JP2006317641A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像剤規制部材と現像剤担持体に流れる電流を検知することによって、現像装置の異常を検知し、直ちにその画像形成装置にの使用を停止させ、現像装置の異常発生を画像形成装置上に表示させることで、ユーザに現像装置の交換を的確に促し、異常発生現像装置の使用に伴った不良画像の発生を回避し、長期に亙り良好な画像を形成することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤規制部材44と現像剤担持体42との間の電流を検知する電流量検知手段201を備え、電流量検知手段201によって検知された電流値に応じて現像装置4の異常を判断する判断手段200を有している。
【選択図】図1
【解決手段】現像剤規制部材44と現像剤担持体42との間の電流を検知する電流量検知手段201を備え、電流量検知手段201によって検知された電流値に応じて現像装置4の異常を判断する判断手段200を有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば電子写真方式、静電記録方式などを用いて像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置を用いて可視化して顕画像とする画像形成装置に関するものである。
ここで、画像形成装置としては、例えば複写機、プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、ファクシミリ装置、及び、ワードプロセッサ等が含まれる。
図11に、従来の電子写真方式の画像形成装置の一例を示す。本例の画像形成装置において、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)1は、帯電手段としての帯電ローラ2に帯電バイアス印加電源21から帯電バイアスを印加することによって、表面が所定の極性、所定の電位に均一に帯電される。その後、感光ドラム1は、レーザ発振器31、ミラー32等を有する露光手段3によってレーザ光が照射され、静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像容器41、現像剤担持体42、マグネットローラ43、現像剤規制部材44、トナー吹き出し防止シート45、現像バイアス印加電源46等を有する現像手段としての現像装置4によって現像される。
ところで、現像方法の一つとして、現像剤担持体42を感光ドラム1に非接触に保持しながら、感光ドラム1上の静電潜像の現像を行う現像方法として、ジャンピング現像法が知られている。この現像方法は、現像容器41内に収容された現像剤tを、内側にマグネットローラ43を有する現像剤担持体42表面に担持し、現像剤担持体42を矢印R4方向に回転させることにより、感光ドラム表面に対向する現像位置Aに搬送する。その搬送途上で現像剤tは、現像剤担持体42に当接された現像剤規制部材44により規制されて、現像剤担持体表面に薄層状に塗布される。
この現像剤規制部材44は、金属ブレード上に絶縁層がコートされた2層構造となっており、現像剤規制部材バイアス印加手段、即ち、バイアス電源47から現像剤規制部材44にバイアスが印加されている。
現像位置Aにおいて現像剤担持体42と感光ドラム1とは、50〜500μmの間隙を有しており、現像バイアス印加電源46によって、現像剤担持体42に、直流と交流とが重畳された現像バイアスを印加する。これにより、現像剤担持体表面の現像剤tは、感光ドラム表面に飛翔して静電潜像に付着し、この静電潜像を現像剤像(即ち、トナー像)として可視化(現像)する。なお、この現像バイアスは、紙間などの非印字領域にも同様に印加されている。
感光ドラム1上のトナー像は、給紙カセット71、搬送ローラ72等を有する搬送手段7によって搬送されてきた紙等の転写材Sに、転写ローラ(転写手段)5によって転写される。トナー像転写後の転写材Sは、定着手段としての定着装置8によって転写材表面に定着される。一方、トナー像転写時に転写材Sに転写されないで感光ドラム1表面に残ったトナー、即ち、転写残トナーは、感光ドラム表面にクリーニング手段6のクリーニングブレード61を摺擦させることによって除去される。
以上の一連の画像形成プロセス、即ち、帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニングによって画像形成が終了し、ユーザは所望の画像を得ることができる。
従来、現像剤規制部材44にバイアスを印加させる画像形成装置として、特許文献1及び特許文献2などに記載されているように、現像剤tとしては磁性一成分現像剤を用い、定常的、或いは、断続的に、現像剤規制部材44にACバイアスを印加させ、現像剤担持体上の現像剤量の規制を行い、かぶりや濃度ムラ、トナー飛散などに効果をあげている例がある。
特許文献3に記載されているように、現像剤として非磁性一成分現像剤を使用した非磁性一成分接触現像方式においては、現像剤規制部材にDCバイアスを印加し、現像剤担持体との間に電位差を設けることにより、ブレード融着等に起因した画像不良問題を解決する手段として実用化されている。
特開平5−35063号公報
特開平7−181806号公報
特開2002−365858号公報
しかしながら、図11を参照して説明した現像装置を用いた従来の画像形成装置は、以下のような問題があった。
従来の画像形成装置において使用される現像装置の耐久劣化に起因して、現像剤規制部材44上にコートされた絶縁性の保護層が剥がれてしまう場合があった。
その結果、現像剤規制部材44上に金属面が剥き出しとなり、現像剤規制部材44に印加されているバイアスが、その剥き出しとなった金属面からリークしてしまい、放電が発生する場合があった。この放電の発生により、現像バイアスが乱されてしまい、正規の現像バイアスが得られず、画像不良が発生することが多かった。
また、現像方式として像担持体と現像剤担持体とを接触させて、所望の画像形成動作を行なう接触現像方式における現像装置においては、現像剤規制部材上にコートされた絶縁性の保護層が剥がれてしまった箇所から、現像装置外部へと現像剤が漏れ出し、画像不良を発生させることがあった。
このような現像装置内の現像に寄与する部材は、現像装置内で使用されているうちに必ず劣化していく。この劣化度合いを明確に定義することは出来ないが、部材の劣化度合いは、一般に機械的摺擦によってもたらされる部材の磨耗や変形といった現象にてみることが多い。
特に、近年、画像形成装置のプリントスピードの高速化、さらには現像装置自体の長寿命化に対する要求の高まりにより、現像装置内の各部材への負荷が大きくなっており、この負荷の増大による現像主要部材の劣化に起因した画像不良は大きな問題となっている。
そこで、本発明の目的は、現像剤規制部材と現像剤担持体に流れる電流を検知することによって、現像装置の異常を適切に判断する画像形成装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、ユーザに現像装置の交換を的確に促すことができる画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、異常発生現像装置の使用に伴った不良画像の発生を回避し、長期に亙り良好な画像を形成することが可能な画像形成装置を提供することにある。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
静電潜像が形成される像担持体と、
現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備えた現像装置と、
前記現像剤規制部材に現像剤規制部材バイアスを印加する現像剤規制部材バイアス印加手段と、
を有する画像形成装置において、
前記現像剤規制部材と前記現像剤担持体との間の電流を検知する電流量検知手段を備え、前記電流量検知手段によって検知された電流値に応じて前記現像装置の異常を判断する判断手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
静電潜像が形成される像担持体と、
現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備えた現像装置と、
前記現像剤規制部材に現像剤規制部材バイアスを印加する現像剤規制部材バイアス印加手段と、
を有する画像形成装置において、
前記現像剤規制部材と前記現像剤担持体との間の電流を検知する電流量検知手段を備え、前記電流量検知手段によって検知された電流値に応じて前記現像装置の異常を判断する判断手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、現像装置の異常を適切に判断することができる。また、ユーザに現像装置の交換を的確に促すことができる。さらに、異常発生現像装置の使用に伴った不良画像の発生を回避させることが可能となり、長期に亙り良好な画像を形成することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成を示す。本実施例にて、画像形成装置は、電子写真方式のレーザビームプリンタとされる。
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成を示す。本実施例にて、画像形成装置は、電子写真方式のレーザビームプリンタとされる。
本実施例にて、画像形成装置、即ち、レーザビームプリンタ100は、画像形成装置本体100Aの内側に、像担持体としてドラム型の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1を備えている。感光ドラム1は、矢印R1方向に回転自在に支持されており、感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、帯電ローラ(帯電手段)2、露光装置(露光手段)3、現像装置(現像手段)4、転写ローラ(転写手段)5、クリーニング装置(クリーニング手段)6が配設されている。
また、画像形成装置本体100Aの下部には、給紙カセット71、搬送ローラ72等を有する転写材Sの紙搬送手段7が配設されている。また、転写材Sの搬送方向における感光ドラム1の下流側には、定着装置(定着手段)8が配設されている。
なお、本実施例の画像形成装置100においては、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニング装置6をカートリッジ容器に一体的に組み込んで、画像形成装置本体100Aに対して着脱自在なプロセスカートリッジPCを構成している。
感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム型導電性基体の表面に光導電性の感光層を積層して構成したものであり、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動される。
上述の感光ドラム1は、その表面が帯電ローラ2によって帯電される。帯電ローラ2は、芯金2aと、その外周面をローラ状に被覆する中抵抗弾性ゴム層2bとによって構成されている。帯電ローラ2の芯金2aの両端は、軸受けで回転可能に、かつ、帯電ローラ2が常時感光ドラム1に当接するように支持されている。帯電ローラ2は、感光ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って矢印R2方向に従動回転する。
また、帯電ローラ2の芯金2aには、帯電バイアス印加電源21から、DCバイアスとACバイアスとが重畳された帯電バイアスが印加される。これにより、感光ドラム表面は、所定の極性の、本実施例では負極性の、所定の電位に均一に帯電される。
帯電後の感光ドラム表面には、露光装置3によって静電潜像が形成される。本実施例にて露光装置3は、レーザービームスキャナ装置とされ、ビデオコントローラ(不図示)から送られる画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応したレーザ光Lがレーザスキャナ31により出力される。レーザ光Lは、画像形成装置本体100Aに設置されているミラー32を介して、感光ドラム表面に照射され、照射部分の電荷が除去されて静電潜像が形成される。
感光ドラム表面の静電潜像は、現像装置4によって現像される。現像装置4は、図11を参照して説明した従来の現像装置と同様の構成とされる。つまり、現像装置4は、現像剤tを収納した現像容器41と、現像剤tを担持し、現像位置Aへと搬送する現像剤担持体としての現像スリーブ42と、磁界発生手段としてのマグネットローラ43と、現像剤規制部材としてのドクターブレード44と、トナー吹き出し防止シート45とを有している。
本実施例にて、現像装置4は、非接触現像方式を採用しており、現像スリーブ42は、アルミニウム、ステンレス鋼等の円筒状の素管上にカーボンを分散させた塗料をコートして構成したものであり、非磁性である。現像スリーブ42は、上述の塗料のコートによって表面が適度な粗さを有しており、この表面粗さによってトナー搬送を円滑に行うことができる。現像スリーブ42は、軸受け(不図示)によって回転自在に支持されており、感光ドラム1の矢印R1方向の回転がギヤ(不図示)を介して矢印R4方向に伝達される。現像スリーブ42は、現像位置Aにて感光ドラム1に対して所定の現像間隔をもって対向配置されており、その矢印R4方向の回転によって、表面に担持した現像剤tを感光ドラム表面に対向する現像位置Aに搬送する。
本実施例にて、現像スリーブ表面の現像剤tの層厚規制を行う現像剤規制部材44は、金属ブレードにウレタン系のゴム層がコートされた2層構造であり、摩擦帯電により現像剤tに適正なトリボを与えている。
この現像剤規制部材44には、現像剤規制部材バイアス印加手段、即ち、バイアス電源47から、ACバイアスが印加されている。このときの現像剤規制部材44にバイアスを印加するタイミングを示すタイミングチャートを図2に示す。
図2のタイミングチャートから分かるように、本実施例では、ACバイアス印加は現像バイアスと同期して印加している。なお、本実施例における印加ACバイアスは、現像バイアスのDC電圧を中心とし、周波数1.5KHz、ピークからピークまでが300V(以下、「300Vpp」と記す。)のSin波となっている。なお、現像スリーブ42に印加する現像バイアスとしては、現像剤規制部材44に印加するバイアスと同じ波形で同じ周波数だが、ピーク間電圧は2000Vppとなっている。従って、現像スリーブ42と現像剤規制部材44との間でACバイアスが印加されていることになる。
また、本実施例における現像剤tは、磁性一成分現像剤、即ち、磁性一成分ネガトナーを使用している。従って、本実施例では、現像剤を単に「トナー」という。
現像剤担持体42の内部には、図1に示すように、磁界発生手段としてのマグネットローラ43が固定配設されている。マグネットローラ43は4つの磁極N1、S1、N2、S2を持っており、これら4つの磁極のうち、感光ドラム1に対向してS1極が配置されている。S1極は、トナーtが感光ドラム上に飛翔して静電潜像を現像するときに、かぶりの要因となるトナーを現像剤担持体42上に付着させておくために必要である。
S1極の反対側に配置されているのがS2極であり、現像容器41内のトナーtを現像剤担持体42に吸着させ、現像剤担持体42の回転に伴いその近傍でトナーtを循環させる機能を有している。この循環は、トナーtのトリボ付与に寄与する。N1極、N2極はともに現像剤担持体42上にコートされているトナーtの搬送及びトリボ付与に寄与する。本実施例では、4極構成のマグネットローラ43を用いたが、上述の機能を発揮できれば、4極に限ることはない。
現像剤担持体42の下部にあたる現像容器41の内側にはトナー吹き出し防止シート45が設けられており、現像剤担持体42の下部からのトナー漏れを防いでいる。
現像剤担持体42には、現像バイアス印加手段、即ち、バイアス電源46によって現像バイアスが印加されており、これにより、現像剤担持体42上のトナーtが感光ドラム表面に飛翔して、静電潜像をトナー像として反転現像する。
なお、プロセスカートリッジPCの寿命は、本実施例では、転写材Sの1枚当たりの平均ドット比(転写材Sの表面積に対するトナー像の面積)を2%としたときに20000枚となるように設定されている。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、転写ローラ5によって転写材S上に転写される。転写ローラ5は、感光ドラム表面に接触配置されて転写ニップ部Nを構成しており、給紙カセット71に収納されていた転写材Sは、搬送ローラ72等によって転写ニップ部Nに供給され、この転写ニップ部Nによって挟持搬送される。このとき、転写バイアス印加電源(不図示)によって転写ローラ5に転写バイアスが印加され、これにより、感光ドラム表面のトナー像は、転写材S表面に転写される。トナー像転写後の転写材Sは、感光ドラム表面から分離されて定着装置8に搬送され、ここでその表面にトナー像が定着される。
本実施例にて、定着装置8は加熱加圧式の定着装置とされ、表面に未定着トナー像を担持した転写材Sを、定着フィルム8aと加圧ローラ8eとの間の定着ニップ部にて挟持搬送しつつ、加熱手段8bによって加熱することにより、表面にトナー像を定着させる。トナー像定着後の転写材Sは、画像形成装置本体100Aから排出される。
一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、転写材Sに転写されないで表面に残ったトナー(転写残りトナー)が、クリーニング装置6のクリーニングブレード6aによって除去され、次の画像形成プロセスに供される。
次に、本実施例において、現像剤規制部材44と現像剤担持体42の間の電流を検知する電流量検知し、この検知結果に基づき現像装置の異常を判断し、画像形成装置の作動を制御する制御手段(現像装置異常判断手段)200について説明する。
本実施例にて、制御手段200は、現像剤規制部材44と現像剤担持体42の間に流れる電流値を測定する電流量検知手段としての電流計201を有する。本実施例では測定される電流値はAC電流である。この電流計201にて測定された実際の電流量は、電流量比較手段202により、予め設定された電流値と比較される。この電流量比較手段202により設定値以上の過剰電流が検知され、現像装置に異常が発生したと判断された場合には、現像装置使用停止手段203により、画像形成動作を停止させ、即座に現像装置の交換指令を出し、その現像装置の使用を停止させる。現像装置の交換指令は、画像形成装置の表示部に表示させれば良い。
ここで、本実施例における現像装置の異常、即ち、現像剤規制部材44の異常が発生し、それに起因して「画像不良が発生する」と判断する基準となる電流量を規定するために、予備検討を行なった。本検討に用いた現像装置4Aの概略構成を図3に示す。図1を参照して説明した現像装置と同様の構成とされる。
先ず、現像剤規制部材44としての金属ブレード(りん青銅ブレード:厚さ0.1mm)上に絶縁層(ウレタン系樹脂:厚さ50μm)がコートされたブレード(以下「2層ブレード」という。)44Aと、耐久劣化により、金属面が剥き出しになってしまった場合を想定した現像剤規制部材44に使用したと同じ金属ブレード(りん青銅ブレード:厚さ0.1mm)44Bと、を用意した。
本実施例における画像形成装置100はA4サイズの画像形成装置であるため、ブレード44A、44Bの長手寸法は220mmのものを使用した。
現像剤担持体42として、アルミニウム素管に導電層をコートしたものを使用し、ブレード44A、44Bと、現像剤担持体42の間に流れる電流量について、各々のブレード44A、44Bを用いて測定を行った。
ブレード44A、44Bには、バイアス電源47からDCバイアスが重畳されたACバイアスを印加した。そして、電流計201にて、ブレード44A、44Bと現像剤担持体42との間に流れる電流量を測定した。
ここで、本検討における現像装置4Aにて、現像剤担持体42の表面抵抗は103Ωのものを使用し、23℃、20%の環境下で測定を行なった。このときのブレード44A、44Bに流れる電流をグラフ化したものものが図4である。縦軸が電流値、横軸がACバイアスの印加Vppとなっている。
本検討ではACバイアスとして300Vppを印加しており、このとき2層ブレード44Aの電流値は0.5mA、金属ブレード44Bの電流値は12mAであった。
また、本実施例の画像形成装置において、電流計201によって検知される電流値が2mAを越えると、現像バイアスの乱れを起因とした濃度ムラ等の画像不良が発生することが確認された。
このように、通常画像形成時と異常画像発生時とでは現像剤規制部材44に流れる電流量に大きな差が生じることが確認できた。
そこで、本発明者は本実施例において、画像形成シーケンスを図5に示すフローチャートに従い、現像剤規制部材44の異常が発生したと判断する基準となる電流量を2mA(上限値)に設定した。
図5にて、電流計201により現像剤規制部材44と現像剤担持体42との間に流れる電流量を常時モニターし、測定する(S1)。電流量比較手段202により、電流計201で測定する電流値が2mA(上限値)以上であるか否かを検知する。電流値が2mA未満の場合には、現像装置は正常と判断し、現像装置の使用を継続し(S3)、ステップ1(S1)に戻る。
ステップ2(S2)にて、電流計201で測定する電流値が2mAを超えると、現像装置内の現像剤担持体42若しくは現像剤規制部材44に異常が発生したと判断し、現像装置使用停止手段203により、速やかに画像形成装置の使用を停止させ、画像形成装置の表示部に現像装置交換の指示を出す(S4)。
このような手段を講ずることによって、万が一、現像装置に異常が発生した場合において、速やかにその現像装置の使用を停止し、ユーザに交換を促すことにより、異常発生現像装置における画像不良を防ぐことが可能となった。
なお、本発明は、上記実施例における現像剤規制部材バイアスとしてDCバイアスを重畳したACバイアスを採用したが、本発明はこれに限定されるものでなく、DCバイアスのみを現像剤規制部材44に印加することも可能である。
本実施例にて、現像装置4は、感光ドラム1と一体的に構成され、画像形成装置本体100Aに対して着脱自在とされているプロセスカートリッジPCに設ける、として説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、現像装置4が、画像形成装置本体100Aに対し着脱自在の現像カートリッジとされた画像形成装置においても、上記説明したと同様の構成とすることにより、同様の作用効果を達成することができる。
また、本実施例では単色のトナーを用いた画像形成装置について説明したが、本発明の原理は、後述の実施例3で説明するようなフルカラー画像形成装置に係る現像装置においても同様に適用することができる。
実施例2
図6に本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概略構成を示す。
図6に本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概略構成を示す。
本実施例の画像形成装置は、実施例1と同様にレーザービームプリンタであり、同様の構成とされる。ただ、本実施例の画像形成装置は、現像剤として一成分現像剤、特に、非磁性一成分現像剤を用いる点で、実施例1と異なる。本実施例にて、以下、特に言及しない場合には、非磁性一成分現像剤を単に「トナー」と呼ぶ。
本実施例の画像形成装置100は、像担持体としてのドラム状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1を回転可能に備え、ローラ状とされる帯電手段2がこの感光ドラム1の表面を一様に帯電する。その後、感光ドラム1は、その表面を、レーザビーム露光系とされる露光装置3にて発光するレーザ光Lが露光することによって、画像情報に従う静電潜像が形成する。
感光ドラム1上の静電潜像は、感光ドラム1と現像装置4とが当接する現像領域(現像ニップ)Aにて、供給される現像剤によって可視化されて、所謂、トナー像が感光ドラム1上に形成する。
感光ドラム1上のトナー像は、その後感光ドラム1と転写手段としての転写ローラ5との間に形成される転写電界の作用下に、カセット(不図示)から不図示の給紙ローラによって送り出され、搬送されてきた記録材S上に転写される。
次いで、記録材S上の未定着トナー像は、定着装置8にて熱及び圧力により永久定着される。又、転写終了後の感光ドラム1上に残留する転写残トナーなどは、ブレード状のクリーニング手段61を有するクリーニング装置6によって除去され、感光ドラム1は繰り返し画像形成に供される。
以上の構成は、実施例1の画像形成装置と同様であるので、同じ構成及び機能をなす部材には同じ参照番号を付し、実施例1でなした説明を援用し、これ以上の詳しい説明は省略する。
次に、本実施例の画像形成装置に備えられる現像装置4について説明する。
現像装置4は、現像剤担持体としての現像ローラ42を感光ドラム1に当接させ、トナーtを感光ドラム1と「接触」させた状態で現像を行う。
又、本実施例にて用いられるトナーtは、負帯電性の非磁性一成分現像剤である。
現像装置4は、感光ドラム1と対向する側の一部が開口しており、この開口部から一部露出するように現像剤担持体としての現像ローラ42が矢印R4方向に回転可能に支持されている。現像ローラ42は弾性体を含み所定の当接圧にて感光ドラム1に当接している。又、現像装置4の開口部には、現像ローラ42の下部からのトナーの飛散を防止するために、吹き出し防止シート45が設けられている。
現像領域Aにおいて、現像に寄与せず現像ローラ42上に残留したトナーは、再びシート45を通過して、矢印R3方向に回転する供給ローラ48によって、摺擦されることで現像ローラ42上から剥ぎ取られて、現像装置4内に回収される。
現像装置4の開口部と反対側の奥部に現像剤攪拌及び搬送手段としての攪拌パドル49が矢印R5方向に回転可能に設けられ、現像装置103内のトナーを攪拌すると共に現像ローラ42と後述の供給ローラ48との当接部近傍の領域へとトナーを搬送している。
現像剤供給及び回収手段としての供給ローラ48は弾性体を含む弾性ローラであり、現像ローラ42に当接して配置される。供給ローラ48の矢印R3方向の回転に伴い、トナーは一度密な状態となることで均一化される。その後、互いにカウンター回転し、且つ、当接する現像ローラ42と供給ローラ48との摺擦に伴う摩擦帯電により、トナーに電荷が付与される。ここで、カウンター回転とは、対向面(摺擦面)が互いに逆方向に進行する回転をいう。
このようにして、電荷を付与されたトナーtは、帯電電荷によって現像ローラ42からの鏡映力を受けて現像ローラ42上へと供給される。又、現像装置4には、現像ローラ42に加圧するように現像剤規制部材としてのブレード44が設けられており、現像ローラ42上に供給されたトナーtは、このブレード44によって層厚を規制され、且つ、塗布されて現像ローラ42上にトナーの薄層が形成する。更に、このときの現像ローラ42及びブレード44それぞれの表面との摩擦によって、トナーtには現像に供するのに十分な電荷が付与される。
このブレード44には、現像剤規制部材バイアス電源40から、ACバイアスが印加されている。このときのブレード44にバイアスを印加するタイミングチャートを図2に示す。
本実施例では実施例1と同様に、ACバイアス印加は現像バイアスと同期して印加しており、印加ACバイアスは現像バイアスのDC電圧を中心とし、周波数1.5KHz、ピークからピークまでが600V(以下、「600Vpp」と記す。)のSin波となっている。現像バイアスは、ACバイアスなしのDC電圧である。従って、現像ローラ42とブレード44との間でACバイアスが印加されていることになる。
その後、現像ローラ42上のトナーの薄層は、現像ローラ42の回転に伴って、感光ドラム1と現像ローラ42とが当接する現像領域(現像ニップ)Aへと搬送され、トナーは感光ドラム1に接触した状態で現像に供される。即ち、感光ドラム1と現像ローラ42との間に現像電界が形成されるように、電源(図示せず)が接続されている。従って、この現像電界の作用により現像ローラ42上のトナーは感光ドラム1上の静電潜像に転移し、感光ドラム1上には、トナー像が形成して静電潜像が可視化する。
又、現像ローラ42上に塗布され、現像ニップAへと担持搬送されたが、現像には寄与せず、現像ローラ42上に更に担持されたままのトナーは、供給ローラ48による摺擦で現像ローラ42上から剥ぎ取られる。そして、その一部は新たに供給ローラ48上に供給されたトナーと共に再び供給ローラ48によって現像ローラ42上へと供給され、残りは現像装置4へと戻される。
尚、本実施例では、供給ローラ48は現像剤供給及び回収手段として2つの機能を兼ねているが、本発明はこれに限定されるものではなく、現像剤供給手段と現像剤回収手段とを別個に設けることも可能である。
なお、本実施例における画像形成装置のプロセススピードは150mm/secであり、これに対する、現像ローラ42の周速は225mm/secである。
ここで、現像ローラ42は、カーボンなどの導電剤を分散させたシリコーン、ウレタンなどの低硬度のゴム材或は発泡体、及びその組み合わせにより構成された半導電性弾性体ローラである。
又、供給ローラ48には、絶縁性スポンジローラを用いた。又、現像剤規制部材としてのブレード44は板バネ状の金属薄板に対し、現像ローラ当接側に絶縁薄層を形成したものである。現像剤規制部材44の材料及び形状は、本実施例のブレード44に限定されるものではなく、現像ローラ42との当接状態が本実施例と同様に再現されるものであれば、別種の材料及び形状のものと代替可能である。
次に、本実施例における現像剤規制部材44と現像剤担持体42の間の電流を検知する電流量検知し、この検知結果に基づき現像装置の異常を判断し、画像形成装置の作動を制御する制御手段200について説明する。
本実施例にて、制御手段200は、実施例1の場合と同様に、現像剤規制部材44と現像剤担持体42の間に流れる電流値を測定する電流量検知手段としての電流計201を有する。本実施例では測定される電流値はAC電流である。この電流計201にて測定された実際の電流量は、電流量比較手段202により、予め設定された電流値と比較される。この電流量比較手段202により設定値以上の過剰電流が検知され、現像装置に異常が発生したと判断された場合には、現像装置使用停止手段203により、画像形成動作を停止させ、即座に現像装置の交換指令を出し、その現像装置の使用を停止させる。
更に、本実施例によれば、過電流の検知により現像装置の使用の停止を記憶させるため、現像装置に記憶手段50が設けられている。記憶手段50は、不揮発性のメモリとされ、特に、メモリとしては、強誘電体不揮発メモリ、RAM、書き換え可能のROMなどの電気的記憶手段、又は、磁気記録媒体、光磁気メモリなどの磁気的記憶手段が使用可能である。
さらに、本実施例における記憶手段としては、過電流検知時に焼ききれるヒューズの働きをする抵抗体等も使用可能である。
ここで、本実施例における現像装置の異常、即ち、現像剤規制部材44の異常が発生し、それに起因して「画像不良が発生する」と判断する基準となる電流量を規定するために、予備検討を行なった。本検討に用いた現像装置4Aの概略構成を図7に示す。図6を参照して説明した現像装置と同様の構成とされる。
先ず、現像剤規制部材44としての金属ブレード(りん青銅:厚さ0.12mm)上に絶縁層(ナイロン系樹脂:厚さ100μm)がコートされたブレード(以下、「2層ブレード」という。)44Aと、耐久劣化により、金属面が剥き出しになってしまった場合を想定した金属ブレード44Bと、を用意した。
本実施例における画像形成装置100も実施例1と同様、A4サイズの画像形成装置であるため、ブレードの長手寸法は220mmのものを使用した。
現像剤担持体42として、導電性の弾性ローラを使用し、ブレード44A、44Bと現像ローラ42の間に流れる電流量について、各々のブレード44A、44Bを用いて測定を行った。
ブレード44A、44Bには、バイアス電源47からDCバイアスが重畳されたACバイアスを印加した。そして、電流計201にて、ブレード44A、44Bと現像ローラ42との間に流れる電流量を測定した。
ここで、本検討における現像装置4Aにて、弾性ローラの表面抵抗は109Ωのものを使用し、23℃、20%の環境下で測定を行なった。このときのブレード44A、44Bに流れる電流をグラフ化したものものが図8である。縦軸が電流値、横軸がACバイアスの印加Vppとなっている。
本検討ではACバイアスとして600Vppを印加しており、このとき2層ブレード44Aの電流値は0.9mA、金属ブレード44Bの電流値は11mAであった。
また、本発明に係る画像形成装置において、電流計201によって検知される電流値が3mAを越えると、現像バイアスの乱れを起因とした濃度ムラ等の画像不良が発生することが確認された。
さらに、この異常画像のまま使用を継続すると、局部的な過電流により、現像ローラ42のゴム部が変形し、トナー漏れなどを引き起こすことも確認された。
このように、通常画像形成時と異常画像発生時とでは現像剤規制部材44に流れる電流量に大きな差が確認できた。
そこで、本発明者は本実施例において、シーケンスを図9に示すフローチャートに従い、ブレード44の異常が発生したと判断する基準となる電流量を3mA(上限値)に設定した。
図9にて、電流計201により現像剤規制部材44と現像剤担持体42との間に流れる電流量を常時モニターし、測定する(S1)。電流量比較手段202により、電流計201で測定する電流値が3mA(上限値)以上であるか否かを検知する。電流値が3mA未満の場合には、現像装置は正常と判断し、現像装置の使用を継続し(S3)、ステップ1(S1)に戻る。
ステップ2(S2)にて、電流計201で測定する電流値が3mAを超えると、現像装置内の現像剤担持体42若しくは現像剤規制部材44に異常が発生したと判断し、現像装置使用停止手段203により、速やかに画像形成装置の使用を停止させ、現像装置交換の指示を出す(S4)。
同時に、現像装置4に取り付けてある、記憶手段としてのメモリ50に、過電流が流れたという情報を記憶させる(S5)。一度記憶を記録された現像装置は使用禁止とする(S6)。
このような手段を講ずることによって、万が一、現像装置に異常が発生した場合においてもその、現像装置の使用を停止し、ユーザへ交換を促すことにより、異常発生現像装置における画像不良を防ぐことが可能となった。
また、現像装置の使用の継続を禁止することで、漏れ出したトナーによる画像形成装置内汚染を防ぎ、画像形成装置内清掃といったユーザへの負担を無くすことが可能となり、現像装置を交換するだけで、再び鮮明で高画質な画像形成を行なうことが可能な画像形成装置の提供することが可能となった。
なお、本発明は上記実施例におけるブレードバイアスとしてACバイアスを採用したが、本発明はこれに限定されるものでなく、DCバイアスを現像剤規制部剤に印加することも可能である。
本実施例にて、現像装置4は、画像形成装置本体100Aに対し着脱自在の現像カートリッジとすることができる。また、現像装置4は、実施例1で説明したように、感光ドラム1と一体的に構成され、画像形成装置本体100Aに対して着脱自在とされているプロセスカートリッジPCに設けることもできる。いずれにおいても、上記説明したと同様の構成とすることにより、同様の作用効果を達成することができる。
また、本実施例では単色のトナーを用いた画像形成装置について説明したが、本発明の原理は、後述の実施例3で説明するようなフルカラー画像形成装置に係る現像装置においても同様に適用することができる。
実施例3
図10に、本発明の他の実施例であるタンデム型中間転写方式のカラー画像形成装置の概略構成を示す。
図10に、本発明の他の実施例であるタンデム型中間転写方式のカラー画像形成装置の概略構成を示す。
本実施例にて、画像形成装置100は、図10に示すように、画像形成装置本体100A内に4つの画像形成部、即ち、画像形成ステーションP(Pa、Pb、Pc、Pd)が画像送り方向に直列に並置されている。各画像形成ステーションP(Pa、Pb、Pc、Pd)は、それぞれ像担持体であるドラム状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)、帯電手段としての帯電ローラとされる帯電装置2(2a、2b、2c、2d)、露光手段としてのレーザービームスキャナユニットとされる露光装置3(3a、3b、3c、3d)、現像手段としての現像装置4(4a、4b、4c、4d)、クリーニング手段としてのクリーニングブレードなどを有したクリーニング装置6(6a、6b、6c、6d)、及び1次転写手段としての転写ローラとされる1次転写装置5(5a、5b、5c、5d)を備えている。
また、各画像形成ステーションP(Pa、Pb、Pc、Pd)の感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)と1次転写装置7(7a、7b、7c、7d)との間を通るように、ベルト状の中間転写体である中間転写ベルト20が支持ローラ21a、21b、21
cにて巻回張設されて矢印方向に移動可能に配置されている。
cにて巻回張設されて矢印方向に移動可能に配置されている。
画像形成装置本体100Aの上方部には、露光装置3を構成する光源装置(図示せず)及びポリゴンミラー31が設置されている。
光源装置から発せられたレーザー光をポリゴンミラー31を回転して走査し、その走査光の光束を複数の反射ミラー32によって偏向し、fθレンズにより感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)の母線上に集光して露光することにより、感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。
現像装置4(4a、4b、4c、4d)には、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの非磁性トナーと磁性キャリアが所定の混合比で混合された現像剤が所定量充填されており、感光ドラム1上の潜像を順次各色のトナーで現像してトナー像を形成し、中間転写ベルト20上に1次転写される。
さらに、転写材カセット71に収容された転写材Sが2次転写手段である2次転写装置としての2次転写ローラ22へ搬送され、中間転写ベルト20上に担持されたトナー像は転写材Sへ2次転写される。トナー像が転写された転写材Sは、定着装置8にて加熱及び加圧によりトナー像を定着した後、記録画像として装置外に排出される。
また、転写材Sへの2次転写位置から中間転写ベルト進行方向下流には中間転写ベルト12表面に付着したかぶりトナーや2次転写残トナー等をクリーニングするために中間転写ベルトクリーニング装置23が配置されている。
一方、感光ドラム1(1a、1b、1c、1d)上に残留した1次転写残トナー等は、ファーブラシ、ブレード手段等の感光ドラムクリーニング装置6(6a、6b、6c、6d)により清掃される。
上記構成のカラー画像形成装置においても、各現像装置4(4a、4b、4c、4d)は、先の実施例1、2で説明した現像装置と同様の構成とされる。従って、先の実施例の説明を援用し、再度の説明は省略する。
また、本実施例においても、先の実施例1、2で説明した制御手段200を有し、先の実施例1、2と同様に、現像剤規制部材44と現像剤担持体42の間の電流を検知する電流量検知し、この検知結果に基づき現像装置の異常を判断し、画像形成装置の作動を制御する。
つまり、本実施例においても、制御手段200は、実施例1の場合と同様に、現像剤規制部材44と現像剤担持体42の間に流れる電流値を測定する電流量検知手段としての電流計201を有する。この電流計201にて測定された実際の電流量は、電流量比較手段202により、予め設定された電流値と比較される。この電流量比較手段202により設定値以上の過剰電流が検知され、現像装置に異常が発生したと判断された場合には、現像装置使用停止手段203により、画像形成動作を停止させ、即座に現像装置の交換指令を出し、その現像装置の使用を停止させる。
更に、過電流の検知により現像装置の使用の停止を記憶させるため、各現像装置4(4a、4b、4c、4d)に対して先の実施例2で説明した現像装置と同様に、記憶手段50(50a、50b、50c、50d)を設けることができる。
斯かる構成の本実施例のカラー画像形成装置においても、各現像装置4(4a、4b、4c、4d)に対して先の実施例1、2で説明したと同様の制御を行うことにより、同様の作用効果を達成し得る。
勿論、本実施例においても、現像装置4は、画像形成装置本体100Aに対し着脱自在の現像カートリッジとすることができる。また、現像装置4は、実施例1で説明したように、感光ドラム1と一体的に構成され、画像形成装置本体100Aに対して着脱自在とされているプロセスカートリッジPCに設けることもできる。いずれにおいても、上記説明したと同様の構成とすることにより、同様の作用効果を達成することができる。
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電手段
3 露光手段
4 現像手段
5 転写手段
6 クリーニング手段
42 現像剤担持体
44 現像剤規制部材
47 現像剤規制部材バイアス印加手段
200 制御手段(現像装置異常判断手段)
201 電流計(電流量検知手段)
202 電流量比較手段
203 現像装置使用停止手段
2 帯電手段
3 露光手段
4 現像手段
5 転写手段
6 クリーニング手段
42 現像剤担持体
44 現像剤規制部材
47 現像剤規制部材バイアス印加手段
200 制御手段(現像装置異常判断手段)
201 電流計(電流量検知手段)
202 電流量比較手段
203 現像装置使用停止手段
Claims (12)
- 静電潜像が形成される像担持体と、
現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備えた現像装置と、
前記現像剤規制部材に現像剤規制部材バイアスを印加する現像剤規制部材バイアス印加手段と、
を有する画像形成装置において、
前記現像剤規制部材と前記現像剤担持体との間の電流を検知する電流量検知手段を備え、前記電流量検知手段によって検知された電流値に応じて前記現像装置の異常を判断する判断手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記電流量検知手段により検知された前記電流値が予め設定された電流値以上となったとき、画像形成装置を停止させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記電流量検知手段により検知された前記電流値が予め設定された電流値以上となったとき、その現像装置の異常を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤規制部材が金属上に絶縁層を備えるブレードであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤担持体が弾性ゴムローラであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤規制部材バイアスがACバイアス成分を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 前記現像装置が、画像形成装置本体に対し着脱自在とされているカートリッジであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 前記現像装置が、前記像担持体と一体的に構成され、画像形成装置本体に対し着脱自在とされているプロセスカートリッジに設けられることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
- 前記カートリッジは記憶手段を持ち、前記電流量検知手段によって検知された電流値が予め設定された電流値以上になったことを前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記電流量検知手段によって検知された電流値が予め設定された電流値以上になったことが前記記憶手段に記憶されていたとき前記カートリッジの使用を禁止することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記記憶手段が、不揮発性のメモリであることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記メモリは、強誘電体不揮発メモリ、RAM、書き換え可能のROMなどの電気的記憶手段、又は、磁気記録媒体、光磁気メモリなどの磁気的記憶手段であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010060999A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2010085462A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
WO2018101486A1 (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-07 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-05-11 JP JP2005139175A patent/JP2006317641A/ja active Pending
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