JP2002202248A - ガス検出装置 - Google Patents

ガス検出装置

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JP2002202248A
JP2002202248A JP2000402111A JP2000402111A JP2002202248A JP 2002202248 A JP2002202248 A JP 2002202248A JP 2000402111 A JP2000402111 A JP 2000402111A JP 2000402111 A JP2000402111 A JP 2000402111A JP 2002202248 A JP2002202248 A JP 2002202248A
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gas
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JP2000402111A
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English (en)
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Masaya Nanami
雅也 名波
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
Masayuki Watanabe
政之 渡辺
Yukio Araki
幸雄 荒木
Takeshi Tsukamoto
威 塚本
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化による容器の変形や外部応力による
ガスセルの変形を減少させてスペックルパターンの変化
を抑え、電気信号のドリフトを低減してガス検出を行
う。 【解決手段】 一つの硬質材料からなる直方体のブロッ
ク41を対称形状に2分割し、この2分割された分割ブ
ロック41a,41bの分割面41cに対称な半球状の
凹部42a,42bを形成し、さらに凹部42の表面に
光拡散面11を形成し、これら凹部42a,42b同士
の縁部分を一致させて突き合わせ、分割ブロック41
a,41bを固定して球状のガス容器3を構成し、ブロ
ック41の平滑な外壁面に密着して光源5と受光器9を
固定する。これにより、ガス容器3と光源5と受光器9
の相対位置が固定保持され、温度変化や外部応力による
スペックルパターンの変動が抑えられ、受光器9が出力
する受光量に応じた電気信号のドリフト(干渉ノイズ)
が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ吸収分光を
利用したガス検出装置に係り、特に目的とするガスの有
無の検知や濃度測定のためにガスを導入してレーザ光と
相互作用を行わせるガスセルを有するガス検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】レーザ吸収分光は、物質が固有の光波長
に対して大きな吸収をもつという性質を利用して、分析
などに用いられる分光技術の一種である。この技術をガ
ス分析の分野で応用することにより、目的とするガスの
検出や濃度測定が可能となる。
【0003】従来のガス検出装置の光学系の一例を図4
に示す。この光学系はレーザ光源51、ガスセル52お
よび受光器53より構成される。ガスセル52は、通
常、ガスを収容するための容器54、ガス導入孔55と
ガス排出孔56、およびレーザ光57が通過するための
第一の窓58と第二の窓59より構成される。レーザ光
源51より出射したレーザ光57は第1の窓58から入
射し、容器54内部に収容されたガスでその一部が吸収
され、第二の窓59より出射して受光器53に達する。
レーザ光57の波長を被検出ガスの吸収波長付近で変化
させると図5のようなガス吸収曲線がみられる。この曲
線上で大きな吸収を示す波長になるべく近い波長のレー
ザ光を用いて、該レーザ光のガスによる吸収の度合い、
すなわち受光器53で受光するレーザ光の光量の変化量
を測ることでガス濃度(ガス検出を含む)を知ることが
できる。
【0004】ところで、実際にガスの濃度測定を行うと
様々な原因による誤差が生じるが、その中でもレーザ光
の干渉によって発生するドリフトによる誤差は絶対値も
大きくまた対策も難しい。具体的には、レーザ光がガス
セルの窓を透過するときや受光器内部の光学系を透過す
るときに多重反射が生じ、これが元のレーザ光と干渉
し、光強度の変化として現れる。この強度変動が吸収曲
線に畳重した場合、あたかも被検出ガスの濃度が変化し
たかのごとく観測されてしまう。
【0005】そこで、光学的な多重反射を極力避けるた
め、従来では図6に示すような工夫がされてきた。この
例ではウェッジ形状のガラス板の両面に反射防止膜61
を施したものをガスセル52の窓材に用いている。この
ようにすることで多重反射による干渉の影響を減らすこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガスセ
ル52で多重反射を抑えても、受光器53の部分で同様
の問題が生じる。例えば受光器53にフォトダイオード
(以後、PDという。)を使用した場合、PD容器の窓
とPD素子表面の間で多重反射が生じ、これが測定誤差
となってしまう。このように干渉が原因となる誤差は、
光学系のさまざまな場所で生じる可能性があるため、全
ての光学部品において干渉が起こらないように改善して
いくことは難しい。
【0007】そこで、本件発明者等は、測定に用いる光
の多重反射による測定誤差を抑えたガス検出装置を既に
出願している(特開平2000−206035号公
報)。
【0008】上記特開平2000−206035号公報
に開示されるガス検出装置71では、可干渉性を有する
レーザ光を拡散させて可干渉性を崩す光拡散体をガスセ
ル内部もしくは外部の光路に設けることにより、干渉が
原因となる光学的ノイズを低下させている。上記公報に
開示されるガス検出装置の一例として、図7に示すガス
検出装置71では、ガス導入孔72aとガス排出孔72
bを有した被検出ガスを収容するための容器72の形状
を球とし、この容器72の内壁面全面に反射型の光拡散
体73を形成し、容器72の壁面の外側に光源74と受
光器75を装着した構成となっている。
【0009】ところで、図7に示すガス検出装置71を
採用した場合、容器72の内壁面全面に光拡散体73が
形成されるので、光源74からの発散光が光拡散体73
によって拡散されると、微小な凹凸の粗い面からなる光
拡散体73の光拡散によってスペックルを生じる。この
スペックルは、上記のようなレーザ光等の干渉性の高い
光で光学的に粗い表面を照らすときに起こる無秩序に分
布した暗点と明点である。スペックルは、粗い表面の微
細部分で再放射される多くの無秩序な要素波が複雑に干
渉することにより形成される。
【0010】一般的に、レーザ光などのコヒーレント光
を光学的粗面に照明すると、照明された表面はレーザ光
を反射してスペックルパターンを生ずる。そして、上記
のように発生するスペックルパターンは、そのパターン
の状態が変化しなければ、測定誤差に影響を及ぼすこと
なく、正確なガス検出及びガス濃度測定が可能である。
【0011】しかしながら、光源74が発する熱による
温度変化、容器72に送り込まれるガスの温度変化、装
置に組み込んだ回路の熱まわり等によって容器72が変
形すると、容器72の壁面に形成された光拡散体73の
面も変形するため、スペックルパターンもゆっくりと動
いて変化してしまう。このスペックルパターンの変化
は、装置71の各所をネジ止めして設置する場合、装置
71に触れて容器72に僅かな歪みが生じても、同様に
起こる現象である。そして、上記のように温度変化や外
部応力によってスペックルパターンがゆっくりと動いて
変化すると、受光器75の受光量に応じた電気信号にド
リフトが生じ、このドリフトによって測定誤差を招き、
正確なガス検出が行えないという問題が生じる。
【0012】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、温度変化による容器の変形や外部応
力によるガスセルの変形を減少させてスペックルパター
ンの変化を抑え、電気信号のドリフトを低減してガス検
出を行うことができるガス検出装置を提供することを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係るガス検出装置は、被検出ガス
を収容するためのガス容器3と、該ガス容器に光を入射
する光源5と、前記光を拡散するように前記ガス容器の
内壁面に形成された光拡散面11と、前記光源からの光
の入射に伴う前記ガス容器からの光を受光する受光器9
とを備え、該受光器が受光する受光量に基づいて前記被
検出ガスの有無や濃度を検出するガス検出装置におい
て、少なくとも2面に平滑な外壁面を有する一つの硬質
材料からなるブロックが2分割され、この2分割された
ブロックの分割面のそれぞれに対称形状の凹部が形成さ
れ、該凹部には前記光拡散面が形成されており、前記凹
部同士の縁部分を突き合わせて前記2分割されたブロッ
クを固定して所定空間を有する前記ガス容器が形成さ
れ、前記2分割されたブロックに形成される貫通孔を介
して前記ガス容器内に望むように前記2分割されたブロ
ックの平滑な外壁面に密着して前記光源及び前記受光器
が固定されていることを特徴とする。
【0014】請求項2に係るガス検出装置は、被検出ガ
スを収容するためのガス容器3と、該ガス容器に光を入
射する光源5と、前記光を拡散するように前記ガス容器
の内壁面に形成された光拡散面11と、前記光源からの
光の入射に伴う前記ガス容器からの光を受光する受光器
9とを備え、該受光器が受光する受光量に基づいて前記
被検出ガスの有無や濃度を検出するガス検出装置におい
て、一つの硬質材料からなる互いの面が直角をなす六面
体のブロック41が対称に2分割され、この2分割され
た分割面41cに対称形状の凹部42a,42bが形成
され、該凹部には前記光拡散面が形成されており、前記
凹部同士の縁部分を突き合わせて前記2分割されたブロ
ックを固定して所定空間を有する前記ガス容器が形成さ
れ、前記2分割されたブロックに形成される貫通孔1
7,19を介して前記ガス容器内に望むように前記2分
割されたブロックの平滑な外壁面に密着して前記光源及
び前記受光器が固定されていることを特徴とする。
【0015】請求項3に係るガス検出装置は、被検出ガ
スを収容するためのガス容器3と、該ガス容器に光を入
射する光源5と、前記光を拡散するように前記ガス容器
の内壁面に形成された光拡散面11と、前記光源からの
光の入射に伴う前記ガス容器からの光を受光する受光器
9とを備え、該受光器が受光する受光量に基づいて前記
被検出ガスの有無や濃度を検出するガス検出装置におい
て、一つの硬質材料からなる立方体のブロック45の対
角に位置する辺から辺に向かって斜めに2分割され、こ
の2分割された分割面45cに対称形状の凹部42a,
42bが形成され、該凹部には前記光拡散面が形成され
ており、前記凹部同士の縁部分を突き合わせて前記2分
割されたブロックを固定して所定空間を有する前記ガス
容器が形成され、前記2分割されたブロックに形成され
る貫通孔17,19を介して前記ガス容器内に望むよう
に前記2分割されたブロックの平滑な外壁面に密着して
前記光源及び前記受光器が固定されていることを特徴と
する。
【0016】本発明のガス検出装置では、平滑面を有す
る一つの硬質材料からなるブロック41(又は45)を
対称形状に2分割し、この2分割された分割ブロック4
1a,41b(又は45a,45b)の分割面41c
(又は45c)に対称形状の凹部42(42a,42
b)を形成し、さらに凹部42の表面に光拡散面11を
形成し、これら凹部42a,42b同士の縁部分を一致
させて突き合わせ、分割ブロック41a,41b(又は
45a,45b)を図示しない固定手段により固定して
所定空間(例えば球状)のガス容器3を構成し、ブロッ
ク41(又は45)の平滑な外壁面に密着して光源5と
受光器9を固定している。これにより、ガス容器3と光
源5と受光器9の相対位置が保たれ、温度変化や外部応
力によるスペックルパターンの変動を抑えることがで
き、受光器9が出力する受光量に応じた電気信号のドリ
フト(干渉ノイズ)が低減し、従来よりも正確なガス検
出及び濃度測定を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるガス検出装置
の第1実施の形態を示す側断面図、図2は本発明による
ガス検出装置の第2実施の形態の概略を示す分解斜視
図、図3は図2のガス検出装置の側断面図である。
【0018】図1〜図3に示す本例のガス検出装置1
は、ガス容器3、光源5、受光器9を備えて概略構成さ
れる。
【0019】ガス容器3は、被検出ガスが収容される所
定形状の空間からなるガスセルとして構成されている。
ガス容器3は、剛性を有する一つの硬質材料、例えば真
鍮、アルミ、鉄、スーパーインバー等の金属、ガラス、
セラミックスを被検出ガスの種類に応じて使用してい
る。具体的には、例えば二酸化炭素(CO2 )、メタン
(CH4 )、亜酸化窒素(N2 O)などのように腐食性
の無いガスに対しては金属製が好ましく、アンモニア
(NH3 )や塩化水素(HCl)などのように腐食性が
強いガスに対してはガラス製が好ましい。
【0020】ガス容器3は、上述した剛性を有する一つ
の硬質材料からなり、互いの面が直角をなす六面体のブ
ロックの内部に形成され、例えば球状などの所定形状の
内壁面を有している。図1の例では、ガス容器3が直方
体のブロック41の内部に形成される。直方体のブロッ
ク41は、対向する辺(図1では上辺)と辺(図1では
下辺)の中心位置で対称に2分割されている。この2分
割された分割ブロック41a,41bの分割面41c,
41cには、例えば旋盤やフライス加工により半球面状
にくり抜かれた凹部42(42a,42b)が形成され
ている。
【0021】各凹部42a,42bの表面には、微小な
凹凸面からなる光拡散面11が形成されている。ガス容
器3の内壁面となる光拡散面11は、例えば凹部42の
表面に放電加工やホーニング処理を施して梨子地状に形
成される。この他、光拡散面11は、アルミやステンレ
スなどの金属や、ガラス等の反射性とされた表面をフロ
スト状に仕上げたものや、これらの表面にアルミや金を
蒸着したもの、もしくは反射率の大きな粉末(ポリテト
ラフロロエチレン,硫酸バリウム,硫黄等)を塗布した
ものが利用できる。
【0022】なお、分割された一方の凹部42aの周囲
には、凹部42aを取り囲むようにして例えば円形の溝
(不図示)が形成され、この溝にOリング等のシール部
材(不図示)が装着される。また、各ブロック41a,
41bの分割面41c側の外周部分の複数箇所には、分
割面41cと直角をなすように分割面41cから外壁面
に向かって貫通穴(不図示)が形成される。
【0023】そして、2分割されたブロック41a,4
1bは、溝にシール部材を装着し、球状になるように凹
部42a,42b同士の縁部分を一致させて突き合わ
せ、貫通穴にボルト(不図示)を挿通してナット(不図
示)で締めつけることにより固定される。これにより、
ブロック41の内部に球状の気密空間からなるガス容器
3が形成される。なお、図1の例において、2分割され
たブロック41a,41bを固定するための固定手段
は、上記貫通穴、ボルト及びナットに限定されるもので
はない。
【0024】分割ブロック41bには、ガス容器3に被
検出ガスを導入するためのガス導入管13と、被検出ガ
スをガス容器3から排出するためのガス排出管15とが
ガス容器3に連通して設けられている。これにより、ガ
ス容器3の内部には、一定量の被検出ガスがガス導入管
13より導入され収容される。ガス容器3の内部に収容
された被検出ガスの検出及び濃度測定が終了した場合に
は、ガス容器3内部の被検出ガスがガス排出管15から
排出された後、次の検出及び濃度測定の対象となる被検
出ガスがガス導入管13より導入され、ガス置換が行わ
れる。
【0025】分割ブロック41aには、ガス容器3に連
通して第一の貫通孔17と第二の貫通孔19が設けられ
ている。第一の貫通孔17からは、光源5からの発散光
がガス容器3の内部に入射される。また、第二の貫通孔
19からは、受光器9に向けてガス容器3の内部からの
拡散光が出射される。なお、第一の貫通孔17と光源5
との間、第二の貫通孔19と受光器9との間は、例えば
Oリング等のシール部材を用いて気密が保てる構造とな
っている。
【0026】本例における光源5は、半導体レーザ(L
D)を採用したレーザ光源として構成されている。図1
に示すように、光源5は、素子両端面からレーザ光を発
散する半導体レーザ(LD)21、電子冷却素子23、
参照用ガスセル25、参照用受光器27が密閉容器29
内に収容されたユニット構造となっている。電子冷却素
子23は、その上に配設される半導体レーザ21を正確
に温度制御するためのものである。また、参照用ガスセ
ル25及び参照用受光器27は、半導体レーザ21から
の後方光を利用して半導体レーザ21の発振波長を被検
出ガスの吸収スペクトルの中心波長に合わせるためのも
のである。
【0027】上記光源5は、半導体レーザ21より前方
光が出射される出射面と対向して密閉容器29の端面に
設けられたガラス等の窓部31がガス容器3の第一の貫
通孔17からガス容器3の内部を望むように気密を保っ
て分割ブロック41aの平滑な外壁面に対して不図示の
ネジ等の固定手段により密着固定される。これにより、
光源5は、コリメートレンズや光アイソレータなどの部
品を要さず、半導体レーザ21の素子両端面から発散光
を出射し、前方光が窓部31及び第一の貫通孔17を介
してガス容器3の内部に発散光として照射される。
【0028】なお、窓部31は、半導体レーザ21から
出射されるレーザ光の透過に伴う多重反射を防ぐように
構成され、例えばウエッジ形状のガラス板の両面に反射
防止膜を施したものが採用されることが好ましい。
【0029】受光器9は、例えばフォトダイオードで構
成され、ガス容器3の第二の貫通孔19からガス容器3
の内部を望むように気密を保って分割ブロック41aの
平滑な外壁面に対して不図示のネジ等の固定手段により
密着固定される。なお、第二の貫通孔19は、第一の貫
通孔17を介してガス容器3の内部に照射された光源5
からの直接光を受けない範囲に配されている。これによ
り、受光器9は、光源5からの直接光を受けることなく
配置される。受光器9では、光源5から発散光が出射さ
れると、この発散光が被検出ガスを収容したガス容器3
の光拡散面11で拡散された拡散光を受光し、その受光
量に応じた電気信号を出力する。
【0030】上記構成によるガス検出装置1では、ガス
導入孔13からガス容器3の内部に被検出ガスが収容さ
れた状態で光源5が駆動されると、第一の貫通孔17を
介して光源5からの発散光(レーザ光の直接光)がガス
容器3の内部に照射される。この発散光は、ガス容器3
の内壁面にある光拡散面11によって様々に拡散され
る。さらに、拡散されたレーザ光は、ガス容器3の内部
で複数回反射する。そして、複数回の反射により様々な
経路を経たレーザ光は、第二の貫通孔19を介して受光
器9により受光される。受光器9では、受光量に応じた
電気信号を出力する。
【0031】ガス容器3の内部にて光源5から受光器9
に至るレーザ光は、被検出ガスに吸収される。これによ
り、受光器9では、受光量が変化して出力する電気信号
にレベル変動が生じる。即ち、電気信号のレベル変動に
よりガスの有無が検出され、且つ、レベル差によりガス
の濃度が検出されることとなる。
【0032】光源5からの発散光は、光拡散面11での
複数回の反射によって受光器9に達する際には入射した
光が積分されて受光強度が大きくなりS/Nが良好とな
る。さらに、ガス容器3の内部にて、被検出ガスとレー
ザ光の相互作用長が長くなるためガスによるレーザ光の
吸収の割合が大きくなる。加えて、光源5及び受光器9
は、ガス容器3を構成するブロック41の平滑な外壁面
に対して十分な接触面積をとってしっかりと密着固定さ
れる。これにより、光源5が発する熱による温度変化、
装置に組み込んだ回路の熱まわり、外部応力によるガス
容器3の変形によって生じるスペックルパターンの変動
を抑えることができる。その結果、受光器9が出力する
受光量に応じた電気信号のドリフトを低減でき、ガスの
有無および濃度測定の検出精度の向上を図ることができ
る。
【0033】以上の構成により干渉が原因となる光学的
ノイズは極めて小さくなるため、受光器では被検出ガス
の光吸収による光強度変化だけが受光でき、安定なガス
検出及び濃度測定が可能となる。
【0034】ところで、図1に示す第1実施の形態にお
けるガス容器3は、直方体のブロック41を対向する面
の中心で対称に2分割し、2分割された分割ブロック4
1a,41bの分割面41cに半球面状の凹部42a,
42bを形成し、これら凹部42a,42bに光拡散面
11を形成し、凹部42a,42bを突き合わせて球状
に構成されるが、図2及び図3に示す構成とすることも
できる。なお、図2及び図3において、図1と同等の構
成要素には同一番号を付し、第1実施の形態と相違する
ガス容器3の構成についてのみ説明する。
【0035】図2及び図3に示すガス容器3は、例えば
真鍮、アルミ、鉄、スーパーインバー等の金属、ガラ
ス、セラミックス等の剛性を有する一つの硬質材料から
なる立方体のブロック45の内部に球状に形成される。
さらに説明すると、立方体のブロック45は、対角に位
置する辺(図2では左上辺)から辺(図2では右下辺)
に向かって斜めに2分割されている。この2分割された
対称形状の三角柱からなるブロック45a,45bの分
割面45c,45cには、例えば旋盤やフライス加工に
より半球面状にくり抜かれた凹部42(42a,42
b)が形成されている。
【0036】各凹部42a,42bの表面には、微小な
凹凸面からなる光拡散面11が形成されている。ガス容
器3の内壁面となる光拡散面11は、例えば凹部42の
表面に放電加工やホーニング処理を施して梨子地状に形
成される。この他、光拡散面11は、アルミやステンレ
スなどの金属や、ガラス等の反射性とされた表面をフロ
スト状に仕上げたものや、これらの表面にアルミや金を
蒸着したもの、もしくは反射率の大きな粉末(ポリテト
ラフロロエチレン,硫酸バリウム,硫黄等)を塗布した
ものが利用できる。
【0037】なお、一方の凹部42aの周囲には、凹部
42aを取り囲むようにして例えば円形の溝(不図示)
が形成され、この溝にOリング等のシール部材(不図
示)が装着される。また、各ブロック45a,45bの
分割面45c側の外周部分の複数箇所には、貫通穴(不
図示)が形成される。
【0038】そして、2分割されたブロック45a,4
5bは、溝にシール部材を装着し、球状になるように凹
部42a,42b同士の縁部分を一致させて突き合わ
せ、貫通穴にボルト(不図示)を挿通してナット(不図
示)で締めつけることにより固定される。これにより、
ブロック45の内部に球状の気密空間からなるガス容器
3が形成される。なお、図3の例において、2分割され
たブロック45a,45bを固定するための固定手段
は、上記貫通穴、ボルト及びナットに限定されるもので
はない。
【0039】このように、本例のガス検出装置1では、
平滑面を有する一つの硬質材料からなるブロック41
(又は45)を対称形状に2分割し、この2分割された
分割ブロック41a,41b(又は45a,45b)の
分割面41c(又は45c)に対称形状の凹部42(4
2a,42b)を形成している。さらに、凹部42の表
面に光拡散面11を形成し、これら凹部42a,42b
同士の縁部分を一致させて突き合わせ、分割ブロック4
1a,41b(又は45a,45b)を不図示の固定手
段により固定して所定空間(図示の例では球状)のガス
容器3を構成し、ブロック41(又は45)の平滑な外
壁面に密着して光源5と受光器9を固定している。これ
により、ガス容器3と光源5と受光器9の相対位置が固
定保持され、温度変化や外部応力によるスペックルパタ
ーンの変動を抑えることができる。その結果、受光器9
が出力する受光量に応じた電気信号のドリフト(干渉ノ
イズ)が低減するので、従来よりも正確なガス検出及び
濃度測定を行うことができる。
【0040】また、ブロック41(又は45)は、ガス
容器3を構成する凹部42(42a,42b)も含めて
対称形状に形成されるので、製造及び加工もしやすく、
歩留りの向上を図ることができるというメリットがあ
る。
【0041】さらに、光源5及び受光器9は、ガス容器
3を構成するブロック41(又は45)の平滑な外壁面
に対して広い接触面積をもって密着固定されるので、外
部応力によるガス容器3の変形を低減することができ
る。しかも、光源5及び受光器9は、ブロック41(又
は45)の外側に設けられるので、特に図示はしない
が、光源5及び受光器9に放熱器を装備させれば、光源
5や受光器9で発生する熱をそのまま外に逃がして放熱
でき、従来問題とされていた温度変化によるガス容器3
の変形を低減することができる。その結果、受光器9の
受光面上でのスペックルパターンの変動を抑えることが
できる。
【0042】さらに、図2及び図3の構成によれば、立
方体のブロック45を用い、この立方体のブロック45
を対角に位置する辺から辺に向かって斜めに2分割し、
この2分割された分割面45c,45cのそれぞれに凹
部42a,42bを形成し、一方の凹部42aの周囲に
図示しないシール部材を装着するための溝(図示せず)
を形成しているので、2分割された分割ブロック45
a,45bのデッドスペース(分割面45c側の角部
分)を有効的に利用してブロック45a,45b間を固
定し、ガス容器3の気密をとることができる。しかも、
第1実施の形態に比べ、2分割されたブロック45a,
45b間を固定するための固定手段に必要とされる取付
スペースを小さくできるので、主要部であるガス容器3
の小型化を図ることができる。
【0043】ところで、本例のガス検出装置1では、2
分割された分割ブロック41a,41b(又は45a,
45b)の内部に形成されるガス容器3の形状を対称形
状の凹部42a,42bの突き合わせからなる球とした
が、ガス容器3は内壁面の少なくとも一部を反射型の光
拡散面11とすれば球に限定されるものではなく、例え
ば楕円体、長円体、円錐体等の形状からなる凹部を2分
割された分割ブロックに対称形状に形成して突き合わせ
ることによりその形状のガス容器を形成するようにして
もよい。
【0044】図2及び図3に示す実施の形態では、立方
体のブロック45を2分割構造によりガス容器3を構成
しているが、図1に示す直方体のブロック41を対角に
位置する辺から辺に向かって斜めに2分割し、この2分
割された分割面のそれぞれに対称形状(例えば半球状)
の凹部を形成する構成としてもよい。この構成によれ
ば、2分割された分割ブロックのデッドスペース(分割
面側の角部分)を有効的に利用してブロック間を固定
し、ガス容器の気密をとることができる。
【0045】また、上述した実施の形態では、ガス容器
3を構成するための2分割構造のブロックを直方体と立
方体の例で説明したが、これらの形状に限定されるもの
ではない。ガス容器を構成するためのブロックは、分割
面の凹部の縁部分を突き合わせて分割されたブロックを
固定したときに、少なくとも2面に平滑な外壁面を有す
る形状であればよい。その際、平滑な外壁面を2面有す
るブロックを用いた場合には、これらの平滑な外壁面に
光源及び受光器を固定することになるが、光源からの直
接光が受光器に入射しないように、上記2つの平滑な外
壁面は対向しない面、例えば互いに直角をなす面である
ことが好ましい。
【0046】さらに、本例のガス検出装置1では、光源
5から出射してガス容器3の内部で拡散されたレーザ光
を受光する受光器9を単一として図示して説明したが、
光源5からの発散光を直接受けない部位に複数の受光器
9を設けて検出精度の向上を図るようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係るガス検出装置によれば、平滑面を有する一つの硬質
材料からなるブロックを対称形状に2分割し、この2分
割された分割ブロックの分割面に表面が光拡散面からな
る対称形状の凹部を形成し、これら凹部を突き合わせて
分割ブロックを固定して所定空間のガス容器を構成し、
ブロックの平滑な外壁面に密着して光源と受光器を固定
するので、ガス容器と光源と受光器の相対位置が固定保
持され、温度変化や外部応力によるスペックルパターン
の変動が抑えられ、受光器9が出力する受光量に応じた
電気信号のドリフト(干渉ノイズ)が低減し、従来より
も正確なガス検出及び濃度測定を行うことができる。
【0048】また、光源及び受光器は、ガス容器を構成
するブロックの平滑な外壁面に対して広い接触面積をも
って密着固定されるので、外部応力によるガス容器の変
形を低減することができる。しかも、光源及び受光器
は、ブロックの外側に設けられるので、光源や受光器で
発生する熱をそのまま外に逃がして放熱し、温度変化に
よるガス容器の変形を低減し、受光器の受光面上でのス
ペックルパターンの変動を抑えることができる。
【0049】さらに、ガス容器を構成する凹部も含めて
ブロックを対称形状に形成すれば、製造及び加工もしや
すく、歩留りの向上を図ることができる。
【0050】直方体や立方体のブロックを用い、このブ
ロックを対角に位置する辺から辺に向かって斜めに2分
割し、この2分割された分割面のそれぞれに表面が光拡
散面からなる凹部を形成し、一方の凹部の周囲にシール
部材を装着するための溝を形成する構成とすれば、2分
割された分割ブロックのデッドスペース(分割面側の角
部分)を有効的に利用してブロック間を固定し、ガス容
器の気密をとることができる。特に、立方体のブロック
を用いれば、上記デッドスペースを2分割されたブロッ
ク間を固定するための固定手段の取付スペースとしても
利用できるので、主要部であるガス容器の小型化も図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス検出装置の第1実施の形態を
示す側断面図
【図2】本発明によるガス検出装置の第2実施の形態の
概略を示す分解斜視図
【図3】図2のガス検出装置の側断面図
【図4】従来のガス検出装置の光学系の一例を示す図
【図5】ガス吸収曲線を示す図
【図6】従来のガス検出装置の構成を示す図
【図7】従来のガス検出装置の他の構成を示す図
【符号の説明】
1…ガス検出装置、3…ガス容器、5…光源、9…受光
器、11…光拡散面、17,19…貫通孔、41,45
…ブロック、41c,45c…分割面、42(42a,
42b)…凹部、43…溝、44…シール部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 政之 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 荒木 幸雄 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 塚本 威 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2G057 AA02 AB04 AB07 AC03 AD04 BA01 BA05 BB01 BB08 DA09 GA00 2G059 AA01 BB01 CC20 EE01 GG01 HH01 JJ16 JJ21 JJ26 KK01 LL04 MM17 NN02 NN06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出ガスを収容するためのガス容器
    (3)と、該ガス容器に光を入射する光源(5)と、前
    記光を拡散するように前記ガス容器の内壁面に形成され
    た光拡散面(11)と、前記光源からの光の入射に伴う
    前記ガス容器からの光を受光する受光器(9)とを備
    え、該受光器が受光する受光量に基づいて前記被検出ガ
    スの有無や濃度を検出するガス検出装置において、 少なくとも2面に平滑な外壁面を有する一つの硬質材料
    からなるブロックが2分割され、この2分割されたブロ
    ックの分割面のそれぞれに対称形状の凹部が形成され、
    該凹部には前記光拡散面が形成されており、前記凹部同
    士の縁部分を突き合わせて前記2分割されたブロックを
    固定して所定空間を有する前記ガス容器が形成され、 前記2分割されたブロックに形成される貫通孔を介して
    前記ガス容器内に望むように前記2分割されたブロック
    の平滑な外壁面に密着して前記光源及び前記受光器が固
    定されていることを特徴とするガス検出装置。
  2. 【請求項2】 被検出ガスを収容するためのガス容器
    (3)と、該ガス容器に光を入射する光源(5)と、前
    記光を拡散するように前記ガス容器の内壁面に形成され
    た光拡散面(11)と、前記光源からの光の入射に伴う
    前記ガス容器からの光を受光する受光器(9)とを備
    え、該受光器が受光する受光量に基づいて前記被検出ガ
    スの有無や濃度を検出するガス検出装置において、 一つの硬質材料からなる互いの面が直角をなす六面体の
    ブロック(41)が対称に2分割され、この2分割され
    た分割面(41c)に対称形状の凹部(42a,42
    b)が形成され、該凹部には前記光拡散面が形成されて
    おり、前記凹部同士の縁部分を突き合わせて前記2分割
    されたブロックを固定して所定空間を有する前記ガス容
    器が形成され、 前記2分割されたブロックに形成される貫通孔(17,
    19)を介して前記ガス容器内に望むように前記2分割
    されたブロックの平滑な外壁面に密着して前記光源及び
    前記受光器が固定されていることを特徴とするガス検出
    装置。
  3. 【請求項3】 被検出ガスを収容するためのガス容器
    (3)と、該ガス容器に光を入射する光源(5)と、前
    記光を拡散するように前記ガス容器の内壁面に形成され
    た光拡散面(11)と、前記光源からの光の入射に伴う
    前記ガス容器からの光を受光する受光器(9)とを備
    え、該受光器が受光する受光量に基づいて前記被検出ガ
    スの有無や濃度を検出するガス検出装置において、 一つの硬質材料からなる立方体のブロック(45)の対
    角に位置する辺から辺に向かって斜めに2分割され、こ
    の2分割された分割面(45c)に対称形状の凹部(4
    2a,42b)が形成され、該凹部には前記光拡散面が
    形成されており、前記凹部同士の縁部分を突き合わせて
    前記2分割されたブロックを固定して所定空間を有する
    前記ガス容器が形成され、 前記2分割されたブロックに形成される貫通孔(17,
    19)を介して前記ガス容器内に望むように前記2分割
    されたブロックの平滑な外壁面に密着して前記光源及び
    前記受光器が固定されていることを特徴とするガス検出
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106522A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Anritsu Corp ガスセル、ガスセル製造治具及びガスセルの製造方法並びに半導体レーザモジュール
JP2017219197A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 ヤネスコ・オサケユキテュアJanesko Oy 計測装置のシール構成およびシール方法
CN109891213A (zh) * 2016-10-27 2019-06-14 霍尼韦尔国际公司 带环反射器的气体检测器系统

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