JP2002202202A - 測温計及び赤外線カメラ - Google Patents

測温計及び赤外線カメラ

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JP2002202202A
JP2002202202A JP2000399500A JP2000399500A JP2002202202A JP 2002202202 A JP2002202202 A JP 2002202202A JP 2000399500 A JP2000399500 A JP 2000399500A JP 2000399500 A JP2000399500 A JP 2000399500A JP 2002202202 A JP2002202202 A JP 2002202202A
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camera
unit
temperature
deformation
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JP2000399500A
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Toru Ishizuya
徹 石津谷
Keiichi Akagawa
圭一 赤川
Masahide Tanaka
雅英 田中
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Nikon Gijutsu Kobo KK
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Nikon Corp
Nikon Gijutsu Kobo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は使い勝手のよい測温計、赤外線カメ
ラを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明では、測温計において、被写体が
放出する赤外線に反応して変形する変形素子と、前記変
形素子を照明する照明手段と、前記変形素子からの出射
光を受光する受光手段と、複数の測温レンジを設定可能
な設定手段とを有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度の計測、監視
等に用いられる測温計及び赤外線カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、防犯、防火、温度の測定のた
めに工業用、医療用に測温計、赤外線カメラは使用され
ている。そして、工業用、医療用で使用される測温計、
赤外線カメラはほぼ決まった用途のみに使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決する課題】しかし、測温計、赤外線カメラ
が小型、軽量化、低価格化されれば、一般家庭において
様々な用途に使用される可能性も高い。しかし、これま
での測温計、赤外線カメラは使い勝手が悪いために一般
の人には使用することが困難であった。また、小型、軽
量化されれば携帯して使用される可能性が出てくる。携
帯して使用される際には、省電力化が問題となる。
【0004】本発明では使い勝手のよい測温計、赤外線
カメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、測温計において、被写体が放出する赤外線に反応し
て変形する変形素子と、前記変形素子を照明する照明手
段と、前記変形素子からの出射光を受光する受光手段
と、複数の測温レンジを設定可能な設定手段とを有する
構成とした。これにより、複数の測温レンジの被写体を
測定することができる。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の測温計において、前記設定手段は、人物の体温また
は火災時の燃焼物の温度を測定できる測温レンジに設定
可能である構成とした。
【0007】請求項3に記載の発明では、赤外線カメラ
において、被写体像を表示する表示部と、前記表示部を
覗くための接眼部と、前記接眼部に接眼されているか否
かを検出する検出手段と、前記検出手段により接眼が検
出されているときのみ前記表示部に表示するよう制御す
る制御手段とを有する構成とした。これにより省電力化
を図ることができる。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の赤外線カメラにおいて、被写体が放出する赤外線に
反応して変形する変形素子と、前記変形素子の変形量を
検出する変形検出手段とを備える構成とした。
【0009】請求項5に記載の発明では、赤外線カメラ
において、被写体が放出する赤外線に反応して変形する
変形素子と、前記変形素子を照明する照明手段と、前記
変形素子からの射出光を覗くための接眼部と、前記接眼
部に接眼されているか否かを検出する検出手段と、前記
検出手段により接眼が検出されているときのみ前記照明
手段を駆動するよう制御する制御手段とを有する構成と
した。これにより省電力化を図ることができる。
【0010】請求項6に記載の発明では、複数の操作部
を備えた赤外線カメラにおいて、電源投入操作部または
その近辺に触感により他の操作部と異なることを判断可
能とするマークが施されている構成とした。これにより
暗闇等でも誤った操作を防ぐことができる。
【0011】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の赤外線カメラにおいて、被写体が放出する赤外線に
反応して変形する変形素子と、前記変形素子の変形量を
検出する変形検出手段とを備える構成とした。
【0012】請求項8に記載の発明では、赤外線カメラ
において、被写体が放出する赤外線に反応して変形する
変形素子と、前記変形素子の変形量を検出する変形検出
手段と、複数の操作部とを有し、前記複数の操作部のな
かの特定の操作部は他の操作部と異なることを判断可能
とする判断部を有している構成とした。これにより暗闇
等でも誤った操作を防ぐことができる。
【0013】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の赤外線カメラにおいて、前記判断部は前記特定の操
作部またはその近辺に施された凸部である構成とした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明のカメラ及びカメラ
システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明の第1実施形態のカメラの
外観図である。本発明の第1実施形態のカメラは、本体
部1、レンズ部2、グリップ部3、表示部4から構成さ
れる。本体部1の前面にはレンズ部2を配置し、背面に
は表示部4を配置する。また、本体部1の下面にはグリ
ップ部3を配置しており、本実施形態のカメラは、ピス
トル状の形状をしている。
【0016】本体部1は、側面に、電源スイッチ11、
アップボタン12、ダウンボタン13、メニューボタン
14、ワンタッチボタン15、コネクタ16を設けてい
る。電源スイッチ11は、カメラに電源を投入するため
に操作されるメインスイッチである。電源スイッチ11
の周囲には複数の凸部が設けられており、暗闇の中でも
他のスイッチと間違えることなく操作できるようになっ
ている。メニューボタン14は、後述するLCD606
の表示をメニュー画面と撮像画面とに切り替えるボタン
である。アップボタン12、ダウンボタン13は、メニ
ュー画面においてモードを選択したり、様々なパラメー
タを選択したりするときに操作するボタンである。メニ
ュー画面におけるモード選択については後に詳述する。
また、アップボタン12、ダウンボタン13は、撮像画
面では後述するレンズ307のズーミングに使用され
る。コネクタ16は、外部機器と電気的に接続し、通信
するための接続コネクタである。
【0017】レンズ部2は、本体部1前部に着脱可能に
取り付けられる交換レンズを構成する。レンズ部2に
は、赤外線を通過させるIRレンズ301が用いられ
る。グリップ部3は、手持ちで撮像するときに使用者が
手で握る部分である。グリップ部3には、レリーズボタ
ン31、スタンバイスイッチ32、アラーム33が設け
られている。
【0018】レリーズボタン31は、撮像した画像情報
を不図示の内部メモリカード、またはコネクタ16経由
で接続された外部のメモリに記録を開始する時に操作す
るボタンである。また、レリーズボタン31は、メニュ
ーボタン14によりLCD606にメニュー画面が表示
されているときには決定ボタンとして機能する。スタン
バイスイッチ32は、撮像状態と撮像待機状態(スタン
バイ状態)とを切り替えるスイッチである。電源スイッ
チ11と、スタンバイスイッチ32との関係は後述す
る。アラーム33は、警告、通知するために音を発す
る。
【0019】表示部4は、LCD606に表示された撮
像画面、メニュー画面を観察するため接眼される部分で
ある。図2を用いて表示部4について説明する。図2
は、本実施の形態を背面から見た外観図である。
【0020】表示部4の内部には、カラーモニタである
LCD606を有する。LCD606は、撮像した被写
体画像、メニュー画面等を可視表示する。被写体画像
は、後述するCMOSセンサ308からの出力に基づく
ものであり、温度に応じて擬似的にカラー化して表示す
る。疑似カラー化について詳細は後述する。また、表示
部4には、接眼部に使用者が接眼しているかを検出する
接眼センサ41を有する。
【0021】次に本実施形態の光学系について説明す
る。図3は、本実施形態のカメラの内部光学系を示す図
である。カメラの内部の光学系は、大きく分けて赤外ユ
ニット、レンズユニット、カメラユニット、照明ユニッ
トに分かれる。赤外ユニット、レンズユニット、カメラ
ユニットは本体部1に収納される。照明ユニットはグリ
ップ部3に収納される。赤外ユニットには、IRレンズ
301、バイマテリアル(BM)センサ303、ペルチ
ェ素子302を有する。レンズユニットには、レンズ3
04を有する。カメラユニットには、読出側ピンホール
305、レンズ307、CMOSセンサ308を有す
る。照明ユニットには、照射側ピンホール309、プリ
ズム310、レンズ311、LED312を有する。
【0022】赤外ユニットにおけるIRレンズ301
は、赤外線を通過し、赤外線をBMセンサ303上に結
像させる。BMセンサ303は、赤外線の吸収により発
生した熱に伴う温度上昇により変位する複数のバイマテ
リアル(BM)の画素を2次元に配置し、赤外線を検出
するセンサである。BMセンサ303のイメージエリア
は、図3におけるBMセンサ303の長手方向を長辺と
した長方形の形状をしている。
【0023】レンズユニットにおけるレンズ304は、
カメラユニットのレンズ307と共にBMセンサ303
の像をカメラユニットのCMOSセンサ308に結像す
る。カメラユニットにおける読出側ピンホール305
は、BMセンサ303からの光束を制限するピンホール
である。レンズ307は、ズームレンズになっている。
レンズ307は、撮影状態でアップボタン12、ダウン
ボタン13を操作することでズーミングが行われ、LC
D606に表示される撮像画像をズームすることができ
る。CMOSセンサ308は、BMセンサ303からの
反射光を受光するイメージセンサである。カメラユニッ
トは測温レンジを変更するためにモータ306により移
動可能である。本実施の形態ではカメラユニット全体を
移動させるよう構成しているが、カメラユニット全体で
はなく、読出側ピンホール305のみを移動するように
構成してもよい。
【0024】照明ユニットにおける照射側ピンホール3
09は、LED312からの照明光を制限するピンホー
ルである。プリズム310は、レンズ311を通過した
光束を曲げて出射する。LED312は、BMセンサ3
03を照明するためのもので、BM画素が吸収しにくい
波長の光を発する。また、LED312自体からBM画
素が吸収しやすい波長の光を発光してもプリズム31
0、レンズ311の照明光学系を通過する際にBM画素
が吸収しやすい成分をカットするようにしてもよい。こ
れにより、LED312から発せられる照明光束の影響
によりBM画素が変位してしまい、誤った温度を検出す
ることがない。
【0025】読出側ピンホール305と照射側ピンホー
ル309とは、BMセンサ303のBM画素の変位によ
り移動する出射スポットの移動方向に垂直となる位置に
配置される。このように配置することにより、カメラユ
ニットを移動させても、照射側ピンホール309が読出
側ピンホール305の移動を妨げることがない。
【0026】また、BMセンサ303から読出側ピンホ
ール305の距離とBMセンサ303から照射側ピンホ
ール309の距離を変えることで、カメラユニットを移
動させたときに読出側ピンホール305が照射側ピンホ
ール309の移動を妨げることがなくなる。
【0027】また、BMセンサ303のイメージエリア
が長方形の場合には、2つのピンホール305、309
の並び方向と長方形であるイメージエリアの長手方向と
が垂直になるように配置している。図3に示した光学系
においてレンズ304が小さい場合には、口径食によ
り、BMセンサ303を照明するLED312の照明領
域が、2つのピンホール305、309の並び方向に狭
くなる。照明領域が狭くなる方向と、長方形のイメージ
エリアの短手方向とを同一にしておくことにより、口径
食が起きている場合でも、無駄にレンズ304のレンズ
径を大きくする必要がなくなるので、カメラの外形を小
さくできる。
【0028】次に本実施形態のカメラ内部に構成される
電気回路等について説明する。図4は本実施形態のカメ
ラ内部に構成される電気回路等の機能を示す機能ブロッ
ク図である。
【0029】CPU601は以下に説明する各回路と電
気的に接続されており、本カメラで実行される制御を司
る。ペルチェ素子302はBMセンサ303近辺に配置
され、BMセンサ303近辺の温度を一定に保つための
素子である。温度センサ602は、BMセンサ303近
辺の温度を検出するセンサである。CPU601は温度
センサ602の検出結果に基づいてペルチェドライバ6
03に指令する。ペルチェドライバ603は、CPU6
01からの指令によりペルチェ素子302を駆動する。
スイッチ回路604は、各種スイッチ、ボタンに接続さ
れた回路であり、操作されたスイッチ、ボタンの情報を
CPU601に伝達する。接眼ドライバ605は接眼セ
ンサ41を駆動し、接眼センサ41からの出力をCPU
601に伝達する。LCDドライバ607はCPU60
1からの指令により表示部4のカラー液晶モニタを駆動
する。モータ306は読出側ピンホール305を有する
カメラユニットを移動する時に駆動するモータである。
また、モータ306はエンコーダを内蔵している。モー
タドライバ611はCPU601の指令によりモータ3
06を駆動する。また、モータドライバ611はモータ
306のエンコーダからの出力をCPU601に伝え
る。これにより、CPU601はカメラユニットの位置
情報を得ることができる。ルックアップテーブル(LU
T)608は、本カメラで必要とする様々なデータを記
憶した回路である。LUT608には、CMOSセンサ
308の個々の素子からの出力量と、カメラユニットの
位置情報とに対応する温度値情報を記憶している。その
ため、CMOS素子からの出力量と、カメラユニットの
位置情報とが解れば、その素子に対応する被写体部分の
温度値を取得することができる。また、LUT608に
は、CMOS素子からの出力量とカメラユニットの位置
情報とに対応した表示色情報を記憶している。そのた
め、後述する被写体像のカラー温度分布を示す疑似カラ
ー表示を行うことができる。CMOSドライバ609は
CPU601の指令によりCMOSセンサ308を駆動
する。また、CMOSドライバ609はCMOSセンサ
308からの信号出力を検出しCPU601に伝達す
る。LEDドライバ610はCPU601の指令により
LED312を駆動する。アラーム33はスピーカによ
り警告音を発する。コネクタ16は他の機器と通信を行
うために接続するコネクタである。このコネクタ16に
ブルートゥース装置を接続することにより無線で他の機
器と高速通信を可能にする。
【0030】本実施形態のカメラは、温度分解能を変更
することもできる。例えば、体温の微小変化を測定した
い場合には、温度分解能を高めるため径の小さいピンホ
ールを使用する。具体的な動作については後述する制御
の説明の中で行われるのでここでは省略する。なお、本
実施の形態のカメラでは、3種類の大きさのピンホール
を用いて温度分解能を三段階に変化させるようにした
が、これに限らず二段階でもよいし、五段階でもよい。
一部のカメラの撮影レンズに使用されている、複数の絞
り羽根を使用して絞りの大きさを変える原理を利用する
ピンホールを用いてもよい。また、ピンホールの径を変
更することにより、温度分解能を変更できるだけでな
く、感度とダイナミックレンジも変更することができ
る。
【0031】また、温度分解能を変更する方法は、ピン
ホールの大きさを変える以外に、LED312の発光強
度を変化させること、CMOSセンサ308からの出力
を複数回積算することによっても実現できる。
【0032】以下に本実施形態のカメラで行われる制御
を説明する。先ず、電源制御について説明する。電源ス
イッチ11とスタンバイスイッチ32との関係を説明す
る。電源スイッチ11が操作されるとCPU601、ス
イッチ回路604の他、ペルチェ素子302、ペルチェ
ドライバ603及び温度センサ602に電力が供給され
る。ペルチェ素子302等の回路は、電力を供給してか
ら安定状態になるまである程度の時間を要する。一旦電
力を断ってしまうと次に測定可能になるまでしばらく待
たなくてはならないため、測定に支障が出る恐れがあ
る。そのため、電源スイッチ11は長時間使用しないと
き以外はオンにしたままにしておく。スタンバイスイッ
チ32を操作すると、CMOSセンサ308、LCD6
06、LED312及びそれらドライバ回路に電力が供
給される。CMOSセンサ308、LCD606、LE
D312及びそれらドライバ回路は、電力を供給すれは
短時間で安定状態になる。従って、頻繁にオン、オフし
ても測定に支障が出ることなく、短時間でも使用しない
ときにはオフさせることにより省エネ効果を得ることが
できる。このように2段階の電源投入方法を用いること
により、省エネと実用性を得ることができる。以下に電
源制御について具体的に説明する。
【0033】図5は、本実施の形態のカメラで行われる
電源制御を説明するためのフローチャート図である。本
フローの制御はCPU601により実行される。また、
本フローは電源スイッチ11をオンすることによりスタ
ートする。
【0034】ステップS11では、ペルチェ素子30
2、ペルチェドライバ603及び温度センサ602に電
力を供給する。ステップS12ではスタンバイスイッチ
32がオンされたか否かを検出し、オンされればステッ
プS13に進み、オンされてなければステップS16に
進む。ステップS13では、CMOSセンサ308、L
CD606、LED312及びそれらドライバ回路に電
力を供給する。ステップS14ではスタンバイスイッチ
32がオフされたか否かを検出し、オフされればステッ
プS15に進み、オフされなければステップS16に進
む。ステップS15では、ステップS13で電力を供給
したCMOSセンサ308、LCD606、LED31
2及びそれらドライバ回路への電力の供給を停止する。
ステップS16では電源スイッチ11がオフされたか否
かを検出し、オフされればステップS17に進み、オフ
されなければステップS12に戻る。ステップS17で
は、全ての回路への電力供給を停止して本フローを終了
する。
【0035】なお、本実施形態では、スタンバイ状態の
ときCMOSセンサ308、LCD606、LED31
2及びそれらドライバ回路全ての電力供給を停止した
が、どれか1つの回路のみであってもいい。
【0036】また、本実施形態のカメラは、様々なモー
ドを設定することが可能である。以下に各種モードにつ
いて説明する。各種モードはメニューボタン14を操作
することにより設定可能になる。メニューボタン14が
操作されたときにLCD606に表示されるメニュー画
面の一例を図6に示す。図6は、モードとして簡易温度
設定モードを選択しているときの表示例を示している。
【0037】先ず、温度設定モードについて説明する。
メニューボタン14を押し、LCD606にメニュー画
面が表示された状態でアップボタン12またはダウンボ
タン13を操作して温度設定モードを選択し、レリーズ
ボタン31を押すことにより、測温したい温度値を選択
可能となる。この状態でアップボタン12またはダウン
ボタン13を操作することにより、1度ずつアップまた
はダウンした温度値を選択する。温度値を選択して、レ
リーズボタン31を操作することにより選択した温度値
が測温レンジの中心値となるようにカメラユニットを移
動し、LCD606をメニュー画面から撮像画面に切り
替えて温度設定モードの設定が終了する。温度値とカメ
ラユニットの位置との関係は、予めLUT608に記憶
されている。
【0038】次に簡易温度設定モードについて説明す
る。メニュー画面で簡易温度設定モードを選択してレリ
ーズボタン31を押し、アップボタン12またはダウン
ボタン13を操作することにより、「エアコン夏」「エ
アコン冬」「体温」「風呂」「お湯」「火災」等を選択
可能になる。選択してレリーズボタン31を操作するこ
とにより選択した簡易温度値が測温レンジの中心値とな
るようにカメラユニットを移動し、LCD606をメニ
ュー画面から撮像画面に切り替えて簡易温度設定モード
の設定が終了する。ここでは、温度設定モードのよう
に、いちいち温度値を設定しなくても使用頻度の高そう
な温度値が簡易温度値として記憶されており、その中か
ら選択することができる。これにより、設定時間が短縮
できる。また、この簡易温度設定モードで設定した後
に、再度メニュー画面で温度設定モードを選択すると、
簡易温度設定モードで設定した温度値を基点にして温度
値を微調整することができる。
【0039】また、ワンタッチボタン15を操作するこ
とによっても同様な効果が得られる。ワンタッチボタン
15を操作するごとに「エアコン夏」「エアコン冬」
「体温」「風呂」「お湯」「火災」と切り替わる。
【0040】また、レストラン等で料理の種類ごとに最
適温度を登録しておき、料理に合わせてワンタッチボタ
ン15を切り替えて計測することにより、最適温度でお
客様に料理を提供できるという使い方もできる。
【0041】また、エアコン(エアコンのリモコン)と
連動し、所定の温度になったときにエアコンの動作を止
めたりできる。風呂の給湯器と連携して湯加減管理も同
様にできる。このように操作が簡単なサーモセンサとし
て使用できる。
【0042】なお、本実施の形態では、設定変更にアッ
プボタン12、ダウンボタン13を採用したが、ダイヤ
ルを用いてダイヤルの回転量に応じて設定を変更できる
ようにしてもよい。
【0043】次に監視設定モードについて説明する。本
実施の形態において監視設定モードで設定可能なモード
は、防火モード、防犯モード、防災モード、介護モード
である。設定方法については温度設定モード、簡易温度
設定モードと同様であるので説明は省略する。
【0044】防火モードについて説明する。防火モード
は、火災の発生を監視するモードである。300度以上
の物体の存在を検出する。本実施の形態では、火災の発
生を監視するための条件として300度以上の物体の存
在を検出するようにしているが、火災の発生源となりえ
る物体の温度を設定し、もっと低温の物体の存在を検出
するようにしてもよい。以下に、図7を用いて防火モー
ドについて具体的に説明する。図7は、防火モードに設
定されたときに実行される制御を示すフローチャート図
である。
【0045】ステップS21では、読出側ピンホール3
05を一番大きいピンホールにより300度の物体を検
出できる測温レンジの位置に移動する。一番大きいピン
ホールを使用する理由はできるだけ広い測温レンジで監
視したいためである。ステップS22では読出側ピンホ
ール305の位置とCMOSセンサ308の出力とに応
じた値をLUT608から求め、値に対応する色、温度
値を表示部4に表示可能に調整する。ステップS23で
はCMOSセンサ308の出力に変化があったか否かを
検出する。変化を検出した場合にはステップS24に進
み、変化を検出しない場合にはステップS23を繰り返
す。ステップS24では300度以上の物体が存在する
か検出する。存在する場合にはステップS25に進み、
検出した物体が火災である可能性が高いのでアラームを
鳴らし監視者に知らせ、ステップS23に戻り監視を継
続する。また、300度以上の物体が存在しない場合に
は火災ではない可能性があるのでステップS23に戻り
監視を継続する。
【0046】次に防犯モードについて説明する。防犯モ
ードは、不審者の侵入を監視するモードである。体温3
6度に近い温度の物体がカメラのフレームに入ってくる
フレームインを検知するとアラームを鳴らし監視者に知
らせる。フレームインでアラームする理由は、物体がフ
レームインしたことにより侵入者の存在の可能性がある
からである。以下に、図8を用いて防犯モードについて
具体的に説明する。図8は、防犯モードに設定されたと
きに実行される制御を示すフローチャート図である。
【0047】ステップS31では、読出側ピンホール3
05を二番目の大きさのピンホールにより36度の物体
を検出できる測温レンジの位置に移動する。二番目大き
さピンホールを使用する理由は、ほとんどの人物は36
度近辺の体温であるので、ある程度狭い測温レンジで監
視したいためである。ステップS32では読出側ピンホ
ール305の位置とCMOSセンサ308の出力とに応
じた値をLUT608から求め、値に対応する色、温度
値を表示部4に表示可能に調整する。ステップS33で
はCMOSセンサ308の出力に変化があったか否かを
検出する。変化を検出した場合にはステップS34に進
み、変化を検出しない場合にはステップS33を繰り返
す。ステップS34では36度近辺の物体がフレームイ
ンしたか検出する。検出した場合にはステップS35に
進み、人物が侵入した可能性が高いのでアラームを鳴ら
し監視者に知らせ、ステップS23に戻り監視を継続す
る。また、検出しない場合にはステップS23に戻り監
視を継続する。
【0048】次に防災モードについて説明する。防災モ
ードは、防犯、防火の両者を監視するモードである。防
犯の測温レンジと防火の測温レンジとを所定時間ごとに
切り替えて監視する。つまり、36度と300度の両者
の被写体を監視できるように読出側ピンホール305を
所定時間ごとに移動させ測温レンジの変更を繰り返す。
そして、どちらか一方の温度の被写体を検出した場合に
は、検出した測温レンジに固定して監視を続ける。以下
に、図9を用いて防災モードについて具体的に説明す
る。図9は防災モードに設定されたときに実行する制御
を示すフローチャート図である。
【0049】ステップS41では、上述の防火モード制
御を行う。ステップS42では、ステップS41で火災
が検出されたか否かを判断する。火災が検出されている
場合には防火モードでの監視を継続し、火災が検出され
ていない場合にはステップS43に進む。ステップS4
3では所定時間が経過したか否かを検出する。経過した
場合にはステップS44に進み、経過していない場合に
は防火モードでの監視を継続する。
【0050】ステップS44では、上述の防犯モード制
御を行う。ステップS45では、ステップS44で侵入
者が検出されたか否かを判断する。侵入者が検出されて
いる場合には防犯モードでの監視を継続し、侵入者が検
出されていない場合にはステップS46に進む。ステッ
プS46では所定時間が経過したか否かを検出する。経
過した場合にはステップS41に戻り防火モードでの監
視に切り替え、経過していない場合には防犯モードでの
監視を継続する。
【0051】次に介護モードについて説明する。介護モ
ードは、介護される人の安全を監視するモードである。
体温に近い温度の物体がフレームアウトを検知するとア
ラームを鳴らし監視者に知らせる。フレームアウトでア
ラームする理由は、介護される人がベッドから落ちる、
部屋から出ていった等のことが考えられるためである。
同居者がいる場合には、フレームアウトした時は、同居
者にわかるようにカメラ自体のアラームで警告したり、
固定電話707、携帯電話708を発呼したりする。同
居者がいない1人暮らしの場合には直接介護会社に通報
する。
【0052】また、体温の微妙な変化でアラームした
り、病院に通報したりできる。例えば、体温が平熱より
高く、または低くなった場合には介護者が何らかの病気
である可能性がある。また、所定時間動かなかった場合
にも警告するようにしてもよい。体温の変化が検出され
た場合には、同居者、病院に同時に通報する。この場合
には、緊急事態に発展するおそれがあるので同居者の有
無に係わらず直接病院に通報する。
【0053】このように、検出結果に応じて適切な連絡
先に通報することにより迅速に対処でき、介護者の安全
を最大限守ることができる。以下に、図10を用いて介
護モードについて具体的に説明する。図10は、介護モ
ードに設定されることにより実行される制御を示すフロ
ーチャート図である。
【0054】ステップS51では、読出側ピンホール3
05を一番小さいピンホールにより36度の物体を検出
できる測温レンジの位置に移動する。一番小さいピンホ
ールを使用する理由はできるだけ微妙な温度変化を監視
したいためである。ステップS52では読出側ピンホー
ル305の位置とCMOSセンサ308の出力とに応じ
た値をLUT608から求め、値に対応する色、温度値
を表示部4に表示可能に調整する。ステップS53では
CMOSセンサ308の出力に変化があったか否かを検
出する。変化を検出した場合にはステップS54に進
み、変化を検出しない場合にはステップS53を繰り返
す。ステップS54では36度近辺の物体の温度変化が
あったか否かを検出する。温度変化があった場合にはス
テップS55に進み、介護される人が病気である可能性
が高いのでカメラのアラームを鳴らし同居者に知らせる
とともに登録されている病院に通報する。温度変化がな
かった場合には、36度近辺の物体がフレームアウトし
たか否かを検出する。フレームアウトを検出した場合に
はステップS57に進み、フレームアウトを検出してい
ない場合にはステップS53に戻り監視を継続する。ス
テップS57では、介護される人に同居者がいるか否か
を確認する。同居者がいる場合にはステップS58に進
み、カメラのアラームを鳴らし同居者に知らせる。同居
者がいない場合にはステップS59に進み、直接登録さ
れた介護会社に通報する。
【0055】また、メニュー画面の「その他」で設定で
きるモードとして自動測温レンジ調整がある。以下に自
動測温レンジ調整について説明する。
【0056】例えば、中心部に位置するBM画素の変位
量が現在設定させている測温レンジにおける所定値を超
えた場合には、読出側ピンホール305を高温または低
温を測定できる測温レンジの位置に変更する。そして、
CMOSセンサ308の中心部に位置するCMOS素子
の出力値を常に最大になるようにカメラユニットの位置
を移動する。このようにすることにより、自動的に測温
レンジを調整しながら測定することができる。以下に図
11を用いて自動測温レンジ調整制御について具体的に
説明する。図11は自動測温レンジ調節制御を示すフロ
ーチャート図である。図11に示すフローは自動レベル
調整が行われるように設定されているときには繰り返し
実行される。
【0057】ステップS21では、CMOSセンサ30
8の中心部に位置するCMOS素子の出力値を抽出す
る。ステップS22では抽出した出力値が所定値以下で
あるか判定し、所定値以下である場合にはステップS2
3に進み、所定値である場合にはステップS21に戻る
ステップS23では、カメラユニットをより低温側レン
ジを測定できる方向に移動する。ステップS24ではC
MOS素子の出力値が所定値を回復したか否かを検出す
る。回復しない場合には、ステップS25に進み、回復
した場合にはステップS27に進む。ステップS25で
は、今度はカメラユニットをより高温側レンジを測定で
きる方向に移動する。ステップS26では、再度CMO
S素子の出力値が所定値を回復したか否かを検出する。
回復しない場合にはステップS23に戻り、カメラユニ
ットの移動を行い、回復した場合にはステップS27に
進む。ステップS27では、CMOSセンサ308の中
心部のCMOS素子の出力値とモータ306のエンコー
ダから取得したカメラユニットの位置情報とに対応した
温度値をLUT608から取得する。更に、LCD60
6に中心部の温度値として取得した温度値を表示する。
【0058】このように、自動測温レンジ調整機能を使
用すれば、手動で測温レンジを設定することなく温度変
化する被写体を自動的に観察することができる。なお、
上記実施の形態では、測定したい被写体が中心部に位置
することが多いのでCMOSセンサ308の中心部に位
置するCMOS素子の出力値を抽出するようにした。し
かし、中心部でなく所定位置を任意に選択するようにし
てもよい。また、上記実施形態では所定値をCMOSセ
ンサ308出力の最大値としたが、必ずしも最大値とす
る必要はなく、中間値でも最小値でも実施可能である。
【0059】更に、メニュー画面の「その他」で設定で
きるモードとして疑似カラー表示がある。例えばサーモ
グラフィカメラ等では、温度の高いところを赤く、温度
の低いところを青くした温度分布をカラー表示すること
が行われる。本実施形態のカメラでも疑似カラー表示を
行うことができる。BMセンサ303の個々のBM画素
の変位量に応じた表示色でLCD606に表示すること
により温度分布をカラーで表現することができる。BM
画素の変位量と表示色との関係を予めLUT608に記
憶しておいてもいい。しかし、本実施形態では、BM画
素の変位量は、測温レンジの変更に伴い移動するカメラ
ユニットの位置情報とCMOSセンサ308の個々の素
子からの出力量とから得られる。したがって、カメラユ
ニットの位置情報とCMOSセンサ308からの出力量
とから、対応するから表示色が直接決定されるようにL
UT608に記憶されている。以下に疑似カラー表示制
御について図12を用いて具体的に説明する。
【0060】図12は、本実施形態で行われる疑似カラ
ー表示制御を示すフローチャート図である。ステップS
1101では、読出側ピンホール305を有するカメラ
ユニットの現在の位置情報をモータ306のエンコーダ
から取得する。ステップS1102では、CMOSセン
サ308の個々の素子からの出力量を取得する。ステッ
プS1103では、ステップS1101で取得したカメ
ラユニットの位置情報とステップS1102で取得した
CMOSセンサ308の個々の素子からの出力量とに対
応する表示色と温度値とをLUT608から取得する。
ステップS1104では、LUT608から取得した表
示色情報から温度分布を作成し、LCD606で撮像画
面を温度分布画面として表示する。また、例えば撮像画
面の中心部の温度値を表示するように設定されている場
合にはLUT608から取得した温度値をLCD606
に表示する。本フローをから表示するよう設定されてい
る間繰り返す。
【0061】また、上記第1実施形態のカメラは、ナイ
トスコープ(暗視カメラ)的に使用するときにも優れた
特徴を持つ。以下に優れた特徴を説明する。例えば暗闇
で動物等の監視をしているときに表示光が外部に漏れて
しまうと漏れた表示光により監視者の顔等が照明され、
監視対象に気づかれてしまって監視がうまくいかない可
能性がある。これを防ぐため本実施の形態のカメラで
は、LCD606による表示光が外部に漏れないように
接眼部から目を離したことを検出して、LCD606の
表示を消すように制御する。接眼されているか否かは、
表示部4の接眼部に設けられた接眼センサ41により検
出している。また、コネクタ16を使用して装置外部に
撮像データを出力していないときには撮像自体必要ない
のでLCD606の表示を消すだけでなく前述したスタ
ンバイ状態に切り替えるようにする。再度接眼を検出す
るとLCD606の表示が再開される。以下に図13を
用いて具体的に説明する。図13は、本実施形態におけ
る接眼制御を示すフローチャート図である。
【0062】ステップS1001では、カメラがスタン
バイ状態であるか否かを検出する。スタンバイ状態であ
るときにはステップS1002に進み、スタンバイ状態
でないときにはステップS1006に進む。ステップS
1002では接眼センサ41により接眼部に接眼されて
いるか否かを検出する。接眼されているときにはステッ
プS1001に戻り、接眼されていないときにはステッ
プS1003に進む。ステップS1003ではコネクタ
16を使用して装置外部に撮像データを出力しているか
否かを検出する。撮像データを出力しているときにはス
テップS1004に進み、LCD606、LCDドライ
バ607への電源供給を停止する。また、撮像データを
出力していないときにはステップS1005に進み、C
MOSセンサ308、LCD606、LED312及び
それらドライバ回路全ての電力供給を停止するスタンバ
イ状態にする。ステップS1006では電源スイッチ1
1が操作され電源がオフされたか検出し、オフされてい
なければステップS1001に戻り、オフされていれば
本フローを終了する。
【0063】また、暗闇でも誤りなく操作ができるよう
に、電源スイッチの周囲に凸部をつけている。スイッチ
の周囲に凸部をつける代わりに蛍光表示を施し暗闇でも
見えるようにしてもよいし、スイッチの形状を他の操作
ボタンと異なる形状のものにしてもよい。
【0064】また、カメラと有線または無線で接続され
たリモコンがある。リモコンは、各ボタン部が透明な樹
脂で形成され、中に赤外線を放つLED312等の光源
を内蔵している。このようにボタン部が赤外光を発する
ようにすることによりカメラを覗きながらリモコンを見
れば暗闇でも操作が行える。また交換レンズ等のカメラ
アクセサリ(周辺機器)にも赤外線を放つLEDを付け
ることにより暗闇の中でも容易にアクセサリを探し出す
ことができる。更に、カメラとの取り付け指標部に赤外
線LEDを設ければ容易に取り付けることができる。
【0065】このように暗闇対策を施すことにより、暗
闇でも監視者の操作性が向上し、また監視活動に支障が
出ることがない。また、本実施例のカメラを携帯時にコ
ンパクトにする例を説明する。図14は、グリップ部4
をカメラ本体部1の底面に平行に折り曲げ可能にした構
成を示す図である。このように、グリップ部4を折り曲
げ可能にすることにより携帯時に小型化することができ
る。以下に本発明の第2実施形態について説明する。上
述した第1実施形態では、CMOSセンサ308の出力
を処理してLCD606に表示することによりBMセン
サ303の変位量を目視できるように構成した。第2実
施形態では、CMOSセンサ308、LCD606を使
用せずにBMセンサ303からの出射光を直視する構成
にして、BMセンサ303の変位量を目視できるように
している。
【0066】図15、図16を用いて第2実施形態のカ
メラを説明する。図15、図16において第1実施形態
の図3、図4と同じ符号が付された構成は同様の機能を
果たすものであるので説明を省略する。また、第2実施
形態のカメラの外観は第1実施形態の図1、図2に示し
たものと同一である。
【0067】以下に第2実施形態について第1実施形態
と異なる構成を説明する。第2実施形態と第1実施形態
とは、LCD606、LCDドライバ607、CMOS
センサ308、CMOSドライバ609がない点で異な
る。また、コネクタ16により撮像した画像データを外
部に出力することはできないが、外部装置と通信は第1
実施形態と同様に行うことができる。また、外部表示装
置をコネクタ16に接続すれば第1実施形態と同様にメ
ニュー画面によるメニューの設定が可能になる。
【0068】このように構成することにより更にコンパ
クトで軽量のカメラを実現することが可能になる。ま
た、第1実施形態における電源制御、接眼制御では、ス
タンバイ状態は、CMOSセンサ308、LCD60
6、LED312及びそれらドライバ回路への電力の供
給を停止していた。第2実施形態では、LED312、
LEDドライバ610への電力供給を停止するように制
御することで、第1実施形態と同様に電源制御、接眼制
御が実現できる。以下に本発明の第3実施形態について
説明する。
【0069】図17に本発明の第3実施形態の監視シス
テムを示す。本監視システムは、家庭における安全を監
視するシステムである。セットトップボックス(以下S
TB)701は、家庭内及び家庭外部からの信号を入力
する装置である。また、本実施形態におけるSTB70
1は、家庭内にあるデジタル家電を集中制御することを
可能にしている。デジタル家電を制御する制御装置をS
TB701とは別に設けてもよい。監視カメラ702は
STB701と接続されており、STB701において
設定された条件に従って動作する。監視カメラ702は
上述の第1実施形態で説明したカメラと同一であるので
説明は省略する。このように他のデジタル家電を制御す
るSTB701と接続されることにより他のデジタル家
電と連携して様々な付加制御を可能にする。本実施の形
態では、STB701には、監視カメラ702のほか、
ハードディスク(HD)レコーダ704、テレビ70
5、オーディオ装置706、固定電話707、携帯電話
708と通信可能に接続されており、それぞれの機器を
制御することができる。STB701は、警備会社等7
10、外部コンピュータサーバ709と通信することが
可能で、警備会社等710に直接通報することができ
る。また、固定電話707を介して警備会社等710と
通信を行うこともできる。
【0070】本実施の形態の監視カメラ702は、コネ
クタ16にブルートゥース装置703を接続している。
監視カメラ702とSTB701とは、それぞれブルー
トゥース装置703により無線通信を行う。携帯電話7
08等その他の機器にブルートゥース装置を備えていれ
ば、ブルートゥースによりSTB701間を無線通信に
することができる。これらの装置を使用した監視システ
ムを以下に説明する。これらの機器全てなくてもよい。
例えば、HDレコーダ704がなくてもHDレコーダ7
04を利用して得られる機能のない監視システムとして
成り立つことができる。
【0071】監視カメラ702により撮像した画像を証
拠、検証に使用するためにHDレコーダ704に録画す
る。HDレコーダ704は、通常テレビ放送番組を録画
するときに使用する。放送番組録画用のHDを監視画像
記録用に使うことにより新たに監視用に用意する必要が
ない。HDレコーダ704は所定時間分の画像データを
一時的に記憶しておくバッファメモリを備え、常時にバ
ッファメモリ内の画像データを上書き記憶している。人
物を検出すると、バッファメモリに記憶されている所定
時間前から検出時までの画像データを瞬時にHDに記憶
するとともに、監視カメラ702で撮像している画像デ
ータをリアルタイムでHDに記憶する。これにより人物
の行動の全てを終始記憶しておくことができる。なお、
バッファメモリを使用しないでHDの一部を使用して所
定時間分の画像データを一時的に記憶するようにしても
よい。HDレコーダ704の空き容量がなくなった場合
に通信回線を使用して外部コンピュータサーバ709等
の遠隔地に送信して記憶する。また、HDレコーダ70
4で放送番組データを録画中で監視カメラ702からの
画像データを記憶することができないときにも遠隔地に
送信して記憶する。また、放送番組データの記録に優先
して監視画像データを記憶するようにしてもよい。また
は放送番組と監視カメラ702から画像データの双方を
2画面で同時に記憶してもよい。
【0072】以下にSTB701による制御についてフ
ローチャート図を用いて具体的に説明する。図18はS
TB701で実行されるメイン制御を示すフローチャー
ト図である。本フローは、監視カメラ702が作動中常
時実行されている。
【0073】ステップS91は、監視カメラ702から
人物検出信号を受信したか否かを検出し、受信した場合
にはステップS92に進み、受信しない場合には受信の
検出を継続する。
【0074】ステップS92では人物検出時に実行され
るさまざまな制御のうち、時刻に応じて実行する設定が
なされているか否かを検出する。時刻に応じて実行する
設定とは、監視カメラ702が人物を検出した時刻に応
じて実行する制御を変えるようになされた設定のことで
ある。設定例として、監視カメラ702が人物を検出し
た時刻が午前8時から午後10時までの時間帯であると
きには後述するテレビ制御を実行し、検出した時刻がそ
れ以外の時間帯であるときには直ちに警備会社または警
察への通報を実行する、とするように設定する。設定は
予め使用者によってなされている。設定がなされている
場合にはステップS93に進み、設定がなされていない
場合にはステップS95に進む。ステップS93では現
在の時刻を取得する。ステップS94では現在の時刻で
行うべき制御に設定する。例えば、ステップS93で取
得した現在の時刻が午前11時であった場合にSTB7
01は画像データをテレビ制御が実行されるように設定
し、現在の時刻が午後11時である場合に直ちに通報す
るように設定する。このように時刻に応じて制御を変え
る理由は、昼間は郵便配達、新聞配達等の訪問者が多
く、夜間はこのような訪問者は少なく、検出した時間帯
により監視カメラ702が検出した人物が不審人物であ
る確率が異なる。また、昼間であれば検出人物を確認し
た後に警備会社または警察に通報することができるが、
夜間は睡眠をとっている為、検出人物を確認することが
困難である。
【0075】ステップS95では、家の人が在宅である
か不在であるかを検出する。検出方法は、家の人が家か
ら出るときに入りするたびに手動でスイッチをオン、オ
フするようにすればいいし、また何らかのセンサで自動
的に家の人の出入りを自動的に検出してもよい。なお、
監視カメラ702が検出した人物が不審者であったとき
に対処できない子供等が在宅していても不在であると検
出するようにする。在宅である場合にはステップS96
に進み、不在である場合にはステップS7に進む。ステ
ップS96では在宅時に行う制御に設定し、ステップS
97では不在時に行う制御に設定する。例えば、不在時
に監視カメラ702が人物を検出した場合には直ちに警
備会社または警察に通報するように設定し、在宅時に監
視カメラ702が人物を検出した場合には後述するテレ
ビ制御が実行されるように設定する。このように在宅の
場合と不在の場合で制御を変える理由は、監視カメラ7
02で人物が検出されたときに在宅では人物が確認でき
るが不在では人物を確認できない等の差があるためであ
る。
【0076】ステップS98では、後述する各制御を実
行する。なお、後述する各制御の他に、監視カメラ70
2が人物を検出したとき直ちに警備会社または警察に通
報する制御があるが、既に本フローの中で説明したので
省略する。
【0077】図19はSTB701で実行されるHDレ
コーダ制御を示すフローチャート図である。STB70
1によるHDレコーダ制御について具体的に説明する。
ステップS101では、図18のフローのステップS9
4、ステップS96、ステップS97で、監視カメラ7
02により人物を検出したときにHDレコーダ704に
録画するように設定されているか否かを検出する。設定
されているときにはステップS102に進み、設定され
ていないときは本フローを終了する。ステップS102
ではHDレコーダ704に録画が可能であるか否かを検
出する。HDレコーダ704の記憶容量がないとき、放
送番組等を録画しているとき等に録画不可能であると検
出する。録画が可能である場合にはステップS103に
進み、バッファメモリ内の画像データとともに監視カメ
ラ702が撮像する画像データをHDレコーダ704に
録画する。HDレコーダ704に録画する監視カメラ7
02からの監視画像データは、放送番組のデータと簡単
に区別できるように記憶する。例えば、ファイル名に監
視に関連する文字列が入ったものにしたり、テレビモニ
タに表示するアイコンを放送番組のデータと異なるよう
にしたりする。図20にテレビモニタに表示する表示例
を示す。このように簡単に区別できるようにすることに
より、HDレコーダ704に多数の画像データが存在し
ても、迷うことなく監視画像データを選択、再生でき
る。また、監視カメラ702により連続して撮影された
一連の監視画像データは1つのファイルとして録画す
る。
【0078】また、録画が不可能である場合にはステッ
プS104に進み、固定電話707等の通信回線を利用
して所定のコンピュータサーバと接続し、ステップS1
05でバッファメモリ内の画像データとともに監視カメ
ラ702が撮像する画像データをコンピュータサーバの
メモリに記憶する。ステップS106で停止操作された
か否かを検出し、停止操作されている場合にはステップ
S107に進み、停止操作されていない場合にはステッ
プS108に進む。ステップS108では監視カメラ7
02による人物が検出されなくなったか否かを検出し、
検出されなくなった場合にはステップS107に進み、
人物の検出が継続されている場合には、ステップS10
2に戻る。ステップS107では、録画を停止する。
【0079】図21はSTB701で実行されるテレビ
制御を示すフローチャート図である。STB701によ
るテレビ705の制御について具体的に説明する。ステ
ップS201では、図18のフローのステップS94、
ステップS96、ステップS97で、監視カメラ702
により人物を検出したときにテレビモニタに表示するよ
うに設定されているか否かを検出する。設定されている
場合にはステップS202に進み、設定されていない場
合には本フローを終了する。
【0080】ステップS202では、テレビモニタがオ
ンしていないときにはオンさせ、テレビモニタがオンし
ているときには監視カメラ702からの画像にモニタ表
示を切り替える。このように監視カメラ702により人
物を検出したときにテレビモニタをオンすることにより
在宅者に注意を喚起し、例え留守であっても検出人物に
在宅者がいるように見せかける効果もある。ステップS
203ではテレビスピーカからアラームを発させ注意を
喚起する。ステップS203では、監視カメラ702か
らの画像の他に複数の項目を持つメニューをテレビモニ
タに表示する。図22にテレビモニタに表示される表示
例を示す。
【0081】図22に示したメニュー表示で選択可能な
項目の内、「ドアロック解除」は、監視カメラ702で
検出した人物が家族等の知り合いであることが確認でき
たときに選択する項目で、玄関ドアのロックを解除す
る。「通話」は、監視カメラ702で検出した人物と会
話したいときに選択する項目である。「通報」は、監視
カメラ702で検出した人物が不審人物であると考える
場合に選択する項目であり、警備会社または警察等予め
設定された通報先に通報する。「ライトオン」は、玄関
等予め設定された箇所のライトをオンする。「アラー
ム」は、カメラに備えられたアラームを鳴らす。「ライ
トオン」「アラーム」とも監視カメラ702で検出した
人物への警告の意味でなされる。「録画オフ」は、監視
カメラ702で検出した人物が不審人物でないと確認し
たときにHDレコーダ704等への録画を停止する場合
に選択する項目である。これらの項目は、テレビリモコ
ンの対応するチャンネルボタンを操作することにより選
択する。
【0082】ステップS205ではメニュー表示に対す
る項目選択操作が行われたか否かを検出する。操作が行
われた場合にはステップS206に進み、選択された項
目の制御を行う。選択された制御が終了するとテレビ7
05を元の状態に戻す。項目の操作が行われずに所定時
間が経過した場合にはステップS207に進み、警備会
社または警察等予め設定された通報先に通報する。
【0083】図23はSTB701で実行される携帯電
話制御を示すフローチャート図である。STB701に
よる携帯電話制御について具体的に説明する。ステップ
S301では、図18のフローのステップS94、ステ
ップS96、ステップS97で、監視カメラ702によ
り人物を検出したとき携帯電話708に通知するように
設定されているか否かを検出する。設定されている場合
にはステップS302に進み、設定されていない場合に
は本フローを終了する。
【0084】ステップS302では、通知設定された携
帯電話708に対し内線による呼び出しを行う。ここで
内線とは、例えばブルートゥースによる家庭内無線LA
N接続のことである。ブルートゥースにより無線接続が
行うことができれば、信頼性の高い高速通信が行える。
また、公衆回線を使用しないので通信料金がかからな
い。ステップS303では携帯電話708と接続可能な
状態にあるのかを検出し、接続可能な状態にあるステッ
プS305に進み、接続可能な状態にない場合にはステ
ップS304に進む。ステップS304では公衆回線を
使用し携帯電話708に発呼する。ステップS305で
は、携帯電話708と接続されたか否かを検出し、接続
された場合にはステップS306に進み、所定時間経過
しても接続されない場合にはステップS309に進む。
携帯電話708と接続された場合でも留守録の場合には
ステップS309に進む。
【0085】ステップS306では、監視カメラ702
からの画像データを送信し、更にメニュー画像を送信す
る。メニュー画像は、先に説明した図22のテレビモニ
タに表示するものと同一の項目を選択するためのもので
ある。ステップS307ではメニュー表示に対する項目
選択操作が行われたか否かを検出する。操作が行われた
場合にはステップS308に進み、選択された項目の制
御を行う。選択された制御が終了すると携帯電話708
との接続を切断する。項目の操作が行われずに所定時間
が経過した場合にはステップS309に進み、警備会社
または警察等予め設定された通報先に通報する。
【0086】このように携帯電話708に接続する場合
には先ずブルートゥース等により内線である接続可能か
否かを検出し、接続可能でない場合には直ちに公衆回線
を使用した外線で接続を試みるようにした。
【0087】テレビ705、携帯電話708等複数の機
器に監視カメラ702による人物の検出を通知するよう
に設定されている場合には、どれか1つの機器がメニュ
ーの中から項目を選択した時点で他の機器への通知を終
了する。
【0088】本実施の形態では家庭内無線LANについ
てブルートゥースについて説明したがその他の家庭内無
線LANであってもよい。例えば、IEEE802.1
1eでは、通信する信号により優先順位をつけることが
できので、緊急性を有する監視システムの信号は優先順
位を高めて通信を行う。
【0089】図24はSTB701で実行されるアラー
ム制御を示すフローチャート図である。STB701に
よるアラームの制御について具体的に説明する。ステッ
プS401では、図18のフローのステップS94、ス
テップS96、ステップS97で、監視カメラ702に
より人物を検出したときアラームを鳴らすように設定さ
れているか否かを検出する。設定されている場合にはス
テップS402に進み、設定されていない場合には本フ
ローを終了する。
【0090】ステップS402では、設定されているア
ラームを実行する。例えば、玄関ライトを点灯するよう
に設定されている場合には玄関ライトを点灯する。カメ
ラ内蔵のアラームを鳴らすように設定されている場合に
はアラームを鳴らす。オーディオ装置706を鳴らすよ
うに設定されている場合にはオーディオシステムを鳴ら
す。また、複数のことを同時に行うように設定されてい
る場合には複数同時に行う。ステップS403では、ア
ラームを停止する操作がなされたか検出し、停止操作が
なされた場合にはステップS404に進み、停止操作が
なされない場合にはステップS402に戻る。ステップ
S404では、アラームを停止する。次に、本発明の第
4実施形態について説明する。第4実施形態では、複数
色のLEDによりBMセンサを照明し、BMセンサから
の出射光をカラーイメージセンサで受光するよう構成し
ている。
【0091】図25は、RGB3色のLEDを用いて実
現するカメラの内部光学系を示す斜視図である。ピンホ
ール板106は、3個の入射用ピンホールPIN-BI、PIN-
GI、PIN-RIと3個の射出用ピンホールPIN-BO、PIN-GO、
PIN-ROとが開口している。入射ピンホールの右側にはそ
れぞれ青色光源LED-B、緑色光源LED-G、赤色光源LED-R
が配置されている。
【0092】青色光源LED-Bから出た光は入射用のピン
ホールPIN-BIを通り、レンズ105で集光され、BMセ
ンサ101の反射板で反射し、再度レンズ105で集光
され射出用のピンホールPIN-BOを通り、レンズ110で
カラーイメージセンサ111に結像する。緑色光源LED-
G、赤色光源LED-Rから出た光も同様にカラーイメージセ
ンサ111に結像する。
【0093】ここで、6個のピンホールをピンホール板
106上に同心円上に配置すれば各色でできる像は同一
になる。本発明の実施の形態では6個のピンホールをピ
ンホール板106上に同心円上に配置しない点を特徴と
する。つまり、青色用のピンホールPIN-BI、PIN-BOは、
緑色用のピンホールPIN-GI、PIN-GOに比べて低温側レン
ジを撮像できるように配置する。また、赤色用のピンホ
ールPIN-RI、PIN-ROは、緑色用のピンホールPIN-GI、PI
N-GOに比べて高温側レンジを撮像できるように配置す
る。例えば、青色で測定できる測温レンジは−20度か
ら20度、緑色で測定できる測温レンジは0度から40
度、赤色で測定できる測温レンジは20度から60度の
範囲であり、その範囲の中間の温度のときに出力が最大
になるように構成する。
【0094】その時の出力の様子を図26に示す。図2
6は、各色の出力と温度との関係を示す図である。青色
出力は−20度から0度までは出力が増加し、0度から
20度までは出力が低下する。緑色出力は0度から20
度までは出力が増加し、20度から40度までは出力が
低下する。赤色出力は20度から40度までは出力が増
加し、40度から60度までは出力が低下する。
【0095】受光するイメージセンサはRGB独立に出
力の得られるものとすれば、各出力の比から温度を決定
することができる。例えば、青色出力が50%、緑色出
力が50%、赤色出力が0%であれば10度である。
【0096】更に、RGB出力をモニタに接続して表示
した場合にどの温度でも異なる色になるので、擬似カラ
ー表示ができる。更に、単一色のLEDのみを使用した
カメラでは、単調に輝度が変化する範囲が、この例では
20度しかない。ところが本実施形態のカメラでは80
度の範囲を検出することができる。N色のLEDを用い
ればN+1倍の範囲を検出でき、温度計測ダイナミック
レンジが広くできる。
【0097】なお、本実施の形態ではRGBで説明した
が補色系でも問題ない。また、擬似カラー表示の必要が
なければ色数を増やせばそれだけダイナミックレンジを
広くできる。
【0098】なお、イメージセンサはカラー単板方式で
説明したが、2板、3板方式などでも問題ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のBMセンサを用いたカメラの
外観図である。
【図2】図2は、本実施の形態を背面から見た外観図で
ある。
【図3】図3は、第1実施形態のカメラの内部光学系を
示す図である。
【図4】図4は、第1実施の形態のカメラ内部に構成さ
れる電気回路等の機能を示す機能ブロック図である。
【図5】図5は、本カメラでの電源制御を説明するため
のフローチャート図である。
【図6】図6は、簡易温度設定モードを選択していると
きの表示例を示した図である。
【図7】図7は、防火モードに設定されたときに実行さ
れる制御を示すフローチャート図である。
【図8】図8は、防犯モードに設定されたときに実行さ
れる制御を示すフローチャート図である。
【図9】図9は、防災モードに設定されたときに実行す
る制御を示すフローチャート図である。
【図10】図10は、介護モードに設定されることによ
り実行される制御を示すフローチャート図である。
【図11】図11は、自動測温レンジ調節制御を示すフ
ローチャート図である。
【図12】図12は、疑似カラー表示制御を示すフロー
チャート図である。
【図13】図13は、本実施形態における接眼制御を示
すフローチャート図である。
【図14】図14は、グリップ部4をカメラ本体部1の
底面に平行に折り曲げ可能にした構成を示す図である。
【図15】図15は、第2実施形態のカメラの内部光学
系を示す図である。
【図16】図16は、第2実施の形態のカメラ内部に構
成される電気回路等の機能を示す機能ブロック図であ
る。
【図17】図17に本実施の形態の監視システムを示
す。
【図18】図18は、STB701で実行されるメイン
制御を示すフローチャート図である。
【図19】図19は、STB701で実行されるHDレ
コーダ制御を示すフローチャート図である。
【図20】図20は、再生メニューに関するテレビモニ
タの参考図である。
【図21】図21は、STB701で実行されるテレビ
制御を示すフローチャート図である。
【図22】図22は、テレビモニタの参考図である。
【図23】図23は、STB701で実行される携帯電
話制御を示すフローチャート図である。
【図24】図24は、STB701で実行されるアラー
ム制御を示すフローチャート図である。
【図25】図25は、RGB3色のLEDを用いて実現
するカメラの内部光学系を示す斜視図である。
【図26】図26は、各色の出力と温度との関係を示す
図である。
【符号の簡単な説明】
1・・・本体部 2・・・レンズ部 3・・・グリップ部 4・・・表示部 11・・・電源スイッチ 12・・・アップボタン 13・・・ダウンボタン 14・・・メニューボタン 15・・・ワンタッチボタン 16・・・コネクタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 1/42 G01J 1/42 B H04N 5/225 H04N 5/225 C B F 7/18 7/18 N (72)発明者 赤川 圭一 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 田中 雅英 東京都品川区二葉一丁目3番25号 株式会 社ニコン技術工房内 Fターム(参考) 2G065 AA04 AB02 BA14 BA34 BC14 BC33 BC35 BD03 BD06 BE08 CA19 DA06 DA10 DA18 2G066 AC13 AC14 BA20 BA44 BB11 BC15 BC23 CA02 CA08 CA15 CA20 5C022 AA01 AA15 AC01 AC31 AC42 AC51 AC69 5C054 AA01 CA05 DA06 EA05 EA07 FE03 FE25 FE28 FF05 GB02 GB18 HA18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体が放出する赤外線に反応して変形
    する変形素子と、 前記変形素子を照明する照明手段と、 前記変形素子からの出射光を受光する受光手段と、 複数の測温レンジを設定可能な設定手段とを有すること
    を特徴とする測温計。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、人物の体温または火災
    時の燃焼物の温度を測定できる測温レンジに設定可能で
    あることを特徴とする請求項1に記載の測温計。
  3. 【請求項3】 被写体像を表示する表示部と、 前記表示部を覗くための接眼部と、 前記接眼部に接眼されているか否かを検出する検出手段
    と、 前記検出手段により接眼が検出されているときのみ前記
    表示部に表示するよう制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする赤外線カメラ。
  4. 【請求項4】 被写体が放出する赤外線に反応して変形
    する変形素子と、 前記変形素子の変形量を検出する変形検出手段とを備え
    ることを特徴とする請求項3に記載の赤外線カメラ。
  5. 【請求項5】 被写体が放出する赤外線に反応して変形
    する変形素子と、 前記変形素子を照明する照明手段と、 前記変形素子からの射出光を覗くための接眼部と、 前記接眼部に接眼されているか否かを検出する検出手段
    と、 前記検出手段により接眼が検出されているときのみ前記
    照明手段を駆動するよう制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする赤外線カメラ。
  6. 【請求項6】 複数の操作部を備えた赤外線カメラにお
    いて、 電源投入操作部またはその近辺に触感により他の操作部
    と異なることを判断可能とするマークが施されているこ
    とを特徴とする赤外線カメラ。
  7. 【請求項7】 被写体が放出する赤外線に反応して変形
    する変形素子と、 前記変形素子の変形量を検出する変形検出手段とを備え
    ることを特徴とする請求項6に記載の赤外線カメラ。
  8. 【請求項8】 被写体が放出する赤外線に反応して変形
    する変形素子と、 前記変形素子の変形量を検出する変形検出手段と、 複数の操作部とを有し、 前記複数の操作部のなかの特定の操作部は他の操作部と
    異なることを判断可能とする判断部を有していることを
    特徴とする赤外線カメラ。
  9. 【請求項9】 前記判断部は前記特定の操作部またはそ
    の近辺に施された凸部であることを特徴とする請求項8
    に記載の赤外線カメラ。
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