JP2002203363A - Avストリーム記録再生装置、avストリーム記録装置、avストリーム記録再生方法、avストリーム記録方法 - Google Patents

Avストリーム記録再生装置、avストリーム記録装置、avストリーム記録再生方法、avストリーム記録方法

Info

Publication number
JP2002203363A
JP2002203363A JP2001333172A JP2001333172A JP2002203363A JP 2002203363 A JP2002203363 A JP 2002203363A JP 2001333172 A JP2001333172 A JP 2001333172A JP 2001333172 A JP2001333172 A JP 2001333172A JP 2002203363 A JP2002203363 A JP 2002203363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
stream
buffer
reproducing
system information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001333172A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Mihara
和博 三原
Shinichiro Takigawa
晋一郎 瀧川
Yoshiki Kuno
良樹 久野
Junichi Komeno
潤一 米野
Toshikazu Kamikado
俊和 神門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001333172A priority Critical patent/JP2002203363A/ja
Publication of JP2002203363A publication Critical patent/JP2002203363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のAVストリーム記録再生においては、
バッファとディスク装置との間で、読み出される、もし
くは書き込まれるAVストリームの途切れが発生する恐
れがあった。 【解決手段】 AVストリームに関する複数種類の記録
再生動作を行うHDDコントローラ120およびディス
ク装置110と、少なくともAVストリーム用の再生用
バッファ142および記録用バッファ141を有するメ
モリ手段140と、メモリ手段140を監視して、ディ
スク装置110が実行する所定の種類の動作要求をする
AV記録再生用HDDコントローラ130と、前記要求
のキューの中から、所定の基準に基づき、特定の動作を
選び、ディスク装置110が次に行う動作を決定するス
ケジューラ付きQUE150とを備え、前記所定の基準
は、前記記録再生動作の種類に応じて定められた優先順
位である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル映像・音
声からなるAVストリームの記録再生を行うAVストリ
ーム記録再生装置、AVストリーム記録装置、AVスト
リーム記録再生方法、AVストリーム記録方法等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の技術によるAVストリ
ームの記録再生を行うAVストリーム記録再生装置の構
成を模式的に示す図である。図に示すように、AVスト
リーム記録再生装置1200において、ディスク装置1
210は、HDDで実現される、AVストリームおよび
該AVストリームに関するシステム情報を蓄積する手
段、HDDコントローラ1220は、ディスク装置12
10を駆動させるための手段、AV記録再生用HDDコ
ントローラ1230は、ディスク装置1210に対しA
Vストリームやシステム情報を読み書きするための手
段、メモリ手段1240は外部からディスク装置に書き
込まれるAVストリーム、ディスク装置1210から外
部へ読み出されるAVストリーム、およびシステム情報
を一時的に蓄積する手段、QUE1250はメモリ手段
から発行される書き込み要求または読み出し要求を受け
て、HDDコントローラ1220に該要求を出力する手
段である。
【0003】また、メモリ手段1240において、シス
テム情報バッファ1241はシステム情報を一時記録す
るための手段、RECバッファ1242は外部からディ
スク装置1210に書き込まれるAVストリームを一時
記録するための手段、PLAYバッファ1243はディ
スク装置1210から外部へ読み出されるAVストリー
ムを一時記録するための手段である。
【0004】さらに、RECバッファ1242およびP
LAYバッファ1243はそれぞれ内部でRECバッフ
ァ1242a、bおよびPLAYバッファ1243a、
bの二つに分けられた構成を有している。
【0005】以上のような構成を有する従来の技術によ
るAVストリーム記録再生装置の動作について、以下に
説明する。
【0006】はじめに、外部から該AVストリーム記録
再生装置1200へ記録(REC)動作を行う場合を説
明する。
【0007】外部より入力されたAVストリームは、メ
モリ手段1240に入力すると、いったんRECバッフ
ァ1242aに蓄積される。RECバッファ1242a
の容量がいっぱいになると、外部からのAVストリーム
の蓄積先はRECバッファ1242bに切り替わり、A
Vストリームの蓄積が継続される。
【0008】一方、AV記録再生用HDDコントローラ
は、RECバッファ1242aがいっぱいになったこと
を検出すると、HDDコントローラ1220にRECバ
ッファ1242aのディスク装置1210への記録を要
求する。
【0009】HDDコントローラ1220に出された要
求は、一旦QUE1250に蓄積され、これよりHDD
コントローラ1220へ出力される。HDDコントロー
ラ1220は、QUE1250に蓄積された要求の出さ
れた順番に、メモリの指定領域をディスク装置1210
に記録する。
【0010】一方、外部から書き込まれるAVストリー
ムは、RECバッファ1242bに蓄積が継続され、R
ECバッファ1242bがいっぱいになると、RECバ
ッファ1242aの場合と同じ手順で、RECバッファ
1242bのデータが、ディスク装置1210に記録さ
れる。
【0011】上記の動作において、外部から書き込まれ
るAVストリームの、メモリ手段1240における一時
記録は、RECバッファ1242a、RECバッファ1
242b、RECバッファ1242a、RECバッファ
1242b、、、、と、各RECバッファを交互に用い
て行われる。
【0012】次に、該AVストリーム記録再生装置12
00から外部へAVストリームの再生(PLAY)動作
を行う場合を説明する。
【0013】PLAY開始時に、AV記録再生用HDD
コントローラ1230は、HDDコントローラ1220
に対し、読み出し要求を出す。読み出し要求は、QUE
1250に一旦蓄積され、これよりHDDコントローラ
1220へ出力される。HDDコントローラは、QUE
1250に蓄積された要求の出された順番に、ディスク
装置1210からAVストリームデータを読み出し、A
V記録再生用HDDコントローラ1230を介して、メ
モリ手段1240内のPLAYバッファ1243aにデ
ータを蓄積する。PLAYバッファ1243aにデータ
の蓄積が継続され、PLAYバッファ1243aがいっ
ぱいになると、PLAYバッファ1243aに一時記録
されたAVストリームデータは、バッファの先頭から順
に「再生AVストリーム」として外部へ出力される一
方、ディスク装置1210からのデータはPLAYバッ
ファ1243bに蓄積される。
【0014】次に、AV記録再生用HDDコントローラ
1230は、PLAYバッファ1243a内のデータが
全て外部へ送出された後、続けてPLAYバッファ12
43bのデータを送出する。このとき、AV記録再生用
HDDコントローラ1230は、PLAYバッファ12
43aが空になったことを検出し、QUE1250に読
み出し要求を発行する。QUE1250は読み出し要求
を受けると、これをHDDコントローラ1220に出力
し、HDDコントローラ1220は、ディスク装置12
10からデータを読み出し、PLAYバッファ1243
aに蓄積する。
【0015】外部へAVストリームデータの送出を行っ
ていたPLAYバッファ1243bが空になったあと
は、続けてPLAYバッファ1243aのデータを送出
し、再生動作を継続する。
【0016】次に、上述したAVストリームの記録/再
生動作とは別に行われる、システム情報の保存動作につ
いて説明を行う。
【0017】システム情報とは、ディスク装置1210
のメディア上での、オブジェクトの記録位置や、オブジ
ェクトの属性情報(例えば、記録番組名や記録時間等)
を指すものである。
【0018】システム情報をディスク装置1210内の
ディスクメディア上に記録するために、AVストリーム
の記録/再生動作が終了したあとにシステム情報をメデ
ィア上に記録するようにしている。これにより、ディス
ク装置1210に記録されたAVストリームを、オブジ
ェクトであるAVファイルとして管理することが可能と
なる。
【0019】ところで、この方法では、記録するAVス
トリームの長さが長くなると、記録終了時に、記録開始
時の情報をたどることによりシステム情報を構成する必
要があり、システム情報の記録に時間がかかるという不
具合があった。
【0020】これを解消するため、AVストリームを記
録再生中に、定期的に、システム情報もHDDに記録す
るようにする技術がある。これによれば、AVストリー
ム記録終了時に、その終了直前の時点におけるシステム
情報を参照して、記録終了時のシステム情報を得ること
ができるため、システム情報の記録を短縮することがで
きる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によるAV
ストリーム記録再生装置は以上のようなものであるが、
これには以下のような課題があった。
【0022】はじめに、AVストリームのREC動作時
には以下のような課題があった。上述したようなREC
動作において、RECバッファ1242a内のデータが
ディスク装置に書き込まれる一方、外部からのデータが
RECバッファ1242bに書き込まれている状態で
は、RECバッファ1242bがいっぱいになるまで
に、RECバッファ1242aのデータは、ディスク装
置1210へのデータ記録が完了している必要がある。
【0023】このとき、RECバッファ1242bが溢
れる前に、RECバッファ1242a内のデータのディ
スク装置1210への記録が完了していれば、AVスト
リームの蓄積先を再びRECバッファ1242aに切り
替えて、AVストリームの記録動作を継続する事が可能
である。
【0024】ところが、RECバッファ1242bが溢
れるまでに、RECバッファ1242a内のデータのデ
ィスク装置1210への記録が終了せず、AVストリー
ムが溢れてしまうと、ディスク装置1210に記録され
るAVストリームに欠落が生じることとなってしまう。
【0025】次に、AVストリームのPLAY動作時に
は以下のような課題があった。上述したようなPLAY
動作において、PLAYバッファ1243b内のデータ
が外部へ読み出されている一方、ディスク装置1210
からのデータがPLAYバッファ1243aに書き込ま
れている状態では、PLAYバッファ1243bが空に
なる前に、PLAYバッファ1243aへの再蓄積が完
了している必要がある。
【0026】このとき、PLAYバッファ1243bが
空になるまでに、PLAYバッファ1243aへのデー
タの再蓄積が完了しなければ、PLAYバッファ124
3bのデータ送出後、PLAYバッファ1243aから
のデータ送出がすぐには行われないこととなり、PLA
Y動作における、AVストリームの送出が途切れてしま
うことになってしまう。
【0027】また、システム情報の記録時には以下のよ
うな問題があった。既に述べたように、従来は、システ
ム情報をディスク装置に記録するためには、AVストリ
ームの記録/再生動作が終了したあと、システム情報を
メディア上に記録するようにしていた。
【0028】システム情報の記録途中に停電やコンセン
ト抜け等で電源断が発生すると、システム情報は記録さ
れないこととなってしまい、ディスク装置1210内に
AVストリームは途中までは記録されているにも関わら
ず、AVストリーム記録再生装置1200は、このAV
ストリームを管理することができなくなってしまう。
【0029】以上のような問題を回避する方法として、
AVストリームの記録再生時の途切れを防ぐものとして
は、メモリ手段1240内のRECバッファ1242お
よびPLAYバッファ1243の容量をそれぞれ多くと
るというものがあるが、メモリ手段1240を高コスト
にするものとなってしまっていた。
【0030】また、図13に示すように、AVストリー
ムの記録中に、所定のタイミングで定期的にシステム情
報を記録するようにすると、タイミング1300aにて
対応するシステム情報が存在し、タイミング1300b
にて対応するシステム情報が存在し、タイミング130
0cにて対応するシステム情報が存在する。
【0031】しかしながら、タイミング1300cか
ら、次のシステム情報記録が行われる予定のタイミング
1300dまでの途中の任意の時刻T2に電源断134
0が発生すると、実際にディスク装置1210にAVス
トリーム記録されているデータは、時刻T1〜T2の範
囲まで記録されたデータもあるにも関わらず、システム
情報はAVファイルC1330までのデータにしか対応
しないようになっていないため、実際に記録されたAV
ストリームとAVファイル、すなわちシステム情報との
間には不整合が生じ、AVストリームの処理が不可能に
なってしまっていた。
【0032】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、記録再生時に生ずるAVストリームの途切れ
による、記録または再生時のデータへの影響を軽減する
ことが可能なAVストリーム記録再生装置等を得ること
を目的とする。
【0033】また、本発明は、動作中の動作中断によら
ず、不整合を生じることなくAVストリームを記録する
ことが可能なAVストリーム記録装置等を得ることを目
的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)は、AVストリ
ームに関する複数種類の記録再生動作を行う記録再生手
段と、少なくともAVストリーム用の再生用バッファお
よび記録用バッファを有するメモリ手段と、前記メモリ
手段を監視して、前記記録再生手段が実行する所定の種
類の動作要求をする要求生成手段と、前記要求のキュー
の中から、所定の基準に基づき、特定の動作を選び、前
記記録再生手段が次に行う動作を決定する動作決定手段
とを備え、前記所定の基準は、前記記録再生動作の種類
に応じて定められた優先順位であるAVストリーム記録
再生装置である。
【0035】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記優先順位は、前記記録用バッファへのデータの
記録速度、または前記再生用バッファから再生されるデ
ータの再生速度に応じて変わる第1の本発明のAVスト
リーム記録再生装置である。
【0036】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、AVストリームに関する複数種類の記録再生動作を
行う記録再生手段と、少なくともAVストリーム用の再
生用バッファおよび記録用バッファを有するメモリ手段
と、前記記録用バッファから読み出されるデータの容
量、または前記再生用バッファに書き込まれるデータの
容量が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記記
録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要求
生成手段と、前記要求のキューの中から、所定の基準に
基づき、特定の動作を選び、前記記録再生手段が次に行
う動作を決定する動作決定手段とを備え、前記所定の基
準は、前記メモリ手段内のデータの容量が、前記要求生
成手段が監視する所定の閾値に達したかどうかであるA
Vストリーム記録再生装置である。
【0037】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、前記所定の閾値は、前記記録用バッファへのデータ
の書き込み速度、または前記再生用バッファから再生さ
れるデータの再生速度に応じて変わる第3の本発明のA
Vストリーム記録再生装置である。
【0038】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、前記記録用バッファおよび/または前記再生用バッ
ファは複数あり、前記記録用バッファからの読み出し動
作および/または前記再生用バッファへの書き込み動作
は、前記記録用バッファまたは前記再生用バッファの数
に応じて並列的に行われ、前記所定の閾値は、前記記録
用バッファまたは前記再生用バッファの数が増えるにつ
れて低くなる第3の本発明のAVストリーム記録再生装
置である。
【0039】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、AVストリームに関する複数種類の記録再生動作を
行う記録再生手段と、少なくともAVストリーム用の再
生用バッファおよび記録用バッファを有するメモリ手段
と、前記記録用バッファから送出するAVストリームの
書き込み速度、または前記再生用バッファへのデータの
再生速度が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前
記記録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をする
要求生成手段と、前記要求のキューの中から、所定の基
準に基づき、特定の動作を選び、前記記録再生手段が次
に行う動作を決定する動作決定手段とを備え、前記所定
の基準は、前記書き込み速度または再生速度が、前記要
求生成手段が監視する所定の閾値に達したかどうかであ
るAVストリーム記録再生装置である。
【0040】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記複数種類の記録再生操作は、前記記録用バッフ
ァからのAVストリームの読み出し、前記再生用バッフ
ァへのAVストリームの書き込み、前記再生用バッファ
へのAVストリームの特殊再生用の書き込みを、少なく
とも有する第1、第3または第6のいずれかの本発明の
AVストリーム記録再生装置である。
【0041】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、前記メモリ手段は、前記AVストリームに関するシ
ステム情報の読み出しまたは書き込みを行うシステム情
報用バッファをさらに備え、前記複数種類の記録再生動
作は、前記システム情報用バッファに対する前記システ
ム情報の読み出しまたは書き込みを有する第1,第3,
第6または第7のいずれかの本発明のAVストリーム記
録再生装置である。
【0042】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記優先順位は、前記複数種類の記録再生動作間で
の、相対的な重要性に基づき定められている第1または
第7の本発明のAVストリーム記録再生装置である。
【0043】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、前記優先順位は、少なくとも前記記録用バッフ
ァからのAVストリームの読み出しが最優先で行われる
ものである第1または第8の本発明のAVストリーム記
録再生装置である。
【0044】また、第11の本発明(請求項11に対
応)は、AVストリームを連続的に記録するとともに、
所定のデータ量の前記AVストリームをオブジェクトと
して処理するためのシステム情報を、前記AVストリー
ムの記録中に、それまで記録されたAVストリームに対
応するように、非連続的に記録する記録手段と、前記記
録手段に保持されている前記システム情報と、前記記録
手段に記録された前記AVストリームとの整合性をとる
ための整合手段とを備え、前記整合手段は、前記記録手
段の記録動作が中絶した場合、前記記録手段に保持され
ている前記システム情報と、前記システム情報の内容の
前記AVストリームとを、前記オブジェクトとして対応
させるAVストリーム記録装置である。
【0045】また、第12の本発明(請求項12に対
応)は、AVストリームを連続的に記録するとともに、
所定のデータ量の前記AVストリームをオブジェクトと
して処理するためのシステム情報を、前記AVストリー
ムの記録中に、それまで記録されたAVストリームに対
応するように、非連続的に記録する記録手段と、前記シ
ステム情報と、前記記録手段に記録された前記AVスト
リームとの整合性をとるための整合手段とを備え、前記
整合手段は、前記記録手段の記録動作が中絶した場合、
それまで前記記録手段に記録されていた前記AVストリ
ームおよび前記システム情報を参照して、前記AVスト
リームの記録終端を検出して、該記録終端までのAVス
トリームと、前記システム情報との内容とを、前記オブ
ジェクトとして対応させるAVストリーム記録装置AV
ストリーム記録装置である。
【0046】また、第13の本発明(請求項13に対
応)は、前記AVストリームは、前記AVストリームの
内容の連続性を保つための識別子を有し、前記整合手段
は、前記識別子を参照して、前記AVストリームの内容
の連続性を判断する第12の本発明のAVストリーム記
録装置である。
【0047】また、第14の本発明(請求項14に対
応)は、前記AVストリームは、前記AVストリームの
連続性を保つための時間情報を有し、前記整合手段は、
前記時間情報を参照して、前記AVストリームの連続性
を判断する第12の本発明のAVストリーム記録装置で
ある。
【0048】また、第15の本発明(請求項15に対
応)は、前記整合手段は、前記記録手段が前記中絶以後
に前記中絶時のデータの記録を再開した場合、前記処理
可能となった前記オブジェクトのシステム情報の内容を
書き換えて、前記オブジェクトの内容を、前記中絶後の
データを含むことができるように更新する第11または
第12の本発明のAVストリーム記録装置である。
【0049】また、第16の本発明(請求項16に対
応)は、AVストリームに関する複数種類の記録再生動
作を行う記録再生工程と、少なくともAVストリーム用
の再生用バッファおよび記録用バッファを用いて前記A
Vストリームの一時記録を行うメモリ工程と、前記メモ
リ工程を監視して、前記記録再生工程が実行する所定の
種類の動作要求をする要求生成工程と、前記要求のキュ
ーの中から、所定の基準に基づき、特定の動作を選び、
前記記録再生手段が次に行う動作を決定する動作決定工
程とを備え、前記所定の基準は、前記記録再生動作の種
類に応じて定められた優先順位であるAVストリーム記
録再生方法である。
【0050】また、第17の本発明(請求項17に対
応)は、AVストリームに関する複数種類の記録再生動
作を行う記録再生工程と、少なくともAVストリーム用
の再生用バッファおよび記録用バッファを用いて前記A
Vストリームの一時記録を行うメモリ工程と、前記記録
用バッファから読み出されるデータの容量、または前記
再生用バッファに書き込まれるデータの容量が、所定の
閾値に達するかどうか監視して、前記記録再生工程が実
行する所定の種類の動作要求をする要求生成工程と、前
記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定の
動作を選び、前記記録再生工程にて次に行う動作を決定
する動作決定工程とを備え、前記所定の基準は、前記メ
モリ工程におけるデータの容量が、前記要求生成工程が
監視する所定の閾値に達したかどうかであるAVストリ
ーム記録再生方法である。
【0051】また、第18の本発明(請求項18に対
応)は、AVストリームに関する複数種類の記録再生動
作を行う記録再生工程と、少なくともAVストリーム用
の再生用バッファおよび記録用バッファを用いて前記A
Vストリームの一時記録を行うメモリ工程と、前記記録
用バッファからのデータの読み出し速度、または前記再
生用バッファへのデータの書き込み速度が、所定の閾値
に達するかどうか監視して、前記記録再生工程が実行す
る所定の種類の動作要求をする要求生成工程と、前記要
求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定の動作
を選び、前記記録再生工程にて次に行う動作を決定する
動作決定工程とを備え、前記所定の基準は、前記読み出
し速度または書き込み速度が、前記要求生成手段が監視
する所定の閾値に達したかどうかであるAVストリーム
記録再生方法である。
【0052】また、第19の本発明(請求項19に対
応)は、AVストリームを連続的に記録するとともに、
所定のデータ量の前記AVストリームをオブジェクトと
して処理するためのシステム情報を、前記AVストリー
ムの記録中に、それまで記録されたAVストリームに対
応するように、非連続的に記録する記録工程と、前記記
録工程により保持されている前記システム情報と、前記
記録工程にて記録された前記AVストリームとの整合性
をとるための整合工程とを備え、前記整合工程は、前記
記録工程の記録動作が中絶した場合、前記記録工程によ
り保持されている前記システム情報と、前記システム情
報の内容の前記AVストリームとを、前記オブジェクト
として対応させるAVストリーム記録方法である。
【0053】また、第20の本発明(請求項20に対
応)は、AVストリームを連続的に記録するとともに、
所定のデータ量の前記AVストリームをオブジェクトと
して処理するためのシステム情報を、前記AVストリー
ムの記録中に、それまで記録されたAVストリームに対
応するように、非連続的に記録する記録工程と、前記シ
ステム情報と、前記記録工程にて記録された前記AVス
トリームとの整合性をとるための整合工程とを備え、前
記整合工程は、前記記録工程の記録動作が中絶した場
合、それまで前記記録工程により記録されていた前記A
Vストリームおよび前記システム情報を参照して、前記
AVストリームの記録終端を検出して、該記録終端まで
のAVストリームと、前記システム情報との内容とを、
前記オブジェクトとして対応させるAVストリーム記録
方法AVストリーム記録方法である。
【0054】また、第21の本発明(請求項21に対
応)は、第1の本発明のAVストリーム記録再生装置
の、AVストリームに関する複数種類の記録再生動作を
行う記録再生手段と、少なくともAVストリーム用の再
生用バッファおよび記録用バッファを有するメモリ手段
と、前記メモリ手段を監視して、前記記録再生手段が実
行する所定の種類の動作要求をする要求生成手段と、前
記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定の
動作を選び、前記記録再生手段が次に行う動作を決定す
る動作決定手段との全部または一部としてコンピュータ
を機能させるためのプログラムである。
【0055】また、第22の本発明(請求項22に対
応)は、第3の本発明のAVストリーム記録再生装置
の、AVストリームに関する複数種類の記録再生動作を
行う記録再生手段と、少なくともAVストリーム用の再
生用バッファおよび記録用バッファを有するメモリ手段
と、前記記録用バッファから読み出されるデータの容
量、または前記再生用バッファに書き込まれるデータの
容量が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記記
録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要求
生成手段と、前記要求のキューの中から、所定の基準に
基づき、特定の動作を選び、前記記録再生手段が次に行
う動作を決定する動作決定手段との全部または一部とし
てコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0056】また、第23の本発明(請求項23に対
応)は、第6の本発明のAVストリーム記録再生装置
の、AVストリームに関する複数種類の記録再生動作を
行う記録再生手段と、少なくともAVストリーム用の再
生用バッファおよび記録用バッファを有するメモリ手段
と、前記記録用バッファからのデータの読み出し速度、
または前記再生用バッファへのデータの書き込み速度
が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記記録再
生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要求生成
手段と、前記要求のキューの中から、所定の基準に基づ
き、特定の動作を選び、前記記録再生手段が次に行う動
作を決定する動作決定手段との全部または一部としてコ
ンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0057】また、第24の本発明(請求項24に対
応)は、第11の本発明のAVストリーム記録装置の、
AVストリームを連続的に記録するとともに、所定のデ
ータ量の前記AVストリームをオブジェクトとして処理
するためのシステム情報を、前記AVストリームの記録
中に、それまで記録されたAVストリームに対応するよ
うに、非連続的に記録する記録手段と、前記記録手段に
保持されている前記システム情報と、前記記録手段に記
録された前記AVストリームとの整合性をとるための整
合手段との全部または一部としてコンピュータを機能さ
せるためのプログラムである。
【0058】また、第25の本発明(請求項25に対
応)は、第12の本発明のAVストリーム記録装置の、
AVストリームを連続的に記録するとともに、所定のデ
ータ量の前記AVストリームをオブジェクトとして処理
するためのシステム情報を、前記AVストリームの記録
中に、それまで記録されたAVストリームに対応するよ
うに、非連続的に記録する記録手段と、前記システム情
報と、前記記録手段に記録された前記AVストリームと
の整合性をとるための整合手段との全部または一部とし
てコンピュータを機能させるためのプログラムである。
【0059】また、第26の本発明(請求項26に対
応)は、第1の本発明のAVストリーム記録再生装置
の、AVストリームに関する複数種類の記録再生動作を
行う記録再生手段と、少なくともAVストリーム用の再
生用バッファおよび記録用バッファを有するメモリ手段
と、前記メモリ手段を監視して、前記記録再生手段が実
行する所定の種類の動作要求をする要求生成手段と、前
記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定の
動作を選び、前記記録再生手段が次に行う動作を決定す
る動作決定手段との全部または一部としてコンピュータ
を機能させるためのプログラムを担持した媒体であっ
て、コンピュータにより処理可能な媒体である。
【0060】また、第27の本発明(請求項27に対
応)は、第3の本発明のAVストリーム記録再生装置
の、AVストリームに関する複数種類の記録再生動作を
行う記録再生手段と、少なくともAVストリーム用の再
生用バッファおよび記録用バッファを有するメモリ手段
と、前記記録用バッファから読み出されるデータの容
量、または前記再生用バッファに書き込まれるデータの
容量が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記記
録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要求
生成手段と、前記要求のキューの中から、所定の基準に
基づき、特定の動作を選び、前記記録再生手段が次に行
う動作を決定する動作決定手段との全部または一部とし
てコンピュータを機能させるためのプログラムを担持し
た媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体で
ある。
【0061】また、第28の本発明(請求項28に対
応)は、第6の本発明のAVストリーム記録再生装置
の、AVストリームに関する複数種類の記録再生動作を
行う記録再生手段と、少なくともAVストリーム用の再
生用バッファおよび記録用バッファを有するメモリ手段
と、前記記録用バッファからのデータの読み出し速度、
または前記再生用バッファへのデータの書き込み速度
が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記記録再
生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要求生成
手段と、前記要求のキューの中から、所定の基準に基づ
き、特定の動作を選び、前記記録再生手段が次に行う動
作を決定する動作決定手段との全部または一部としてコ
ンピュータを機能させるためのプログラムを担持した媒
体であって、コンピュータにより処理可能な媒体であ
る。
【0062】また、第29の本発明(請求項29に対
応)は、第11の本発明のAVストリーム記録装置の、
AVストリームを連続的に記録するとともに、所定のデ
ータ量の前記AVストリームをオブジェクトとして処理
するためのシステム情報を、前記AVストリームの記録
中に、それまで記録されたAVストリームに対応するよ
うに、非連続的に記録する記録手段と、前記記録手段に
保持されている前記システム情報と、前記記録手段に記
録された前記AVストリームとの整合性をとるための整
合手段との全部または一部としてコンピュータを機能さ
せるためのプログラムを担持した媒体であって、コンピ
ュータにより処理可能な媒体である。
【0063】また、第30の本発明(請求項30に対
応)は、第12の本発明のAVストリーム記録装置の、
AVストリームを連続的に記録するとともに、所定のデ
ータ量の前記AVストリームをオブジェクトとして処理
するためのシステム情報を、前記AVストリームの記録
中に、それまで記録されたAVストリームに対応するよ
うに、非連続的に記録する記録手段と、前記システム情
報と、前記記録手段に記録された前記AVストリームと
の整合性をとるための整合手段との全部または一部とし
てコンピュータを機能させるためのプログラムを担持し
た媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒体で
ある。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0065】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1によるAVストリーム記録再生装置の構成図であ
る。図に示すように、AVストリーム記録再生装置10
0において、ディスク装置110は、例えばHDDで実
現される、AVストリームおよび該AVストリームに関
するシステム情報を蓄積する手段、HDDコントローラ
120は、ディスク装置110を駆動させるための手
段、AV記録再生用HDDコントローラ130は、ディ
スク装置110に対しAVストリームやシステム情報を
読み書きするための手段、メモリ手段140は外部から
ディスク装置に書き込まれるAVストリーム、ディスク
装置110から外部へ読み出されるAVストリーム、お
よびシステム情報を一時的に蓄積する手段、スケジュー
ラ付きQUE150はメモリ手段から発行される書き込
み要求または読み出し要求を受けて蓄積した後、所定の
優先順位に基づき、HDDコントローラ120に該要求
を出力する手段である。
【0066】また、メモリ手段140において、システ
ム情報バッファ141はシステム情報を一時記録するた
めの手段、RECバッファ142は外部からディスク装
置110に書き込まれるAVストリームを一時記録する
ための手段、PLAYバッファ143はディスク装置1
10から外部へ読み出されるAVストリームを一時記録
するための手段である。
【0067】さらに、RECバッファ142およびPL
AYバッファ143はそれぞれ内部でRECバッファ1
42a、bおよびPLAYバッファ143a、bの二つ
に分けられた構成を有している。
【0068】以上の各手段において、スケジューラ付き
QUE150以外は従来例と同一の構成であるが、スケ
ジューラ付きQUE150は、読み出し/書き込み要求
を受けて一旦保持すると、所定の優先順位に応じてその
順位に応じた命令をHDDコントローラ120に発行す
る点が異なる。
【0069】以上のような構成を有する本発明の実施の
形態1におけるAVストリーム記録再生装置の動作につ
いて、以下に説明するとともに、これにより、本発明の
AVストリーム記録再生方法の一実施の形態について説
明を行う。
【0070】外部から該AVストリーム記録再生装置1
00へ記録(REC)動作を行う場合は、従来例と同様
に、外部より入力されたAVストリームは、メモリ手段
140のRECバッファ142aに蓄積され、RECバ
ッファ142aの容量がいっぱいになると、外部からの
AVストリームの蓄積先はRECバッファ142bに切
り替わり、AV記録再生用HDDコントローラ130
は、RECバッファ142aが一杯になったことを検出
すると、HDDコントローラ120にRECバッファ1
42aのディスク装置110への記録を要求する。
【0071】HDDコントローラ120に出された要求
は、一旦スケジューラ付きQUE150に蓄積される。
【0072】このとき、スケジューラ付きQUE150
は、第1優先要求として(a)RECバッファ142か
らのAVストリームの読み出し要求、第2優先要求とし
て(b)PLAYバッファ143へのAVストリームの
書き込み要求、第3優先要求として(c)システム情報
バッファ141に対するシステム情報の読み出し/書き
込み要求、の順に設定された、命令実行の優先順位スケ
ジューラを有しており、AV記録再生用HDDコントロ
ーラ130から発行された、メモリ手段140内の各バ
ッファに対する書き込み要求/読み出し要求を受ける
と、該要求の到着順序に関わらず、この第1〜第3優先
要求の優先順位に基づき、HDDコントローラ120に
対して動作命令を出し、ディスク装置110を駆動させ
る。
【0073】したがって、スケジューラ付きQUE15
0は、蓄積された動作要求の中から、常に第1優先要求
である(a)RECバッファ142からのAVストリー
ムの読み出し要求を、HDDコントローラ120に対し
命令する。HDDコントローラ120は、該命令を受け
ると、ディスク装置110を駆動させ、AV記録再生用
HDDコントローラ130は、RECバッファ142か
ら読み出されたAVストリームをディスク装置110に
記録する。
【0074】このとき、上記の動作の途中において、A
V記録再生用HDDコントローラ130は、システム情
報を記録するために、システム情報バッファ141から
のデータの読み出し要求をスケジューラ付きQUE15
0に発行する場合があるが、スケジューラ付きQUE1
50において、このシステム情報バッファ141からの
データの読み出し要求は第3優先要求として設定されて
いる。
【0075】したがって、スケジューラ付きQUE15
0に上記(a)RECバッファ142からのAVストリ
ームの読み出し要求が蓄積されている限り、システム情
報バッファ141からの読み出し要求が、HDDコント
ローラ120に送られることはなく、ディスク装置11
0は、常にRECバッファ142からのデータ読み出し
動作を優先して行う。
【0076】次に、外部に対し該AVストリーム記録再
生装置1200から再生(PLAY)動作を行う場合
は、以下のようになる。AV記録再生用HDDコントロ
ーラ130は、HDDコントローラ120に対し、読み
出し要求を出す。読み出し要求は、スケジューラ付きQ
UE150に一旦蓄積される。
【0077】スケジューラ付きQUE150は、命令実
行の優先順位スケジューラが設定されており、REC動
作時と同様、第1優先要求〜第3優先要求の優先順位に
基づき、HDDコントローラ120に対して動作命令を
出し、ディスク装置110を駆動させる。
【0078】したがって、現在REC動作は行われてい
ないため、スケジューラ付きQUE150は、蓄積され
た動作要求の中から、常に第2優先要求である(b)P
LAYバッファ143へのAVストリームの書き込み要
求を、HDDコントローラ120に対し命令する。HD
Dコントローラ120は、該命令を受けると、ディスク
装置110を駆動させ、AV記録再生用HDDコントロ
ーラ130は、PLAYバッファ143に対し、AVス
トリームをディスク装置110から読み出す。
【0079】このとき、上記の動作の途中において、A
V記録再生用HDDコントローラ130は、システム情
報を記録するために、システム情報バッファ141から
のデータの読み出し要求をスケジューラ付きQUE15
0に発行する場合があるが、スケジューラ付きQUE1
50において、このシステム情報バッファ141からの
データの読み出し要求は第3優先要求として設定されて
いる。
【0080】したがって、スケジューラ付きQUE15
0に上記(b)PLAYバッファ143へのAVストリ
ームの書き込み要求が蓄積されている限り、システム情
報バッファ141からの読み出し要求が、HDDコント
ローラ120に送られることはなく、ディスク装置11
0は、常にPLAYバッファ143に対するAVストリ
ームの書き込み動作を優先して行う。
【0081】次に、AVストリーム記録再生装置が、タ
イムシフト再生など、同時記録再生動作を行う場合は、
AV記録再生用HDDコントローラ130は、スケジュ
ーラ付きQUEに対し、少なくとも(a)RECバッフ
ァ142からのAVストリームの読み出し要求および
(b)PLAYバッファ143へのAVストリームの書
き込み要求の両方が発行されていることになる。
【0082】このとき、スケジューラ付きQUE150
は、設定された優先順位に基づき、上記の第1優先順位
である(a)RECバッファ142からのAVストリー
ムの読み出し要求を、上記の第2優先順位である(b)
PLAYバッファ143へのAVストリームの書き込み
要求に対して優先してHDDコントローラ120に命令
する。
【0083】したがって、スケジューラ付きQUE15
0に上記(a)RECバッファ142からのAVストリ
ームの読み出し要求が蓄積されている限り、(b)PL
AYバッファ143へのAVストリームの書き込み要求
が、HDDコントローラ120に送られることはなく、
ディスク装置110は、常にRECバッファ142から
のデータ読み出し動作を優先して行う。
【0084】このとき、上記の同時記録再生動作の途中
において、AV記録再生用HDDコントローラ130
は、システム情報を記録するために、システム情報バッ
ファ141からのデータの読み出し要求をスケジューラ
付きQUE150に発行する場合があるが、スケジュー
ラ付きQUE150において、このシステム情報バッフ
ァ141からのデータの読み出し要求は第3優先要求と
して設定されている。
【0085】したがって、スケジューラ付きQUE15
0に上記(a)RECバッファ142からのAVストリ
ームの読み出し要求および(b)PLAYバッファ14
3へのAVストリームの書き込み要求が蓄積されている
限り、システム情報バッファ141からの読み出し要求
が、HDDコントローラ120に送られることはなく、
ディスク装置110は、第1に、RECバッファ142
からのデータ読み出し動作、次いでPLAYバッファ1
43へのAVストリームの書き込み動作を優先して行
う。
【0086】なお、上記の同時記録再生の動作時に、再
生動作として、倍速再生やストップモーションなどの特
殊再生を行わせる場合は、AV記録再生用HDDコント
ローラ130は、スケジューラ付きQUE150に対
し、PLAYバッファ143へのAVストリームの特殊
再生用の書き込み要求が発行される。
【0087】このとき、スケジューラ付きQUE150
においては、優先順位スケジューラとして、上記の第1
〜第3の優先要求に加えて、さらに第4の優先要求とし
て、(d)PLAYバッファ143へのAVストリーム
の特殊再生用の書き込み要求を設定する。これにより、
上記REC動作、PLAY動作、同時記録再生動作の場
合と同様に、スケジューラ付きQUE150は、AV記
録再生用HDDコントローラ130から発行された、メ
モリ手段140内の各バッファに対する書き込み要求/
読み出し要求を受けると、該要求の到着順序に関わら
ず、この第1〜第4優先要求の優先順位に基づき、HD
Dコントローラ120に対して動作命令を出し、ディス
ク装置110を駆動させる。
【0088】このとき、(d)PLAYバッファ143
へのAVストリームの特殊再生用の書き込み要求は、第
4優先要求として、システム情報バッファ141に対す
る書き込み/読み込み要求よりも低い順位に設定されて
いるため、システム情報バッファ141からのディスク
装置110への書き込みが優先される際に、特殊再生さ
れるAVストリームが途切れる恐れがある。
【0089】しかしながら、もともと特殊再生されるデ
ータは早送り、コマ落とし等の形で表示されるため、実
際の視聴時の影響は少なく、システム情報のディスク装
置110への記録を優先しても構わない。
【0090】また、上記の動作に加えて、該AVストリ
ーム記録再生装置が、外部からAVストリームの記録ま
たは再生を行っている最中に、図示しない外部コントロ
ーラ等の制御により、AV記録再生用HDDコントロー
ラ130に対し、ディスク装置110に記録されている
データの消去命令が出された場合、この消去命令に対応
した処理を行うための第5優先要求を、上述した第1優
先要求と第2優先要求との間に設定してもよい。
【0091】この第5優先要求は、上記データ消去命令
に応じて実行されるディスク装置110のデータの消去
に伴うディスク装置110内のシステム情報の更新のた
めの、システム情報バッファ141に対する読み出し/
書き込み要求である。
【0092】なお、上記の例では、ディスク装置110
に記録されているデータの消去命令であるとして説明を
行ったが、この命令に限らず、ファイルシステムの書き
換えを必要とする命令でも同様である。
【0093】このように、本実施の形態によれば、発行
された動作要求を、定められた優先順位に基づき、HD
Dコントローラへ命令するスケジューラ付きQUE15
0を備えたことにより、動作の種類の重要度に応じて、
優先的にディスク装置に対しデータの読み出し/書き込
みを行うようにしたことにより、AVストリームの記
録、再生時のデータの途切れを極力抑えて、また、途切
れが起こった場合でも、再生または記録されるデータの
品質を保持することが可能となる。
【0094】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2によるAVストリーム記録再生装置の構成図であ
る。図に示すように、AVストリーム記録再生装置20
0において、図1と同一または相当部分には、同一符号
を付し、説明を省略する。また、AV記録再生用HDD
コントローラ210は、アドレス監視手段220の監視
に基づき、ディスク装置110に対しAVストリームや
システム情報を読み書きするための手段、スケジューラ
付きQUE230はメモリ手段240から発行される書
き込み要求または読み出し要求を受けて蓄積した後、所
定の優先順位に基づき、HDDコントローラ120に該
要求を出力する手段である。
【0095】また、メモリ手段240において、REC
バッファ242およびPLAYバッファ243につい
て、RECバッファ242aにはデータ容量のしきい値
300a、RECバッファ242bにはしきい値300
b、PLAYバッファ243aにはデータ容量のしきい
値300c、PLAYバッファ243bにはデータ容量
のしきい値300dがそれぞれ設定されている。
【0096】次に、図3(a)(b)は、メモリ手段2
40内のRECバッファ242およびPLAYバッファ
243の状態を説明するための図である。図に示すよう
に、AVストリーム蓄積ポインタ310は、アドレス監
視手段220がRECバッファ242のデータ容量を監
視するための手段、AVストリーム送出ポインタ320
は、アドレス監視手段220がPLAYバッファ243
のデータ容量を監視するための手段である。
【0097】以上のような構成を有する本実施の形態に
よるAVストリーム記録再生装置の動作について、以下
に説明を行うとともに、これにより、本発明のAVスト
リーム記録再生方法の一実施の形態について説明を行
う。
【0098】まず、AVストリームのREC動作につい
て説明する。
【0099】REC動作が開始されると、外部から入力
された記録AVストリームは、RECバッファ242a
の先頭から順に蓄積され、それに従って、AVストリー
ム蓄積ポインタ310はRECバッファ242bのほう
へ移動する。
【0100】RECバッファ242aに外部からのAV
ストリームの蓄積が終了すると、外部からのAVストリ
ームの記録動作は、RECバッファ242bに蓄積先が
変更され継続される。また、AVストリーム蓄積ポイン
タ310もRECバッファ242bの末尾へ移動する
(図3中の蓄積方向a)。
【0101】ここで図3(a)に示すように、RECバ
ッファ242bは、すでにAVストリームの蓄積が終了
し、ディスク装置110へデータ保存する必要のある状
態であり、一方、RECバッファ242bは、現時点で
外部からAVストリームが蓄積されている途中の状態で
ある。
【0102】次に、AV記録再生用HDDコントローラ
210は、スケジューラ付きQUE230にディスク装
置に対する動作の要求を発行するが、本実施の形態にお
いては、スケジューラ付きQUE230は、HDDコン
トローラ120に、ディスク装置に対する動作要求を渡
す際、そのときにQUEに蓄積されているアクセス動作
要求について、その要求の緊急性を判断し、緊急性のあ
る要求があれば、その要求を優先して、HDDコントロ
ーラ120に渡すものとする。ここで「緊急性」とは、
RECバッファ242内のデータの容量に基づき判断さ
れる。以下、RECバッファ242の「緊急性」の有無
の判断について説明を行なう。
【0103】スケジューラ付きQUE230は、外部か
らRECバッファ242にAVストリームの蓄積が行わ
れている間、アドレス監視手段220を介して、AVス
トリーム蓄積ポインタを参照することにより、RECバ
ッファ242aおよびbへのAVストリームの蓄積状況
を監視する。
【0104】このとき、上記の動作のように、RECバ
ッファ242aにAVストリームが一杯蓄積されてお
り、RECバッファ242bにある、AVストリーム蓄
積ポインタ310がしきい値300bを越えて進んでい
た場合、RECバッファ242a内のデータの、ディス
ク装置110への書き込み動作は、緊急性があるものと
判断され、スケジューラ付きQUE230は、HDDコ
ントローラ120に対し、RECバッファ242a内の
データの読み出し要求を発行する。HDDコントローラ
120は、要求されているディスク装置110へのアク
セス動作を行う。
【0105】上記の動作において、しきい値300b
は、例えば(RECバッファ242aのデータをディス
ク装置へ保存するのに必要な時間)>(しきい値300
bを越えてRECバッファ242bに外部からのAVス
トリームが蓄積されるまでの時間)として定義するもの
とする。
【0106】次に、RECバッファ242a内のデータ
がディスク装置110内に記録され、RECバッファ2
42aが空になった状態となる一方、RECバッファ2
42b内には、外部からのAVストリームの記録が継続
され、RECバッファ242bが一杯になると、再びR
ECバッファ242aにデータの蓄積が行われる(図3
中の蓄積方向b)。
【0107】このときは、しきい値はRECバッファ2
42a内のしきい値300aに設定され、RECバッフ
ァ242aにある、AVストリーム蓄積ポインタ310
がしきい値300aを越えて進んでいた場合、RECバ
ッファ242b内のデータの、ディスク装置110への
書き込み動作は、緊急性があるものと判断され、スケジ
ューラ付きQUE230は、HDDコントローラ120
に対し、RECバッファ242b内のデータの読み出し
要求を発行する。
【0108】次に、AVストリームのPLAY動作につ
いて説明する。
【0109】PLAY動作が開始されると、ディスク装
置110から読み出されたAVストリームは、PLAY
バッファ243aの先頭から順に蓄積され、それに従っ
て、AVストリーム送出ポインタ320はPLAYバッ
ファ243bのほうへ移動する。
【0110】PLAYバッファ243aに、ディスク装
置110からのAVストリームの蓄積が終了すると、P
LAYバッファ243a内のデータは外部へ送出され、
ディスク装置110からのAVストリームの蓄積動作
は、PLAYバッファ243bに蓄積先が変更され継続
される。また、AVストリーム送出ポインタ320もP
LAYバッファ243bの末尾へ移動する(図3中の送
出方向a)。
【0111】ここで図3(b)に示すように、PLAY
バッファ243aは、すでにAVストリームが送出さ
れ、データを蓄積する必要のある状態であり、一方、P
LAYバッファ243bは、現時点でディスク装置11
0からAVストリームが蓄積されている途中の状態であ
る。
【0112】次に、AV記録再生用HDDコントローラ
210は、スケジューラ付きQUE230にディスク装
置に対する動作の要求を発行するが、本実施の形態にお
いては、スケジューラ付きQUE230は、HDDコン
トローラ120に、ディスク装置に対する動作要求を渡
す際、そのときにQUEに蓄積されているアクセス動作
要求について、その要求の緊急性を判断し、緊急性のあ
る要求があれば、その要求を優先して、HDDコントロ
ーラ120に渡すものとする。ここで「緊急性」とは、
PLAYバッファ243内のデータの容量に基づき判断
される。以下、PLAYバッファ243の「緊急性」の
有無の判断について説明を行なう。
【0113】スケジューラ付きQUE230は、ディス
ク装置110からPLAYバッファ243にAVストリ
ームの蓄積が行われている間、アドレス監視手段220
を介して、AVストリーム送出ポインタ320を参照す
ることにより、PLAYバッファ243a、bへのAV
ストリームの蓄積状況を監視する。
【0114】このとき、上記の動作のように、PLAY
バッファ243aにAVストリームが空となっており、
PLAYバッファ243bにある、AVストリーム送出
ポインタ320がしきい値300dを越えて進んでいた
場合、ディスク装置110からPLAYバッファ243
aへのAVストリームの書き込み動作は、緊急性がある
ものと判断され、スケジューラ付きQUE230は、H
DDコントローラ120に対し、PLAYバッファ24
3aに対するデータの書き込み要求を発行する。HDD
コントローラ120は、要求されているディスク装置1
10へのアクセス動作を行う。
【0115】上記の動作において、しきい値300d
は、例えば(PLAYバッファ243aに、ディスク装
置110からデータを書き込むのに必要な時間)<(し
きい値300d以降の位置に蓄積されている、PLAY
バッファ243b内のAVストリームを送出するまでの
時間)として定義するものとする。
【0116】次に、PLAYバッファ243bが外部に
AVストリームを送出して空になる一方、PLAYバッ
ファ243a内にディスク装置110からAVストリー
ムが書き込まれた状態となる(図3中の送出方向b)。
【0117】このときは、しきい値はPLAYバッファ
243a内のしきい値300cに設定され、PLAYバ
ッファ243aにある、AVストリーム送出ポインタ3
20がしきい値300cを越えて進んでいた場合、PL
AYバッファ243b内のデータの、ディスク装置11
0への書き込み動作は、緊急性があるものと判断され、
スケジューラ付きQUE230は、HDDコントローラ
120に対し、ディスク装置110から、PLAYバッ
ファ243bに対するデータの書き込み要求を発行す
る。
【0118】次に、図4に同時記録再生動作を行ってい
る場合の、本実施の形態のAVストリーム記録再生装置
フローチャートを示す。以下、このフローチャートに従
い、本実施の形態の動作例を説明する。
【0119】はじめに、AV記録再生用HDDコントロ
ーラ210は、システム情報バッファ141、RECバ
ッファ242およびPLAYバッファ243を監視して
おり、スケジューラ付きQUE230に対し、RECバ
ッファ242からのAVストリームの読み出し要求、P
LAYバッファ243へのAVストリームの書き込み要
求、システム情報バッファ141からのシステム情報の
読み出し要求を行う(ステップ401)。
【0120】スケジューラ付きQUE230は、AV記
録再生用HDDコントローラ210から上記の要求を受
けると、これらを一旦蓄積し、アドレス監視手段220
を用いて、RECバッファ242およびPLAYバッフ
ァ243のデータ容量を、AVストリーム蓄積ポインタ
310およびAVストリーム送出ポインタ320を参照
して監視する。このとき監視は、最初にRECバッファ
242(ステップ403)、次いでPLAYバッファ2
43の順に行われる(ステップ404)。
【0121】ステップ403で、AVストリーム蓄積ポ
インタ310の参照に基づき、RECバッファ242b
のデータ容量がしきい値300bに達し、データ読み出
しを行う必要があると判断された場合は、スケジューラ
付きQUE230は、蓄積していた各要求のうち、RE
Cバッファ242からのAVストリームの読み出し要求
をHDDコントローラ120に命令する。命令を受けた
HDDコントローラ120は、ディスク装置110を起
動させ、RECバッファ242内のデータを読み出し、
記録する(ステップ406)。
【0122】一方、ステップ403で、AVストリーム
蓄積ポインタ310の参照に基づき、RECバッファ2
42bのデータ容量がしきい値300bに達しておら
ず、データ読み出しを行う必要がないと判断された場合
は、スケジューラ付きQUE230は、AVストリーム
送出ポインタ320の参照に基づき、PLAYバッファ
243bのデータ容量がしきい値300dに達している
かどうかを判断する(ステップ404)。
【0123】ステップ404で、AVストリーム送出ポ
インタ320の参照に基づき、PLAYバッファ243
bのデータ容量がしきい値300dに達し、データ読み
出しを行う必要があると判断された場合は、スケジュー
ラ付きQUE230は、蓄積していた各要求のうち、P
LAYバッファ243へのAVストリームの書き込み要
求をHDDコントローラ120に命令する。命令を受け
たHDDコントローラ120は、ディスク装置110を
起動させ、データを読み出し、PLAYバッファ243
に対し記録する(ステップ407)。
【0124】一方、ステップ404で、AVストリーム
蓄積ポインタ310の参照に基づき、PLAYバッファ
243bのデータ容量がしきい値300bに達しておら
ず、データ書き込みを行う必要がないと判断された場合
は、スケジューラ付きQUE230は、システム情報バ
ッファ141からのシステム情報の読み出し要求をHD
Dコントローラ120へ命令し、ディスク装置110に
システム情報を記録する(ステップ405)。
【0125】このように、本実施の形態によれば、ディ
スク装置へのAVストリームの記録、再生時のデータの
途切れを極力抑えて、また、途切れが起こった場合で
も、再生または記録されるデータの品質を保持すること
が可能となる。
【0126】なお、上記のフローチャートにおいては、
RECバッファ242への監視が行われたあと、PLA
Yバッファ243への監視が行われるものとして説明を
行ったが、PLAYバッファ243のほうを先に行うも
のとしてもよい。
【0127】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3によるAVストリーム記録再生装置の構成図であ
る。図に示すように、AVストリーム記録再生装置50
0において、図2と同一または相当部分には、同一符号
を付し、説明を省略する。また、タイマ510は、時間
を計測して、アドレス管理手段220と連動し、メモリ
手段240内のRECバッファ242およびPLAYバ
ッファ243へのデータの書き込み/読み出し速度を計
測するための手段である。
【0128】以上のような構成を有する本実施の形態に
よるAVストリーム記録再生装置の動作について、以下
に説明を行うとともに、これにより、本発明のAVスト
リーム記録再生方法の一実施の形態について説明を行
う。ただし、実施の形態2と共通する部分は省略し、相
違点を中心に述べる。
【0129】本実施の形態は、アドレス監視手段220
と連動するタイマ510を備えたことにより、記録AV
ストリームの、メモリ手段240内のRECバッファ2
42へのAVストリームの書き込み速度や、PLAYバ
ッファ243からのAVストリームの再生速度を測定で
きるようにし、この書き込みまたは再生速度に応じて、
各バッファ内に設定したしきい値の値を変更できるよう
にしたものである。
【0130】これにより、AVストリーム記録再生装置
200が同時記録再生動作を行っているときに、記録時
AVストリームのRECバッファ242への書き込み速
度が低速であり、PLAYバッファ243からのAVス
トリームの送出速度が、書き込み速度よりも高速である
場合は、PLAYバッファ243aおよびbのしきい値
300c、300dをより低い値に設定して、スケジュ
ーラ付きQUE230のHDDコントローラ120に対
する命令動作として、PLAYバッファ243へのAV
ストリームの書き込み要求が、RECバッファ242か
らのAVストリームの読み出し要求に対して優先される
状態を作り出すことが可能となる。
【0131】このとき、しきい値の変更は、AV記録再
生用HDDコントローラ210が行ってもよいし、図示
しない制御手段によって行うようにしてもよい。
【0132】また、本実施の形態は、実施の形態2の構
成にタイマ510を加えた構成であるとして説明を行っ
たが、実施の形態1の構成にタイマ510を加えた構成
としてもよい。この場合、上記実施の形態1では、命令
実行の優先順位スケジューラの優先順位を、第1優先要
求として(a)RECバッファ242からのAVストリ
ームの読み出し要求、第2優先要求として(b)PLA
Yバッファ243へのAVストリームの書き込み要求、
第3優先要求として(c)システム情報バッファ141
に対するシステム情報の読み出し/書き込み要求として
固定していたが、RECバッファ242へのAVストリ
ームの読み出し速度、PLAYバッファ243からの、
AVストリームの再生速度に応じて、この優先順位を変
更して、第1優先要求として(b)の要求を設定するこ
とが可能となる。
【0133】また、アドレス監視手段220とタイマ5
10とを、図12に示す従来のAVストリーム記録再生
装置に備えた構成としてもよく、この場合は、スケジュ
ーラ付きQUE230は、RECバッファ242へのA
Vストリームの読み出し速度、PLAYバッファ243
からの、AVストリームの再生速度に応じて、発行され
た要求の実行順位を変更して、HDDコントローラ12
0に対し発行することが可能となる。
【0134】このように、本実施の形態によれば、ディ
スク装置へのAVストリームの記録、再生時のデータの
途切れを極力抑えて、また、途切れが起こった場合で
も、再生または記録されるデータの品質を保持すること
が可能となる。
【0135】(実施の形態4)図6は、本発明の実施の
形態4によるAVストリーム記録再生装置の構成図であ
る。図に示すように、AVストリーム記録再生装置60
0において、図2と同一または相当部分には、同一符号
を付し、説明を省略する。また、本実施の形態のメモリ
手段640は、RECバッファ641およびRECバッ
ファ642の2チャンネルのRECバッファと、PLA
Yバッファ643の1チャンネルのPLAYバッファを
備えた手段である。
【0136】以上のような構成を有する本実施の形態に
よるAVストリーム記録再生装置の動作について、以下
に説明を行うとともに、これにより、本発明のAVスト
リーム記録再生方法の一実施の形態について説明を行
う。ただし、実施の形態2と共通する部分は省略し、相
違点を中心に述べる。
【0137】本実施の形態においては、メモリ手段64
0はRECバッファ641および642を備えた2チャ
ンネルのRECバッファを有しており、RECバッファ
からのAVストリームの読み込み動作が、RECバッフ
ァの数(2つ)だけ並列的に行われるようにしている。
【0138】このとき、RECバッファ641とREC
バッファ642に対して、AVストリームの蓄積はそれ
ぞれ独立に行われ、RECバッファ641aと641
b、RECバッファ642aと642bとは、相互に蓄
積完了してディスク110へ蓄積を待つ状態と、蓄積中
の状態とをとる。すなわち、RECバッファ642aと
642aは蓄積完了してRECバッファ641bと64
2bが蓄積中、RECバッファ641aと642bが蓄
積完了してRECバッファ641bと642aが蓄積
中、RECバッファ641bと642aが蓄積完了して
RECバッファ641aと642bとが蓄積中、REC
バッファ641bと642bが蓄積完了してRECバッ
ファ641aと642aが蓄積中という状態を取りう
る。
【0139】したがって、AV記録再生用HDDコント
ローラ210からスケジューラ付きQUE230に対し
て発行される動作要求の数は、チャンネル数に応じて変
化しているのに対し、HDDコントローラ120からデ
ィスク装置110へのアクセス動作の処理時間は同一で
あるため、本実施の形態では、RECバッファ、および
PLAYバッファに設定したしきい値を、チャンネルの
数が増えるにつれて下げるようにしている。
【0140】ここで図7(a)は、RECバッファ64
1および642におけるしきい値の変化を模式的に示す
図であり、図7(b)は、PLAYバッファ643にお
けるしきい値の変化を模式的に示す図である。
【0141】図に示すように、RECバッファにおいて
は、1チャンネル(RECバッファ641または642
のいずれか)で動作する場合のしきい値700aと、2
チャンネル(RECバッファ641および642)で動
作する場合のしきい値700a’とでは、しきい値70
0a’の方が低めに設定されている。
【0142】同様に、PLAYバッファにおいては、1
チャンネル(PLAYバッファ643)で動作する場合
のしきい値bと、2チャンネル(図6には示さず)で動
作する場合のしきい値b’とでは、しきい値b’の方が
低めに設定されている。例えば、RECバッファが1チ
ャンネルのときの場合は、しきい値700aを、バッフ
ァの全データ容量の80%と設定し、RECバッファが
2チャンネルのときの場合は、しきい値700a’を、
1チャンネルRECバッファの全データ容量の60%と
設定する。
【0143】また、しきい値700a’の設定方法とし
ては、図6に示す2チャンネルのRECバッファ641
および642の場合は、例えば(RECバッファ641
aとRECバッファ642aの両方のデータをディスク
装置110へ保存するのに必要な時間)>(しきい値7
00a’を越えてRECバッファ641bまたはREC
バッファ642bにAVストリームが蓄積されるまでの
時間)として定義する。チャンネル数が3以上の場合
は、(「1チャンネル分のRECバッファの容量の半分
のデータ量(例えばRECバッファ641a、641b
の容量)×チャンネル数」のデータをディスク装置11
0へ保存するのに必要な時間)<(しきい値700a’
を越えて、各チャンネルのRECバッファのそれぞれに
AVストリームが蓄積されるまでの時間)として定義す
る。
【0144】次に、しきい値700b’の設定方法とし
ては、PLAYバッファが2チャンネルある場合は、例
えば、(一方のPLAYバッファの容量の半分と他方の
PLAYバッファの容量の半分との両方に、ディスク装
置110からデータを書き込むのに必要な時間)<(し
きい値700b’以降の位置に蓄積されている、一方ま
たは他方のPLAYバッファのAVストリームを送出す
るまでの時間)として定義するものとする。チャンネル
数が3以上の場合は、(「1チャンネル分のそれぞれの
a、bのPLAYバッファに、例えば(PLAYバッフ
ァ643aやPLAYバッファ634bに対して)、デ
ィスク装置110からデータを書き込むのに必要な時
間」×チャンネル数)<(しきい値700b’以降の位
置に蓄積されている、各チャンネルのPLAYバッファ
のAVストリームを送出するまでの時間)として定義す
る。
【0145】次に、図8に同時記録再生動作を行ってい
る場合の、本実施の形態のAVストリーム記録再生装置
600のフローチャートを示す。以下、このフローチャ
ートに従い、本実施の形態の動作例を説明する。
【0146】はじめに、AV記録再生用HDDコントロ
ーラ210は、システム情報バッファ141、RECバ
ッファ641、642およびPLAYバッファ643を
監視しており、スケジューラ付きQUE230に対し、
RECバッファ641,642からのAVストリームの
読み出し要求、PLAYバッファ643へのAVストリ
ームの書き込み要求、システム情報バッファ141から
のシステム情報の読み出し要求を行う(ステップ80
1)。
【0147】スケジューラ付きQUE230は、AV記
録再生用HDDコントローラ210から上記の要求を受
けると、これらを一旦蓄積し、アドレス監視手段220
を用いて、RECバッファ641,642およびPLA
Yバッファ643のデータ容量を、AVストリーム蓄積
ポインタおよびAVストリーム送出ポインタを参照して
監視する。このとき監視は、最初にRECバッファ64
1(ステップ803)、次いでRECバッファ642
(ステップ804)、PLAYバッファ643の順に行
われる(ステップ805)。
【0148】ステップ803で、AVストリーム蓄積ポ
インタ310の参照に基づき、RECバッファ641a
のデータ容量がしきい値700a’に達し、データ読み
出しを行う必要があると判断された場合は、スケジュー
ラ付きQUE230は、蓄積していた各要求のうち、R
ECバッファ641からのAVストリームの読み出し要
求をHDDコントローラ120に命令する。命令を受け
たHDDコントローラ120は、ディスク装置110を
起動させ、RECバッファ641内のデータを読み出
し、記録する(ステップ807)。
【0149】一方、ステップ803で、AVストリーム
蓄積ポインタ310の参照に基づき、RECバッファ6
41aのデータ容量がしきい値700a’に達しておら
ず、データ読み出しを行う必要がないと判断された場合
は、スケジューラ付きQUE230は、AVストリーム
蓄積ポインタ310の参照に基づき、RECバッファ6
42aのデータ容量がしきい値700a’に達している
かどうかを判断する(ステップ804)。
【0150】ステップ804で、AVストリーム蓄積ポ
インタ310の参照に基づき、RECバッファ642a
のデータ容量がしきい値700a’に達し、データ読み
出しを行う必要があると判断された場合は、スケジュー
ラ付きQUE230は、蓄積していた各要求のうち、R
ECバッファ642からのAVストリームの読み出し要
求をHDDコントローラ120に命令する。命令を受け
たHDDコントローラ120は、ディスク装置110を
起動させ、RECバッファ642内のデータを読み出
し、記録する(ステップ808)。
【0151】一方、ステップ804で、AVストリーム
蓄積ポインタ310の参照に基づき、RECバッファ6
42aのデータ容量がしきい値700a’に達しておら
ず、データ読み出しを行う必要がないと判断された場合
は、スケジューラ付きQUE230は、AVストリーム
送出ポインタ320の参照に基づき、PLAYバッファ
643のデータ容量がしきい値700b’に達している
かどうかを判断する(ステップ805)。
【0152】ステップ805で、AVストリーム送出ポ
インタ320の参照に基づき、PLAYバッファ643
のデータ容量がしきい値700b’に達し、データ読み
出しを行う必要があると判断された場合は、スケジュー
ラ付きQUE230は、蓄積していた各要求のうち、P
LAYバッファ643へのAVストリームの書き込み要
求をHDDコントローラ120に命令する。命令を受け
たHDDコントローラ120は、ディスク装置110を
起動させ、データを読み出し、PLAYバッファ643
に対し記録する(ステップ809)。
【0153】一方、ステップ805で、AVストリーム
蓄積ポインタ310の参照に基づき、PLAYバッファ
643aのデータ容量がしきい値700b’に達してお
らず、データ書き込みを行う必要がないと判断された場
合は、スケジューラ付きQUE230は、システム情報
バッファ141からのシステム情報の読み出し要求をH
DDコントローラ120へ命令し、ディスク装置110
にシステム情報を記録する(ステップ806)。
【0154】このように、本実施の形態によれば、メモ
リ手段の有するAVストリームのバッファが複数チャン
ネルある場合も、ディスク装置へのAVストリームの記
録、再生時のデータの途切れを極力抑えて、また、途切
れが起こった場合でも、再生または記録されるデータの
品質を保持することが可能となる。
【0155】なお、上記のフローチャートにおいては、
RECバッファ641、RECバッファ642への監視
が行われたあと、PLAYバッファ643への監視が行
われるものとして説明を行ったが、PLAYバッファ6
43のほうを先に行うものとしてもよい。また、REC
バッファ641,642との間で監視の順番を入れ換え
るようにしてもよい。
【0156】(実施の形態5)本発明の実施の形態5に
よるAVストリーム記録再生装置は、該装置の起動時
に、ディスク装置に記録されたAVストリームと、AV
ストリームを管理するためのシステム情報との整合をと
るようにしたものである。
【0157】図9は、本発明の実施の形態5によるAV
ストリーム記録再生装置の構成図である。図に示すよう
に、AVストリーム記録再生装置900において、ディ
スク装置910は、例えばHDDで実現される、AVス
トリームおよび該AVストリームに関するシステム情報
を蓄積する手段、HDDコントローラ920は、ディス
ク装置910を駆動させるための手段、QUE930は
AV記録再生用HDDコントローラ940から発行され
る書き込み要求または読み出し要求を受けて蓄積した
後、該要求を受けた順にHDDコントローラ920に出
力する手段、AV記録再生用HDDコントローラ940
は、ディスク装置910に対しAVストリームやシステ
ム情報を読み書きするための手段、メモリ手段950は
外部からディスク装置に書き込まれるAVストリーム、
ディスク装置910から外部へ読み出されるAVストリ
ーム、およびシステム情報を一時的に蓄積する手段、シ
ステム情報−AVファイル整合チェックコントローラ9
60は、HDDコントローラ920内のデータとシステ
ム情報とを参照して、HDDコントローラによりディス
ク装置に書き込まれたデータと、システム情報とが整合
しているかどうかをチェックする手段である。
【0158】また、メモリ手段950において、システ
ム情報バッファ951はシステム情報を一時記録するた
めの手段、RECバッファ952は外部からディスク装
置910に書き込まれるAVストリームを一時記録する
ための手段、PLAYバッファ953はディスク装置9
10から外部へ読み出されるAVストリームを一時記録
するための手段である。
【0159】さらに、RECバッファ952およびPL
AYバッファ953はそれぞれ内部でRECバッファ9
52a、bおよびPLAYバッファ953a、bの二つ
に分けられた構成を有している。
【0160】以上の各手段において、システム情報−A
Vファイル整合チェックコントローラ960を備えたこ
と以外は、従来例と同一の構成である。
【0161】また、AVストリーム記録再生装置900
は、外部からAVストリームの入力をうけると、これを
後述するDAU(Disc Access Unit)
単位で連続的にディスク装置に記録し、記録開始から記
録終了までの複数のDAUからなるAVストリームを、
本発明のオブジェクトの一例であるAVファイルとして
管理するものであり、システム情報は、このAVファイ
ルを管理するために、所定のタイミングで定期的にディ
スク装置910に記録される情報であるものとする。
【0162】以上のような構成を有するAVストリーム
記録再生装置900の動作について、図9および図10
に示すフローチャートを参照して、以下に説明するとと
もに、これにより、本発明のAVストリーム記録方法の
一実施の形態について説明を行う。ただし、従来例と同
様な部分は省略して、相違点のみを中心に述べる。
【0163】はじめに、AVストリーム記録再生装置9
00が電源断の状態から電源が投入されたものとする
(ステップ1000)。
【0164】次に、システム情報−AVファイル整合チ
ェックコントローラ960は、電源断までにディスク装
置910に記録されていたAVストリームを、AVファ
イル単位で検索し、該AVファイルにおいて、そのAV
ファイルを構成するAVストリームの終端を検出すると
ともに、該AVファイルを管理するシステム情報を参照
し、AVストリームの終端と、システム情報に記載され
たAVストリームの記録終端とが一致しているかどうか
判断する(ステップ1001)。
【0165】次に、ステップ1001において、AVス
トリームの記録終端と、システム情報に記載されたAV
ストリームの記録終端とが一致している場合は、ディス
ク装置910内に記録されている全てのAVファイルに
関し、チェックが行われたかどうかを判断し(ステップ
1002)、全てのAVファイルのチェックが行われて
いる場合は、システム情報−AVファイル整合チェック
コントローラ960は動作終了し(ステップ100
3)、チェックされていないAVファイルがあれば、再
びステップ1001の動作を行う。
【0166】一方、ステップ1001において、AVス
トリームの記録終端と、システム情報に記載されたAV
ストリームの記録終端とが一致していない場合は、シス
テム情報−AVファイル整合チェックコントローラ96
0は、当該AVファイルに関するシステム情報の記録終
端と、AVストリームの終端とを一致させる処理を行う
(ステップ1004)。
【0167】ここで、ステップ1004の動作に関し、
詳細に説明する。
【0168】図13を参照して説明したように、AVス
トリームの記録中に、所定のタイミングで定期的にシス
テム情報を記録するような記録動作を行っている間に、
事故等の原因で、AVストリームの記録動作中に電源断
1340が発生した場合は、実際にディスク装置910
にAVストリーム記録されているデータは、AVファイ
ルC1330にて管理可能なデータに加えて、図中時刻
T1〜T2の範囲まで記録されたものがあるにも関わら
ず、システム情報はAVファイルC1330までのデー
タしか管理可能な状態となっていないため、実際に記録
されたAVストリームとAVファイル、すなわちシステ
ム情報との間には不整合が生じる。
【0169】この不整合に対し、本実施の形態のAVス
トリーム記録再生装置は、システム情報−AVファイル
整合チェックコントローラ960が、この不整合を、2
通りの方法で修正する。
【0170】第1の方法は、ディスク装置に記録されて
いるシステム情報の内容に基づくものである。ディスク
装置910には、AVファイルC1330として管理可
能なAVストリームおよびそのシステム情報が記録され
ている。
【0171】そこでシステム情報−AVファイル整合チ
ェックコントローラ960は、システム情報に記載され
ていない、システム情報の保存タイミング1300cか
ら電源断1340までの間にディスク装置に記録された
AVストリームを削除して、AVファイルに関連するシ
ステム情報の記録終端と、ディスク装置910に記録さ
れたAVストリームの記録終端とを一致させる。
【0172】最後に、システム情報−AVファイル整合
チェックコントローラ960は、保存タイミング130
0cまでのAVファイルを、ディスク装置910により
管理可能なものとして一時的に確定する。
【0173】システム情報についてさらに詳細に説明す
る。システム情報は主にFAT情報とオブジェクト情報
に大別される。FAT(File Allocatio
ntable)情報は、AVストリームの記録順序を示
すものであり、オブジェクト情報は、AVストリームを
番組単位で記録するためものである。このオブジェクト
情報を終端であると設定して、システム情報の記録終端
時点におけるFAT情報、AVストリームの記録時間お
よびAVストリームのデータサイズが定められ、これら
の情報を有するAVファイルが一時的に確定される。
【0174】第2の方法は、ディスク装置に記録されて
いるAVストリームの記録終端に基づき、システム情報
の内容を書き換えるものである。
【0175】図11は、AVストリームのディスク装置
910上の記録単位となる単位AVストリームであるD
AU(Disc Access Unit)の構成を示
す図である。
【0176】図に示すように、DAU1100は、DA
Uヘッダ1110とペイロード1120の2種のデータ
から構成されており、DAUヘッダ1110はDAU自
体に関する情報を格納し、ペイロード1120はAVス
トリームの実データを格納するものである。
【0177】このとき、DAUヘッダ1110には、該
DAUヘッダを有するDAUの前後に隣り合ったDAU
の番号(図11のDAU1100bの場合は、隣り合っ
たDAUはDAU1100aおよびDAU1100cと
なる)や、ディスク装置910内の記録媒体であるディ
スク上の記録位置を、ポインタ1130として格納する
ようにする。
【0178】これにより、PLAY動作を行う際に、D
AUヘッダ1110を参照してアクセスを行うことがで
きるので、ディスク側のFAT(File Alloc
ation Table)情報を検索する等の動作の必
要がなくなり、ディスク装置910のアクセス効率を高
める事ができる。
【0179】ところで、図11の構成を有するAVスト
リームの記録動作中に、図13に示すような電源断13
40が発生すると、このDAU間の前後関係を表すポイ
ンタ1130が、中途半端な状態で途切れる場合があ
る。
【0180】本実施の形態のシステム情報−AVファイ
ル整合チェックコントローラ960は、DAUヘッダ1
110にアクセスを行い、このDAU間の前後番号のポ
インタ1130を修復する。
【0181】特に、AVストリームの記録終端のDAU
は、そのDAUヘッダに、該DAUの次に記録されるべ
きDAUの番号を指すポインタを保持したままでディス
ク装置910に記録されている可能性がある。その場
合、システム情報−AVファイル整合チェックコントロ
ーラ960は、記録されているAVストリームデータの
切れ目を見つけて、終端となるDAUにその情報を書き
込む処理をおこなう。
【0182】具体的には、該AVストリーム記録再生装
置900がREC動作を行う度に、毎にインクリメント
される共通の番号を各DAUのDAUヘッダに記録して
おき、システム情報−AVファイル整合チェックコント
ローラ960は、その番号の不連続点を見つけるように
する。
【0183】さらに、システム情報−AVファイル整合
チェックコントローラ960は、DAUヘッダまたはペ
イロードから、AVストリームの記録終端のDAUを見
つけると、これに基づき、ディスク装置910に記録さ
れているシステム情報を書き換えて、該システム情報に
記録されているDAUの終端を、AVストリームの記録
終端のDAUと一致させるようにする。
【0184】次に、図13に示す例では、電源断134
0が生じた時点で、システム情報は保存タイミング13
00Cに従ってAVファイルC1330までのAVスト
リームを管理しており、そのDAUの終端は、DAU1
100となっているが、システム情報−AVファイル整
合チェックコントローラ960は、電源断1340の時
点のDAU1100を検出したことにより、システム情
報を、該DAU1100の情報を含むものとして書き換
える。システム情報が書き換えられたことにより、新た
にAVファイルD1350が生成される。これは、AV
ファイルCのAVストリームと、DAU1100からA
Vストリームの記録終端までのDAUの部分のAVスト
リームを含むものである。
【0185】最後に、システム情報−AVファイル整合
チェックコントローラ960は、時刻T2までのAVス
トリームを含むAVファイルを、ディスク装置910に
より管理可能なものとして一時的に確定する。
【0186】以上の動作を、第1の方法の場合と同様に
FAT情報とオブジェクト情報とを用いて説明する。オ
ブジェクト情報によって、システム情報の記録終端時点
におけるFAT情報、AVストリームの記録時間および
AVストリームのデータサイズが定められるため、シス
テム情報−AVファイル整合チェックコントローラ96
0は、電源断時のDAUに基づき書き換えることによっ
てFAT情報他の情報を更新し、オブジェクト情報を終
端であると設定して、AVファイルを一時的に確定す
る。
【0187】また、AVストリーム記録再生装置900
は電源断から復帰した後、電源断が生ずるまで入力を受
け付けていたAVストリームの入力を再開することもで
き、該AVストリームの記録を、電源断が生じた時点で
一時的に確定したAVファイルを対象として行うように
することができる。
【0188】ディスク装置901内には、電源断が生じ
た時点で記録されているAVストリームまたはシステム
情報に基づくAVファイルが一時的に確定しており、A
Vファイル内のAVストリームは再生可能な状態となっ
ているが、システム情報−AVファイル整合チェックコ
ントローラ960は、ディスク装置901に記録される
AVストリームが、電源断までに入力していたAVスト
リームと同一であることを検出すると、AVストリーム
の記録対象として、上記の2方法のいずれかにて一時的
に確定したAVファイルを設定する。このとき、システ
ム情報−AVファイル整合チェックコントローラ960
は、AVファイルのシステム情報を書き替え、確定した
AVファイルを未確定、すなわちAVストリームが追記
可能な状態とする。
【0189】これをオブジェクト情報によって説明する
と、一時確定したAVファイルにおいては、オブジェク
ト情報を終端と設定することにより、AVファイルの記
録終端時点におけるFAT情報、AVストリームの記録
時間およびAVストリームのデータサイズが定められる
が、システム情報−AVファイル整合チェックコントロ
ーラ960は、このオブジェクト情報を終端ではないと
書き替えるため、AVストリームの記録時間およびAV
ストリームのデータサイズは未確定に書き替えられる。
ただしFAT情報は、単に記録媒体上のAVストリーム
の記録順を示すものであるから内容自体が書き替えられ
ることはない。
【0190】なお、図14に示すように、電源断が生じ
る直前のシステム情報保存のタイミングが、図中破線部
のように、DAU全体のデータの記録が途中に位置して
いる場合、システム情報は、斜線部を含むDAU全体
が、データ記録が完了したものとみなして設定する。
【0191】これにより、追記動作を行う際、斜線部の
データを含むDAUの次のDAUから始めることができ
る。すなわち、このシステム情報の設定がなされていな
いと、追記動作の際に、斜線部のデータが未記録ととみ
なされ、DAU全体を再び記録する必要があるが、上記
の処理により、同一のDAUに重複したAVストリーム
の記録動作を行う必要をなくして、迅速な追記動作を実
現することができる。
【0192】このように、本実施の形態によれば、AV
ストリームを記録中に、事故等の原因で装置に電源断が
生じたとしても、電源断時までに記録されていたAVス
トリームまたはファイル情報に基づき、AVファイルを
確定して、記録されたAVストリームとシステム情報と
の間に不整合が生ずることを防ぎ、電源断が発生するま
でに記録していたAVストリームを、再生可能なAVフ
ァイルとして保存することができる。
【0193】また、電源断以降、AVストリームの記録
を再開する場合、それまで記録の対象となっていたAV
ファイルに、AVストリームの追記を行わせることがで
きる。
【0194】なお、上記の動作においては、AVストリ
ームのDAUヘッドに含まれているポインタを参照する
ことにより、AVストリームの終端を検出するものとし
て説明を行ったが、これに限定する必要はなく、連続し
て記録される同一のAVストリームに格納されている時
間情報を直接参照して、AVストリームの記録終端のD
AUと、該DAUの次に記録されるべきDAUの切れ目
を見つけるようにしてもよい。
【0195】また、上記の動作においては、システム情
報は定期的にディスク装置910へ記録されているもの
として説明を行ったが、本発明はこれに限定する必要は
なく、システム情報の記録は、ランダムまたは間欠的に
ディスク装置910へ記録されるようになっていてもよ
い。さらに、システム情報はAVストリームと同様に、
連続的に記録されるものであってもよい。要するに、本
発明のAVストリーム記録再生装置は、連続的に記録さ
れるAVストリームと、非連続的に記録されるシステム
情報とを記録できるものであれば、上記の処理を行うこ
とができるものである。
【0196】なお、上記のAVストリーム記録再生装置
900の構成は、従来のQUE930によって命令を受
けるHDDコントローラ920を搭載した、従来のAV
ストリーム記録再生装置上にて実現するものとして説明
を行ったが、本実施の形態のシステム情報−AVファイ
ル整合チェックコントローラ960は、上記実施の形態
1〜実施の形態4のAVストリーム記録再生装置に付加
した構成として実現してもよい。この場合、スケジュー
ラ付きQUE230によるAV記録再生用HDDコント
ローラ940からの要求の処理の動作と合わせて、ディ
スク装置へのAVストリームの記録、再生時のデータの
途切れを極力抑えて、また、途切れが起こった場合で
も、再生または記録されるデータの品質を保持すること
が可能となる。
【0197】また、上記の実施の形態1〜4において、
AV記録再生用HDDコントローラ940、アドレス監
視手段220およびタイマ510は、本発明の要求生成
手段の一例である。また、スケジューラ付きQUE23
0は、本発明の動作決定手段の一例である。また、HD
Dコントローラ120およびディスク装置110は、本
発明の記録再生手段の一例である。また、上記の実施の
形態5において、HDDコントローラ920およびディ
スク装置910は、本発明の記録再生手段の一例であ
る。また、システム情報−AVファイル整合チェックコ
ントローラ960は、本発明の整合手段の一例である。
【0198】このとき、実施の形態1〜4のAVストリ
ーム記録再生装置100、200,500,600の構
成は、AVストリームおよびシステム情報の記録再生可
能なディスク装置910を用い、メモリ手段はシステム
情報バッファを備えたものとして説明を行ったが、本発
明のAVストリーム記録再生装置は、これに限定される
ものではなく、システム情報の記録再生を省略した構成
として実現してもよい。
【0199】また、実施の形態5のAVストリーム記録
再生装置900の構成は、AVストリームの記録再生可
能なディスク装置910を用いたものとしたが、本発明
のAVストリーム記録再生装置の記録手段は、これに限
定されるものではなく、記録だけを行うディスク装置を
用いたものとして実現してもよい。
【0200】また、上記の各実施の形態においては、メ
モリ手段の有するRECバッファ142、242、64
1、642、952およびPLAYバッファ142、2
42、641、642、952は、それぞれ2つのブロ
ック(a、bにて示した)に分かれているものとして説
明を行ったが、3つ以上のブロックに分かれている場合
でも、同様に動作を行うことができる。
【0201】また、上記の説明においては、本発明の実
施の形態におけるAVストリーム記録再生装置およびA
Vストリーム記録装置について説明を行ったが、本発明
は、上述した本発明のAVストリーム記録再生装置およ
びAVストリーム記録装置の全部または一部の手段(ま
たは、装置、素子、回路、部等)の機能をコンピュータ
により実行させるためのプログラムであって、コンピュ
ータと協働して動作するプログラムであってもよい。
【0202】また、本発明は、上述した本発明のAVス
トリーム記録再生装置およびAVストリーム記録装置の
全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピ
ュータにより実行させるためのプログラムを担持した媒
体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み
取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して
前記機能を実行する媒体であってもよい。
【0203】なお、本発明の一部の手段(または、装
置、素子、回路、部等)、本発明の一部のステップ(ま
たは、工程、動作、作用等)とは、それらの複数の手段
またはステップの内の、幾つかの手段またはステップを
意味し、あるいは、一つの手段またはステップの内の、
一部の機能または一部の動作を意味するものである。
【0204】また、本発明の一部の装置(または、素
子、回路、部等)とは、それらの複数の装置の内の、幾
つかの装置を意味し、あるいは、一つの装置の内の、一
部の手段(または、素子、回路、部等)を意味し、ある
いは、一つの手段の内の、一部の機能を意味するもので
ある。
【0205】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。
【0206】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録
され、コンピュータと協働して動作する態様であっても
良い。
【0207】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとら
れ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良
い。
【0208】また、記録媒体としては、ROM等が含ま
れ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送機構、
光・電波・音波等が含まれる。
【0209】また、上述した本発明のコンピュータは、
CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウ
ェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良
い。
【0210】なお、以上説明した様に、本発明の構成
は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア
的に実現しても良い。
【0211】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば、記録再生時に生ずるAVストリー
ムの途切れによる、記録または再生時のデータへの影響
を軽減することが可能なAVストリーム記録再生装置等
を得ることができる。
【0212】また、本発明によれば、動作中の動作中断
によらず、記録されたAVストリームとシステム情報と
の不整合を解消することが可能なAVストリーム記録装
置等を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるAVストリーム記
録再生装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2によるAVストリーム記
録再生装置の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態2によるAVストリーム記
録再生装置における、メモリ手段240内のRECバッ
ファ242およびPLAYバッファ243の状態を説明
するための図である。
【図4】本発明の実施の形態2によるAVストリーム記
録再生装置の動作を説明するためのフローチャート
【図5】本発明の実施の形態3によるAVストリーム記
録再生装置の構成図である。
【図6】本発明の実施の形態4によるAVストリーム記
録再生装置の構成図である。
【図7】本発明の実施の形態4によるAVストリーム記
録再生装置における、メモリ手段240内のRECバッ
ファ641,642およびPLAYバッファ643等の
状態を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態4によるAVストリーム記
録再生装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施の形態9によるAVストリーム記
録再生装置の構成図である。
【図10】本発明の実施の形態9によるAVストリーム
記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図11】本発明の実施の形態9によるAVストリーム
記録再生装置において処理されるAVストリームの構成
を説明するための図である。
【図12】従来の技術によるAVストリーム記録再生装
置の構成図である。
【図13】AVストリームおよびシステム情報の記録中
における電源断の状態を説明するための図である。
【図14】本発明の実施の形態5によるAVストリーム
記録再生装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
100、200,500,600 AVストリーム記録
再生装置 110、910 ディスク装置 120、920 HDDコントローラ 130、210、940 AV記録再生用HDDコント
ローラ 140、240、640、950 メモリ手段 141、951 システム情報バッファ 142、242、641、642、952 RECバッ
ファ 143、243、643、953 PLAYバッファ 150、230 スケジューラ付きQUE 220 アドレス監視手段 510 タイマ 930 QUE 960 システム情報−AVファイル整合チェックコン
トローラ
フロントページの続き (72)発明者 久野 良樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 米野 潤一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 神門 俊和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA23 GB06 GB11 HA33 JA01 KA04 KA05 KA24 5D044 AB05 AB07 BC01 CC05 DE12 DE38 DE53 EF03 EF05 FG10 FG18 FG23 GK08 GK10 HH07

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AVストリームに関する複数種類の記録
    再生動作を行う記録再生手段と、 少なくともAVストリーム用の再生用バッファおよび記
    録用バッファを有するメモリ手段と、 前記メモリ手段を監視して、前記記録再生手段が実行す
    る所定の種類の動作要求をする要求生成手段と、 前記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定
    の動作を選び、前記記録再生手段が次に行う動作を決定
    する動作決定手段とを備え、 前記所定の基準は、前記記録再生動作の種類に応じて定
    められた優先順位であるAVストリーム記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記優先順位は、前記記録用バッファへ
    のデータの記録速度、または前記再生用バッファから再
    生されるデータの再生速度に応じて変わる請求項1に記
    載のAVストリーム記録再生装置。
  3. 【請求項3】 AVストリームに関する複数種類の記録
    再生動作を行う記録再生手段と、 少なくともAVストリーム用の再生用バッファおよび記
    録用バッファを有するメモリ手段と、 前記記録用バッファから読み出されるデータの容量、ま
    たは前記再生用バッファに書き込まれるデータの容量
    が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記記録再
    生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要求生成
    手段と、 前記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定
    の動作を選び、前記記録再生手段が次に行う動作を決定
    する動作決定手段とを備え、 前記所定の基準は、前記メモリ手段内のデータの容量
    が、前記要求生成手段が監視する所定の閾値に達したか
    どうかであるAVストリーム記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の閾値は、前記記録用バッファ
    へのデータの書き込み速度、または前記再生用バッファ
    から再生されるデータの再生速度に応じて変わる請求項
    3に記載のAVストリーム記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録用バッファおよび/または前記
    再生用バッファは複数あり、 前記記録用バッファからの読み出し動作および/または
    前記再生用バッファへの書き込み動作は、前記記録用バ
    ッファまたは前記再生用バッファの数に応じて並列的に
    行われ、 前記所定の閾値は、前記記録用バッファまたは前記再生
    用バッファの数が増えるにつれて低くなる請求項3に記
    載のAVストリーム記録再生装置。
  6. 【請求項6】 AVストリームに関する複数種類の記録
    再生動作を行う記録再生手段と、 少なくともAVストリーム用の再生用バッファおよび記
    録用バッファを有するメモリ手段と、 前記記録用バッファから送出するAVストリームの書き
    込み速度、または前記再生用バッファへのデータの再生
    速度が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記記
    録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要求
    生成手段と、 前記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定
    の動作を選び、前記記録再生手段が次に行う動作を決定
    する動作決定手段とを備え、 前記所定の基準は、前記書き込み速度または再生速度
    が、前記要求生成手段が監視する所定の閾値に達したか
    どうかであるAVストリーム記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記複数種類の記録再生操作は、前記記
    録用バッファからのAVストリームの読み出し、前記再
    生用バッファへのAVストリームの書き込み、前記再生
    用バッファへのAVストリームの特殊再生用の書き込み
    を、少なくとも有する請求項1、3または6のいずれか
    に記載のAVストリーム記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記メモリ手段は、前記AVストリーム
    に関するシステム情報の読み出しまたは書き込みを行う
    システム情報用バッファをさらに備え、 前記複数種類の記録再生動作は、前記システム情報用バ
    ッファに対する前記システム情報の読み出しまたは書き
    込みを有する請求項1,3,6または7のいずれかに記
    載のAVストリーム記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記優先順位は、前記複数種類の記録
    再生動作間での、相対的な重要性に基づき定められてい
    る請求項1または7に記載のAVストリーム記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】 前記優先順位は、少なくとも前記記録
    用バッファからのAVストリームの読み出しが最優先で
    行われるものである請求項1または8に記載のAVスト
    リーム記録再生装置。
  11. 【請求項11】 AVストリームを連続的に記録する
    とともに、所定のデータ量の前記AVストリームをオブ
    ジェクトとして処理するためのシステム情報を、前記A
    Vストリームの記録中に、それまで記録されたAVスト
    リームに対応するように、非連続的に記録する記録手段
    と、 前記記録手段に保持されている前記システム情報と、前
    記記録手段に記録された前記AVストリームとの整合性
    をとるための整合手段とを備え、 前記整合手段は、前記記録手段の記録動作が中絶した場
    合、前記記録手段に保持されている前記システム情報
    と、前記システム情報の内容の前記AVストリームと
    を、前記オブジェクトとして対応させるAVストリーム
    記録装置。
  12. 【請求項12】 AVストリームを連続的に記録すると
    ともに、所定のデータ量の前記AVストリームをオブジ
    ェクトとして処理するためのシステム情報を、前記AV
    ストリームの記録中に、それまで記録されたAVストリ
    ームに対応するように、非連続的に記録する記録手段
    と、 前記システム情報と、前記記録手段に記録された前記A
    Vストリームとの整合性をとるための整合手段とを備
    え、 前記整合手段は、前記記録手段の記録動作が中絶した場
    合、それまで前記記録手段に記録されていた前記AVス
    トリームおよび前記システム情報を参照して、前記AV
    ストリームの記録終端を検出して、該記録終端までのA
    Vストリームと、前記システム情報との内容とを、前記
    オブジェクトとして対応させるAVストリーム記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記AVストリームは、前記AVスト
    リームの内容の連続性を保つための識別子を有し、 前記整合手段は、前記識別子を参照して、前記AVスト
    リームの内容の連続性を判断する請求項12に記載のA
    Vストリーム記録装置。
  14. 【請求項14】 前記AVストリームは、前記AVスト
    リームの連続性を保つための時間情報を有し、 前記整合手段は、前記時間情報を参照して、前記AVス
    トリームの連続性を判断する請求項12に記載のAVス
    トリーム記録装置。
  15. 【請求項15】 前記整合手段は、前記記録手段が前記
    中絶以後に前記中絶時のデータの記録を再開した場合、
    前記処理可能となった前記オブジェクトのシステム情報
    の内容を書き換えて、前記オブジェクトの内容を、前記
    中絶後のデータを含むことができるように更新する請求
    項11または12に記載のAVストリーム記録装置。
  16. 【請求項16】 AVストリームに関する複数種類の記
    録再生動作を行う記録再生工程と、 少なくともAVストリーム用の再生用バッファおよび記
    録用バッファを用いて前記AVストリームの一時記録を
    行うメモリ工程と、 前記メモリ工程を監視して、前記記録再生工程が実行す
    る所定の種類の動作要求をする要求生成工程と、 前記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定
    の動作を選び、前記記録再生手段が次に行う動作を決定
    する動作決定工程とを備え、 前記所定の基準は、前記記録再生動作の種類に応じて定
    められた優先順位であるAVストリーム記録再生方法。
  17. 【請求項17】 AVストリームに関する複数種類の記
    録再生動作を行う記録再生工程と、 少なくともAVストリーム用の再生用バッファおよび記
    録用バッファを用いて前記AVストリームの一時記録を
    行うメモリ工程と、 前記記録用バッファから読み出されるデータの容量、ま
    たは前記再生用バッファに書き込まれるデータの容量
    が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記記録再
    生工程が実行する所定の種類の動作要求をする要求生成
    工程と、 前記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定
    の動作を選び、前記記録再生工程にて次に行う動作を決
    定する動作決定工程とを備え、 前記所定の基準は、前記メモリ工程におけるデータの容
    量が、前記要求生成工程が監視する所定の閾値に達した
    かどうかであるAVストリーム記録再生方法。
  18. 【請求項18】 AVストリームに関する複数種類の記
    録再生動作を行う記録再生工程と、 少なくともAVストリーム用の再生用バッファおよび記
    録用バッファを用いて前記AVストリームの一時記録を
    行うメモリ工程と、 前記記録用バッファからのデータの読み出し速度、また
    は前記再生用バッファへのデータの書き込み速度が、所
    定の閾値に達するかどうか監視して、前記記録再生工程
    が実行する所定の種類の動作要求をする要求生成工程
    と、 前記要求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定
    の動作を選び、前記記録再生工程にて次に行う動作を決
    定する動作決定工程とを備え、 前記所定の基準は、前記読み出し速度または書き込み速
    度が、前記要求生成手段が監視する所定の閾値に達した
    かどうかであるAVストリーム記録再生方法。
  19. 【請求項19】 AVストリームを連続的に記録すると
    ともに、所定のデータ量の前記AVストリームをオブジ
    ェクトとして処理するためのシステム情報を、前記AV
    ストリームの記録中に、それまで記録されたAVストリ
    ームに対応するように、非連続的に記録する記録工程
    と、 前記記録工程により保持されている前記システム情報
    と、前記記録工程にて記録された前記AVストリームと
    の整合性をとるための整合工程とを備え、 前記整合工程は、前記記録工程の記録動作が中絶した場
    合、前記記録工程により保持されている前記システム情
    報と、前記システム情報の内容の前記AVストリームと
    を、前記オブジェクトとして対応させるAVストリーム
    記録方法。
  20. 【請求項20】 AVストリームを連続的に記録すると
    ともに、所定のデータ量の前記AVストリームをオブジ
    ェクトとして処理するためのシステム情報を、前記AV
    ストリームの記録中に、それまで記録されたAVストリ
    ームに対応するように、非連続的に記録する記録工程
    と、 前記システム情報と、前記記録工程にて記録された前記
    AVストリームとの整合性をとるための整合工程とを備
    え、 前記整合工程は、前記記録工程の記録動作が中絶した場
    合、それまで前記記録工程により記録されていた前記A
    Vストリームおよび前記システム情報を参照して、前記
    AVストリームの記録終端を検出して、該記録終端まで
    のAVストリームと、前記システム情報との内容とを、
    前記オブジェクトとして対応させるAVストリーム記録
    方法。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載のAVストリーム記録
    再生装置の、AVストリームに関する複数種類の記録再
    生動作を行う記録再生手段と、少なくともAVストリー
    ム用の再生用バッファおよび記録用バッファを有するメ
    モリ手段と、 前記メモリ手段を監視して、前記記録再生手段が実行す
    る所定の種類の動作要求をする要求生成手段と、前記要
    求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定の動作
    を選び、前記記録再生手段が次に行う動作を決定する動
    作決定手段との全部または一部としてコンピュータを機
    能させるためのプログラム。
  22. 【請求項22】 請求項3に記載のAVストリーム記録
    再生装置の、AVストリームに関する複数種類の記録再
    生動作を行う記録再生手段と、少なくともAVストリー
    ム用の再生用バッファおよび記録用バッファを有するメ
    モリ手段と、前記記録用バッファから読み出されるデー
    タの容量、または前記再生用バッファに書き込まれるデ
    ータの容量が、所定の閾値に達するかどうか監視して、
    前記記録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をす
    る要求生成手段と、前記要求のキューの中から、所定の
    基準に基づき、特定の動作を選び、前記記録再生手段が
    次に行う動作を決定する動作決定手段との全部または一
    部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  23. 【請求項23】 請求項6に記載のAVストリーム記録
    再生装置の、AVストリームに関する複数種類の記録再
    生動作を行う記録再生手段と、少なくともAVストリー
    ム用の再生用バッファおよび記録用バッファを有するメ
    モリ手段と、前記記録用バッファからのデータの読み出
    し速度、または前記再生用バッファへのデータの書き込
    み速度が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記
    記録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要
    求生成手段と、前記要求のキューの中から、所定の基準
    に基づき、特定の動作を選び、前記記録再生手段が次に
    行う動作を決定する動作決定手段との全部または一部と
    してコンピュータを機能させるためのプログラム。
  24. 【請求項24】 請求項11に記載のAVストリーム記
    録装置の、AVストリームを連続的に記録するととも
    に、所定のデータ量の前記AVストリームをオブジェク
    トとして処理するためのシステム情報を、前記AVスト
    リームの記録中に、それまで記録されたAVストリーム
    に対応するように、非連続的に記録する記録手段と、前
    記記録手段に保持されている前記システム情報と、前記
    記録手段に記録された前記AVストリームとの整合性を
    とるための整合手段との全部または一部としてコンピュ
    ータを機能させるためのプログラム。
  25. 【請求項25】 請求項12に記載のAVストリーム記
    録装置の、AVストリームを連続的に記録するととも
    に、所定のデータ量の前記AVストリームをオブジェク
    トとして処理するためのシステム情報を、前記AVスト
    リームの記録中に、それまで記録されたAVストリーム
    に対応するように、非連続的に記録する記録手段と、 前記システム情報と、前記記録手段に記録された前記A
    Vストリームとの整合性をとるための整合手段との全部
    または一部としてコンピュータを機能させるためのプロ
    グラム。
  26. 【請求項26】 請求項1に記載のAVストリーム記録
    再生装置の、AVストリームに関する複数種類の記録再
    生動作を行う記録再生手段と、少なくともAVストリー
    ム用の再生用バッファおよび記録用バッファを有するメ
    モリ手段と、 前記メモリ手段を監視して、前記記録再生手段が実行す
    る所定の種類の動作要求をする要求生成手段と、前記要
    求のキューの中から、所定の基準に基づき、特定の動作
    を選び、前記記録再生手段が次に行う動作を決定する動
    作決定手段との全部または一部としてコンピュータを機
    能させるためのプログラムを担持した媒体であって、コ
    ンピュータにより処理可能な媒体。
  27. 【請求項27】 請求項3に記載のAVストリーム記録
    再生装置の、AVストリームに関する複数種類の記録再
    生動作を行う記録再生手段と、少なくともAVストリー
    ム用の再生用バッファおよび記録用バッファを有するメ
    モリ手段と、前記記録用バッファから読み出されるデー
    タの容量、または前記再生用バッファに書き込まれるデ
    ータの容量が、所定の閾値に達するかどうか監視して、
    前記記録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をす
    る要求生成手段と、前記要求のキューの中から、所定の
    基準に基づき、特定の動作を選び、前記記録再生手段が
    次に行う動作を決定する動作決定手段との全部または一
    部としてコンピュータを機能させるためのプログラムを
    担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能な
    媒体。
  28. 【請求項28】 請求項6に記載のAVストリーム記録
    再生装置の、AVストリームに関する複数種類の記録再
    生動作を行う記録再生手段と、少なくともAVストリー
    ム用の再生用バッファおよび記録用バッファを有するメ
    モリ手段と、前記記録用バッファからのデータの読み出
    し速度、または前記再生用バッファへのデータの書き込
    み速度が、所定の閾値に達するかどうか監視して、前記
    記録再生手段が実行する所定の種類の動作要求をする要
    求生成手段と、前記要求のキューの中から、所定の基準
    に基づき、特定の動作を選び、前記記録再生手段が次に
    行う動作を決定する動作決定手段との全部または一部と
    してコンピュータを機能させるためのプログラムを担持
    した媒体であって、コンピュータにより処理可能な媒
    体。
  29. 【請求項29】 請求項11に記載のAVストリーム記
    録装置の、AVストリームを連続的に記録するととも
    に、所定のデータ量の前記AVストリームをオブジェク
    トとして処理するためのシステム情報を、前記AVスト
    リームの記録中に、それまで記録されたAVストリーム
    に対応するように、非連続的に記録する記録手段と、前
    記記録手段に保持されている前記システム情報と、前記
    記録手段に記録された前記AVストリームとの整合性を
    とるための整合手段との全部または一部としてコンピュ
    ータを機能させるためのプログラムを担持した媒体であ
    って、コンピュータにより処理可能な媒体。
  30. 【請求項30】 請求項12に記載のAVストリーム記
    録装置の、AVストリームを連続的に記録するととも
    に、所定のデータ量の前記AVストリームをオブジェク
    トとして処理するためのシステム情報を、前記AVスト
    リームの記録中に、それまで記録されたAVストリーム
    に対応するように、非連続的に記録する記録手段と、 前記システム情報と、前記記録手段に記録された前記A
    Vストリームとの整合性をとるための整合手段との全部
    または一部としてコンピュータを機能させるためのプロ
    グラムを担持した媒体であって、コンピュータにより処
    理可能な媒体。
JP2001333172A 2000-10-30 2001-10-30 Avストリーム記録再生装置、avストリーム記録装置、avストリーム記録再生方法、avストリーム記録方法 Pending JP2002203363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001333172A JP2002203363A (ja) 2000-10-30 2001-10-30 Avストリーム記録再生装置、avストリーム記録装置、avストリーム記録再生方法、avストリーム記録方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-331516 2000-10-30
JP2000331516 2000-10-30
JP2001333172A JP2002203363A (ja) 2000-10-30 2001-10-30 Avストリーム記録再生装置、avストリーム記録装置、avストリーム記録再生方法、avストリーム記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002203363A true JP2002203363A (ja) 2002-07-19

Family

ID=26603088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001333172A Pending JP2002203363A (ja) 2000-10-30 2001-10-30 Avストリーム記録再生装置、avストリーム記録装置、avストリーム記録再生方法、avストリーム記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002203363A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100623380B1 (ko) 2005-03-22 2006-09-13 엘지전자 주식회사 개인용 비디오 녹화기에 있어서 타임 쉬프트 기능을 위한데이터 전송방법
JP2008067216A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toshiba Corp 記録再生制御装置および記録再生制御方法
JP2009502096A (ja) * 2005-07-18 2009-01-22 トムソン ライセンシング 好みのチャンネルのバッファリングおよび記録を行いながらチャンネル・サーフィンすることを可能にするシステム、方法および装置
US7496274B2 (en) 2004-09-27 2009-02-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication apparatus and communication method
US7509031B2 (en) 2004-04-14 2009-03-24 Funai Electric Co., Ltd. Optical disk recorder and method of writing signal to an optical disk

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7509031B2 (en) 2004-04-14 2009-03-24 Funai Electric Co., Ltd. Optical disk recorder and method of writing signal to an optical disk
US7496274B2 (en) 2004-09-27 2009-02-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication apparatus and communication method
KR100623380B1 (ko) 2005-03-22 2006-09-13 엘지전자 주식회사 개인용 비디오 녹화기에 있어서 타임 쉬프트 기능을 위한데이터 전송방법
JP2009502096A (ja) * 2005-07-18 2009-01-22 トムソン ライセンシング 好みのチャンネルのバッファリングおよび記録を行いながらチャンネル・サーフィンすることを可能にするシステム、方法および装置
JP2008067216A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toshiba Corp 記録再生制御装置および記録再生制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4333655B2 (ja) コンテンツ受信装置およびコンテンツ受信方法
JP2003533843A (ja) バンド幅効率の改善方法
JP2001291317A (ja) 情報記録再生装置、及び、その記録、再生方法
JP2000059755A (ja) データサーバシステム、データ受信装置およびデータ送信装置
JP2001148158A (ja) 記録再生装置及び記録再生方法
WO2018014711A1 (zh) 一种录像播放方法及装置
JP4982383B2 (ja) 複数の記録媒体にコンテンツを記録する記録装置およびその制御方法
JP2002203363A (ja) Avストリーム記録再生装置、avストリーム記録装置、avストリーム記録再生方法、avストリーム記録方法
JP2004334459A (ja) 記録再生装置、記録再生方法、および記録再生プログラム
JP2006244653A (ja) ストリームデータ記録装置、およびストリームデータ記録方法
KR19980033151A (ko) 라이브러리내 화일의 관리 방법 및 라이브러리용 서버 장치
JP3637346B1 (ja) 情報記録装置と情報記録方法とプログラム
JP3997640B2 (ja) 情報記録再生装置
JP5066278B1 (ja) 映像表示装置、バッファ管理方法および映像表示システム
JP4930358B2 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JP2003209823A (ja) ストリーム送受信システムおよびストリーム送受信方法
JP5178355B2 (ja) 記録装置
JPH11353778A (ja) 記録装置および記録方法
JP4718132B2 (ja) プログラムデータの格納にスワップ可能な記憶装置を使用するシステムおよび方法
WO2002037490A1 (fr) Dispositif de reproduction et d'enregistrement d'une sequence audiovisuelle, dispositif d'enregistrement d'une sequence audiovisuelle, procede de reproduction et d'enregistrement d'une sequence audiovisuelle et procede d'enregistrement d'une sequence audiovisuelle
JP2002152642A (ja) 映像記録システムおよびその制御方法
KR101012187B1 (ko) 데이터 스트림의 심리스 실시간 분리 및 연결을 위한 방법
JP2005129168A (ja) 情報記録装置と情報記録方法とプログラム
JP2004078704A (ja) 映像音声記録再生装置とそのファイル読み書き方法
JPH08171459A (ja) 情報処理システム