JP2002201632A - 地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁とその地下水流保全方法 - Google Patents

地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁とその地下水流保全方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁を
提供する。 【解決手段】 地下開削構造物の造築のために施工され
る遮水性山留め壁であって、地下水流に対応した部分に
任意の時期に地下水流を通過させるゲート付鋼管矢板で
構成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木または建築構
造物の地下部分を施工するための遮水性山留め壁に関
し、詳しくは鋼管矢板の遮水性山留め壁によって遮断さ
れる地下水流の通水保全技術に関する。
【0002】
【従来の技術】地下鉄や地下道路など線状の地下構築物
を造築する場合、大深度の遮水性山留め壁を連続して施
工した場合、地域の自由な地下水流を遮断することがあ
る。図6は、遮水性山留め壁100a、100bにより
地下水流が遮断される状態を示す模式図である。ここで
遮水性山留め壁100a、100bは掘削底面地盤を安
定させるため床付け107よりも深く、透水層105
a,105bを貫通して不透水層106bまでの長い根
入れ108とされている。このため地下水流160a,
160bは上流側の遮水性山留め壁100bに遮られ
る。
【0003】遮水性山留め壁100a、bによって地下
水流160a、bが遮られることにより、下流側の地表
150aは地下水位の低下に伴う地盤沈下をおこす。ま
た地下水位の低下により立木130aの立枯れ、井戸1
20の井戸枯れが発生する。さらに、建物などの構造物
110aの沈下などの影響がでる。
【0004】遮水性山留め壁100bの上流側では、地
下水流が堰き止められることにより、水位の上昇をきた
し、上流側地表150bの地盤湿潤化により立木130
bに根腐れの障害を起こしたり、構造物110bの地下
部分の漏水などが発生することがある。また、地下水流
の循環がなくなるため地下水そのものの水質が低下する
こともある。このような周辺環境への影響が施工中から
現れる。
【0005】また、遮水性山留め壁100a、bは、床
付け107がその下部の地下水の影響で地下構造物が浮
き上がる浮上現象が起きないよう、床付け107より深
い部分の透水層105bを貫通して不透水層106bま
で根入されている。このため、構造物の造築のため開削
される床付け107より深い地下水流160bも遮断さ
れる。
【0006】前述の問題を解決するため、地下構築物の
完成後に構築物の上部の遮水性山留め壁を撤去する方法
で構築物の上部の地下水流を復旧する方法。遮水性山留
め壁の開削部の壁面を削孔し上流側の透水層地盤に集水
パイプを挿入し下流側の透水層地盤に挿入した排水パイ
プと連結して地下水流を復旧させる方法。遮水性山留め
壁の開削部の両側に集排水井戸を掘り上流側の井戸と下
流側の井戸を地中で連結して地下水流を復旧させる方法
が知られている。しかし、これらの地下水流動保全工法
では、開削された床付け107の上部の地下水流160
aを復旧させることはできるが床付け107より深い部
分の地下水流160bの復旧はできない問題があった。
また、施工後の井戸の目詰まりなどのメンテナンスに費
用がかかる問題があった。
【0007】これらを解決するため、本発明人は、特願
2000−205456に記載の通水部を備えた遮水性
山留め壁を提案したが、通水部の開放に時間を要する欠
点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
に鑑みてなされたものであり、地下構築物の造築後に、
透水層に設けられた遮水性山留め壁の通水を復旧させる
ことのできる地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁
を提供することを目的とする。
【0009】特に、床付け部以深の大深度の地下水流の
復旧を、容易に、経済的に行える遮水性山留め壁の提供
を目的とする。
【0010】また、地上の復旧が急がれる施工立地にお
いて、埋め戻し後に地下水流を復旧させることを目的と
する。
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、地下開削構造物の造築のために施工される鋼管矢板
が連結された遮水性山留め壁であって、水流を保全すべ
き地下水流に対応した部分の鋼管矢板が開閉自在なスラ
イドゲートを備えたゲート付鋼管矢板で構成し、前記ゲ
ート付鋼管矢板は、山留め壁の前後の対応する鋼管両側
面に管内に貫通する1つまたは複数のストレーナ孔を設
けたフィルター部と、該フィルター部を塞ぐように鋼管
管内に設けられたゲート板と、該ゲート板を上下にスラ
イド可能に保持するガイドと、ゲート板の上端に連結さ
れた吊上ワイヤーとを備え、任意の時期にゲート板を引
き上げて地下水流を通過させることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
であって、前記フィルター部は、地下水流を遮断する一
つまたは複数の任意の深度部分に設けられ、保全する地
下水流に対応した面積に、地下水流量に応じた複数個の
ストレーナ孔が貫通されていることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、地下水流保全方法であ
って、地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁により
地下開削構造物のために地盤を遮断するように施工し、
地下開削構造物の造築を行ない、その後地上から前記ゲ
ート付鋼管矢板の吊上ワイヤーを用いてゲート板を引き
上げ塞がれていたフィルター部を開放し地下水流を通過
させることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項3に記載の発明
であって、前記フィルター部は、開削された地下開削構
造物の床付けよりさらに深い位置の遮水性山留め壁部分
であって、地下開削構造物の施工後の任意の時期に地上
から吊上ワイヤーを用いて前記ゲート板を引き上げ塞が
れていたフィルター部を開放し、遮水性山留め壁で遮断
されていた地下水流の通水を保全することを特徴とす
る。
【0014】請求項5の発明は、請求項3に記載の発明
であって、前記フィルター部は、地下開削構造物の側面
または上部の遮水性山留め壁部分であって、施工途中の
任意の時期に地上から吊上ワイヤーを用いて前記ゲート
板を引き上げ塞がれていたフィルター部を開放し、地下
水流の上流部と下流部の通水部を連結管で連結すること
により遮水性山留め壁で遮断されていた地下水流の通水
を保全することを特徴とする。
【0015】また、請求項6記載の発明は、請求項3に
記載の発明であって、前フィルター部は、地下開削構造
物の側面または上部の遮水性山留め壁部分であって、地
下開削構造物の施工と埋め戻し地上復旧後の任意の時期
に、地上から吊上ワイヤーを用いて前記ゲート板を引き
上げ塞がれていたフィルター部を開放し、遮水性山留め
壁で遮断されていた地下水流を保全をすることを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。まず、本発明の遮水性山留め
壁を構成するゲート付鋼管矢板の構造から詳細に説明す
る。図1は本発明のゲート付鋼管矢板の横断面図であ
る。
【0017】図1において、1はゲート付鋼管矢板、2
は鋼管矢板の両側面に設けられた連結部(セクション)
2である。両端の連結部2を結ぶ中心線に対して左右の
管側面に鋼管を貫通するストレーナ孔4,4…からなる
フィルター部3,3を設け、一方のフィルター部3の鋼
管管内にフィルター部3を塞ぐようにゲート板6を備え
ている。
【0018】該ゲート板6はガイド5により上下にスラ
イド可能に保持されている。ガイド5は、ゲート板6の
両側面をスライド自在に保持するガイド5a,5aと、
ゲート板6の下端を保持するガイド5bとを備える。ゲ
ート板6の上端にはワイヤー連結部6aを設け吊上ワイ
ヤー7と連結する。
【0019】図2(a)は図1のB−B縦断面を示す。
ゲート付鋼管矢板1の長手方向の任意の部分に設けられ
たフィルター部3,3の一側にゲート板6を設け地下水
を遮水している状態を示す。ゲート板6は、ガイド5b
で下端を保持され、上端はガイド5cでスライド可能に
保持されている。ゲート板6の上端中央のワイヤー連結
部6aにより吊り上げワイヤー7が連結され地上部の吊
り上げジャッキ8によりゲート板6を上方にスライドさ
せて塞がれたフィルター部3を開放できる構成としてい
る。
【0020】図2(b)は、図1のA−A縦断面を示
す。この図ではゲート板6の両端をスライド可能に保持
しているガイド5aの形状を示している。
【0021】図2(c)は、図1のCからのフィルター
部3の矢視状態を示す。図に示すようにフィルター部3
は、地下水流を遮断する一つまたは複数の任意の深度部
分に設けられ、保全する地下水流に対応した面積に、地
下水流量に応じた複数個のストレーナ孔4が貫通されて
いる。この実施の形態では横に5、縦に9個、合計45
個のストレーナ孔4を貫通させたフィルター部を示した
が、地下水流量に応じてストレーナ孔4を設ける面積、
孔の個数、孔の径を算定して設ける。
【0022】図3に隣り合う鋼管矢板の連結部2を結合
させて遮水性山留め壁とした連結状態を示す。この実施
の形態では遮水性山留め壁100の開削部側のフィルタ
ー部3にスライド可能なゲート板6を設けた図とした
が、地山部側にゲート板6を設けても良い。
【0023】次に本発明の地下水流の保全方法について
詳細に説明する。図4は本発明の遮水性山留め壁を用い
た地下構築物の施工中を示す模式図である。
【0024】まず、地下水流保全機能を有する遮水性山
留め壁100により地下開削構造物のために地盤150
を遮断するように鋼管矢板を連設施工する。本発明のゲ
ート付鋼管矢板1は鋼管内に掘削軸等を挿通させること
ができるので鋼管矢板の打設に当たり、中堀り圧入工
法、打撃工法、プレボーリング工法の何れでも行なうこ
とができる。
【0025】次に、土留め支保工10を設けながら床付
け107まで開削し、地下開削構造物110cの造築を
行なう。その後地上から前記ゲート付鋼管矢板1の吊上
ワイヤー7を用いてゲート板6を引き上げ塞がれていた
フィルター部3を開放し地下水流160を通過させる。
【0026】また、請求項4記載の地下水流の保全方法
では、フィルター部3を、開削された地下開削構造物1
10cの床付け107よりさらに深い位置の遮水性山留
め壁100部分に配設し、地下開削構造物110cの施
工後の任意の時期に地上から吊上ワイヤー7を用いて前
記ゲート板6を引き上げ塞がれていたフィルター部3を
開放し、遮水性山留め壁100で遮断されていた地下水
流160の通水を保全する。この方法によれば、従来不
可能であった開削部より深い位置の地下水流を復旧させ
ることができる。
【0027】請求項5の山留め壁の施工方法は、フィル
ター部3を、地下開削構造物110cの側面または上部
の遮水性山留め壁100部分に配設し、施工途中の任意
の時期に地上から吊上ワイヤー7を用いて前記ゲート板
6を引き上げ塞がれていたフィルター部3を開放し、地
下水流の上流部と下流部のフィルター部を通水パイプ3
0で連結することにより遮水性山留め壁100で遮断さ
れていた地下水流160の通水を保全する。この工法に
よれば、地下構築物の造築中から通水を復旧することが
できる。このため、地下水流の遮断による影響、被害を
最小にすることができる。
【0028】請求項6の山留め壁の施工方法は、水通過
孔1を、地下開削構造物110cの側面または上部の遮
水性山留め壁100部分のフィルター部3であって、地
下開削構造物の施工と埋め戻し地上復旧後の任意の時期
に、地上から吊上ワイヤー7を用いて前記ゲート板6を
引き上げ塞がれていたフィルター部3を開放し、遮水性
山留め壁100で遮断されていた地下水流を保全をす
る。この工法によれば、交通遮断など地上部の復旧が急
がれている現場においても、地上部の復旧後に地中の地
下水流を復活させることができる。
【0029】図5は、本発明の地下水流保全機能を有す
る遮水性山留め壁100の施工後の地下水流の復旧状況
を示す模式図である。
【0030】施工中は遮水性山留め壁100により遮水
した状態で地下構築物110cを造築し、開削した構築
物の上部を埋め戻した状態を示す。図に示すように、透
水層105aに接するゲート付鋼管矢板1のフィルター
部3、3の部分には砂利や砂などの通水性のある埋め戻
し材を配置して埋め戻すことにより地下水流106aを
復旧させている。
【0031】さらに、本発明によれば床付け107より
深い透水層105bに接するフィルター部3のゲート板
6を吊り上げることにより地下水流106bを復旧させ
ることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明の地下水流保全機能を有する遮水
性山留め壁によれば、地下構築物の造築後に、透水層に
設けられた遮水性山留め壁の通水を埋め戻し工程と共に
容易に復旧させることができる。特に、床付け部以深の
大深度の地下水流の復旧を、容易に、経済的に行うこと
ができる。
【0033】請求項4の山留め壁の施工方法によれば、
従来不可能であった開削部より深い位置の地下水流を復
旧させることができる。
【0034】請求項5の山留め壁の施工方法によれば、
地下構築物の造築中から通水を復旧することができる。
このため、地下水流の遮断による影響、被害を最小にす
ることができる。
【0035】請求項6の山留め壁の施工方法によれば、
交通遮断など地上部の復旧が急がれている現場において
も、地上部の復旧後に地中の地下水流を復活させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲート付鋼管矢板の横断面図である。
【図2】(a)は図1のB−B断面を示す縦断面図、
(b)は図1のA−A断面を示す縦断面図、(c)は図
1のC面の矢視図である。
【図3】本発明のゲート付鋼管矢板の連設状態を示す地
中断面図である。
【図4】本発明の遮水性山留め壁を用いた地下構築物の
施工中を示す模式図である。
【図5】本発明の遮水性山留め壁を用いた地下構築物の
施行終了後を示す模式図である。
【図6】遮水性山留め壁により地下水流が遮断される状
態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ゲート付鋼管矢板 2 連結部(セクション) 3 フィルター部 4 ストレーナ孔 5 ガイド 5a 両端ガイド 5b 下端ガイド 5c 上端ガイド 6 ゲート板 6a ワイヤー連結部 7 吊上げワイヤー 8 吊上げジャッキ 10 土留め支保工 100,100a、100b 遮水性土留め壁 105a、b 透水層 106a,b 不透水層 107 床付け 110a,b 構築物 110c 地下構築物 120 井戸 130a,b 立木 150a,b 地表 160a、b 地下水流
フロントページの続き (72)発明者 中 根 茂 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 (72)発明者 小 楠 健 一 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 Fターム(参考) 2D049 EA01 EA02 EA15 FB03 FB14 FC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下開削構造物の造築のために施工され
    る鋼管矢板が連結された遮水性山留め壁であって、水流
    を保全すべき地下水流に対応した部分の鋼管矢板が開閉
    自在なスライドゲートを備えたゲート付鋼管矢板で構成
    し、 前記ゲート付鋼管矢板は、山留め壁の前後の対応する鋼
    管両側面に管内に貫通する1つまたは複数のストレーナ
    孔を設けたフィルター部と、該フィルター部を塞ぐよう
    に鋼管管内に設けられたゲート板と、該ゲート板を上下
    にスライド可能に保持するガイドと、ゲート板の上端に
    連結された吊上ワイヤーとを備え、任意の時期にゲート
    板を引き上げて地下水流を通過させることを特徴とする
    地下水流保全機能を有する遮水性山留め壁。
  2. 【請求項2】 前記フィルター部は、地下水流を遮断す
    る一つまたは複数の任意の深度部分に設けられ、保全す
    る地下水流に対応した面積に、地下水流量に応じた複数
    個のストレーナ孔が貫通されていることを特徴とする請
    求項1記載の地下水流保全機能を有する遮水性山留め
    壁。
  3. 【請求項3】 地下水流保全機能を有する遮水性山留め
    壁により地下開削構造物のために地盤を遮断するように
    施工し、地下開削構造物の造築を行ない、その後地上か
    ら前記ゲート付鋼管矢板の吊上ワイヤーを用いてゲート
    板を引き上げ塞がれていたフィルター部を開放し地下水
    流を通過させることを特徴とする地下水流保全方法。
  4. 【請求項4】 前記フィルター部は、開削された地下開
    削構造物の床付けよりさらに深い位置の遮水性山留め壁
    部分であって、地下開削構造物の施工後の任意の時期に
    地上から吊上ワイヤーを用いて前記ゲート板を引き上げ
    塞がれていたフィルター部を開放し、遮水性山留め壁で
    遮断されていた地下水流の通水を保全することを特徴と
    する請求項3記載の地下水流保全方法。
  5. 【請求項5】 前記フィルター部は、地下開削構造物の
    側面または上部の遮水性山留め壁部分であって、施工途
    中の任意の時期に地上から吊上ワイヤーを用いて前記ゲ
    ート板を引き上げ塞がれていたフィルター部を開放し、
    地下水流の上流部と下流部の通水部を連結管で連結する
    ことにより遮水性山留め壁で遮断されていた地下水流の
    通水を保全することを特徴とする請求項3記載の地下水
    流保全方法。
  6. 【請求項6】 前フィルター部は、地下開削構造物の側
    面または上部の遮水性山留め壁部分であって、地下開削
    構造物の施工と埋め戻し地上復旧後の任意の時期に、地
    上から吊上ワイヤーを用いて前記ゲート板を引き上げ塞
    がれていたフィルター部を開放し、遮水性山留め壁で遮
    断されていた地下水流を保全をすることを特徴とする請
    求項3記載の地下水流保全方法。
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