JP2002206201A - レールの分岐部における潤滑油供給装置 - Google Patents
レールの分岐部における潤滑油供給装置Info
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Abstract
小限の潤滑油の供給を可能とする。 【解決手段】 鉄道のレールの分岐部において、トング
レール2A、2Bが摺動する床板5に潤滑油を供給する
油圧ポンプ10とトングレール2Aとの間に、トングレ
ール2Aの転轍作動回数を減少して油圧ポンプ10に伝
達する減速機構12を介装したことを特徴とする。
Description
岐部(ポイント)におけるトングレールと床板との摺動
面を潤滑する潤滑油の供給装置に関する。
向転換時(転轍作動時)にトングレールが枕木に固定さ
れている床板上をスライドして切り換え動作が行われる
ようになっている。
間における摩擦抵抗を減少してトングレールがスムーズ
に転轍作動するようその摺動面に潤滑油を供給するよう
になされている。
ば特開平11−293602号公報に示されているよう
にトングレールの転轍作動時にその動きを利用して自動
的に潤滑油を供給するようにした潤滑油供給装置が知ら
れている。
グレールにピストン式の複動型給油ポンプを連結し、ト
ングレールのいずれの側への移動時にもピストンを摺動
させて潤滑油を圧送し、トングレールと床板との間に潤
滑油を供給するようになされたものである。
供給に関しては、通常一つの床板への給油量は1日につ
き1cc程度でよく、トングレールの切り換え動作の度
に給油が行われる前記従来の装置ではトングレールの転
換ストロークが50〜100mm程度であることから給
油ポンプのシリンダの容積が大きく、そのため給油量が
少なくとも5cc/回以上になるものと考えられ、給油
過剰となる。
駄が多くなることはもとより、過剰に供給された潤滑油
が床板上から道床の砂利に向けて流れ出し、砂利の表面
に潤滑油がコーティングされた状態となって砂利同士が
滑りやすくなることから車両の通過時の振動により砂利
やレールが陥没するなどの問題をもたらし、補修工事が
必要となる。
レールと床板の摺動面に一定量の潤滑油を噴出するノズ
ルを取り付ける旨の記載はあるものの、潤滑油の具体的
な分配構造に関しては記載がなく、どの程度一定量を確
保することができるのかは全く不明である。
を制限するには、給油ポンプのピストンのストロークを
短くするか、あるいはシリンダの内径を小さくすること
が考えられる。
は、給油精度を高めるためにトングレールを適正位置に
取り付ける必要が生じる。すなわちトングレールの取り
付け位置によりピストンのストロークが異なって給油量
が増減することになり、そのため取り付け位置に制限を
受けるとともに微調整が必要となり、その結果設定作業
が複雑になる。
は、使用する潤滑油の粘性が大きい故に内径を小さくし
すぎると抵抗が増大し、給油ポンプがスムーズに作動し
なくなるばかりでなく、トングレール自体の動きに影響
を与え、さらに潤滑油の加圧が必要となって構造が複雑
化するなどの問題をもたらす。
シリンダの内径を小さくすることによる弊害としては、
装置自体の強度あるいは耐久性に問題を生じるなど、こ
れらにより給油ポンプの仕様を大きく変えることができ
ないのが現状である。
給油ポンプは複動式油圧シリンダ構造であるため、1個
のピストンに対しピストンロッドが両側に2本取り付け
られ、その先端を電気的に絶縁するために硬化絶縁樹脂
を取り付けなければならず、また先端が両側のトングレ
ールの内側面に軽く接触する程度にピストンロッドの長
さを調整して取り付ける必要があり、そのため取り付け
時の調整に非常に手数が掛かるという問題点がある。
滑油を供給することができないので給油タンクの容積を
大きく必要とし(同公報中の記載では、内径250m
m、62リットルとすると高さ1.26m以上)、鉄道
会社が定めるレール外部の建築限界に干渉して分岐部の
脇に給油タンクを設置することができない。
た場所(同公報中の記載では20m離間)に設置するこ
とが必要となり、その結果給油タンクとピストン式給油
ポンプとの間の油圧配管がそれだけ長くなって吸引抵抗
が大きくなり、当該ポンプに過大な負荷が掛かって転轍
作動に支障をきたす危険性がある。
本体を油圧シリンダとし、その上蓋を重量の大きいもの
として錘の機能を持たせ、タンク内の潤滑油を加圧して
トングレールの給油ポンプへ送出される手段が必要とな
っている。その結果給油タンクの構造が複雑となり、特
に給油タンク本体の内面は鏡面加工が必要となって著し
く高価になる。そして錘として機能する上蓋の重量は前
記公報中の記載では70kgにもなり、潤滑油の補給時
に上蓋を開ける際にウインチ等の特別な昇降装置が必要
となってその作業が容易でないものとなる。そのうえ前
述のように長い油圧配管を要するため配管工事費も高く
なるなどの種々の問題点があった。
解消することを課題としてなされたもので、トングレー
ルと床板との間の摺動面に必要最小限の潤滑油を供給し
得るようにすることにある。
として本発明は、鉄道のレールの分岐部において、トン
グレールが摺動する床板に潤滑油を給油する油圧ポンプ
とトングレールとの間に、トングレールの転轍作動回数
を減少して油圧ポンプに伝達する減速機構を介装したこ
とを特徴とする。
作動回数に対し潤滑油を圧送する油圧ポンプの作動回数
が少ないので、床板上への潤滑油の過剰供給が生じず、
常に適正な量の潤滑油を供給することが可能となる。
速機構による減速数をさらに減速する2次減速機構とを
介装するようにすることにより一層潤滑油の供給量を少
なくすることができる。
により1歯ずつ回動するラチエットギヤと、このラチエ
ットギヤの送り方向回動時にラチエッドギヤと共に1歯
分毎に回動するカムとで構成し、このカムの周面に突設
された突部により前記油圧ポンプを作動して給油するよ
うにすることが構造が簡単で故障の発生も少ないので好
ましい。
は、ノズル本体内に毛細管現象を利用した油洩れ防止構
造とすれば、油圧ポンプの非作動時に潤滑油がぼた落ち
することを防ぐことができ、過剰な給油を防ぐうえで好
ましい。
て潤滑油を塗布する油塗布手段を設ければ、トングレー
ルの転轍作動時に床板の上面全域に潤滑油を万遍なく行
きわたらせることができ、トングレールの摺動を一層円
滑にすることができる。
形態を参照して説明する。
平面図を示し、図2(A)は同要部の拡大平面図を、図
2(B)は同正面図を示しており、上記分岐部は左右の
本線レール1A、1Bと左右のトングレール2A、2B
とを備え、このトングレール2A、2Bはその先端が連
結部材3により結合されていて図示しない回動支点を中
心に枕木4、4…の上面に固設の床板5、5…上を左右
方向に摺動して転轍作動されるようになっている。
線レール1Aの外側方で建築限界6の外側に設置された
潤滑油タンク7と、枕木4上に設置された油圧ポンプユ
ニット8と、各枕木4、4…上の床板5、5…へ潤滑油
を分配して送油する分配給油装置9とを備えたうえ、こ
の分配給油装置9に潤滑油を圧送するピストン式油圧ポ
ンプ10とトングレール2Aの切り換え移動に応動する
ピストンシリンダ11との間に減速機構12が介装され
ている。
示すように、ピストンシリンダ11はこれを軸方向に貫
通するロッド13を有し、このロッド13の一端はトン
グレール2Aの側面に向けバネ14の付勢を受けて突出
され、ロッド13の他端の側面にはピン15が突設され
ていて、前記減速機構12の軸16を中心に揺動自在な
揺動レバー17の長孔18に前記ピン15が嵌合され、
前記トングレール2Aの左右方向への移動に追従して揺
動レバー17が前記軸16を中心に所定角度の範囲にわ
たって揺動されるようになっている。
トギヤ19が該揺動レバー17と一体に回動するように
設けられ、このラチエットギヤ19の歯には前記軸16
に図示しないブレーキ手段によりみだりに回転しないよ
うに嵌合されたカム20の面上に枢支されているラチエ
ット爪21がバネ付勢により係合され、前記揺動レバー
17の図3において右方への揺動時にラチエットギヤ1
9、ラチエット爪21を介してカム20が同図において
時計方向に1歯分ずつ回動する。
の一部に突部20aを有している。
で、そのピストン22のピストンロッド23はシリンダ
24外にバネ25の付勢を受けて突出習性が与えられて
突出され、このピストンロッド23の先端にはローラ2
6が軸着されていて前記カム20の周面に当接されてい
る。
引側油圧配管27が途中に逆止弁28を介装して接続さ
れ、この吸引側油圧配管27の他端にはストレーナ29
が取り付けられて前記潤滑油タンク7内の潤滑油中に挿
入されている。
1を介装して前記分配給油装置9に接続され、この分配
給油装置9から各分配管32、32…を通じて各床板
5、5…に給油する給油ノズル33、33…に接続され
ている。
ンク7との間に接続されたリリーフ油圧配管で、途中に
リリーフバルブ35を有している。
32…は図2(A)に示すようにトングレール2Bのフ
ランジ部2Baにそわせてホースクランプ36、36…
により固定し、各分配管32、32…をそれぞれが担当
する床板5、5…の位置まで延設してその先端の給油ノ
ズル33、33…を前記フランジ部2Baから床板5の
上面に向けて配置される。そしてこのフランジ部2Ba
にはそのトングレール2Bの移動時に床板5の上面を拭
過するとともに潤滑油を全域に塗布する油塗布手段の一
例としてのスクレーパ37が各床板5、5…に対応して
取り付けられている。この油塗布手段としては、スクレ
ーパ37に限らず潤滑油を床板5の上面全域に伸ばして
塗布し得るものであれば他のものであってもよい。
かの例を示しているように、ノズル本体33a内にメッ
シュ状、繊維状、その他狭小の隙間を有する詰物33b
を内蔵するか、あるいは単管で先端を絞った形状とする
など毛細管現象を利用して潤滑油の洩れ出しを防ぐ油洩
れ防止構造とされている。
グレール2Aが図2(A)ににおいて矢印方向へ転轍作
動すると、そのトングレール2Aの側面でピストンシリ
ンダ11のロッド13がバネ14による付勢に抗して図
において右方へ移動する。これにより図3に示すように
ロッド13のピン15を介して揺動レバー17が同図の
ように右方へ揺動し、ラチェットギヤ19を時計方向に
所定角度回動する。
歯に係合しているラチェット爪21を伴ってカム20が
同方向に回動する。
轍作動すると、ピストンシリンダ11のロッド13はバ
ネ14の付勢を受けてトングレール2Aの移動に追従し
て突出し、これに伴って揺動レバー17が左方へ揺動す
る。
動するが、その歯がラチェット爪21を押しのけて通過
するのでカム20はブレーキ手段によるブレーキ作用に
よりその位置のままにおかれる。
するごとにカム20はラチェットギヤ19の1歯分ずつ
送られ、これにより間欠的に回動するカム20の突部2
0aが図3の状態から油圧ポンプ10のピストンロッド
23の先端のローラ26から外れるとピストンロッド2
3はバネ25の付勢によりカム20の周面に追従するよ
うに突出し、これと共にピストン22が図において左行
して吸引側油圧配管27を通じて潤滑油タンク7から一
定量の潤滑油を吸入する。
り返されるうちにカム20が1周すると、その突部20
aが油圧ポンプ10のピストンロッド23のローラ26
にさしかかり、その突部20aでローラ26を介してピ
ストンロッド23を徐々に押し込む。
とにより、油圧ポンプ10のシリンダ25内に吸い込ま
れていた潤滑油がピストン22により押し出され、その
潤滑油は吐出側油圧配管30を通じて分配給油装置9へ
送られ、各分配管32,32…および給油ノズル33,
33…を通じて各床板5,5…へ供給される。
れれば前述のように油圧ポンプ10のシリンダ24内に
潤滑油を吸入し、次回の突部20aが巡りくるまで床板
5,5…への潤滑油の供給は断たれる。
スクレーパ37で床板5の上面が拭過され、床板5上に
付着した土やその他トングレール2Bの摺動の妨げにな
る物が排除されるとともに床板5の全域にわたり潤滑油
が塗布されて常に良好な摺動が保証される。
潤滑油の供給量を少なくする場合の変形例を示すもの
で、前記図3に示した減速機構12を1次減速機構12
1とし、この減速機構121と油圧ポンプ10との間に
2次減速機構122を介在させたものである。
1次減速機構121のカム201の突部201aが係合
する第2のラチェットギヤ192と、このラチェットギ
ヤ192の軸162に図示しないブレーキ手段を介して
嵌合された第2のカム202と、前記ラチェットギヤ1
92の歯に係合するラチェット爪212とで構成され、
上記第2カム202の周面の一部に突設された突部20
2aが油圧ポンプ10のピストンロッド23のローラ2
6に係合したときこれを押してピストンロッド23を押
し込むようになっている。
速機構121のカム201が1回転したとき2次減速機
構122のラチェットギヤ192が1歯分回転するの
で、1次減速機構121のカム201が2次減速機構1
22のラチェットギヤ192の歯数分回転したとき初め
て油圧ポンプ10が1回作動することになる。
いても、ラチェットギヤ19,19 1,192の歯数、
カム20,201,202の突部の数を選択することに
より潤滑油の供給量を所望にしたがって設定することが
できる。
た場合のトングレールの稼動回数と注油との関係を表
1、2に示す。
記の効果を奏する。
ンプの駆動源としながらトングレールの転轍作動回数よ
り定率で減少させた吐出回数で油圧ポンプを作動させる
ので潤滑油の供給過剰が抑制され、床板から潤滑油が流
れ出るようなことが解消され、道床に悪影響を与えるこ
とを防ぐことができる。
プを選定することができるので、従来に比し格段に少な
い最適な潤滑油の供給を行うことができる。
め、潤滑油タンクの小型化と簡素化を図ることができ
る。
構は単純な構成でよいから装置全体の小型化を図ること
ができ、取り付けが簡単で丈夫な構造とすることができ
る。
動時における油洩れを防ぐことができる。
を床板に万遍なく塗布することができ、トングレールの
転轍動作をより円滑に保つことができる。
図。
(B)は正面図。
Claims (5)
- 【請求項1】鉄道のレールの分岐部において、トングレ
ールが摺動する床板に潤滑油を供給する油圧ポンプとト
ングレールとの間に、トングレールの転轍作動回数を減
少して油圧ポンプに伝達する減速機構を介装したことを
特徴とするレールの分岐部における潤滑油供給装置。 - 【請求項2】鉄道のレールの分岐部において、トングレ
ールが摺動する床板に潤滑油を給油する油圧ポンプとト
ングレールとの間に、トングレールの転轍作動回数を減
少させる1次減速機構と、この1次減速機構の減速数を
さらに減速する2次減速機構とを介装したことを特徴と
するレールの分岐部における潤滑油供給装置。 - 【請求項3】前記減速機構は、トングレールの往復移動
により1歯ずつ回動するラチエットギヤと、このラチエ
ットギヤの送り方向回動時にラチエットギヤと共に1歯
分毎に回動するカムとで構成され、このカムの周面に突
設された突部により前記油圧ポンプを作動して給油する
ようにされている請求項1または2記載のレールの分岐
部における潤滑油供給装置。 - 【請求項4】前記床板に潤滑油を給油する給油ノズル
は、ノズル本体内に毛細管現象を利用した油洩れ防止構
造とされている請求項1〜3のいずれか1項記載のレー
ルの分岐部における潤滑油供給装置。 - 【請求項5】トングレールに床板の上面を拭過して潤滑
油を塗布する油塗布手段を有する請求項1〜4のいずれ
か1項記載のレールの分岐部における潤滑油供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001002316A JP3859971B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | レールの分岐部における潤滑油供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001002316A JP3859971B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | レールの分岐部における潤滑油供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002206201A true JP2002206201A (ja) | 2002-07-26 |
| JP3859971B2 JP3859971B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=18870848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001002316A Expired - Lifetime JP3859971B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | レールの分岐部における潤滑油供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3859971B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110524858A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-03 | 重庆和泰润佳股份有限公司 | 吹膜工艺透气膜在线深压纹生产线中的成型装置 |
-
2001
- 2001-01-10 JP JP2001002316A patent/JP3859971B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110524858A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-03 | 重庆和泰润佳股份有限公司 | 吹膜工艺透气膜在线深压纹生产线中的成型装置 |
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| JP3859971B2 (ja) | 2006-12-20 |
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