JP2002203075A - 製品品質管理支援装置および製品品質管理支援方法ならびに記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】迅速な不具合対策を可能とする。 【解決手段】製品品質管理支援装置１００は、携帯端末
装置２００で取得されて送信される、不具合発生機器の
画像情報を受信し、受信した不具合発生機器の画像情報
がテーブル１５１に記憶されている不具合画像情報群の
いずれかに一致するか否かを判定する。そして、処理部
１１０が、一致すると判定した場合にこの一致する不具
合画像情報に関連して記憶された不具合対策情報を抽出
し、この抽出した不具合対策情報を携帯端末装置２００
に送信するので、不具合対策が迅速に行えるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機等に或る機
器に不具合が発生した場合に即座に対応可能とする製品
品質管理支援装置、製品品質管理支援方法および記録媒
体に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年の産業機器の中でも、特に、パチン
コ機やパチスロ機等の遊技機は、その構成部品数が極め
て多数あり、部品のアセンブリング工程も複雑である。
このため、市場に出荷された遊技機に不具合が発生した
場合、これを調査する必要がある。その際、通常、製造
元と製造年月日がシール等で付着されて成る製造情報で
ある検査印を見て、製造元に不具合発生報告を行って不
具合対策を行っていた。

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不具合
が発生した遊技機を回収して製造管理部門までに到達す
るまでの時間や製造管理部門で不具合の解析・調査を行
うための時間等を要するため、不具合対策がどうしても
遅れたものとなっていた。

【０００３】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、迅速な不具合対策を可能とす
る製品品質管理支援装置および方法ならびにそのための
記録媒体を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、製品品質管理を支援する装置であって、
或る機器の複数種類の不具合のそれぞれの画像情報（不
具合画像情報）からなる不具合画像情報群と各不具合画
像情報に関連させた不具合対策情報とを記憶する記憶手
段と、携帯端末装置で取得されて送信される、不具合発
生機器の画像情報を受信する受信手段と、受信した不具
合発生機器の画像情報が前記記憶手段に記憶されている
不具合画像情報群のいずれかに一致するか否かを判定す
る判定手段と、一致すると判定した場合にこの一致する
不具合画像情報に関連して記憶された不具合対策情報を
抽出する抽出手段と、この抽出した不具合対策情報を前
記携帯端末装置に送信する送信手段と、を備えたことを
特徴とするようにした。

【０００４】この発明においては、受信した不具合発生
機器の画像情報が記憶手段に記憶されている不具合画像
情報群のいずれかに一致するか否かを判定し、一致する
と判定した場合にこの一致する不具合画像情報に関連し
て記憶された不具合対策情報を抽出し、この抽出した不
具合対策情報を携帯端末装置に送信するので、不具合対
策が迅速に行えるようになる。

【０００５】また、前記抽出手段が抽出する不具合対策
情報は、不具合対策用の動画情報および音声情報であ
り、前記送信手段は、これらの不具合対策用の動画情報
および音声情報を前記携帯端末装置に送信する手段であ
ることを特徴とするようにしても良い。

【０００６】更に、前記受信した不具合発生機器の画像
情報と一致した不具合画像情報に関連させてその受信回
数を累積していく受信回数累積手段と、累積受信回数が
予め設定したしきい値を超えた場合には、当該不具合画
像情報に関連して記憶される送信先アドレスに所要の情
報を電子メール送信するメール送信手段と、を備えるよ
うにしても良い。更にまた、前記累積受信回数に対する
しきい値は、不具合画像情報毎に異なる値が設定しても
良い。

【０００７】また、前記メール送信手段は、前記送信先
アドレスに、所要の端末装置を特別な態様で駆動制御す
るための制御情報を記述または添付した電子メールを送
信する手段であるようにするのも好ましい。また、前記
不具合発生機器は、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機
であるようにすることができる。

【０００８】また、製品品質管理を支援する方法であっ
て、機器の複数種類の不具合のそれぞれの画像情報（不
具合画像情報）からなる不具合画像情報群と各不具合画
像情報に関連させた不具合対策情報とを記憶装置に記憶
させておき、携帯端末装置が、取得した不具合発生機器
の画像情報を製品品質管理支援装置に送信し、製品品質
管理支援装置は、この不具合発生機器の画像情報を受信
し、受信した画像情報が前記記憶手段に記憶されている
不具合画像情報群のいずれかに一致するか否かを判定
し、一致すると判定した場合にこの一致する不具合画像
情報に関連して記憶された不具合対策情報を抽出し、こ
の抽出した不具合対策情報を前記携帯端末装置に送信す
る、ことを特徴とする製品品質管理支援方法も提供され
る。

【０００９】そして、或る機器の複数種類の不具合のそ
れぞれの画像情報（不具合画像情報）からなる不具合画
像情報群と各不具合画像情報に関連させた不具合対策情
報とを記憶する記憶手段を備えた製品品質管理支援装置
を動作させるための動作プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であって、携帯端末装置で
取得されて送信される、不具合発生機器の画像情報を受
信する処理と、受信した不具合発生機器の画像情報が前
記記憶手段に記憶されている不具合画像情報群のいずれ
かに一致するか否かを判定する処理と、一致すると判定
した場合にこの一致する不具合画像情報に関連して記憶
された不具合対策情報を抽出する処理と、この抽出した
不具合対策情報を前記携帯端末装置に送信する処理と、
を含む処理を実行させるための処理プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体も提供される。

【００１０】このような記録媒体としては、ＲＯＭ、半
導体ＩＣ等の半導体記録媒体、ＤＶＤＲＯＭ、ＣＤＲＯ
Ｍ等の光記録媒体、フレキシブルディスク等の磁気記録
媒体、ＭＯ等の光磁気記録媒体等のデジタルコンテンツ
の記録、読み出しが可能な記録媒体が挙げられる。ま
た、上記処理プログラムは情報処理装置から通信網を介
してダウンロードするようにしても良い。

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では機器例と
してパチンコ機やパチスロ機等の遊技機を採用して説明
するが本発明の適用対象は他の機器にも及ぶことは言う
までも無い。

【００１１】（構成）図１は、本発明の実施の形態の製
品品質管理支援システム１のブロック構成図である。こ
の製品品質管理支援システム１は、アセンブリーメーカ
ー側に配設された製品品質管理支援装置１００と、部品
メーカー側に配設された部品メーカー側端末装置４００
と携帯端末装置２００とが相互に所要の情報を通信可能
に通信網３００で接続されて構成されている。通信網３
００としてはインターネットや専用線等が挙げられる。
なお、携帯端末装置１００や部品メーカー側端末装置４
００は、当然に複数台使用可能であるが説明の容易化の
ため１台として説明する。

【００１２】図２は、製品品質管理支援装置１００のブ
ロック構成図である。この製品品質管理支援装置１００
は、処理プログラムに従った動作を行うＣＰＵ等で実現
される処理部１１０と、マウス等の入力デバイスで実現
できる入力部１２０と、ＣＲＴ等の表示デバイスで実現
できる出力部１３０と、ＨＤ等で実現できるＤＢ（デー
ターベース）１４０とを備えている。このＤＢ３４０に
は、テーブルを格納可能なテーブル格納領域１５０が形
成されており、このテーブル格納領域１５０に格納され
るテーブルの参照、更新等は、処理部１１０によって行
われるようになっている。

【００１３】次に、図５を参照してこのテーブル格納領
域１５０に格納されるテーブル１５１について説明す
る。図５に示すテーブル１５１は、遊技機の複数種類の
不具合のそれぞれの画像情報である不具合画像情報と、
各不具合画像情報の受信累積数である不具合累積件数
と、不具合対策情報と、関連部署アドレスと、送信しき
い値とが関連付けて記憶されている。この例では不具合
画像情報は「ａ」〜「ｚ」であり、現時点での不具合画
像情報「ａ」に対する不具合累積件数は「２件」となっ
ている。そして、不具合画像情報「ａ」と一致する画像
情報が携帯端末装置２００から送信されてきた場合に
は、不具合対策情報として動画Ｄ１および音声情報Ｖ１
とが携帯端末装置２００側に送信されるように設定され
ている。

【００１４】また、不具合画像情報「ａ」と一致する画
像情報が携帯端末装置２００から送信されてきた場合に
は、関連部署アドレスＡＤ１（本例では図１の部品メー
カー側端末装置４００のアドレスである）に電子メール
を送信するように設定されており、その契機は、不具合
累積件数が送信しきい値「１」を超えた場合となってい
る。したがって、図５に示す例では製品品質管理支援装
置１００の処理部１１０は、送信先アドレスＡＤ１の端
末装置、即ち、部品メーカ側端末装置４００に電子メー
ルを送信する場合となっている。この電子メールには不
具合累積件数やその旨の警告メッセージが記述または添
付されていたり、あるいは、端末装置側の警報出力部４
５０を特殊な態様で駆動制御するための制御情報を記述
または添付したものとなっている。

【００１５】また、各送信しきい値を不具合画像情報毎
に異なる値に設定しておけば、不具合通知の重要度に応
じた電子メール送信動作が実行される。即ち、重大な不
具合に対してはしきい値を小さく設定しておいて電子メ
ール送信による通知が行われ易くする一方、それほど重
大でない不具合に対してはしきい値を大きく設定してお
いて電子メール送信による通知が行われにくくすること
ができる。

【００１６】次に、図３のブロック構成図を参照して、
携帯端末装置２００の構成を説明する。この携帯端末装
置２００は、処理プログラムに従った動作を行うＣＰＵ
等で実現される処理部２１０と、操作ボタン等で実現で
きる操作部２２０と、カラー液晶ディスプレイ等の表示
デバイスで実現できる表示部２３０と、不具合が発生し
た遊技機の画像情報を取得するＣＣＤカメラ２４０と、
音声出力を行うスピーカー２５０とを備えている。より
具体的には、操作部２２０のボタン操作によって、表示
部２３０に表示させる各種の項目等を操作していくこと
によって所要の操作を行えるように構成されている。ま
た、操作部２２０の操作によってＣＣＤカメラ２４０が
不具合発生遊技機の画像情報を撮像しこれを処理部２１
０が受けとって製品品質管理支援装置１００に自動送信
できるようになっている。

【００１７】また、この携帯端末装置２００は、携帯電
話や可搬型でモバイル機能を有する小型情報処理装置等
によって実現可能であり、携帯型の端末装置を用いて迅
速な不具合対策をどこからでも容易に行えることにな
る。なお、端末装置を携帯型とすることによって、図１
の構成において厳密に記載すると、基地局等の中継装置
が必要となるが、本発明の主要部の理解の容易化のため
に敢えて基地局等の中継装置を図示せずに説明する。

【００１８】また、図５に示すように、部品メーカー側
端末装置４００は、記録媒体に記録されたプログラムに
したがった処理を行うＣＰＵ等で実現される処理部４１
０と、マウス等で実現される入力部４２０と、ＣＲＴ等
で実現される出力部４３０と、ＨＤ等で実現される記憶
部４４０と、電子メールによって警報出力制御信号を受
けて警報を出力する警報出力部４５０とを備えている。
処理部４１０は、後に説明するような動作を行うように
構成されている。警報出力としては、チャイムやブザー
音が挙げられるがこれらに限定されない。

【００１９】（動作）次に、図６、図７に示すフローチ
ャート等を参照して動作を説明する。なお、最初はテー
ブル１５１の不具合累積件数がクリアされているものと
する。

【００２０】（動作例１）先ず、携帯端末装置２００か
ら不具合発生遊技機の画像情報が送信されてくると、製
品品質管理支援装置１００の処理部１１０は受信する
（ステップＳ６００のＹｅｓ）。なお、受信されない場
合にはステップＳ６００においてウエイト状態となる。
次いで、処理部１１０は、受信した画像情報がテーブル
１５１に記憶される「ａ」〜「ｚ」の内のいずれかの不
具合画像情報と一致するか否かを判定す（ステップＳ６
１０）。いずれにも一致しない場合（Ｎｏ）には処理を
終了し、一方、いずれかに一致する場合（Ｙｅｓ）には
ステップＳ６２０に移行する。今、受信した画像情報が
不具合画像情報「ａ」に一致した場合を想定する。

【００２１】すると、ステップＳ６２０において、処理
部１１０は不具合画像情報「ａ」に関連する不具合累積
件数を１だけ増加させて不具合累積件数を更新する。そ
して、ステップＳ６３０において、処理部１１０は、不
具合画像情報「ａ」に関連する不具合対策情報である動
画Ｄ１および音声Ｖ１を携帯端末装置２００に送信す
る。これに応答して携帯端末装置２００の処理部２１０
は動画Ｄ１を表示部２３０で表示させるとともに音声Ｖ
１をスピーカー２５０から出力させる。これによって不
具合発生遊技機が設置された場所での不具合対策を行え
るようになる。

【００２２】したがってこの動作例１によれば、製品品
質管理支援装置１００の処理部１１０が、遊技機の複数
種類の不具合のそれぞれの画像情報（不具合画像情報）
からなる不具合画像情報群と各不具合画像情報に関連さ
せた不具合対策情報とを記憶するテーブル１５１を備
え、携帯端末装置２００で取得されて送信される、不具
合発生機器の画像情報を受信し、受信した不具合発生機
器の画像情報がテーブル１５１に記憶されている不具合
画像情報群のいずれかに一致するか否かを判定する。そ
して、処理部１１０が、一致すると判定した場合にこの
一致する不具合画像情報に関連して記憶された不具合対
策情報を抽出し、この抽出した不具合対策情報を携帯端
末装置２００に送信するので、不具合対策が迅速に行え
るようになる。

【００２３】また、処理部１１０は、不具合対策用の動
画情報および音声情報を携帯端末装置２００に送信する
のでより対策が容易となる。

【００２４】（動作例２）この動作例は不具合累積件数
がしきい値を超えた場合に設定されているアドレスに電
子メールを送信する点に特徴がある。図７を参照して動
作説明を行うがこのコネクタＣ、Ｄは図６のステップＳ
６２０とステップＳ６３０との間に組み込むようにして
動作させる。以下に特徴的な動作を説明する。

【００２５】処理部１１０が、テーブル１５１を参照し
て、ステップＳ６２０での更新処理の結果、総ての不具
合累積件数において関連するしきい値を超えたものがあ
るか否かを判定する（ステップＳ７００）。超えたもの
が無い場合（Ｎｏ）には処理を終了してステップＳ６３
０に移行して後の処理を継続する。一方、超えたものが
ある場合（Ｙｅｓ）にはステップＳ７１０に移行する。

【００２６】そして、超えたものに関連する関連部署ア
ドレス先に電子メールを送信する（ステップＳ７１
０）。電子メールとしては不具合累積件数等を記述また
は添付して警告を行うものが挙げられる。さらに、送信
先アドレスの端末装置が部品メーカー側端末装置４００
の場合には、この警報出力部４５０を特殊な態様例えば
特殊な出力の仕方で駆動制御するための制御情報を電子
メールに記述または添付して送信する。これを受信した
処理部４１０は警報出力部４５０に制御情報を供給する
ので警報出力部４５０は特殊な出力態様で駆動制御され
るので、オペレータは緊急な事態が発生したことを即座
に把握できるようになる。

【００２７】したがって、この第２の動作例によれば、
処理部１１０は、受信した不具合発生機器の画像情報と
一致した不具合画像情報に関連させてその受信回数を累
積していくき、累積受信回数が予め設定したしきい値を
超えた場合には、当該不具合画像情報に関連して記憶さ
れる送信先アドレスに所要の情報を電子メール送信する
メール送信するので不具合に関する情報が迅速に適切な
部署に通知できる。また、処理部１１０は、送信先アド
レスに、端末装置を特別な態様で駆動制御するための制
御情報を記述または添付した電子メールを送信するの
で、オペレータは緊急な事態が発生したことを即座に把
握できるようになる。

【００２８】以上説明したきた本発明の実施の形態で
は、不具合発生機器をパチンコ機やパチスロ機等の遊技
機としたものであるので、遊技機の不具合対策を迅速に
行うことが可能となるが、これを他の分野の機器に適用
しても良いことは言うまでもない。

【００２９】図８は、図１に示す各装置の主要部のハー
ドウエア構成図である。図８に示す構成では、ＣＰＵ８
００と、処理プログラム８１２を記録した記録媒体とし
てのＨＤ８１０と、マウス（または操作ボタン）８２０
と、ＣＲＴ（または液晶ディスプレイ）８３０とを有
し、これらが相互に所要の情報を通信可能にバス８４０
で接続されている。そして、ＣＰＵ８００が、処理プロ
グラム８１２を実行することによって、以上説明してき
たような各種の処理が実行される。なお、ＣＣＤカメラ
２４０やスピーカー２５０は図示していないが同様にし
てバス８４０に接続してＣＰＵ８００が動作制御可能と
すれば良い。

【００３０】以上、本発明の実施の形態について説明し
たきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、
本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すこ
とができ、例えば、部品メーカー側の端末装置の台数を
増やすこと、各種の情報通信において一部をインターネ
ットで行なうと共に他の部分を専用線で行なうようにす
ること、携帯端末装置２００からの製品品質管理支援装
置１００へのアクセスはパスワードを入力しなければ行
なえないようにすること、関連部署アドレスは１個とは
限らず複数個設定すること、等の種々の変形や変更が挙
げられる。

【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、遊技機等の機器の不具合対策を迅速に行えるように
することが可能になるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の製品品質管理支援システ
ム１のブロック構成図である。

【図２】製品品質管理支援装置１００のブロック構成図
である。

【図３】携帯端末装置２００のブロック構成図である。

【図４】部品メーカー側端末装置４００のブロック構成
図である。

【図５】テーブル１５１の説明図である。

【図６】製品品質管理支援装置１００の動作例１の説明
図である。

【図７】製品品質管理支援装置１００の動作例２の説明
図である。

【図８】各装置のハードウエア構成図である。

【符号の説明】

１ 製品品質管理支援システム １００ 製品品質管理支援装置 １１０ 処理部 １２０ 入力部 １３０ 出力部 １４０ ＤＢ（データーベース） １５０ テーブル格納領域 １５１ テーブル ２００ 携帯端末装置 ２１０ 処理部 ２２０ 操作部 ２３０ 表示部 ２４０ ＣＣＤカメラ ２５０ スピーカー ４００ 部品メーカー側端末装置 ４１０ 処理部 ４２０ 入力部 ４３０ 出力部 ４４０ 記憶部 ４５０ 警報出力部 ８００ ＣＰＵ ８１０ ＨＤ ８１２ 処理プログラム ８２０ マウス（操作ボタン） ８３０ ＣＲＴ（液晶ディスプレイ） ８４０ バス

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０ Ｇ０６Ｆ 17/30 １７０Ｅ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 製品品質管理を支援する装置であって、 或る機器の複数種類の不具合のそれぞれの画像情報（不
   具合画像情報）からなる不具合画像情報群と各不具合画
   像情報に関連させた不具合対策情報とを記憶する記憶手
   段と、 携帯端末装置で取得されて送信される、不具合発生機器
   の画像情報を受信する受信手段と、 受信した不具合発生機器の画像情報が前記記憶手段に記
   憶されている不具合画像情報群のいずれかに一致するか
   否かを判定する判定手段と、 一致すると判定した場合にこの一致する不具合画像情報
   に関連して記憶された不具合対策情報を抽出する抽出手
   段と、 この抽出した不具合対策情報を前記携帯端末装置に送信
   する送信手段と、を備えたことを特徴とする製品品質管
   理支援装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の製品品質管理支援装置
   において、 前記抽出手段が抽出する不具合対策情報は、不具合対策
   用の動画情報および音声情報であり、 前記送信手段は、これらの不具合対策用の動画情報およ
   び音声情報を前記携帯端末装置に送信する手段であるこ
   とを特徴とする製品品質管理支援装置。
3. 【請求項３】 請求項１および２の内のいずれか一項に
   記載の製品品質管理支援装置において、 前記受信した不具合発生機器の画像情報と一致した不具
   合画像情報に関連させてその受信回数を累積していく受
   信回数累積手段と、 累積受信回数が予め設定したしきい値を超えた場合に
   は、当該不具合画像情報に関連して記憶される送信先ア
   ドレスに所要の情報を電子メール送信するメール送信手
   段と、を備えたことを特徴とする製品品質管理支援装
   置。
4. 【請求項４】 請求項３に記載の製品品質管理支援装置
   において、 前記累積受信回数に対するしきい値は、不具合画像情報
   毎に異なる値が設定されていることを特徴とする製品品
   質管理支援装置。
5. 【請求項５】 請求項３および４の内のいずれか一項に
   記載の製品品質管理支援装置において、 前記メール送信手段は、 前記送信先アドレスに、所要の端末装置を特別な態様で
   駆動制御するための制御情報を記述または添付した電子
   メールを送信する手段であることを特徴とする製品品質
   管理支援装置。
6. 【請求項６】 請求項１、２、３、４および５の内のい
   ずれか一項に記載の製品品質管理支援装置において、 前記不具合発生機器は、パチンコ機やパチスロ機等の遊
   技機であることを特徴とする製品品質管理支援装置。
7. 【請求項７】 製品品質管理を支援する方法であって、 機器の複数種類の不具合のそれぞれの画像情報（不具合
   画像情報）からなる不具合画像情報群と各不具合画像情
   報に関連させた不具合対策情報とを記憶装置に記憶させ
   ておき、 携帯端末装置が、 取得した不具合発生機器の画像情報を製品品質管理支援
   装置に送信し、 製品品質管理支援装置は、 この不具合発生機器の画像情報を受信し、受信した画像
   情報が前記記憶手段に記憶されている不具合画像情報群
   のいずれかに一致するか否かを判定し、 一致すると判定した場合にこの一致する不具合画像情報
   に関連して記憶された不具合対策情報を抽出し、 この抽出した不具合対策情報を前記携帯端末装置に送信
   する、ことを特徴とする製品品質管理支援方法。
8. 【請求項８】 或る機器の複数種類の不具合のそれぞれ
   の画像情報（不具合画像情報）からなる不具合画像情報
   群と各不具合画像情報に関連させた不具合対策情報とを
   記憶する記憶手段を備えた製品品質管理支援装置を動作
   させるための動作プログラムを記録したコンピュータ読
   み取り可能な記録媒体であって、 携帯端末装置で取得されて送信される、不具合発生機器
   の画像情報を受信する処理と、 受信した不具合発生機器の画像情報が前記記憶手段に記
   憶されている不具合画像情報群のいずれかに一致するか
   否かを判定する処理と、 一致すると判定した場合にこの一致する不具合画像情報
   に関連して記憶された不具合対策情報を抽出する処理
   と、 この抽出した不具合対策情報を前記携帯端末装置に送信
   する処理と、を含む処理を実行させるための処理プログ
   ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。