JP2002031065A - 電動ポンプユニット - Google Patents

電動ポンプユニット

Info

Publication number
JP2002031065A
JP2002031065A JP2000306527A JP2000306527A JP2002031065A JP 2002031065 A JP2002031065 A JP 2002031065A JP 2000306527 A JP2000306527 A JP 2000306527A JP 2000306527 A JP2000306527 A JP 2000306527A JP 2002031065 A JP2002031065 A JP 2002031065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
pump
pump unit
housing
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000306527A
Other languages
English (en)
Inventor
Yousuke Shimizu
要祐 清水
Takatoshi Sakata
隆敏 阪田
Koji Nagano
浩司 永野
Hiroharu Yoshinami
弘治 吉浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2000306527A priority Critical patent/JP2002031065A/ja
Publication of JP2002031065A publication Critical patent/JP2002031065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、モータユニットとポンプユニットを別構
成して互いに組み合わせており、部品点数が多い。大型
でコストも高い。 【解決手段】電動モータ2の回転軸4とポンプ3の回転
軸5とを単一のシャフト6により兼用する。シャフト6
を第1及び第2の転がり軸受24,25により支持す
る。シャフト6の連結部6dをポンプ3の駆動ギヤ13
の連結孔38に挿通し、スプライン、セレーション又は
キー等により結合させる。モータハウジング7の端壁9
によりポンプハウジング10の端壁を兼用する。ポンプ
3のサイドプレート15を1枚のみとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータによってポ
ンプを駆動する電動ポンプユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車における省エネの要請は顕
著となっており、駆動源としてエンジンと電動モータを
併用するいわゆるハイブリッドカーが出現している。こ
のような技術の流れに伴って、補機を駆動するための油
圧を発生するポンプを電動化して、必要なときに必要な
出力を得るとともに、必要でないときには出力を抑えた
り停止させたりして省エネを図ることが考えられてい
る。
【0003】従来、この種の電動ポンプでは、ポンプユ
ニットと、モータユニットとを別体に形成し、ポンプの
回転軸とモータの回転軸とを例えばオルダムジョイント
等の継ぎ手を用いて駆動伝達可能に連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、各回転軸を構成する一対のシャフトが別々に形成さ
れることから、両シャフトを互いに連結するための継ぎ
手が必要であり、また、一対のシャフトにそれぞれ対応
して軸受やオイルシールを設けている。したがって、部
品点数が多く、その結果、装置が大型になり製造コスト
も高くなる。また、従来では、ポンプユニットのハウジ
ングと、モータユニットのハウジングとが別体で形成さ
れており、この点からも部品点数が多くなり、装置が大
型で高価になる。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は小型で安価な電動ポンプユニット
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するため、本発明はモータの回転軸とポンプの回
転軸を単一のシャフトにより兼用することを特徴とする
ものである。本構成では、従来必要であった一対のシャ
フト間の継ぎ手を廃止することができ、部品点数の削減
を通じて小型で安価な電動ポンプユニットが得られる。
特に、従来は各シャフトに対応して軸受やオイルシール
を設けていたが、これらを共用化することもでき、この
点からも部品点数を削減することができる。
【0007】また、一対のシャフトを用いる従来の場合
には、シャフト間を連結する継ぎ手により、モータとポ
ンプの軸心のずれを吸収しているが、本発明のようにシ
ャフトを共用化して継ぎ手を廃止する場合には、上記シ
ャフトとポンプのロータとの連結部は、シャフトとロー
タの軸方向相対移動を許容しつつ両者の相対回転を規制
する規制部を含み、上記シャフトを支持する複数の軸受
は、一つを除いてシャフトとの間に隙間を設けているこ
とが好ましい。
【0008】というのは、シャフトとポンプのロータと
の連結部はラジアル方向への実質的な遊びを設けないこ
とがポンプの耐久性からみて好ましいという知見を得て
おり、このように連結部にラジアル方向の遊びを設けな
い場合においてシャフトとロータがこじれずにアキシャ
ル方向にスムーズに相対移動できるようにするために
は、複数の軸受のうちの一つで主にシャフトを支持し、
残りはシャフトに対してルーズフィットとしてシャフト
との間の軸心のずれを吸収することが必要となるからで
ある。
【0009】ここで、上記の規制部としては、シャフト
の軸方向に平行で且つシャフトの回転方向と交差する少
なくとも一つの平坦面の他、回転方向と交差する湾曲面
であって且つその母線がシャフトの軸方向に平行である
湾曲面を例示することができる。前者の規制部を含む連
結部は、スプライン、セレーション、いわゆる異形断面
部又はキーの何れかを含んでいる。異形断面部の断面形
状は、いわゆるD形形状であっても良いし、四角形、六
角形および八角形等の多角形形状であっても良い。
【0010】また、上記シャフトの連結部のモータハウ
ジング側の端部に隣接して連結部よりも小径のくびれ部
を設けてあれば好ましい。スプライン又はセレーション
を形成する場合において、これらを形成するための工具
としてのホブや転造用ラックがシャフトの他の部分と干
渉しないようにすることができる。また、上記シャフト
の軸方向に所定間隔隔てて配置される一対の転がり軸受
を介してシャフトを支持していれば好ましい。本構成で
は、例えばギヤポンプ等の場合に用いられるサイドプレ
ートにギヤの支軸を支持する軸受の機能を果たさせる必
要がなくなり、製造コストを安くすることができる。
【0011】上記一対の転がり軸受はポンプハウジング
の液密空間内に配置される転がり軸受を含んでいれば好
ましい。本構成では、液密空間内の転がり軸受は、摩擦
による熱を作動油に放熱できるので、温度上昇を抑制で
きる。その結果、転がり軸受の寿命を向上でき、ひいて
は電動ポンプユニットの寿命を向上できる。またポンプ
の高回転化にも対応できる。また、液密空間内の転がり
軸受はグリース密封型でないオープン型で良く、コスト
を安くすることができる。
【0012】また、本発明は、モータハウジングの端壁
によってポンプウジングの端壁を兼用していることを特
徴とするものである。この場合、部品点数の削減を通じ
て小型化およびコストダウンを図ることができる。上記
ポンプは互いに噛み合う一対のギヤを有するギヤポンプ
からなっていれば好ましい。ギヤポンプであれば、小型
且つ安価で高出力が得られるので、自動車への搭載に適
している。
【0013】上記一対のギヤを両側から挟む一対の部材
の何れか一方のみが、ポンプハウジングのキャビティ内
に浮動状に収容されるサイドプレートであれば好まし
い。この場合、他方のサイドプレートを、当該サイドプ
レートに装着されるサイドシール等と共に削減すること
ができ、製造コストを低減することができる。上記一対
のギヤはシャフトに一体回転可能に連結される駆動ギヤ
と、この駆動ギヤに噛み合う従動ギヤとを含み、従動ギ
ヤはその支持孔に挿通される支軸に摺動自在に支持され
ていれば好ましい。この場合、支軸が従動ギヤの摺動負
荷を受ける滑り軸受として機能するので、支軸の端部を
支える滑り軸受の負荷を減じることができる。その結
果、支軸の端部を支える滑り軸受の軸方向長さを短くす
ることができ、ポンプハウジングを小型化することが可
能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態に係る電動ポンプユニットの内部構成を示す模式的
断面図である。図1を参照して、本電動ポンプユニット
1は、電動モータ2とポンプ3を組み合わせて一体のユ
ニットとして構成しており、電動モータ2の回転軸4と
ポンプの回転軸5とが共通のシャフト6により構成され
ている。
【0015】電動モータ2は、モータハウジング7を備
えており、モータハウジング7は、回転軸4を同心に取
り囲む有底円筒からなる第1ハウジング8と、この第1
ハウジング8の開放部を塞ぐ端壁9とを含んでいる。図
示していないが、モータハウジング7内には、回転軸4
に一体回転するロータと、第1ハウジング8により支持
されロータの周囲を取り囲むステータとが配置されてい
る。一方、ポンプ3は、ポンプハウジング10を備えて
おり、ポンプハウジング10は有底円筒からなる第2ハ
ウジング11と、上記端壁9とを含んでいる。31は第
2ハウジング11を端壁9に固定するためのねじであ
る。
【0016】ポンプハウジング10内に区画される長円
形断面を有するキャビティ12内には、互いに噛み合う
ロータとしての駆動ギヤ13および従動ギヤ14が収容
され、これらのギヤ13,14の側面13a,14aと
端壁9との間に、例えばアルミニウム合金製のサイドプ
レート15が嵌め入れられている。サイドプレート15
はシャフト6の後述する中径部6bを貫通させる挿通孔
16と、従動ギヤ14の支軸17を回転自在に支持する
支持孔18とを形成している。支軸17は従動ギヤ14
と一体もしくは別体で形成されている。別体での結合方
法は駆動ギヤと同様の方法、又は軸が固定され、従動ギ
ヤが回転自在に支持される方法が用いられる。後者の例
としては、従動ギヤ中空内径部に軸受を取り付けた状態
で、軸に挿通して従動ギヤが回転自在に支持される。第
2ハウジング11の端壁部11aには、シャフト6の後
述する軸端部6eと支軸17とをそれぞれ対応するすべ
り軸受19,20を介して支持する支持孔21,22が
形成されている。
【0017】サイドプレート15のギヤ側側面15aの
背面15bとこれに対向する端壁9の面9aとの間に
は、サイドシールとしての略3の字形形状のシール30
が介在しており、このシール30は、キャビティ12内
を高圧エリアHと低圧エリアLに仕切っている(図4参
照)。シャフト6は、モータハウジング7により第1お
よび第2の転がり軸受24,25を介して回転自在に支
持される大径部6aと、この大径部6aに連続し端壁9
の挿通孔26を貫いてポンプハウジング10に進入する
中径部6bと、この中径部6bに連続するくびれ部6c
と、スプライン、セレーション、異形断面部又はキー溝
からなる連結部6dと、連結部6dに連続する軸端部6
eとを順次に備えている。異形断面部は、D形形状であ
っても良いし、四角形、六角形および八角形等の多角形
形状であっても良い。
【0018】連結部6dとしては、シャフト6及び駆動
ギヤ13の両者の軸方向相対移動を許容しつつ両者の相
対回転を規制できる規制部を含んでいれば良い。規制部
としては、シャフト6の軸方向に平行で且つシャフト6
の回転方向と交差する少なくとも一つの平坦面であって
も良いし、回転方向と交差する湾曲面であって且つその
母線がシャフトの軸方向に平行である湾曲面であっても
良い。上記の連結部6dとして挙げた上記のスプライ
ン、セレーション、異形断面部又はキー溝等の例は、前
者の平坦面からなる規制部を含む例である。
【0019】第1の転がり軸受24は第1ハウジング8
の端壁部8aに形成された保持部32に保持されてい
る。端壁9の挿通孔26は、大径部27と中径部28と
小径部29とを順次に有している。大径部27は第2の
転がり軸受25を保持する。挿通孔26の中径部28と
シャフト6の中径部6bとの間には、両者間を密封する
オイルシール23が介在している。挿通孔26の小径部
29とシャフト6の中径部6bとの間には、隙間が設け
られている。
【0020】上記の連結部6dは駆動ギヤ13の連結孔
38の内周面に形成された対応する規制部、例えばスプ
ライン、セレーション、異形断面部又はキーに結合さ
れ、これにより、シャフト6に含まれる回転軸5と駆動
ギヤ13とが一体回転可能に連結される。次いで、図1
のII−II線に沿う断面図である図2には、駆動ギヤ13
およびこれに連動する従動ギヤ14の回転方向が矢符に
より示してあり、両ギヤ13,14の噛み合い位置を挟
んだ両側には、前記回転方向側に吸込室33が、反回転
方向側に吐出室34が形成されている。これら吸込室3
3および吐出室34は、第1ハウジング11の対応位置
に開口する吸込口35および吐出口36を介して、ポン
プハウジング10外の図示しない吸込先および吐出先に
それぞれ接続されるようにしてある。なお、図2におい
て断面のハッチングを一部省略してある。
【0021】次いで、図1のIII −III 線に沿う断面図
である図3において、サイドプレート15のギヤ側側面
15aには、両ギヤ13,14の噛み合い位置から吸込
室33側へ延びる逃げ溝63および吐出室36側へ延び
る逃げ溝64が形成されている。これらの逃げ溝63,
64は、両ギヤ13,14の噛み合い位置で流体がサイ
ドプレート15と各噛合ギヤ歯とで形成される閉塞領域
に閉じ込められる、いわゆる閉じ込みの発生を防止する
ためのものである。65は挿通孔16および支持孔18
と吸込室33とをそれぞれ連通する連通溝である。
【0022】一方、図4において、サイドプレート15
の背面(反ギヤ側側面)15bには、略3の字形形状の
収容溝37に上記のシール30を収容しており、このシ
ール30を境界として、互いに対向するサイドプレート
15と端壁9との間の空間が、吸込室33側に連通する
低圧エリアLと吐出室34側に連通する高圧エリアHと
に仕切られている。また、上記背面15bには、上記低
圧エリアLにおいて挿通孔16および支持孔18と吸込
室33側とをそれぞれ連通する各一対の連通溝66が形
成されている。
【0023】本実施の形態によれば、単一のシャフト6
の一部分により電動モータ2の回転軸4を構成し、他の
部分によりポンプ3の回転軸5を構成するので、従来必
要であった継ぎ手を廃止することができ、部品点数の削
減を通じて小型で安価な電動ポンプユニットを提供する
ことができる。また、従来は各回転軸を構成するシャフ
トに対応して軸受やオイルシールを設けていたが、これ
らを共用化することができ、この点からも部品点数を削
減することができる。
【0024】また、スプライン等からなる連結部6dに
関しては、ラジアル方向の遊びを設けないようにしてポ
ンプの耐久性を向上していると共に、転がり軸受24に
て主にシャフト6を支持し、転がり軸受25と滑り軸受
19についてはシャフト6との間に隙間を設けている。
この隙間によりシャフト6と軸受19,25との間の軸
心のずれを吸収し、シャフト6と駆動ギヤ13がアキシ
ャル方向にスムーズに相対移動できるようにしている。
【0025】また、シャフト6の連結部6dに隣接して
小径のくびれ部6cを設けてあるので、連結部6dのス
プライン又はセレーションを形成するための工具として
のホブや転造用ラックが、シャフト6の他の部分と干渉
することを防止できる。また、シャフト6を軸方向に所
定間隔隔てて配置される第1および第2の転がり軸受2
4,25を介してモータハウジング7により支持するの
で、サイドプレート15の挿通孔16に、ポンプ3の回
転軸5(具体的にはサイドプレート15の挿通孔16を
貫通するシャフトの中径部6d)を支持する軸受の機能
を果たさせる必要がなくなる。その結果、サイドプレー
トを安価に製造することができる。
【0026】また、モータハウジング7の端壁9によっ
てポンプウジング10の端壁を兼用しているので、部品
点数の削減を通じて小型化およびコストダウンを図るこ
とができる。また、通例、ギヤポンプでは、一対のギヤ
を両側から挟む一対のサイドプレートが用いられるが、
本実施の形態では、一方のサイドプレート15のみとす
るので、部品点数を削減して製造コストを低減すること
ができる。
【0027】次いで、図5は本発明の別の実施の形態を
示している。図5を参照して、本実施の形態が図1の実
施の形態と主に異なるのは、下記の1)〜4)である。
1)端壁9に取り付けられてシャフト6を支持する転が
り軸受25と、端壁9と挿通孔26とシャフト6との間
を密封するオイルシール23との位置関係を逆にし、転
がり軸受25をオイルシール23よりもシャフト6の先
端寄りに配置してある。これにより、転がり軸受25が
ポンプハウジング10内の液密空間に配置される。転が
り軸受25の摩擦による熱を作動油に放熱できるので、
転がり軸受25の温度上昇を抑制できる。その結果、転
がり軸受25の寿命を長くでき、ひいては電動ポンプユ
ニットの寿命を向上できる。また、ポンプの高回転化に
も十分に対応できる。また、液密空間内の転がり軸受2
5としては、グリース密封型でないオープン型を用いれ
ば良く、コストを安くすることができる。
【0028】2)シャフト6の先端を支持する滑り軸受
19を廃止してある。これにより、コストを安くするこ
とができる。3)従動ギヤ39は支持孔40を有し、こ
の支持孔40に挿通される支軸41に摺動自在に支持さ
れている。この場合、支軸41が従動ギヤ39の摺動負
荷を受ける滑り軸受として機能するので、支軸41の端
部を支える滑り軸受20の負荷を減じることができる。
その結果、支軸41の端部を支える滑り軸受20の軸方
向長さを短くすることができ、支軸41の軸方向に関し
てポンプハウジング10を小型化することが可能とな
る。
【0029】逆に、支軸41の軸方向に関してポンプハ
ウジング10が同一サイズであっても、滑り軸受20の
軸長を短くした分だけ、従動ギヤ39の歯幅を長くする
ことができ、ポンプの高出力化に対応することができ
る。なお、同じ出力のポンプの場合、高吐出圧低吐出量
のポンプよりも低吐出圧高吐出量のポンプのほうが、ギ
ヤの歯幅を長くとることができ軸受負荷容量が大きくな
るため、本軸受構造(従動ギヤを支軸により摺動支持す
る軸受構造)の効果を顕著なものとすることができる。
【0030】4)従動ギヤ39の支持孔40の内周面と
支軸41の外周面との間には所定の隙間が設けられてお
り、従動ギヤ39は支軸41の径方向に若干量移動でき
るようになっている。この場合、ポンプ作動時の発生圧
力で、従動ギヤ39の外径部がキャビティ12の内面に
強く押圧され、従動ギヤ39の周方向に作動油が漏れる
ことを防止することができるので、高いポンプ効率を得
ることができる。また、支軸41や回転軸5の中心をキ
ャビティ12の対応するギヤ収容孔の中心からオフセッ
トしておいても、同様にギヤの周方向に作動油が漏れる
ことを防止して、高いポンプ効率を得ることができる。
【0031】他の構成については、図1の実施の形態と
同様であるので、図に同一符号を付して、その説明を省
略する。なお、本発明は上記各実施の形態に限定される
ものではなく、例えば、一対のギヤの両側にサイドプレ
ートを用いても良いし、また、サイドプレートを一切廃
止しても良い。また、第2の転がり軸受25を、滑り軸
受29の位置に滑り軸受29に代えて配置することもで
きる。滑り軸受19を廃止することもできる。第2の転
がり軸受25を廃止し、第1の転がり軸受24と、サイ
ドプレート15とによってシャフト6を支持するように
しても良い。その他、本発明の範囲で種々の変更を施す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電動ポンプユニットの
断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図であり、ハッチン
グを一部省略してある。
【図3】図1のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態の電動ポンプユニット
の断面図である。
【符号の説明】
1 電動ポンプユニット 2 電動モータ 3 ポンプ 4,5 回転軸 6 シャフト 7 モータハウジング 8 第1ハウジング 9 端壁 10 ポンプハウジング 11 第2ハウジング 12 キャビティ 13 駆動ギヤ 14 従動ギヤ 15 サイドプレート 23 オイルシール 24 第1の転がり軸受 25 第2の転がり軸受 30 略3の字形形状のシール(サイドシール) 39 従動ギヤ 40 支持孔 41 支軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 21/00 Q (72)発明者 永野 浩司 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 (72)発明者 吉浪 弘治 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3H041 AA02 BB02 CC15 DD01 DD05 DD07 DD09 DD10 DD24 DD34 DD38 3H044 AA02 BB02 CC14 DD01 DD04 DD05 DD06 DD08 DD18 DD19 DD28 3H071 AA03 BB02 CC33 DD42 DD46 3H075 AA02 BB06 CC34 DA02 DB03 DB04 DB22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの回転軸とポンプの回転軸を単一の
    シャフトにより兼用することを特徴とする電動ポンプユ
    ニット。
  2. 【請求項2】上記シャフトとポンプのロータとの連結部
    は、シャフトとロータの軸方向相対移動を許容しつつ両
    者の相対回転を規制する規制部を含み、 上記シャフトを支持する複数の軸受は、一つを除いてシ
    ャフトとの間に隙間を設けていることを特徴とする請求
    項1記載の電動ポンプユニット。
  3. 【請求項3】上記シャフトの連結部のモータハウジング
    側の端部に隣接して連結部よりも小径のくびれ部を設け
    てあることを特徴とする請求項2記載の電動ポンプユニ
    ット。
  4. 【請求項4】上記シャフトの軸方向に所定間隔隔てて配
    置される一対の転がり軸受を介してシャフトを支持する
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の電動ポンプ
    ユニット。
  5. 【請求項5】上記一対の転がり軸受はポンプハウジング
    の液密空間内に配置される転がり軸受を含むことを特徴
    とする請求項4記載の電動ポンプユニット。
  6. 【請求項6】モータハウジングの端壁によってポンプハ
    ウジングの端壁を兼用することを特徴とする電動ポンプ
    ユニット。
  7. 【請求項7】上記ポンプは互いに一対のギヤを有するギ
    ヤポンプからなることを特徴とする請求項1ないし6の
    何れか一つに記載の電動ポンプユニット。
  8. 【請求項8】上記一対のギヤを両側から挟む一対の部材
    の何れか一方のみが、ポンプハウジングのキャビティ内
    に浮動状に収容されるサイドプレートであることを特徴
    とする請求項7記載の電動ポンプユニット。
  9. 【請求項9】上記一対のギヤはシャフトに一体回転可能
    に連結される駆動ギヤと、この駆動ギヤに噛み合う従動
    ギヤとを含み、従動ギヤはその支持孔に挿通される支軸
    に摺動自在に支持されることを特徴とする請求項7又は
    8記載の電動ポンプユニット。
JP2000306527A 2000-05-10 2000-10-05 電動ポンプユニット Pending JP2002031065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306527A JP2002031065A (ja) 2000-05-10 2000-10-05 電動ポンプユニット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000137439 2000-05-10
JP2000-137439 2000-05-10
JP2000306527A JP2002031065A (ja) 2000-05-10 2000-10-05 電動ポンプユニット

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006340011A Division JP2007107533A (ja) 2000-05-10 2006-12-18 電動ポンプユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002031065A true JP2002031065A (ja) 2002-01-31

Family

ID=26591620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000306527A Pending JP2002031065A (ja) 2000-05-10 2000-10-05 電動ポンプユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002031065A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005337025A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Koyo Seiko Co Ltd 電動ポンプユニット
JP2006097472A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Jtekt Corp 電動ポンプユニット
JP2013095547A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Namsin Tech Co Ltd 高所作業車用油圧ポンプの駆動装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005337025A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Koyo Seiko Co Ltd 電動ポンプユニット
JP2006097472A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Jtekt Corp 電動ポンプユニット
JP4569750B2 (ja) * 2004-09-28 2010-10-27 株式会社ジェイテクト 電動ポンプユニット
JP2013095547A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Namsin Tech Co Ltd 高所作業車用油圧ポンプの駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008500482A (ja) 歯車装置の間隙損失フローの制御
JP2001153066A (ja) ギヤポンプ
JP2001193666A (ja) 内噛合い式歯車機械
JPS63277880A (ja) 浮動シャフト型歯車ポンプ及びモータ
EP2508709A2 (en) Pump mounting structure
JP2002031065A (ja) 電動ポンプユニット
JP5803183B2 (ja) ポンプおよび電動ポンプユニット
JP2009002316A (ja) 歯車ポンプ又はモータ
JP4113125B2 (ja) フランジを備えたギアポンプ
JP2007107533A (ja) 電動ポンプユニット
CN109969259B (zh) 电动油泵总成和具有其的车辆
JP4003674B2 (ja) 電動内接ギヤポンプ
WO2020183546A1 (ja) はすば歯車ポンプまたはモータ
JP4061847B2 (ja) ギヤポンプ
WO2024060503A1 (zh) 油泵装置和车辆
JP4596841B2 (ja) オイルポンプ
JP2000027769A (ja) 内接型歯車ポンプまたはモータおよびその製造方法
WO2024060500A1 (zh) 油泵装置和车辆
JP2002180975A (ja) 電動ギヤポンプ
CN217582901U (zh) 轴承、泵装置和车辆
JPH1113642A (ja) 歯車ポンプ
CN213981172U (zh) 一种泵油装置
WO2004061309A1 (ja) 電動内接ギヤポンプ
JP2005163607A (ja) ベーン式バキュームポンプとバキュームポンプにおけるロータ及びカップリングの製造方法
JP2002213582A (ja) 動力伝達装置のケーシング構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070522