JP2002207352A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2002207352A JP2002207352A JP2001004259A JP2001004259A JP2002207352A JP 2002207352 A JP2002207352 A JP 2002207352A JP 2001004259 A JP2001004259 A JP 2001004259A JP 2001004259 A JP2001004259 A JP 2001004259A JP 2002207352 A JP2002207352 A JP 2002207352A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 帯電部材の電気抵抗値や硬度の個体差、画像
形成装置が設置される周囲の温湿度などの環境変化に影
響されることなく、帯電音の発生を最小限に抑えられる
ようにする。 【解決手段】 帯電音測定装置9で測定した帯電音の音
圧測定情報を周波数選択部10に入力する。周波数選択
部10は、入力した音圧測定情報から発生する帯電音の
音圧が最小となる周波数を選択し、帯電時に選択した周
波数の交流電圧を直流電圧に重畳して帯電電源8から帯
電ローラ2に印加することにより、帯電部ローラ2の電
気抵抗値や硬度の個体差や、画像形成装置が設置される
周囲の温湿度などの環境変化に影響されることなく、帯
電音の発生を最小限に抑えることができる。
形成装置が設置される周囲の温湿度などの環境変化に影
響されることなく、帯電音の発生を最小限に抑えられる
ようにする。 【解決手段】 帯電音測定装置9で測定した帯電音の音
圧測定情報を周波数選択部10に入力する。周波数選択
部10は、入力した音圧測定情報から発生する帯電音の
音圧が最小となる周波数を選択し、帯電時に選択した周
波数の交流電圧を直流電圧に重畳して帯電電源8から帯
電ローラ2に印加することにより、帯電部ローラ2の電
気抵抗値や硬度の個体差や、画像形成装置が設置される
周囲の温湿度などの環境変化に影響されることなく、帯
電音の発生を最小限に抑えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式や静
電記録方式などによって画像形成を行なう複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
電記録方式などによって画像形成を行なう複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において、
像担持体としての電子写真感光体を所定の極性・電位に
帯電処理する帯電手段としては、従来より一般にコロナ
帯電器が広く利用されてきた。これは、電子写真感光体
にコロナ帯電器を非接触に対向配置して、コロナ帯電器
から放出されるコロナによって電子写真感光体表面を所
定の極性・電位に帯電させるものである。
像担持体としての電子写真感光体を所定の極性・電位に
帯電処理する帯電手段としては、従来より一般にコロナ
帯電器が広く利用されてきた。これは、電子写真感光体
にコロナ帯電器を非接触に対向配置して、コロナ帯電器
から放出されるコロナによって電子写真感光体表面を所
定の極性・電位に帯電させるものである。
【0003】また、近年、上記の非接触タイプのコロナ
帯電器による場合に比べて低オゾン、低電力等の利点を
有することから、電子写真感光体に電圧(帯電バイア
ス)を印加した帯電部材(接触帯電部材)を当接させ
て、電子写真感光体表面を所定の極性・電位に帯電させ
る接触方式の帯電装置の実用化がなされてきている。特
に、帯電部材として導電ローラを用いた接触帯電方式
が、帯電の安定という点から好ましく用いられている。
帯電器による場合に比べて低オゾン、低電力等の利点を
有することから、電子写真感光体に電圧(帯電バイア
ス)を印加した帯電部材(接触帯電部材)を当接させ
て、電子写真感光体表面を所定の極性・電位に帯電させ
る接触方式の帯電装置の実用化がなされてきている。特
に、帯電部材として導電ローラを用いた接触帯電方式
が、帯電の安定という点から好ましく用いられている。
【0004】接触帯電方式では、図7に示すように、回
転駆動されるドラム型の電子写真感光体(以下、感光ド
ラムという)1に接触させて接触帯電部材としての導電
ローラ(以下、帯電ローラという)2を配置し、帯電電
源Sから帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧Vpp
を有する交流電圧Vacと所定の負極性の直流電圧Vd
cとを重畳した電圧(Vac+Vdc)を帯電ローラ2
に印加することによって、感光ドラム1を均一に帯電す
るものである。なお、帯電ローラ2は、一般に感光ドラ
ム1の回転駆動に従動して回転する。
転駆動されるドラム型の電子写真感光体(以下、感光ド
ラムという)1に接触させて接触帯電部材としての導電
ローラ(以下、帯電ローラという)2を配置し、帯電電
源Sから帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧Vpp
を有する交流電圧Vacと所定の負極性の直流電圧Vd
cとを重畳した電圧(Vac+Vdc)を帯電ローラ2
に印加することによって、感光ドラム1を均一に帯電す
るものである。なお、帯電ローラ2は、一般に感光ドラ
ム1の回転駆動に従動して回転する。
【0005】上記した従来例における帯電ローラ2は、
金属製の導電軸2aと、この導電軸2aの外周面に設け
られたローラ状の弾性体層2bと、この弾性体層2b表
面に設けた保護層2cとで構成されており、保護層2c
が感光ドラム1と接触し導電軸2aに帯電電源Sから、
前記交流電圧と直流電圧とを重畳した電圧(Vac+V
dc)を印加されるように構成されている。
金属製の導電軸2aと、この導電軸2aの外周面に設け
られたローラ状の弾性体層2bと、この弾性体層2b表
面に設けた保護層2cとで構成されており、保護層2c
が感光ドラム1と接触し導電軸2aに帯電電源Sから、
前記交流電圧と直流電圧とを重畳した電圧(Vac+V
dc)を印加されるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例の帯電
ローラを用いた接触帯電方式では、以下に述べるような
帯電音の発生や干渉縞の発生による画像不良が発生する
場合があった。
ローラを用いた接触帯電方式では、以下に述べるような
帯電音の発生や干渉縞の発生による画像不良が発生する
場合があった。
【0007】(1)帯電音 上記感光ドラム1と、感光ドラム1に接触させた帯電ロ
ーラ2との間には、電圧を印加することによって電界が
発生して電気的な力が生じる。この印加電圧に上記のよ
うに振動電圧たる交流電圧を含む場合には、その電気的
な力が交流成分の電圧変化に対応して強弱変化する。こ
のため、感光ドラム1に振動を引き起こし、帯電音と呼
ばれる騒音を発生させる。この帯電音は比較的耳障りで
あり、装置騒音として感じられる。
ーラ2との間には、電圧を印加することによって電界が
発生して電気的な力が生じる。この印加電圧に上記のよ
うに振動電圧たる交流電圧を含む場合には、その電気的
な力が交流成分の電圧変化に対応して強弱変化する。こ
のため、感光ドラム1に振動を引き起こし、帯電音と呼
ばれる騒音を発生させる。この帯電音は比較的耳障りで
あり、装置騒音として感じられる。
【0008】(2)干渉縞 電圧(Vac+Vdc)が印加された上記帯電ローラ2
を感光ドラム1に接触させて、感光ドラム1を接触帯電
したときの暗部電位(画像露光されていない感光ドラム
上の電位)部分の感光ドラム1上は、印加電圧の交流成
分の周波数f0(Hz)と感光ドラム1のプロセススピ
ードVp(m/sec)の面移動速度で決まる空間波長
λsp(=Vp/f0)の帯電ムラを有している。
を感光ドラム1に接触させて、感光ドラム1を接触帯電
したときの暗部電位(画像露光されていない感光ドラム
上の電位)部分の感光ドラム1上は、印加電圧の交流成
分の周波数f0(Hz)と感光ドラム1のプロセススピ
ードVp(m/sec)の面移動速度で決まる空間波長
λsp(=Vp/f0)の帯電ムラを有している。
【0009】この空間波長λspの帯電ムラに対し、露光
手段により画素密度A(dpi)で感光ドラム1に静電潜
像を形成したときの静電潜像形成の周期T(=N×2
5.4(mm)/A、ただし、Nは正の整数)と一致し
た場合、即ち、 Vp/f0=N×25.4(mm)/A…(1) の条件が成り立つ場合、互いに干渉を起こし、形成され
る画像上に干渉縞と呼ばれる画像不良が発生する。
手段により画素密度A(dpi)で感光ドラム1に静電潜
像を形成したときの静電潜像形成の周期T(=N×2
5.4(mm)/A、ただし、Nは正の整数)と一致し
た場合、即ち、 Vp/f0=N×25.4(mm)/A…(1) の条件が成り立つ場合、互いに干渉を起こし、形成され
る画像上に干渉縞と呼ばれる画像不良が発生する。
【0010】このため、従来ではこれらの問題に対し
て、干渉縞が発生せず、帯電音も許容範囲となる交流電
圧の周波数f0を一意的に決定し、この周波数f0の交
流電圧と所定の直流電圧とを重畳した電圧を、帯電ロー
ラ2に印加するようにしていた。
て、干渉縞が発生せず、帯電音も許容範囲となる交流電
圧の周波数f0を一意的に決定し、この周波数f0の交
流電圧と所定の直流電圧とを重畳した電圧を、帯電ロー
ラ2に印加するようにしていた。
【0011】しかしながら、帯電ローラ2の電気抵抗値
や硬度の個体差、画像形成装置が設置される周囲の温湿
度などの環境変化等によって、発生する帯電音が許容範
囲よりも大きくなったり、また、干渉縞が発生する場合
があった。
や硬度の個体差、画像形成装置が設置される周囲の温湿
度などの環境変化等によって、発生する帯電音が許容範
囲よりも大きくなったり、また、干渉縞が発生する場合
があった。
【0012】そこで本発明は、接触帯電部材の電気抵抗
値や硬度の個体差、画像形成装置が設置される周囲の温
湿度などの環境変化等によっても帯電音の発生を許容範
囲に抑え、且つ干渉縞の発生を防止することができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
値や硬度の個体差、画像形成装置が設置される周囲の温
湿度などの環境変化等によっても帯電音の発生を許容範
囲に抑え、且つ干渉縞の発生を防止することができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、回動自在な像担持体と、前記
像担持体に接触し帯電バイアスの印加により前記像担持
体を帯電する回転自在な帯電部材と、前記帯電部材に周
波数が可変可能な交流電圧に直流電圧を重畳した帯電バ
イアスを印加する帯電電源とを備えた画像形成装置にお
いて、前記帯電バイアスが印加された前記帯電部材が回
動自在な前記像担持体に接触して帯電するときに発生す
る帯電音の音圧を測定する帯電音測定手段と、前記帯電
バイアスの前記交流電圧の周波数を変化させながら、前
記帯電音測定手段で測定した帯電音の音圧測定情報を入
力し、入力した音圧測定情報から発生する帯電音の音圧
が最小となる周波数を画像形成時の帯電時に印加する前
記交流電圧の周波数として選択する周波数選択手段と、
前記周波数選択手段で選択された周波数の交流電圧を直
流電圧に重畳して前記帯電部材に印加するよう前記帯電
電源を制御する制御手段と、を有することを特徴として
いる。
に請求項1記載の発明は、回動自在な像担持体と、前記
像担持体に接触し帯電バイアスの印加により前記像担持
体を帯電する回転自在な帯電部材と、前記帯電部材に周
波数が可変可能な交流電圧に直流電圧を重畳した帯電バ
イアスを印加する帯電電源とを備えた画像形成装置にお
いて、前記帯電バイアスが印加された前記帯電部材が回
動自在な前記像担持体に接触して帯電するときに発生す
る帯電音の音圧を測定する帯電音測定手段と、前記帯電
バイアスの前記交流電圧の周波数を変化させながら、前
記帯電音測定手段で測定した帯電音の音圧測定情報を入
力し、入力した音圧測定情報から発生する帯電音の音圧
が最小となる周波数を画像形成時の帯電時に印加する前
記交流電圧の周波数として選択する周波数選択手段と、
前記周波数選択手段で選択された周波数の交流電圧を直
流電圧に重畳して前記帯電部材に印加するよう前記帯電
電源を制御する制御手段と、を有することを特徴として
いる。
【0014】また、請求項5記載の発明は、回動自在な
像担持体と、前記像担持体に接触し帯電バイアスの印加
により前記像担持体を帯電する回転自在な帯電部材と、
前記帯電部材に周波数が可変可能な交流電圧に直流電圧
を重畳した帯電バイアスを印加する帯電電源とを備えた
画像形成装置において、前記帯電バイアスが印加された
前記帯電部材が回動自在な前記像担持体に接触して帯電
するときに発生する帯電音の音圧を測定する帯電音測定
手段と、前記帯電バイアスの前記交流電圧の周波数を変
化させながら、前記帯電音測定手段で測定した帯電音の
音圧測定情報を入力し、入力した音圧測定情報から発生
する帯電音の音圧が所定レベル以下となる周波数を画像
形成時の帯電時に印加する前記交流電圧の周波数として
選択する周波数選択手段と、前記周波数選択手段で選択
された周波数の交流電圧を直流電圧に重畳して前記帯電
部材に印加するよう前記帯電電源を制御する制御手段
と、を有することを特徴としている。
像担持体と、前記像担持体に接触し帯電バイアスの印加
により前記像担持体を帯電する回転自在な帯電部材と、
前記帯電部材に周波数が可変可能な交流電圧に直流電圧
を重畳した帯電バイアスを印加する帯電電源とを備えた
画像形成装置において、前記帯電バイアスが印加された
前記帯電部材が回動自在な前記像担持体に接触して帯電
するときに発生する帯電音の音圧を測定する帯電音測定
手段と、前記帯電バイアスの前記交流電圧の周波数を変
化させながら、前記帯電音測定手段で測定した帯電音の
音圧測定情報を入力し、入力した音圧測定情報から発生
する帯電音の音圧が所定レベル以下となる周波数を画像
形成時の帯電時に印加する前記交流電圧の周波数として
選択する周波数選択手段と、前記周波数選択手段で選択
された周波数の交流電圧を直流電圧に重畳して前記帯電
部材に印加するよう前記帯電電源を制御する制御手段
と、を有することを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0016】〈実施の形態1〉図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像形成装置(本実施の形態では電子写真
方式のレーザビームプリンタ)を示す概略構成図であ
る。
形態1に係る画像形成装置(本実施の形態では電子写真
方式のレーザビームプリンタ)を示す概略構成図であ
る。
【0017】この画像形成装置は、像担持体としての感
光ドラム1を備え、その周囲に接触帯電部材としての導
電性弾性ローラ(以下、帯電ローラという)2、露光装
置3、現像装置4、転写ローラ5、クリーニング装置6
を備えている。また、感光ドラム1と転写ローラ5間に
形成される転写ニップ部Nの転写材Pの搬送方向下流側
には、定着装置7が設置されている。
光ドラム1を備え、その周囲に接触帯電部材としての導
電性弾性ローラ(以下、帯電ローラという)2、露光装
置3、現像装置4、転写ローラ5、クリーニング装置6
を備えている。また、感光ドラム1と転写ローラ5間に
形成される転写ニップ部Nの転写材Pの搬送方向下流側
には、定着装置7が設置されている。
【0018】感光ドラム1は、例えばアルミニウム等か
らなる導電性のドラム基体(不図示)の外周面にOPC
感光体層(不図示)が形成されて構成されており、駆動
装置(不図示)によって矢印R1方向に所定のプロセス
スピード(周速)で回転駆動される。
らなる導電性のドラム基体(不図示)の外周面にOPC
感光体層(不図示)が形成されて構成されており、駆動
装置(不図示)によって矢印R1方向に所定のプロセス
スピード(周速)で回転駆動される。
【0019】帯電ローラ2は、金属製の導電軸(不図
示)と、この導電軸の外周面に設けられたローラ状の弾
性体層(不図示)と、この弾性体層表面に設けた保護層
(不図示)とで構成されており、感光ドラム1表面に所
定の押圧力で接触している。帯電ローラ2は矢印R2方
向に回転される。また、帯電ローラ2の導電軸には、帯
電電源8から帯電バイアス(本実施の形態では、負極性
の直流電圧に所定の交流電圧が重畳された電圧)が印加
される。なお、帯電電源8は、交流電圧の周波数を可変
することができる。
示)と、この導電軸の外周面に設けられたローラ状の弾
性体層(不図示)と、この弾性体層表面に設けた保護層
(不図示)とで構成されており、感光ドラム1表面に所
定の押圧力で接触している。帯電ローラ2は矢印R2方
向に回転される。また、帯電ローラ2の導電軸には、帯
電電源8から帯電バイアス(本実施の形態では、負極性
の直流電圧に所定の交流電圧が重畳された電圧)が印加
される。なお、帯電電源8は、交流電圧の周波数を可変
することができる。
【0020】露光装置3は、ホストコンピュータ(不図
示)から入力される画像情報の時系列デジタル画像信号
に対応して変調されたレーザ光がレーザ出力部3aから
出力され、反射ミラー3bを介して感光ドラム1表面を
走査露光Lすることにより、帯電ローラ2で帯電された
感光ドラム1表面に画像情報に応じた静電潜像が形成さ
れる。
示)から入力される画像情報の時系列デジタル画像信号
に対応して変調されたレーザ光がレーザ出力部3aから
出力され、反射ミラー3bを介して感光ドラム1表面を
走査露光Lすることにより、帯電ローラ2で帯電された
感光ドラム1表面に画像情報に応じた静電潜像が形成さ
れる。
【0021】現像装置4は、現像スリーブ4a表面に担
持された帯電トナーTを感光ドラム1上に形成された静
電潜像に付着させ、反転現像によってトナー像として可
視像化する。矢印R4方向に回転される現像スリーブ4
a表面に担持されるトナーTは、規制ブレード4bによ
って所定の層厚に規制される。また、現像スリーブ4a
には、現像バイアス電源(不図示)から現像バイアスが
印加される。
持された帯電トナーTを感光ドラム1上に形成された静
電潜像に付着させ、反転現像によってトナー像として可
視像化する。矢印R4方向に回転される現像スリーブ4
a表面に担持されるトナーTは、規制ブレード4bによ
って所定の層厚に規制される。また、現像スリーブ4a
には、現像バイアス電源(不図示)から現像バイアスが
印加される。
【0022】接触転写手段としての転写ローラ5は、感
光ドラム1表面に所定の押圧力で接触して転写ニップ部
Nを形成し、矢印R5方向に回転される。また、転写ロ
ーラ5には、転写バイアス電源(不図示)から印加され
る転写バイアス(トナーTと逆極性のバイアス)によ
り、転写ニップ部Nにて感光ドラム1表面に形成された
トナー像を紙などの転写材Pに転写する。
光ドラム1表面に所定の押圧力で接触して転写ニップ部
Nを形成し、矢印R5方向に回転される。また、転写ロ
ーラ5には、転写バイアス電源(不図示)から印加され
る転写バイアス(トナーTと逆極性のバイアス)によ
り、転写ニップ部Nにて感光ドラム1表面に形成された
トナー像を紙などの転写材Pに転写する。
【0023】定着装置7は、定着ローラ7aと加圧ロー
ラ7bを有しており、定着ローラ7aと加圧ローラ7b
間の定着ニップにて転写材Pを挟持搬送しながら、転写
材Pの表面に転写されたトナー像を加熱加圧して熱定着
する。
ラ7bを有しており、定着ローラ7aと加圧ローラ7b
間の定着ニップにて転写材Pを挟持搬送しながら、転写
材Pの表面に転写されたトナー像を加熱加圧して熱定着
する。
【0024】また、本実施の形態では、帯電ローラ2の
上方に上記した帯電音を測定する帯電音測定装置9と、
帯電音測定装置9で測定された帯電音の音圧が最小とな
る周波数を選択する周波数選択部10と、周波数選択部
10で選択された周波数の交流電流を直流電圧に重畳し
て帯電ローラ2に印加するよう帯電電源8を制御する制
御部11を備えている(帯電音が最小となる帯電バイア
スの交流電圧の周波数を決定する制御については後述す
る)。
上方に上記した帯電音を測定する帯電音測定装置9と、
帯電音測定装置9で測定された帯電音の音圧が最小とな
る周波数を選択する周波数選択部10と、周波数選択部
10で選択された周波数の交流電流を直流電圧に重畳し
て帯電ローラ2に印加するよう帯電電源8を制御する制
御部11を備えている(帯電音が最小となる帯電バイア
スの交流電圧の周波数を決定する制御については後述す
る)。
【0025】次に、上記画像形成装置による画像形成動
作について説明する。
作について説明する。
【0026】ホストコンピュータ(不図示)から画像情
報が入力されると、感光ドラム1は駆動装置(不図示)
の駆動により矢印R1方向に所定のプロセススピード
(本実施の形態では50.0mm/sec)Vpで回転
駆動され、帯電電源8から帯電バイアス(本実施の形態
では、−650Vの直流電圧にピーク間電圧1800V
の交流電圧を重畳した電圧)が印加された帯電ローラ2
により表面が一様に所定電位に帯電される。そして、帯
電された感光ドラム1上に露光装置3から画像情報に応
じた画像露光Lが与えられることにより、感光ドラム1
上の電位は画像露光Lされた部分の電位が低下して、入
力される画像信号に応じた静電潜像が形成される。
報が入力されると、感光ドラム1は駆動装置(不図示)
の駆動により矢印R1方向に所定のプロセススピード
(本実施の形態では50.0mm/sec)Vpで回転
駆動され、帯電電源8から帯電バイアス(本実施の形態
では、−650Vの直流電圧にピーク間電圧1800V
の交流電圧を重畳した電圧)が印加された帯電ローラ2
により表面が一様に所定電位に帯電される。そして、帯
電された感光ドラム1上に露光装置3から画像情報に応
じた画像露光Lが与えられることにより、感光ドラム1
上の電位は画像露光Lされた部分の電位が低下して、入
力される画像信号に応じた静電潜像が形成される。
【0027】そして、感光ドラム1上に形成された静電
潜像に、現像位置にて感光ドラム1の帯電極性(負極
性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4の
現像スリーブ4aにより、感光ドラム1の帯電極性(負
極性)と同極性に帯電されたトナーTを付着させて、ト
ナー像として反転現像(可視像化)する。
潜像に、現像位置にて感光ドラム1の帯電極性(負極
性)と同極性の現像バイアスが印加された現像装置4の
現像スリーブ4aにより、感光ドラム1の帯電極性(負
極性)と同極性に帯電されたトナーTを付着させて、ト
ナー像として反転現像(可視像化)する。
【0028】そして、感光ドラム1上のトナー像が感光
ドラム1と転写ローラ5間の転写ニップ部Nに到達する
と、このタイミングに合わせてカセット12内の用紙な
どの転写材Pが給紙ローラ(不図示)によって転写ニッ
プ部Nに搬送される。そして、前記トナーTと逆極性
(正極性)の所定の転写バイアスが印加された転写ロー
ラ5により、転写ニップ部Nに搬送された転写材Pに感
光ドラム1と転写ローラ5間に発生する静電力によっ
て、感光ドラム1上のトナー像が転写される。そして、
トナー像が転写された転写材Pは定着装置7に搬送さ
れ、定着ローラ7aと加圧ローラ7b間の定着ニップに
てトナー像を転写材Pに加熱加圧して熱定着した後に外
部に排出され、一連の画像形成動作を終了する。
ドラム1と転写ローラ5間の転写ニップ部Nに到達する
と、このタイミングに合わせてカセット12内の用紙な
どの転写材Pが給紙ローラ(不図示)によって転写ニッ
プ部Nに搬送される。そして、前記トナーTと逆極性
(正極性)の所定の転写バイアスが印加された転写ロー
ラ5により、転写ニップ部Nに搬送された転写材Pに感
光ドラム1と転写ローラ5間に発生する静電力によっ
て、感光ドラム1上のトナー像が転写される。そして、
トナー像が転写された転写材Pは定着装置7に搬送さ
れ、定着ローラ7aと加圧ローラ7b間の定着ニップに
てトナー像を転写材Pに加熱加圧して熱定着した後に外
部に排出され、一連の画像形成動作を終了する。
【0029】また、上記転写後に感光ドラム1上に残留
している転写残トナーは、クリーニングブレード6aに
よって除去されクリーニング装置6内に回収される。
している転写残トナーは、クリーニングブレード6aに
よって除去されクリーニング装置6内に回収される。
【0030】次に、上記した本実施の形態の画像形成装
置において、帯電バイアス(直流電圧+交流電圧)が印
加された帯電ローラ2によって感光ドラム1の帯電を行
なったときの帯電音の音圧測定を行ない、交流電圧の周
波数依存性を調べた。
置において、帯電バイアス(直流電圧+交流電圧)が印
加された帯電ローラ2によって感光ドラム1の帯電を行
なったときの帯電音の音圧測定を行ない、交流電圧の周
波数依存性を調べた。
【0031】この測定における帯電ローラ2として、画
像許容範囲内での電気抵抗値の中心品と上限品の2種類
を用意した。また、これらの帯電ローラ2に帯電電源8
から印加する電圧は、−650Vの直流電圧にピーク間
電圧1800Vの交流電圧を重畳したものを使用し、こ
の交流電圧の周波数を500Hz〜1600Hzの範囲
で変化させた。帯電音の測定は、室温23.0℃、湿度
60%の無響室にて行い、測定に用いた画像形成装置
は、前記無響室に24時間放置して環境温湿度になら
し、その後に音圧測定を行った。なお、感光ドラム1の
プロセススピード(周速)を50.0mm/secとし
て測定を行ったが、プロセススピードによる帯電音の変
化は無かった。
像許容範囲内での電気抵抗値の中心品と上限品の2種類
を用意した。また、これらの帯電ローラ2に帯電電源8
から印加する電圧は、−650Vの直流電圧にピーク間
電圧1800Vの交流電圧を重畳したものを使用し、こ
の交流電圧の周波数を500Hz〜1600Hzの範囲
で変化させた。帯電音の測定は、室温23.0℃、湿度
60%の無響室にて行い、測定に用いた画像形成装置
は、前記無響室に24時間放置して環境温湿度になら
し、その後に音圧測定を行った。なお、感光ドラム1の
プロセススピード(周速)を50.0mm/secとし
て測定を行ったが、プロセススピードによる帯電音の変
化は無かった。
【0032】図2は、上記測定によって得られた交流電
圧の周波数と帯電音の音圧との関係を示す図である。な
お、図2において、aは画像許容範囲内での電気抵抗値
の中心品の帯電ローラ2、bは画像許容範囲内での電気
抵抗値の上限品の帯電ローラ2の場合である。
圧の周波数と帯電音の音圧との関係を示す図である。な
お、図2において、aは画像許容範囲内での電気抵抗値
の中心品の帯電ローラ2、bは画像許容範囲内での電気
抵抗値の上限品の帯電ローラ2の場合である。
【0033】この測定結果から明らかなように、帯電音
は、両方の帯電部材2とも印加する交流電圧の周波数に
大きく依存し、電気抵抗値が中心品である帯電ローラ2
(図のa)においては周波数が925Hz付近で最小値
を持っことが分かる。一方、電気抵抗値が上限品である
帯電ローラ2(図のb)においては970Hz付近で最
小値を持ち、帯電音圧が最小値となる周波数にズレが生
じていることが分かる。この周波数のズレに伴い、例え
ば帯電ローラ2に印加する電圧の周波数を925Hzに
固定したものであるなら、電気抵抗値が中心品である帯
電ローラ2に比べて電気抵抗値が上限品である帯電ロー
ラ2は、帯電音圧の悪化が見込まれる。
は、両方の帯電部材2とも印加する交流電圧の周波数に
大きく依存し、電気抵抗値が中心品である帯電ローラ2
(図のa)においては周波数が925Hz付近で最小値
を持っことが分かる。一方、電気抵抗値が上限品である
帯電ローラ2(図のb)においては970Hz付近で最
小値を持ち、帯電音圧が最小値となる周波数にズレが生
じていることが分かる。この周波数のズレに伴い、例え
ば帯電ローラ2に印加する電圧の周波数を925Hzに
固定したものであるなら、電気抵抗値が中心品である帯
電ローラ2に比べて電気抵抗値が上限品である帯電ロー
ラ2は、帯電音圧の悪化が見込まれる。
【0034】また同様に、帯電ローラ2の表面硬度、周
囲の温湿度環境などによっても、極小値となる周波数が
変わってくることが分かった。
囲の温湿度環境などによっても、極小値となる周波数が
変わってくることが分かった。
【0035】上記した測定結果に基づいて、本実施の形
態では以下に述べるような制御によって帯電音が小さく
なる交流電圧の周波数を選択して、選択した周波数を帯
電周波数に用いることができるようにした。即ち、本実
施の形態では、制御部11による制御によって帯電ロー
ラ2に印加される帯電バイアスのうちの交流成分の周波
数f0は、任意の範囲(f1〜f2)において可変とし
た。なお、本実施の形態では、干渉縞の発生の影響を受
けない周波数領域を可変範囲として使用するようにし
た。
態では以下に述べるような制御によって帯電音が小さく
なる交流電圧の周波数を選択して、選択した周波数を帯
電周波数に用いることができるようにした。即ち、本実
施の形態では、制御部11による制御によって帯電ロー
ラ2に印加される帯電バイアスのうちの交流成分の周波
数f0は、任意の範囲(f1〜f2)において可変とし
た。なお、本実施の形態では、干渉縞の発生の影響を受
けない周波数領域を可変範囲として使用するようにし
た。
【0036】即ち、上記式(1)に示した干渉縞が発生
する条件(Vp/f0=N×25.4(mm)/A)か
ら、 f0≠Vp/(N×25.4(mm)/A)…(2) を満足する周波数f0の連続可変範囲として、f1(=
850Hz)〜f2(=1050Hz)とした。なお、
感光ドラム1のプロセススピードVp=50.0mm/
sec、画素密度A=1200dpi、Nは任意の正の
整数である。そして、帯電電源8から帯電ローラ2に印
加するバイアスは、−650Vの直流電圧にピーク間電
圧1800Vの交流電圧を重畳したものを使用した。
する条件(Vp/f0=N×25.4(mm)/A)か
ら、 f0≠Vp/(N×25.4(mm)/A)…(2) を満足する周波数f0の連続可変範囲として、f1(=
850Hz)〜f2(=1050Hz)とした。なお、
感光ドラム1のプロセススピードVp=50.0mm/
sec、画素密度A=1200dpi、Nは任意の正の
整数である。そして、帯電電源8から帯電ローラ2に印
加するバイアスは、−650Vの直流電圧にピーク間電
圧1800Vの交流電圧を重畳したものを使用した。
【0037】次に、本実施の形態における上記した帯電
ローラ2に印加する帯電バイアスのうちの交流電圧の周
波数f0を決定するための制御を、図3に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
ローラ2に印加する帯電バイアスのうちの交流電圧の周
波数f0を決定するための制御を、図3に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
【0038】先ず、感光ドラム1の前回転等の準備動作
が開始されて(ステップS1)、上記した画像形成動作
の開始前に、制御部11による制御によって帯電電源8
から帯電部材である帯電ローラ2に印加される帯電バイ
アスの交流成分の周波数を、周波数f1〜周波数f2で
可変させて印加し、同時に帯電音測定装置9により帯電
音の音圧測定を開始する(ステップS2)。
が開始されて(ステップS1)、上記した画像形成動作
の開始前に、制御部11による制御によって帯電電源8
から帯電部材である帯電ローラ2に印加される帯電バイ
アスの交流成分の周波数を、周波数f1〜周波数f2で
可変させて印加し、同時に帯電音測定装置9により帯電
音の音圧測定を開始する(ステップS2)。
【0039】そして、この帯電音の音圧測定の結果に基
づき、帯電音の音圧が最小となる周波数を周波数選択部
10にて選択し(ステップS3)、画像形成時の帯電時
に印加する帯電バイアスの交流成分の周波数f0を決定
する(ステップS4)。ステップS3の周波数選択動作
において、本実施の形態では、図4に示すように850
〜1050Hzの周波数領域では925Hz付近で帯電
音の音圧が最小値となり、ステップS4では925Hz
を周波数f0として選択した。なお、図4において、7
90Hzと1180Hzは干渉縞が発生する周波数であ
る。そして、感光ドラム1の前回転等の準備動作が終了
した後(ステップS5)、画像形成動作が開始されて帯
電を行なうときに、この周波数f0の交流電圧を直流電
圧に重畳して帯電ローラ2に印加する。
づき、帯電音の音圧が最小となる周波数を周波数選択部
10にて選択し(ステップS3)、画像形成時の帯電時
に印加する帯電バイアスの交流成分の周波数f0を決定
する(ステップS4)。ステップS3の周波数選択動作
において、本実施の形態では、図4に示すように850
〜1050Hzの周波数領域では925Hz付近で帯電
音の音圧が最小値となり、ステップS4では925Hz
を周波数f0として選択した。なお、図4において、7
90Hzと1180Hzは干渉縞が発生する周波数であ
る。そして、感光ドラム1の前回転等の準備動作が終了
した後(ステップS5)、画像形成動作が開始されて帯
電を行なうときに、この周波数f0の交流電圧を直流電
圧に重畳して帯電ローラ2に印加する。
【0040】このように本実施の形態では、帯電時に周
波数選択部10で選択された周波数f0の交流電圧を直
流電圧に重畳して帯電ローラ2に印加することにより、
帯電音の発生を最小限に抑えることが可能となった。ま
た、本実施の形態では、干渉縞の発生する周波数を予め
含まないようにしているので、干渉縞の発生も防止する
ことができる。
波数選択部10で選択された周波数f0の交流電圧を直
流電圧に重畳して帯電ローラ2に印加することにより、
帯電音の発生を最小限に抑えることが可能となった。ま
た、本実施の形態では、干渉縞の発生する周波数を予め
含まないようにしているので、干渉縞の発生も防止する
ことができる。
【0041】また、帯電ローラ2の個体差や温湿度など
の環境変化によって帯電音が大きくなった場合でも、上
記したように帯電音が最小となる周波数f0を選択する
ことができるので、帯電音の発生を最小限に抑えること
ができる。
の環境変化によって帯電音が大きくなった場合でも、上
記したように帯電音が最小となる周波数f0を選択する
ことができるので、帯電音の発生を最小限に抑えること
ができる。
【0042】なお、上記した本実施の形態では、画像形
成動作開始前の準備動作時に、帯電音が最小となる周波
数f0を選択する動作を行なう構成であったが、連続画
像形成動作時には、通紙される用紙などの転写材と次の
転写材が通紙されるまでの非通紙時間中に、上記した帯
電音が最小となる周波数f0を選択する動作を行なうよ
うにしてもよい。
成動作開始前の準備動作時に、帯電音が最小となる周波
数f0を選択する動作を行なう構成であったが、連続画
像形成動作時には、通紙される用紙などの転写材と次の
転写材が通紙されるまでの非通紙時間中に、上記した帯
電音が最小となる周波数f0を選択する動作を行なうよ
うにしてもよい。
【0043】〈実施の形態2〉本実施の形態において
も、図1に示した実施の形態1の画像形成装置を用いて
説明する。実施の形態1では、干渉縞の発生の影響を受
けない周波数領域を可変範囲として、帯電音が最小とな
る周波数f0の交流電圧を選択する構成であったが、本
実施の形態では、干渉縞を発生させる周波数を含む広い
範囲の周波数領域を可変範囲として、帯電音が最小とな
る周波数f0の交流電圧を選択するようにした。本実施
の形態では、帯電音が最小となる周波数f0の交流電圧
の可変範囲(f1〜f2)を700〜1500Hzとし
た。なお、感光ドラム1のプロセススピードVp=5
0.0mm/sec、画素密度A=1200dpi、N
は任意の正の整数である。そして、帯電電源8から帯電
ローラ2に印加するバイアスは、−650Vの直流電圧
にピーク間電圧1800Vの交流電圧を重畳したものを
使用した。他の構成及び、画像形成動作は実施の形態1
と同様であり、本実施の形態ではこれらの説明は省略す
る。
も、図1に示した実施の形態1の画像形成装置を用いて
説明する。実施の形態1では、干渉縞の発生の影響を受
けない周波数領域を可変範囲として、帯電音が最小とな
る周波数f0の交流電圧を選択する構成であったが、本
実施の形態では、干渉縞を発生させる周波数を含む広い
範囲の周波数領域を可変範囲として、帯電音が最小とな
る周波数f0の交流電圧を選択するようにした。本実施
の形態では、帯電音が最小となる周波数f0の交流電圧
の可変範囲(f1〜f2)を700〜1500Hzとし
た。なお、感光ドラム1のプロセススピードVp=5
0.0mm/sec、画素密度A=1200dpi、N
は任意の正の整数である。そして、帯電電源8から帯電
ローラ2に印加するバイアスは、−650Vの直流電圧
にピーク間電圧1800Vの交流電圧を重畳したものを
使用した。他の構成及び、画像形成動作は実施の形態1
と同様であり、本実施の形態ではこれらの説明は省略す
る。
【0044】次に、本実施の形態における帯電ローラ2
に印加する帯電バイアスのうちの交流電圧の周波数f0
を決定するための制御を、図5に示すフローチャートを
参照して説明する。
に印加する帯電バイアスのうちの交流電圧の周波数f0
を決定するための制御を、図5に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0045】先ず、感光ドラム1の前回転等の準備動作
が開始されて(ステップS10)、上記した画像形成動
作の開始前に、制御部11による制御によって帯電電源
8から帯電部材である帯電ローラ2に印加される帯電バ
イアスの交流成分の周波数を、周波数f1〜周波数f2
まで可変させて印加し、同時に帯電音測定装置9により
帯電音の音圧測定を開始する(ステップS11)。
が開始されて(ステップS10)、上記した画像形成動
作の開始前に、制御部11による制御によって帯電電源
8から帯電部材である帯電ローラ2に印加される帯電バ
イアスの交流成分の周波数を、周波数f1〜周波数f2
まで可変させて印加し、同時に帯電音測定装置9により
帯電音の音圧測定を開始する(ステップS11)。
【0046】そして、この帯電音の音圧測定の結果に基
づき、周波数選択部10にて帯電音の音圧が所定の音圧
以下(ボーダー値以下)で極小となる周波数を、音圧の
小さいものから1つずつ選択する(ステップS12)。
ここでは、選択のためのボーダーとなる任意の音圧とし
て、周波数f1〜周波数f2までの周波数における音圧
の積分平均値を用いた。
づき、周波数選択部10にて帯電音の音圧が所定の音圧
以下(ボーダー値以下)で極小となる周波数を、音圧の
小さいものから1つずつ選択する(ステップS12)。
ここでは、選択のためのボーダーとなる任意の音圧とし
て、周波数f1〜周波数f2までの周波数における音圧
の積分平均値を用いた。
【0047】そして、ステップS12で選択した周波数
が、干渉縞を発生させない周波数であるかどうかを制御
部11で判断して(ステップS13)、干渉縞を発生さ
せる周波数であるならステップS12に戻って次の周波
数を選択し、干渉縞の発生の心配のない周波数であるな
ら、画像形成時に印加する帯電バイアスの交流電圧の周
波数f0として決定する(ステップS14)。そして、
そして、感光ドラム1の前回転等の準備動作が終了した
後(ステップS15)、画像形成動作が開始されて帯電
を行なうときに、この周波数f0の交流電圧を直流電圧
に重畳して帯電ローラ2に印加する。
が、干渉縞を発生させない周波数であるかどうかを制御
部11で判断して(ステップS13)、干渉縞を発生さ
せる周波数であるならステップS12に戻って次の周波
数を選択し、干渉縞の発生の心配のない周波数であるな
ら、画像形成時に印加する帯電バイアスの交流電圧の周
波数f0として決定する(ステップS14)。そして、
そして、感光ドラム1の前回転等の準備動作が終了した
後(ステップS15)、画像形成動作が開始されて帯電
を行なうときに、この周波数f0の交流電圧を直流電圧
に重畳して帯電ローラ2に印加する。
【0048】このように本実施の形態においても、帯電
時に周波数選択部10で選択された周波数f0の交流電
圧を直流電圧に重畳して帯電ローラ2に印加することに
より、帯電音の発生を最小限に抑えることが可能となっ
た。また、同時に干渉縞の発生も防止することができ
る。
時に周波数選択部10で選択された周波数f0の交流電
圧を直流電圧に重畳して帯電ローラ2に印加することに
より、帯電音の発生を最小限に抑えることが可能となっ
た。また、同時に干渉縞の発生も防止することができ
る。
【0049】また、帯電ローラ2の個体差や温湿度など
の環境変化によって帯電音が大きくなった場合でも、上
記したように帯電音が最小となる周波数f0を選択する
ことができるので、帯電音の発生を最小限に抑えること
ができる。
の環境変化によって帯電音が大きくなった場合でも、上
記したように帯電音が最小となる周波数f0を選択する
ことができるので、帯電音の発生を最小限に抑えること
ができる。
【0050】なお、上記した本実施の形態では、画像形
成動作開始前の準備動作時に、帯電音が最小となる周波
数f0を選択する動作を行なう構成であったが、連続画
像形成動作時には、通紙される用紙などの転写材と次の
転写材が通紙されるまでの非通紙時間中に、上記した帯
電音が最小となる周波数f0を選択する動作を行なうよ
うにしてもよい。
成動作開始前の準備動作時に、帯電音が最小となる周波
数f0を選択する動作を行なう構成であったが、連続画
像形成動作時には、通紙される用紙などの転写材と次の
転写材が通紙されるまでの非通紙時間中に、上記した帯
電音が最小となる周波数f0を選択する動作を行なうよ
うにしてもよい。
【0051】〈実施の形態3〉本実施の形態では、図6
に示すように、図1に示した実施の形態1又は2におけ
る画像形成装置の感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装
置4、及びクリーニングブレード6aを含むクリーニン
グ装置6を一体的にカートリッジ化してプロセスカート
リッジ13を構成し、画像形成装置に着脱自在に装着さ
れる構成とした。他の構成、及び帯電音が最小となる周
波数f0を選択する動作と画像形成動作は、実施の形態
1又は2と同様であり、本実施の形態ではそれらの説明
は省略する。
に示すように、図1に示した実施の形態1又は2におけ
る画像形成装置の感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装
置4、及びクリーニングブレード6aを含むクリーニン
グ装置6を一体的にカートリッジ化してプロセスカート
リッジ13を構成し、画像形成装置に着脱自在に装着さ
れる構成とした。他の構成、及び帯電音が最小となる周
波数f0を選択する動作と画像形成動作は、実施の形態
1又は2と同様であり、本実施の形態ではそれらの説明
は省略する。
【0052】また、本実施の形態では、実施の形態1又
は2における帯電音測定装置9、周波数選択部10、及
び制御部11を含め、プロセスカートリッジ13に設け
られていない他の部材は画像形成装置側に備えられてい
る。
は2における帯電音測定装置9、周波数選択部10、及
び制御部11を含め、プロセスカートリッジ13に設け
られていない他の部材は画像形成装置側に備えられてい
る。
【0053】このように、感光ドラム1、帯電ローラ
2、現像装置4、及びクリーニングブレード6aを含む
クリーニング装置6を一体的にカートリッジ化してプロ
セスカートリッジ13とした本実施の形態においても、
帯電時に周波数選択部10で選択された周波数f0の交
流電圧を直流電圧に重畳して帯電ローラ2に印加するこ
とにより、帯電音の発生を最小限に抑えることが可能と
なり、また、同時に干渉縞の発生も防止することができ
る。
2、現像装置4、及びクリーニングブレード6aを含む
クリーニング装置6を一体的にカートリッジ化してプロ
セスカートリッジ13とした本実施の形態においても、
帯電時に周波数選択部10で選択された周波数f0の交
流電圧を直流電圧に重畳して帯電ローラ2に印加するこ
とにより、帯電音の発生を最小限に抑えることが可能と
なり、また、同時に干渉縞の発生も防止することができ
る。
【0054】また、個々のプロセスカートリッジに組み
込まれる帯電ローラの電気抵抗値のバラツキによる、帯
電音の個体差を無くして帯電音の発生を最小限に抑える
ことが可能となる。
込まれる帯電ローラの電気抵抗値のバラツキによる、帯
電音の個体差を無くして帯電音の発生を最小限に抑える
ことが可能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、帯
電バイアスの交流電圧の、帯電音の音圧が最小又は所定
レベル以下となる周波数を、画像形成時の帯電時に印加
する交流電圧の周波数として選択して帯電部材に印加す
ることができるので、帯電部材の電気抵抗値や硬度の個
体差や、画像形成装置が設置される周囲の温湿度などの
環境変化に影響されることなく、帯電音の発生を最小限
に抑えることが可能となる。
電バイアスの交流電圧の、帯電音の音圧が最小又は所定
レベル以下となる周波数を、画像形成時の帯電時に印加
する交流電圧の周波数として選択して帯電部材に印加す
ることができるので、帯電部材の電気抵抗値や硬度の個
体差や、画像形成装置が設置される周囲の温湿度などの
環境変化に影響されることなく、帯電音の発生を最小限
に抑えることが可能となる。
【図1】本発明の実施の形態1、2に係る画像形成装置
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
【図2】実施の形態1における帯電ローラに印加する交
流電圧の周波数と帯電音の音圧との関係を示す図。
流電圧の周波数と帯電音の音圧との関係を示す図。
【図3】実施の形態1における帯電ローラに印加する交
流電圧の周波数を決定するためのフローチャート。
流電圧の周波数を決定するためのフローチャート。
【図4】実施の形態1における帯電ローラに印加する交
流電圧の周波数と帯電音の音圧との関係を示す図。
流電圧の周波数と帯電音の音圧との関係を示す図。
【図5】実施の形態2における帯電ローラに印加する交
流電圧の周波数を決定するためのフローチャート。
流電圧の周波数を決定するためのフローチャート。
【図6】実施の形態3におけるプロセスカートリッジを
示す概略断面図。
示す概略断面図。
【図7】従来例における接触帯電方式を説明するための
図。
図。
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ(帯電部材) 3 露光装置 4 現像装置 5 転写ローラ 6 クリーニング装置 6a クリーニングブレード 7 定着装置 8 帯電電源 9 帯電音測定装置(帯電音測定手段) 10 周波数選択部(周波数選択手段) 11 制御部(制御手段) 12 カセット 13 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 並木 貴之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA11 BB11 CC05 DD03 DD06 DD11 2H027 DA06 DA17 DA50 DE07 DE09 EA01 ED02 ED03 EE03 EF02 EF08 EF12 JA17
Claims (8)
- 【請求項1】 回動自在な像担持体と、前記像担持体に
接触し帯電バイアスの印加により前記像担持体を帯電す
る回転自在な帯電部材と、前記帯電部材に周波数が可変
可能な交流電圧に直流電圧を重畳した帯電バイアスを印
加する帯電電源とを備えた画像形成装置において、 前記帯電バイアスが印加された前記帯電部材が回動自在
な前記像担持体に接触して帯電するときに発生する帯電
音の音圧を測定する帯電音測定手段と、 前記帯電バイアスの前記交流電圧の周波数を変化させな
がら、前記帯電音測定手段で測定した帯電音の音圧測定
情報を入力し、入力した音圧測定情報から発生する帯電
音の音圧が最小となる周波数を画像形成時の帯電時に印
加する前記交流電圧の周波数として選択する周波数選択
手段と、 前記周波数選択手段で選択された周波数の交流電圧を直
流電圧に重畳して前記帯電部材に印加するよう前記帯電
電源を制御する制御手段と、を有する、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 画像形成時に印加する前記帯電バイアス
の交流電圧の帯電音の音圧が最小となる周波数をf0、
画素密度をA(dpi)、前記像担持体のプロセススピ
ードをVp(m/sec)、Nを任意の正の整数とした
ときに、前記交流電圧の周波数f0は、 f0≠Vp/(N×25.4(mm)/A) を満足している、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 画像形成時に印加する前記帯電バイアス
の交流電圧の帯電音の音圧が最小となる周波数の選択を
非画像形成時に行なう、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 少なくも前記像担持体と帯電部材とを備
えて一体化したプロセスカートリッジとし、装着される
画像形成装置に対して着脱自在とした、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 回動自在な像担持体と、前記像担持体に
接触し帯電バイアスの印加により前記像担持体を帯電す
る回転自在な帯電部材と、前記帯電部材に周波数が可変
可能な交流電圧に直流電圧を重畳した帯電バイアスを印
加する帯電電源とを備えた画像形成装置において、 前記帯電バイアスが印加された前記帯電部材が回動自在
な前記像担持体に接触して帯電するときに発生する帯電
音の音圧を測定する帯電音測定手段と、 前記帯電バイアスの前記交流電圧の周波数を変化させな
がら、前記帯電音測定手段で測定した帯電音の音圧測定
情報を入力し、入力した音圧測定情報から発生する帯電
音の音圧が所定レベル以下となる周波数を画像形成時の
帯電時に印加する前記交流電圧の周波数として選択する
周波数選択手段と、 前記周波数選択手段で選択された周波数の交流電圧を直
流電圧に重畳して前記帯電部材に印加するよう前記帯電
電源を制御する制御手段と、を有する、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】 画像形成時に印加する前記帯電バイアス
の交流電圧の帯電音の音圧が最小となる周波数をf0、
画素密度をA(dpi)、前記像担持体のプロセススピ
ードをVp(m/sec)、Nを任意の正の整数とした
ときに、前記交流電圧の周波数f0は、 f0≠Vp/(N×25.4(mm)/A) を満足している、ことを特徴とする請求項5記載の画像
形成装置。 - 【請求項7】 画像形成時に印加する前記帯電バイアス
の交流電圧の帯電音の音圧が所定レベル以下となる周波
数の選択を非画像形成時に行なう、 ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。 - 【請求項8】 少なくも前記像担持体と帯電部材とを備
えて一体化したプロセスカートリッジとし、装着される
画像形成装置に対して着脱自在とした、 ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004259A JP2002207352A (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004259A JP2002207352A (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002207352A true JP2002207352A (ja) | 2002-07-26 |
Family
ID=18872478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001004259A Pending JP2002207352A (ja) | 2001-01-11 | 2001-01-11 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002207352A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6925275B2 (en) * | 2002-07-05 | 2005-08-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and charging device therefor |
US7437089B2 (en) * | 2005-10-27 | 2008-10-14 | Kyocera Mita Corporation | Image forming device having an alternating current frequency regulating apparatus |
-
2001
- 2001-01-11 JP JP2001004259A patent/JP2002207352A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6925275B2 (en) * | 2002-07-05 | 2005-08-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and charging device therefor |
US7046943B2 (en) | 2002-07-05 | 2006-05-16 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and charging device therefor receiving AC and DC voltages |
US7437089B2 (en) * | 2005-10-27 | 2008-10-14 | Kyocera Mita Corporation | Image forming device having an alternating current frequency regulating apparatus |
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