JP2002202183A - ロードセルユニット - Google Patents

ロードセルユニット

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JP2002202183A
JP2002202183A JP2000399708A JP2000399708A JP2002202183A JP 2002202183 A JP2002202183 A JP 2002202183A JP 2000399708 A JP2000399708 A JP 2000399708A JP 2000399708 A JP2000399708 A JP 2000399708A JP 2002202183 A JP2002202183 A JP 2002202183A
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load
cell unit
load receiving
hole
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JP2000399708A
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Yoshiaki Shimada
好昭 島田
Gonshiro Kawabata
川端  権四郎
Tomikazu Masumoto
富和 桝本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロードセルが適切な姿勢になるように調整す
る作業を、容易に視認できながら正確に行うことができ
るロードセルユニットを提供する。 【解決手段】 固定台12側から荷重受台13側に向け
て、上端部に横振れ規制用の規制軸16aを有する支柱
16を立設させ、荷重受台13に前記規制軸16aの断
面形状と相似しながら大きな形状の孔部13aを形成
し、この孔部13aに前記規制軸16aを下方から貫通
させて配置し、前記規制軸16aの先端部に、浮き上が
り防止用のストッパ19を取り外し可能に設ける。これ
により、ロードセル11の組付け位置調整の際には、荷
重受台13の孔部13aと、横振れ規制用の規制軸16
aとの位置関係を容易に目視することができて、これら
の間の隙間が均一になるようにする芯出し作業を容易か
つ正確に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大重量のものを支持
しながら計量するロードセルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】大容量の粉体などを収納可能な大型タン
クなどの大重量のものを支持しながら計量するロードセ
ルユニットは既に知られている。このような大重量のも
のをロードセルユニットにより支持して重量を測定する
構造のものにおいては、タンクなどの測定対象物が横方
向へ過度に振れないように防止し、かつ、地震の際など
においても測定対象物が浮き上がって転倒しないように
防止するために、従来は、タンクなどの測定対象物側に
それぞれストッパを設けていた。
【0003】しかし、タンクなどの測定対象物側にそれ
ぞれストッパを設ける場合には、その測定対象物に適し
たストッパ構造をいちいち設計しなければならないため
に、多くの手間や時間がかかるとともに、ストッパがタ
ンクなどの測定対象物に対応した大きなものとなって、
比較的大きな場所を占有してしまう場合が多い。さら
に、このように、測定対象物側にそれぞれストッパを設
けた場合には、ストッパによる規制量が大まかとなり易
いため、ロードセルユニットを組付けた状態で、ロード
セルユニットの振れ止めの許容範囲に正確に合わすこと
が困難となる。
【0004】このような問題に対処すべく、タンクなど
の測定対象物にストッパを設けるのではなく、ロードセ
ルユニット内にストッパを設けて、使い勝手を向上させ
るとともに、ストッパのための設置空間もあまり必要と
ならない構造が既に提案されている。
【0005】前記問題に対処可能な従来のロードセルユ
ニットとしては、図11、図12に示すようなものがあ
る。すなわち、このロードセルユニット50では、所定
位置に固定された固定側部材51に固定され、ロードセ
ル(図11、図12においてはロバーバル型のロードセ
ルの場合を示す)52を支持する固定台53に、先端に
雌ねじ54aが形成された六角柱形状のストッパ用ロッ
ド54を立設させ、ロードセル52の可動側部分に固定
された荷重受台55におけるストッパ用ロッド54の上
方箇所に丸孔55aを形成し、この丸孔55aを通して
ストッパ用ボルト56を上方から下方に向けて(荷重受
台55側から固定台53側に向けて)ねじ込んでいる。
そして、測定対象物に取付けた荷重受台55が固定台5
3に対して横方向(左右方向や前後方向)へ振れようと
した場合には、ストッパ用ボルト56のねじ無し軸部5
6aと丸孔55aの周壁部とが当接して、横方向への過
度の振れを防止し、測定対象物に取付けた荷重受台55
が固定台53に対して浮き上がろうとした場合には、丸
孔55aが形成されている箇所の上面がストッパ用ボル
ト56の頭部下面に当接して、過度の浮き上がりを防止
するように構成されている。なお、図11、図12にお
ける57は、測定対象物としてのタンクに設けられてい
るフランジ部である。
【0006】このロードセルユニット50を組付けたり
点検したりする時には、固定台53に対して荷重受台5
5が適した位置にあること(ロードセル52が垂直荷重
を受ける適切な姿勢にあること)を、ストッパ用ボルト
56を取り外した状態で、図13に示すように、上方か
ら見て荷重受台55の丸孔55aの中心にストッパ用ロ
ッド54の雌ねじ54aが位置していることを目で確認
しながら芯出しすることで位置決めを行っている。な
お、タンクのフランジ部57にロードセルユニット50
を組付けた状態で前記箇所を目で確認できるように、該
当箇所のフランジ部57にも孔部57aが設けられてい
る。
【0007】この構造によれば、ロードセルユニット5
0自体に、横振れや浮き上がりを防止するためのストッ
パ用ロッド54やストッパ用ボルト56を取付けた構造
であるため、測定対象物が異なる場合でもストッパ構造
を変更する必要がなくなるとともに、これらの設置場所
も最小限で済み、ロードセルユニットの振れ止めの許容
範囲に合わすことが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のロードセルユニット50では、荷重受台55の
丸孔55aよりも下方に、比較的大きな距離をおいてス
トッパ用ロッド54の雌ねじ54aが設けられている上
端面が位置しており、しかも、荷重受台55の丸孔55
aと雌ねじ54aとの直径が大きく異なるため、これら
の丸孔55aと雌ねじ54aの孔部とを見ながら芯出し
することが簡単には行えず、多くの手間や時間がかかっ
たり、手間を省いた場合には位置調整の正確さが欠けた
りする課題を生じていた。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、ロー
ドセルが適切な姿勢になるように調整する作業を、容易
に視認できながら正確に行うことができるロードセルユ
ニットを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、固定側に取付けられる固定
台と荷重受側に取付けられる荷重受台との間にロードセ
ルが配置されているロードセルユニットにおいて、固定
台側から荷重受台側に向けて、横振れ規制用の規制軸を
立設させ、荷重受台に前記規制軸の断面形状と相似しな
がら大きな形状の孔部を形成し、この孔部に前記規制軸
を下方から貫通させて配置し、前記規制軸に、浮き上が
り防止用のストッパを取り外し可能に設けたことを特徴
とする。
【0011】この構成により、荷重受台に設けた孔部に
横振れ規制用の規制軸が貫通されて配置されるので、ロ
ードセルが適切な姿勢になるように調整する際には、荷
重受台の孔部と、この孔部に接近している前記規制軸と
の位置関係を容易に目視することができ、荷重受台の孔
部と前記規制軸との間の隙間が均一になるようにする芯
出し作業を容易かつ正確に行うことができる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のロ
ードセルユニットにおいて、固定台から複数の支柱を立
設させ、支柱同士を固定台だけでなく連結支持板によっ
ても結合させ、少なくとも1つの支柱が上方に延長され
て横振れ規制用の規制軸として機能するようにしたこと
を特徴とする。
【0013】この構成により、横振れ規制用の規制軸と
して機能する支柱同士が連結支持板によっても結合され
た剛性の高い構造となるため、測定対象物が横方向へ振
れようとして、規制軸が荷重受台の孔部に当接したり、
測定対象物が浮き上がり気味となって荷重受台に転倒防
止用のストッパが当接したりした場合でも、これらの横
方向への振れや、測定対象物の浮き上がりを確実に阻止
することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、固定側に取付けら
れる固定台と荷重受側に取付けられる荷重受台との間に
ロードセルが配置されているロードセルユニットにおい
て、固定台から荷重受台側に向けて、複数の支柱を立設
させ、支柱同士を固定台だけでなく連結支持板によって
も結合させ、前記連結支持板から横振れ規制用の規制軸
を立設させ、荷重受台に前記規制軸の断面形状と相似し
ながら大きな形状の孔部を形成し、この孔部に前記規制
軸を下方から貫通させて配置し、前記規制軸に、浮き上
がり防止用のストッパを取り外し可能に設けたことを特
徴とする。
【0015】この構成においても、荷重受台に設けた孔
部に横振れ規制用の規制軸が貫通されて配置されるの
で、ロードセルが適切な姿勢になるように調整する際に
は、荷重受台の孔部と、この孔部に接近している前記規
制軸との位置関係を容易に目視することができ、荷重受
台の孔部と前記規制軸との間の隙間が均一になるように
する芯出し作業を容易かつ正確に行うことができる。ま
た、複数の支柱同士を連結した連結支持板から横振れ規
制用の規制軸を立設させたため、横振れ規制用の規制軸
を単に固定台から荷重受台側に向けて立設させた場合と
比較して、横振れ規制用の規制軸が高い剛性で支持さ
れ、横方向への振れや、測定対象物の浮き上がりを確実
に阻止することができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載のロードセルユニットにおいて、規制軸の上
面が、荷重受台の孔部の上面箇所とほぼ同一面となるよ
うに配置されたことを特徴とする。
【0017】この構成より、荷重受台の孔部と、この孔
部に接近している規制軸の上面とが極めて接近するた
め、これらの位置関係を一層容易に目視することがで
き、芯出し作業をさらに容易かつ正確に行うことができ
る。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載のロードセルユニットにおいて、荷重受台の
孔部の平面形状と、規制軸の断面形状とが、何れも円形
であることを特徴とする。
【0019】この構成により、円形という比較的簡単で
製造コストも安価となる構成で、測定対象物が横方向へ
振れたり浮き上がったりすることを確実に防止できる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の
ロードセルユニットにおいて、荷重受台または荷重受台
に固定した部材に、規制軸に近接して配置されて横振れ
規制距離を調節する規制距離調整部材を取付可能に構成
したことを特徴とする。
【0020】この構成により、規制距離調整部材にて横
振れ規制距離を調節することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図4における1は、測定対象物とし
てのタンクで、粉体などが供給される供給配管2が接続
されているとともに、下部に排出口(図示せず)が設け
られている。このタンク1には四側方にそれぞれ突出す
るフランジ部3が設けられている。そして、所定の位置
に固定される固定側支持フレーム4と、前記各フランジ
部3との間にロードセルユニット10が介装されてい
る。
【0022】図1〜図3、図5に示すように、ロードセ
ルユニット10は、ロードセル11と、複数の固定側ボ
ルト(図示せず)にて固定側支持フレーム4に固定さ
れ、前記ロードセル11を下方から支持する固定台12
と、複数の荷重受側ボルト(図示せず)にてタンクのフ
ランジ部3下面に取付けられる荷重受台13と、ロード
セル11と荷重受台13との間に介装されて、荷重受台
13からの荷重をロードセル11に伝達する負荷金具1
4および耐圧板15と、固定台12に立設された支持用
の第1、第2の支柱16、17と、横方向に延びてこれ
らの支柱16、17同士を結合する連結支持板18と、
第1の支柱16より上方に一体的に延設された横振れ防
止用の規制軸16aと、この規制軸16aの先端に取り
付けられる浮き上がり防止用のストッパ19とを備えて
いる。
【0023】上述したように、第1の支柱16だけが、
連結支持板18との結合箇所よりもさらに上方に延設さ
れて横振れ防止用の規制軸16aが形成され、荷重受台
13に設けた孔部13aに、その規制軸16aを貫通さ
せて配置させている。そして、この規制軸16aの先端
部に浮き上がり防止用のストッパ19がボルト20をね
じ孔16bにねじ込むことにて結合させている。
【0024】ここで、荷重受台13に設けられた孔部1
3aと、この孔部13aに貫通する規制軸16aとは、
ともに円形(ただし、孔部13aの直径が規制軸16a
の直径よりも大きい)とされ、これらの間の間隔S1
(図2参照)は、荷重受台13が固定台12に対して横
方向へ振れる許容寸法となるように形成されている。ま
た、浮き上がり防止用のストッパ19には、荷重受台1
3の孔部13aよりも大径の大径部19aが設けられ
て、この大径部19a下面と荷重受台13上面との間の
間隔S2(図2参照)が、荷重受台13が固定台12に
対して浮き上がる許容寸法となるように形成されてい
る。
【0025】そして、組付け時には、横振れ防止用の規
制軸16aと荷重受台13の孔部13aとの中心が一致
するように芯出しすることで位置決めを行って配置され
る。また、組付け時に、荷重受台13の孔部13aに貫
通された規制軸16aの上面が、荷重受台13の孔部1
3aの荷重受側端面とほぼ同一面となる(荷重受台13
側に許容範囲内の荷重が作用した状態でほぼ同一とな
る)ような高さで形成されている。
【0026】なお、21、22は、第1、第2の支柱1
6、17を連結支持板18に固定するベアリングナット
である。また、タンクのフランジ部3にはロードセルユ
ニット10を組付けた状態で前記箇所を目視できるよう
に、該当箇所のフランジ部3にも孔部3aが設けられて
いる。
【0027】上記構成のロードセルユニット10の組付
け作業は以下のようにして行われる。まず、固定側支持
フレーム4上にロードセルユニット10を仮置きして、
ロードセルユニット10が水平な状態で置かれているこ
とを水準器などを用いて確認する。次に、固定側支持フ
レーム4と固定台12とを固定側ボルトにて仮締めし、
また、タンクのフランジ部3と荷重受台13とを荷重受
側ボルトにて仮締めする。
【0028】この後、横振れ防止用の規制軸16aと荷
重受台13の孔部13aとの芯出し作業を行う。すなわ
ち、ロードセルユニット10から浮き上がり防止用のボ
ルト20とストッパ19とを規制軸16aから取り外
し、この箇所を上方から目視して、荷重受台13の孔部
13aと規制軸16aとの間の隙間S1が周方向に均一
となっていることを確認する。均一でない場合は、たと
えば、固定台12側を木槌などの治具を用いて少しずつ
移動させて位置調整する。
【0029】この際、荷重受台13に設けた孔部13a
に規制軸16aを貫通させて配置しており、しかもこれ
らの直径は横振れ許容寸法分だけの差しかなくて、比較
的寸法差が少なく、さらには、規制軸16aの上面と荷
重受台13の孔部13aの荷重受側端面とがほぼ同一面
となる高さで形成されているので、荷重受台13の孔部
13aと、この孔部13aに接近している規制軸16a
の先端部との位置関係を極めて容易に目視して確認する
ことができる。この結果、ロードセル11が適切な姿勢
になるようにする芯出し位置決め作業を容易かつ正確に
行うことができる。
【0030】また、上述したように、規制軸16aの先
端部上面と荷重受台13の孔部13aの荷重受側端面と
がほぼ同一面となる高さで形成されているので、タンク
1の付属部品などが邪魔になるなどして厳密には真上か
ら見ることができずに、目視位置が少々斜めになった場
合でも、図6に示すように、荷重受台13の孔部13a
と規制軸16aの先端部との見かけ上の位置ずれが殆ど
生じないため、これらの位置関係を極めて容易に目視し
て確認することができ、これにより、作業時の利便性が
向上する。
【0031】なお、このようにして芯出し位置決め作業
を行った後には、その位置で、固定側支持フレーム4と
固定台12とを固定する固定側ボルトを増し締めし、ま
た、タンクのフランジ部3と荷重受台13とを固定する
荷重受側ボルトを増し締めして組付け作業を終了する。
【0032】この構成において、タンク1とともに荷重
受台13が固定台12に対して横方向(左右方向や前後
方向)へ大きく振れようとした場合には、横振れ規制用
の規制軸16aと荷重受台13の孔部13a周壁面とが
当接して、横方向への過度の振れが阻止される。また、
地震などによりタンク1とともに荷重受台13が固定台
12に対して浮き上がろうとした場合には、荷重受台1
3の孔部13aが形成されている箇所の上面が、浮き上
がり防止用のストッパ19の大径部19a下面に当接し
て、過度の浮き上がりによる転倒が阻止される。
【0033】これらの場合に、第1、第2の支柱16、
17は固定台12に固定されているだけでなく、連結支
持板18によっても結合され、これらにより四角枠体形
状となって剛性の高い構造となっている。したがって、
荷重受台13側が横方向へ振れようとして、第1の支柱
16の規制軸16aが荷重受台13の孔部13aに当接
したり、荷重受台13側が浮き上がり気味となって荷重
受台13に転倒防止用のストッパ19が当接したりし
て、これらの横方向への振れや、浮き上がりの力が大き
い場合でも、これらに抗する力を十分に発揮できて、こ
れらの挙動を防止でき、ロードセルユニット10として
の信頼性も向上する。
【0034】また、これらの横方向への振れや浮き上が
りを規制する部分はロードセルユニット10の内部に設
けられているため、ロードセルユニット10の外部に別
途空間が必要となることもない。
【0035】図7〜図11は本発明の他の実施の形態に
かかるロードセルユニット30を示すものである。な
お、上記ロードセルユニット10とほぼ同機能の構成部
品には同符号を付してその説明は省略する。
【0036】図7〜図11に示すように、このロードセ
ルユニット30は、測定対象物が上記ロードセルユニッ
ト10よりもさらに大重量のものを対象としている。こ
の種のロードセルユニット30においては、ロードセル
ユニット30自体が大型化するなどのために、荷重受台
13の孔部13aと規制軸16aとの間の隙間も広がる
(例えば5mm)傾向となる。したがって、このロード
セルユニット30においては、横振れ量や浮き上がり量
を少な目に規制したり、測定精度を上げるなどの要望に
応じて、横振れ規制距離を調節する規制距離調整部材と
しての当てボルト31が設けられている。
【0037】この当てボルト31は、規制軸16aを外
側から囲むような姿勢で、荷重受台13に固定ボルト3
2を介して固定された固定用部材としてのブロック体3
3に、外側2方向からねじ込まれたねじ軸31aと、こ
のねじ軸31aに外側から螺合して、ねじ軸31aが回
転することを防止する回転止めナット31bとから構成
されている。そして、回転止めナット31bを緩めた状
態で、ねじ軸31aの頭部に形成された六角孔部31c
に治具を挿入して回転させることにより、ねじ軸31a
と規制軸16aとの間の隙間を調節することができるよ
うになっている。
【0038】この当てボルト31の先端を突出させて規
制軸16aに近接させることにより、横振れ最大量が小
さ目となるように規制させることができる。なお、この
実施の形態においては、ロードセルユニット30が測定
対象物としてのタンク1の周り四方に設けられるため、
各ロードセルユニット30においては外側2方向への移
動を規制することにより、全周の横方向への移動が規制
されるが、これに限るものではなく、さらに多数の当て
ボルト31を設けたり、当てボルト31を各ロードセル
ユニット30においては1本だけ設けたりしてもよい。
【0039】なお、上記実施の形態においては、荷重受
台13に設けられた孔部13aと、この孔部13aに貫
通する規制軸16aとは、ともに円形としているので、
簡単な構造で製造コストも安価となる利点があるが、こ
れに限るものではなく、それぞれ四角形状や六角形状、
その他の相似形状であっても差し支えない。また、上記
実施の形態においては、ロードセル11として、上端面
と下端面とが曲面とされて、設置面の傾斜および荷重負
荷方向の傾斜に伴って傾斜可能に構成されているいわゆ
るダブルコンベックス型のロードセルが用いられている
が、これに限るものではなく、ロバーバル型のロードセ
ルなどにも適用可能である。
【0040】また、上記実施の形態においては、片方の
支柱16のみ延設して規制軸16aを形成したが、両方
の支柱16、17に横振れ規制用の規制軸16aを設け
ることも可能である。また、支柱16、17と規制軸1
6aとを別体として、支柱16、17に固定された連結
支持板18から別途に規制軸16aを立設させて荷重受
台13の孔部13aに貫通させてもよい。しかしなが
ら、このように、連結支持板18から別途に規制軸16
aを立設させた構造のものに比較して、上記実施の形態
のものによれば、支柱16と規制軸16aとが1つの部
材であるため、その分、部品点数が減少する利点があ
る。また、支柱は2つとしたが、さらに多くの支柱を設
けてもよい。また、上記実施の形態においては、測定対
象物がタンク1である場合を述べたが、これに限るもの
ではない。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、荷重受台
に設けた孔部に横振れ規制用の規制軸を下方から上方へ
向けて(固定台側から可動台側へ向けて)貫通させて配
置することにより、ロードセルが適切な姿勢になるよう
に調整する際に、荷重受台の孔部と、この孔部に接近し
ている横振れ規制用の規制軸との位置関係を容易に目視
することができ、荷重受台の孔部と横振れ規制用の規制
軸との間の隙間が均一になるようにする芯出し作業を容
易かつ正確に行うことができ、作業能率が向上する。ま
た、ロードセルユニット自体に、横振れや浮き上がりを
防止する機構を設けた構造であるため、測定対象物が異
なる場合でもストッパ構造を変更する必要がなくなると
ともに、これらの設置場所も最小限で済み、ロードセル
ユニットの振れ止めの許容範囲を正確に合わすことが容
易に行える。
【0042】また、固定台から複数の支持用支柱を立設
させ、支持用支柱同士を連結支持板によって互いに結合
させ、前記連結支持板に横振れ規制用の規制軸を固定さ
せることにより剛性の高い構造となり、測定対象物の横
方向への振れや、測定対象物の浮き上がりを確実に阻止
することができる。
【0043】また、横振れ規制用の規制軸の上面を、荷
重受台の孔部の上面箇所とほぼ同一面となるように配置
することで、荷重受台の孔部と、この孔部に接近してい
る横振れ規制用の規制軸の上面とが極めて接近するた
め、これらの位置関係を一層容易に目視することができ
て、芯出し作業をさらに容易かつ正確に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るロードセルユニット
の部分切欠正面図である。
【図2】同ロードセルユニットの側面図である。
【図3】同ロードセルユニットの斜視図である。
【図4】同ロードセルユニットが用いられているタンク
スケールの斜視図である。
【図5】同ロードセルユニットの分解斜視図である。
【図6】同ロードセルユニットの要部斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態に係るロードセルユニ
ットの部分切欠正面図である。
【図8】同ロードセルユニットの平面図である。
【図9】同ロードセルユニットの要部部分切欠正面図で
ある。
【図10】同ロードセルユニットの要部平面断面図であ
る。
【図11】従来のロードセルユニットの正面図である。
【図12】同従来のロードセルユニットの側面図であ
る。
【図13】同従来のロードセルユニットの要部斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 タンク(測定対象物) 3 フランジ部 4 固定側支持フレーム 10、30 ロードセルユニット 11 ロードセル 12 固定台 13 荷重受台 13a 孔部 16、17 支柱 16a 規制軸(横振れ規制用) 18 連結支持板 19 浮き上がり防止用のストッパ 20 ボルト 31 当てボルト(規制距離調整部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側に取付けられる固定台と荷重受側
    に取付けられる荷重受台との間にロードセルが配置され
    ているロードセルユニットにおいて、固定台から荷重受
    台側に向けて、横振れ規制用の規制軸を立設させ、荷重
    受台に前記規制軸の断面形状と相似しながら大きな形状
    の孔部を形成し、この孔部に前記規制軸を下方から貫通
    させて配置し、前記規制軸に、浮き上がり防止用のスト
    ッパを取り外し可能に設けたことを特徴とするロードセ
    ルユニット。
  2. 【請求項2】 固定台から複数の支柱を立設させ、支柱
    同士を固定台だけでなく連結支持板によっても結合さ
    せ、少なくとも1つの支柱が上方に延長されて横振れ規
    制用の規制軸として機能するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のロードセルユニット。
  3. 【請求項3】 固定側に取付けられる固定台と荷重受側
    に取付けられる荷重受台との間にロードセルが配置され
    ているロードセルユニットにおいて、固定台から荷重受
    台側に向けて、複数の支柱を立設させ、支柱同士を固定
    台だけでなく連結支持板によっても結合させ、前記連結
    支持板から横振れ規制用の規制軸を立設させ、荷重受台
    に前記規制軸の断面形状と相似しながら大きな形状の孔
    部を形成し、この孔部に前記規制軸を下方から貫通させ
    て配置し、前記規制軸に、浮き上がり防止用のストッパ
    を取り外し可能に設けたことを特徴とするロードセルユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 規制軸の上面が、荷重受台の孔部の上面
    箇所とほぼ同一面となるように配置されたことを特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載のロードセルユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 荷重受台の孔部の平面形状と、規制軸の
    断面形状とが、何れも円形であることを特徴とする請求
    項1〜4の何れかに記載のロードセルユニット。
  6. 【請求項6】 荷重受台または荷重受台に固定した部材
    に、規制軸に近接して配置されて横振れ規制距離を調節
    する規制距離調整部材を取付可能に構成したことを特徴
    とする請求項1〜5の何れかに記載のロードセルユニッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007071851A (ja) * 2005-08-12 2007-03-22 Kubota Corp 車載計量装置および車載計量装置の設定方法
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