導体、2はポリテトラフルオロエチレン樹
脂絶縁層である。 (実施例2)外径がφ1.4mmで、且つ引張強度が12
0Mpa の単線軟質アルミ導体上にポリテトラフルオロエ
チレン樹脂を被覆することにより実施例2の軟質アルミ
導体ふっ素樹脂絶縁電線を製造した。 (実施例3)外径がφ1.4mmで、且つ引張強度が15
0Mpa の単線軟質アルミ導体上にポリテトラフルオロエ
チレン樹脂を被覆することにより実施例3の軟質アルミ
導体ふっ素樹脂絶縁電線を製造した。 (試験方法)比較例1の軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁
電線、比較例2の硬質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線、
実施例1の軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線及び実施
例2の軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線について、そ
れぞれふっ素樹脂押し出し被覆作業時におけるアルミ導
体不良発生、得られたアルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線の
モデル電子機器内への配線作業性について試験した。 a.ふっ素樹脂押し出し被覆作業時におけるアルミ導体
不良発生 アルミ導体上へふっ素樹脂を押し出し被覆したときにお
けるアルミ導体の線伸び不良、断線事故不良の有無を調
べた。
【0025】結果は線伸びが小さく、且つ断線事故の発
生もないものを○、線伸びが大きいか若しくは断線事故
が発生したか、又はこれら両方が発生したものを×で示
した。 b.モデル電子機器内への配線作業性 モデル電子機器を用意し、そのモデル電子機器内へモデ
ル配線を行い、そのときにおける配線作業性の良否を相
対評価した。
【0026】結果は配線作業性が相対的によいものを
○、悪いものを×で示した。 (試験結果)表1はこれらの試験結果を示したものであ
る。
【0027】
【表1】
【0028】表1から判るように軟質アルミ導体ふっ素
樹脂絶縁電線は軟質度合が大きく、その結果アルミ導体
の線伸び不良や断線事故不良が発生した。
【0029】また、比較例2の硬質アルミ導体ふっ素樹
脂絶縁電線は表示はしないが柔軟性、しなやかさ、伸び
特性、曲げ特性等が劣り、その結果配線作業性が悪かっ
た。
【0030】これらに対して実施例1の軟質アルミ導体
ふっ素樹脂絶縁電線及び実施例2の軟質アルミ導体ふっ
素樹脂絶縁電線はアルミ導体の線伸び不良や断線事故不
良がなく、且つ表示はしないが柔軟性、しなやかさ、伸
び特性、曲げ特性等が優れていることから配線作業性が
良好で、しかもふっ素樹脂絶縁電線が本来有する優れた
耐熱性も発揮した。
【0031】
【発明の効果】本発明の軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁
電線はアルミ導体の線伸び不良や断線事故不良がなく、
且つ柔軟性、しなやかさ、伸び特性、曲げ特性等が優れ
ていることから優れた配線作業性を有し、しかもふっ素
樹脂絶縁電線が本来有する優れた耐熱性をも発揮できる
ものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の軟質アルミ導体ふっ素樹脂
絶縁電線の断面図を示したものである。
【符号の説明】
1 引張強度が90Mpa の単線軟質アルミ導体 2 ポリテトラフルオロエチレン樹脂絶縁層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外径がφ2.0mm以下の単線アルミ導体上
    にふっ素樹脂を被覆して成る軟質アルミ導体ふっ素樹脂
    絶縁電線において、前記単線アルミ導体は引張強度が9
    0〜150Mpa の軟質アルミ導体であることを特徴とす
    る軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線。
  2. 【請求項2】ふっ素樹脂絶縁層が、ポリテトラフルオロ
    エチレン樹脂絶縁層であることを特徴とする請求項1記
    載の軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線。
JP2001003873A 2001-01-11 2001-01-11 軟質アルミ導体ふっ素樹脂絶縁電線 Withdrawn JP2002208317A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6866537B2 (en) 2002-09-04 2005-03-15 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Electrical cable and connection structure between electrical cable and terminal
CN110634611A (zh) * 2019-10-14 2019-12-31 湖北力生电缆有限公司 一种多芯小截面复合软铝导体电力电缆

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US6866537B2 (en) 2002-09-04 2005-03-15 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Electrical cable and connection structure between electrical cable and terminal
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Effective date: 20080401