JP2002204146A - フリップフロップ回路及び半導体装置 - Google Patents

フリップフロップ回路及び半導体装置

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JP2002204146A
JP2002204146A JP2000402735A JP2000402735A JP2002204146A JP 2002204146 A JP2002204146 A JP 2002204146A JP 2000402735 A JP2000402735 A JP 2000402735A JP 2000402735 A JP2000402735 A JP 2000402735A JP 2002204146 A JP2002204146 A JP 2002204146A
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clock
clock signal
signal
input
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウト面積及び内部消費電力を増大させ
ることなく、クロックツリーで消費される電力を低減さ
せること。 【解決手段】 クロック生成回路で第1のクロック信号
及びこの第1のクロック信号より遅延した第2のクロッ
ク信号を生成し、これら第1のクロック信号がハイレベ
ルで且つ第2のクロック信号がローレベルの期間及び第
1のクロック信号がローレベルで且つ第2のクロック信
号がハイレベルの期間、入力される論理値が通過して出
力に伝達されるスイッチ回路を論理値を保持する論理値
保持回路の前段に配置するフリップフロップ回路の構成
により、レイアウト面積を増大させることなく消費電力
を低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期動作する順序
論理回路に係り、特にDET(Double Edge Trigger)の
フリップフロップ及びこのDETフリップフロップを搭
載した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの動作周波数の高速化に伴
って、フリップフロップ等の同期回路を駆動するクロッ
クツリーで消費される電力が増大し、LSIチップ全体
の消費電力に占める割合が大きくなってきている。ま
た、高速なクロックを大面積のチップ全体にクロックス
キューを小さく抑えつつ分配する場合、特にクロック周
波数がGHzオーダーに達した場合にクロック配線に寄
生するインダクタンス成分の効果が顕著となり、スキュ
ーの小さいクロック信号を分配することが困難となる。
【0003】このような問題を解決する一つの手段とし
て、分配するクロック周波数を従来の1/2に下げて、
その代りに従来クロック信号の立上がり/立下がり(ri
se/fall)いずれか一方のエッジでしかラッチ動作をしな
いsingle edge trigger 型フリップフロップ(SET−
F/F)を、立上がり/立下がりの両方のエッジで動作
するフリップフロップ(DET−F/F)に置き換える
方法がある。
【0004】また、パイプライン動作するロジックLS
I回路では、動作周波数の増大と伴にパイプラインステ
ージを分割するフリップフロップ回路の個数が増加し、
フリップフロップがチップレイアウト全体の面積に占め
る割合が増大してきている。このことから、フリップフ
ロップ回路の小面積化もLSI回路設計において非常に
重要な課題となる。
【0005】まず、以降の説明に必要な回路単位の定義
を図9〜図16に示す。図9は入力クロック信号CKが
ローレベルの期間に値をラッチするマスターラッチを示
しており、(1)がクロック生成回路を、(2)がラッ
チ回路を、(3)はマスターラッチを表す記号を示して
いる。
【0006】図10は入力クロック信号CKがハイレベ
ルの期間に値をラッチするスレーブラッチを示してお
り、(1)がクロック生成回路を、(2)がラッチ回路
を示し、ローカルクロック(CKP、CKPB)のゲー
ト入力が図9と反対になっている。(3)はスレーブラ
ッチを表した記号を示している。
【0007】図11は2−1マルチプレクサを示してお
り、(1)がXとXBのいずれかを選択して出力するマ
ルチプレクサの回路を、(2)はマルチプレクサを表し
た記号を示している。
【0008】図12はクロック制御インバータを示して
おり、(1)がクロック制御インバータの回路を、
(2)はX,Y及びそれらの反転信号XB,YBで制御
されるクロック制御インバータを表した記号を示してい
る。図13はインバータを構成するMOSトランジスタ
のサイズが標準サイズ(×1)と2倍サイズ(×2)の
2通りの場合を示しており、白抜きに対して斜線で示し
たものは2倍のサイズであることを示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の定義を用いて、
従来のSET−F/Fおよび2種類のDET−F/Fを
消費電力とレイアウト面積の点から比較した場合、各々
のフリップフロップ回路で以下に述べるような問題が存
在する。
【0010】図14は最も一般的なSET−F/Fの従
来構成例である。図14のようにマスターラッチ1とス
レーブラッチ2を直列接続してSET−F/Fが構成さ
れている。50はSET−F/Fを表す記号である。こ
のフリップフロップ回路では入力クロックCK1の立上
がりエッジのみで入力データDの論理値をラッチするた
め、後述するDET−F/Fと同一タイミングでラッチ
動作をさせるためには、DET−F/Fに供給するクロ
ックの2倍の周波数のクロック信号を供給する必要があ
り、LSI内のクロックツリー(図示せず)での消費電
力が大きくなるという欠点がある。
【0011】図15はDET−F/Fの従来構成例(従
来例1)である。図に示す如くマスターラッチ3とスレ
ーブラッチ4の入力同士を共通接続し、各ラッチの出力
を2−1マルチプレクサ5に接続して構成されている。
この時、マスターラッチ3、スレーブラッチ4を駆動す
るクロックCK2は、図14に示したSET−F/Fを
駆動するクロック信号CK1の1/2の周波数を持って
いる。また、2−1マルチプレクサ5のセレクト信号と
しては、(3)に示すようにクロックCK2を入力する
2個のインバータを接続して成るインバータチェインか
ら構成されたクロック生成回路6により生成されるCK
2P、CK2PBを使用する。
【0012】この図15に示したような回路構成にする
ことで、クロック信号CK2の立上がり/立下がりの両
方のエッジで入力データDの論理値をラッチするDET
−F/Fが実現でき、SET−F/Fと同一タイミング
で動作し且つ供給クロック信号の周波数を1/2に下げ
ることができ、クロックツリーの消費電力は小さくなる
ことが期待されるが、マルチプレクサ5のように駆動す
る素子が増えているため消費電力削減効果はない。しか
も、この回路ではマスター、スレーブの2つのラッチ
3、4に加えて出力部に2−1マルチプレクサ5を必要
とするため、図14に示した従来ののSET−F/Fと
比べてレイアウト面積が大きくなるという欠点がある。
【0013】図16は図15に示した従来例と同様に、
入力クロック信号CK2の立上がり/立下がりの両エッ
ジで入力データDの論理値をラッチするDET−F/F
の従来構成例(従来例2)を示した図である。この回路
はデータ保持用のスレーブラッチ7と、このスレーブラ
ッチ7を駆動するパルス信号PCKを生成するマルチプ
レクサ8から構成され、更にマルチプレクサ8の入力で
あるクロックCK2P、CK2PBとその遅延信号DC
K2P、DCK2PBを生成する複数インバータのイン
バータチェインで構成されるクロック生成回路9を有し
ている。マルチプレクサ8はCK2P、CK2PBとそ
の遅延信号DCK2P、DCK2PBのexclusiveOR
(EOR)演算を行って、パルス信号PCKを生成す
る。
【0014】PCKはCK2の立上がり/立下がりの両
クロックエッジでハイレベルとなり、パルスがハイレベ
ル期間にスレーブラッチ7内のパストランジスタがスル
ー状態となり、そのタイミングでスレーブラッチ7で入
力データDがラッチされる。従って、データDのラッチ
タイミングはやはりSET−F/Fと同一になる。
【0015】この回路では、ラッチ回路がスレーブl個
に削減されたことにより回路のレイアウト面積は小さく
なることが期待されるが、実際にはクロック生成回路9
が占めるレイアウト面積が増えるため、DET−F/F
全体のレイアウトサイズは図15に示した従来のDET
−F/Fと比べてさほど小さくならない。また、クロッ
クツリーでの消費電力についても、ラッチ回路がスレー
ブl個に削減された代りにクロック生成回路9での消費
電力が新たに発生すること及びスレーブラッチ7を駆動
するパルス信号PCKの周波数はクロックCK2の2倍
でクロックCK1と同じであるため、ラッチ回路の充放
電回数がCK1を用いた場合と同一となり、低消費電力
化は期待できない。
【0016】結局、図15に示した従来のDET−F/
Fでは、フリップフロップ内のローカルクロックツリー
での消費電力を図14に示したSET−F/Fと同一と
することができるが、上位クロックツリーの消費電力が
低減できないと共にレイアウト面積が増大してしまう。
図16に示した従来のDET−F/Fでは、上位クロッ
クツリーの消費電力を図14に示したSET−F/Fよ
りも低減できるが、フリップフロップ内のローカルクロ
ックツリーでの消費電力が増大してしまうと共にレイア
ウト面積が増大してしまうという問題があった。
【0017】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、レイアウト面積
及びフリップフロップ内のローカルクロックツリーでの
消費電力を増大させることなく、上位クロックツリーで
消費される電力を低減させることができるフリップフロ
ップ回路及びこのフリップフロップ回路を搭載した半導
体装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、第1のクロック信号とそ
の反転信号及びこの第1のクロック信号より遅延した第
2のクロック信号とその反転信号を生成するクロック生
成回路と、前記クロック生成回路により生成された第1
のクロック信号がハイレベルで且つ第2のクロック信号
がローレベルの期間及び第1のクロック信号がローレベ
ルで且つ第2のクロック信号がハイレベルの期間、入力
される論理値を通過させて出力に伝達するスイッチ回路
と、前記スイッチ回路を通過した論理値を保持する論理
値保持回路と、前記論理値保持回路が保持する論理値を
出力する出力回路とを具備することにある。
【0019】請求項2の発明の特徴は、第1のクロック
信号とその反転信号及びこの第1のクロック信号より遅
延した第2のクロック信号とその反転信号を生成する回
路で、複数のインバータを接続して形成されたインバー
タチェインにより構成されるクロック生成回路と、前記
クロック生成回路により生成された第1のクロック信号
がハイレベルで且つ第2のクロック信号がローレベルの
期間及び第1のクロック信号がローレベルで且つ第2の
クロック信号がハイレベルの期間、入力される論理値を
通過させて出力に伝達する回路で、2個のパストランジ
スタを直列接続して成る第1の回路と2個のパストラン
ジスタを直列接続して成る第2の回路とを並列接続して
構成されるスイッチ回路と、前記スイッチ回路を通過し
た論理値を保持する論理値保持回路と、前記論理値保持
回路が保持する論理値を出力する出力回路とを具備する
ことにある。
【0020】請求項3の発明の特徴は、第1のクロック
信号とその反転信号及び前記第1のクロック信号より遅
延した第2のクロック信号とその反転信号を生成する回
路で、複数のインバータを接続して形成されたインバー
タチェインにより構成されるクロック生成回路と、第1
のパストランジスタと第2のパストランジスタの入力を
共通接続し、第1のパストランジスタの出力と第3のパ
ストランジスタの入力を接続し、第2のパストランジス
タの出力と第4のパストランジスタの入力を接続し、第
3のパストランジスタと第4のパストランジスタの出力
を共通接続した構成を有し、更に前記クロック生成回路
で生成された前記第1のクロック信号が前記第1のパス
トランジスタのPMOSゲートに前記第1のクロック信
号の反転信号が前記第1のパストランジスタのNMOS
ゲートに入力され、前記第1のクロック信号の反転信号
が前記第2のパストランジスタのPMOSゲートに前記
第1のクロック信号が前記第2のパストランジスタのN
MOSゲートに入力され、及び前記第2のクロック信号
の反転信号が前記第3のパストランジスタのPMOSゲ
ートに前記第2のクロック信号が前記第3のパストラン
ジスタのNMOSゲートに入力され、前記第2のクロッ
ク信号が前記第4のパストランジスタのPMOSゲート
に前記第2のクロック信号の反転信号が前記第4のパス
トランジスタのNMOSゲートに入力される信号接続経
路を有するスイッチ回路と、前記スイッチ回路を通過し
た論理値を保持する論理値保持回路と、前記論理値保持
回路が保持する論理値を出力する出力回路とを具備する
ことにある。
【0021】請求項4の発明の特徴は、第1のクロック
信号とその反転信号及びこの第1のクロック信号より遅
延した第2のクロック信号とその反転信号を生成する回
路で、複数のインバータを接続して形成されたインバー
タチェインにより構成されるクロック生成回路と、前記
クロック生成回路により生成された第1のクロック信号
がハイレベルで且つ第2のクロック信号がローレベルの
期間及び第1のクロック信号がローレベルで且つ第2の
クロック信号がハイレベルの期間、入力される論理値を
通過させて出力に伝達する回路で、2個のクロック制御
インバータを並列接続して構成されるスイッチ回路と、
前記スイッチ回路を通過した論理値を保持する論理値保
持回路と、前記論理値保持回路が保持する論理値を出力
する出力回路とを具備することにある。
【0022】請求項5の発明の特徴は、第1のクロック
信号とその反転信号及び前記第1のクロック信号より遅
延した第2のクロック信号とその反転信号を生成する回
路で、複数のインバータを接続して形成されたインバー
タチェインにより構成されるクロック生成回路と、第1
のクロック制御インバータと第2のクロック制御インバ
ータの入力を共通接続すると共に、出力を共通接続した
構成を有し、前記クロック生成回路で生成された前記第
1のクロック信号が前記第1のクロック制御インバータ
の第1のPMOSゲートに前記第1のクロック信号の反
転信号が前記第1のクロック制御インバータの第1のN
MOSゲートに入力され、前記第2のクロック信号の反
転信号が前記第1のクロック制御インバータの第2のP
MOSゲートに前記第2のクロック信号が前記第1のク
ロック制御インバータの第2のNMOSゲートに入力さ
れ、及び前記第1のクロック信号の反転信号が前記第2
のクロック制御インバータの第1のPMOSゲートに前
記第1のクロック信号が前記第2のクロック制御インバ
ータの第1のNMOSゲートに入力され、前記第2のク
ロック信号が前記第2のクロック制御インバータの第2
のPMOSゲートに前記第2のクロック信号の反転信号
が前記第2のクロック制御インバータの第2のNMOS
ゲートに入力される信号接続経路を有するスイッチ回路
と、前記スイッチ回路を通過した論理値を保持する論理
値保持回路と、前記論理値保持回路が保持する論理値を
出力する出力回路とを具備することにある。
【0023】請求項6の発明の特徴は、第1のクロック
信号がハイレベルで且つ第2のクロック信号がローレベ
ルの期間及び第1のクロック信号がローレベルで且つ第
2のクロック信号がハイレベルの期間、入力される論理
値を通過させて出力に伝達するスイッチ回路と、前記ス
イッチ回路を通過した論理値を保持する論理値保持回路
と、前記論理値保持回路が保持する論理値を出力する出
力回路とから構成されるフリップフロップを複数個具備
し、且つ、これら複数のフリップフロップに供給する第
1のクロック信号とその反転信号及び前記第1のクロッ
ク信号より遅延した第2のクロック信号とその反転信号
を生成する共通のクロック生成回路を具備することにあ
る。
【0024】請求項7の発明の特徴は、順序論理回路を
含む論理回路を有する半導体装置において、他の論理回
路部分よりも2倍の周波数で動作させたい論理回路部分
の順序論理回路として、請求項1に記載のフリップフロ
ップ回路を用い、論理回路全体に1種類の周波数のクロ
ックだけを供給することにある。
【0025】請求項8の発明の特徴は、順序論理回路を
含む論理回路を有する半導体装置において、所定周波数
で動作させたい順序論理回路として、請求項1に記載の
フリップフロップ回路を用い、前記順序論理回路に前記
所定周波数の半分の周波数のクロックを供給することに
ある。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明のフリップフロッ
プ回路の一実施形態に係る構成を示した図である。フリ
ップフロップ回路は、スイッチ回路11と論理値保持&
出力回路12及びクロック生成回路13から構成されて
いる。尚、フリップフロップ全体を(p)で示した記号
で表し、スイッチ回路11と論理値保持&出力回路12
のみを(q)で示した記号で表すものとする。
【0027】次に本実施形態の動作について説明する。
本例のフリップフロップ回路はクロック生成回路13に
よって図2(b)で示したクロックCK2から生成され
る図2(c)で示したCK2Pと、図2(d)で示した
その遅延信号DCK2Pを用いる。ここでは図示してい
ないが、実際にはCK2Pの反転信号及びDCK2Pの
反転信号も用いる。本例は、これらのクロック信号から
パルス信号を生成するのではなく、これらクロック信号
で制御されるスイッチ回路11を入力データDに対して
初段に設け、その後段に、論理値保持&出力回路12を
接続した構造を有している。
【0028】図3は上記したスイッチ回路の真理値表で
ある。スイッチ回路11は、CK2Pがハイレベル(hi
gh)、DCK2Pがローレベル(low )の期間に入力と
出力が導通状態となって、入力データINが論理値保持
&出力回路12に入力されてラッチされる。また、スイ
ッチ回路11は、CK2Pがローレベル、DCK2Pが
ハイレベルの期間にも、入力と出力が導通状態となっ
て、入力データINが論理値保持&出力回路12に入力
されてラッチされる。尚、図中の(A)、(B)の表記
はINがOUTに出力される際の経路(図4、図5)に
対応している。
【0029】従って、図2(c)、(d)で示すよう
に、CK2の立上がりと、立ち下がりσ期間にスイッチ
回路11が導通するため、CK2の両方のエッジでデー
タDが論理値保持&出力回路12にラッチされ、DET
−F/Fの動作が実現されている。このDET−F/F
では、スイッチ回路11を駆動するCK2P,DCK2
Pの各クロック信号はクロックCK2と同一の周波数で
あり、従来例のSET−F/Fで用いるクロックCK1
(図2(a)参照)に比べて1/2の周波数となってい
る。従って、スイッチ回路11の各素子での充放電回数
も1/2で、内部の電力消費を低減させることができ
る。
【0030】図4は図1に示したフリップフロップ回路
の第1の実施例である詳細構成例を示した回路図であ
る。スイッチ回路11は、2個のパストランジスタ21
aを直列接続した回路と2個のパストランジスタ21b
直列接続した回路を並列接続した構成で、計4個のパス
トランジスタを用いて構成されている。尚、パストラン
ジスタ21aと21bは同一のものである。
【0031】論理値保持&出力回路12はデータを保持
する2個のインバータ22と出力用インバータ23とか
ら構成されている。クロック生成回路13は複数のイン
バータ24、25から成るインバータチェインで構成さ
れている。
【0032】クロック生成回路13はクロックCK2P
とその遅延クロックDCK2Pを発生し、更にそれらの
反転信号CK2PB,DCK2PBを発生して、スイッ
チ回路11の各パストランジスタ21a、21bのゲー
トに供給する。図2(c),(d)から分かるように、
CK2PとDCK2PBがハイレベルの期間、即ち、C
K2Pの立上がりにパス(A)が導通し、CK2PBと
DCK2Pがハイレベルの期間、即ち、CK2Pの立下
がりにパス(B)が導通する。論理値保持&出力回路1
2の動作は従来と同様で、入力されるデータDを2個の
インバータ22で保持し、インバータ23で出力する。
【0033】図5は図1に示したフリップフロップ回路
の第2の実施例である詳細構成例を示した回路図であ
る。スイッチ回路11は2個のクロック制御インバータ
28a、28bを並列接続して構成されている。尚、ク
ロック制御インバータ28a、28bは同一のものであ
る。
【0034】論理値保持&出力回路12は2個のデータ
保持用のインバータ29と出力用のインバータ30から
構成されている。スイッチ回路11の出力値が反転して
いるため、この部分での論理値の反転を修正するため
に、論理値保持回路と出力回路の接続方法は図4のそれ
に比べて若干変更した構造になっている。
【0035】クロック生成回路13は複数のインバータ
24、25から成るインバータチェインで構成されてい
る。
【0036】クロック生成回路13はクロックCK2か
らクロックCK2Pとその遅延クロックであるDCK2
Pを発生し、更にそれらの反転信号CK2PB、DCK
2PBを発生して、スイッチ回路11のクロック制御イ
ンバータ28a、28bのゲートに供給している。
【0037】スイッチ回路11は図2(c)、(d)か
ら分かるように、CK2PとDCK2PBがハイレベル
の期間、即ち、CK2Pの立上がりにパス(A)が導通
し、CK2PBとDCK2Pがハイレベルの期間、即
ち、CK2Pの立下がりにパス(B)が導通する。論理
値保持&出力回路12の動作はスイッチ回路11の出力
データが反転されるため、従来と若干異なるが、データ
保持用のインバータ29でデータDを保持し、出力用イ
ンバータ30でデータDを出力する。
【0038】ここで、上記したフリップフロップ回路の
消費電力を算定するために以下の仮定をする。
【0039】*図4、図5で示したフリップフロップ回
路を構成するX1サイズのpMOS、nMOSトランジ
スタのチャネル幅Wp、Wnの平均値をW=(Wp+W
n)/2とする。
【0040】*サイズWのトランジスタのゲートがクロ
ック信号CK1の周波数fで充放電されるときの消費電
力をPlとする。
【0041】*サイズWのトランジスタのゲート容量と
ドレインの拡散容量は同程度と見なし、ドレインがクロ
ックCK1の周波数fで充放電されるときの消費電力も
Plとする。
【0042】*図14の従来例で示したSET−F/F
(従来例1)ヘクロックを供給するための上位クロック
ツリー部での消費電力をPgとする。
【0043】また、フリップフロップの総トランジスタ
サイズをWtotal 、フリップフロップの内部消費電力を
Plocal 、LSIクロックツリーなどで消費される電力
をPglobalで示すものとする。
【0044】上記仮定を用いると、図4に示した詳細構
成を有するDET−F/Fについては、Wtotal =(パ
ストランジスタ)+(論理値保持部)+(出力部)+
(クロックバッファ:×1部)+(クロックバッファ:
×2部)=8W+4W+2W+2W×2+2W×2×3
=30W Plocal =[(パストランジスタ)+(クロックバッフ
ァ:×1部)+(クロックバッファ:×2部)]×(f
→f/2周波数変換)=[8Pl+4Pl×2+4Pl
×2×3]×0.5=20Pl Pglobal=Pg×(クロック端子容量比)×(f→f/
2周波数変換)=Pg×1×0.5=0.5Pg 図5に示した詳細構成を有するDET−F/Fについて
は、Wtotal =(クロック制御インバータ)+(論理値
保持部)+(出力部)+(クロックバッファ:×1部)
+(クロックバッファ:×2部)=12W+4W+2W
+2W×2+2W×2×3=34W Plocal =[(クロック制御インバータ)+(クロック
バッファ:×1部)+(クロックバッファ:×2部)]
×(f→f/2周波数変換)=[8Pl+4Pl×2+
4Pl×2×3]×0.5=20Pl Pglobal=Pg×(クロック端子容量比)×(f→f/
2周波数変換)=Pg×1×0.5=0.5Pg 次に参考として、図14の従来例で示したSET−F/
Fについては、 Wtotal =(マスター+スレーブラッチ)=12W×2
=24W Plocal =(マスター+スレーブラッチ)=(2Pl+
4Pl×2)×2=20Pl Pglobal=Pg 図15の従来例で示したDET−F/F(従来例2)に
ついては、 Wtotal =(マスター+スレーブラッチ)+(2−mu
x)+(2−mux駆動クロックバッファ)=12W×
2+4W+2W×2×2=36W Plocal =[(マスター+スレーブラッチ)+(2−m
ux)+(2−mux駆動クロックバッファ)]×(f
→f/2周波数変換)=[(2Pl+4Pl×2)×2
+4Pl+4Pl×2×2]×0.5=20Pl Pglobal=Pg×(クロック端子容量比)×(f→f/
2周波数変換)=Pg×2×0.5=Pg 図16の従来例で示したDET−F/F(従来例3)に
ついては、 Wtotal =(スレーブラッチ)+(2−mux)+(ク
ロックバッファ:×1部)+(クロックバッファ:×2
部)=12W+4W+2W×2+2W×2×3=32W Plocal =(スレーブラッチ)+(2−mux:f動作
側)+[(2−mux:f/2動作側)+(クロックバ
ッファ:×1部)+(クロックバッファ:×2部)]×
(f→f/2周波数変換)=2Pl+4Pl×2+4P
l+[8Pl+4Pl×2+4Pl×2×3]×0.5
=34Pl Pglobal=Pg×(クロック端子容量比)×(f→f/
2周波数変換)=Pg×1×0.5=0.5Pg 図6は、上記のような仮定により求めた本例の図4、図
5に示したDET−F/Fと従来例で示したSET−F
/FとDET−F/Fの各回路を構成する各トランジス
タのサイズ(チャネル幅)の合計値Wtotal と、フリッ
プフロップ内ローカルクロックツリーでの消費電力Pl
ocal、およびフリップフロップにクロックを供給す
る上位クロックツリーでの消費電力Pglobalを比較した
表図である。
【0045】この図6の表図を参照して各フリップフロ
ップ回路の総トランジスタ幅とクロック分配部での消費
電力を比較すると、従来例1のSET−F/Fに比べて
従来例2のDET−F/FはWtotal が1.5倍に増加
し、レイアウト面積が増える上、消費電力はPlocal,P
globalともにメリットがない。従来例3では、従来例2
よりはWtotalが小さいもののPlocalが従来例1よりも
悪化してしまっている。これらに対し、図4の回路構成
の第1の実施例ではWtotalが従来例1の1.25倍に
なるもののPlocalの悪化はなく、またPglobal は1/
2に削減できており、消費電力の点で最も有利であるこ
とが分かる。
【0046】また、前述のように分配するクロック信号
の周波数を1/2に低減できるので、消費電力だけでな
く寄生インダクタンスの影響も低減でき、クロックスキ
ューを小さく抑えたクロック分配が可能となる。このこ
とから、従来例1に比べてややレイアウト面積の点で不
利であることを考慮しても、本発明の第1の実施例を用
いるメリットは十分にあると言える。
【0047】また、図5の回路構成の第2の実施例で
は、Wtotal が従来例1の1.42倍になってレイアウ
ト面積の点で不利であるが、図4の回路構成に比べてス
イッチ回路のIN−0UT端子間がクロック制御インバ
ータで分離されているため、データ入力端子に発生した
ノイズの影響が論理値保持回路に悪影響を及ぼすのを防
止できるメリットがある。従って、回路の安定性の点で
は有利となる。尚、図4の回路構成ではノイズの点では
不利であるが、パストランジスタを用いているためIN
−OUT間の信号伝達が速いというメリットがある。図
5の回路構成におけるクロック分配時の消費電力削減効
果は、図4の回路構成の効果と全く同じである。
【0048】上記したように本例の第1、第2の実施例
の回路構成を採った場合、フリップフロップ内部で消費
される電力Plocal については、従来例1、2と変わら
ないが、LSIに組み込んだ際のクロックツリーなどで
消費されるPglobalについては半分の消費電力で済むこ
とになる。フリップフロップなどに必要な時にだけクロ
ックを供給するような省電力設計の回路では、Plocal
に対してPglobalの比重が大きくなるため、第1、第2
の実施例の回路構成のフリップフロップを搭載して、携
帯機器などで更に省電力化する効果が得られる。尚、従
来例3のPlocalに対しては、本例のフリップフロップ
のPlocalの方が少なく、Plocal の比重が大きい構成
のLSI回路で効果を奏することができる。
【0049】図7は、本発明の半導体装置の第1の実施
形態に係る構成を示したブロック図である。この論理回
路は、図1に示した本発明のDET−F/Fのクロック
生成回路を除いたDET−F/F71を複数備えてお
り、これら複数のDET−F/F71に供給するクロッ
クCK2Pおよびその遅延信号DCK2PB等を生成す
るクロック生成回路72を個々のDET−F/F71毎
に備えるのではなく、これらDET−F/F71全てが
共有する形で備えている。このような構成の論理回路で
も、個々のDET−F/F71の動作は図1に示した本
発明のDET−F/Fと全く同一である。
【0050】本実施形態によれば、複数のDET−F/
F71へ供給するクロック信号とその遅延信号を生成す
るクロック生成回路72を共有化して一つとすることに
より、DET−F/F71が図4、図5で示したような
回路構成を採る場合に生じるレイアウト面積的なデメリ
ットを軽減することができる。また、クロック生成回路
72を個々のフリップフロップ71の外に出せるため、
設計の自由度を高めることができる。
【0051】図8は、本発明の半導体装置の第2の実施
形態に係る構成を示したブロック図である。この論理回
路は、図1に示した本発明のDET−F/F81と組合
せ論理回路82をそれぞれ複数個有する部分100と、
従来例1のSET−F/F83と組合せ論理回路84を
それぞれ複数個有する部分200とから構成され、両部
分とも、同一の周波数のクロックCK2が共通に供給さ
れている。
【0052】本例のような順序回路を含む論理回路にお
いては、その動作仕様の要求から回路の一部100をそ
れ以外の部分200に比べて2倍の周波数で動作させる
必要がある場合が多々ある。このような場合に、2倍の
周波数での動作が必要な順序回路部100に図1に示し
た本発明のDET−F/F81を配置することで、新た
にクロックCK2の2倍の周波数のクロックツリーを設
けることなく、クロックCK2の2倍の周波数で動作す
る順序回路を含む論理回路部分を実現することができ
る。
【0053】本実施形態によれば、図1に示した本発明
のDET−F/Fを論理回路内の2倍周波数動作が必要
な順序論理回路個所に適用することで、従来のSET−
F/Fのみを用いた場合のように、2種類のクロックC
K1、CK2を独立に分配する必要がなく、クロックC
K2単独の分配で済むだけでなく、従来のDET−F/
Fを使用した場合に比べてクロック分配でのレイアウト
面積及び消費電力(Pglobal)の点で有利な論理回路を
構成することができる。また、1種類のクロックCK2
のみで回路が動くため、クロックスキューの発生を防止
するための調整がしやすいというメリットがある。
【0054】尚、本発明は上記実施形態に限定されるこ
となく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的な
構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態によ
っても実施することができる。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1乃
至請求項6記載の発明のフリップフロップ回路によれ
ば、レイアウト面積を増大させることなく消費電力を低
減させることができる。
【0056】請求項7又は請求項8記載の発明の半導体
装置によれば、消費電力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフリップフロップ回路の一実施形態に
係る構成を示した図である。
【図2】図1に示したスイッチ回路の動作を説明する波
形図である。
【図3】図1に示したスイッチ回路の真理値を示した表
図である
【図4】図1に示したフリップフロップ回路の詳細構成
例を示した回路図である。
【図5】図1に示したフリップフロップ回路の他の詳細
構成例を示した回路図である。
【図6】本実施例のフリップフロップ回路と従来例のフ
リップフロップ回路の総トランジスタチャネル幅と消費
電力を比較した表図である。
【図7】本発明の半導体装置の第1の実施形態に係る構
成を示したブロック図である。
【図8】本発明の半導体装置の第2の実施形態に係る構
成を示したブロック図である。
【図9】マスターラッチを定義するための説明図であ
る。
【図10】スレーブラッチを定義するための説明図であ
る。
【図11】2−1マルチプレクサを定義するための説明
図である。
【図12】クロック制御インバータを定義するための説
明図である。
【図13】MOSトランジスタのサイズを定義するため
の説明図である。
【図14】従来のSET−F/Fの構成及び動作を説明
する図である。
【図15】従来のDET−F/Fの構成及び動作を説明
する図である。
【図16】従来のDET−F/Fの他の構成及び動作を
説明する図である。
【符号の説明】
11 スイッチ回路 12 論理値保持&出力回路 13、72 クロック生成回路 21a、21b パストランジスタ 22、24、25、29 インバータ 28a、28b クロック制御インバータ 23、30 出力用インバータ 71、81 DET−F/F 82、84 組合せ論理回路 83 SET−F/F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクロック信号とその反転信号及び
    この第1のクロック信号より遅延した第2のクロック信
    号とその反転信号を生成するクロック生成回路と、 前記クロック生成回路により生成された第1のクロック
    信号がハイレベルで且つ第2のクロック信号がローレベ
    ルの期間及び第1のクロック信号がローレベルで且つ第
    2のクロック信号がハイレベルの期間、入力される論理
    値を通過させて出力に伝達するスイッチ回路と、 前記スイッチ回路を通過した論理値を保持する論理値保
    持回路と、 前記論理値保持回路が保持する論理値を出力する出力回
    路と、 を具備することを特徴とするフリップフロップ回路。
  2. 【請求項2】 第1のクロック信号とその反転信号及び
    この第1のクロック信号より遅延した第2のクロック信
    号とその反転信号を生成する回路で、複数のインバータ
    を接続して形成されたインバータチェインにより構成さ
    れるクロック生成回路と、 前記クロック生成回路により生成された第1のクロック
    信号がハイレベルで且つ第2のクロック信号がローレベ
    ルの期間及び第1のクロック信号がローレベルで且つ第
    2のクロック信号がハイレベルの期間、入力される論理
    値を通過させて出力に伝達する回路で、2個のパストラ
    ンジスタを直列接続して成る第1の回路と2個のパスト
    ランジスタを直列接続して成る第2の回路とを並列接続
    して構成されるスイッチ回路と、 前記スイッチ回路を通過した論理値を保持する論理値保
    持回路と、 前記論理値保持回路が保持する論理値を出力する出力回
    路と、 を具備することを特徴とするフリップフロップ回路。
  3. 【請求項3】 第1のクロック信号とその反転信号及び
    前記第1のクロック信号より遅延した第2のクロック信
    号とその反転信号を生成する回路で、複数のインバータ
    を接続して形成されたインバータチェインにより構成さ
    れるクロック生成回路と、 第1のパストランジスタと第2のパストランジスタの入
    力を共通接続し、第1のパストランジスタの出力と第3
    のパストランジスタの入力を接続し、第2のパストラン
    ジスタの出力と第4のパストランジスタの入力を接続
    し、第3のパストランジスタと第4のパストランジスタ
    の出力を共通接続した構成を有し、 更に前記クロック生成回路で生成された前記第1のクロ
    ック信号が前記第1のパストランジスタのPMOSゲー
    トに前記第1のクロック信号の反転信号が前記第1のパ
    ストランジスタのNMOSゲートに入力され、前記第1
    のクロック信号の反転信号が前記第2のパストランジス
    タのPMOSゲートに前記第1のクロック信号が前記第
    2のパストランジスタのNMOSゲートに入力され、及
    び前記第2のクロック信号の反転信号が前記第3のパス
    トランジスタのPMOSゲートに前記第2のクロック信
    号が前記第3のパストランジスタのNMOSゲートに入
    力され、前記第2のクロック信号が前記第4のパストラ
    ンジスタのPMOSゲートに前記第2のクロック信号の
    反転信号が前記第4のパストランジスタのNMOSゲー
    トに入力される信号接続経路を有するスイッチ回路と、 前記スイッチ回路を通過した論理値を保持する論理値保
    持回路と、 前記論理値保持回路が保持する論理値を出力する出力回
    路と、 を具備することを特徴とするフリップフロップ回路。
  4. 【請求項4】 第1のクロック信号とその反転信号及び
    この第1のクロック信号より遅延した第2のクロック信
    号とその反転信号を生成する回路で、複数のインバータ
    を接続して形成されたインバータチェインにより構成さ
    れるクロック生成回路と、 前記クロック生成回路により生成された第1のクロック
    信号がハイレベルで且つ第2のクロック信号がローレベ
    ルの期間及び第1のクロック信号がローレベルで且つ第
    2のクロック信号がハイレベルの期間、入力される論理
    値を通過させて出力に伝達する回路で、2個のクロック
    制御インバータを並列接続して構成されるスイッチ回路
    と、 前記スイッチ回路を通過した論理値を保持する論理値保
    持回路と、 前記論理値保持回路が保持する論理値を出力する出力回
    路と、 を具備することを特徴とするフリップフロップ回路。
  5. 【請求項5】 第1のクロック信号とその反転信号及び
    前記第1のクロック信号より遅延した第2のクロック信
    号とその反転信号を生成する回路で、複数のインバータ
    を接続して形成されたインバータチェインにより構成さ
    れるクロック生成回路と、 第1のクロック制御インバータと第2のクロック制御イ
    ンバータの入力を共通接続すると共に、出力を共通接続
    した構成を有し、 前記クロック生成回路で生成された前記第1のクロック
    信号が前記第1のクロック制御インバータの第1のPM
    OSゲートに前記第1のクロック信号の反転信号が前記
    第1のクロック制御インバータの第1のNMOSゲート
    に入力され、前記第2のクロック信号の反転信号が前記
    第1のクロック制御インバータの第2のPMOSゲート
    に前記第2のクロック信号が前記第1のクロック制御イ
    ンバータの第2のNMOSゲートに入力され、及び前記
    第1のクロック信号の反転信号が前記第2のクロック制
    御インバータの第1のPMOSゲートに前記第1のクロ
    ック信号が前記第2のクロック制御インバータの第1の
    NMOSゲートに入力され、前記第2のクロック信号が
    前記第2のクロック制御インバータの第2のPMOSゲ
    ートに前記第2のクロック信号の反転信号が前記第2の
    クロック制御インバータの第2のNMOSゲートに入力
    される信号接続経路を有するスイッチ回路と、 前記スイッチ回路を通過した論理値を保持する論理値保
    持回路と、 前記論理値保持回路が保持する論理値を出力する出力回
    路と、 を具備することを特徴とするフリップフロップ回路。
  6. 【請求項6】 第1のクロック信号がハイレベルで且つ
    第2のクロック信号がローレベルの期間及び第1のクロ
    ック信号がローレベルで且つ第2のクロック信号がハイ
    レベルの期間、入力される論理値を通過させて出力に伝
    達するスイッチ回路と、前記スイッチ回路を通過した論
    理値を保持する論理値保持回路と、前記論理値保持回路
    が保持する論理値を出力する出力回路とから構成される
    フリップフロップを複数個具備し、 且つ、これら複数のフリップフロップに供給する第1の
    クロック信号とその反転信号及び前記第1のクロック信
    号より遅延した第2のクロック信号とその反転信号を生
    成する共通のクロック生成回路を具備することを特徴と
    するフリップフロップ回路。
  7. 【請求項7】 順序論理回路を含む論理回路を有する半
    導体装置において、 他の論理回路部分よりも2倍の周波数で動作させたい論
    理回路部分の順序論理回路として、請求項1に記載のフ
    リップフロップ回路を用い、論理回路全体に1種類の周
    波数のクロックだけを供給することを特徴とする半導体
    装置。
  8. 【請求項8】 順序論理回路を含む論理回路を有する半
    導体装置において、 所定周波数で動作させたい順序論理回路として、請求項
    1に記載のフリップフロップ回路を用い、前記順序論理
    回路に前記所定周波数の半分の周波数のクロックを供給
    することを特徴とする半導体装置。
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