JP2002202120A - セラミックグリーンシートの膜厚測定装置及び膜厚測定方法 - Google Patents
セラミックグリーンシートの膜厚測定装置及び膜厚測定方法Info
- Publication number
- JP2002202120A JP2002202120A JP2000401558A JP2000401558A JP2002202120A JP 2002202120 A JP2002202120 A JP 2002202120A JP 2000401558 A JP2000401558 A JP 2000401558A JP 2000401558 A JP2000401558 A JP 2000401558A JP 2002202120 A JP2002202120 A JP 2002202120A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thickness
- green sheet
- ceramic green
- film
- film thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B15/00—Measuring arrangements characterised by the use of electromagnetic waves or particle radiation, e.g. by the use of microwaves, X-rays, gamma rays or electrons
- G01B15/02—Measuring arrangements characterised by the use of electromagnetic waves or particle radiation, e.g. by the use of microwaves, X-rays, gamma rays or electrons for measuring thickness
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/84—Systems specially adapted for particular applications
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セラミックグリーンシートの厚みを、キャリ
アフィルムの厚みのばらつきに影響されることなく、精
度よく測定することを可能ならしめる。 【解決手段】 セラミックグリーンシート2の搬送方向
Aに所定の間隔をおいて配置され、互いに独立して、セ
ラミックグリーンシート2の搬送と同期したタイミング
で、セラミックグリーンシート2の搬送方向Aと直交す
る方向Bに往復移動し、キャリアフィルム3により裏打
ちされたセラミックグリーンシート2の同一位置におけ
るセラミックグリーンシート2の厚みTsとキャリアフ
ィルムの厚みTfが合算された膜厚値T1,T2を測定
する、第1及び第2の種類の異なる2つの膜厚測定器
6,7と、第1及び第2の膜厚測定器6,7により測定
された膜厚値T1,T2を相互演算してセラミックグリ
ーンシート2の厚みTsを算出する演算処理手段8を備
えた構成とする。
アフィルムの厚みのばらつきに影響されることなく、精
度よく測定することを可能ならしめる。 【解決手段】 セラミックグリーンシート2の搬送方向
Aに所定の間隔をおいて配置され、互いに独立して、セ
ラミックグリーンシート2の搬送と同期したタイミング
で、セラミックグリーンシート2の搬送方向Aと直交す
る方向Bに往復移動し、キャリアフィルム3により裏打
ちされたセラミックグリーンシート2の同一位置におけ
るセラミックグリーンシート2の厚みTsとキャリアフ
ィルムの厚みTfが合算された膜厚値T1,T2を測定
する、第1及び第2の種類の異なる2つの膜厚測定器
6,7と、第1及び第2の膜厚測定器6,7により測定
された膜厚値T1,T2を相互演算してセラミックグリ
ーンシート2の厚みTsを算出する演算処理手段8を備
えた構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、セラミックグリ
ーンシートの膜厚測定装置及び膜厚測定方法に関し、さ
らには、これらの膜厚測定装置及び膜厚測定方法を利用
したセラミックグリーンシートの製造装置及び製造方法
に関する。
ーンシートの膜厚測定装置及び膜厚測定方法に関し、さ
らには、これらの膜厚測定装置及び膜厚測定方法を利用
したセラミックグリーンシートの製造装置及び製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、積層コンデンサなどのような積層セラミック電子部
品を製造するに際しては、セラミックグリーンシートを
搬送したり、積層したりすることが行われる。そして、
その際に、セラミックグリーンシートの機械的強度を補
う必要上、キャリアフィルムによりセラミックスラリー
を支持した状態、すなわち、キャリアフィルムにより裏
打ちした状態で、セラミックグリーンシートを取り扱う
ことが行われる場合がある。
ら、積層コンデンサなどのような積層セラミック電子部
品を製造するに際しては、セラミックグリーンシートを
搬送したり、積層したりすることが行われる。そして、
その際に、セラミックグリーンシートの機械的強度を補
う必要上、キャリアフィルムによりセラミックスラリー
を支持した状態、すなわち、キャリアフィルムにより裏
打ちした状態で、セラミックグリーンシートを取り扱う
ことが行われる場合がある。
【0003】ところで、このようにキャリアフィルムに
裏打ちされた状態のセラミックグリーンシートの膜厚を
測定する場合、従来は、セラミックグリーンシートに対
してダメージを与えない非接触型の膜厚測定装置を用い
て測定する方法が一般的に用いられている。すなわち、
この非接触型の膜厚測定装置を用いるセラミックグリー
ンシートの膜厚測定方法においては、セラミックグリー
ンシートの厚み(シート厚)とキャリアフィルムの厚み
(フィルム厚)との和、すなわち、シート厚とフィルム
厚との合算値を膜厚値として測定し、この膜厚値から、
予め測定しておいたフィルム厚を差し引くことにより、
シート厚が求められる。
裏打ちされた状態のセラミックグリーンシートの膜厚を
測定する場合、従来は、セラミックグリーンシートに対
してダメージを与えない非接触型の膜厚測定装置を用い
て測定する方法が一般的に用いられている。すなわち、
この非接触型の膜厚測定装置を用いるセラミックグリー
ンシートの膜厚測定方法においては、セラミックグリー
ンシートの厚み(シート厚)とキャリアフィルムの厚み
(フィルム厚)との和、すなわち、シート厚とフィルム
厚との合算値を膜厚値として測定し、この膜厚値から、
予め測定しておいたフィルム厚を差し引くことにより、
シート厚が求められる。
【0004】しかし、このような非接触型の膜厚測定装
置を用いる測定方法においては、測定時の位置ずれなど
に起因する誤差が生じ、正確なシート厚を測定すること
は必ずしも容易ではないのが実情である。
置を用いる測定方法においては、測定時の位置ずれなど
に起因する誤差が生じ、正確なシート厚を測定すること
は必ずしも容易ではないのが実情である。
【0005】特に、セラミックグリーンシートの厚みが
5μm以下と薄い場合には、シート厚よりもフィルム厚
の方が相対的に厚くなってフィルム厚のばらつきの影響
が支配的になり、シート厚を正確に測定することがさら
に困難になるという問題点がある。
5μm以下と薄い場合には、シート厚よりもフィルム厚
の方が相対的に厚くなってフィルム厚のばらつきの影響
が支配的になり、シート厚を正確に測定することがさら
に困難になるという問題点がある。
【0006】また、特開昭59−99339号公報に
は、X線を用いる厚さ検出器とβ線を用いる厚さ検出器
の2種類の検出器を、キャリアフィルムの流れ方向とは
平行な一体型として配置し、それぞれの放射線吸収係数
差を利用して、演算により塗工量を測定するようにした
塗工量測定装置が開示されている。しかし、この測定装
置においては、2種類の厚さ検出器が一体型であるた
め、キャリアフィルムの走行状態下でX線及びβ線それ
ぞれの測定位置を一致させるには、測定ヘッドの、キャ
リアフィルムの走行方向と直交する方向(幅方向)への
移動を停止したうえで、X線及びβ線それぞれの測定タ
イミングをキャリアフィルムの走行速度と同期させるこ
とが必要になり、セラミックグリーンシートの幅方向に
沿って塗工量(膜厚)を測定することができないという
問題点がある。
は、X線を用いる厚さ検出器とβ線を用いる厚さ検出器
の2種類の検出器を、キャリアフィルムの流れ方向とは
平行な一体型として配置し、それぞれの放射線吸収係数
差を利用して、演算により塗工量を測定するようにした
塗工量測定装置が開示されている。しかし、この測定装
置においては、2種類の厚さ検出器が一体型であるた
め、キャリアフィルムの走行状態下でX線及びβ線それ
ぞれの測定位置を一致させるには、測定ヘッドの、キャ
リアフィルムの走行方向と直交する方向(幅方向)への
移動を停止したうえで、X線及びβ線それぞれの測定タ
イミングをキャリアフィルムの走行速度と同期させるこ
とが必要になり、セラミックグリーンシートの幅方向に
沿って塗工量(膜厚)を測定することができないという
問題点がある。
【0007】また、仮に、ある一定の周期で測定ヘッド
をセラミックグリーンシートの幅方向に間欠的に移動さ
せて、セラミックグリーンシートの幅方向に沿って膜厚
を測定するようにしたとしても、間欠的な測定となるこ
とから、セラミックグリーンシートの幅方向における膜
厚を多くのポイントで密に測定することは困難で、信頼
性の高い膜厚測定を行うことができないという問題点が
ある。
をセラミックグリーンシートの幅方向に間欠的に移動さ
せて、セラミックグリーンシートの幅方向に沿って膜厚
を測定するようにしたとしても、間欠的な測定となるこ
とから、セラミックグリーンシートの幅方向における膜
厚を多くのポイントで密に測定することは困難で、信頼
性の高い膜厚測定を行うことができないという問題点が
ある。
【0008】本願発明は上記問題点を解決するものであ
り、キャリアフィルムの厚みのばらつきに影響されるこ
となく、セラミックグリーンシートの厚みを精度よく測
定することが可能な膜厚測定装置及び膜厚測定方法、さ
らには、これらの膜厚測定装置及び膜厚測定方法を利用
したセラミックグリーンシートの製造装置及び製造方法
を提供することを目的とする。
り、キャリアフィルムの厚みのばらつきに影響されるこ
となく、セラミックグリーンシートの厚みを精度よく測
定することが可能な膜厚測定装置及び膜厚測定方法、さ
らには、これらの膜厚測定装置及び膜厚測定方法を利用
したセラミックグリーンシートの製造装置及び製造方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明(請求項1)のセラミックグリーンシート
の膜厚測定装置は、キャリアフィルムにより裏打ちされ
たセラミックグリーンシートの膜厚測定装置であって、
セラミックグリーンシートの搬送方向に所定の間隔をお
いて配置された種類の異なる2以上の膜厚測定器であっ
て、互いに独立して、セラミックグリーンシートの搬送
と同期したタイミングで、セラミックグリーンシートの
搬送方向と直交する方向に往復移動し、キャリアフィル
ムにより裏打ちされたセラミックグリーンシートの同一
位置におけるセラミックグリーンシートの厚みとキャリ
アフィルムの厚みが合算された膜厚値を測定する膜厚測
定器と、各膜厚測定器により測定された膜厚値を相互演
算してセラミックグリーンシートの厚みを算出する演算
処理手段とを具備することを特徴としている。
め、本願発明(請求項1)のセラミックグリーンシート
の膜厚測定装置は、キャリアフィルムにより裏打ちされ
たセラミックグリーンシートの膜厚測定装置であって、
セラミックグリーンシートの搬送方向に所定の間隔をお
いて配置された種類の異なる2以上の膜厚測定器であっ
て、互いに独立して、セラミックグリーンシートの搬送
と同期したタイミングで、セラミックグリーンシートの
搬送方向と直交する方向に往復移動し、キャリアフィル
ムにより裏打ちされたセラミックグリーンシートの同一
位置におけるセラミックグリーンシートの厚みとキャリ
アフィルムの厚みが合算された膜厚値を測定する膜厚測
定器と、各膜厚測定器により測定された膜厚値を相互演
算してセラミックグリーンシートの厚みを算出する演算
処理手段とを具備することを特徴としている。
【0010】本願発明(請求項1)にかかるセラミック
グリーンシートの膜厚測定装置においては、種類の異な
る各膜厚測定器が互いに独立しており、各膜厚測定器が
セラミックグリーンシートの搬送と同期しながら搬送方
向と直交する方向(キャリアフィルム及びセラミックグ
リーンシートの幅方向)に往復移動することにより、キ
ャリアフィルムにより裏打ちされたセラミックグリーン
シートの同一位置における膜厚値(セラミックグリーン
シートの厚みとキャリアフィルムの厚みを合算した膜厚
値)を測定することができるようにしているので、測定
時の位置ずれなどに起因する誤差をなくして、膜厚値を
精密に測定することが可能になる。また、種類の異なる
膜厚測定器により測定された膜厚値を演算処理手段によ
り相互演算することにより、セラミックグリーンシート
の厚み及びキャリアフィルムの厚みをそれぞれ算出する
ようにしているので、キャリアフィルムの厚みのばらつ
きに影響されることなく、セラミックグリーンシートの
厚みを正確に測定することができる。
グリーンシートの膜厚測定装置においては、種類の異な
る各膜厚測定器が互いに独立しており、各膜厚測定器が
セラミックグリーンシートの搬送と同期しながら搬送方
向と直交する方向(キャリアフィルム及びセラミックグ
リーンシートの幅方向)に往復移動することにより、キ
ャリアフィルムにより裏打ちされたセラミックグリーン
シートの同一位置における膜厚値(セラミックグリーン
シートの厚みとキャリアフィルムの厚みを合算した膜厚
値)を測定することができるようにしているので、測定
時の位置ずれなどに起因する誤差をなくして、膜厚値を
精密に測定することが可能になる。また、種類の異なる
膜厚測定器により測定された膜厚値を演算処理手段によ
り相互演算することにより、セラミックグリーンシート
の厚み及びキャリアフィルムの厚みをそれぞれ算出する
ようにしているので、キャリアフィルムの厚みのばらつ
きに影響されることなく、セラミックグリーンシートの
厚みを正確に測定することができる。
【0011】また、請求項2のセラミックグリーンシー
トの膜厚測定装置は、各膜厚測定器の往復移動速度を、
セラミックグリーンシートの搬送速度と比例させたこと
を特徴としている。
トの膜厚測定装置は、各膜厚測定器の往復移動速度を、
セラミックグリーンシートの搬送速度と比例させたこと
を特徴としている。
【0012】各膜厚測定器の往復移動速度を、セラミッ
クグリーンシートの搬送速度に比例させることにより、
測定ポイントの密度を一定にすることが可能になる。
クグリーンシートの搬送速度に比例させることにより、
測定ポイントの密度を一定にすることが可能になる。
【0013】また、請求項3のセラミックグリーンシー
トの膜厚測定装置は、膜厚測定器の少なくとも1つが、
X線、β線、γ線、レーザ光、赤外線からなる群より選
ばれる1種を用いて前記膜厚値を測定するものであるこ
とを特徴としている。
トの膜厚測定装置は、膜厚測定器の少なくとも1つが、
X線、β線、γ線、レーザ光、赤外線からなる群より選
ばれる1種を用いて前記膜厚値を測定するものであるこ
とを特徴としている。
【0014】膜厚測定器として、X線、β線、γ線、レ
ーザ光、赤外線からなる群より選ばれる1種を用いて膜
厚値を測定するものの中から、セラミックグリーンシー
トの構成材料や厚みなどの具体的な条件に応じて、適切
なものを選択し、それらを組み合わせて使用することに
より、各膜厚測定器により測定された膜厚値を演算処理
手段により相互演算して、シート厚及びフィルム厚の正
確な値を得ることが可能になり、本願発明を実効あらし
めることが可能になる。なお、透過率が異なる場合であ
れば、各膜厚測定器において用いられる放射線の種類が
互いに同一であってもよく、例えば、X線どうし、β線
どうし、γ線どうしというような組み合わせとすること
も可能である。
ーザ光、赤外線からなる群より選ばれる1種を用いて膜
厚値を測定するものの中から、セラミックグリーンシー
トの構成材料や厚みなどの具体的な条件に応じて、適切
なものを選択し、それらを組み合わせて使用することに
より、各膜厚測定器により測定された膜厚値を演算処理
手段により相互演算して、シート厚及びフィルム厚の正
確な値を得ることが可能になり、本願発明を実効あらし
めることが可能になる。なお、透過率が異なる場合であ
れば、各膜厚測定器において用いられる放射線の種類が
互いに同一であってもよく、例えば、X線どうし、β線
どうし、γ線どうしというような組み合わせとすること
も可能である。
【0015】また、請求項4のセラミックグリーンシー
トの膜厚測定装置は、前記膜厚測定器として、第1の膜
厚測定器と、第2の膜厚測定器の2つの膜厚測定器を備
えており、第1の膜厚測定器は、セラミックグリーンシ
ートの厚みTsに対する吸収係数がμs1、キャリアフ
ィルムの厚みTfに対する吸収係数がμf1である場合
に、(μs1×Ts+μf1×Tf)で表される第1の
膜厚値T1を測定するものであり、第2の膜厚測定器
は、セラミックグリーンシートの厚みTsに対する吸収
係数がμs2、キャリアフィルムの厚みTfに対する吸
収係数がμf2である場合に、(μs2×Ts+μf2
×Tf)で表される第2の膜厚値T2を測定するもので
あり、かつ、前記演算処理手段は、第1及び第2の膜厚
値T1,T2を相互演算してセラミックグリーンシート
の厚みTsを算出するものであることを特徴としてい
る。
トの膜厚測定装置は、前記膜厚測定器として、第1の膜
厚測定器と、第2の膜厚測定器の2つの膜厚測定器を備
えており、第1の膜厚測定器は、セラミックグリーンシ
ートの厚みTsに対する吸収係数がμs1、キャリアフ
ィルムの厚みTfに対する吸収係数がμf1である場合
に、(μs1×Ts+μf1×Tf)で表される第1の
膜厚値T1を測定するものであり、第2の膜厚測定器
は、セラミックグリーンシートの厚みTsに対する吸収
係数がμs2、キャリアフィルムの厚みTfに対する吸
収係数がμf2である場合に、(μs2×Ts+μf2
×Tf)で表される第2の膜厚値T2を測定するもので
あり、かつ、前記演算処理手段は、第1及び第2の膜厚
値T1,T2を相互演算してセラミックグリーンシート
の厚みTsを算出するものであることを特徴としてい
る。
【0016】請求項4のセラミックグリーンシートの膜
厚測定装置は、第1の膜厚測定器により第1の膜厚値T
1を測定し、第2の膜厚測定器により第2の膜厚値T2
を測定し、演算処理手段において、第1及び第2の膜厚
値T1,T2を相互演算してセラミックグリーンシート
の厚みTsと、キャリアフィルムの厚みTfのそれぞれ
を算出するようにしているので、キャリアフィルムの厚
みのばらつきの影響を受けることなく、セラミックグリ
ーンシートの厚みを正確に測定することが可能になる。
厚測定装置は、第1の膜厚測定器により第1の膜厚値T
1を測定し、第2の膜厚測定器により第2の膜厚値T2
を測定し、演算処理手段において、第1及び第2の膜厚
値T1,T2を相互演算してセラミックグリーンシート
の厚みTsと、キャリアフィルムの厚みTfのそれぞれ
を算出するようにしているので、キャリアフィルムの厚
みのばらつきの影響を受けることなく、セラミックグリ
ーンシートの厚みを正確に測定することが可能になる。
【0017】また、本願発明(請求項5)のセラミック
グリーンシートの膜厚測定方法は、キャリアフィルムに
より裏打ちされたセラミックグリーンシートの膜厚測定
方法であって、セラミックグリーンシートの搬送方向に
所定の間隔をおいて配置され、かつ、互いに独立して、
セラミックグリーンシートの搬送と同期したタイミング
で、セラミックグリーンシートの搬送方向と直交する方
向に往復移動する種類の異なる2以上の膜厚測定器によ
り、キャリアフィルムにより裏打ちされたセラミックグ
リーンシートの同一位置におけるセラミックグリーンシ
ートの厚みとキャリアフィルムの厚みが合算された膜厚
値を測定するとともに、各膜厚測定器で測定された膜厚
値を演算処理手段で相互演算してセラミックグリーンシ
ートの厚みを算出することを特徴としている。
グリーンシートの膜厚測定方法は、キャリアフィルムに
より裏打ちされたセラミックグリーンシートの膜厚測定
方法であって、セラミックグリーンシートの搬送方向に
所定の間隔をおいて配置され、かつ、互いに独立して、
セラミックグリーンシートの搬送と同期したタイミング
で、セラミックグリーンシートの搬送方向と直交する方
向に往復移動する種類の異なる2以上の膜厚測定器によ
り、キャリアフィルムにより裏打ちされたセラミックグ
リーンシートの同一位置におけるセラミックグリーンシ
ートの厚みとキャリアフィルムの厚みが合算された膜厚
値を測定するとともに、各膜厚測定器で測定された膜厚
値を演算処理手段で相互演算してセラミックグリーンシ
ートの厚みを算出することを特徴としている。
【0018】本願発明(請求項5)のセラミックグリー
ンシートの膜厚測定方法においては、独立してセラミッ
クグリーンシートの搬送方向と直交する方向に往復移動
する種類の異なる2以上の膜厚測定器により、キャリア
フィルムにより裏打ちされたセラミックグリーンシート
の同一位置におけるシート厚とフィルム厚とを合算した
膜厚値を測定するとともに、これらの同一位置で種類の
異なる膜厚測定器により測定された膜厚値どうしを演算
処理手段によって相互演算して、シート厚を算出するよ
うにしているので、フィルム厚のばらつきの影響を受け
ることなくセラミックグリーンシートの厚みを正確に測
定することが可能になる。
ンシートの膜厚測定方法においては、独立してセラミッ
クグリーンシートの搬送方向と直交する方向に往復移動
する種類の異なる2以上の膜厚測定器により、キャリア
フィルムにより裏打ちされたセラミックグリーンシート
の同一位置におけるシート厚とフィルム厚とを合算した
膜厚値を測定するとともに、これらの同一位置で種類の
異なる膜厚測定器により測定された膜厚値どうしを演算
処理手段によって相互演算して、シート厚を算出するよ
うにしているので、フィルム厚のばらつきの影響を受け
ることなくセラミックグリーンシートの厚みを正確に測
定することが可能になる。
【0019】本願発明(請求項6)のセラミックグリー
ンシートの製造装置は、請求項1〜4のいずれかに記載
のセラミックグリーンシートの膜厚測定装置と、前記膜
厚測定装置で測定されたセラミックグリーンシートの厚
みデータに基づいてセラミックスラリーの供給量を制御
する膜厚フィードバック制御が行われるように構成さ
れ、供給量を制御しながら供給されたセラミックスラリ
ーをキャリアフィルム上に塗布してセラミックグリーン
シートを成形する成形機とを具備することを特徴として
いる。
ンシートの製造装置は、請求項1〜4のいずれかに記載
のセラミックグリーンシートの膜厚測定装置と、前記膜
厚測定装置で測定されたセラミックグリーンシートの厚
みデータに基づいてセラミックスラリーの供給量を制御
する膜厚フィードバック制御が行われるように構成さ
れ、供給量を制御しながら供給されたセラミックスラリ
ーをキャリアフィルム上に塗布してセラミックグリーン
シートを成形する成形機とを具備することを特徴として
いる。
【0020】本願発明(請求項6)のセラミックグリー
ンシートの製造装置は、セラミックグリーンシートの成
形後において測定された正確なシート厚データが成形機
にフィードバックされ、セラミックスラリーの供給量が
速やかに制御されるように構成されているので、厚みの
均一なセラミックグリーンシートを連続して確実に製造
することが可能になる。
ンシートの製造装置は、セラミックグリーンシートの成
形後において測定された正確なシート厚データが成形機
にフィードバックされ、セラミックスラリーの供給量が
速やかに制御されるように構成されているので、厚みの
均一なセラミックグリーンシートを連続して確実に製造
することが可能になる。
【0021】本願発明(請求項7)のセラミックグリー
ンシートの製造方法は、請求項5記載のセラミックグリ
ーンシートの膜厚測定方法により算出されたセラミック
グリーンシートの厚みデータに基づいて、供給量を制御
しながら成形機に供給されたセラミックスラリーをキャ
リアフィルム上に塗布してセラミックグリーンシートを
成形することを特徴としている。
ンシートの製造方法は、請求項5記載のセラミックグリ
ーンシートの膜厚測定方法により算出されたセラミック
グリーンシートの厚みデータに基づいて、供給量を制御
しながら成形機に供給されたセラミックスラリーをキャ
リアフィルム上に塗布してセラミックグリーンシートを
成形することを特徴としている。
【0022】本願発明(請求項7)のセラミックグリー
ンシートの製造方法においては、本願発明の方法により
測定された正確なシート厚データに基づいて、セラミッ
クスラリーの供給量を制御するようにしているので、厚
みの均一なセラミックグリーンシートを連続して確実に
製造することが可能になる。
ンシートの製造方法においては、本願発明の方法により
測定された正確なシート厚データに基づいて、セラミッ
クスラリーの供給量を制御するようにしているので、厚
みの均一なセラミックグリーンシートを連続して確実に
製造することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を示
して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明
する。
して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明
する。
【0024】[実施形態1]図1は本願発明の一実施形
態(実施形態1)にかかるセラミックグリーンシートの
膜厚測定装置の構成を簡略化して示す斜視図であり、図
2はその動作状態を示す平面図である。
態(実施形態1)にかかるセラミックグリーンシートの
膜厚測定装置の構成を簡略化して示す斜視図であり、図
2はその動作状態を示す平面図である。
【0025】この実施形態1の膜厚測定装置1は、キャ
リアフィルム3により裏打ちされたセラミックグリーン
シート2の膜厚を測定するものであり、図1に示すよう
に、膜厚が測定されるセラミックグリーンシート2は、
キャリアフィルム3上にセラミックスラリーを塗布する
ことによって成形され、巻出しロール4に巻回されてお
り、巻出しロール4から繰り出されるセラミックグリー
ンシート2は、キャリアフィルム3とともに巻取りロー
ル5によって巻き取られるように構成されている。そし
て、巻出しロール4から巻取りロール5へと向かうセラ
ミックグリーンシート2の搬送方向Aに所定の間隔をお
いて、X線を用いる第1の膜厚測定器6と、β線を用い
る第2の膜厚測定器7の、種類の異なる2つの膜厚測定
器が配設されており、第1及び第2の膜厚測定器6及び
7により、セラミックグリーンシートの厚み(シート
厚)Tsとキャリアフィルムの厚み(フィルム厚)Tf
とが合算された膜厚値が測定されるように構成されてい
る。第1及び第2の膜厚測定器の6及び7の搬送方向の
間隔には特に制約はなく、互いに独立して、セラミック
グリーンシート2の搬送方向Aと直交する方向Bに往復
移動することが可能な構成とするのに必要な距離を確保
することができればよい。
リアフィルム3により裏打ちされたセラミックグリーン
シート2の膜厚を測定するものであり、図1に示すよう
に、膜厚が測定されるセラミックグリーンシート2は、
キャリアフィルム3上にセラミックスラリーを塗布する
ことによって成形され、巻出しロール4に巻回されてお
り、巻出しロール4から繰り出されるセラミックグリー
ンシート2は、キャリアフィルム3とともに巻取りロー
ル5によって巻き取られるように構成されている。そし
て、巻出しロール4から巻取りロール5へと向かうセラ
ミックグリーンシート2の搬送方向Aに所定の間隔をお
いて、X線を用いる第1の膜厚測定器6と、β線を用い
る第2の膜厚測定器7の、種類の異なる2つの膜厚測定
器が配設されており、第1及び第2の膜厚測定器6及び
7により、セラミックグリーンシートの厚み(シート
厚)Tsとキャリアフィルムの厚み(フィルム厚)Tf
とが合算された膜厚値が測定されるように構成されてい
る。第1及び第2の膜厚測定器の6及び7の搬送方向の
間隔には特に制約はなく、互いに独立して、セラミック
グリーンシート2の搬送方向Aと直交する方向Bに往復
移動することが可能な構成とするのに必要な距離を確保
することができればよい。
【0026】なお、セラミックグリーンシート2の搬送
方向Aの後ろ側(上流側)に配設された第1の膜厚測定
器6は、X線を照射するX線照射ヘッド6aと、X線の
透過量(吸収量)を検出する測定ヘッド6bを備えてお
り、セラミックグリーンシート2の搬送方向Aの前側
(下流側)に配設された第2の膜厚測定器7は、β線を
照射するβ線照射ヘッド7aと、β線の透過量(吸収
量)を検出する測定ヘッド7bを備えている。
方向Aの後ろ側(上流側)に配設された第1の膜厚測定
器6は、X線を照射するX線照射ヘッド6aと、X線の
透過量(吸収量)を検出する測定ヘッド6bを備えてお
り、セラミックグリーンシート2の搬送方向Aの前側
(下流側)に配設された第2の膜厚測定器7は、β線を
照射するβ線照射ヘッド7aと、β線の透過量(吸収
量)を検出する測定ヘッド7bを備えている。
【0027】X線照射ヘッド6aと測定ヘッド6b(以
下、場合により「ヘッド6a,6b」と略称する)、及
びβ線照射ヘッド7aと測定ヘッド7b(以下、場合に
より「ヘッド7a,7b」と略称する)は、それぞれ、
キャリアフィルム3により裏打ちされたセラミックグリ
ーンシート2を挟んで対向する位置に設置されている。
下、場合により「ヘッド6a,6b」と略称する)、及
びβ線照射ヘッド7aと測定ヘッド7b(以下、場合に
より「ヘッド7a,7b」と略称する)は、それぞれ、
キャリアフィルム3により裏打ちされたセラミックグリ
ーンシート2を挟んで対向する位置に設置されている。
【0028】また、第1の膜厚測定器6(を構成するヘ
ッド6a,6b)と、第2の膜厚測定器7(を構成する
ヘッド7a,7b)は、互いに独立してセラミックグリ
ーンシート2の搬送と同期したタイミングで、セラミッ
クグリーンシート2の搬送方向Aと直交する方向Bに往
復移動するように構成されており、これらの膜厚測定器
6,7により、キャリアフィルム3により裏打ちされた
セラミックグリーンシート2の同一位置におけるシート
厚Tsとフィルム厚Tfとが合算された膜厚値の測定が
行われる。すなわち、第1の膜厚測定器6と第2の膜厚
測定器7のいずれもが、図2に一点鎖線で示す軌跡(測
定位置軌跡)上を重なるように移動して、キャリアフィ
ルム3により裏打ちされたセラミックグリーンシート2
の同一位置におけるシート厚Tsとフィルム厚Tfとが
合算された膜厚値を測定する。なお、これらの膜厚測定
器6,7の、セラミックグリーンシート2の搬送方向A
に直交する方向Bへの往復移動は、モータ、シリンダ、
リニアモータなどを駆動源とし、ボールネジ、ラック及
びピニオン、タイミングベルト、ガイドなどを利用した
種々の直動機構により実行させることが可能である。
ッド6a,6b)と、第2の膜厚測定器7(を構成する
ヘッド7a,7b)は、互いに独立してセラミックグリ
ーンシート2の搬送と同期したタイミングで、セラミッ
クグリーンシート2の搬送方向Aと直交する方向Bに往
復移動するように構成されており、これらの膜厚測定器
6,7により、キャリアフィルム3により裏打ちされた
セラミックグリーンシート2の同一位置におけるシート
厚Tsとフィルム厚Tfとが合算された膜厚値の測定が
行われる。すなわち、第1の膜厚測定器6と第2の膜厚
測定器7のいずれもが、図2に一点鎖線で示す軌跡(測
定位置軌跡)上を重なるように移動して、キャリアフィ
ルム3により裏打ちされたセラミックグリーンシート2
の同一位置におけるシート厚Tsとフィルム厚Tfとが
合算された膜厚値を測定する。なお、これらの膜厚測定
器6,7の、セラミックグリーンシート2の搬送方向A
に直交する方向Bへの往復移動は、モータ、シリンダ、
リニアモータなどを駆動源とし、ボールネジ、ラック及
びピニオン、タイミングベルト、ガイドなどを利用した
種々の直動機構により実行させることが可能である。
【0029】第1及び第2の膜厚測定器6,7の往復移
動速度は、セラミックグリーンシート2の搬送速度と比
例するように予め調整されており、膜厚測定器6,7の
往復移動をセラミックグリーンシート2の搬送に同期さ
せやすいように構成されている。なお、これらの比例関
係を変更することにより、膜厚測定器6,7の往復移動
速度を任意に設定することが可能になる。
動速度は、セラミックグリーンシート2の搬送速度と比
例するように予め調整されており、膜厚測定器6,7の
往復移動をセラミックグリーンシート2の搬送に同期さ
せやすいように構成されている。なお、これらの比例関
係を変更することにより、膜厚測定器6,7の往復移動
速度を任意に設定することが可能になる。
【0030】この実施形態1にかかる膜厚測定装置にお
いては、第1及び第2の膜厚測定器6,7がセラミック
グリーンシート2の搬送方向Aに直交する方向Bに往復
移動するように構成されているので、図2の平面図で示
すように、これら膜厚測定器6,7の各々は、結果的に
はキャリアフィルム3により裏打ちされたセラミックグ
リーンシート2上をジグザグ状に相対移動することにな
り、各膜厚測定器6,7により、セラミックグリーンシ
ート2の同一位置の膜厚値(シート厚Tsとフィルム厚
Tfが合算された膜厚値)を確実に測定することが可能
になる。
いては、第1及び第2の膜厚測定器6,7がセラミック
グリーンシート2の搬送方向Aに直交する方向Bに往復
移動するように構成されているので、図2の平面図で示
すように、これら膜厚測定器6,7の各々は、結果的に
はキャリアフィルム3により裏打ちされたセラミックグ
リーンシート2上をジグザグ状に相対移動することにな
り、各膜厚測定器6,7により、セラミックグリーンシ
ート2の同一位置の膜厚値(シート厚Tsとフィルム厚
Tfが合算された膜厚値)を確実に測定することが可能
になる。
【0031】すなわち、第1の膜厚測定器6では、シー
ト厚Tsに対する吸収係数がμs1、フィルム厚Tfに
対する吸収係数がμf1であるときにおける、(μs1
×Ts+μf1×Tf)で表される第1の膜厚値T1が
測定されることになり、第2の膜厚測定器7ではシート
厚Tsに対する吸収係数がμs2、フィルム厚Tfに対
する吸収係数がμf2であるときにおける、(μs2×
Ts+μf2×Tf)で表される第2の膜厚値T2が測
定されることになる。
ト厚Tsに対する吸収係数がμs1、フィルム厚Tfに
対する吸収係数がμf1であるときにおける、(μs1
×Ts+μf1×Tf)で表される第1の膜厚値T1が
測定されることになり、第2の膜厚測定器7ではシート
厚Tsに対する吸収係数がμs2、フィルム厚Tfに対
する吸収係数がμf2であるときにおける、(μs2×
Ts+μf2×Tf)で表される第2の膜厚値T2が測
定されることになる。
【0032】また、この実施形態1にかかる膜厚測定装
置においては、第1及び第2の膜厚測定器6,7のそれ
ぞれで測定された膜厚値を相互演算してシート厚Tsを
算出する演算処理手段(マイクロコンピュータ)8を具
備しており、膜厚測定器6,7の各々からマイクロコン
ピュータ8に対して、第1及び第2の膜厚値T1,T2
が送信されるように構成されており、マイクロコンピュ
ータ8により、膜厚測定器6で測定された第1の膜厚値
T1=(μs1×Ts+μf1×Tf)と、膜厚測定器
7で測定された第2の膜厚値T2=(μs2×Ts+μ
f2×Tf)を2元連立方程式化して相互演算すること
により、シート厚Ts及びフィルム厚Tfが算出され
る。
置においては、第1及び第2の膜厚測定器6,7のそれ
ぞれで測定された膜厚値を相互演算してシート厚Tsを
算出する演算処理手段(マイクロコンピュータ)8を具
備しており、膜厚測定器6,7の各々からマイクロコン
ピュータ8に対して、第1及び第2の膜厚値T1,T2
が送信されるように構成されており、マイクロコンピュ
ータ8により、膜厚測定器6で測定された第1の膜厚値
T1=(μs1×Ts+μf1×Tf)と、膜厚測定器
7で測定された第2の膜厚値T2=(μs2×Ts+μ
f2×Tf)を2元連立方程式化して相互演算すること
により、シート厚Ts及びフィルム厚Tfが算出され
る。
【0033】すなわち、マイクロコンピュータ8におい
ては、具体的には以下のような手順でシート厚Ts及び
フィルム厚Tfが算出される。まず、第1及び第2の膜
厚測定器6,7のそれぞれでは、 X線膜厚データ:X(g/m2) =μXs×シート厚(g/m2)+μXf×フィルム厚(g/m2)… β線膜厚データ:β(g/m2) =μβf×フィルム厚(g/m2)+μβs×シート厚(g/m2)… 但し、μXs(=μs1)…セラミックグリーンシート
のX線吸収率 μXf(=μf1)…キャリアフィルムのX線吸収率 μβs(=μs2)…セラミックグリーンシートのβ線
吸収率 μβf(=μf2)…キャリアフィルムのβ線吸収率 が測定されることになり、式及び式を変形すること
により、 シート厚(g/m2) =(μβf×X−μXs×β)/(μXs×μβf−μXf×μβs)… フィルム厚(g/m2) =(μβs×X−μXs×β)/(μXf×μβs−μXs×μβf)… が算出される。
ては、具体的には以下のような手順でシート厚Ts及び
フィルム厚Tfが算出される。まず、第1及び第2の膜
厚測定器6,7のそれぞれでは、 X線膜厚データ:X(g/m2) =μXs×シート厚(g/m2)+μXf×フィルム厚(g/m2)… β線膜厚データ:β(g/m2) =μβf×フィルム厚(g/m2)+μβs×シート厚(g/m2)… 但し、μXs(=μs1)…セラミックグリーンシート
のX線吸収率 μXf(=μf1)…キャリアフィルムのX線吸収率 μβs(=μs2)…セラミックグリーンシートのβ線
吸収率 μβf(=μf2)…キャリアフィルムのβ線吸収率 が測定されることになり、式及び式を変形すること
により、 シート厚(g/m2) =(μβf×X−μXs×β)/(μXs×μβf−μXf×μβs)… フィルム厚(g/m2) =(μβs×X−μXs×β)/(μXf×μβs−μXs×μβf)… が算出される。
【0034】そこで、セラミックグリーンシート2とキ
ャリアフィルム3との密度を用いて式及び式を換算
すると、 シート厚Ts(μm)=シート厚(g/m2)/シート密度 フィルム厚Tf(μm)=フィルム厚(g/m2)/フィル
ム密度 が算出されることになる。なお、このようにして算出さ
れたセラミックグリーンシート2の厚み(シート厚)T
sには、フィルム厚Tfのばらつきの影響が含まれな
い。したがって、この実施形態1の測定方法によれば、
例えばシート厚Tsが5μm以下で、フィルム厚Tfの
方が相対的に厚くなるような場合にも、正確なシート厚
Tsを求めることが可能になる。
ャリアフィルム3との密度を用いて式及び式を換算
すると、 シート厚Ts(μm)=シート厚(g/m2)/シート密度 フィルム厚Tf(μm)=フィルム厚(g/m2)/フィル
ム密度 が算出されることになる。なお、このようにして算出さ
れたセラミックグリーンシート2の厚み(シート厚)T
sには、フィルム厚Tfのばらつきの影響が含まれな
い。したがって、この実施形態1の測定方法によれば、
例えばシート厚Tsが5μm以下で、フィルム厚Tfの
方が相対的に厚くなるような場合にも、正確なシート厚
Tsを求めることが可能になる。
【0035】なお、この実施形態1では、X線を用いる
第1の膜厚測定器6を上流側位置(巻出しロール4寄り
の位置)に配置し、β線を用いる第2の膜厚測定器7を
下流側位置(巻取りロール5寄りの位置)に配置してい
るが、第1及び第2の膜厚測定器6,7の位置を逆にす
ることも可能である。
第1の膜厚測定器6を上流側位置(巻出しロール4寄り
の位置)に配置し、β線を用いる第2の膜厚測定器7を
下流側位置(巻取りロール5寄りの位置)に配置してい
るが、第1及び第2の膜厚測定器6,7の位置を逆にす
ることも可能である。
【0036】また、この実施形態1ではX線を用いる第
1の膜厚測定器とβ線を用いる第2の膜厚測定器の2種
類の膜厚測定器6,7を用いているが、3種類以上の膜
厚測定器を用いることも可能である。また、膜厚測定器
の種類は、X線を用いるもの、β線を用いるものに限定
されるものではなく、例えばγ線、レーザ光、赤外線な
どを用いる膜厚測定器を使用することも可能である。な
お、透過エネルギーの透過率(吸収率)が異なるX線や
β線であれば、複数の膜厚測定器のいずれもがX線方式
どうしやβ線方式どうしであっても差し支えはない。ま
た、例えば放射線がX線であって、ターゲットがチタン
(Ti)とタングステン(W)の組み合わせである構成
や、β線であって、線源がプロメチウム(Pm)とクリ
プトン(Kr)の組み合わせである構成などのように、
放射線方式が同一であって、ターゲットや線源が異なる
組み合わせた構成を採用することも可能である。
1の膜厚測定器とβ線を用いる第2の膜厚測定器の2種
類の膜厚測定器6,7を用いているが、3種類以上の膜
厚測定器を用いることも可能である。また、膜厚測定器
の種類は、X線を用いるもの、β線を用いるものに限定
されるものではなく、例えばγ線、レーザ光、赤外線な
どを用いる膜厚測定器を使用することも可能である。な
お、透過エネルギーの透過率(吸収率)が異なるX線や
β線であれば、複数の膜厚測定器のいずれもがX線方式
どうしやβ線方式どうしであっても差し支えはない。ま
た、例えば放射線がX線であって、ターゲットがチタン
(Ti)とタングステン(W)の組み合わせである構成
や、β線であって、線源がプロメチウム(Pm)とクリ
プトン(Kr)の組み合わせである構成などのように、
放射線方式が同一であって、ターゲットや線源が異なる
組み合わせた構成を採用することも可能である。
【0037】[実施形態2]図3は本願発明の一実施形
態にかかるセラミックグリーンシートの製造装置の全体
構成を模式的に示す図である。
態にかかるセラミックグリーンシートの製造装置の全体
構成を模式的に示す図である。
【0038】この実施形態2のセラミックグリーンシー
トの製造装置11は、上記実施形態1で示した膜厚測定
装置1と、この膜厚測定装置1よりもセラミックグリー
ンシート2の搬送方向Aに沿った上流側位置に配設さ
れ、膜厚測定装置1で測定されたシート厚Tsのデータ
に基づいてセラミックスラリー12の供給量を制御する
膜厚フィードバック制御が行われるセラミックグリーン
シート2の成形機13とを備えている。なお、図3にお
いて、図1及び図2と互いに同一もしくは相当する機器
や部品、部分には同一符号を付している。
トの製造装置11は、上記実施形態1で示した膜厚測定
装置1と、この膜厚測定装置1よりもセラミックグリー
ンシート2の搬送方向Aに沿った上流側位置に配設さ
れ、膜厚測定装置1で測定されたシート厚Tsのデータ
に基づいてセラミックスラリー12の供給量を制御する
膜厚フィードバック制御が行われるセラミックグリーン
シート2の成形機13とを備えている。なお、図3にお
いて、図1及び図2と互いに同一もしくは相当する機器
や部品、部分には同一符号を付している。
【0039】この実施形態2のセラミックグリーンシー
トの製造装置11は、セラミックスラリー12を、PP
フィルムやPETフィルム、あるいはPENフィルムな
どからなるキャリアフィルム3に塗布し、キャリアフィ
ルム3上でセラミックグリーンシート2を成形するもの
であり、図3に示すように、セラミックスラリー12を
キャリアフィルム3に塗布するためのスラリーコータ1
4と、このスラリーコータ14内に設けられたスラリー
室15の開口部にキャリアフィルム3を圧接して開口部
を閉じるとともに、この開口部の一側縁に形成されたド
クターエッジ16が下流側となるようにしながらキャリ
アフィルム3を開口部に沿って移動させるバッキングロ
ール17とからなるセラミックグリーンシート2の成形
機13を具備している。
トの製造装置11は、セラミックスラリー12を、PP
フィルムやPETフィルム、あるいはPENフィルムな
どからなるキャリアフィルム3に塗布し、キャリアフィ
ルム3上でセラミックグリーンシート2を成形するもの
であり、図3に示すように、セラミックスラリー12を
キャリアフィルム3に塗布するためのスラリーコータ1
4と、このスラリーコータ14内に設けられたスラリー
室15の開口部にキャリアフィルム3を圧接して開口部
を閉じるとともに、この開口部の一側縁に形成されたド
クターエッジ16が下流側となるようにしながらキャリ
アフィルム3を開口部に沿って移動させるバッキングロ
ール17とからなるセラミックグリーンシート2の成形
機13を具備している。
【0040】また、この成形機13を構成するスラリー
室15には、スラリーポンプ18で圧送されたセラミッ
クスラリー12がスラリータンク19から供給され、開
口部に沿って移動するキャリアフィルム3にはドクター
エッジ16によってセラミックスラリー12が塗布され
るように構成されている。また、スラリー室15とスラ
リーポンプ18の間のセラミックスラリー12の供給路
には、膜厚フィードバック制御を実現するための供給量
制御手段(例えば、電磁バルブ)20と、電磁式や超音
波式などの流量計21とが配置されている。
室15には、スラリーポンプ18で圧送されたセラミッ
クスラリー12がスラリータンク19から供給され、開
口部に沿って移動するキャリアフィルム3にはドクター
エッジ16によってセラミックスラリー12が塗布され
るように構成されている。また、スラリー室15とスラ
リーポンプ18の間のセラミックスラリー12の供給路
には、膜厚フィードバック制御を実現するための供給量
制御手段(例えば、電磁バルブ)20と、電磁式や超音
波式などの流量計21とが配置されている。
【0041】また、キャリアフィルム3は、フィルム供
給ロール22に巻回された状態で用意され、かつ、この
フィルム供給ロール22から引き出されてバッキングロ
ール17の周面に供給され、スラリーコータ14及びバ
ッキングロール17間を通過する過程で、キャリアフィ
ルム3の表面にセラミックスラリー12が塗布された
後、セラミックグリーンシート2とともに巻取りロール
5によって巻き取られるように構成されている。
給ロール22に巻回された状態で用意され、かつ、この
フィルム供給ロール22から引き出されてバッキングロ
ール17の周面に供給され、スラリーコータ14及びバ
ッキングロール17間を通過する過程で、キャリアフィ
ルム3の表面にセラミックスラリー12が塗布された
後、セラミックグリーンシート2とともに巻取りロール
5によって巻き取られるように構成されている。
【0042】また、スラリーコータ14及びバッキング
ロール17から巻取りロール5に向かうセラミックグリ
ーンシート2の搬送方向Aに所定の間隔をおいて、膜厚
測定装置1を構成する放射線方式の膜厚測定器6,7が
配置されており、これら膜厚測定器6,7は、キャリア
フィルム3により裏打ちされたセラミックグリーンシー
ト2の膜厚(シート厚Tsとフィルム厚Tfとを合算し
た第1及び第2の膜厚値T1,T2)の測定を行う。
ロール17から巻取りロール5に向かうセラミックグリ
ーンシート2の搬送方向Aに所定の間隔をおいて、膜厚
測定装置1を構成する放射線方式の膜厚測定器6,7が
配置されており、これら膜厚測定器6,7は、キャリア
フィルム3により裏打ちされたセラミックグリーンシー
ト2の膜厚(シート厚Tsとフィルム厚Tfとを合算し
た第1及び第2の膜厚値T1,T2)の測定を行う。
【0043】そして、これらの膜厚測定器6,7で測定
された膜厚値T1,T2は、マイクロコンピュータ8へ
と送信され、マイクロコンピュータ8で膜厚値T1,T
2を相互演算することにより算出されたシート厚Tsの
データが、スラリー室15及びスラリーポンプ18間に
配置された供給量制御手段20に送信され、正確なシー
ト厚Tsのデータに基づいて、供給量が制御されたセラ
ミックスラリー12がキャリアフィルム2に塗布される
ように構成されている。
された膜厚値T1,T2は、マイクロコンピュータ8へ
と送信され、マイクロコンピュータ8で膜厚値T1,T
2を相互演算することにより算出されたシート厚Tsの
データが、スラリー室15及びスラリーポンプ18間に
配置された供給量制御手段20に送信され、正確なシー
ト厚Tsのデータに基づいて、供給量が制御されたセラ
ミックスラリー12がキャリアフィルム2に塗布される
ように構成されている。
【0044】次に、この実施形態2の製造装置11を使
用してセラミックグリーンシート2を製造する方法を説
明する。まず、フィルム供給ロール22から成形機13
を構成するバッキングロール17にキャリアフィルム3
が連続的に供給される。そして、キャリアフィルム3
が、バッキングロール17で圧接されながらスラリー室
15の開口部に沿って移動する過程で、キャリアフィル
ム3の表面にセラミックスラリー12が塗布され、キャ
リアフィルム3が搬送されるに伴って、その表面にセラ
ミックグリーンシート2が連続的に成形される。
用してセラミックグリーンシート2を製造する方法を説
明する。まず、フィルム供給ロール22から成形機13
を構成するバッキングロール17にキャリアフィルム3
が連続的に供給される。そして、キャリアフィルム3
が、バッキングロール17で圧接されながらスラリー室
15の開口部に沿って移動する過程で、キャリアフィル
ム3の表面にセラミックスラリー12が塗布され、キャ
リアフィルム3が搬送されるに伴って、その表面にセラ
ミックグリーンシート2が連続的に成形される。
【0045】そして、成形機13から巻取りロール5に
向かって搬送されるセラミックグリーンシート2の同一
位置の膜厚値T1,T2が、搬送方向Aに所定の間隔を
おいて配置された2種類の膜厚測定器6,7によって測
定され、マイクロコンピュータ8により膜厚測定器6,
7の各々で測定された膜厚値T1,T2を相互演算する
ことにより、正確なシート厚Tsが算出される。そし
て、このマイクロコンピュータ8において算出されたシ
ート厚Tsのデータは、セラミックスラリー12の膜厚
フィードバック制御を実現する供給量制御手段20に送
信され、供給量制御手段20は、シート厚Tsのデータ
に基づいてスラリー室15に供給されるセラミックスラ
リー12の供給量の制御を行う。
向かって搬送されるセラミックグリーンシート2の同一
位置の膜厚値T1,T2が、搬送方向Aに所定の間隔を
おいて配置された2種類の膜厚測定器6,7によって測
定され、マイクロコンピュータ8により膜厚測定器6,
7の各々で測定された膜厚値T1,T2を相互演算する
ことにより、正確なシート厚Tsが算出される。そし
て、このマイクロコンピュータ8において算出されたシ
ート厚Tsのデータは、セラミックスラリー12の膜厚
フィードバック制御を実現する供給量制御手段20に送
信され、供給量制御手段20は、シート厚Tsのデータ
に基づいてスラリー室15に供給されるセラミックスラ
リー12の供給量の制御を行う。
【0046】その結果、バッキングロール17によりス
ラリー室15の開口部に圧接されながらドクターエッジ
16が下流側となるように移動しているキャリアフィル
ム3に、フィードバックされたシート厚Tsのデータに
基づいて供給量が制御されたセラミックスラリー12が
塗布されることとなり、フィルム厚Tfのばらつきの影
響を受けることなく、シート厚Tsが高精度に均一化さ
れたセラミックグリーンシート2を効率よく製造するこ
とが可能になる。そして、上述のようにして製造された
キャリアフィルム3に裏打ちされたセラミックグリーン
シート2は、搬送方向Aに沿って搬送され、巻取りロー
ル5によって巻き取られる。
ラリー室15の開口部に圧接されながらドクターエッジ
16が下流側となるように移動しているキャリアフィル
ム3に、フィードバックされたシート厚Tsのデータに
基づいて供給量が制御されたセラミックスラリー12が
塗布されることとなり、フィルム厚Tfのばらつきの影
響を受けることなく、シート厚Tsが高精度に均一化さ
れたセラミックグリーンシート2を効率よく製造するこ
とが可能になる。そして、上述のようにして製造された
キャリアフィルム3に裏打ちされたセラミックグリーン
シート2は、搬送方向Aに沿って搬送され、巻取りロー
ル5によって巻き取られる。
【0047】なお、グリーンシートの厚みが5μm以下
と薄い場合において、上記実施形態2のセラミックグリ
ーンシートの製造方法により製造したセラミックグリー
ンシートと、従来の製造方法で製造したセラミックグリ
ーンシートについて、膜厚測定結果のばらつきと、キャ
リアフィルム状に形成されたセラミックグリーンシート
の膜厚のばらつきを調べた。その結果を表1に示す。
と薄い場合において、上記実施形態2のセラミックグリ
ーンシートの製造方法により製造したセラミックグリー
ンシートと、従来の製造方法で製造したセラミックグリ
ーンシートについて、膜厚測定結果のばらつきと、キャ
リアフィルム状に形成されたセラミックグリーンシート
の膜厚のばらつきを調べた。その結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】表1より、本願発明のセラミックグリーン
シートの製造方法によれば、従来のセラミックグリーン
シートの製造方法に比べて、膜厚測定結果のばらつき及
びセラミックグリーンシートの膜厚のばらつきが大幅に
減少することがわかる。なお、上記実施形態2では、セ
ラミックスラリーの塗布としてスラリーコータ方式を用
いているが、セラミックスラリーの塗布方法は、この方
式のみに限定されるものではなく、キャリアフィルムの
搬送方向及び幅方向の塗布膜厚を制御する機能をそなえ
たドクターナイフ方式、あるいは、ロールコーター方式
やエクストルージョン方式などを用いることも可能であ
る。
シートの製造方法によれば、従来のセラミックグリーン
シートの製造方法に比べて、膜厚測定結果のばらつき及
びセラミックグリーンシートの膜厚のばらつきが大幅に
減少することがわかる。なお、上記実施形態2では、セ
ラミックスラリーの塗布としてスラリーコータ方式を用
いているが、セラミックスラリーの塗布方法は、この方
式のみに限定されるものではなく、キャリアフィルムの
搬送方向及び幅方向の塗布膜厚を制御する機能をそなえ
たドクターナイフ方式、あるいは、ロールコーター方式
やエクストルージョン方式などを用いることも可能であ
る。
【0050】本願発明はさらにその他の点においても、
上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の
範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能
である。
上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨の
範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能
である。
【0051】
【発明の効果】上述したように、本願発明(請求項1)
のセラミックグリーンシートの膜厚測定装置において
は、種類の異なる各膜厚測定器が互いに独立しており、
各膜厚測定器がセラミックグリーンシートの搬送と同期
しながら搬送方向と直交する方向(キャリアフィルム及
びセラミックグリーンシートの幅方向)に往復移動する
ことにより、キャリアフィルムにより裏打ちされたセラ
ミックグリーンシートの同一位置における膜厚値(セラ
ミックグリーンシートの厚みとキャリアフィルムの厚み
を合算した膜厚値)を測定することができるようにして
いるので、測定時の位置ずれなどに起因する誤差をなく
して、膜厚値を精密に測定することができる。また、種
類の異なる膜厚測定器により測定された膜厚値を演算処
理手段により相互演算することにより、セラミックグリ
ーンシートの厚み及びキャリアフィルムの厚みをそれぞ
れ算出するようにしているので、キャリアフィルムの厚
みのばらつきに影響されることなく、セラミックグリー
ンシートの厚みを正確に測定することができる。
のセラミックグリーンシートの膜厚測定装置において
は、種類の異なる各膜厚測定器が互いに独立しており、
各膜厚測定器がセラミックグリーンシートの搬送と同期
しながら搬送方向と直交する方向(キャリアフィルム及
びセラミックグリーンシートの幅方向)に往復移動する
ことにより、キャリアフィルムにより裏打ちされたセラ
ミックグリーンシートの同一位置における膜厚値(セラ
ミックグリーンシートの厚みとキャリアフィルムの厚み
を合算した膜厚値)を測定することができるようにして
いるので、測定時の位置ずれなどに起因する誤差をなく
して、膜厚値を精密に測定することができる。また、種
類の異なる膜厚測定器により測定された膜厚値を演算処
理手段により相互演算することにより、セラミックグリ
ーンシートの厚み及びキャリアフィルムの厚みをそれぞ
れ算出するようにしているので、キャリアフィルムの厚
みのばらつきに影響されることなく、セラミックグリー
ンシートの厚みを正確に測定することができる。
【0052】請求項2のセラミックグリーンシートの膜
厚測定装置のように、各膜厚測定器の往復移動速度を、
セラミックグリーンシートの搬送速度に比例させるよう
にした場合、測定ポイントの密度を一定にすることが可
能になり、全体として、測定位置の偏りのない信頼性の
高い膜厚測定を行うことが可能になる。
厚測定装置のように、各膜厚測定器の往復移動速度を、
セラミックグリーンシートの搬送速度に比例させるよう
にした場合、測定ポイントの密度を一定にすることが可
能になり、全体として、測定位置の偏りのない信頼性の
高い膜厚測定を行うことが可能になる。
【0053】また、請求項3のセラミックグリーンシー
トの膜厚測定装置のように、膜厚測定器として、X線、
β線、γ線、レーザ光、赤外線からなる群より選ばれる
1種を用いて膜厚値を測定するものの中から、セラミッ
クグリーンシートの構成材料や厚みなどの具体的な条件
に応じて、適切なものを選択し、それらを組み合わせて
使用するようにした場合、各膜厚測定器により測定され
た膜厚値を演算処理手段により相互演算して、シート厚
及びフィルム厚の正確な値を得ることが可能になり、本
願発明を実効あらしめることが可能になる。
トの膜厚測定装置のように、膜厚測定器として、X線、
β線、γ線、レーザ光、赤外線からなる群より選ばれる
1種を用いて膜厚値を測定するものの中から、セラミッ
クグリーンシートの構成材料や厚みなどの具体的な条件
に応じて、適切なものを選択し、それらを組み合わせて
使用するようにした場合、各膜厚測定器により測定され
た膜厚値を演算処理手段により相互演算して、シート厚
及びフィルム厚の正確な値を得ることが可能になり、本
願発明を実効あらしめることが可能になる。
【0054】また、請求項4にかかるセラミックグリー
ンシートの膜厚測定装置は、第1の膜厚測定器により第
1の膜厚値T1を測定し、第2の膜厚測定器により第2
の膜厚値T2を測定し、演算処理手段において、第1及
び第2の膜厚値T1,T2を相互演算してセラミックグ
リーンシートの厚みTsと、キャリアフィルムの厚みT
fのそれぞれを算出するようにしているので、キャリア
フィルムの厚みのばらつきの影響を受けることなく、セ
ラミックグリーンシートの厚みを正確に測定することが
可能になる。
ンシートの膜厚測定装置は、第1の膜厚測定器により第
1の膜厚値T1を測定し、第2の膜厚測定器により第2
の膜厚値T2を測定し、演算処理手段において、第1及
び第2の膜厚値T1,T2を相互演算してセラミックグ
リーンシートの厚みTsと、キャリアフィルムの厚みT
fのそれぞれを算出するようにしているので、キャリア
フィルムの厚みのばらつきの影響を受けることなく、セ
ラミックグリーンシートの厚みを正確に測定することが
可能になる。
【0055】本願発明(請求項5)のセラミックグリー
ンシートの膜厚測定方法は、独立してセラミックグリー
ンシートの搬送方向と直交する方向に往復移動する種類
の異なる2以上の膜厚測定器により、キャリアフィルム
により裏打ちされたセラミックグリーンシートの同一位
置におけるシート厚とフィルム厚とを合算した膜厚値を
測定するとともに、これらの同一位置で種類の異なる膜
厚測定器により測定された膜厚値どうしを演算処理手段
によって相互演算して、シート厚を算出するようにして
いるので、フィルム厚のばらつきの影響を受けることな
くセラミックグリーンシートの厚みを正確に測定するこ
とができる。
ンシートの膜厚測定方法は、独立してセラミックグリー
ンシートの搬送方向と直交する方向に往復移動する種類
の異なる2以上の膜厚測定器により、キャリアフィルム
により裏打ちされたセラミックグリーンシートの同一位
置におけるシート厚とフィルム厚とを合算した膜厚値を
測定するとともに、これらの同一位置で種類の異なる膜
厚測定器により測定された膜厚値どうしを演算処理手段
によって相互演算して、シート厚を算出するようにして
いるので、フィルム厚のばらつきの影響を受けることな
くセラミックグリーンシートの厚みを正確に測定するこ
とができる。
【0056】本願発明(請求項6)セラミックグリーン
シートの製造装置は、セラミックグリーンシートの成形
後において測定された正確なシート厚データが成形機に
フィードバックされ、セラミックスラリーの供給量が速
やかに制御されるように構成されているので、厚みの均
一なセラミックグリーンシートを連続して確実に製造す
ることが可能になる。
シートの製造装置は、セラミックグリーンシートの成形
後において測定された正確なシート厚データが成形機に
フィードバックされ、セラミックスラリーの供給量が速
やかに制御されるように構成されているので、厚みの均
一なセラミックグリーンシートを連続して確実に製造す
ることが可能になる。
【0057】また、本願発明(請求項7)のセラミック
グリーンシートの製造方法は、本願発明の方法により測
定された正確なシート厚データに基づいて、セラミック
スラリーの供給量を制御するようにしているので、厚み
の均一なセラミックグリーンシートを連続して確実に製
造することが可能になる。
グリーンシートの製造方法は、本願発明の方法により測
定された正確なシート厚データに基づいて、セラミック
スラリーの供給量を制御するようにしているので、厚み
の均一なセラミックグリーンシートを連続して確実に製
造することが可能になる。
【図1】本願発明の一実施形態(実施形態1)にかかる
セラミックグリーンシートの膜厚測定装置の構成を簡略
化して示す斜視図である。
セラミックグリーンシートの膜厚測定装置の構成を簡略
化して示す斜視図である。
【図2】本願発明の一実施形態(実施形態1)にかかる
セラミックグリーンシートの膜厚測定装置の動作状態を
示す平面図である。
セラミックグリーンシートの膜厚測定装置の動作状態を
示す平面図である。
【図3】本願発明の一実施形態(実施形態2)にかかる
セラミックグリーンシートの製造装置の全体構成を模式
的に示す図である。
セラミックグリーンシートの製造装置の全体構成を模式
的に示す図である。
1 膜厚測定装置 2 セラミックグリーンシート 3 キャリアフィルム 4 巻出しロール 5 巻取りロール 6,7 膜厚測定器 6a X線照射ヘッド 6b 測定ヘッド 7a β線照射ヘッド 7b 測定ヘッド 8 マイクロコンピュータ(演算処理手段) 11 製造装置 12 セラミックスラリー 13 成形機 14 スラリーコータ 15 スラリー室 16 ドクターエッジ 17 バッキングロール 18 スラリーポンプ 19 スラリータンク 20 供給量制御手段 21 流量計 22 フィルム供給ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA30 BB13 BB15 BB17 CC00 FF46 FF63 JJ05 JJ09 2F067 AA27 BB12 BB16 BB27 HH04 HH05 HH06 JJ03 JJ04 JJ05 KK06 NN03 NN10 2F069 AA46 BB34 BB40 CC06 GG04 GG07 GG08 GG59 JJ19 PP07 4G055 AA08 AC01 EA03
Claims (7)
- 【請求項1】キャリアフィルムにより裏打ちされたセラ
ミックグリーンシートの膜厚測定装置であって、 セラミックグリーンシートの搬送方向に所定の間隔をお
いて配置された種類の異なる2以上の膜厚測定器であっ
て、互いに独立して、セラミックグリーンシートの搬送
と同期したタイミングで、セラミックグリーンシートの
搬送方向と直交する方向に往復移動し、キャリアフィル
ムにより裏打ちされたセラミックグリーンシートの同一
位置におけるセラミックグリーンシートの厚みとキャリ
アフィルムの厚みが合算された膜厚値を測定する膜厚測
定器と、 各膜厚測定器により測定された膜厚値を相互演算してセ
ラミックグリーンシートの厚みを算出する演算処理手段
とを具備することを特徴とするセラミックグリーンシー
トの膜厚測定装置。 - 【請求項2】各膜厚測定器の往復移動速度を、セラミッ
クグリーンシートの搬送速度と比例させたことを特徴と
する請求項1記載のセラミックグリーンシートの膜厚測
定装置。 - 【請求項3】膜厚測定器の少なくとも1つが、X線、β
線、γ線、レーザ光、赤外線からなる群より選ばれる1
種を用いて前記膜厚値を測定するものであることを特徴
とする請求項1又は請求項2記載のセラミックグリーン
シートの膜厚測定装置。 - 【請求項4】前記膜厚測定器として、第1の膜厚測定器
と、第2の膜厚測定器の2つの膜厚測定器を備えてお
り、 第1の膜厚測定器は、セラミックグリーンシートの厚み
Tsに対する吸収係数がμs1、キャリアフィルムの厚
みTfに対する吸収係数がμf1である場合に、(μs
1×Ts+μf1×Tf)で表される第1の膜厚値T1
を測定するものであり、 第2の膜厚測定器は、セラミックグリーンシートの厚み
Tsに対する吸収係数がμs2、キャリアフィルムの厚
みTfに対する吸収係数がμf2である場合に、(μs
2×Ts+μf2×Tf)で表される第2の膜厚値T2
を測定するものであり、かつ、 前記演算処理手段は、第1及び第2の膜厚値T1,T2
を相互演算してセラミックグリーンシートの厚みTsを
算出するものであることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載のセラミックグリーンシートの膜厚測定装
置。 - 【請求項5】キャリアフィルムにより裏打ちされたセラ
ミックグリーンシートの膜厚測定方法であって、 セラミックグリーンシートの搬送方向に所定の間隔をお
いて配置され、かつ、互いに独立して、セラミックグリ
ーンシートの搬送と同期したタイミングで、セラミック
グリーンシートの搬送方向と直交する方向に往復移動す
る種類の異なる2以上の膜厚測定器により、キャリアフ
ィルムにより裏打ちされたセラミックグリーンシートの
同一位置におけるセラミックグリーンシートの厚みとキ
ャリアフィルムの厚みが合算された膜厚値を測定すると
ともに、 各膜厚測定器で測定された膜厚値を演算処理手段で相互
演算してセラミックグリーンシートの厚みを算出するこ
とを特徴とするセラミックグリーンシートの膜厚測定方
法。 - 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載のセラミッ
クグリーンシートの膜厚測定装置と、 前記膜厚測定装置で測定されたセラミックグリーンシー
トの厚みデータに基づいてセラミックスラリーの供給量
を制御する膜厚フィードバック制御が行われるように構
成され、供給量を制御しながら供給されたセラミックス
ラリーをキャリアフィルム上に塗布してセラミックグリ
ーンシートを成形する成形機とを具備することを特徴と
するセラミックグリーンシートの製造装置。 - 【請求項7】請求項5記載のセラミックグリーンシート
の膜厚測定方法により算出されたセラミックグリーンシ
ートの厚みデータに基づいて、供給量を制御しながら成
形機に供給されたセラミックスラリーをキャリアフィル
ム上に塗布してセラミックグリーンシートを成形するこ
とを特徴とするセラミックグリーンシートの製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401558A JP2002202120A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | セラミックグリーンシートの膜厚測定装置及び膜厚測定方法 |
KR1020010076208A KR20020055366A (ko) | 2000-12-28 | 2001-12-04 | 세라믹 그린시트의 막두께 측정장치 및 막두께 측정방법 |
CNB011454202A CN1184451C (zh) | 2000-12-28 | 2001-12-28 | 未烧结陶瓷片制造方法及装置及其膜厚测定装置及方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401558A JP2002202120A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | セラミックグリーンシートの膜厚測定装置及び膜厚測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002202120A true JP2002202120A (ja) | 2002-07-19 |
Family
ID=18865972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401558A Pending JP2002202120A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | セラミックグリーンシートの膜厚測定装置及び膜厚測定方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002202120A (ja) |
KR (1) | KR20020055366A (ja) |
CN (1) | CN1184451C (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005106640A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Anritsu Sanki System Co Ltd | X線検査装置 |
JP2006170883A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Toshiba Corp | 厚さプロファイル測定装置 |
JP2007147661A (ja) * | 2007-03-16 | 2007-06-14 | Anritsu Sanki System Co Ltd | X線検査装置 |
JP2009063478A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Yokogawa Electric Corp | センサ駆動装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104729397A (zh) * | 2013-12-24 | 2015-06-24 | 厦门三维丝环保股份有限公司 | 一种ptfe微孔薄膜厚度测试方法 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401558A patent/JP2002202120A/ja active Pending
-
2001
- 2001-12-04 KR KR1020010076208A patent/KR20020055366A/ko active Search and Examination
- 2001-12-28 CN CNB011454202A patent/CN1184451C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005106640A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Anritsu Sanki System Co Ltd | X線検査装置 |
JP2006170883A (ja) * | 2004-12-17 | 2006-06-29 | Toshiba Corp | 厚さプロファイル測定装置 |
JP2007147661A (ja) * | 2007-03-16 | 2007-06-14 | Anritsu Sanki System Co Ltd | X線検査装置 |
JP2009063478A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Yokogawa Electric Corp | センサ駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20020055366A (ko) | 2002-07-08 |
CN1184451C (zh) | 2005-01-12 |
CN1362610A (zh) | 2002-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4769165B2 (ja) | 感光性積層体の製造装置及び製造方法 | |
US6909106B2 (en) | Web velocity-based registration control system | |
US10953426B2 (en) | Device for spreading an adhesive on a film and apparatus for producing a multi-layer film provided with said spreading device | |
JP2002202120A (ja) | セラミックグリーンシートの膜厚測定装置及び膜厚測定方法 | |
KR20080059045A (ko) | 감광성 적층체의 제조 장치 및 제조 방법 | |
WO2007114420A1 (en) | Laminating apparatus | |
JP2008049707A (ja) | 画像処理を利用した底面層の位置制御方法および装置 | |
JP5467517B2 (ja) | 放射線測定装置 | |
TWI629111B (zh) | 塗布裝置及塗布膜之製造方法 | |
JP2011043392A (ja) | 膜厚測定装置 | |
JP2020076715A (ja) | 塗工量の計測方法 | |
KR102028020B1 (ko) | 시트의 두께 계측장치 | |
JP2020035667A (ja) | グラビア塗工装置 | |
TW201233647A (en) | Device for detecting conveyance amount of plate-shaped object, device for cutting plate-shaped object, method for detecting conveyance amount of plate-shaped object, device for forming cutting lines on plate-shaped object, and method for forming cutt | |
JPS58191908A (ja) | 被搬送帯状体の測長装置 | |
EP0452666B1 (en) | Cross scanning method and equipment for measuring the thickness of a film coating | |
JP2022160312A (ja) | 液体吐出装置、液体吐出方法、及び、プログラム | |
KR101088438B1 (ko) | 연성기판에 박막을 프린팅 하는 장치 | |
KR101476711B1 (ko) | 재단방법 | |
JP2005178962A (ja) | 被搬送物の位置認識方法及び位置認識装置 | |
JP6946142B2 (ja) | 塗工物の製造方法 | |
JP2009229700A (ja) | 感光性積層体の貼り付け位置検査装置 | |
KR102020398B1 (ko) | 인산염 부착량 측정 시스템 및 이를 이용한 측정 방법 | |
TWI331001B (en) | Laminating apparatus and laminating method for printed circuit board | |
JP2001124541A (ja) | シート用厚み測定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041012 |