JP2002201928A - 多孔羽根スクリューガス洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】自動車有害排気ガス及び工場排出ガス等の、ガ
ス洗浄を多孔羽根スクリュウ減速回転独特の気液接触攪
拌効果を、応用利用して湿式ガス洗浄を行う新規開発さ
れたガス洗浄機である、機械構造が円筒状でシンプルな
ことと、水道水又は中和液等をボールタップ自動補給す
るだけで、安定したガス浄化が得られると同時に、スク
リュウ回転効果が、ガス注入圧力損失を防止するという
優れた特徴を有するガス洗浄式浄化機の提供。 【解決手段】多孔羽根４スクリュウシヤフトを減速モー
ター７回転させる機械装置において、多孔羽根４面に連
続液体表面張力膜を全面形成させ、更に大量形成された
液体膜と、注入ガス体とをスクリュウ回転攪拌接触させ
る，機械構成になつている、ガス洗浄浄化機である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は自動車排気ガス規制法及
び大気汚染防止法等に関係して、主にデイゼル車排気ガ
ス、工場排気ガス、その他有害ガス等の浄化にシンプル
な構造で、狭い場所にも容易に設置することができる、
カス洗浄機を新たに提供行うものである。

【０００２】

【従来の技術】平成１３年度より自動車排気ガス規制法
案が東京都条例によつて本格的に実施されるものであ
る、これまで各自動車メーカにおいても、自動車排ガス
浄化装置の研究開発は行われてきたわけであるが、現在
に至っても完全な自動車排ガス浄化機器の開発は、行わ
れていないのが各業界の実態である。その他一般工場，
焼却場等から大量排気される，有害ガス等の浄化装置に
ついてわ、すでに各それなりの排ガス浄化装置が開発さ
れているが，主に電気集塵機、サイクロン集塵機、バッ
クフイルター等において，機器単独で浄化処理できる機
種はないものである。実に複数の機種を集合したシステ
ムで，排気ガス浄化処理行われているのが，現工場，、
焼却場等の実態となつている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】現在開発された排気ガ
ス浄化機において，、特に走行する自動車の排気ガス浄
化についてわコンパクトで，満足に作動する浄化機の開
発は行われていない、又一般工場、焼却場等で設置され
ている，排ガス浄化機についても、機器単体で、独自ガ
ス浄化ができるコンパクトな機器も開発されていないの
が、実態となつている、本発明においては新しく機器単
体で独自高性能が得られる、コンパクトでシンプルなガ
ス浄化機を、新規開発行うことが問題を解決する課題で
あると考えたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】横型円筒状ケーシング内
に多孔羽根スクリュウシヤフトを貫通させ、両端に軸受
メタルを介して減速回転させる、多孔羽根下半面に常時
洗浄液等が貯液された構造のガス洗浄機内へ、自動車排
気ガス、内燃機排ガス及び工場排ガス、その他有害ガス
等を注入してガス体と、多孔羽根面に連続形成される液
体表面張力膜とを，、攪拌接触行う方法において、ガス
含有固形物および有害ガス等，を吸着中和溶解行い、，
更に溶解した汚液を、連続的又は定期的に廃棄除去行う
方法の、全く新しい手段を用いることによつて，課題を
解決する新規技術開発をおこなつたものである。

【０００５】横型円筒ケーシング自体がガス浄化機本体
となつているため、機械装置全体が細長くコンパクトで
あることから、特にデイゼル、トラック車体の場合狭い
スペースにも、ガス浄化機の設置が，容易にできるわけ
である。又多孔羽根スクリュウガス洗浄機は湿式浄化法
となつているため、耐熱性有害ガス浄化に対しても、単
体装置で全て問題を解決することができる他に、エンジ
ンから排出されるガスを浄化機内に注入する場合。スク
リュウ効果によつて注入圧力損失が大きく防止できると
いう、独特の効果が発揮できるものである。

【０００６】有害ガス成分吸着剤が、主に水道水又は中
和剤溶解液等となつているため、従来の活性炭吸着剤の
ように定期的交換作業を必要としないことから、，実に
メンテナンスが容易なガス浄化機であるといえる。しか
も多孔羽根スクリュウは，減速回転しているため、当
然，機械騒音，又高圧電源使用も，必要なく、更にイニ
シヤルコスト及びランニングコスト等も、他のガス浄化
機に比較して大変安価に製作できることが特徴となつて
いるものである。

【０００７】走行するデイゼル車両の排気ガス洗浄法に
は、水道水が使用されるため，水を補給する場合はガソ
リンスタンド，その他、水道設備のあるところであれ
ば、世界中，どこでも補給ができるものである，、又洗
浄汚水廃棄行う場合についても下水道が完備されている
ところであれば、問題なく廃水が行えるものである、特
に自動車バッテリー電源を長時間使用するとゆう、自動
車電源問題以外は、安全に使用することができるガス浄
化機である。

【０００８】

【作用】多孔羽根スクリュウの半面を常時洗浄液に浸し
て，多孔羽根を減速回転させた場合、多数の穴に液体表
面張力作用が働いて、大量の液膜が連続して形成される
現象が起きる、その大量液膜に流動ガス体が接触攪拌す
ると、当然形成膜は破壊されてそこに高度な気液接触作
用が発性するわけである、同時に高温ガスの場合はガス
冷却作用も働くことで、耐熱ガス浄化機として独特の作
用が応用された機械装置となつているものである。

【０００９】

【実施例】多孔羽根スクリュウガス洗浄機単体を使用し
て長時間、重油バーナ燃焼排ガス浄化運転を行った結
果、耐熱及びガス浄化能力については問題なく使用でき
ることが確認されたものである。しかしデイゼル自動車
の排気ガス浄化運転については、走行する自動車から十
分な使用電源が採取できなかつたことから実施すること
はできなかつた。しかし停車運転中のトラック排気ガス
をホース導入して家庭用電源を使用する方法で実施運転
行つた結果、問題なく長時間排気ガス浄化運転のできる
ことが確認されたものである。

【００１０】

【発明の効果】走行する自動車の排気ガスを浄化する機
械装置の開発は、技術的に大変困難であることは事実で
ある。現在各自動車メーカで、すでに開発が行われてい
る排ガス浄化装置のカタログ等を見るかぎりにおいて
は、，製品が高価であるため一般普及までには、かなり
の時間を要するものとおもわれる。多孔羽根スクリュウ
ガス洗浄機の場合は，単に水道水を使用する湿式浄化機
となつているため、構造全体がコンパクトであり、狭い
自動車の車体にも容易に設置することができるものであ
る。しかも水道水の洗浄法だけで自動車排ガス規制法を
クリァーして、車両運行ができるという，技術開発の効
果は、経済的にもまことに大きい成果であることが考え
られる。同時に浄化機単体で耐熱ガス、その他有害ガス
等の浄化ができる技術は、一般工場用排ガス浄化機とし
てもその効果は高く評価されるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 自動車用多孔羽根スクリュウガス洗浄機
側面図。

【図２】 自動車用多孔羽根スクリュウガス洗浄機
正面図、

【図３】 工場用多孔羽根スクリュウガス洗浄機
側面図。

【図４】 工場用多孔羽根スクリュウガス洗浄機
正面図。

【符号の説明】

（１）排気ガス注入口 （２）浄化ガス排気口 （３）取り付け金具 （４）多孔羽根。 （５）注水口。 （６）ボールタップ （７）減速モーター （８）接続ホース （９）ドレン抜きコック （１０）洗浄液貯水層 （１１）ガス送風ブロアー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】横型円筒ケーシング内に多孔羽根スクリュ
   ーシャフトを貫通させ両端に軸受メタルを介して減速回
   転させる多孔羽根下半面に常時、水道水が貯水された構
   造のガス洗浄機内へ走行する自動車、その他内燃機等の
   排気ガスを注入して、排気ガスと多孔羽根面に連続形成
   される水の表面張力膜とを攪拌接触させる方法におい
   て、排ガス含有の有害ガス有害物質等を液体吸着溶解し
   て、更に溶解した汚水を連続的又は定期的に廃水除去行
   い、主にデイゼル自動車排ガス、その他内燃機等の排気
   ガス浄化を、比較的圧力損失が少ないスクリュウ回転法
   によつて行うことを特徴としたスクリュウガス洗浄機で
   ある。
2. 【請求項２】大型円筒状ケーシング内に、多孔羽根スク
   リュウシヤフトを貫通させ両端に軸受メタルを介して減
   速回転させる多孔羽根下半面に、常時ガス中和液が貯液
   された構造のガス洗浄機内へ、主に工場内、その他大気
   等に飛散する有害ガス及び有害粉塵等を、ブロアー注入
   して汚染物質と多孔羽根面に連続形成される中和液の表
   面張力膜とを、攪拌接触させる方法において、有害ガス
   を中和除去し、更に中和溶解した汚液を連続的又は定期
   的に排出行つて、主に大気汚染公害防止、及び脱臭目的
   等に比較的注入ガス圧力損失の少ないスクリュウ回転方
   法によつて、浄化行うことを特徴とした多孔羽根スクリ
   ュウガス洗浄機である。