JP2002201591A - 情報記録用紙 - Google Patents
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Abstract
生する、塩素や、塩素を一要因として発生するダイオキ
シン類の大気中への放出を抑制することのできる情報記
録用紙とする。 【解決手段】パルプ原料に水酸化アルミニウムを3〜2
0質量%内添して抄紙した情報記録用紙とする。
Description
型の情報記録用紙に関する。
と、廃棄物中の塩素等が要因となり、ダイオキシン類を
発生する虞がある。
焼却により発生しやすいことが判っており、近年、ゴミ
焼却場では800〜1000℃の高温で完全燃焼させる
ようにし、ダイオキシン類発生の防止を図っている。
焼によって発生した燃焼排ガスが、その後、冷えて30
0℃前後になると、ダイオキシン類を合成してしまう。
特に、排ガスを電気集塵機で徐塵する場合、最も効率よ
く機能する処理温度が300℃前後であるため、大きな
問題として残る。
う観点から、様々な製品について、その再利用が進んで
いる。例えば、紙などは、これを回収した後、古紙パル
プとし、この古紙パルプを利用して再生紙としている。
このことは、廃棄物の減量化につながり、しいては、ダ
イオキシン類の発生を抑制することにつながるので望ま
しいものといえる。
密や個人情報等が記録(記載)された情報記録古紙は、
記録内容が第三者に漏れるのを防止するため、いまだそ
の大部分が焼却処分されている。そして、特に、情報記
録古紙が(情報記録用)再生紙に情報を記録したもので
ある場合、原料となる古紙パルプとして塩素漂白古紙パ
ルプを用いていることが多いため、焼却処分による塩
素、ダイオキシン類の発生量が増加する。これらの問題
は、近年の情報記録の高速化に伴い、情報記録古紙が増
加する傾向にあるため、より大きな問題となる。
再利用に適さず、通常焼却処分するという現状を利用し
て、ゴミ処分場等において廃棄物を焼却した際に発生す
る、塩素や、塩素を一要因として発生するダイオキシン
類の大気中への放出を抑制すること、つまり、塩素や、
ダイオキシン類の大気中への放出を抑制することのでき
る情報記録用紙を提供することにある。
明は、次記のとおりである。 <請求項1記載の発明>パルプ原料に水酸化アルミニウ
ムを3〜20質量%内添して抄紙したことを特徴とする
情報記録用紙。
量%以上含有するパルプ原料に、水酸化アルミニウムを
3〜20質量%内添して抄紙したことを特徴とする情報
記録用紙。
面に塗工層を有する情報記録用紙であって、前記塗工層
が水酸化アルミニウムを3〜20質量%含有することを
特徴とする情報記録用紙。
ムのレーザー回析法による中心粒径が0.5〜30μm
である請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報記録用
紙。
ムとして、600〜1000℃の温度で焼却すると活性
アルミナに変化するものを使用した請求項1〜4のいず
れか1項に記載の情報記録用紙。
ノンインパクト式、静電記録式、インパクト式、サーマ
ルヘッド式、インクジェット式等、いずれの方式による
情報記録にも適用可能なものであり、主に塗工型又は
非塗工型の情報記録用紙において、基材が水酸アルミニ
ウムを含有するものと、塗工型の情報記録用紙におい
て、塗工層が水酸化アルミニウムを含有するものと、が
ある。そこで、以下では、基材が水酸化アルミニウムを
含有する場合の非塗工型情報記録用紙の実施の形態と、
塗工層が水酸化アルミニウムを含有する場合の塗工型情
報記録用紙の実施の形態とを詳説する。なお、基材及び
塗工層のいずれもが水酸化アルミニウムを含有する形態
等も考えられるが、本実施の形態では説明を省略する。
合)この場合の情報記録用紙は、パルプ原料に水酸化ア
ルミニウムを3〜20質量%内添して、あるいは、古紙
パルプを5質量%以上含有するパルプ原料に、水酸化ア
ルミニウムを3〜20質量%内添して抄紙したものであ
る。
は、その種類を何ら限定するものでなく、通常の情報記
録用紙の場合と同様のパルプを使用することができる。
例えば、ダグラスファー、ラジアータパイン、杉材等の
針葉樹天然パルプ、ユーカリ、オーク等の広葉樹を主原
料としたクラフトパルプ(KP)、セミケミカルパルプ
(SCP)、砕木パルプ(GP)、セミグランドパルプ
(SGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)等
から一種あるいは数種を適宜選択して使用することがで
きる。また、古紙パルプとしては、ダインキングパルプ
(DIP)、ウェイストパルプ(WP)の何れをも使用
することができる。
性・不透明度・平滑性等、使用用途にあわせた機能を付
加するため、通常の情報記録用紙の場合と同様、無機顔
料を添加することができる。無機顔料としては、例え
ば、クレー、タルク、カオリン・ケイ酸カルシウム、酸
化亜鉛、酸化マグネシウム、重質炭酸カルシウム、軽質
炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化アルミニウム等か
ら一種あるいは数種を適宜選択して使用することができ
る。
増強剤、歩留向上剤、染料、導電剤(食塩)等も使用す
ることができる。サイズ剤としては、ロジン系の各種サ
イズ剤を使用することができる。紙力増強剤としては、
外添、内添を問わず澱粉、変成澱粉、カチオン澱粉、ポ
リアクリルアミドメラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹
脂、PVA等から一種あるいは数種を適宜選択して使用
することができる。歩留向上剤としては、ポリアクリル
アミド、ポリエチレンイミン、アクリル酸ナトリウム、
カチオン澱粉等から一種あるいは数種を適宜選択して使
用することができる。染料としては、例えば、直接染
料、カチオン性染料、塩基性染料等、市販している染料
から一種あるいは数種を適宜選択して使用することがで
きる。
述したとおり、水酸化アルミニウムを含有するものであ
るが、この水酸化アルミニウムとしては、例えば、ボー
キサイト、バイヤライト、ノルドストランダイト、ベー
マイト、ダイアスポア等の普通粒・粗粒・細粒微細の白
色粉末結晶で結晶水を含み、200℃を超えると急激に
脱水分解を起こし600〜1000℃になると多孔質で
高比表面積を有する活性アルミナに変化するものを使用
できる。活性アルミナは多孔質であるため、孔の中に微
細気体成分を吸着する性質を有する。したがって、本発
明に係る情報記録用紙を焼却すると、基材が含有する水
酸化アルミニウムが活性アルミナに変質して、焼却によ
り発生した塩素、ダイオキシン類や、人体に害を及ぼす
重金属類等を吸着し、結果、これらの物質が燃焼ガスと
ともに大気中に飛散するのを防ぐことができる。
ムは、パルプ原料に、3〜20質量%、より好ましくは
5〜10質量%内添して、抄紙する。水酸化アルミニウ
ムの内添割合が少ないと、塩素やダイオキシン類等の吸
着効果に劣る。水酸化アルミニウムの内添割合が多い
と、吸着効果は向上するものの、抄紙が困難になるとと
もに、シングルワイヤーもしくはツインワイヤー長網抄
紙機においてワイヤーの損耗が大きくなる、印字・印刷
時にヘッドや版、搬送装置の磨耗が生じる、印字・印刷
面のこすれ、色落ち、剥がれ落ちが生じる等の問題が発
生する。長網抄紙機による紙の裏面(ワイヤー面)は、
脱水、サクションにより、表面に比べて水酸化アルミニ
ウムの露出が少なくなるので、印字のこすれ防止という
観点からは、印字を裏面に行う方が好ましい。また、抄
紙機としてツインワイヤーフォーマーを使用すれば、水
酸化アルミニウムが紙に対しあんこ状に存在することと
なり、その露出が少なくなるので、印字のこすれによる
汚れを防止することができる。
径は、レーザー回析法による中心粒径が0.5〜30μ
m、特に1.0〜5μmであるとよい。
以下にすると、水酸化アルミニウムは抄紙に際して紙層
の繊維間に入り込むので、水分の吸収、放出による繊維
の伸縮作用に干渉する働きを示すようになり、用紙搬送
性、寸法安定性、カール防止効果が向上する。また、水
酸化アルミニウムの中心粒径を5μm以下にすると、紙
層の繊維間に留まる水酸化アルミニウムの粒子数が多く
なるので、ヒートロール・フラッシュ部等の加熱部で熱
を受けた瞬間に吸着水を放出する吸熱反応を起こし易く
なり、しかも紙表面が平坦になることから、用紙表面の
放熱作用が強くなり、情報記録時(印字時)の蓄熱量が
軽減され、トナーの定着性が向上する。
径を0.5μm未満にすると、焼却時に活性アルミナが
排ガスとともに大気に飛散することがある、活性アルミ
ナの比表面積自体は広くなるが吸着可能量が少なくなる
ことから塩素・ダイオキシン類・重金属類、等の吸着量
が少なくなる、たとえ歩留まり向上剤を使用するとして
も抄紙機ワイヤー部・プレス部での脱水に際して、ワイ
ヤーを通過する水酸化アルミニウムが多くなり抄紙機の
ワイヤー摩耗を早める、等の問題が生じる。また、水酸
化アルミニウムの中心粒径を30μm超にすると、活性
アルミナの吸着可能量は多くなるが比表面積が狭くなる
ことから塩素・ダイオキシン類・重金属類、等の吸着量
が少なくなる、抄紙機ワイヤー部・プレス部での脱水に
よりワイヤー詰まりが生じ抄紙機のワイヤー摩耗を早め
る、白水中に含まれた水酸化アルミニウムが配管、ポン
プ内に堆積し操業性を悪化させる、情報記録用紙の表面
性が悪くなる、印字・印刷時にヘッドや版、搬送装置の
磨耗が生じる、用紙自身の摩擦係数が著しく高くなる、
等の問題が生じる。
場合)この場合の情報記録用紙は、少なくとも基材片面
に塗工層を有するもので、この塗工層が水酸化アルミニ
ウムを3〜20質量%、より好ましくは5〜10質量%
含有することを特徴とするものである。水酸化アルミニ
ウムの内添割合が少ないと、塩素やダイオキシン類等の
吸着効果に劣る。水酸化アルミニウムの内添割合が多い
と、吸着効果は向上するものの、印字・印刷時にヘッド
や版、搬送装置の磨耗が生じる、印字・印刷面のこす
れ、色落ち、剥がれ落ちが生じる等の問題が発生する。
径は、レーザー回析法による中心粒径が0.5〜30μ
mであるとよい。
以下にすると、塗工層表面が平坦になることから、用紙
搬送性が向上する。これに対し、水酸化アルミニウムの
中心粒径を30μm超にすると、活性アルミナの吸着可
能量は多くなるが比表面積が狭くなることから塩素・ダ
イオキシン類・重金属類、等の吸着量が少なくなる、情
報記録用紙の表面性が悪くなる、印字・印刷時にヘッド
や版、搬送装置の磨耗が生じる、用紙自身の摩擦係数が
著しく高くなる、等の問題が生じる。また、水酸化アル
ミニウムの中心粒径を0.5μm未満にすると、焼却時
に活性アルミナが排ガスとともに大気に飛散することが
ある、活性アルミナの比表面積自体は広くなるが吸着可
能量が少なくなることから塩素・ダイオキシン類・重金
属類、等の吸着量が少なくなる、等の問題が生じる。
ついては、その種類を何ら限定するものではなく、例え
ば「基材が水酸化アルミニウムを含有する場合」で示し
たパルプ原料を用いたものを使用することができる。
ついても、その種類を何ら限定するものでなく、通常の
塗工型情報記録用紙と同様のものを使用することがで
き、例えば、バインダー成分としてスチレン−ブタジエ
ン系、アクリロニトリル−ブタジエン系、メチルメタク
リレ−ト−ブタジエン系、アクリロニトリル−スチレン
系、アクリル系、PVA系、ピグメントとしてクレー、
タルク、カオリン・ケイ酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化
マグネシウム、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウ
ム、二酸化チタン、酸化アルミニウム等を使用すること
ができる。
いても、通常の塗工型情報記録用紙の場合と同様に行う
ことができる。
りのない限り部及び%は固形分質量基準でいう。 <非塗工型情報記録用紙> (実施例1)LBKP(フリーネス470cc)25
部、NBKP(フリーネス550cc)5部、古紙パル
プ(漂白の際に塩素を使用したため、塩素を含有す
る。)70部からなるパルプスラリー(パルプ原料)
に、レーザー回析法による中心粒子径が1.0μmの水
酸化アルミニウム(日本軽金属社製)を3部、PAM
(日本PMC:DS−414)を0.05部、ロジンサ
イズ剤(日本PMC:AL−104)を0.15部、歩
留向上剤(ハイモ社製:DR−5500)、食塩を0.
01部加え、ツインワイヤー抄紙機により800m/分
で抄造した。
水酸化アルミニウムの配合量を変化させて、実施例2〜
4及び比較例1とした。
4及び比較例1のパルプ原料を、LBKP(フリーネス
470cc)95部、NBKP(フリーネス550c
c)5部からなるパルプスラリーに替え、実施例5〜8
及び比較例2とした。
例2及び6の水酸化アルミニウムの中心粒子径を変化さ
せて、実施例9〜16及び比較例3〜6とした。
度、及びサンプルの熱伝導性、用紙搬送性、カール、ト
ナー定着性を調べた。また、サンプルを小型焼却炉にて
940℃〜1000℃の温度で焼却した際の、排ガス中
の塩化水素発生量(時間平均値:数値を丸めてある)も
調べた。結果を表1に示す。なお、評価基準は、次記の
とおりである。
に作成したパルプスラリーを用いて、JIS標準角形手
抄マシンを用いて連続200枚、64g/m2のシート
透きを行いワイヤー表面を電子顕微鏡で撮影した。な
お、ワイヤーはパルプスラリーのサンプル毎に新品ワイ
ヤーと交換した。
断裁し、リコー製NIPプリンター(FT−9100)
にて連続5000枚印字した。その後、30分間静置
し、印字後サンプルの2500枚目に接触型デジタル温
度計(井内製)を差し込み、紙面温度を測定した。評価
結果は、65℃以下を◎、66〜73℃を○、74〜8
5℃を△、86℃以上を×とした。なお、各サンプルへ
の印字インターバルを15分間とることにより、条件を
統一した。
裁し、リコー製NIPプリンター(FT−9100)に
て連続3000枚印字し、重送、紙詰まり枚数を確認し
た。なお、各サンプルへの印字インターバルを15分間
とることにより、条件を統一した。
1の条件で調湿した後、10cm角に断裁し、ガラス板
上に置き、JIS1級金尺にて4角の盛り上がり平均を
測定した。
111の条件で調湿した後、10cm角に断裁し、11
0℃の条件に設定したオーブンドライヤーの中に1分間
入れた。その後、オーブンドライヤーから取り出し、ガ
ラス板上に置き、JIS1級金尺にて4角の盛り上がり
平均を測定した。
ズに断裁し、リコー性NIPプリンター(FT−910
0)にて連続1000枚印字した。その後、印字サンプ
ルを取り出し、ガラス板上に置き、JIS1級金尺にて
4角の盛り上がり平均を測定した。
断裁し、リコー性NIPプリンター(FT−9100)
にて連続2500枚印字した。次いで、印字後サンプル
に50kgの加重を5分間掛け、中央部分を取り出し一
枚一枚めくり、触診・音・トナーの剥がれ状況を確認し
た。評価結果は、非常に良好を◎、良好を○、普通を
△、やや悪いを▲、悪いを×とした。
質量%以上含有すると、特に5質量%以上含有すると、
塩化水素の発生量が減ることがわかった。また、基材の
含有する水酸化アルミニウムの量が10質量%以下にな
るように抄紙すれば、ワイヤー磨耗の早まり、及びトナ
ー定着性の低下を避けられることがわかった。さらに、
水酸化アルミニウムの中心粒径を30μm以下にする
と、用紙搬送性、カール防止効果の向上することが、5
μm以下にすると、用紙の熱伝導性、トナー定着性が向
上することが分かった。これに対し、水酸化アルミニウ
ムを0.5μm未満または30μm超にすると、塩化水
素発生量が増え、しかもワイヤー磨耗の早まることがわ
かった。
材の片面に、シリカ(徳山化学 ファインシールX−6
0)65部、バインダー(住友化学 スミカフレックス
401)25部、定着剤(里田化学 ジェットフィック
ス30)10部を混合した塗料を12g/m2となるよ
うに塗工機を用いて塗工し、実施例17とした。
17の水酸化アルミニウムの配合量を変化させて、実施
例18〜20及び比較例7とした。
施例18の水酸化アルミニウムの中心粒子径を変化させ
て、実施例21〜24及び比較例8,9とした。
ェットプリンター(エプソンPM−770)で印字を行
い、用紙搬送性、カール、コックリング性を調べた。ま
た、サンプルを小型焼却炉にて940℃〜1000℃の
温度で焼却した際の、排ガス中の塩化水素発生量(時間
平均値:数値を丸めてある)も調べた。結果を表2に示
す。なお、評価基準は、次記のとおりである。
ズに断裁し、断裁したサンプルをガラス板上に置き、J
IS1級金尺にて4角の盛り上がり平均を測定した。
ズに断裁し、断裁したサンプルに対し、パーソナルコン
ピューター(シャープ製 FJ−30)と接続したカラ
ーインクジェットプリンター(エプソン製 PM−77
0)によって、ISO300の画像を印字した。そし
て、印字サンプルを、ガラス板上に置き、JIS1級金
尺にて4角の盛り上がり平均を測定した。
A4サイズに断裁し、断裁したサンプルに対し、パーソ
ナルコンピューター(シャープ製 FJ−30)と接続
したカラーインクジェットプリンター(エプソン製 P
M−770)によって、ISO300の画像を印字し
た。そして、印字面のボコツキを目視にて確認した。評
価結果は、非常に良好を◎、良好を○、普通を△、やや
悪いを▲、悪いを×とした。
サイズに断裁し、断裁したサンプルに対し、パーソナル
コンピューター(シャープ製 FJ−30)と接続した
カラーインクジェットプリンター(エプソン製 PM−
770)によって、ISO300の画像を連続3000
枚印字し、重送、紙詰まり枚数を確認した。なお、各サ
ンプルへの印字インターバルを15分間とることによ
り、条件を統一した。
3質量%以上含有すると、特に5質量%以上含有する
と、塩化水素の発生量が減ることがわかった。また、塗
工層の含有する水酸化アルミニウムの量が10質量%以
下になるようにすれば、コックリング性が良好になり、
トナー定着性の低下を避けられることがわかった。ま
た、水酸化アルミニウムの中心粒径を30μm以下にす
ると、用紙搬送性の向上することが、0.5μm未満ま
たは30μm超にすると、塩化水素発生量が増えること
がわかった。
おいて実証したカール防止効果は、基材表面に塗工層を
形成しても、低下しないことがわかった。なお、表2の
各サンプルは、全て基材として実施例2の水酸化アルミ
ニウム含有基材を使用している。
紙によれば、ゴミ処分場等において廃棄物を焼却した際
に発生する、塩素や、塩素を一要因として発生するダイ
オキシン類の大気中への放出を抑制することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】パルプ原料に水酸化アルミニウムを3〜2
0質量%内添して抄紙したことを特徴とする情報記録用
紙。 - 【請求項2】古紙パルプを5質量%以上含有するパルプ
原料に、水酸化アルミニウムを3〜20質量%内添して
抄紙したことを特徴とする情報記録用紙。 - 【請求項3】少なくとも基材片面に塗工層を有する情報
記録用紙であって、 前記塗工層が水酸化アルミニウムを3〜20質量%含有
することを特徴とする情報記録用紙。 - 【請求項4】水酸化アルミニウムのレーザー回析法によ
る中心粒径が0.5〜30μmである請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の情報記録用紙。 - 【請求項5】水酸化アルミニウムとして、600〜10
00℃の温度で焼却すると活性アルミナに変化するもの
を使用した請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報記
録用紙。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000400239A JP3611521B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 情報記録用紙 |
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JP2000400239A JP3611521B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 情報記録用紙 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002201591A true JP2002201591A (ja) | 2002-07-19 |
JP2002201591A5 JP2002201591A5 (ja) | 2004-07-22 |
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ID=18864870
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP (1) | JP3611521B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004239960A (ja) * | 2003-02-03 | 2004-08-26 | Fuji Xerox Office Supply Co Ltd | 電子写真用転写用紙および電子写真用転写用紙の製造方法 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000400239A patent/JP3611521B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004239960A (ja) * | 2003-02-03 | 2004-08-26 | Fuji Xerox Office Supply Co Ltd | 電子写真用転写用紙および電子写真用転写用紙の製造方法 |
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---|---|
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