JP2002203696A - 蛍光灯点灯装置 - Google Patents

蛍光灯点灯装置

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JP2002203696A
JP2002203696A JP2000402811A JP2000402811A JP2002203696A JP 2002203696 A JP2002203696 A JP 2002203696A JP 2000402811 A JP2000402811 A JP 2000402811A JP 2000402811 A JP2000402811 A JP 2000402811A JP 2002203696 A JP2002203696 A JP 2002203696A
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fluorescent lamp
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preheating
capacitor
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JP2000402811A
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Hiroyuki Sako
浩行 迫
Hiroshi Matsushima
寛 松島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィラメント断線時にフィラメントピン間に
発生するグロー放電、及びランプ寿命末期の片エミレス
状態時に共振コンデンサに充電された電荷の放電により
発生するパルス電流によってフィラメント部近傍が過熱
されることのない蛍光灯点灯装置を提供する。 【解決手段】 交流電源1の整流電圧が入力される平滑
コンデンサ4には並列に制御回路5によって駆動される
スイッチング素子6,7が接続され、スイッチング素子
7には、共振コイル9とカップリングコンデンサ8と共
振コンデンサ11との直列回路が並列に接続され、共振
コンデンサ11に並列に出力トランス12の1次巻線1
2aが接続される。出力トランス12の2次巻線12b
は、蛍光ランプ10の各フィラメント108,108の
一方に接続され、各フィラメント108両端には予熱電
源21,22が各々接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光灯点灯装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現状、蛍光灯を点灯させる為の点灯装置
としてインバータ式点灯装置が普及しつつあり、地球温
暖化対策(CO2削減)の流れの中、従来の銅鉄式安定
器からこのインバータ式点灯装置への変換の流れが加速
しつつある。また同時に蛍光灯についても、高効率ラン
プの開発が進み、従来からある管径の太い直管型蛍光ラ
ンプから、管径の細いHf高周波専用ランプヘ、また丸
管型蛍光ランプについても、管径の細い二重管型の蛍光
ランプなどの開発が行われ商品化されている。
【0003】これらの照明器具をいろいろな空間に対応
させる為に直管型蛍光管を折り曲げた構造のランプも従
来から開発されており、よく知られているのが直管型蛍
光管を一度折り曲げた構造の2本管型蛍光ランプ、2度
折り曲げた構造の4本管型蛍光ランプ、更に近年ランプ
の発光効率を更に高める為に、ランプ管径を12.5m
mにして3度折り曲げた構造の6本管型蛍光ランプもよ
く知られている。
【0004】これら、2本型、4本型、6本型蛍光ラン
プはいずれもランプフィラメント部が片側方向に隣接す
る構造になっている為に、総称して片口金型蛍光ランプ
と呼ばれ、近年、特に6本管型蛍光ランプを使用したダ
ウンライト器具が高効率蛍光灯照明器具として普及して
きている。
【0005】この片口金型蛍光ランプの口金部は樹脂に
て構成されており、樹脂温度を厳しく管理していた。例
えば、上記6本型蛍光ランプを搭載したダウンライト器
具においては口金樹脂部の融点に対して、ランプ点灯時
(使用時)の温度を150度で管理しており、口金樹脂
部の熱変色、変形が起こらないようにしていた。
【0006】前記蛍光ランプがランプ寿命末期状態にな
った時にランプ口金部樹脂の温度が異常過熱により変
色、変形に至る要因として下記2つの異常過熱モードが
考えられる。フィラメント断線時にフィラメントピン間
に発生するグロー放電によりフィラメント近傍のガラス
部が過熱される1つめの異常過熱モードと、ランプ寿命
末期の片エミレス状態により半波放電に至り、ランプに
並列に接続された共振コンデンサに充電された電荷の急
激な放電により発生するパルス電流によって過熱される
2つめの異常過熱モードの2つの異常過熱モードが現在
考えられている。
【0007】まず、1つめの異常過熱モードとして、フ
ィラメント断線後のフィラメントピン間放電による異常
過熱モードについて説明する。蛍光ランプはその両端に
設置されたフィラメント間の放電現象により発光させる
ことが基本的な原理であり、前記フィラメント(タング
ステンを主成分とする)には電子放電放射物質(エミッ
タ)が塗布されており、その電子放射物質エミッタの放
射により放電を維持させることが出来る。そのエミッタ
もランプを点灯させることにより徐々に少なくなり、い
わゆるランプ寿命時にはこのエミッタが飛散、もしくは
蒸発により無くなった状態(いわゆるエミッタレス=エ
ミレス)になることはよく知られている。この一方のフ
ィラメントのエミッタが無くなった片エミレス状態にな
ると、エミッタの無くなったフィラメントからは電子が
非常に飛びにくくなり、どちらか一方のエミッタが残っ
ている側のフィラメントからの放電による半波放電モー
ドに至ってしまう。このときエミッタが無くなった側の
フィラメント近傍は、エミッタが無くなることによりタ
ングステンの抵抗値の増加、陰極降下電圧の増加による
フィラメント部近傍への電力集中によりフィラメントが
異常過熱し、その熱がフィラメント近傍のガラス管に伝
達され、その近傍の口金樹脂が熱により変色、変形して
しまう問題がある。特に、フィラメントが過熱後断線
し、更に前記フィラメント近傍の異常過熱が増加してし
まう問題が最近判ってきた。
【0008】次に、そのメカニズムについて説明する。
【0009】寿命末期にフィラメントが断線したとき、
フィラメントピン間に印加される電圧がある値Ve以上
であると、その電界で加速された電子がフィラメントピ
ン(封入線)の間で気体を電離し、放電が始まる。そし
て放電を維持するための陰極降下電圧が生じ、フィラメ
ントピンが過熱され、その熱により口金が発熱する。
【0010】ある電圧Veの値はその蛍光ランプの封入
ガス種や圧力、あるいは使用環境(周囲温度など)によ
って異なり、この電圧Veについて以下説明する。ここ
で議論の対象としているピン間距離は約1cm(から2
cm)であり、このガス圧領域及びこの距離で発生する
放電は、一般的に負グロー放電と呼ばれる。この放電は
陽光柱と異なり、「照明学会誌、第83巻、第11号
(H11):低圧放電の高周波点灯に於ける希ガスの陰
極降下電圧に及ぼす影響」で示されているように印加電
圧がほとんど陰極降下電圧に等しく、この陰極降下電圧
によって加速された電子が電離を引き起こし、かつ圧力
(原子密度)差からその電離はほとんどが希ガスで起こ
る、という形態である。
【0011】したがって、ある電圧Veは封入された希
ガスの電離電圧に相当すると考えて良く、実際にアルゴ
ン水銀(アルゴン400Pa、水銀0.8Pa)の蛍光
灯の場合、そのフィラメントにある一定電流を流し続け
ると、そのピン間のピーク電圧が約20数Vで放電が発
生し、その維持電圧は低い方で約17Vであった(室
温)。これ以上フィラメントにある一定電流を流し続け
ても前記17V〜20数V以上上昇することなく一定の
電圧となる。このことは、フィラメントを介して電流が
流れるのではなく、フィラメント間の放電電流として流
れることを意味している。
【0012】図5にフィラメントピン間で発生するフィ
ラメント間電圧Vf(以後、電極間電圧と呼ぶ)の波形
を示す。これはエミッタが十分に存在しており、電極温
度も非常に高い状態である。つまり、ピン間に最も放電
が起きやすい状況を再現したと考えられる。
【0013】次にこの電極間電圧Vfの波形について以
下に考察する。アルゴンの電離電圧は約15Vであり、
アルゴンを電離するには15V以上のエネルギーが必要
であるが、それだけではなく、それ以上の電圧がある時
間(電離を引き起こすのに必要な時間)印加されること
が必要である。図5に示す電極間電圧Vfの正側の維持
電圧が約22Vと高いのは、陰極部分の温度、面積など
の条件の違いであると考えられる。(従って本発明で
は、アルゴンの電離電圧以下にピン間の電圧を抑えるこ
とで、このメカニズムが原因で引き起こされる口金の発
熱を防ぐことを特徴としている。)次に、半波放電によ
りランプに並列に接続された共振コンデンサに電荷が充
電され、パルス状の電流が断線後のフィラメントピンに
流れる2つめの異常過熱モードについて説明する。
【0014】図6は従来の蛍光灯点灯装置の回路構成を
示し、交流電源1は、高調波を低減するフィルター回路
2と、交流電源1の出力を整流する全波整流器3とを介
して平滑コンデンサ4に接続され、整流、平滑される。
平滑コンデンサ4には並列にスイッチング素子6,7の
直列回路が接続され、スイッチング素子6,7は制御回
路5によって駆動される。スイッチング素子7には、カ
ップリングコンデンサ8と共振コイル9と共振コンデン
サ11との直列回路が並列に接続され、共振コンデンサ
11に並列に蛍光ランプ10のフィラメントを介して蛍
光ランプ10が接続され、スイッチング素子6,7が交
互にオン・オフすることによって、蛍光ランプ10に高
周波の点灯電力が供給される。ここで、フィルター回路
2と全波整流器3と平滑コンデンサ4とスイッチング素
子6,7の直列回路とカップリングコンデンサ8、共振
コイル9、共振コンデンサ11の直列回路とで、交流電
源1を高周波電力に変換して蛍光ランプ10に電力を供
給するインバータ回路を構成している。
【0015】図7は、図6の回路において蛍光ランプ1
0が、ランプ寿命末期に片側フィラメントが先にエミレ
ス状態になった時の回路構成の一部を示し、図8
(a),(b)にはそのときの蛍光ランプ10のランプ
電流I10の波形と、蛍光ランプ10に並列に接続され
た共振コンデンサ11の充電電圧V11の波形とを各々
示す。蛍光ランプ10の一方のフィラメントのエミッタ
が無くなり片エミレス状態になった場合(図7において
は、蛍光ランプ10の下側)、ランプ電流I10は図7
の矢印の向きに流れ、共振コンデンサ11には図7の+
−の極性に電荷が充電され、電圧V11の波形は図8
(b)のように一方の極性にDC成分がのったピーク電
圧Vp1の高い電圧波形となる。
【0016】更にフィラメントが断線した場合、図9に
示す回路状態に移行する場合がある。まず、フィラメン
ト間が蒸着物質により短絡した回路60が構成された状
態で、フィラメント断線時の放電スポットの関係で、フ
ィラメントが残っていない側のピンにスポットが形成さ
れそのピンを通じて他方のフィラメント間とで放電継続
する場合が希に発生する。
【0017】この場合、更に共振コンデンサ11の充電
電圧が上昇し、図10(a),(b)のような蛍光ラン
プ10のランプ電流I10の波形と、蛍光ランプ10に
並列に接続された共振コンデンサ11の充電電圧V11
の波形となる。図10(b)に示すように、共振コンデ
ンサ11の充電電圧V11は前記ピーク電圧Vp1より
もさらに高いピーク電圧Vp2を有し、そのピーク電圧
Vp2により、蛍光ランプ10を介して充電された電荷
が急激に放電され、図10(a)に示すように、蛍光ラ
ンプ10のランプ電流I10は高いピーク電流Ip2を
有するパルス電流となる。
【0018】実際の測定では、条件によっても異なる
が、数十Aのピーク電流Ip2を有するパルス電流が流
れる場合があり、非常に高いピーク電流Ip2を有する
パルス電流が発生することにより、その電流を受ける側
のピン部が異常に過熱してピン部がすぐに細り、その後
ピン部とガラス部の結合部が非常に過熱されることによ
り口金が発熱する。
【0019】共振コンデンサ11が蛍光ランプ10を挟
んでカップリングコンデンサ8と共振コイル9側に接続
されている場合は、このメカニズムが発生する。また、
共振コンデンサ11が蛍光ランプ10を挟んでカップリ
ングコンデンサ8と共振コイル9の反対側にある場合、
フィラメント断線で共振コンデンサ11への電気的接続
が切れれば問題ないが、一般に高周波点灯に於いては点
灯周波数が電離周波数より高く、プラズマが常時存在し
ているためにそれを通じて共振コンデンサ11と電気的
に接続する場合が多い。したがってこの場合も前記2つ
めの異常過熱モードを考慮に入れる必要がある。このパ
ルス電流は共振コンデンサ11が存在する場合に蛍光ラ
ンプ10の片側電極が断線すると原理的に必ず発生す
る。
【0020】次に、図11(a),(b),図12に6
本管型蛍光ランプの構成を示す。6本管型蛍光ランプ
は、樹脂製の口金部100の上面に、直管型蛍光管を折
り曲げたガラス管101が立設され、口金部100とガ
ラス管101との接合部付近にフィラメント部102が
設けられている。口金部100の下面に設けた電極10
3は、口金部100の内部を通ってガラス管101内部
に至る引き出し線104と、融点の高いガラスからなる
ビード部107上に設けられたリード部105とを介し
て、ガラス管101内フィラメント108に接続される
(この構成をAタイプとする)。また、フィラメント部
102の構成は、図13に示すように、ビード部107
の代わりにステムガラス部106を用いるものもある
(この構成をBタイプとする)。
【0021】上記Aタイプのフィラメント構造において
は、フィラメント108の断線時の放電による熱を直接
受ける部分がビード部107であり、Bタイプのフィラ
メント構造においては、フィラメント108の断線時の
放電による熱を直接受ける部分がステムガラス部106
であり、A,Bタイプのフィラメント構造は、フィラメ
ント108の断線時の電極管のグロー放電による熱伝導
が若干異なり、Bタイプのフィラメント構造の方が、A
タイプと比較して熱伝導が若干大きくなる。
【0022】また、前記図6に示した従来の蛍光灯点灯
装置の入力部にDC−DCコンバータ(チョッパ回路)
を搭載し、入力力率を改善した回路方式もよく知られて
いる。
【0023】さらに、前述したランプ寿命末期時にフィ
ラメント108の片エミレス状態時の半波放電を検出し
てスイッチング素子6,7(インバータ回路)の発振を
停止させ、口金部100の過熱を保護する回路手段、も
しくはフィラメント断線を検出する回路方式など、いく
つかの提案がなされており、特に最もフィラメント部1
02が異常過熱するフィラメント断線後の検出回路につ
いては、フィラメント断線検出回路などの方式の提案も
既にある。
【0024】しかし、フィラメント断線後、フィラメン
ト108間が放電してしまうと、見かけ上フィラメント
108が存在してしまう状態になって、そのインピーダ
ンスが変化してしまうだけの結果となり、非常に複雑な
フィラメント断線検出回路(フィラメントインピーダン
ス検出回路)が必要になってくるという欠点を有してい
る。従来例としては特開平10−162984号公報に
開示されている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事由に
鑑みてなされたものであり、その目的は、フィラメント
断線時にフィラメントピン間に発生するグロー放電、及
びランプ寿命末期の片エミレス状態時に共振コンデンサ
に充電された電荷の放電により発生するパルス電流によ
ってフィラメント部近傍が過熱されることのない蛍光灯
点灯装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、片口
金タイプの蛍光灯と、交流電源を高周波電力に変換して
前記蛍光灯に電力を供給するインバータ回路と、前記蛍
光灯の各フィラメントに接続して電圧を供給するフィラ
メント予熱回路部と、前記インバータ回路の共振回路の
共振コンデンサを一次巻線のみに並列に接続し、前記蛍
光灯を二次巻線に接続した出力トランスとを備えること
を特徴とする。
【0027】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記フィラメント予熱回路部から前記蛍光灯のフィ
ラメントに供給する電圧を前記蛍光灯に封入されている
ガス成分の電離電圧以下に設定したことを特徴とする請
求項1記載の蛍光灯点灯装置。
【0028】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記フィラメント予熱回路部は、各々のフ
ィラメントに対応して独立した予熱電源を備えることを
特徴とする。
【0029】請求項4の発明は、請求項1または2の発
明において、前記フィラメント予熱回路部は、前記出力
トランスに巻回した予熱巻線と、前記予熱巻線に直列に
接続したコンデンサとから構成され、前記各フィラメン
トは前記予熱巻線とコンデンサとに直列に接続されるこ
とを特徴とする。
【0030】請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれ
かの発明において、前記インバータ回路は、前記交流電
源からの入力の高調波を低減するチョッパ回路を備えた
ことを特徴とする。
【0031】請求項6の発明は、請求項1または2の発
明において、前記フィラメント予熱回路部は、前記イン
バータ回路の共振回路の共振コイルに巻回した予熱巻線
を備えることを特徴とする。
【0032】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記フィラメント予熱回路部は、前記チョッパ回路
の有するチョッパチョークコイルに巻回した予熱巻線を
備えることを特徴とする。
【0033】請求項8の発明は、請求項1または2の発
明において、前記インバータ回路は、前記交流電源から
の入力を高力率にする入力力率改善回路と、出力波形を
略一定にするチャージポンプ回路とを備えることを特徴
とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0035】(実施形態1)本実施形態の回路構成は図
1に示すように、交流電源1は、高調波を低減するフィ
ルター回路2と、交流電源1の出力を整流する全波整流
器3とを介して平滑コンデンサ4に接続され、整流、平
滑される。平滑コンデンサ4には並列にスイッチング素
子6,7の直列回路が接続され、スイッチング素子6,
7は制御回路5によって駆動される。スイッチング素子
7には、共振コイル9とカップリングコンデンサ8と共
振コンデンサ11との直列回路が並列に接続され、共振
コンデンサ11に並列に出力トランス12の1次巻線1
2aが接続される。出力トランス12の2次巻線12b
は、蛍光ランプ10の各フィラメント108,108の
各一端に接続され、各フィラメント108両端にはフィ
ラメント予熱回路部として予熱電源21,22が各々接
続される。ここで、フィルター回路2と全波整流器3と
平滑コンデンサ4とスイッチング素子6,7の直列回路
とカップリングコンデンサ8、共振コイル9、共振コン
デンサ11の直列回路とで、交流電源1を高周波電力に
変換するインバータ回路を構成している。
【0036】次に本実施形態の動作について説明する。
交流電源1は、フィルター回路2と全波整流器3と平滑
コンデンサ4によって整流、平滑され、制御回路5の駆
動信号によってスイッチング素子6,7が交互にオン・
オフすることによって、共振コイル9とカップリングコ
ンデンサ8と共振コンデンサ11との共振回路に高周波
電流を供給する。そして、この共振回路の共振動作によ
って高周波電力が発生し、その電力を出力トランス12
の1次巻線12aから2次巻線12bに伝達、供給して
いる。2次巻線12bの両端は、蛍光ランプ10のフィ
ラメント108,108の各一端に接続されて、蛍光ラ
ンプ10に点灯電力を供給し、フィラメント108,1
08の各両端は、高周波の予熱電圧を供給する予熱電源
21,22に各々接続される。
【0037】予熱電源21,22の出力電圧は、フィラ
メント108の電極間電圧Vf<15V(アルゴンガス
の電離電圧)となるように設定され、フィラメント10
8への印加電圧をランプ封入ガス(本実施形態ではアル
ゴンガス)の電離電圧以下に設定することにより、ラン
プフィラメント108が断線したときにフィラメントピ
ン間の放電をなくして、フィラメント近傍の過熱を防止
することができる。
【0038】さらに、蛍光ランプ10の寿命末期に、片
エミレス状態になって半波放電モードになった場合にお
いても、出力トランス12の1次巻線に接続された共振
コンデンサ11には電荷が充電されるが、共振コンデン
サ11は、直接蛍光ランプ10に接続されていないため
(出力トランス12を介して接続されているため)、共
振コンデンサ11からのパルス電流は蛍光ランプ10に
流れ込まず、フィラメント近傍の過熱を防止することが
できる。
【0039】(実施形態2)本実施形態の回路構成を図
2に示し、基本的な構成は実施形態1と同様であり、同
様の構成、要素には同一の符号を付して説明は省略す
る。
【0040】本実施形態においては、フィルター回路2
は、交流電源1に並列に接続されるコンデンサ50、及
びコイル49を介して交流電源1に並列に接続されるコ
ンデンサ51とからなる。
【0041】また、フィラメント108,108に高周
波の予熱電圧を供給するフィラメント予熱回路部は、出
力トランス12に巻回した予熱巻線12c,12dと、
予熱巻線に各々直列に接続した限流コンデンサ13,1
4とから構成され、フィラメント108,108は、予
熱巻線12cと限流コンデンサ13との直列回路、予熱
巻線12dと限流コンデンサ14との直列回路に各々接
続される。
【0042】フィラメント予熱回路部の出力電圧は、フ
ィラメント108の電極間電圧Vf<15V(アルゴン
ガスの電離電圧)となるように設定され、フィラメント
108への印加電圧をランプ封入ガス(本実施形態では
アルゴンガス)の電離電圧以下に設定することにより、
ランプフィラメント108が断線したときにフィラメン
トピン間の放電をなくして、フィラメント近傍の過熱を
防止することができる。
【0043】さらに、蛍光ランプ10の寿命末期に、片
エミレス状態になって半波放電モードになった場合にお
いても、出力トランス12の1次巻線に接続された共振
コンデンサ11には電荷が充電されるが、共振コンデン
サ11は、直接蛍光ランプ10に接続されていないため
(出力トランス12を介して接続されているため)、共
振コンデンサ11からのパルス電流は蛍光ランプ10に
流れ込まず、フィラメント近傍の過熱を防止することが
できる。
【0044】なお、本実施形態においては、フィラメン
ト予熱回路部として、出力トランス12に巻回した予熱
巻線を用いているが、共振コイル9に巻回した予熱巻線
9a,9bを用いてもよい。
【0045】(実施形態3)本実施形態の回路構成を図
3に示し、基本的な構成は実施形態1,2と同様であ
り、同様の構成、要素には同一の符号を付して説明は省
略する。
【0046】本実施形態は、全波整流器3と平滑コンデ
ンサ4との間に昇圧チョッパ回路16を設けたもので、
昇圧チョッパ回路16は、チョッパチョークコイル17
を介して全波整流器3の出力に並列接続されたスイッチ
ング素子19と、スイッチング素子19を駆動する制御
回路20と、チョッパチョークコイル17に一端を直列
接続されたチョッパダイオード18とから構成され、チ
ョッパダイオード18の他端は平滑コンデンサ4の正極
に接続される。
【0047】次に昇圧チョッパ回路16の動作について
説明する。制御回路20がスイッチング素子19をオン
・オフさせることによって、平滑コンデンサ4の両端電
圧を所望の電圧にまで昇圧させることができ、さらにチ
ョッパチョークコイル17に連続して電流を流すことに
よって交流電源1からの入力の高調波を低減させること
ができる。
【0048】また、実施形態2と同様に、フィラメント
108,108に高周波の予熱電圧を供給するフィラメ
ント予熱回路部は、出力トランス12に巻回した予熱巻
線12c,12dと、予熱巻線に各々直列に接続した限
流コンデンサ13,14とから構成され、フィラメント
108,108は、予熱巻線12cと限流コンデンサ1
3との直列回路、予熱巻線12dと限流コンデンサ14
との直列回路に各々接続される。
【0049】フィラメント予熱回路部の出力電圧は、フ
ィラメント108の電極間電圧Vf<15V(アルゴン
ガスの電離電圧)となるように設定され、フィラメント
108への印加電圧をランプ封入ガス(本実施形態では
アルゴンガス)の電離電圧以下に設定することにより、
ランプフィラメント108が断線したときにフィラメン
トピン間の放電をなくして、フィラメント近傍の過熱を
防止することができる。
【0050】さらに、蛍光ランプ10の寿命末期に、片
エミレス状態になって半波放電モードになった場合にお
いても、出力トランス12の1次巻線に接続された共振
コンデンサ11には電荷が充電されるが、共振コンデン
サ11は、直接蛍光ランプ10に接続されていないため
(出力トランス12を介して接続されているため)、共
振コンデンサ11からのパルス電流は蛍光ランプ10に
流れ込まず、フィラメント近傍の過熱を防止することが
できる。
【0051】なお、本実施形態においては、フィラメン
ト予熱回路部として、出力トランス12に巻回した予熱
巻線を用いているが、チョッパチョークコイル17に巻
回した予熱巻線17a,17bを用いてもよい。
【0052】また、実施形態1においても本実施形態で
用いた昇圧チョッパ回路16を同様に挿入してもよい。
【0053】(実施形態4)本実施形態の回路構成は図
4に示すように、交流電源1は、高調波を低減するため
に交流電源1に並列に接続されるコンデンサ50、及び
コイル49を介して交流電源1に直列に接続されるチョ
ークコイル52とからなるフィルター回路2と、交流電
源1の出力を整流する全波整流器3とを介してコンデン
サ53に接続され、整流される。コンデンサ53には並
列にスイッチング素子6,7の直列回路が接続され、ス
イッチング素子6,7は高耐圧ドライバー回路54によ
って駆動される。
【0054】スイッチング素子6,7の直列回路に並列
に接続されたチョークコイル24、電解コンデンサ2
5、及びダイオード36の直列回路と、電解コンデンサ
25とダイオード36との接続中点とスイッチング素子
6,7の接続中点とに接続されたダイオード27とから
降圧チョッパ回路23が構成される。
【0055】スイッチング素子7には、共振コイル9
と、共振コンデンサ11と、カップリングコンデンサ8
と、並列接続されたダイオード31及びコンデンサ32
との直列回路が並列に接続され、共振コンデンサ11に
並列に出力トランス12の1次巻線12aが接続され
る。また、ダイオード31及びコンデンサ32の並列回
路と全波整流器3の負出力との間にダイオード33が接
続される。
【0056】カスタムIC35は、高耐圧ドライバー回
路54に制御信号を出力して、高耐圧ドライバー回路5
4にスイッチング素子6,7を交互にオン・オフする駆
動信号を出力させるもので、電源は、フィルター回路2
の出力の一端からダイオード34、抵抗36,37を介
する電源経路と、出力トランス12に巻回した補助巻線
12とダイオード29と抵抗30とを介する電源経路と
を有し、平滑用の電解コンデンサ43とフィルタ用のコ
ンデンサ48とを介して供給される。
【0057】抵抗39〜42、コンデンサ47は、カス
タムIC35が高耐圧ドライバー回路54に出力する制
御信号の発振周波数を設定するための素子であり、コン
デンサ44〜46、抵抗38は、カスタムIC35の動
作上、機能上、接続される。
【0058】また、フィラメント108,108の各両
端に高周波の予熱電圧を供給するフィラメント予熱回路
部は、出力トランス12に巻回した予熱巻線12c,1
2dと、予熱巻線に各々直列に接続した限流コンデンサ
13,14とから構成され、フィラメント108,10
8は、予熱巻線12cと限流コンデンサ13との直列回
路、予熱巻線12dと限流コンデンサ14との直列回路
に各々接続される。
【0059】ここで、フィルター回路2と全波整流器3
と降圧チョッパ回路23とスイッチング素子6,7の直
列回路とカップリングコンデンサ8、共振コイル9、共
振コンデンサ11の直列回路とで、交流電源1を高周波
電力に変換するインバータ回路を構成している。
【0060】次に本実施形態の動作について説明する。
交流電源1は、フィルター回路2と全波整流器3によっ
て整流される。そして、整流電圧は、降圧チョッパ回路
23にて所望の電圧に降圧され、カスタムIC35の出
力する制御信号に応じて高耐圧ドライバー回路54が出
力する駆動信号がスイッチング素子6,7を交互にオン
・オフさせることによって、共振コイル9とカップリン
グコンデンサ8と共振コンデンサ11との共振回路に高
周波電流が供給される。このとき、降圧チョッパ回路2
3によって電源投入時の突入電流を抑制して入力の力率
を改善することができ、また降圧チョッパ回路23は電
解コンデンサ25に電荷を蓄積するチャージポンプ回路
を構成しているので出力リプルを低減して波高率を改善
することができる。
【0061】そして、この共振回路の共振動作によって
高周波電力が発生し、その電力を出力トランス12の1
次巻線12aから2次巻線12bに伝達、供給してい
る。2次巻線12bの両端は、蛍光ランプ10のフィラ
メント108,108の各一端に接続して、蛍光ランプ
10に点灯電力を供給する。
【0062】フィラメント予熱回路部の出力電圧は、フ
ィラメント108の電極間電圧Vf<15V(アルゴン
ガスの電離電圧)となるように設定され、フィラメント
108への印加電圧をランプ封入ガス(本実施形態では
アルゴンガス)の電離電圧以下に設定することにより、
ランプフィラメント108が断線したときにフィラメン
トピン間の放電をなくして、フィラメント近傍の過熱を
防止することができる。
【0063】さらに、蛍光ランプ10の寿命末期に、片
エミレス状態になって半波放電モードになった場合にお
いても、出力トランス12の1次巻線に接続された共振
コンデンサ11には電荷が充電されるが、共振コンデン
サ11は、直接蛍光ランプ10に接続されていないため
(出力トランス12を介して接続されているため)、共
振コンデンサ11からのパルス電流は蛍光ランプ10に
流れ込まず、フィラメント近傍の過熱を防止することが
できる。
【0064】前記実施形態1〜4に示すように本発明
は、蛍光ランプ10の寿命によって、片側のフィラメン
ト108の電子放射性物質であるエミッタが飛散、もし
くは蒸発により無くなるいわゆる片エミレス状態になっ
た時に、フィラメント部の過熱によりフィラメント10
8が断線した後、フィラメントピン間で発生する電極間
電圧を蛍光ランプ10に封入されている物質の電離電圧
以下にすることによりフィラメント断線後の電極間放電
現象を無くすことで、フィラメントピンの過熱から、フ
ィラメント108を保持しているガラス管、ピン近傍の
ガラス管の過熱を防止し、さらに、ランプ寿命末期の片
エミレス時の半波放電によってフィラメント108が断
線した後に、共振コンデンサ11の充電電荷が放電する
際に発生するパルス電流によるフィラメント部の異常過
熱を防止するものである。
【0065】なお、前記実施形態1〜4にて説明した回
路以外でも、インバータ回路方式、フィラメント間加熱
方式に限らずに、電極間電圧Vf<15V(アルゴンガ
スの電離電圧)になるように設定したことにより、フィ
ラメント断線時の電極間放電の発生が無く、フィラメン
ト部の異常過熱が発生しない蛍光灯点灯装置であれば本
発明に含まれる。
【0066】さらに本発明は、フィラメント特性が同一
でランプ電力が異なる複数の負荷に対応したインバータ
回路において、ランプ負荷に応じて検出レベルを変える
ような複雑な制御を必要とせず、電極間電圧Vf<15
V(アルゴンガスの電離電圧)に設定することにより、
ランプ口金部100が樹脂で構成されている片口金ラン
プの寿命末期の保護回路として有効な手段である。
【0067】そして前記実施形態1〜4は、特にアルゴ
ンガスが封入されているランプについて説明したが、複
数のガス、例えばアルゴンガス、ネオンガス、クリプト
ンガスが封入されている蛍光ランプを用いる場合には、
ガスの混合比によって実質的な電離電圧は異なってく
る。その比率によってはペニング効果の影響も現れてく
ることも考えられ、電離電圧はかなり低くなる可能性も
あるが、前記実施形態1〜4で示した電離電圧とはこれ
らを考慮した実質的な値を意味している。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明は、片口金タイプの蛍光
灯と、交流電源を高周波電力に変換して前記蛍光灯に電
力を供給するインバータ回路と、前記蛍光灯の各フィラ
メントに接続して電圧を供給するフィラメント予熱回路
部と、前記インバータ回路の共振回路の共振コンデンサ
を一次巻線のみに並列に接続し、前記蛍光灯を二次巻線
に接続した出力トランスとを備えるので、ランプ寿命末
期の片エミレス状態時に共振コンデンサに充電された電
荷の放電により発生するパルス電流によってフィラメン
ト部や口金部が過熱することを防止するという効果があ
る。
【0069】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記フィラメント予熱回路部から前記蛍光灯のフィ
ラメントに供給する電圧を前記蛍光灯に封入されている
ガス成分の電離電圧以下に設定したので、フィラメント
断線時にフィラメントピン間に発生するグロー放電によ
りフィラメント近傍のガラス部が過熱されることを防止
することができるという効果がある。
【0070】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記フィラメント予熱回路部は、各々のフ
ィラメントに対応して独立した予熱電源を備えるので、
蛍光灯に封入されているガス成分の電離電圧以下にした
電圧をフィラメント予熱回路部から前記蛍光灯のフィラ
メントに供給することができるという効果がある。
【0071】請求項4の発明は、請求項1または2の発
明において、前記フィラメント予熱回路部は、前記出力
トランスに巻回した予熱巻線と、前記予熱巻線に直列に
接続したコンデンサとから構成され、前記各フィラメン
トは前記予熱巻線とコンデンサとに直列に接続されるの
で、簡単な構成の回路で請求項3と同様の効果を奏す
る。
【0072】請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれ
かの発明において、前記インバータ回路は、前記交流電
源からの入力の高調波を低減するチョッパ回路を備えた
ので、入力の高調波成分を低減して、雑音を低減させる
ことができるという効果がある。
【0073】請求項6の発明は、請求項1または2の発
明において、前記フィラメント予熱回路部は、前記イン
バータ回路の共振回路の共振コイルに巻回した予熱巻線
を備えるので、請求項4と同様の効果を奏する。
【0074】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記フィラメント予熱回路部は、前記チョッパ回路
の有するチョッパチョークコイルに巻回した予熱巻線を
備えるので、請求項4と同様の効果を奏する。
【0075】請求項8の発明は、請求項1または2の発
明において、前記インバータ回路は、前記交流電源から
の入力を高力率にする入力力率改善回路と、出力波形を
略一定にするチャージポンプ回路とを備えるので、入力
及び出力からの雑音を低減することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の回路構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施形態2の回路構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施形態3の回路構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施形態4の回路構成を示す図であ
る。
【図5】従来例の動作の第1の説明図である。
【図6】従来例の回路構成を示す図である。
【図7】従来例の動作を説明するための第1の回路構成
図である。
【図8】従来例の動作の第2の説明図である。
【図9】従来例の動作を説明するための第2の回路構成
図である。
【図10】従来例の動作の第3の説明図である。
【図11】6本管型蛍光ランプの構成図である。
【図12】フィラメント部の第1の構造図である。
【図13】フィラメント部の第2の構造図である。
【符号の説明】
1 交流電源 4 平滑コンデンサ 5 制御回路 6,7 スイッチング素子 8 カップリングコンデンサ 9 共振コイル 10 蛍光ランプ 11 共振コンデンサ 12出力トランス 12a 1次巻線 12b 2次巻線 21,22 予熱電源 108 フィラメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 AA05 AA07 BA03 BA05 BB01 BC01 BC03 CA11 CA16 DB04 DD04 EA01 FA10 GB12 GC04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片口金タイプの蛍光灯と、交流電源を高
    周波電力に変換して前記蛍光灯に電力を供給するインバ
    ータ回路と、前記蛍光灯の各フィラメントに接続して電
    圧を供給するフィラメント予熱回路部と、前記インバー
    タ回路の共振回路の共振コンデンサを一次巻線のみに並
    列に接続し、前記蛍光灯を二次巻線に接続した出力トラ
    ンスとを備えることを特徴とする蛍光灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記フィラメント予熱回路部から前記蛍
    光灯のフィラメントに供給する電圧を前記蛍光灯に封入
    されているガス成分の電離電圧以下に設定したことを特
    徴とする請求項1記載の蛍光灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記フィラメント予熱回路部は、各々の
    フィラメントに対応して独立した予熱電源を備えること
    を特徴とする請求項1または2記載の蛍光灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記フィラメント予熱回路部は、前記出
    力トランスに巻回した予熱巻線と、前記予熱巻線に直列
    に接続したコンデンサとから構成され、前記各フィラメ
    ントは前記予熱巻線とコンデンサとに直列に接続される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の蛍光灯点灯装
    置。
  5. 【請求項5】 前記インバータ回路は、前記交流電源か
    らの入力の高調波を低減するチョッパ回路を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の蛍光灯点灯
    装置。
  6. 【請求項6】 前記フィラメント予熱回路部は、前記イ
    ンバータ回路の共振回路の共振コイルに巻回した予熱巻
    線を備えることを特徴とする請求項1または2記載の蛍
    光灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記フィラメント予熱回路部は、前記チ
    ョッパ回路の有するチョッパチョークコイルに巻回した
    予熱巻線を備えることを特徴とする請求項5記載の蛍光
    灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記インバータ回路は、前記交流電源か
    らの入力を高力率にする入力力率改善回路と、出力波形
    を略一定にするチャージポンプ回路とを備えることを特
    徴とする請求項1または2記載の蛍光灯点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092942A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Toshiba Lighting & Technology Corp 放電ランプ点灯装置および照明器具

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