JP2002204560A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP2002204560A
JP2002204560A JP2001000546A JP2001000546A JP2002204560A JP 2002204560 A JP2002204560 A JP 2002204560A JP 2001000546 A JP2001000546 A JP 2001000546A JP 2001000546 A JP2001000546 A JP 2001000546A JP 2002204560 A JP2002204560 A JP 2002204560A
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stator
rotating shaft
stator ring
flange
circumferential direction
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Hideo Okano
秀雄 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータのステータ構造の改善によりモータ効
率の改善と薄型化を図る。 【解決手段】 歯部は本体部と一体的に形成され、複数
の鍔部のそれぞれは、一体のリングとして本体部および
歯部とは別途形成された後に、複数の歯部のそれぞれの
外周上に円周方向に張り出すように配置、固定されてお
り、回転軸の軸方向において、鍔部の長さは歯部の厚さ
より大きくされており、隣接する鍔部の円周方向の間隔
は0.5mm以下としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響機器、映像機
器、情報機器または産業用のブラシレスモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の音響機器、映像機器、情報機器ま
たは産業用等の機器は、高性能、小型化、薄型化が進ん
でいるため、回転精度の向上、回転騒音の減少等の観点
から、モータに用いられる軸受として、動圧軸受が採用
される傾向にある。したがって、音響機器、映像機器、
情報機器または産業用等の機器においては、動圧軸受の
薄型化や高効率のモータが求められている。
【0003】従来のブラシレスモータについて、図10
および図11を参照しつつ説明する。図10は、従来の
ブラシレスモータを用いたスピンドルモータの断面図で
ある。図11(a)は従来のブラシレスモータで用いら
れるステータコアの平面図、図11(b)は図11
(a)のステータコアのXI−XI断面図である。
【0004】図10のスピンドルモータは、ベース10
0中央に設けられた円柱状ホルダ102、ホルダ102
の内周に外周が沿うように固定された円柱状スリーブ1
04、スリーブ104に挿入された回転軸106、ホル
ダ102の外周に固定されたステータコア108、ハブ
110を介して回転軸106に固定された磁石112等
からなる。
【0005】図10に示すように、回転軸106の底部
にはスラストプレート114が固定されており、ホルダ
ー102の底面との間でスラスト軸受を形成している。
スリーブ104の内周には動圧発生用の溝116が設け
られており、スリーブ104の内部に挿入される回転軸
106の外周との間で動圧軸受が形成されている。
【0006】図10および図11に示すように、ステー
タコア108の外周には複数の歯部118が等間隔で形
成されている。歯部118の先端には、ステータコア1
08の円周方向に張り出した鍔部120が設けられてい
る。ステータコア108、歯部118および鍔部120
は一体的に形成される。隣り合う鍔部120は微小な間
隔(スロットオープン)122をおいて配してあり、こ
の構成によりステータコア108は開溝形状となってい
る。このように形成されたステータコア108において
は、スロットオープン122から巻き回すまたは挿入す
ることにより、歯部118にコイル124が巻き回され
ている。このように構成されたステータコア108およ
びコイル124によりステータが形成される。
【0007】以上の構成により、ステータコア108の
外周に対向して設けられた磁石112と、コイル124
が巻き回されたステータコア108との間に働く電磁作
用によって、回転軸106はその軸線を中心にして回転
可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブラシレスモータには、次の欠点がある。1.ステータ
コア108、歯部118および鍔部120が一体的に形
成された場合、スロットオープン122からコイル12
4を挿入または巻回するためには、作業性を考慮する
と、コイル銅線径の数倍の大きさが必要となる。例え
ば、小型モータを構成する場合は通常1mmから3mm
程度必要となる。
【0009】スロットオープン122をこのような大き
さにした場合は、空隙の磁束密度分布に脈動が生じやす
くなるため、磁束の低下があり、空隙の磁気抵抗が増加
したのと等価となる。設計上の空隙は「カータ係数Kc
×空隙」とみなさなくてはならないため、磁石の有効利
用がしづらい。ここで、カータ係数とは、スロットオー
プン122の空隙パーミアンスに対する影響を表す係数
のことである。
【0010】2.一般に、音響機器、映像機器、情報機
器または産業用のDCブラシレスモータにおいては、ス
テータコア108の積厚(軸方向の厚さ)は、磁石11
2の厚さに対して薄いものとなっている。ステータコア
108は、その積厚の範囲外の磁石112の部分の磁束
を完全に収束できないため、上記構成においては、磁石
112の厚さに対して磁石112の能力を有効利用して
いるとは言い難い。
【0011】そこで本発明の目的は、モータのステータ
構造の改善によりモータ効率の改善と薄型化を図ること
にある。本発明の上記以外の目的及び本発明の特徴とす
るところは、添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を
読むことにより、一層明確になるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のブラシレスモータは、ベースと、ベース上
に回転自在に支持された回転軸と、本体部の外周面上に
おいて円周方向に等間隔に複数の歯部が設けられたステ
ータコア、歯部のそれぞれに保持された励磁コイル、お
よび、歯部のそれぞれの外周上に配置された複数の鍔部
を備えるステータと、回転軸に固定され、鍔部に対向す
る内周面に設けた磁石の磁極を円周方向に交互に異なら
せたロータと、を有し、回転軸の軸方向において、ステ
ータコアの積厚が磁石の厚さより小さいブラシレスモー
タであって、歯部は本体部と一体的に形成され、複数の
鍔部のそれぞれは、一体のリングとして本体部および歯
部とは別途形成された後に、複数の歯部のそれぞれの外
周上に円周方向に張り出すように配置、固定されてお
り、回転軸の軸方向において、鍔部の長さは歯部の厚さ
より大きくされており、隣接する鍔部の円周方向の間隔
は0.5mm以下であることを特徴としている。
【0013】さらに、本発明のブラシレスモータの製造
方法は、ベースと、ベース上に回転自在に支持された回
転軸と、本体部の外周面上において円周方向に等間隔に
複数の歯部が設けられたステータコア、歯部のそれぞれ
に保持された励磁コイル、および、歯部のそれぞれの外
周上に配置された複数の鍔部を備えるステータと、回転
軸に固定され、鍔部に対向する内周面に設けた磁石の磁
極を円周方向に交互に異ならせたロータと、を有し、回
転軸の軸方向において、ステータコアの積厚が磁石の厚
さより小さいブラシレスモータの製造方法であって、歯
部を本体部と一体的に形成する工程と、回転軸の軸方向
において歯部の厚さより大きな長さを有する複数の鍔部
を、一体のリングとして、本体部および歯部とは別途形
成する工程と、隣接する鍔部の円周方向の間隔が0.5
mm以下となるように、複数の鍔部のそれぞれを複数の
歯部のそれぞれの外周上に円周方向に張り出すように配
置、固定する工程と、からなる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明にかかる第1実施例を図1〜
図7を参照しつつ詳しく説明する。図1は、本発明のブ
ラシレスモータを用いたスピンドルモータ1の断面図で
ある。
【0015】図1のスピンドルモータ1は、ベース3の
中央に設けられた円柱状の軸受けホルダ5、ホルダ5の
内周5aに外周7aが沿うように固定された円柱状の軸
受けスリーブ7、スリーブ7に挿入されその軸を中心に
回転自在な回転軸9、ホルダ5の外周に固定されたステ
ータ11、回転軸9に固定されたロータ13等からな
る。
【0016】回転軸9の底部にはスラストプレート15
が固定されており、ホルダー5の底面5bとの間でスラ
スト軸受17を形成している。スリーブ7の内周には動
圧発生用の溝19が設けられており、スリーブ7の内部
に挿入される回転軸9の外周9bとの間で動圧軸受21
が形成されている。
【0017】本実施例のステータ11は、ステータコア
23、コイル(励磁コイル)25および鍔部27からな
る。鍔部27は、後述するように、固定子リング29と
してスタータコア23とは別途に製造した後に、コイル
を保持したスタータコア23と一体に組み立てられる。
【0018】スタータコア23について、図2および図
3を参照しつつ説明する。図2(a)は本実施例のブラ
シレスモータで用いられるステータコア23の平面図、
図2(b)は図2(a)のスタータコア23のII−I
I断面図である。図3(a)は図2(a)のスタータコ
ア23にコイル25を巻き回した状態の平面図、図3
(b)は図3(a)のスタータコア23のIII−II
I断面図である。
【0019】図2に示すように、ステータコア23は本
体部31と歯部33とからなり、円柱形に積層した本体
部31の外周面31a上に12個の歯部が等間隔で、円
周方向に30°ごとに設けられている。図3に示すよう
に、各歯部にはコイル25が巻き回される。本実施例に
おいては,歯部の間隔は十分広いため、コイル25の巻
き回しは容易にできる。
【0020】次に、固定子リング29について、図4〜
図6を参照しつつ説明する。図4(a)は本実施例のブ
ラシレスモータで用いられる固定子リング29の平面
図、図4(b)は図4(a)のスタータコア23のA4
−O4−B4断面図である。図5(a)は図4(a)の
固定子リング29の鍔部の内側を樹脂でモールドした状
態の固定子リング29の平面図、図5(b)は図5
(a)の固定子リング29のA5−O5−B5断面図で
ある。図6(a)は図5(a)の固定子リング29の外
径の突起部35を切り落とした状態の固定子リング29
の平面図、図6(b)は図6(a)の固定子リング29
のA6−O6−B6断面図である。
【0021】図4に示すように、積層構造の固定子リン
グ29は、珪素鋼板をプレスして積層カシメ等を行うこ
とにより、円柱状に形成される。その外周29aには1
2個の突起部35が等間隔に円周方向に30°ごとに設
けられている。固定子リング29の半径方向において、
それぞれの突起部35の内側には円周方向の幅(0.5
mm以下)、半径方向の溝(スロットオープン)37が
設けられている。溝37の深さは、固定子リング29の
半径方向における厚さより大きく、固定子リング29の
外周29aの表面を超えて突起部35内に及んでいる。
したがって、突起部35を削除して固定子リング29の
外径を均一とした場合には、固定子リング29が溝37
で分離されるようになっている。
【0022】固定子リング29の内周においては、それ
ぞれの溝37をつなぐ鍔部39が固定子リング29の半
径方向内側へやや膨らんでおり、鍔部39の中央部分3
9aが最も内側へ膨らんでいる。鍔部39の中央部分は
それぞれ、円周方向に一定の幅を有している。固定子リ
ング29の内径は鍔部39の中央部分で最も小さくなっ
ているとともに、鍔部39の中央部分の内径と歯部にお
けるスタータコア23の外径とは等しく設定してある。
この構成により、固定子リング29の内側にスタータコ
ア23を嵌入等により同心に固定することが可能とな
る。さらに、固定子リング29の鍔部39、スタータコ
ア23の歯部ともに、円周方向に30°ごとに等間隔に
設けてあるため、歯部の外周上に鍔部39を配置、固定
することができる。
【0023】次に、上述のように構成された固定子リン
グ積層は、溝37およびその周囲を樹脂でモールドされ
る。図5(a)に鍔部39の内側を樹脂でモールドした
状態の固定子リング29(固定子リングモールド)の平
面図を示す。図5(b)は、図5(a)の固定子リング
29のA5−O5−B5断面図である。モールド41
は、固定子リング29の半径方向外側以外に対して行
う。固定子リング29の半径方向におけるモールド41
の厚さは、各鍔部の中央部の厚さと同一またはそれ以下
となるようにされている。また、モールド41の厚さが
鍔部中央部の厚さより小さい場合であっても、少なくと
も溝37を埋める程度以上の厚さをモールド41は有す
るようにしている。以上のようにモールド41を構成す
ることにより、モールド後の固定子リング29の内径は
ほぼ均一となるため、固定子リング29へのスタータコ
ア23の嵌入が容易となる。
【0024】一方、図5に示すように、固定子リング2
9の外周の突起部35は、モールド後においても依然と
して突出している。本実施例においては、モールド後に
突起部35を切削等の機械加工で削除し、固定子リング
29の外径を均一としている。図6(a)は、外径の突
起部35を切り落とした状態の固定子リング29(固定
子リング仕上げ)の平面図、図6(b)は図6(a)の
固定子リング29のA6−O6−B6断面図である。こ
の構成により、磁石45と固定子リング29との距離
は、突起部35の厚さにより制約を受けることがなくな
り、コイル25およびスタータコア23と磁石45との
距離を小さくすることができる。よって、磁石45の能
力を有効に利用することのできるブラシレスモータを提
供できる。また、突起部35を機械加工により削除する
ことにより、各鍔部は樹脂のみにより連結されているた
め、各鍔部は磁気的には分離されるが、固定子リング2
9が分裂することはない。
【0025】以上のようにスタータコア23とは別途製
造された固定子リング29の半径方向内側に、歯部にコ
イル25が巻き回されたスタータコア23を嵌入等の方
法により固定することによりステータ11が形成され
る。図7(a)は、固定子リング29の内側に、コアが
巻き回されたスタータコア23が固定されたステータ1
1(ステータ組立)を示す平面図であり、図7(b)は
図7(a)のステータ11のVII−VII断面図である。固
定子リング29とスタータコア23は同心状に固定され
ている。固定子リング29の各鍔部の内周は、スタータ
コア23の各歯部の外周に接触するように設けられ、か
つ、鍔部の円周方向の中心と歯部の円周方向の中心とが
一致している。鍔部は、歯部の外周上に円周方向に張り
出すように設けられており、隣接する鍔部の間隔すなわ
ち溝37の幅は0.5mm以下となる。さらに、鍔部
は、固定子リング29の円周方向および軸方向のいづれ
においても、歯部および本体の厚さより厚くしてある。
このようにコイル25の外側に十分な厚さを有する鍔部
を配置したことにより、歯部に巻き回されたコイル25
が歯部からはずれることがない。また、固定子リング2
9の突起部35を機械加工により削除してあるため、各
鍔部は磁気的には分離されているが樹脂により連結され
ている。
【0026】一方、ロータ13は、図1に示すように、
回転軸9の上端に回転軸9と同心に固定された円柱状の
ハブ43と、ハブ43の内周面に配された磁石45と、
からなる。磁石45は、ステータ11の鍔部の外周に対
向しており、円周方向において磁極を交互に変化させて
設けられている。また、スタータコア23の積厚は、回
転軸9の軸方向において、磁石45の厚さより小さくな
っている。この構成により、ロータ13は、励磁された
ステータ11と磁石45との間に働く吸引力および反発
力の作用によって、回転軸9を中心にして回転可能とな
っている。
【0027】以上の構成においては、溝37(スロット
オープン)を狭くすることができるため、磁気空隙長を
短くしたことと等価となる。このため、磁石45の有効
活用を図ることができ、モータの特性、効率が向上す
る。
【0028】また、磁石45から発生する磁束を有効に
使えることにより、スタータコア23の積厚を薄くする
ことができるため、モータの薄型化を実現できる。
【0029】また、本発明を動圧軸受モータに適用する
と、効率のよいモータが得ることができる。
【0030】本実施例においては,ステータ11の外周
側に磁石45を含むロータ13を配置した形態(アウタ
ーロータタイプ)をとったが、ステータ11の内周側に
磁石45を含むロータ13を配置した形態(インナーロ
ータ)にも適用できる。
【0031】次に、本発明にかかる第2実施例を図8を
参照しつつ説明する。図8(a)は本実施例のブラシレ
スモータで用いられる固定子リング50の平面図、図8
(b)は図8(a)の固定子リングのVIII−VIII断面図
である。本実施例の固定子リング50は、第1実施例と
同様に円柱形状であるが、突起部および溝は設けられて
おらず、外周上に12個の鍔部52を等間隔に配置して
いる。各鍔部52は両凸形状で同一であって、外側の凸
面52aは円柱形の固定子リング50の外周を形成し、
内側の凸面52bはその中央部分が固定子リング50の
内径を規定している点は第1実施例と同様である。
【0032】第2実施例の固定子リングにおいては、溝
(スロットオープン)をまったくなくして鍔部と鍔部と
の間をわずかな幅でつなげており、磁束の漏洩の影響の
少ない場合には有効である。以上のようにステータコア
とは別途製造された固定子リングの半径方向内側に、歯
部にコイルが巻き回されたステータコアを嵌入等の方法
により固定することによりステータが形成される。以上
述べた以外の構成、作用、効果は第1実施例と同様であ
る。
【0033】次に、本発明にかかる第3実施例を図9を
参照しつつ説明する。図9(a)は本実施例のブラシレ
スモータで用いられる固定子リング60の平面図、図9
(b)は図9(a)の固定子リングのA9−O9−B9
断面図である。図9の固定子リングは、その形状は第1
実施例の固定子リングと同様であるが、電磁鉄板に代え
てソフトフェライト材により又は珪素鉄合金をMIM
(メタルインジェクションモールド)により形成してあ
る。ソフトフェライト材又は珪素鉄合金をMIMで形成
したもので固定子リングを形成することは、特にモータ
が小さく、珪素鋼板の積層カシメが寸法的に難しい場合
に適している。以上述べた以外の構成、作用、効果は第
1実施例と同様である。
【0034】本発明について上記実施例を参照しつつ説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改
良または変更が可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
スロットオープンを狭くすることにより磁気空隙長を短
くしたことと等価となるため、磁石の有効活用が図れて
モータの特性、効率が向上する。
【0036】また、磁石から発生する磁束を有効に使え
ることにより、ステータコアの積厚を薄くすることがで
きるため、モータの薄型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラシレスモータを用いたスピンドル
モータの断面図である。
【図2】(a)は本実施例のブラシレスモータで用いら
れるステータコアの平面図、(b)は(a)のステータ
コアのII−II断面図である。
【図3】(a)は図2(a)のステータコアにコイルを
巻き回した状態の平面図、(b)は(a)のステータコ
アのIII−III断面図である。
【図4】(a)は本実施例のブラシレスモータで用いら
れる固定子リングの平面図、(b)は(a)の固定子リ
ングのA4−O4−B4断面図である。
【図5】(a)は図4(a)の固定子リングの鍔部の内
側を樹脂でモールドした状態の固定子リングの平面図、
(b)は(a)の固定子リングのA5−O5−B5断面
図である。
【図6】(a)は図5(a)の固定子リングの外径の突
起部を切り落とした状態の固定子リングの平面図、
(b)は(a)の固定子リングのA6−O6−B6断面
図である。
【図7】固定子リングの内側に、コアが巻き回されたス
テータコアが固定されたステータ(ステータ組立)を示
す平面図であり、(b)は(a)のステータのVII―VII
断面図である。
【図8】本実施例のブラシレスモータで用いられる固定
子リングの平面図、(b)は(a)の固定子リングのVI
II−VIII断面図である。
【図9】本実施例のブラシレスモータで用いられる固定
子リングの平面図、(b)は(a)の固定子リングのA
9−O9−B9断面図である。
【図10】従来のブラシレスモータを用いたスピンドル
モータの断面図である。
【図11】(a)は従来のブラシレスモータで用いられ
るステータコアの平面図、(b)は(a)のステータコ
アのXI−XI断面図である。
【符号の説明】
3 ベース 9 回転軸 11 ステータ 13 ロータ 23 ステータコア 25 コイル 27、52 鍔部 29、50、60 固定子リング 31 本体部 33 歯部 45 磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと、 該ベース上に回転自在に支持された回転軸と、 本体部の外周面上において円周方向に等間隔に複数の歯
    部が設けられたステータコア、該歯部のそれぞれに保持
    された励磁コイル、および、該歯部のそれぞれの外周上
    に配置された複数の鍔部を備えるステータと、 該回転軸に固定され、該鍔部に対向する内周面に設けた
    磁石の磁極を円周方向に交互に異ならせたロータと、を
    有し、 該回転軸の軸方向において、該ステータコアの積厚が該
    磁石の厚さより小さいブラシレスモータであって、 該歯部は該本体部と一体的に形成され、 該複数の鍔部のそれぞれは、一体のリングとして該本体
    部および該歯部とは別途形成された後に、該複数の歯部
    のそれぞれの外周上に円周方向に張り出すように配置、
    固定されており、 該回転軸の軸方向において、該鍔部の長さは該歯部の厚
    さより大きくされており、 隣接する該鍔部の円周方向の間隔は0.5mm以下であ
    ることを特徴とするブラシレスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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