JP2002202070A - ギヤポンプ - Google Patents

ギヤポンプ

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JP2002202070A
JP2002202070A JP2000402413A JP2000402413A JP2002202070A JP 2002202070 A JP2002202070 A JP 2002202070A JP 2000402413 A JP2000402413 A JP 2000402413A JP 2000402413 A JP2000402413 A JP 2000402413A JP 2002202070 A JP2002202070 A JP 2002202070A
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pump
housing
pump assembly
side plates
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Jun Watanabe
潤 渡辺
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Hitachi Ltd
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Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ組立体をハウジング内に簡単に位置決
めし、設計の自由度を高めると共に、加工工数の増加を
抑え、組立時の作業性を向上できるようにする。 【解決手段】 ポンプハウジング1の本体ケース2には
底部2B側に吸込穴2Cを設け、回転止め部材としての
円筒パイプ20の一端側を吸込穴2Cに嵌合して取付け
る。また、円筒パイプ20の他端側は、ポンプ組立体6
を本体ケース2のシリンダ孔2A内に収容するときに、
側板7とシールブロックとの間の吸込通路13内に挿嵌
する。これにより、円筒パイプ20でポンプ組立体6を
ポンプハウジング1内に回転止め状態に保持する。円筒
パイプ20は、吸込ポート15の一部を構成し、本体ケ
ース2の吸込穴2C側から吸込んだブレーキ液等の油液
をポンプ組立体6内の低圧室へと導く流体通路を形成し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用ブレ
ーキ装置等の油圧源として好適に用いられるギヤポンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ギヤポンプは構造が簡単で信頼
性が高いため小型、軽量のポンプとして、種々の産業分
野で用いられている(例えば、特公昭45−16300
号公報等)。
【0003】この種の従来技術によるギヤポンプは、ポ
ンプの外殻をなすハウジングと、該ハウジング内に互い
に対向した状態で設けられ、対向面間でギヤ室を形成す
る左,右の側板と、該左,右の側板にそれぞれ軸を介し
て回転可能に支持され、前記ギヤ室内に噛合状態で配設
される2個のギヤと、該各ギヤとの間で吸込ポートに連
通する低圧室を画成するため前記一対の側板に衝合して
設けられ、該各ギヤの歯先側をシールする歯先シール部
材とから構成されている。
【0004】また、前記各側板、各ギヤおよび歯先シー
ル部材は、1つのポンプ組立体として予め組立てられ、
この状態で左,右の環状シールと共にハウジング内に組
込まれる。そして、前記ハウジング内には左,右の環状
シールおよび歯先シール部材により、ポンプ組立体の周
囲に位置して前記低圧室から分離された高圧室が画成さ
れ、この高圧室は前記ハウジングの吐出ポートに連通す
る構成となっている。
【0005】また、前記2個のギヤのうち一方のギヤは
駆動ギヤとなり、外部の駆動源により軸を介して回転駆
動される。そして、駆動ギヤが他方の従動ギヤと噛合し
つつ回転することにより、前記吸込ポートから導かれる
油液は、低圧室から高圧室に向けて送液され、吐出ポー
トから外部ヘと吐出されるものである。
【0006】また、前記ポンプ組立体を左,右の環状シ
ールと共にハウジング内に組込んだときには、前記駆動
ギヤおよび従動ギヤがそれぞれ軸受によりハウジングに
回転可能に支持される。そして、これらの軸受により前
記ポンプ組立体はハウジング内で位置決めされ、ハウジ
ング内での位置ずれ等が規制されるものである。
【0007】一方、例えば特開平10−252589号
公報等に記載のギヤポンプ(以下、他の従来技術とい
う)は、従動ギヤをハウジングに対して非拘束状態とし
ているものの、板ばね等の押圧部材を用いて左,右の側
板を背面側から歯先シール部材側に押付け、これにより
ポンプ組立体をハウジング内で位置決めしているもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるギヤポンプは、吐出ポート側の管路が外力
等で急閉された場合に、水撃作用等によってハウジング
内に圧力変動が発生することがあり、このような場合に
は駆動ギヤの回転方向と逆方向の回転力がポンプ組立体
に働いてしまう。
【0009】そして、逆方向の回転力でポンプ組立体が
ハウジング内で位置ずれするように変位し、このような
変位を繰返していると、弾性材料からなる環状シールは
ハウジングの吸込穴等に干渉して摩耗、損傷される虞れ
がある。
【0010】そこで、従来技術では、駆動ギヤと従動ギ
ヤとをそれぞれ軸受を用いてハウジングに回転可能に支
持し、これによりポンプ組立体をハウジング内に位置決
めする構成としている。このため、ポンプ組立体をハウ
ジング内で回転止め状態に保持でき、環状シールがハウ
ジングとの摩擦接触等で摩耗、損傷されるのを防止する
ことができる。
【0011】しかし、この場合には、ポンプ組立体をハ
ウジング内に位置決めするため、従動ギヤの軸とハウジ
ングの軸受穴との間に軸受を設ける必要があり、部品点
数が増加するばかりでなく、軸受を組付けるための加工
を特別に施さなければならず、組立時の作業性が低下す
るという問題がある。
【0012】また、従動ギヤの軸側に軸受を設けること
により、組立時の寸法公差が細かく制限されることにな
り、寸法の拘束箇所が多くなって高い加工精度が要求さ
れるという問題もある。
【0013】一方、他の従来技術の場合には、従動ギヤ
側の軸受を廃止しているものの、板ばね等の押圧部材を
用いて左,右の側板を歯先シール部材側に押付けること
により、ポンプ組立体をハウジング内に位置決めする構
成としているため、前記押圧部材を固定する部位をハウ
ジングまたは側板に特別に設ける必要があり、このため
の機械加工等に手間がかかる。
【0014】また、ギヤポンプのハウジングと各側板の
背面側との間に押圧部材を設けるために、ハウジングの
内部形状、寸法が制限されることになり、設計の自由度
を高めることが難しく、組立時の作業性も低下するとい
う問題がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、ポンプ組立体をハウジ
ング内に簡単に位置決めでき、設計の自由度を高めるこ
とができると共に、加工工数の増加を抑え、組立時の作
業性を向上できるようにしたギヤポンプを提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、ポンプハウジングと、該ポンプハウ
ジング内に互いに対向して配置され対向面間にギヤ室を
形成する一対の側板と、該一対の側板にそれぞれ軸を介
して回転可能に支持され前記ギヤ室内に互いに噛合状態
で配設される2個のギヤと、該各ギヤとの間で吸込ポー
トに連通する低圧室を画成するため前記一対の側板に衝
合して設けられ該各ギヤの歯先側をシールする歯先シー
ル部材とからなるギヤポンプに適用される。
【0017】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記一対の側板のうちいずれか一方の側板と前
記ポンプハウジングとの間には、前記各側板、各ギヤお
よび歯先シール部材からなるポンプ組立体を前記ポンプ
ハウジング内で回転止め状態に保持する回転止め部材を
設けたことにある。
【0018】このように構成することにより、回転止め
部材を用いてポンプ組立体をポンプハウジング内に拘束
でき、ポンプ組立体がポンプハウジング内で位置ずれす
るのを防止できる。そして、この場合には一方の側板と
ポンプハウジングとの間に回転止め部材を設けるだけで
よく、特別な加工等を不要にすることができる。
【0019】また、請求項2の発明によると、回転止め
部材は、吸込ポートの一部をなすようにポンプハウジン
グの吸込穴と側板側の吸込通路とにそれぞれ嵌合してな
る構成としている。
【0020】これにより、回転止め部材は一方の端部側
をポンプハウジングの吸込穴に嵌合させ、他方の端部側
を側板側の吸込通路に嵌合させることによって、ポンプ
組立体をポンプハウジング内に簡単に位置決めすること
ができる。
【0021】さらに、請求項3の発明によると、回転止
め部材は内部が流体通路となる筒状体により構成してい
る。これにより、筒状の回転止め部材を用いて内部に吸
込用の通路を形成できると共に、ポンプハウジング内で
のポンプ組立体の回転止めも兼用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
ギヤポンプを、車両用ブレーキ装置の油圧源として用い
る場合を例に挙げ、図1ないし図6に従って詳細に説明
する。
【0023】図中、1は当該ギヤポンプの外殻をなすポ
ンプハウジングで、該ポンプハウジング1は、内側に断
面円形の有底穴からなるシリンダ孔2Aが形成された本
体ケース2と、後述の蓋体3とにより構成されている。
【0024】そして、本体ケース2は、シリンダ孔2A
の一端側が底部2Bとなって閉塞され、図6に示すよう
に底部2Bには後述する吸込ポート15の一部をなす吸
込穴2Cが円形穴として形成されている。また、本体ケ
ース2は他端側がシリンダ孔2Aの開口端2Dとなり、
この開口端2Dと底部2Bとの間の長さ方向中間部に
は、吐出ポートとなる吐出穴2Eが径方向に穿設されて
いる。
【0025】3は本体ケース2と共にポンプハウジング
1を構成する蓋体で、該蓋体3は平板状の板体からな
り、本体ケース2の開口端2D側を閉塞するため本体ケ
ース2の他端側に固定して設けられている。そして、蓋
体3には軸挿通穴3Aが板厚方向に穿設され、該軸挿通
穴3A内には後述の駆動軸10Aが挿入されている。
【0026】4は本体ケース2との間で蓋体3を挟持し
たモータケースで、該モータケース4は、後述の駆動ギ
ヤ10を駆動する回転源としての電動モータの一部をな
し、モータケース4の軸挿通穴4A内には出力軸5が回
転可能に設けられている。そして、出力軸5には二面取
り部5Aが設けられ、該二面取り部5Aは後述のオルダ
ム継手18を介して駆動軸10Aに連結されている。
【0027】6はポンプハウジング1内に配設されたポ
ンプ組立体を示し、該ポンプ組立体6は、後述する一対
の側板7,8、駆動ギヤ10、従動ギヤ11およびシー
ルブロック12等により構成されている。
【0028】そして、これらの側板7,8、駆動ギヤ1
0、従動ギヤ11およびシールブロック12は、ポンプ
ハウジング1内に収容する前に、後述の金属コイルばね
17を側板7,8およびシールブロック12の外周側に
巻装することにより、図5および図6に示すように互い
に組立てられ、ポンプ組立体6としてアセンブリ化され
るものである。
【0029】7,8は駆動ギヤ10と従動ギヤ11を
左,右両側から挟むように互いに対向して配置された一
対の側板で、該側板7,8は、例えば鉄系または青銅系
金属材料により略長円形状をなす板体として形成され、
その対向面間にはギヤ室9が形成される。そして、側板
7,8はポンプ組立体6としてアセンブリ化した状態
で、駆動ギヤ10および従動ギヤ11等と共に本体ケー
ス2のシリンダ孔2A内に収容されるものである。
【0030】また、図5に示すように、側板7にはギヤ
10,11の径方向に離間して軸方向に延びる支持孔7
A,7Bが穿設され、側板8には該支持孔7A,7Bと
対応して支持孔8A,8Bが穿設されている。そして、
これらの支持孔7A,8Aは後述する駆動ギヤ10の駆
動軸10Aを回動可能に支持し、支持孔7B,8Bは後
述する従動ギヤ11の従動軸11Aを回動可能に支持す
るものである。
【0031】また、側板7,8には、図5に示す如くシ
ールブロック12との衝合面側に円弧状の切欠き7C,
8Cが形成され、該切欠き7C,8Cは支持孔7A,7
B,8A,8Bと平行に側板7,8の全幅に亘って延び
ている。そして、切欠き7C,8Cは支持孔7A,8A
と支持孔7B,8Bとの間に位置し、後述の吸込通路1
3をシールブロック12の円弧溝12Cとの間に形成す
るものである。
【0032】10は側板7,8間のギヤ室9内に配設さ
れた駆動ギヤで、該駆動ギヤ10は左,右の軸方向へと
一体に延びる駆動軸10Aを有し、該駆動軸10Aが側
板7,8に回転可能に支持されている。また、駆動ギヤ
10の駆動軸10Aは、その一端側が本体ケース2の底
部2Bにほぼ当接する位置まで延びている。
【0033】また、駆動軸10Aの他端側は、蓋体3の
軸挿通穴3Aを介してモータケース4側に向け突出し、
その突出端側には後述のオルダム継手18に連結される
連結部としての二面取り部10Bが形成されている。そ
して、駆動ギヤ10は前記電動モータにより駆動軸10
Aと一体に回転駆動されるものである。
【0034】11は駆動ギヤ10と噛合した状態で側板
7,8間のギヤ室9内に配設された従動ギヤで、該従動
ギヤ11も駆動ギヤ10と同様に左,右方向へと一体に
延びる従動軸11Aを有し、該従動軸9Aは側板7,8
に回転可能に支持されている。そして、従動ギヤ11
は、従動軸11Aの両端側が本体ケース2の底部2Bと
蓋体3とにほぼ当接する位置まで延び、一対の側板7,
8間で駆動ギヤ10に追従して回転されるものである。
【0035】12はポンプ組立体6の一部を構成する歯
先シール部材としてのシールブロックで、該シールブロ
ック12は、例えばアルミニウム系の金属材料等を用い
て図2ないし図6に示すように略六角柱状のブロック体
として形成されている。そして、シールブロック12は
側板7,8に側方から突き当てるように衝合して設けら
れ、この状態で側板7,8に対して各金属コイルばね1
7により着脱可能に取付けられている。
【0036】ここで、シールブロック12には側板7,
6との衝合面側に、図5に示す如くギヤ10,11の歯
先に沿って凹湾曲状に切欠かれた上,下の凹湾曲面部1
2A,12Bと、該凹湾曲面部12A,12B間に位置
し円弧状の凹溝として形成された円弧溝12Cとが設け
られている。
【0037】そして、シールブロック12は、図1に示
す側板7の一側面から側板8の他側面に及ぶ長さ寸法を
有し、その円弧溝12Cは側板7,8の切欠き7C,8
Cとの間で吸込通路13を図4、図6に示す如く形成す
るものである。そして、この吸込通路13は後述の低圧
室14を本体ケース2の吸込穴2Cに連通させるもの
で、後述のシールリング19を介して高圧室16からは
液密に遮断されている。
【0038】14は側板7,9間のギヤ室9内に位置し
てギヤ10,11とシールブロック12との間に画成さ
れる低圧室で、該低圧室14は、図3に示す如くギヤ1
0,11の噛合部位とシールブロック12の円弧溝12
Cとの間に形成され、油液を吸込むための吸込ポート1
5と常時連通している。
【0039】ここで、吸込ポート15は、本体ケース2
の底部2B側に穿設された吸込穴2Cと、側板7,8の
切欠き7C,8Cとシールブロック12の円弧溝12C
との間に形成される吸込通路13と、後述の円筒パイプ
20とにより構成されている。そして、吸込ポート15
は、吸込穴2C等を介してブレーキ液用のリザーバタン
ク(図示せず)に接続されるものである。
【0040】16はポンプハウジング1内のシリンダ孔
2Aとポンプ組立体6との間に形成される高圧室で、該
高圧室16は、ギヤ10,11の周囲で低圧室14とは
異なる位置に形成され、後述の各シールリング19等を
用いてポンプ組立体6内の低圧室14、吸込ポート15
から離隔されている。そして、高圧室16はギヤ10,
11の回転により内部に高圧の油液(圧油)が充満され
るものである。
【0041】即ち、ギヤ10,11は、図3中の矢示
A,B方向に回転駆動されることにより、低圧室14に
導かれる油液を周囲の高圧室16側へと順次送液し、高
圧室16内を高圧の油液で満たした状態で本体ケース2
の吐出穴2Eから圧油がポンプハウジング1外へと吐出
される。
【0042】17,17は側板7,8およびシールブロ
ック12の外周側に巻装された締付リング部材としての
環状の金属コイルばねで、該各金属コイルばね17は、
側板7,8とシールブロック12とを互いに衝合した状
態で、これらを単一のポンプ組立体6としてアセンブリ
化するために用いられるものである。
【0043】18はモータケース4の軸挿通穴4A内に
隙間をもって配設された継手部材としてのオルダム継手
で、該オルダム継手18は一端側が駆動軸10Aの二面
取り部10Bに連結され、他端側は出力軸5の二面取り
部5Aに連結されている。
【0044】そして、オルダム継手18は、電動モータ
等の出力軸5と駆動ギヤ10の駆動軸10Aとの間を芯
合せ(自動調心)した状態で、電動モータからの回転出
力を駆動軸10Aに伝達するものである。
【0045】19,19は側板7,8の外側面に設けら
れた環状シールとしてのシールリングで、該各シールリ
ング19は弾性樹脂材料等により、図2、図6に示す如
く略メガネ形状をなして形成され、本体ケース2の底部
2Bと蓋体3とに当接される側板7,8の端面外周側に
配設されている。そして、各シールリング19はポンプ
ハウジング1と側板7,8との間をシールすることによ
り、ポンプ組立体6内の吸込ポート15側を高圧室16
に対して遮断するものである。
【0046】20はポンプ組立体6をポンプハウジング
1内で回転止めする回転止め部材としての円筒パイプ
で、該円筒パイプ20は、例えば鋼管等の剛性管により
筒状体として形成され、その長さは側板7の板厚にほぼ
対応する寸法となっている。そして、円筒パイプ20
は、図6に示す如く本体ケース2の吸込穴2Cに対応す
る外径を有し、その一端側は吸込穴2Cに嵌合して取付
けられている。
【0047】また、円筒パイプ20の他端側は、ポンプ
組立体6を本体ケース2のシリンダ孔2A内に収容する
ときに、側板7とシールブロック12との間の吸込通路
13内に挿嵌され、これにより、円筒パイプ20はポン
プ組立体6をポンプハウジング1内で回転止めするもの
である。
【0048】そして、円筒パイプ20は、図4に示す如
く吸込ポート15の一部を構成し、本体ケース2の吸込
穴2C側から吸込んだブレーキ液等の油液をポンプ組立
体6内の低圧室14へと導く流体通路を、その内面側で
形成するものである。
【0049】さらに、21,21,…は本体ケース2の
角隅側に形成された合計4個のボルト挿通穴で、該各ボ
ルト挿通穴21には図2ないし図4に示す如くそれぞれ
ボルト22が挿通され、該各ボルト22は本体ケース
2、蓋体3およびモータケース4を図1に示す如く一体
的に締結するものである。
【0050】本実施の形態によるギヤポンプは上述の如
き構成を有するもので、次に、その作動について説明す
る。
【0051】まず、モータケース4側の電動モータを回
転駆動すると、その回転出力が出力軸5、オルダム継手
18を介して駆動軸10Aから駆動ギヤ10へと伝えら
れ、これにより駆動ギヤ10が回転駆動されると共に、
駆動ギヤ10に噛合する従動ギヤ11も回転される。
【0052】そして、駆動ギヤ10と従動ギヤ11の回
転により吸込ポート15(吸込穴2C)側から導かれる
ブレーキ液等の油液は、駆動ギヤ10と従動ギヤ11の
歯部によってポンプ組立体6内の低圧室14からシール
ブロック12の外側(シリンダ孔2A側)へと順次送液
され、シリンダ孔2A内の高圧室16を油液で満たすよ
うになる。
【0053】これにより、高圧室16内の油液は高圧と
なってポンプハウジング1の吐出穴2Eから外部に吐出
され、例えば車両のブレーキ装置に液圧制御弁(図示せ
ず)等を介して供給されることにより、車両のブレーキ
制御を行うものである。
【0054】また、高圧室16内の圧力は、側板7,8
およびシールブロック12に対し外側から内側に向けて
作用するので、側板7,6の衝合面側をシールブロック
12の凹湾曲面部12A,12Bに対して強く押付ける
ようになり、両者の衝合面におけるシール性を高めるこ
とができる。
【0055】ところで、この種のギヤポンプにあって
は、吐出側の管路が外力等で急閉された場合に、水撃作
用等によってポンプハウジング1内に圧力変動が発生す
ることがあり、このような場合には駆動ギヤ10の回転
方向(図3に示す矢示A方向)と逆方向の回転力がポン
プ組立体6に働いてしまう。
【0056】そして、逆方向の回転力でポンプ組立体6
がポンプハウジング1内で位置ずれするように変位する
と、弾性材料からなるシールリング19は本体ケース2
の吸込穴2C等に干渉して摩耗、損傷される虞れがあ
る。
【0057】そこで、本実施の形態にあっては、円筒パ
イプ20の一端側を本体ケース2の吸込穴2Cに嵌合さ
せ、他端側を側板7とシールブロック12との間の吸込
通路13内に挿嵌することにより、この円筒パイプ20
を用いてポンプ組立体6をポンプハウジング1内で回転
止めする構成としている。
【0058】このため、ポンプ組立体6をポンプハウジ
ング1内で円筒パイプ20により回転止め状態に保持で
き、ポンプ組立体6をポンプハウジング1内で良好に位
置決めできると共に、シールリング19が本体ケース2
の吸込穴2C等に干渉して摩耗、損傷されるのを防止す
ることができる。
【0059】また、円筒パイプ20は内部が液体通路と
なり、吸込ポート15の一部を構成しているので、その
両端側を本体ケース2の吸込穴2Cと側板7側の吸込通
路13とにそれぞれ挿嵌するだけでよく、特別な穴加工
等を不要にできると共に、加工工数の増加を抑え、組立
時の作業性を向上することができる。
【0060】従って、本実施の形態によれば、ポンプ組
立体6をポンプハウジング1内に簡単に位置決めでき、
設計の自由度を高めることができると共に、加工工数の
増加を抑え、組立時の作業性を向上できる。
【0061】また、駆動軸10および従動軸11Aを、
従来技術のように軸受を用いてポンプハウジング1に回
転可能に取付ける必要がなくなるので、全体の構造を簡
素化し、小形、軽量化を図ることができると共に、部品
点数を削減でき、製造コスト等を低減することができ
る。
【0062】さらに、ポンプ組立体6を本体ケース2の
シリンダ孔2A内に円筒パイプ20により位置決めする
ため、シリンダ孔2Aの形状に左右されることなく、ポ
ンプ組立体6の回転止めを簡単に行うことができ、ポン
プハウジング1を含めた全体の形状、寸法等に大きな自
由度を与えることができる。
【0063】なお、前記実施の形態では、回転止め部材
を円筒パイプ20により構成し、円筒パイプ20の両端
側を本体ケース2の吸込穴2Cと側板7側の吸込通路1
3とにそれぞれ挿嵌する場合を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限るものではなく、例えば本体ケース2
または側板7のいずれか一方に、円筒パイプ20等の回
転止め部材を予め一体に設ける構成としてもよい。
【0064】また、例えばポンプハウジング1の蓋体3
と側板8との間に回転止め部材を設ける構成としてもよ
く、この場合にも側板8側の吸込通路13を利用して回
転止めを行うようにすればよい。そして、回転止め部材
は円筒パイプ20等に限るものではなく、例えば角形パ
イプ、断面C字状の筒状体等を回転止め部材として採用
することも可能である。
【0065】さらに、前記実施の形態では、ギヤポンプ
を車両用ブレーキ装置の油圧源として用いる場合を例に
挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、
例えばパワーステアリング用の油圧源等、種々の油圧回
路の油圧源にも適用できるものである。
【0066】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の発
明によれば、一対の側板のうちいずれか一方の側板とポ
ンプハウジングとの間に回転止め部材を設け、側板、ギ
ヤおよび歯先シール部材からなるポンプ組立体をポンプ
ハウジング内で回転止め状態に保持する構成としたの
で、一方の側板とポンプハウジングとの間に回転止め部
材を設けるだけで、ポンプ組立体をポンプハウジング内
に拘束でき、ポンプ組立体がポンプハウジング内で位置
ずれするのを防止できる。そして、特別な加工等を不要
にでき、加工工数の増加を抑えることができると共に、
設計の自由度を高め、組立時の作業性を向上することが
できる。
【0067】また、請求項2に記載の発明によると、回
転止め部材は、吸込ポートの一部をなすようにポンプハ
ウジングの吸込穴と側板側の吸込通路とにそれぞれ嵌合
してなる構成としているので、回転止め部材の一方の端
部側をポンプハウジングの吸込穴に嵌合し、他方の端部
側を側板側の吸込通路に嵌合することによって、ポンプ
組立体をポンプハウジング内に簡単に位置決めすること
ができる。
【0068】さらに、請求項3に記載の発明によると、
回転止め部材は内部が流体通路となる筒状体により構成
しているので、筒状の回転止め部材を用いて内部に吸込
用の通路を形成できると共に、ポンプハウジング内での
ポンプ組立体の回転止めも兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるギヤポンプを示す縦
断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみたギヤポンプの
断面図である。
【図3】図1中の矢示 III−III 方向からみたギヤポン
プの断面図である。
【図4】図1中の矢示IV−IV方向からみたギヤポンプの
断面図である。
【図5】図1に示すポンプ組立体の分解斜視図である。
【図6】ポンプ組立体を本体ケース内に組付ける前の状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ポンプハウジング 2 本体ケース 3 蓋体 6 ポンプ組立体 7,8 側板 9 ギヤ室 10 駆動ギヤ 10A 駆動軸(軸) 11 従動ギヤ 11A 従動軸(軸) 12 シールブロック(歯先シール部材) 13 吸込通路 14 低圧室 15 吸込ポート 16 高圧室 17 金属コイルばね(締付リング部材) 19 シールリング(環状シール) 20 円筒パイプ(回転止め部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプハウジングと、該ポンプハウジン
    グ内に互いに対向して配置され対向面間にギヤ室を形成
    する一対の側板と、該一対の側板にそれぞれ軸を介して
    回転可能に支持され前記ギヤ室内に互いに噛合状態で配
    設される2個のギヤと、該各ギヤとの間で吸込ポートに
    連通する低圧室を画成するため前記一対の側板に衝合し
    て設けられ該各ギヤの歯先側をシールする歯先シール部
    材とからなるギヤポンプにおいて、 前記一対の側板のうちいずれか一方の側板と前記ポンプ
    ハウジングとの間には、前記各側板、各ギヤおよび歯先
    シール部材からなるポンプ組立体を前記ポンプハウジン
    グ内で回転止め状態に保持する回転止め部材を設けたこ
    とを特徴とするギヤポンプ。
  2. 【請求項2】 前記回転止め部材は、前記吸込ポートの
    一部をなすように前記ポンプハウジングの吸込穴と前記
    側板側の吸込通路とにそれぞれ嵌合してなる請求項1に
    記載のギヤポンプ。
  3. 【請求項3】 前記回転止め部材は内部が流体通路とな
    る筒状体により構成してなる請求項2に記載のギヤポン
    プ。
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